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俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.7 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 11:04:25.39 ID:7Yzbv3sJo
前スレ
俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294927061/

まとめwiki
http://www43.atwiki.jp/vip_oreimo/
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【クロスオーバー】フットボールフロンティアに参加するぞ【安価】 @ 2019/11/13(水) 18:48:47.69 ID:rKSk7Fs+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573638527/

寝こさんの寝台車 28両目 @ 2019/11/13(水) 00:00:28.94 ID:geTGlYog0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1573570828/

先輩「不老不死になりました」 後輩「はぁ」 @ 2019/11/12(火) 22:52:34.12 ID:xbGiBxwf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573566753/

加蓮「黒埼さんのあのかんじってキャラづくりじゃなくてガチなんだね」 @ 2019/11/12(火) 22:37:27.48 ID:jio0UMJ50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573565847/

しーとしかる正しいしつけ方 @ 2019/11/12(火) 21:44:36.26 ID:qvGII4Y2o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1573562676/

仮面ライダーゼロワン「アイドルのエガオ」 @ 2019/11/12(火) 21:22:40.85 ID:4aTvTJ8V0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573561360/

P「安価でアイドルとラッキースケベ」 @ 2019/11/12(火) 15:26:44.19 ID:1ucr0xxi0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573540003/

【イナズマイレブン】安価ありで、FFだ!【クロスオーバー】 @ 2019/11/12(火) 15:03:27.91 ID:VwxfV1R60
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573538607/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 11:05:01.75 ID:7Yzbv3sJo
・鬱、エロ、NTR、オリキャラ、クロス作品の場合は、投下前に断り書きをしましょう
・完結させてからの投下が望ましいです。3回以上中断する場合は別スレを検討しましょう
・やむを得ず中断させた場合は、再開時に前回のものをアンカーで知らせてください
・前の作者の投稿から3時間程度の間隔をあけるのが望ましいです。無理な場合は一言断りましょう
・被り防止のために事前に投下時刻を宣言しておくのもオススメ
・SS作家さんには惜しみない賞賛を
>>980 を踏んだ人が次スレを立てましょう

感想や雑談などご自由に
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:37:51.84 ID:46ovrJeXo
:: /::::::::::/       `゙==彡 /:::::::::,.イ{_              ‘,::::: 
:/::::: /                 /::::::/  ー===―- _     ',:::::
::::::: ′   -―==ミ、 ヽ}  /:::/           `ヽ    |:::: 
:::::,'   / ´         //     {>        \ |::::
: /  /,    〃ハ              ,ィ==ミ、       |:::: 
〈 ー彡      、‘ノ                  `\     |::::
:‘, 丶        /               〃ハ     ':,    |:::: ぶち>>1乙しますよ!!
:: ‘,    ー――‐ ..::,             l  、‘ノ    :,   ./::::
∧::'.                     、::.            i  /:::::::
i \:、          .:/           \      人, /:::::::::
|   \             {j           ー― '  ///:::
|                                /"´ /:::::
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:43:47.52 ID:+ufHqfkOo
>>1おつ

>>3
ま た か
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:49:24.11 ID:nmejjpJfo
>>1

でもそんなに慌てなくてもあのペースなら>>980踏んでからでよかったんじゃね
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:52:50.85 ID:7GCQFXsN0
スレ開くたびあやせたんが怖いんだが
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:21:28.69 ID:eFiRXiSy0
SS作家様、何卒加奈子SSを執筆してくださいm(_ _)m
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:25:11.75 ID:7Yzbv3sJo
>>5
ID変わったが>>1です
昨日一日中、サーバ障害起きてたので念のため早めに立てますた
次はもうちょい進んでからでよさそうね
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 23:58:13.70 ID:eDZmD32J0
                 ,.r=-
         、       {::l          ,.
      __ | \   ,..--゙゙ー――- 、_   /|  _______
     /: : /:::::::ヽ \/: : : : : : : : : : : : : :\_ | |r'´: :ヽ: : : : : : : : : : : : :}
    /: : : l:::::::::::,...>': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : V-、_:::::::ヽ: : : : : : : : : : /
    |: : : : |::::://|: : : : ::/::/l: : : : :/: : ,: l: l: : : ::|ヽ  ̄ ̄ ̄/: : : : : : /  こ、これは>>1乙じゃなくて
   .|:: : : : :V //|: : : : /l:/ ヽ: : : /: :/ヽ: l、: : : :|\|    / : : : : : :/
   |: : : : : :ヽ'´  |: :l / |--、ヽ: :|-',.-- |l ヽ: l: :|     /: : : : : :/   加奈子のツインテだかんな!
   |: : : : : : ヽ   |,:l: | r--,--, `゙  r-,--,, |::|::|    /: : : : : ::/
    l: : : : : : ::゙、  l l: :l .l 弋,:::ノ    弋::::ノl |::|rl    /: : : : : ::/     勘違いすんなヨ?
    ヽ: : : : : : : l  ヽ|:ヽ///    ,   `///|::|り   /: : : : : ::/
     ヽ: : : : : : |   l:| 、    ___     /: |   ./ : : : : : /
      ヽ: : : : :|    l|  ヽ  ゙- -'   ノ //   .|: : : : : /
  /l    }: : : /     l   /` -- .' .i´      ゙、: : : : {        ,|
  ゝヽ___ノ:/   ,._rlt'´ ´ |     | `ヽ、__    ヽ: : : :\____,ノ|
           /   || |   |、  ,./   ///\   `ー―――――-'
          / l  l l| |   ヽ ̄`/  ///  ∧
         /―、ヽ | ヽ二二ニ| |ニ_--// l /  .|
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 09:57:01.27 ID:doxNm9Dqo
前スレ過去ログ化依頼完了
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 14:14:26.33 ID:KmE1F66DO
>>1
>>10



そして>>3
たまには可愛らしい天使のAAをだな……

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 15:05:20.78 ID:BcyHELvDO
前スレ1000wwwwww
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:08:30.58 ID:t9HYaQDS0
SSが出来たから投下するぞ
よく分からんストーリーだから注意

じゃあ始める
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:08:56.72 ID:t9HYaQDS0
「ふ……ふふっ、ふふふ……」

今日の黒猫は何だか様子がおかしい。
何かいい事でもあったのか、顔がニヤケっぱなしだ。

「なあ、そんなに興奮して何かあったのか?」

今日も一緒に高校から帰って来て、二人で俺の部屋にいるわけだが。
さっきからずっと、独り笑いをしている黒猫に問い掛けてみた。

「先輩……遂に私は邪眼の力を得たのよ。ふふ……」
「はぁ?」

いきなりどうしたんだコイツは。
とうとう、妄想と現実の区別がつかなくなっちまったのか?

「いや、何言ってんだお前」
「やはり人間風情には理解できないでしょうね……
まあ身をもって知るといいわ。闇の力をね」

そう言うやいなや、黒猫は俺に向かって手をかざし、訳の分からない呪文らしき
ものを呟き始めた。そして――

「ハアッ!」

と叫び声をあげた……何だってんだ。

「おい黒猫、邪気眼もそこまでに……っ!」

動けない。え? 体が動かんぞオイッ!
何かに縛られているかのように、自分の身体が微動だにしない。

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:09:58.49 ID:t9HYaQDS0
「さらに……」

空間から縄が現れて、俺の体をグルグル巻き始めた。
こうなると全く身動きがとれねーぞ! ど、どうするつもりだ。

「お分かり? 今の私は、こんな事もできるのよ」
「お、俺を動けなくさせて何をしようってんだ! お前は」
「ふふ……そうね。例えば……こんな事かしら?」

黒猫は俺に流し目を送りつつ、顔を上気させてこちらに近づいて来た。
そして俺の顔に手を添えて――

「く、黒猫?」
「黙って……先輩……」

黒猫は目を潤ませて、切なげな表情でどんどん顔を近付けて来た。
こ、これはまさか……! 正に唇が触れ合おうとしたその時。

「そこまでよ、この泥棒猫!!」
「き、桐乃!?」
「なっ……!」

勢いよくドアを開け放ち、桐乃が入って来た。

「何であたしの兄貴に手を出してるワケ?」
「フン、別にあなたの許可なんていらないじゃない」
「うっさい! 兄貴はあたしだけのものなんだから!!」

お、おいおい。何言ってんだ桐乃。つか、お前俺の事好きだったの!?

「いやだわ、ブラコンも度が過ぎると手に負えないわね」
「電波女には言われたくないっての」
「でも無駄よ……今の私にはこれがあるもの」

そう言って黒猫は手をかざしブツブツ唱えた後、いとも簡単に桐乃にも金縛りをかけた。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:10:29.09 ID:t9HYaQDS0
「な、何これ……動けない。ア、アンタ超能力でも身に付いたの!?」
「そんな事どうでもいいじゃない。まあ、あなたはそこで私と先輩の愛の営みを
眺めているといいわ……ふふ」

桐乃を挑発した後に黒猫は俺のほうに向き直り、再び唇を接近させてきた。

「先輩……さあ儀式を」

と、その時――

「破ぁ!!」

桐乃が叫んだかと思うと、今まで不動だったあいつの身体が動き出した。

「何ですって……!?」
「こんな事もあろうかと、寺生まれのTさんの所で修業しておいたのよ。
アンタみたいな奴から兄貴を守る為にね!」

な、なんだと。桐乃、お前いつからそんな凄い奴になったんだ!?

「クッ、見くびっていたわ」
「今度はあたしの番ね。破ぁーーーーッ!!」
「かはっ……」

黒猫は桐乃の放った気弾を受け、意識を失ってしまった。
桐乃にこんな事ができるなんて……寺生まれってスゴイ、俺は改めてそう思った。

術者が倒れたためか、俺の身体そのものは動くようになった。だが、
縄で縛られているために依然として身動きはとれない。

「やれやれ、威力はTさんの半分か」

そう呟き、ひとしきり黒猫を見つめた後に桐乃はこっちへ近付いてきた。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:11:32.05 ID:t9HYaQDS0
「兄貴……」
「き、桐乃?」

桐乃が未だ動けない俺の背中にスッと手を回し、抱きついて来る。
その後、物欲しそうな顔をしながら――キスを迫ってきた。

「お、おい桐乃」
「目を閉じて……」

ま、待て。駄目だ! 俺達は兄妹なんだぞ? そう思うも手足の自由が効かないのでは
どうしようもない。おとなしく流れに身を任せようとした、その時。

ブイーンブイーン、と桐乃のポケットにある携帯のバイブ音が鳴った。

「チッ……いいところで。誰?」
『もしもし、桐乃?』
「あ、あやせ? どうしたの」
『あのね、今――』

通話相手は、あやせのようだが……何を話してんだ?

「ええええええええ! ブリジットちゃんがこの家の付近にいた!?」
『そうそう。早く行かないと見失っちゃうよ?』
「こうしちゃいらんない。兄貴、また後でね!」
「お、おい」

桐乃は目にも留まらぬ勢いで部屋を飛び出してしまった。まず俺の縄を解いてくれよ……
しかし、どうしたもんか。

「どうやら上手くいったようですね」
「えっ」

この声は、まさか――

「あ、あやせ!? 何でお前がここに……!」
「桐乃の部屋にずっと潜んで好機を伺ってたんですよ、フフフ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:12:33.41 ID:t9HYaQDS0
コ、コイツ……そうか!
隣の部屋に隠れてたから、ブリジットがこの近くにいたって分かったのかよ!

「ま、まさか。お前も何か能力を」
「私にはそんな力、必要ありませんよ。だって……これがありますし」

カバンから、手錠とムチを取り出すあやせ。ん……?ムチ?

「さあ、たっぷりと愛し合いましょう。お兄さん」
「おい待て、そのムチは何だよ!?」
「何いってるんですか。私とお兄さんの絆を深めるための大切な道具ですよ、フフフ……」

あやせが服を脱ぎながら、じりじりと距離を縮めて来る。
おいやめろ、俺にはビシバシ叩かれて喜ぶような趣味はねーぞ!

「さあ、おとなしく……うっ」

呻き声を上げて、その場に倒れるあやせ。一体何が起こったんだ?

