415: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:55:29.65 ID:d3dmTuuHO
「西住ちゃん」
皆の警戒がかなり緩んで来た頃、入り口の方を向いていた会長さんが声をかけてきた。暖炉の前で立ち上がり、服の埃を払う
「秋山ちゃん達が帰ってきたよ」
「本当ですか」
優花里さんとエルヴィンさんは建物の前の雪の山から飛び降りて入ってくる。体調に大きな変化はなさそうだ
「不肖秋山優花里、ただ今帰還致しました!」
優花里さんは力強く敬礼を決める。本当に問題なさそうだ
「敵の様子は?」
「ここから北に1.5キロほどの所で歩兵と戦車を含む敵迂回部隊を発見しましたが、全員凍死しているのを確認致しました。他に動きはないであります」
「それは直接確認しましたか?」
「勿論だ。あの様子を見るに今日は攻めよせてこないかと」
「分かりました。ありがとうございます」
不気味だが、向こうから今日攻めよせてくる可能性が一つ潰れただけでも大きい
「戦車は何輌ありましたか?」
「1輌だけでした」
1輌だけ……
「それにしても、こちらは……」
優花里さんの手は黒い袋の並びに向けられる
「狙撃を喰らいました。やはりモシンナガンに変えたのは、こうして抵抗させずに叩くためだったようです。が、華さんが榴弾でなんとかしてくださいました」
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