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▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-21冊目-【超電磁砲】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :◇◇ 認知度アップのためにも 『age進行』 にご協力ください。 ◇◇ [sage]:2011/01/03(月) 23:39:55.40 ID:MRPsz.wo
 [ このスレなあに? ]
「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS投下用総合スレッドです。
2chは規制されている、スレを立てにくい、という方は当スレをご利用ください。

・どんなに短くても長くても迷ったらGO投下!
・未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに。
・再開時には前回投下したものをお知らせしてください。
・可能な限り話の趣旨(カップリング、エログロ表現、ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を。
・投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう。

その他にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換など、いろいろとお役立てください。


 [ 前スレ ]
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-20冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1293023260/


 [アックアさんとのおやくそく ]
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、人を選ぶネタには注意書きを記載するのである。
・新刊のネタバレ解禁は公式発売日の翌日だ。フライングでネタバレは厳禁なのである。
・ここは複数の書き手が書いていくスレ。安価作品は避けるのが賢明である。
・投下間隔は最低30分は空けるのである。前の人の投下直後だと流れてしまい、勿体無いのである。
・毎月中旬は接続できなくなる事があるらしいが心配無用である。数日で元に戻る筈だ。
・荒らしや変な人はスルーするのである。その手の輩は相手するだけ無駄なのである。


 [ その他ルール ]
>>980を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価を。
・可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください。
・前スレが埋まったのを確認した人は以下のスレにて『前スレのHTML化依頼』をお願いします。
・またその際、重複依頼を回避するために現行スレで宣言を行ってください

 HTML化依頼スレ Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/


 [ その他注意 ]
・この板では、一部の単語にフィルターがかかっています。
・メール欄に半角で『saga』(←sageじゃないよ)と入れると解除できます。
・下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます。

 パー速機能覚書・テスト
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288790079/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

【ダンガンロンパ】安価とコンマで作成したキャラクターでコロシアイ学園生活【安価進行】 @ 2019/06/25(火) 22:32:58.90 ID:Dy6meBWPO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561469578/

【コンマ・安価】リキシマン「超人界の頂点にたつ」旧:キン肉マンSS PART19 @ 2019/06/25(火) 22:07:52.89 ID:0iSwdcgOO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561468072/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:52:26.48 ID:kOoCgfCv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463546/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:52:08.72 ID:1ZIkCXuf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463528/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:52.53 ID:HmpaiTo/0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463512/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:34.19 ID:JICXdFKO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463494/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:16.08 ID:kOoCgfCv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463476/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:50:56.72 ID:1ZIkCXuf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463456/

2 :◇◇ 認知度アップのためにも 『age進行』 にご協力ください。 ◇◇ [sage]:2011/01/03(月) 23:40:56.85 ID:MRPsz.wo
 [ 過去スレ一覧 ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-17冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1290/12900/1290001348.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-18冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1291/12914/1291435546.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-19冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1292144549/


 ◇これ以前のログはこちらから。
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1285/12856/1285633664.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1285633664/2(専ブラ用)



 [ 誘導 ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください4
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291464750/

 ふと思いついた小ネタ(タイトル含む)を書き込むスレ5
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291964299/



 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/
3 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:49:34.36 ID:0NME6Mgo
         \\
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           \\\
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( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  |    ii´ ̄ ̄`i
  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ |..   !!_]     |        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄(//// ̄\\.    {|======|-----、、  <  俺の>>1乙に常識は通用しねえ
    ".;"   (/(/// ̄|     |.     |    ||   \_____________
".;":         (/(/ |     !\.   |    |}
 .;".;": ..;".;;:  (/(...|     |\\   |    ||.;": ..;.;".;
   .;".:;"  ..  ;     |___{___\\..|____jj    .;".;": ..;.;".
.;".;"    .;".;             \\
   ゴ オ ォ ォ …… ! !      \\   ;": ..;.;".;":
          .;".;": _.;.;__       \\   ド カ ァ ン !
 .;".;": ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;"_ \\  .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;| ΓΓ | |;":从へ_/|  \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从  ; ζ  | Γ从 | |;:.. |从Γ | |    \\ ∠___/|
    ( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;"._ \\|ΓΓΓ| |
(   ⌒ ⌒  ⌒ );  | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | |  ( 从へ;: |从ΓΓ| |
 Σ( ⌒( ⌒ ) ζ  ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;;:.;|Γ从Γ| |
 ( (( ( ⌒ )) )  从 Σ( ⌒(  从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
 (( ⌒ ( ( ) )⌒ );:;   .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
4 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:49:59.84 ID:iqtJ47go
\: : | |: : : : : :/: : : : : : : :/    \: : : : /: : ヽ: : : : :| |//: : :./
  \| |: : : : :/: : : :/ ̄         ̄ ヽ: : : : ヽ: : / /: :/  /
  \| |、: : :〈: : :/                   ヽ: : : :|: / /ヽ'   /
\  | |  `゙''ヽ:\.     l.   , ‐ 、   .!   _}: :/゙/ /ヽ l    
  ヽ l l\\ ハ: : :ヽ、 | /    \ |  /:/ l/ /  l |   /
 \ ヽ o ゚ \.  ̄ ̄`/   ―‐   ` 、 ̄/ /   | / /   /
ヽ   οO \ ハ ゚ο, '    ̄ ̄ ̄   マ / / ゚ο。 /   //
  。\ ヽ  | |  /       ´l`       ∨ ./゜/ O     /
   O \ \jo |゚V                 ∨ / //      /
 \ l|゜   O \!イ                マr//     /
   ヾ、 。  \\<_ィ亙_ァ,    、ィ_亙ュ_,>イ' o  / l   ノ/
 \  ヽ、   \.\__,... ‐   ‐ .、._//ο゚ /    o/ /
ヽ、 \   ヽ、   ´ \        / `  //      ,Оο
  `\       ヽ\    \    /  /        / o'   。
      \   、           ヽ   / / /      / / О
       ヽ  \       ハ /            /    ο
   ゚     \                       /
   o     ヽ                     ′
    0 ゚。     \                /  >>1
    о         \      〃      /
               ` '' ――― '' ´
5 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:54:10.17 ID:blXrEggo
>>1
6 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/03(月) 23:56:09.61 ID:Cy/IVkAO
うわ980が建てるんだったのか…見てなかった
>>1さんおつです超すみません('A`)
7 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:02:47.90 ID:gLsPQIIo
乙ー!
あと打ち止め長くて読み辛いって事だったので勝手ながら多少改造させて貰った

これでどうだろ?

 [打ち止めさんとのおやくそく ]
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、人を選ぶネタには注意書きを記載して欲しいなってミサカはミサカはお願いしてみたり。
・新刊のネタバレ解禁は発売日の翌日。フライングでネタバレしたら演算剥奪しちゃうかもってミサカはミサカは大人の笑み!
・ここは複数の書き手さんが書いていくスレだから、安価作品は避けてくれるとミサカはミサカは幸せ指数が30ほどアップしてみたりっ。
・投下間隔は最低30分は空けて欲しいかも。前の人の投下直後だと、流れちゃって勿体無いないよねってミサカはミサカは同意を求めてみる。
・毎月中旬は接続できなくなる事があるけど数日で元に戻るから心配するなってあの人が言ってたよ、ってミサカはミサカは受け売りを披露してみたり!
・荒らしや変な人はミサカに対するあの人ばりにスルー推奨だってミサカはミサカは毛布を取られたあの日のことを思い出してみる。
8 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:08:01.72 ID:64aw.Wko
>>7
なんか修正考えるの面倒になって一からつくっちったww
ちなみにその長さでも自分のところの表示だと一行に収まらないのよね・・・
9 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:10:35.75 ID:gLsPQIIo
>>8
マジでか……これでもなげーか
打ち止めの口調は長くなりがちだけどな……

分かったこのスレ終わるまでにもうちょっとなんとか短く修正するわ。
何故なら打ち止めは俺のエンジェルだから

作った人が修正してくれた方が良いとは思うが、どうだろうか?
10 :番外→通行→止め←あの少年ネタ [sage]:2011/01/04(火) 00:10:42.80 ID:gB7LDHs0
おお新スレ立ってる>>1乙<br><br>

今更とらドラ!アニメみて竜児と亜美の会話にピンときたので一部パロ?投下。<br>
番外→通行→止め←あの少年ネタで5レスほどお借ります。ギスギス系。<br>
一応大戦後、一方通行が助けたあの少年が番外止めとも顔見知り、という前提でお願いします
11 :番外→通行→止め←あの少年ネタ [sage]:2011/01/04(火) 00:15:08.06 ID:gB7LDHs0
おお新スレ立ってる>>1

今更とらドラ!アニメみて竜児と亜美の会話にピンときたので一部パロ?投下。
番外→通行→止め←あの少年ネタで5レスほどお借ります。ギスギス系。
一応大戦後、一方通行が助けたあの少年が番外止めとも顔見知り、という前提でお願いします
12 :番外→通行→止め←あの少年ネタ1 [sage]:2011/01/04(火) 00:16:20.17 ID:gB7LDHs0
一方通行「あンま遠くに行くンじゃねェぞ」

打ち止め「大丈夫ー!ってミサカはミサカは両手を振りつつ全力ダッシュ!」

番外個体「怖―い保護者サマはミサカに任せて。キメなよ少年、べろちゅーまでなら許しちゃう☆」

あの少年「べっ……しない!しないよ!しないですヒーロー!……怖!!」

打ち止め「???何言ってるの早く早くってミサカはミサカは急かしてみたり!」
13 :番外→通行→止め←あの少年ネタ2 [sage]:2011/01/04(火) 00:19:38.06 ID:gB7LDHs0


番外個体「はしゃいでるね最終信号。あの人たちが言うように同年代のオトモダチって必要なのかも。
……あの少年の方は『オトモダチ』な気持ちだけじゃないみたいだけど」

一方通行「煽ンなよ」

番外個体「煽るって?」

一方通行「とぼけンな、あのガキがうちのクソガキを……好きだって話だ。
何故か黄泉川も芳川もアイツらをくっ付けちまえみてェな雰囲気になってンじゃねェか」

番外個体「やっぱ第一位気になってるんだ?ひょっとして嫉妬?」

一方通行「はァ!?なンで嫉妬しなきゃなンねェンだよ。ガキ共の仲に外野が口を出す必要ねェだろォ」

番外個体「ひゃひゃひゃ、娘を嫁に出す父の気分なんじゃない?」

一方通行「馬鹿か。知らねェよ、娘持ったことねェし。父親に至っては覚えてもいねェ」
14 :番外→通行→止め←あの少年ネタ3 [sage]:2011/01/04(火) 00:22:35.57 ID:gB7LDHs0
番外個体「転ばないよう、傷つかないよう、泣かないよう、そっとそっと自分が大事にしてきた女がコロッと他の男にかっさわれていくの。
自分と同じように大事にしてくれるかどうかも分からない男に」

一方通行「ンなこと思ってもねェ」

番外個体「でも面白くないんでしょ?最終信号とあの子が一緒にいるのを見ると。
倒錯だよね、父親でもないのに絶対手を出さないって決めてる女を第一位は大事に大事にしてる」

番外個体「あなたは最終信号をまるごと抱え込めるほど大人でもないし、最終信号だってなにもかもあなたに委ねて抱かれてるような子供でもないくせに。」

番外個体「最終信号があなたにべったりなのって、第一位が「そんな」んだからじゃないの?
あなたたちはまるでオママゴトみたいに自分の役割を務めちゃって。
パパ役、子ども役って……本当に気持ち悪い」

一方通行「…………」
15 :番外→通行→止め←あの少年ネタ4 [sage]:2011/01/04(火) 00:25:47.19 ID:gB7LDHs0
番外個体「何でパパ役なんてやってるの?第一位と最終信号の関係って、すっごく不自然。
いつまで幼稚なオママゴト続ける気?大怪我する前に目を覚ましたら?
それとも傷つきたいの?このマゾ野郎」

一方通行「……言いたい放題だなァ」

番外個体「きっと最初から間違っ」

一方通行「オイ、

・・・・・・・・・・
それはオマエが言うな。潰すぞ」


番外個体「…………フン、いっそ全部チャラにして一から始めればいいんだ。

―――――― それで、ミサカのことも一から入れてよ」


一方通行「あン?」

番外個体「何でもない、聞こえなかったならいい。忘れて」
16 :番外→通行→止め←あの少年ネタ5 [sage]:2011/01/04(火) 00:30:06.15 ID:gB7LDHs0
番外個体「ねえ、第一位。あの子たちの背中を見てるとき、自分がどんな顔してるかわかる?

―――――― あなた、人殺しそうな顔してるよ。

……っぶ、ひゃひゃひゃひゃひゃ!! スゲェ!!ヒッデェ間抜けヅラ鏡で見せてやりてえ!!
結局みんな自分のことは一番わかんないんだよねえ!!」



(『触るな。ソイツは俺のもンだ』……なぁんて噛みつきそうな『男』の貌。)

(最終信号も、第一位本人さえもしらない顔)

(不穏すぎてミサカ、ゾクゾクしちゃう)

(…………………………ちくしょう)
17 :番外→通行→止め←あの少年ネタ [sage]:2011/01/04(火) 00:32:29.58 ID:gB7LDHs0
以上です。投下ミスすみませんあと番外様超ごめん正直貴女の椅子になりたい(キリッ

一方通行は打ち止めにイイ人が出来(かけ)たら身を引くと思ってた時期が俺にもありましたが、原作読み返したら独占欲レベル6で吹いた。そうだこの人「彼女がどんな世界にいても自分の手で」なお方だった。
二次創作読み過ぎて通行→→→→→→→→→→→→←←←止めだって忘れかけてた危ねェ。
18 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:39:33.47 ID:f0cdYgAO
良いぜ良いぜェ!
最近のSSが打ち止めの片思いが多くてちょっと荒んでた自分には一方さんの独占欲とかはあはあしちゃうね!本当におつ!

>>9
打ち止めは自分の天使でもある作った者です。うーん、頑張ってみるけど打ち止めさんの口調を短くは至難の業だよね。正直スルーしていただいても構わないかも
19 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:52:22.58 ID:Bvbmgqs0

2レス頂きます。
おせち、通行止め。



12月某日

打ち止め「ねぇねぇ! インターネットでおせち頼んだの、ってミサカはミサカは寝起きの挨拶もしないでコーヒーを飲むなあなたに突然の告白」

一方「ふぁー眠ィ…… アア? おせちね? あンなの縁起もンで美味くもなんともねーだろ?」

打ち止め「でも、ほらほら見本の画像はこんなに豪華だし全部で33品もあるし美味しそうだよ? 21000円のおせち料理がグルーポンで10500円になってるの。だから、お姉さまとあの人と、ヨミカワとか送れる所にいるシスターズの為にも300個程注文しちゃった。あなたのカードで、ってミサカはミサカは事後承諾」テヘッ

一方「しな作って首傾げてンじゃねェよ。まァ、三百万程度だからかまわねーよ。でもよー超電磁砲は常盤台のお嬢様だからいらねーンじゃねーの? まあ、三下は貧乏人だから泣いて喜ぶんじゃねェか大飯喰らいのシスターもいんし、それに…… まあ、いいや好きにしな」

打ち止め「妹達に御節を食わせてやりたい?」

一方「……キャラじゃねーよ」

打ち止め「ううん、あなたはそういうキャラだよ」

一方「ケッ、くだンねぇこといってンじゃねェ。コーヒーが不味くなる」

打ち止め「んふっ♪ ミサカはそんな貴方が大好きだよ?」ギュッ

一方「……邪魔です〜ゥとっとと退きやがって離れてくださィ」

打ち止め「そうやってイヤそうな顔しても振りほどかないんだよね? ってもっと抱きつ付くけどいい? ってミサカはミサカはあえて聞き返すの」

一方「アーアー、もう勝手にお好きになってクダサイ」

打ち止め「〜〜〜♪///(すっごく大好きだよ。あくせられーた)」

一方「……みんなに電話してやれ。喜ぶだろ」

打ち止め「うん!!」


20 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:55:00.90 ID:Bvbmgqs0



1月1日



打ち止め「おせちこないねー? もうお昼になるのに、って落ち着かなくてお部屋を当てもなく常時徘徊中」

一方「うろうろすンじゃねー鬱陶しい。宅急便屋さンも忙しいんだろうよ。直ぐに来ンだろ」

ピンポーン! オトドケモノデース!!

打ち止め「きたきたきぁーーー!! ミサカはミサカはワクワクが止まらないの! って猛ダッシュで玄関に突撃ーーー!!」

一方「部屋ン中走んじゃねー! 転ンだらアブねーだろ!」



13時半 おせち到着。



打ち止め「」

一方「」

打ち止め「……」エグエグ

打ち止め「見本と全然違うねって…… ミサカはミサカは」エグエグエグ

一方「ちょっと…… 出かけてくンわ。すぐに帰ってくる」カツカツ……

打ち止め「どこへいくの?」

一方「……年の初めに大掃除ってなァ」カチッ!




おわり
21 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 00:57:25.13 ID:9xGSBv6o
打ち止めの落ちこみっぷりを思うといたたまれなくなるな…
一方さんやっちゃってー
22 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 03:41:39.35 ID:sMT5yH20
失礼します!!

実は、今、書きたいと思ってるssがあるんですが、
具体的に展開が思いつかなくて、煮詰まっております。

駄文ですが、投下しますので
何かアドバイスをもらえると、非常に嬉しいです。
23 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:42:38.56 ID:sMT5yH20

その日は何の変哲もない日で、私も何の変哲もない女子高生で。
いくらこの街が超能力に溢れていても、未だに私の体には何の変化も無い。
それでも、卑屈になることは無かった。できることはいくらでもあるって知ってるから。
例えば、クラスの馬鹿どもを注意したり、みんなが面倒臭がってしないことを率先してやったり………。
こんな私を周りは「偉いね」なんて言って褒めたりするけど、そんなこと無いと思う。
困ってる人がいるなら助ける、手を差し伸べる。当り前のこと……………。
それができない人が少し多いだけ、少しの勇気が出ないだけ。私は、少し人より勇気があるだけ。
それ以外は、ホントにただの女子高生。


――――――ほら、また


誰かが不良達に絡まれている。
遠巻きに見ているだけで、誰も助けようとしない。
よく見たら、絡まれてるのは線の細い少年。
これ以上に無い、リンチ。こういう弱い者いじめが、私は嫌い。

24 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:43:21.98 ID:sMT5yH20

「………しょうがない、か」

予め、警備員には連絡しておこう。
私にできることと言えば、警備員が来るまでの時間稼ぎ。
稼げるかは分からないけど、やる以外の選択肢を私は知らない。

「………もしもし。……………はい、トラブルが起きちゃって………。
 ………はい、お願いします。失礼します。
 ………ふぅ、さてと………、ってあれ?」

いつの間にか、少年を含んだ不良の集団がいない。
少し焦って、周りを見渡すと、路地裏の方から叫び声が聞こえた。

「!?やばい、急がないと」

手遅れになる前に何とかしないと。
この街は見かけによらず治安が悪い。路地裏なんか特に。
この場を離れても、私の携帯のGPSを辿って警備員は来てくれる。
とりあえず、あの少年を助けないと。

「ちょっと待ちなさい!貴様た………ち……?」

確かに、叫び声は聞こえた。
でも、たぶんその声は不良の1人のだ。
――――――だって
さっきの少年を中心にして、不良たちが呻き声をあげて倒れているから。
25 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:44:06.05 ID:sMT5yH20
「あァ?」

「ひぃッ!?」

路地裏の薄暗闇の中、溶け込んでいるようで、かなり浮いている白い少年がいた。
振り向いたその眼光に、身が竦んで動かない。

―――逃げなきゃ

本能的にそう感じても、力が入らない。

(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようッッッ!!)

思考がグルグル回っている間に、少年が私の方に体を向けた。

(ッッッッッッッッッッッッ!!!??!!!)

駄目だ、もうどうしようもない。何もかも終わりだ。
よくわからない覚悟が決まった私は、ギュッと目を閉じ、来るべき時を待った。
コツコツと足音が近づいてくる。
震えが止まらない、できれば耳も塞ぎたいけど力が入らない。

コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ

―――――コツ

止まった。
ついに、止まった。
心臓が口から出そうな緊張に、目眩もしてきた。
汗が一気に冷えて、全身に鳥肌が立つ。
そして、空気が震えた
26 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:44:42.05 ID:sMT5yH20
「オイ、オマエ………」

不意に掛けられた声に目を開いてしまった。
初めに目に入ったのは、少年ではなく、その後ろで鉄パイプを振り下ろそうとする男だった。

「危ないッッ!!」

「はァ?」

バゴォッ、と音が聞こえた。
少年を殴った男がバネで弾かれたように飛んでいった。
地面を転がった男は、もう呻くことも無かった。

「……チッ、学習能力のねェ猿が」

何が何だか分からない。
何故、無傷なのか?
何故、男が吹っ飛んだのか?
何故、そんなに平然としてるのか?

「…………ぁ、ぁの………」

「あァ?なンだ?」

「………ぇ、えと、大丈夫ですか?」

ほんの少しだけ眼を見開いた少年は、視線を反らして呟いた。

「………あ、あァ。………大丈夫だ」

暗闇の中でよくわからなかったけど、少年の肌が少しだけ赤くなった気がした。

27 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:45:20.46 ID:sMT5yH20
”””””””””””””””””””””

「………お、オマエこそ、………だ、だいj―――」

「大丈夫じゃんかぁ!!!!」

後ろからの声に振り向くと、そこには見知った顔。

「黄泉川先生?」

「ん?君は小萌せんせーのクラスの……」

「吹寄です」

「そうそう、吹寄じゃん。覚えとくじゃん」

「あの、それより……」

「おっと、通報したのはお前じゃん?」

「そうなんですけど、実は…………、ってあれ?」

「どうしたじゃん?」

「いなくなってるぅ!!!」

もう、そこには呻きながら横たわる不良しかいなかった。

28 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:45:51.72 ID:sMT5yH20
「…………ッチ、何してンだ。俺は」

昼でも人通りが少ない道を、ポケットに手を突っこみながら歩く人影。

その背中は、なんだか寂しげに見えた。
29 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:49:15.11 ID:sMT5yH20
正直、ここまでしかできておりません。
ここからどうするべきか。

テーマとしては、「ただ、一方さんと吹寄をからませたい」だけです。

とにかく何でもいいので、アドバイスをください。

30 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:56:25.95 ID:8R75paAo
まさかの一方吹寄…だと…
俺得だから絶対続きを書くんだ!

二人は普通の接点がないからなあ
転校か、同じアパートに住むか、もう一度会ってアドレス聞いて放課後の逢い引きとか?
シリアスなら設定難しいけどギャグや軽めのネタだったら少々どうにでもなるよね

一方佐天の絡ませ方が参考にしやすい気もする

ってかなんのアドバイスにもなってないなww
31 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 03:56:53.27 ID:RRiIDRQo
偶然街で再会→貴様はあの時のッ
転校生を紹介します→貴様はあの時のッ
迷子の保護者を探そう→貴様はあの時のッ
いくらでもできんじゃん
32 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 04:00:26.74 ID:NIMlHFIo
これは期待してしまうな
ノリは委員長と不良的な
しかも間に黄泉川先生がいるからそれを通してご飯つくりにきたり能力について相談したり事件に巻き込まれたりいろいろやって欲しいなぁと思います
ぶっちゃけ佐天通行と展開が似てくる気もするけど
後はラッキースケベに反応しない一通さんに対するおでこちゃんの反応とか妄想だけが膨らんで行く

がんばれ超頑張れ
33 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 04:31:46.62 ID:ty2LTUAO
地の文からするとシリアス一直線な感じがww

とりあえず再会はヨミカワ経由でいいと思う
34 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 08:38:51.69 ID:f0cdYgAO
中の人的にメイド様を思い出す

みんな言ってるみたく、黄泉川先生からが無難?
土御門からだと暗部一直線だからなあ
35 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 09:56:45.27 ID:hGJabEAO
美琴→上条の逆バージョンだなレベル的な意味で
つまり毎回一方さんに絡む不良を自慢のヘッドでなぎ倒す吹寄さんの男勝りなとこに一方さんが惚れるというラブコメでいいんじゃないかね
36 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 10:04:46.82 ID:.WwPzoAO
つまり木原神拳の要領で反射を無効化する頭突きか
37 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 10:49:43.12 ID:hGJabEAO
>>36
誰が吹寄神額(オデコマックス)だと
38 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 13:51:55.78 ID:l/msXoE0
さーせん
どこに投下しようか迷ってるんだが、ここにしていいだろうか?
続き物だが、スレ立てするだけ頻繁に更新できそうにない上に、前みたいに放置してしまったら申し訳ない
39 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2010! [sage]:2011/01/04(火) 14:00:23.82 ID:/buSrKA0
いいんでなイカ?
個人的には楽しみだー
40 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 1/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:16:54.45 ID:lWexeVk0




ある少年は開き直り、突っ走ると決めた。
一人の少年は倒れたが、もう一度立ち上がった。
とある少女は意地を張り、貫き通すと決めた。
もう一人の少女は全てを投げ打って、ようやく並ぶことができた。
そして少女は―――――








――――――――――――――――『帰ンぞ、欠陥電気』――――――――――――――――





41 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 2/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:19:57.57 ID:lWexeVk0




片付けた筈の散らかった部屋を、もう一度綺麗にするべく黙々と手を動かす。
折角帰ってきてもこの惨状では彼女はきっと呆れてしまうだろうから。

「……」

完全に壊れ使い物にならなくなった椅子を危なっかしく運び、散らばったモノを部屋の隅にまとめた。
床を掃いて、埃を被ってしまったテーブルを拭く。
部屋を掃除しながら打ち止めは考えていた。
もう何日も前から切断しっぱなしのNWに接続し、妹達に全てを話して協力を求めるべきかと。
今の打ち止めには一方通行のチカラになる手段も方法も思いつかない。
でも、皆で話し合えばいい考えがあるかもしれない。ほんの些細なことだけどチカラになれるかもしれない。

あの男の言葉が本当なら、あの人、上条当麻も欠陥電気の救出に向かったことになる。
だから、自分がこれからしようとすることは無駄なのかもしれない。
それでも折角この胸に湧いた小さな勇気をこのまま燻らせておくなんてできない。

「……っ」

一方通行のチカラになりたい。欠陥電気を助けたい。
このまま何もせずに、いたくはなかった。

「ミサカは……」

だけど、怖い。
NWに繋いで全てを話すということは、自分のしたことをぶち撒けること他ならない。
NWから追い出されていた彼女達はどう考えるだろうか?
この状況から逃げるようにNWから、妹達から距離をとっていた自分に彼女達は何を思うだろうか?
事件の渦中に居ながら何もせずに安穏としていた自分に彼女達はどんな態度をとるのだろうか?
そう考えてしまうだけで、身が竦んで思考が凍りつく。


42 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 3/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:22:43.44 ID:lWexeVk0


事態が収拾するのを待ち、欠陥電気が助け出されてからNWに繋いで能天気に解決したと宣言するのはどうだ。
一方通行も上条も動いた今、自分達が動くことにどれだけの意味があるというのか。
薄弱な意志と、中途半端なチカラしか持たない自分達に一体何ができるというのか。
だから、このまま待ち続けるというのはどうだろうか。
(――――、)
そう悪くない、妥当な判断。無難な結論。
無駄に引っ掻き回すよりも、大人しくしている方がかえって良い結果になることはよくあるのだからと。
本当に、そんな埒もないことばかり考えてしまう自分がいる。

「――――でも、ミサカは決めたから、ってミサカはミサカは宣言する」

笑えたのは頑張ったから。
勇気が湧いたのは踏み出したから。
今ここで立ち止まってしまえば、きっともう本当の意味で笑えない。
一方通行にも、欠陥電気にも心から笑えなくなってしまう。
まだ自分を許せない。
だから、自分を嫌いになりたくなんてないから、自分を好きになりたいから。
頑張ったって言えるようになりたいから――――

「………………………………………………………………、」

なりたい筈―――――――

「……………………………………………、」

多分――――――

「………………………、」

きっと―――……

「……、……」

一間。
うーん、と腕を組み唸る打ち止め。
ポジティブになったのはいいが、どうにもあと一歩踏み出せない。
決してその後の下位個体への対応が面倒だとか、ネチっこい愚痴が鬱陶しいだろうなあとかそんな瑣末な問題があるからでなく。
純粋に子供らしく、そうあくまで無邪気に。
隠蔽不可能な惨劇を説教が怖くて中々親に言い出せない的な次元の話であり、
小うるさい姑かお前らは、とか。普段は理路整然としてる癖にここぞとばかりに感情的に責めてくる下位個体が煩わしい、とか。
これは、そういった想像からくる躊躇いではないのだ。


43 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 4/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:26:24.07 ID:lWexeVk0



「あー、やっぱり黙っとくのも手かも……、ってミサカはミサカは廃止案を再検討してみたり」

仕分けって難しいね。
難しい顔をしたまま打ち止めはぽつりと零す。
しかし、これだけ前向きになれば、きっと今なら、ほぼ確実に、欠陥電気が帰ってきても余裕で笑えるだろうなあとか、そんな確信を抱いて。
子供は忘れっぽくて飽きやすく冷めやすかった。真理である。
そんないつもの調子を取り戻した打ち止めの耳に、聞き慣れない音が届いた。

「――え?」

来客を知らせるインターホン。
(……だれ?)
不意に、ついさっき出て行った男の姿を思い出す。
打ち止めは、まさか、と思った。
あれは嘘で邪魔な一方通行を追い出し、打ち止めを一人にすることが目的だったのかと。
いや、だとしたらインターホンを鳴らすなんてまどろっこしい真似はしないだろう。
男はインターホンもノックもせずに堂々と不法侵入したのだから。
だったらこれは誰なのだろうかと打ち止めは考える。

再びインターホンが鳴った。
その音に、思わず体がビクリと震える。
自分が一方通行と過ごすようになってから、一度だってインターホンが鳴ることはなかった。
ここに出入りする人間は誰もがインターホンを押さずに直接入ってくる人ばかりだったから。
どうしようかと、打ち止めは悩む。
ドアの鍵は部屋の掃除をするときに掛けた。相手が一般人であれば、何も問題はないだろう。
このまま居留守を使ったても大した問題じゃない。
だが、そうでないとしたらそれは不味い状況だ。
ドアに鍵が掛かっていようが、お構いなしの相手だったら――――


44 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 5/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:35:15.49 ID:lWexeVk0



鈍い金属を叩く音が耳に突き刺さる。
それは苛立ちを込めるように少しずつ大きく、激しくなっていった。
(……っ)
息を呑む。
このままではいけないと、そう思っても体が凍りついたように動かない。
逃げるにしても、戦うにしても体が動かないことにはどうしようもない。
だが、どこへ逃げればいいというのか。どう戦えばいいというのだろうか。
(――体が、動かない……っ)
そう思ったときに、轟音とともにつんざくような嫌な響きが室内を駆け巡り、廊下から粉塵が巻き上がる。
打ち止めは小さく悲鳴をあげ反射的に耳を閉じ体を小さくした。

体を震わせたまま呆然と廊下を見やる。
足元にはパラパラと何かの欠片が散らばり、綺麗にしたテーブルや床は埃をかぶったように白く染まっていた。
ドアを打ち破られたのだ。
なにか大きなチカラで強引に扉を開けたのだろう。
その激しい衝撃によって掃除をする前よりも、いや、それよりも部屋はずっと酷い状態になってしまった。
打ち止めは今度こそ息を止め――――


「――――はぁ、やっぱりわたくしの言ったとおり、こんなことをする必要はなかったのではないですか? お姉様」



45 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 6/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:38:50.19 ID:lWexeVk0



どこか疲れたような呟きが、打ち止めのすぐ後ろから聞こえた。
(……え?)
ありえない事態に打ち止めは固まる。
自分の背後には、閉まっている窓しかないのだから。

「うっさいわねぇ。それより大丈夫なの?」

新たにどこか投げやりな声が聞こえる。その声の主は、ギシギシと廊下を軋ませながらリビングへと顔を出す。
その顔を見て打ち止めは驚愕した。
学園都市最強の超能力者第三位、超電磁砲。妹達の、自身のオリジナルである御坂美琴。
(……お、お姉さま? どう、して?)
このタイミングで不意打ちのように家に来るとは思っていなかった。
全くの想定外の事態に思わず足の力が抜け崩れ落ちそうになるが、背後から優しく支えられた。

「問題ありませんの。しかし……うふ、うふふふふふ。聞いてはいましたが、これはこれは可愛らしいお姉さまでいらっしゃいますのね」

不穏な言葉とともに。

「……はぁ。で、アンタが打ち止めね」

黒子の予想通りの行動に肩を落としつつ、美琴は部屋を見回し眉を顰め口を開き、

「あいつは居ないわね、もしかしてもう行ったの?」

仏頂面で打ち止めに言い放つ。

「え? あ、あの人ならさっき……、っていうか、これってどういうこと? ってミサカはミサカは戸惑いを隠せなかったり……」

打ち止めはあまりの急展開に目を白黒させながら恐る恐る口を開く。
美琴の言葉はあまり頭に入ってこなかった。返答できたのは奇跡に近い。

「そう」

美琴は素っ気無く返すと、出遅れたわね、と小さく呟き玄関に向かって言い放った。

「そっちはどうなった?」

「19090号が新たに一人拘束しました、とミサカは簡潔に答えます。恐らく今ので最後ではないでしょうか、とミサカは推測します」


46 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 7/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:44:07.08 ID:lWexeVk0


その言葉に平坦な口調で返事をするゴツイ軍用ゴーグルを付けた少女、御坂妹。
御坂妹は右手にアサルトライフルを握り締めたまま廊下を抜け美琴たちの居るリビングへとでる。
相変わらずのやる気のなさそうな表情だが、どこかいつもと違うように見えるのは気のせいだろうか。
御坂妹は黒子に支えられたまま放心状態の打ち止めに視線を向け、言った。

「いつぞや振りですね、クソ上司、とミサカは不敵に言い放ちます」

クソ上司。
平然とそう言い切った御坂妹にカチンときたが、ソレに思い当たる打ち止めは言葉を飲み込んだ。

「アンタ、ほんっといい性格してるわ……」

御坂妹のあまりの物言いに頬を引き攣らせる美琴。
黒子は初っから話に興味がないようで、すごい顔をして淡い感触に酔っていた。変態である。
まあいいわ、と零して美琴は言葉を続けた。

「ここに来た理由なら、アンタの後ろにいる奴に聞きなさい。どっちかっていうと、正直私も巻き込まれた口なんだから……。それと―――」

と、そこまで言って美琴は言葉を詰まらせる。
うーとか、あーとか唸り、歯切れの悪い言葉を紡ぐ。



47 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 8/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:46:23.83 ID:lWexeVk0


「悪かったわね、部屋をこんなにしちゃって……」

「へ?」

「てっきりどうにかなってるのかと思ってさ、その、ごめん」

そう言ってバツの悪い顔をする。
情報通り外には雨の日に見た連中が居たので速攻とっちめてここまでダッシュで向かい、
インターホンに反応がなかったことに焦った美琴は、急遽ドアをぶち抜くと同時に黒子に内部の制圧を任せたりしていた。
粉塵を撒き散らし土足でズカズカと上がってしまったここは、あの一方通行の家であると同時に欠陥電気にとって大切な場所だ。

「ま、これはお姉様の判断ですので責任ならどうぞお姉様に求めてくださいね、小さなお姉さま」

「ミサカもお姉様の指示に従っただけなので、とミサカは責任の所在を明らかにしておきます」

「ちったぁフォローしろっての!!」

いとも簡単に裏切った二人に青筋を立てて怒鳴る。
美琴は肩をいからせながら「もういいわよ」と呟くと、打ち止めに視線を持っていく。



48 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 9/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:48:21.57 ID:lWexeVk0



「……今すぐNWに繋ぎなさい。情報は共有、隠し事は一切なしよ」

その言葉に打ち止めはゴクリと喉を鳴らす。
美琴は知っている。打ち止めが今までやってきたことを全てを。
忘れていた罪悪感が打ち止めの心を満たす。

「……あ、でも、ミ、ミサカは…」

声が言葉にならない。

「でももクソもないのよ、さっさと繋ぐ!」

そんな打ち止めに一切取り合わず、美琴はピシャリと言い放った。
いよいよ逃げ場はない。
いや、逃げることは許されない。これが自分の仕出かしたことの結果なのだから。
打ち止めは観念したように力なく顔を俯かせ、NWに接続した。
頭の中が無限に広がる感覚を覚えると同時に、急速に心は小さくしぼんでしまう。
死刑執行を待つ受刑者の面持ちで、打ち止めは制裁の時を待った。
(――あれ?)
そこで違和感を感じる。
自分に届けられる言葉は嘆息交じりの投げやりなモノで、向かってくる感情はどこか生温い中途半端なモノばかり。

「真っ黒ですね、とミサカは呆れを隠さずに言い捨てます」

NWへの対応で頭がいっぱいいっぱいになっていた打ち止めは、御坂妹の言葉に「へ?」と返すのことで精一杯だった。
そして、目の前の鬼の存在に気付く。

「オーケー。打ち止め、アンタちょっと歯を食いしばりなさい」


49 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 10/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:50:34.93 ID:lWexeVk0


美琴はそう言うと、指をそろえた右手を大きく構える。
その仕草を見て反射的に身構えてしまう打ち止め。
目を瞑り体を小さくして衝撃に備え、

「――っ」

ペタン、と弱弱しく美琴の手が左の頬へ触れた。

「え?」

予想と違う状況に、打ち止めは恐る恐る目を開く。
そこには笑ってるような悲しんでるような難しい顔をした美琴がいた。
そしてややあってから美琴は言った。努めて優しく、言い聞かせるように。

「誰もアンタを責めるつもりなんてないわよ。だからさ、いい加減アンタも自分のことを―――」

「―――割と開き直ってるようなのでその慰めは不要ですね、とミサカは上位個体ぱねぇと感想を抱きながらこぼします。
 先程言った黒いというのはその辺りも含めたリスペクトです、とミサカは補足します」

感心したような、呆れたような声で御坂妹は言い捨てた。

「あれ? え? ミサカは……、あれ?」

「……、もういい。もういいから何も喋らなくて。なんていうか、ある意味よかったからもうそれでいいわ」

上司にどやされ、客先でトラブったサラリーマンのような悲哀を滲ませながら大きく肩を落とした美琴は心底疲れた様子で言う。
彼女の杞憂は無駄に終った。

「お、お姉さま? 」

打ち止めは、おどおどと口をぎこちなく動かす。
相変わらず自分を置いて急加速する展開にまるで理解が追いつかない。

50 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 11/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:52:30.41 ID:lWexeVk0



「まぁ、お姉様。まぁまぁお姉様。いいではありませんの。こうして無事でいらっしゃったことですし、
 何より小さなお姉さまには不釣合いな無駄に大きい罪悪感など、さっさと忘れてしまいましょう」

慈愛に満ちた表情を浮かべ、打ち止めを後ろから抱きしめたまま黒子は歌うように言った。
そして、美琴にチラリと視線を向け、

「むしろ、お姉様もこれくらいの開き直りがあってもよろしいのではないかと、黒子は思いますのよ?」

挑発するように呟いた。

「……やっぱり、アンタちょっと変わったわよ」

ため息を吐いて、美琴は肩をすくめる。
黒子は変わった。
強引なところも変に前向きなところもそのままなのだが、少々ネジが緩んでしまった。
有り体に言えば、かなりぶっちゃけて行動を取るようになった。

「ええ、まだ今のわたくしでは足りませんから。ですが状況は待ってはくれませんし、無いもの強請りをしても仕方ありませんの」

そう言って黒子は薄く笑うと、耳に取り付けてある携帯を保留から通話へと切り替える。

「初春、周辺に不審者の影は?」

『んー、もう見当たりませんね。ただ、死角になっている場所もかなりあるので……』


51 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 12/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:55:24.00 ID:lWexeVk0



当然のように話しかける黒子に対し、これまた当たり前のように返答する初春。
初春に特に気負った様子はなく、いつものようにサポートに徹している。

「死角は『お姉様方』にお任せするので問題ないですの。ああ、そういえば情報の信憑性の方はどうですの?」

『何とも言えないです……。該当する箇所と車が多すぎてとても絞りきれません。
 ごめんなさい、白井さん。もう少し時間があれば……』

「初春が謝る必要はありませんの。無理を言っていることくらい承知していますわよ。
 仕方ありませんわ。癪な話だけれど、こうなったら素直に信じるしかありませんのね」

「初春はこのまま周囲の警戒を」と、そこで言葉をとめて黒子は通話を切った。
美琴を黒子の伴侶とするならば、相棒と呼ぶべき存在が初春である。
風紀委員の仕事の際に、黒子が背中を気にせず全力投球できるのは初春あってのこと。
常に黒子のサポートに徹している初春がいるからこそ、黒子は目の前の事件に集中できる。
そして、事が大きくなればなるほど初春は決して欠かすことのできない重要な存在になる。

「黒子、アンタ本当にいいのね?」

「何を今更おっしゃいますの、お姉様? 『お姉さま』の救出には初春の力は絶対に必要です。
 なにより、こうして力を貸してくださっている『お姉様方』+αがいても五分には届かないかもしれませんのよ?」

もたらされた情報が、聞いた話が本当であれば欠陥電気はもう後のない状況だ。
下手をしたら、すでに自分の知っている『お姉さま』はもう居ないのかもしれないと、黒子は思う。
だが、それがどうした。
仮にこのかけがえのない一週間をすっかり忘れていたとしても、もう一度最初からやり直せばいいだけのこと。
いや、むしろ情報を持っている分、事を有利に展開させることができるかもしれない。黒子的に考えて。



52 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 13/20 [saga]:2011/01/04(火) 16:58:30.86 ID:lWexeVk0



「アンタ、思考が顔からだだ漏れよ……」

「お、お姉さま、この人少し怖いかも、ってミサカはミサカは涙ながらに訴えてみたり……」

「流石のミサカもドン引きです、とミサカはライフルを構えつつ距離をとります」

「―――と、これはとんだ粗相を。『お姉さま』への愛が滲み出てしまったようですわね」

「あ、うん。お願いだから現場じゃほんと勘弁してね……」

無駄だと思いながらも忠告し、ため息を吐く美琴。
やや緊迫した空気を一瞬でぶっ壊したある意味偉大な後輩に呆れつつ、再度視線を向け美琴は言った。

「ねえ、今ならまだ引き返せるわよ」

誰が、とは言わない。
これは黒子に対してであり、そして、いまだ事情を知らない初春のことであった。

「問題ありませんの。支部にいる初春に危険が及ぶことは、そうそうありませんわよ。
 仮に、まあ絶対にそんなことはさせませんが、失敗してわたくしたちがどうにかなったとしても初春は大丈夫です」

あの子は足のつくようなことはしませんから、と黒子は穏やかな表情のまま言い聞かせるように呟いた。
美琴はそんな黒子の姿を見て胸中で「バカ」と呟く。
黒子に迷いはない。黒子は制限を設けない。それこそ持てるモノ全てを使って欠陥電気を助けるつもりでいる。
美琴はそんな黒子が羨ましくて、少しだけ恨めしかった。


53 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 14/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:01:54.31 ID:lWexeVk0



初春は、何をするのか、黒子たちがどこへ行くのかも聞かないまま協力を承諾した。
これが終わったら初春にも佐天にも全ての事情を話すことを条件にして。
黒子にとって初春の参加は絶対に欠かすことのできないものである。
少しでも成功確率をあげるため、大好きな『お姉さま』にもう一度会うために。
事情を知らない初春を簡単に人が死んでしまう日常に、平気で人を壊してしまう世界に巻き込むのはとても心苦しい。
過去あった事件、『幻想御手』のときよりもさらに不味い状況なのだ。
前回は隠れ蓑だったといえ公の組織だった。欺瞞だらけの汚いものだったが掲げるだけの大義名分が相手にはあった。
だが今度の相手は違う。尻尾の先すら掴むことができない本物の学園都市の闇。

こんなことは、本来あってはならないこと。
学生の身分である自分たちには完全に手に余る事態だ。
今度こそ本当に殺されるかもしれない。
初春は『お姉さま』を知らない。会ったことはあってもまさか別人だとは思いもしなかっただろう。
まだ無関係でいられるのだ。
このまま知らずにいれば、いずれ忘れてしまうだろう。小さな違和感とともに。
初春には付き合うだけの義理がない。
無闇に手をだすことはなく。無理に関わる必要もない。
そう、今にも沈んでしまいそうな泥船に無関係でいられる初春を付き合わせるなんて間違っている。
このまま何も知らずにいるのが、一番いいのだ――――なんて、お為ごかしで自分を誤魔化せる状況など、始めから存在しなかった。

いや、気付くべきだったのだ。
過去に行われた第一位の進化法の話を聞いたときに、覚悟を決めるべきだった。
まさか自分は二度とそんなことが起きないと高ををくくっていたのだろうか?
常盤台の在籍証どころか、学園都市の学生証、自身の存在を証明する戸籍すらないであろう『お姉さま』に――――

―――このまま何一つ危険のない平穏な毎日がこれからも続くであろうと本気で考えていたのだろうか、わたくしは



54 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 15/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:03:58.55 ID:lWexeVk0



妄言もここまで来ると清清しい。そんなことが、ある筈がないのだ。
『お姉様』はいずれ学生を卒業し、社会人として花開くであろう。
では『お姉さま』は? 
この国で身を明かすための戸籍すら持っていない『お姉さま』は、一体その後どうすればいいのだろうか?
そうだ。何も吐気が催すような実験や、殺し殺される非日常だけが『お姉さま』の敵ではない。
『お姉さま』を取り巻く環境全てが、『お姉さま』の敵であり、脅威なのだ。

全く同じの遺伝情報を持つ体に、本人すらも欺いた完璧な記憶。
もしそれが公の機関に知れ渡ったら、その彼ら、彼女らは『お姉さま』をどう扱うだろう。それを考えただけで虫唾が走る。
『お姉さま』はレベル5の複製体という希少性以前に、その存在自体が危険を呼んでしまう脆く儚い存在なのだ。

何故気付けなかった。何故考え付かなかった。
足りない。全然足りない。これっぽちも足りていない。
まだ必要だ。まだまだ必要なのだ。これぽっちじゃ全然ダメだ。
初春には関係がない?
このままなにも知らずに過ごすのが一番?
寝言は寝て言え。
使えるものは全部使う。足りないものは他所から引っ張ってくる。邪魔をするなら一切の容赦はしない。
まずは『お姉さま』の救出。
これをしないことには何も始まりはしない。
このことが今の自分にできる、唯一無二の最低目標。
だから、絶対に失敗は許されない。他の誰でもない、自分自身が許さない。

そして、だからこそ空間移動で可及的速やかに『お姉さま』を連れ出すのには、初春の力は必要だ。
このことに、初春を巻き込むことに後ろめたさがないとは言わない。
これが正しい行動だとは、思っていない。



55 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 16/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:07:23.05 ID:lWexeVk0




―――己の信念に従い、正しいと感じた行動をとるべし

ああ、今なら分かる。
この言葉を体現する難しさを。不愉快極まりない過去の己の幼稚さを。
結局、自分はその上っ面しか見ていなかった。モノの本質も、雁字搦めに絡みついた複雑な世界の表面をほんの少しなぞっていたに過ぎない。
倫理観を振りかざそうが、道徳観で取り繕うが、正義感で叫ぼうが、この現実の前では空しいまでに無力だ。
『お姉さま』の存在を定義できない。
『お姉さま』を救う手段が思いつかない。
『お姉さま』がこれから歩み行く道が見えない。
何一つ答えを見出せない愚かな自分。
だが、そんな愚かな自分にもたった一つだけ確信をもって言えることがある。

今動かなければ、『お姉さま』を助け出すことはできない。

どれだけ身を案じようが、どんなに必死に考えようが、行動を起こさなければ『お姉さま』の“今”は絶対に変わらないのだ。
何が正しいのかなんて、最早どうでもいい。
張りぼて以下の粗大ゴミに成り下がった信念は、今度暇のあるときにでもリサイクルしよう。
巻き込んでしまう初春には後で土下座でもかましてジャンボパフェを奢ればきっと泣いて喜ぶだろう。
機能しなくなった理屈や論理は要らない。この溢れ出す感情に従って行動あるのみ。



56 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 17/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:10:14.51 ID:lWexeVk0



黒子は打ち止めを抱きしめる腕にもう少しだけチカラを込め、そう強く思った。
そして、言い聞かせるように呟く。

「情報が本物であれば、やはり初春のナビゲーションは欠かせませんの。私の空間移動を万全にするためにも」

これが後ろめたさを誤魔化すための言い訳か、『お姉さま』を助けるために『お姉様』を説得するための科白なのか黒子にはもう判別が付かない。

「お姉様、まだお姉様は初春の参加に反対ですのよね?」

「……そりゃあね。当たり前よ。初春さんどころか黒子、アンタの参加も絶対に反対よ。
 あの子から言われるまでもなく、それが私の絶対条件だったしね。
 でもさ、アンタは巻き込まれるとかそんなんじゃないのよね」

「ええ、勿論ですわ。これはわたくしの、わたくしだけの問題です。そこには『お姉様』も『お姉さま』も関係ありませんの。
 ―――そもそもですが、あれだけわたくしに熱いベーゼを交わしておいて無関係などと筋違いも甚だしいですのよ」

「あー、うん。やっぱりそこなのね……。はぁ……、まあいいわ。
 今度はアンタと初春さんの力がどうしても必要だって認めるわ。むしろ私が必要ないくらいだってね」

癪だけどさ、と美琴は小さく微笑んで言い切った。


57 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 18/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:12:19.61 ID:lWexeVk0



そう、欠陥電気を連れ出すために超電磁砲は必要ない。
空間移動とそれをサポートする人間がいれば事足りる。だが、

「『お姉さま』を助け出したあと、きっとそのあとこそ『お姉様』のチカラが必要になります。
 正面切って殴り合うには、わたくしでは些かパンチ力に欠けますから」

黒子は美琴の目を見据え鋭く言い放つ。

「分ってるわよ。まずはあのバカを連れて帰る。そして、その後のことは――――」

美琴はそこで言葉を切って黒子に視線を寄越す。
黒子はその言葉を引き継ぎ、渾身の笑顔を浮かべこう言った。

「そのときにでも考えましょう」

状況次第ですの、と黒子は力強く言い切った。
まあ色々ぐだぐだ考えたが、最終的に結局ノーガード戦法が採用されたことに美琴は一抹の空しさを禁じえなかった。



58 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 19/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:14:11.45 ID:lWexeVk0


「――――――はぁ、なんか結局どっかのバカと同じような結論ね。多分。
 ほんっとにどうなっても知らないわよ……」

「なにをおっしゃいますのやら。結論らしい結論も出せず時間だけを浪費し
 それでもなお一人でどうにかしようなどと考えていたお姉様に言われたくありませんの」

ぐうの音もでない黒子の物言いに美琴はあえなく敗北を喫した。
そんな様子を黙ってみていた御坂妹は、自身のオリジナルの不甲斐無さにため息しながらもどこか嬉しそうな表情を浮かべていた。無論無表情のまま。
黒子に抱きしめられたままの打ち止めは嬉しくて悔しくて、そして、少しだけ残念な気持ちだった。
もう少し早ければ、もう少し遅ければ一方通行をたった一人で送り出さずに済んだことに。
まあ、意地っ張りの彼が美琴たちと行動を共にするかは非常に微妙だが。



59 :一方通行「帰ンぞ、欠陥電気」 20/20 [saga]:2011/01/04(火) 17:16:38.40 ID:lWexeVk0


美琴を空間移動でつけたあの日。
『お姉様』ともう一人の『お姉様』の会話を聞いたあの瞬間に、黒子は全てを捨てた。迷いも。遠慮も。誇りも。信念も。
そしてやはり自分はどこまでいっても自分なのだと気付いた。実に簡単なことだった。
それでも悩まなかったと、一欠けらの後悔もないとは言えない。
だが、そうしなければ進めない。
回り道をする時間も、正規の道を通るだけのチカラも持っていないのだから。

今の白井黒子では間に合わない。
だから壊した。
何も無くなった世界で見つけた。これこそがもっとも大切なことだと。
この一点に持てる限りをぶち込んでも五分には届かない。ようやくスタートラインに立てるかどうかなのだ。
使えるものは何であろうと使い倒す。障害になるものは何もかも排除する。例えソレが譲れなかったモノであろうと。

「どれだけ壁が立ち塞がろうと、利用して、叩き潰して、地の果てまでも追いかけますのよ。『お姉さま』」

上条当麻は開き直り、突っ走ると決めた。
一方通行は倒れたが、もう一度立ち上がった。
御坂美琴は意地を張り、貫き通すと決めた。
白井黒子は――――全てを投げ打って、ようやく並ぶことができた。



物語は、まだ終わらない。
そして少女は見つける。
繰り返された永遠に辿り着くことのできなかった答えを。



60 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:24:45.42 ID:V.NQLKoo
欠陥電気・・・だと・・・?
乙過ぎる
待ち続けてよかった
61 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:25:50.76 ID:gLsPQIIo
……投下終了でいいの、かな?
乙 懐かしい……

複数の人で書いてるスレなので開始宣言と終了宣言をして頂けるとありがたい
62 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:26:07.34 ID:4xGwocDO
投下乙
すごく引き込まれた。でも、新参の自分としては前書きが欲しかったです……
63 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:26:48.29 ID:ho25svEo
待ってた。相変わらずのクオリティだわな
でも開始終了の宣言と投下速度もう少し上げてくれ。共用スレなんだ
64 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:27:34.22 ID:TAm/jtU0
かなり待ってた
65 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:27:42.83 ID:8R75paAo
待ち望んでた続きキター
66 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga]:2011/01/04(火) 17:28:14.21 ID:lWexeVk0
長々と失礼しました。
待っていた方々、長いこと生存報告しなくて申し訳ない。
で、次なんですが、前みたいにコンスタントに投下できそうにないので、リアルに遅くなると思います。
よかったら気長にまってやってください。

場違い、別スレでやってくれというレスがあれば他の場所を検討する次第です。ではまた
67 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga]:2011/01/04(火) 17:30:58.61 ID:lWexeVk0
>>61>>62>>63
助言tx
マジすみません
68 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:33:18.37 ID:zI/Jt.Uo
乙です
超待ってました

続きも期待してます
69 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 17:33:31.76 ID:WnPt7Nk0
復活乙
「欠陥電気って完結しないのかな…」ってレスを何度みたことか
70 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 17:39:22.57 ID:IRaSZjEo
……これが噂に聞いてた欠陥電気か。

まとめスレ行ってくる。
71 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 17:44:08.70 ID:ho25svEo
元スレ誰も貼らないから置いとく
まとめスレに保管されてないから倉庫からどうぞ

一方通行「帰ンぞ 欠陥電気」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1270052377/

725からスクリプト爆撃。そのまま1000到達
72 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 18:13:54.27 ID:wCG6.2AO
まさかの降臨に目を疑ったとはこの事
有ってて良かったとある総合!
73 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 19:20:10.19 ID:2ouY/ZA0
こんばんは、前スレでとあるカオスなクリスマスネタを投下したものです。
で、今回は正月ネタを書いてみました。

欠陥通行・上琴注意
十二レス程度です。
74 :とあるミサカの初詣 1/12 :2011/01/04(火) 19:21:00.99 ID:2ouY/ZA0
1――――――――十二月三十一日

一方通行「あァ?初詣ェ?」

ミサカ「はい、とミサカは頷きます」

一方通行「ンなとこお前と一緒に行ってどォすンだよ」

ミサカ「いけませんか?」

一方通行「いけませンか?って……大体お前検体番号なンだよ」

ミサカ「そんな事どうでもいいじゃないですかとミサカは話題をずらされた事にぶーたれます」

一方通行「………どォでもいいって、まァいいか」

一方通行「仕方ねェ……初詣行ってやンよ」

ミサカ「本当ですか!!とミサカは目を輝かせます」

一方通行「(こいつらの相手もしてやンねェといけないかンなァ)」

ミサカ「では、一方通行、明日ここに………」

一方通行「(微妙に嬉しそうな顔しやがって、俺をはめようとする罠かなンかかァ?)」
75 :とあるミサカの初詣 2/12 :2011/01/04(火) 19:21:30.70 ID:2ouY/ZA0
――――――――元旦

一方通行「…………」

一方通行「………こねェ」

一方通行「クソッタレ、やっぱ嵌められたかァ?」

一方通行「ンな事だったら、家で………」

パタパタパタ

一方通行「………あァ?」

ミサカ「すみません、遅れましたとミサカは息を上げながら謝罪します」

一方通行「遅ェよ、十分の遅れだ」

一方通行「良かったなァお前、俺が短気だったらどォなってた事やら……」

ミサカ「この、振袖を着るのに手間取ってしまいして」

ミサカ「他個体に手伝わせたのが失敗だったようです……ちっ」

一方通行「………聞いてねェな」

一方通行「――――ところでお前、走ってきたンだろ」

ミサカ「そうですが?とミサカは息を整えて返答します」

一方通行「俺が飲むつもりだったンだが、おらよ」グィ

ミサカ「ホット、コーヒー?」

一方通行「今日は冷えっからなァ」

ミサカ「………あの、ミサカは走った後なのでそこまで寒くはありませんよ?」

ミサカ「それに、私が来るまでに飲んでおいたほうが……冷めてしまう可能性も」
76 :とあるミサカの初詣 3/12 :2011/01/04(火) 19:22:15.89 ID:2ouY/ZA0
一方通行「うるっせェな、俺がいつ飲もうが関係ねェだろォが」

一方通行「それに、冷めてるンなら新しいの買ったほォがいいじゃねェか」

ミサカ「はぁ、とミサカは理由に納得できないながらも頷きます」

一方通行「文句がねェなら、さっさと飲め」

一方通行「運動した後ってのは特に体が冷えちまうもンだろ」

一方通行「俺と一緒にいて風邪ひかれたら、俺がクソガキに説教されンだよ」

ミサカ「………そういえば、上位個体の姿が見えませんが?」

一方通行「お前が俺と二人でって言ったンじゃねェか、それにミサカネットワークで捜せばいいだろ」

ミサカ「いえ、ミサカは今ネットワークを遮断しているのでとミサカはミサカの状況を説明します」

一方通行「なンでだよ」

ミサカ「邪魔されたくないからに決まってるじゃないですか」ボソッ

一方通行「あァ?」

ミサカ「何でもありませんとミサカはシレっと答えます」

一方通行「………まァ、いい、オラ、さっさと行くぞ」

ミサカ「了解しました」
77 :とあるミサカの初詣 4/12 :2011/01/04(火) 19:23:03.51 ID:2ouY/ZA0
――――――――

ワイワイ、ガヤガヤ

ミサカ「おぉ、まるで人がゴミのようだとミサカはとある映画のセリフを引用してみます」

一方通行「ガキみてェにはしゃぐなよ」

ミサカ「人をどこぞのお子様と一緒にしないでくださいとミサカは憤慨します」

一方通行「遺伝子レベルで同じなンだから、心配するのは当たり前だがなァ」

ミサカ「何か言いましたか?」

一方通行「べっつにィ……なァンでもありませェン」

ミサカ「子ども扱いはやめていただきたいとミサカは忠「あれぇ?妹じゃない」……?」

美琴「おっすーアンタも初詣?」

ミサカ「お姉様」

ミサカ「あけましておめでとうございますとミサカは形式的な挨拶をします」

美琴「あぁ、あけましておめでとう……って、一方通行も一緒なんだ?」

一方通行「俺が妹達といて悪かったなァ」

美琴「別にぃ……そんな事いってないわよ」

美琴「ただアンタが私の妹に手を出すなんて意外だなぁって」

一方通行「ハッ!ご心配なさンなっつーの!てめェの妹にゃ欲情なンざしねェよ!」

一方通行「それになァ、俺が誘ったンじゃなくて、こいつが誘ったンだよ」

美琴「へぇ……あーんな綺麗な振袖着てる女の子がいるのにねぇ」

ミサカ「!」

一方通行「あァ?それを言ったらてめェだって振袖着てンだろ、虚しくなンねェか?」

ミサカ「……………」

美琴「………はぁ、そこはもうちょい女心を理解しろっての、あの馬鹿なみの鈍感さね」

一方通行「はァ?お前、何言って「おい!御坂!」―――ンだよ、次は」
78 :とあるミサカの初詣 5/12 :2011/01/04(火) 19:23:40.50 ID:2ouY/ZA0
上条「お前……妹達を見かけたからって、いきなり走ってくなって!」

一方通行「よりによって三下か……」

上条「たくっ……お互い知り合いとはぐれたんだから、さっさと捜そうぜ?」

美琴「あ……あぁ、うん……そ、そうね」

ミサカ「人捜し?お二人は逢引ではないのですか?」

美琴「ちょ!!あ、逢引ってなにいってんのよ!!あ、あいつとは、べ、別に」

上条「そうだぞ、えーっと……御坂妹じゃなくて、妹達の誰か」

上条「俺と御坂がそんなこと、あるはずねぇじゃんか、なぁ?御坂」

美琴「えっ?あ……うぅ……」

上条「…………?まっ上条さんとしては綺麗な振袖着た可愛い女の子と一緒で嬉しいですけどね」

美琴「ふっ、ふぇ!!?あ、アンタ……なにいってんのよ!!」

上条「あれぇ!!?褒めた上に本心を曝け出したのになぜ怒られるんですかー!!?」

美琴「な、なんでもないわよ!!ふん!人を勘違いさせることばっかいって!」

上条「………??はぁ?」

一方通行「オイオイ、見せ付けてンじゃねェぞバカップルがァ」

一方通行「さっさと、デートのお続きを俺らに見えないところでしてくれませンかねェ」

美琴「だ、だから!違うってばー!!」

ミサカ「ふむ………」

ミサカ「お二人はそのまま二人で初詣すればいいのでは無いですか?とミサカは提案します」

美琴「えっ?えぇ!?」
79 :とあるミサカの初詣 6/12 :2011/01/04(火) 19:24:31.06 ID:2ouY/ZA0
上条「あー……そりゃ悪くないけど」

上条「でもさ、土御門とかにインデックスの面倒見てもらってるからなぁ」

ミサカ「ソレは電話等で頼んでおけばいいと思いますが?」

ミサカ「しかも、アナタはお姉様のことを可愛いと評価していました」

ミサカ「ならばアナタとしてはそんな女性と二人きりでいる事はプラスにはなりませんか?」

上条「まぁな、モテない上条さんとしては嬉しいですよ?」

ミサカ「それなら、アナタがお姉様をお誘いすればいいではないですかとミサカは提案します」

美琴「ちょ!ちょっと!!勝手なこと言わないでってば!」

上条「………それ、いいな」

美琴「えっ?」

上条「なぁ御坂、これだけ人が多いと捜すのに時間かかってせっかく来たのに無駄になっちまうだろ?」

上条「だからさ、俺と一緒じゃ不満かもしんねーけど、初詣しないか?」

美琴「あ………うん、そうね」

上条「良かった、じゃぁ、行こう」

美琴「か、勘違いしないでよ!!アンタしかいないから仕方なくいくんだから!!」

美琴「だ、だから、デートとか……そんなんじゃ、ないん、だから……」

上条「そりゃ残念」

美琴「ふぇ?」

上条「なんでもねーよ、ほら行くぞ……一方通行たちの邪魔しちゃ悪いからな」

一方通行「オイ、勘違いしてンぞお前」
80 :とあるミサカの初詣 7/12 :2011/01/04(火) 19:25:10.99 ID:2ouY/ZA0
美琴「ちょっと待って!!妹!こっちきなさい」

ミサカ「はい、なんでしょう」

美琴「あ、ありがとね……あと、アンタも頑張んなさいよ!」

ミサカ「ミサカの心配よりお姉様自身の心配をしたほうがいいですよ」

ミサカ「とミサカは最善のアドバイスを伝えます」

美琴「……声、震えてるわよ?」

ミサカ「なんのことでしょうか?とミサカはしらばっくれます」

上条「おーい御坂ー早く行くぞー」

美琴「わ、分かったわよ!じゃっ、朗報期待してるわよ!」タタタ

一方通行「ちっ……結局誤解したまンま行きやがった」

一方通行「しかしお前、案外気が利くのな」

ミサカ「ミサカはあの人達について冷静に分析したまでです」

ミサカ「お姉様は彼と一緒にいたい事は一目瞭然」

ミサカ「そして彼もお姉様と一緒にいる事は満更でもないようでしたので」

ミサカ「あの状況で最も良い方法を提示しましたとミサカは報告します」

一方通行「ふン、そいつァ、よく出来ましたってか?」

一方通行「遅かれ早かれ、あァいう風になりそうな感じはしてたけどな、あいつらは」

ミサカ「しかし、予期せぬ事態が起こることもあります」

一方通行「そりゃそうだ……と、俺達もさっさと回るかここは窮屈でたまらねェ」

ミサカ「ソレについてはミサカも同感ですとミサカは意見に同意します」
81 :とあるミサカの初詣 8/12 :2011/01/04(火) 19:25:56.84 ID:2ouY/ZA0
――――――お守り

ミサカ「アナタは何の願いを買うのですか?」

一方通行「俺が神頼みする人間に見えンのか?」

ミサカ「……こんな日くらいいいのでは?」

一方通行「はァ……仕方ねェ、黄泉川と芳川、クソガキ、あと番外個体にでも買うか」

一方通行「黄泉川にィ結婚だろォ、芳川は就職……番外個体には……」

一方通行「性格矯正がねェな、しょォがねェ、クソガキと同じ健康だな」

ミサカ「(やっぱり妹達には過保護なんですね)」

一方通行「お前はどォすンだ?」

ミサカ「えっ?ミ、ミサカは自分で買うのでいいですよとミサカは遠慮します」

一方通行「あっそ」

――――――絵馬

一方通行「お守り買ったのに絵馬に目標書くのかよ?」

ミサカ「いいじゃないですか」カキカキ

ミサカ「アナタも目標くらい書いても罰はあたりませんよとミサカは薦めます」

一方通行「そンなもンかねェ……」スッ

一方通行「………………………」カキカキ

一方通行「オラ、お前かけろよ」

ミサカ「なんと書いたんですか?とミサカは興味津々に聞いてみます」ジッ

一方通行「オイ、見てンじゃねェよ」

ミサカ「………ぷっ、いかにもアナタらしい目標ですねとミサカはあざ笑います」ブフィー

一方通行「見ンなっつったのが聞こえなかったかァ!ア゛ア゛!?」
82 :とあるミサカの初詣 9/12 :2011/01/04(火) 19:26:58.50 ID:2ouY/ZA0
――――――甘酒

ミサカ「ぷふぃー……!なかなか美味ですね」

一方通行「こンなもンより、コーヒーのがましだろ」

ミサカ「アナタは風情というのが分からないのですか?とミサカは問いかけます」

一方通行「風情ねェ……てめェみたいに着物でもきりゃいいのか?」

ミサカ「………それは!」

一方通行「あァ?」

ミサカ「い、いえ……いくら性別が分かり難いアナタのスタイルでも女物はつらいのでは?」

ミサカ「とミサカは冷静を装います」

一方通行「どォして俺が振袖着なきゃいけねェンだよ!アホかァ!」

ミサカ「……………」ゴキュゴキュ

一方通行「ミサカさァン!?無視してンじゃねェぞ!オラァ!!」

―――――――夜

ミサカ「うぅーーーいあ〜くせられぇ〜たぁ」ヒック

一方通行「………なンでコイツ甘酒で酔ってンだよ」アリエネェ

一方通行「(コイツの母親が絡み酒って事忘れてたわ、飲ませなきゃ良かったかァ)」

ミサカ「こらぁ!むししてんじゃねぇよぉ〜〜〜とミシャカは〜〜だきつくー」

一方通行「だァーー!!抱きつくンじゃねェ!!はーなーれやがれ!!」グイ

ミサカ「うぅ〜……ミシャカを〜みすてるんですかぁ〜〜」ウルウル

一方通行「ぐっ!」

ミサカ「ミシャカはーーーかなじぃ〜〜でふよぉー」ウルル

一方通行「……クソッタレェ、オラ!おぶってやっからその顔やめろ!」
83 :とあるミサカの初詣 10/12 :2011/01/04(火) 19:27:43.71 ID:2ouY/ZA0
ミサカ「ではえんりょなくぅ!」

一方通行「ぐォ!!?(お、思ったより重い!!)」

ミサカ「さぁ〜〜家まで〜〜あくせられぇーたぁ!とミシャカはいきなしゃれをかまひまふ」

一方通行「てめェおちょくってンだろ!上手くねェンだよ!」

ミサカ「しょれは、すみまへんねぇ……うぃ………」ウトウト

一方通行「……(おぶったら大人しくなりやがった)」

ミサカ「………あくせられーた」

一方通行「……あン?」

ミサカ「きょぉは……たのしかったですか?とミシャカは尋ねます」

一方通行「……………」

ミサカ「ミシャカは……とってもたのしかったですよとないむねをはってみます」ムギュ

一方通行「(あたってるンですけど)………そォかよ」

一方通行「………病院着いたぞ、カエル医者によろしく言っとけ」

ミサカ「……んしょ、んしょ」

ミサカ「……ではぁ〜〜きょぉはありがとござましたぁ」

一方通行「礼は後で聞いてやっから、今日はさっさと部屋に戻って寝ろ」

ミサカ「では、おれいをば」

一方通行「だァから、礼は次あったと―――――ッ!」グイ

一方通行・ミサカ「」

一方通行「て……め……なにし……」

ミサカ「おやすみなさいぃ〜」

一方通行「オイ!!聞いてンのか!!?まちやが――――「あなた!な、なにしてるの!?」?」

一方通行「………………」
84 :とあるミサカの初詣 11/12 :2011/01/04(火) 19:28:13.76 ID:2ouY/ZA0
打ち止め「って、ミサカはミサカは……キョーガクしてみたり」プルプル

一方通行「……………ク、クソガキ、どォして、ここに?」

御坂妹「それはミサカをここに送り届けるためですとミサカは説明します」

黄泉川「私がいくっていったんだけど、打ち止めがいくぅーって聞かなかったじゃん」

芳川「私は引っ張られながら連れてこられたわ……寝正月にしようと思ったのに」

一方通行「よ、黄泉川………芳川、まで」

打ち止め「そんなことよりアナタ今のミサカと何してたのって!ミサカはミサカは問い詰めてみる!」

一方通行「そ、そりゃ……「見たとおりですよ上位個体」」

御坂妹「彼がアナタの誘いを断ったのは先約があった……そしてソレがあのミサカということです」

御坂妹「つまり逢引ですね、とミサカはドヤ顔で結論をだします」

打ち止め「もぉ!!あの子だけずるいーーーー!!ってミサカはミサカは怒りが頂点に!」

一方通行「まてェ!そもそも俺とお前はなにもねェだろォが!!女でもねェガキに言われる筋合いは……ハッ!!」

打ち止め「…………」ゴゴゴゴゴ

打ち止め「言い訳なんか聞きたくないーってミサカはミサカは言語道断!!」

一方通行「ちっ、ちくしょォ……不幸だァァァァ!!」

―――――――

上条「はぁーっくしょん!」

上条「………?」ズズ

美琴「風邪?うつさないでよ?」

上条「いや、そうじゃないけど……あれぇ?」

美琴「……ま、まぁそのときは私が看病でも」ボソボソ

上条「……そのときは頼むかな」

美琴「へっ!?」

上条「なんでも、さぁ帰ろうぜ、送ってくぞ」

美琴「う……うん……あ、ありがと……」
85 :とあるミサカの初詣 12/12 :2011/01/04(火) 19:29:17.03 ID:2ouY/ZA0
―――――――次の日のミサカ

ミサカ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ゴロゴロ、ボフボフボフ!

ミサカ2「あのミサカはどうかしたのですか?」

ミサカ3「途中からネットワークが繋がったので覗いてみたのですが……」

ミサカ3「酔っていたようで、おぼろげにしか伝わりませんでしたとミサカは報告します」

ミサカ2「…………?何かあったのでしょうか?」

ミサカ「(〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ミ、ミサカは酔いにまかせてなんという事を!!)」

ゴロゴロゴロゴロゴロ

ミサカ2「あまり暴れてはいけませんよ、とミサカは忠告します」

ドサッ

ミサカ3「あっ」

ミサカ2「落ちた」
86 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 19:32:01.38 ID:2ouY/ZA0
投下終了です。
えっ?上琴がいらない?こまけぇこた(ry

しかし、欠陥通行と上琴をセットで書いてると
自分が誰か知ってる人にはすぐばれそうな気がしないでもない。(どォでもいいがな
こんなSSでも楽しんでくれると嬉しいです!
では、お目汚し、失礼しました。
87 :あたたかい手 [saga]:2011/01/04(火) 19:34:07.58 ID:HAxg0Lo0
乙です!
同じく初詣関連で一つ。
思いついたネタで白垣を書こうとしてる人がいたので、その支援で投下!
オチも何もないですが。
実際の地名とか服の名前出ます!いやな人はスルーしてくれ!

長編終わって調子こいてる間に投下!
88 :あたたかい手 [saga]:2011/01/04(火) 19:35:16.99 ID:HAxg0Lo0
元日。

初詣で人はごった返しだ。
そんな中、初詣にも行けず、高幡不動尊に行くための交通整理をまかされている一人の風紀委員がいた。

彼女の名前は白井黒子。
常盤台中学の一年生だ。


「はーい、おさないでくださいですのー!」


わいわい、がやがや


初詣にくる膨大な数の人たちは白井の言うことをまるで聞いちゃいねぇ。



(全く…クリスマスからずっと年末年始は風紀委員はてんてこまいですの…)


バーバリーブルーレーベルのかわいらしいベージュのコートに身を包んだ常盤台の冬服の制服を着た少女は高幡不動の小さい商店街通りで人員誘導係として働いていた。



(これも…風紀委員の仕事ですの…!弱音を吐いたら駄目ですの…!)


(固法先輩は高尾山で、初春は詰所で待機…しりあいがいない元日で誘導というのもさみしいですの…)


そんなことを考えながら一人さびしく警備にあたっていると突然、白井の肩に人がぶつかる。



(イッタ!誰ですの?私の肩にぶつかったのは…?)


白井が振り向くとそこには一人の男がいた。
89 :あたたかい手 [saga]:2011/01/04(火) 19:36:18.71 ID:HAxg0Lo0
綺麗な髪でロン毛。
茶のドレススーツの上にはセミロングのモンクレーのダウンジャケットを着ている。

「あぁ、わりぃわりぃ…だいじょーぶ?常盤台の嬢ちゃん?」


「…あ、平気ですの…」
(あれ?この人、どこかで見たことありますわね…確か情報バンクで…?)