「マネージャーさん!無事ですか?」
「えっ、ブリジット!?お、お前なんで?」
「胸騒ぎがしたので……」

見ると、いつぞやのコスプレ大会で振り回していたアレを持っている。
どうやら、それであやせの頭に一発ドカンとやったようだ。

「助かったぜ。俺さ今、動けないから何とかして欲し……ブリジット?」

じーっと舐め回す様に俺の身体を見て、頬を染めるブリジット。
気のせいか、何やらモジモジしてるような……まさか。

「わたし……初めてだけどマネージャーさんが動けない分、頑張りますから!」
「……」


頼む。誰か俺をここから解放してくれ……

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:13:28.81 ID:t9HYaQDS0
終わり

いやあ、やっぱTさん凄いわ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 17:26:27.16 ID:NF7X2tHh0
乙!
思わず寺生まれのTさんでググってきたww
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 17:29:43.33 ID:3RIid//AO
>あやせの頭に一発ドカンとやったようだ

ここで噴いたw
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 17:42:42.88 ID:LgfaTXtNo
こんなとこにまでTさんww
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 18:13:43.57 ID:IDLwhWvSO
なんだこれはww
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 18:49:31.92 ID:KmE1F66DO


やっぱりTさんはすごいな……
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 20:13:02.63 ID:1v3+GMF2o
不条理な展開過ぎるな……。
そして他キャラはともかくブリジットはどこから出てきたんだ?
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 20:57:54.18 ID:oqRCehbAO
なるほど、Tさんてのは田村さんか……
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:35:26.79 ID:ESsn0w5F0
新スレになったのに、人が少なくないか?
いま、シリアス展開でちまちま書いてます。テンション上がらないけど……
コーヒーブレイクとして、超短編3レス『決意』と『次回なんちゃって予告』しときます。

5分後くらいから……
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:40:31.58 ID:ESsn0w5F0
 『決意』


 荷造り――

 深夜、俺は桐乃の部屋で明日に備えて荷造りをしていた。
 当然俺の横には桐乃がいる。
 不安そうな表情を抱えて、俺の作業をジッと見つめている。

「なあ、桐乃……お前の気持ちに変わりはないな」
「ずっと考えていたことだから……あたしは、兄貴さえ一緒なら……」

 ひと月前に桐乃から話を持ち出され、俺は悩みになやんだ挙句、決意した。
 もう後戻りは出来ない。

「ねぇ、飛行機のチケットは兄貴が持ってて、あとホテルの予約も兄貴の名前でしてあるから」
「桐乃……俺に甲斐性がないばかりに……何からなにまですまねぇ」

 無言で首を横に振る桐乃。
 俺たちはこのひと月の間、ずっと話し合ってきた。
 万が一にも親父やお袋に知れたら反対されるのは眼に見えていた。
 なにしろ俺たちは実の兄妹なのだから……。

「持ち出す物はこれぐらいでいいだろう。
 明日は親父やお袋が起きる前に……家を出る。……いいな、桐乃」

 桐乃は部屋をゆっくりと見回した。
 俺と一緒にエロゲーをやったデスクトップパソコン、メルルのポスター、
 そして、コレクションの詰まった……押入れ。
 車のない俺たちに持ち出せるものは自ずと限られている。

「ねぇ、兄貴……これは、持っていったらだめかなぁ」
「……着替えとかでめいっぱいだからな。……でも、お前にとっちゃ大切なもんだろ。
 俺が持っていくから安心しろ」

 ひと通りの荷造りを終えて、俺は桐乃と明日の最終確認をした。

「朝、5時になったら俺が壁を叩く、準備が出来ていたら叩き返せ」
「わかった。……でも……兄貴は本当にあたしとなんかでいいの?」

 もしかしたら、これが踏みとどまる、最後のチャンスなのかもしれなかった。
 明日、家から一歩出てしまえば、俺たちは世間の笑いものになるかもしれない。
 実の兄と妹のくせにと。
 しかし、桐乃の本心を知ってしまった以上、俺にはもう……。
 返事の代わりに桐乃の頭に手を載せて、優しくなでてやった。

「じゃあ、5時だから……忘れんなよ」

 少しだけ頬を赤く染めて、桐乃は頷いた。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:41:11.19 ID:ESsn0w5F0
 決行――

 俺は着替えを済ませ、時計を確認してから桐乃の部屋側の壁を小さく叩いた。
 それを待っていたかのように、桐乃からも合図のノックがあった。
 廊下に出て、俺は一度だけ部屋を見回し……ドアを閉めた。

「……桐乃、俺が先に下りて様子を見るから、お前は俺のあとから降りてこい。
 分かってるとは思うが、絶対に音を立てるなよ」

 両手いっぱいに荷物を持ち、俺の言葉に無言で頷く桐乃。
 下の様子を伺いながら、俺は慎重に一歩ずつ階段を下った。
 廊下にもリビングにも人の気配は無かった。親父もお袋もまだ寝ているのだろう。
 桐乃に降りてくるよう手招きする。

「……兄貴、大丈夫そう?」
「ああ、二人ともまだ寝てるみたいだ」

 桐乃の顔は、まだ早朝で廊下が薄暗いにも拘らず、期待と不安で紅潮しているのがわかる。
 俺が先に靴を履き、桐乃の荷物を持ってやる。
 桐乃が玄関の框を降りて靴を履こうとしたそのとき……。
 真っ暗なリビングの扉が開き、無表情の親父が顔を出した。


 発覚――

「京介、こんな朝っぱらからどこへ行くつもりだ」
「お、親父……起きてたのか」

 靴を履きかけていた桐乃の顔面が一瞬のうちに蒼白になり、身体が硬直しているのが分かった。

「聞こえなかったのか? 俺はお前に、どこへ行くのだと聞いたんだが」

 地底から湧き上がるような親父の声。予想外の展開に、俺も桐乃も声が出ない。
 俺達が俯いて黙っていると、親父の背後からお袋の声がした。

「あんたたち、福岡へ行くつもりでしょう」
「お、お袋、なんでそれを……」

 お袋に代わって、親父が口を開いた。

「母さんはな、最近お前たちの様子がどうもおかしいと、ずっと気に掛けていたそうだ。
 それで先日、桐乃の部屋を掃除した際に航空機のチケットを見つけたそうだ。
 ……今日の福岡行きのな」

 桐乃が眼を見開いてお袋を見つめた。
 しかし、お袋は親父の陰になっていて表情が窺い知れなかった。
 再び親父が口を開く。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:41:54.41 ID:ESsn0w5F0
「なあ、京介……それに桐乃もよく聞いてくれ。
 お前たちがやろうとしていることを見て、世間はなんて言う。
 それが分からんお前たちではなかろう」

 それまでジッと黙っていた桐乃が、初めて親父に噛み付いた。

「だって好きなんだもん! 愛してると言ってもいい」

 桐乃は以前、親父にオタク趣味がばれたときに、なにも言い返せなかったと悔し泣きした。
 しかし、今日は自分の気持ちを真正面から親父にぶつけた。
 そんな桐乃を見て、俺だって黙っていられるわけがねぇ。

「そうだよ親父、桐乃が好きなんだからしょうがねぇじゃねぇか!
 いくら親父が止めたって、俺たちはもう後戻りはできねぇ」

 桐乃は胸にずっと溜まっていた気持ちを、親父にぶつけたことで勇気付けられたのか、
 一気に捲くし立てた。

「お父さん、それにお母さんもよく聞いて、
 あたし……本当に好きなの。考えただけで、もう胸がいっぱいになんの。
 だから正直にあたしの思っていることを、兄貴に伝えたの……」

 そこまで言うのが精一杯で、桐乃は手で顔を押さえて嗚咽した。
 そんな娘の姿を目の当たりにした親父は、言葉が継げずに腕を組んで瞑目した。
 俺達の間に重苦しい時間だけが過ぎてゆく。
 やがて、親父は諦めたような口調で……。

「お前たちのことを認めるわけじゃない。しかし、家を出る前にこれだけは聞いてくれ……」

 まさか、俺達を油断させておいて、二人を引き離そうというんじゃ……。
 そうはさせてはなるものかと、俺はゆっくりと桐乃と体勢を入換え、親父との間に割って入った。

「京介、心配するな。お前たちを引き離そうなんてことは考えていない。だが、これだけは聞いてくれ」

 親父は溜息を吐くと、苦渋に満ちた顔でゆっくりと口を開いた。

「京介、桐乃。……お前たちの着ている、その背中に漫画が描かれたピンクの半纏だけは脱いでいってくれ。
 それから京介、お前が頭に巻いている……バンダナも。
 福岡で三日間開催される……アニメフェスティバルに参加するのに、なにも家から着てゆくことはあるまい」

 俺はてっきり、この前のように殴られるものと覚悟していた。
 親父の言葉に全身の力が抜けてゆく。
 お袋が親父の背後で、リビングの壁を叩いて大笑いをしている。

 桐乃が襟首に挿し込んでいたメルルの団扇が、ポロリと玄関の床に落ちた。


 (完)
                              Presented by ◆Neko./AmS6
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:43:14.45 ID:ESsn0w5F0
 次回投下予告に代えて……無駄に3レス使います。

                             
『次回なんちゃって投下予告をSS風に書いてみたの巻』(暇つぶしにどうぞ)

 俺が部屋で寛いでいると、黒猫が何やら紙の束とUSBメモリを持ってやってきた。

「先輩、新しい話が途中まで出来たそうだから、取り敢えず受け取って来たわ」
「新しい話って、あやせとのピクニック話の続編でも書いたのか?」
「先輩と新垣さんが、混浴露天風呂でバッタリというのを書いていたようだけれど、
 収集がつかなくなったらしくて、投げ出していたわ」

 どうやらこの書き手は、エロ展開は苦手らしく、あやせの話もネタ切れのようだった。
 黒猫が原稿を捲りながら思案顔で言った。

「それでね……このスレには文章作法に厳しい読み手さんが、結構いるらしくて、
 この書き手さんもせっかく読んでもらうんだからって、試行錯誤をしているらしいわ。
 今回はその練習も兼ねて、田村先輩をメインに書こうとしたのだけれど……」

 このスレでは、麻奈実ルートは要望がある割には見かけることが少なかった。

「じゃあ、麻奈実ルートの話を書いたのか?」
「いいえ、途中までは書いたのだけれど……テンションが上がらなくてやめたそうよ」

 麻奈実ルートでは、テンションが上がらないというのも酷い言い草だが……。

「でも、先輩よく聞いて頂戴。今回の話の、土台にはなっているそうよ。
 田村先輩の怨念が……壁に塗り込められているというか、山に埋められているというか」
「けっきょく、誰がメインなんだ? てか、その言い方だと……鬱展開?」

 黒猫が俺をチラ見しながら、恥ずかしそうに言った。

「……実はこの書き手さん、黒猫が好きらしくて……つまり、今回は私がメインなのよ。
 でも、決して鬱展開ではないわ。もちろんエロ展開でもないけれど。
 ……少し、ほんの少しだけ話が暗いのよ、シリアス物と呼べばいいのかしら」

 黒猫がメインでシリアス物というのを聞いて、何となく想像ができた。
 俺達が付き合い始めてから数ヶ月になる。きっと純愛路線というか何というか……。

「京介氏、恋人の瑠璃ちゃんがメインとは、よかったではござらぬか」
「うおっ! お前、沙織じゃねぇか。
 てか、なんかお前……影が薄くねぇか? いや、薄いというよりも少し透けてるぞ」

 いきなり俺達の前に現れた沙織を見て、俺は驚きの声を上げた。
 沙織の影が薄かったというより、沙織の身体が透けて、その先にある本棚が見えていたからだ。
 あっけに取られている俺に比べて、黒猫は沙織を見て驚きもせず冷静だった。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:43:55.63 ID:5WTpgiUjo
半纏ワロタ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:44:01.60 ID:ESsn0w5F0
「先輩、これはね、書き手さんの、それぞれのキャラに対する思い入れの違いなのよ。
 思い入れが小さいと、いまここにいる沙織のように透けてしまうの」
「……黒猫氏の言っていることは本当のことでござるよ。
 それよりも京介氏、拙者にも早くその話を読ませてくだされ」

 驚いているのは俺だけのようで、二人はさもそれが当然のようにしていた。
 沙織に促され、俺は黒猫がプリントアウトしたばかりの原稿を手渡した。

「京介氏、原稿ではなく、USBメモリの方を貸してくだされ」
「じゃあ、パソコン立ち上げるからチョット待っててくれ」
「いやいや、その必要はないでござるよ。京介氏……」

 そう言いながら俺からUSBメモリを受け取り、向きを確かめてから、
 沙織は自分の鼻の穴に押し込み瞑目した。

「……ふむふむ、そういう展開でござるか。いやはや何とも……うおっ!?」

 驚きの声を上げ、眼を見開いた沙織の瞳の奥に、
 大量のテキストデータがスクリーンセイバーのように流れているのが見えた。

「これはこれは……瞼を開けると読めなくなってしまうのを忘れていたでござる。
 ……ではもう一度……ふむふむ、黒猫氏から毒をすべて抜き去ると、ほほう、ほうほう、
 こんなにも素直で可憐な美少女になるとは……拙者、京介氏がとても羨ましいでござるよ」

 沙織が鼻に挿したUSBメモリで、テキストデータを読み取っているのを、
 羨望の眼差しで見つめていた黒猫が沙織に聞いた。

「どうかしら、沙織? 黒猫派の書き手さんのひとりが、私のことを書いた話なの。
 ……とても恥ずかしいのだけれど、やはり純愛路線なのかしら」

 黒猫の期待を込めた質問に、沙織はどう答えたものかと思案している様子だった。

「たしかに原作の設定を拝借しているとはいえ、ここまで妄想がエスカレートするとは、
 ……ところで、黒猫氏、先ほど文書作法が云々と申されていましたが、
 今回、書くにあたってそれは反映されているのでござるか?」

「……今回は逸脱してしまったそうよ。なにしろ、この書き手さんには初めての黒猫ルートですもの。
 妄想し過ぎて、暴走してしまったと言っていたわ」
「さようでござろう。途中のレスなど、1レス分すべて黒猫氏の独白かと勘違いするほどでござる」

「そのあたりは苦肉の策なのか、無理やり改行してお茶を濁したと言っていたわ。
 それから、地の文も全角1個分落としてあるけど、テストしているだけだからスルーしてくれって」

 黒猫と沙織の会話を聞いていた俺の脳裏に、文字で画面真っ黒という映像が浮かび上がった。
 以前、黒猫が書いていた同人誌を桐乃が酷評していたことを思い出した。――そんなの誰が読むんだ?
 その疑問を黒猫にぶつけてみた。

「書き手さんの勝手な妄想なのだから、私はいいと思うのだけれど?
 原稿を受け取りにいったとき、他の書き手さんのSSを読んでいたら自分も書きたくなったと言っていたわ。
 ただ、書き始めたら面白くなって、時間があるときにちまちま書いているそうよ」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:45:21.32 ID:ESsn0w5F0
 黒猫の言うとおり本人が好きで書いているのだから、俺がとやかく言うことでもないが、
 読み手さんのことも少しは考えろと言いたかった。
 沙織がすべてのテキストデータを読み終えたのか、渋い顔をしている俺に……。

