華の勇者「新たな勇者となる君には、十戒を学んで貰う」地味剣士「十戒?」
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1: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:23:37.54 ID:JLY9TdCs0



 ──まず始めに、私は視界を奪われた。

 『彼』は木彫りの片手直剣を構えさせた私に歩み寄り、長い私の赤髪を軽く指先で掻き分けながら黒染めのスカーフを目元に巻き付けた。
 薄布だ、柔らかいそれが瞼を傷つける事はなく、ただ黒染めである事が私の視界に闇を広げた。

 彼は視界を奪われた私の耳元で優しく囁いた。

「それが最初の戒めだよ」

 戒め、その言葉の意味を探るように私は首を傾げながら問いかける。

「こうする事が、ですか?」

 私の問いに答えは返って来なかった。






2: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:25:24.87 ID:JLY9TdCs0




「シー……──耳をすましてごらん、何が聞こえる?」
以下略 AAS



3: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:28:08.04 ID:JLY9TdCs0


「そうか。ここは森なのだと、そう君は言い切れるのだね。
 ……W羨ましいWよ、迷わず答えられるだけの確固たる意志を君は持っているようだ」

以下略 AAS



4: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:29:16.05 ID:JLY9TdCs0




 今度は感情の籠っていない声だった。
以下略 AAS



5: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:36:03.66 ID:JLY9TdCs0





以下略 AAS



6: ◆3Jh764FmrU[sage_saga]
2024/05/08(水) 04:49:40.19 ID:JLY9TdCs0


 ──私に出来る事は。

 認識外の脅威、だけどそれを最低でも予知出来ているのなら。
以下略 AAS



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