【デレマスR-18】寝不足になるほど性欲の強い大和亜季と朝までする話
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3:軍曹の好奇心 2/19[sage saga]
2021/02/20(土) 23:55:00.37 ID:475N2pEr0
 亜季の眉がぴくりと動いた。

「し、心配はいらないのであります。自主練の……せいなので」

 筋トレ好きの亜季が発したはずの『自主練』は何とも頼りない痩せっぽちで、とても彼女の口から出てくる言葉とは思えなかった。眉根を寄せて口ごもる姿を見るのは、彼女の担当になって以来、初めてのことだった。

「自主練? 眠らずにずっと夜中にトレーニングしてるのか?」

 それは睡眠不足になっても当然だ、オーバーワークの危険性を知らないはずがないだろう、と彼は付け足す。

「そっ……それについては……!」

 ぎゅ、と亜季は唇を結んだ。数秒間の沈黙が、廊下の空気を固まらせた。紡ぐべき言葉を掘り起こしているのか、所在なさげな指が頬を掻いている。

「プロデューサー殿には相談に乗って頂きたいのですが、人目につくような所では、少々、話し辛いことでして……」

 奥歯に物が挟まったような語り口だった。普段は肩幅程度に脚を開いていることが多いのに、デニムのミニスカートから伸びる太腿をぴたっと閉じて、モジモジさせている。溌溂とした担当アイドルが見せた、自信の無い表情。彼の胸の内で、生真面目なプロデューサーとしての使命感が奮い立った。

「分かった。なら、話す時間を作ろう。差し迫った業務だけどうにかして、今日は早く上がることにするよ。待てるか?」
「待ち合わせ場所を決めておきましょう。フタイチマルマルに、ここの駅で……」
「どれどれ……そこか。うーん、もう三〇分かかるかな」
「了解です。ではフタイチサンマルで」
「分かった。じゃあ、後でな。気を付けるんだぞ」
「はっ、それでは、失礼します!」

 時刻を読み上げる内、亜季の声には張りが戻った。再び敬礼して立ち去る背中には、シュシュで簡素に束ねた髪がしなやかに踊っていた。

 だが、亜季の姿が見えなくなってからも、どこか煮え切らない、不安のような何かに曇った顔つきは、プロデューサーの心に引っかかりを残していた。


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