白井はあと少しの所で思いだせそうなのだが出てこない。
むむむと記憶を思い返している白井を見てその男は言った。

その動作を見た男は彼女がふるえているように見えたのだろう、おもむろに話しかける。


「さみぃの?」


「え?あ、いや」


「だって手袋してねーじゃん」


「!」

白井は自分の手を見る。
警備員(けいびいん)の人が持てっている様な発光する誘導棒を持っているその手は寒さでひび割れしそうになっている。


「クリームとかねぇの?」


「え?あ、いや…持ち合わせはないですの…」


「あ、そう…」


長髪の男はそういうと腕にはめているこぎれいな黒の皮手袋をはずす。


(ずいぶん綺麗な手ですの…)


女の白井ですら感心させるその綺麗な手から綺麗な光が出てくる。
高幡不動尊に向かっている人たちはその光景に驚きながらも初詣に行きたいので足早に通り過ぎていく。
90 :あたたかい手 :2011/01/04(火) 19:37:07.72 ID:HAxg0Lo0
「ホラ、これでしばらくわ保湿できっからひび割れもしないはずだ」


白井の手にふわっと宿る白く淡い光。
彼女は自分の両手が潤っていくのを知覚した。


「あ、え、?すいませんですの、ありがとうございますですの…!」
(通りすがりの人にここまでしてもらって…なんだか申し訳ないですね…)


そう思った白井は一礼し、その男に話しかける。



「え…っと失礼ですが名前をお伺いしても…?」
(よくみると結構綺麗でかっこいい人ですの…ちょっとちゃらちゃらしてそうですけど…)


「別に…名乗るほどのもんじゃねぇけどさ…俺の名前はかき…」


と、言いかけた瞬間、人ゴミの中から女の声が聞こえる。



「帝督ー!どこー?」


「あぁ?新年そうそううっせぇぞ!心理定規!」


帝督と呼ばれたその男は人ゴミの中で手を振っている少女を見つけると人の流れに逆らって戻っていく。


「あ、あの…!ありがとうございます…ですの…!」


「いいって。あ、そうそう、俺の名前だけど」
91 :あたたかい手 [saga]:2011/01/04(火) 19:39:04.23 ID:HAxg0Lo0
「垣根帝督」


「あ、…わ、私は白井黒子ともうします…ですの!」


「白井さん、ねー…じゃ、またな、風紀委員さん?」



その後垣根と言う男は白井の前を心理定規と呼ばれる女と仲良く通り過ぎて行った。

「もー、帝督すぐ私おいていっちゃうんだからー」


「わりわり、ホラ、手」


「はーい」


(二人は…つきあってる…?)


白井は二人の睦まじい光景を見て、自分の手を見遣る。





ほんのりとあたたかい手。
垣根と言う男が作り出した物質による効果だろうか?



(…かきね…ていとく…)


白井は先ほどの男の名前を反芻し、再び初詣客の誘導に没入する。


誘導が終わった時には両手にある白い光は消え、手には突き刺すような寒さが再び襲いかかってきた。


おわり
92 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [saga]:2011/01/04(火) 19:39:41.51 ID:HAxg0Lo0
稚拙な構成ですいません。
ではまた!ばーい!
93 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 19:44:23.01 ID:tipcCkwo
二人とも投下乙だが二人目の方は間隔空けた方がいいと思うぜ
94 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 19:47:08.26 ID:k87fRUAO


かなり原形留めて無くて申し訳ないけど、行数意識して改変してみた。気に入らなかったらスマソ

・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、人を選ぶネタには注意書きを記載して欲しいなってミサカはミサカはお願いしてみる
・新刊のネタバレ解禁は発売日の翌日だからフライングはダメかもってミサカはミサカは怒ってみる!
・ここは複数の書き手さんが書いていくスレだから、安価作品は避けてくれるとミサカは幸せ指数が30ほどアップっ!
・投下間隔は最低30分は空けて欲しいかも。前の人の投下直後だと、流れちゃって勿体無いないのってミサカはミサカは告げてみたり
・毎月中旬は接続できなくなる事があるけど数日で元に戻るから心配ご無用ってミサカはミサカは教えてみる!
・荒らしや変な人は妖精さんだったミサカばりにスルーだよってミサカはミサカは注意してみる
95 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage !orz_res]:2011/01/04(火) 19:51:22.20 ID:tipcCkwo
おやくそくもスレ立てる人が考えるだろうから何回も投下しなくてもいいんじゃね?
980が「誰かおやくそく考えて」って言わない限りは考える必要ない気がする
まぁ個人的意見だからあぶり出しレスにしておく
96 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 19:51:55.94 ID:HAxg0Lo0
投下してから気付きました。
申し訳ございません。

以後きをつけます
97 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:03:25.43 ID:Fc.B2KEo
欠陥電気が来てただと……マジで目を疑ったわ
98 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 22:07:11.91 ID:Xc1/Aa20
以前のスレで人見知り上条さんを書いてたものです

また書きました。5,6レスほどもらいます

上琴気味 上条さんキャラ崩壊注意

学園都市でまともに会話できる人が美琴と土御門と青ピだけな上条さんの話です
99 :気付かない事1/5 :2011/01/04(火) 22:08:16.22 ID:Xc1/Aa20
たまには風紀委員の仕事中の後輩に
差し入れしてやろうと
テイクアウトの弁当屋で、お弁当を幾つか注文する

出来上がりまで、少し時間がかかるらしい
人気店という事なので、
美琴と同じく注文済みで待つ客もそれなりに居る

美琴「ん?」

ふと、入口を見ると
見慣れたツンツン頭のバカが入ってくる

そいつは少し店内を見渡した後、

美琴「……ねぇ」

美琴が声をかけようとする前に

上条「……」

軽やかに、回れ右をして店を出る

美琴「をい!!」

思わず突っ込みを入れながら、後を追いかける
何をしに来たのだ、こいつは
100 :気付かない事2/5 :2011/01/04(火) 22:08:52.48 ID:Xc1/Aa20
美琴「まちなさい!!」

上条「おう、どうしたんだよ? こんなところで?」

弁当屋の前でとぼけた顔をするばか
その表情が微妙に腹立たしい

美琴「こっちのセリフよ。なんで入っただけで、すぐに出てくのよ」

上条「見てたのか」

美琴「見てたわよ」

上条「……混んでたから?」

美琴「なんで疑問形なのよ……」

でも、言われてみればそうなのかもしれない

美琴以外にも注文後に
出来上がりを待っている客がいた
そこから、時間がかかる事はわかる

つい、追いかけてしまったが
考えてみれば当たり前の話だ

……なんで追いかけてしまったんだろうか
101 :気付かない事3/5 :2011/01/04(火) 22:09:28.78 ID:Xc1/Aa20
上条「いや、混んでたかはよく確認してねぇし」

美琴「はぁ?」

どういうことだろうか
混んでいるかどうかくらいは
見ればすぐに分かるのではないだろうか

上条「……出来上がりを待ってるっぽい客が結構いただろ。そこは確認したんだ」

美琴「うん。そうだけど……」

というか、美琴もそうだ
しかし、それがどうしたと言うのだろうか

上条「……そういう人とさ、レジに並んでる人、区別がぱっと見わかんねぇだろ」

美琴「まぁ、そうかもしれないわね」

注意深く見れば、わかるような気もする
だが、店内も狭いし、確かにぱっと見ではわからないのかもしれない

上条「後ろ方の人に『最後尾ですか』って聞くの恥ずかしい」

美琴「……は?」

上条「さらに混んだ店内にいると、俺が逆に聞かれるかもしれないだろ」

美琴「……そうなの?」

上条「そうなんだよ。店員さんに注文するのは平気だけど他の客に話しかけたくないんだ」

真剣な顔をして、上条が言い切る
一方通行や魔術師に立ち向かった時と
全く同じ表情だ

こんなとこでそんな顔をするな
もったいない

……なんでもったいないのだろうか
102 :気付かない事4/5 :2011/01/04(火) 22:10:09.39 ID:Xc1/Aa20
上条「だから混んでるかとかは、よく確認せずにすぐ出たんだよ」

美琴「へぇ」

上条「話しかけられる危険性を減らすためにもな」

美琴「……だったらさ」

上条「なんだ?」

美琴「店員さんに、聞けばいいじゃん。『どこに並べばいいですか』って」

上条「……っ!! なるほど」

上条が目を見開く
だから、こんなとこでそういう顔をすんな

上条「お前、頭いいな」

美琴「褒められた気が一切しないわね」

上条「お前にはいつも世話になるな……」

美琴「別にいいわよ、このくらい」

むしろ、いつものトラブルと同列にしないでほしい
ばかだけど、そういう時は頼りになるのだから
103 :気付かない事5/5 :2011/01/04(火) 22:11:48.94 ID:Xc1/Aa20
上条「じゃ、買ってくるかな」

美琴「……ねぇ、この後ひま?」

上条「ひまだけど、どうしたんだよ?」

美琴「私、これから黒子んとこお弁当届けるんだけど」

上条「だけど?」

美琴「一緒にお弁当運んでくれない? 風紀委員の他の人の分も買っちゃって、一人じゃ持ち切れないの」

本当は頑張れば一人で運べるけど
何故か、手伝ってほしくなって

上条「わかったよ。上条さんに任せなさい」

どうしてなのか
助けてという声に迷わずに
手を差し伸べるとこも
見たくなってしまって

美琴「うん。ありがと」

つい、お願いをしてしまう

あと、せっかくだから
もう少し一緒にいたいという事も

もしかしたら、あるのかもしれない

何故かは一緒にいたいのかは
よくわからないけど……

104 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! :2011/01/04(火) 22:13:33.36 ID:Xc1/Aa20
以上です

最後尾がどこにあるかわからない列は困りますよね

お目汚し失礼しました
105 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:22:36.29 ID:W0TnbQ.0
欠陥電気……だと?
新年早々ありがとうと言わざるを得ない


未現黒子も良いモノだな
106 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:25:52.48 ID:W0TnbQ.0
あっぶねぇ
危うく投下中にレスするとこじゃねぇか
不注意ですまんかった以後気をつける
107 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 22:35:43.90 ID:Fc.B2KEo
人見知りさん乙です。なんかなんかいい雰囲気。
この上琴の距離感大好きだわ
108 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 00:12:03.90 ID:cV18vSwo
俺は忘れない……
「幻想少年?」を忘れない…
109 :とある下着の一方通行 0/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:18:46.29 ID:NbpCDUo0
こんばんは
お風呂上りに服を着ていたとき思いついた話を投下させてもらいます
ジャンルはギャグとほのぼのの中間くらい……?下ネタ、というかパンツネタです
途中から一方通行のキャラが大分崩壊しますのでご注意を
一方座標(一方←座標気味)風味です
110 :とある下着の一方通行 1/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:19:47.90 ID:NbpCDUo0
佐天「初春、やった!私とうとう能力者になれたよ!低能力者だけど!」

初春「本当ですか!?おめでとうございます。どんな能力なんですか?」

佐天「……」

初春「?」

佐天「……一定の時間、自分の半径100km以内にある特定の所有者が居ない女性用の下着の存在を誰にも感知できない状態にする能力……」

初春「すごいですね。条件が細かい上に全く役に立たないけど、凄いと思います!今は本当に全くこれっぽっちも役に立ちませんけど、
   これから頑張ってレベルを上げていけばかなり幅が広がると思います」

佐天「うん。これからも頑張ろうと思う!ありがと初春!」
111 :とある下着の一方通行 2/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:20:48.34 ID:NbpCDUo0
―――――ある日の午後

打ち止め「はー。風が冷たいねーってミサカはミサカは本格的な冬の訪れを感じてみる。息が白くなるよ、はー」

一方通行「寒ィ。とっとと帰るぞ」

打ち止め「せっかくのお散歩なんだからもうちょっと楽しもうよーってミサカはミサカはちょっと不満を漏らしてみる」

一方通行「くっだらねェ。用も無ェのにブラブラしてるとバカ共が考え無しに突っ込ンでくるから嫌なンだよ」

打ち止め「でもミサカは貴方とお散歩できてとっても嬉しいよってミサカはミサカは微笑んでみる。あ、公園だ。寄っても良い?」

一方通行「勝手にしろ。俺は帰る」

打ち止め「もう! 分かってると思うけど、もちろん貴方も一緒だからね!ってミサカはミサカは踵を返そうとする一方通行の腕にしがみついてみる!」

一方通行「……ったく、分かったから放せ。うぜェし重ェ」

打ち止め「んなっ!なんかちょっと失礼な事言ってないー!? ってミサカはミサカは貴方のレディーに対する口の利き方のなってなさに呆れてみる!ミサカ重くないもん!」

一方通行「へェへェ」

打ち止め「もー!ちゃんと聞きなさい!」

一方通行「うるせェな……行きゃァいいンだろ行きゃァ」

打ち止め「む〜……」
112 :とある下着の一方通行 3/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:21:31.61 ID:NbpCDUo0
打ち止め「なんだかこの公園、ヨミカワの家の近くにある公園よりずっと大きいね、ってミサカはミサカは感想を述べてみる」

一方通行「大学かどっかが研究に使ってンだろ」

打ち止め「あ、噴水がある!ってミサカはミサカはまっすぐ指をさしてみる!わーい!」ダッ

一方通行「走って転ンでも知らねェぞ、クソガキ」

打ち止め「ミサカはそんなヘマしないもん!ってミサカはミサカは噴水へ一直線に走ってみる!貴方遅いよー!」

一方通行「オマエがはしゃぎすぎなンだよ」

打ち止め「わぁ〜!近くで見るとさらに素敵だねってミサカはミサカは感動してみる」

一方通行「穴から水が出てるだけじゃねェか」

打ち止め「もー、どうしてそういう意地悪な事を言うかなあってミサカはミサカは一方通行をジト目で睨んでみる」

一方通行「くっだらねェ」

打ち止め「よっ。ってミサカはミサカは噴水のふちに上ってみる。よいしょっ」

一方通行「……何してんだオマエ」

打ち止め「おお!こうすると貴方より背が高くなるんだねってミサカはミサカは優越感に浸ってみる!へへーん」

一方通行「クソガキは背が高くてもクソガキだな」

打ち止め「むむっ!それはどういう意味ってミサカはミサカは貴方に詰め寄ろっ―――!!?」ズルッ

一方通行「っ打ち止め!!」

ボチャーンッ
113 :とある下着の一方通行 4/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:22:19.56 ID:NbpCDUo0
打ち止め「ひゃあ!?つ、冷たい!ってミサカはミサカは跳びあがってみる」

一方通行「オイ、頭とか打ってねェか!?」

打ち止め「え、うん!大丈夫だよってミサカはミサカは返答してみる。あ、手、貸してもらってもいいかな……?」

一方通行「ったく……馬っ鹿じゃねェのか。下らねェ事するからこォなンだよ」スッ 

打ち止め「……ごめんなさいってミサカはミサカは反省してみる。それにしても……さ、寒い」クシュッ

一方通行「着替えが必要かァ……チッ。ちょっと待ってろ」

打ち止め「うん……ってミサカはミサカは素直に頷いてみる」ブルブル

一方通行「……」ファサッ

打ち止め「え、これ、貴方のコート……」

一方通行「羽織ってろ。風邪ひかれるとこっちが迷惑すンだよ」

打ち止め「でも、貴方は寒くない?ってミサカはミサカは心配してみる」

一方通行「ンな事考えないで黙って着てろ」

打ち止め「……うん。有難う」

一方通行「東屋があンな。あそこで待ってろ。着替え持ってすぐ戻ってくる」

打ち止め「うん。待ってるね」
114 :とある下着の一方通行 5/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:22:58.66 ID:NbpCDUo0
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

一方通行「なンで何処にもパンツ売ってねェンだよ……!クソ、早く行かねェとアイツが風邪引いちまう」

一方通行「パンツ……パンツ……!」

上条当麻「おっ、一方通行、奇遇だな。何か困ってるように見えるけど、どうかしたのか?」

一方通行「三下……」

上条当麻「?」

一方通行(どォする……?『小さい女の子用のパンツ探してます』って正直に言うか?
      いや、それじゃ俺は小さい女の子のパンツを求めてる変質者になっちまう。いやまあ確かに小さい女の子用のパンツは求めてるがそれはそォいう目的じゃねェ)

一方通行「……いや、なンでもねェ」

上条当麻「……一方通行。俺は確かにただの無能力者で頼りないかも知れないが、俺に出来る事があるなら言ってくれ。お前の力になってやれるかも知れない」

一方通行「……」

一方通行(……まァ、三下になら正直に言っても特に問題ねェか。俺の下らないプライドで打ち止めを待たせる訳にも行かねェし、コイツヒーローだしな)

一方通行「三下、」

上条当麻「ん?」

一方通行「パンツって、何処にあンだ?」

上条当麻「は?パンツ?」

一方通行「あァ」

上条当麻「そりゃお前……今お前が穿いてるだろ」

一方通行「ちげェよ」

上条当麻「何!?お前今パンツ穿いてないのか!?流石にそれはちょっとどうかと思いますよ上条さん!?」

一方通行「ちげェよ!!何で俺がノーパン主義者になンなきゃいけねェンだよ!!?」

上条当麻「え?違うの?てっきりメガネ掛けた人が『俺のメガネ何処?』って言ってるような状態なのかと」

一方通行「オマエの中の俺はパンツを穿きながらもパンツを探し求め、挙句の果てにパンツを欲して道端をうろついてる様な奴なのかよ」
115 :とある下着の一方通行 5/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:24:04.85 ID:NbpCDUo0
上条当麻「……ごめん」

一方通行「謝ンじゃねェよ。まるでオマエの中で俺は本当に変質者として認識されてるみてェじゃねェか」

上条当麻「まぁ冗談は置いといて、何があったんだ?パンツって」

一方通行「時間もねェし詳しい事は話せねェが、パンツが必要になった」

上条当麻「それはお前が今穿いてるパンツとは違う、アナザーパンツなんだよな?」

一方通行「いい加減ぶっ飛ばすぞ」

上条当麻「ごめん」

一方通行「……で、探したンだが何故か何処にも売ってねェ。売ってもらえねェとかじゃなく、売ってねェ」

上条当麻「……そうか。……」

一方通行「時は一刻を争う。俺はいち早くそれを手にするために、どォしたらいい」

上条当麻「…………」

一方通行「……」

上条当麻「……ひとつ案がある」

一方通行「! 何だ?」

上条当麻「……俺のパンツでよければ貸してやr「ぶち殺すぞテメェっ!!!」やっぱそうですよねー」

一方通行「何考えてンだ気持ち悪ィ。クソッ……変態ヒーローはもォ当てにしねェ。じゃァな」

上条当麻「わるい、役に立てなくて。こっちも色々やってみて何かいい案見つけたら連絡する。あと変態ヒーローは勘弁してくれ」

一方通行「……チッ」
116 :とある下着の一方通行 7/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:24:49.76 ID:NbpCDUo0
一方通行「クソッタレが……本当何考えてやがる……。打ち止めにンな汚ェもの穿かせられる訳ねェだろォが。
      つゥかよく自分の使用済みパンツを打ち止めに穿かせるなンつゥふざけた事考え付くな。……やっぱ一度ぶン殴るか」ブツブツ

一方通行「いや、それよりも問題は打ち止めの着替えだな。どうすっか……早くしねェと」ブツブツ

一方通行(女のパンツの在り処を知ってそォな奴か……)

一方通行「あァ?あれは……土御門か。丁度良い、あいつに聞くか」

一方通行「おい」

土御門「! ……お前か。何の用だ?道端で声を掛けてくるなんて」

一方通行「オマエ、パンツが何処にあるか知ってるか?」

土御門「……はあ?」

一方通行「?」

土御門「ふざけてるのか?」

一方通行「ンな訳ねェだろォがボケ。俺は真剣に聞いてンだよ」
117 :とある下着の一方通行 8/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:25:26.32 ID:NbpCDUo0
土御門「……パンツって、普通の男物のやつか?そんなものそこらの店に置いてるだろ」

一方通行「……ちげェ。俺が探してンのは女物のパンツだ。しかもそれは何故か店に置いてねェ」

土御門「はあぁ?」

一方通行「クソッ……なンでねェンだよ……畜生」

土御門「……」

一方通行「? ンだよジロジロ見やがって。気色悪ィな」

土御門「どうしたんだ、お前?何か今日頭おかしいぞ」

一方通行「うぜェな。ンな事ァ分かってンだよ。……でも、どォしても必要なンだ。だからこンな必死になって探してンだよカス」

土御門「うわあ……」

一方通行「……やっぱもォ一回手当たり次第に店探してみるか……」

土御門「……一応聞いておくが、お前は女物のパンツを手に入れてどうするつもりなんだ?」

一方通行「……オマエには関係ねェ。何に使おォが俺の勝手だろォが」

土御門「な、ナニに!?ナニに使うのか?……お前………」

一方通行「あァ?何意味分かンねェ事言ってンだよ。……チッ、糞役立たずが。俺には時間がねェンだ、じゃァな」

土御門「あ、あぁ……。……?」
118 :とある下着の一方通行 9/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:26:03.40 ID:NbpCDUo0
一方通行「本当ドイツもコイツもまるで役にたちゃしねェ……。……!?」

禁書目録「うぅー……燃料切れなんだよ」 バタンキュー

一方通行「オマエはいつかの暴食シスター……」

禁書目録「あ、貴方は前私にお腹いっぱい食べ物をくれたいい人だね!?ちょっと助けてほしいかも!」グーッ

一方通行「はァ?何で俺がンな面倒な事を何度もしなくちゃなンねェンだよ」

禁書目録「むう……お腹を空かせた女の子がいるんだから、少しくらい食べ物を分け与えてあげても罪はないと思うな」

一方通行「オマエは少しじゃ済まねェだろォが。……!」

一方通行(そォか……コイツは一応女だ。女なら女物の下着がどこにあるかぐらい知ってて当然だ。なら、コイツに聞くのが一番手っ取り早いな)

禁書目録「どうしたの?美味しいお店でも思い出したのかな?」

一方通行「違ェよ。よし、飯は喰わせてやる」

禁書目録「や、やったー!!じゃあ早く行こうよ!それで、どこに行けばお腹いっぱい食べられるのかな!?」

一方通行「落ち着け。飯は喰わせてやる……が、一つ条件がある」

禁書目録「何かな?早くしてほしいかも!」

一方通行「一通り喰ったら俺の話に付き合え」

禁書目録「お安い御用だよ!私たちシスターは人々の悩みや嘆きに耳を傾け、その心に安らぎを与えたりもして来たんだから!」

一方通行「そォか。なら早く行くぞ」

禁書目録「うん!」
119 :とある下着の一方通行 10/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:27:54.00 ID:NbpCDUo0
禁書目録「」バクバク ガツガツ ムシャムシャ モグモグ

一方通行「……」

禁書目録「」ゴクゴク ズルズル チュチュー バクバク

一方通行「……はァ」

禁書目録「―――っぷはあ!どうしたの?」

一方通行「何でもねェよ……オマエ口の周り悲惨な事になってるぞ」

禁書目録「えっ!?本当?……ど、どうしよう、崩壊寸前のダブルチーズバーガーで両手がふさがれちゃってて拭けない……」

一方通行「……別に、放っといて喰えばいいだろォが」

禁書目録「そ、それはレディーとして、はしたないから……」

一方通行「今更レディーとか、はしたないとか気にしたって無駄だろ……」

禁書目録「ちょっとそれは酷くないかな!?貴方は少しデリカシーの無さを気にしたほうがいいかも!」

一方通行「オマエもその胃の中のブラックホール心配した方がいいぞ」

禁書目録「むう……」

一方通行「……」

禁書目録「……」

一方通行「……チッ」ゴソゴソ

禁書目録「?」

一方通行「動くンじゃねェ。口塞いでろ」ゴシゴシ

禁書目録「! んむ、うー」ゴシゴシ

一方通行「ったく……これでいいだろ」

禁書目録「うん、ありがとう!」ムシャムシャ バクバク

一方通行「拭いてやった直後に汚してンじゃねェよ……」
120 :とある下着の一方通行 11/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:29:02.41 ID:NbpCDUo0
禁書目録「それで、貴方の言っていたお話って何かな?」モグモグ

一方通行「あァ。実は今、探し物をしてンだ」

禁書目録「何を探してるの?」モグモグ

一方通行「女物のパンツ」

禁書目録「……」

一方通行「ンだよその目はァ!?オマエ何か勘違いしてンだろォ!?」

禁書目録「……ごはん貰ってる人に言うのも何だけど、できればこれからはあまり話しかけてこないで欲しいかも」モグモグ

一方通行「目を伏せるな!俺の目を見ろ!俺の話を聞けェ!!」

禁書目録「それで、女の子用の下着を探してるんだよね?」モグモグ

一方通行「……あァ。でも、何処にも売ってねェンだ。どォしても必要なのに」

禁書目録「私も今日は見てないよ」チュー

一方通行「……そォか」

禁書目録「うん」ズー

一方通行「じゃあ、オマエのを貸してもらえねェか?」

禁書目録「……けーたいでんわーで誰かに通報した方がいい?」ズズズ

一方通行「クソッ……」

禁書目録「だいたい私が下着を貸すことは気持ちの問題をぬきにしても不可能かも」ペロペロ

一方通行「はァ? 何で…………ってオマエまさか!?は、穿いてねェのか!!?」

禁書目録「……」ペロペロ

一方通行「そこ無言なのかよ!?何か言うべきだろォが!」

禁書目録「穿いてないとか品のない事を公衆の面前で堂々と叫ばないで欲しいな」ペロペロ

一方通行「そこじゃねェよ!否定をしろよ!」
121 :とある下着の一方通行 12/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:29:46.00 ID:NbpCDUo0
一方通行「ったく、結局何の情報も手に入らなかったじゃねェか」

禁書目録「そうかな?私はお腹いっぱいでとっても幸せだよ!」

一方通行「俺は無駄な時間のロスでストレスが溜まっただけだ」

禁書目録「じゃあね!今日はどうもありがとう!」

一方通行「……じゃァな。寄り道してまた行き倒れたりすンじゃねェぞ」

禁書目録「うん!またね!」



一方通行「はァ……」

「どうした、随分元気がねぇじゃねえかよ。第一位」

一方通行「……テメェ」

垣根帝督「さっきのシスターちゃんと別れたのがそんなに寂しかったのかあ?ロリコン第一位さんよお」バサァッ

一方通行「メルヘン第二位も何一人寂しく町を放浪してんだァ?しかも盗み見かよ、趣味悪ィな。友達いねェのかァ?」

垣根帝督「ハッ……偽善者が調子こいてんじゃねェぞ」

一方通行「クカカッ、調子こいてンのはどっちだろォなァ?エンドレス第二位のていとくゥン?」

垣根帝督「……っ!!」ギリッ

一方通行「丁度良い。オマエにも聞いてやるよ」

垣根帝督「はぁ?」

一方通行「オマエ、女物のパンツが何処にあるか知ってるかァ?」

垣根帝督「……」

一方通行「……」

垣根帝督「は?」
122 :とある下着の一方通行 13/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:30:24.47 ID:NbpCDUo0
一方通行「何だァそのリアクションは?お花畑のメルヘン脳みそにゃァ難しかったか?」

垣根帝督「え?パンツ?女物のパンツ?」

一方通行「あァ」

垣根帝督「……」スッ

一方通行「羽しまうンじゃねェ」

垣根帝督「テメェの指図なんか誰が受けるかよ」

一方通行「……まァ、ンな事ァどォでもいい。オマエ知ってるか?パンツの在り処」

垣根帝督「んな物そのへんに居る女のスカートめくれば見つかるだろうが」

一方通行「……オマエは本当に屑だな。それやってみろよ。俺が通報してやる」

垣根帝督「はあ!?何なんだよ意味分からねぇ事言いやがって!それならお前はどうなんだよ!?女のパンツは何処にあるんだよ!?」

一方通行「馬鹿じゃねェのかオマエ?分からないから聞いてンだろォが」

垣根帝督「分からないくせに何でそんな偉そうなんだよお前!」

一方通行「ったく……役に立たねェな」

垣根帝督「つうかパンツぐらい売ってるだろ。まさかパンツも買えない程金に困ってんのか?だとしたら滑稽だな、笑ってやるよ」

一方通行「流石クソメルヘン妄想が達者だなァ。……売ってねェンだよ、何処にも。何でかは知らねェがな」

垣根帝督「マジかよ……。『何処にも』って事はお前女物のパンツ求めていくつもの店を渡り歩いたのか……?クソ、流石第一位だな。この俺が敵わねえ訳だ」

一方通行「ンな所で悟ってンじゃねェよ」

垣根帝督「は?俺がお前に敵わない訳ねえだろうが。ぶち殺すぞ」

一方通行「オマエ言ってる事メチャクチャだぞ。脳みそ未元物質で汚染されてンじゃねェか?」

垣根帝督「とにかく俺はパンツなんざ知ったこっちゃねえよ。そんなものより乳の方が大事だ」

一方通行「オマエの性癖なンざどォでもいい。クソッ、どォするか……」
123 :とある下着の一方通行 14/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:31:25.39 ID:NbpCDUo0
垣根帝督「そもそもお前女物のパンツなんか手に入れてどうするんだよ。まさかお前が穿くわけじゃねえだろうな」

一方通行「気持ち悪ィ事言ってンじゃねェぞ。打ち止めに穿かせンだよ」

垣根帝督「打ち止めっつうと、……あの時のガキか」

一方通行「そォだ。あン時のクソガキだ」

垣根帝督「………………ロリコン」

一方通行「あァン!?なンか言ったかテメェ!!」

垣根帝督「小さい女の子に穿かせる為にパンツ求めて町を駆けずり回る第一位ってどうよ。ロリコンだろ?」

一方通行「ちげェよ!!確かに探し求めてるけど!俺は断じてロリコンなンかじゃねェ!!」

垣根帝督「……ちょっと落ち着いて自分の胸に手を当ててみろよ」

一方通行「はァ?……ったく、これでいいのかァ?」スッ

垣根帝督「……な?ロリコンだろ?」

一方通行「た、確かに……って違ェよ!絶対違ェ!」

垣根帝督「お前ノリツッコミ下っ手くそだなー……」

一方通行「うるせェボケ。もォいい、他を当たる」

垣根帝督「あっそ。せいぜい頑張るんだな。愛しの幼女のために」

一方通行「気持ち悪ィ事言ってンじゃねェ」
124 :とある下着の一方通行 15/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:32:00.25 ID:NbpCDUo0
一方通行「……ヤベェ。暴食シスターとクソメルヘンの相手にかなり時間喰っちまった」

一方通行「クソッ。こォなったらもォ誰でも良い。一番最初に見かけた知り合いの女に声掛けるしかねェか」

一方通行「誰か来い……そして俺にパンツを差し出せ!」


「はー、今日の下校中の男子小学生も素晴らしかったわね……」


一方通行「あ、アイツは……!」

結標淡希「あぁ、世界中の可愛い男の子を座標移動で掻き集めて私だけの楽園を作り上げたいわ」

一方通行「……」

結標淡希「ふう……そのためにも、もっと上を目指さないとね」

一方通行(クソッ、躊躇してる場合じゃねえ!行くぞっ!)

一方通行「結標っ!!」

結標淡希「!」ビクッ

結標淡希「……一方通行!?な、何の用かしら」

一方通行「オマエ、パンツ持ってるか!?」

結標淡希「はあ!!?っていうかパンツって……せ、せめてパンティーとか言ったらどうなの!?」

一方通行「オマエ、パンティー持ってるか!?」

結標淡希「最低!死ね!」

一方通行「なンだよ言い直してやったじゃねェかよ!!……まァ、ンな事はどォでもいい。で、持ってるのか!?持ってないのか!?」
125 :とある下着の一方通行 16/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:32:44.12 ID:NbpCDUo0
結標淡希「な、何真剣に聞いてるのよ……持ってるに決まってるじゃない」

一方通行「貸せ!」

結標淡希「はああ!!?」

一方通行「クソッ……。……パンティー貸してください!」

結標淡希「いや言い方の問題じゃないわよ!」

一方通行「じゃあ何が問題なンだよ」

結標淡希「嫌に決まってるじゃないそんなの!だ、大体借りてどうするつもりなのよ?」

一方通行「変な事ァしねェよ。ちょっと穿くだけだ」

結標淡希「気持ち悪!!なんかもう逆に変な事された方がマシな気がしてくるわ!」

一方通行「はァ?オマエこそ気色悪ィ事言ってンじゃねェよ」

結標淡希「と、とにかく駄目なものは駄目!私の下着は貸せない」

一方通行「なンでだよ!?オマエしか居ねェンだよこンな事頼めるの!」

結標淡希「そんなの私の知った事じゃないわ」

一方通行「チッ……。……そォか、分かった!」

結標淡希「え?」

一方通行「オマエはパン……ティーを俺に貸さなくて良い。ただし代わりに、お前が世話になってるらしい月詠小萌のパンツを俺に貸せ。それしか手はねェ」

結標淡希「なっ!?ばっ……かじゃないの!?そんな事する訳無いじゃない!」

一方通行「二択だ。オマエは、俺にオマエのパンティーを差し出すか。月詠小萌のパンツを差し出すか。選ばせてやる」

結標淡希「ちょっ……意味分かんない!そもそも何で貸してもらう立場の貴方がそんなに上から目線なのよ!?」

一方通行「選ンで下サイ」

結標淡希「気持ち悪い!」

一方通行「ひっでェなオマエ!」
126 :とある下着の一方通行 17/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:33:19.59 ID:NbpCDUo0
結標淡希「っ……。……わかったわよ。わ、私のを、貸すわ。小萌にそんな迷惑は掛けられないしね」

一方通行「よし。それでいい。あとできればサイズ小さめの奴を頼む」

結標淡希「…………わかったっ」

一方通行「あ、今すぐ持って来い。オマエの能力なら簡単だろォが」

結標淡希「……わかったわよ!!」ヒュンッ

結標淡希「こ、これで良いんでしょう!?ほら!」ズイッ

一方通行「悪ィな。後でちゃンと洗って返す」

結標淡希「返さなくていい!」

一方通行「そォか?……ンじゃまァ、そォする。じゃァな!」

結標淡希「………………」



海原光貴「……あの、結標さん。先ほど手に布状の物を握って、ものすごい勢いで走っている一方通行さんとすれ違ったのですが、何か事情をご存知ですか?」

結標淡希「……一方通行の馬鹿。変態。へんたい!!」
127 :とある下着の一方通行 18/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:34:34.13 ID:NbpCDUo0
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

一方通行「ま、待たせたな」ハァッ ハァッ

打ち止め「だ、大丈夫?ってミサカはミサカはかなり息切れしている貴方を心配してみる」

一方通行「大丈夫だ。ほら、これに着替えろ」スッ

打ち止め「ありがとう、ってミサカはミサカは一方通行に感謝を述べてみる」


打ち止め「わーなんだか貴方のセンスの服だねーってミサカはミサカは着替え終わった感想を言ってみる。うん……うん」

一方通行「なンだよその表情は……。帰るぞ」

打ち止め「ううん、何でもないよってミサカはミサカは歩きながら若干目を逸らしてみる。あ、そういえばこの下着はどうしたの?買ってきた奴じゃないみたいだけど」

一方通行「あァ、それか。知り合いに借りた」

打ち止め「えぇ!?」

一方通行「仕方ねェだろ、何処にも売ってなかったンだからよォ。駄々こねンな」

打ち止め「ち、違うよ。そういう意味じゃなくて……ってミサカはミサカは必死に動揺を隠してみる」アタフタ

一方通行「これっぽっちも隠れてねェぞ」

打ち止め「これ借りるとき、ちゃんと状況を説明した?ってミサカはミサカは質問してみたり」

一方通行「あァ?いや、時間がなくてろくにしてねェな。『穿くから貸せ』とは言ったけど」

打ち止め「やっぱり……。貴方はそういう人だもんね。それより本当にそれしか言ってないの?ってミサカはミサカはさらに質問を重ねてみる」

一方通行「言ってねェな。他に交渉はしたが、状況説明はそれだけだ」

打ち止め「そ、そう……(っていうか下着のために『交渉』ってこの人何してるんだろう……ってミサカはミサカはちょっと微妙な気持ちになってみたり)」

一方通行「それがどォかしたのか?」

打ち止め「ううん……でも、『穿くから貸せ』なんて言われて男の人に下着を貸すような女の人は滅多にいないよってミサカはミサカは貴方に向けて呟いてみる」

一方通行「まァ返さなくていいって言われたな」

打ち止め「貴方……鈍感……ってミサカはミサカはちょっとどころじゃなく呆れてみる」

一方通行「はァ?」
128 :とある下着の一方通行 19/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:35:24.87 ID:NbpCDUo0
黄泉川宅

黄泉川「……一方通行、ちょっといい?」

一方通行「あン?」

黄泉川「……パンツが欲しいなら言ってくれればお金わたすじゃん」

一方通行「はァ?」

黄泉川「あと、これはあくまで噂として聞いた事だから私は信じていないけど一応、……女の子からパンツカツアゲするなんて真似は絶対によすじゃん」

一方通行「なに言ってんだオマエ?とォとォ頭がおかしくなったかァ?」

芳川桔梗「そうよ。一方通行はカツアゲなんかしないわ。きっと合意の上だったのよ、ねぇ?」

一方通行「オマエも意味分からねェ事言うな」

黄泉川「学区中で話題になってるじゃん?『第一位がパンツを求めて町中彷徨ってる』とか、『白髪アルビノの少年が女の子から下着をカツアゲしていた』って」

一方通行「ハアァ?誰がンな事……」

プルルルル…… プルルルル……

芳川桔梗「あ、貴方の携帯、鳴ってるわよ」

一方通行「あァ?」ピッ

上条当麻『一方通行、俺あれから学区内のあちこちでお前がパンツ探してる事を呼びかけて、何とか探し出すアイデアを募ったんだけど
     結局役に立ちそうなのは浮かばなかった。ごめんな?』

一方通行「オマエかァァっ!!」

上条当麻『え?まあまあ、よく分からんが落ち着けよ。で、大丈夫だったのか?』

一方通行「まァな」

上条当麻『そうか、なら良かった。……あとちょっと小耳に挟んだんだけど、……お前、女の子の下着カツアゲとかしてないよな?』

一方通行「してねェよ!!」

上条当麻『そうだよな……うん。それならいいんだ。じゃあな』ピッ
129 :とある下着の一方通行 20/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:36:06.78 ID:NbpCDUo0
一方通行「ったくよォ……。ン?」

プルル…… ピッ

結標淡希『もしもし。……一方通行』

一方通行「あァ?結標か、何だ?」

結標淡希『……その……えっと……』

一方通行「早くしろ」

結標淡希『う……つ、使った、の?私の……』

一方通行「あァ。おかげで打ち止めは風邪引かずにすンだぞ」

結標淡希『え? 』

一方通行「だァかァらァ、オマエが貸してくれたお陰で、水に落ちた打ち止めはそれに着替える事が出来て、風邪引かずに済んだっつってンですゥ」

結標淡希『…………あ!そ、そういう事だったの?』

一方通行「他にどォいう事があンだよ」

結標淡希『私、貴方が私の下着で淫猥な事をするために貸してくれって言ってきたのかと思ったのよ』

一方通行「はアァ!!?脳みそ腐ってんじゃねェか!?」

結標淡希『っていうか私、小萌に一方通行に下着脅し取られたって言っちゃったんだけど』

一方通行「そォいう事かよ!!!テメェのせいで知り合いの俺を見る目が若干白いじゃねェか!!」

結標淡希『あはは』

一方通行「『あはは』じゃねェ!」
130 :とある下着の一方通行 21/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:36:41.63 ID:NbpCDUo0
結標淡希『あ、それで貴方は下着を求めて町中彷徨っていたのね?』

一方通行「ったく……そォだよ」

結標淡希『変な噂が流れちゃって大変ね。お気の毒さま』

一方通行「半分はオマエの責任だろォが!」

結標淡希『ふふっ』

一方通行「はァ……他に何か用あンのか?ねェなら切るぞ」

結標淡希『特に無いわ。あ、今回の借りはちゃんと返してもらうからね?』

一方通行「ハイハイ、じゃァな」

結標淡希『ち、ちょっと待って』

一方通行「……何だ?」

結標淡希『お返し、楽しみにしてるから。これで現金とかつまらない物よこしたら座標移動で胃の中に下着捻じ込むわよ』

一方通行「やれるもンならやってみろ。……はァ、わァったよ。現金じゃ駄目とかオマエ面倒くせェな」

結標淡希『クスッ……そうよ。私、面倒くさい女なの』

一方通行「自覚あンなら治せ。じゃァな」ピッ
131 :とある下着の一方通行 22/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:37:28.86 ID:NbpCDUo0
打ち止め「なんだか楽しそうだったけど、誰と電話してたの?ってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「一切楽しくねェよ。結標だ。パンツ貸してもらった奴」

打ち止め「へえ〜ってミサカはミサカはニヤニヤしながら頷いてみる。どんなお話してたの?」

一方通行「大した話じゃねェよ。パンツ貸したンだからっつって謝礼を要求された。しかも現金は駄目らしい。面倒くせェ……何がいいンだか」

打ち止め「うふふっ」

一方通行「あァ?何がおかしい」

打ち止め「ううん、下着から深まる縁もあるんだなあって思って、ってミサカはミサカはあの時噴水に落ちて良かったってちょっぴり思ってみたり!」

一方通行「パンツで深まる縁とか……最低だな。ろくでもねェ縁だ」

打ち止め「そう言う割には満更でもないっていう顔してるよ?ってミサカはミサカは指摘してみる」

一方通行「うるせェ。黙っとけ」
132 :とある下着の一方通行 23/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:38:44.64 ID:NbpCDUo0


結標淡希「……」

月詠小萌「どうしたのですかー?結標ちゃん。ニコニコしながら携帯電話を見つめたりしてー」

結標淡希「なっ!別にニコニコなんてしていないわよ。ちょっと考え事してただけ」

月詠小萌「でもなんだか幸せそうでしたよー?」

結標淡希「だ、だから変な事言わないでよ。あっ、そう、それより前話したことなんだけど」

月詠小萌「なんですかー?」

結標淡希「下着カツアゲされたって話、あれ違ったわ。まあ取られたは取られたけど」

月詠小萌「結標ちゃん!そ、それはまさか……合意の上だったという事ですか!?」

結標淡希「ちっ、違うわよ!!いや、違ってない……?……とにかく違うわ!あれは誤解だったの!」

月詠小萌「そうですかー。よく分かりませんが、問題無いなら良かったのです。先生心配したのですよー?」

結標淡希「そう……ごめんなさい」

月詠小萌「いえいえ、結標ちゃんが無事ならそれが何よりですー。それでお話戻しますけど、何か良い事あったんですか?」

結標淡希「戻さないでよ……」

月詠小萌「いやーだって、気になっちゃうのですー」

結標淡希「……別に、良い事なんて何も無いわ。ただ、下着で深まる縁なんて、ろくでもないなと思ったのよ」

月詠小萌「? 先生には正直よくわかりませんが、でも縁が深まるのは悪い事ではないと思うのですよー」

結標淡希「そうね。…………わ、悪くないわ」

月詠小萌「結標ちゃんお顔が赤いですよー」

結標淡希「うぅ、うるさい!」

月詠小萌「うふふっ」
133 :とある下着の一方通行 24/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:39:40.33 ID:NbpCDUo0


佐天「初春ー!」バサァッ

初春「わっ、やめてくださいよもう!どうかしたんですか?」

佐天「何かこの間は能力測定器の調子が悪かったらしくて、今日計りなおしたら違う能力だった事が判明した!」

初春「わあ、良かったじゃないですか。さすがにあの能力はアホみたいに細かい上に役にたたなすぎてあんまりですからね。どんな能力だったんですか?」

佐天「……下着を通じて特定の人間の周囲との関係性を深める能力、だって」


おしまい
134 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 00:41:05.88 ID:n7ul2Ego
乙。
けど、別に佐天さんの部分無くても良かったような気が。
135 :とある下着の一方通行 25/24 [sage saga]:2011/01/05(水) 00:46:24.97 ID:NbpCDUo0
以上です。有難うございました
総合に投下するの初めてなので緊張しました……
本当はもっと色々な人に誤解を広げたかったのですが、力量的に無理でした
でも書きたいものが書けたので満足です

佐天さんと初春の口調や関係がいまいち掴めてません……変だったらごめんなさい
136 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 01:21:28.41 ID:tCeSwkQ0
何だろうこれ…好きだ、皆可愛かったです
乙です
137 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/05(水) 01:35:59.36 ID:Uokyg5Io
>>134
佐天さんの能力が無かったら普通にパンツが買えちゃうじゃないか
138 :るいはる1/4 [sage]:2011/01/05(水) 05:19:25.86 ID:bw/9PAAO
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佐天「うーいーはーるー!」

初春「何ですか佐天さん」

佐天「そろそろ教えてよ!頭の花飾りのヒ・ミ・ツ」

初春「何のことですか?」

佐天「ぐへぇ。そのネタはもういいよ」

初春「…佐天さんでも教えられません」

佐天「やっぱあるんじゃん!なになにー?」

初春「だから言えませんってば!」

佐天「うふふ。実はわかってるのだよ。それ、中身は純金なのだろうおぬし?」

初春「実はそうなんですよ〜変動相場なもんですからぁ〜って違いますよ!何やらせてんですか!」ビシッ
139 :るいはる2/4 [sage]:2011/01/05(水) 05:20:02.97 ID:bw/9PAAO

佐天「ナイスノリつっこみ!」

初春「いぇい!じゃなくて…」

佐天「ごめんごめんご♪ほんとは非常食だよね」

初春「そうそう日本ときたら米と卵くらいしか碌に自給できてませんから
いつ貿易が破綻するかと思うと夜も眠れなくいやだから違いますぅぅ!!!」

佐天「いいねー初春!ノッてきたねー!」

初春「からかわないで下さいよ」

佐天「わかってるって!ほんとは消臭剤だよね」

初春「いやぁ〜頭皮の臭いって本人が一番気づかないですからねー。
女の子なのに髪くさいとか言われたらショックで1週間はへこみますからこうして花弁に消臭成分を配合してー
消臭と共に綺麗に色づいてって満開な頃がお取り替え目安なんじゃねえんだよォォ!!関係ねェんだよおォォォ!」

佐天「それはトイレ用のやつだよねー」
140 :るいはる3/4 [sage]:2011/01/05(水) 05:20:50.33 ID:bw/9PAAO

初春「分かってるなら言わないで下さい!」ハァ ハァ

佐天「だって面白いんだもん」

初春「息切れしてきましたよ…」

佐天「あはは。実際光合成とかできちゃうんでしょ?」

初春「ふふ…実は頭部から私の身体にリンクしていましてね…光化学系において太陽などの光エネルギーから変換される化学エネルギーが通常通り光合成に利用されると共に
様々な酵素の働きを経て直接私にも供給されるんです…ククッ…さらには合成されたグルコースの一部が直接脳への素早いエネルギー供給を補完することもできるため
コンピューターで高度な処理を行ったり等する際には必要不可欠とかだったら夜間ジャッジメント活動できねェェェェだろボケがァァaakくぁpjxdtぇg!」

佐天「よくやった」
141 :るいはる4/4 [sage]:2011/01/05(水) 05:21:29.73 ID:bw/9PAAO

初春「でもたしか葉緑体の移植実験的なやつ成功してますよね」

佐天「応用次第じゃ独立栄養も夢じゃないのかな」

初春「仮にそうなっても肌がピッコロさんになる気がします」

佐天「ならついでに再生能力ほしいよね」

初春「あれって超能力なんですかねぇ」

佐天「『舐苦星人』――レベル4――みたいな?」

初春「ただの当て字じゃないですか」

佐天「へけっ♪」

佐天「ところでビームは出るんでしょ?」

初春「やりませんよ」

佐天「いけず〜!」ウウッ

初春「これからお仕事なのでまた明日ですさようなら佐天さん」スタスタ

佐天「ああっそんなっ…!気になる初春!気になるいはる!」



初春「…」スタスタ

初春「『本体』だなんて言っても信じてくれないですよね…」スタスタ


おわるいはる
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 05:24:24.48 ID:bw/9PAAO
アンバランスだな…
寝るいはる
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 12:32:41.09 ID:uSUu2oAO
>>135

爆笑した後に俺得な展開で本当に……ひゃっほぅ
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 16:54:43.12 ID:1A6rpKIo
>>142
やはり初春の本体が花であることは確定的に明らかおついはる
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 18:10:59.94 ID:jOoZwxQo
こんな感染者ばかりのスレにいられるか!
俺は鍵のかかる部屋にいるいはる
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 19:11:12.25 ID:u5zG2Rgo
行こう、ここもじき初春にのまれる
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 19:26:26.83 ID:QCMBaGQ0
こんばんわ、2レスほど置いていきます。

上条さんと美琴は付き合ってる。
美琴にインさんと一緒に住んでいるのがバレたって設定です。
148 :禁書「短髪……」美琴「ああ、アンタか。なんか用?」 [sage saga]:2011/01/05(水) 19:27:47.09 ID:QCMBaGQ0
禁書「う、うん。えっと……」

美琴「まあ、アンタがわざわざ私に会いに来るんだしなんとなく予想がつくけど。どーせあの大馬鹿野郎の事でしょ?」

禁書「うん。…………とうまの事、まだ怒ってる?」

美琴「そりゃね。でもなんでアンタがそんな事聞くのよ」

禁書「だって、私のせいで二人がケンカしちゃって。とうまも、ずっと元気ないし……」

美琴「ふぅん………………で、アンタはどうしたいわけ?」

禁書「……とうまと、仲直りして欲しいんだよ」

美琴「…………アンタ、呆れるほどお人好しね。私がアンタに何言ったか覚えてないの? 私はアンタにアイツの所から出てけって言った奴なのよ?」

禁書「…………忘れてなんかないんだよ。だから大丈夫、私はちゃんと出て行くから。あ、アテはあるから心配しなくてもいいんだよ」

美琴「はぁ……そういう事言ってるんじゃないんだけど……」

禁書「ほえ?」

美琴「アンタが出てけば全て丸く収まると思ってるわけ?」

禁書「で、でも! 二人がケンカしてるのって私のせいだし……」

美琴「ええそうね、きっかけはアンタ達二人が同棲してた事だし。全部とは言わないけど、アンタがいなくなればそれで私の気は済むわ」

美琴「でも、アイツはそうじゃない。アンタだってそうでしょ? 私にだってそれぐらいは分かるわ」
149 :禁書「短髪……」美琴「ああ、アンタか。なんか用?」 [sage saga]:2011/01/05(水) 19:28:13.12 ID:QCMBaGQ0
禁書「それは……でも……」

美琴「そりゃあの時は勢いで出てけーなんて言ったけどさ。本当に出て行かれたら私だって罪悪感感じるっつーの。ほんとやめてよねそういうの」

禁書「う……。で、でも、短髪はそれでいいの? 私ととうまが一緒に住んでても」

美琴「良いわけ無いでしょ……。でもしょうがないじゃない、アイツの事、嫌いになれないんだから……」

禁書「…………ごめんね、短髪」

美琴「アンタが謝ることじゃないでしょうが。謝るのはアイツよアイツ、あの糞馬鹿野郎よ。あーもう、アイツの顔思い出したらイライラしてきたわ!」

禁書「私もイライラしてきたかも。そもそもあの日までとうまと短髪が付き合ってること知らなかったし」

美琴「そうよねー、結局のところあの馬鹿がバレるまで黙ってたのが一番の原因よね。それで私達があれこれ悩んで」

禁書「とうまには私達を振り回した罰を与える必要があるかも」

美琴「お、気が合うわね。私もちょうどそう思ってたところよ『インデックス』」

禁書「うん、なんだか私達は仲良くなれそうなんだよ『みこと』」

美琴「んじゃ、とりあえずアイツには」






禁書美琴「オ・シ ・オ・キ・か・く・て・い・ね(なんだよ)」
150 :禁書「短髪……」美琴「ああ、アンタか。なんか用?」 [sage saga]:2011/01/05(水) 19:29:33.76 ID:QCMBaGQ0
以上です。失礼しました上条もげろ。
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 19:31:56.17 ID:gTdcAlko
乙〜
上条さんドンマイ
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 19:32:30.88 ID:E4CxJ.so
乙です上条もげろ
上条さんがどちらを選ぶにしても双方の気持ちを受け止めてきっちりと決着を付けてくれるといいんだがなぁ
原作はどちらも選ばない系の終わり方しそうだけどね
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 19:34:53.62 ID:JhB5YMEo
とりあえず
もげろ
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 19:37:40.72 ID:u5zG2Rgo
もげ条さんもげろ
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 20:29:54.96 ID:jOoZwxQo
上条さんのアスカロンがもげたら股間からドラゴンが出てくるんじゃ……
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:50:07.21 ID:cluuf0s0
>>150

上条さんとれろ

8,9レスもらいます
上琴気味
157 :再会する人 1/8 :2011/01/05(水) 21:51:04.68 ID:cluuf0s0
美琴(どこにでも、こういう連中はいるのね)

ぼんやりとそんなことを考える
周りを取り囲んでいる異国の男たちの
嫌らしい笑顔にはどこか懐かしささえ感じる

出張で訪れた異国
取引を終え帰途に就いたが
慣れない土地で迷い、
スラムで絡まれてしまった

美琴(ま、いいんだけどね)

ちょっと、電撃で脅かしてやれば
すぐに逃げ出すだろう
面倒くさいし、すぐに片付けよう

ああ、そういえば
前にもこんなことがあった
あの頃、美琴はまだ中学生で
その時に出会った男に
わざわざ、助けに来たそのばかに
初めての恋をした
158 :再会する人 2/8 :2011/01/05(水) 21:52:05.71 ID:cluuf0s0
美琴(って思い出に浸ってる場合じゃないか)

レベル5の能力者
その力の一端を見せてやろうと、
意識を集中した時に

「ごめんなー。待たせちゃって、こんなところにいたのかよ」

懐かしい声
ずっと聞きたかった、ずっと逢いたかった人の音

美琴「……ア、アンタ! なんでこんなところに!」

上条「へ? ……御坂かぁ!! 嘘! マジかよ!! なっつかしいなぁー!!」

10年ぶりの再会は、夢見ていたものよりも
ずっとあっさりしていた
結構、こんなものなのかもしれない
159 :再会する人 3/8 :2011/01/05(水) 21:52:42.96 ID:cluuf0s0
上条「そっかぁ、仕事で日本からかぁ」

美琴「で、アンタは何してんのよ。こんなところで」

ちんぴらどもを、片付けたあと
上条の案内で街を歩く

上条「こんなところは酷いだろ。住んでる人に対して」

美琴「マジ! すんでるの!」

そう言えば、服装も
周囲に溶け込んでいるし
意外な事に言葉も話せている

上条「まぁな」

美琴「なにしてるの? 今」

上条「うーん。……何でも屋かな」

美琴「ふーん」

その後、他愛のない事を話しながら街を歩く
この街の事を聞いて、日本の事を話す
そんな会話が、何故か嬉しい
160 :再会する人 4/8 :2011/01/05(水) 21:53:28.63 ID:cluuf0s0
上条「着いた」

美琴「え?」

会話の途中で上条が急に立ち止まる
後ろにあるには一軒の小さな家

上条「寄ってくか? 俺んち」

美琴「家?」

上条「茶くらいだすぞ。せっかくだしな」

異国の地で昔、好きだった人と再会して
彼の家に誘われる

ありがちな恋愛小説のような筋書きだけど
多分、こいつにそんな意図はないだろう

上条「ただいまー」

美琴が戸惑っていると
上条が玄関を開ける
すると、
161 :再会する人 5/8 :2011/01/05(水) 21:54:06.45 ID:cluuf0s0
「「「先生―! おかえりなさいー!!」」」

中から、数人の子どもが駆け出してくる
白い肌の子、黒い肌、赤毛に黒髪
蒼眼に金髪、男の子に女の子
さまざまな人種の幼い子どもたちが飛び出してくる

上条「帰ったぞー」

子どもA「おみやげは?」

上条「そんなものはありません」

子どもA「ちぇー」

子ども「ねぇ、そっちのお姉さんは?」

上条「ああ、俺の友達だ。日本から来たんだ」

子どもたちに囲まれながら
上条が言う
何が何やら、もうよくわからない
162 :再会する人 6/8 :2011/01/05(水) 21:54:38.63 ID:cluuf0s0
美琴「ふぅん。身寄りのない子を引き取ってるんだ」

上条「まぁな」

紅茶を啜りながら事情を聴く
帰ってきたのは「ほっとけないから引き取った」という
シンプルな答え。らしいと言えばらしいと思う

美琴「……一人くらいアンタの子が混じってるんじゃない?」

上条「どういう意味だよ、それ」

美琴「いや、アンタもててたし」

上条「不幸体質の上条さんが、もててたわけないだろ」

美琴「……マジで言ってんの」

上条「当たり前だろ」

美琴「ばかじゃないの」

あの頃、上条の事を好きだったのは
美琴だけでは無かったと思う
美琴以外の想いに気づいてなかったのか
コイツは

上条「でもさ、血が繋がって無くても、俺の家族だよ」

美琴「そうなんだ」

上条「おう」
163 :再会する人 7/8 :2011/01/05(水) 21:55:17.06 ID:cluuf0s0
部屋の扉が開き、子どもたちの一人が
入ってくる。手にはクッキーを抱えている

子どもC「おかわりもってきた」

美琴「ん、ありがとね」

笑顔でクッキーを受け取る
そこで、その子の視線に気づき

美琴「あなたも食べる?」

子どもC「いいの?」

美琴「いいわよ」

子どもが嬉しそうにクッキーを齧る
それを眺める上条の視線も優しげで

美琴「いいわね、こういうの」

上条「ん、何が?」

美琴「さ、何だろうね」

美琴にもよくわからない

ただ、確実なのは
もう少しで空港行きのバスが
出発するという事だけだった
164 :再会する人 8/8 :2011/01/05(水) 21:55:57.03 ID:cluuf0s0
上司「御坂さん、ちょっといいかしら」

美琴「はい? なんでしょうか」

あの出張からしばらくたった午後
美琴は直属の上司に呼び止められる

上司「実はね……」

上司が少し言いにくそうに口を開く

美琴「海外赴任ですか」

上司「そう、貴女みたいな若い女の子に頼むのは気が引けるんだけど……」

簡単にいえば、海外に支社を新設するので
そこの責任者になって欲しい
そして、その場所が

上司「前に出張で行ってもらったトコなの」

美琴「……はい」

上司「貴女の能力を評価しての事だし、2,3年で戻ってこられるけど、どうする? 嫌なら断ってもいいわよ」

美琴「いえ、行きます。私にやらせてください」

迷うよりも前に答えが出た
別にまた、アイツに逢いたいだけじゃない
評価された以上、自分の力を示したいのもある

……でも、また逢いたい気持ちも嘘じゃない



165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 21:57:20.49 ID:cluuf0s0
以上です

この上条さんがどこに住んでるのかよく分かりません

多分、大都市付近のスラムぅ?

お目汚し失礼しました
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:01:27.20 ID:WhqDEZYo
乙。
足繁く通って子供たちに「いつ結婚するの?」とか言われちゃうんだろうな

>>155
股間から「がおーっ」って出てくるドラゴンさんを想像しちゃったじゃないか
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:10:01.91 ID:gTdcAlko
イイね、GJです!
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:13:46.20 ID:E4CxJ.so
>>166
その展開俺も思い浮かんだわ
すげぇ子供達2828してそうwwww
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:17:11.94 ID:IN1LYaso
先生とお姉さんが結婚したら僕が二人の子供になるーっえー私もなるーっなるー!てか。
いかん。ほこほこしてきた
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:22:01.89 ID:fTbLwVYo
ちょっと宣伝失礼
前スレ594-598あたりで嘘予告してましたが、スレ立てました
書き溜めてから一気に投下する予定だったけどまだ途中なのに思わず
期待してくれてた人の期待通りには行かないと思うけどだらだらがんばります
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:23:26.95 ID:31VCyDIo
>>170

 これから立てようと思うSSとかそういうの宣伝していけ
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1275229749/
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:30:37.47 ID:5IyKt1U0
一方通行と御坂家で10ちょい
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:32:14.69 ID:5IyKt1U0
一方通行「お年玉、だァ?」

打ち止め「そうだよ!ってミサカはミサカは期待の眼差しを向けてみたり!」キラキラ

一方通行「お年玉ねェ……」

一方通行(そォだな……打ち止めももォ中学生だ)
一方通行(今まで小遣いなンざあげてなかったが、お年玉くれェあげねェとかわいそォかもなァ)

一方通行「……よし、ちっとばっかし待ってろ」

打ち止め「ホント!?ってミサカはミサカはドキがムネムネ!」



〜五分後〜

打ち止め「」

一方通行「すまねェな、本当ならポチ袋?ってのに容れてやりてェンだが、生憎そンなモン持ち合わせちゃいねェンだ」

打ち止め「」

一方通行「足りねェかもしれねェが、そン時はまた……ってどォしたクソガキ」



打ち止め「こんなに貰えるかァァァァ!!!!ってミサカはミサカは金銭感覚が本格的に狂ってるあなたにどうしようもない叫び声をあげてみたりィィィィィィ!!!!!!」



174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:32:47.00 ID:5IyKt1U0
……………………………
…………………
………

美琴「うん、そりゃあ全面的にアンタがおかしいわ、一方通行。そしてあけましておめでとう」

御坂妹「なんでお年玉ごときでミサカ五体分程の金渡すんだよ、とミサカは目の前のセロリに唖然とします。そしてあけましておめでとうございます」

番外個体「すっげえぇぇ!!! 百万円だよ百万円!! 諭吉さんが百人もいる!!! そしてあけおめことよろー☆」

打ち止め「でしょー?ってミサカはミサカはポンコツ個体を除く二人に全面同意してみたり。そしてあけましておめでとうだね!」

番外個体「お、コラやんのか? え?」

打ち止め「上等だよ、ってミサカはミサカはあの人にちょっかいばっかり出すポンコツ個体を教育してあげる!」

美琴「アンタらはどこのチンピラよ……」チョップ

打ち止め「ふぉっ!?」バシッ
番外個体「ひでぶっ!」ベシッ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:33:19.20 ID:5IyKt1U0
番外個体「 ……イテテ、ま、これは完璧にアイツがおかしいよね。精神年齢三歳のミサカでもわかっちゃう位」サスサス

一方通行「…………マジで?」

美琴「マジも大マジ、マジの助よ」

打ち止め(古いよ、どことなく古い臭いがするよ、お姉様)

一方通行「だってよ、お年玉っつったらガキ達にとっちゃァ年初めの最ッ高のビッグイベントだろ?」

美琴「まーそりゃあそうよね」

一方通行「なら、その期待を裏切るワケにはいかねェだろ」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:33:52.12 ID:5IyKt1U0
御坂妹「ふむ……一方通行、もしかしてあなた、お年玉を貰ったことないのですか?と、ミサカはモヤシの金銭感覚の欠如っぷりにありえないような質問を投げ掛けます」

一方通行「あるわけねェだろ」
一方通行「ガキの頃から親と離れて研究者クン達と一つ屋根の下だ。あるほォがオカシイっつゥの」

美琴「………………その、ゴメン」サッ

番外個体「…………あ 、だってあなた小さい頃からずっと研究所暮らしだもんね、しょうがない、かなー……」サッ

打ち止め「ごめんなさい!わがままなミサカでごめんなさい!!」サッ

一方通行「妙に気ィ遣ってンねェよ! つゥかクソガキは素に戻ってンじゃねェェェ!!!」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:34:23.18 ID:5IyKt1U0
美琴「コホン……一方通行にそういう知識が欠けているのはよーく分かったわ。ま、レベル5だからしょうがないっちゃあしょうがないけど」

一方通行「オマエも人のこと言えンのかよ」

美琴「ざんねんでしたー、私はもともとは低レベルの能力者だから、そこまで窮屈な暮らしじゃなかったのよ、ってミコトはミコトは格の違いを見せ付けみたり☆」

一方通行「うるせェ格下」

打ち止め「ちなみに、妹達は貰ったことがないみたい、ってミサカはミサカは現状報告!」

一方通行「……つゥことは、こン中でお年玉を貰ったことあンのはオリジナルだけってことか」

御坂妹「まぁ必然的にそうなりますね、とミサカは研究員からせびることを失敗したことを悔やみます」

番外個体「あなたのタマならミサカいつでももらってあげるよ☆」

一方通行「股がキュッてなった」

美琴「…………////」

178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:34:51.56 ID:5IyKt1U0
一方通行「まァいいわ……。で、オリジナルンとこはだいたいどンくらい貰ってたンだ?」

美琴「私ん家は年齢×200円ってのが普通だったわね。だから、だいたい2、3千くらいだったわ」

一方通行「へェ、そンなもンなのか。お嬢様学校っつゥくらいだから、ウン十万くらい貰ってンのかと思ってたわ」

美琴「………………」

一方通行「ン? どォしたオリジナル」

美琴「……それなのに、常盤台のお嬢様方ときたら平気で十万二十万……、年端もいかないがきんちょにそんな大金渡す親もどうにかしてるわ……。だいたいお小遣ってゆーのはパパやママのお手伝いをして初めて貰えるものであって……。そんなポンポンお金あげてたらロクな大人にならないわ……。普通にバイトしたって十万稼ぐのには3ヶ月くらいかかるっていうのに……」ブツブツ

一方通行「おォーい、ミサカさーン?」

美琴「…………ん? あ、ゴメンゴメン。ちょっとアイツら見てたら怒りが込み上げてきちゃってねー」

御坂妹(さっきのお姉様の憎悪は、確実に番外個体のソレを超えていましたね……不覚にも涙を零してしまいました。どこから、とは言いませんが)

番外個体「」ガクガクブルブル


179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:35:44.74 ID:5IyKt1U0
美琴「ま、せっかくだからウチと同じようにしたら?」

番外個体「ふーん、せっかくだからねぇ……」ニタニタ

美琴「潰すぞ愚妹」

一方通行「でもよォ、それだとたった2千ちょっとだぜ? こンなガキがそンなはした金で足りンのか?」

美琴「だからこそ、よ。確かに、アンタに頼めばいくらでも金は出てくる。でもそしたら、今度はお金の大事さを忘れてしまうわ」
美琴「そして、働くことの大切さも……」

美琴「…………アンタは、打ち止めにそうなって欲しい?」

一方通行「………………」
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:36:11.62 ID:5IyKt1U0
一方通行「……打ち止め、コッチこい」

打ち止め「んー?どうしたのー、ってミサカはミサカはあなたに駆け寄ってみたり!」

一方通行「ちっと足りねェかもしれねェが……ホラ、改めてお年玉だ」

打ち止め「……ううん、全然そんなことないよ。あなたが一生懸命働いて稼いだお金だもん。大事に使うよ、ってミサカはミサカはミサカがデキル女だってことを高らかに宣言してみたり!」

一方通行「……あとで泣いて駄々こねても知らねェぞ、クソガキ」

打ち止め「む、そんなことないもん!ってミサカはミサカはうたぐり深いあなたに憤慨してみたり!」ウガー

美琴「ま、打ち止めなら大丈夫よ」

一方通行「そォの根拠はどっから出てくるンですかァ?」

美琴「だって…………」


美琴「私達の可愛い妹だもんねー」
御坂妹「ですねー」
番外個体「だねー☆」

一方通行「」イラッ
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:37:07.75 ID:5IyKt1U0
一方通行「……なンがもォどォでもいいわ」

御坂妹「褒め言葉と受け取って差し上げますよ、とミサカはぐったりしているモヤシに追撃を仕掛けます」

美琴「それじゃ、私達は帰ろっかー」

番外個体「あ、そういや今駅伝あってんじゃん! 早く帰ろうよお姉様ぁ!」

一方通行「あ、そォだ。オマエらちょっと待て」

美琴「なに? どうかしたの?」

一方通行「……お礼だ、とっとけ」スッ

美琴「え、……いいの?」

御坂妹「いや、ただミサカ達はミサカ達の大事な上位個体を心配して見に来ただけなので……、とミサカは封筒を突っぱねます」

番外個体「……なんかビックリするくらい裏がありそうだね」

一方通行「るっせェな……。オマエらは俺から見りゃガキクソガキ同然なンだよ、……つべこべ言わず貰っとけ」

美琴「あ、うん、…………アリガト」

御坂妹「上位個体と同じ扱いというのは大なり小なり気に食いませんが、あなたからのモノなら喜んでに受け取りましょう、とミサカは感謝を込めて頭を下げます」ペコリ

番外個体「うひゃひゃ、まさかあなたからお年玉なんてねー、さすがのミサカもビックリだよ。こりゃあなにかお返ししなくちゃにゃーん♪」

一方通行「ガキが妙な気遣いしてンじゃねェよ。……そしてあけましておめでとォございますゥ」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:37:53.31 ID:5IyKt1U0
美琴「それじゃ、お参りに行く時は呼んでねー!」ヒラヒラ

一方通行「寒ィから行きませンー」

打ち止め「大丈夫だよお姉様、無理矢理にでも引っ張ってくるから!ってミサカはミサカは出無精のあなたを気遣ってみたり!」

一方通行「無理矢理引っ張るのは気遣いでもなンでもねェよ」

御坂妹「ふふ、それじゃあ振袖でも用意しなければなりませんね、とミサカは近い未来を妄想します」

番外個体「ま、下位個体やお姉様にはよく似合うだろうねー」ニヒヒ

美琴「『には』ってどういうことよ、『には』って」


番外個体「振袖にはひんぬーがよく似合う、ってねー♪」キャハッ


美琴「…………イケる?」ピリッ

御坂妹「…………いつでもオーケーですよ、とミサカは久方ぶりに銃を握ります」ジャキッ

打ち止め「……上位個体との格の違い、見せ付けてあげなきゃね、ってミサカはミサカは怒りに奮えてみる」グッ

番外個体「あれ? 怒っちゃった?(笑)怒っちゃった?(爆笑) 図星疲れて怒っちゃったのカナ?(核弾頭笑)」
番外個体「ひんぬーと一緒にいるとひんぬー菌が移るから、先に帰るねー。ばいにゃー☆」タッタッタッ

美琴「待てやゴルぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」バリバリ

御坂妹「蜂の巣にしてあげますよ、とミサカは所構わず銃を乱射します」パララララッ

打ち止め「愉快にケツ振りやがって……、誘ってンですかァ!?ってミサカはミサカは番外個体を愉オブにしようと鉄骨トバしてみたりィィィ!!!」チュドーン



183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:38:35.25 ID:5IyKt1U0
「……なンだったンですかァ?」

姦しい四つの台風が過ぎ去っていった後、一方通行は一人玄関に佇んでいた。

彼は思う。
どこまでも、自分は御坂のDNAに恵まれ(呪われ、の間違いかもしれないが)ているらしい。

思い返せば、欠陥電気に始まり、超電磁砲、最終信号、番外個体、ついでに御坂美鈴……。
こんな仲良くなれると、誰が予想しただろうか? 否、今は亡き、『樹系図の設計者』でも不可能だろう。

本当は、絶対許されてはいけない。
奪ってしまった10031のミサカ達。
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:39:07.82 ID:5IyKt1U0
それなのに、あのウルサイ家族達は許してしまった。

『アンタだけの、あなただけの責任ではない、と』

一人は、『自分が、細胞を提供したから』。
一人は、『自分が、なんの抵抗もしなかったから』。
一人は、『自分に、皆を止める力がなかったから』
一人は、『学園都市そのものが、最大の悪だから』。


本当、お人よしにも程がある。
それこそ、どっかのC級映画のようで。
だからこそ、一方通行は守らなければならない。
この、馬鹿みたいなお人よし達を。
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:39:55.23 ID:5IyKt1U0
そんな時。

「あれー? あれれぇーー?」

ヤバイ。ヤバイヤバイヤバイ。
直感的に一方通行は後ろを振り向く

「あー! やっぱりあーくんだー!」

一番最初に、一方通行の目に入ったのは乳。それも、Bigとか、特盛とかいうタイプ。
そう、一方通行に声をかけたのは、御坂家の乳魔神こと、御坂美鈴。
最近度々起こるあのような騒動の元凶と言っても遜色ない人物。

「…………おぇっぷ」

「ここじゃ吐くなよ!? 言っとくがフリでもなンでもねェからな!!?」

酒臭いのはご愛敬、といったところか。
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:40:44.47 ID:5IyKt1U0
「ふう………………」

自分ん家の玄関前で吐かれるなぞ冗談じゃない、という一方通行の計らいでベクトル操作を用いてなんとか一命(?)を取り留めた美鈴。
いつの間にか、彼女の腕は一方通行の相も変わらず細い(最近若干逞しくなった気がしないでもない:美琴談)体をガッチリホールドしており、その顔は緩みに緩みきっている。

「さっき私の娘達がきたでしょー?」

それがどうした、と言わんばかりに、一方通行は美鈴を引きはがすことに全神経を集中させる。

「なァンですかなァンなンですかなにが言いてェンですかァァァァァァ!!!!!?」

カカカキクケココォォォーーーーッッッ!!!!!!と叫びたくなる衝動を押さえ込む。
傍から見たら仲の良い歳の差カップルだが、近くから見れば一方通行のこめかみに青い一本筋が走っているということがよくわかるだろう。

「んふふー、んーとねー」

そして、次の言葉は、一方通行の堪忍袋をギガスラッシュして。



「大事にしてよね? 未来の 義 息 子 さ ん ♪」



……とりあえず、一発ゲンコツしても文句は言われないだろう。

そう頭の中で自己完結した一方通行は、ベクトルパンツをこのすっからかんの頭に叩きこんだ。



〜おわり〜
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:42:14.67 ID:5IyKt1U0
いじょーです
御坂のDNAに囲まれる一方さんも悪くないと思います
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:42:35.01 ID:Gv1qUD2o
ベクトルパンツとかやらしい
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:43:04.54 ID:ZL3rsQwo
パンツだと…!?
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:43:12.54 ID:u5zG2Rgo
ベクトルパンツとか新年早々ナニヤッテンノ一方通行さん
お前ももげろ
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:43:53.04 ID:xoNFWSI0
イイハナシダナーだったのにベクトルパンツでものすごい勢いでお茶吹き出した
仲良しのミサカ家と一方さんはほのぼのしますのうおつおつ
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:47:37.97 ID:06FLNTwo
なに、この超親子丼。
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:47:49.68 ID:IN1LYaso
ベクトルバァァァァァァアッツ
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 22:49:39.97 ID:JhB5YMEo
>>165

先ず女の子が「みことさんと一緒に寝たい」とか言い出してそのままずるずるといやなんでもない
な未来を幻視した

>>186
一方さんうらやましい…ちょっとそこ変われいや俺には荷が重かった(いろんな意味で
しかし美琴お年玉すくねえなwwwwww
でも学園都市からいっぱい貰ってるか
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:51:11.69 ID:5IyKt1U0
あれ……?
すみません、わざとということにしといてやってください

季節外れのネタですんませんね
今度こそさようなら
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/05(水) 22:56:09.98 ID:IAhn4Rc0
ベクトルパンツ…何だろう…頭から離れない
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 23:07:28.31 ID:E4CxJ.so
重度のミサコン一方さん流石ですね
色んな意味で切れない絆なんだなって思います
乙乙
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 23:08:09.39 ID:mSMNBfo0
誰か水雷艦長で一品作る猛者は居ないものかとかふと思った
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 23:11:06.97 ID:10G63ADO
ねえどっかに建宮×神裂または建宮×五和のSSってない??
探してるんだけど見つからなくてさ…
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/05(水) 23:35:54.37 ID:5s0ZRcAO
>>199
知らんな
建宮→神裂なら考えてやらんでもない
ただし俺が体弱い一方さんが書き終わるまで待て
期日は未定だ
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 00:12:55.17 ID:9quRdW6o
かなり今更だが、
前スレの>>971は最高だった。
やはり窒素通行はええなぁ……
もしかして、あのスレの人だったのかな……?

