22: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:16:40.46 ID:EqlApZsio
閑静な邸宅が立ち並ぶ通りにアルド達の自宅があった。
それほど広い庭ではなかったが、手入れが行き届いており、植えられている多種多様なハーブはルイーサの趣味なのだろうか、香草や薬の原料になるものまで様々だ。
「おーい、誰かいるかの?」
アルドがやや声を張り上げて人を呼ぶと、邸宅の奥で庭作業をしていたらしい初老の男が早足で近づいてきた。
シワひとつない燕尾服、シミの一つもない真っ白なシャツ、光沢のある白手袋を完璧に着こなし、スラリとした長身に品があり無駄のない身のこなしをしていた。
「これは大旦那様に旦那様、奥様、おかえりなさいませ。
おや、お客様ですかな?」
「ああ、僕から紹介しよう。
我が魔闘士団が誇る魔法剣技隊隊長であり国王の側近であるシルフ君。
アダルハード・プリスタイン国王のご息女ソフィア様だ」
「こ、国王のご息女、これはッ!」
男は驚きの表情とともに、すぐさま片膝を地につける最敬礼を行った。
「遅ればせながら、ハバー家にて執事長を務めるアデル・マイヤーと申します。
何卒、お見知りおき頂きたく存じます」
「ご丁寧なご挨拶痛み入ります。 シルフと申します。
本日はソフィア王女共々、お世話になります。
どうぞお顔を上げて頂けませんか」
「はっ!」
「さぁ、姫様。
はじめてお会いする方にはご挨拶するようお教え頂いたはずですよ」
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