645: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/17(日) 21:59:21.10 ID:DJC40sPbO
道は真っ直ぐに中心部に向け伸びている。相変わらず通行人はいない。ここを今車で走ったら、とてもスピードが出せそうだ、とか考えつつ街に入る
しかしカトラスさんがあるものに気づいたのか、建物の隙間に身を寄せるようジェスチャーする。指示されるままにちらりと覗いてみると、その先にいたのは黒い服を着た人達、黒森峰の者だ。手には何か持っている
一本裏の道に入り、その場所に近づいていく。確認すると、黒森峰のものはマシンガンを手に警戒をしている。彼らが守っている場所には『黒森峰女学園学園都市防衛隊武器庫』と薄れた日本語で書かれている。濃く書かれた点のついたアルファベットは読めない。きっとドイツ語か何かだろう
「……武器庫……だね」
「どうやり過ごそうかな……」
「……ツチヤさんの先輩方の願い、叶える気はある?」
小さいがやけに低めの、よく耳に通る声で、カトラスさんが話し始めた。
「そりゃ……もちろん」
「……なら、黒森峰の戦車を潰すのが手っ取り早い。戦車に抵抗するためにも、さらに武器がいる。そして、今すぐにそれを手に入れられるのは、ここ。黒森峰の武器庫ならきっと何かあるはず」
「なっ……」
「……違う?」
武器を……手に入れる?ここで?
「い、いや……」
「……じゃあ、そのトンプソンで戦車倒せる?」
銃を見つめ直す。無理だ。元は機関銃を防ぎながら前進するために作られたのが戦車。こんな自動小銃じゃ弾かれるのがオチ
「……それに、攻撃できても死んだら意味ない。なら、強力な武装で一撃で倒した方がいい」
「じゃ、じゃあ、この武器庫を……」
「……あの門番たちを倒して手に入れる」
倒す……って
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