146: ◆wsnmryEd4g[saga]
2020/10/18(日) 14:00:25.72 ID:iX/HvtXE0
私は混乱していた。
が、どのみち済んでしまったことなのだ。
ここまできたら彼女にチケットを渡さないわけにはいかない、そう考えて、己の軽率さを呪いながら部屋に戻った。
深夜、毛布に包まりながら私は、これまで押さえ込んでいた想いを発散するようにひたすら自慰に耽った。
暗闇の中に紗枝ちゃんの笑顔が、あの柔らかい肉体が、優しい指使いが蘇る。
かつて幾度も身体を重ね、隅々まで感じ合っていた悦びを思い出し、そうして際限なく昂ぶっていく身体を慰めながら私は、気がつけば汗と愛液でシーツをぐっしょり濡らしていた。
私は息を荒げ、震えるような快感の残滓にしばらく身を浸していた。
しかしそれでもこの切なさが満たされることはなかった。
むしろそうやって彼女のことを想うたびに、孤独感も恋しさも一層募るばかりだった。
私は枕に顔を埋め、吼えるように咽び泣いた。……
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