「京介氏、黒猫氏の言うとおりですぞ。極論を申せば、SSとは書き手側の自己満足なのですから。
 読み手さんに読んでもらう以上、読みやすさはたしかに必要なことではござるが、
 もっと気軽に楽しもうではござらぬか。ニンニン」

 そういって沙織は俺のわき腹を肘で突いたが、先ほどより更に透明度を増した沙織の肘は、
 俺のわき腹をすり抜けた。その様子を見ていた黒猫が……。

「先輩、沙織の活動限界……いいえ、書き手さんの妄想限界が近づいたようだわ。
 でも、安心して、もうすぐ姿は見えなくなってしまうけれど、しばらく音声だけは生きているから」

 黒猫のいうとおり沙織の姿が消えかかっている。
 下半身はすでに消えており、上半身も消えてしまうのは時間の問題と思われた。

「おっと、あぶねぇ。あやうく落とすところだったよ」

 沙織の鼻に挿していたUSBメモリが自然に抜け落ちた。
 これを落として、万が一データが吹っ飛んでしまったら面倒なことになる。
 掌の上のUSBメモリを慎重に胸のポケットにしまってから、沙織を見ると……。

「さ、沙織? 沙織どこだ?」
「京介氏、ここでござるよ。先ほど黒猫氏が、拙者は音声だけになると言っていたではござらぬか」
「しかし、どうしてこんなことが……」
「京介氏も鈍いでござるな。書き手さんが、キャラの細かい描写を手抜きするためでござる」

 沙織の言うとおり、『なんちゃって投下予告』のためにわざわざ、キャラの表情まで描写するのは大変だろう。
 それよりも、こんなことのために3レスも使うことの方がよほど……。

「……ところで、先輩? 私たち何か大切なことを忘れていないかしら?」

 黒猫が俺を見つめながら、何かを思い出そうとして小首を傾げて言った。

「大切なこと?」

 俺達が無言で見つめ合っていると、いまは声だけになってしまった沙織が……。

「京介氏、投下予定日時とレス数がまだですぞ」
「ああ! それを忘れてたんだ。黒猫、もう時間がねぇ、投下予定日時とレス数を頼む」

「そ、そうね、日曜日の夜ぐらいには投下出来ればと思うのだけれど。投下レス数は今のところ21……完結までいくわ。
 話は少し暗いし、笑いは皆無よ、文字びっしりだからスルーしても構わないわ。
 レスが長くなってしまって、もう収拾がついていないそうよ。
 題名は……『青色イルミネーション』ということで、特に意味はないのだけれど。……代わるかもしれないし」

(次回なんちゃって投下予告 終わり)
                              Presented by ◆Neko./AmS6
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 21:48:40.39 ID:nXGBvUqJo
テンションが上がらないってひでぇ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 22:03:55.10 ID:3RIid//AO
確かに人減ったな
移転と障害の後ぐらいから
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:15:28.65 ID:doxNm9Dqo
ジェフ千葉の開幕戦がアウェー北九州だからそっちかと思ったぜ…ww
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:19:19.21 ID:3RIid//AO
腰の引けてる親父ワロス
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 22:27:37.67 ID:M3uODPAto

沙織が不憫すぎて泣いた
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:51:54.82 ID:oxer8OQ/o
いや、鼻の穴にUSBメモリは入らないだろうっ!?
絵面的にも見たくないレベルじゃないのか……?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:54:33.52 ID:ODsJEglDO
今やってみたらギリギリ入りそうだったでござる
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 22:56:24.19 ID:Mq1/Y7Kv0
キモオタ兄妹化しすぎワラタ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 23:31:47.45 ID:doxNm9Dqo
>>41
やwwるwwなww
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 23:48:22.15 ID:oqRCehbAO
/サイクロン!\ /ジョーカー!\
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 23:53:06.31 ID:AcLB+OYAO
でも麻奈美だとテンション上がらないって分かる。麻奈美のキャラが弱くて他のキャラと比べて盛り上げずらい
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 00:25:55.99 ID:bSQxZfOj0
京介が10年後に課長やってそうじゃね?って加奈子が言ってたけど、ふと思ったのが、
一流大学卒の30代前半課長(予定)で、同期にガチホモ。
日本で一番有名なサラリーマン課長と似た設定だなw
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 00:42:13.87 ID:eZKjXJrAO
>>46
初芝入りか
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 02:59:43.34 ID:RVGphB9DO
>>45
麻奈美はなぁ…
田村屋で団欒するか前髪切りすぎたときみたいな勘違い疎遠化ネタくらいしか思い付かない
エロくて積極的なベルフェゴール麻奈美っていう路線でも開拓するしかねぇ…
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/21(金) 03:21:25.56 ID:EUi8vcWTo
最終巻近くで田村家を助けようとする京介を助ける桐乃が見れたらいいなぁ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 05:24:10.98 ID:AIoCv9tDO
駆け落ちかと思ったらイベント参加かよww
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 09:40:30.88 ID:zMeZEIxTo
田村家にまたお泊りに行って麻奈美といちゃいちゃしてもらうぐらいしか…
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 12:27:33.58 ID:eZKjXJrAO
麻奈実は前髪ネタを読みたいな
イメチェンしようとして「おかしーし」とかw

そういや67巻あたりの麻奈美の忙しそうな描写はなんだったんだろ
「きょうちゃんのせいなんだけど」とか言ってたやつ
あれも前髪いじっただけ?
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 12:34:59.01 ID:hM3uKjcDO
あやせ様にイメチェン改造してもらってたんだろ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 12:36:17.84 ID:arM525/go
そういえば7巻で麻奈実のイメチェン成功編なかったな
まぁ別にいらないんだけど
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 12:48:49.11 ID:eZKjXJrAO
なるほど
じゃあ不発だったんだな…
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 13:00:04.94 ID:YpsZtOMSO
「あやせによる麻奈実のプリティウーマン計画」

髪型、メイク、ダイエット、ファッションなどなど
麻奈実は京介をゲットするため、あやせは変態兄貴をさっさと彼女もちにして桐乃を救うため…

みたいなの面白いかも

チラッ チラッ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/21(金) 13:33:19.63 ID:jiLh6QNE0
>>56
地味子は見せ場がないから地味子なんだよ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 14:34:36.56 ID:hM3uKjcDO
麻奈実ssと見せつつ

麻奈実『あやせちゃ〜ん、きょうちゃんが好みの性格は私だって言ってくれたよ〜』

あやせ『よかったですね、でも性格だけなんですか?
まったくお兄さんは!』

地味『見た目はあやせちゃんがタイプだって〜』

あやせ『えぇっ!?//そ、そんな…もう、お兄さんったら…』ポッ

と華麗にあやせssにシフトするやつ誰か書いて
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 14:39:00.04 ID:bSQxZfOj0
某通信社代表みたいに
いったんあやせと籍を入れる→離婚→黒猫と再婚&婿養子入りとかになったら…
京介…、全力で生きろ!だな
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 14:49:44.50 ID:lv3/pmWr0
>麻奈実『あやせちゃ〜ん、きょうちゃんが好みの性格は私だって言ってくれたよ〜』
>地味『見た目はあやせちゃんがタイプだって〜』


麻奈実とあやせがフュージョンしたら最強戦士が生まれるわけか
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 14:52:20.09 ID:OSauKajKo
見た目地味子
中身あやせ

これはこれでありだな
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 14:58:32.12 ID:jDs4w1+9o
あのキツイ性格と魅力的な容姿が相まってるからこそあやせなんだよ
そこに麻奈実成分を混入させたら魅力激減
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/21(金) 16:19:25.53 ID:uCB0mZEQ0
>>62
わかってるな、さすがだ。
私の兄貴FUCKしてきていいぞ
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 17:13:11.37 ID:e3cdSbwDO
>>48
地味子=某生徒会役員共
魂(中の人)のつながりがあるんだ
覚醒の余地はあるな……
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 17:36:07.88 ID:xwzUUBe90
>>63
瀬菜ちゃんはお帰りください
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 20:25:56.16 ID:eZKjXJrAO
>>61
おっとり見た目でブチ殺しますよ!とか、実に褒美キャラだな
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 20:35:12.10 ID:AIoCv9tDO
あやせと絡めて人気得ようとするなんてさすが地味女卑しい
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 21:15:52.85 ID:9vclLxxUo
これだけ話題に上げられてもSSを一向に書いてもらえない麻奈実ェ・・・
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 21:17:06.75 ID:P2BESoUAO
ネタくれよ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/21(金) 21:50:26.90 ID:01m6rIha0
ネタ投下
名前を抱えれた人が太る
[ピザ]ノートを拾ったきりりん(これはだれでもいいや)
そして黒猫(だれでもいいや)などを太らせて・・・・

いや、無理だな、これ。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 21:54:30.76 ID:zMeZEIxTo
>>70
日テレ見てるだろww

ちなみにデスノコラの↓[ピザ]ノート
ttp://www.yscompany.com/tomosaku/Resouce/debunote.jpg

昔俺が作ったww
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:02:39.17 ID:bSQxZfOj0
あやせがヤンデレ化した状態で死のノートを使えば、
殺人予告してる加奈子が真っ先に削除されるんだろうな
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:15:04.95 ID:zMeZEIxTo
名前を書かれるとデレっ娘になってしまう…デレノート


だめか…
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/21(金) 22:25:42.42 ID:01m6rIha0
ネタ路線はノートで決定したのかwwwwww
>>71
最後まで読んでしまったww
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:29:33.02 ID:P2BESoUAO
>>73
麻奈実じゃ名前書く前と書いた後で何も変わらなそうwwwwwwww
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:40:21.25 ID:Ih27IP3K0
>>73
一番変化がありそうなのは親父だな
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:45:01.26 ID:RVFF/FhAO
>>73
オチが真っ先に思い浮かんだけど、それを活かす構成は凄い困難そうだ

小道具の性質上誰でもヒロインできるのに、
ノートによるデレ操作なら桐乃しかない!と断じてしまう儲脳

まぁ…妄想するだけならタダだし
ほわわ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 22:51:20.70 ID:zMeZEIxTo
>>77
誰をデレさせたいかと言われれば、やはりツン要素の強いキャラだろうから
あやせ&黒猫&加奈子あたりになるかと。そうなると自然と所有者は桐乃になるな。

そしてクライマックスは兄貴に…ゴクリ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:42:03.88 ID:D8QmmUtAO
桐乃→ブリジットもありだな…
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 23:45:08.40 ID:9vclLxxUo
ねーよ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 00:51:27.62 ID:YM/ATvuS0
SS書こうと思ったが俺には無理だった……
誰か頼んだ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 00:53:52.38 ID:/X7dip2ro
>>81
がんばって1本書き上げてみるんだ
そこから色々得るものがあるぞッ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 00:58:10.58 ID:YM/ATvuS0
>>82
助けてくれ…
ネタかぶりして収集つかない…
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 01:39:38.85 ID:sPoaiUcw0
>>83
会長からの特命を裏で片づけるハムな課長のの京介さんを書いてみるんだ(無茶ぶりだから無視してくれ)
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 02:12:32.30 ID:OOHut1Z70
>>83
ネタ被りがどうした
試しにどんなネタで行こうとしたのか言ってみなさい
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 02:52:47.69 ID:iGuLj4WAO
>>83
その通り。被りなんか気にせず心に棚を作るべき。
ネタ被り&結末未定&キャラ崩壊でも気にしない!

……ちょっとは気にした方がいいかもしんないな俺

悩むのは一区切りまで書いてからでも遅くないし?
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 03:29:26.29 ID:1CH/yhnh0
どんどん被って行こうぜ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 03:39:47.77 ID:P7EUdv3DO
>>83
例えば誰かがカレーを作ったとしよう。
んで>>83もカレーを作ろうとした。
メニューは確かに被っているかもしれない。だが具材やスパイスが違えばそれは>>83だけのカレーになるだろう。

つまりはネタが被ろうと何かが違ってくるだろうから気にせず書けって事だ。



うん、すまない。俺が今カレー作ってただけなんだ……
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 03:39:48.45 ID:YM/ATvuS0
ああ、ありがたいお言葉……

エイプリールフールでいこうと思ったんだ
んで、「鈍感京介のせいで傷つくきりりん」でいこうと思ったんだ

なぜか気付いたら「6スレ目877」さんと似た流れに…
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 03:58:33.89 ID:/X7dip2ro
>>89
問題ないと思う
ifモノとしてはオーソドックス※な展開だし、そんな中でも書く人の個性は出るよ
>>89さんがあのシチュからどう解釈してどう繋げたのかが伝わればそれでいいんじゃないすかね

※念のため:6スレ目877氏の作品ディスってるのではなく、
王道でいくか、変化球でいくかっていうのはあくまで選択肢の一つだという意味。
それ自体に優劣があるわけでもなくて。


俺もSS書きたいけど風邪で熱が下がらなくて無理だ…いま目が覚めてしまった…
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:06:24.60 ID:YM/ATvuS0
>>90
ああ、ありがとう
なんだか書き上げられそうな気がしてきたよ

こんな自分のつまらない人生相談にみなさんに反応していただいて…
頑張って1本仕上げてみます。
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:37:06.45 ID:dwWdB38AO
がんばれ―
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:48:48.40 ID:YM/ATvuS0
書きあがりました!

