38:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 18:03:13.41 ID:Bh2qsw+10
「あ、ヒッ、しゅきっ、すゅき、もっと、らしてへ、えへ、えへへっあ」
そんな雄に四肢を絡めて、悲鳴まじりの睦言を繰り返す雌のことが俺にはわからない。
言葉を借りれば、「好き」だから、か。
俺はその愛が怖い。
愛であれば何もかも肯定し呑み下し糧とするその摂理が怖い。
恐れ慄きながら、天井に縛り付けられた俺の下半は、どうしてか臍まで触れるほどそそり立っている。触れてもいないのに百枚の舌で舐めさすられるような快感の湧き上がりに耐えている。あまりの甘揺らめきに腰が浮く。どうしてこんなに気持ちいいのか。友紀が犯されているのに、友紀が犯されているから友紀が友紀が友紀が。
その時唐突に友紀の顔が見える。
愛する者にだけ向けられる顔。
この世で一人だけが見ることのできる顔。
それを言葉で表すのはむずかしい。
夢精のような、射精、
びゅっ、びゅひるるっぅ、ぴゅ、びゃう、う、う、
「ア゛っ?? ああっ!! あァあぁあああああああああ…………!!!!!」
耳許で、精も根も尽き果てたような声が搾り出される。
俺の肉棒はーー友紀の中で、微温湯のなかにするように緩い胤を射精する。
射しているのは俺で、蓋をしているのは俺だった。
この女は、今夜も、俺のものだった。
いつのまにかの口づけが離れる。
一服のような溜息が出る。
ああ、これだ。
この、征服が、何事にも、替え難い。
そしてこの、己の醜い性根が、何にもまして耐え難い。
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