50: ◆wsnmryEd4g[saga]
2020/10/18(日) 11:04:13.71 ID:iX/HvtXE0
ハル『まあ。(呆れたようにプランターの方へ向く)お好きになさい……』
ノラ『違うのよ、ハル。あなたを誘おうと思って』
ハル『(驚いて振り返る)私を?』
ノラ『こんなに好いお天気なのに、お屋敷にいてばかりじゃますます身体が弱っちゃうわ。それに、いつだったか言ってたじゃない。あの綺麗な声で鳴く鳥を一目見たいって。ウグイスだの、ホトトギスだの……』
ハル『(逡巡するように)でも、私……』
ノラ『肌のこと? 大丈夫よ。こうしてベランダにだって出られるんだし、ちゃんと日傘を差して行けば、少しくらい』
ハル『次の美術の時間はどうするの? いくら先生がいらっしゃらないからって、さぼるのは良くないわ』
ノラ『外で絵を描けばいいのよ! 教室で果物とか石像とか描くより、よっぽど楽しいわ。ね、良い考えでしょう?』
ハル『(思わしげに庭の方を眺めやった後、黙って水やりを続ける)』
ノラ『(ハルの様子を見て確信したように)……じゃあ私、水車小屋のところで待ってるから(ベランダを出て行く)』
―――……………。
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