599: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/07(木) 20:57:31.41 ID:rYNwkNdDO
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コンビニがあった。今はもう運営能力はない。ただ店内に突っ込んだIII突の75ミリ長砲身が、その先にある交差点を指向している
「そうだ、よーしそのまま出てこい」
ティーガーIIの砲身と足元の一部が二枚の鏡を経てエルヴィンの視界に入る
「何を躊躇している。さっさと出て来い。横っ腹にタングステンを撃ち込んでやる」
砲隊鏡から額からの汗を止めずに?に流しつつ、手でそれを動かぬよう握りしめてその時を待つ
「もうちょっとだ……完全に出てくれさえすれば……」
しかしその見えた砲身が見える範囲は、急に短くなってしまった
「あ、クソ!下がりやがった」
しかしその下がったあとの車輌は凄まじかった。まず左に45度超信地旋回し、少し進んだ先で今度は右に90度超信地旋回したのだ。足回りの負担は尋常じゃないだろうが、そこから角にあった建物に身を擦り付けるようにして側面を守りつつ角を曲がり、やっと右折した
その機動はまさに見事。敵であるエルヴィンたちも何もできずに見とれているくらいであった
「……チッ!」
「エルヴィン、気付かれたのか!」
驚くのも無理はない。向こうからこちらは見えてない筈なのだから。だがこちらに砲塔を向け、近づいてきている。なら答えは一つ
「構うもんか、ゼロ距離だ!撃て左衛門佐!」
距離は短い。200メートルもあるかないかだ。左衛門佐が引き金を引くと、車輌は反動で大きく下がろうとし、店内から煙が吐き出される。それだけでなくIII突は砲が低位置にあるため、砲撃により地上から土煙が舞い上がる
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