442: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 20:58:16.19 ID:nCryEuB7O
母ちゃんごめんよ。ここで私の道は決まってしまったよ。ここで勝てば、西住ちゃんは決勝で勝ってくれる。そして、私は西住ちゃんの言葉を信じる
「ごめん、履帯が外れた。敵はすぐ近くに来ている。西住ちゃん達は早く上に登って!」
「えっ、でも……」
「早く!全滅する訳には行かない!奥の手をやるんだろ!」
返事はない。だがここで躊躇うのは無駄だ
「会長、距離2800です」
あと、何分あるのか。恐らく数分が命の中でここで立ち止まるのは、大洗の命を削るだけだ
「もう時間がない!わたしらはここで出来るだけ敵を食い止める!早く!」
「でも……そうしたら……」
「生とか死とか議論している暇はないんだ!君が気にやむ必要はない!私の判断だ!行ってくれ!」
私の目的、その為にここで私の命は必要となる。無為に死ぬ気は無い。そう考え待つことしばらく、やっと返事が返ってきた
「本当に……良いんですか?」
「ああ、構わない!私らが弾を引きつける!その間に前衛から削ってって!」
断言した。後顧の憂いも残して欲しくない。また少し、間が開いた
「…………上に登れる車輌は皆稜線に移動します」
「よし、よく言った西住ちゃん」
深く息を吐いた。これで一つはよし。あともう一つ。大洗に必要な人材は私の隣で震えながら待機している。無線は後で必要だ。一度外して、その人物の肩を左手で掴んだ
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