遅レススマソ
202 :ビリビリで学ぶフロイトの防衛機制 :2011/01/06(木) 01:17:00.33 ID:vtHtaMDO
4レスくらいもらいます。
@反動形成

美琴「見つけた!勝負よ!」

当麻「げっ!ビリビリ!」

美琴「ビリビリ言うな!私には御坂美琴って名前があるのよ!」ビリビリ

当麻「ふぅ・・・なら美琴はそんなに俺の事が嫌いなのか?」

美琴「えっ///」

当麻「嫌いなのか?」

美琴「なっ///何いきなり言ってんの!?バッカじゃない!」ビリビリ

当麻「うわっ!危な!」スタコラ

美琴「こら!逃げんな!」ビリビリ


美琴「また逃げられた」

当麻『嫌いなのか?』

美琴「・・・そっそんなわけないじゃない///」

A同一視

当麻「やっぱり、妹の方が話しやすいな」

御坂妹「そうですか?と、ミサカは疑問に浮かべながら返事をします」

美琴「・・・・」

当麻『妹の方が話しやすいな』

当麻『妹の方が話しやすいな』

次の日

当麻「ん?」

美琴「おや?と、ミサカh当麻「ビリビリ、妹の真似して何してんだ?」ます」

美琴「・・・・・」

当麻「・・・」
203 :ビリビリで学ぶフロイトの防衛機制 :2011/01/06(木) 01:20:56.45 ID:vtHtaMDO
B昇華

当麻「ごめん。実はインデックスと付き合ってるんだ」

美琴「なっ・・・」

いん「とうまー早く〜」ニヤリ

当麻「はいはい。だからな、またな」

美琴「・・・・・」

美琴「うがああああああああああああああああああああ!!!!!」ビリビリ

垣根「ぎゃあああああああああああ」

一方「ぐわあああああああ」


黒子「お姉さま、遂に学園都市第一位おめでとうございますの」

佐天「おめでとう御坂さん」

初春「おめでとうございます」

美琴「・・・」

C逃避

当麻「げっ!明日から大覇星祭た」

当麻「・・・・めんどくさいから仮病っつう事にして休も」
204 :ビリビリで学ぶフロイトの防衛機制 :2011/01/06(木) 01:24:27.37 ID:vtHtaMDO
D合理化

美琴「・・・・」

黒子「お姉様、具合悪そうですが大丈夫なのですか?大覇星祭も調子悪かったみたいですし」

美琴「・・・学園都市一位になってもスッキリしない」

黒子「?」

美琴「そうやっぱり、アイツのせいだわ。体調不良もだけど一番はアイツが私の事好きじゃないから調子悪いのよ。くひひ・・・そうよ!アイツのせいよ!!ひゃはははは!!!」

黒子「!?」ビクッ

E退行

いん「とうまーアイス買って」

当麻「インデックスさん。我が家の家計はとっくに火の車何ですよ」

いん「買って買って!」ゴロゴロ

当麻「インデックス!駄々をこねるなよ」

人「ざわ・・・ざわ・・」

「私が買ってあげるわ」

当麻「御坂」

美琴「インデックスだっけ?何が良いの?」

いん「これとこれなんだよ」

美琴「良いわ。買っといてあげるから先2人で席取ってて」

当麻「悪いな」

美琴「気にしないで」

美琴「・・・」

店員「どうぞー」

美琴「ども」

美琴「・・・・・」キュポッ

美琴「ふふふ。[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]あんな女が当麻に寄ってるからダメなのよ」トローリ←毒
205 :ビリビリで学ぶフロイトの防衛機制 :2011/01/06(木) 01:26:01.90 ID:vtHtaMDO
F代償

美琴「お待たせ」

いん「短髪ありがとなんだよ」ペロペロ

美琴「くひひひひひひ」

当麻「御坂?」

いん「うっ・・・うぇぇぇ・げほげほ」バタリ

当麻「インデックス!」

美琴「ふふふばぁーか!私の当麻にまとわりついた罰よ」

当麻「御坂!?」

美琴「これでやっと当麻の隣に居られる。安心してね。当麻のまとわりついてる女はみんな私が黒焦げにしたわ」

当麻「なっ」

美琴「ねぇ当麻。私の事好きでしょ?そうよ。好きに決まってるわ!」

当麻「嫌いだ」

美琴「・・・・・そ」

ザクッ

当麻「ごほっ」

美琴「今の当麻が愛してくれなくても良いの。当麻というモノが手に入れば」

当麻(死体)「」

美琴「ふふふ。私のとーま。もう離さないよ///」

BAD END
206 :ビリビリで学ぶフロイトの防衛機制 :2011/01/06(木) 01:35:11.21 ID:vtHtaMDO
G抑制

一方「って風になるから止めとけェ」

御坂「」

一方「それに三下は好みが年上出しなァ」

御坂「」

上条「よっ」

一方「オゥ。どうだァ?」

上条「いや〜サンキューな。沈利恐いけど、夜は甘えてきて・・・」

麦野「かーみじょう」

上条「・・・・・」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」

上条「不幸だー」スタコラ

麦野「待てやゴラアァァァ!!」ビーム

一方「ってなわけでェ三下は彼女さンと追いかけっこなわけなンです」

一方「超電磁砲の事なンかこれっぽっちも覚えてねェかもなァ」

御坂「」

END

お復習(おさらいって読むんだよ)
@反動形成→抑圧された欲求の正反対の行動をとる。
A同一視→特定の人や集団の行動様式を自分のうちに取り入れる。

B昇華(置き換えの一つ)→反社会的な行動をとる代わりに、社会的価値の高いものに情熱を転化する。

C逃避→欲求が満たされないとき、それを忘れるような行動をとる。

D合理化→欲求が満たされない事に理由をつけ正当化に。

E退行→欲求が満たされないとき、幼稚な行動をとる。

F代償(置き換えの一つ)→その欲求とは別のの実現可能な欲求で満足する。

G抑圧→欲求を抑えつけて、意識の上から排除する。
センター近いんで現社の勉強になるかなと。
失礼しました。
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 01:38:50.10 ID:QYoLpsAO
昔は保体で習った記憶があるが今時は現社でもやるのか
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 02:41:04.94 ID:/ywzFR20
>>199
2書館の 上条「よっ」一方「遅ェよ」2
建宮×五和はそこしか見たこと無いわ
短いしURL張れなくてすまんこ
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 04:03:21.76 ID:ytqKzsHA
乙!
学習漫画ならぬ学習ss? 役に立ちましたありがとう
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 06:42:58.06 ID:cPhYeQSO
今書いてるSSの予告と言うかダイジェスト?みたいなのを投下します

総レス数は1+6+1で8レス使います

ジャンルは多作品クロスオーバーです

・ガンパレード・マーチ
・PON!とキマイラ
・9s

今投下の主な作品はこれぐらいです
211 :多作品クロスオーバー1/6 :2011/01/06(木) 06:44:37.48 ID:cPhYeQSO


――――動き始める機関――――



「『脳の黒点』を開いた者にしか分からない『世界の外側』か……、それは天界か?」

「そちらのご想像に任せよう。時が来れば自ずと分かるだろう」

「竜、決戦存在……。リュウ、アジーン……。ザード、邪神龍ディアボロス……。…………そして、アレイスターが匿う、ドラゴン…………。……糸が……複雑に絡まっている……」

「事が動くのは恐らく神獣の、ポン太の成長次第だが些か心配だな。主に親が」

「我らは時間稼ぎを、正義の味方をするまでだ」

「世界の七割の情報を把握してる身としても、やっぱ気になんだよ、学園都市は」



212 :多作品クロスオーバー2/6 :2011/01/06(木) 06:45:44.35 ID:cPhYeQSO



――――見えない欺瞞――――



「心配するな。流石に私でも学園都市相手に喧嘩するつもりはない。そもそも私にはいつも通りの『待遇』で問題ないぞ」

「信用するとでも?」

「私は今までお前に嘘をついたことはないぞ。少々解釈の違いが有ったぐらいだ」



――――欲望の暴走――――



「あぁ、右を向けば靴下。左を向けば靴下。前を向いてもやっぱり靴下! イィ! すごくイィ!! 学園都市はスバラシイィィィィ!!!」


「ふんなら、がまだすばーい!!」

「風紀委員ですの! そこの妙な事を口走ってるクネクネしたのと熊本弁の二人! 大人しくお縄に――――」

「ちぃっ、風紀委員だと!?」

「ンフ。貴方、風紀委員なんですか。ンフフフフ。もしや貴方、ミサイル部だったりするんですか!?」



213 :多作品クロスオーバー3/6 :2011/01/06(木) 06:47:27.65 ID:cPhYeQSO



――――努力の賜物――――



「あ、ありえません……。学園都市外の生徒でこんな演算力……」

「……私は熊本からわざわざ電子妖精を作る為だけに呼ばれたのか……? …………ん? ………………ほぅ、珍しい物があるな」

「な、何がですか?」

「カルシウム入りの牛乳の事だ」

「へ?」

「この世界でカルシウム入りの牛乳を飲むのはお前ぐらいしかいない、と子どもの頃、父に言われたがアレは嘘だったのだな。いやなに、父が私に嘘を教えるのは珍しい事では無い」

「え……? あ、貴方はさっきから何を言ってるんですか……?」

「? そなたこそ何をトンチンカンな事を言ってる。やはりその頭の花に脳を吸い取られてるのではないか……? 牛乳と言えばカルシウム入りでは無く強化プラスチック入りが一般的だろう」

214 :多作品クロスオーバー4/6 :2011/01/06(木) 06:48:38.02 ID:cPhYeQSO



――――幸せの見つけ方――――



(で、デカッ!! な、何よこの猫でかすぎでしょ!? 1mはあんじゃないの? [ピザ]猫でも大きすぎるし何これ……? しかも赤いチュニック着てるし……。あ、もしやこの猫って作り物なん――)

「ニャー」

(な、鳴いた! やっぱり生きてる!!)

「ニャー」

(え、う嘘っ!? こっち来た! え何? えっえっ、アレ? 太ってるから? 太ってるから電磁波感じないの!? そ、それとも電気代払ってないから電気止められてんの!? ていうかあぁもぉえぇいもうこうしてやる!)

「わしゃしゃー♪」

「ニャー」

「うりゃうりゃー♪」

「ニャー」

「ほれほれー♪」

「何やってんだ御坂」



215 :多作品クロスオーバー5/6 :2011/01/06(木) 06:50:12.27 ID:cPhYeQSO



――――平和な接触――――



「んっとね、だからね、つばめがきたらはんげきのあいずなのよ」

「むむむ、それはあの人も知らない新情報をゲットしたかも、ってミサカはミサカははしゃいでみる」

「はぁ……、この子たちの保護者はどこにいるんだ……。さっきから探してるけど一向に見つからないぞ……、もしかして噂の置き去りって奴――」

「ねぇねぇ、さっきから何ブツブツ言ってるの、ってミサカはミサカはオトベの被りものをグイグイ引っ張ってみる。グイグイ」

「! あ、こら! 僕の相棒に無闇に触るんじゃない! 危ないから触るな、ってさっき言っただろ! って、ヒゲは駄目だ! 引っ張ったらビームが――!!」



216 :多作品クロスオーバー6/6 :2011/01/06(木) 06:51:20.37 ID:cPhYeQSO



――――共通点と才能――――



(え? 今すれちがった男の人の口笛って……)

(幻想御手と同じだったような……)

(あれ? もういない……。気のせいだったのかな……? でも、白い帽子とスーツだったから気のせい、ってのは無いと思うんだけど……)



――――根性と最強――――



「ようやく見つけたぞ」

「ん? 何だ兄ちゃん、俺に何か用か?」

「今までこの街では来てからずっと『人工物』しか会えなかったが、おまえは違うな。『天然物』だ。しかも飛切り大きなサイズの」

「……兄ちゃん、もしや俺に用は用でも、お前のは『物騒な用』か」

「そうだ、MPLS。お前を殺しに来た」



217 :多作品クロスオーバー7/6 :2011/01/06(木) 06:56:50.22 ID:cPhYeQSO
最後の投下で気付いたけど
これブギーポップもクロスしてるわ

あと、[ピザ]猫の部分は、そう書きたかったから大丈夫。俺は強い子、泣かない子。

あとメールじゃ600文字とか表示されてて、実際投下したら300文字敷かなかった事なんて小さい事は気にしない子
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 07:12:16.75 ID:s1DPH2DO
>>208
ありがとう。検索かけてみる 

>>200
全力で待機してる!
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 08:07:45.96 ID:5yN.8jEo
>>217

俺得すぎるから早く書け、書いてくださいお願いします

220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 08:11:11.04 ID:h7eLFkUo
>>217
乙乙

この内容だとそのままSRCのシナリオ作れそうな気が
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/06(木) 11:36:35.91 ID:L7hwWag0
誰か一方さんが色々な白い悪魔なぎ倒してくヤツ書いてつかぁさい
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 21:01:07.70 ID:xMHobuI0
1,2レスもらいます

上琴?
223 :夜の会話 :2011/01/06(木) 21:01:33.61 ID:xMHobuI0
上条「なぁ」

美琴「何?」

上条「トイレに行きたいんだが」

美琴「ふーん」

上条「なぁ」

美琴「何?」

上条「トイレに行きたいんだけど」

美琴「行けばいいじゃない」

上条「なぁ」

美琴「……なに?」

上条「トイ「いい加減にしろぉ!!」

美琴「勝手に行けばいいじゃない!」

上条「無理だ!」

美琴「何でよ!」

上条「さっきTVで怖い話見たから!」

美琴「子どもか!」

上条「上条さんを舐めんな! これまで魔術とか呪いとか天使とかマジで目撃してきてんだ!」

美琴「それがなによ」

上条「そーゆーのがあるんなら、オバケもいるかもしれないだろぉ!」

美琴「しるかぁぁぁぁ!!!」


224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 21:02:45.35 ID:xMHobuI0
以上です

ヘタレな上条さんが書きたかった

お目汚し失礼しました
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:03:06.11 ID:cHZrqTYo
殲滅白書の出番だな
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:05:15.58 ID:MJzWw5wo
上条さん幽霊出ても右手で一発じゃないですかー
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:11:06.68 ID:Plm1skMo
てっきり甘えた美琴が上条さんの腕離さないとかそういうベタ甘かと思ったらwwwwwwwwww
そげぶ出来ても怖いものは怖い上条さんwwwwwwww
228 :嘘予告 [sage]:2011/01/07(金) 02:45:17.74 ID:3L7CJW2o

「私、決めたの。今夜、旅に出るわ」

  学園都市第四位『原子崩し』麦野沈利は旅に出る―――

「何処に、超行くんですか?」
「南よ、海の見える方」

  『窒素装甲』絹旗最愛(注:黒猫です)を連れて……

「黄色は、女を美しくみせるのよ」
「えっ」

  とある街のボディピアス専門店で下宿させてもらうことになった麦野は
  運びy……宅配便を始めることに

「遅かったじゃねぇですか。待ってたんですよ」
「お礼はおいくらでございましょう?」
「大急ぎで頼むし」
「第一の届け先ですが……」
「時間通りであるな」
「いいわね、お姉さんそういうの好きよ」

  様々な人間と出会い、時に助けられ、
  慣れない街での仕事も徐々に軌道に乗っていく

  そして、恋―――

「建宮って奴を探してるの」
「それ、俺のことなのよな……!」

……………
………


『滝壺、フレンダ、ついでに浜面。元気ですか?』

『私も絹旗(注:黒猫です)も元気です』

『仕事の方も軌道に乗って、少し自信がついたみたい』

『落ち込むこともあるけれど、私この街が大好きです』


  〜とある四位の宅急便〜 この春、公開―――


「俺様の自慢の料理だ」

「私このパイ嫌いなんですねー」
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 02:50:11.10 ID:3L7CJW2o
ただ麦野を魔術サイドと絡めようとしただけなんですごめんなさい
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 04:04:44.84 ID:/JYRNIDO
乙です
魔術サイドと絡む麦のんも見てみたいな

麦のんが好きで好きで苦しくなったのでこんな時間に2レス失礼します。
231 :夢のあと [saga]:2011/01/07(金) 04:05:20.97 ID:/JYRNIDO


麦野沈利は、完璧である。

容姿端麗、頭脳明晰、超能力者――彼女を表す言葉は、どれも華美な物ばかりだ。

ゆるく巻かれたふわふわの髪は風になびくたびにきらきらと輝き、ぱっちりとした二重の瞳は誰であろうと釘付けにする。
おまけに彼女の傍に寄るだけで甘い香りがふんわりと漂い、それはさながら花の蜜のようで。

そんな蜜に吸い寄せられた私は、きっと哀れな蝶々なのだろう。

彼女と目が合えば身体中に電流が走り、彼女が笑顔を見せようものなら昇天さえしてしまう。

彼女は、完璧なのだ。

彼女と私はいわゆる「仲間」という関係ではあるが、それでも私は彼女の魅力にいちころになった一人に過ぎない。
もちろん、本音を言えば触れたい。抱き締めたい。キスをしたい。あわよくばその先もお願いしたい。
それほどまでに、私は麦野という甘美な蜜に浸かりきっている。

いつか、彼女が私を見つめてくれたら。
いつか、彼女が私を求めてくれたら。
いつか、彼女が私を愛してくれたら。

私だけが、彼女に選ばれたのなら。
きっと私は、彼女に溶けてしまうのだろう。
それはどんなに、どんなに幸せだろうか。

232 :夢のあと [saga]:2011/01/07(金) 04:06:32.96 ID:/JYRNIDO


思考が快楽の海に溺れ、「もっと、もっと」と潜ろうとしたとき。
そんなどろどろした理想から目を覚ました。


「朝かぁ……」


酷く自分勝手な夢を見た。
私は頭をがしがしと掻く。

彼女と会える日の朝はいつもこうだ。
「悔しいな」とひとりごちてから、出掛ける準備をするためにのそのそとベッドから這い出る。

今日はどんな仕事なのだろうか。
いつものように、邪魔な奴らを殺すのだろうか。
そう考えたところで、彼女の放つ光の筋を思い浮かべて。


「クズ共をブチ殺すみたいに、私のこともグチャグチャにしてほしいな」


そう言ってから、自分の気持ち悪さを改めて実感して、玄関のドアに手を掛けた。

233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 04:08:37.39 ID:/JYRNIDO
おわりです
麦のん愛してるよ
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 04:49:02.86 ID:4bMRr5ko
そうだよね、麦のんは完璧だよね性格以外は
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 11:40:55.97 ID:XLUpKsAO
>>234
危なぁい!ふせるんだっ!

危なかったな。むぎのん親衛隊の狙撃手が、お前を狙っていたn「パーン!」…
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 11:53:34.80 ID:WJmlW2Eo
>>234
お前のせいで流れ弾と流れビームでオ/レになったぞ
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 14:22:14.66 ID:RaOIOcDO
たぶん誰も覚えてないだろうけど何ヶ月か前にゴッドイーターとのクロスを総合で書かせてもらったんだが、今別のスレでクロスもう立ってて少しネタ被りなんだが続きとか総合なら投下してもいいのか…?
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 16:27:14.38 ID:nvSx5Gc0
>>237
いいんじゃないでしょうか
被りなんて仕方ない事だとおもいますし

3,4レスもらいます

上条とインデックスの話ですが、カップリングは上琴?
でもカップリングは重要ではありません
239 :隠居教会 1/3 :2011/01/07(金) 16:27:43.67 ID:nvSx5Gc0
その老人が教会に入ってきた時
年若いシスターたちは皆、外出していた

「あのぅ」

インデックス「はいはい、ちょっとお待ちくださいな」

だから、インデックス自ら応対する
引退してこの教会の責任者になって10年
インデックスが雑務をしようとすると
みんな、「そんな貴女さまがすることではない」と言って
止めるので、実はすこし嬉しい

インデックス「どのようなご用件ですかな」

その老人はインデックスと同じくらいの年齢だろうか
東洋人で、真っ白だがつんつんとした髪を持ち……

「……インデックス、ひさしぶりだな」

インデックス「まさか」

「わしじゃ。当麻だよ」

そう言って、老人――当麻は笑った
50年前と同じ笑顔で
240 :隠居教会 2/3 :2011/01/07(金) 16:28:13.38 ID:nvSx5Gc0
インデックス「イギリスにはいつ?」

当麻「昨日だ。息子がこっちに単身赴任しとっての、その事をステイルに話したら近くにお前が住んでいるときいての。息子の顔を見に行くついで寄ったんじゃ」

インデックス「もしかしてMr.御坂?」

当麻「しっとるのか」

インデックス「ウチのシスターたちが、困ってるとこ助けてもらったんだよ」

つい最近の事だ。若いシスターたちが
買い出し途中にバッグが破けてしまって困っていた所を、
荷物を拾って教会まで一緒に運んでくれた中年男性がいた
かれのツンツン頭が妙に懐かしく、
ファミリーネームを聞いて、もしかしたらと思っていた

当麻「そうか。世間はせまいのう」

インデックス「ウチの若い子たちがかっこいいと騒いでたんだよ」

当麻「まったく、嫁に言いつけてやらんとな。誰に似たのか、……やっぱり女房か」

インデックス「間違いなくとーまなんだよ」

当麻「でも、女房のほうが女子にもてたぞ」

真顔で当麻が言い切る
相変わらずだと思う
きっと、いまでもあの頃のままなんだろう
241 :隠居教会 3/3 :2011/01/07(金) 16:29:10.36 ID:nvSx5Gc0
インデックス「あの子ももてたけど、とーまになんだよ」

当麻「”も”とはなんじゃい、”も”とは。日本語は正しく使え」

インデックス「確かに日本語を使うのは久しぶりだけど、とーまよりはちゃんと使えてるんだよ」

当麻「どういう意味じゃ」

インデックス「ま、それは置いといて。息子さんのトコにはもう行ったの?」

当麻「いんや、まだじゃ」

インデックス「ならそろそろ行ってあげたら? しばらくはこっちに滞在するんでしょ」

当麻「まぁな」

インデックス「次は息子さんといっしょに遊びに来て。歓迎するんだよ」

当麻「なら、お暇するかのぅ。孫娘のクッキーも預かっとるしの」

言いながら、手荷物を抱えて当麻が立ち上がる
そのゆっくりとした動作が年月を実感させる

インデックス「またね」

当麻「またな」

もう、「ただいま」と「おかえり」を
互いに言い合う事はないけど
「またね」と言える事の
ありがたさが嬉しい



242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 16:30:59.96 ID:nvSx5Gc0
以上です

前にも同じような事を言った気がしますがよくある「インデックスはイギリスに帰った」は
むしろ創作意欲を刺激されます

お目汚し失礼しました
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 16:48:20.31 ID:wwGOIt6o


上条三世代が集まるとかフラグが大変なことになるなwwwwww
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 19:14:52.25 ID:HXUSolQ0
インデックスの可能性は無限大だな・・・
万人に愛を与える存在になれる器が彼女にはあると勝手に思ってるぜ
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 20:33:27.83 ID:nvSx5Gc0
このスレって前に自分で建てたスレの続きとかって大丈夫ですか

続きみたいなのを思いついたのですが、新たにスレ立てるほどの文章量じゃありませんし

ここに投下したいのですが
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 20:34:36.63 ID:dc2wc0co
いいと思うよ
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 20:35:49.70 ID:nvSx5Gc0
>>246
では、書きあがったら投下します
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 21:19:14.29 ID:nvSx5Gc0
>>245です
前に書いた
上条「あの日、もしかして、お前は俺以上に」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1289612978/l50
の最後に書いたパラレルおまけの続きです

簡単に説明すると
上琴で、父子家庭になった上条さんと娘のもとに、アンドロイドになった美琴が帰ってくる話でした

5,6レスほどもらいます
249 :君は君 1/5 :2011/01/07(金) 21:20:31.52 ID:nvSx5Gc0
夜、娘の寝顔を
『また』眺められようになったのは
幸福な事だと思う

食卓で今日、保育園であった事を聞いたりとか
風呂上がりに娘の髪の毛を乾かしたり
そして、寝付くまで絵本を読んで聞かせる

そんな当たり前の事が『美琴』にとって
何よりも大切な事だと実感し続けている

上条「ただいまー」

その隣に、もう一人の愛する人がいる事も含めて

美琴『お帰りなさい。遅かったわね』

上条「垣根のヤツが、見回りの後もぐだぐだと愚痴りやがったからなぁ」

美琴『警備員も大変ね』

上条「まあな。あ、俺は明日の授業の準備があるから先に寝ててくれ」

美琴『別に気にしたくてもいいのに』

そもそも今の『美琴』は「御坂美琴」の人格と記憶をもったアンドロイドなのだ
睡眠自体、本来は必要ない。でも、

上条「いいから、休んどけよ」

美琴『……うん』

上条は人間として扱おうとする
それが、嬉しいが、申し訳なくもある

上条だけではなく、「御坂美琴」にも
「御坂美琴」でいようと思ってはいても……
250 :君は君 2/5 :2011/01/07(金) 21:21:09.83 ID:nvSx5Gc0
美琴『よっと』

上条と娘が寝静まった後
こっそりと寝室を出る

美琴『さてと……』

ソファに座り
机に工具を広げて
予備の部品を用意する

美琴『右腕からにしよっか』

呟きながら、右腕の模造皮膚カヴァーをはずして
ハッチを開けて内部のパーツを露出させる

美琴『うん、問題無いわね』

特別に問題が無くても、毎日のメンテナンスは欠かせない
この体は試作品であり、開発に携わっていた記憶があっても
急にどんな問題が起こるかわからない
ある日、急に動作不良で動かなくなる事もあるのかもしれない

そんな事態を防ぐためにも毎日、点検する必要がある
もし、『美琴』が急に停止したら
二人がどんな顔をするのか
簡単に想像できてしまうから

美琴『そろそろ右足のセンサーは換えどきかな』

センサー類は絶対に必要な機能では無い
しかし、あの子のぬくもりを感じるには
無くてはならないものだ

抱きしめた時、暖かさも柔らかさもわからない
そんなのはごめんだ

美琴『よっと、外れた』
251 :君は君 3/5 :2011/01/07(金) 21:21:50.38 ID:nvSx5Gc0
上条「美琴、起きてたのか」

右足のセンサーを外した時
後ろから声をかけられる

美琴『ア、アンタ! 何してんのよ!』

言いながら、センサーを上条の視界から隠す
ただ、ソファの隙間に押し込んだだけの雑な隠し方だ
でも、仕方ない。急に出てくるから

上条「何って、のど渇いたから水を取りに来たんだけど」

そういう上条の手にはミネラルウォーターの
ペットボトルが握られている
252 :君は君 4/5 :2011/01/07(金) 21:22:35.07 ID:nvSx5Gc0
美琴『なら、とっと飲んじゃいなさいよ!』

上条「何、驚いてんだよ」

美琴『そりゃ驚くわよ。アンタの右手で触られると消えちゃうわけだし』

上条「……そうだったな」

あの「御坂美琴」の記憶と人格が残ったのは
彼女が最後に能力を使ってwebに侵入したからだ
だから、今の『美琴』は彼女の能力そのものであり
上条の右手で触れられれば、消えてしまうかもしれない

美琴『気をつけなさいよ』

後ろ手で、センサーをより深く押し込みながら言う
できる限り、上条と娘には見て欲しくない
こういうところは

上条「わかったよ。よっと」

美琴『なっ』

上条が美琴の右隣に腰を下ろす
間隔はほとんどあけていない
右足以外のセンサーから体温が伝わってくる
253 :君は君 5/6 :2011/01/07(金) 21:23:08.20 ID:nvSx5Gc0
上条「別にいいだろ。隣に座るくらい」

美琴『し、仕方ないわね』

ずっと昔、付き合い始めた時の感覚がよみがえってくる
それは『美琴』の記憶と断言する自信は無いけど
でも、大切だとおもえる思い出の中にあって

上条「ふぅ」

美琴『なっ』

上条が体をずらしながら『美琴』によりかかってきて
そのままソファに寝転がる
……『美琴』の膝を枕にして

上条「良いだろ別に」

美琴『な、な、な』

右足のセンサーは取り外しているため
何も伝わってこないはずなのに
なぜか、胸がどきどきする
254 :君は君 6/6 :2011/01/07(金) 21:23:40.47 ID:nvSx5Gc0
上条「ああ、この柔らかいな」

美琴『柔らかいわけないでしょ』

模造皮膚は麦野とともに開発した自信作だが
枕にして、柔らかいというほどではない

上条「やわけぇよ」

美琴『だから……』

上条「懐かしい柔らかさだな」

上条が『美琴』の瞳を見上げながら
微笑んで言う

美琴『……そう』

上条「ああ」

これから先も
この人がいれば
自分は「美琴」でいられる

そう改めて、思う



255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 21:26:13.10 ID:nvSx5Gc0
以上です

火星年代記を読んだら、つい書きたくなってレスをお借りしました

お目汚し失礼しました
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 21:27:32.39 ID:dc2wc0co
お前かよ畜生
不意打ちで泣かせやがって
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 21:28:10.80 ID:ebvp8r6o
大好きなあのスレの続きがよもや読めようとは
ありがてえありがてえ
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2011/01/07(金) 21:34:25.26 ID:hRj/Wh60
素晴らしい、乙
ハイペリオン四部作でクロスやろうとしてたから、早く越された感あるわw
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 22:38:54.20 ID:XLUpKsAO
>>258
「ハイペリオン」…だと…!?
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2011/01/07(金) 22:47:37.74 ID:hRj/Wh60
連投すまん
領事は土御門、エンディミオンは浜面
デ・ソヤはヴェント、ジョン・キーツは上条、ネメスはインデックス。
そして、シュライクは一方通行と考えていた
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 23:17:03.84 ID:mhYzJ2AO
前スレわざわざ読んできて投下みたけどダメダメじゃん。俺の涙腺ダメダメすぎるわ
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 23:53:27.51 ID:9BngDHko
>>261
お前は俺か。
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 00:02:41.82 ID:HVVFGMAO
>>261ー262
なんか俺がいるぞ?
ウワサの「俺達」ってヤツか!?
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 00:47:48.43 ID:4QaxwlIo
みんな第一位に殺されるのか
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 03:17:34.69 ID:aSgUCUo0
ゲッパーズ
 俺達
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 05:36:04.60 ID:hGGdr6AO
単発ネタ思いつきで書いたんだけどちょっと長い気がして
500文字×7レスくらいなんだけどスレ建てても大丈夫なのかな
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 05:37:21.46 ID:RznOTpMo
ここでやればいいよ
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 05:37:48.74 ID:BTzcnTAo
500文字を7レス?
全く長くない。ここで投下した方がいいぞ
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 05:41:29.41 ID:hGGdr6AO
おお ありがとう
前もそんぐらいでやったとき長いって言われたからどうしようかと
ここでやれるならその方がいいや
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 05:43:41.16 ID:KV.FbMgo
携帯だと確かに結構な文章量に見えるかも知れんな
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 05:44:44.14 ID:RznOTpMo
前に100レスくらい近く投下した実績があったあったはず
さすがにそれくらいになると事前申告と分割欲しくなるけどね
272 :浜面「困った時のフレンダ」1/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:48:15.02 ID:hGGdr6AO
タイトル考えてなかったいきます


浜面「麦野ってなんであんなシャケ弁好きなの?」

滝壺「前世がシャケ弁なんじゃないかな」

絹旗「せめてシャケにしましょうよ…」

浜面「でもそうだったらある意味共食いだな」

滝壺「顔がシャケに似てるからかな」

絹旗「ぶっ!滝壺さん冗談でも本人がきいたら超ブチコロサれますよ!」

浜面「美人だよなあ…麦野」

滝旗「…」ムッ

浜面「あ、でも前世シャケってあながち間違ってないかもな」

滝旗「?」

浜面「シャケって川でも海でも生きられるだろ?」(←※同時にではありません)

浜面「なんつーかどこでも生きていけそうっていうか」

浜面「あと無理矢理だけどあの粘着具合が母川回帰みたいっていうか」

浜面「とにかくあのしぶとさときたらゴキ以上…」

麦野「…」

滝旗「あわあわ」

浜面「…な訳よ!てゆーか結局魚好きな女とか私のパクりもいいとこだよねー」

浜面「ってフレンダに愚痴られたなぁなんて失礼なヤツだ」

麦野「…フレンダはどこかにゃーん?」ツカツカ


浜面「すまんフレンダ」

絹旗「超緊急回避ですね」

滝壺「フレンダ。応援してるよ」

浜面「今度サバ缶おごろう」
273 :困った時のフレンダ2/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:50:47.56 ID:hGGdr6AO

フレンダ「ふんふーん♪」

フレンダ「麦野と買い物もしたいけど、ぬいぐるみ(爆弾用)選びは1人に限る訳よ!」

フレンダ「!、これはいいケロヨn

『prrrrrrr』

フレンダ「麦野から…?」

フレンダ「もっしもー『屋上。1分以内』し…え?ちょ 麦野!?」

フレンダ「急な仕事かな…ケロヨンまた後で!」ダダッ


フレンダ「ご…57秒で着いた訳よ…」ハァ ハァ

ジュバーン!!

フレンダ「はひぃ!?」

麦野「だぁぁーれが粘着でサバのパクりだってぇー?」ジュバッ!!

フレンダ「きゃああ!?な なに麦野!?」ダッ

麦野「うるせぇぇぇ!!」ビュンッ ビュンッ

フレンダ「ええ!?結局なんな訳よおおお!!」ダダダダ

麦野「待てコラァァ!!」ダダダダ



―――フレンダ自宅(無事帰還)

フレンダ「」チーン
274 :困った時のフレンダ3/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:52:45.90 ID:hGGdr6AO

――後日――

絹旗「麦野ってフレンダに容赦ないですよね」

浜面「だな、俺以上に」

滝壺「…愛情のうらがえし」

絹旗「!」

絹旗「超それですよ!さすが滝壺さん」

滝壺「えへへ//」

浜面「そんなもんかね」

絹旗「フレンダのあまりの求愛に目覚めてしまったんです」

浜面「そっちかい!いや、こっちかい!」

絹旗「ふふふ…これで邪魔者は滝壺さんのみにゴホンゴホン間違えました」

滝面「?」

絹旗「ともかくそういうことです」

絹旗「まだ麦野も気恥ずかしさから控えているようですが」

絹旗「まぁ今はいわゆる超ツン状態なんです」

絹旗「おそらくもう少ししたら通いづめになって毎晩うふんのあはん…」

麦野「絹旗ちゃ〜ん?」

絹旗「…になる計画を建ててる訳よ!」

絹旗「って最近フレンダがしつこくてしつこくて超耳タコなんですよいやぁ超困ります全く」

麦野「フレンダちゃ〜んどこかなー?」テクテク


浜面「うわぁ…」

絹旗「サバ缶もういっちょ超追加ですかね」

滝壺「大丈夫。私はそんな濡れ衣のフレンダを応援してる」
275 :困った時のフレンダ4/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:54:55.61 ID:hGGdr6AO

フレンダ「ふんふーん♪」

フレンダ「疲れた日は1人スパな訳よ!」

フレンダ「べ 別に友達が居ないとかそんなんじゃ…!」アセアセ

フレンダ「絹旗は映画ばっかだし、滝壺とか麦野は自分に自信が持てなくなるし」

フレンダ「ふん。ひんぬー外国人とか超需要ありますって言われたからいいもんねー」

フレンダ「ま結局、とっとと行きますか!」

麦野「御一緒していいかしら?」

フレンダ「んぎゃあああああ!?」

フレンダ「って麦野!…ままたなな何かあるの?」オドオド

麦野「うふふ。無いわよ。ところでどうなの?」

フレンダ「(よかったぁ…)もちろん良い訳よ!」

麦野「よかった。ちょっとフレンダに会いたかったのよねー」

フレンダ(これは…チャンス!)ニヘラッ

フレンダ「えへ。やっぱ麦野も私が必要な訳ね♪なんならこの後ホテルでm」

チュドーン!!
パラパラ…

フレンダ「」

麦野「呆れた…本当だったのね」ザッ

フレンダ「…はひ?」ガタガタ

麦野「うん、とりあえず、シネ♪」チュンッ

フレンダ「にょわっ!!」ガバッ

フレンダ「ま 待って!ほんの冗談…「カウントダウンじゅーきゅーはーちさーんにーい」いやああああああ!!」ダダダダ

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ確定ィィィ!!」ダダダダ

フレンダ「」ダダダダ
276 :困った時のフレンダ5/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:56:38.48 ID:hGGdr6AO

――また後日ファミレス――

浜面「すまん遅れた…麦野はまだか」

絹旗「浜面たるんどる!」

浜面「立海大付属の真田か」ベシッ

絹旗「いたっ!痛くないけど超痛いです」
滝壺「はまづら、たるんどる!」

浜面「おお、悪いな待たせて」

絹旗「超えぇー…」

滝壺(ベシッてしてほしかった…)

フレンダ「ぷえー」ダラン

浜面「なんだコイツ」

滝壺「ふれんだ、生きてる?」

フレンダ「最近麦野になんの前触れもなく襲われててお疲れな訳よ…」

フレンダ「何キロ走って逃げたかな…ボロボロにされたし…家帰ったの3時過ぎとかだったり…」

浜・絹(ああー)

フレンダ「私、何かしたのかなぁ…」

絹旗「あはは、超嫌われたんじゃないですかぁぁ?(棒読み)」

浜面「そうそう、超サバだからさ(棒読み)」

フレンダ「ひどい訳よ…」グスッ

フレンダ「…100歩譲ってそうだとしても、サバに罪は無い訳よ!」

滝壺「大丈夫。私はそんな冤罪かけられてばかりのふれんだを応援してる」

浜・絹「」
277 :困った時のフレンダ6/7 [sage]:2011/01/08(土) 05:58:53.42 ID:hGGdr6AO
フレンダ「…冤罪?」

滝壺「うん。この2人gモゴモゴ」

浜面「滝壺、頼むから今すぐお前はお口にチャックしないと死ぬ病にかかっていたまえ」

絹旗「語法が超変ですよ浜面。そんなことより10指使う指スマって超楽しそうですよねやりましょう今すぐ」

フレンダ「おいちょっと待て」


――事情説明中――


フレンダ「……(^ω^ )」

絹旗「超てへっ☆」

浜面「すまん。『困った時のフレンダ』って昔じっちゃんが…」

滝壺「…カフェオレにがい」

フレンダ「浜面さ、結局目と首と股とどれがいい?」チキチキ

浜面「あのー…そのテープは」

フレンダ「テルミット」

浜面「すんませんすんませんすんません」

絹旗「ほら浜面!超土下寝くらいしなさい!」

フレンダ「絹旗もよ」

絹旗「超すんませんすんませんすんません」

滝壺「…がむしろっぷがむしろっぷ」

フレンダ「フィッシュメイトの最高級缶詰セット'11サバスペシャル1ヶ月分」

浜面「金ねぇ…」

絹旗「超買います!貸しですよ浜面」

フレンダ「よろしい」フン

浜面「助かった」

フレンダ「結局私は避雷針じゃないんだから、もう絶対やめてよね」

絹旗「超善処します」
278 :困った時のフレンダ7/7 [sage]:2011/01/08(土) 06:00:40.17 ID:hGGdr6AO
フレンダ「…でも麦野も麦野だよねー。そんな言い訳鵜呑みにしちゃって」

フレンダ「結局、日ごろの行いってのもあるけどさ」

フレンダ「普通ちょっと考えればわかると思うのよねー。頭良いんだか悪いんだか」

フレンダ「そもそもがキレやすすぎな訳よ。イマドキの若者遵守しちゃってるっていうか」

フレンダ「カルシウムとかサプリメントでも摂ったら良い訳よ。歳が歳だしねー…」

麦野「皆揃ってるわね」

フレンダ「」

麦野「で、歳だしねーって?」

フレンダ「…」ダラダラ

フレンダ「…ってフレンダが言ってた訳よ!」

フレンダ「あれ?」


絹・浜「」ダラダラ

滝壺(…あますぎ)

麦野「そう」

麦野「仕事の事前説明受けててすぐ向かう予定だったけど、ちょっと待っててね」


麦野「フ/レ/ン/ダ にゃーん?」

フレンダ「ぴいっ!?」



フレ ンダ

フ レ  ンダ



       ン

   レ        ゛
         タ 

――fin――
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 06:01:43.91 ID:hGGdr6AO
おしまい
教えてくれた人ありがとう
フレンダ大好きだけどいじめられてほしい
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 06:08:18.70 ID:RznOTpMo
唐突にぴいが出てきて吹いたじゃねーかこの野郎
フレンダ可愛いよフレンダ。ひんぬー金髪サバキチ美少女可愛いよ
結局、みんなもっとフレンダメインにして書くべきなのよ
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 06:09:12.76 ID:LA3vP9M0
結局フレンダは可愛いわけね
乙!
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 06:19:01.47 ID:hGGdr6AO
9時から試験かよ…寝よう

浜麦と浜絹もいいけど浜フレほぼ無いに等しいから誰か書いてほしい
どっかで見たフレンダと削板のやつはすごい良かった。まだ更新してるのかな?
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 06:53:47.18 ID:RznOTpMo
1が続きは17日以降にって言ってたぞ
あと今書いてるの終わったら浜フレ?書く予定だから待ってなくていいぞ書いていいぞ
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 06:56:06.80 ID:HFMmbADO
乙ンダ

浜フレって製作板では見かけないよな。
エロパロ板で投下された浜フレは良作ばかりなんだぜい
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 07:28:39.41 ID:CwzZtcso
長ったらしい能力考証のような誰得SSですが4レスほどもらいます。
286 :木山春生、貴様の力を貸してもらいたいんだけど?1/4 [sage]:2011/01/08(土) 07:30:20.24 ID:CwzZtcso

木山「それは用件によるな。まず君の名前を聞かせてもらえないか?」

発信先不明の着信からの唐突な申し出にも木山は平然と答えた。

??『私の名前は雲川芹亜。用件は、AIM拡散力場間のリンクについて。即ち貴様の開発した幻想御手についてなんだけど?』

木山「申し訳ないが、それについては何一つ答えるつもりはない」

雲川『言っておくが、これは統括理事会からの直属での用件だ。貴様に拒否権はないんだけど』

木山「何も答えるつもりはない」

雲川『そうなるだろうな。まぁいい、少し話させてもらう』

雲川『統括理事会は秘密裏に能力を持つ武器開発に着手している』
287 :木山春生、貴様の力を貸してもらいたいんだけど?2/4 [sage]:2011/01/08(土) 07:35:11.19 ID:CwzZtcso

雲川『能力の発動に自分だけの現実(パーソナルリアリティ)必要な演算能力を武器に実装するバカでも思いつきそうな発想でこの計画は始まったようだが』

木山「そんなことが出来るはずがない」

雲川『出来るはずがないというのはどういう意味かしら?演算能力の実装まではすでにこぎつけているんだが."暗闇の五月計画"といっても貴様は知らないな』

雲川『一方通行の演算パターンを参考に、置き去りたちを被験者に自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を最適化を行う計画なんだが』

木山「学園都市は置き去りを使ってそんな事までしていたのか」

雲川『ふっ、その台詞は貴様の言えるのか?まぁ、この計画自体はすでに停止されている』

雲川『しかしながら、能力者の演算パターン解析は継続。むしろより大規模に行われるようになった』

雲川『並行して、解析データから得られた演算パターンを再現できるようなデバイスの開発も行われた』

雲川『例えば、絶対等速(イコールスピード)の演算パターンを実装した。絶対に初速の変わらない弾丸を放つ銃とかだけど』

雲川『しかしながら、その銃は全くもって普通の銃と変わらなかった。演算パターンは完全に再現したにも関わらずな、研究者共は頭を抱えている』

雲川『その武器開発の現状打破の鍵を握るのが貴様の開発した幻想御手になると私は確信しているんだけど』

288 :木山春生、貴様の力を貸してもらいたいんだけど?3/4 [sage]:2011/01/08(土) 07:45:48.67 ID:CwzZtcso

木山「その武器開発と幻想御手になんの関わりがあるのか私には理解出来ない」

雲川『幻想御手という言い方に語弊があったかもしれない。正確には、貴様が自らに使用した幻想御手が関係している』

雲川『貴様が学園都市にばらまいた幻想御手というのは、使用者間の共感覚性を利用して巨大な演算装置を作り出すためのもの』

雲川『その一方で、貴様が自身に用いた幻想御手というのは、さきの幻想御手による作られた巨大な演算装置を恣意的に利用できるようにアクセスするためのもの』

雲川『幻想御手の被害者共が単一能力しか発揮できなかったにもかかわらず、貴様が警備員の前で多重能力者のようになったトリックはそこにあるんだろう?』

木山「なぜ君はそこまで…」

雲川『幻想御手に関してはあくまで仮説だったけど、間違いないようだな。ここまできたら貴様も分かったと思うけど』

木山「つまり、私自信が使用した幻想御手を応用することで、武器の持つ演算装置にアクセスできる機構を開発して欲しいというところか」

雲川『さすがだな。理解が良いのは助かるな』

木山「しかし、なぜそのようなこと必要なのだ?」

雲川『貴様も武器開発の研究者共と同様で自分だけの現実(パーソナルリアリティ)についての理解が甘いな』
289 :木山春生、貴様の力を貸してもらいたいんだけど?4/4 [sage]:2011/01/08(土) 07:49:33.63 ID:CwzZtcso

雲川『そもそも自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を発動させなければ、能力も発動しない』

雲川『そして自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を発動には志向性が必要だ』

雲川『志向性は、怒りや喜びに至る情動や本能的な欲求、単なる反射をなす主観から対象へと意識が現象だけど』

雲川『そんなもの武器や機械が簡単に持てるものでないし、持つものではない』

雲川『貴様が多重能力者のような力を発揮できたのも、言い換えれば幻想御手が作り出した演算装置に志向性を導入したから過ぎない』

木山「そこまで理解出来てるなら、君だけでできるのではないかな?」

雲川『あいにく私の仕事は考えるコト。なにかを作り出すことではないんだけど』

木山「それでもやはり私は…」

雲川『最初に話したとおり、貴様には拒否権はないんだけど。あえて拒否するのは勝手だけど、せっかく起きた生徒がまた眠るなんてことは嫌だろう』

木山「…やるしかないのだな」

雲川『なぁに、貴様の手が直接汚れるわけではないだろう』
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 07:51:39.73 ID:CwzZtcso
終わりです。

雲川先輩が好きだけど、誰も書いてくれないから俺が書く。
でも、俺が雲川先輩はかわいくねぇえええええ!!!!
誰か可愛い雲川先輩を書いてくれ!
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 08:35:23.60 ID:uO1n3.AO
俺の雲川先輩ってばマジメなSSでもどことなくエロいぜ
おつおつ
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 10:21:42.92 ID:4TqSyz.0
ちょっと前のスレで
ライバルっていうのを書いてたものです

また書きました

8,9レスもらいます

もしも上条さんが勉強が超得意で、美琴も同学年のクラスメートだったら
あと、ていとくんと一方さんも同じクラス

上琴です

293 :新約・ライバル 1/8 :2011/01/08(土) 10:22:55.09 ID:4TqSyz.0
中間テスト最後の時間、全ての回答欄を埋めて見直しながら
前の座席に座る美琴の後ろ姿を見つめてみる
後ろ姿でも、綺麗だと思う。でも、

……すさまじい速度でシャーペンを走らせる音が聞こえる
帯電していないどころか、能力の欠片も使ってないのに
いつかの決戦の時以上の気迫を放っている

上条の初めての彼女は、
中間テストで闘気を放つような女の子だ

でも、残念ながら
それでも好きだったりする
毎度の事すぎてもう慣れたし
294 :新約・ライバル 2/8 :2011/01/08(土) 10:23:54.74 ID:4TqSyz.0
美琴「今回こそは勝ったわ!!」

上条「さいですか」

テスト後のショートホームルーム終了と同時に、
高速で上条に振り向きながら
美琴が自信たっぷりの嫌らしい笑顔で断言する

美琴「ふふん。調子コイてられるのも、今のうちだけだからね」

この自信はどっから来るんだろうか
テスト度にお聞いているような気がする
まったく同じセリフを

上条「ま、前回とおなじく負けたら罰ゲームな」

美琴「望むところよ……。今度こそ、言う事聞いてもらうからね!」

言いながら上条を指さす
人を指さすのはマナー違反だと注意するよりも
美琴の手を見て、前回の罰ゲームを思い出してしまう

はじめて握った「彼女」の手は柔らかった
その感触は忘れられない

上条「そう簡単に行くと思うなよ」

自分の顔が熱くなるのを感じて
美琴から顔を背けながら言う
295 :新約・ライバル 3/8 :2011/01/08(土) 10:24:44.22 ID:4TqSyz.0
美琴「くくく、覚悟しなさいよ。……前回は期待させといて手を握るだけだったし、今回は」

上条「ん? 何をぶつぶつ言ってんだ」

美琴「な、何でもないわよ!」

見ると美琴の顔も赤い
やはり手を握るのはやりすぎだったか
もう少し手加減するべきだったのか

上条「ま、いっか。じゃ、帰ろうぜ」

美琴「今回は私が勝ってもう少し進展を……。え? 何?」

上条「だから、帰ろうぜ」

美琴「あ、うん」

荷物を纏めて、席をたつ
付き合い始める前も一緒に帰る事はあったけど
その頃とは違う気がする
多分、気付いていたか、どうかの差しかないのだけど
296 :新約・ライバル 4/8 :2011/01/08(土) 10:25:19.56 ID:4TqSyz.0
上条「じゃあさ、現社の5問目の選択なんにした。俺は1だけど」

美琴「……え? あ、うん。私も1」

秋が深まり、大分穏やかになった太陽の下を
二人で並んで雑談しながら歩く

上条「だよなぁ。あ、6問目は」

美琴「……」

上条「美琴?」

美琴「へ? あ、ごめん。何?」

上条「……ちょっと寄り道してこうぜ」

美琴「う、うん」

美琴の手を引いて、いつもの道をそれる
そういえば、罰ゲームじゃないのに、手を……
297 :新約・ライバル 5/8 :2011/01/08(土) 10:25:59.17 ID:4TqSyz.0
美琴「公園?」

上条「こっち、こっち」

美琴を促して、自販機前のベンチに座らせる
隣に上条も腰を下ろす

上条「……お前、昨日寝てないだろ」

美琴「! そ、そんなわけないでしょ! 余裕でグーすか寝てたわよ!」

眼の下にくまがある顔で、美琴が言う
説得力がまるでない。見事に無い

上条「……膝貸してやるから、ちょっと横になれよ」

膝を叩いて、美琴を招く
でも、素直とは日本とブラジルくらいかけ離れたお姫様は

美琴「え、ギンギンに起きてますけど。むしろこれから徹夜上等ッて感じ?」

上条「歩きながら寝てた人に言われてもなぁ」

さっき、現社の答え合わせをしていた際に
確実に一瞬、意識が違うところに行っていたくせに良く言う
298 :新約・ライバル 6/8 :2011/01/08(土) 10:26:33.76 ID:4TqSyz.0
上条「……じゃ、頼むからさ、膝枕させてくれ」

美琴「何、 罰ゲーム? もう勝った気でいるの?」

元が綺麗な顔だけに、睨みつけてくると迫力がある
特に今は、くまもあるし子どもは泣くレベルだ
流石、レベル5

上条「違うよ」

美琴「じゃ、何よ」

上条「……彼氏からの、お願いってことにしといてくれ」

美琴「な!?」

上条を見上げてくる美琴の頬に、朱が差す
もちろん、言っている上条も赤いのだと思う

上条「頼むよ」

美琴「し、仕方ないわね、そこまで言うなら膝枕されてやるわよ」

上条「おう」

美琴がゆっくりと体を傾けて
上条の膝に頭を乗せる
真下に彼女の顔がある状況がこそばゆい

美琴「堅いけど、悪くないわね」

上条「そりゃどーも」

しばらく、だらだらと会話を続けるが
ゆっくりと美琴の瞳が閉じてゆく
そのまま健やかに寝息をたてはじめる
秋の日差しの下、美琴の頭の重みが気持ち良い
299 :新約・ライバル 7/8 :2011/01/08(土) 10:27:15.43 ID:4TqSyz.0
上条「良い天気だなぁ、……おっ」

美琴が寝返りを打ち、仰向けからうつ伏せになる

上条「なっ」

ズボン越しに太股に伝わってくる
美琴の顔の造作が……

上条「み、美琴さん……」

その独特の感触に、心地よさを感じる自分自身に
耐えきれなくて、悪いとは思ったが美琴の向きを変えようとした時に

垣根「よう、何してん……。わ、悪い、邪魔したなっ」

唐突にクラスメートが現れる

上条「お、おう。って何で逃げるんだよ!」

垣根「な、何でってお前……。絶対に邪魔しちゃいけないだろ」

上条「何をだよ」

垣根「何ってそりゃ……。ああ、そーゆープレイか」

上条「何の話ぃっ!」
300 :新約・ライバル 8/8 :2011/01/08(土) 10:28:00.53 ID:4TqSyz.0
美琴「……むにゃぁ」

垣根と騒いでいると、
膝の上のお姫様がもぞもぞし始める
起こしてしまったか

美琴「……させといて……握るだけ……。ばかぁ」

美琴がもぞもぞと寝言をつぶやく
どんな夢を見ているのだか

垣根「……上級者だな」

上条「なにがだよ」

垣根「いや、気にすんな。俺はこれからこの情報を第一位や心理定規、ウチの居候に伝えてくるから」

上条「はぁ」

垣根「じゃ、また学校で」

上条「ああ、またな」

おかしな事を言ってクラスメートは行ってしまう
膝枕はそんなに重要なニュースなのだろうか

美琴「……とぅまぁ」

上条「はいはい」

とりあえず、今は去っていったクラスメートよりも
膝の上の眠り姫の方が重要だ

むしろ、その事しか考えられない
ほぼ、完全に


301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 10:30:29.03 ID:4TqSyz.0
以上です

昨日、美琴の膝枕な上条さんを投下させていただいたので、逆を書きたくなりました
あと、タイトルは噂の新刊じゃなくて、Ζガンダムから取りました。嘘です

お目汚し失礼しました
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 10:55:24.08 ID:4PdREMwo
ていとくんから話を聞いた一方さんとかの反応が超気になるww
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 12:16:20.59 ID:tbMPbFwo
乙! ほのぼの甘甘でよかった。美琴かわええ!

ってわけで、ちょっと5,6レス投下します。
304 :生まれた姿の幻想を [1/5] [saga]:2011/01/08(土) 12:16:58.59 ID:tbMPbFwo

 ――わたくし上条当麻は学生である。

 いや、そりゃ『普通の学生』かと聞かれれば、ちょっと、うぅん。言葉に詰まってしまうが、たぶん、いつだって『学生』でなくなったことはないはずだ。
 まぁ出席日数足りそうになかったり、そもそもテスト受けれてなかったりで身分剥奪も時間の問題とかいうめちゃくちゃビターでもう涙が出てくるような冗談は受け流すこととして。

 改めて、――わたしくこと、上条当麻は『学生』なのだ。

 今は平日月曜日の8時30分少し前。
 ブルーマンデーとかいうアメリカンたちも憂う世界共通の月曜日、朝礼遅刻ぎりぎりで華麗に教室のドアを開いたところ。
 登校時、共に汗を流した戦友たちの数を見るに、割とポピュラーな月曜日の朝の過ごし方。
 そんな変わらぬ光景から、このドアを開いたらいつも通り教室に入って土御門や青髪ピアスと馬鹿やって吹寄に殴られてクラスメイトwith姫神がそれを笑うなんていう、いつも通りの日常が始まるものだと、そう思ってた。
 なのに、だ。
 日常を予想していた俺の頭に、非日常というハンマーが頭蓋骨を破壊しながら侵入してきた。

 繰り返すが、――俺、上条当麻は絶対に『学生』だ。

 学生が居るのは『教室』で、教室というのは、先生とその他学生によって構成される穏やかな空間。
 もちろん、一片のスリルすら無いような空間ではないが、そのスリルすら『日常』の一部、そんな『当たり前』にあふれた空間が、俺の通う『教室』なんだ。
 その『当たり前』という教室が教室である必要条件は、絶対に崩されることなどない。
 崩されることなどあってはならない。
 そのはずだった。
 少なくとも、今、ドアに手をかけて横滑りさせた先の風景が見えるまで、俺はそう思っていた。
 だって、教室からはいつものようにクラスメイトの楽しげな声が聞こえて、ここが俺の居場所なのだと、そう思わせてくれたから。

 ……あぁ、どうして、こんなことになっているんだろう。
 なんで、『アイツ』がこんなところに、『当たり前』という顔をして風景に馴染んでいるんだろう。
305 :生まれた姿の幻想を [2/5] [saga]:2011/01/08(土) 12:17:54.19 ID:tbMPbFwo
 俺の目線の先には、――『全裸』の青髪ピアスが居た――。
 土御門含む数人と、楽しく雑談しながら、楽しげに股間のナニをブラブラさせている。
 いや、なぜかカチコチで、あまりブラブラはしていなかった。股間だけは切羽詰ってたのかもしれない。
 ってそーではなく、

「ちょぉぉぉぉぉぉおおおおおおっと待ったァァァァァァああああああ!!!!」

 ようやく頭で情報を整理すると、ようやく口が、喉が、行動を開始した。
 ガラスを、引き戸を震わせて、声が教室を駆け巡る。
 突然の絶叫に笑い声の止んだ教室。
 一瞬の間があって、クラスの代表として、吹寄が苛立った表情でズカズカ足を鳴らしながらやってきた。

「ああくそ!! 貴様は朝っぱらからうるさいくらいに元気ね上条当麻!! 私たちの鼓膜でもブチ破ろうっての!?」

「いやうんごめんなさい!! だけどアレ!! なんであんなブラブラしてんの!? ツッコむなら先にあっちだろ!! それともツッコミ済み!?」

 思わずビシッ! と元気よく、同じく元気になってる青髪ピアスの股間を指した。
 吹寄は俺の指の先を追って、

「はぁ? 貴様はどこを指差してんの?」

 吹寄には通じなかった、ああ、えっと下ネタ禁止かちくしょう!
 すっと腕を上に上げ、今度はきちんと青髪ピアスの顔を指差す。

「ああわかったよこうするから!! これでいいだろ!? アレはおかしいって!! なんであんなブラブラさせてんの!? いくらなんでも自由すぎるだろ!!」

 俺の叫びに眉をひそめると、吹寄は改めて、俺の指をたどり青髪ピアスの顔に視点を移した。
 吹寄の目がしっかり青髪ピアスを映したのを確認してから、もう一度。

「ほら!! 青髪ピアス!! おかしいだろアレ!! なんでアイツがここに居ていいんだよ!?」

 俺に名前を呼ばれた青髪ピアスは、目に見えてビクっと反応。
 ほらビンゴ! ほらアウト!! いやもう『全裸』ってだけで法律諸々に接触しまくりのスリーアウトゲームセットだけど!

「青髪? たしかにアイツは自由だけど、なんでってここのクラスの一員だからに決まってるじゃない。逆に居なきゃおかしいわよ」

 まるで、『まったく別のものを見ている』かのように、平然とした顔で答える吹寄。
 なんだか、おかしい。俺の勢いはそこで止まった。


「…………え、は? それでいいの?」


「? いいに決まってるわよ。おかしな上条当麻ね」

 軽く首をかしげて、吹寄は席に戻っていく。その頃には教室も、もとの喧騒を取り戻していて、まるで俺だけ頭がおかしくなったかのようだ。

「……いったい、何が起こってる?」

 俺の目に映るのは、『全裸』の青髪ピアスが『当たり前』に迎えられる、『教室』ではないどこか。
306 :生まれた姿の幻想を [3/5] [saga]:2011/01/08(土) 12:18:32.51 ID:tbMPbFwo
 自然に、俺の足は青髪ピアスへ伸びていた。
 事のど真ん中に居るくせに、さも関係ありませんと振舞っているが、先程の反応といい、今現在進行形で体表を流れまくってる尋常でない汗の量。
 なにをどう考えたっておかしかった。おかしく思わないのがおかしいと言えるレベル。

「おい青髪」

 近づいて、話しかけようと思ったら驚くくらい低い声が出た。
 俺が考える以上に俺は気が動転してるのかもしれない。
 そんな俺の声に、たぶん俺と同じくらい驚いて言葉を発したのが土御門だった。
 青髪ピアスはというと、まぶたの間で黒目が宇宙遊泳している。

「な、なんぜよかみやん。青髪がなんかしたのかにゃ?」

 ほんとうに疑問に満ちた顔で土御門が聞いてきた。
 ……土御門、おまえもか。

「ああ、くそっ、土御門、おまえも分かんないのかよ……」

 そんな言葉に、土御門がすっと目を細める。

「――なぁ、かみやん、『なに』か起こってるのかにゃ」

 いつも通り、土御門のふざけた言葉遣いだが、目は本気。
 その反応で、ひとつの仮定が生まれた。
 土御門で感知できず、俺だけに感知できる異常。

 そう――高度な魔術。

 以前夏に起こった『御使堕し』。土御門や神崎たちは対応できたが、もし、『プロの魔術師の誰であっても反応できないほど静かに速やかに影響を及ぼし続ける魔術』があるなら。
 これ以上恐ろしいことはないだろう。気がついたら、自分たちの世界は変わっているのだ。
 ……最悪の出来事が起こってるのかもしれない。
 俺は、できるだけ簡潔に、それでいて、周りの魔術に関係ない奴らを巻き込まないよう砕けた口調で、

「いや、なにもクソも、いまおまえの目の前でナn」




「ちょろぉぉぉおおおっとかみやぁぁぁあああん!! お・は・な・し(はぁと しよっかぁぁぁぁああああ!?」

 開けっ放しだったドアの向こうへ連れ去られた。
307 :生まれた姿の幻想を [4/5] [saga]:2011/01/08(土) 12:19:35.31 ID:tbMPbFwo
 ドアを超えても青髪の勢い止まらず、青髪に両肩を押されながらバック走してた俺は背中から壁にぶつかった。

「っ、イテぇなクソ!!」

 思わず声が出たが青髪ピアスはそんな俺の様子を気にもせず。いや、気にする余裕が無いのか。

「か、かみやん。もーしかして、見えちゃっとる?」

 冷や汗だらだら。こんな青髪ピアスは初めて見たなと思いながら、それに答える。

「見えるって……、見えねぇけど」

 何故か青髪ピアスの顔に仄かな希望が射したように見えた。

「え、見えない? ほんまに」

「あぁ、服な。俺はおまえの服が見えねぇ」

「ノォォォォォォオオオオオオオ!!」

 希望は絶望に反転されたらしい。
 絶叫しながら頭を抱えて、青髪ピアスはダイナミックにブリッジ。あ、萎えてる。
 床で頭がバウンドし、青髪ピアスは逆再生するかのように起き上がり、俺にひっしと抱きついてきた。

「いやぁぁああ!! ゆるして言わんといて堪忍してぇぇええ!!」

 妙にくねくねしてるせいで青髪ピアスのナニが俺の太ももに擦れて、ああ、ああもう、気持ちわりぃ!!

「やっぱテメェ着てなかったのかよ!! 何してんだこの野郎!!」

「ちゃうねんちゃうねん!! これはアレや、深ァァああい事情があってやなぁ……」

 思わず回想シーンへ移行しそうな青髪ピアスだったが、

「語りだす前に離れろ!!」

 俺は左手で思い切り胸を突き、青髪ピアスをひっペがした。
308 :生まれた姿の幻想を [5/5] [saga]:2011/01/08(土) 12:21:23.50 ID:tbMPbFwo
 ――――――
 ――――
 ――

 青髪ピアスの独白が終わった。大層にダッシュを12個も使ったが時間にすれば1分もなかったはずだ。

「ようするに? 『服を脱いでも服を着てるように見える能力』に目覚めたと、んで来る途中に服を徐々に脱いで確かめていったと、んで全部脱いでも気付かれなくて楽しくなった、と」

「そうそう! こう、なんていうかなあ! この『見られてるのに見られてない』っていうのがタマランくて!!」

 喋ってるうちにその時のことを思い出して楽しくなったのか、青髪ピアスは何故かいつも通りの元気を取り戻している。
 ついでに、その息子も――いつも通りなのかは知らないが――元気を取り戻している。

「なんかもう僕の男心ずぅっとハッスルしとって! こりゃもう親として放置したらイカンなぁって思ったから一回お便所行ったんやけど! こ・れ・がもう大量大量!! アハハー! もうこんな毎日足腰たたんようなるってどーしよ!!」

 ニコニコしてて、たぶんすごく幸せなんだろうなコイツ。
 青髪ピアスが全裸で楽しそうにしてる。ああ、俺はこんなのに踊らされていたのか?
 ――俺の中の何かがはじけ、反射的に『右手』が拳の形に固まった。

「……いいぜ」

「っ、はぁ?」

 青髪ピアスのポカンとした顔が映った。
 構うことなく、左足を少し前に出し、腰を落とした。

「服を脱いで露出して、自分だけ安全圏で女子たち見ながら妄想爆発させて興奮しようってんだろ?」

「い、いや、かみやんどうしたん?」

 拳に強く力を込めて、込めて……、込めて。

「――そんな舐め切った幻想は、今この場で粉々にぶち殺してやる!!」

 ダイナミックなモーションで、力のかぎり拳を振り抜いた。
 ガチガチに固まった拳は性格に青髪ピアスの顔面を捉え、

「ぶべらふっ!!」

 拳がめりこみ、肘、肩へと衝撃が伝わると同時、バキンッという幻想の死ぬ音が聞こえ、青髪ピアスは教室の中へ吹き飛ぶ。
 背中から床に落ち、しばらく滑ってようやく停止。
 俺の拳でそうなったのか、地面に落ちた衝撃でそうなったのか、青髪ピアスは気を失い、ぴくぴくと痙攣していた。
 ……親は気絶してるというのに、子は元気なものだ。と、俺はソレを見てそんなどうしようもないことを考えていたが、

 教室から、けして黄色くない悲鳴が上がったのは言うまでもないだろう。

(おしり)
309 :生まれた姿の幻想を [おしり] [saga]:2011/01/08(土) 12:21:58.36 ID:tbMPbFwo
もといおわり。

この後、床に伸びた青髪ピアスはこもえてんてーとよみかわてんてーにきつーいお灸(おもによみかわてんてー担当)をすえられます。
んで、毎朝かみじょーさんが青髪ピアスの体を触って一回能力を解くのが恒例行事になるのは、まぁ、いうまでもないでしょう。
ってな感じで、全裸が書きたかっただけです全裸でスンマソン。
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 12:25:08.35 ID:/v22fygo
カオス過ぎるw
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 12:50:11.60 ID:vYGXaLwo
青髪なら目覚めてもおかしくない能力だな
おぞましい・・・
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 15:57:57.82 ID:5GILS2DO
よみかわてんてーに全裸でお灸なんてご褒美過ぎる
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 16:05:31.89 ID:HKWeoNwo
だから毎朝繰り返しちゃうんですね・・・
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 17:05:50.93 ID:uO1n3.AO
青髪さん、それはあきまへんで!

6レス程いただきます。ちょっと諸事情で出演キャラを書けないのですが、地雷は多分ありませんと言うことで許して下さい

315 :「おにい」1/6 :2011/01/08(土) 17:07:26.19 ID:uO1n3.AO




デパート地下一階にて



麦野「さーて、今日はどんなお魚どもが居るのかしらねぇ」ニヤニヤ


−アノシリーズッテコリズニアタラシイアジダシタラシイゾ

−ワタシハシソアジモスキダッタンダヨ

−ミサカニモキットカットカッテヨーッテミサカハミサカハウワメヅカイ

−キャッカァ


麦野「知り合いが居たような…、気のせいよね」

麦野「それにしても、今日は広告入っただけあって大分人入ってるわね」

麦野「まあ、シャケ弁さえ買えれば良いか」

?「あれ、麦野さん?」

麦野「うん?」クルリ

?「久しぶりね」

麦野「……誰、だっけ」

?「ひ、ひどくないかしら!」ガーン

麦野「あー、わっかんないなあ」

美琴「私よ! 御坂美琴」

麦野(分かってるっつーの)テヘペロ

316 :「おにい」2/6 :2011/01/08(土) 17:08:48.79 ID:uO1n3.AO




麦野「あー、はいはい。 第三位のレーシングさん」

美琴「違うって」

麦野「レーザーレーサー?」

美琴「それは一位産んだ水着。 っていうか名前的にはむしろ麦野さんっぽい」

麦野「レーニン?」

美琴「…だから」

麦野「…レール」

美琴「おぉ! そのままで良いの!」

麦野「…ウェイ?」

美琴「レールガンッ!」


−ウワッ!

−ナンダナンダ?

麦野「まったくこれだからガキは。 スーパーで騒ぐんじゃないわよ」

美琴「うぅ、正論すぎて言い返せないわ」

麦野「それで、御坂ちゃんは何のご用事かしらん?」

美琴「また私のこと馬鹿にして…」プルプル

麦野「ごっめんねー」

美琴(…腹立たしい)

美琴「…まあいいか」

美琴「今日はね、親戚とここに来てるんだけどはぐれちゃって暇だったの」

美琴「で、魚介類コーナーでニヤニヤする麦野さんを見たから」

麦野「北海道産のシャケを見て落ち着いてられるかっつーの」
317 :「おにい」3/6 :2011/01/08(土) 17:10:53.55 ID:uO1n3.AO




美琴「私も美味しいと思うけど」

麦野「連絡とったの?」

美琴「駄目、繋がらない」

麦野「つーか学園都市に親戚とか居たんだ」

美琴「うん。 今日は夕ご飯作りに行くことになってたんだけどね」

麦野「ふーん、お、これは買いかな」キラン

美琴「私もシャケ買おうかな」

麦野「何作る予定なのよ」

美琴「それも困ってるのよ。 作ってくれれば何でも良いとしか言わないから」

麦野「そーいう自我無いのは面倒ね」

美琴「同意するわ」


美琴「うーん、それにしてもどこへ行ったのかしら」

麦野「迷子のミサカちゃんねえ」

美琴「む。 弁解だけど私が悪い訳じゃ無いのよ?」

麦野「へー」

美琴「私がこの階に降りたあと、フラッとどこか行っちゃったのよ」

麦野「なに? 小さい子供なの?」テクテク

美琴「いや、私より3つ上」

麦野「それはまた」
318 :「おにい」4/6 :2011/01/08(土) 17:12:06.46 ID:uO1n3.AO




美琴「ほんと…」


何か言いかけた美琴の声に被さって、その声は聞こえた。



?「みことーっ!!」


麦野「なんか後ろから声したわよ」

美琴「…あー、例の」

麦野「大声の血は争えないわね」

麦野(…聞いたことがあるような)

美琴「ちょっとどこに行ってたのよ」クルリ

?「いや、わりい。 ちょっと他の階に用事が」

美琴「だからってエスカレーター逆走は止して欲しかったわね」

?「ごめんな、美琴」

美琴「もう!」

麦野(なんかイヤな予感)

?「で、隣の方は?」

美琴「お兄や私みたいな人、ねっ、麦野さん」

麦野(私みたい…?)

美琴「麦野さん、紹介するわね」

?「むぎの…?」

礼儀として振り向かなくてはいけない。

込み上げてくる悪寒に震えながら、麦野は美琴の言う親戚の方へ振り向く。
319 :「おにい」5/6 :2011/01/08(土) 17:13:40.00 ID:uO1n3.AO







美琴「こちら、私のいとこの垣根帝督。 
ムカつくことにレベル5で第二位なのよ」






320 :「おにい」6/6 :2011/01/08(土) 17:15:51.03 ID:uO1n3.AO



どうすれば良いのか、そもそもこの最悪の出会いに正解があるのか思案するのは麦野だけではないらしかった。

垣根「……」

美琴「お兄の顔白くない?」

麦野「……」

美琴「麦野さーん?」


何も知らない美琴に引きつった顔で麦野は言う。


麦野「……優秀な、ご家庭ね……」

美琴「ん? ありがとう」



321 :終わり :2011/01/08(土) 17:18:58.57 ID:uO1n3.AO

個人的に妹が兄に対する代名詞は、にーちゃんかおにいの個人的に二択なんですが、お兄って美琴が言いそうだな、にいって、ていとくんじゃないか。
っていう安易な考えで、申し訳ないです
このていとくんはシスコンならぬカズコンです
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 17:42:50.04 ID:KV.FbMgo
なにこれ続編みたい
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 17:48:54.67 ID:6TLCll60
弄るむぎのんと弄られる美琴が可愛いし、いとこんなていとくんも気になる
つまり続きを書きやがれと
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 19:44:51.21 ID:fgCzuIAO
カズコン……要するに
・事ある毎にカズダンスをする病気
・数の子大好き
どーっちだ?
……両方だよね?
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 20:11:06.19 ID:HKWeoNwo
>いとこんなていとくん
垣根「糸こんにゃくでていとうこン中がパンパンだぜ」
と聞いて(ry
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 21:22:04.23 ID:2HU3syYo
ていとうこと聞くとこのAAがうかぶ様になっちまった
                ┌――――――――─┐
                 l                l
                    |   帝凍庫クン     |
                 |_________________|
                ./|==========iト、
                ../ |   -―- 、__,        .|| .\
              /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、   \
    r、       /   .!〕   ` ー    /叨¨)   || \  \        ,、
     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||   \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||    \____(、,二つ
                       |       `ニ´      ||
                       |_____________j|
                 |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|
                 |                ||
                       |〕 常識は通用しねぇ ||
                   /|              ||
                  |___________j|
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 21:39:56.65 ID:USxlrBso
>>326
・愉快なオブジェ
作:一方通行
だな
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 21:42:49.22 ID:qIXNj.Y0

8レスほどお借りします。
某人気ロボットアニメを元にしたエロギャク・下ネタ満載のパロディです。
心臓が弱い方はご注意ください。
329 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 1/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:44:20.74 ID:qIXNj.Y0



芳川 「キミを此処に呼んだ理由はただ一つ……学園都市が開発した『人型決戦兵器』の搭乗者になって欲しいの」

上条 「人型決戦兵器……?」 

芳川 「そう、人類が造り出した人型決戦兵器――――レベル5よ」

上条 「…………」

芳川 「…………」ニコニコ

上条 「あのぅ……上条さんにはどう見ても普通の人間がベッドに括りつけられてる光景しか見えないのですが」

芳川 「良く解ったわね、アレはレベル5初号機『一方通行』よ」

一方通行 「    」

上条 「イヤもうアレに乗れとかワケ分かんないですけど!一方通行なんか濁った眼してますけど大丈夫なんですかアレ!?」

芳川 「あら乗り方は簡単よ?エントリープラグ(棒)を差込口(穴)に挿入して……」

上条 「(棒)って何ですか(穴)って何ですか、それは本当に搭乗と言うのでしょうか!?」

芳川 「私も一度乗ってみたけど乗り心地は最高だったわよ?何ならVTR見てみる?」

上条 「アンタ乗ったんかい!?見ませんよ、そんなハメ撮りビデオ!」



330 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 1/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:45:10.53 ID:qIXNj.Y0



芳川 「じゃ、流すわね」ピッ

上条 「お願い聞いて!俺の話に1ミクロンで良いから耳傾けて!」




VTR 『あら、やっぱり若いのね。ビームグレイブがもうこんなに固くなってるわよ?』

VTR 『芳川テメェ……』ハァハァ

VTR 『ほらもう少しでビームの刃が展開できるわ。もう少しよ頑張って』ギシギシ

VTR 『芳、川ァ……やめっ……あ、ぁう……』ギシギシ ハァハァ

VTR 『キた、キたわ!コレぞビームスクリーンンンンンン!!!!』ドピュッピュッ!!!

