403: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:39:30.19 ID:0HQ/L1/L0
願っていた音が聞こえる
「動いた!西住さん、IV号の砲塔周りは溶けたようです」
IV号の砲塔はモーター音を立てながら反時計回りに回転を始める。だが一度緩んだからとこちらも気を緩める訳にはいかない
「はい、再び凍らせないように暖め続けてください。それと他の車輌も引き続きお願いします」
「了解しました。次はヘッツァーとIII突の復旧を急ぎます」
「はいよ、焼きレンガ。ほんっとあっついからね」
フリントさんが焼きレンガを持ちながらIV号に近づき、車輌の上にいるホシノさん渡そうと手を伸ばす
その時、紙にパチンコが当たるような音がし、レンガは地面に向けて放物線を描き、角の一つが砕かれた。それに続きフリントさんが銀髪を引き連れて、手をつくこともなくうつ伏せに倒れる。長身の頂点にあたる頭から真紅の霧が舞う
受け取ろうとした、ホシノ
物音を聞き振り返る、皆
須臾、時が止まる
音と様子、そして変更された装備。導かれる答えはただ一つ。止まったままでは次が来る
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