264: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:32:21.42 ID:CWK85y3h0
暫く歩いた先で、本部のテントの幕が上げる
「済まない、遅くなった。私が隊長の河嶋、こちらが副隊長の西住だ」
河嶋さんが詫びを言って席に着く。私も頭を下げそれに続く。澤さんが2人に追加で茶を出す
「澤、もう1人は?」
「もうすぐかと……」
「私はアンツィオ高校戦車部副隊長の落合陽菜美と言います。よろしくお願いします」
落合さんが一礼すると、外から走ってくる音が近づく。そして勢いよくカエサルさんが入って来た。落ち着きが欲しいね。一応ここは司令本部みたいなものなんだから
「ひなちゃん!」
「たかちゃん!無事て良かった!」
2人は抱きついた。その一瞬の有り難みを互いの身に焼き付けようとしていた。2人の関係はそれを見れば誰でも分かった。
さっきは落ち着けなんて考えて悪かった。どちらも戦車道やりながらの交友か。素晴らしいね
「あの、女同士の友情も良いんだが本題に入ってくれないか?あまり待たされるのは好きじゃないんだ」
それがあまりに長いので河嶋さんがしびれを切らした。急にしおらしくなってカエサルさんがテントから出る。久しぶりらしいし、別に良いんじゃないかね。口出さないけど
「すみません。こちらが我々の総帥からの書状です」
落合さんが2人の前に紙を差し出した。河嶋さんが受け取り、三つ折りのそれを開く。私はそれを横から覗く。一言一句、僅かな欺瞞も暴いてやろう、との意思が河嶋さんの目から溢れ出てる
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