12: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:05:40.65 ID:EqlApZsio
「やあ、シルフ君。朝から姫様のお守りかい?
宿舎に寄った時に聞いたよ、君が姫様を泣かせたってね?」
エドゼルがニタリと笑いながら茶化すようにシルフに詰め寄った。
「ハバー中尉…、それにはやや語弊があります…」
「はっはっは! わかってるよ、でも事実だろう?
それより、肩書で呼ぶのはよしてくれ、休みの日ぐらい仕事は忘れたい。
エドゼルで構わないよ」
「は、はぁ…」
「あなた、シルフ様が困っているでしょう、お戯れが過・ぎ・ま・す・よ」
エドゼルの隣にいたルイーサが彼の背中をつねりあげる。
「いぐぅッ!? わかったわかった!悪かったよ!
しかし、こんな朝早くに姫様を城からだすなんて、女王陛下もよく許したね」
「いえ、両陛下は同盟のご領主様へ冬至の挨拶に行かれているのです」
シルフの言葉に「なるほどね」とエドゼルは合点がいったようだった。
そして、そんな事も把握していなかったエドゼルの脇腹を妻のルイーサがつねりあげた。
「それで寂しくてシルフ様に会いにに行ってしまったのですね」
ルイーサがシルフの腕の中で眠るソフィアを慈しむ笑顔で髪を撫でた。
その話を聞いていたアルドが「はて」と思った疑問をシルフに問いた。
「王族の外出はいつもお主が護衛を務めておっただろう」
「ええ、まぁ、そうなんですが…。
私の部隊の年長者から…」
―――隊長、両陛下の護衛は我らが同行いたします!
―――そうです! 隊長、たまには休んで下さいよ!
―――我ら四人もいれば、隊長の代わりにもなりましょう!
―――てゆーか、隊長はいつ寝てるんですか!? 倒れたら私達が困るんですけど!!
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