キャラ崩壊注意です。
55分になったら投下してもいいですか?
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:55:38.79 ID:YM/ATvuS0
今から投下します。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:56:04.67 ID:YM/ATvuS0
「桐乃、実は俺、お前の事が好きなんだ」
「……は?」

状況を説明しよう。
俺はまた桐乃の部屋でエロゲをやらされている。
いや、きっと今重要なのはそこじゃない。

そう、今日は4月1日、エイプリールフールである。
つまり今日ばかりは合理的に嘘をつくことが許される。

だが、偽彼氏の一件でダメージを受けた俺にとっては、あまり大きな嘘は躊躇われた。
あまり家族関係がギクシャクするのも好ましくないからな。

――――――――――――――――――――――――――――――――

だから俺は、
(シスコンキモッ、馬鹿じゃん?)
ぐらいの反応を期待していたんだよ。
あいつもすぐに嘘ってわかって、そう返してくる。
そう思うだろ?
俺としては、妹との他愛無いコミュニケーションのつもりだったんだ。

『……つまり、話のネタのつもりで嘘を吐いたら本気で怒られてしまい、
それからというものきりりん氏に元気がない。
兄としてはなんとかして元気付けてやりたいと……
そういうことでござるな?』
「まぁ、おおむねそんな感じだ。なにか良い考え無いか?」

俺はあれから一悶着あって桐乃に部屋を追い出されてしまい、仕方なく自室に戻ったわけだ。
桐乃のいつもの癇癪だと思っていたが、数日経っても桐乃に元気が戻らない。
やっぱり嘘にしてもやりすぎたのかと反省して、沙織に人生相談の真最中というわけだ。

……沙織、溜息はやめてくれ。
これでも一生懸命考えているんだ。

『拙者はその一悶着とやらを思い返してみることをお勧めしますぞ』
「そう言われてもな……」

俺はそう言ってベッドに寝転がった。
しかし、誰であろう沙織の提案である。それにどの道俺には解決策が浮かばない。
ここは素直に従っておくとしよう。
確かあの時は…………
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:56:55.66 ID:YM/ATvuS0
「あんた……何言ってんの」

あれ?桐乃の様子がおかしくないか?
いつもみたいに罵倒してくると思ったんだが……
今の桐乃は俯いて、手を震えるほど力強く握り締めている。
おいおい、今日はエイプリールフールだぞ?
嘘だってわかるだろ?そこまで嫌がらなくても……

「おい、桐乃……?」
「……」

返事が無い。ただの桐乃のようだ。
なんて悠長なこと言ってる場合じゃなさそうだ。
黒猫と違って、こいつが静かってのは只事じゃない。

「おい、桐n」
「出てって」

聞き逃してしまいそうな声だったが、確かにそう聞こえた。
普段の桐乃らしくない、とても弱弱しい声だった。
そして、だからこそ放っておいちゃいけない気がしたんだ。
だが、

「出てけ!」

次に桐乃から発せられた言葉によって、俺は退出を余儀無くされた。




……確かこんな顛末だったはずだが……

「すまん、さっぱりわからん」
『はぁ……』

なあ沙織、お前の溜息は地味にきついんだよ。
心に刺さるものがあるっていうか……

『拙者から言えることはただ1つでござる。
きりりん氏は「好きだという嘘」を吐かれたのが嫌だったのだと思いますぞ。
……ここから先は京介氏が御自分で考えてくだされ。それでは』

そこで電話は切れた。

どういうことだ?
沙織は一体何を言って……
……落ち着け俺。頭の中を整理しよう。
ここまでの状況と沙織の言葉から考えられる状況は……

1 桐乃は嘘が嫌い
2 俺に「好きだ」と言われたのが嫌だった
3 桐乃に彼氏(本物)か好きな人がいる

このあたりか……
1番はあやせならともかく、桐乃は無いだろう。それは除外してもいいだろうな。
2番は濃厚だな……だが、沙織の言葉といまいち噛み合わないような……
3番だとしてもあの反応はあまりしっくりこないような……
まぁ、考えたくないってのもあるが……
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 04:57:58.19 ID:YM/ATvuS0
「……うーん」

わからん。さっぱりわからん。
頭の中のモヤモヤが浮かんでは消える。
ここのところその繰り返しだ。

考えられる可能性はこの数日で考え尽くした。
沙織の助言を貰った今でも、はっきりとした答えが出ない。
だが、沙織の言った通りここから先は俺が考えるべき問題だろう。
安易に黒猫やあやせに相談していいものじゃないよな。
……説得力無いか。もう沙織に相談したしな。

俺は壁に寄りかかって座りなおした。
今回ばかりは本当に桐乃の考えがわからない。
というか、今まで俺がわかってやれたことの方が少ないんじゃないだろうか。
だが、それでも理解してやりたい。
あんなに沈んでるあいつはこれ以上見ていられないしな。

「よしっ」

親父やあやせの時のような秘密兵器は無いが、いっちょやってみるか。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 05:00:00.93 ID:YM/ATvuS0
「桐乃ー、いるか?」
「……」

一応呼びかけてみた。部屋にいるのは知ってるんだがな。

「話がしたいんだ。ここを開けてくれないか?」
「……入って」

ようやく返事が返ってきて、部屋に入ることができた。
桐乃の部屋に入るのは数日ぶり程度だというのに、ずいぶん懐かしく感じてしまった。
……いかんいかん、本題を見失うわけにはいかない。

桐乃はベッドに座って壁に寄りかかっていた。
この前よりずっとやつれて見えるのは気のせいじゃないだろう。

「この前のことなんだけどよ……」
「……!」

そう言った途端、桐乃の体がビクっと僅かに反応した。

「何?『あれは嘘なんだ』とかでも言いに来たワケ?
はっ、そんなこと一々言われなくてもわかってるって。
出来の悪いあんたと一緒にしないでくれる?そういうの、マジウザイから」

……なんだよ……

「じゃあ、なんd」
「そもそも妹にマジで告白する兄貴とか有り得ないでしょ。
あんたがいくらシスコンだからってそんなことしないのはわかってるし」

……なんなんだよ……

「おい、桐n」
「じゃ、そういうことでいいでしょ?
もう出てってくれる?あたしあんたと違って忙しいんだよねー、色々と。
あんたすぐに出t」
「桐乃!」

「……なによ」
「なんでお前は……泣いてんだよ」

桐乃は話し始めてからずっと涙を流していた。
そして、それを隠すためのように喋り続けていた。

「……別に。あんたには関係無いでしょ」

桐乃は吐き捨てるかのように言い放った。

「……正直、お前が何が気にくわなかったのかわかんねぇ。
でも、そんなお前を見てると放っておけねぇんだよ!」
「はぁ?心配?そういうのがウザイんだって!」
「どうしてだよ!妹の心配して何が悪い?」

わからねぇ、やっぱりわからねぇ。
こいつは何を考えている?何がしたいんだよ!
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 05:00:58.56 ID:YM/ATvuS0
「あんたは何もわかってない!
なんであたしが頑張ってるのか!
なんであたしが御鏡さんに恋人の振りを頼んだのか!」
「ああ、わからねぇよ!俺にはお前がわからねぇ!
いつも意味不明で理不尽なことばっかしやがるし!勝手にキレ出すし!
どうすりゃいいんだよ!」
「あたしは!」

そういって、桐乃は手元の枕を投げつけてきた。
俺はそれを避けることができずにまともに顔に当たり、一瞬目の前に火花が散った。
そして、抗議の声を挙げるために前を見ると。

「ってえな!……!?」

俺の目に映ったのは、今まさに俺に掴み掛かろうとする桐乃だった。
まあ一般人たる俺に、その一瞬でできたことといえば驚くことぐらいで、
その一瞬後には俺は襟元を掴まれてしまっていた。
だが、その力はとても弱く、少しでも振り払えば倒れてしまいそうにも見えた。

「あんたが……あんたが全部悪いのよ……!」
「お前……」
「あたしは!あんたに認めてほしかったの!」

え……?
こいつは一体何を……?

「勉強も!スポーツも!お洒落も!他の人に負けないように頑張った!
あんたに認められたくて!そのために!」

何言ってるんだ、少なくとも今の俺はお前のことを認めてるんだぜ?
口に出しゃしねーがな。

「でも今は!それだけじゃ嫌なの……!
あんたの……あんたの一番になりたいの……!」

俺の脳味噌は最初この言葉の意味を考えられなかった。
いや、もしかしたら拒絶していたのかもしれない。
俺は兄貴だ、こいつは妹だ……そんな感情が、今までこの可能性を消していたんだ。

搾り出すように自分の気持ちを紡ぎだした桐乃は、いまだに俺の襟元を掴んでいた。
その力はさっきより更に弱弱しく、手は小刻みに震えていた。
きっと今、こいつは心で泣いているんだろう。
こいつは強いから、泣くところなんて見せようとしないが。
……いや、「強い」ってのもどうだかわからないな。
「強くありたい」だけであって、本当は俺の思っている以上に打たれ弱いのかもしれない。
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 05:01:43.56 ID:YM/ATvuS0
俺が嘘を吐いた時、こいつはどんな気持ちだったのだろうか。
嘘だとわかってしまうからこそ、辛かったのだろうか。
俺が部屋に入って来た時、こいつはどう感じたのだろうか。
俺の口から直接言われることを恐れていたのだろうか。

バラバラになっていたピースが集まり、俺の中で組み合わさって……
気付けば、桐乃の体を抱き締めていた。

「あ、兄貴?」

ああ、そうか。
俺は桐乃のことを理解したかったんだ。きっと、ずっと前から。
桐乃の趣味を馬鹿にしないってのは、俺の本心から出た言葉でもあったんだろう。
今の今まで気付かないなんて、俺は本当に馬鹿だよな。

「なあ、桐乃。
俺の人生相談、乗ってくれないか?」
「え、うん。別に……いいケド」

目を白黒させて桐乃は答えた。その眼には不安の色も見える。
それを見て少し苦笑してしまう。
まあそうだろう。いきなりの展開だからな。
お前は予想外の事には対処できないしな。

「それじゃ、俺からの人生相談……
妹の一番になりたい兄貴は、どうすりゃいいのかね?」

それを聞いた桐乃の顔はみるみる明るくなり……

「……はっ、馬鹿じゃん?」

……俺の大好きな笑顔になった。

「あたしの中じゃ、あんたが常に一番だから。いままでも、きっと、これからもね」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 05:02:39.79 ID:YM/ATvuS0
以上です。
スレ汚し失礼しました。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 07:07:50.13 ID:iGuLj4WAO
すばらしいカレーだった。
少し目が潤んでしまったのはスパイスのせいということかな

直球シリアス乙。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 07:38:40.81 ID:dwWdB38AO
良かった乙
この京介は鈍感てより無神経だww
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 08:24:59.24 ID:ZJhL6YEDO
ホロリときた
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 09:58:25.81 ID:/X7dip2ro
乙でした
いいENDだったぜ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 10:43:44.34 ID:IeiyCx8do
最後のセリフまでエイプリルフールってオチかw
107 :101 [sage]:2011/01/22(土) 11:49:09.37 ID:YM/ATvuS0
注意書き忘れてた…

・時系列無視してます
・黒猫は恋人じゃないです

って感じです

原作未読なんで不自然な点も多いかと思いますが
暖かい目で見てもらえるとありがたいです。
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 11:55:34.27 ID:bDEPA6ADO
GJ!
素晴らしかったぜ
八巻もこれくらい素直になってくれれば京介もきっと……
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 12:22:19.59 ID:UsPjXrW+o
>>106
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 13:30:36.46 ID:/tVaGZTY0
乙かれ様です

これからもバシバシ投下してください
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 15:10:34.08 ID:syk3yckSo
まさしく正しいSSだ
GJ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 15:12:07.97 ID:af6LnpVy0
よかった、
原作未読でこれなら原作読んだらもっとよくなると思う!!
お疲れ様です!

デレノートまだ?
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 16:15:50.34 ID:/X7dip2ro
デレノート需要あったのかww
言いだしっぺなのでなんか適当に書いてみる
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 16:21:23.26 ID:uSOBciM20
>>113
頑張れ
楽しみにしてるぞ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 17:50:12.33 ID:LIGGam3AO
期待して待ってます
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 18:22:16.56 ID:95yf5RwAO
>>79
矢印の向き逆だったorz 桐乃にデレるブリジットが見たい。果たして桐乃は己の欲望に勝てるのか!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 19:20:22.74 ID:uSOBciM20
>>116
そもそもブリジットって桐乃のこと知ってたか?
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 19:27:53.11 ID:tvecTR9po
>>116
どっちにしろねーよ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 19:51:56.55 ID:nQ1piD6s0
デレノート待ちのところすいませんが、勇気を出してSSを書いてみたので投下してもいいですか?

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 19:53:43.25 ID:vQ3MOsrOo
投下大歓迎

原作だとブリジットと桐乃の面識は0だったはず・・
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 19:55:24.42 ID:ZL3OrMVYo
7巻のデートの時に加奈子と一緒にで会ったじゃん
ものすごいつれない態度されたけど
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 19:59:55.28 ID:nQ1piD6s0
了承もらったので投下してみます。SSどころか書き込みもほぼ初めてなので、不手際があったら指摘お願いします。
↓からSS
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 19:59:57.65 ID:RFHKIMpjo
かなかなが好きすぎて、きりのんはほとんど視界に入ってなかったけどな
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 20:00:34.45 ID:nQ1piD6s0

「ねーねー、あの雑誌の表紙の服めっちゃかわいくない?」
「あ〜あのチェックの?」
「だよね〜!あたしも着たかったな〜!」

今朝は、とてもいい朝だった。昨晩クリアした雪希ちゃんはすっごくかわいかったし(あんな義妹が欲しい)、録画しようと思って忘れてたドラマをお母さんが録画してくれてたり。普段は時間の合わない友達と、偶然会って一緒に登校出来たり。こんな調子で今日はとてもいい日だな〜と思っていた。

けど、

「おーい、桐乃―!」
「ん?」

いい日なのは、この時までだったのだ。

『あたしの兄がこんなにモテるわけがない』

「……げ。何しに来たの?」
「……まぁいいか。鍵だよ」
「鍵?」
「そう。今日の昼から親父達は友人の結婚式でいないって言ってたろ。俺も友達と遊ぶし、帰ってくるの遅いから、鍵持ってけって言ったのに忘れただろ。だから届けに来たんだよ。」

そういえば、そんなこと言ってたなぁ。雪希ちゃんとの思い出を辿ってたから話半分だった。
それにしてもわざわざ届けにくるなんて。もしかして渡しに来たのは口実で、本当はあたしに会いに来たとか!?あり得るよね。だってシスコンだし!
「……どうかしたのか?」
「何でもない。わざわざありがと」
「お、おう」
シスコン兄貴にもちゃんとお礼を言うなんて、流石あたし。でも、せっかくお礼を言ったんだから面食らってないで、泣いて喜ぶくらいしなさいよね。
「・・・・・・じゃあ俺学校行くから」
「ん」
兄貴は行ってしまった。さて、あたしも元気に学校行きますかぁ!