VTR 『う、あァあああああ!!』




芳川 「―――とまあこんな感じなんだけど」

上条 「出来るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

芳川 「やっぱり私じゃ駄目ね。エントリープラグ持ってないし何より若さが足りないわ、若さが」

上条 「イヤそうゆう問題じゃねえよ!もう一方通行誰も信じられないって目してるよA.T.フィールド(心の壁)展開しちゃってるよ!?」



331 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 1/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:46:32.36 ID:qIXNj.Y0



芳川 「あら初号機はお気に召さなかったかしら?だったら他の機体もあるのだけど……」カーテン シャー

上条 「カーテンレール引いたら……ってうお!?なんか他のレベル5も同じ様にベッドに繋がれてる!?」

芳川 「調製中の5号機と6号機を除いた2号機〜7号機の4機よ。
    ああ、機体はAIMジャマーを取り付けた特別装置に括りつけてあるから安心して頂戴?」

上条 「ホント大丈夫なんですかコレってゆうかこのネタ……各方面に怒られませんか……?」

芳川 「ええ問題ないわ。ほら、3号機なんて頬染めて待機してるし」

上条 「御坂ぁぁあああああああ!!!?」







こうして、学園都市が開発した 『凡庸人型決戦兵器レベル5』 の搭乗者
『ファースト・チルドレン』 に(強制的に)任命された上条当麻の苦難の日常が幕を開けた。

―――――馬鹿と阿呆が交差したとき、物語は始まる―――――









アレイスター 「と、いう企画はどうだろう?」

土御門 「一遍死んでこい」





≪ 第壱話 【 瞬間、体、重ねて 】(完)≫




332 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 4/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:47:48.54 ID:qIXNj.Y0




≪ 第弐話 【見知らぬ、天井亜雄】 ≫




天井 「君が搭乗を拒否していると聞いてより元ネタに忠実な機体を用意してみた」

上条 「イヤだからそうゆう問題じゃないです、搭乗自体が問題なんです」

天井 「これがその機体だ」カーテン シャー

上条 (ここの研究者は誰も俺の話聞いてくれない……)

天井 「私の最高傑作、『凡庸人型決戦兵器 人造人間ミサカゲリオン(量産機)』だ!!」

妹達 「ミサカ」「ミサミサ」「ミミサ」「ミサ」「合わせて」「ミサミサ」「ミミサ」「ミサ」

上条 「そんな理由で国際法でも禁じられたクローン造るなああああ!!」









アレイスター 「と、いうプランを立ててみたのだが」

結標 (……もうやだこんな上司)



333 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 5/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:48:54.83 ID:qIXNj.Y0





妹達 「こんなときどうすればいいか分からないの、とミサカは疑問を提示します」

上条 「………笑えばいいと思うよ?」

妹達 「―――― ニタァ」

上条 「やめて、その笑い恐い」

妹達 「……………」チョイチョイ

一方通行 「?」オレ?

妹達・一方通行 「―――とミサカは」「だからつまりィ―――」ボソボソ

上条 「?」

妹達・一方通行 セーノ「―――― ニタァ」

上条「なんで増やした?なんでより恐い笑い増やした!?」





334 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 6/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:50:29.04 ID:qIXNj.Y0




≪ 第参話 【戦場の中心でアイを叫ばされるけもの】≫




上条 「てゆうかナニをしながらなんて戦えるわけないでしょう、てゆうか何と戦ってるんですか此処?」

芳川 「使途―――より正確に言えば『天使』よ」

上条 「『天使』?」

芳川 「大天使『ガブリエル』―――それが現在の私達の敵よ」

上条 「それを倒す為にこんな事を……?いやそれよりもどうやって戦うっていうんですか」

芳川 「まずエントリープラグから白濁したL.C.Lを流し込み差込口を満たす事で神経接続を――――」

上条 「おかしい、その時点でオカシイ」

芳川 「L.C.Lが注ぎ込まれる衝撃からなんやかんやで機体が強力な攻撃を放つのよ」

上条 「それナニの工程まるまる要らないじゃないですか」

芳川 「シミュレーションでは機体の感覚値が一定以上に達した場合が一番強い攻撃を放てると出ているわ。
    ――――あ、『達する』って二重の意味でね。言わせないでよキミったら思春期なんだから」

上条 「言わせてませんし気付いてましたよ、不本意ながら」

芳川 「でも何故か『樹形図の設計者』では機体と搭乗者のシンクロ率が400%を超えると新機体が誕生するってあるのが不思議なのよね〜
    ……なんででしょうね?」

上条 「ツッコミませんよ、もう俺はツッコミませんよ」








アレイスター 「『神の右席』対策はもうコレで万全だな、ウン」

ステイル (あの子の下へ帰りたい……)



335 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 7/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:51:46.60 ID:qIXNj.Y0




≪ 第四話 【クロコ、来訪】≫




芳川 「紹介するわ。一般公募から新たな搭乗者として選ばれた白井黒子さんよ」

白井 「ご紹介に与りました、『セカンド・チルドレン』に任命された白井黒子と申しますの。宜しくお願いしますわ」

上条 「あ、いやこちらこそ。ってゆうか女の子でも搭乗者になれるんですね、エントリープラグないのに」

芳川 「彼女は搭乗者になる為にわざわざダミープラグまで取り付けて来てくれてね。
    疑似的なL.C.Lの放出も確認されているし、何よりその情熱に心打たれて私達は彼女をセカンド・チルドレンに任命したのよ」

上条 「   」

白井 「最初に申しておきますが、わたくし専用の機体は既に三号機と決まっておりますので。あなたは婚期遅れの四号機でも使って下さいな」

芳川 「多少Sっ気はあるけど四号機もなかなか良いものよ?上手く調教すればMへと転じてくれるし。
    どうしても三号機を所望するなら量産機だけど妹達から一機――――」

白井 「ダメですの!量産機とはいえ三号機をモデルとした機体に類人猿が搭乗するだなんて認めませんわ!!」

芳川 「―――――らしいわ。ゴメンなさいね、上条君」

上条 「イヤ、だから乗りませんって」









アレイスター 「と、いうワケでこのプランの協力者・白井黒子君だ」

白井 「宜しくですの」

土御門 (……舞夏のハンバーグ食いたい)



336 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」 8/8 [saga]:2011/01/08(土) 21:54:52.83 ID:qIXNj.Y0



≪ 第伍話 【静止した思考の中で】≫




上条 「あのう……なんか向こうで妹達の小っこいのが一方通行に乗り上げてるのが見えるんですが」

芳川 「ああ、アレは妹達の統率個体『最終信号』よ」

上条 「良いんですかアレ!?幼女が自ら機体同士で搭乗しようとしてますよ!?」

芳川 「違うわ上条君、アレは合体よ」

上条 「誰がウマい事言えと!?そんなに上手くねえし!!」

芳川 「合体すると機体の性状が向上するの。
    初号機『一方通行』と量産機『最終信号』の相性が合致すれば初号機の色々なモノが進化(シフト)するわ」

上条 「……例えばどんな?」

芳川 「羞恥心と劣等感と罪悪感と―――――」

上条 「殆ど負のパラメーターじゃねえかあああああ!!!!」




上条 「てゆうか何か一方通行の目が死んでるんですけど、大丈夫なんですかアレ?」

芳川 「初号機のアンビリカルケーブルの起動管理は最終信号が握っているからね。
    きっとケーブルを切断されて言語能力も演算能力も没収されて自分でも状況を理解できていないんだわ」

最終信号 「あなたと合体したい、ってミサカはミサカはあの人のズボンのチャックをズリ下げて――――」

上条 「一方通行アアアアアア!!!!!」








アレイスター 「これぞまさに『絶対能力進化実験』!」

木原 「………イヤ、違くね?」

337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 21:55:46.85 ID:qIXNj.Y0


以上です。
熱で高翌揚したテンションで書きあげたので色々とヒドくて申し訳ありませんでした。
というか途中まで全くスレ番意味ないですね。
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 21:58:33.75 ID:LPtqxE.o
これはwwwwwwwwwwwwwwww

是非一方さんと打ち止めの合体を詳しく…
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 21:59:35.30 ID:RznOTpMo
たまに来ると下ネタパロも破壊力高いなおい
実は二話タイトルのネタやりたかっただけだろwwww
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 22:00:36.50 ID:eMYbLdso
頬染める三号機で腹筋崩壊した。
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 22:01:54.49 ID:AXxvoUoo
色々と酷すぎワロタwwww
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 22:16:47.79 ID:lGEYoH.o
少し自重しろw
乙!
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 22:19:57.78 ID:lH55Gg2o
七号機は暴走がデフォなんですねわかります
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 23:28:41.89 ID:TOk7LR.0
>>157の未来上琴を書いたものです

なんか続きっぽいものを書きました

6,7レスほどもらいます

上琴 
345 :この街de1/6 :2011/01/08(土) 23:29:11.77 ID:TOk7LR.0
一度、出張で来ているとはいえ
これから暮らすのだから少しは歩いて
この街の事を知っておきたい

……ちょっとだけ、あの時のような再会を
期待している自分がいる事も否定できない

上条「おぅ! 御坂じゃないか! また出張か!」

美琴「久しぶりね」

遠くで手を振る好きだった人
もうちょっとドラマチックな再会を
期待していたけど、こんなものだろう
……ドラマチックってなんなのか
よくはわからないけど

上条「よく来たな。今度は何時までいるんだ?」

美琴「出張じゃなくて、今度は海外赴任よ」

上条「じゃ、この街に住むんだな」

美琴「ええ。会社が用意してくれたアパートにね」

上条「じゃ、明日暇か」

美琴「暇だけど、どうして」

上条「この街を案内してやる。ウチの子たちも逢いたがってたしな」

こう期待して通りに進むとは、思わなかった
上条に案内されて、この街を歩く
周りには上条が引き取っている子どもたち

実は日本を出る前から想像して、
そうなったらいいのにと思っていた

美琴「あ、ありがと。この街の事よく知らないし、助かるわね」

上条「本当は今日にでも案内してやりたいけど、これから仕事なんだ」

美琴「仕事?」

そういえば、前に会った時に
何でも屋をしているとか
言っていたような気がする

何でも屋って何だろうか
346 :この街で暮らす2/6 :2011/01/08(土) 23:30:04.55 ID:TOk7LR.0
上条「そ、神父がさ、古い知り合いで教会に間借りしてんだ」

美琴「神父?」

そういえば、あの頃
十字教のシスターと一緒にいる事が
結構あった気がする。そのつてだろうか

上条「イギリス系移民のためのイギリス清教の教会にな」

美琴「ふぅん」

あの頃、美琴には立ち入らせない領域を
上条は持っていた

どうしても、その事を連想してしまう

上条「じゃ、明日な」

美琴「……うん」

上条「あ、今日も時間あるんなら、ウチの子たちに会ってやってくれねぇか」

美琴「わかった」

あの子たちに会うのは美琴も楽しみにしていた
でも、そこに上条がいないのはすこし寂しい

「上条ぉぉぉぉぉ!!!!!!」
347 :この街で暮らす3/6 :2011/01/08(土) 23:30:37.82 ID:TOk7LR.0
唐突に男の叫び声が轟く
しかし、その声が呼んでいるのは……

上条「垣根」

知り合いなの? 
そう美琴が問い掛ける前に

垣根「事務所の冷蔵庫ぉでぇ!! 鳥のささみを大量に冷凍しちゃだめでしょぉぉぉぉがぁぁぁぁ!!!!」

その男が現れる
ホスト風の衣装を身に纏った
美形だが、美琴の好みではない
そいつは上条の前で叫ぶ

上条「仕方ないでしょぉがぁ!! ウチには育ちざかりがたくさんいるんだよぉ!!」

垣根「事務所の冷蔵庫はみんなのものだぁ! 個人の私物を大量に持ち込むな!!」

美琴「……」

なにか、とても低レベルな口ゲンカが始まった
異国の街で日本人男性二人の
なんか、すごく恥ずかしい
348 :この街で暮らす4/6 :2011/01/08(土) 23:31:14.10 ID:TOk7LR.0
子どもA「おねえさん、にほんのがくえんとしってどんなとこ?」

子どもB「せんせーもすんでたんでしょ?」

美琴「そうねぇ、電化製品は無駄に進化してたわね」

罵りあいながら、仕事場に向かう上条ともう一人を
見送ってから、上条宅で子どもたちと談笑して過ごす

この街や上条の事を聞いてみたり、日本の事を話していると
瞬く間に時間が過ぎていく

美琴「あ、もうこんな時間かぁ」

子どもC「かえっちゃうの?」

美琴「うん、ごめんね」

子どもD「そっかぁ」

美琴「またね。明日はみんなでこの街を案内してね」

子どもたち「「うん」」

名残惜しそうな子どもたちに笑顔を見せて
立ち上がり、帰ろうとした時
349 :この街で暮らす5/6 :2011/01/08(土) 23:31:59.90 ID:TOk7LR.0
上条「た、ただいまー。ったく、垣根とステイルの野郎ぉ、冷蔵庫くらいで責めやがって」

美琴「お、おかえり」

子どもたち「「おかえりなさい」」

家主が帰ってくる
なぜか、ぼろぼろになって

上条「おぅ、御坂。まだいてくれたのか」

美琴「う、うん」

上条「ま、ゆっくりしてってくれ。でも案内は明日な」

美琴「……なんでそんなにボロボロなの?」

子どもA「いつもだよ」

子どもB「さいしょはおどろいたー。でも、なれた」

上条「だから、気にすんな」

美琴「……気にするわよ」

子どもたちが気にしなくなるほど
こんな事を繰り返しているのか

そして、こいつがそういう事を
繰り返すのはきっと
自分のためじゃなくて……

350 :この街で暮らす6/6 :2011/01/08(土) 23:32:29.09 ID:TOk7LR.0
上条「大した事ねぇよ。昔と大差ねぇし」

美琴「……そう」

何かあれば、飛び込まずには居られない人だから
あの頃は分かっていたのに、知らないうちに遠くに
行ってしまった人だから。だから

美琴「……私もここに住む」

上条「は?」

今度は傍で見張ってやろう
傷ついていてもすぐに気付けるように

美琴「部屋も余ってるんでしょ」

上条「お、おい」

子どもA「おねえさんここでくらすの・」

子どもB「やったぁ」

子どもC「おねぇさんが、くらすのさんせいなひとー」

美琴と、子どもたちが一斉に手をあげる

上条「……はぁ、仕方ねぇな」

しぶしぶといった様子で上条も手をあげる

美琴「決定ね」

こいつがみんなを守るのなら
美琴は上条とこの子たちを守ろう
今度こそ……


351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/08(土) 23:36:15.42 ID:TOk7LR.0
以上です

最初から名前欄でミスりました。申し訳ない

この話の上条さんは、冷蔵庫と神父とトリオで活躍してると思います

お目汚し失礼しました

352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:05:18.10 ID:ute81UAO
いいねいいね超乙です
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:07:04.32 ID:U6RsP0so
GJじゃん!
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 00:15:33.84 ID:WnJ2HC6o
ささみは確かに安いしいいタンパク源だけどさwwwwwwww
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:31:51.11 ID:GEMptgAO
GJ!
最近自宅の冷蔵庫見ると笑っちゃうんだけど
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:33:00.57 ID:GEMptgAO
今日は通行止めで書いてみた
またもやくっだらねェ内容だけどいくんだよ!
357 :打ち止め「りぴーたふたみー!」 [sage]:2011/01/09(日) 01:36:04.88 ID:GEMptgAO
注:一瞬だけ下あります

――――

打ち止め「あなたにあなたにお願いがあるの!」

一方通行「あァ?」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「」

打ち止め「りぴーたふたみー!」

一方通行「はァ!?」

打ち止め「だからりぴーたふたみー!ってミサカはミサカはリピートをリピートしてみたり!」

一方通行「…Repeat after meって言いてェのか?」

打ち止め「その通り!ってミs」

一方通行「ざけンな」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「おい」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「ちょっと待て」

打ち止め「ちんt」

一方通行「分かった!!分かったからファミレスではやめろォ!!!」

打ち止め「じゃあお家でね!わーい!ってミサカはミサカは武士の契りをかわさせてみるでござる!」

一方通行「なンなンですか…」
358 :打ち止め「りぴーたふたみー!」 [sage]:2011/01/09(日) 01:37:41.31 ID:GEMptgAO
――おうち――

打ち止め「じゃあ約束通りさっそくいっきまーす!」

黄泉川「」ワクワク

芳川「」テカテカ

一方通行「なンでコイツらの前でやンだよ」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「無視ですかァ!?」

黄泉川「」ワクワク

芳川「」テカテカ

一方通行「…」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「…」

打ち止め「ちんちん!」

一方通行「…………ちンちン」

打ち止め「あははははは!いただきましたーwwwwww!」

黄泉川「すげー!ほんとに言ったじゃんwwwwww!」

一方通行「うぜェェェ!!まじで何なンですかァ!!?一発殴って良いよなァァ!!?」

芳川「ぶっひゃwwwwxbwwpくkぁwwwwdtせwwhwwwwwwlwwwwqwwww」

一方通行「あ コイツまず殴るわ」
359 :打ち止め「りぴーたふたみー!」3/7 [sage]:2011/01/09(日) 01:39:27.79 ID:GEMptgAO
番号忘れてた


芳 川「…」

打ち止め「本番はこれからねってミサカはミサカは続きを要求!」

一方通行「ぜってーやらnァkrlpカキクケコカカッmb」

一方通行「lgtカkh…てめェ!!職権乱用してンじゃねェぞ!!」

打ち止め「じゃあ続きねわーい!」

一方通行「チッ」

打ち止め「あんぱん!」

一方通行「…あんぱん」

打ち止め「ちがーう!!」

一方通行「ちがーう」

打ち止め「そこはリピートしなくていいの!表記が変わっちゃうから言い方までマネしないで!ってミサカはミサカはいつものあなたをお願いしてみる!」

一方通行「あァ?表記だァ?」

打ち止め「そうその感じ!もっかいね!」

一方通行「はァ…?」
360 :打ち止め「りぴーたふたみー!」4/7 [sage]:2011/01/09(日) 01:40:34.73 ID:GEMptgAO

打ち止め「あんぱん!」

一方通行「あンぱン」

打ち止め「それそれ!いんらん!」

一方通行「おい誰だ教育誤ったヤツは芳川かブッ[ピーーー]ぞ」

打ち止め「いいから!いんらん!」

一方通行「…いンらン」

打ち止め「らーめん!」

一方通行「らァめン」

打ち止め「ぶんちん!」

一方通行「ぶンちン」

打ち止め「らいおん!」ガオー

一方通行「らィおン」ガオー

打ち止め「すいとん!」

一方通行「すィとン」

打ち止め「とーばんじゃん!」

一方通行「とォばンじゃン」

黄泉川「じゃん♪」

打ち止め「ヨミカワじゃましちゃらめぇぇぇ!!」

一方通行「ヨミカワじゃましちゃらm…これは違ェかあぶねェ」

黄泉川「ごめんじゃん♪」

打ち止め「うう…最初からだ…ってミサカはミサカは新たにワード整理を始めてみる」

一方通行「まだやンのかよ」
361 :打ち止め「りぴーたふたみー!」5/7 [sage]:2011/01/09(日) 01:42:16.22 ID:GEMptgAO

打ち止め「気をとりなおしていっきまーす!」

打ち止め「あいんしゅたいん!」アイーン

一方通行「あィンしュたィン」アイーン

打ち止め「いんなんとかさん!」

一方通行「いンなンとかさン」

打ち止め「らんらーんらんらんどせる!」

一方通行「らンらァンらンらンどせる」

打ち止め「ぶーたんおうこく!」

一方通行「ぶゥたンおォこく」

打ち止め「よし休憩!ってミサカはミサカはセーブポイントを設置してみる!」

一方通行「おィ打ち止め、これ無論何かやる意味あンだろォな?」

打ち止め「え゚っ…?さ さぁーってミサカはミサカは作戦の頓挫を恐れて隠してみたり!」

一方通行「まァどうせくっだらねェ理由だろうから良いが…それ何て読めば良いンだよ」

打ち止め「『とんざ』だよ…?」

一方通行「そっちじゃねェェ!半濁点の方だボケがァ!」

打ち止め「『え゚』だよ…?」

一方通行「あァ、いや、そのな、その通りだ。その通りなンだが全然ちげェェ!!!」

打ち止め「続けるよ…?ってミサカはミサカはおかしなあなたに確認を取ってみたり」

一方通行「もう勝手にしろ」
362 :打ち止め「りぴーたふたみー!」6/7 [sage]:2011/01/09(日) 01:43:20.08 ID:GEMptgAO

打ち止め「さぁ駆け抜けるよー!」

打ち止め「ららららいたいそう!」

一方通行「ららららィたィそォ」

打ち止め「すっぽんがすっぽんぽん!」


一方通行「すっぽンがすっぽンぽン」

打ち止め「とんがりこーん!」

一方通行「とンがりこォン」

打ち止め「おんせんまんじゅう!」

一方通行「おンせンまンじュゥ」

打ち止め「おっくせんまん!」

一方通行「おっくせンまン」

打ち止め「だんけしぇーん!」

一方通行「だンけしェェン」

打ち止め「あんぱんまんいんたびゅー!」

一方通行「あンぱンまンインたびュウ」

打ち止め「しゅーーりょーー!!!ってミサカはミサカは達成感でいっぱいになってみたり!」

黄泉川「よくやったじゃん!」

一方通行「はァ…」
363 :打ち止め「りぴーたふたみー!」7/7 [sage]:2011/01/09(日) 01:44:24.70 ID:GEMptgAO

一方通行「で、結局何がしてェんだテメェは」

打ち止め「カタカナをふンだンに使わせてみたんだァってミサカはミサカはマネしてみたり!」

一方通行「何言ってやがンだ…?」

打ち止め「それとね、ちょっと仕掛けもほどこしてみたの!ってミサカはミサカは興奮せざるをえなかったり!」キャー//

一方通行「どォいうこった」

打ち止め「学園No.1の頭脳をもつあなたなら記憶を辿って一覧してみれば分かるよ!ってミサカはミサカはタネを明かしてみたり!」

一方通行「…」


一方通行「あィンしュたィン」
一方通行「いンなンとかさン」
一方通行「ららららィたィそォ」
一方通行「ぶゥたンおォこく」
一方通行「らンらァンらンらンどせる」
一方通行「すっぽンがすっぽンぽン」
一方通行「とンがりこォン」
一方通行「おンせンまンじュゥ」
一方通行「おっくせンまン」
一方通行「だンけしェェン」
一方通行「あンぱンまンインたびュゥ」


一方通行「あァ…」

打ち止め「えへっ//」

一方通行「くっだらねェ…」









364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:47:24.31 ID:GEMptgAO
尾張です読んでくれた人いたらありがとう!

今朝に引き続き7レスになった
ほんとは3レスくらいにしたい…
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:56:33.58 ID:2zx8myMo
これはGJ!
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 02:05:00.06 ID:Ms5JUkEo
かっわいいな! 乙!
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 02:21:44.28 ID:zJqGP6AO
>>337
セカンド黒子の配役が絶妙wwwwwwwwww
最っ高だなあんたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 03:08:09.54 ID:503cgM60
うむ
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:16:32.23 ID:u4XnDVs0
三号機のお目見え時は二人掛かりで乗ってたよな
つまり3P・・・ゴクリ

しかしダミープラグで処女喪失はあんまりなんで初めては上条さんが貰ってあげて下さいね?
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 06:02:50.54 ID:FE8DjoAO
超乙! 打ち止めが可愛すぎて我が一生に悔いは無い。しかし一方通行さンってばャュョはカタカナじゃなかったりするんだぜ。誤解を招かせる一方通行さンも可愛い
371 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:37:25.85 ID:gUFPqpE0
シリアスでハートフルな内容です
ギャグ色は薄め
372 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:38:58.04 ID:gUFPqpE0

一方通行「寒ィなァ…早く帰ってあったけェ部屋でコーヒー飲みてェ…」

一方通行「……」

一方通行「いや待て、それじゃァ少し退屈だな」

一方通行「確かに俺の頭は脱色してて白いし、杖とかついてるけど、まだ老け込むにはちと早ェだろ。
     茶ァ啜って部屋でのんびりなンざ、そりゃ年寄りのする事じゃねェか」

一方通行「つっても、どこか遊びに行く宛があるわけじゃねェしなァ…遊びに行く奴も……」

一方通行「友達はいらない、人間強度が下がるから」キリッ

一方通行「…………」

一方通行「本でも買うか」
373 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:40:20.20 ID:gUFPqpE0

ミサカ妹「しゃーせー」

一方通行「なンだァ? オマエ本屋でアルバイトしてンのか?」

ミサカ妹「はいとミサカは普通に答えます」

一方通行「金が足りねェのか?」

一方通行「こンな事言えた義理じゃねェのは分かった上で言わせてもらうけどよォ」

ミサカ妹「じゃあ言うなよ白もやし」

一方通行「ッ!?」ぷちっ

一方通行「……ふぅ、別にそンな事しなくても、金が必要なら俺に言え」

ミサカ妹「なぜですか? 別にあなたはミサカにその様な事をする義理は無いはずですが」

一方通行「まァ確かに恩着せがましいな。だったら、未払い分の給料でも良いだろ」

一方通行「俺の個人的な実験に付き合わせたンだ。その分の礼も詫びもまだ終わっちゃいねェ」

ミサカ妹「一方通行…」
374 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:41:39.64 ID:gUFPqpE0

ミサカ妹「ありがとうございます。ですが、せっかくの申し出ですがお断りさせていただきましょうと
ミサカはあなたの気持ちだけをありがたく受け取る事にします。それに、これはミサカが社会経験を積むための訓練でもあるのですから」

一方通行「そォか。ま、何かあったら遠慮なく俺をコキ使え」スタスタ

ミサカ妹「一方通行」

一方通行「あン?」

ミサカ妹「先ほどのあなたの申し出に関してですが、未払い分はともかくお詫びの方は必要ありませんとミサカは訂正個所を指摘します」

ミサカ妹「あの実験は、ミサカ達も同意の上で協力していました。ですから、あなたが負い目を感じる必要は無いのです」

一方通行「……そォかよ」スタスタ

ミサカ妹「一方通行!」

一方通行「ンだよ、まだ何かあンのか?」

ミサカ妹「エロ本コーナーはそちらではありませんよ」

一方通行「別にエロ本買いに来たわけじゃねェよ!!」

ミサカ妹「ちなみにミサカのシリアルナンバーは10032号です」
375 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:46:09.32 ID:gUFPqpE0

一方通行「さて…本屋に来たは良いが、何を読めば良いンだ?」

一方通行「……」

一方通行「やっぱ典型的にベストセラーとかが良いのか?」

一方通行「今週のベストセラーは…」

一方通行「高校野球のマネージャーがドラグノフを手に入れたら…か」

ミサカ妹「そちらは先週もベストセラーになった本ですとミサカは説明します」

一方通行「どンな内容なンだ?」

ミサカ妹「マネージャーがドラグノフ(自動狙撃銃)を手に入れる事により、試合中に相手高校のエースや主軸打者を暗殺し、
     激闘の末に甲子園への切符を手に入れるという汗と涙と血と脳しょうと青春の感動ストーリーです」

一方通行「高校球児に土下座しろとしか言えねェ」
376 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:47:25.20 ID:gUFPqpE0

ミサカ妹「余談ですが、アルファベットの“F“は高校野球のシンボルとも言える文字です。なぜだか分かりますか?」

一方通行「知らねェっつーかそもそも野球に興味ねェからよ」

ミサカ妹「高校野球のFは、ファイト、フェアプレー、フレンドリーの略ですとミサカは豆知識を披露します」

一方通行「確かにマネージャーは違う意味でファイトしてるかもしれねェが…」

ミサカ妹「ちなみにあなたの場合はFUCK(ぶち殺せ)FANTASY(厨ニ) NO FRIEND(学園都市最強の人間強度)ですねpgr」

一方通行「さて次行こォか」

ミサカ妹「……」

ミサカ妹「ミサカは…スルーされても泣かないくらいの人間強度です……ぐすっ…」
377 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:48:45.81 ID:gUFPqpE0

一方通行「これは何だ? 愉快に素敵なのか?」

ミサカ妹「それはKAG○ROUですね。某有名タレントが執筆した著書です。ポプラ社小説大賞を受賞した話題作でもあります」

一方通行「つーこたァ愉快に素敵なのか」

ミサカ妹「………」

一方通行「なンで黙秘権を行使してやがンだよ」

一方通行「まあいい。つーか、白い装丁の本は汚れが目立つンだよ。そう言った意味なら、黒いカバーが一番良いンだけどな」

ミサカ妹「ご安心ください、その本はとても黒いですよ」

一方通行「あァ? どう見ても白じゃねェか」

ミサカ妹「いえ、とても黒いですとミサカは繰り返します」

一方通行「どォいう事だ?」

ミサカ妹「これ以上は危ないのでミサカの口からは何とも言えません」

一方通行「わけがわからン」
378 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:50:55.48 ID:gUFPqpE0

一方通行「おィ、会計だ」

ミサカ妹「はい、では“正しい友達の作り方〜自分の豊かな時間”が一点、“明るい性格はこうして作る”が一点、
“子供の心のコーチング〜ハートフルコミュニケーション 親ができる66の事”が一点、計三点でよろしいですねwwwwww」

一方通行「おィコラ、なンで愉快に素敵に読み上げてンだよテメェは!」

ミサカ妹「すみません、“幼女の穴“を含めて計四点でしたね。ミサカとしたことがついうっかり」

一方通行「ンなもン買ってねェだろォが!!」

ミサカ妹「本屋に来たのにエロ本を買わないとは…」

ミサカ妹「あなたは一体何しに来たのですか?」

一方通行「本を買いに来たに決まってンだろ!! いい加減にしねェとテメェのゴーグルのゴムを思いっきり引っ張って顔面にぶち当てンぞ!!」

ミサカ妹「ちょっとしたホワイトジョークです、落ち着いてください。
あとゴムを引っ張るのだけはやめてくださいシャレにならないくらい痛いですからマジで!!」
379 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:52:07.53 ID:gUFPqpE0
一方通行「ったく、さっさと会計を済ませろ。いくらだ?」

ミサカ妹「はい」ピッ! カタカタ

一方通行「……」

ミサカ妹「……」ピッ!

一方通行「……」

ミサカ妹「……俺も、ずっと一緒に痛かった(笑)」ピッ!

一方通行「……………………」ぴきっ

ミサカ妹「合計で8兆円になります」

一方通行「いつから日本は円安を通り越してハイパーインフレに突入した?」
380 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:54:52.90 ID:gUFPqpE0

ミサカ妹「すみません、少し頭をこちらに差し出してくれませんか?」

一方通行「なンでだよ」

ミサカ妹「少しで良いですからとミサカは子犬の様な目で訴えますうるうるうる」

一方通行「俺にはいつも通りのレイプ目にしか見えねェが、ったくめんどくせェ」

ミサカ妹「ありがとうございます……相変わらず白髪が多いですね。というか白髪しか無いですね」さわさわなでなで

一方通行「苦労が多いからな、今この瞬間も」

ミサカ「……」ピッ!

一方通行「おい! テメェ何してやがる」

ミサカ妹「605円です」

一方通行「……」

ミサカ「605……605(ロリコン)!!」

一方通行「………」


ブチッ♪




………




ぎゃははははははははァーッ!!!!

やめてくださいゴムをひっぱら(ry バチーン!!!!!!




………




ミサカ妹「ぐすっ……3650円…です……ひぐっ……」
381 :一方通行「本でも買うか」 [sage]:2011/01/09(日) 13:56:31.46 ID:gUFPqpE0

一方通行「ほらよ…」

ミサカ妹「ひぐっ…お釣りです…えぐっ…ぐすっ…」

一方通行「……悪かった、謝ってやるからいい加減泣き止め」

ミサカ妹「別に…ミサカは泣いてません…ッ……泣き止めって何ですか…ラストティアーですか…ぐすっ」

一方通行「無駄にカッコいいな。わァったよ、仕事が終わったらなンか奢ってやるからそれで許せ」

ミサカ妹「回らないお寿司が良いです」キリッ

一方通行「オマエ…」


本日の一方通行の出費
本三点3650円
寿司 時価含め69740円
10032号と過ごした時間 プライスレス
382 :一方通行「本でも買うか」 :2011/01/09(日) 13:57:14.64 ID:gUFPqpE0
いぜうです。ありがとうございました。
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 13:59:39.12 ID:ute81UAO
ニヤニヤが止まらないwwww
超乙ですの
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 14:01:39.76 ID:r6hnex60
乙!
こういうの良いな、なんていうか良いな
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 14:20:24.63 ID:kLT06fQo
どんだけ高級寿司店行ってんのwwwwwwwwww
乙乙!
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 14:21:20.59 ID:HHUgLd.o
乙〜
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 14:44:02.62 ID:iGS0sUAO
10032号ばっかりズルいなちくしょう
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:34:11.30 ID:tgly6ISO
麦のん通行投下します。


・キャラ壊れてます
・時系列は不明です
・何故か皆生きてます
・設定壊してます
・地の文です
・拙いです
・中途半端です
389 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:35:10.52 ID:tgly6ISO
初めて会った日から、どれ程貴方を思っただろうか

初めて会った日から、どれだけ貴方の名前を呟いただろうか

初めて会った日から、どれくらい貴方の写真を見つめただろうか

初めて会った日から……何度泣いただろうか……

全ては会えないと判っていたから

弱い私は貴方と仲間のどちらかを選ぶことが出来なかった

でも、もうそんな悩ましい日々は終わり

だって

だって、貴方にまた会えると

会っても良いんだと判ったから

長かった。とても長かった

待っててね

私の王子さま……
390 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:37:09.41 ID:tgly6ISO
「次の作戦、『グループ』とやり合うことになると思う」

麦野の発言に、会議の席に並んだ『アイテム』の面々の顔が険しくなる。

暗部同士の小競り合いに潰し合い、又は衝突などは特段珍しいことではない。表の知らない所で毎日のように繰り広げられている。
勿論、『グループ』と『アイテム』も例に洩れない。

だが、今回は作戦の規模が大きい。
『アイテム』がこうしてオールキャストで挑もうとしているくらいだ。向こうも勿論、トップメンバーで来るだろう。

「……どうするんだよ」

浜面が弱々しい声を上げる。普段なら咎められるものだが、今日は誰も何も言わない。

「一方通行が出てくるんだろ?」

そう、一方通行の存在と恐怖が有るからだ。

大勢の超能力者の中の最高峰であるレベル5。一人で一国の軍隊をも相手が出来る程の規格外の集団。その頂点に立つ別格の男が『グループ』に居る一方通行。

最強の存在。

「まぁ、少なくとも此処に居るメンツじゃ勝てないでしょうね」

皆、それは判っていた。大能力者二人と超能力者一人が組んで向かっても時間稼ぎにすらなならないことを。

「勝てないならどうする訳よ」

フレンダの疑問に麦野の口が三日月型に裂かれる。

「作戦を成功させるだけなら、良い考えが有るの」

その言葉に皆の伏していた顔が上がる。

「何か考えが超有るんですね!」

「まさか、出し抜くとか言うなよ?」

「浜面のクセに冴えてるじゃない」

「えっ、マジ?」

「おぉよ。大真面目だ」

麦野の自信満々な表情とは逆に皆の表情は再び陰っていく。
出し抜くという何でもない作戦が、素直に通用する相手ではない。

まず、ブレインの土御門を出し抜くだけでも一苦労。その上、座標移動の結標や一方通行自身の機動力を以てすれば、多少のロスや寄り道は無に還るのだ。
391 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:38:45.89 ID:tgly6ISO
「もしかして、私の力を使う作戦かな?」

「滝壺っ!」

その提案に悲鳴に近い叫びが上がる。

滝壺の力は代償として命を削っていく。恋人として、仲間として、浜面は阻止したいのだ。
だが、他のメンバーは苦々しげだが諦観した面持ちでいる。口に出すことは無いが、それしかないと考えているようだ。

天秤に掛け、一粒の砂と一つの石ではやはりどうしても砂が軽いのだ。

どれだけ大切にしていても。

「違うよーん」

しかし、麦野はその唯一とも思われる可能性を簡単に蹴ってみせた。
浜面は安堵しているが、まとまりかけた意志は混乱に呑まれた。

「じ、じゃぁ、一体どうする訳よ?」

「超他に案なんて……」

「あれれ?判んない?」

当然だよ、という視線が麦野に突き刺さる。
笑いながらそれを受け、もっと酷くなることを予想しながら自らが考えた作戦を語る。

「私が餌になる」

囮ではなく餌。
つまり、会えば食べられるより他は無し。

がたん、と椅子の倒れる音が響いた。
392 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:40:42.01 ID:tgly6ISO
………………………


学園都市が第四位、麦野沈利は暴れていた。

全細胞を活動させ、全神経を尖らせ、合間を縫って逃げようとする構成員の足音、遠くから狙う狙撃手の殺意一片たりとも取りこぼさずに消し、余裕が出来ればビルへ施設へ道路へ破壊を刻んでいた。

鬼の如き猛攻。だが、その荒れる力は何処か雑で、我武者で、挑発的である。

「…ッ!」

全ては

「よォ、ご機嫌だなァ。クソ女」
暴風をものともせず、乱撃の真ん中を闊歩して現れた男

「クカカ!直ぐにミンチにしてやるよ!」

一方通行を釣る為に。





麦野の計画は簡単だ。

自分が最大限暴れるだけ。

誰でも罠だと判る程単純に。
たったそれだけ。

だがそれは、《原子崩し》が行うからこそ意味を持つ。
レベル5が暴走してこそ意味がある。普通では止められない相手。

敵は罠だとしてもジョーカーを切るしか手が無くなる。

そして、その通りになった。
393 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:42:21.64 ID:tgly6ISO
二人は対峙している。瓦礫と死体が散らばる中、お互いに強い意志を持ちながら。

「来てくれたんだ、一方通行」

「ハッ!俺が来ると知っててこンな安っぽい挑発したのか。真性のバカとしか言い様がねェな!」

一段と荒れた口調で一方通行が麦野へとにじり寄る。

彼は苛ついていた。

快く釣られてあげるという任務に。
当然だが、餌が怯えないことに。
それどころか、化け物の自分が来たことを嬉しそうにしていることに。

「なァ、原子崩しァ!」

高位能力者には不可思議な余裕がある。自分の力は格上にだって通用するんだと。
一方通行は過去にそういった身の程知らずの大バカ野郎達の相手を散々してきた。

「私を知ってるんだね。嬉しいな」

呑気に笑う第四位からも同じ空気が見えた。

「知らねェ方がどォかしてるぜ。第四位の麦野沈利さン……よォッ!」

言いながら足元の瓦礫の一つを大行に振りかぶって蹴る。
ただの蹴りなら虚しく転がるだけだった瓦礫は、彼の能力によって物理法則の殻を破り、弾丸のような速度で麦野の下へ走る。

轟音を響かせた歪な弾丸は麦野の横を掠める。整った顔に赤い筋が一つ開く。

「ハッハァ!まさかこれだけでビビらねェよなァ!アバズレェ!」

この舐めた作戦への仕返しの意味もあるが、要は単なる威嚇行為だ。

プライドの高い者ならこうするだけで、激情する。そうなれば過信に満ちた愚者のすることは決まってくる。

直線的に捻りも無い、ただの力押しで潰す。

自分はそれを悉く反射させ、絶望する相手を笑って[ピーーー]。

もはや、習慣になりつつあるバカの粛正方法だ。
394 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:45:08.91 ID:tgly6ISO
「な、名前まで……」

「はァァっ!?」

しかし、肝心の敵は顔を赤らめてモジモジしている。ワンテンポ遅れている上に予想外のさらに向こうにある反応だ。

これには流石の第一位も一瞬毒気を抜かれた。

「……あ、あァ、判った。キチンと時間稼ぎしてンのか。気が強そうなワリには、随分と冷静じゃねェか第四位!」

しかし、直ぐに立て直す。

ペースに引き込まれかけたと思い、さらに苛立ちは加速する。

「そっちが来ねェなら、こっちから行ってやらァ!!」

地面を蹴りつけ、対象に向かって走り出す。
敢えて能力は使わない。怯えながら死んで欲しい。或いは、時間稼ぎで逃げようとするその時に解放し、屈辱と敗北を与える為に。

麦野の鋭い目がこちらを向くのを確認すると、一方通行の口元が大きく吊り上がった。
漸く戦争が出来る。そう思ったのだ。

「ちょ、ちょっとターイム!!」

「なーンなンですかァァっ!?」

しかし、迎撃に移るかと思っていた麦野の行動はまたも一方通行の予想を遥かに越えるものだった。

可愛らしく、恥じらいながら、切羽詰まった声で、叫ぶだけ。

一方通行もはい上がった渦に再びズルズルと飲み込まれ、急停止してしまう。
395 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:46:27.76 ID:tgly6ISO
「ね、ねぇ、場所移そうよ」

「……なンで?」

思考する前に口から言葉が出る。
二度目で完全に毒を抜かれた一方通行の口調からは刺々しさが消えている。

殺伐としていた最初の雰囲気は、日常会話並の応答がされる抜けたものに変わっていた。

「し、周囲の目とか……その…恥ずかしい……」

「は、恥ずかしィ!?」

「うん……」

再び俯いてしまう。

(え、えェ……)

混乱の中にある思考を必死に働かせる。

(恥ずかしいとかワケが……人の目って今さらってか……アレ?)

だが、どうにもまとまらない。

記憶を掘り返し最初から辿ると、一応顔が赤く俯き加減で場に合わないという点では統合性のとれた行動ではある。
でも、全くもって理解不能であった。

考えれば考える程に疑問が深まり、そうしてさらに思考が混乱する。

「良く判ンねェが、まァ、移動……するか」

そして、放棄。

「ほら、捕まれよ」

一方通行の手が麦野へ差し伸べる。

「え……あぅ……」

真っ赤に茹であがった彼女は、震えながら、でも力強くその手を握った。
396 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:47:49.25 ID:tgly6ISO
…………………………


たった十秒間のフライト。それだけで、二人は既に銃撃の音が聞こえてこない場所にまで来ていた。
警備員や見回りの人さえ付かない完全なる廃墟となっている研究所。
明かりの無い静かそうに見える方向へ適当に飛んだので、本人さえも此処が地図上では何処に当たるのか把握していない。
帰りに若干の不安を覚えるが、彼女を要望通りの場所に運んだというタクシードライバーのような満足感が今の一方通行の中には有った。
似合わないと思いつつも悪くはないと思った。

彼の頭から、抹殺指令のことは完全に消えている。

「おら、ここなら良いだろ」

力の制御範囲から出ないように胸元に強く押しつけるようにして抱き締めていた麦野を引き剥がす。

だが、直ぐにまた腕の中に納めることになった。

支えを失った麦野が崩れそうになったからだ。流石に女の子に埃いっぱいの床への膝付きは冷酷な彼でも見過ごせないようだ。
それ以外には罪悪感もある。

(酔っちまったか……)

慣れない生身での飛行は内臓を引っ掻き回されたような感覚に陥る。かなりの速度を出していたから、通常の何倍も負荷がかかっていたと推測出来る。

(弱ェ。第四位っつっても女ってことか…)

そんなことを考えていると、腕の中の麦野が自分を軽く押した。
もう大丈夫との合図だと認識し、解放する。

顔色は変わらず最上級に赤いが、今度は支えを失っても崩れなかった。
397 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:49:46.79 ID:tgly6ISO
「やっぱり……優しい…」

「それはねェ!」

反射的に否定する。

生い立ち、過去の罪、現在の偽善。

自分をダークヒーローと位置付けしている一方通行は、光を極端に避けている。
感謝の言葉や他人の視点で創られた優しい自分。そういったものが怖い。

今は自分のペースでないせいか、否定する言葉には普段乗せることのない身を切るような感情が込められている。

「優しいよ……」

「優しくねェって言ってンだろ!」

麦野は一方通行のその様子に気付かない。普段の彼を知らないのもあるが、少々惚けているのも加わって見えなくなっている。

「あの日もそうだった……」

「だァかァ……あの日?」

一方通行に新たに騒つく頭の隅で記憶を選り分ける仕事を与えつつも麦野の語りは止まらない。

「あの日から、貴方は私の王子さま……」

「……」

そして、第四位の口からはおよそ出ないであろう単語が聞こえたところで一方通行の思考は凍結した。

想いを吐露した麦野が照れて顔を両手で多ってしゃがみ込み、酷く興奮した様子で「い、言っちゃったよぉ」と儚げに呟く。

それをただ、意識も薄く眺める。

それから、暫し時間を空け、

「ごめン。話が全く判らねェンだが」

何とか自分を取り戻して精一杯悩んだ一方通行のたどり着いた答えはそんな純真な台詞だった。
398 :麦野「王子さま……」 :2011/01/09(日) 15:51:39.38 ID:tgly6ISO
『アイテム』の面々は重い空気を提げて自分達のアジトへと帰還した。

作戦は成功した。被害も驚く程少なかった。

ただ、コアの一人で大切な仲間が生死不明となった。いや、正確には死に近いだろう。

滝壺の力を使おうともしたが、キーである体昌が無くなっていた。

誰の仕業かは直ぐに理解した。自分を餌と表現した時点で帰ることは諦めていたのだろう。
無駄なことをするなという彼女の意志に見えた。

「麦野、超キャラじゃないし…」

絹旗の一人言は誰にも拾われることなくコンクリートの壁に吸い込まれていった。

死神を背負い暗躍し死を何度も経験してきたが、彼女の死には今一実感を求められず涙は流れない。
かといって、生きている希望も得られず、自分達を偽り励ます言葉の一つも浮かび上がらない。

沈黙と無気力が続く。



変化は皆が夢に誘われ始めた頃に訪れた。

アジトの扉を誰かが乱暴に叩いたのだ。

弾けるように椅子から飛び降りる。
警戒するのも忘れ、皆で押し合い攻めぎ合い駆け扉を開く。

「「麦野!!」」

「よ、よォ」

しかし、そこに居たのは一方通行だった。

「こいつ、どォにかしてくれ」

皆が待っていた麦野は殺し合いをする予定だった筈の男におんぶされ、気持ち良さそうに寝息を立てている。

状況把握が出来るまでの数分、弱り顔の赤目と点になっている4つの目は風に晒されながら情けなくぶつかり合っていた。
399 :むぎ :2011/01/09(日) 15:59:26.96 ID:tgly6ISO
忠告通り中途半端です。ここまでしか書いてないです
なんかもう、胃が痛くてこれ以上は書けませんでした

でも折角書いたからと投下した次第です

続きは要望あれば考えます…


以上。お目汚し失礼しました
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:01:39.54 ID:r6hnex60
おつおつ、凄い上手くて引き込まれた
気が向いたら続きも投下してくれると嬉しいな
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:16:12.12 ID:ajREvIAO
まさかの良作二連発で俺の腹筋が捩れた。続き読みたいに決まってンだろォ!!

あと
>>382
お前が傷アニメを待ち焦がれてることはよくわかった。
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:19:21.20 ID:Ioed66AO
乙乙
麦のんとか素晴らし過ぎるから続きに期待
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):gQGBvmAO [sage]:2011/01/09(日) 16:24:45.35 ID:XDg.xQAO
おつー
麦のんがいう「あの時」が気になるから続き読みたいな
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):ahTql9p0 [sage]:2011/01/09(日) 16:27:22.61 ID:QEl8UcQ0

続き待ってます
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:01:19.91 ID:Xa9dP6r30
ショタセラレータとロリむぎのんか
胸熱
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:07:42.95 ID:mNQU7a5X0
皆さんの書く一方さんが素敵過ぎて胸熱wwww

しかしそんな中に空気も読めずに乱入してみる。
9レスほどお借りします。禁書がこんなバッドエンドになったらやだよね、という超鬱展開。
心臓の弱い方はご注意ください。
407 :十人十色の幸福と、―――― 1/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:08:51.27 ID:mNQU7a5X0




少年を背中越しに抱きしめる打ち止めは、心の底から嬉しそうに思える満面の笑みで笑った。
そんな彼女の笑顔をそっと眺めた一方通行が、穏やかな表情で静かに口を開いて――――――――――






「俺にはアイツらの幸せが本当に正しいものかなんて、多分一生解んねえよ……」






408 :十人十色の幸福と、―――― 2/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:09:54.67 ID:mNQU7a5X0



「妹達が……国際的に危険視されてる……?」



学園都市を総本山とする科学サイドとイギリス清教という魔術サイドを繋ぐ友人、土御門元春の言葉に上条当麻の顔が凍りついた。


妹達。
学園都市第三位の超能力者、『超電磁砲』の異名を持つ御坂美琴のDNAマップを元に製造された体細胞クローン達。


クローンの製造事態が元来国際法に抵触している事に加え学園都市が製造していた妹達は軍用を目的とした量産能力者であり、
土御門の話によればアレイスター統括理事長による政治支配が無くなった今こそ
魔術サイドの三大主教であるローマ正教、ロシア成教、イギリス清教は積極的に彼女達を危険因子として排除しようという動きに出ているらしい。


魔術サイドにとって強力な能力者達が人工的に量産されていく技術は脅威となる。
現に妹達の中には番外個体という10億ボルトの電流を発せられる大能力者相当の個体も完成しているのだ。


例え妹達自身に戦意が無いことが証明できたとしても、
最終信号を用いたウイルスによる強制暴走状態に陥る可能性を言及されれば、アレイスターのいない現在の学園都市では
彼女達を庇いきれない事は明白だった。



「でもっ……アイツらだって、人間なのに……」

「そう、妹達はクローンであると言っても人間だ。だからこそ神に仕える宗教家たちはそれを無下にする事は出来ない。
 しかし学園都市側や何らかの集団が1万人近くの妹達を利用しようとする可能性は否めない。そこで魔術サイドが提案したのは――――――」





―――――――上位個体、『最終信号』の拘束だ。





409 :十人十色の幸福と、―――― 3/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:10:56.58 ID:mNQU7a5X0



上位個体、『最終信号』の拘束。
魔術サイドが提示したその要求にショックを隠せずにいた上条の下に一方通行が訪れたのは、彼が土御門から事情を聞いた日の夜の事だった。


上条当麻は今の一方通行と妹達、こと打ち止めとの関係を知っている。
そして、この状況を最も辛く感じているのが自分などではなく彼である事も。



「土御門からの紹介で来た。―――――オマエ、イギリス清教との間に太ェパイプがあるンだろ?」

「え?……ああ、『必要悪の教会』にも割と知り合いがいるしイギリス王室にも顔見知りが居るからそこに話しつけに行こうかと……」

「その必要はねェ、交渉は全部コッチでやる。オマエは俺をそのパイプの間に捻じ込ンでくれりゃそれでイイ」

「はあ!?こんな大きな問題、お前一人なんかで行かせられるか!!だったら俺も付いて……」



俺も付いて行く。そう続けようとした上条は、自分を睨み上げる一方通行の視線に言葉を呑んだ。
怒りと憎悪と焦燥と悲しみと痛みを全て織り交ぜたその表情は、皮肉にも上条が見たどの彼の貌より人間らく思えた。



410 :十人十色の幸福と、―――― 4/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:12:33.39 ID:mNQU7a5X0



「オマエとイギリス清教との関わりがどンだけ強ェか知らねェが、事態は既に個人の訴え位ェじゃ収まらねェ所まで来ちまってる」

「なら、なおさら一方通行ひとりじゃ――――」

「馬鹿か、テメェは。俺は一方通行個人として行くンじゃねェ、学園都市第一位の超能力者として交渉に臨むンだよ」



アレイスターが企てたプランの破壊では幾人かの魔術師が協力に当たった。
つまりは魔術サイドに元統括理事長の計画全てが露見している。
責任追及に追われる統括理事会や教員たちの立場が弱い現状を考えると『学園都市第一位』のブランドは一級品とも言える。


一方通行がその名を掲げてイギリスを訪れるとなれば、
それは最早観光の度を越した、学園都市代表とイギリス清教あるいはイギリス王室との会談となるだろう。



「特にイギリスはこのクローン問題を一つの宗教組織としてではなく国家として対応する姿勢を見せている。
 表社会には問題が情報として伝わっていない今が正念場なンだよ。国家間の交渉に、個人との貸し借り云々の話は邪魔にしかならねェ」

「………解っ、た。ちゃんとお前がイギリス清教の最大宗教と会えるようにこっちで話を付けておく。
 今はインデックスも向こうに行ってるから何かあった時に頼りに出来ると思うし」





―――――じゃァな。
話すだけ話して竜巻の様に去っていった一方通行の小さな呟きは、閉まるドアの音と被り上条当麻の耳に入る事は終ぞなかった。







411 :十人十色の幸福と、―――― 5/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:14:21.30 ID:mNQU7a5X0








「ほお、ではクローンの人権を盾に学園都市は妹達の拘束を許す事は出来ないと言いけるのね?」

「あァ。クローンと言えど人間は人間、無暗に扱う事は許されねェ――――そォだろ?」



こんな台詞を自分が吐く事になるとは。何たる皮肉だろう、と一方通行は小さく口角を上げた。
一部を除いて隠蔽されたアレイスターのプランに何処で嗅ぎつけたか知らないが目を通した事のあるらしい
イギリス清教最大主教ローラ=スチュアートはその言葉をブラックジョークと受け取ったのか口元に手を当てさも面白気にくつくつと笑い始める。



「学園都市の超能力者は皆がこんなにも愉快なのかしら?……確かに、クローンは人間でありわたし達が彼女らを無下に扱いはできぬのは事実。
 しかし、ミサカネットワークなるものの利用による妹達の強制暴走が人類にどれだけの危機を及ぼすかは
 そちらでも理解しているだろうと思いけるのだけれど」

「――――――」



ミサカネットワーク。
そう、それが一番の問題点だ。
妹達に眠る巨大な一つの意識であり、彼女達を無理矢理支配下に治める事の出来るこれがあるからこそ彼女達は危険視されている。


イギリス清教をはじめとする魔術サイドはこれに対し、
ミサカネットワークに唯一第三者が介入するツール『最終信号』を隔離・監視する事で他の下位個体には手を出さないという態度を見せた。


学園都市上層部としては一万の個体から一体を差し出すだけで事態が収拾できるというのならとの考えを見せたが、
一方通行としてはそれでは堪らない。
全ての妹達を、あの幼い少女を護れなければ一方通行にとっては意味がない。


だからこそ彼は『学園都市第一位』の肩書を掲げながら、学園都市の意思に背いて此処までやってきた。
目の前の女狐がそれに気付いている事はとうに知っている。
この女は学園都市という大きな組織から離反し居場所を失くした馬鹿な小僧が何処まで出来るのか面白がっている。
それでも一方通行は凛とした姿勢を崩さない。


412 :十人十色の幸福と、―――― 6/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:15:34.22 ID:mNQU7a5X0



「ミサカネットワークが問題と言ったな……―――――なら、こちらがネットワークを永久切断する術を用意したらどォなる?」

「?」



余裕の笑みで一方通行に応じていたローラではあるが
実のところ彼女も科学技術、特に学園都市の一般より20年も先をゆく先端技術などには精通していない。
そんな技術が本当に用意されているのか、これから用意できるのか。彼女には理解出来ない。



「……面白い。それで?ミサカネットワークを切断しました、と言われてもわたし達にはそれを判断出来かねるのだけれども」

「科学的に証明する手段も用意している。オマエ達が納得するまで何度だって説明する」

「弱い、としか言いようがなき事ね。そもそもとして学園都市側が生じた問題を『説明する』の一言で片づける訳にはいかぬというもの……
 イギリス清教が許したとしても他が黙っていないであろうし、科学サイドと魔術サイドで結ばれた停戦条約も破棄されるかも知れぬわね」



一方通行とて『こちらで対処して後でキチンと説明するので赦して下さい』なんて言い分が通るとは思っていない。
だがミサカネットワークの切断。
それには妹達の共通意識を担う他にもう一つ、大きな意味がある。



413 :十人十色の幸福と、―――― 7/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:17:26.95 ID:mNQU7a5X0



「――――――学園都市第一位の能力行使を永久に封じる」

「貴方の?気性の荒さで有名な第一位殿が大人しくして下さるとは思えぬのだけど……」

「……今の俺はミサカネットワークを通じて得られる妹達の余剰演算で言語・計算能力を補っている状態にある。
 ネットワークを切断すれば俺は廃人同然の状態となるが――――それでどォだ?」



ローラ=スチュアートは考える。
学園都市最強の第一位が何も出来なくなるというのは魔術サイドにとって大きい。
これから再び双方の関係が崩れ戦争に陥ったとしても
単独で軍隊と戦える以上のチカラを有する超能力者が一人減るというのは魔術サイドにとって有利に働く。


――――― 面白い。
第一位という『兵器』が全く機能しなくなったとしても、まだ交渉に欠けることを目の前の少年は気付いている。
絞り採れ。
魔術サイドという宗教組織全体に対してではない、イギリス清教のみにより大きな利益を齎すものをこの化物から少しでも多く絞り採れ。



「そうね、そこまで言うのならミサカネットワークを切断するというその如何わしき技術で他の教団を説得してあげても構わぬ事よ。
 ――――――でも、あくまで第一位の活動停止は魔術サイド全体で共有するもの。
 科学技術を信頼しない彼らに何とか話を付けてあげようと言いけるのだから、
 イギリス清教へとその報酬をも払わぬ事には話にならないというのが解りかねるとは申せぬでしょう?」

「………何を要求する」



ローラの口元が他人からは見えない程度に小さく歪んだ。
目下を細め、自分がこれから発する言葉に酔いしれながら熱い息を零す。






「―――――――― 学園都市第一位の、身柄を」







414 :十人十色の幸福と、―――― 8/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:19:06.65 ID:mNQU7a5X0








上条当麻は一方通行の病室に居た。
彼を訪問する際には事前の申請と自分やインデックスの立ち合いを必要とする。



「それじゃ一方通行、また来るわね」

「次来る時は果物でも沢山持ってくるから楽しみにしてるじゃん?」



彼の保護者二人の出て行った部屋は何も話さない上条とインデックス、そして『何も話せない』一方通行だけが残され途端静寂に支配された。
そんな『いつもの』光景に上条は顔を顰めながら「行こう、インデックス……」と隣に立つ少女を促した。



インデックスが一方通行と共に日本へ帰還し一週間が経過した頃、ミサカネットワークは冥土帰しの手によって突如として切断された。
上条にはそれがどのような技術だったのか解らない。
だが、それによって一方通行が人の手を借りねば生きられない体となってしまった事はありありと理解できた。



「なんでだよ!お前は知っていたんだろう、イギリスでアイツがした交渉を!なんで黙ってたんだよ!」



一方通行に伴って予定より早く帰国したインデックスを上条は言及した。
すると、インデックスも辛かったのだろう。ぐすぐすと涙を流しながらこれしかなかったのだと切実に語ってきた。


一方通行が最終的に行った交渉は3つ。
ミサカネットワークの完全永久切断。
これに伴う学園都市第一位の活動停止。
そして、第一位の活動停止から4年後にその身柄および彼に施された学園都市の技術を彼を介してをイギリス清教に提供する事。


一方通行は自身を引き渡す証明として自分の周りにイギリス清教が設置した監視カメラと監視役を置く事を許可した。
学園都市側が第一位をただでは渡さない為の措置を施そうとした場合を考えての配慮だ。
そして、監視役の一人としてインデックスが抜擢された。一方通行と少なからず関わりがある事を知りながらの抜擢だった。


415 :十人十色の幸福と、―――― 9/9 [saga]:2011/01/09(日) 18:22:01.50 ID:mNQU7a5X0



「ミサカネットワークじゃなくても彼の演算補助には様々な手段があるし、それを全て再現する自信が僕にはある。
 ―――だが、彼がそれを拒むんだよ」



ミサカネットワーク以外での一方通行の演算補助手段を冥土帰しへと尋ねれば、答えはあっさり返された。
だが、続く言葉に上条は絶望する。



「以前用意したスーパーコンピューターを用いた方法は、コンピューターを彼自身に破壊される事で破棄された。
 その他にも幾つか試したが彼自身に邪魔されてしまってね……自分を犠牲とすることを彼は望んでしまっている」



現在一方通行は打ち止めや黄泉川・芳川といった家族、そして病院内で生活する妹達らに支えられて生活している。
彼女達の言葉を耳にしながらそれすらも理解出来ずに、しかしそれでも嘗ての彼ではあり得ないほどに穏やかな笑みを浮かべて生きている。


気晴らしにと車いすに乗せた一方通行の背を押しながら打ち止めが笑った。



「最初はとっても悲しかったの。あの人がミサカ達の為に犠牲になろうとしたことも、あの人がそれを望んでしまった事も。
 ―――――でもね、今のあの人はミサカを見るといつでも笑ってくれるのよ、ってミサカはミサカは語ってみたり」



上手く動かせない右手を小刻みに震わせながら、殆ど本能的な思考の中でゆっくりと打ち止めの頭へと伸ばした一方通行が
彼女の髪をゆっくりと撫でながら静かに微笑んだ。
撫でられた打ち止めは照れ臭そうに、嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。




「ねえとうま、あくせられーたとらすとおーだーは、あれで本当に幸せなのかな?」

「俺にはアイツらの幸せが本当に正しいものかなんて、一生解んねえよ……」






―――――――― 十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸 ――――――――(完)


416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:23:36.50 ID:mNQU7a5X0
熱が下がったから突発的に書いてみたものなので文章メタメタで申し訳ありませんでした。
こんな結末にならないといいね!

さて……やっぱり熱が上がってきたので、また下ネタ エヴァパロ書く作業に戻ります。では1
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:24:45.59 ID:wBw7tb3l0
なんか久々に総合で心打たれるSSが来たな…超俺好みだわ
最初の一文が一方さんのものかと思ったのになんでンじゃないんだろとか思ってたら!騙された!

マジで乙乙!
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:33:14.05 ID:Xa9dP6r30
4年後はローラさんの玩具か
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:40:57.01 ID:dpbVRjUy0
おつ、こういうの大好物です
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 19:39:31.18 ID:2mztOWGu0
>>157>>345の未来上琴を書いたものです

また書きました 5,6レスもらいます

ただ、今回美琴さんの出番ないです
421 :依頼0/5 :2011/01/09(日) 19:41:44.27 ID:2mztOWGu0
これまでのあらすじ

海外出張中に上条さんと再会した美琴さん
さらに海外赴任の際にどさくさで上条さんちに居候する

たくさんの身寄りをない子を養ってる上条さんは貧乏脱出できるのか
422 :依頼1/5 :2011/01/09(日) 19:43:06.25 ID:2mztOWGu0
垣根「お、ちゃんとささみ、持って帰ってるじゃねぇか」

上条「まぁな」

事務所の冷蔵庫を開けながら
同僚が感心したように言う
しかし、何故こいつは来るとまず冷蔵庫を確認するのか
何か、特別な思い入れでもあるのだろうか

垣根「冷蔵庫はみんなのものだからな。ルールは守らねぇと」

上条「つか、もうここに入れとく必要がなくなったしな」

垣根「あん? どうしてだよ」

上条「同居人が増えたんだよ」

垣根「は? 何でそれで? むしろ冷蔵庫様の負担が増えんだろうが」

上条「そいつがさ、買ってくれたんだよ。新型のでっかいの」

最初は断った。しかし、
上条が引き取っている
子どもたちのためだと言われてしまい
結局受け取ってしまった

垣根「マ、マジでか!」

上条「おう」

他にも家賃も渡されている
上条の月収の数十倍近い金額を

流石に多すぎるので大半は
貯めておいて、美琴のために使うつもりだ
素直に受け取らないだろうから、
なんか理由を付けて
423 :依頼2/5 :2011/01/09(日) 19:43:37.39 ID:2mztOWGu0
垣根「み、見に行ってもいいか?」

上条「ああ、遊びに来いよ」

垣根「よし! あ、そういや、その同居人ってどんな奴?」

上条「……昔の友達」

ここで「美人OL」と細かい情報を話すと
また、ぐだぐだと言い出すので、適当にごまかす
結構付き合いが長いので予想がつく

ステイル「お、二人とも揃っているね」

扉を開けて、間借りしている教会の責任者にして
もう一人の仲間が入ってくる
手には何故か、ノートパソコンが握られている

上条「なんでノーパソ?」

ステイル「仕事だよ」

垣根「どっから?」

ステイル「僕の上司から」

上条「そうか」

ならば魔術がらみという事になる
気を抜けない仕事になりそうだ
魔術の怖さは身にしみている
隣の超能力者も真剣な顔だ
冷蔵庫を覗き込む時と同じくらいに
424 :依頼3/5 :2011/01/09(日) 19:44:22.16 ID:2mztOWGu0
ステイル「じゃ、再生するから」

ステイルが操作する画面を上条は垣根と覗きこむ
大の大人三人でノーパソはつらい。狭い

『じゃ、撮影しやがりますんで』

『こっちは準備オッケーでございます』

『あ、あの主役の準備がまだぁ』

『ちょっと待つんだよ。キャラ作りするので2秒ほしいかも』

『しかたありませんね』

『……よし! バッチこーいなんだよ』

『じゃ、はじめやがってください』

『ステイル、とうま、ていとくん。お元気でしたか、インデックスです』

垣根「……」
425 :依頼4/5 :2011/01/09(日) 19:45:03.72 ID:2mztOWGu0
『さて、今回の仕事ですが……。ねぇこれちゃんと撮れてるの? 音とかしないんだけど?』

『そういえば、そうですね。壊れてやがりますか』

『……やり直しかも、残念なんだよ』

『い、いえ音はそんなにしなくても、大丈夫だと思います』

『そうなの? じゃ、続けるんだよ』

上条「……」

『現在、そちらの国にティンダロスの魔犬についての研究をしていた魔術師が……』

『みんなー、ごはんできましたよー』

『す、すぐ行くんだよ! ちょっと待ってて欲しいかも! ああ、えっとぉ。……という感じで頼みましたよ、お三方』

ステイル「……かわいい」

『うーん、もうちょっと、キャラを作り込むべきだったかも。ま、いっか。ごっ飯!』

『どのスイッチで止めるんですか?』

『適当でいいですよ。さ、いきましょう』
426 :依頼5/5 :2011/01/09(日) 19:45:35.74 ID:2mztOWGu0
ステイル「これが、今回の仕事だ」

上条「どんな仕事ぉ!!」

垣根「ほとんどわかんねーよ!!」

ステイル「大丈夫だ。郵送で手書きの資料が送られてきてる」

上条「じゃ、今の再生する意味なくね!?」

ステイル「仕方ないだろ! インデックスがわざわざ送ってくれたんだから」

垣根「知るかぁぁぁぁ!!」

上条「ああ、もう! とりあえず行くぞ! 行ってから考えよう!」

ステイル「ああ」

垣根「だな」

仲間たちと連れ立って
事務所を出る
良くわからないが大変なのはわかった
この国には守りたい人たちがいる
だから、とりあえず行ってみよう
特に、冷蔵庫くれた女に礼もしなくてはならないし


427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 19:46:54.84 ID:2mztOWGu0
以上です

個人的にインデックスさんの、萌えポイントは機械類の苦手さも結構でかいです

お目汚し失礼しました
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:53:39.83 ID:nQZ6qYXSO
>>416
乙乙
うまいなあ
鬱なのになんとも納得してしまう終わり方
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:59:19.21 ID:GkVdfCpAO
>>416
実際にあり得そうな展開で唸った
こうなるかもしれないなら、☆には居てもらった方が良いのかな
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 20:38:31.20 ID:v5DVXdUDO
>>399
俺得すぎて胸が苦しいから早くスレをたてろ下さい
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:59:34.83 ID:We2SO3Edo
>>427


インデックスがアホ可愛いすぎるwwwwww
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 21:04:15.03 ID:ErmZEmRno
>>416
乙乙
こういうendはありそうで怖い

あと、番外個体は2億Vが最高出力ね
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 21:41:28.29 ID:mNQU7a5X0

>>407の続き。
なんで引き取り4年後にしたのか書き忘れたので。あと>>416スマン、熱の所為ってことで。
434 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 1/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:42:58.94 ID:mNQU7a5X0





「なあ。……アイツら、あれで本当に良かったと思うか?」




上条の問い掛けに、尋ねられた少女は首を傾げながら応えた。
少し寂しそうに。少し悲しそうに。少し申し訳なさそうに。少し嬉しそうに。





「さあ……今となっては、彼女の真意なんて解りませんよ――――――」





『アイツら』の事も解らなければ、少女の事も解らない。
結局上条当麻には、どの答えだって見つからない。





435 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 2/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:44:23.40 ID:mNQU7a5X0












第七学区に多額の謎の寄付金が送られてきたのは、ミサカネットワークが切断される一週間前。
丁度寝たきりとなった人間一人が1460日ほど入院できる金額だという。

1460日間、―――――4年間。


一方通行の資産は彼が予め手配していたらしい弁護士によって彼が残した手記の通りに振り分けられる事にいつの間にかなっていた。
黄泉川愛穂と芳川桔梗が廃人同然となった彼につぎ込むであろう金額、打ち止めにこれから掛かるであろう教育費、
一人年齢設定を吊り上げて製造された番外個体の調製費用、残りの大半は均等に他の妹達へと。


そして彼の監視役となったインデックスと上条当麻の下にも迷惑料のつもりなのか、上条が毎月貰える奨学金の何倍もの金額が振り込まれていた。




今日も彼に来客が来る。
上条は彼の病室を訪れなければならない。見舞ではなく、監視の為に。







436 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 3/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:45:49.27 ID:mNQU7a5X0










「―――――有難う。……また、来るわね」



その細い髪を母親らしい優しい手つきでゆっくりと撫でられた一方通行が、心なしか気持ちよさそうに目を細めた。
言葉と共に離れようとする暖かい手をのろのろと伸ばした右手で追いかけ母親を求める本能的な思考で求めては縋り付く。


その仕草に申し訳なさそうに笑った女性は静かに彼の右手をとって両手でしっかりと握りしめた。
どうしてもと言う様に扉の前に立つ上条へと顔を向けるが、
彼が首を振って否定すると悲しげに彼の顔へと首を差し出し、小さな子供に言い聞かせるように囁く。



「……ゴメンね。もう、時間が来ちゃったから帰らなくちゃいけないの。………ゴメンね」



まるで置き去りにされた捨て猫を家では飼えないからと猫へと謝る様な別れだった。
可愛くて、可哀想で、飼ってあげたくて、でも色々な事情が複雑に絡み合って飼えない。
心意気は家族のつもりでも家族になれない苦々しい感情、そんな光景だった。



「済みません美鈴さん………融通、利かせてあげる事ができなくて」

「上条君は悪くないわ。……あの子がこうしてくれているお蔭で、大事な娘達が護られてるのも理解してるつもりよ、ちゃんと」



437 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 3/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:46:42.31 ID:mNQU7a5X0



妹達の存在が『正確』に御坂夫妻へと伝えられたのは魔術サイドと科学サイドの間でクローン問題が解決された後だった。
御坂の父親は何かしら掴んでいたらしいが流石に魔術サイドとの面識がなく手が出せないでいた所で一方通行の交渉が締結したらしい。


夫妻が住んでいたのは学園都市の外であるが現在は学園都市在住の妹達、そして一方通行との面会の為に事あるごとに学園都市を訪れている。


初めは御坂共々酷く戸惑っていた。
一万の妹達をその手で殺め、残り一万の妹達を文字通り命を掛けて護った存在。
恨めばいいのか、崇めればいいのか、蔑めばいいのか、奉ればいいのか。
―――――どれを選んでも、4年後には全てを失い消える少年。





結論として、母親の美鈴は彼に小さな感謝と労いを与える事を選んだ。
「ありがとう、」
「頑張ったね、」
「大変だったでしょう、」


恐らく、彼が今まで望んでも掛けられなかった言葉の数々。
母親が子供を抱きしめながら囁くような優しい一言を与えられる度、彼はとても綺麗な瞳を輝かせて美鈴を見つめた。
彼女の言葉は届かない。しかし彼の中の奥底に眠る幼い感情が、無意識に母親を求めていた。







438 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 5/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:48:05.14 ID:mNQU7a5X0










「アンタさぁ、―――――なんでアイツが自分の引き渡しを4年後なんて指定したか、聞いてる?」



アイツというのが一方通行を指している事は直ぐに解った。
御坂は自分の母親が彼の髪を撫でる姿を、何処か遠い世界の光景の様にいつも遠目から眺めている。



「打ち止めが私と同じ年齢になるまでの間、なんだって。それくらいになったら安心できるから、って……」



初耳だった。

今打ち止めは、実年齢は兎も角世間一般には10歳を名乗っている。
4年後。14歳。
中学2年生の御坂と同じ年齢。


目線の先では件の打ち止めが一方通行の座る車椅子を押しながら病院の庭先を散策していた。
打ち止めが話しかける度に時折一方通行が口を開くが、彼の喉から意味有る言葉が発せられる事はない。


精々が言葉を覚え始めた赤ん坊が「あー」、だの「うー」だの話す程度で、
しかし響きだけは優しげなその声音を聞くと打ち止めは頬を染め上げてにっこりと笑っていた。








439 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 6/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:50:08.18 ID:mNQU7a5X0







「なあ。……アイツら、あれで本当に良かったと思うか?」



上条はミサカ10032号―――御坂妹と呼ぶ個体に一度だけ聞いた事がある。
一方通行に尋ねる事は不可能だったし、打ち止め本人に聞くほどの勇気はなかった。



「さあ……今となっては彼女の真意なんて解りませんよ、とミサカは解答します」



ミサカネットワークという一つの共通意識を失った彼女達では、既に様々な個性を持ち始めた他の個体の感情を一つ一つ読み取るのは難しいという。
ましてや幼いながらも独特の考え方を形成していた彼女の心は推し量れないそうだ。



「ミサカ個人の感情と致しましても生き延びられた喜びと彼に全てを背負わせてしまった罪悪感とが入り混じった自分でも整理の付かない状況です。
 個体によってその比率は異なるでしょうし中には全く別の感情を抱く個体もいるでしょう、とミサカは推測します」



御坂妹も自分の喜びと罪悪感の比率を上条に教える事はなかった。
ただこの場を去る前に一言だけ、上条の芯を揺るがす言葉だけを残していった。


「抗うお積りならこのミサカは手を貸す意思もあります、とだけミサカはお伝えします」



彼が引き渡されるまでの4年間の中で、その現実に抗う意思。


彼の決断は間違っている、………様な気がする。
しかし上条はそう断じきれないでいる。
初めて見た一方通行の純粋な笑み、打ち止めの満面の笑顔。


何が正しいのか解らなかった。



440 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 7/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:51:26.86 ID:mNQU7a5X0









結局のところ解決には、逃げていた打ち止めと向き合うしかなかった。
一方通行と木陰で寛ぐ彼女にそっと近づくとさり気無く尋ねてみる。



「なあ、お前はこれでいいのか?大事なんだろ、一方通行が。なのに、こんな……このままじゃ……」



上条の問い掛けを黙って聞いていた打ち止めから一瞬表情が消えた。
まるで深い闇の中に立っていた彼に、真っ直ぐでいて罪も罰も償いも抗いも全て一人で背負った彼に良く似ていた。


そして酷く大人びた貌付きで口を開くと、徐にこう語った。






「ミサカの一番の幸せは、あの人の幸せだよ……――――ってミサカはミサカはただ揺るぎない一つの事実を述べてみる」





441 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 8/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:52:44.74 ID:mNQU7a5X0





上条は最初から間違っていた。
向き合うべきは目の前の現実でも打ち止めでもない、一方通行本人だった。





大きな広葉樹へ心地良さそうに寄り掛かる彼に上条は目を向ける。



「―――――なあ、本当にお前は幸せか?」



尋ねた上条の腕に一方通行の細く白い手が静かに伸びた。
言語を理解する機能を失った脳細胞が描いた表情に上条は静かに笑って―――――










―――――――やはり上条は、様々な疑問のどの解答すら得る事が出来なかった。









442 :十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸―――― 9/9 [saga]:2011/01/09(日) 21:54:13.32 ID:mNQU7a5X0







向けられたその表情が脳裏に焼き付いて離れない。
一つの名作、絵画ともとれる光景。

理解はできる。
ただ、納得できないだけ。





全ての解答は、彼がイギリスへ飛ぶ前の夜に。









――――――― 十人十色の幸福と、その結末に伴う不幸。そして、得られたほんの僅かな幸福 ――――――(完)




443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 21:58:37.68 ID:mNQU7a5X0
以上。書き忘れ書けてスッキリした。
多分本当にこれでラスト。お付き合い頂いた皆さん、有難うございました。

さて……下ネタ書くぞおおおおおおお!!!!!!!
なんか接続不調なんだけど同じ文章誤爆してない?もし見つけたら連絡ください、謝りに行くから。
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:02:16.03 ID:GkVdfCpAO
もう色々と切なすぎるわい(´;ω;`)
そしてこの後に下ネタに取りかかれるお前はある意味大物だよ
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:05:15.45 ID:53FN6dYa0
>>443
一方さんが幸せならこんな結末でもいいような気がしてきた
……あかんあかん
誰かほのぼの通行止めプリーズ
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:09:42.98 ID:QGtIvxS/o
>>443
乙でした
ただ4が抜けてるような気が…

こういう話は好きです
しかし、こういう展開を全力でぶち壊すのが禁書って感じがしないでもないという
そう考えるととこの展開を下地にした長編も面白そうですね
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:28:44.55 ID:BwPIOIjDO
>>443超乙乙
いつか一方さんが目覚める日はくるんだろうか
再開する通行止めも見てみたい気がするな
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:32:56.41 ID:2mztOWGu0
>>443


一レスもらいます

一方さんと打ち止めの会話

カプとかではないです
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:33:56.89 ID:txmEgWmSO
>>423

インデックス良いと思います
冷蔵庫好きの垣根くんも素敵です

>>443

好きです



一つもらいます
450 : :2011/01/09(日) 22:34:14.96 ID:2mztOWGu0
打ち止め「何やってるのってミサカはミサカは覗きこんでみたり」

一方「ゲームやってンの」

打ち止め「ゲーム?」

一方「正確にはその準備だなァ」

打ち止め「どういう事? ってミサカはミサカは疑問を口にしてみたり」

一方「買ったボドゲをあそべるよーに駒やチットを切り離してンの」

打ち止め「みんなで遊ぶゲームだね。良かったってミサカはミサカは自分の事のように喜んでみたり」

一方「ア? 何がだよォ」

打ち止め「だって一緒に遊ぶ友達がいるってことでしょ」

一方「違ゥ!」

打ち止め「へ?」

一方「アイツらとは今回こそ決着をつけるだけだァ!」

打ち止め「?」

一方「覚悟しやがれ、海原ァ……。土御門と結標ごと叩きのめしてやるゥ!!」

打ち止め「はぁ」

一方「くくく、ダイスの神様ァ愛してますからァ、ボクに微笑んでくださィ!!」

打ち止め「ダイスの神様?」

一方「さァ、今度の決戦に備えてェルールとデータの確認すっかァ」

打ち止め「た、楽しそうだね」

一方「ああ、アイツらの吠え面想像するだけでェゾクゾクすらァ……」

打ち止め「……完全に友達だとミサカは思うんだけど」


451 :懐かしいCMネタ [sage]:2011/01/09(日) 22:34:54.20 ID:txmEgWmSO
ステイル「Aleiser!」カツカツ

ステイル「Aleiser!」カツカツ

ステイル「Aleiser!!」カツカツ

バンッ

☆「良く来たなイギリス清教の犬め!」

ステイル「……」

☆「ん?どうした?」

ステイル「クサッ!コノヘヤニオウヨッ!!」ダッ

タタタタ

☆「……」ポツーン

☆(消臭力置こう……)
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:35:38.55 ID:2mztOWGu0
以上です

一方さんは戦略は完ぺきだけど、ダイス運やカード引きで負けるイメージです

お目汚し失礼しました
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 22:39:53.52 ID:2mztOWGu0
>>449

>>448です

ほぼ同じタイミングで投下しようとしたみたいですね

なんか、すみません
454 :しーえむ [sage]:2011/01/09(日) 22:42:13.16 ID:txmEgWmSO
>>452

こちらの不注意で被る形になりました。誠に申し訳ありません

ともかく乙です
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:42:45.58 ID:8gQGBvmAO
>>443
乙!すんげーしんみりした
4年後教会に引き取られた一方さんがどうなるのかも気になる
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:51:57.63 ID:sJWAj4qvo
>>443
利用したのは一方通行のほうかもしれない。
ミサカネットワークの切断によって妹達も打ち止めも人としての個を獲得できる。
代償は彼の機能。
この取引は彼にとって悪い物じゃないのかもしれないね。
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:09:00.24 ID:mNQU7a5X0

6レスほどお借りします。>>329の続きです、連投スマソ。
引き続き某人気ロボットアニメを元にしたエロギャク・下ネタ満載のパロディ。
心臓に悪い方はご注意ください。

458 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 1/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:10:36.67 ID:mNQU7a5X0





この物語は『凡用人型決戦兵器レベル5』の搭乗者『ファースト・チルドレン』に(強制的に)任命されてしまった上条当麻と
彼の周囲が繰り広げる波乱万丈でちょっぴりエッチな日常を描いたハートフルストーリーである(ポロリはギリギリないよ!世論が恐いもんね!)




