106: ◆wsnmryEd4g[saga]
2020/10/18(日) 13:17:01.71 ID:iX/HvtXE0
ノラ『――……ここに居たらあそこの水車小屋から見えてしまうわ。もしバレたりしたら……』
ハル『大丈夫よ、どうせ誰もいやしないわ……』
ノラ『管理人さんが来るかもしれないじゃない』
ハル『その時は素直に謝ればいいだけよ。……ふふ、ノラったらそんなに怯えて、あなたらしくもない』
ノラ『またあなたが倒れてしまうんじゃないかって心配なだけよ!』
ハル『いいえ、違うわ。あなたはただ自分が責められるのを怖がっているだけ……自分の心を知らないだけなのよ』
ノラ『…………ハルは私のことが嫌いなのね』
ハル『どうして?』
ノラ『私をいじめるんだもの』
ハル『いじめてなんかいないわ』
ノラ『…………。(黙り込んで、ベランダの隅にある植木鉢に目を向ける)』
ハル『……その葉、ノラがお世話してくれたんでしょう?』
ノラ『ええ……』
ハル『ありがとう』
ノラ『べつにあなたのためにやったわけじゃないわ……ただ、そのまま枯らしてしまうのはもったいないと思っただけよ』
ハル『そう……でも、ちょっと水のやりすぎね』
ノラ『…………。(気を悪くしてそっぽを向いてしまう)』
ハル『ふふ、ごめんなさい。意地悪だったかしら』
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