24: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2020/05/04(月) 17:34:00.16 ID:p0TmPlc30
「ねえフレちゃん」
微笑みながら彼女は尋ねた。
「明日はどうする?」
フレデリカは目を見開いた。
少し間を置いて、彼女は答えた。
「ん〜水着を買って、海で遊ぶ?」
「うんうん♪じゃあ、明後日は?」
「遊園地に行って、朝から晩までジェットコースター!」
「お〜!いいねいいね!じゃあ明明後日は?」
「海外に行って、世界一高いバンジージャンプ!!」
「にゃはは!サイコー!!」
その時、窓の外が真っ白に光る。
彼女たちが窓を見ると、大きく雷鳴が響き渡った。
知らぬうちに雨雲は空を覆い尽くし、激しい雷雨が降り注いでいた。
二人は顔を見合わせると、同時に窓から海を覗いた。
雷が落ちた事で観光客が慌てて避難を始めていた。
さっきまで海を埋めつくさんとしていた人がみるみるうちに消えていく。
二人は再び顔を見合わせると、何も言わずに笑い合った。
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