38: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:34:32.69 ID:EqlApZsio
「ほっほ、年寄りにはちと洒落っ気が強すぎかのう」
「綺麗なお店ね、全然煙たくなくて嬉しいわ」
「ありがとうございます!
こちらメニューです」
「ありがとう。
子供に食べさせるなら何がいいかしら?」
「子牛のリブロースがおすすめです。
香辛料は控えめで、ソースは果物をベースにしているので食べやすいですよ」
ガチャリと店の出入り口が開いた。
反射的に「いらっしゃいませ」と言ったウェイトレスの言葉が尻込みになる。
入店してきた三人の男、刈り込んだ髪、汚れた服、手入れの行き届いていない毛皮のマント、全員が首筋から頬に達する入れ墨をしていて、虚ろな鋭い目つきはひと目で堅気でないとわかった。
シルフたち男衆はその三人を一瞥した後、互いに視線を合わせて認識を確認する。
首の入れ墨で分かる、奴隷商だ。
この国において、奴隷商が出入りできる店は契約で取り決めがされており、それ以外の店の利用は禁止されている。
ただ、この店が契約のされた店なのか否か、推測するなら間違いなく契約されていないだろうが、確信が持てない以上対処はできない。
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