≪ 第六話 【 潮、侵入 】 ≫




芳川 「 今日は合体した機体に搭乗する方法を教えるわね 」

上条 「 だから俺は乗らないって言ってるじゃないですか 」

芳川 「 でも『セカンド・チルドレン』の白井さんは機体が決まっているのに『ファースト・チルドレン』のキミがまだ、って訳にはいかないわ 」

上条 「 いやだから俺は…… 」

芳川 「 さあ、此処に用意したのが初号機『一方通行』と量産機『番外個体』よ 」カーテン シャー

上条 「 だから聞け人の話!……って『番外個体』? 」

芳川 「 『番外個体』は初号機とのシンクロ率を極限まで高めて生産された一品よ。
    初号機は『最終信号』とも相性は良さそうだったんだけど都知事に邪魔されちゃって―――― 」

上条 「 いや学園都市に都知事なんていないでしょう 」

芳川 「 いえ東京都の―――― 」

上条 「 だから合間合間で現実(リアル)と虚像(フィクション)を混ぜないで下さい! 」

芳川 「 じゃあ合体の説明に戻るわね 」

上条 「 聞けよ人の話!! 」



459 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 2/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:12:00.94 ID:mNQU7a5X0



芳川 「 まずは初号機のプログレッシブ・ナイフを番外個体の臀部にあるニードル発射機構に装着させ―――― 」

上条 「 その股間のプログレッシブ・ナイフ、この前はビームグレイブって言ってませんでしたか? 」

芳川 「 そして番外個体の差込口にあなたのエントリープラグを挿入する、これで完璧よ 」

上条 「 だから出来るかぁあああああ!!!!! 」

芳川 「 あら残念。折角番外個体はノリノリだったのに 」





番外個体 「 ほおら抵抗できるモンならしてみなよ……ここがイイの?それともコッチ?
      女の方に一方的にヤられるなんてとんだモヤシだね!イッポウツウコウだけにですってかあ!ぎゃははははははは!! 」ギシギシ

一方通行 「 おまっ……う、あ、ン!、あ……も、やめ…… 」ハァハァ





上条 「 なんかまた危ない雰囲気なんですケド。……大丈夫なんですか、アレ? 」

芳川 「 問題ないわ。ただ番外個体が初号機のアンビリカルケーブルの制御権を持ってるってだけで―――― 」

上条 「 一方通行ああああああ!!!! 」












番外個体 「 と、いう結末を迎えるのは―――― 」

打ち止め 「 死ね 」



460 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 3/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:13:11.72 ID:mNQU7a5X0

>>369さんのネタをお借りしたよ!




≪ 第七話 【 マジと沈黙 】 ≫




美琴 「 ね、ねえ……百歩譲って私の搭乗者を黒子にするとして、アンタも乗ったって、い、イイ、のよ……? 」

上条 「 いやでも2人乗りって無理が―――― 」

美琴 「 大丈夫よ、差込口は2つあるし本家だって三号機は2人乗りしてたしアンタに赤って似合ってるし! 」

上条 「 女の子が穴二つとか言っちゃいけませんんんんん!!!……つーか御坂、 」

美琴 「 ? 」

上条 「 水を差すようで悪ぃが、赤いのも2人乗りしたのも本家は二号機だぞ 」

美琴 「    」



( ※ 本家三号機は使途に寄生され暴走初号機との激闘の末原型を留めない程に破壊された機体です )











垣根 「 つまり俺(二号機)の出番っつー訳だな! 」

一方通行 「 ケツ穴にコクピットぶち込まれてェならな 」



461 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 4/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:15:36.85 ID:mNQU7a5X0


≪ 第八話 【 三人目の適格者 】 ≫



芳川 「 喜びなさい上条君、白井さん。キミ達の仲間が増えたのよ! 」

上条 「 仲間? 」

白井 「 ですの? 」

芳川 「 紹介するわ、『サード・チルドレン』の浜面仕上君よ 」

浜面 「 一体何処なんですか此処、俺は滝壺と約束が―――――― 」

上条 ( ………ある意味俺にとっては仲間だ )キョウセイ ドウシ

芳川 「 浜面君、キミは機体自らが選んだ究極の存在なの。高いシンクロ率を出してくれると皆期待しているわ 」

浜面 「 イヤだから機体とか意味が―――― 」

芳川 「 さあご覧あれ!キミを搭乗者に選んだ機体、『凡用人型決戦兵器レベル5 四号機』の『原子崩し』よ!! 」

麦野 「 はーまづらぁー 」

浜面 「 む、麦野ぉぉおおおおおおお!!!!!? 」

芳川 「 四号機は全領域兵器マステマこと全身ビーム砲を搭載した強力な機体よ。
    キミのエントリープラグ(棒)が四号機の差込口(穴)とのシンクロ率が合致すれば―――――」

浜面 「 無理無理無理無理ィィイイイイイイ!!!死んじゃう、俺が死んじゃう、
    俺のピンクな×××が四号機の倒錯的な×××に押し当てられて真っ黒にされちゃううううううう!! 」ハマヅラ ハ ジョウキョウ ヲ リカイ シタ

麦野 「 逃げろ!逃げろ!!獲物の豚野郎!!少しでもこの私を楽しませろ!! 」ギャハハハハハ



上条 「年上お姉さん……なのに全く反応しない」ムスコ

白井 ( わたくしもお姉様にあんな態度とられたいものですわ )求ム 積極性





滝壺 「という夢をみたんだけど」

絹旗 「いや、私に言われても超困るんですが」
462 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 5/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:16:48.36 ID:mNQU7a5X0





≪ 第九話 【 初めての価値は 】 ≫




布束 「 Good God!(大変よ!)、ついに使途が現れたわ!!」

芳川 「 さあ皆、出動よ! 」

白井 「了解ですの!」

上条 「 ……… 」

浜面 「 ……… 」

芳川 「 良い返事よ白井さん!さあ三号機、あなたも戦闘準備に移って! 」

美琴 「 え、え〜ー…… 」ドン引キ

白井 「 さあお姉様、黒子のダミープラグ(偽棒)を受け取って下さいまし!
    ダミーと言えどシンクロ率400%を超えた黒子の体液がチュープを通じて挿入できる特注品ですしてよ! 」

美琴 「 え、ちょ、そんな、だから嫌だって――――― 」

芳川 「 ハッチ開いて!レベル5三号機、発射! 」

美琴 「 『発射!』じゃないわよ!え、ちょっと――――― 」



463 :上条 「凡庸人型決戦兵器……?」其の弐 6/6 [saga]:2011/01/09(日) 23:17:44.49 ID:mNQU7a5X0





ガブリエル 「 がおー 」ギャース





白井 「 今こそ黒子とお姉様の絆が試される時!愛は地球を救う、ですわ!! 」

美琴 「 お願い黒子、やめて―――――!! 」




アーッ!





―――――――――――――― ……
――――――――――― ……
―――――――― ……








白井 「 と、いう感じのプランを計画中ですの 」

アレイスター 「 流石だ……君には期待しているよ、頑張ってくれたまえ 」キラキラ

白井 「 ハイですの! 」キラキラ

結標 ( 私はこんなヤツに諭されたのか…… )



464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:18:21.08 ID:mNQU7a5X0

以上です。
熱の所為でテンション上がった所為か駄文ばかり量産してしまって申し訳ない。

あ、ついでに>>443として私信。
すいません>>446さん、自分のカウント間違えです。ハナから4はありません。
その他の皆さんも考察やら感想やらありがとう、思いついたらまた書くよ!ではまたいずれ!
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:43:30.02 ID:53FN6dYa0
>>450乙です
なんだかんだでグループは仲がいいと思う

>>451も乙
じつは土御門たちはいつもにおいを我慢してたんだよww

>>464またまた乙です
芳川がひどすぎるwwwwww
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:46:23.53 ID:deq0tgTB0
>>464
貴殿の守備範囲の広さは素直にすげえよ…こんなひどい奴は久しぶりだぜ…
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:48:16.81 ID:QGtIvxS/o
>>464
乙です

話が繋がってるのに4が無かったから、
さらにこの間に挟む話があるのかとちょっとびっくりしてましたww
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:35:39.84 ID:/Nmnfapt0

番外通行的な何かをば。

4レスくらい借ります。
469 :あの日見た、雪の白さ 1/4 [sage]:2011/01/10(月) 01:37:49.48 ID:/Nmnfapt0

 雪が降っている。
 この街にも雪は降る。人工物にまみれた異形の街を、白い綿雪がゆっくりと覆っていく。
 空を見上げた。別に雪が珍しいわけでもないが、なんとなくだ。
 雪を見ていると、ロシアでのことが思い出される。一面の銀世界での戦いが、鮮明に蘇る。
 あの場所で、俺は確実に変わった。夏休みの終わり、あのガキを助けたときと同じくらいに、何かが大きく変わってしまった。

 あの日を境に、俺は『悪党』ですらなくなった。
 俺は他の何者でもない俺として、今ここに立っている。
 そんな感覚は初めてだった。いや、久しぶり、になるのか。
 物心ついた頃には、俺はもう化け物だった気がする。少なくとも周りの俺を見る目はそんなもので、だからまあ、多分化け物だったはずだ。
 最初は、そのことが悲しかった。
 ただひたすら悲しくて苦しくて辛くて痛くて怖くて恐くて、寂しくて。
 ただそればかりだったから、気付けばそんな色に染まっていたのだろう。
 気付いた頃には、どうしようもないほどに俺は『そういったもの』を振りまくだけの人間だった。
 それでも、俺は悲しくなかった、はずだ。涙を流した覚えも無いのだから、悲しくなかったはずだ。

 そしてそんな俺は、妹達を殺戮する計画に参加した。
 視界を、世界を、ただひたすらに赤黒く塗り潰した。
 辛くはなかった。
 何かが楽になるような気すらしていた。
 もう俺は救いが無いのだから。もう取り返しがつかないのだから。
 レベル6なんて嘘みたいなものに縋る一方で、俺は確実に何かを諦めていた。
 もう無理だ、と。
470 :あの日見た、雪の白さ 2/4 [sage]:2011/01/10(月) 01:39:30.01 ID:/Nmnfapt0

 そういえばロシアでも、俺は諦めていた。
 行き止まりにぶち当たって。元が何色か分からないほど真っ黒に染まってしまった俺では、もう何も守れやしないと思い込んで。
 明確に諦めきっていた。もう無理だ、と。

 それでも、俺は今ここに立てている。
 二度、同じ拳に、何かつまらないものを粉々に壊されて。
 漂白されてしまったように、真っ白になった。


「やっほう、ひさしぶり」

 呼ぶ声に振り返る。
 声の主は見なくても分かっていた。こんなうざったいテンションの知人は一人しかいない。

「奇遇だね、こんなところで。奇遇ついでになんかおごってよ」

 睨んだが、悪びれもせずにけらけら笑っている。
 白い溜め息を一つ。一々軽口に付き合うのも面倒だから、自販機でコーヒ−を二本買って片方を放る。
 危なげなく受け取ったのを一応確認してから、手近なベンチに腰掛けた。
 プルタブを開けて、黒い中身を流し込む。苦い。
 昔ほど、コーヒーは好きでなくなった。こだわりも薄くなった。
 最近はたまにブラックではないものも飲んでみているほどだ。といいつつこれはブラックだが。

「げ、これブラックか。ミサカは苦いのあんま好きじゃないんだけどなー」

 何故か当たり前のように隣に腰掛けてから、おごってもらった分際で文句を垂れる。
 コイツもロシアで会った頃と比べれば大分変わったのだろうが、減らず口は直らない。
 俺だって相変わらず仏頂面なのだから、人のことは言えないが。
 背もたれにだらりと体重を預ける。僅かにきしんだ音が聞こえた。
471 :あの日見た、雪の白さ 3/4 [sage]:2011/01/10(月) 01:42:04.58 ID:/Nmnfapt0


 雪が降っている。俺のところにもこいつのところにも、雪は分け隔てなく降り積もる。
 白い雪。雪は白い。
 何かに似ているなと、ぼんやりと考える。
 よく世間では羽に例えられる。
 ほこりや灰が、そう比喩されることもある。
 だが、それらとは違う。別に姿形がそっくりというわけでも無い気がする。
 なんとなく、だ。

「まあしかし、あれだね」

 隣でやけに真っ直ぐ背筋を伸ばして、俺と同じように空を見上げながらの呟きが聞こえる。
 こいつにとっても、別に雪なんて珍しいものでもないだろうに。

「こんな風に、あなたと肩並べてだらだらする日が来るなんてね」

 こっちの台詞だ、と思う。
 こいつと初めて会った時は、人の形をした絶望に見えた。
 誰を[ピーーー]かしかない選択を迫られた時には、頭が裂けるかと思った。
 学園都市の悪意で、俺自ら振りまいた悪意の結晶。真っ黒に塗り潰された最悪の災厄。
 それがこいつだった
 けれど、そんな黒はあの時に雪(そそ)いだ。
 その後に残ったのは、真っ白い、まるで――

「……ああ、そうか。何かに似てると思ったら、あなただ」

 声の主は、いつの間にか立ち上がっていた。
 何が楽しいのか楽しくないのか、コートの端を舞わせながら。
 にやにやとにこにこの中間のような笑顔で、言う。

「雪。何かに似てると思ってたんだけど」

 多分。鏡が無いから推測だが、今も俺の顔は仏頂面だ。
 ただ、感情表現が豊かだったならばもっとぽかんとしていただろう。
 は、と誰かを嘲るように笑う。
 なんだそれは、なんだそのタイミングは。
 俺もやっと答えを出したというのに、出た瞬間になんとも不快な解になってしまった。
 雪は、似ている。別に何がというわけでもなく、なんとなく。
 この女に、どこか。

472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:42:22.06 ID:BqzP6qnko
あぁいたいから〜あぁえなぁい夜には〜♪
473 :あの日見た、雪の白さ 4/4 [sage]:2011/01/10(月) 01:44:44.96 ID:/Nmnfapt0


「それなら、あのガキは太陽ってか」

 似合わないことを言った。
 笑われた。当然だろう、コイツが言ったら俺が笑っていた。
 俺達はもう化け物などではない。悪党でもない。
 ただただ脱色したように真っ白で、それだけだ。
 いまここに降る、雪のように。
 ああ。もう自棄だ。

「雪が溶けたら何になるか、知ってるか」

 また似合わない台詞を口から吐いた。
 なるほど、俺は真っ白というわけでもないらしい。きっとやや濁った白なのだろう、これほどまでに似合わないというのも面白い話だ。
 怪訝な顔で応えて、何を当たり前のことを、といった顔で答える。

「水、じゃないの?」

 ちげえよ馬鹿、と吐き捨てる。馬鹿はどっちだという話なのだが。
 そのまま苦味を飲み干して、空き缶をゴミ箱に放る。
 さっさと帰ろう。感傷ばかりに浸っているのも馬鹿らしい話だ。

「ちょっと、答えはぁ?」

 応えず、さっさと家路を急ぐ。
 足音が一つ着いてくる。
 無理に誘うつもりもないが、無理に離すこともないだろう。
 たまには顔を出させれば、あの小さいお天道様も喜ぶはずだ。
 それこそ太陽のように、あたたかい笑顔をくれるはずだ。

 この街に積もった雪は、どうせいずれ溶けてしまうだろう。
 そうすれば、もうすぐ春になる。
 その頃には、答えを言っても笑われないくらいの自分に。
 今より少しでも、あたたかな自分になれているだろうか、なんて。

474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:47:10.42 ID:/Nmnfapt0

終いです。

内容云々以前に、字がぎっしりすぎ?

タイトルはアレです、佐天さんがるろ剣なアレが。
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 02:00:51.43 ID:XyRtUACLo

さすが学園都市最強の厨二病だ、言うことが違うぜ


投下してない長編書いてる途中に別の長編を書きたくなる病気をどうにかする方法を教えろください
設定上くっつけるわけにもいかんし、書いてるやつは23巻でたら破綻しそうだし中断もできん
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 02:22:20.73 ID:99sM9cbDO
今、初SSを上条×雲川で書てるんだけど、投下のルールが分からない。

1レスあたりの投下量とか行数、単独スレ建てとかの目安あったら教えてください。
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 02:46:54.43 ID:IIrSnAJjo
>>476
1レスあたりはまぁ人によってまちまちだけど、だいたい30行くらい? もちろんルールではないけど。
とりあえず50行が制限だからそれを超えないくらいで、自分なりに見やすければ良いと思う。

ここに投下するのは、数十レス程度なら大丈夫。っていうか>>1にどんなに短くても長くても〜って書いてるし書きあがってるならここで良い。
もちろん「全部で500レス使うの確定してますの」とかなら単独のが良いと思うけど。
でもまぁ、自分だけの場所で短編毎日書いていきたいとか、読者の反応見ながら長編書きたいとかの動機があるなら単独スレでもいいんでない。

まぁここに投下するなら>>1だけは見て。
スレたてとかに関しては、これといってカッチリルール決まってるようでもないんで空気読みながらやりゃあいいよ。
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 03:19:23.92 ID:99sM9cbDO
>>477
ありがとう。
とりあえず書いてしまって直し入れてから文量と相談します。
479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 03:28:55.14 ID:/nSJQnYu0
>>475
人並みな意見だけど今書いてるものをとりあえず書き上げる。
並行して出きるならすればいいけれど、どちらも中途半端に投げることもありえる。
書きたくなっている方に興味がシフトしているのなら今書いてるやつを多少強引でも巻きに入って終わらせる方が良いような気がしますよ。
すっきり仕切り直した気持ちで取り掛かれるし、早く他のを書きたいという気持ちが今書いてるお話を書き上げるモチベーションにもなると思います。

まぁ、プロの作家でも移り気なあまりどちらもともに完結せずに丸投げになることは多々あるので、どうしても書きたかったら書いてしまうのも手だと思いますが。
少しでも参考に出来ればと思い長々と愚見を書いてしまいましたが。

480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 05:41:24.75 ID:FKlToePMo
時間に余裕があれば並行してやってもなんとかなる…いや、ならない時もあるかww
とりあえず締めの形が見えてる話の方を優先した方が楽なんじゃないかと思います
481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 06:24:20.48 ID:uAl3zBMDO
小ネタに書き足した半端もんだけどだしていい?
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 06:53:15.71 ID:1dXYYJPAO
>>481
どうぞ
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 10:28:29.88 ID:agkQqh3DO
>>474
雰囲気が好きすぎる
あと一方さんがコーヒーにこだわらなくなったっていう設定が珍しくて良かった
乙ですの
484 :インデックスと一方通行の立場入れ替え [sage]:2011/01/10(月) 11:44:05.21 ID:uAl3zBMDO
ありがとう。んじゃ少しだけど。
学園都市第一位の禁書さんと図書館な一方さんみたいな


人気のない大きな公園に小柄な人影が二つ、ぼんやりと浮かんでいた。

禁書「うぅ…お腹減ったんだよ…。えっと、今日私の相手をしてくれるのはあなたでいいのかな?」

小さくぼやいた少女の銀色の髪が、ふわりと風に揺れる。

ミサカ「はい。ミサカの検体番号は10024号です、とミサカは返答します」

名門常盤台の制服を身に纏った少女は、感情を感じさせない声で答えた。

禁書「そっか、よろしくね。…クールビューティー達は、この実験から逃げたいとか思ったことかないかな?」

拗ねたように下を向いたどこか淋しげな幼い目。だがそれを見た人間はいなかった。
意味もなくパンプスで地面をえぐる。

ミサカ「質問の意図を測りかねますとミサカは返答します。…実験開始時刻まであと60秒です。用意はよろしいでしょうかとミサカは確認を取ります」

禁書「クールビューティーは相変わらずなんだよ…。まぁ私も早く終わらせて、ご飯食べたいかも!」

ミサカ「…実験開始時刻です。これより第10024次実験を開始します、とミサカは宣言します」

手にされた不釣り合いな銃器がガチャリと小さく音をたてた。

数字は適当です
485 :禁書さんと一方さん立場入れ替え :2011/01/10(月) 11:49:12.01 ID:uAl3zBMDO
>>484続き


とある学生寮の一室では、不幸ととても縁のあるレベル0と全体的に白い修道士が話していた。

上条「でさ、なんでうちのベランダに干されてたんだよ」

布団を干そうとベランダに出てみればすでに布団…ではなく、人間が干されていた。勿論上条さんに覚えはない。

反応を見せたかと思ったらいきなりんだてめェェェと言ったその白づくめは、被っていたフードを取っても白かった

一通「上から落ちたからに決まってンだろォ?本当はここの屋上に飛び移る予定だったンだよ」

彼は野菜炒めをつつきながら話続ける

上条「え?…いやいやまてまて。嘘だろ。ここ8階建てだぞ?」

一通「追われてたからな。仕方ねェだろ。…まァ失敗しちまったけどなァ」

上条「…えっと、いい加減シスター?さんのお名前を…」

一通「…シスターじゃねェ。俺は修道士だから、ブラザーってェんだよ」

どこか馬鹿にしたように見つめる赤い瞳と目が合った


###
以上でっす。
一方さんはステイルみたいな服の白にフードなイメージ。
禁書さんは今時の女の子な服装してます。もうむり
486 :禁書さんと一方さん立場入れ替え :2011/01/10(月) 11:49:42.46 ID:uAl3zBMDO
>>484続き


とある学生寮の一室では、不幸ととても縁のあるレベル0と全体的に白い修道士が話していた。

上条「でさ、なんでうちのベランダに干されてたんだよ」

布団を干そうとベランダに出てみればすでに布団…ではなく、人間が干されていた。勿論上条さんに覚えはない。

反応を見せたかと思ったらいきなりんだてめェェェと言ったその白づくめは、被っていたフードを取っても白かった

一通「上から落ちたからに決まってンだろォ?本当はここの屋上に飛び移る予定だったンだよ」

彼は野菜炒めをつつきながら話続ける

上条「え?…いやいやまてまて。嘘だろ。ここ8階建てだぞ?」

一通「追われてたからな。仕方ねェだろ。…まァ失敗しちまったけどなァ」

上条「…えっと、いい加減シスター?さんのお名前を…」

一通「…シスターじゃねェ。俺は修道士だから、ブラザーってェんだよ」

どこか馬鹿にしたように見つめる赤い瞳と目が合った


###
以上でっす。
一方さんはステイルみたいな服の白にフードなイメージ。
禁書さんは今時の女の子な服装してます。もうむり
ありがとうございました
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 11:51:29.78 ID:uAl3zBMDO
うわ間違った。連レスすまん
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 12:27:44.32 ID:Ch02CzFc0

ちょっと8レスほど頂く。
>>407>>434(十人十色の幸福シリーズ)の派生エンドの一つ。超鬱展開です。
心臓の弱い方はご注意ください。

489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/10(月) 12:28:46.51 ID:Ch02CzFc0





一方通行が介護を受ける病室には、魔術サイドが用意した監視カメラが置かれている。
そして普段の生活においてローマ正教,ロシア成教,イギリス清教から派遣された魔術師がそれぞれ監視員兼護衛として配備されている。


一方通行は現在、酷く複雑な立場にあった。


学園都市という科学サイドの総本山に第一位として君臨しながら、
最終信号を人身御供とする事で全てを解決しようとしていた上層部の意向に反し魔術サイドと勝手な条約を締結させた彼。


第一位に注ぎ込まれた数多くの先端技術、そして学園都市最強が魔術サイドの武装兵器とされる事を恐れた科学サイドが彼に危害を加えぬよう
魔術サイドは心血を注いで一方通行という『最終兵器』を奪われまいとしている。


結局、一方通行は何処へ行っても『一方通行』でしかなかった。


学園都市第一位。
科学サイド最強の存在。
実験動物。
最終兵器。


何処まで行っても彼の扱いはモノでしかなく、それを俺がやっと理解したのは既に彼が動けなくなった後だった。







俺は、―――――― 上条当麻は、それをとても後悔している。







490 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 2/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:30:08.80 ID:Ch02CzFc0






上条当麻とインデックスが一方通行の監視担当として任された任務は、彼に来客申請があった際のチェック係であった。
それが本当に彼の知り合いなのか。彼に危害を加える人間ではないか。
それを見極める係。


だが、上条とて彼の交友関係全てを網羅している訳ではない。
今回の一件で彼が土御門の紹介から尋ねてきた事で初めて友人二人の間に関係があった事を知ったし、
学園都市の奥深くに居た彼には、恐らくは彼の家族でも知らない友人知人がいることだろう。


一方通行の病室に立ち入るには必ずこの面会申請が受理されなくてはならない。
正規ルート以外を使おうとすればたちまち幾人もの魔術師たちと対峙することとなる。










そんな現状の中で一人の少女が上条と接触を図ったのは、彼が全ての活動を停止して1ヶ月が過ぎた頃の事だった。








491 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 3/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:31:12.87 ID:Ch02CzFc0











「………なあ、アンタが学園都市の遣いで来た人間だって知っててこんな事言うのも何だけどさ、―――― ちょっとだけ、待ってくれねえか」



少女は何も答えなかった。
それを良い事に上条は自分の言葉を続けていく。



「まだ引き取りには4年もあるじゃねえか!アイツに……アイツらに時間をやったって別に構わねえだろ?なあ、頼むよ……」



少女は『切片』でしかない事くらい、上条だって解る。
ここで彼女を撃破したとしてまた次から次へと同じ様な人間が集まってくるのは簡単に予想が付いた。



「―――― それで?それで本当に良い訳だ?」



初めて少女が口を開いた。
学園都市暗部組織の一つ、『アイテム』の代表を名乗った麦野沈利は上条当麻に向けてこう放つ。



「こっちだって直ぐに殺す気ならアンタに接触なんてしないわよ、そんな面倒な事。まあいずれウチに第一位の処分命令は来るだろうけど……
 ………確認しに来たのよ。第一位をどう対処すべきか、第一位の周りにね」



今度は上条が押し黙る番だった。
麦野は続ける。



492 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 4/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:31:54.33 ID:Ch02CzFc0



「同情ってワケじゃねえけどさ、こっちも長い事暗部でやってきたから何となく第一位の気持ちも解るのよねえ………
 アイテムは別に学園都市の駒として動いてるワケじゃないし、どっちが良いのかなとか考えてたのよ。柄にもなく。」

「―――――『どっち』?」

「第一位を殺す、あるいは学園都市側に渡す事で今の不安定な学園都市の現状を何とか保つ方法。
 対して第一位を大人しく魔術サイドに引き渡して全てを丸く収める方法。
 ――――――― この2つのメリット・デメリットは当然理解出来てるわよね?」



麦野の言う『第一位を殺す、あるいは学園都市側に渡す事で今の不安定な学園都市の現状を何とか保つ方法』を取った場合、
学園都市は「学園都市に離反した第一位が勝手に結んだ条約である為にこれは非公式のものである、認められない」といった対処を取る事となるだろう。
それでは魔術サイドの大きな反発が必ず襲ってくる。

が、演算補助装置さえ用意してやれば活動再開できる『化物』があちらの手に渡らない、あるいは戻ってくると考えれば
未来永劫可能性が否めない魔術サイドとの第四次世界大戦に備える学園都市にとって優位に働く。


しかしアレイスター統括理事長のいなくなった現在の学園都市では魔術サイドからの批判の声に耐えきれるだけのチカラがあるかも厳しい状況でもある。
そこで『大人しく魔術サイドに第一位を引き渡す』という方法があるのだが―――――






「まあ、いずれにせよ『兵器』としての処遇は変わらないでしょうけれどね。……そんなもんなのよ、レベル5なんて」



座っていた来客用のいすからスクリと立ち上がった麦野は徐に病室の監視カメラに目を向け、
それが電気ジャックされている事を知りながら―――――――



「よく考えておくのね。私達は多分、近いうちにアナタに牙を向く………『学園都市の安寧』にはそれがてっとり早いもの、どうしても」



静かに寝息を立てる一方通行の髪をひと撫でし去っていった。






493 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 5/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:33:02.17 ID:Ch02CzFc0









『よく考えておくのね。私達は多分、近いうちにアナタに牙を向く………「学園都市の安寧」にはそれがてっとり早いもの、どうしても』









その問い掛けを上条ではなく自分へのものであると監視カメラ越しに受け取った打ち止めは、
幼い外見にそぐわない冷めた目でカメラをジャックした画面を見つめながら








「考えてるよ、いつだって……いつだってミサカが考えるのはあの人の幸せだけだよ、ってミサカはミサカは呟いてみる――――――」









494 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 6/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:34:52.81 ID:Ch02CzFc0



いつも通りの光景だった。
一方通行を尋ねた打ち止めが彼の座る車椅子を押しながら病院の庭先を散策する、いつも通りの光景。


しかしその日常も一瞬で、僅か3.2秒の短い時間の中であっけなく崩れ去った。
突然起こった爆発。
そして、爆煙の中で消えた二人。



「一方通行と上位個体が消失した際、2億ボルト以上の電気的攻撃が感知されました――――― 恐らく番外個体も一枚噛んでいるのでしょう、
 とミサカは推測します」



これは上条当麻が御坂妹から二人が消えた日の午後に聞いた話だ。
聞かされたままに探してみれば、番外個体の行方も二人が消える直前から足取りが掴めなくなっていた。



「恐らく上位個体は学習装置で強制入力された『証拠隠滅マニュアル』に従って行動しているのでしょう。
 ………身動きの取れない一方通行を連れているのでそう大きな動きは出来ないでしょうが、だからこそ危険な一手に出かねません、
 とミサカは危惧します」



『証拠隠滅マニュアル』を徹底的に煮詰めれば打ち止めの逃亡は成功するかもしれない。
だがそれは魔術サイドに対してだけだ。
学園都市には暗部組織が所有する最新鋭の探索システムがそれこそ山の様にある。


故に、打ち止めが何か間違った手段を取ろうとしないか。そればかりが心配される。



「こんなときミサカネットワークが使えないというのは不便ですね、とミサカは今更ながらの発言をします」





打ち止めが起こした一方通行を連れての逃亡劇。
上条には、何か嫌な予感がしてならなかった。




495 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 7/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:36:14.23 ID:Ch02CzFc0







「――――――― でも、よく最終信号に協力なんてしたわね。話に聞いていた姿からは想像もつかないのだけれど?」



「別に。色々と借りもあるし、ミサカはそれを放っておくのも気持ちが悪かっただけだよ―――――
 ――――――それに、ミサカにはアンタも全く同じ事が言えると思うんだけど」




高圧電流による空気爆発を起こした番外個体がテレポートで回収された先で尋ねられたのは、何故今更というようなチンケな台詞だった。
よくもまあ言う。
自分だって結末を知りながら、似たような立場から協力したというのに。




「………別に。私だって借りがあっただけよ、『凱旋』とか言って暗部から抜けるの手伝って貰ったし―――
 ―――――――まあ、アイツの幸せなんて私には想像もつかないけど」




そう言って結標淡希は用意していたコーヒーを一口含んだ。
珍しく手にとって見たブラックコーヒーは思った以上に苦く、深い味わいがした。







496 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Last Order ; End type D. 8/8 [saga]:2011/01/10(月) 12:37:43.96 ID:Ch02CzFc0






打ち止めと一方通行が見つかったのは、それから一週間後のことだった。
よく学園都市相手に一週間もったと思う。
学園都市の外まで逃亡を果たした二人は、しかし海辺の砂浜で二人寄り添っている所を発見された。



上条は打ち止めのポケットに残っていた携帯電話の録音機能から最後に登録されたデータを呼び出した。
もう何度目の行為になるか分からない。
この携帯電話が手元に届いてから、上条はこの行為を続ける事から抜け出せないでいる。






『――――― 大好きだよ、ってミサカはミサカは吐露してみる。
 あなたが大好き。ミサカの幸せはあなたの幸せ。

 あなたがミサカを護ってくれたのは知ってる、その代償があなたなのも知ってる。
 でもミサカはミサカが笑うとあなたが笑ってくれるのも知ってる、笑顔のあなたが幸せなのも知ってる。

 ねえ、ミサカが一番ニッコニコなのがあなたの幸せ?
 ………えへ。好きな人からニコッってされるのってこんなに恥ずかしいのね、ってミサカはミサカは頬を染めてみたり。

 ほら見て。ミサカはいっつもニッコニコ。
 あなたの隣に居られると、ミサカはずっと笑ってられるの―――――ありがとう、あなたも笑ってくれるのね。

 あなた、幸せ?………そう、なら――――――――――――――――――』







そして最大録音時間が過ぎ去り――――――――
上条当麻は、墓前に備えた花の隣へと携帯電話を戻して去っていった。




―――――――― 十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式。 Ver. Last Order ; End type = Dead End (完)


497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/10(月) 12:39:50.87 ID:Ch02CzFc0

とまあ、以上で終了。
皆の考察から妄想して書いたらなんか自分の痴態想像してオナニーするみたいになった。……誰得?
因みに幾つかのノーマルエンドとバッドエンドがあるんだがまた書いていいならここで書いてもいいか?
気にしてくれる人はまたいずれ!じゃ!
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [!蒼_res]:2011/01/10(月) 12:49:37.49 ID:E4DEbFM/0
スーパー支援だお![田島「チ○コ破裂するっ!」]
僕様はお宅だお!
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 13:22:24.39 ID:9bVLFw620
>>497
涙腺崩壊。なにこの打ち止め…健気で切ない
通行止めってギャグでもシリアスでもウマーでビビる
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 13:26:50.79 ID:jbH8btDuo
もう、スレ立ててもいいんじゃなかろうか?
それにしても乙

もうね、三連休最後の日に泣かすなよと。
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 13:40:48.36 ID:fYUiOo760
もっと書け
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:14:49.29 ID:vgI0jKFMo
>>497
打ち止めの幸せがそこにあるようになってしまっていたのは辛いな。
最期の時に彼はどんな顔をしたんだろう。
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 15:44:10.99 ID:yWBJ+7OSO
>>388-399
で、麦のん通行書いた人です
正直、罵倒を予想していたので皆さんの温かい言葉には驚きました

続きが出来ましたので投下します
504 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:46:13.67 ID:yWBJ+7OSO
「何処に目ぇ付けて歩いてんだチビ!!」

「でけぇ図体で道塞いでんじゃねぇよチンカス野郎!!」

ビルとビルの隙間。一般的に路地裏と呼ばれる薄暗い世界への入り口。
その一つで、罵声がハーモニーとなって響いた。

一人はやたら図体の大きい筋肉質な男。いかにもそちら側という顔と雰囲気を出している。
もう一人は小柄で中性的な顔立ちの少年。対峙する男と負けていないのは射ぬくように鋭い眼力だけである。

触れたら爆発するような張りに張った剣呑な空間が出来上がっているが、この二人はそこで軽くぶつかっただけ。

沸点の低さと気性の荒さでは同等のレベルを持っているようだ。
505 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:48:12.97 ID:yWBJ+7OSO
………………………

『アイテム』の弱い所は高位の空間能力者と視覚操作系能力者がいないことだ。
お陰で、堅い守りの要人の暗殺をしなければならなくなった時等は多少強引に進めなければならなくなる。


キャップを深く被り、長い栗色の髪を黒く染め上げ後ろで一本に結い、だて眼鏡を掛け、自慢の胸を押し潰して膨らみを削り、さらに何枚も重ね着して疑わしさを消す。そして、ジーンズと厚底の靴を履けば完了。
中性的な美少年が出来上がる。

麦野沈利が仕事帰りにこうして変装し、路地裏を歩くのも全ては暗殺下手な組織のせいなのだ。

(あっちぃんだよ、クソ。ムカつく……)

額に浮かび上がる汗の玉を拭う。

今の時期、麦野のしている厚着は寒がりでギリギリ通るか通らないかの気温になってきている。
寒がりでも暑がりでもない彼女には負荷のかかる格好だ。

その上に背後からの追っ手にも注意を向け続けなければならないのだから、苛つきも当然。

そんな時に横道から出てきた大柄な男にぶつかった。

「でけぇ図体で道塞いでんじゃねぇよチンカス野郎!!」

頭の中の何処かにある防壁が崩れた麦野は、任務の完全遂行を放棄して男に食ってかかった。
506 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:50:05.26 ID:yWBJ+7OSO
………………………


「チンケなクセに威勢だけは一流だな。坊や、悪いこと言わないから泣く前にお家にお帰り」

「ヒャハハハハ!テメェみてぇなゴリラが坊やなんて気持ち悪いんだよ!笑いでも取ろうとしてんのか!?」

男の首筋の血管がピクリと反応を示す。
二回のぶつかりだが口喧嘩の方は麦野が圧倒的な優位に立っていることが判った。

「ガキが。調子乗ってると痛い目見るぞ」

男の手に銀色の光が走る。
入手がしやすいバタフライナイフが麦野に向けられる。

「玩具のナイフがどぉしたってんだよ!もしかしてそれで脅せてるつもりなのか?アヒャヒャヒャ!傑作過ぎる!ボケの才能有るよお前!!」

「こ、こぉんのぉぉお!」

ナイフが振られる。愚鈍そうな見た目に反して素早い。

「もう暴力かよ!?どんだけ早漏なんだよテメェは!」

だが、所詮は素人の怒りに駆られた単調な攻撃。
身体を捻って躱し、そのままカウンターの蹴を入れる。
全身のバネを大きく使って放たれたその蹴は、華奢な身体からは想像もつかないような破壊力を纏い、米噛みへと吸い込まれた。

男の全身が吹き飛ばされた顔に引っ張られて揺れる。
一撃で沈ませるに十分な威力だった。
507 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:55:14.75 ID:yWBJ+7OSO
「グッ……!」

だが、痛みに顔を歪ませたのは麦野の方であった。

何故かノーダメージですんでいる男は、その隙に右手を突き出す。
麦野は鍛えられた反射速度で直ぐに軸足で跳ねた。しかし、完全には間に合わず、腹部が熱を吹き上げた。

右足の激痛に耐え切れず、その着地にも失敗し、無様に地面を転がる。

「ほぉら、痛い目見ちゃったよ?」

下卑た視線が麦野を見下す。

「クソがクソがクソがクソがぁぁぁぁ!!」

油断、過信、軽率
腹が立つ

愚弄、慢心、優越
殺意が芽生える

「ちょと堅くなれるぐらいでゴキブリ以下が見下してんじゃねぇぇ!!」

攻撃の威力は相手に伝わっている。体勢が崩れたからそれは判る。
ということは、絹旗のように壁を張っているいるワケではない。肉質そのものの変化。或いは、頭蓋が鉄で補強されているか。

「良く判ったな。誉めてやるよ」

男の言葉は上から降り注ぐ。

足が折れ、腹部に刺し傷を負った華奢骨細な少年一人。
自分の手にはナイフと能力。
負ける要素を探せないのだろう。

「お前、ブチコロシカクテイだよ!!」

麦野の手に青白く光る電子の壁が創造されていく。

「ハッハッハ!光るだけの能力で殺せるかよ!!」

男は優位を信じている。

彼は知らない。目の前の少年がレベル5の一人であることを。
彼は知らない。二人の間に圧倒的実力差があることを。

「キエロ」

壁を男に向ける。

そして、麦野の視界から目障りで不愉快な人間の一人消えた。
508 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:57:17.65 ID:yWBJ+7OSO

おかしなことになっていた。

昨晩、突然倒れた麦野を背負い、彼女の指示通り『アイテム』のアジトまでやってきた。
この時点で何か間違っている気がしないでもないが、自分と彼女が敵対する組織の最終兵器同士であることを省けば、まだ許容できる範囲だろう。

連れてきてから直ぐに去るつもりだった。元より馴れ合う予定はない。

敵もそうだと思っていた。

だが、予想とは反対に『アイテム』の面々は自分を歓喜の声で出迎えた。

酷い悪人だというレッテルが剥がされ、新たに女の子を殺めない紳士という評価付けがされて懐かれた。

4人の中で唯一の男である浜面と名乗った少年には特に気に入られ、彼の「泊まっていかないか?」という提案に皆が賛成の意を示し、反対する間もなくベッドと部屋を用意されてしまった。

そのまま流されて眠ったのは自分の失態だ。


そして、今。

一方通行の目の前にはお米、味噌汁、鮭、浅漬けといった健康的な倭の朝御飯が並べられている。

隣ではエプロンを着た麦野が、期待に目を煌めかせて自分の感想を待っている。

彼は悩んだ。
自分が朝はコーヒー一杯で済ませる人間であることを彼女に言うべきかどうか。
そして、どうしてこうなったという根本的な問題を。

何かが間違っている。
509 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 15:58:39.15 ID:yWBJ+7OSO

いつになく賑やかで晴れやかな困惑した朝を『アイテム』は迎えていた。

「あくせられーた、たべないの?」

「えっ、あ、いや、その…なンて言うか……」

現在進行形で敵であり、朝食とにらめっこしている一方通行に滝壺が視線を向ける。
彼女はこの状況を何一つ不思議に思っていないようだ。

「も、もしかして朝食は抜く方だった?」

エプロン姿の麦野。その目は今にも涙を零しそうに濡れている。

「いや、そうじゃねェンだが、アレがちょっと、アレで……」

そんな彼女の様子を見て鬼となってコーヒーだけで良いと言えない。
だが、此処でいただきますと言ってしまえば残してしまうのは明白で、そちらも言うことが出来ない。

深い葛藤に逢い、学園都市第一位はただ言葉を濁すしかなくなっていた。

「分かった。みんなと一緒に食べたいんだね」

「お、おォ!そうなンだよ!」

しまいには少女が出してくれた助け船にしっかり掴まる始末。
それが、ただ問題を先送りにするだけの案と分かっていても。

「そっか!皆で食べた方が美味しいもんね!」

「うん」

「ハハハ……」

いつもより嬉しそうな一人。
いつも通りマイペースな一人。
いつもが判らないが、憔悴していることは見て判る一人。
510 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:00:11.15 ID:yWBJ+7OSO
そんな三人の朝を他の三人は蚊帳の外から困惑気味に眺めていた。

「結局、何がどうなっているか分かんない訳よ」

「超難解です」

「ちょっと、推理してみよう」

浜面の意見で三人は部屋の隅へ移動し、円卓会議を始める。

議題は麦野の変化について。

「やっぱ昨日だよなぁ」

今まで見たことの無い隙だらけの麦野。論理と事実を辿れば、前日二人がぶつかってからの変化だと推測出来る。

「でも、急に超変わるもんですかね」

この推測の穴。
転換が激しすぎること。

恋を知れば人は変わると言われているが、どうにも過ぎている。
それは、今までの怒の感情を尖らせていた方がやせ我慢していた麦野で、今現在の誰よりも女の子らしい麦野が本当ではないかとつい疑ってしまう程に不自然だ。
511 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:01:21.88 ID:yWBJ+7OSO
「熱烈に口説かれたとか?」

「いや……」

浜面の視線が苦笑を浮かべる第一位へ流れる。

「それはないだろ」

口説いていたら、二人で一つの甘いケーキでも作っている筈である。

会話が止まる。

「……結局、本人に聞くのが一番早い訳よ」

早いネタ切れに三人分のため息が零れる。

「でも、超聞き辛いです」

「ああ。何時にも増して近寄りがたいよな……」

小声で付け足す。

「気味悪くて……」

その時、青い光線が浜面の目の前を掠めた。
鼻頭に赤い線が入り、床に血の跡を残す。

「はぁまぁづぅらぁ〜?」

三人が首を横に向ける。

口角を吊り上げ、目を三日月型に細め、黒々としたオーラを吐き出すいつもの麦野沈利がそこに居た。

「あ、き、聞こえてましたか」

浜面の顔の横を汗が伝う。

「うん」

絹旗とフレンダが自然にフェードアウトしていく。

「えーと、その…ごめんなさい?」

引きつった笑顔で頭を下げる浜面の横を麦野が握っていた包丁が通過する。

「アハッ!オシオキだねっ!」

兎と猟師に別れ、アジトの外へと二人は駆け出して行った。
512 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:04:34.69 ID:yWBJ+7OSO

呆然と開いたままの扉を見つめる一方通行。
その手を滝壺が包む。

「あれが何時ものむぎの。嫌いになった?」

「いや……」

一方通行は口の汚い第四位の噂を前々から知っていた。その片鱗をちっとも見せないからこそ、混乱していた部分がある。

突然で驚きはしたが、あれがいつもの彼女だと言われて、むしろ安心していた。
何かは判らない。とにかく、ほっと一息着けたような感覚が在る。

「からっかてたンだな」

表面的に確かな情報を集めて出した答え。

「あくせられーたは自分に意地悪だね」

ギクリとして、自分の手を掴む小さな少女を見る。
のんびりとしているのに意外な程鋭い。

麦野の態度は演技ではない。理解している。
でなければ、自身の毒牙が抜かれるようなことは無かったのだ。

それでも、一つだけ信じられないことが在る。
513 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:05:42.91 ID:yWBJ+7OSO
「むぎのは貴方が好き。本当に好きなんだよ」

「……有り得ねェだろ」

自分を

この世で一番汚泥を被っている自分を

好きになる

それが信じられない

だから、冷たく認識しようとする

相手も自分も下手に傷付かなくて済むではないか

「ううん。ちゃんと恋してる」

なのに、この少女は

その逃げ道を塞いだ

お陰で一方通行が振り替える羽目になった

受け止めなければならなくなった

向き合わなければならなくなった

溜め息が出る。

「初めて恋してる。だから、自分でも気持ちの使い方が分からないんだと思う」

「良く判るな」

「むぎのも私も同じ女の子だから」

「じゃァ、男の子のオレには理解出来ねェ代物だな」

一方通行は視線を滝壺から反らし、麦野が出ていった扉へ戻す。

彼女の笑顔を思い出しながら、朝食を食べ終わった後のことをぼんやりと考え始めた。
514 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:07:09.26 ID:yWBJ+7OSO

「フレンダ」

「なに?」

安全圏であるソファーを確保した絹旗とフレンダはそこに寝転がり、中空を見つめていた。

「フレンダはどうするの?」

「だから、なにが?」

少し間が開く。

絹旗の中の躊躇いが口を重くするのだ。

此処までは台本を回すような会話。次からはアドリブになる。
その移行をしていいのか判らない。

「麦野のこと」

だが、覚悟を決める。避けては通れない道なのだ。

「ああ…」

フレンダは少し言葉を震わせた。

「それは、仕方ない訳よ」

「でも……」

絹旗にははっきりしたことが分かっていない。
麦野に引っ付いて回り、誉められても怒られてもいつも嬉しそうに笑うフレンダの想い。

それが、憧れなのか恋なのか。

「見てたら判る訳よ」

でも、そこに独占的な欲があることだけは判る。

だから今、彼女は悲壮に心を切り、一言一言に涙を堪えるおまじないを掛けながら話している。
515 :麦野「王子さま……」 :2011/01/10(月) 16:08:33.49 ID:yWBJ+7OSO
「麦野のあの笑顔……」

彼女の意思を知っても自分には何も出来ない。何もしない。

ただ、フレンダが話す。
それだけで救える何かが在ると知っているから、無理して聞き出した。

「ホントに判りやすい……」

「うん。超判りやすいですね……」

麦野が一方通行に向ける顔。
あれは、女の子の顔だった。

「私じゃ…麦野はあんな風には笑わないから……」

深い呼吸。

「結局……麦野の幸せが……私の幸せって…訳よ………」

ゆっくり、紡ぐように、慎重に、力を込めて、おまじないを掛けて、嗚咽を飲み込みながら、愛情と悔しさを滲ませ、幸せを混ぜて。

フレンダは答えを作った。


作りかけの朝御飯の良い香が、それ以上言葉の無い二人の鼻孔をくすぐった。
516 :むぎー :2011/01/10(月) 16:14:52.65 ID:yWBJ+7OSO
以上
もう、表現が滅茶苦茶です。ごめんなさい

早く完結させたいんですが、自分でもエンディングが見えません。それどころか一寸先も見えません
血反吐吐きそうです


後、専用スレは立てないつもりです。もし、立てるなら別な形の麦のん通行書くと思います
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:16:40.29 ID:YRTDuV/h0


表現とか上手いなぁ…
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:19:49.89 ID:fYUiOo760
うむよいぞ
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:23:23.70 ID:irf1r6NAO
良い話すぎて終わらせてくれないと気になって眠れない
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:04:58.43 ID:agkQqh3DO
少年ルック麦のんがかわいすぎてヤバイ
さらにエプロン装備の家庭的麦のんもかわいすぎてヤバイ
何が言いたいかって言うと麦のん愛してる
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 17:49:45.06 ID:mmOyN8/E0
7,8レスもらいます

浜滝と通行止め要素あり

でも主役は当麻さん
522 :Baby 1/7 :2011/01/10(月) 17:50:52.23 ID:mmOyN8/E0
そこには何も無かった
暗いと感じる事のできる心は残っていたが
肉体は存在していないように思える

漂うと表現して良いのかさえ
不明瞭なその状態が
どのくらい続いたのだろうか

時間を計る目安になるものどころか
体内時計さえ無い以上
想像する事もできない

だが、突然
小さな光を感じ取る
久しぶりの眩しさに
思わず無い瞼を
閉じようとする

その光は瞬く間に広がっていき
上条当麻の意識が再び目覚めていく……

523 :Baby 2/7 :2011/01/10(月) 17:51:28.70 ID:mmOyN8/E0
顔があった

天を覆わんばかりの大きな男女

当麻(な、なんだこいつら!)

周囲を見渡そうとするが
なぜか首が動かない

思わず叫び声をあげる

当麻「だぁ」

浜面「お、こっちを見たぞ」

理后「うん、はまづらのこと、わかってるみたい」

浜面「ああ、そうだな。なんかうれしいなぁ。……あと、名字で呼ぶのやめて。今はお前も浜面だから」

理后「うん。あと、この子も」

当麻(こ、こいつらがおおきんじゃなくて……)

当麻が小さい
その事にようやく気がつく
そして、それは……

理后「きめてくれた?」

浜面「ああ、昔であったヒーローが言ってた『世界を救って消えてしまった少年』の名前をもらって……」

「当麻、この子は浜面当麻だ!」

当麻(被った! 前世? と被った!)

こうして、上条当麻(高校生)は
浜面当麻(乳幼児)として生きていく事となった
なぜか、上条としての記憶を持ったまま
524 :Baby 3/7 :2011/01/10(月) 17:52:06.58 ID:mmOyN8/E0
理后「あくせられーた」

当麻(げ!)

一方「おゥ、オマエのとこは男だってなァ」

母の押すベビーカーに揺られて街を行く
同じ街並みのはずなのに、巨大化して見えるそれに
今の現実を思い知らされていると、
道路の反対側の道から
ベビーカーを押す知り合いがやってきた

……浜面当麻としては初対面だけど

理后「うん。とうまってつけたの。あくせらのとこは?」

一方「ウチはまだだな。世話ンなった黄泉川と芳川から名前貰うってとこまでは嫁も賛成なンだがァ」

親同士が話していると、一方通行の押すベビーカーの中の女の子が
当麻に手を伸ばして髪の毛を引っ張ろうとする
ちょっと痛い
525 :Baby 4/7 :2011/01/10(月) 17:52:38.17 ID:mmOyN8/E0
当麻(何!? このお子様ぁ! 俺に恨みでもあんのぉ!)

一方「俺の考えた『ヨシヨミ』をあの女ァ……『あなたのセンスに期待したミサカがバカだったってミサカはミサカはため息をついてみたり』とか言いやがってぇ……」

理后「大丈夫。私はそんなあくせらのこと応援してるから」

当麻(俺もその名前はどうかと思う)

一方「どういう意味ですかァ……つか、当麻かァ、そいつ」

理后「変かな」

一方「いや、良い名前だァ。昔、尊敬してたヤツと同じなまえだしなァ」

当麻(そ、尊敬だとぉ)

一方「ボウズゥ! 名前負けしねェ立派な男になれよォ!!」

当麻(な、なんでこいつの中の上条さんの評価が高いんだ?)

最後まで当麻に
ちょっかいを出し続けた娘とともに
一方通行は去っていた
相変わらずハイテンションだ

何年たっているのかまだ確認できてないけど
もう良い大人だと思うのに……
526 :Baby 5/7 :2011/01/10(月) 17:53:25.16 ID:mmOyN8/E0
「浜面さん!」

当麻の母を呼びとめる声
しかし、この声はまさか……

理后「みさか」

上条当麻の知っている人物の中では
御坂美鈴に一番似ていると思う
しかし、美鈴よりも幼さの残るその人は……

上条(……御坂、美琴)

ビリビリ、御坂、美琴
そう、上条が呼んでいたその少女が
綺麗な女性となって立っている

美琴「お久しぶりね」

理后「ひさしぶり。日本には何時?」

美琴「ついさっきよ。相棒はシスターとしての仕事があって、まだイギリスだけど、今週中には戻るわ」

理后「そう。あ、このこウチの子」

美琴「かっわいい! はじめまして御坂美琴です!」

美琴が当麻の顔を覗きこんでくる
懐かしさと寂しさが当麻の胸に流れ込む
527 :Baby 6/7 :2011/01/10(月) 17:53:58.42 ID:mmOyN8/E0
美琴「ね、名前は?」

理后「とうま」

美琴「……とうま?」

理后「うん」

一瞬、美琴の顔が強張るのがわかった
でも、またすぐに笑顔に戻り

美琴「とんでもない名前を付けられちゃったね」

当麻「だぁ(どういう意味だよ!!)」

美琴「将来はおんなたらしになるわね」

当麻「だぁ(そんなわけねーだろ!)」

美琴が上条の頭を撫でながら
目を細めて

美琴「だって、私ともうひとりの……」

「女の子を、ふたりも待たせ続けてるバカと同じ名前よ」

当麻「……だぁ」

理后「みさかもいんでっくすも、女の子って年じゃ……」

美琴「う、うるさいわね!」

伝えたい言葉は山ほどあるのに
当麻ののどは其れを音に変換する事はできない

そしてそれを伝えるべきなのは「上条当麻」であって
「浜面当麻」に伝える資格はない

ここにいる人と、イギリスにいる人
そのどちらにも
528 :Baby 7/7 :2011/01/10(月) 17:54:28.99 ID:mmOyN8/E0
浜面「おおきくなれよー」

当麻「だぁ」

にやけ面の父親の覗きこまれながら
今日、再会した二人の事を思う

いや、再会なのは当麻の方だけだが

当麻(命がけで世界を救うってのも考え物だな……)

あの時はああするしかなかった
後悔はない
でも、それによって親しい人たちが
どう思うのか、よく考えてなかったのかもしれない

浜面「へへへ」

上条「だぁ」

ジタバタしても仕方ない
不本意だが時間はたっぷりあるのだ
この人のもとでじっくりと考えよう

当麻がどうあるべきなのかを


529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 17:56:45.48 ID:mmOyN8/E0
以上です

古本屋で冒頭だけ立ち読みした某漫画にインスピレーション受けて書きました

お目汚し失礼しました
530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:03:14.63 ID:5pvZj6dio
色々と切なくなった
上条さんがこのまま自分の正体黙りっぱなしでも
美琴とインデックスは待ち続けるんだろうな・・・
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:30:22.65 ID:mEm1rgSg0
乙です!!
こういう未来設定って好き。
全員満遍なく収まるよりも、ちょっと切ない要素がある方が。
でも既婚者になったインデックスや美琴が来ることも覚悟してただけに…
健気さがうれしい反面、悲しい。
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:26:31.47 ID:eTE+GG3F0
つまり滝壺のおっぱい吸い放題か
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:27:11.25 ID:jdV/DU6ro
>>532
正直その発想は無かった
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:42:28.01 ID:MAN9rkq50
>>532
正直その発想はあった。

しかしこの上条さんは二重で自分を偽って生きていくことになるのか……
535 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:45:16.31 ID:67qzw7f50
シリアスでハートフルなSSです
ギャグ色は薄め
536 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:46:38.09 ID:67qzw7f50

一方通行「寒ィなァ…早く帰ってあったけェ部屋でコーヒー飲みてェ…」

一方通行「つーか今自分のマンションの玄関前に居るンだが…まあ正確には黄泉川のだな」

一方通行「だったらさっさと中に入れば良いだけの話だってのは言われなくても分かってンだよ」

一方通行「問題は、内側から鍵を閉められてるって事だ…」

一方通行「おいミサカワーストォ!! さっさと開けろッ!!」

番外個体「それは無理」

一方通行「なンでだよ!?」

番外個体「あなたから“フヒヒwwww留守番中は絶対にドアを開けるなよwwwwww知ってる奴が来ても絶対だからねェwwwwオフフwwww”
って言われたから」

一方通行「どこの変人Aだよ俺は…」
537 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:48:05.38 ID:67qzw7f50

番外個体「入れてほしけりゃ合言葉を言いなよ」

一方通行「合言葉だァ?」

番外個体「ヒント、ってか答え。はっぴぃにゅうにゃあ♪」

一方通行「答えを言ってどうすンだテメェは。どンだけ気前の良いクイズ番組だよ」

番外個体「セイアフターミー、はっぴぃにゅうにゃあ!」

一方通行「………」

番外個体「どうしたの? 言いなよ。ダンボールの中で震えながら鳴く子猫の様に、第一位のプライドも何もかも
     全部かなぐり捨てて情けなくすがり付く様に言いなよ!鳴きなよ! さあ!!」

一方通行「やべェ…ワーストのサディズムに磨きがかかってる…」
538 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:49:29.09 ID:67qzw7f50

番外個体「さあ!さあさあさあさあ!!」

一方通行「はっ……はっぴィ……」

一方通行「はっぴィにゅうにゃあ…」ぼそっ

番外個体「ぃがィになってるよ。声が小さい。感情がこもって無い。やる気あんの?」

一方通行「あるわけねェだろ! さっさと入れやがれ!!」

番外個体「もっと気合いを入れなよ! そんなんじゃ誰も拾ってくれないよ!!」

一方通行「猫耳付けてダンボールに入った俺を誰が拾うンだよ…」

一方通行「いい加減にしろクソッタレがァ!! 凍死したらどうすンだ!!」

番外個体「喜ぶ」

一方通行「クソッタレがァァああああああああああああああああ!!!!!!」
539 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:51:15.43 ID:67qzw7f50

そンなわけで、はっぴいにゅうにゃあ♪ を言えない弱虫な俺は
公園のベンチで一人、寒空の下で震えながら暖かいコーヒーを啜っていた


一方通行「あたたけェ部屋には程遠いが、コーヒーにあり付くって目的だけは達成されたな…」

一方通行「………」

一方通行「……へくちっ」

一方通行「…寒ィ」ブルブル

一方通行「クソッタレェ…なンで俺がこンな目に……」

一方通行「くしゅン!」

一方通行「やべェ、風邪かァ?」ブルブル

一方通行「ったくフザケやがって、何がはっぴィにゅうにゃあだ」

一方通行「そンな、いかにも“カワイイでしょ? ねェカワイイでしょ?“的な主張を全面的にアピールする様な戯言を、
     この学園都市最強の一方通行が言えるわけねェだろォが」

一方通行「キャラじゃねェだろ。どうひいき目に見たって、どう転ンだって俺がカワ…かわ……か…ふあっ」

一方通行「くちゅン! あァちくしょう…」

一方通行「俺がカワイイとか有り得るわけねェだろ。常識的に考えてよォ…」
540 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:52:55.57 ID:67qzw7f50

一方通行「………」

一方通行「やべェ…気付いちまった…」

一方通行「今俺が座ってるこのベンチの隣に、“ちょうど良い大きさのダンボール”があるって驚愕の事実を…」

一方通行「まァだからなンなンだっつー感じだよな」

一方通行「別にこのダンボールがちょうど俺の体がピッタリ収まるほどの大きさだからって……大きさだからって……」

一方通行「いや待て待て、待てっつってンだろォが!!!」

一方通行「いくら外が寒ィからって、このちょうど良い大きさのダンボールの中に入っちまうとかオマエ、そりゃいくらなンでもオマエ……」

一方通行「……」



………ゴソゴソ



一方通行「……」

一方通行「意外とあったけェンだな、ダンボール…」
541 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:54:38.40 ID:67qzw7f50

一方通行「………」

一方通行「やべェ、また気付いちまった」

一方通行「ダンボールの中に、俺の頭にピッタリ合うサイズの猫耳ヘアバンドが入ってた…」

一方通行「……くはッ、ぎゃははははははッ!!!」

一方通行「おィおィナメてンのかァ? ナメてやがンのかこの野郎!!!」

一方通行「俺がこンなもン付けると思ってンのかァ!? 思っちゃってンですかァ!?」

一方通行「あはぎゃはッ!! ダメだ、いやダメだわ! この一方通行にそンな面白ェ事期待するとかねェよマジで!!」

一方通行「………」



……ゴソゴソ



一方通行(猫耳)「………」

一方通行「……あァ」

一方通行「俺は…」

一方通行「俺は何をしてンだ?」
542 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:56:27.35 ID:67qzw7f50

一方通行(猫耳)「……」

一方通行「捨て猫って…こンな感じなンだなァ…」

一方通行「……」

一方通行「……にゃあ」ぼそっ

一方通行「なンてな……ったく、こンなとこ誰かに見られたら何もかもが終わりじゃねェか」



美琴「……」



一方通行「……」

美琴「……」

一方通行「…………」

美琴「……」

一方通行「……いつからそこに居た?」

美琴「……」

一方通行「……なンだよ…言いてェ事があンならはっきり言えよ…」

美琴「……」

一方通行「笑えよ!! 笑えよ超電磁砲!! ダンボールの中で猫耳付けてにゃあ♪とか言ってる
運動量・熱量・光・電気量、あらゆるベクトルを観測し、触れただけで変換する学園都市に7人しかいねェ
レベル5の第一位のこの一方通行(cv岡本信彦)を指さして嘲笑う様に笑えば良いだろォがよォ!!! あァン!!!」

美琴「……」カチカチ、ぴろり〜ん♪

一方通行「写メ取ってンじゃねェぞ三下がァ!!」
543 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:58:30.40 ID:67qzw7f50

美琴「で、何やってんのアンタは?」

一方通行「俺にもわかンねェ。なにやってンの俺?」

美琴「質問を質問で返してんじゃないわよ猫息子」

一方通行「ッ…!?」

美琴「マジでビビったわよ。まさか公園を歩いてたら、ダンボールの中で猫耳付けてにゃあ♪とか言ってる第一位(笑)が居るとか。
   サプライズどころじゃないわ」

一方通行「つーかオマエ普通に俺と話してるが、本来なら俺とオマエがばったり会うなンざ、
     どう考えても険悪なシチュエーションにならなきゃおかしいだろ」

美琴「うーん、それもそうよね…」

美琴「ま、良いんじゃない?」

一方通行「いや良くねェだろ!! どォ考えても絶対に軽く流しちゃいけねェ事だろォが!!」

美琴「じゃあこの写メを学園都市中に流す事で今までの事全部水に流してあげるけど」

一方通行「すみませンそれだけは…」
544 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 19:59:45.67 ID:67qzw7f50

美琴「まあ確かに、アンタのやった事は悪い事ね。それだけは断言できるわ」

一方通行「……」

美琴「でも、アンタが罪悪感を感じるべき相手は私じゃない。直接殺されてきたのも苦しんできたのも全部あの娘達なんだから」

一方通行「だがオマエの妹はこう言いやがったぞ? 詫びる必要はねェってな」

美琴「そう。じゃあ、それで良いんじゃない?」

一方通行「どォいう事だ?」

美琴「あの娘達がそう言ってるなら、アンタもそんなに気にする必要は無いって事よ」

美琴「ま、それでも納得行かないなら、あの娘達のためにあなたができる事をしてあげたら良いんじゃないかしら?」

一方通行「できる事……か」

一方通行「俺にもアイツ達のためにしてやれる事があンのか? だったら、俺は何をしてやれば良いンだ?」

美琴「そうね、まずは…」



美琴「まずはその格好をどうにかしたら?」

一方通行(猫耳)「そォだな……俺も、ずっとそう思ってた…」

545 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 20:05:34.44 ID:67qzw7f50

一方通行「つーわけで、またマイホームに戻ってきたわけだが」

一方通行「アイツ達のためにしてやれる事か…」

一方通行「仕方ねェ、ワーストのおふざけに付き合ってやるか」

一方通行「今の俺にはこンな事しかできねェけど、それでも少しずつアイツ達との距離を縮める事ができたら、
いつかきっと俺は俺を許せる日が来るはずだ。いつになるかは分かンねェけどな…」

一方通行「クソッタレ…良いぜ、言ってやろうじゃねェか!!
     俺にだってプライドを捨てる勇気があるって事を分からせてやろォじゃねェか!!!」

一方通行「いくぜェ!!!!」




一方通行「はっぴィにゅうにゃあああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

一方通行「あああああごふっ! ごぼっ! があああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!





一方通行「はァ…はァ……ごぼっ!…クソッ、吐血しちまった…」
546 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 20:07:41.93 ID:67qzw7f50

一方通行「どうだ! 聞いたか見たか感じたかァ!! 言ってやったぞ番外個体ッ!!」

一方通行「さっさと開けやがれェ!!」

Prrrrrrr♪

一方通行「あン?」ピッ!

一方通行「……ワーストか、テメェの要求通り言ってやっただろ。さっと開けやがれ」

一方通行「……は? オマエ今打ち止めと外出してンのか?」

一方通行「じゃァ鍵は? 中に誰も居ねェのか?」

一方通行「……」

ピッ!ツーツーツー…

一方通行「………」

一方通行「外、寒ィなァ…」

一方通行「……」

一方通行「クソッ、雨まで降ってきやがった…なンだよ、外は快晴なのになンで俺の頬にだけ降ってくンだよ……」

一方通行「……くしゅン!」

一方通行「……なァ、誰か俺を拾わねェか?」

本日の出費
缶コーヒー 120円
風邪薬 1000円
喉の治療費 2000円
失った大切な何か プライスレス

547 :一方通行「にゃあ」 [sage]:2011/01/10(月) 20:08:50.07 ID:67qzw7f50
いぜうです、ありがとうございました
途中でPCにトラブルが発生したけどなんとかなってよかった
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:09:08.37 ID:YRTDuV/h0
拾います!

おつ!
549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 20:10:08.76 ID:+PUesQvUo
どこがシリアスだよばかwwwwwwww
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:12:56.29 ID:irf1r6NAO
>>535
またおまえかwwwwwwwwww
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:43:56.74 ID:mEm1rgSg0
言ってくれれば拾いにいきけるのよ?
552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:07:05.62 ID:fYUiOo760
なんてシリアスな話だ
涙が出てくるぜ
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:11:35.70 ID:Ch02CzFc0
>>529 俺も滝壺ちんのおっぱい吸いてええええええ!!!!!!

>>547 作中でヒドイ扱いバッカしてる俺でよかったら拾ってちゅっちゅしたげるぜ?


