魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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138: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/01/16(土) 12:34:05.73 ID:8TUROl0G0
 落ち着きだしてみると今度は求婚の申し出が増えだした。町の商人、役人、果ては孤児院を巣立った子供からも結婚を申し込まれたことがある。
 シスター自身にもそういった願望が無いわけでも無かったが、自身の歳のことを考えて全てに断りを入れていた。
 今更結婚しても……という思いが強かったのだ。
 それにまだ孤児院には子供たちがいた。彼ら彼女らを放り出すわけには行かなかった。
 そう思ったとき、養父のことを思い出した。
 養父もきっとこんな思いだったに違いない。だから自分の幸せを顧みずに、子どもたちの面倒をみれたのだ。
 そして現在、子供たちはどんどんと大人になり一人一人巣立っていっている。きっとこれが養父にとっての一番の望みだったのだろう。

 そんな養父の気持ちを理解したと同時に……
 ――ああ、自分はちゃんと養父の後を継げていたんだ。
 嬉しくなった。達成感と言ってもいい。

 自分はこの気持ちのまま歳を取り、子供たちに囲まれて教会で亡くなるのだ。シスターは漠然とそう思った。それがシスターにとっての幸せで、苦難を乗り越えた自分に神から贈られた祝福だと思いこんでいた。

 しかし、幸せは突如として終わりを迎えた。
 何の予兆もなく、幸せを壊す爆弾が現れのだ。

 ――それは一人の少女。


「突然だけど、私に食べられてくれ」




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