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 20:02:53.36 ID:nQ1piD6s0

「「ねぇ桐乃」」
「何?どうかした?」
一時間目にはまだ早く、ぼーっとしていると今朝一緒に登校した友達――ひよりんときよかが話しかけてきた。気のせいか、二人とも目がキラキラしている。……嫌な予感がする。

「「さっき鍵渡しに来たのって、桐乃のお兄さん!?」」
予感的中。すごく嫌な話だった。
「そ、そうだけど。どうかしたの?」
どうせ、似てないーとか地味だよねーとか言うんだろう。
兄貴の悪口を聞くのはあまり好きじゃない。言っていいのはあたしだけだっての。
ところが……

「いやさぁ、優しそうだし、ステキだなぁって」
「あたしもあたしも!けっこういいかもって思っちゃった!」

「………………………………」

「えええええええええええええええ!!!!!!!!!」
「うわぁ!!」
「どうしたの桐乃!?」
「だ、だだだだって、あ、あああ兄貴のことステ亜qswwでfrtgyふじこlp;@:」
「OKOK。わかったから。落ち着いて日本語で話そうか桐乃」
「びっくりしたよ〜。急に叫ばないでよ〜。みんな見てるよ?」
「え?」
しまった。動揺して、つい素で驚いてしまった。いけないいけない。
「だって二人とも変なこと言い出すからぁ」
「そう?」
「別に変なことじゃないよね〜?」
「だってあれだよ?地味だし変態だししつこいし。すぐ他の女の子のとこ行ってあんま構ってくれないし。意外と頼りになるし優しいし。自分が決めたことなら相手がどんなに屈強でも立ち向かうし。あたしが辛いときすぐに側に来てくれるし。それに血繋がっちゃってるし!」



「後半欠点になってないような……」
「それに今の言い方だと血が繋がってることが一番だめみたいだったけど……」
「き、気のせいだよ。それより何で?」
「さっき言った通りだよ。それに顔も悪くなかったし。ね?」
「ね〜?」
くぅ!そんな長い時間じゃなかったはずなのに!何でそんなに気に入っちゃうの!?
とりあえず、何としても改心させないと!
「そうかな?すごい地味だと思うけど?」
「まぁ確かに……」
よし!
「でもあれはダイヤの原石だね!」
あれ?
「うんうん。髪型変えたり、オシャレしたら絶対かっこいいよ!」
「そんなの当たりm「「え?」」……じゃなかった、そんなことないと思うよ〜?」
う〜!どうすればいいのこの二人!こんな時あやせが居てくれたら……
「おはよ〜!」
キターーーーーーー!!!!
あやせは兄貴のこと嫌いだから、絶対改心させてくれるはず!
「みんな何の話してるの?」
「あやせぇ〜!聞いてよ!この二人がね、ウチの兄貴のことステキとか言うんだよ?何とか言ってやってよ〜!」
「お兄さんを?」
ちょっと顔をしかめてる。よっぽど嫌いなんだなぁ。これならあの二人も……
「だって優しそうだし、顔も悪くないし。辛い事があった後にそっと抱きしめられて『俺が側に居てやるから……』とか言われたらもうねぇ!」
「…………エヘヘ……」
「あ、あやせ?どうしたの?」
急に顔が赤くなったけど……これはまさか!?
「へ?……な、何でもないよ!!」
「あれれ〜?まさかあやせちゃんも桐乃のお兄さんねらい〜?」ニヤニヤ
「えええ!!?」
「ち、ちち違うよう!なんで私がお兄さんなんかを……!」
「あらあら。顔真っ赤にしちゃってまぁ」ニヤニヤ
「おやおや。すごく怪しいよぉ〜?」ニヤニヤ
「だから違うって〜!」
ま、まさかあやせまで……!?あ〜〜もう!!
どうしてこうなった!!!

その日の夜――

「ふぅ〜。疲れた。あいつはサッカーと妹と麻奈実の話しかしねぇからなぁ。……退屈じゃないだけましか。……ただいまぁ〜」
「………………………」ジーーーー
「うお!!!な、なんでおまえソファの上で体育座りしながら涙目で俺のこと睨んでんの?」
「………………………」ジーーーー
「俺、何かしました……?」

「うっさい!!!!!」

おわり
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 20:04:52.94 ID:nQ1piD6s0
流石に短過ぎました。お目汚しすいません。

言い忘れましたが、友達はオリキャラですすいませんでした
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 20:12:33.69 ID:2j+deDaF0
おわり?
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 20:20:25.08 ID:nQ1piD6s0
>>127
終わりです。次こそはもっと長いの頑張ります
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 20:26:08.33 ID:fTMMyuTso
続けてもいいんだよ?
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 20:27:25.11 ID:iGuLj4WAO
京介は悪くないよ、京介は地味カッコイイよ
乙。

ここでみずいろの固有名詞を見るとは意外だった
あの人いいよね程度の他愛もない話題に身構えてしまうきりりんマジブラコン拗らせすぎwwww
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/22(土) 20:47:11.92 ID:nQ1piD6s0
>>130
やはりバレましたか。桐乃がやりそうでそれほど有名じゃない(?)妹(義理ではありますが)
が出るエロゲーを考えたら真っ先に出た作品でした(笑)。
ありがとうございます。二つ目も頑張ってみようと思います

>>129
頑張ってみます
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 20:49:57.38 ID:ZJhL6YEDO
>>126
きりりんの嫉妬っぷりが可愛かった
ドンドン書いてくれ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 20:57:41.35 ID:0neOKY0IO
qrYs
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/22(土) 21:16:23.15 ID:YE17BGqQo

桐乃かわいすぎてニヤニヤ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 21:30:10.87 ID:dwWdB38AO
桐乃かわゆすな〜

京介は髪型変えるだけでイケメンになれそう
136 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/22(土) 22:22:49.35 ID:YE17BGqQo
麻奈実が不憫なのでちょっと麻奈実√書いてくる
いいぜ、麻奈実√が盛り上げずらいってんならその幻想を(ry

盛り上げられるほどの腕があるかどうかは別だけど

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:28:10.06 ID:vQ3MOsrOo
地味子いらないって言ったらどうする?
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:29:02.05 ID:RFHKIMpjo
真奈美は盛り上げにくいよね。あと漢字もよく間違えられる
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:32:26.87 ID:tvecTR9po
地味子いらない
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:36:56.72 ID:/X7dip2ro
>>138
わざと間違えてるだろww

麻奈実期待してます


そしてデレノート、長くなりそうなので別スレに投下しました
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295702504/
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 22:52:29.55 ID:5C3DCO/DO
義妹持ちで主人公の名前が京介な某ゲームをプレイする桐乃という電波を受信したけど、
料理できるネタでもするほどのネタでもなかった
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 23:21:59.99 ID:vQ3MOsrOo
今まで絵がアレだからという理由で購入をやめてた漫画版だが思い切って買ってみたら・・・
かなかな可愛過ぎだろ・・
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 03:07:04.29 ID:vEFh8hO80
漫画版きらいじゃないけどな個人的には・・・
桐乃の表情とか露骨だし
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 03:28:23.09 ID:057wNzMto
漫画版は桐乃が黒猫に友達いないんでしょって言ってるシーンが原作より凄いことになってるよな悪い意味でwwwwwwww
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 03:39:21.23 ID:hQcsscG+o
ハルヒは当初連載してた漫画が酷すぎて作者変えられたんだっけ?
俺も俺妹漫画のあの絵は苦手だな…
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 03:46:50.54 ID:7SvVmAfV0
>>126ですが、一応続きが書きあがったので投下してもいいですか?
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 03:48:21.29 ID:aM51Ug1I0
どうぞ
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 03:51:27.89 ID:hQcsscG+o
カモーン
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 04:06:15.60 ID:pnA7bDbDO
>>145
あれは勝手に薄い本出しちゃったからじゃなかったか
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 04:20:22.54 ID:7SvVmAfV0
と思いましたが保存せずに全消去という……今涙を拭いながら書き直し中なので>>146は見なかったことにしてください(泣)
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 04:23:23.89 ID:vEFh8hO80
たまに保存前に全文字選択→うっかりスペースキーで
全消去しちゃうことがあって1分間くらい呆然となる
>>150
楽しみに待ってるよ
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 05:21:51.16 ID:h1NkCgI+o
>>151
そこは Ctrl+Z をだな。。。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 05:37:00.59 ID:hQcsscG+o
Ctrl+Z と Ctrl+S は覚えとけ…!
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:13:05.61 ID:7SvVmAfV0
>>150ですが……4時間弱かかってようやく完成しました!
投下してもよろしいですかね?
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:21:10.65 ID:YQzXU5BAO
カモン
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:23:44.23 ID:7SvVmAfV0
では投下します。深夜の作業につき京介の口調が怪しいですが。

次からSSです
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:25:34.25 ID:7SvVmAfV0
あの部活は運動部でもないのになんであんなに疲れるんだ?まぁ部長と瀬菜のせいだろうけど。
「ただいま……って……またか桐乃」
「………………おかえり」

最近、玄関を開けると階段よりも先に桐乃が視界に入ってくるようになった。それも警戒心剥き出し、というか目が凄い。世紀末の拳王のそれと酷似している。初めてそれを見た時は、そのあまりのオーラに思わず財布を差し出しそうになったが桐乃の『あんたから貰う程堕ちてないし。何ならあげようか?』という言葉に助けられた。……俺の兄としてのプライドはズタズタにされたが。ところで、桐乃が俺の帰りを待ち伏せしている理由は何なのかというと(俺への嫌がらせ、というなら答えは簡単なんだがそうじゃない)、
「…………今日はどこに行ってたの?」
これである。お前は過保護な母親か。因みに俺はこの台詞を母親から言われたことがない。桐乃が言われているのを見たことはあるが。泣きたい。
「朝も言っただろ?今日は部活だって」
そうなのだ。こいつは朝にも同じ問いをしてくる。その時に予定通りのことを答えているので結果は変わらない。そんなに記憶力が悪いのか?
「……ふーん。………………」
後半何か言っていたようだが、よく聞こえなかった。



「ただいま……って……またか桐乃」
「………………おかえり」
こないだ、ひよりん達から兄貴がス、ステキだという話を聞いてから兄貴の帰りを待ち伏せしている。ちょっとヤンデレっぽいし、嫌われたら元も子もないけど、やっぱり心配なのだ。あたしの知らない間に……彼女とかできてたら絶対嫌だし。もう少しだけでもあたしだけの兄貴でいて欲しい。せっかく仲良くなれたんだ。もう少しだけ夢を見ていたい。
「…………今日はどこに行ってたの?」
これを聞けば誰と居たか大体わかる。
「朝も言っただろ?今日は部活だって」
もちろん朝聞いたことも覚えている。それでも不安だから、もう一度聞く。大事なことだから二回ってやつだ。
「……ふーん。……部活ってことはあの黒いのと一緒かぁ。最近態度があからさまだし、最重要危険人物だよね。黒髪ロングだし。……どうしよう」
ああもう!あいつと同い年なら一緒に部活して牽制出来るのに!
「……じゃあ俺部屋行くな?」
「え?あ、うん。……いつもごめんね」
「お、おう」
これ、安心は出来るけど気分的にはプラスになんないなぁ。兄貴も迷惑してるみたいだし……明日からはもうやめよう。


