11: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:04:27.56 ID:EqlApZsio
「おお、シルフか」
「これは、アルド老師様、おはようございます」
紺色のローブを着たやや恰幅のいい初老の男が、たっぷりと蓄えた顎髭を撫で付けながらシルフ達に声を掛けてきた。
ヘルト連合王国常備軍の兵科の一つ「魔闘士」を束ねる武官の一人、アルド・ハバーだ。
「ああ、おはよう。
ところで…、抱き抱えておるのは姫様かな?」
「ええ、まぁ、ちょっと一悶着ありまして。
こうしていたら、また眠ってしまいました」
「うんうん、寝子は育つというしのぉ。
いやぁ、女王の幼い時を思い出す…、かわいい寝顔じゃ。
ますます孫に会いたくなったわい」
「魔闘士部隊の士官の皆さんは今日から休暇に入られるはずですが、アルド老師様もご自宅に戻られるのですか?」
「ああ、娘も婿殿も一緒にな、ほれ」
アルドの視線の先に、連れ立って歩く男女がこちらへ手を振っているのが見えた。
白を基調としたダルマティカに上からカズラとストラに身を包んだ女性僧侶をルイーサ・ハバー、チェニックの上から毛皮のコートを羽織った男をエドゼル・ハバーという。
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