【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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805:名無しNIPPER[sage saga]
2026/01/24(土) 18:51:31.15 ID:BdRX04X80
その日、青年がいつものように天乃の唇を求め、顔を近づけて唇が触れそうになった瞬間――突然、記憶が閃く。



樹の笑顔、樹とのキス、樹との約束。

すべてを思い出した。

天乃の瞳が見開かれる。



(樹……?)



心の悲鳴が漏れ、すべてを思い出した天乃は、絶望に包まれた。



青年との関係は偽りだった。

本当の恋人は樹。



失った2年間の記憶が、洪水のように戻る。

勇者としての日々、樹との愛、すべて。



でも、お腹の子供を想う。

もう手遅れだ。

結婚し、子供を宿した今、すべてが取り返せない。

壊れた心が、絶望の淵に立つ。

涙が溢れ、嗚咽が漏れる。



「天乃、どうしたの?」



そんな天乃の様子を不審に思った青年が尋ねるが、天乃はその軋む心の隙間を少しでも埋めようと、天乃は激しく青年の唇を求める。



「んっ……れちゅ……ぷぁ……」



自ら唇を押しつけ、舌を絡める。

ねっとりとした深いキス。

唾液が溢れ、青年の舌を貪るように吸う。

唇が激しく擦れ合い、舌が深く入り込み、互いの息を奪い合う。

青年の唾液が天乃の喉を滑り落ち、甘い熱が広がる。



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