とまあ関係ないけど書いてた話の続き。
>>407>>434(自称『十人十色の幸福シリーズ』)の派生エンドの1つ。
>>488とは別物です。こっちに比べれば鬱展開ではないかと。
心臓の弱い方はご注意ください。

554 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 1/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:12:51.06 ID:Ch02CzFc0









「ねえ。このまま逃げちゃおっか?、ってミサカはミサカは提案してみたり。
 ミサカもあなたも知らない世界、遠い遠い綺麗な場所へ――――――――――――――」








555 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 2/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:14:14.98 ID:Ch02CzFc0



未だ放心状態の一方通行を連れて打ち止めが逃亡した。
同居人且つ保護者である黄泉川や芳川にも何も告げずに、しかし財布や着替えをこっそりと持った計画的な犯行だった。



「―――――― イギリス清教は何だって?」



一方通行を見失ったとの報告を本国と済ませたインデックスに上条が尋ねれば、何やら彼女は苦々しい表情で顔を顰めた。
最悪の事態である事が聞く前から解ってしまった。



「『今回の一件からも解る様に学園都市には預けておけない。発見次第早急に回収に入る』、って……」



やはりか。
恐れていた事態が起こってしまった。

一方通行の早期回収。
学園都市に置いておけば正しく自分達に回ってくるか定かではないと判断したイギリス清教が4年を待たずして彼の回収を決定したのだ。



「学園都市側だって、多分大人しく一方通行を引き渡そうとはしねえだろうし……
 学園都市に見つかっても研究所で隔離されるか最悪始末処分になるかが妥当なんだろうな――――ちくしょう!!」



今の一方通行には科学サイドにも魔術サイドにも居場所はない。
否、どちらにも『一方通行』を必要とする声はある。
しかしそれは『学園都市最強の第一位』を求めるものであり、意識ある彼自身の拠り所は失われた。



「問題は『一方通行を逃亡させる事』を打ち止めが何処まで理解しているか、だ。
 ただ単に病院以外の場所に連れてってやりたいくらいの感情で出て行ったなら大変な事になる……」



未だ、両者からも二人の発見報告はない―――――――。




556 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 3/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:15:26.37 ID:Ch02CzFc0










「――――――― 寒くない?ってミサカはミサカは尋ねてみたり。このひざ掛けね、おねだりしてヨミカワに買って貰ったんだよ」



一方通行の足元に置かれたひざ掛けをきちんと掛け直してから、打ち止めが小さく尋ねた。
当の一方通行から返事など来ない事は理解していたが、人や自分の感情に素直になった彼の気持ちは表情で何となく解る。


こうして彼を無理やり連れ出してから、もう3日経った。
すれ違う人々が稀に彼の白髪を珍しそうに眺めてゆく、
心優しい人が兄ほどの年齢の少年を介抱しながら歩く少女を見てお菓子や飲み物を分けてくれる。


此処は、二人の全く知らない世界だった。
二人を、全く知らない世界だった。


「ミサカがトイレ行ってる間にさっきの駄菓子屋のおばあちゃんと何話してたの?ってミサカはミサカは興味津津に聞いてみる。
おばあちゃんニコニコしてたね、あなたがお孫さんと同じくらいなんだって言ってたね」



カラカラ、カラカラと一方通行の座る車椅子の車輪が回る音だけが辺りに響いた。
人の喧騒も大きな事件も珍しい田舎町が当ての無い二人を暖かく包み込んだ。







557 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 4/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:17:24.89 ID:Ch02CzFc0






定期連絡の時間だった。
こちらでの現状報告と、イギリス清教の対応を情報交換する場。



「ま、待って欲しいんだよ!!らすとおーだーにはもうこんな事しないようこっちで説得するから………」

『――――― 申し訳ありませんがインデックス、これは最終決定事項です。………最大主教の判断に、私や貴女如きが口を出せはしません』

「待って、かおり!お願い待って!!」



強制的に電話を切られたインデックスが真青になった顔に涙を浮かべながらとてとてとゆっくり近づいてきた。
インデックスがこんな表情になる様な事を告げねばならなかった神裂も思いやられる。
しかし、今はそれより―――――――



「らすとおーだーの自主的な帰還を待ったけど連絡すら一向にないから探索魔術を行使した、って―――――
 準備ができ次第回収班を向かわせて、あくせられーたを幽閉するって……―――――――とぅまぁ……」

「そんな……―――――――」



幽閉。


考えていた以上に重かった。
一方通行がイギリスに連れて行かれても、もしかしたら彼の家族を偶にとは言え合わせてあげる事くらいできるかもしれない。
そんな風に考えていた。
だが、実際は。


よくよく考えれば、イギリス清教にとっての彼は『実験動物』や『武力兵器』といったモノに過ぎないのだ。
学園都市の技術を測る為に解剖に近い事をしても赦されてしまう存在。



「何か、何かアイツらを助ける方法はねえのかよ……―――――――――っ!!」



558 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 5/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:18:32.65 ID:Ch02CzFc0



上条の能力は右手に宿った『幻想殺し』しかない。
インデックスには10万3000冊の魔道書の知識が詰まっているが、魔力を使用する事は出来ない。



「……――――くそっ!」



壁に拳を叩きつけた。
万事休す、そんな状況の中で嘗て『上条勢力』と称された上条を支える仲間だけが自分の足で立ち上がった。



「なにボサーッとしてんのよ。私は確かにマジュツ云々は良く解らないけど、相談くらいしなさいっつーの。
 ………学園都市の外に出られた所為で厄介だったけど、こっちも漸くあの子の居場所が掴めたわ。
 ヘリの一つでもかっぱらってさっさといくわよ、この馬鹿!!」



住人の居なくなった一方通行の病室唯一の出入り口に、有名私立女子中学校の制服を纏った少女が立っていた。
上条当麻を追って単身ロシアまで出向いた御坂美琴だけが、この絶望的な状況の中で足掻く事を忘れてはいなかった――――――――。









559 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 6/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:20:02.43 ID:Ch02CzFc0






広大な田園風景。
牛や馬といった家畜も見かけるのんびりとした田舎町では大きな事件は何も起こらない筈だった。
はず、だった。






最初に二人の下へやってきたのは、縁あって二人が泊めて貰った八百屋の女性だった。
心なしか蒼褪めた表情でそっと近づき、言いづらそうに口を開く。



「あ、あのねミサカちゃん……なんか外にお兄さんの知り合いって人達が来てて……
 おばさん、どうしてもって言われて連れて来ちゃったんだけど……ゴメンね、ゴメンね……――――」



脅されでもしたのだろう。女性は事情を話し切るなり泣き出してしまった。
女性の後ろから押し入る様にして二人の居た客間へと入ってきた男女数名は、古びた修道服のようなものを纏ったいかにも怪しげな連中だった。



「―――――イギリス清教の人?ってミサカはミサカは警戒してみる」



誰一人として答えなかった。
ただ、リーダー格なのか横一列に並ぶ一団で一人だけ前へと躍り出た男が首だけで合図すると
他の人間が一斉に一方通行の下へと向かっていった。




何処の人間とも解らぬ輩が、あの人の腕に、脚に、背中に、触ろうと――――――




理由は、それだけで十分だった。



560 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 7/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:20:58.49 ID:Ch02CzFc0



「あの人に、触るなぁああああああああ!!!!!!!!!!!」



打ち止めから放たれた電撃が魔術師達(と、打ち止めは判断した)を襲う。
だが襲撃する相手が妹達の統率個体である時点である程度の攻撃想定はしていたのだろう。
魔術師でありながら、あろうことか軍用の絶縁装備を纏い強能力者クラスのその電撃を妨げる。



「――――――っ!!」



電撃が通じないのなら、別の方法で攻めるまで。
実戦経験はないが打ち止めも妹達の一人としてそれなりの体術知識が組み込まれている。
『実験』の中他の個体が経験した記憶もミサカネットワークが精通していた当時共有した。


勢い良く間合いを詰め、小さく細い脚に重心を注ぎ込みながら素早く繰り出す。
体重も脚力もそれほどない為蹴り自体はあまり大きなダメージにはならないだろうが、思わず膝を折った男の顔面へと今度は電撃を加える。
素肌を晒した顔面へ直接与えられた電気攻撃に男が悲鳴を上げた。


男の後ろに控えていた別の魔術師が舌打ちしながら重厚な槍を構えた。
現代においてその武器はとても合理的とは思えない。
現に魔術師はその重量ある槍を持っているのが精一杯といった風で、振りまわして戦う槍術のような戦法はとれないように感じた。


だが、相手は魔術師。
打ち止めどころか学園都市最高峰の頭脳を誇る一方通行でさえ全てを把握し切れていない魔術を行使する相手に
打ち止めは一方通行の座る車椅子を力任せに無理矢理移動させながら間合いを計る。


古ぼけ染み付いた畳の敷かれた床を移動する座席に一方通行の首が不安定にガタガタと揺れる。
そんな光景にゴメンなさい、ゴメンなさいと心中で必死に謝りながら打ち止めは狭い室内の奥へと走った。
玄関に繋がる唯一の出入り口は魔術師達が塞いでいる為使えない。
仕方なく襖続きに繋がった隣の部屋へと移動し、縁側を抜けての庭からの脱出を試みる。


しかし、イギリス清教の魔術師達もそんな打ち止めの行動に黙っていなかった。
先程槍を構えた男が左肩で槍を支えながら右手で宙に歪んだ図形を描きとる。
そしてブツブツと一般人には理解出来ない不穏な詠唱を発するとその指で槍を鷲掴み、咆哮を轟かせた。



561 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 8/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:22:00.12 ID:Ch02CzFc0



ブチリ。
ふいに打ち止めは自分の左型が爆発したかのような錯覚を起こした。
実際、その揶揄はあながち間違っていなかった。



「……あ、あ、ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」



横目で患部を窺えば、自身の左肩から少なくはない血液がドクドクと外へ流れ出していた。
心臓が鼓動を打つ度破れた血管から大量の赤い液体が、命の結晶が放出していく。
認識した途端猛烈な痛みが打ち止めを襲った。灼熱を直接宛がわれた様な激しい熱が左肩に集中する。


でも、それがどうした。


あの人が極寒のロシアで自分を助けてくれた時、あの人は悲鳴の一つも上げなかった。
こんな傷とは比にならない怪我を体中に負いながら暖かい表情で自分を抱きしめてくれたじゃないか。
自分の傷など気にも留めず、ミサカ達を護ろうと天使という強大な存在に立ち向かう為に再び立ち上がってくれたじゃないか。



「――――――― 負けるわけにはいかないって、ミサカは、ミサカは……――――――っ!!!」



だが、無情にも自分の体は動いてくれない。
それどころか膝を折ってその小さな体を地に着けてしまう。


動け、動け!
どれだけ命じても致死量に近いだけの血液を流してしまった打ち止めの体は足の一歩も進めてはくれない。



562 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 9/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:23:57.29 ID:Ch02CzFc0


崩れた体の先には、車椅子に乗った一方通行が居る。
目に移る光景から状況を把握するだけの判断力を持たない彼が、
それでも倒れた打ち止めを心配する様に上手く機能しない右手を必死に差し伸べながらこちらを見つめている。


無理に体を動かした所為だろう。
重心の定まらない彼の体が車椅子の上から冷たい床へと放りだされた。
自分用にと嘘を吐いて黄泉川にねだり、芳川に選んでもらった膝掛がはらりと落ちる。


床に転がった一方通行が腕だけで地を這いながら体を進め大量の血液を流し意識を朦朧とさせた打ち止めを抱きしめた。
彼にはそこまで計算する事は出来なかったが、幸いにも『回収対象』の一方通行が彼女との距離をゼロにまで突き詰めた事で
研究が出来るほどには無事な状態で回収しろと命じられていた魔術師達は無暗に彼女を攻撃する事が出来なくなった。


「あ、あー……」


言語機能を失った一方通行が打ち止めに何かを伝えようと口を開く。
しかし今の彼には自分の感情をどう並べればメッセージを形成する事がどころか想いを単純な単語にすることさえ出来ない。


意識を朦朧とさせていた打ち止めが一方通行の声に反応した。
幼いからだがピクリと疼き、震える小さな手を何とか一方通行の背中に回す。



「―――――――― ずっと、一緒にいたいよ、って、ミサカはミサカはお願いしてみる」



一方通行は答えない。
応えられない。



「あなたと、離れたくないよ……ミサカ達の知らない色んなものを、
ヨミカワやヨシカワや番外個体や他の妹達やお姉様やヒーローさんやシスターさんやカエルの先生や沢山の人と、
………でも、何よりも『あなた』と、一緒に見たいよ……まだ足りないよ……あなたは色んな物を見せてくれたけど、まだ、全然足りないよぉ……」



気付けば自分の両目からはボロボロとした大粒の涙がおかしな程に零れていた。
何処までも自分の為に行動し自分の為に犠牲になってくれた彼にこんな事を願うのは傲慢と言うものだ。
解っている。
なのに、もう既に抗う事を諦めてしまったかのように自分の口からは言えなかった我が儘ばかりが溢れだした。


563 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 10/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:25:18.76 ID:Ch02CzFc0










業を煮やした魔術師達が、打ち止めも一方通行も動けないのを良い事に彼女を抱きしめる一方通行を無理矢理引き剥がそうとした。
少年の背中に回された少女の両手を乱暴に外し、一方通行を持ちあげようとする。


キンッ……――――――――


ふいに、微かな金属音が一人の魔術師の耳に届いた。
小さな金属の破片が何か擦れて発せられた様な不自然な擬音。
そして、それを耳に捉えた一瞬ののち、絶対的な有利に立っていた魔術師達の全てが襖を貫き出口とは反対の室内奥地へと弾き飛ばされることとなる。



「私の妹に、何してくれてんのよおおおおおおお!!!!!!!!」



激しい爆音と共に年若い女の怒声が響いた。
超電磁砲が巻き上げた爆風を、紫電を纏った片手で薙ぎ払い、土足のまま縁側から屋内へと入り込む。



「次、浴びたい奴からかかってらっしゃい」



蟀谷に血管を浮かび上がらせた御坂美琴が次弾となるゲームセンターのコインを構えながら冷淡な声と共に笑みを浮かべた。



564 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 11/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:27:26.86 ID:Ch02CzFc0



怒り心頭といった美琴に多少鳥肌を立たせながら同じ様に踏み込んだ上条とインデックスが大怪我を負った打ち止めへと駆け寄る。



「無事か、打ち止め!!」



血溜まりの中から打ち止めを抱え上げ叫ぶが、ハアハアと荒い呼吸をする彼女からは何の返事も返ってこない。
ただ大粒の涙を浮かばせた目線だけは一方通行から絶対に外さずに、彼へと必死に両手を伸ばす。


応急措置を施して急いで病院へと運び込まなければ助からない事は明白だった。
これだけの怪我を何の後遺症もなしに治すには、しかし学園都市に頼るほかない。


インデックスにはこの怪我を治すだけの魔道書の知識はあってもそれを実行するだけの魔力がない。
超能力者の電撃使いである美琴も電気信号を操作して痛みを和らげてやることが精々だろう。
上条の能力は言わずもがな、この様な場面では何の役にも立たない。


結論から言えば、学園都市からもイギリス清教からも手の届かない場所へ二人を無事に逃がしてやる事が不可能となった。


どうすべきか。
戸惑う上条の腕を、一方通行が震える手で掴み取った。
焦点の定まらない瞳でこちらを見上げながら上条の腕に収まった打ち止めの髪をゆっくりと撫でてゆく。


ゆるゆると重く塞がっていた打ち止めの瞼が開いた。
意識を辛うじて繋ぎとめながら自身の髪を梳く一方通行をそっと眺める。



「――――――― あ、なた………?」



一方通行の考えが掴めずに、打ち止めが小さく呟いた。
自分を抱える上条の手から無理矢理抜け出すと身を乗り出して一方通行に顔を近づける。


少女の小さな頭が殆どを隠す一方通行の表情の、二人だけの世界の中で行われたやりとりを上条だけが僅かに窺い見た。
そして、予め定めた行動を脳内にインプットしておかなければ電極なしには行動できない一方通行の真意を読み取り――――――――



565 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 12/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:28:38.32 ID:Ch02CzFc0










「……… 、 、 、 、 、 、 ―――――――――――」


「――――――さよなら、なんだね。ってミサカは、ミサカは――――――――――」










566 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 13/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:30:49.62 ID:Ch02CzFc0



少女の手が、一度大きく少年の体を握り締めて、そして離れた。
ゆっくりとその身を起こしながら真正面に立ち少年を見つめ静かに呟く。



「ミサカもだよ、って、ミサカはミサカは自分の気持ちを伝えてみる………」



決別の瞬間だった。
詳しい状況を見ていなかった美琴も、打ち止めが彼との別れを終えたのだろうと考え戦闘を停止しこちらへ駆け寄ってくる。
どちらにせよ、打ち止めが重傷を負っている今二人を逃がしてやるという選択はとれない。


大人しく彼を引き渡さなければ、彼が護ろうとしていた小さな少女の命が失われてしまうのだ。


彼がこの後どうなるのか、全てを知りながら上条と美琴、そしてインデックスの3人は一方通行と打ち止めを秤にかけた。
そして『彼の意思を継ぐ』という綺麗事を綺麗事と理解した上で掲げ、打ち止めを選びとった。


一方通行の細い体が魔術師達に抱えられ荒れた屋内を出て行く。
それを見届けると、それまで気丈に立っていた打ち止めの体が崩れ落ちた。


打ち止めに応急措置を施し、上条達は此処へ来るためにハイジャックしてきたヘリコプターへと乗り込んで急いで学園都市の病院へと向かう。
意識を失った少女を除いても、機内で言葉が交わされる事はなかった。







神裂らからの伝え話に時々一方通行の現状を聞く。
最低限人間としての扱いを受けている事にホッとしながら、『最低限』というそのラインに心が痛む。


当人達を除いて、上条だけが知っている。
二人の決別の瞬間を。
少年が自由の利かなくなる前に示していた覚悟の意思と、自分の感情を呑み込んで彼の意思を尊重した小さな少女の決心を。


上条だけが、知っていた。



567 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NT 14/14 [saga]:2011/01/10(月) 21:32:10.87 ID:Ch02CzFc0











「………だ、い、す、き、だ、っ、た―――――――――――」



「――――――ミサカも、だよ。」











十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type = Normal EndT.(完)




568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/10(月) 21:33:57.60 ID:Ch02CzFc0

という訳で以上です。
戦闘は全て二人を泊めてあげた八百屋のおばちゃん宅で行われました。おばちゃんェ……(´;ω;`)ブワッ
何か長くなってスマン。
そしてこれはバッドエンドではなくノーマルエンドという事実。HAHAHA!

次書くときはノーマルエンドAかバッドエンド、かな。
あと>>500さん悪い、俺もう通行止めスレ現行で立ててるから並行作業なんて出来ない。
向こうでこっちの作業が邪魔になる前にさっさと書いちゃおうと一気にやってるだけでそんな器用な真似できない。でもその言葉は嬉しかったぜb

………もう少し戦闘描写が上手くなればいいのにね。カッコイイおにゃのこ書きたいよお!
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:35:03.64 ID:weh3Rtqt0
泣いた…おばちゃん……(´;ω;`)
乙!


通行止めスレって砂糖のやつしか思い浮かばないんだけど、まさか……?
570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:53:01.37 ID:fXyUOy0Po
廃人一方さんが打ち止めのために翼を振るったらよかったなー。
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:20:09.23 ID:9bVLFw620
>>568
DeadEndより泣いた。切ねえ
自分も>>570の展開期待したんだがそう甘くなかった

通行止めスレって…え?一方さん保護者気取りはもう終わりっすか!これは勝つる!!
572 :>>568 [sage]:2011/01/10(月) 22:24:25.53 ID:Ch02CzFc0
>>570の展開はノーマルエンドAに持ってこうと思ってあえて今回しなかった。
全く違う展開見せようとしたら一方さん無双みたいな方がいいかな、って俺は俺は言い訳してみる。

あ、>>569へ。一応言っとくと砂糖の人じゃないよ。>>571、ねえバレた?バレた?……砂糖の人じゃないよ?
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:34:53.74 ID:Rj5ZRoQw0
>>568
こういうの弱いんだよ…泣いちゃうんだよ。でも好き
打ち止めさん格好よかったよ
乙!
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:35:01.64 ID:yWBJ+7OSO
>>568
胸痛な展開……でも、嫌いじゃないぜこういうの


>>504-515の続きを投下します
575 :麦野「玉子さま……」 [sage]:2011/01/10(月) 22:37:38.30 ID:yWBJ+7OSO
一方通行「カキクケコォォォ!くらえこの彼女持ちィィィ!!」

浜面「さぁ!来い!一方通行!実は俺は一回殴られただけで心が折れるぞぉぉぉ!!」

一方通行「うらァっ!」ガンッ

浜面「ぐわぁぁぁあ!!この『THE・はまづら』と呼ばれる元スキルアウトの浜面仕上げがこんなもやしにやられるとはぁぁぁ!!」ガフッ

浜面「バ…バカなァァアアア!!」ドサッ




……………………


\グワァァァア!!/

滝壺「はまづらが倒された」

フレンダ「結局、あいつは『アイテム』じゃ最弱な訳よ」

絹旗「一方通行ごときに負けるなんて暗部の超面汚しです」

ダダダ

一方通行「らァァっ!!」ガンッ、ガンッ、ガンッ

三人「「「ぐわぁぁぁあ!!」」」ドサッ、ドサッ、ドサッ

一方通行「はァ…はァ……ついに四天王を倒したぜ……。これで麦野の居るアジトの扉が開く!」
576 :麦野「玉子さま……」 [sage]:2011/01/10(月) 22:38:42.68 ID:yWBJ+7OSO

ギィィ

『フフフ、四天王を破り良くぞ来たな一方通行……。待っていたよ……』

一方通行「こ、ここが麦野の城だったなンて……!感じる……奴のAIMを…」

麦野『一方通行。貴様を落とす前に一つだけ言っておくことが在る…』

麦野『私が貴様に惚れたのには理由が在ると思っているようだが……』

麦野『別にそんなモノはない』

一方通行「な、なンだって!?」

麦野『そして、貴様に出した量の多い朝御飯は浜面に処理させた』

麦野『後は私と晴れてゴールインするだけだな…クックック……』

一方通行「上等だ…。なら、オレからも一つ言わせてもらう」

一方通行「オレには血塗られた過去があるような気がしたが、別にそンなことはなかったぜ!」

麦野『そうか』

ダッ

一方通行「うォォォ!行くぞォォォ!!」

麦野『さあ来い一方通行!大好きだよ!!』



二人の愛が世界を救うと信じて…!

【完!】
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:43:26.99 ID:Ch02CzFc0
>>574 俺もお前と麦のんが好きだぜ!

てゆーか……え?これでシリーズ完結とか言わねえよな、え……?
ソードエッガー玉子さまあああああああ!!!!!ちょっとゆで卵食べてくる モグモグ
578 :むぎむぎ [sage]:2011/01/10(月) 22:46:22.76 ID:yWBJ+7OSO
以上。ここまで御愛読有り難うございました。罵倒される覚悟で始め、その後も投下する度にこの小心者は皆様をがっかりさせてしまうんじゃないかと一々胃に穴が開くようなストレスと戦いながら来ましたが、とうとう完結まで持ち込めました。全ては常に声援をくれた皆様がいたからです。また何処かでお会い出来る機会があればその時は宜しくお願いします。




ごめんなさい。完全に魔が差しました。罵ってください。黙って本編書いてきます
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:51:10.29 ID:FJbbLrCDO
そりゃあどっこいおむすび君より少ない3ページのソードマスターヤマトより少ない2ページはさすがにないわー
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:53:48.43 ID:vzingUjoo
>>578
こういう終わり方も嫌いじゃないぜ
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:03:04.41 ID:uAl3zBMDO
>>578
いい笑顔の一方さんと麦のんのハッピーウエディングがうみえたぜ
582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 23:39:05.68 ID:mmOyN8/E0
3,4レスもらいます

ステインです
583 :今年の私から、君に 1/3 :2011/01/10(月) 23:39:40.88 ID:mmOyN8/E0
何をするわけでもなく
ベランダで
ただ、ぼっーと冬の夜空を眺める
去年も眺めたのかもしれないけど
間違いなく初めて見るのだと思う
少なくとも「今年の私」とっては

ステイル「風邪ひくよ」

言いながら、私に自分の上着をかけてくれる
彼の背は高いけど、私は小柄だから
自然と見上げる形になってしまう

インデックス「うん、ありがとう」

ステイル「別に礼を言われるほどの事じゃない。風邪をひかれると迷惑なだけだ」

口ではこういう事を言ってるけど
実際に私が熱でも出そうものならば
誰よりも心配してくれるのも彼だ

インデックス「でも、ありがとうなんだよ」

ステイル「そうかい」

少し頬を赤くして顔を背ける
それが嬉しくてつい、笑ってしまう
584 :今年の私から、君に 2/3 :2011/01/10(月) 23:40:23.65 ID:mmOyN8/E0
ステイル「な、何を笑っているんだい」

インデックス「秘密なんだよ」

この光景をいつまでも
覚えていられたら
とても幸せだけど

それはできない事ってことも
私は知っている

ステイル「と、とにかく風邪ひく前に中に入るんだ」

インデックス「ねぇ」

ステイル「なんだい?」

インデックス「一緒に見上げない? とても綺麗なんだよ」

こういうわがままを
渋々とした様子だけど
必ず聞いてくれる彼の事を

他の、いろんな事も含めて

ステイル「仕方ないな。ただ、君が風邪をひかないように監督しておこう」

インデックス「うん、ありがとう」

好きなってしまったのは
いつからだろうか

ステイル「別に礼を言われるほどの事じゃ……まぁいい」

でも、彼が好きな人が
「今年の私」ではなくて「去年の私」だと
気付いてしまったのも、いつだろうか
585 :今年の私から、君に 3/3 :2011/01/10(月) 23:41:07.57 ID:mmOyN8/E0
インデックス「綺麗だね」

ステイル「普通だよ」

彼は誠実な人だから、「去年の私」への想いに従って
「今年の私」や「これから先の私」のために
全てをかけてしまうのだと思う

インデックス「ううん綺麗だよ」

あなた見てるから
そう付け加える勇気は私には無い

ステイル「君がそういうなら、そういう事にしておく」

インデックス「素直じゃないんだよ」

本当に素直じゃないのは私だ
でも、仕方ない
だって、「来年の私」が彼を好きになるとは限らない
他の人に惹かれてしまうのかもしれない
今、まだ出会ってないどこかの誰かさんに

ステイル「食欲に正直な君が言うと説得力があるね」

インデックス「そ、それはヒドイかも」

でも「今年の私」が彼の事を好きなのは嘘じゃない
一年限りで消えてしまう想いでも
私にとっては宝物だから

ステイル「さ、そろそろ中に入ろう」

インデックス「……うん」

彼と見上げた星空さえ
留めておけない『完全記憶能力』なんて
なんなのだろう


586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 23:42:11.39 ID:mmOyN8/E0
以上です

マイナーでしょうがステイン大好きです

お目汚し失礼しました
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:43:47.41 ID:xPmGaev4o
とてもいいステインだった
引き続きよろしく頼んだ…お願いします
588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:45:53.72 ID:5pvZj6dio
良過ぎる・・・これは本当にいいステインだ・・・
この先の事を思うと本当に切ない
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 23:51:17.64 ID:9ZqxMaIAo
ステインとか俺得すぎる
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:09:21.41 ID:5mgAGU4qo
俺もステイン好きなんだけど、少ないよね
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:18:46.46 ID:Xp5/N2Rso

インデックスや美琴の声優さんにはステイルの評価はいいみたいだけど
一途というのは女性人気が高いもかもしれない
592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:42:38.15 ID:DWFZcn1y0
なんだ……この気持ち。インデックスの笑顔が上条さん以外に向けられているともやもやする……
でもステイン悪くねえな。今までステイルの誤字だと思ってたけど。
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:46:53.18 ID:Z+DOmu1Ao
そりゃ上琴病ならぬ上イン病だな
594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 03:01:38.86 ID:DX5wzr6Wo
お互い大事に思ってるのが伝わりやすいよね
しかしステインと書くと着色汚れのようだ
595 :結標さんは目立ちたい1/7 [sage]:2011/01/11(火) 03:23:57.46 ID:xl5aOgAF0
結標「とンび」

結標「あァ、暇ねェ」

一方「……何一人でブツブツ言ってンだお前」

結標「一方通行の文面の真似よ」

結標「私って、服装以外普通すぎるじゃない?」

一方「17歳のショタコンは普通じゃねェから安心しろよ」

結標「ふふふ……そのショタコンも貴方達が勝手に言いがかりつけてきただけで、
   貴方のロリコンや土御門のシスコンや海原のシスコンロリコンストーカー
   みたいに実際描かれてはいないのよ!」

結標「だから、キャラを立たせたいの」

一方「なンだって俺の真似だよ」

結標「特徴あるじゃない」

結標「ゆたンぽ」

結標「なっちゃン!」

一方「……だが結標」

一方「オマエ、会話じゃンと小さいアイウエオが出てきてねェけど?」

結標「!」

一方「オマエの場合基本的に言葉が崩れねェンだよな。
無駄に丁寧なンだよ。口調から変えるしかねェだろ」

結標「……そ、そンなこと分かってるンだぜ」

一方「誰だァ!?」

結標「確かに…一方通行の文面は悪い口調があってこそ成り立つものだったわ」

結標「そうめンとか、ちゃンぽンとか、うどンとか、にゅうめンとか
   無理矢理言わないと私には使えないわ」

一方「麺類ばっかじゃねェか」

結標「じゃあ、土御門の口調でいくンだぜィ」

一方「合体すンじゃねェ!!」

           ◇◇◇◇
596 :結標さんは目立ちたい2 [sage]:2011/01/11(火) 03:26:59.39 ID:xl5aOgAF0
書くの忘れていました。グループ+αでちょっとレス貰います。







海原「ん?あんな所に誰か倒れてますね…」

海原「あれは……!結標さん!?倒れるような怪我を!?」

結標「いったぁ〜……こめかみグリグリとかお前はみさえか!」ガバッ!!

海原「わぁ!?ぶ、無事だったんですね、結標さん……」

結標「ん?海原……」

海原「?」

結標「ええ、おかげさまで」

海原「はい?」

結標「心配させてしまってすみません。でも、この通り元気ですよ」

海原「結標さん……?どうしたんですか?」

結標「どうもしてないですよ?海原さんこそそんな怯えた目をしていつもの爽やかな笑顔はどうしたんですか?」

海原「気持ち悪いです」

結標「なんですって!!」

海原「ひっ!」
597 :結標さんは目立ちたい3 [sage]:2011/01/11(火) 03:28:12.43 ID:xl5aOgAF0


結標「〜〜〜〜〜と、いうわけなんですよ」

海原「そうだったんですか……。なるほど。キャラ立ちのためですか……」

結標「貴方も協力してくれませんか?」

海原「協力するのは構いませんけど……。敬語キャラがグループに二人もいるとややこしいですよ」

結標「そんなことないですよ」

海原「いえ、ありますよ。もう既にややこしいですから」

海原「原作は漫画ならまだしも小説です。結標さんと自分が会話してるとき、どっちがどっちだか分からなくなりますよ」

結標「……貴方と会話したことなんてあったかしら?」

海原「……」

海原「会話じゃなくても、自分の台詞の次に結標さんの台詞がきたら大変ですよ」

結標「じゃあ貴方が女言葉になればいいじゃないですか」

海原「どんな理屈ですか!」


海原「別に無理にキャラ立たせなくたって……。結標さんは今のままで十分魅力的な女性ですよ?」

結標「え」

海原「ね?」

結標「う」

結標「海原のくせにときめいたじゃないですか!」

海原「懐中電灯こっちに向けないでくださいよ!」
598 :結標さんは目立ちたい4 [sage]:2011/01/11(火) 03:30:29.36 ID:xl5aOgAF0
   ◇◇◇◇◇




結標「海原なんかに助けを求めたのが間違いだったわ」

結標「あ!あれは……」

結標「土御門くンじゃないですか」

土御門「なんだ結標……こんな街中で声かけるなよ」

結標「まァまァ、協力してくださいよ」

土御門「なんか今日のお前、いつもより三倍は気持ち悪いぞ」

結標「え?今すぐ裸になりたい?」

土御門「すみません」


結標「〜〜〜〜〜〜ってわけ」

土御門「はぁん……なるほどな。だったら良い手がある」

結標「なンですか!?教えてください!」

土御門「語尾にニャンて付けろ」

ひゅんっ

土御門「テメェ!!俺は親切心で言ったんだぞ!!下着どこにやりやがった!」
599 :結標さんは目立ちたい4 [sage]:2011/01/11(火) 03:31:47.42 ID:xl5aOgAF0

結標「暗部に萌えキャラはいらないわ」

土御門「何言ってんだ。あからさまな萌えキャラのいない暗部にこそ必要なんだぞ、そういうのは。あースースーして気持ちわりい……。」

土御門「一回言ってみ」

結標「……」

土御門「キャラを立たせるためだろ!」

結標「……仕方ないニャー」

土御門「ちげえよ!俺の口調じゃだめなんだよ!もっと気持ちをこめろ!」

結標「にゃん語尾にどんな気持ちをこめろっていうのよ!」

土御門「猫娘になりきれ!」

結標「……わ」

結標「わかったにゃあ。……物凄く恥ずかしいけどやってみるにゃあ……」

土御門「いいぞ!その調子!」

結標「これで本当にキャラ立ちするんにゃあ?しなかったら全身にコルク抜きを刺してやるにゃあ」



ガン、カン、カランカラン……

カラコロ……←缶コーヒーが転がる音



結標「」



一方「うわァ」サブイボ

海原「見苦しいです、結標さん」

結標「三人まとめて路上まっぱだコラぁあー!!」




初春「えっ、なんだろう?なんだかあんまり聞きたくない口調が聞こえたような……」
600 :結標さんは目立ちたい6 [sage]:2011/01/11(火) 03:32:59.61 ID:xl5aOgAF0
  ◇◇◇◇◇


キィ、キィ

結標「ううっ、うぐっ、私はどうせ普通の子よ……」

結標「こんなに普通じゃ目立てないわ……」

ミサカ「どうしたのですか、と、ミサカは公園のブランコで泣いている少女に声をかけます」

結標「!?超電磁砲!?」

ミサカ「お姉様の知り合いでしたか、とミサカは慣れた展開に冷静に対処します」

結標「お姉様……ってことは、まさかあの実験の?」

ミサカ「……ミサカは黙秘権を行使します」

結標「……あなた」

ミサカ「……」

結標「いい口調してるわねってムスジメは感心します」

ミサカ「は」


結標「というわけでお邪魔します、とムスジメはミサカと一緒に一方通行の家にあがりこみます」

ミサカ「以下同文です、とミサカも結標に続きます」

一方「帰れ!!」
601 :結標さんは目立ちたい7 [sage]:2011/01/11(火) 03:33:38.69 ID:xl5aOgAF0

結標「嫌です、とムスジメは冷蔵庫を勝手に開けて缶コーヒーの多さにげんなりします」

一方「結標ェ……その小せェ脳ミソ床にぶちまけたくなかったらさっさとそのふざけた口調を止めるンだな」

結標「脅しても無駄です。とムスジメは言い切ります」

一方「あァ?何が無駄なのか言ってみやがれ。くだらねェこと言いやがったら昼間のお返しに素っ裸にして路上に放り出してやらァ」

ミサカ「ということは一方通行は路上まっぱの刑を受けたのですねざまぁ、とミサカは一方通行のベッドにしかれたシーツの四隅をぐちゃぐちゃにします」

一方「オマエは人のベッドで何してンだァ!」

結標「貴方の弱点を知っています、とムスジメはほくそ笑みます」

一方「アァ?弱点だァ?」

ミサカ「一方通行はこの顔と口調の持ち主には手が出せない、とミサカは助言しました」

結標「よって貴方は黙って従いなさい、とムスジメはふんぞり返ります」

一方「」



ブチッ





一方「テメェらの面なンざどンだけグチャグチャだろォが今と大して変わりねェンだよォオオオオオオ!!!!」









一方「はァ……はァ……クソショタがァ……」

ミサカ「……」

ミサカ「結標だけ殴って追い出した貴方から愛を感じました、とミサカは少しだけ顔を赤らめます」

一方「あ?」

ミサカ「何も言ってません気持ち悪いからこっち見ないでください、とミサカはとぼけます」
602 :結標さんは目立ちたい8 [sage]:2011/01/11(火) 03:35:28.24 ID:xl5aOgAF0
     ◇◇◇◇◇

結標「う……あいつ最低のセロリだわ……これで二回目よ……女の子の顔をなんだと思ってるの」

結標「鼻血は出るし……。どうすればいいのよ……もう……」

結標「鼻血キャラなんて嫌よ、私……」ヨロヨロ…



海原「おや、結標さん」

結標「?」

結標「いやあああああ!!なんでまっぱなの貴方!!」

海原「え?これは流石の僕も怒るべきですか?まっぱにしたのは貴女じゃないですか」

結標「あれから何時間も経ってるじゃない!服着なさいよ変態!」

海原「それなら僕の服を返してくださいと……。!?結標さん顔が血まみれじゃないですか!」


結標「近寄るなああああ!!!イチモツはもっと小さくてちょっと皺が寄ってるくらいがいいのよ!!!」
結標「あんたのブツなんて世界が認めないわ!!」
結標「12歳以上のブツは滅びろ!!!!!」



海原「ちょ、ちょっととりあえず落ち着いて!服を返してください」


ホロビロォオオオオオオオ!!!
ギャアアアアアアア!!!


結標「ハァ……ハァ……」

海原「ハァ……ハァ……は」
603 :結標さんは目立ちたい9 [sage]:2011/01/11(火) 03:37:30.26 ID:xl5aOgAF0


海原「あなた、充分キャラ立ってますよ……」

結標「どこがよ……私みたいなキャラ立ちじゃあ禁書じゃ目立たないのよ!」

海原「そんなことありません!とても目立っていますよ!少年を語るときの貴女はすごく輝いている!」

結標「え……」

海原「だからもっと自分に自信を持ってください。
口調だってそのままで素敵だって言ったじゃないですか」

結標「……!」

海原「自分はそのままの貴女でいて欲しいです」

結標「……海原……」


結標「ありがとう……そこまで言ってくれる人がまだ私にもいたのね」


結標「分かったわ。私……自分をしっかり持つわ」

海原「はい……」

結標「これからは、11歳の子が好むトランクスを熟知している自分をもっともっと押し出していくわ」

海原「あ、やっぱり真性だったんですね」




打ち止め「ねえあそこで見つめ合ってる二人、男の人の服がないような気がするし女の人は下着だしってミサカはミサカは」

一方「見ちゃダメだァ!まだ早ェ!!」
604 :結標さんは目立ちたい終 [sage]:2011/01/11(火) 03:41:25.27 ID:xl5aOgAF0
あわきんは書くの難しい……
お付き合いいただき有難うございました。
605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 03:57:12.50 ID:DWFZcn1y0
乙。
このグループ駄目だわ。色々と駄目だわ。
でもロリコンロリコンロリコンショタコンじゃあ統一性はあるけど個性は無いよね。
606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 03:57:50.44 ID:R/OfGGoAo
身に覚えのない露出狂疑惑をかけられる本物海原カワイソス
607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 05:16:02.47 ID:S8TXNPPAO
なんでか分からないけど死ぬほど笑った
麺類言うあわきんがシュールすぎるwwww
608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 05:17:09.74 ID:hW4BmT410
さすがアステカ
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 05:53:47.89 ID:Gw74ry0DO
全裸なんてアステカではにちじょうちゃめしごと
610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 08:49:06.09 ID:pCJBARQDO
小ネタ1レス。上条さんがしそうな説教。元ネタはdoaの英雄。聞いたことない人は是非聞いてみて



それでカッコつけてるつもりかよテメェは。そんなんで得意気になってるくせに大事なことは全部置いて来て自分自身を苦しめてるだけじゃねぇか

闇がなんだってんだよ。敵がなんだってんだよ。そんなことで足踏みしてたらいつまでたっても前に進めねぇじゃねぇか! 弱気になってんじゃねぇ! これからのテメェを示してみろよ!

男なら誰かのために強くなって、歯を食いしばって思いっ切り守り抜いて、ぶつかり合って精一杯やって、転んだらまた立ち上がって、泣いてもまた笑って……ただそれだけ出来れば英雄なんだよ!!





書き終わってなんだけど上条さんよか浜面が言いそうな感じ
611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 09:31:49.50 ID:nb0AhnPXo
英雄ってウルトラマンネクサスかなんかの主題歌だっけ
確か禁書MADでそれ聞いて結構禁書に合ってるかもって思った気がする
612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 09:50:59.81 ID:Dh2Ana5Fo
上条さん、一方通行、浜面で英雄を歌うSSがあったなぁ

>>603
いつの間にあわきん下着姿になったんだww
盛大にワロタ。乙乙
613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 11:24:07.30 ID:Snm8FNwAO
乙!

ところで砂糖スレってのが気になるんだが……
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 12:59:47.54 ID:dMFT9h++0
>>611
ウルトラマンネクサスの前期OPだな
後期の「青い果実」も名曲

つか、ネクサスもお子様起きてけぼりのハードストーリーでかなり面白い
怪獣に人質が取り込まれてるのを知らずにミサイル打ち込んでしまったり
人工的に作られた故に寿命が短い青年の苦悩とか
615 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 13:41:34.36 ID:OB5ai2ah0
ステイン良いよな
でも見る度に歯に色が付きそうなカプ名だと思う
616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 17:35:56.65 ID:Snm8FNwAO
イノケンティウス・ペン
↓合わせて
ペン・ティウス
↓ローマ字に
pen・thiusu
↓入れ替えると
penisu・thu

ペニス・チュ
617 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 17:41:44.32 ID:hW4BmT410
あ、うん
618 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 18:23:44.92 ID:dMFT9h++0
4レスほどもらいます
619 :mougenn 1/4 :2011/01/11(火) 18:24:57.23 ID:dMFT9h++0
上条「ああ、唐突に現れた美少女がなんの脈絡も無く、俺に惚れたりしないかな。空から降ってきたりさ、通学路で待ち伏せしてさ」

禁書「さらっとダメな事言わないでほしいかも。あと、大事な事忘れてない?」

上条「ま、現実はあまくないな。地道に秘密の組織のエージェントとしてがんばるかぁ」

禁書「急に変な妄想を語らないでほしんだよ……」

上条「じゃ、行ってきます」

禁書「いってらっしゃい。……え、ホントに行くの? 14歳的な妄想じゃないの?」
620 :mougenn 2/4 :2011/01/11(火) 18:25:48.59 ID:dMFT9h++0
上条「あーあ。楽して女の子に惚れられる方法ねーかなぁ」

美琴「往来のど真ん中で、わけのわからない事言い出さないでよ」

上条「おう、御坂。こんにちは」

美琴「うん、こんにちは。……じゃなくて!」

上条「まだ、おはようなのか、お前は。お寝坊さんだなぁ」

美琴「否定してるのはそこじゃないわよ!」

上条「もう、こんばんはなのか。気がはやいな」

美琴「そうでもないわよ!」

上条「ふふふ、怒りん坊さんだなぁ」

美琴「……唐突に『女の子に惚れられたい』と言い出す人間に生温かい目で見られる事って、こんなに屈辱なのね」

上条「じゃ、上条さんは急ぐんで」

美琴「あ、こら待ちなさいよ!」

621 :mougenn 3/4 :2011/01/11(火) 18:26:19.45 ID:dMFT9h++0
上条「あぁ、知り合いの美少女が俺に惚れたりしないかなぁ」

一方「あァ、幼女やJKにモテたいなァ」

上条「お」

一方「おす」

上条「行きますか」

一方「そうですねェ」

黒服「お待ちしておりました。さて今回は……」

622 :mougenn 4/4 :2011/01/11(火) 18:26:46.56 ID:dMFT9h++0
禁書「とうまがおかしいんだよ」

小萌「前からですよ」

禁書「そうかも」

美琴「アイツどうしたんだろ」

佐天「どうしたんですか? 御坂さん。ひょっとして男絡みですか? ぐふふ」

美琴「ち、ちがうわよ!」


623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 18:27:18.60 ID:dMFT9h++0
以上です

お目汚し失礼しました
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:31:32.51 ID:9vbRoSYIo

どういうことなの・・・
625 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:33:21.38 ID:2Wvq+XfPo
何がどういう事なのかさっぱり分からないわ・・・
元ネタでもあるのかな?
誰か教えて
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:41:38.86 ID:8KLgA1OGo
始まる前に終わってた
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 22:45:00.16 ID:dMFT9h++0
>>522のBabyを書いたものです

続き書きました 7.8レスもらいます

浜滝夫婦の子どもに前世の記憶を持ったまま生まれ変わった上条さんの話
通行止め要素もあり
628 :BabyA 1/7 :2011/01/11(火) 22:46:30.41 ID:dMFT9h++0
打ち止め「と言う訳でお願いね、お姉様」

美琴「ま、仕方ないわね」

当麻「だぁ(なんで、こんな事に……)」

浜面当麻の母、理后は極めて珍しい能力の持ち主であり
様々な機関に研究協力している
そのため、たまに当麻を近所の一方通行のもとに預ける
だが、今日は一方通行と打ち止めも都合が悪いという事で

打ち止め「ごめんね、せっかくのお休みなのに……」

美琴「ま、いいわよ。この美琴先生にどーんと任せておきなさい!」

ヨシミ「だぁだぁ」

当麻「……だぁ」

一方通行の娘とともに
御坂美琴の世話になる事に

「上条当麻」の記憶的に
微妙にキツイ。いや、かなりキツイ
629 :BabyA 2/7 :2011/01/11(火) 22:46:59.27 ID:dMFT9h++0
美琴「えっーと、ミルクの後はげっぷをさせるんだっけ?」

美琴が当麻を抱きあげながら
机の上の育児書に目を落とす

当麻の小さな体を包む
美琴の暖かさに瞼が重くなっていく

その時に、

「ただいまー」

今、当麻を抱きあげている人と
同じくらい「上条当麻」としての記憶が
求めている人の声が

美琴「おかえり、インデックス。早かったじゃない」

インデックス「飛行機がすいてたんだよ」

美琴「早さに関係ないわよ、それ」

インデックス「そうかも」

伸びた背と、女性らしくなった体つき
昔みた、イギリス清教の偉い人に似ている
でも、その発散する空気は変わっていない
630 :BabyA 3/7 :2011/01/11(火) 22:47:45.02 ID:dMFT9h++0
インデックス「その子たちが?」

美琴「そう、姪のヨシミと、浜面さんとこの当麻君」

インデックス「……とうま?」

美琴「そう、当麻……」

インデックスが美琴の腕の中の当麻を
見下ろして微笑んで

インデックス「ヒドイ名前付けられちゃったね」

当麻「だぁ(お前もそういう事言うんかい!)」

インデックス「確実に浮気性だね」

当麻「だぁ(シスターが赤子の将来に何言ってんの!)」

インデックス「でも、絶対にいい子になるよ」

美琴「うん、……そうね」

当麻「……だぁ」

もしも時間が戻るなら
「上条当麻」としてこの二人に
言わなくてはならない事がたくさんあるはずだ

でも、時は進むしかない

現に、進んでいた
当麻をひとり置き去りにして
631 :BabyA 4/7 :2011/01/11(火) 22:48:20.63 ID:dMFT9h++0
当麻「……だぁ(やべぇ、大きいほう)」

おむつの中が気持ち悪い
乳幼児になってしまった以上
仕方ない事だが、自分でトイレにいけないのは辛い

当麻「だぁ(さてと、誰かよばねぇと)」

最初はおむつを替えられる事に、抵抗があった
体勢が異様に恥ずかしくて
だが、現実の非情さの前に
慣れるしかなかった

当麻「びぇー(泣いて今いる人を……ん?)」

いま、この家にいるのは
一方通行の娘ヨシミ(乳幼児)
そして「上条当麻」として良く知っている

当麻(御坂とインデックスじゃん! 今いるの!)

嫌だ
あの二人におむつをかけられるのは
絶対に嫌だ

当麻(が、我慢だ! お袋か打ち止めが迎えにくるまで!)

おむつの中の嫌な感触に耐えながら
当麻は時間が過ぎ去るのを祈る

あの二人にいろいろ見られるのは
すごく、困る
632 :BabyA 5/7 :2011/01/11(火) 22:48:56.10 ID:dMFT9h++0
美琴「なんか、臭わない?」

インデックス「わ、私じゃないんだよ。こういうのは言いだしっぺが……」

美琴「ヨシミは違うわね。うん、良く寝てる」

インデックス「……無視はないかも」

当麻(やべぇ)

二人が近づいてくる
ヨシミの匂いを確認した後
当麻を抱きあげて

美琴「あ、この子じゃない」

インデックス「おむつの替えを取ってくるんだよ」

やばいと思ってもどうする事も出来なかった
だって赤ちゃんなんだもん
633 :BabyA 6/7 :2011/01/11(火) 22:49:27.04 ID:dMFT9h++0
美琴「これでよし!」

インデックス「じゃ、古いオムツを捨てておくんだよ」

美琴「お願いね」

当麻「だぁ(ちくしょー)」

全部見られてしまった
この凸凹コンビに
もう、どうしようもない……

美琴「しかっし、オムツ気持ち悪いはずなのに泣かなかったわね」

インデックス「そうだね」

美琴「当麻だからかな」

インデックス「当麻だからなんだよ」

そう言って二人は顔を見合わせて笑う

当麻(なんか、仲良くなったな)

上条当麻の知っている二人は
さほど仲が良くなかったと思う
少なくとも上条の前では
意地を張り合っている印象だった
634 :BabyA 7/7 :2011/01/11(火) 22:49:55.04 ID:dMFT9h++0
美琴「さ、ヨシミと、この子のミルク作ってくる」

インデックス「手伝うんだよ」

上条(俺のいない間にかな)

上条のいない何年か
その間に二人の関係は変わったのだろう

でも

美琴「で、あのバカはいつかえってくるんだろ」

インデックス「早く帰ってこないとひどいんだよ」

楽しそうに笑う二人
多分、変わらないところもあって

上条「だぁ」

だから、変わらない心と
変わってしまった体がもどかしい

いつか、ふたりが幸せを掴めるように
ただ、祈る事しかできないから


635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 22:51:37.97 ID:dMFT9h++0
以上です

最初にオリキャラ注意と書くの忘れてました。申し訳ない
一方さんの娘「ヨシミ」乳幼児です

お目汚し失礼しました

636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:53:05.13 ID:2Wvq+XfPo
なんて切ない物語なんだよこれ
凄くいい話なのにその分余計に胸が苦しいいいいいい
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 22:57:19.23 ID:8jykmzcso
切ないだろ。なんとか幸せにしてやってよ
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:11:24.71 ID:b+moINtPo
やめろよ…待ち続ける描写やめろよ…
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:26:07.82 ID:mPJ2dP160
>>407>>434(自称『十人十色の幸福シリーズ』)の派生エンドの1つ。8レス頂きます。
>>489とは別物、>>554とは続きとなる可能性の1つの範囲。
途中そこそこ過激なグロ描写があるので心臓の弱い方はご注意ください。

640 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 1/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:27:08.04 ID:mPJ2dP160





イギリス清教に学園都市から一人の人間が運び込まれてきたのは第三次世界大戦から四年ほど過ぎた頃だった。
同じイギリス清教に所属する土御門元春と同年代の青年。


シェリー=クロムウェルはその青年に嘗ての友人エリスを重ね、小さく溜息を吐いた。






「私にこのガキをどうしろってんだよ……一体……」






シェリーの呟きにも青年は一切反応を示さない。
病院義を着せられ簡素なベッドに身を委ねた青年は、焦点の合わない瞳を終ぞ天井へと向けていた。








641 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 2/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:28:10.71 ID:mPJ2dP160





シェリーが最大主教であるローラ=スチュアートから青年を任されたのは3日前の事である。
学園都市から回収してきたという車椅子に乗った青年に半ば無理矢理引き合わされ、簡単な説明と共に押し付けられる事となったのだ。



「此処にあるは学園都市最高峰の能力者、『一方通行』なる者―――――――――。
 シェリー=クロムウェル、貴女もクローン問題の件で学園都市と交わした契約については聞いたるでしょう?」

「ええ、まあ噂程度には……」



シェリーの返答にくつくつと笑ったローラは口元に細やかな指を当てながら「ならば話は早い」と続きを切り出す。
人を小馬鹿にしたようなその態度に、シェリーは気付かれない程度に顔を顰める。



「『一方通行』は学園都市で施された技術も最高峰ながら、第三次世界大戦時にはミーシャ=クロイツェフ相手に奮戦し勝利した能力者。
 しかも『天使の力』に酷似した大量のチカラを纏め上げ最終的には自身の姿さえも天使と化した稀有な存在……

 ――――― と聞けば暗号解読専門官の貴女としては興味が湧くものと思いたるのだけれども?」


「それはまあ、魔術的観点から徹底的に調べ上げれば何が浮き彫りになるのか、興味はありますが……」


「よし、ならば決定という事で。シェリー=クロムウェル、貴女を『一方通行 生態調査責任者』に任命するっ!拒否は許さざる、なのよ!」





「…………は?」




642 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 3/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:31:00.79 ID:mPJ2dP160




当初全く行動を見せない人形同然と思われた『一方通行』は、接してみればそれなりの反応があった。
調査の為に腕や顔を手に取ってみるとその感触がこそばゆいのか小さく微笑む。
その反応がなかなかに面白くて本格的に擽ってみればしゃくりを上げながらケラケラと笑っていた。


食事や風呂の手伝いを押しつけた世話好きのオルソラ=アクィナスにはより懐いているらしく、
偶に二人で居る所を見掛けると青年がシェリーに見せるものとはまた違う類の満面の笑みを浮かべていた。
料理上手なオルソラが作る食事が気に入った様で彼女が皿を持ってくる度に目を輝かせているのが窺えた。


なんとなく対抗意識が湧いて珍しく作ってみた料理を食べさせてみると心なしか神妙な顔をされた。
モグモグと咀嚼して呑み込んだ後、次を寄越せと口を開くのでとりあえず放りこんでみる事にする。
最初の反応が気になって一方通行が咀嚼している間にシェリーが自分の作った料理を口に運んでみると―――――


「うぇ、マズっ!なんじゃこりゃ」


どうやら砂糖と塩を間違えるなんていうベタな失敗をしてしまったらしい。
うぇ。と最早自分が作った料理であるにも関わらず食べる気の失せた皿を机の端に寄せると、再び青年の口が開かれた。


「……えぇ?お前、これ本気で食うのか?」


皿と青年を見比べて尋ねるが、一向に口を閉ざそうとしない一方通行の口へ仕方なしにもう一度運ぶ。
そしてモグモグと咀嚼している間気まずそうにその光景を眺めるシェリーに目を遣り、―――― 唐突に、ププッと笑った。


「て、テメェ!さては味オンチなんかじゃねえなっ!」


廃人とも言える人間に気を遣われたのだと悟ったシェリーは顔中を真っ赤に染めながら、
人を騙した罰だと言わんばかりに一方通行の頭をグシャグシャと乱暴に掻き撫でた。
だがそれすらも気持ち良さそうに目を細めて撫でつける手を強請る彼を見て――――――――――――、


「………はいはい。お前には負けたよ」



シェリー=クロムウェルが一方通行に釣られて、小さく笑った。




643 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 4/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:32:05.81 ID:mPJ2dP160



詰まる所、シェリーは一方通行という青年を気に入ってしまったのだ。
観察対象としてではなく、10歳近く年の離れた弟の様な存在として。



「ま、偶にはこんな仕事もいいか」



近所の洋菓子店で一方通行に与える菓子を購入しながら、
シェリー=クロムウェルは自分らしくないと自覚しつつもそんな事を考えていた。



「おい喜べクソガキ、今日はスコーン買って来てやったぞ」



ついつい弟分を甘やかしてしまうシェリーはよく彼にこっそりとおやつを与えていた。
別に秘密裏に行うことはないのだが、他人にバレると後ろめたいというか、恥ずかしい。


実はジャパニーズである彼の為に神裂にわざわざ頼みこんで和菓子を分けて貰ったこともあるのだが、
嘗て一方通行が自分の意思で行動していた頃の彼が和菓子どころか甘味や菓子を殆ど口にしていなかった事など彼女は知る由もない。



「クソガキー?」



オルソラ辺りが風呂にでも連れて行ったのだろうか?自分では動けない筈の一方通行の姿が見当たらない。
嫌な予感がした。
慌てたシェリーが『必要悪の教会』の談話室へと駆けこむと、






「ああ、シェリーさん。あなた『一方通行 生態調査責任者』から外されちまってましたよ?
 まあ良かったってもんじゃないですか。学園都市の人間、しかもその第一位なんてのに関わったってロクな事ねぇでしょうし」



644 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 5/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:33:56.15 ID:mPJ2dP160


自分に気付いて発せられたアニェーゼ=サンクティスの言葉に、シェリーは絶句した。
一方通行の担当官を外された?何故?



「何でも餅は餅屋って事で、最先端科学によって造られた能力者『一方通行』は
 やっぱりイギリス最高峰の科学技術研究所で調査するのが妥当だろうって話になったらしくて――――」



ペラペラとアニェーゼは語り続けるが、シェリーの耳にはその半分も入ってこない。
何種もの薬物を投与し催眠術を施され電気刺激といった特殊な能力開発技巧を幾つも受けてきた
『一方通行』という素材を科学的に調べようとすればどうする?


決まっている。身体の至るところを切り開いて、無理矢理その全てを暴きだすしかない――――――


シェリーの脳内におぞましい想像が走った。
想像どころかいずれ現実となってしまうであろう光景。


弟の様に可愛がっていた青年がその体を何の気遣いも温かみもなしに無機物の様に切り刻まれボロボロにされる。
友人だったエリスと同じく、科学と魔術の混在した身勝手な世界に巻き込まれ何の罪もなしにその命を削ってゆく。



「あの女ぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!」



最終判断を下したであろうローラ=スチャートへの怒りが一気に込み上げ蟀谷に血管が浮かび上がった。
懐に携帯していたチョークに手を据えゴーレムを形成しての襲撃すら試みる。
しかし、


常任の目には理解出来ない早さで彼女の右手にあったチョークが粉々に砕けながら弾き飛ばされた事で、
彼女はその決断も阻まれた。



「――――― 彼について、少しばかり知る所があります。………付いて来て下さい」



天草式十字凄教の女教皇、聖人・神裂火織によって反逆の意さえ圧し折られたシェリーには
ただその要求に静かに頷き彼女の後を追う選択肢しか許されなかった。

645 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 6/8 [saga]:2011/01/11(火) 23:35:48.20 ID:mPJ2dP160



「あの青年………一方通行の友人に当たる人物にひとり私達の知り合いが居るんですよ。――― 上条当麻。
 私は彼から一方通行の現状を伝える様頼まれていまして、先日はシェリーさんが彼に和菓子を与えていたと話して喜ばれました」

「………気付いてやがったのか」



存外、貴女も分かりやすいお方ですからと語る神裂の真意を掴み取れないシェリーはただ黙って彼女の話に耳を傾けるしかない。
神裂もそんなシェリーの態度に余計な事をこれ以上挟まずに正直に話そうと姿勢を正す。



「一方通行は此処へ、自らの意思で赴いたそうです。………大事な家族であるクローンの少女を助ける為に」

「………か、ぞく」

「貴方が大事なご友人の為に学園都市を攻めた様に、彼もまた大事なご家族の為に此処までやってきたのです」



神裂の言いたい事は何となく解った。
これは一方通行自身の意思である。だからイギリス清教全体を敵に回す様な馬鹿な事はやめろと、そう言いたいのだろう。



「……でも、私にはそんな事関係ないね。あのガキが庇ったっていうクローンも今は安全だって保証が付いたんでしょう?だったら――――」



シェリーの台詞に、神裂が緩く首を振った。
悲痛な面持ちでシェリーを見据え、言い聞かせるようにゆっくりと言葉を吐く。



「――――― 彼の研究が第三者の介入によって成されなかった場合、イギリス清教は彼本人に条約違反の意思があると見做し彼のご家族……
 ………学園都市が製造したクローンの上位個体を、ネットワーク切断を虚偽した危険因子として学園都市へ殺傷処分の要求する予定だそうです」



目の前が真っ暗になった。
科学サイドも魔術サイドも、ここまで腐っていたというのか。


此処で彼を全ての悪から奪おうとすれば、それこそ彼が命を賭けて護った少女を見殺しにする事になってしまう。
彼本人の命と、彼が護ろうとした少女の命。
シェリー=クロムウェルはどちらを立てる事が一方通行という青年にとって一番の幸せであるかを自分なりに考え、そして――――――

646 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 7/9 [saga]:2011/01/11(火) 23:37:51.98 ID:mPJ2dP160







「…………シェリーさん、科学技術所の方からお荷物が届いているのでございますよ」

「ああ、そこ置いといて」



遠慮がちに交わされたオルソラの言葉に、シェリーがぶっきら棒に返事をする。
荷物の内容は解っていた。DVDだ。


一方通行の『科学的見地からの研究』を纏めた映像資料。


どのタイミングで彼の『天使の力』が最も高調するのか把握できていない現状では
科学的な研究を行いながらも魔術解読の専門官もその研究に同席した方が良いだろうとの判断を下したイギリス清教は、


しかし談話室でゴーレムを召喚しようとする騒ぎを見せたシェリーを素直に研究所へ立ち合わせるのではなく
DVDの映像から解析を行うよう彼女へ指示を出した。




シェリーはいつも通り箱を漁ってDVDのケースを取り出すと、
古書に囲まれた図書館の様な室内には似合わない薄型テレビのスイッチを入れて再生ボタンを押す。


何てことない。これが、『日常』だった。






647 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 8/9 [saga]:2011/01/11(火) 23:41:03.44 ID:mPJ2dP160





『あ``、あ``う、あ``あ``あ``……』



少量の麻酔を投与しただけで意識を保ったまま体にメスを入れられた一方通行が声にならない呻きを上げながら誰かを求める様に手を伸ばし揺らす。
だがその両手は誰にも握り返される事無くただひたすら空を切る。



『あ``、 あ``、 あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ``!!!!!!!!』



脳を直接掻き回す様に弄られ、監察官として傍に控えた魔術師によって術式で心を暴かれた一方通行がもがき苦しむ。
身体を。精神を。思い出を。決心を。償いを。絶望を。人生を犯されてゆく光景、
全てのトラウマを無理矢理引き摺り出され、それを勝手に人に覗かれ、身体の全てを切り刻まれた一方通行が強烈な叫びを上げた。



『あ``う!あ``、あ``、 あ``あ``あ``!!』



水流操作を施した魔術が一方通行の細い体に叩きつけられる。対天使戦の再現だとでもいうのだろうか。
心拍や体温など様々な計測機を覗きこんだ科学者達が何の変化も見せない事を確認し、より強力な魔術を術者へ促した。


無遠慮に叩きこまれた攻撃にバタつかせた腕をキーポイントとでも見做したのか、研究者はそこに再びメスを入れ、
得体の知れない薬物を血管に繰り返し投与してゆく。



『あ`` あ``!! あ``あ``!!あ``あ``あ``あ``あ``あ``あ````あ``あ``あ``あ``あ``!!!!!!!!!!!』



一方通行が今日一番の叫びを上げる。
最も効果のあった深層心理へ干渉する魔術を行使され催眠効果のあるらしい薬に思考の全てを奪われた一方通行が
大量の汗と涙を浮かび上がらせながら、再び誰も応えない非常な天へと向けて必死に腕を伸し――――――――。





648 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type B 9/9 [saga]:2011/01/11(火) 23:42:00.81 ID:mPJ2dP160






シェリー=クロムウェルは、貞操以外の全てを犯され尽した弟分を画面越しから無表情に眺めていた。
同じ様な映像は何度も見させられた。通算にして23本。
始めの頃はまともに見ていられなかった映像も、今では何の抵抗もなしに観察し続ける事が出来る。



「なあ、お前にとっては本当にこれが幸せだったんだよな――――――?」



少女の為に決断した青年の意思を尊重する道を決断した女は
彼に引き合わされた時の様にその姿に嘗ての友人を重ね、―――――――――― 弱く儚い声で、小さく呟いた。



「――――――― 何もしてやれなくて、ゴメンな………アクセラレータ」








十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Shelley Cromwell ; End type = Bad End.(完)




目を反らす事は冒涜だった。
そして、彼女は初めて名を呼ぶ。



649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:43:59.75 ID:mPJ2dP160

以上です。ゴメンなさい、途中から9レスに変更しました。

シェリーたんと一方さんなんて珍しい組み合わせのほのぼのに見せかけて一気に落としてみる作戦。
>>554からの続きの場合はねーちんの「ええ。一方通行なら無事に生活してますよ」って嘘報告が入る。

とゆうか皆グロ平気だった?俺はちょっと感覚狂ってる節があるからそこが恐い……
皆さんのご迷惑も考えずにこんな公共の場でダラダラと続けちゃって申し訳ないです、ハイ。

650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:46:30.40 ID:hW4BmT410
泣いた
651 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:47:10.85 ID:8KLgA1OGo
脳を嬲られてるのは、HUNTERXHUNTERのアレを思い出した
あまりグロくないし問題ないすね
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/11(火) 23:49:00.39 ID:9R3Pocgc0
一方さん…辛いなぁ。

でも良かった!良かったと言うと語弊があるけど、こういうエンドもありだと思う。
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 23:53:31.20 ID:8jykmzcso
いや、グロは平気なんだが、この話の前だと、もう自分の書いてる欝モノなんてちゃんちゃらおかしいなって感じで。
素直に腹見せて尻尾引っ込めて寝転がります。

そんだけ凄いって事。乙。
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 00:12:43.65 ID:fE9/frIH0
救いが無いけれど、でも一方さんが自ら選んだ道なんだよな…十人十色の幸福良いです
こういう話好きだ、乙です!
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:05:42.99 ID:SIyjj+0so
乙…胸に何かこみ上げるものが…
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:10:00.02 ID:wzetEuEO0

一方さんと引き離された打ち止めは、彼の望み通りに必死で幸せになろうとするだろうけどよ…
なれねえよ…絶対神裂の嘘報告嘘だって気づいてるよ…
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:36:27.17 ID:aBj3dplIO
行くわよ、幻想殺しの続報って来てない?
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:40:06.26 ID:fU9uqFCDO
十人十色はそろそろスレ立てて分離したらどうだ
659 :>>649 [sage]:2011/01/12(水) 01:45:31.20 ID:bky0PHkH0
>>658
ゴメン。残り1本で終わらせるからオラにあと少しだけスペースを分けてくれい。
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:47:59.72 ID:WHePgaM0o
>>657
まだ
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:54:29.57 ID:65cPpJ0jo
スレ立ててもらってがっつり1000レス読みたいなぁとか思ってないよほんとだよ
>十人十色
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:58:43.13 ID:YKyJLlK0o
すみません。まことに自分勝手なお願いなのですが……。

ええと、「十人十色の幸福〜」は鬱だというので、鬱が苦手な自分は読んでいないのですが、
その後の感想レスで「脳をなぶられる」とか「一方さんが可哀想」とか「神裂の報告は絶対嘘」とか、
感想を読むだけで意味は分からないけれど内容の概要を把握できて鬱になってしまうようなレスがあり、
それを見るたびに少し気分が悪くなるので、この次も鬱な話になるのでしたら、やっぱりスレ立てをしてほしいです。
もしくは、感想レスで内容について触れないようにしていただきたいです。

感想も避けるというのは少し難しいですし、他の作品は読みたいのです。
本当に申し訳ないのですが、どうか考えて頂きたいです。
お願いします。
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:01:08.20 ID:WHePgaM0o
あと1本だっつってんだからガマンしろよ
それすら出来ないならまとめサイトで読め
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:05:18.98 ID:NAhxD7v3o
もうちっとマイルドにしてくれ
痛い系はキツい
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:05:18.98 ID:S1VoF4Z/o
十人十色は最後一方さんが天使化してみんなを平和にすればいいよ
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:18:45.11 ID:am/BS36Ro
実際人を選ぶ作品ではあるからな・・・
気持ちは分かる
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:29:23.95 ID:fE9/frIH0
こういうのって書きたい人が書きたいものを書いて、それを見せてもらってるのが俺達の立場じゃないのか?
内容の変更を要求したりするのが普通なのか?
確かにどんな感想を抱いて、どう書き込むかも自由だと思うが、ちゃんと注意書きしてるのにまで噛み付くのはアレだと思うんだが…
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:49:33.67 ID:64+ByY+AO
正論だとは思うが、ここは総合スレで人が多い以上ある程度の自主規制は必要だと思う
専用スレでやるなら好き勝手絶頂やろうが自由だけど
全員が全員NGできる環境というわけじゃないんだし、配慮は必要じゃないか?
「嫌なら見るな」の理論は暴力的すぎる
669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 02:56:27.61 ID:KWM3rsax0
感想レスはちゃんとアンカーつければ感想とその他を区別するのに役立つんじゃないかと思うんだが。
それか感想は頭に一言書くとか。
あと一本だそうだし、スレ立ては難しいだろ。
でも投稿すんなってのもアレだし、読みたい人もいるし。

適当に配慮しあえばいいんでねえの。
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 03:34:11.26 ID:OUydx7vAO
つまりもうちょっと心にまろみを持って見るべきという事か
671 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 04:23:53.35 ID:u1+P/0t+0
切ないです。とてもGJ!!
でも8レス目が気持ち悪くなったというか、胸が痛かったです…
最後のひとつ。全力全裸待機しております。
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 06:22:09.55 ID:2UYXwbeAO
>>670
「まろみ」言うなwwコーヒー屋を思い出させられたwwww
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 06:29:30.99 ID:RqSQkRsAO
>>668
「俺様の気に入らないモノは投下すんな」ってほうが余程暴力的だと思うんだけど
674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 07:40:53.45 ID:HtW6OQUDO
気持ち悪いってか胸が痛いって感想に全力同意
痛グロ欝系耐性の低い俺にはクラクラするぜ



それはさておき内容に触れるような感想の時は安価つけるって感じでいんじゃね?
いつまでも議論してたら次の人が投下できんぞ
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 08:05:22.44 ID:OqE2G1LIo
つまりこの流れは俺に姫神×吹寄の百合モノを書けという流れだな?