「ふぅ〜」
俺は何故かしおらしい桐乃に別れを告げ、部屋のベッドに寝転がった。
「それにしてもあいつどうしたんだ?こんな意味のわからないことして……何かあったのか……って」
俺は何でこんなに真剣にあいつのこと考えてるんだ?大嫌いなはずなのに。そりゃ確かにあいつの頼みで深夜のアキバにエロゲー買いに行って痛チャリで帰って来たり、辛い思いをしているであろうあいつのためにアメリカまで向かえに行ったこともあったけど。それとこれとは話が別だ。やめだやめだ。時間の無駄だ。……でもあいつのあんな姿見たことねぇな。あそこまでなったら心配するよな普通。普通の人でも心配するのに俺は血の繋がった兄だぞ?心配して当たり前、なんなら義務だ。様子のおかしい妹がいたら原因を探って解決する。それが兄の義務だ!そうだろう全世界の妹を持つ漢たちよ!
「というわけで……どうするか」
こういうときは……そうだ、俺より桐乃に詳しい奴に聞いてみよう。
「マイラブリーエンジェルにラブコールっと」
バン!!
ん?桐乃の部屋から物音が。何か落としたのか?
プルルル、プルルル、ピッ
「はいもしもし新垣です」
「あやせか?ちょっとはな――「ただいま留守にしております。御用のある方はピーという発信音の後に御用件をお伝えするとブチ殺されますよ?ピー」明らかにお前の声じゃねぇか!出ているだろう、電話に!ごまかされねぇぞ!」
「間違えました。御用のあるお兄さんはこのまま電話を続けるとブチ殺されます」
「俺限定に、しかも疑問から断定に変えやがったな!……あやせ、割りと真面目な話なんだよ」
「お兄さんがわたしに真面目な話というと、桐乃のことですか?」
「そうなんだよ。実は――
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――というわけなんだ」
「桐乃が最近妙にソワソワして、授業が終わるや否や誰よりも早く帰っていたのはそういうわけだったんですね」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:27:04.36 ID:7SvVmAfV0
「学校でもそんなんだったのか……。なにか心当たりはないか?桐乃がおかしくなったのは四日前からなんだが」
「四日前ですか?え〜と……あっ。もしかしてアレかな?」
「わかったのか!?」
「でも……これを言ったらお兄さんがつけあがっちゃう……」
「おい!つけあがるって言ったか今!?俺は年上だぞ!」
「そうでしたっけ?」
「お兄さんって呼んでるじゃねぇか!」
「そういう名前かと」
「んなわけあるか!」
「ていうか、お兄さんって名前なんでしたっけ?」
「きょ・う・す・けだよ!高坂京介!初めて会った時に名乗っただろ!?」
「ああ、そうでした。着信拒否にする時に見たのを思い出しました」
「それは思い出すな!」
それは俺の中でもトップ5に入る嫌なことなんだぞ!人のトラウマを思い出させるなこの小悪魔め!
「じゃ、じゃあ次から忘れないようにお兄さんのことを……きょ、京介さんと呼びましょうか!?」
「ん〜。いや、それはいいや。急に呼び名を変えられても困るし。これからもお兄さんと呼んでくれ」
「……あっそうですかわかりました。とにかくお・に・い・さ・んに言っても仕方がないことなのでいいません!自分でなんとかしてください!それじゃ!」
ブツ、ツー、ツー……
「うお!本当に切りやがった……。なんで最後怒ってたんだ?そういえば今日は言葉の棘が鋭かったし。機嫌でも悪かったのか?」
しかし結局何もわからなかったな。こうなったら……
「次は黒猫にでも聞いてみるか」



「は〜。もう落ち着いたし、あたしも部屋に行こう」
今日は加奈ちゃんで泣こう……
「パソコンを起動してっと。ん?」
「…………………………」
兄貴の部屋からなんか聞こえる。でもよく聞こえない……。
そうだ!こういうときはベッドに座って壁に耳を……って!なにやってんのあたし!?
これは流石にまずいでしょ!?
「マイラブリーエンジェルにラブコールっと」
バン!!
マ、マイラブリーエンジェルぅ!?誰よそれ!?
あたしは思わず投げてしまった枕そっちのけで壁に当てた耳に全神経を集中させた――
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なんだ。あやせのことだったんだ!」
あやせはこの前の件で怪しくなったけど、いまのを聞く限り大丈夫そうだし、兄貴も本気じゃないだろうし。それにしても……
「もうちょっとで名前で呼べるようになりそうだったのに。かわいそう」
兄貴のあまりのフラクラっぷりに思わずあやせに感情移入してしまった。
「次は黒猫にでも聞いてみるか」
黒いのに?一応聞いておこう。
驚くべきことに、あたしはこの短時間で盗み聞きへの躊躇いを一切しなくなっていた。



プルルル、プルルル、ピッ
「はい、もしもし」
「黒猫か?京介だけど」
「どうしたのかしら先輩?良い子はもう寝る時間よ?」
「まだ19時前だぞ!こんな時間に寝るのは良い子じゃない!年寄りだ!」
「クスクス……。流石先輩。突っ込むのがお上手ね」
「……その言い方は他意を感じるからやめろ」
「で?一体何の御用かしら?」
「ああそうだ。最近桐乃の様子がおかしくないか?」
「あの子の?……ああそういえば」
「何かあったのか」
「一昨日会った時にまるで親の仇を見るような目で睨まれたわ」
「何やってんだあいつ!?」
「その鬼気迫る表情に流石の私も防衛呪文を唱えざるを得なかったわ」
「防衛呪文?」
「周囲に満ちるマナを闇の力で集めて光を屈折させる――「簡単に言うと?」……目を逸らすのよ」
なるほど。確かにそんな目で睨まれたら逸らしたくもなる。
「で?そんなことされる理由に心当たりはあるのか?」
「心当たり?……そういえばあの子があなたの……」
「俺の?」
「話そうかと思ったけれど、あなたが調子に乗りそうで不愉快だからやめるわ」
「お前もかよ!」
俺の見方について問うべきか話の内容について問うべきか、どっちかわからん!
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:28:03.75 ID:7SvVmAfV0
「お前もってどういうことかしら?」
「ん?いや、お前に電話をかける前に桐乃の友達のあやせ……ほら、コミケの帰りに会った子なんだけど」
「コミケの帰り……ああ、あの愛が重そうな子」
「お前のあやせに対するイメージは置いとくとして、そいつにも電話したんだけどさ。心当たりはあるけど俺に言ったらつけあがりそうだからとか言って教えてくんなかったんだよ」
「プ……クク……ク」
「ん?」
「年下の女の子にぃ、つけあがりそうとか言われたですってぇ!?あは、あはは、あははははははははは!!!!!」
「笑うなよ!!」
「だ、だって……あはははははは!!!」
「くっ」
なんたる屈辱!年下の女の子に馬鹿にされたことを別の女の子に馬鹿されるとは!!
「あはは、あは、は……は〜ぁ!あ〜面白かったわ。……まぁその子が言わないのなら私も言わないわ」
「そうか……」
「どうせ言ってもあなたじゃ解決できないし」
「マジかよ……」
「というか、これはあなたの問題じゃなくてあの子の問題なの」
「桐乃の?そうなのか?」
「ええ。だからあなたは何もしなくていい。近いうちに元通りになるから」
「そうか……サンキューな、黒猫。おかげで楽になった」
「……それ」
「え?」
「何故、今黒猫と呼ぶの?」
「は?だって、お前は黒猫だろ?」
「そうだけど。今はオフ会で会っているわけじゃないのだから……あなたは私の仮の名を知っているでしょう?」
「ああ。五更瑠璃だろ?」
「なら今は、そっちで呼んで」
「……わかったよ……五更」

「え?ちょっ!嘘でしょ!?そっちじゃない!!」
「はぁ?やっぱり黒猫の方がいいのか?」
「違っ!!……だから……もう、いいわ、黒猫で」
「いいのか?」
「ええ……」
「……じゃあ、また今度」
「ええ……」
「じゃ、じゃあな?」
「さよなら……」
ピッ、ツー、ツー……



「最後元気なくなってたけど、大丈夫か?あいつ」
きっとゲーム作りに熱中し過ぎてあまり寝てないんだろうな……
「さて、何もしなくていいとは言われたが。それはそれでモヤモヤするな」
ガチャ!!
「き、桐乃!?どうした?」
やけに晴れ晴れとした笑顔だが……まさか解決したのか!?
「ごめんね兄貴!心配かけさせちゃったみたいで!」
「いや、別にいいけど……ていうか!何で俺が心配してたこと知ってんだ!?」
「この部屋壁薄いでしょ?だからちょっと聞こえちゃった」
「マジかよ!!」
くあ〜〜!!すげぇ恥ずかしい!!どうしようこれ!どうすればいいのこれ!?
「そうだよね〜!いくら敵が多くても、城壁が堅いなら問題ないよね〜!!」
「……何の話だ?それ?」
「こっちの話、こっちの話!えへへ〜!今日はぐっすり眠れそう〜!!」
「???」

おわり
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:33:31.93 ID:7SvVmAfV0
以上です。

皆さんと比べると、やはり短いですね。もっと精進しなければ。

新しいネタができたら、どうかお付き合いください。時間潰しにはなるかと思います
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 08:35:32.92 ID:YQzXU5BAO

黒猫ェ
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 09:19:55.90 ID:rL0gWdqWo
お疲れ
いいねえこういうの好きだよ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 09:53:41.89 ID:PJkmPlgDO
>>160
京介難攻不落すぎるwwwwww
しかし兄貴がモテて不安になるきりりんカワユスなあ
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 10:03:21.14 ID:ejSP0iOAO
おつ。
この調子で次の話しもお願いします!
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 11:04:16.34 ID:Xk/Y42+AO
乙。
この手のSSで京介のニブチンはデフォだけど、この鉄壁ぶりは抜けてるなぁ…

「城壁が堅い」はブーメランなことに気付いてないんだろうかww
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 11:20:35.55 ID:NZgMtXqQo
乙。次回作待ってる

短いけど一つ書けたから11時30分になったら投下する
167 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:34:41.54 ID:NZgMtXqQo
『なんだか姉ちゃんの様子が変なんだ』
「ふーん。おかしいってどんな風にだ?」

おまえに言われなくても麻奈実の様子が変なのは既に知ってるよ。
だって、最近のあいつ妙に付き合いわりいんだもん。
いつぞやの前髪切り過ぎた時みたいに、露骨に避けられてるわけじゃないから見て見ぬふりしてきたけどな。

『なんか悩んでるっぽいんだよ。部屋にこもって「うーん」とか唸ってる』

だが、家族にまでおかしな様子を見せているとなれば話は別だ。
俺の心の平穏のため、麻奈実の異変の原因を突き止めなければならない。

「わかった。俺に心当たりがないこともない。俺にまかせろ」
「まじ!? かっけー! さすがあんちゃ」

――ブツッ。
ロックの返事を聞き終わる前に電話を切る。
そう、俺には心当たりがあった。
あの時――麻奈実は確かにこう言った。

「きょうちゃんのせいなんだけどなぁ」

あの時はなんのこっちゃと聞き流したが、思い返してみればあの時気づくべきだったのだ。
麻奈実は俺のせいで何やら悩んでいるのだと。

168 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:35:25.97 ID:NZgMtXqQo
――チッ。自分の浅はかさが嫌になるな。

「さて、誰からあたろうか」

麻奈実を問い詰めたところで決して素直に話すまい。
もし、本当に俺が原因で悩んでいるのであれば、そのことを他でもない俺にだけは絶対に言わないだろう。断言してもいい。
なぜなら、逆の立場なら俺だってそうするからな。
だから、麻奈実以外の所から探りを入れる必要がある。
できれば共通の知り合いが理想的だ。俺と麻奈実の共通の知り合いは……

「赤城と黒猫とあやせくらいか……」

赤城というのはもちろん兄の方な。

「……赤城はないな」

麻奈実のことであいつの相談をもちかけるというのはなんとなく気に食わない。
となると残るは黒猫かあやせだが……

「黒猫はなぜか麻奈実のこと嫌いみたいだしなあ。やっぱりあやせしかいないか」

携帯を手に取りあやせの番号を呼び出し、発信ボタンを押す。

prrrr

相手を呼び出すコールが規則的に続く。
よ、よかった。今回は着拒されてるなんてことはなかった。
ガチャ。

『…………何か用ですか?』

まるで不審者と会話するかのように訝しげな声を発するあやせ。
169 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:35:55.32 ID:NZgMtXqQo
「よう。元気にしてたか? 最近会ってないから心配でさあ」
『用件をどうぞ』
「……事務的すぎんだろ」

もうちょっと構ってくれてもいいんじゃないかなあ?

「まあいいや。実は麻奈実のことで相談があってな」
『え? お姉さんのことですか?』

それから俺はあやせに麻奈実の付き合いが悪く様子がおかしいこと、ロックに聞いた部屋にこもって唸っていることを告げた。

「なにか心当たりはないか? どうやら俺が原因らしいんだが」
『………………』
「……あやせ?」
『はあ…………お兄さんって人は……それ、本気で言ってます?』
「あん? どういう意味だ?」
『まあいいです。……お姉さんなら別に悩んでるとかそんなんじゃないですから安心してください』

えらく簡単に断言するじゃないか。
どうやらあやせは麻奈実の異変の原因を知っているらしい。
170 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:36:44.74 ID:NZgMtXqQo
「こっちはこっちで事情があってな。あいつの様子がおかしい理由を調べないといけないんだよ」
『大丈夫です。明日になればわかりますから』
「明日?」

明日って何かあったっけ?

『用件はそれだけですか? それだけなら……』
「まあ待て。用件ならまだあるぞ。俺とおまえの将来のことなんだけどな」
『おやすみなさい、お兄さん』

ブツッ――ツーツーツー。
用件があるって言ってんのに切りやがった!? そんなに俺と電話するのが嫌か!?
くそっ、あんまりひどい扱いを続けてると泣いちゃうぞ?

……だけど、明日になればわかるってどういうことだ?



「おはよう〜、きょうちゃん」
「おう、おはよう」

いつもの丁字路。そしていつもの間延びした、柔らかな朝の挨拶。

『明日になればわかりますから』

麻奈実の身体をまじまじと眺める。
別段変わった様子はない。いつも通りの、見慣れた…………いや、何かが違う。
171 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:37:11.02 ID:NZgMtXqQo
「あ……髪型、ちょっと変わったのか?」
「えっ!? わ、わかるの!?」
「なんでそんな驚いてんだ。……へえ、ちょっと……いい感じじゃないか。…………似合ってるよ」

思わず感想が漏れ出てしまった。
妙に気恥ずかしくなり、麻奈実から顔をそらす。
お、俺は何を言ってるんだ? そんなつもりじゃなかったんだけどな。

「そ、そうかな? えへへ〜」

麻奈実はかばんをぱたぱたと鳴らし、にへら〜とゆるい微笑みを浮かべてみせる。
もしこいつに尻尾があったなら、きっとちぎれんばかりに振っていることだろう。
……全然悩んでるようには見えねえな。
あやせ、明日になればわかるって本当か? 俺にはさっぱりわかんねえぞ。
俺の心配をよそに、麻奈実はさっきからずっと俺の隣で上機嫌にしている。
麻奈実の様子がおかしい理由は俺にはわからないが、こんな顔ができるってことはどうやら俺が心配することじゃねえみたいだな。
…………だけど、麻奈実はいったい何を悩んでたんだ?

