モバP「元、マネージャー」
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4:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 16:17:36.95 ID:Bh2qsw+10
まあ、意図は理解できた。
ついでにオモテのことなど頭の片隅にもないと踏んだ俺の思い過ごしも謝ろう。
しかし開けっ放しとは感心しない。未だオートロックもないアパート住まいでその不用心は流石に無防備がすぎる。きょうび一般の女の子だってそんなことしないだろうし。
ノブを引くと本当にドアが開く。ため息混じりに足を踏み入れる。と、

「あ、わ、ああああああああぁ!!!」

俺のか細い鼻息なんかかき消すような落胆の声が、間取りごと貫いてきた。笑う。思わず笑う。バレたら大変だからここで笑っていく。
咳払い一つ二つでようやく苦笑を消し、ヒールの代わりにグローブが突っ込まれた靴箱を尻目に上り込む。ほどなく再開した応援の声を辿るように薄暗い廊下を進む。
次第に強くなるジャンクフードの気配。
昼から食っていない腹に染みわたる匂い。
思わず唾を飲み込みながら本丸の戸を開ける。



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