31: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 23:14:46.64 ID:GH7YNYU90
私の目の焦点は定まらなくなった
後から思い返してもこの間に何を視界に入れていたか思い出すことはできない。
どこか現実にはない物をその視界に収めていた気分だった。
その目を保持したまま6限に突入した
『君は戦車道をやる運命にあるんだよ』
『貴様に選択しないという選択肢はない』
それらの言葉が私に重くのしかかっていた。生徒会が何を考えているのか。
なぜここが戦車道を?
軍備保持?この海によって陸から隔離されたこの学園艦で?見た感じ目立った生産設備もないし、他校から見ても占領の価値はないだろう。生徒数的に投資の価値も薄い。
権力増強?様子を見た限り権限が強いという話は本当のようだし、治安も安定している。これ以上必要なのか?
疑念と不信感が私を包み込む。
「じゃあー、次の問題。西住さん」
私の耳元を波が過ぎ去る
「西住さん?大丈夫?」
「みほ!」
武部さんが声をかけると、私の体は少し反応した。が、別に彼女や先生を見ているわけではない
「どうしたの?体調悪いなら保健室行ってきなさい」
そう言われ、何も言わずゆっくり立ち上がり、指示に流された。
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