443: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 20:59:11.46 ID:nCryEuB7O
「かーしま!お前は脱出しろ!この坂を登ってどっかの車輌に入れてもらえ!」
「……はっ?し、しかし、会長と柚ちゃんが残るなら私も大洗女子学園の一員として、ここに残らせてください!」
そう言うだろうと思ったわ。船舶科の人たちを、特にお銀ちゃんを死なせた、とかでも考えているんだろうか
「馬鹿者!」
「確かに私は馬鹿です!しかし転校後トラウマに囚われないようにしてくださった大恩がある方を見捨てられるほどの大馬鹿ではありません!」
かーしまは手を握り締め、歯を食いしばり、黒光りする眼光を向けるこりゃー、めんどいね
「そうじゃない!隊長がそう簡単に果てるとか言うんじゃない!リーダーというのはな、そう簡単にいなくなって良いもんじゃないんだ!」
「そうしたら会長こそ我らの大洗からいなくなっていい方ではありません!」
「違う!戦車道のリーダーはお前だ、かーしま。この大会、うちらが優勝し、西住ちゃんに優勝旗持たせるまで、お前は死んではいけない!私は学園を残すための道はつけた!達成するのはかーしまだ!頼む!早くここから去ってくれ!」
私が死んでも、勝てば大洗は残る。されどかーしま無しに大洗戦車道は今年を乗り切れない。西住ちゃんとの両輪こそが大洗戦車道を成り立たせているのだから
「……駄目です……」
「我々生徒会は優勝させ、学園を残す為にやってきたんだ。誰かが決勝まで見届けない訳にはいかない!
西住ちゃんは優秀だ!だが彼女だけで優勝出来るわけじゃない!この凸凹な面子を纏めきれるお前がいたからこそ、ここまで来れたんだ!
西住ちゃんの心を真に支えられるのは戦車道で大事な人の死を経験したお前だけだ!だから頼む!時間がない!」
かーしまの頬を一筋の涙がつたう。決心が……ついたか?
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