20: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2020/05/04(月) 17:26:26.07 ID:p0TmPlc30
「皆何かしら違うもん。シキちゃんの顔も、匂いも、ふわふわでツヤツヤな髪も、同じ人なんていないよ」
「違ってるのがフツーなんだよ」
優しく微笑みかける。
志希は間を置いて口を開き、大きく声を出して笑った。
「あ、ヒドい!笑わないでよー!」
「ゴメンゴメン、真剣に考えてくれたのが嬉しくて」
お腹を押さえ、志希は語る。
「要は今みたいに、答えのない事を延々と考えるの。
穴を掘っては埋めるみたいな不毛な事だけど暇つぶしにはなるよ」
「なるほど、なるほど〜?」
フレデリカは首を傾げ、腕を組んだ。
むむむと眉間にしわを寄せて考えるが、ため息をつき諦めたように呟いた。
「シキちゃんの趣味なら一緒に楽しみたいんだけどな〜…」
志希は微笑むと、口を開いた。
「そうだね、ちょっと方向性を変えてみよっか」
「ん?」
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