660: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/17(日) 22:59:41.72 ID:nhXQpGdt0
だが待っている間に状況は変わった。一際目立った音が迫ってきていたのだ
場所は中心部の方からだ
「黒森峰……ですかね?」
「……他にいないんじゃないかい?」
「プラウダじゃなければ、ですが」
身を伏せたまま顔を覗かせると向こうにいたのは丘の上に見えたあの車輌に似た車輌が幾つか見える。しかしあの丘の上の車輌より小さいように感じる
IV号だ。あれは黒森峰だ。もしかしたら黒森峰の試合に出ている部隊への援軍かもしれない。そうでなくとも倒すべきものだ
手に握られた四角錐型のものに水滴が付く。近づいてくる中で分かったが、黒い服を着た黒森峰の者は西住副隊長がいつもやっているようにキューポラから身を出している。もしかしたら、トンプソンで狙える、かもしれない。それならこの四角錐型の爆弾みたいに近づかなくてもいい
「あれ……狙いますか?」
「……狙ってもいいけど、どうする?この爆弾使う?」
「先頭の車長を撃てれば隊列は混乱します。勝負は相手が車載機関銃でこちらを撃つまでのわずかな時間ですが」
「……やろうか。今度は私が行こう」
「えっ」
「……さっきやらせて、今回も行かないわけにはいかないだろ
それに、私の名は『生しらす丼のカトラス』
足がはやいことから付けられた名前さ」
気づいたら手からトンプソンは奪い取られていた
「……援軍だったらこっちに利するだろうしね」
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