575: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:19:05.15 ID:SZXzOB5IO
「隊長??」
近くにいて双眼鏡で空を眺めていた者が急に絶叫する。目は見開かれ、周りにツバが飛ぶのも気にする様子もない
「何よ?確認取れたの?」
「P47!サンダースのヤークトボンバーです!」
「なっ!」
素早く双眼鏡を構える。遠くに見える機体の中で一番手前の一番大きな機体の側面にあったのは、小さく見える青い星
間違いなくサンダースだ。そしてスクランブルした機体は帰ってきていない
だとしたら目標は……我々。それを妨げるもの、なし
「そ、総員緊急乗車!エンジン始動!回避急げ!大至急隠れなさい!」
ティーガーIIのキューポラに滑り込む。伝えるべきことは山ほどある。対空避難なんてどうやるか知らないが、とりあえず見られなければいいとは知っている
「ど、どこへ……」
しかしここは木一本もない平原、隠れる場所なぞある訳ない。更に今は冬、エンジンが温まり移動を開始できるまで少なくとも20分はかかる。あと15分もすれば爆撃が開始されるだろう
くそっ、しかも後方もしばらく平地。あのポルシェティーガーを撃破した場所も平地だ。つまり身を隠せる一番近くの場所は、ところどころにあるポツンと立つ木か、市街地か。
どちらにいくか。答えは一つしかない
そう、一つしかない
「兎に角市街地に急ぎなさい!温まりが微妙でもいいから!動けたらどんどん動きなさい!」
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