536: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/12/03(木) 22:21:25.74 ID:jkLOAVKN0
…
「…いい眺めだ」
ワインを一口飲み込んで、社長がほうっと息を吐いた。
「タワーがですかぁ?」
「その下の夜景も含めて、だよ」
火廻は意外そうな目で社長を見た。既にアルコールが回っているのか、垂れ目がさらにとろんとしている。
「人間の作った景色です」
「今だけ楽しめる景色だよ。我々は…元は、人間だったんだ。進化の時まで滅びずにいてくれた先駆者たちに、我々は敬意を払わなければならないよ」
「そんなこと言って、人間の頃なんてもう覚えてないでしょ〜?」
「覚えているとも」
社長は、大真面目に頷いた。
「もう120年前の話だ。旅順攻略に当たって、地理把握のために私と雑賀君のいる小隊が派遣された。だが、元から杜撰な作戦で…」
遠い目になった社長に、火廻が顔をしかめた。こうなると、彼は止まらない。
…
「…慌てて掘った塹壕…いや、もはやただの穴に、生き残った3人で身を潜めたものだ。そこへ、一発の手榴弾が投げ込まれた。それが炸裂した瞬間…私と雑賀君は、『進化』したんだよ」
「…ふぁ」
「あの瞬間の恐怖と、ある種の悟り…この世の全てを知った気になった…それが人間としての、最後の記憶だった。…火廻君」
「…! は、はい何でしょう?」
半分以上寝ていた火廻は、慌てて飛び起きた。社長は気にする風もなく、手招きした。
「疲れたろう。…来なさい」
「はい…」
火廻は、ソファに座る代わりに彼のもとへ近寄ると、軽く広げた片脚の上に腰掛けた。
社長は片腕で彼女の背中を支えると、もう片方の手で頬に触れた。
「ん…」
「…んっ♥」
唇を重ねる2人。薄暗いスイートルームに、舌を絡め合う水音が響く。
口を吸いながら、社長は火廻の纏うバスローブの胸元に手を入れ、柔らかい乳房を掴んだ。
「んぁっ…んっ♥」
やや張りの薄れた乳房は、くにゃりと形を変えて掌に吸い付く。分厚く、広い掌に、火廻は甘い息を吐いた。
「はぁっ…♥ 進化しても…おっぱいは好きなんですねぇ…っ♥」
「リーヴォの君には、おっぱいが無いからねぇ。今のうちに愉しんでおかないと」
そう言うと、ぼってりと膨れた紅色の乳首を、指先でぎゅっと抓んだ。
「やんっ♥ …もうっ」
火廻が頬を膨らませた、次の瞬間。社長の膝の上には、鉄と白磁で出来た、人型のシャンデリアが座っていた。
「おっぱいはお預けですぅ。今度は…」
ふわふわと浮かび上がると、社長の正面で白い両脚を大きく広げて見せた。黒い花びらのような靄が捌けると、シミ一つ無い白い陰裂が露わになった。
両手でそっと広げると、真珠の彫刻のように美しい、陰核や小陰唇、尿道口、そして膣穴が、慎ましく顔を覗かせた。
「…こっちに、お願いしまぁす♥」
「もちろんだとも」
社長の身体が見る見るうちに膨れ上がる。バスローブを引き裂いて現れたのは、毛むくじゃらの肉体。銀のたてがみが顔を覆い、彼は獅子の怪物となった。
隠すものの無くなった彼の腰からは、鋭いトゲの突き出た、雄々しい肉棒が堂々と伸びていた。
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