魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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270: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/11/10(水) 15:10:27.03 ID:C9C5IjNN0
 ――友魔女視点
 
 前世の私は孤独だった。
 私の孤独を埋めてくれたのはゲーム。とりわけ乙女ゲーだった。
 ゲームの世界では王子様達が私に優しくしてくれる。私に愛を注いでくれる。
 けど、それだけで十分とはいかなかった。
 いくら王子様たちに愛されようと私の中になにか物足りなさを感じた。
 その物足りなさを埋めてくれたのが、ゲームの中の魔女娘だった。
 
 初めての感情だった。
 彼女は友としてゲームの中の私を何度も助けてくれた。
 愛情は今までいくらでももらってきた、でも友情をくれたのは彼女が初めてだった。
 私は夢中になった。
 彼女のことしか考えられなくなった。
 そして、私は死んでこの世界に転生してきた。主人公として。
 最高だと思った。
 これで魔女娘と実際にお話できる。
 ゲームの中のような彼女との友情を実際に体験できる。
 
 だが、実際にはそんなことはなかった。
 イレギュラーが多すぎた。
 全然ストーリー通りに事が進まない。
 それに、再国祭の日、魔女娘達は私以外には倒せるはずのない怪物を倒してしまった。それと同時に気づいてしまった。私には私が本来持っている力がない――すなわち災厄の魔女を倒すことのできる女神の加護をもっていないことを。
 じゃあ私は何なんだ。私はなんのためにここにいる。
 魔女娘とは思ったような関係を結べず、本来主役として果たすべき役割すらなくなった私は、なんでここにいるんだ。
 


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