【オリジナル】イノセンス
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54: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:51:37.53 ID:EqlApZsio

注文を聞いてその場を去ろうとするアメリーをルイーサが呼び止める。


「アメリーさん、ちょっといいかしら?」

「あ、はい! なんでしょうか?」


密着するように身体を寄せ、彼女だけに声が聞こえるようにそっと耳打ちする。


「その、胸の焼印のことなのだけれど…。
 教会へいらっしゃい、時間は掛かるけど治癒することができるわ」

「え…、あ…」

「辛い過去を少しでも忘れることができるなら、私達に手伝わせてね」


目尻に溜まる涙を幾度も袖で拭い、喉につかえながら何度も感謝の言葉を口にするアメリーをルイーサが抱きしめる。
しばらくして落ち着ついた彼女は、笑顔で接客に戻っていった。

その後、しばし談笑を楽しんだ一行は、食事を終えると店の前で別れた。
別れ際、シルフはマーディンへ城門前でソフィアが傷を癒やした件で他言無用の相談をした。
満腹になった彼はすっかり忘れてしまっていたが、シルフの相談には二つ返事で了解した。
もっとも、彼も一人の軍人としてあのような出来事を吹聴するような馬鹿な真似をする気は一切なかったが、シルフに「奇跡に近い」と言われたことで王女への尊敬の念が一層に深まったのだった。


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