まあグロ苦手ってのは分かるけど専ブラ入れてNGにするのが一番てっとり早いんじゃなかろうか
感想レスする奴も出来るだけ安価付けるようにして連鎖あぼーんしやすい様にするとか
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 08:26:08.45 ID:jS/px0w3o
>>668
表現なんてそんなもんだろ
読み手は嫌なら目をそらせる自由があるんだし
677 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 08:30:01.29 ID:jS/px0w3o
>>675
>姫神×吹寄の百合モノ
すげえ読みてえじゃねえかww
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 11:25:03.37 ID:LYDXPyiSO
んー…グロってのは腰で切断して脊柱引きずり出してその穴に突っ込むとか
眼球舐めながら腹部切開した穴に突っ込むとかそういうのだと思ってた

何が言いたいっていうと耐性付けようぜって話
679 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 12:00:03.03 ID:WlLjqxK3o
それはまたえらいぶっとんでるな
680 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 12:32:38.70 ID:uXNFYAiDO
わろた
681 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 12:35:13.76 ID:am/BS36Ro
まあ何にせよこういう議論が起きるって事は多かれ少なかれ読む人に強烈なインパクトを与える作品って事か
ここまでとんがって無くてもいいけど自分もそんな作品書けるようになりたいものだ
682 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 12:49:53.18 ID:NAhxD7v3o
前提として全年齢板・スレであるということと、ハードな表現は苦手な人がいるということは弁えたうえで投下したほうがいいと思う
事前注意を免罪符にする(=注意が必要だと自覚してる)なら、せめて本文はあぶり出しで書くくらいはしようぜ
もちろん読む側にもスルー耐性やNGをすることは重要だけどな

不特定多数が読んで、書いて、楽しむ場所なんだから、節制を持つのは大事なことだ
683 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 13:04:25.40 ID:jS/px0w3o
誰だって苦手な表現あって大なり小なり我慢してるだろ
特定の表現だけ弁えろとか我がままにしかみえん
684 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 13:16:26.17 ID:afQwOyVro
読み手が我慢しろというのも度を過ぎれば我がままじゃないかね
ま、線引きが難しいからこそカンカンガクガクになっちまうんだろうけど
685 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 13:42:40.13 ID:vWXh2MU4o
これって要するに最近話題の都条例と同じだよね。あまり言いすぎると書き手の自由度下げるからほどほどに
ただガチなエログロなんかは隔離するか反転した方がいいと思うけどね。反転はフォント固定ブラウザだと無効だけど

とりあえず読み手も書き手もスマートに行こうぜ、紳士諸君
686 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [!orz_res]:2011/01/12(水) 14:08:12.31 ID:yDqd1zvuo
反転てすと
687 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 14:17:03.84 ID:jYQtaOQ20
みんないったい何と戦っているんだ
688 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 15:23:21.21 ID:RqSQkRsAO
もうルールに「万人受けする万能SS以外投下禁止」って明記しろよ

こんな不特定多数が集まって動いてるスレなんて多様な嗜好を持つ人間が居るのは大前提だろうが。
それをお互いに尊重しつつ自分も好きに振る舞うのが皆で楽しむ為の絶対条件だろ。

それを気に入らないからやめろだの嫌なら読むなだのと、我を通すしか出来ないガキしか居ないんなら
このスレに存在価値なんかねえよ。
689 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 15:34:53.44 ID:rF2yBLKAO
>>662
感想くらいで鬱になってたら禁書と超電磁の原作読めなくね?
禁書3巻や13巻とかかなりグロいし超電磁の4巻とかグロい上にかなり鬱だし
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 16:06:46.72 ID:Dh2Nrl/Mo
>>689
どうせ騒いでるヤツは原作読んで無いSS知識だけのやつだからほっといてやれよ
691 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 16:25:20.76 ID:jO4ObU6SO
流れをブッたぎって投下

グダグダMAX
692 :マジカルバナナ :2011/01/12(水) 16:27:22.44 ID:jO4ObU6SO
――『グループ』


皆「「マジカルバナナ♪」」

土御門「バナナと言ったら奉仕♪」

一方通行「奉仕っつったら、メイド」

結標「メイドって言えばご主人様♪」

海原「ご主人様と言えば御坂さん♪」

土御門「御坂と言えば中学生♪」

一方通行「中学生っつったらババァ」

結標「ババァって言えばショタな孫♪」

海原「ショタな孫と言えば御坂さん♪」

土御門「……み、御坂と言えばレールガン♪」

一方通行「レールガンっつったら電気」

結標「電気って言えばピカチュウ♪」

海原「ピカチュウと言えば御坂さん♪」

土御門「……」

土御門「おい、海原。ちょっと表出ろ」
693 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 16:28:54.71 ID:hM/TqWxRo
海原…
694 :ましばな [sage]:2011/01/12(水) 16:29:16.55 ID:jO4ObU6SO
以上

誰かがもうちょっと上手く、そして他の集まりでも書いてくれること希望
俺にはこれが限界です
695 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 16:50:00.62 ID:/AIG6neIO
褐色肌の女の子が泣いてるよ
696 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 17:25:37.33 ID:LnVnq7xho
ワロタwwwwww海原さすが歪みねえな
一方さんがきちんと参加してるのに一人だけ冷静(♪なし)なの萌える
697 :睡眠不足の為れ果て1/1 :2011/01/12(水) 17:28:05.45 ID:heGDJiUAO
エロ注意


上条「あ、一方通行。MERON食うか?」

一方通行「うっせェ消えろ」

上条「HEROINもあるぞ?」

一方通行「ドコの麻薬密売人だよ。つかオマエロシアから生きて帰ってたのか」

上条「なんせHEROだからな」

一方通行「えー……ロクでもねェヒーローだなァオイ」

上条「打ち止めLOVE ROMAN!」

一方通行「その臭ェモン仕舞えロリコンが」

上条「おっとソーリー。打ち止めを思い出すだけでMEROMEROなんだ」

一方通行「殺してェロリコン殺してェ」

上条「E(;ROЯ)ヨ」

一方通行「(##H□H)凸」
698 :睡眠不足の為れ果て1/1 :2011/01/12(水) 17:29:02.00 ID:heGDJiUAO
30分待つとか俺にとって拷問だからじゃんじゃん投下するじゃん
俺は寝る!
699 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 18:02:35.55 ID:a3QR2OeD0
>>698

そう言われると30分待ちたくなるのがジャスティス

2,3レスもらいます

上琴 むしろ上条←美琴
700 :いつか、きっと 1/2 :2011/01/12(水) 18:04:22.14 ID:a3QR2OeD0
美琴「ちょっとアンタ」

何でもないような当たり前の一日の終わりに
ただ、偶然姿を見かけただけで
その日は特別な日になる

上条「なんだ御坂か。何か用か」

美琴「別に用ってわけじゃ無いけど」

ただ、声を聞きたかっただけ
もちろんそんな事を口に出せるほど
素直な性格はしていない

美琴「何よ。用がなきゃ話し掛けちゃいけないほどの大物なわけ? アンタって」

上条「そうじゃねぇけどさ」

美琴「だったら別にいいでしょ」

上条「いいけど、俺が急いでる時は見逃せよ。特売とか、まじゅ……、特売とか」

美琴「そんなに特売が大事なわけ?」

彼が言いかけてやめた言葉を、聞きなおす事はしない
秘密があるのは、何となくわかっている
でも、踏み込んでいく勇気はない
こういう事には、臆病になってしまう

上条「大事に決まってんだろ。貧乏学生なめんなよ」

にやりと笑いながら彼が言う
つられて笑ってしまう
それを嬉しいと感じた事が
ちょっと恥ずかしくて
701 :いつか、きっと 2/2 :2011/01/12(水) 18:05:28.50 ID:a3QR2OeD0
美琴「じゃあ、見逃してあげない事も無いわね」

上条「すごく上から言うな、お前」

つい、ひねくれた事を言ってしまう
だって突然、「私はあなたと一緒にいると嬉しいの」
そんな事をいえるようにはなれない

美琴「で、今は暇なの?」

上条「まぁな」

美琴「そっか。じゃ、ちょっと散歩でもしない」

上条「俺もお前もそういう柄じゃないだろ」

美琴「はぁん? なぁんですってぇ?」

上条「いや、何でも。じゃ、散歩すっか」

一緒に歩けるだけで
ドキドキする
でも、自分だけなのだろう

でも、いつか

美琴「うん、いこっか」

上条「おぅ」

彼にもこの気持ちを感じるようになって欲しい

ただ、一緒にいる事で


702 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 18:07:02.78 ID:a3QR2OeD0
以上です

片思いキャラほど応援したくなります。ステイルとかむぎのんとか

お目汚し失礼しました
703 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 18:30:31.68 ID:WHePgaM0o

片思い全開のキャラはいいよなあ
704 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 18:36:17.95 ID:QM4azXG40

最近しょっちゅう書いてる人だよな
地の文が淡々としすぎてて煮え切らないというか・・・せめて句点付けて欲しい
話がいいだけに気になって仕方が無い
705 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 18:40:54.08 ID:KWM3rsax0
>>692
土御門「バナナと言ったら奉仕♪」
頭からこれの時点でもう何も言えねえ。

>>702
乙 最近の美琴はツンが足りないと思うんだ。
706 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:35:06.70 ID:KWM3rsax0
誰も来ないみたいなんで、15レスくらい貰いまっす。

ひたすらグダグダダラダラ。寒いから季節は夏で。
707 :ブレイカー 1/15 :2011/01/12(水) 21:36:19.58 ID:KWM3rsax0

上条「あー、暑い……」

禁書「暑いね……」

一方「あっちィ……」

上条「……何でお前ウチに来たんだよ」

一方「狭ェ方がクーラー効いてると思ったンだよ、クソッタレが……」

禁書「クーラーそのものが安物だから、そんなことも無かったんだよ……」

上条「まあ、その安物すら今はないんですけどね……」

一方「あっぢィィィィィィ……」

上条「ってかお前黄泉川先生のとこに帰れよ……むしろ俺も行きてえよ……」

一方「もうあの炎天下を歩く電池がねェよ……」

上条「反射全開で来たのか……」
708 :ブレイカー 2/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:37:28.79 ID:KWM3rsax0

禁書「あー、とうまよりは冷たいかも……」ピトッ

一方「ガキの高ェ体温でくっつくンじゃねェよ鬱陶しい……」

禁書「でも無いよりマシってだけで、別に快適ではないんだよ……」

一方「だから離れろっつってンだろォが……」

禁書「でも無いよりましだから離れたくないんだよ……」

上条「見てるこっちとしても暑苦しいな……俺にへばりつかれるよりはマシだけど……」

禁書「とうまはちょっと汗臭かったかも……」

上条「暑いんだから仕方ねえだろ……」

禁書「短髪はまだかな……?」

上条「まだじゃねえの……?」

一方「なンで俺が巻き添えくらわねェといけねェンだ……」

上条「ウチに来たからだろ……」

一方「アイスコーヒー飲みてェ……三下ァ、超電磁砲に買って来させろォ……」

上条「自分で頼めよ……でも俺もガリガリ君頼もう……」カチカチ
709 :ブレイカー 3/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:38:29.07 ID:KWM3rsax0

禁書「私はハーゲンダッツが良いかも……」

上条「チョコモナカジャンボだな、分かった……」カチカチ

禁書「それならモナ王が良いんだよ……」

打ち止め「こんにちはー! って、ミサカはミサカはおじゃましまーす」

上条「違うミサカが来た……。ってか打ち止め、なんかそれはおかしくないか……」

一方「何しに来た打ち止めァ……ここに楽園はねェぞ……」

打ち止め「貴方の隣が私の楽園なんだよって、ミサカはミサカは……はうぁっ!?」

上条「どうした打ち止め……」

禁書「もっと体温を下げるんだよ……」

一方「下げれたら下げてるっつうンだよ……」

打ち止め「そんなピッタリ寄り添って……まさか浮気!? ってミサカはミサカは愕然としてみる……」

一方「まずお前の恋人じゃねェし……」

打ち止め「なんでこんなに暑いのに貴方はクールなの? って、ミサカはミサカは早くも暑さでぐったりしてみる……」
710 :ブレイカー 4/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:39:58.52 ID:KWM3rsax0

上条「打ち止め、なんかアイスいるか……?」

打ち止め「ガツンとミカンが……あれ? どれが片仮名でどれが平仮名だっけ? ってミサカはミサカは悩んでみる……」

上条「インデックスー、どうだっけー? ガツンとみかん?」

禁書「どうでもいいかも……」

一方「どっちだろォと伝われば問題ねェだろ……」

上条「それもそうか……」カチカチ

打ち止め「というかなんでこんなに暑いの? ってミサカはミサカは早くも限界かもしれない……」

上条「ああ……インデックスと打ち止めは風呂に水でも張って入ればいいんじゃね……?」

禁書「それいいかも……」

一方「この狭い部屋に4人は暑苦しいしなァ……」
711 :ブレイカー 5/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:40:44.88 ID:KWM3rsax0

上条「狭いとか暑いとか連呼すんなよ……ほら、タオル……」

打ち止め「ありがとうって、ミサカはミサカは……うー……」

上条「熱中症で倒れる前に行ってきなさい……」

禁書「とうまー、私上がったら着替えたいかも……」

上条「イギリスとか行ったときの出しといてやるよ……ってか打ち止めも着替えるか……?」

打ち止め「出来れば貸して欲しいかも……って、ミサカはミサカは牛歩の如く進軍を開始したり……」

禁書「私も行くんだよ……」

一方「……三下ァ……お前、アレだな……」

上条「なんだよ……」

一方「主婦みてェだな……」

上条「…………お前は働かないアル中の夫か……?」

一方「……あァ、ツッコミもだりィ……」
712 :ブレイカー 6/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:41:49.35 ID:KWM3rsax0

上条「お前も打ち止め達と一緒に入ってくれば……?」

一方「入るかボケがァ……」

上条「ってかお前結局男なの女なの……?」

一方「さァなァ……」

上条「さあって……」

一方「……マジでどっちだっけか……」

上条「オイオイ……」

美琴「おいーす、クーラー持ってきたわよー」

上条「やっとか……」

一方「遅ェンだよ……」

美琴「うっさい、アンタらがアイスとかコーヒーとか買わせるからでしょーが」

黒子「クーラーで両手が塞がってることを考慮して欲しかったですの……」
713 :ブレイカー 7/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:43:02.45 ID:KWM3rsax0

上条「だって暑いんだもの……」

一方「お前が壊したんだから自業自得なんじゃねェの……?」

美琴「……まあ、そうだけどさぁ……」

黒子「私はとばっちりですの……」

打ち止め「お姉さまー! って、ミサカはミサカはタオル一枚で抱きついてみたり!!」

美琴「う、打ち止め!? なんでアンタそんな格好なの!?」

黒子「……ああ、これが噂の『先にシャワー浴びてこいよ』なのですわね……」

美琴「なな、ひ、人の妹になにやってんのよアンタらはあああああああ!!」ビリビリィ

上条「うわっ!」キュイン

一方「お前……また家電ぶっ壊すぞ……」

打ち止め「ミサカは水浴びしてただけだよ? ってミサカはミサカはちょっとビリビリするかも」

黒子「お姉さま……ウブなのはいいですが、流石に過剰反応しすぎですの……」

美琴「う、そもそもアンタが変なこと言うからじゃないの!」
714 :ブレイカー 8/15 [sage]:2011/01/12(水) 21:44:19.76 ID:KWM3rsax0

打ち止め「じゃあ私は戻るねーって、ミサカはミサカは颯爽と去ってみたり」

上条「挨拶だけしにきたのか……」

一方「ってかさっさとクーラー付け替えやがれ……暑いンだよ……」

上条「御坂、さっさとやっちゃってくれ……」

美琴「はいはい……ってかホント暑いわねこの部屋……」

黒子「だいたいお姉さまのせいですの……」

美琴「……さあ黒子、さっさとやっちゃうわよ……」ガチャガチャ

一方「そっちのジャッジメントは何か弱みでも握られてンのか……」

上条「一方通行、世の中にはいろんな人がいるもんなんだ……」

黒子「変人扱いはやめて欲しいですの……」ガチャガチャ

美琴「変態だもんね……」ガチャガチャ

黒子「……それではお姉さま、頑張って下さいまし」

美琴「え、手伝ってくれないの……?」ガチャガチャ
715 :ブレイカー 9/15 :2011/01/12(水) 21:46:21.83 ID:KWM3rsax0

一方「もォ壊すンじゃねェぞお前……」

上条「二人でさっさとやってくれよ……」

黒子「何の報酬も無いのにやってられませんの……」

上条「まあ、暑いしな……」

黒子「さて、では私も水浴びおば……」

一方「やめろ変態が……」

美琴「あの子に手ぇ出したら承知しないわよ、まったく……」ガチャガチャ

上条「……なあ、一方通行」

一方「あン?」

上条「御坂の方が、お父さんっぽいな……」

一方「……あァ、っぽいな」
716 :ブレイカー 10/15 :2011/01/12(水) 21:47:21.25 ID:KWM3rsax0

美琴「え、何? なんか言ったー?」ガチャガチャ

一方「いや、お前ら夫婦みてェだなァって……」

美琴「ぶっ!!」ビリビリ

上条「お前、だから壊すなよ……?」

美琴「だ、だからアンタらが変なこと言うから……」ギャチャゴンゴン

黒子「というか、なに勝手にお姉さまの旦那様の席に収まっているんですの……?」

上条「は? 旦那様?」

一方「旦那は超電磁砲だろ?」

美琴「え?」

黒子「は?」
717 :ブレイカー 11/15 :2011/01/12(水) 21:47:58.65 ID:KWM3rsax0



禁書「あ、短髪だ」

打ち止め「ふーいい水でしたなぁ、って、ミサカはミサカは満足満足!」

美琴「……なんかアンタ達は快適そうねぇ……」カチャカチャ

禁書「さっぱりしたんだよ!」

打ち止め「わあ、新しいクーラーだ! って、ミサカはミサカはなんとなくテンション上昇!」

一方「邪魔すンじゃねェぞ、打ち止め……」

上条「インデックスも噛んだりするなよ……」

禁書「とうま、人をワニか何かと勘違いしてない?」

上条「似たようなものだろ……」

禁書「がっふるるるぅ!!」ガブッ

上条「ぎゃー!!」
718 :ブレイカー 12/15 :2011/01/12(水) 21:48:49.24 ID:KWM3rsax0

黒子「小さいお姉さまは私と遊びませんでございませんこと……ウフフ……」

美琴「あんた口調おかしいわよ……」カチャカチャ

一方「打ち止め、ソイツには近寄ンなよ……」

上条「いてえよ……いてえよ……」

禁書「なんかもう暑いんだよ……」

打ち止め「あれだけ暴れれば当然かも、ってミサカはミサカは言いながらも結構暑い……」

美琴「……あー疲れた。暑い。休憩よ休憩……」

一方「一息にやっちまえよ……」

美琴「そもそも業者に頼みなさいいよ……」

上条「そんなの待ってられねえよ……」

黒子「まあこの暑さですものね……」
719 :ブレイカー 13/15 :2011/01/12(水) 21:49:40.42 ID:KWM3rsax0

禁書「アイス食べようよ……」

美琴「……あー、自分の分買ってくるの忘れた……」

打ち止め「お姉さま可哀想、ってミサカはミサカはガツンとみかん」

黒子「んもう照れくさいですわねお姉さま。この黒子、言い訳などせずとも間接キスくらい」

美琴「いらない」

一方「……あァ、三下。そォいや、俺が買ってきたアレがあるンじゃねェか」

上条「ああ、そいうやそんなものもあったな」スタスタ

禁書「ちょうどいい感じに冷えてるんじゃないかな?」

打ち止め「あなたは何を持ってきたの? ってミサカはミサカは訊ねてみる」

一方「西瓜」

美琴「おお」

黒子「なかなか風情があっていいですわね」

上条「…………」

上条「ビリビリ……明日は冷蔵庫頼んだぞ……」

美琴「……え?」

一方「さっきの電撃だろォな……」
720 :ブレイカー 14/15 :2011/01/12(水) 21:50:21.15 ID:KWM3rsax0


禁書「ぬるいんだよ……」シャクシャク

上条「微妙にな……」シャクシャク

一方「不味くはねェがよォ……」シャクシャク

打ち止め「この微妙に冷え切ってない感じがなんともいえないねって、ミサカはミサカはフォローしてみたり……」シャクシャク

黒子「小さいお姉さま、微妙にフォロー出来てませんの……」シャクシャク

美琴「うう……」シャクシャク

上条「御坂、クーラーはあとどれくらいかかるんだ?」

美琴「もうそんなにかからないわよ……。あとはアンタでも出来るんじゃない?」

上条「そっか。じゃあさっさとやっちまうわ……暑いし……」

上条「……ん? これどうするんだ?」

一方「……なンだよ、もう殆ど終ってるンじゃねェか……貸せ」カチャカチャ

黒子「あら、流石に第一位はなんでも出来ますのね」

打ち止め「でも乙女心は分からないんだよねって、ミサカはミサカは愚痴ってみたり」

禁書「それはとうまも一緒かも」

上条「知らんがな……」
721 :ブレイカー 15/15 :2011/01/12(水) 21:51:33.23 ID:KWM3rsax0

一方「仕舞いだ。これでつくはず……」ピッ

上条「……」

禁書「……」

一方「……」ピッピッ

打ち止め「……」

黒子「……」

美琴「……アレ? 壊れてる?」

一方「……帰るわ」

打ち止め「じゃあねーってミサカはミサカは手を振ってみる」

黒子「私、ジャッジメントの仕事がありますので」

美琴「あ、私もなにかしらの用事が」

上条「インデックス、ゴー」

禁書「かぷっ」

美琴「痛い痛い痛い痛い!」
722 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:52:27.09 ID:KWM3rsax0
以上です。お粗末。
723 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:53:05.77 ID:BKXBTrjn0
このgdgd感が堪りませんな
おつ
724 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:55:19.77 ID:szMJr9JDO
製速だと麦恋1位か
ttp://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-2032.html
725 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:55:29.04 ID:Ovahz1Bbo
タイトルのせいで、最後は美琴の持ってきたクーラーが大型過ぎてブレイカーが落ちて、
停電起こして、近所(つっちー)巻き込んで
「不幸だーーー」
なオチかと思った。
726 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:01:13.48 ID:4O03wANAO
かぷっ

>>724
というかぷん太って制作のSS殆どまとめて無いから……
2書館かホライゾーンで投票があると良いなぁ
727 :十人十色 [sage]:2011/01/13(木) 00:11:48.07 ID:y/ID8doL0

身勝手ながらも完結だけはさせようと思い投下させていただきます。13レスほど使用します。
本作が『十人十色の幸福シリーズ』最後の作品となります。当作に限って鬱・過激な描写はありません。
本シリーズに端を発した幾つかの問題については>>741で謝罪文を掲載させていただきました。
こちらのシリーズを苦手とする方は誠に勝手ながら謝罪文のリンクを使って本編全投下後まで飛んでいただけると幸いです。

728 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU1/13 [sage]:2011/01/13(木) 00:12:48.76 ID:y/ID8doL0






「なあ、やっぱり納得できないんだ……今更だっつーのは理解してる。それでも、俺は……」





上条当麻は目の前で眠る少年の、同性とは思えない程に細く白い首筋に指をかけた。
かつて彼が纏っていたような漆黒のチョーカーを丁寧に巻きつけてゆく。



「ちゃんと、お前自身の言葉が聞きたい」



そして、彼が手を静かに離すと、少年の赤い瞳がゆっくりと瞼を開き―――――――







729 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU2/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:14:27.73 ID:y/ID8doL0



一方通行の引き渡しが迫っていた。
アレイスター統括理事長のいない学園都市は3年半に渡る長い歳月をかけ何とか復興の兆しが見え始めてきた頃だった。


だからこそ余計に。
政治体制に余裕が出来てきた今だからこそ余計に、学園都市は『学園都市第一位』という貴重な資産を大人しくイギリス清教へと渡してしまう事を躊躇っていた。
繊細な時期だった。


学園都市もイギリス清教も『一方通行』という存在をモノとしか認識していない。
国境で見つかった金塊をどちらの国家に利権があるかで争うような、そんな光景が彼の背後で見え隠れしていた。


上条当麻は悩んでいる。
確かに妹達、強いては打ち止めという少女をただ護る為にここまで交渉を運んだのは一方通行本人だ。


だが、これで本当に良いのだろうか。
彼が犠牲となったのは自分達の所為だと自身を責めてしまう心優しいクローン達は?
取り残されてしまう未だ幼い少女は?
これが、本当に『幸せな光景』と言えるのだろうか。



否。
そんな筈がない。
見てみろ。彼を殺す為に生まれながら彼との生活を楽しんでいたあの娘の今を。
いつもの様に悪態を吐きながら、でも何も反応しない彼を見て一人こっそり泣いていた夜を。


見てみろ。彼を一番慕っていたあの娘の瞳を。
彼に向けて微笑みながら、時折影を射す年齢にそぐわないあの悲しげな表情を。



これを『幸福』と、呼べる筈がない――――――――。



「言ってみろよ一方通行。もっとアイツらと居たいんだって、お前の言葉で。
 お前が自分で手を伸ばせば、俺達はいつだってその手を取ってやれるんだよ――――――っ!!」



そして、上条当麻の指が一方通行の細い首筋を伝わった。


730 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU3/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:15:28.28 ID:y/ID8doL0





3年前の8月31日、彼にとっての運命の夜。
あの日、脳に負った損傷から言語能力と計算能力の全てを失った彼へと、冥土帰しから託された演算補助装置を装着させる。



『ミサカネットワークじゃなくても彼の演算補助には様々な手段があるし、それを全て再現できる自信が僕にはある。
 ―――――― だが、彼がそれを拒むんだよ』



カエル顔の主治医から聞かされた言葉を思い出す。
何度装置を取り付けても、自らそれを壊しこの現状を維持させようとしたという彼。
でも、今回ばかりはそんなことはさせない。


チョーカー型の演算補助装置を一方通行へと装着させた上条は、そのまま彼の両手を自身の右手で一掴みにする。
栄養剤の入った点滴と他人の手ずから与えられる僅かな食事で食を保っていた彼の両手は驚くほど細く、
常人に比べ異常なくらい骨の感触が感じられた。


両腕を力強く握られた事でゆるゆると思い瞼を開けた一方通行が、
状況把握する為の理解力を手中に収めた優秀な頭脳で赤く輝く瞳の焦点を急速に合わせてゆく。



「かみ、じょォ……とォ、ま……?」



長くまともに機能していなかった所為か、掠れたアルトボイスが病室内に小さく響いた。
4年後、契約、イギリス清教―――――。



「―――――っ、離せ!!離せっつってンだよ上条当麻ァ!!!」



学園都市第一位を誇る頭脳で、
視覚に映るこの男が、自分の計画通りに事が進んだのならば目の前に居る筈のない人間だと気付いた一方通行は
今にも折れそうな体を激しく揺らしながら首筋に付けられた装置を何とか壊してやろうと暴れだす。



731 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU4/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:16:24.03 ID:y/ID8doL0



「―――――― 駄目だ!!!」



半ば怒鳴りつけるように上条が叫ぶと、シン、と狭い室内を静寂が取り巻いた。
怯えた様にビクリと肩を震わせた一方通行が目を見開きながら上条を窺う。



「もう逃げるな、一方通行――――― お前はとっくに理解してんだろ?学園都市第一位なんて呼ばれる優秀な頭で。
 『自分が犠牲になれば確かに打ち止めは助かる。………でも、本当は自分もアイツと居たいんだ』って」



一方通行の動きが止まった。
暴れようとしていた体も、怯えるようにしていた肩も全てを停止し、ただその見開いた瞳で上条を見据える。



「正直になれよ、一方通行。判ってたんだろう?自分のやっている事は『ただの善意の押し付け』だって。
 一人置いて行かれる打ち止めが、身代わりになった自分を見送る妹達がどんな顔するかなんて、
 最初から全部知ってたんだろ………―――――――――?」



その光景は、まるで一方通行という化け物が同じく理不尽な大人の世界に振り回されていた打ち止めと出会ったあの光景に酷似していた。
『実験』について指摘され、自分の感情を勝手に推測され、自分でさえ掴み切れていなかった深層心理を包み込むように優しく撫でる言葉の数々。


上条当麻の、言う通りだった。


一方通行は全てを理解していた。
自分の行いで必ず妹達が助かる事も、同時に、その所為で一番大切に思っていた少女に一番させたくなかった顔をさせるであろう事も。
学園都市最高峰を誇る優秀な頭脳は、それらを全て理解していた。


自分の行いが烏滸がましい善意の押し付けであることを寸分違わず誰よりも正確に把握した上で、
それでも、『ただ彼女が生きてさえいれば、きっと誰かが彼女を幸せにしてくれる』とそう思ってきた。
自分の気持ちを、押し殺して。



732 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU5/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:18:16.38 ID:y/ID8doL0



「っだったら、だったら何だっつーンだよ!!
 あのガキが真っ当に生きて、学校行って、ダチ作って、普通に生活出来るんならもォそれでイイじゃねェか!!!
 俺みてェな糞汚い世界じゃねェ、アイツにとびきり似合う様な光ン中で生きていければ、いずれアイツは自分から幸せに向かっていく!!


 ――――――― 俺みてェなクソッタレが、所詮アイツの笑顔なんて守れるワケ無かったンだよォ!!!」



それは一方通行の、本心からの叫びだった。
一人ぼっちでしかない『特別クラス』という名の檻、第一位として敵視しかしない周囲、
暗く閉ざされた闇の中で自分からあの非道な『実験』に手を出してしまった罪悪感、肉と硝煙に塗れた血溜りの上の毎日――――。


一方通行にとって、打ち止めは何処までも『光の世界の住人』だった。
クソッタレと自負する自分の隣でいつだって笑って手を差し伸べてくれる美しい存在。
手の届かない存在。


善も悪も光も闇も関係がないのだと知った今だって、しかし心の何処かで線引きしている。
こんな自分が触ったら、あの綺麗な手が汚く黒ずんでしまうのではないか。
あの幼い体を、あの『実験』の時の様に見る影も無いほどに弾き飛ばしてしまうのではないか。


一生消える事のない経歴という一種のコンプレックスに全てを縛られた一方通行は、
だがロシアでの一件を通して得た『こんな自分でも彼女を正しく救えるのではないか』という自信もこのクローン問題で全て打ち砕けてしまった。


考え抜いてやっと見つけた、打ち止めを救う為の唯一の方法。
その行動自体が彼女に涙を造る事を正確に理解出来たからこそ、彼は『自分では打ち止めを幸せには出来ないのだ』と錯覚してしまった。



「――――― 結局よォ、俺はアイツが生きていてくれさェすりゃァ、……それでイインだよ。
 成長して、普通に暮らして、オトコ作ったりなんかして、そンでソイツが最後まであのガキを笑わせてやりゃァそれで構わねェンだよ」



自嘲気味に呟いた一方通行の頬を、勢いよく何かが弾いた。
左頬に走る強烈な痛みに目を向けると自身のそれが赤く腫れ上がっている。
怪我をした患部の隣では自分のモノとは違った逞しい拳が震えていた。
彼にしては珍しく、その拳が上条当麻の物であるということを認識するのに数秒を要してしまった。



733 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU6/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:20:54.53 ID:y/ID8doL0


「―――――― だから、それを逃げだって言ってんじゃねえか!!!!
 何だよ、『打ち止めがいつか笑えればそれでいい』って!『誰かが幸せにしてくれればそれでいい』って!!
 それってつまりお前自身がどうにかする事を、お前が放棄しちまったっつー事じゃねえか!!

 これが逃げじゃなくてなんだって言うんだ!言ってみろ、一方通行!!言ってみろよ!
 『お前は本当はどうしたいのか』、言ってみろっつってんだよ!!!!!」



呆然と上条を見つめていた瞳が揺れる。
静かに俯いてしまった彼からは表情が何も窺えない。
それでも、上条には分っていた。
難しい事を考えるのを止め、本心に素直になった何の力も持たない彼が、自分の隣で打ち止めという少女が笑う事を純粋に望んでいたのを。



「――――――いてェよ、………ずっと一緒にいてェよ、俺だって!!
 でも出来ねェだろォが!現実をよく見てみろよ!俺はアイツに、こンくれェしかしてやれねェだろォがあああああ!!!!!」



上条の右手がゆっくりと一方通行の左手へと伸びた。
極力優しくその手を取って、小さな子供に言い聞かせるようにして自分などより数段優秀な筈の彼を説き伏せていく。



「言えたじゃねえか、ちゃんと。その言葉を待ってたんだよ、俺達みんな。
 お前が自分で手を伸ばせば俺達はいつだってその手を取ってやれる、
 学園都市だろうが魔術組織だろが何だって敵に回して、一緒にソイツらと闘ってやれる、俺達にはその覚悟がある。

 待ってたんだよ、お前の言葉を。ずっと、ずっと……――――――――――」



一方通行の瞳から、暖かな雫が音も立てずに流れ落ちた。
それを拭う手は一つじゃない。求めればいつだって体温ある手が汲み取ってくれる。



「いたい、いたいっ……―――――
 黄泉川と、芳川と、番外個体と、妹達と、………打ち止めと一緒にいたい―――――っ!!」



組んだ両手を目の上に押し当て、時折しゃくりを混ぜながら掠れた声が小さく吐き出した。
―――― お前がしたいようにすれば良いんだよ。
頭上から響いた声に、一方通行は再び滴を溢れ溢した。

734 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU7/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:22:21.56 ID:y/ID8doL0





その日は快晴だった。
極僅かな人間以外完全に秘匿された『決戦の日』は暖かな日差しと穏やかな風を伴って彼らを迎えた。



「――――――うし、行くぞ」



上条の声に、皆が静かに頷いた。
皆が皆いつも通りに振る舞いながら、小さな違和感の中だけに『作戦』を決行してゆく。


最初に動いたのは芳川桔梗だった。
一方通行への面会に何度も訪れる彼女が今日もまた彼への訪問を申し出たところで、彼を見張る監視員たちは一切疑問を抱かなかった。


来客である芳川へ監視員達が一応のボディチェックを行っている間に、冥土帰しが一方通行への急な検診を命じる。
芳川へのチェックに人員が僅かとはいえ裂かれた事で、彼への警戒が少しばかり揺らいだ。


様々な精密機材が蔓延る検査室では監視員の立ち入りが制限されている。この瞬間だけは一方通行の監視が2人だけになるのだ。
「では、いつも通りに2名までで」と看護婦から声をかけられた監視員が携帯した武器を確認してから入っていく。
そして、初めから病院で生活していた為にほぼノーチェックだった看護婦に扮した御坂妹が彼らを鮮やかな体術で音を立てぬよう昏倒させる。


魔術師たちは、一方通行と妹達の間に生まれた絆を浅く見すぎていた。
非道な『実験』における片や加害者、片や被害者である立場を見れば、確かに妹達が一方通行救出に手を貸すなどと考えられないかもしれない。
だが、言葉では説明できなくとも明らかな絆で彼らは確かに結ばれていた。


一方通行の首にナノコンピュータに繋がったチョーカー型の電極を装着させた御坂妹は手早く彼に看護師の制服と黒髪の鬘を手渡した。
見ていないといわんばかりに背を向けた御坂妹に、一方通行有難くその場で着替えさせてもらう。



「院内の地図を。この部屋の天井裏には1階男子トイレへ繋がる通気口から病院関係者の振りをして駐車場まで向かって下さい。
 黄泉川愛穂が警備員用の戦闘車を演習と称して同僚名義で手配しています。そこで彼女と合流するようにとの事です、
 とミサカは上条当麻の伝令を正確により判りやすく伝えました」



735 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU8/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:23:26.91 ID:y/ID8doL0



頷いた一方通行は迷うことなく通気口へと飛び込み、御坂妹に手を差し出す。
彼女もまたこの通気口から別室へ移動し、芳川を保護した他の妹達と合流する手筈になっている。


天井裏を進む途中で彼女と別れた一方通行は能力使用モードの切り分けを上手く行いながら目的地を目指していた。
これから大量に電力を消費するのだから、ここで無駄遣いは出来ない。
御坂妹の言っていた1階男子トイレへと辿り着いた一方通行はそこから指示通り駐車場に停めてあった戦闘車へと乗り込んだ。
だが、予想に反して運転席に座っていたのは見知らぬ女だった。否、少女というべきかもしれない。



「誰だ、テメェは……?」

「か、勝手に勘違いしないで下さい!私は黄泉川先生にお願いされて来たんです!……それに、私はあなたにあった事があるんですよ……?」



警戒し戦闘態勢を取ろうとした一方通行に焦った女がブンブンと手を振って否定の動きをしながら弁明する。
忘れちゃったんですか……?と甲高い声で問われた一方通行が記憶の彼方へ思考を巡らせると―――――



「オ、マエ!!あのときの『250年法』の女!!」

「だ、だから先生は立派なオトナなんですっ!七不思議とかそうゆうシリアスな存在じゃないんですう!」



運転席に座った月詠小萌はいい加減行きますよと言いながら無理矢理高さを調整したのであろうアクセルペダルを勢いよく踏み込んだ。
「『打ち止めちゃん』という子なら、黄泉川先生と一緒に飛行場へ向かってるですよ」。
小萌のその言葉に一方通行が小さく息を吐く。


どうやらここまでは上手くいっているらしい。
後部座席に普通の服が用意してありますからと言われた一方通行は助手席から後ろへと回り鬘はそのままに着替えを始めた。
病院から一歩出てしまえば、この格好は目立ちすぎる。


月詠小萌の運転で第23学区の飛行場に到着した一方通行は派手な騒ぎが起こっている場所へと駆け出した。
ここに来るまでの間に『作戦』に気付かれたのか、すでに戦闘は始まっていた。



736 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU9/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:24:40.14 ID:y/ID8doL0



一方通行は今や科学サイド魔術サイド双方が手に入れたがっている存在だ。
互いに渡すくらいならばその前に殺してしまったほうがマシだ、そう思われるほどに。


『一方通行』という最先端技術の結晶の流出を恐れた科学サイドと、『学園都市第一位』という存在が復活し自分達に牙を剥く事を魔術サイドが
彼を学園都市という檻から脱出させようと上条達がハイジャックを決行していた飛行場に結集していた。


自動操縦ヘリの電気機器の制御を最強の電撃使いである御坂美琴が行い、
それを阻止しようと攻撃を仕掛ける魔術師を上条当麻とインデックスが、能力者は片手間ながらも美琴が次々と蹴散らせてゆく。


キキーッ!と轟音を鳴らしてこの場には全くそぐわない趣味の良い普通車が、銃痕や爆発の名残を残しながら駆け込んできた。
立て付きの悪くなった自動ドアを強引に手動で開けて、中から2人の女性と1人の少女が抜け出てくる。


「お姉様!こっち追ってきたヤツらは全部撃墜させといた!!」

「よくやった、流石は私の妹!!」


打ち止めと運転手の黄泉川を護りここまで奮闘を重ねてきた番外個体が自慢するように声を張り上げる。
彼女の手には所々掠り傷が見受けられたがそれすらも勲章のように誇らしくしていた。


「あの人は!?ってミサカはミサカはお姉様に尋ねてみるっ!」


疑問符を浮かべた打ち止めを取り敢えず安全になった機内に押し込めながら、
アイツならすぐ来るからとだけ言って美琴は再び戦場へと駆け出した。


陳腐なゲームセンターのコインを高く放り、それを弾いて自身の異名である超電磁砲を解き放つ。
彼女が吹き飛ばした敵の中には能力者以外に魔術者も数名いたが、圧倒的な能力の前では慣れ不慣れは関係の無いようだった。


自分が倒した敵が全員ちゃんと気絶したことを確認した美琴は仲間の援護に入ろうと他で起こっている戦闘を探す。
その中で美琴は、かつてトラウマになるほど痛めつけられたチカラの残滓を見た。
ありとあらゆるのベクトルを掌握し絶対防御の壁の中で高圧的且つ暴力的な能力を奮う学園都市最強の詩存在。



「―――――――来たわね、一方通行!!!」



737 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU10/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:25:48.42 ID:y/ID8doL0


一方通行は、その圧倒的な能力で能力者・魔術師関係なく自身に攻撃を加えた人間全てを打ち倒していた。
時には最強の超能力を。時には警備員の戦闘車両から拝借したショットガンを用いて、
嘗て『グループ』にいた頃にスキルアウト相手に使っていた手段を応用させ煮詰めていく。


反射の上手く通用できない魔術が彼の頬を微かに掠めた。
だが一方通行はそれを気にしない。
不自然な軌道を描いて反射される敵の攻撃すらも集団戦に挑む敵の仲間へと強制的にぶつける事で大勢の魔術師達をも彼は膝を地に着かせた。


打ち止めが乗った飛行機は一体何処だ。
一方通行の目的はただ一つ。機内で打ち止めと合流し、この学園都市を脱出する事。
手当たり次第に騒ぎの集まる場所を一掃して回っていた一方通行にここ数日で聞きなれた声がかかった。



「一方通行!!打ち止めは右から3番目のヘリに乗ってる!制御調整は御坂がしてあっから、スグにでも脱出できるはずだ!!」



上条の言葉に従い右から3番目だというヘリを見て、一方通行はギョッとした。
順番など関係ない。横にズラリと並んだヘリ全てを纏めて一掃しようと、遂に学年都市が本気を出したのだ。


――――――『六枚羽』。
この第23学区より発進する学園都市最新鋭の無人攻撃ヘリが、
搭載した摩擦弾頭と対ミサイル兵器をヘリ全体に標準を合わせ攻撃開始しようと迫る。


六枚羽の後方には超電磁砲に使うコインを構える御坂美琴が見受けられたが、美琴は明らかに能力の行使を躊躇っていた。
無理矢理それを破壊したとき、六枚羽の下にある打ち止めの乗ったヘリへとその巨大な破片や爆風の衝撃襲う事に思い至ったのだ。
だが、いち早く六枚羽を対処せねば、あちらからの攻撃で打ち止めが死にかねない。



「――――― 撃て、超電磁砲!!!!」



張り上げられた一方通行の声にピクリと反応した美琴が、半歩遅れて自身の必殺技とも言える『超電磁砲』を派手に撃ち放った。
一瞬でバラバラとなった1機250億円の化物は、爆発を上げながら各々意味を持たない大きな欠片と変わって下に並んだヘリ群を襲撃する。


爆風の煽りと六枚羽の欠片が打ち止めの乗ったヘリを襲う直前、一方通行の体がふわりと軽やかに宙を舞った。
空中を突き抜けるような速さで移動した一方通行の体がそのまま衝撃と激突し、彼を襲う敵意全てを跳ね返す。


738 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU11/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:27:56.09 ID:y/ID8doL0



超電磁砲によって破壊された六枚羽が催す全ての攻撃を反射した一方通行がするりと体を滑らせて打ち止めの居る機内へと入り込んだ。
『作戦』の打ち合わせの為にここ数日、懐かしい顔ぶれと何度も顔を合わせたが、
この幼い少女とだけは彼は今日この時久々に真正面から向き合う事となった。


逃げてんじゃねえよ、という上条当麻の言葉を思い出す。
ああ、そうだ。
自分は逃げていたのだ。


自身の我儘の所為で彼女を茨の道へと伴ってしまう事を、本当に彼女が後悔していないのか。
尋ねるのが恐くて顔を合わせなかった。



「―――――お前は、本当に後悔しねえンだな。
 ………確かにアイツらは、俺達がまた帰ってこれる様に居場所は作っておくつった。黄泉川も芳川も家で待ってるつった。
 だが、全てが収まるまで無事に逃げ切れる保証も無けりゃァ終わりが何年先になるかも分からねえ。―― それでも、本当に解ってるんだな?」



最後のチャンスだった。
ヘリの外では自分達の出発を今か今かと待って激しい戦闘に臨んでいる仲間の顔が窺えたが、こればかりは譲れなかった。
彼女がやはり嫌だといえば、それを優先する意思があった。覚悟があった。だからこそ、



「馬鹿言わないで!、ってミサカはミサカは激怒してみる!!
 何言ってるの?本当に解ってるのって聞きたいのはコッチだよ!!ミサカの事、本当に解ってるの!?」



だからこそ、打ち止めが一方通行に抱いたのは『怒り』だった。



「ミサカの幸せはあなたが幸せな事だよ?
 ………陳腐な自己満足じゃなくて、心の底から笑っているあなたを『あなたの隣で』いつまでも眺める事なんだよ!!
 ミサカは言ったじゃない、あなたも言ったじゃない。もう、違うの?――――『ずっと一緒にいたかった』って言葉は、嘘じゃないよね?」



打ち止めが泣いていた。
ヒクリヒクリとしゃくりを上げながら、それでも真っ直ぐな瞳で一方通行を見抜き凛とした態度で彼と対峙する。
これは苦難への『覚悟』じゃない、一方通行という人間と共に歩みたいと言う『願い』なのだと言葉で、体で示している。


739 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU12/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:29:11.17 ID:y/ID8doL0





「――――― ゴメン、」



一方通行には、それしか言葉が見つからなかった。
勝手に無謀な選択をしてしまった事、それが原因で悲しませてしまった事、これから共に居て貰う事、
それら全てを小さな声で謝り、そして、



「こうゆう時はね。『ありがとう』って言うんだよ、ってミサカはミサカはあなたに教えてあげてみたり」



涙を流しながら打ち止めが、同じ様にいつの間にか自分と同じ大粒の滴を零す一方通行の両目をハンカチで拭いながら優しく応えた。


大丈夫だよ、
そう言って一方通行の骨ばった右手に自身の小さな右手を重ねる。


あと必要なのは、ボタン一つだった。
自動操縦で発進する機体の起動ボタンへと、愛しい人の手をとった右手が静かに伸びて、




そして――――――――――









740 :十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type NU13/13 [saga]:2011/01/13(木) 00:31:57.85 ID:y/ID8doL0




『――――― 続いてのニュースです。長期に及んだ学園都市とイギリス清教におけるクローン問題も、
 クローンの人間性を支持する各国での運動から徐々に解決の兆しが見え始め―――――――――――――――』



混雑を極めた空港から様々なチェックを終え漸く飛行機の座席に着けた少女が、ふぅ、と小さく溜息を吐いた。
まだ出発すらしていないのに既にいかにも気が滅入りましたという状態の少女に、
通路を挟んで隣に座っていた人の良さそうな老婦人の妻がクスクスと笑いながら声をかける。



「今日は空港も一段と混んでましたものね。私達も学園都市まで帰るのに一苦労……―――――― お二人は?ご兄妹で観光にでも?」


尋ねられた少女は当初こそきょとん、としながらも最後の言葉には満面の笑みを浮かべ胸を張り堂々と応えた。



「はい、観光じゃないけど家族ですっ!ってミサカはミサカは良いお兄ちゃんなんだよ〜なんてあの人を自慢しながら答えてみる!!」



少女の台詞に照れたのか白い顔を耳まで真っ赤にさせた兄が、妹へと軽いチョップを入れた。
そんな兄の態度にニヤニヤとしながら一瞬意地悪そうな顔をした妹が肘で兄を小突きながら、だってそうでしょ?と小首を傾げる。




「〜〜〜〜〜〜あァ、そォだよ家族だよ!――――――……ずっとずっと一緒のな」





彼らの乗った飛行機がゆっくりと、学園都市へと向けて飛び立っていった。








十人十色の幸福と、三者三様の解釈方式 ――――――― Ver. Accelerator ; End type = Normal EndU.(完)


741 :十人十色 [sage]:2011/01/13(木) 00:33:48.09 ID:y/ID8doL0

以上です。
以下あとがき及び謝罪・弁明となります。


まず本編について。
長くお付き合いいただいた『十人十色の幸福シリーズ』もこれで全編終了となります。
ここまで読んでくださった皆様、本当に有難うございました。


次にこのシリーズにおける過激な鬱・グロ描写について。

シリーズ本編、およびそこから派生した感想レスなどにより気分を害してしまった方、
またスレ自体が描写制限における議論方向に入ったことで投下に支障をきたしてしまった方、レスの方向性に不快を感じてしまった方、
本当に申し訳ありませんでした。

本日投下した最後の話をご読了頂いた方にもご理解いただけるかは定かでありませんが、
弁明させて戴くと「どんなに綺麗事を並べたってやはり彼の選択は間違っていたんだ」という事をより深く意識してもらえるよう
前回の過激な描写は必要と判断して投下させて致しました。

レス立ての申し出に対しては、
全編を通しても1レス分には満たないだろうという理由と個人的な事情から総合での短期連載という形を取らせて戴きました。

しかしながら>>662様や>>668様,>>682様の仰ることは最もであり、『>>1に従った明記を行った』という理由を盾に
公共の場であることに対し考えの浅い投下を致してしまったと自負しております。
こちらの作品、および派生した関連事項において不快に感じられた全ての方に改めて謝罪申し上げます。


最後に、問題が発生する以前から本作を最後にシリーズを終わらせる意思があった事、
問題が生じた事による内容変更等が一切無かった事を明記して全コメントを閉じさせて戴きたく思います。

長々と失礼致しました。
有難くも感想などを付けていただける場合には、真に勝手ながら本編内容やこちらの謝罪に関して極力触れないものをお願いします。


742 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:40:36.66 ID:u4mOVqrto
本編に感想つけるなってwwwwwwwwwwww
おまえはなんでここで投下したんだよwwwwww
その言い方は、今まで感想つけてくれたやつに失礼だろwwwwwwww
743 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:40:41.70 ID:Uhq5Pfl/o
お前あんだけやって、最後の最後にこのエンドを用意してやがったのかと、
悔しいけどしてやられたぜと。

くそっ、超乙だよ。面白かったぜ!
744 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:41:38.22 ID:+jhM+JZDo
投下乙

>>742
細けぇこたぁいいんだよ(AAry
745 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:42:06.45 ID:HO2UfqZj0
乙でした!!

物語は多少陳腐でもハッピーエンドに勝るものなしと個人的には思ってる人間ですので、
この結末にはすっきり!!これで気分爽快に眠りにつけます。
脳みそぐっちょんぱな話の時は「このお話のねーちんはもう救われぬ人に救いの手を」
とか言う資格無いよね…と凹んでいたのですが、スッキリ。
上条さんの上条さんらしさが最後の最後で見れて嬉しい限りです!!

そこまで謝罪というほど気になさらずとも良いかとは思います。
こういう議論が行われるというのも一つの注目度の証。
書き手が必要と感じた描写と読み手が必要と感じる描写の食い違いは往々にしてあることでしょうし。


とりあえずローラザマァwwwwww
746 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:42:19.96 ID:vAMK5PP8o
乙でした。
冒頭の二人の絡みに初春さんがアップを始めたようです・・・?
747 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:44:52.89 ID:xGLODwywo

面白いんだけど最近は改行増やすの流行ってんのか?
ぶっちゃけ読みづらくね?
748 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:50:16.88 ID:wTqBGUUDo
最初は気になったけどもう慣れたな
作品の味だと思うことにした
749 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:58:03.39 ID:xfFB9GvP0
乙乙!!
最後の最後で・・・良かった・・・
かなりの良作だったと思うので次回作にも期待してます
750 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 01:00:19.41 ID:TR1biBUe0
>>741
乙。すっきりした!

10巻の説教じゃねえが、価値観の齟齬なんてもんはこういう場所では付き物だろ。
そこで互いに歩み寄ることが出来るなら何の問題ないさ。
751 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 01:06:16.07 ID:7QXQmTymo
欝もグロも耐性あるから平気だけど、一方さんと打ち止めが幸せなのがやはり一番だ
ベストエンドも書いてくれてありがとう!
752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 01:09:57.50 ID:qA67E0V40
>>741

良かった

2,3レスもらいます
番外通行気味

753 :じゃんけん1/2 :2011/01/13(木) 01:10:44.39 ID:qA67E0V40
一方「テレビ変えていいかァ」

番外個体「別にいいよ」

一方「何も面白いのやってねェなァ」

番外個体「そうだね」

一方「……」

番外個体「……」

一方「……なァ

番外個体「……なに?」

一方「腹すかねェかァ。饅頭あったろ」

番外個体「ミサカの分ももってきてね」

一方「……じゃんけんだァ」

番外個体「はぁ? なんで」

一方「俺も炬燵を出たくねェンだよ」

番外個体「言いだしっぺの法則」

一方「あれェ? 負けるのがこわいンですかァ」

番外個体「……下手な挑発だね」
754 :じゃんけん2/2 :2011/01/13(木) 01:11:21.06 ID:qA67E0V40
一方「まァ、ボッチのオマエはじゃんけんのルールさえ知らねェだろうけどォ」

番外個体「ボッチの中のボッチに言われたくないよ」

一方「ンだとコラァ」

番外個体「ま、別にいいけど。ボッチに負けるわけないし」

一方「その言葉返品してやらァ」

番外個体「いくよ(……刃物好きな一方通行はチョキを出す事が多い。でも)」

一方「おゥ(俺がこれまでわざとチョキを多く出してきたのはいざという時のため)」

番外個体「さーいしょは−(多分、計算のはず。チョキは無い)」

一方「ぐゥ!(しかし、読まれてる可能性はある。だが、あえてチョキで行くリスクはでかい)

「「ジャーンケン!!」」

「「ぽ「おまんじゅう持ってきたよってミサカはミサカは机の上に置いてみたり!」

一方「……」

番外個体「……」

打ち止め「アレ? どうしたの、二人とも?」

一方「いや」

番外個体「何でもないよ。ありがと」

打ち止め「じゃ、食べよ!」

番外個体「うん」

一方「ああ、旨いなァ」


755 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 01:13:05.96 ID:qA67E0V40
以上です


お目汚し失礼しました
756 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 02:19:05.03 ID:xQ/EHlmeo
乙。番外個体はやっぱりいいなあ。
757 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/13(木) 02:25:33.14 ID:BDw2aqKT0
高度な読みあいこれが高位能力者
758 : ◆p8ZVZv/DdIC6 [sage]:2011/01/13(木) 05:09:33.05 ID:sWLljrZJ0
上条と美琴が公園のベンチで話しているところに小さなミサカが通る 
 
上条「よー、打ち止め」 
 
美琴「ん?」 
 
打ち止め「あれ?二人で何してるの?ってミサカはミサカはおじぎをしてみる」  
 
美琴「礼儀正しいわねー、さすがアタシの遺伝子だわ」 
 
上条「お前より優秀な遺伝子だな」 
 
美琴「なんですって!!」 
 
打ち止め「ちゃんと礼儀正しくするように、あの人に言われてるからってミサカはミサカは保護者を立ててみる」 
 
上条「例のあの人かー、キチンとしてる人なんだなー」 
 
美琴「まぁ会ったことないけど、その辺は評価するわね」 
 
打ち止め「んじゃあの人が待ってるから行くねってミサカはミサカはおじぎをしてさようならー」 
 
上条「ああ、またなー」 
759 : ◆p8ZVZv/DdIC6 [sage]:2011/01/13(木) 05:10:01.81 ID:sWLljrZJ0
打ち止め「おまたせーってミサカはミサカは待ちぼうけのあなたに声を掛けてみる」 
 

 
                 , -―  、
            __   /       丶
      ,r´⌒ヽ,⌒ヽ,ヽ /          ヽ
    (⌒)、   .人  λi   _,,_ル,,rョュ 、 i
     \. \    、 |  ィ rっフ , 弋ミア |r, _人人人人人人人人人人人人_
      |\ \     ._|  "''"~ ハ   ハ   .i;{>打ち止め!おじぎをするのだ<
      |  \  \  } ;    / " '  ヽ   |j ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^.Y
      |.   \   λヽ    r―''"入  |  
   .   |.   |.\_ノ `"i    廷廾ニツ  j
   .   |.   |   |    、      ̄   .ノ
   .   |   )  .|     ` ー ,,___,,. ノ
   .   |   |  .|
      |   |.|  .|
   .   |  | .| .|
      /  / / ヽ,
     (__ノ  ヽ、__つ


打ち止め「あ、ごめんなさいってミサカはミサカはアバダケダブラされる前におじぎをしてみる」 
 
 
終わり
760 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 07:00:45.38 ID:cm+MWlKq0
>>759
AAやめろwwwwwwwwwwwwww
761 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 08:17:17.83 ID:f/mhpYHJo
よりによってお前かww
762 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 08:58:16.95 ID:ICPucwAAO
ちょwwヒドイwwww
763 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/13(木) 14:12:13.48 ID:R9Qw+YB30
まあ、「あの人」だよな
764 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 15:03:26.78 ID:nQnC1d+Lo
まさに「例のあの人」wwwwwwww
765 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 16:02:47.06 ID:SO0t1prSO
>>758
総合で鳥つけた投下は駄目だろ
ルール守れ池沼
766 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 16:42:03.96 ID:GelKYh/Qo
駄目なんてルールは存在しない
767 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 16:44:45.81 ID:4pS24b5xo
そんなルールは聞いたことがないんだが…
768 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 16:49:58.63 ID:7MfWrBkpo
確かにそのルールは初耳だ・・・
769 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 17:17:06.70 ID:8xHbfqdSo
釣れますか
770 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 17:28:06.05 ID:9mxSadKIO
フィッシング
釣り行為

レベル1
771 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 17:32:13.89 ID:SO0t1prSO
鳥とかコテハンの投下があったりすると排他的に感じ取られて人が寄付かないかも知れないからそういう事は止めよう、って決めてたろ
772 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 17:45:27.90 ID:Y+wZEQTB0
ルール云々はさておき池沼は言いすぎちゃうかと
消し忘れちゃうこともあるさ
あんまピリピリしないでいこうず
773 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 17:52:59.15 ID:XJy+SOcGo
テンプレにそんなんあったっけ?
774 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 17:54:43.72 ID:8xHbfqdSo
テンプレにはないけどそんな事を大昔に言ってた気がしないでもない
でもテンプレにないから言える事じゃないね
775 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:03:37.69 ID:jnidGdwDO
なーんか初期の初期にそんな話もあったような…
テンプレにないから言うことじゃないな

どうする?次から入れとく?
776 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:05:17.08 ID:7MfWrBkpo
なるほど、そういう根拠での話なら納得できる
けど、多少なりとも出入りのある総合というスレでどの位前にどの程度の賛同を得たルールなのか知らない人も結構いると思われるのに
頭ごなしに叱り付けて池沼よばわりはやっぱ色々とまずいだろうww
777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 18:05:25.52 ID:8xHbfqdSo
入れなくていいと思うけどね。基本は名無しだし、今までも率先して酉つける人はほとんどいなかったし
連作やる場合は酉とかあってもいいと思うし
778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:08:05.62 ID:GelKYh/Qo
続き物が抽出しやすいからアリになったんじゃねえの?
俺が聞いたときは過去作がバレるの恥ずかしいから嫌って人が多かった
779 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:09:26.75 ID:z3ja4yqJo
まぁテンプレ入りは実際に>>771の様な事態になってからでもいいんじゃないの
780 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 18:10:55.21 ID:SO0t1prSO
確かに池沼は言い過ぎたし、テンプレには無いから言える事じゃなかったな。すまん、熱くなりすぎた

鳥云々の話は確か、総合スレを立てる時にGEPの管理人と決めた事だった希ガス
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:23:32.45 ID:sWLljrZJ0
なんかつまらんネタ投下で物議醸してすまない 
一応テンプレは目を通したんだが、たった2レスの小ネタだったからそんまま投下してしまった 
おじぎしても許されんだろうからおわびします
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 18:28:37.17 ID:8xHbfqdSo
いや、言い方は乱暴だけど話のタネになってこれはこれでいいんじゃね、とかなんとか。すっかり忘れてたしなぁ
つい口が滑っちまうこともあるだろうし、馴れ合い上等で平和に行こうや。総合でギスギスしたら本末転倒だし

今さらだけどスクリプトスレに抽出かけてみたけど鳥とかコテの話は引っかからなかったなあ。どこでやってたんだっけ
あと自分の書き込みが思いっきり中の人丸出しで書き込みしてて吹いた。どれだけ自分アピールしたいんだよ
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:33:22.84 ID:XJy+SOcGo
まあカーッとなったら姫神におっぱいをちゅーちゅー吸われて悶える吹寄でも妄想して気を鎮めようぜ
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:53:28.71 ID:AQw2pjjno
>>783
とりあえずそんな百合モノとっと書け太郎
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:57:28.62 ID:rfXDjtdDO
皆乙!


卒論終わった愉快で素敵なテンションでスレ立ての長編SSやってみるかぁって思ったけど肝心の文才がなかった
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/13(木) 18:59:21.81 ID:1BAiQpLE0

百合じゃないけど一つ書けたので投下します

ギャグマンガ日和のパロディで7レス頂きます

他スレの妹達が登場します
また、キャラ崩壊を起こしています
787 :ゲーム 1/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:00:15.49 ID:1BAiQpLE0


10032「さて、突然ですがミサカたちはゲームを作ることにしました、とミサカは発表します」

10032「ミサカたちの生活資金は自動的に振り込まれている訳ですが、いつまでもそれに甘え
    ている訳にも行きません、とミサカは決意を表します」

10032「将来的には自らの力でお金を稼ぐ必要があります、とミサカは考えます」

10032「このゲームはそのための第一歩。 まずは即売会に乗り出してガッポガッポ荒稼ぎです、
    とミサカは取らぬ狸の何とやらです」

10032「で、彼女らがゲームを開発したミサカたちなのですが、とミサカは一瞥をくれます」チラ




10033 14510 20000「……」




10032「『とある少女の恋愛白書』……ですか。 第一弾のゲームが恋愛シミュレーションと
    いうのは良い判断です、とミサカは称賛を送ります」

788 :ゲーム 2/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:01:05.58 ID:1BAiQpLE0


10032「早速テストプレイです、とミサカはワクワクしながらゲームを始めたのですが……」


『あなたの名前を教えてください』
『ミサカ ***** 号』
『***** に好きな数字を入力してね』


10032「なんでミサカなんだよ! とミサカは声を荒げます」

10032「これじゃミサカ以外は感情移入できないだろ! もうちょっと融通利かせろよ! と
    ミサカは指摘します」

10033 14510 20000「……」

10032「仕方ないので自分の検体番号を使いましたが……このゲームで攻略対象というのが……」

10032「一方通行と」

一方通行『……チッ』

10032「白井黒子と」

黒子『あら、おはようございますの』ニコッ

10032「お待ちかね上条当麻……」

上条(ウニ)『……』

10032「どうしてなんだよ!!!!」ダンッ

789 :ゲーム 3/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:01:58.06 ID:1BAiQpLE0


10033 14510 20000「……」

10032「なんで!? なんで肝心の上条当麻がウニなの!? いくら話してもウンともスンと
    も言わないよ!! とミサカは憤慨します!!」

10033「彼を担当したのはこのミサカですが、とミサカは挙手します」ハーイ

10032「お前かよっ! 何でこんなことすんの!? 上条当麻って一番大切なルートだろ! 
    バカなの、死ぬの!? とミサカは問いただします!!」

10033「だってミサカ、ご主人様しか上手く描けないし、上条興味ないし」

10033「黒くてツンツンしてるんだからいーじゃん、とミサカは投げやりに答えます」ダルゥ

10032「ふざけんな! テメエちょっとそこに直れ、とミサカは……」


〜少々お待ちください〜


    ・
    ・
    ・

790 :ゲーム 4/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:02:54.29 ID:1BAiQpLE0


10033「……」ツーン

10032「……で、しょうがないから一方通行を攻略します。 まずはテキトーに声をかけてや
    ってと、とミサカはイヤイヤながらゲームを進めます」ハァ

10032「そうしたらこんなことを言われました」



一方『あはぎゃはっ! 愉快にケツ振って近づいてきやがって、誘ってンのかァ!?』ニタァァァ



10032「おっそろしいわ!! とミサカは叫びます」

10032「初対面でなんでこんなこと言われなきゃならないんですか!? ホラー映画も真っ青
    な邪悪な笑顔ですよ!? とミサカは憤りを隠せません!」

10033「……っ」プルプル

10032「感じてんじゃねえよこのヘンタイッ!!!!」

791 :ゲーム 5/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:03:45.52 ID:1BAiQpLE0


10032「……しかし、ここで諦めるのも癪なのでプレーを続けます、とミサカは自らのガッツ
    を称えます」

10033 14510 20000「……」

10032「で、ようやくデートにこぎつけて、映画館の前で待っていたのですが……」

10032「そこに来たのが……」




一方『wjoapaoqmhnbxite殺jfbxdfgitgtojotr……っ!!』ゴッパァァァァ




10032「黒翼出てるよ!! とミサカはコントローラーを叩きつけます!」バシッ

10032「しかも『殺』って、こっち殺す気じゃねえか!! 愉快なオブジェにする気満々じゃ
    ねえか!!」

10033「……っ……っ!」ゾクゾクゥ

10032「10033号ォォォォオォオオオォオオォォッ!!」

792 :ゲーム 6/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:04:30.76 ID:1BAiQpLE0


10032「もう嫌がらせじゃねえか! 結局デート終わっても黒翼モードが終わらねえよ! と
    ミサカはやるせない気持ちを机を叩くことで発散します」バンバンバンッ

10033 14510 20000「……」


10032(ゲーム)『あの、今日はお弁当作ってきたのですが……一緒に食べませんか? と、
         ミサカは上目遣いで提案します……』

一方『kfouathrfgjpaidsjaeiurgagh』ゴパァァァ


10032「もうこれ恋愛シミュレーションじゃねえよ……トラの調教師になった気分だもん、と
    ミサカは愚痴をこぼします」

10033 14510 20000「……」

10032「で、なんとかいい感じになっていよいよ告白の時がきました」


一方『joahgbnamlioufryshgorhxpow』ゴパァァァ


10032「相変わらず一方通行は言葉が通じず黒翼垂れ流しです……と、ミサカは何もかも諦め
    て告白イベントを進めます」カチカチ


10032(ゲーム)『あなたが好きです。 付き合ってください!』


10032「ゲームとはいえ、複雑な気持ちです、とミサカはゲンナリします」カチカチ

793 :ゲーム 7/7 [saga]:2011/01/13(木) 19:05:22.47 ID:1BAiQpLE0



一方『djsaorxiz…………オマエの思い、伝わったぜェ』


10032「!!」


        バキバキバキバキ!!


天使通行『俺も、すっと一緒にいたい』ニッコリ


10032「これは……黒翼が真っ白に……、とミサカは言葉を失います」

10033「……」パチパチ

10033 14510「……」パチパチパチ

10033 14510 20000「……」パチパチパチパチパチパチ

10032「あなたたち……、とミサカは……」




10032「イヤイヤ作り直せよ、とミサカは流されない女を演出します」

10033 14510 20000「……」

794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 19:06:49.47 ID:1BAiQpLE0
以上です

誰かこんなゲーム作ってくれないかなあ
795 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 19:07:13.40 ID:wTqBGUUDo
人選が間違ってるww
796 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 19:17:41.09 ID:sls2s2JDO
14510→少女漫画
20000→主人公ミサカ×セロリ
こういうことか
797 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 20:03:54.87 ID:G2yidi2AO

次回は黒子√とウニ√ですね
798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 20:38:22.95 ID:/CIVYQhto
ミサカしか感情移入できなくても、即売会レベルなら一万売れて大ヒットだwwww
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 21:03:51.39 ID:dbiS9DdAO
打ち止めなら3本買うな
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:09:28.21 ID:4pS24b5xo
何だこの下の奴

SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [!red_res]:2011/01/13(木) 21:22:02.70 ID:8xHbfqdSo
22時ごろに小説・SS専用板が立つようです。現在自治スレで調整中
スレと住民の移動等に関してもお話中ですのでROMるだけでもしてみては

SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

802 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 21:37:37.82 ID:8xHbfqdSo
なおスレッドムーバーを利用してスレごとすっとばす事も可能なようです
各スレ主はその辺ちろっと目を通しておいてください。確定したらこっちにもコピペします
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:05:59.63 ID:XJy+SOcGo
>>784
とりあえず絡みの部分をちょっとだけ書いてみた

ふぅ…

>>794
乙です
絵が描ける人ならSRCとかツクールとか使って作れるかも
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:08:33.56 ID:8xHbfqdSo
ほい、新板と自治スレ
専ブラの人でVIPサービスの公開BBSMENU使ってる人は板欄→板一覧の取得どうぞ

SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

■ SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)自治スレッド Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294922503/
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:13:24.08 ID:pANFdU1IO
スレまるごと飛ばすと聞いて、
あわきんがせっせと座標移動してる姿を妄想したw


SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:14:34.97 ID:8xHbfqdSo
誰かそのネタで書け

ほら。ほら!
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:16:51.13 ID:VE/bLEo9o
新キャラの語尾ですねわかります
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:19:43.58 ID:z3ja4yqJo
とりあえず此処に頼めばいいのかな?>>810よろ

■ 【必読】 SS・ノベル・やる夫板は移転しました 【案内処】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:21:24.63 ID:8xHbfqdSo
ちょいまち。残りレス数もちょうどいいくらいだしここ使い続けておこうぜ。次スレを新天地で立てておいてって感じで
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:22:00.04 ID:GelKYh/Qo
いやすっ飛ばすだけだし
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:23:05.40 ID:GelKYh/Qo
というわけで行ってきます
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

812 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:25:41.86 ID:8xHbfqdSo
いや、案内的な意味でと思ったんだが……ってもう依頼出てら
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

813 :真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:27:07.92 ID:fI02ui8IO
あわきん乙!
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:32:59.34 ID:OzHfGTXZo
どっちかというと海原っぽいな
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:34:22.22 ID:ze/nAJAlo
>>812
他スレもごっそり移転してるみたいだし大丈夫じゃないかな
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:35:39.11 ID:5pAuGZL2o
いや、リアルタイムで立ち会ってない人への案内としてね
落ちるまで使って次スレからあっちでもよかったんじゃないかとか
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:37:37.90 ID:BH/tnZZZo
まぁ200くらいなら3日くらいで埋まっただろうしな
迷子が増えそうだ
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:39:08.99 ID:1aeFK7fBo
やっぱり早すぎた?追尾できないみたいだしなぁ
ログも残らないし
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:39:51.04 ID:ze/nAJAlo
んーそうか。>>808は自分なんだが早計だったかな
移転先に次スレだと重複しないかとおもってさ。すまん…
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:42:46.01 ID:1aeFK7fBo
>>810は俺だ。すまん
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:44:12.83 ID:5pAuGZL2o
まあ一応案内スレ立ってるし最悪そっちで聞いてくれるだろ

>>980
【テンプレ用】
各総合スレが板移動のためURL変更。新スレに対応させてください
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:09:18.03 ID:6X5eh4tyo
久々に来てみたらまた移転騒ぎかね
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/13(木) 23:58:58.63 ID:v/ybxOi60
移転でごたごたしてる中ですが

2,3レスもらいます

通行止めです
825 :お使い1/2 :2011/01/13(木) 23:59:29.97 ID:v/ybxOi60
一方「ン、メールかァ」

差出人は打ち止めだ。とりあえず開いてみる。

『帰りに牛乳とサラダ油買ってきて』

だいたい予想通りの内容だ。
ここ数年、打ち止めは買い物を
頼むこと以外では、ほとんどメールしてこない。

一方「ちっ、メンドクサェなァ」

『はい、了解いたしました。忘れずに買って帰ります』

手早く文面を書きあげる。
予測変換さまさまだ。
2秒で返信。

土御門「……お互いつらいな」

一方「な、ヒトの携帯覗きこんでじゃねェよ!」

無言で土御門が、携帯を取り出して
一方通行に見せてくる。

『兄、塩、食パン』
826 :お使い2/2 :2011/01/13(木) 23:59:56.65 ID:v/ybxOi60
一方「……一緒にスーパー寄ってくかァ」

土御門「……ああ」

机に向かい、書類作成に戻る。
早めに終わらさないと
スーパーが閉まってしまう。
買えなかった時の事を想像するだけで……。

一方「ン、またメールか」

『忘れずに買ってきてね。アナタの打ち止めより』

一方「何書いてンだかァ。柄じゃねェだろお互いにィ」

携帯のメールは、どうやって保存しておくのか。
ここ最近使ってないが、触ってればわかるだろう



827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/14(金) 00:02:46.23 ID:CcnTrln00
以上です

お目汚し失礼しました
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 00:03:29.29 ID:LwX37wxio
移転1号乙
829 :君は転入生1/6 :2011/01/14(金) 00:41:25.73 ID:iEc3LaBAO
凄いキュンキュンしました。打ち止めさんマジキュート

上条さんとクラスメート勢とインデックスで一年後パラレル、6レスほどいただきます



――――――――

それは、とある少年が二学期の出席日数不足を賄うためにほぼ毎日学校に行った春休みを経てからの、高校二年の春のこと――。

始業式を終えて、ロングホームルームを待つ休み時間。
相も変わらずこのクラスが学年中で一番興奮して、今日のこの日を迎えていた。
自分の椅子に座っている上条はクラス替えをしていないために一年生から変わらないクラスメート達。その彼らの雑談をよそに、胸に手を当てて唸っていた。

土御門「カミやん。 今からなんてしょうがないぜよ?」

上条「……土御門、そりゃ緊張すんに決まってんだろ」
830 :君は転入生2/6 :2011/01/14(金) 00:44:16.57 ID:iEc3LaBAO





青ピ「何をそないに不安がる要素があるん?」

上条「えぇ…? いや、あいつ馴染めるかなーとか」

土御門「このクラスにも知り合い多いし、打ち上げのときを考えるに心配するだけ無駄だと思うにゃー」

それにしても、と青髪ピアスは朗々とした声で続ける。

青ピ「小萌先生も終業式の日に『春から新しいお友達が増えるのですよー』なんて爆弾を落とさんでもなあ」

上条「みんなもよく知るお友達ってので検討はついたけどな」

青ピ「いやー楽しみやなー」

上条「エロい目で見んなよ」

土御門「おおっ! カミやんの牽制が入ったぜよ!」
831 :君は転入生3/6 :2011/01/14(金) 00:45:24.11 ID:iEc3LaBAO






小萌「はーい、みんな。 席に着くのですよー!」

唐突に高校にはそぐわない幼い声が教室に響き渡る。
その声に従い、生徒たちは駆け足で自分の席に着く。

教師としてはベテランの域に入った月詠小萌が、その小さい体躯を左右に揺らしながら正面へと歩いていくのを上条は2日ぶりに見た。


小萌「今日からみんなも二年生なのです」

入学式ということで彼女が身に纏っているのはスーツで、それもきっと特注なのだろうと上条は内心考えた。
832 :君は転入生4/6 :2011/01/14(金) 00:46:54.34 ID:iEc3LaBAO




小萌「新年度ということで色々と連絡はあるんですけど、先にやるべきことをやっちゃいましょう」

ふうと一息を入れ、いたずらっ子のような表情で教え子達を一瞥した。

小萌「…喜べ野郎どもっ! 三月に伝えた噂の転入生ちゃんは! モノホンの帰国子女さんです!!」

「いよっ、しゃぁぁぁああ!!」

「さすが小萌ちゃんんん!!!」

「結婚してぇぇええ!!」

「スーツ可愛いすぎるでぇぇええ!!」

一気に沸き立つ教室内、上条も一層気持ちが高まる。
青髪ピアスの目が血走っていることなど些末な問題だった。


833 :君は転入生5/6 :2011/01/14(金) 00:48:08.23 ID:iEc3LaBAO






小萌は視線を教室入り口の扉に向けて、にこにこという擬音も聞こえそうな笑みを浮かべた。

上条(ああ、来るんだよな…)

上条はごくりと唾を飲み込む。
首の血管がせわしなく鼓動して、少し息苦しさを感じた。

小萌「よぉし! それでは廊下にいる転入生ちゃん! 入って来ちゃって下さい!」
そして一瞬の静寂があり


ガラリ
トットットッ

いつもより彼女の顔は赤く、青い瞳はほんの少し潤んでいるようだった。

上条(…お前も緊張してんだな)

小萌「それでは自己紹介をして下さい」

はい、と小萌はチョークを渡す。
教室の黒板には、白い文字でラテン語が踊っていった。
834 :君は転入生6/6 :2011/01/14(金) 00:50:05.29 ID:iEc3LaBAO






カタン

書き終えた彼女はくるりと振り返り、正面を向いた。

「……」

2人の視線がかち合う。
触れる瞳。

上条(頑張ってこい)

上条が一回大きく頷くと、若干のぎこちなさはあるものの、その顔には安堵の笑みが戻っていた。

そして、唇が開く

インデックス「…イギリスから来たIndex-Librorum-Prohibitorumなんだよ。 えっと、インデックス、って呼んで欲しいな」
よろしくね、と続く言葉は主に男子による歓喜の叫びにかき消されてしまった。




(つづくかも)
835 :終わり :2011/01/14(金) 00:53:07.13 ID:iEc3LaBAO
君に届けを読んで、家の中の上インも十分良いけど学校に出てっても面白いなあと。
なんとなくネタが湧いてきたのでまたお借りすることになるような。
ありがとうございました
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 01:17:47.94 ID:LwX37wxio
前にハイムラが書いたとある高校の制服来た一方さん美琴インさん思い出した
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 01:31:28.83 ID:XGJGHdAK0
アレとかコレとかどうなのよとか細かいことは気にせず乙。
しかし上条さんの学校生活にインデックスが混じってる姿は想像出来ないな。
だもんで続きにも期待。

てか完全記憶能力って勉強においてはほぼ無双だよね。羨ましいわぁ。
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 07:01:10.12 ID:a/O8HLV6o
青ピwwwwwwww血走るなやwwww
乙!続き期待してる!
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 07:03:12.72 ID:K9iRT6RSO
君に届け的展開か……甘くなりそうだな……


>>388-399 >>504-515の続きを投下します
840 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:04:07.91 ID:K9iRT6RSO
ガラス片が降り注ぎ、西日を不規則に反射させながら砕けて粉になり粒になる。

男は消えた。

ただ、麦野は何もしていない。今からするところだった。

役目を見失った電子が遊び、ばらけていく。

「ったく、今日は気分が良いってのにつまらねェモノ見せてンじゃねェよ三下が」

男は消えた。

麦野の視界の外れへと高く高く打ち上がり、ビルの窓へと吸い込まれて。

「よォ、大丈夫か?」

「……」

麦野は喋れない。

見惚れてしまっていた。

白い髪を柔らかく揺らし、血の色に燃える瞳に微笑みを巡らせ、興味が薄そうな口調で、優しく手を伸ばしてくる青年の姿に。

男らしさは無い。綺麗に整った中性的な顔。筋肉の無い痩身。白く透き通った肌。

だが、男らしいと思い、

格好良いと感じ、

現実離れという言葉が思考に貼り付けられた。

「ウ、ウゼェんだよ!人助けのつもりかぁ?気持ち悪ぃ!とっとと失せろっ!!」

気付き、自己嫌悪。否定。拒絶。
ほんのりと熱くなった顔が気恥ずかしく、青年の目線から逃れて俯く。
841 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:06:35.84 ID:K9iRT6RSO
「口悪ィな。俺も人のこと言えねェが」

「黙れっつってんだろ!白塗りぃ!!」

カラカラと笑う青年に苛立ちを吐き捨て、そのまま壁を支えに立ち上がる。
足の痛烈な痛みを誤魔化し、腹部の鈍い熱を押し殺し歩く。脂汗が吹き出す。

「怪我してるじゃねェか。病院連れてってやるよ。良い先生ェ知ってンだ」

青年の横を通り過ぎる。無視して、足を引き摺る。

「……ァッ!!」

痛みが野火のように貪欲に思考を塗り潰した。
体勢が保てず、倒れる。

「見たところ、骨はボロボロだな」

麦野を襲った凶器が青年の手の中でくるりと回った。
軽く、丈夫で、長さを変えられる使用者を選ばない杖。

「ノロノロだ。ンなンじゃ、病院着く前に日付変わっちまうぜ?」

先程は、あれが右足を軽く叩いた。

「テメェがんな邪魔しなきゃ直ぐにでも着くんだよぉぉぉ!!分かってんのかこのキチがぁぁぁ!!」

弱い怪我人扱いされるのは嫌だったが、真っ当に心配がされないのも嫌悪が湧いた。

(クソッ!優しくするなら……)

優しくするなら、最後まで。

思いを掻き消す。嫌気が差した。

プライドと何かが心の中でぶつかり合い、砕けて散らばる。幾つも。何回も。何度も。
決まり切らない酷く不安定な場所で気持ちが揺れる。
842 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:08:12.27 ID:K9iRT6RSO
「あー、そうだな。ほら、捕まれよ」

「手ぇどけろ!!肘から先落っことすぞ!!」

青年の手はその片側に引き摺り込む悪魔の手に見えた。
受け取らない。

「あ?お前腹も怪我してンのか」

変装用に着こんだ服。暗闇を這いずり回り、人目を避ける為の使い捨ての服。
当然、綺麗な色は着いていない。お洒落な柄も華やかなストラップも無い。灰色、黒色、藍色の深く暗い単色染め。

血は溢れるが表面に染み込むことはなく、穴も上部一枚二枚が目立つだけ。奥は暗がりになっていて分かりにくい。

良く気付けたと罵りたい気分に襲われた。

「ちょっと見せてみろよ」

「えっ!?」

麦野の服を白い手が掴む。

そのまま放出してしまいたかった罵倒が喉元で消失する。

「結構な厚着してンな」

細いが荒く骨の張った確かに男だと分かる指が、重厚な防御壁を一枚、一枚絡め取っていく。

ぞわりと背筋に虫の這うような感触が走った。

「ちょっ、やめてっ……!」

妙に女らしい自分の声が鋭く鼓膜を打ち、骨を振るわし、吐き気が込み上げた。

もう、遅い。

「あっ………」

「〜〜〜ッ!!」

血液が沸騰する。
843 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:09:37.06 ID:K9iRT6RSO


靴音が乾いて響く。
コール音が反響する。

『お掛けになった電話番号は、ただいま――

「クソッ!」

何十回と聞き返された女性の声。

荒々しく電源ボタンを押して、間を待たずして再び電話を掛ける。
携帯の画面に表示される番号、そして名前。

迷走する電波の求める先の相手は一方通行。

『グループ』の最終兵器で、計画に必要な黒のキング。

南国風の派手な上着一枚にサングラス、逆立たせた金髪。
真面目とはかけ離れた見てくれの土御門元春は、アジトを歩き回りながら焦りと苛立ちと不安の混じった顔で電話を鳴らし続けていた。


昨晩、敵である原子崩しが仕掛けた罠。
自滅覚悟の暴走。

被害を順調に増やされ続け、不本意ながらも誘いに乗り、数分で化け物を殺せる悪魔を送り込んだ。

結果としては最悪の一歩手前。
作戦は成否の曖昧な、ただ怪我を負わされただけに終わった。
一方通行は第四位と戦闘の場所を移してから、姿を消した。

失念していたのだ。

最強を手にしていた頃の彼は封じられている。彼が絶対者として地上に降臨出来るのは、たったの30分。
強過ぎる猛獣を縛る鎖。

死ぬ可能性は薄くない。きちんと、漂っている。
844 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:10:59.03 ID:K9iRT6RSO
下手な仲間意識や情は抱かない。暗部のモノであり、土御門としての掟でもある。

しかし、そう言い続けても、胸中の心臓を締め上げるように張った根が消えない。

響くコーリング音。
口から漏れる悪態。
早まる足。

響くコーリング音。
壁に振り落とす拳。
醒める痛覚。

響くコーリング音。

電波の繋がる細い音。

「一方通行!!無事か!?おいっ!」

らしくない焦燥に駆られた自分の声。

もし、電話の向こうが第四位なら、最上級のおもてなしとして、最下級の罵倒や嘲りを貰うだろう。絶望を伝えられて、谷底に落とされるかもしれない。

それを、気にする暇が生まれない。

『おゥ。心配掛けちまったようだな。悪いことしたよ、土御門』

悪怯れた様子、反省の色が薄い彼の声。

恥ずかしい。
歓喜が胸の中ではち切れそうになっていた。
845 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:11:58.72 ID:K9iRT6RSO
「アクセラレっ――

『ねぇ、あくせられーた。お電話誰から?』

『も、ももももしかして、か、彼女さん?』

『ふぅ。結局、一位様は隅に置けない奴って訳よ』

『超普通に友人じゃないですか?』

聞こえる。電子情報に分解され、離れた場所に居る自分のところまで聞こえる。

賑やかで明るく甘い少女達の声。

『ちと、黙ってろ!今から、大事な話するとこなンだ!』

万更、嫌そうでもない仲間……違う。裏切り者の声。

『ご、ごめんなさい……。彼女との邪魔しちゃ悪いよね……』

『彼女じゃねェよ!!』

熱いやり取り。

『ったく……』

怒涛の勢いで吹き上げる感情に青く澄んでいた空には黒煙が立ち込め、青々と茂る草花はマグマに飲み込まれ、穏やかに流れる清水は血で染まり、歌う動物達は生を奪われる。
荒れる死地。灰と骸が転がり、消され損ないの魑魅魍魎が跋乎する。