「ま、なんでもいいか」
「え? な〜に、きょうちゃん?」
「なんでもねえよ。ひとり言」



おわり
172 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/01/23(日) 11:38:02.87 ID:NZgMtXqQo
麻奈実√難しすぎわろえない。俺じゃ駄目だったぜ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 12:11:32.73 ID:2e0s/ouf0
麻奈実はチンコ頭
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:23:49.39 ID:axclgDDZo
真奈美√書いても盛り上がらないな・・
作者自身段々地味子の出番なくしてるあたりそうなんだろうな
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:47:37.05 ID:WgimJekAO
>>160

京介の鈍感さでパワーバランスが成り立つんだな…
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 13:51:30.28 ID:WgimJekAO
>>172

鈍感Sクラスの京介が女子の髪型チェンジに気づくなんて奇跡だな!
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:00:25.79 ID:McNqQQ9Mo
>>172

次はブリジット√お願いね
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 14:34:10.31 ID:057wNzMto
いろんなとこで名前を間違われる地味子カワイソス

みんなインなんとかみたいにわざとやってるのだろうか
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 18:07:06.81 ID:G/V2FD5Ko
変換したら微妙に違うそれっぽいのが出るから確認せずに書き込んじゃうんだよ
自分は辞書登録しといた
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 18:57:03.51 ID:/mEUkKX00
 投下予告

                             
『投下予告をSS風に書いてみたの巻 その2』

俺が部屋で寛いでいると、黒猫がまた紙の束とUSBメモリを持ってやってきた。

「先輩、この前言っていた新しい話が完成したそうだから、受け取って来たわ」
「すぐに投下できるのか?」
「いいえ、最終チェックしているから、しばらく待ってと言っていたわ」

黒猫が原稿を捲りながら枚数を数えていた。

「A4サイズで23ページあるわ……23レス分ってことね」
「投下するだけでも大変だろ?」
「……読み手さんも大変だと思うのだけれど」

俺は原稿を受け取り、パラパラ捲りながら黒猫に聞いた。

「で、内容は?」
「シリアス展開のようね。決して鬱ではないわ……お笑いもないけど、デレらしいデレもないわ」
「……もしかして……長いだけか?」
「………………」

(完)

てなわけで、19時30分になったら投下開始しようと思います。
23レスあるので、投下完了までちょっと時間が掛かると思いますが……。
後日談として2レス分書き溜めてありますが、
(内容がいまいちなので)それはまた次の機会に……。
                              Presented by ◆Neko./AmS6
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [age]:2011/01/23(日) 19:27:55.34 ID:bULHGsG30
一応期待して待機上げ
182 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:30:51.80 ID:/mEUkKX00
『青色イルミネーション』




プロローグ――

その日、俺はきょう着て行く服がなかなか決まらず、焦っていた。
時計を横目で睨みながら、あれこれと服を引っ張り出しては溜息を吐いた。
黒猫と渋谷駅の改札口で会おうと約束した時刻まで、残り2時間あまり。
桐乃じゃあるまいし、彼女は俺の服装についてとやかく言う性格ではない。
ただ、昨日の麻奈実との会話が……心の重石となって、俺の手を止めた……。


山手線渋谷駅改札口――

電車を降りてホームの階段を駆け下り、コンコースを走り抜けてやっと改札口を出た。
黒猫は少し怒っている様な顔を見せたが、すぐに笑顔になった。

「……随分と遅かったわね、先輩」
「申し訳ない、着替えに手間取っちまって……」
「……それにしては、先週と同じ服装に見えるのだけれど」

彼女は俺の頭のてっぺんからつま先までジロジロと見て笑った。

「瑠璃、あまり苛めないでくれよ」
「……先輩、名前で呼ばないで頂戴と言っているじゃない。……まだ恥ずかしいのよ」

俺と黒猫は、お互いにクリスマス・イヴに贈るプレセントを買うために渋谷へ来ていた。
今年の夏休みに黒猫から告白され、交際が始まってから、初めてのクリスマス・イヴだった。

「先輩だって、私から……きょ、京介って呼ばれたら恥ずかしいでしょ」
「……ま、まあな。じゃあ、黒猫……お前、プレゼントで何か欲しいもんはないか?」

出来ることなら、自分の恋人に贈るプレゼントぐらいは自分で選びたかったが、
俺のセンスを考えると、黒猫に喜んでもらえる自信がなかった。
それを正直に彼女に話すと――『それほど私とデートがしたいのかしら……』――
そう言って俺をからかいながらも、買物に付き合ってくれることを快く承諾してくれた。

「私は先輩が贈ってくれる物なら、どんな物でも良かったのに……」
「でもさぁ、やっぱ、お前に喜んでもらいたいしさぁ」
「……相変わらず先輩って優しいのね」

白磁の様な顔を薄紅色に染め、口元を隠しながら、さも可笑しそうに黒猫は笑った。
俺も自分で言った台詞に恥ずかしくなり、頬を掻きながらそっぽを向いた。

黒猫は俺と付き合い始めると、トレードマークのゴスロリファッションを止めてしまい、
パステルカラーや暖色系の色合いを主体とした、女の子らしい服装を好むようになった。
言葉づかいからもすっかり毒が抜け、まさしく可憐な美少女という印象だった。
きょうは、ハイネック重ね着風ニットワンピースとポンポン付きのニット帽という服装だ。
183 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:31:42.14 ID:/mEUkKX00
「お前にはアクセサリーを贈ろうと思って、実は店の見当も付いてるんだ」
「……あなたとアクセなんて、妙な取り合わせに見えるのだけれど」

俺にアクセを選ぶセンスなんて持ち合わせてはいない。
だが、黒猫のような女の子が喜びそうなアクセを売っている店なら、俺は知っていた。
思い出すのもおぞましいが……。


恋人たち――

渋谷駅からほど近いファッションビルの中にその店はあった。
去年のクリスマス・イヴに桐乃に連れて行かれて、無理やりシルバーアクセを買わされたあの店だ。

「黒猫、この店なんだ」
「……ふうん……結構センスのいいのがあるのね。
 値段も手頃そうだし。でも、なぜ先輩がこんなお店を知っているのかしら」

去年のクリスマス・イヴに、この店で桐乃へのプレゼントを買わされたなどとは、とても話せない。
まして、事情があったとはいえ、そのあと兄妹でラブホへ入ったなどとは……。

「桐乃がよくこの店で買っているらしい。あいつ性格はアレだけど、この手のセンスだけはいいから」
「……そうね、あの女、この手のセンスだけはいいわね。……性格はアレだけれど」

店内をぶらぶら巡っていると、黒猫がシルバーアクセを展示したショーケースのひとつの前で立ち止まった。
シンプルなデザインの商品が中心に並べてあるショーケースのようだ。

「どうよ、黒猫が気に入りそうなのはあるか?」
「……そ、そうね、もう少し待ってて頂戴」

どうも俺の言葉など上の空のようだ。
桐乃などと違い、黒猫の性格では、自分からこれが欲しいとは言い出せない。
それならばと黒猫の視線を辿り、それらしいシルバーアクセの一つを指差して……。
「これなんかどうかなぁ、黒猫に似合いそうだけど」
「……そ、そうね、先輩がそれがいいというのなら」

どうやらビンゴだったらしい。
黒猫は俺をチラリと見ただけで、すぐにそのシルバーアクセに視線を戻してしまった。
ペンダントトップが二つあるペンダントで、スクエアフレームと十字架を隣り合わせに並べて、
『叶』という文字をデザインしたものだった。

「……う、うん。……とても素敵だと思うわ」
「そう黒猫に言ってもらえると、何だか俺も嬉しいよ」

黒猫も気に入ってくれたようなので、俺はギフト包装を頼もうと、店の人を捜して視線を彷徨わせた。
俺の気配に気付いたのか、黒猫は俺の服の裾をチョットだけ引っ張って……。

「……ちょっとだけ待ってもらえるかしら」
「ん? ギフト用に包装を頼もうと思ったんだけど……」
「あの……これね………………ペアではだめかしら」
184 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:32:59.79 ID:/mEUkKX00
「……ペア?」
「だ、だから………………先輩と私で……」

黒猫はそこまで言いかけて、耳まで真っ赤になって俯いてしまった。
俺も彼女が言った意味にようやく気付いて……。

「そ、そうだよな。……お、俺達、こ、恋人同士なんだから……」
「……せ、先輩、そんな大きな声で言わなくても……恥ずかしいじゃないの」

ペアルックを来た男女を街角で見かけると――バカップル丸出しじゃねぇか――と思っていた俺だが、
自分が同じ立場に立つと……まぁ、これはこれでありだよなと思ってしまう。
店の人に頼んでショーケースから出してもらい、黒猫の手のひらに載せてやった。

「……二つのペンダントトップが揺れるたびに『叶』の文字になるのね……とても素敵」

黒猫には派手なデザインより、こうしたシンプルなデザインの方がよく似合う。
――しかし、ペアってことは俺も着けるんだろ?
自分自身がこのペンダントを身に着けたところを想像して、赤面した。――桐乃には絶対に見せられねぇ。

「すんません。……この品を、ペ、ペアで……ギフト用に包装して下さい」

店の人が俺を見て、一瞬ニヤッと笑ったのを俺は一生忘れない。

ギフト包装が済んで代金を支払い、俺はイヴに彼女へ贈る品を受け取った。
黒猫も俺へのプレゼントを、せっかく渋谷まで来たのだから買って行きたいと言ったが、
当日までの楽しみにしたいからと言って、俺は遠慮した。――品物でなくとも……俺はいいから。

「それより、もうすぐ昼だし……昼飯にしねぇか」
「……もうそんな時間なのね」
「この近くにちょっとしゃれた店があるんだ。……そこでもいいか?」
「……先輩って……けっこう渋谷に詳しいのね? よく来るの?」

桐乃にやれ携帯小説の取材だ、彼氏のフリだのといって連れ回されたお陰で、
俺は渋谷の地理についてある程度詳しくなっていた。
しかし、今回は墓穴を掘ってしまったようだった。

「ク、クラスに赤城ってヤツがいてさぁ、そいつに連れられて……」
「……その赤城という人は……男の人でしょ?」
「あ、あいつは……そ、そう、シスコンでさぁ、妹のプレゼントを買うからって……」
「……ふうん……きょうのところは、そういうことにしておいてあげるわ。先輩」

黒猫のそういった優しさに感謝しつつ、俺は平静を装って前に桐乃に教えられた店に案内した。
185 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:34:04.49 ID:/mEUkKX00
「……先輩、ここって、スイーツショップよね? やはり、赤城さんと来たのかしら?」
「あいつは甘いもんに目がねぇしな。それに、この店は普通の食事もできるんだ」
「……先輩の言っている赤城さんて……赤木瀬奈のお兄さんの赤木先輩のことよね?」

黒猫と赤木瀬奈はクラスメイトで同じゲーム研究会の部員同士。
入部当初は色々とひと悶着あったが、黒猫が瀬奈に対して本音でぶつかったことで、
今では二人はお互いを友達と呼べる仲になっている。
確かに赤木は瀬奈の兄貴だが……俺が黒猫に赤城を紹介した記憶がない。

「あれっ!? お前って、赤城と面識あったっけ?」
「入学式の翌日、赤木先輩がサッカー部の勧誘をしていたときに……私、先輩と一緒にいたじゃない。
 ……忘れてしまったのかしら?」

俺が嘘を吐くのが下手なことは黒猫はお見通しのようで、クスクスと可笑しそうに微笑んでいた。
今更言いわけするのは野暮というものだし『とにかく入ろうぜ、腹減ったろ?』と言ってごまかした。

ウエイトレスさんに二人だということを伝えると、沿道に面した窓際の席に案内された。

「おしゃれなお店ね。……先輩のことだから、私はてっきりファミレスかマックだとばかり……」
「お前なぁ、俺だって彼女をそんなところへは連れてかないよ」
「……あまり無理しないでね。……私はだれかさんと違って、贅沢にはできていないから」

黒猫がいった『だれかさん』とは、いうまでもなく妹の桐乃のことだろう。
あのとき桐乃が、『ファーストフードとファミレスは禁止ね』と言ったことを思い出す。

「先輩に免じて深くは追求しないわ。でも、本当に無理しないでね」
「そう言ってもらえると……ありがたいけどな、男にも見栄があるってのも分かってくれ」

俺たちは写真つきのメニューを見ながら、あれこれどれにするか話していたが、
結局、二人とも同じものを注文した。
こんな些細なことでも俺は自分の彼女が黒猫でよかったと、しみじみ感じ入っていた。
窓の外を見つめながら、黒猫が呟くように口を開いた。

「……今年のクリスマス・イヴも雪が降ってくれるのかしら」

俺も窓から外を眺めながら、桐乃と過ごした去年のクリスマス・イヴを想い出していた。

「どうだかなぁ。きょうが日曜日だから……あと、5日だろ」
「ええ、日に日に寒くなってきているから……降ってくれるといいのだけれど」
「やっぱお前でも、ホワイト・クリスマスって好きなのか?」
「……お前でもって……失礼な言い方ね。……でも、やはりロマンチックだと思うわ」

注文した品がテーブルに並び、俺達は食事を始めた。
さっきまで窓越しに見ていた沿道の街路樹には、すでにイルミネーションが取り付けられていた。
ここ数年、街路樹のクリスマス・イルミネーションといえば、青色LEDが目立つようになった。
葉がすべて散ってしまった落葉樹に青色LEDのイルミネーション。
確かに綺麗だと思うし、厳粛で幻想的に見えるが……俺はどうも好きにはなれない。
186 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:34:58.62 ID:/mEUkKX00
「ねぇ、先輩? 街路樹のイルミネーションに気付いた?」
「ああ、まだ昼間だから点灯させてないけどな……地元でも商店街なんかで見かけるよ」
「……私がまだ幼いころ、クリスマス・イルミネーションといえば、
 豆電球のような色ばかりだったけれど、最近は青い色や、真っ白い色がとても増えたわ」

