357: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/12(木) 20:53:27.34 ID:wCFNWaFWO
情報局長であるその名を聞いて、我々に関係する重要な案件をうっかり忘れてしまっていたことを思い出した。全く、同志カチューシャの側近として恥じるべき行為だ
「ああそうでした。申し遅れましたが、同志ベルドフが興味深い事実をを手にしたそうです」
ファイルの中にしまっていた紙を開く
「なによ」
「西住流の関係者が秘密裏に12月の軟式大会を硬式にするように動き出したそうです」
「ほんと!」
嬉々とした顔で肘掛に両手を乗せ身を乗り出しなさる
「嬉しそうでいらっしゃいますね」
「あたりまえじゃない!1年に2回も黒森峰を屠れるなんて!次も勝ってやるわ!」
盛り上がる同志カチューシャの背後から、不意にノックの音が響く。この部屋に軽快に訪れることの出来る者は限られている。目星は付けているが、確認は取る
「どなたですか?」
「こちらソホフです、同志ノンナ。同志ジュコフスキーから同志カチューシャへのお手紙を預かっております。それをお渡しに参りました」
外から男にしては少し高めの声がする
「お入りなさい、同志ソホフ」
「失礼します」
ドアが音を立てて開く。男は検査機に手紙を乗せた。ベルトコンベアが無害を示す電子音を伴って、私の下に到達する
「ご苦労様です」
一礼し、敬礼ののち空いていたドアから出て行った
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