分かる。

殺意だ。憎悪だ。怨嗟だ。嫉妬だ。憤怒だ。

「一方通行…」

『あ?』

心と対称的に頭は冷静だった。

この後、何を言えば彼も、自分も、他のメンバーも救われるか。
その最善の道が一本道で見えた。

「お前、暫く帰って来るんじゃないにゃー」

握り締めるように携帯を閉じる。

ミシリ、と手の中の機械が悲鳴を上げた。
846 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:13:14.65 ID:K9iRT6RSO

気持ちを落ち着かせる為には暖かい飲み物が一番効果的だ。

矜恃を捨てて手に入れた戦利品を胃に流し込んだ。

酸味が無く、渋味の濃くないまろやかな味わい。舌で転がる苦味もしつこくなく、過ぎれば仄かな甘味を残していく。
風味高い薫りが広がり、洗練された刺激がシナプスを喜びに奮わせる。
穏やかな心地のままに優しく息を吐くと、それとは違った余韻の深い薫りが鼻腔を突いた。

その素直な感想を煎れてくれた彼女に言うと、とびきりの笑顔で喜んでくれた。

少し、ドキリとする。

もう一口。心を鎮める必要がある。

着信拒否を告げるアナウンスが流れる携帯をゆっくりと畳む。

どうしたものだろうか。

少女達は興味津々にこちらを見るだけで、その呟きの答えは教えてくれない。

コーヒーのおかわりを頼む。

本当に、どうしたものだろうか。
847 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:14:28.79 ID:K9iRT6RSO

足音が帰ってくると、一方通行は神妙な面持ちで扉へと向かった。
そして、浜面を肩に担いだ麦野の姿が見えると膝を着き、頭を地面に擦り付けた。

男としての決断を告げる。

始めは肩の荷を転がす程に狼狽していた彼女も言葉が染み込んでいくにつれて常を取り戻し、笑顔で意思を包み込んだ。

(私の助言が良かったんだ)

第一位が第四位に頭を下げているその異常性。
恋人が顔面ダイブを成し遂げたのに微動だにしない危険性。

特に気にするでもなく、何時ものようにマイペースでのんびり構え、顔を仄かに赤くしている主演を見つめる。

滝壺理后は自分の功績を静かに喜んだ。

このまま変容の無い一日を過ごしていれば、二人の距離はもっと短くなるだろう。
自分はその手伝いをしてあげるのだ。

人の恋愛を助けることのやりがいと楽しさを肌で感じ始めていた。


だが、事件は起こる。
848 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:15:31.20 ID:K9iRT6RSO
「裏切り者扱いだ」

一方通行が組織に帰ってくるなと言われたらしい。

「ごめんっ!」

「むぎのは悪くない!」

まるで、ロミオとジュリエット。

敵対しているから。
上の仲が悪いから。
世間体が濁るから。
先が見えないから。
世界が違うから。

何故、そんな理由で恋が、想いが踏み潰されねばならないのか。
何故、そんな理由で二人の間に壁を立て、仕切りを張るのか。

恋こそ自由なのに。

理不尽な世界そのものに滝壺は義憤を感じた。
普段抱く事すら珍しい荒れた思いが言葉に伝わって出る。

「悪くないもん!」

「まァ、落ち着けよ。ちゃンと弁解すっから」

宥める役目の恋人はまだ再起していない。
一方通行の言葉を聞いても彼女の膨れっ面は収まらなかった。

彼は直ぐにはご機嫌取りが無理だと判断し、諦めて電話を開いた。

「他の仕事仲間に連絡入れるわ」

操作音。電子音。
849 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:16:45.20 ID:K9iRT6RSO

間を空け、音楽が部屋に鳴り響く。

「………は?」

放心と警戒が部屋の空気に複雑に交じり合った。

一方通行の仕事仲間に掛けたはずの電話が、何故かアジトの一室、浜面仕上の部屋から音を鳴らしている。
偶然の可能性も有ったが、そんな幸せな考えが信じられる程の好条件がこちらには揃っていない。

「お、おィ………まさか、殺しに来たってかァ?」

「見てくる」

悪い警報は無い。
苦痛の悲鳴。誰かの焦る声。物が転がる音。

それでも、その言葉を聞いた滝壺は急ぎ足で部屋へと駆けた。

「はまづら!」

ドアを開く。

「ん?…あ、あぁ。お早う滝壺」

浜面は何事も無くそこにいた。荒らされた形跡も無い。

「良かった…」

少しの安堵。無事だった。それで良い。
850 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:18:26.66 ID:K9iRT6RSO
だが、滝壺の後を着いて部屋を覗き込んだ4人はそれでは終わらない。
机の上で揺れながら女性向けの着信音を発信する携帯を疑問に思わずにはいられなかった。

「浜面。その携帯は誰のですか?超気になります」

「あー、これ?これは昨日拾った……ふぁ……」

欠伸1つ。

「今日、届けようと思って……」

「そォか……」

元気を急激に失った様の一方通行が踵を巡らせる。

「はまづらは優しいね」

余計な心配をさせられたことに今にもはち切れそうな爆弾三人を部屋に残し、滝壺も出ていく。

安全と平穏を確認できただけで満足した。

背後の嫌な気配と言い訳にならない言い訳をする恋人は何時ものことだ。
気にしない。

「あァ……別に携帯落とすぐらいしちゃうもンなァ。結標ェ……」

彼女からすれば、今はリビングで脱力して頭を抱える一方通行が気になった。

「……大丈夫だ。まだ、手は在るンだ」

心配そうに見つめられていたのに気付き、一方通行の声のトーンが平常になる。

再び携帯。

操作音。

背後の悲鳴。

今度は着信が部屋の中で鳴ることなく繋がった。
851 :麦野「王子さま……」 :2011/01/14(金) 07:20:49.94 ID:K9iRT6RSO
「おォ、俺だ。ちょっと……あァ!?オマエ海原じゃねェな?」

「誰だ?奴の言ってた妹さンかァ!?」

「違う?じゃァ、だ……」


「あっ!テメッ!その声オリジナルか!!」

「なンで、あいつの携帯持ってンだよ?…………はァ!?拾ったァ!?何処でだ!!」

「ベッドの下……」

「そォか。分かった。こっちのバカが面倒なことして済まなかったなァ」

「……あァ、解体遊びしようが的にしようが好きにしとけ」

「ついでにお節介だが、部屋ン中探知することを勧める。じゃァな」

一方通行の放り投げた携帯が机の上を滑り、端から落ちる。

「どうだった?」

様子を見れば大方の予想は付く。
彼も机から落ちそうな程に沈んでいる。

だが、相手は女性の声で会話がやや日常的だ。滝壺の質問には興味よりも、不安が多い。

「海原ァ………」

ゆらりと立ち上がる。

「海原ァァァァァ!!」

咆哮。

猛々しく殺意を孕んで叫ぶ一方通行は、正に悪魔の称号に恥じない学園都市第一位の化け物だった。

(うなばらさんか……)

一方通行の本性を見た滝壺は決意する。

(あんなに名前を呼んでる。大切なんだね……)

(むぎの、ライバル出現だよ)

例えどんなに困難な道でも、最後まで大好きな麦野を応援していくことを。

強く強く………。

それが噛み合わない意志だと気付かぬままに。
852 :むぎのーん :2011/01/14(金) 07:26:19.48 ID:K9iRT6RSO
以上

何かアレですね。ぐだぐだで涙が出そうです

次回、必ず終わらせます。どんなことしても終わらせます
最悪、僕達の戦いはこれからだっ!!で締めるか、ソードエッガー麦のんENDにします
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 07:30:32.87 ID:bCfwVgwdo
土御門の胃が心配だww
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 07:36:53.51 ID:SAGn6Syso
>>852
恋するむぎのんの不安定さとズレてる滝壺の可愛さにやられました
しかし携帯落としすぎだろ…一方さん含めてグループの駄目暗部っぷりに、つっちーの苦労を思い涙
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 07:40:03.45 ID:VMf0vwVAO
皆すれ違いまくりで良いな。

打ち切りしなくて良いからちゃんと書いてくれwwwwww
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 10:12:25.51 ID:n0Pj1EQ1o
グループまじ歪み無さ杉wwwwwwww
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 10:26:38.16 ID:DGoQ8N5IO
浜面が海原かとおもた
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/14(金) 23:00:52.29 ID:uOkSsmvB0
土御門ォォォ
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 00:13:55.43 ID:/zkhs1NP0
5,6レスもらいます

上琴です
860 :録画番組 1/5 :2011/01/15(土) 00:14:32.86 ID:/zkhs1NP0
佐天「この一杯のために、生きてるっ感じかな」

朝起きてすぐ、朝食や洗顔よりもさきに
缶ビールを開けて、喉に流し込む。
苦みと爽快感が、通り抜ける。

二本目を開けながら、TVをつけ
HDDの録画を再生する。
仕事で見逃した、深夜バラエティだ。

上条『どうも! 青ピ上やんの、上やんです!』

テレビの画面の中で、ひな壇に座る
ツンツンのウニ頭の男が威勢よく挨拶する。

佐天「あ、御坂さんの旦那さんじゃない。先週、出てたんだ」

古い友人の配偶者であり、何度か顔を合わせた事もある。
お笑い芸人をしているとの話で、最近テレビでも見るようになった。

『上やんの奥さんと言えば、有名な学園都市出身の超能力者、御坂美琴さんですが……』

青ピ『それ、旧姓ですわ。いまは相方の本名になってますん。稼ぎ的には確実に、こいつがミサやんになるべきやと思いますが』

上やん『どういう意味だよ! つか、稼ぎはお前も同じだろ!』

青ピ『僕、ドラマの仕事もやってるけど、上やんしてないやん。その間ネタの一つでも、書いてくれるかと思ってたんやけど。……それならギャラ折半でも良かったんやけど』

上条『うっ、お、俺も働いてたんだよ』

『どんなお仕事ですか』

上条『そ、掃除とか、洗濯とか、料理とか。……家の』

青ピ『ええ、これからは青ピミサやんで行きます』

上条『上条さん否定された! 上条の部分限定で!』
861 :録画番組 2/5 :2011/01/15(土) 00:15:32.88 ID:/zkhs1NP0
佐天「旦那さん、いじられキャラだなぁ」

テレビを流し見しながら、二本目のビールを開ける。
休日だから、朝から飲んでも
誰にも怒られないし、どんどん開けてしまう。
だらしないと心のどこかで考えなくもないが、
朝ビールの魔翌力には勝てない。

上やん『まぁ。テレビでコメンテーターしてる時は気取ってますけど、家ではごろごろしてるだけですね』

佐天「また、御坂さんの話してる」

三本目のビールを開けた時、
また友人の夫が、司会者に話をふられている。
答えの中で話がずれ、
彼の妻、つまり佐天の友人の話題になっていた。

青ピ『そんなん言ってると、またビリビリされるで。……まさか、されたいからか!』

上やん『人を変態みたいに言うな!』

青ピ『ちょっと羨ましいやん!』

上やん『本物かよ!』

佐天「どっちも、そういうヒトじゃないのかな」

違う番組で、電流罰ゲームで良い笑顔を見せた事を覚えている。
そのせいで、最近友人もそっちの人じゃないかと疑っている。
根は良い人だけど、結構イノシシみたいなとこあるし。
862 :録画番組 3/5 :2011/01/15(土) 00:16:12.19 ID:/zkhs1NP0
佐天「ん、電話?」

机の上に置きっぱなしにしていた
携帯電話が、軽快なメロディを奏でる。
確か、この曲は……

佐天「偶然ってあるんだ。……もしもし」

美琴〈もしもし、今、時間大丈夫?〉

画面に映っている人の、奥さんからの電話。
友人なのだから、当たり前の事なんだけど、
自分が有名人になったみたいで、
少しくすぐったい気分だ。

佐天「はい、今日は休みですからだいじょぶです」

美琴〈うん、相談があるんだけど……〉

不安そうな友人の声。
彼女がこういう声を出すときは、
ほとんどの場合、

佐天「旦那さんの事ですか?」

美琴〈な、なんでわかったの!?〉

佐天「付き合い長いじゃないですか」

中一の時に知り合って、十数年経つ。
考えている事は、何となく想像がつく。
美琴が、わかりやすい人間な事もあるが。
863 :録画番組 4/5 :2011/01/15(土) 00:16:39.10 ID:/zkhs1NP0
美琴〈そうね……〉

佐天「はい。それで、どうしたんですか」

美琴〈う、うん。実はね……〉

友人が言いにくそうに言葉を濁す。
そして、テレビの中でまた司会者が、
例の二人に話をふり、

美琴〈アイツ、浮気してるのかも〉
青ピ『そういや、上やん。前、グラビアの子と歩いとったやん。浮気?』

佐天「そうなんですか!」

携帯とテレビから同じタイミングで、
衝撃発言が飛んでくる。

美琴〈最近、知らない子とメールしてたみたいだし〉
上条『ちげーよ。ただ、相談に乗ってただけだよ』

佐天「ふむふむ。なるほど」

とりあえず、美琴の言いたい事を話させようと、
先を促す。当然、テレビにも注目しながら。

青ピ『でも、仲よさそうだったやん』

美琴〈アイツ、私の事嫌いになったのかな。だから……〉
上条『そんな勇気はねぇよ。つか、勇気リンリンでもしねーし』

佐天「ふむぅ」

青ピ『ほう、言うやん。つい、ふらふらってなったりとかないん?』

美琴〈どうしよう。別れたくないよ……〉
上条『ねぇよ。絶対無い』

上条『愛してるからな。今はもう』

青ピ「流石、テレビでのろけるんや」

にやにやと笑う相方の人は、確信犯だと思う。
週刊誌に騒がれる前に、先手を打ったのではないかと思う。
普段のトークも、計算っぽいし。
864 :録画番組 5/5 :2011/01/15(土) 00:17:07.83 ID:/zkhs1NP0
佐天「浮気かもしれませんね」

美琴〈そ、そうなのかなァ……〉

佐天「じゃ、ウチで作戦会議しませんか。初春や白井さんも呼んで」

美琴「作戦会議?」

佐天「そうです。旦那さんの浮気にどう対抗するのか、相談しましょう」

美琴「う、うん」

佐天「じゃ、13時にウチに集合しましょう。あの二人には連絡しときます」

美琴「あ、ありがとう」

佐天「いえいえ」

いつもなら、見たらすぐに消去するHDDのデータだが、
今回の番組は寿命が長そうだ。
少なくとも、あの三人と見るまでは……


865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 00:18:33.69 ID:/zkhs1NP0
以上です

上琴書く時、何故か佐天さんが使いやすいです。

お目汚し失礼しました。
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 00:28:07.62 ID:NxgWcO5No
美琴羞恥プレイフラグktkr
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:43:01.62 ID:rxV/zflf0
おつ
佐天さん策士やな
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 04:17:03.64 ID:9BXrev+Fo
こっち来たらやっぱ過疎ったな。
そのうち人増えるんだろうか
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 05:25:42.18 ID:NhdV7FUAO
誘導URLからだと専ブラそのままで来れないのが不便だね。携帯用のみだけど一応貼っておこう

Orz
http://ex14.vip2ch.com/orz/orz.cgi/-/ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
s2ch
http://s.s2ch.net/test/-/ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
自分流設定Orz
http://orz.2ch.io/p/1!1e.f+-sV--+...ffffff.000000.ffffff.00ffff/ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 06:50:46.26 ID:kLHNLu8IO
>>869
BB2Cの俺も、大分手間取った。最近は追加板全然使ってなかったしな・・・

ま、そのうち戻るだろ
後、SS全般に言える事だがやっぱり初めはsage進行がいいかもしれん。ややこしいのがくるかもしれんし
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 10:35:26.42 ID:mYOsjGwto
上条と一方通行が組んでて御坂佐天ういはる白井が地下で頑張るssってなんだったっけ?完結した?
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 10:43:19.15 ID:LEkY+PoA0
初春が失禁するやつ?
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 10:44:52.22 ID:jZdF1xzko
とっくに完結したし、聞くのはここじゃない
>>1のところで聞け
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 10:46:44.25 ID:jZdF1xzko
>>1じゃなかった、>>2
もう2レスも使ったから書くけど、美琴黒子佐天初春「あなたたちを全力で倒す!」上条一方通行「…やってみろ」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 13:11:08.75 ID:EOxZNGFDO
こっちってべっかんこで見れないの?
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 13:13:09.92 ID:ov6v2cYDO
>>875
URLいじれば見れるよ
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 16:46:17.43 ID:ojEtJP780
青ピカミやんのその後が気になるけど短髪なんだろうな…
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 18:03:55.44 ID:o/whJtAAO
>>875
携帯なんで貼れないが、俺妹の総合スレにべっかんこ用のURLが貼ってある
そこからたどって今ここ見てるww
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 18:47:00.38 ID:lBuPsEjAO
http://same.ula.cc/test/p.so/ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
べっかんこver
あってるかな?
880 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 20:53:44.48 ID:0azzrlEN0
シリアスでハートフルなSSです
ギャグは少なめ
881 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 20:55:39.47 ID:0azzrlEN0

一方通行「あのあのどンな色が〜今ですか?♪」

一方通行「血しぶきレッド♪」

ブシャッ! グチャッ!

一方通行「肉塊ブラック♪」

ぎゃああああああ!!!
やめてくれえええええ!!!

一方通行「重ねてみた時〜♪愉快なオブジェなり〜くきこけかかか♪」

番外個体「ねぇ、なにやってんのアラレちゃん」

一方通行「変な略し方すンじゃねェ。見りゃわかンだろォが」

番外個体「見て分かンないから聞いてンだろォが」
882 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 20:56:31.04 ID:0azzrlEN0

一方通行「料理だ」

番外個体「へぇ、目玉焼きも作れない不器用で甲斐性無しでロリコンなクズが? 何作ってんの?」

一方通行「カープラーメン」

番外個体「えっ?」

一方通行「つーか誰が不器用で甲斐性無しでロリコンのクズだこの野郎」

番外個体「いやいや、何かZ指定な効果音とか断末魔がこれでもかってくらいに鳴り響いてたけど?」

一方通行「あァ? 気のせいだろ」

番外個体「……」
883 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 20:57:45.15 ID:0azzrlEN0

一方通行「……」ズズズズズ

一方通行「ふゥ〜ふゥ〜…あちッ…」ズズズズ

打ち止め「またカップラーメン食べてるの?」

一方通行「やらねェぞ」

打ち止め「いらないよ。それよりもジャンクフードばっかだと体壊すよってミサカはミサカは心配してみる」

番外個体「二杯目作ってきてあげようか?」

一方通行「親切心から言ってるとは思えねェな」

一方通行「つーか、好きなもン食って死ぬってのは、そりゃそれで幸せなンじゃねェの?」

番外個体「じゃあ[ピーーー]よ」

一方通行「オマエ何か俺に恨みでもあンのか? いやあるな、あり過ぎるくれェにあるな。悪かった」
884 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 20:58:40.63 ID:0azzrlEN0

打ち止め「嫌だよ、あなたが死んじゃうなンて嫌だよ!!」

打ち止め「ずっと一緒に居たいよってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方通行「打ち止め…あァ、そォだな…」

一方通行「俺も、ずっと一緒に居たかった…」

打ち止め「一方通行…//////」

一方通行「打ち止めァ…」

番外個体「お前ら見てて恥ずかしいからやめろ。ていうか何度目だよそのネタ」

一方通行「ま、ガキがここまで言うンなら仕方ねェ。俺もちったァベジタリアンに挑戦してみるか」

一方通行「まずはぺヤングのかやくレベルから」

番外個体「ベジタリアンなめんなよもやし」
885 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:00:28.23 ID:0azzrlEN0

番外個体「それにしても、ほんとあなたって幼女には優しいよね」

一方通行「誰がもやしだテメェ!!」

番外個体「テンポ遅すぎだろ」

一方通行「別に俺ァ幼女が相手だから優しいわけじゃねェ。つーかこの際はっきりと断わっておくが、俺はロリコンじゃねェからな」

番外個体「泣いてる幼女相手に“こンなに眼球濡らしやがって、いやらしい奴だなオマエはァ!! あはぎゃはッ♪”
     とか言ってたくせに何を今さら」

一方通行「………」

番外個体「………」

一方通行「………」

番外個体「えっ?」
886 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:01:19.37 ID:0azzrlEN0

一方通行「何で知…じゃねェ、そ、そそそそンな事ありけるわけなかりけるじゃねェか!!」

番外個体「お兄ちゃん、いや鬼いちゃん出頭しようかマジで」

一方通行「待て!ちょっと待て!!あれはもう時効…じゃねェ!!俺はそンな変態じゃねェ!!!」

番外個体「もしもしアンチスキルですか? ていうか黄泉川?」

一方通行「やめろォォォおおおおおおおお!!!!」

打ち止め「……大丈夫、ミサカはミサカはそんな変態なあなたでもずっと一緒に居たいよ。でも眼球はちょっと…」

一方通行「違ェ!! いやちがくねェけどちげェンだよおおおおお!!!」
887 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:02:32.11 ID:0azzrlEN0

一方通行「……」

番外個体「ねぇクズ…じゃなかった一方通報」

一方通行「………」

番外個体「ねぇ鬼いちゃん、オチは?」

一方通行「オチ? 何言ってンだ? シリアスなSSなンだからそンなもンあるわけねェだろォが」

打ち止め「せっかくだから野菜に挑戦してみようよってミサカはミサカは提案してみる!」

番外個体「ナイスアイデア!!」

一方通行「勝手に話をすすめンじゃねェ!!」

番外個体「大丈夫、野菜嫌いのあなたのためにミサカは食べやすい野菜を用意してみたよ」

一方通行「食べやすい野菜なンてあるわけねェだろ。地面から生えてきた時点でみンな雑草と同じなンだよ」

打ち止め「農家のみなさんごめんなさい」
888 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:04:10.45 ID:0azzrlEN0

番外個体「というわけで、それじゃあまずは…」


番外個体「まずはソフトにトリカブトから行ってみようか」

一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」

番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」

一方通行「悪ィがオマエの一方通行な愛には応えられねェ」

番外個体「そう言わずに、ミサカの愛を受けって////」グイッ!

一方通行「もがっ!もごっごががが!!!」

番外個体「ほら! 幼女の眼球だと思って飲み込んで!!」グイッ!グイッ!!

一方通行「むぐっ!!むぐぐぐぐぐぐぐ!!!」


ゴクン!!


打ち止め「あっ」
889 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:06:04.10 ID:0azzrlEN0

おォォォェェェェェェッ!!! ゲェ(不適切な表現により規制されました)


一方通行「ふゥ……」

一方通行「生まれてこのかた、ベクトル操作で胃の中身全部吐き出したのはこれが初めてだぞこの野郎」

番外個体「男は度胸、何事も試してみるものだよ」

打ち止め「それはなんか違う気がするってミサカは(ry)

一方通行「さっき食ったカップ麺とトリカブトが便器の中で混ぜ合って紫色の(ry)」

打ち止め「やめて!!」

一方通行「クソッ、胃の中身全部吐いたせいで腹減ってきやがった。またカップ麺でも食うか」

番外個体「あなたの健康の事を考えて全部捨てといたよ」

一方通行「オマエ、本当に俺の事が嫌いなンだな」

番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」
890 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:06:44.69 ID:0azzrlEN0

一方通行「まァいい、ショッキングパープルの物体を見てカップ麺もしばらく食う気がしねェ…」

打ち止め「これで健康に一歩近づいたね」

一方通行「どう考えても間違った健康法だろ。仕方ねェ、ミカンでも食って腹を満たすか」

番外個体「ミサカが剥いてあげるよ」

一方通行「ちゃんと白皮まで剥けよ」

番外個体「ついでにあなたの皮も剥いてあげるよ」

一方通行「大きなお世話だクソッタレ!!」

打ち止め「被ってるの?」

一方通行「見てわかンねェのか?」

打ち止め「分かりたくないし見たくない…」
891 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:10:21.41 ID:0azzrlEN0

番外個体「剥けたよ」

一方通行「あァ」

番外個体「食べさせてあげる」

一方通行「ンな恥ずかしい事できるか!」

番外個体「いいから口開けなよ、ほらあーん♪」

一方通行「チッ、……あー…」

番外個体「はい、あーん……とみせかけて自分でパクッ♪」

一方通行「……」

番外個体「ん〜〜甘いっ! ん? 馬鹿みたいに口開けてどうしたの? 」

一方通行「オマエ、本当に俺の事が嫌いなンだな」

番外個体「ミサカはあなたの事は大好きだよ♪」

打ち止め「ミサカはミサカは全体的に空気かも…」


本日の出費
カップ麺 150円
限りなく黒に近い灰色の疑惑 プライスレス
番外個体の愛 時価
892 :一方通行「オマエ本当に俺の事が嫌いなンだな」 番外個体「ううん、ミサカはあなたの事が大好きだよ」 [sage]:2011/01/15(土) 21:11:28.64 ID:0azzrlEN0
認めよう、化物語が好きです
いぜうです、ありがとうございました
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:11:59.33 ID:JctQ/6vwo
この番外個体の愛は殺し愛的な意味なのかww
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:18:42.98 ID:UxUfWRvro
あっくん愛されてるな。
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:08:58.06 ID:8VmR3o+AO
またおm(ry
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 22:59:49.86 ID:ihmT29YJ0
>>892

番外個体は良い

3,4レスもらいます

上琴です
897 :星のどこかで 1/3 :2011/01/15(土) 23:01:11.61 ID:ihmT29YJ0
美琴「何、見てるの?」

ベランダで夜風に当たっていると、
後ろから美琴に声をかけられる。

上条「ん、星」

頭上に広がる天空から
目を晒さずに答える。
隣に美琴が並ぶ気配。

美琴「あれいすたー?」

上条「違います! 普通に夜空を見上げてました!」

美琴「へぇ、意外とロマンチストなのね」

からかう様な口調で美琴が言う。
確かに、上条自身でも柄では無いと思う。

上条「悪いかよ」

美琴「嫌いじゃないわ」

星空から視線を下ろすと、
隣の美琴は優しく微笑んでいる。
なんとなく気恥ずかしくなって
また、星空を見上げる。
898 :星のどこかで 2/3 :2011/01/15(土) 23:01:51.04 ID:ihmT29YJ0
上条「……なぁ」

美琴「何?」

上条「……笑うなよ」

ずっと前から思っていた。
自分でも子どもっぽいと思う疑問がある。
それを隣の少女に、聞いてみたくなった。
理由は自分でもわからない。

美琴「何を?」

上条「……宇宙人っていると思うか?」

美琴「宇宙人?」

上条「わ、笑うなよ!」

自分でも、なぜ宇宙人なのかはわからない。
でも……

美琴「別に笑ってないんだけど。……そうねぇ、魔術師や天使がいるくらいだし、いるかもね」

魔術。
異なる技術との出会いが、全ての始まりだった。
残念ながら、出会った瞬間の事は覚えてはいない。
しかし、科学と魔術の出会いがもたらしたものは
今でも、上条の胸の奥にある。

上条「お前は超能力者だしな」

美琴「そうね。で、なんで唐突にそんな事言いだすのよ」
899 :星のどこかで 3/3 :2011/01/15(土) 23:02:31.71 ID:ihmT29YJ0
上条「行ってみたいと思ってよ」

美琴「どこに?」

上条「空の向こう」

そこで、また違う考えや、
違う文化と出会いたい。
それは、素敵な事だから。

美琴「どうやって?」

上条「勉強して、ロケットでも作る」

美琴「アンタの成績で?

上条「う、それを言われるとな……」

確かに、上条の成績は良くない。
しかし、これからの努力次第であるいは……

美琴「しょうがないわね。私が見てあげるわよ、勉強」

悪戯っぽい笑顔で、美琴が言う。
いつから、この表情を大切に思えるようになったのか。

上条「御坂。……頼む」

美琴「任せなさい! スパルタで行くからね」

上条「おぅ、望むところだ」

いつか、新しい出会いの時。
その時にも、彼女に隣に立っていてほしい。
どうしてか、そう思う。


900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 23:04:31.28 ID:ihmT29YJ0
以上です

最初は宇宙人がいると主張して馬鹿にされる上条さんのはなしを書くつもりでした


お目汚し失礼しました
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:25:44.64 ID:NxgWcO5No
上条さんも夢見るよね
15歳だもの
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 02:47:02.90 ID:tzijVX7DO
>>876>>878>>879
遅レスだがサンクス
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 03:25:07.32 ID:0vpdldyP0
2レス。小ネタ。

インデックスさんが料理をはじめたので、ちょろっと知り合いに振舞ってみるようです。
904 :18歳と14歳 1/2 [sage]:2011/01/16(日) 03:27:03.70 ID:0vpdldyP0

禁書「出来たんだよ〜」

上条「お、きたきた」

五和「わあ、肉じゃがですか」

禁書「得意料理なんだよ!」フンッ

上条「まあそれ以外は野菜炒めとかだしな」

禁書「そ、それはまだチャレンジしてないだけで、練習すればすぐかも!」

五和「なんなら私からも何かお教えしましょうか?」

禁書「ほんと? 五和の料理は美味しいからお願いしたいな!」

上条「まあ、そういう話は食いながらでいいから、さっさと食おうぜ」

五和「そうですね、冷めちゃいますし」

イタダキマース

上条「……ん、美味い。ところで五和が得意なのって、やっぱ和食か?」

五和「ええ、和食中心に色々と。和食といえば女教皇様もお上手ですよね?」

神裂「……ええ、ええ。とても美味しいですよ、インデックス」グスッ

上条「……、……神裂サン。なんで泣いているのでせう?」
905 :18歳と14歳 2/2 [sage]:2011/01/16(日) 03:28:03.04 ID:0vpdldyP0

五和「ぷ、女教皇様?」

神裂「いえ、インデックスの作った料理を食べられる日が来るとは思わなくて……」スンスン

禁書「そんなに感動されると複雑かも……」

上条「なんかお母さんみたいだな……」

神裂「あ゛あ゛ん ?」ギロッ

上条「いえなんでもないですはい」

五和「……ああ、それでさっきから」

ステイル「……ううっ、ぐすん、ぉう…………」グスグス

上条「(号泣しとる……)」

五和「(まあ、複雑な事情がおありなんでしょうけど……)」

神裂「(分かります、分かりますよステイル……)」スン

禁書「……そ、そんなに不味かったかな?」

ステイル「違うんだ。美味しい、とても美味しいよインデックス」グスッ

ステイル「……ああ、でも少し塩味が濃いな」

禁書「あ、あれ? お醤油入れすぎ?」

ステイル「違うんだ、君の肉じゃがは最高だよ……最高なんだ……」グスグス

上条「(……色々考慮してみたが、やっぱ普通にキモイ)」
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 03:29:58.92 ID:0vpdldyP0
いじょ。

ステイルは言わずもがなねーちんもインデックスにはとことん甘くすればいいさ。
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 10:04:34.76 ID:a0pv4jnAO
イギリス清教がインデックスを甘やかすのはもっと見たいなあ
おつ!
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 10:54:43.77 ID:jHbcNOSQo


かんざきかおりさんじゅうはっさいマジおかん
909 :一方通行「家族なンだからよ」 [sage]:2011/01/16(日) 14:55:17.29 ID:BcFDuR9U0
シリアスでハートフルなSSです
ギャグは少なめ
910 :一方通行「家族なンだからよ」 [sage]:2011/01/16(日) 14:57:16.66 ID:BcFDuR9U0

一方通行「寒ィなァ…早く帰ってあったけェ部屋でコーヒー飲みてェ…」

一方通行「なンて言ってる場合じゃねェンだよな」

一方通行「まァ何が起きたか?って言われても、細かい事を説明すりゃ色々と面倒なンだが、
     本当に端的に何もかも省いて述べるとすりゃァ、つまりはこういう事だ」


一方通行「打ち止めが居なくなった」


一方通行「……いや、別に居なくなったつっても死ンだとか縁起でもねェ話じゃねェ。要はプチ家出ってやつだ」

一方通行「なンで家出したかだと? そりゃァ、俺がアイツのプリンを勝手に食っちまった……ってアイツが勘違いをしてンのが原因なわけで」

一方通行「実のところ、番外個体がプリン横領の犯人なンだが、あのクソ野郎が俺に罪を擦り付けやがったンだよ」

一方通行「ったくよォ、アイツは本当に俺の事が嫌いなンだな」

一方通行「……」

一方通行「ま、本当の事を言うと、“たかがプリンごときでギャアギャア騒ぐンじゃねェ!!牛乳と卵と砂糖でも混ぜて食ってりゃ
     良いだろォが!!!”って怒鳴っちまったのが直接の原因なンじゃねェかって思わねェ事もねェけどよ」
911 :一方通行「家族なンだからよ」 [sage]:2011/01/16(日) 14:59:32.15 ID:BcFDuR9U0


打ち止め「うるさい!あなたにプリンの何が分かるの!? あなたなんて大っ嫌い!! このもやし!ロリコン!厨ニ病!包茎!!ばかぁ!!
     ってミサカはミサカはドアを勢いよく開けて部屋を飛び出す!!うわああああん!!!この支配から卒業してやるーっ!!」

一方通行「尾崎豊かテメェは!!待てッ!!」


………


一方通行「てな感じでアイツは出て行った」

一方通行「そンなわけで俺は今ガキを探してるわけだ」

一方通行「上位個体の危機だ、妹達にも協力を仰いでる。ついでのワーストも拳で黙らせて協力させてる」

一方通行「ったくよォ、どこに行きやがったンだあの幼女は」

海原「おや、一方通行さんじゃないですか」

一方通行「話しかけられた気がするが全力で無視する。それが俺の流儀だ」

海原「……」
912 :一方通行「家族なンだからよ」 [sage]:2011/01/16(日) 15:00:23.20 ID:BcFDuR9U0

一方通行「ったく、どこに行きやがったンだァ?」

海原「……」

一方通行「……」スタスタ

海原「……」スタスタ

一方通行「……」スタスタスタ

海原「……」スタスタスタ

一方通行「……」ピタッ!

海原「……」ピタッ!

一方通行「………」

海原「………」


リーリーリー


一方通行「……」ダッ!

海原「……」ダッ!

一方通行「…ドアッ!!」バタッ!!

一方通行「やべェ、杖ついてンの忘れてた」
913 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:01:42.72 ID:BcFDuR9U0

海原「大丈夫ですか?」

一方通行「なンでついてくンだよテメェは!!」

海原「すみません、つい血が騒いで」

一方通行「ストーカーの血か?この変態野郎」

海原「いえ、狩猟本能です」

一方通行「肉食系男子ってやつか」

海原「いえ、自分は草食系です」

一方通行「澄ました顔で嘘ついてンじゃねェよ」


…………



海原「えっ、ロリミサ……最終信号が行方不明!?死ねよ」

一方通行「オマエこそ死ねよ」

海原「分かりました、そういう事情なら自分も協力します」

一方通行「テメェに頼むのは癪だが、ンな事言ってる場合じゃねェな。見つけたら俺に連絡しろ」
914 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:03:23.92 ID:BcFDuR9U0

結標「あら、あっくんじゃない」

一方通行「そンな親しい仲じゃねェだろォが」

結標「どうしたの? ロリっ子でも探してんの?」

一方通行「違ェ、ガキがどっか行っちまったンだよ」

結標「合ってるじゃない」

一方通行「オマエの言い方だとまるで俺が犯罪者みてェじゃねェか!!」

結標「えっ? あなたに襲われて逃げたんじゃないの?この犯罪ぺドフィリア」

一方通行「あァ!?」

結標「うーん、学園都市中のショタなら全員リアルタイムでどこに居るか把握してるんだけど…」

一方通行「テメェこそ犯罪者だ!!」

結標「ま、見つけたら連絡してあげるわよ」

一方通行「悪ィな」
915 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:04:53.97 ID:BcFDuR9U0

土御門「にゃあ!」

一方通行「オマエはいいや…」

土御門「ちょっと待てい!」

一方通行「なンで今日はこンなにもグループとのエンカウント率が高ェンだよ」

土御門「何言ってんだお前? つーか海原から連絡があったんだが、最終信号が居なくなったらしいな」

一方通行「あァ」

土御門「ついに襲っちまったのか?」

一方通行「違ェっつってンだろォが!!」

土御門「冗談だ、そんなマジギレすんなよ」

土御門「ま、そういう事情なら仕方ねぇ、俺も協力してやるぜよ」

一方通行「あァ、頼む」

猫の手も借りたいってか?

猫じゃねぇけど

916 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:06:11.63 ID:BcFDuR9U0

そんなこんなで…

特別な事情(ロリ)により同意してくれたグループの協力もあり、ついに俺はガキを見つけた


打ち止め「あっ」

一方通行「やっと見つけたぞクソガキ」

打ち止め「……」

一方通行「……」

一方通行「悪かった」

打ち止め「えっ」

一方通行「悪かったな、オマエの気持ちも考えねェで…」

打ち止め「……」

一方通行「だから、戻ってきてくれねェか?」

打ち止め「……うん、ミサカもミサカも大人気なかったね…ごめんなさい…」

一方通行「なンでオマエが謝るンだよ」

打ち止め「ごめんなさい…」

一方通行「……帰るぞ」


そう言い、俺は打ち止めの手を握った。
まるで氷の様に冷たくなった小さな手を。

最低だ…

917 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:09:14.57 ID:BcFDuR9U0

もちろん、打ち止めが家出したこの状況の事もある。
だがこの場合の最低は違う。最低なのは、俺はコイツの事をなんも分かっちゃいなかったという事だ。
“悪かった“なんて所詮は口先だけ、上辺だけの謝罪。社会人の社交辞令と同レベルの空っぽな言葉。


一方通行「コンビニに寄ってくぞ。コーヒーがもうねェンだ。ついでだからオマエの好きなもンも買ってやる」

打ち止め「うん♪」


所詮はコンビニに行けば100円で買えるプリン。そんなものにいちいちムキになるなんざ、あまりにも馬鹿気てる。


一方通行「ったく、大変だったンだぞ。ちっこいから探すのに苦労した」

打ち止め「ごめんね…でも嬉しいよ。ミサカの事を一生懸命探してくれたんでしょ?」


それでも、そんな下らない物でもこのガキにとっては大切な物であり、本気で怒るに値する事だったらしい。
本当に悔しくて、でもガキだから力じゃ抵抗できない。だから家出という形で自分の憤りを表現しようとした。
それがコイツの精一杯の抵抗であり、それでいてコイツなりに一生懸命自分の気持ちを伝えようとしてたんだ。


力じゃ抵抗できないから。弱い自分じゃ、叫んでも本気で耳を傾けちゃくれないから…

俺がこれっぽっちも理解しようとしなかったから。そして未だに理解しようとしないから。

だから、そんなんだから、俺はこんな事を言っちまったんだ。


一方通行「こンだけ苦労したのに、その原因がたかがプリンだなンて笑い話にもなりゃしねェぞ」

918 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:11:03.52 ID:BcFDuR9U0


一瞬だった。

冷たくなった打ち止めの小さな手の感触を失った事に気付いた時には、すでにアイツは俺の前方を全力で駆け抜けていた。


一方通行「なッ!?」


本来ならチョーカーのスイッチでも入れりゃすぐに追いつくはずだった。
このクソガキが、わざわざ充電中に家出しなくてもいいだろ。


一方通行「待て!! 待てっつってンだろォが!!!」

打ち止め「うるさい!!うるさいうるさいうるさい!! あなたなんか大っ嫌い!!!」


所詮は子供の足。本気で走らなくても簡単に追い付くはず。
だが、今さらだが俺は杖をついている。
人間は二本足で走る生き物であって、三本足で上手く走れる様に体が作られちゃいねぇからな。


一方通行「ハァ…はァ…クソッ!!」


速い。ガキのくせに。ロシアじゃ死にかけてたくせにとにかく速い。だが、こっちも子供相手に後れを取るわけにはいかねぇ。

つーか、ちゃんと前見て走ってんのか? 信号とかちゃんと見ろよ。

919 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:13:12.12 ID:BcFDuR9U0

一方通行「打ち止めァッ!!」


言わんこっちゃねぇ

このクソガキが、赤信号と青信号の区別もつかねぇのかよ。


一方通行「止まれェッ!!打ち止めァッ!!!」

打ち止め「えっ!?」


止まった。素直に止まりやがった。よりにも寄って横断歩道の真ん中で。
しかも赤信号のだ。


後々になって思い返せば、この時チョーカーのスイッチを入れてりゃ何事も無く済んだはずだった。

あの時こうしてれば。こんな簡単な事だったのに、なんで気付かなかったのか?

なんて、良くある話だろう。誰もが経験するだろう後の祭り。後悔先に立たず。
だが、本当に必死な時は、頭より先に体が動いちまうわけだ。

杖をついていたとは思えねぇ、その杖さえも放り投げ、自分でも信じられねぇくらいの速さと跳躍で、俺は打ち止めを庇った。

まるで何かのドラマだな。だが現実でこんな事が起きたら、しかもその原因がプリンだったなんて本気で笑えねぇ。
920 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:15:07.07 ID:BcFDuR9U0

重たい衝撃が容赦なく襲いかかる。自分の体が地面を離れたのが分かった。
蹴られた空き缶ってのはきっとこんな感覚なんだろう。

同時に抱きしめていた打ち止めの感触も消えた。


あのガキは無事か? それだけ分かれば良い…


この程度の衝撃なんざ、今まで何度か経験してきた。ぶっちゃけエイワスや大天使ほどじゃねェ。
だが、それでも能力が無きゃ俺はただの人間だ。そんくらい言われなくても分かってる。


やべぇ、意識が…


一方通行「ッ……」


意識が無くなる境目で、打ち止めの顔が見えた。

涙と鼻水で顔がグシャグシャだ。情けねェツラしやがって。
つっても、一番情けねェのはどう見ても俺だな。



とりあえず、無事で良かった……本当に…良かっ……


921 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:16:26.47 ID:BcFDuR9U0

神様…もうわがままを言わないから…一生に一度のお願いだから…

プリンなんていらないから、家出したりしないから

あの人をかえして……!!



おィおィ、ンな下らねェ事に一生に一度の願いを使うンじゃねェ

つーか、ここはどこだ…俺は……誰だ…?

一方通行? なンだそりゃ? そンな道路標識みてェな……

あァ、俺の名前なのか……良い名前じゃねェか

そうだ…俺はクソッタレの悪党で…怪物で……最強の能力者で…幼い娘が好きだがけしてロリコンじゃなくて…

違ェ、もっと大切な事があったはずだ……

俺は…

俺はあのガキの…打ち止めの……





一方通行「ン……あ……」


うすぼんやりとした視界に、白い天井が写る。

けたたましい女の声と、聞き覚えのある男の声が聞こえる。

そんでもって、シャレんなんねぇくれぇの衝撃が俺の腹を襲う。
おいおい、こっちはテメェを庇って車にはねられ…

そうか、俺は車にはねられたのか。
922 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:17:23.97 ID:BcFDuR9U0


打ち止め「……」


……なんか言えよ。喋れよ。せめて顔を見せろよ。
そんな布団の顔を埋められたまま黙られちゃ、俺もどうすれば良いか分からねぇだろ。


冥土返し「お帰り、まあ幸い相手が軽自動車だったってのもあるんだろうけど、それでも良く助かったね。電極無しで能力を使ったのかね?」

一方通行「ンなわけねェだろ」

番外個体「チッ、生きてたか。ガッカリだよ」

一方通行「おィ、目が赤ェぞ。何か悲しい事でもあったのか?」

番外個体「うるさい!!馬鹿ッ!!」

一方通行「悪ィな、心配させたみてェで」

番外個体「別に心配なんかしてないし…」
923 :一方通行「家族なンだからよ」 [saga]:2011/01/16(日) 15:19:40.14 ID:BcFDuR9U0

打ち止め「うぅっ…ぐすっ…ひぐっ…うぁぁ…」

一方通行「打ち止め…」

打ち止め「ごめんなさい…もう…しないから…ごめんなさい…もう迷惑かけないからって…ミサカは…」

一方通行「……別に、ンな事気にすンじゃねェよ」

打ち止め「だって!!…ぐすっ…」

一方通行「迷惑をかけンのもかけられンのも当たり前の話だろォが」


そうだ…俺は打ち止めの…


一方通行「家族なンだからよ」

打ち止め「…うん……」


やっと顔をあげた。酷ェ顔だ。
それでも柔らかい髪を優しく撫でてやると、少しはいつもの鬱陶しい笑顔に戻る。

いつもこんくらいに汐らしければこっちも楽なんだが、まったく家族という関係は色々と面倒だ。


だが、悪くはねェ…


本日の出費
治療費 500000円 無保険、学園都市未成年保障のみ
プリン 100円
大切な家族 プライスレス
924 :一方通行「家族なンだからよ」 [sage]:2011/01/16(日) 15:20:10.51 ID:BcFDuR9U0
いぜうです、ありがとうございました
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:22:47.48 ID:qgyDUmrh0
またおm(ry
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:25:44.72 ID:Xwvu6+Sso
毎回出費がヤベェww
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 17:16:43.26 ID:W1F9QK2Io
乙!
ハラハラしながら読んでただけに

>幼い娘が好きだがけしてロリコンじゃなくて…

ここで反動でおもっくそ吹いた
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:33:32.73 ID:9JaHLPCS0
相変わらず上手いのに残念な奴だなオマエ
乙!
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:46:16.35 ID:OiqvHMrZo
またお前かどこがハートフル…
と思ったら本当にハートフル…だと…

こんだけ出費があってもビクともしないレベル5の財力ぱねぇっす
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 20:21:54.11 ID:b2cnyLBio
4レスほど貰います。
タクシーシリーズ7発目。
931 :タクシー一方通行「どちらまで?」その7 1/4 [saga]:2011/01/16(日) 20:22:50.49 ID:b2cnyLBio
一方通行「どちらまで?」

ステイル「とある学生寮までお願いしよう」キョウモゲンギダタバコガウマイ

一方通行(日本人……じゃねェよなァ、明らかに。成人でもねェけど)

一方通行「あのーすいませーン……」

ステイル「なんだい?」

一方通行「車内でのタバコはご遠慮願いますゥ」

ステイル「あぁすまないね」

一方通行「っていうかァ、あなた未成年じゃないですかァ?」

ステイル「だったら何だと言うんだい?」

一方通行「日本の法律ではタバコは二十歳からってことになってるンですゥ」

ステイル「法の書。『汝の欲する所を為せ、それが汝の法とならん』」

ステイル「吸いたいから吸っている。年齢関係なくタバコを吸う。それが僕の法(ルール)だ」

一方通行「ごめンなさい、さっぱり意味が分かりませン」

ステイル「はぁ……。まぁ、一般人、それも学園都市の人間には理解の及ばない話だったか」

一方通行(オイ、なンで俺は呆れられてンだ?)
932 :タクシー一方通行「どちらまで?」その7 2/4 [saga]:2011/01/16(日) 20:23:56.54 ID:b2cnyLBio
一方通行「どちらまで?」

木原「お前の墓場まで」

一方通行「『木原数多』って名前のキチガイのご乗車はお断りしてますゥ」

木原「オイオイ、殺す理由がまた一つ増えちまうぜぇ!?」

一方通行「つゥかそンなこと言うために乗ってきたのかよ。暇人かオマエは」

木原「お前を殺すためにわざわざ時間割いてやってんだよ」

一方通行「そりゃどうも。さっさと降りてください、地獄に」

木原「じゃあ死ね」

一方通行「ウザいンですけど。どうせ大した用もねェンだろ?」

木原「おいおい物わかりの悪いモヤシだなぁ!お前を殺しに来たつってんだろうが」

一方通行「あァ!?」

木原「モヤシ。白モヤシ。腐れモヤシ。阿呆モヤシ。ミサコンモヤシ。もやもやモヤシ」

一方通行「…………殺す」

木原「やっとやる気になったかぁ?キモヤシ君よぉ!!」

一方通行「木原ァァァアア!!!表出やがれェェェエエエエ!!!!」

木原「ぶっ殺してやるぜクソモヤシィィ!!」

一方通行「今さら命乞いしてもおせェぞチンピラァァァアアアアアア!!!!!」


―――その後―――


木原だったもの「………………」

一方通行「………………(打ち止めァァァァアアアアアアアッッッ!!)」

打ち止め「…………悪い子にはお仕置きだよ?ってミサカはミサカは代理演算を中断してみたり」
933 :タクシー一方通行「どちらまで?」その7 3/4 [saga]:2011/01/16(日) 20:24:41.58 ID:b2cnyLBio
一方通行「どちらまで?」

炊飯器「………………」



一方通行「どちらまで?」

洗濯機「………………」



一方通行「どちらまで?」

自販機「………………」



一方通行「どちらまで?」

ゲコ太「………………」



一方通行「どちらまで?」

きるぐまー「………………」



一方通行「どちらまで?」

美琴・当麻「………………(愛があれば言葉はいらない!)」キリッ

一方通行「無言なのにこのウザさ」
934 :タクシー一方通行「どちらまで?」その7 4/4 [saga]:2011/01/16(日) 20:26:24.78 ID:b2cnyLBio
一方通行「どちらまで?」

番外個体「騒がしい日常まで」

一方通行「クソガキを筆頭にオマエらすでに騒がしいだろォが」

番外個体「けけ、そりゃあなたが静か過ぎるだけ」

番外個体「ブチギレたときは一番派手に暴れるようだけどさぁ?」

一方通行「…………まァ、オマエみてェなイラつく奴も必要だよな。その日常ってやつにはよ」

番外個体「それはそれは。なかなか好印象のようで安心するね」

一方通行「オマエのその減らず口と腹立たしいにやけ面がポイントたけェンだよ」

番外個体「ぎゃはは!ミサカのアピールポイントを的確に評価してくれてるじゃないの!」

一方通行「それぐらい一緒にいたってこと、か。オマエがいると退屈しねェよなァ」

番外個体「ミサカも。あなたがいないとダメだね」

一方通行「退屈な日常に興味ねェのは確かだ」

番外個体「利害関係の一致ってやつね」

一方通行「オマエらしい言い方だな」

番外個体「あなたに合わせたつもりだけど?」

一方通行「そンなンだけでオマエみたいな性悪と日常を送れっかよ」

番外個体「ミサカもそれだけであなたみたいな嫌なヤツと過ごせるとは思ってないけど」


一方・番外「…………………………………………」


番外個体「…………ま、そういうことだからさ」

番外個体「ミサカはずっとあなたの傍にいるよ」
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 20:27:29.24 ID:b2cnyLBio
以上です。

やったら時間が開いたりしてふらふらしてるので動向が追えるようにtwitterのアカウント取ってみました。
主にSSの製作状況がツイートされる……はず。

http://twitter.com/Peace28mg

よろしかったらチェックしてみてくださいー。
それでは失礼しました。
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:13:23.56 ID:9Cvc6aOm0
乙、番外個体可愛いよー
でも何だか切なくなった
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:14:06.54 ID:I5EJzhlto
無言なのにこのウザさwwwwww
相変わらずの面白さでした。乙
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:42:11.53 ID:lZOnEc000
2レスほどいただきます。
配役は細かいところはそぬままです。
ママは美鈴さんってわけじゃないよ!
939 :とあるMarchenと上条当麻 1/2 [sage]:2011/01/16(日) 22:45:55.52 ID:lZOnEc000
☆寝起きも超すっきりな無能力者、上条当麻を待っていたのは、
☆可笑しな力を行使する七人の愉快な魔術師達で、
☆その後、狡賢い女狐の謀略により幾度か死にかけたのだが、
☆ついに持ち前の不幸で、偶然側にあった井戸に落ちて死んでしまったのであった!


ホレお姉さん「これまでよく頑張った。お前は強い子だね。だからこれからはこの子と一緒に復讐を手伝っておいで」

ペンデックス人形「キャハハ!愛してるんだよとーま!」

上条「」


美琴「やっと会えたのに、そのママに殺されちゃった…。ま、まぁあんたと一緒なら、大丈夫かm」

上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」

美琴「ママ!今日の夕飯は何?」

ママ「そうねぇ…。美琴ちゃんの好きな、肝臓料理なんてどうかしら!」


黒子「クソババアに解体(バラ)されてしまいましたの…」

上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」

黒子「風紀委員ですの!私の肝臓を返していただきましますわ!」

――黒狐亭は閉店いたしました――


打ち止め「結局継母に騙されちゃったってミサカはミサカは悔しがってみたり…」

上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」

打ち止め「キャハハハハ!もっと上手に踊ってくださらない?って、ミサカはミサカは妬けた靴で踊り狂う継母を見ながら高らかに笑ってみる!」

一方通行「なんてことだァ…」

940 :とあるMarchenと上条当麻 2/2 [sage]:2011/01/16(日) 22:47:21.78 ID:lZOnEc000

ミサカ「ミサカは野薔薇に抱かれて眠る美しい姫君です、とミサカは現状を長ったらしく説明します。その姫君は王子の口づけで目を覚ますのですが、それが彼だったらとミサカは期待を吐露します。役得ですね。…誰か来たようなので目を閉じることとしましょう」


テッテンッテレレッテレレッテレレッテッテンッテレレッテレレッテレレッテッテンッテレレッテレレッテレレッテレレテレテレレレテレレレレー


一方通行「俺の大事なラスt」

ミサカ「一方通行な王子の接吻はいりませんのでおひきとりください、とミサカは設定を無視して起き上がりながら告白します」


浜面「穴さえあれは貫いてやろう――《俺の槍で―ロンギヌス―》」

絹旗「浜面超気持ち悪いです」

フレ/ンダ「これだから浜面はry」

麦野「はーry」

滝壺「大丈夫。私はそんな気持ち悪い浜面を応援してる」


インデックス「後悔なんてしてないんだよ。これが私の人生。《禁書目録》でもあり、《修道女》でもある。そして私は《一人の女》でもある……という訳でかおりから、生活費を預かって来たんだよ!」

上条「インデックス…。財布、暖かいな…!」

941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:57:48.05 ID:lZOnEc000
以上です。サンホラのメルヒェンをやってみた。

ちなみに配役は
メル→上条
エリーゼ→ペンデックス

シスター→美琴
ぶらん子→黒子
白雪→打ち止め
薔薇子→ミサカ
青髭→浜面
その嫁→滝壺
エリーザベト→インデックス
テッテレ→一方通行
でした

[ピーーー]は気にしないでね。失礼しました
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 23:59:32.25 ID:P/dp9TZR0



5,6レスもらいます

番外個体、打ち止め、上条さんの話。でもカプじゃない
上条さんキャラ崩壊注意
943 :上条「性分だからね」 1/5 :2011/01/17(月) 00:00:15.68 ID:1gbReJuo0
買い出しに行った家主たちを待ちながら、
僕は、夕飯の下ごしらえをする。
日本人ならお米、そんな定型文に従って
米を研いで、野菜を切る。

番外個体「ただいま」

打ち止め「お留守番ご苦労様! ってミサカはミサカ労ってみたり!」

家主の姉妹(だと僕は思っている。真相は教えてくれない)が、
姉はけだるげに、妹は元気よく挨拶をする。

上条「おかえり」

打ち止め「晩御飯できたってミサカはミサカは覗きこんでみたり」

上条「こら、行儀悪いでしょ。まだ途中だし、向こうに行ってなさい」

後ろから乗り出して、僕の手元を覗き込む妹さんに注意する。
姉の方は、僕の事など気にせずにリビングに入っていく。

打ち止め「ねぇ、今日は何?」

上条「ん、まだわからないよ」

打ち止め「もうお野菜を切ってるのに? ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」

不思議そうな声を出す妹さん。
僕は手元の野菜から視線を外さずに、

上条「切りながら、考えてるんだ」

打ち止め「そんなに適当でいいの?」

上条「ダメかもしれないけど、性分なんだ。昔から」

打ち止め「嘘つきだね」

上条「性分なんだ。生まれた時から」

僕はまたあっさりと嘘をつく
記憶が無いから、昔の事なんてしらないのだ。
944 :上条「性分だからね」 2/5 :2011/01/17(月) 00:00:50.84 ID:1gbReJuo0
あの日、気がつくと僕は二人組の少女に看病されていた。
二人の話によると、雪原でひとり気を失っていたらしい。
その時、既に僕は自分の名前さえ忘れてしまっていた。
日本人なのに、どうしてこの国いたのかも。

「記憶喪失か、まいったな」

番外個体「あまり、まいってるように見えないけど」

「いや、自分の名前さえわからないんだ。これはメンドクサイな」

打ち止め「アナタは上条だよ」

「ん、どうして」

番外個体「あった事あるもの。知り合いってわけじゃないけど」

「そうか。じゃあ、僕は上条だな」

打ち止め「ぼく?」

「ん、どうしたんだ」

打ち止め「な、なんでもないってミサカはミサカはごまかしてみたり」

なんて会話の後、僕は「上条」になった。
いや、戻ったのかもしれないけど、僕は知らない。
覚えていないから記憶喪失なのだから。
945 :上条「性分だからね」 3/5 :2011/01/17(月) 00:01:22.98 ID:1gbReJuo0
ついでに、彼女たちはとてもよく似ていたので、

上条「君たちは姉妹なの」

と、聞いてみた。そしたら、

番外個体「そ、ちなみにミサカが妹」

と自分を差して年上の少女が言った・
実にいいかげんだ。
でも、嫌いではない。
946 :上条「性分だからね」 4/5 :2011/01/17(月) 00:02:22.80 ID:1gbReJuo0
上条「そういえばさ」

番外個体「何? くだらないことなら無視するけど」

彼女たちには、時折玄関を眺めて物思いにふける
癖が、二人ともに共通してある。
僕には留守番している子どもが、
親を待っているように見えるにしかみえない。
でも、口には出さない。怒らせると結構怖いのだ、二人とも。

上条「僕の知り合いと知り合いって、前に言ってたよね」

この時は姉(繰り返すが僕がそう思っている方)が、
キッチンでテーブルに頬杖をつきながら、玄関を眺めていた。

番外個体「うん。確かにそう言ったね」

上条「連絡とれないの」

番外個体「とれるけど、とらない」

上条「どうして?」

番外個体「あなたが、聞いてた話と全く別人だからね」

上条「そうなのかな」

と言っても、僕は昔の自分がどんな人間だったのか。
全く知らないのだから、違いなどわかるはずが無い。
もしかしたら、とんでもなく悪い奴で、
女の子を、泣かせてばかりだったのかもしれない。
ま、鏡を見る限り違うだろうけど。

番外個体「だから、様子をみてるの」

上条「様子?」

番外個体「そ、いろいろと観察して信用できそうなら連絡してあげる」

上条「疑り深いんだね」

番外個体「そういう性格なの。生まれつき」

上条「僕は生まれつきの信頼に足る男だよ」

番外個体「また、いい加減な事をいうんだね」

性分だから仕方ない。
僕はこういう男なのだ。
947 :上条「性分だからね」 5/6 :2011/01/17(月) 00:03:04.47 ID:1gbReJuo0
夢なんだと思う。
真っ白いビル街。
道路の真ん中で、女の子が二人泣いている。

一人は銀色の髪をした女の子で、
真っ白い服を着ていた。

もう一人は、家主の姉妹に良く似ていて、
あの二人の真ん中くらいの年頃だ。

「どうして私の手をとってくれなかったの」
「どうして許しだけ求めて言っちゃったの」

二人が泣きながら言うけど、
僕には何が何だかわからない。
ただ、二人の泣き顔は見たくない
それだけは思うのに、
話し掛ける事も出来ない。

「悪いな、迷惑掛けちまって」
「俺が原因なのにな」

気がつくと、僕の後ろに二人の男の子が立っていた。
ふたりとも、黒髪のツンツン頭でよく似ていた。
双子なのかもしれない。
そして、見たこと無いはずなのに
どこかで見たような気がする。

上条「いや、迷惑ってなんだよ。そんなことより、あの子たちが泣いてるんだけど」

夢だからか、僕は自分の要求だけ二人に告げる。
普段なら、二人の話を聞いてから言ったかもしれない。
でも、この夢の中で僕は、自分の都合を押し付けた。

「俺達にはできない」
「でも、お前なら……」

上条「無理だろ。だって……」

僕はあの子たちが何故泣いているのか、
いや、あの子たちの名前さえ知らないのだ。

そう告げようとした時に目が覚めた。
948 :上条「性分だからね」 6/6 :2011/01/17(月) 00:03:52.88 ID:1gbReJuo0
打ち止め「お姉様に連絡を取ろうかってミサカはミサカは提案してみる」

上条「お姉様?」

リビングに掃除機をかけていた時、
テレビを見ていた妹さんが僕に話しかける。
最初は僕もテレビを見ようとしていたのだが、
ロシア語がわからなくて諦めた。

打ち止め「そう、アナタの知り合いなの」

上条「前言ってた人かな」

打ち止め「そうだよってミサカはミサカは肯定してみたり」

上条「んー。そうだなぁ」

僕はこれまでの人生(と言っても一カ月ちょっとの生活)を振り返る。
日々の家事に、言葉の通じない街かど。
玄関を眺める二人に、

夢の中の少女と少年。

上条「遠慮しておく」

打ち止め「どうして?」

上条「お姉さんの方に、まず信頼されなきゃならないし、それに」

打ち止め「それに?」

上条「なんか、どうでもよくなった」

言いながら、僕はもう一度
あの夢の事を思い返す。

あそこに全ての答えがある。

打ち止め「またそういう事を言うんだね」

上条「性分なんだよ。僕が生まれた日からの」


949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:06:03.59 ID:1gbReJuo0
以上です

新刊でたら使えなくなるそうなネタを今のうちに書きたかったんです。

お目汚し失礼しました
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:19:35.97 ID:wiVjPQNAO
二人とも乙です
 

14話視たんですけど、どこで叫んだらいいかわからないのでこの場をお借りします
 
オルソラのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
お尻さいっこうだぜええぇええぇええぇええぇええぇええええぇええぇぇええぇええええぇえぇええぇええぇ!!!!!!!!!!!!

 
失礼しました
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:50:35.72 ID:HIxA6aLr0
乙!
上条さんはどうなっちまうんでしょうかね。
また記憶喪失なんてのは勘弁して欲しいもんです。


んで3レスくらい貰います。
ネセサリウスの二人の小ネタ。
952 :保護だよ保護 1/3 [sage]:2011/01/17(月) 00:53:20.66 ID:HIxA6aLr0

禁書「ひゃっ!」パリーン

上条「ん、皿割ったか。怪我は無いか?」

禁書「う、うん。大丈夫なんだよ」

ピンポーン

上条「? インデックス、破片に触るなよ」

禁書「で、でも片付けしないと」

上条「危ないから俺がやるって。はーい?」ガチャ

神裂「ウチのインデックスがご迷惑をお掛けして……あ、これ代わりのお皿です」

上条「レスポンス早すぎるだろ」
953 :保護だよ保護 2/3 [sage]:2011/01/17(月) 00:54:12.22 ID:HIxA6aLr0

上条「……37度2分か。微熱だけど、まあ土曜だし大人しく寝てるこったな」

禁書「うん。……とうまは?」

上条「どうせ予定もないし、一日中見ててやるよ」

禁書「とうま、ごめんなさい……」

上条「ばーか、何風邪引いて殊勝になってるんだっつの」

上条「(あ、風邪薬が無い。でもこの状態のインデックスを一人にするのも……)」

ピンポーン

上条「? はーい」ガチャ

ステイル「上条当麻。……僕は、君が今ここにいることが気に食わない」

ステイル「何故あの子の傍にいないんだ」

ステイル「あの子がそれで顔を曇らせたら、全部君のせいだろうが」スッ

上条「……呼んだのお前だろうが。まあ風邪薬どうも」

954 :保護だよ保護 3/3 [sage]:2011/01/17(月) 00:55:45.47 ID:HIxA6aLr0

禁書「とと、とうまぁぁぁ!!」

上条「どうした?」

禁書「ごごご、ご、ごきごきしたごきがごきごきって……」

上条「落ち着けよ……。ごきげんようお久しぶり?」

禁書「ううう……とうまー、早く退治してきて欲しいかも」

上条「俺も極力会いたくないお方だが……どこに出たんだ?」

禁書「お風呂場の前……」

上条「はいはいっと」ガチャ

ステイル「Fortis931!!」ゴオッ

神裂「Salvere000!!」ジャキン

上条「お前ら人の家の風呂場前で殺し名なんか名乗ってんじゃねえよ」
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:58:11.16 ID:HIxA6aLr0
しまいでっす。

二人はもっと(ry
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:02:04.49 ID:rDMYtdwJo
もうこれわざわざ上条さんちに預けなくていいから二人で面倒見ろよ・・・ww
乙乙
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 13:43:20.31 ID:DJRVJDdDO
なんか人少なくね?
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 13:58:48.57 ID:wiVjPQNAO
SS速報になってから 
オルソラのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
お尻さいっこうだぜええぇええぇええぇええぇええぇええええぇええぇぇええぇええええぇえぇええぇええぇ!!!!!!!!!!!!
 人減ったな
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 13:59:33.65 ID:wiVjPQNAO
誤爆?しました
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 14:49:53.21 ID:9HrlUwEAO
どこのコピペよ
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 17:22:22.08 ID:FkvT21LCo
さあ早くオルソラ教会の建設作業に戻るんだ
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 19:08:08.52 ID:TA0QFScAO
オルソラ「私の教会は1つあれば充分なのでございますよ。先の方は寒さで思考が混乱してしまったのでしょう。温かい紅茶にミルクを入れて、ブランデーを垂らしてからお飲みになられると良いですよ」
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 19:55:02.89 ID:VihZ0axAO
>>962
オルソラさん優しい
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 20:23:59.15 ID:5PgSUoDd0
この板って性描写のあるSSでもいいのかな?
エロパロとまでは行かなくて、物語上の都合で
そういう描写が多少あるというレベルなんだけど
あらかじめ注意書きさえしておけばおk?
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 20:26:37.87 ID:GG/1wBReo
別に注意書きすればいいと思う。俺も前やったし
ただ総合に投下はやめとけ

そろそろそういう隔離総合立てたほうがいい?
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 20:30:26.18 ID:VhMgYWTAO
気に入らないのは隔離すれば良いやってなったら隔離スレの隔離スレが出来たりするぞ
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 20:31:29.58 ID:GG/1wBReo
ああいや、隔離って要するにここ向けでないものの総合
エロパロ行けって言われてもあそこ台本向けじゃないし
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:03:55.02 ID:+4Yjc5Czo
総合と銘打ちながらもなんとなく投下しにくいジャンルが存在しないでもない
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:28:48.82 ID:+qsA9qTso
ここでやれ
注意書きさえすれば問題ない
個人の感情で隔離なんて立てる必要ないだろ
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:42:10.07 ID:VKhd41cX0
前にも一方座標でエロっぽいネタが投下されたことがあったね。
18禁だろって言ってる人がいたけど、明確に性行為を描いてたわけじゃないし、単にその人のエロ耐性の問題でしかなかったわけだし。
よっぽど度を越えていなければいいんじゃないの?
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:28:08.79 ID:12xZ+UfCo
マジレスするとどちらの意見の人も存在するんで正解は無いんだけどね
どうしたって反発や議論が起こり易くなるだろうからそうなってもめげない覚悟があれば投下すればいいんじゃないかな、と
反発が嫌なら、ある程度以上の長さがあればスレ建てちゃうのもアリ
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:33:42.40 ID:O9gG2/KDo
もともとここってスレの乱立を防いだり、スレを立てるまでもない長さのSSを投下するための場所だったんじゃないのか?
苦手な人がいるからアレは別でやれとか言い出したらキリ無いぞ。
前持ってしっかり注意書きすりゃいいんじゃね?
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:43:44.50 ID:12xZ+UfCo
飽く迄書く側の心境についてで言ってるんで他所でやれよって言ってるわけじゃあないってば
ここに投下したら不味いですかね・・・?って尻込みするぐらいならそういう手もあるよって言っただけの事
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:59:40.94 ID:5MWWPuwho
注意書きしても文句言う奴がいるからなwwww
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 21:00:01.07 ID:ml1tLGyYo
もともとのこのスレの理由自体VIPを追い出されて製速に移ったはいいものの原住民に批判されて
できるだけ乱立は避けようって出来たわけだから安住の地に移った今ではあまり関係無いのかもね
まあ現状ではある程度纏まっているわけだから総合としてどのようなジャンルであろうと歓迎するべきじゃねーの
976 :もうすぐ次スレですね [sage saga]:2011/01/19(水) 00:47:14.65 ID:22zWx185o
2〜3レス借りるんだよ!


禁書「いっちばーん! やっぱりヒロインはわたしってことかも! よくわかんないけどバケツリレースタートなんだよ! えっと…次は小萌かな?」 パス

小萌「あわわわ……! こんなに早く順番が来るなんて予想外なんですよー! それではえーっと……く、クワガタさんにバトンタッチなのです!」 パス

建宮「(クワガタって……ヒドいのよな……クワガタ……)」 ブツブツ…

オルソラ「k……建宮さんに代わりまして私オルソラがお送りするんでございますよ。あらあら、まだ4分の1程しか進んでいないのでございますね」 ksk

キャーリサ「そう焦るなよ。まだ慌てるよーな時間じゃないし」 パス

フレンダ「結局イギリスでもスラムダンクは有名なの…? ってうわ! 次、超電磁砲!?」 ビクビク

御坂妹「おや? 電撃に定評のあるお姉さまとお知り合いですか? とミサカは流れる様にバケツを次に回します」 ノールックパス

ローラ「ええー…? 何故わたしがかように重き物を運ばねばならぬのかしら」 ドッコイショー

舞夏「おー次は上条当麻かー。結構、重いっ、なー。…あっ」 コテン…バシャアッ

上条「」 グッショリ
977 :もうすぐ次スレですね [sage saga]:2011/01/19(水) 00:48:19.55 ID:22zWx185o

黒子「………………おっそいですの! 水汲むのに一体何十分かかってるってんですのー!! まったく……。ええと、次の方お願い致しますの」 シュンッ

一方「おォう!? ンだよ、テレポーターか。つゥかしちめんどくせェ。いったぞ土御門ォー! ベクトルベクトルゥ!!」 ギュイーン

土御門「うちの第一位があんなにハイテンションなわけがない。次の人、宜しく頼んだにゃー」 パス

絹旗「これで超やっと4分の3くらいですかね」 ヒョイッ

黄泉川「おお、小学生なのに凄い力持「超中学生です!」はははっ、そりゃ失礼したじゃん。ハイ次頼むじゃん」 パス

青ピ「(あ、重いから気ぃつけてなー?) 金髪ロリ! 何か過激な拘束衣のロリ! 眼福やでー!!」 ハァハァ

サーシャ「第一の私見ですが、逆です逆。捕捉説明いたしますと、この服は私の趣味ではありませんちくしょうワシリーサ殺す……!」 パス

姫神「クラスメイトが。迷惑をかけた。ごめんなさい。6人くらい前の人が。DIOっぽいのも。私の血のせいだったらごめんなさい」 パス

御坂「お、もうそろそろ終わりかしらねー。はいコレお願い。……します」 デケェ…

アックア「了解した。私で最後か。いや、次は……」
978 :もうすぐ次スレですね [sage saga]:2011/01/19(水) 00:48:55.03 ID:22zWx185o

?「なぁ神裂。どうして僕らは呼ばれないんだ?」

?「おそらく、我々では面白みに欠けるからではないかと」

?「特徴がねぇんだよお前らは。まぁ、あの形式だと私も微妙なラインかしらね。エリスと一緒にって訳にもいかねぇしな」

?「なぁるほど。あの列並べる奴ってな、口調がイっちまってる奴ってぇことですか」

?「やっほう。ミサカのこと呼んだかな? ぎゃは」

?「ハイハイハ〜イ! ってミサカはミサカは上位個体としての威厳を保つためにも立候補!」

?「呼ばれた気がしたんですねー」

?「真打ち登場! とでも申しましょうか……!」

?「私はいつでも準備万端ですので」

?「お姉さん放置プレイはあんまり好みじゃないのよね」

?「愕然。早々に出番が来るだろうと思っていたがそんな事はなかった」

?「パリィ!パリィ!パリィ!てかァ? 笑わせんじゃねえぞ>>980!!」


おしまい
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 00:51:39.54 ID:Z9/RKEgRo
復活?なのに早速だなwwww
って訳で頼んだぜ
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 01:05:33.85 ID:Z9/RKEgRo
鯖が不安定みたいなんで踏んどく。様子見しつつ立てるからちょっと待っててくだしあ
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 01:28:40.36 ID:Z9/RKEgRo
よいしょー

▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295367884/

打ち止めちゃん少し短く改変して使わせてもらったけど、結局収まりきらなかった訳よ……
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:39:38.58 ID:3LZIwdaUo
いいぜ、まずはそのスレたての労をねぎらう
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 01:41:25.56 ID:Z9/RKEgRo
なんか結構な頻度で俺が立ててる気がするぜ……
キャラコメ作ったりしたら>>980に安価投げておくと使ってくれるかもよ?とかなんとか勝手に言ってみる
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 02:10:57.87 ID:6WxgDCf+0
なんか21冊目は色々あったなー
欠陥電気の人が帰ってきたり、むぎむぎ続きが楽しみだったり……
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 05:19:41.16 ID:ItyXy1DAO
>>983
良いぜ、その多立をぶち誉める!!
>>984
激動の年明けだな
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:24:34.14 ID:TQ0KIARAO
埋めるためにあげてみるね
>>983
おつおつー
打ち止めのおやくそく使ってくれてありがとー!
次作るとしたら誰だろう、滝壺とかペンデックスとかワシリーサとかバケツリレーであったけどシェリーとか口調たってるかも
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 20:53:43.06 ID:Z9/RKEgRo
うめてんてー
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:49:58.92 ID:8pkEoWIh0
埋めようず
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 22:51:58.31 ID:lzU2Y4fB0
梅age

この21冊目は内容充実してたな
保管庫通いしそうだずぇ
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 22:57:04.77 ID:VrZSnlQT0
埋めー
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 23:15:26.01 ID:Z9/RKEgRo
1000ならフレンダが大活躍
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:26:40.07 ID:iV/s54Q90
1000ならメルヘン大復活
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:31:55.10 ID:8avDyNS0o
1000なら木山先生大活躍
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:38:42.70 ID:Xc2zpm5Go
1000なら春上さんと初春の百合な展開が
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [[sage]]:2011/01/19(水) 23:38:50.82 ID:FxNcR6Q70
>>1000
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:02:46.22 ID:RdTWuuq30
次は砂皿SSもっと増えろ!
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:12:09.20 ID:hcBtaWFoo
増えろ!というほど好きなら自分で書くのも一つの手!
>>1000なら次スレも良作が豊作
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:16:33.66 ID:V1OOUoboo
>>1000なら電磁通行よ、増えろッ
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:18:43.72 ID:aGoeSEVDO
999
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:18:49.46 ID:mrJKYWkzo
1000
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
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mihimaru GTのhirokoが可愛すぎる @ 2011/01/20(木) 00:12:53.42 ID:O4PxcqVQo
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ここまおTRPG @ 2011/01/20(木) 00:06:36.46 ID:dxw2wWoq0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1295449595/

けいおんSS 百合雑談スレ part3 @ 2011/01/19(水) 23:39:50.29 ID:SPS4aY7v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295447990/

小学校時代の女友達に会ったんだが @ 2011/01/19(水) 23:24:24.95 ID:i3VRYSMn0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1295447064/

女「ねえ、ちょっと」 @ 2011/01/19(水) 23:04:55.01 ID:xnnvXXtAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295445894/

やる夫で学ぶ不思議のダンジョン @ 2011/01/19(水) 22:58:31.00 ID:XT7TH9vwP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295445510/

とある暗部の日記帳 @ 2011/01/19(水) 22:58:00.68 ID:GSz84fMlo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295445480/

喫煙所 30箱目 @ 2011/01/19(水) 22:54:26.45 ID:/CfHedMW0
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