黒猫の言うように一昔前は、確かに豆電球のような色ばかりだった。
豆電球に替わって今のようにLEDがこれほど増えたのは最近になってからだ。

「私はあの青い色の光がとても好きよ。……なんだか幻想的で……落ち着くというか」
「あれは単に高輝度の青色LEDだから出せる色と光だよ」
「……先輩は、ああいった色の光が好きじゃないのかしら」
「俺も嫌いじゃないけどな……でもさぁ、なんか寂しいというか寒々として見えるんだよなぁ」

黒猫は『ロマンチックじゃないのね、先輩って』と言いながら俺を睨み付けるフリをして、すぐに微笑んだ。
俺は『まあな』と答えながら、そっぽを向いて頬を掻きながらおどけて見せた。
しかし、やはり好きになれないものはしょうがない。
寒色系の代表である青色のLEDが発する光の印象が、俺には冷たく荒涼としたイメージを抱かせる。
そしてまた青色そのものが、どうにも俺の心に引っ掛かって仕方がなかった。

「ところで、先輩? ……去年のイヴは何をしていたのかしら」

去年のクリスマス・イヴといえば、思い出したくもない悪夢の一日だった。
桐乃の携帯小説の取材に付き合わされ、プレゼントを無理やり買わされ、最後はラブホ……。
しかし、黒猫には俺が嘘を吐いてもすぐにばれてしまう。――正直に言うしかねぇな。
ラブホの部分さえ話さなければいいだろう。

「……ふうん、あの女とね。……今度は正直に話してくれたみたいだけれど、
 ところでラブホの部分は? ……もしかして私が聞き逃したのかしら」
「な、なんで、それをお前が知ってんだ!? 桐乃に聞いたのか?」

ここで俺が桐乃の名前を出したことは、自らの墓穴を掘るようなものだった。

「あなたって本当に嘘がつけないのね。……そこがあなたのいいところなのかも知れないわね。
 ……あの女の携帯小説を読んだからよ。少し考えれば分かることだと思うのだけれど」
「……今後はお前と話すときは、もう少し考えてから話すことにするさ」

デザートとコーヒーがテーブルに運ばれてきたあとも、俺たちは他愛も無い会話を続けていた。
それにしても……黒猫は本当によく喋るようになったし、よく笑うようにもなった。
以前の俺達の間にしばし流れた沈黙も、それは意味のあることだったが、
やはりこちらのほうが断然に可愛いと思ってしまう。

「ところで、きょう会った時からずっと気になっていたことだけれど……聞いてもいいかしら」
「……聞きたいことって?」

聞きたいことがあると言っておきながら、黒猫は聞くか聞くまいか迷っているようすだった。
渋谷駅の改札口で会ってからこの店に入るまでの間で、思い当たる節はなかった。

「……私に……何か隠していることはないかしら」
「俺がお前に……何か隠しているって?」
187 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:35:58.57 ID:/mEUkKX00
俺には本当に心当たりがなかったし、黒猫には何も隠し事はしないと、俺は心に決めていた。
しかし、彼女は俺の表情を読み取るように、じっと俺の瞳を見つめていた。
以前の……無表情の黒猫を見る思いだった。

「……き、気を悪くしないで欲しいのだけれど……きのう、何かあったのではないかしら?」

黒猫から『きのう、何かあったのでは……』と言われて、きのう麻奈実に言われた言葉が脳裏に鮮明に甦る。
狼狽する俺の表情に確信を得たのか、黒猫の俺への追求が始まった。

「……先輩が話したくないというのなら、私は仕方がないのだけれど……。
 私と付き合って欲しいと想ったときから……私はあなたには、決して隠し事はしないと決めていたの。
 だから……あなたも……」

黒猫が俺と同じ気持ちでいてくれたことが素直に嬉しかった。
俺がこれから、ありのままを話すことで、たとえ嫌われようとも悔やむつもりはなかった。
昨日の麻奈実との間であった一件を、俺は包み隠さず話し始めた。


幼馴染と麻奈実――

俺と麻奈実が図書館で一緒に勉強するのは、高校へ入学してからの習慣になっていた。
当初は麻奈実と同じ大学へ行きたいという理由もあったが、
何よりも麻奈実と一緒にいる時間が俺にとって、とても快適だったというのが一番の理由だろう。

「……ねぇ、きょうちゃん……来週の勉強会なんだけど……」
「うーん、まだ来週の予定が分かんねぇからさ……もうちっと待っててくんねぇか」

お互いの都合に合わせて、週末の土曜日か日曜日のどちらかを勉強会に充てていた。
しかし、今年の夏休みに俺が黒猫から告白され、その数日後から付き合うようになると、
事情が変わってきた。

俺の都合で、麻奈実との図書館での勉強会が開かれない週がたびたびあった。

「なぁ、麻奈実……最近、田村屋じゃ和菓子の新作は作ってないのか? 前回の新作を食ってから……」
「……ねぇ、きょうちゃん……おさななじみって言葉……とってもいい言葉だよね」

俺の言葉を遮るように、唐突に麻奈実が口を開いた。

「ともだちって言われるより、なんかこう暖かくて……友だち以上に仲がいいのかなぁって聞こえるもん。
 だけど………………とても都合のいい言葉だよね」

麻奈実が何を言おうとしているのか、俺には全く見当がつかなかった。

「……ねぇ、きょうちゃんにとって………………わたしって、なんなのかなぁ」
「何なのかなって、そりゃ……お前と俺とはガキの頃からの幼馴染だろうが」
「……そうだよね。……そう、おさななじみ……ただそれだけなんだよね」

麻奈実は俺の視線を避けるように、上を向いたまま俺の半歩先を歩く。
188 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:36:53.69 ID:/mEUkKX00
「……麻奈実。……お前が何を言おうとしてるのか俺には……」
「わたしは、きょうちゃんのことが好きだった。
 ううん、大好きだった。………………でも、もう分からなくなっちゃった」

いきなり俺のことを好きだったと言い出す麻奈実に、俺は咄嗟に掛けるべき言葉が見つからなかった。

「……きょうちゃん……黒猫さんとお付き合いしてるよね。……わたし……知ってたんだ」

俺と黒猫が付き合っているのを知っていたという麻奈実。――別に隠していたわけでもないが……。

「もう、会うのやめよ。……わたし、きょうちゃんのこと、大好きなままでいたいから。
 ……だから………………会うのもうやめよ」

麻奈実は立ち止まると俺に向き直り、潤んだ瞳で俺を直視した。
怒りと落胆、そして――あきらめの入り交じった瞳だった。

「麻奈実、いきなり会うのやめようとか……麻奈実が何言ってるのか俺には……」
「じゃあ、きょうちゃんはわたしに……キス、できる? できないよね?
 ………………さよなら。……きょうちゃん」

麻奈実が俺に告げた最後の言葉『さよなら。……きょうちゃん』
呆然と立ち尽くす俺の瞳には、小走りで去ってゆく麻奈実の後姿だけが映っていた。


二杯目のコーヒーカップ――

黒猫は俺の話を聞き終えると、新しいコーヒーカップに小さな唇を寄せ……
ふぅ〜と、一息吹くと……一口だけ飲んで俺を見つめながら口を開いた。

「……付き合ってまだ数ヶ月しかたっていないと言うのに……これでは先が思いやられるわね。
 このままでは気が滅入ってしまうわ。ふん、それで……あなたは、そのあとどうしたの?
 まさか、そのまま家に帰ってしまったのではないでしょう?」

少し非難めいた口調で、黒猫はそう言った。

「なんだか、その口振りじゃ……俺がそのまま家に帰ったらいけないように聞こえるんだが」
「いけなかったから……いまあなたは、そんな情けない顔をしているのではなくて?」

そうだよな、お前の言うとおりかもしれない……。

「だけど、あのときは俺もどうすればいいのか分からなくてさぁ。
 ……お前が、もし俺の立場だったら……」

もっと早く俺は気付くべきだった。
いや、麻奈実とのことではなくて、こんな話を黒猫に話していることを……。
そのときは麻奈実の言葉を思い出して、あらためて動揺していたのか……本当に気付かなかったんだ。
189 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:37:42.47 ID:/mEUkKX00
「あなたも知っていると思うのだけれど……私は、田村先輩とは面識があるという程度なの」
「お前が俺と同じ高校へ入学してきて、俺がお前に麻奈実を紹介したんだから、それは知ってる」

入学式の翌日、俺は麻奈実を連れて一年生の教室のある階にわざわざ出向き、
さっさと帰ってしまおうとする黒猫を引き止めて、黒猫に麻奈実を紹介した。

「……それなら、あなたはこの私に、どのようなアドバイスを求めているのかしら?」
「以前、桐乃が……妹が留学しちまって俺が落ち込んでるときに、いろいろと言ってくれてさぁ……」

留学をしていた桐乃から、あいつのコレクションを全部捨てるようにとのメールを受け取って、
メールの意図が分からず混乱していた俺に黒猫は、自分自身の気持ちに素直になれと、
身をもって示してくれた。

「そんなこともあったわね。……それで、また私に背中を押してもらいたいと?」
「そうじゃなくて、麻奈実は別に海外へ行くわけでもないし、
 なんであんなこと言ったのか、女のお前なら少しは解るんじゃないかと……」
「……本当にお人好しなのね……先輩って。……バカが付くほどの……」

黒猫は呟くように……『迂闊だったわ。ベルフェゴールが動くなんて……』と言ったあと、
瞑想にふけるように押し黙った。

「場所を替えましょうか……」

俺たちは店を出ると、公園通りを歩いて……代々木公園へ向かった。
少し広い場所で話がしたいと、そのとき黒猫が言ったから……。


代々木公園――

店を出てからここへ来るまでずっと押し黙っていた黒猫が、公園の遊歩道を歩きながら、
ポツリポツリと呟き始めた。

「……先輩、私は完璧なものだけを求めることにしたの。
 中途半端なもので妥協をしたり……そういうのはもう、やめたのよ」

唐突に話し始めた黒猫に、俺は困惑した。

「……まだ、あなたと付き合う前のことだけれど……
 私があなたを好きだという気持ちは『あなたの妹が、あなたのことを好きな気持ちに、負けないくらい』と、
 そう私がいったのを憶えているかしら?」

夏コミの打ち上げパーティーを俺の家でやろうとした日に、黒猫が玄関前で俺に言った言葉だった。

「あなたの妹が、あなたのことをどんなに好きだとしても……私には確信があったの。
 あなた達が兄妹の一線を越えることは、絶対にないとね。
 ……あなたの心のなかにある……理性と倫理観がそうはさせないと。
 だから……あなたの妹さえ抑えられれば、私の望みは叶うと信じていたのよ」
190 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:38:38.97 ID:/mEUkKX00
黒猫は自分の考えを整理しながら話すように、ポツリポツリと言葉を紡いでゆく。

「……迂闊だったわ、田村先輩の心を誰かが解放させたのね。あの女によって、私の心が解放されたように……。
 これは、闇の眷属に生きる者の定め……私に課せられた試練だと思うのだけれど。
 ……いいわ、それなら受けて立つまでのことよ。私は全身全霊で挑戦を受けるだけ……」

――そうでなければ、きっと嘘でしょう?

黒猫が、俺と付き合い始める前に戻ってしまったような錯覚に襲われた。
なんと声を掛けるべきか……。

「……先輩、田村先輩の連絡先を教えて頂戴」
「なんで……麻奈実の連絡先が知りたいんだ? 麻奈実に何を言うつもりだ?」
「心配しなくてもいいわ。田村先輩の気持ちが知りたいのでしょう?
 女同士なら心を開いて話してくれるかもしれないじゃない……」

俺が携帯を取出し麻奈実の電話番号を見せると、黒猫は震える指先で自分の携帯に番号を入力した。

「……素直に教えてくれるのね。……少しは期待したのだけれど」

俺はこの場で黒猫が麻奈実に電話するのかと、そう思っていたが、黒猫は携帯を見つめたまま動かなかった。
やがて、ゆっくりと携帯のフラップを閉じると瞑目し――俺達の間に再び静寂の時が訪れた。


「時間軸を戻しましょう。……私が、あなたへの想いを告げた……あの時間まで。
 でも、先輩、これだけは憶えていて頂戴」

決意を秘めた黒猫の大きな瞳から、今にも涙が溢れようとしていた。
その純粋で真剣な眼差しが、俺の瞳を捉えて離さなかった。

「……私は、あの時から、あなたと過ごした記憶を保持したまま、あの時間まで戻るの。
 この先も……決して変わることのない、あなたへの想いを……ずっと保持したまま……」

俺が止める間もなく、黒猫は踵を返すと、一度も振り返ることなくいってしまった。
風音とともに黒猫の消え入りそうなほど小さな呟きが、俺の耳に届いた。

「さようなら……先輩」


黒猫と麻奈実――

昨日、黒猫が俺のもとを去った時のうしろ姿が瞼に焼き付いて離れず、殆ど一睡もできなかった。
黒猫に振られ、麻奈実には愛想を尽かされ……。
麻奈実が待っている筈もない、いつもの待ち合わせ場所に自然と足が向いてしまう。
(やっぱ、いねぇよな……当然だろうけどさ)自業自得という言葉が俺の脳裏を横切る。
この道は、いつも学校へ行くとき麻奈実と歩いた道だった。――明日から少し変えるか。
麻奈実と出来るだけ顔を合わさないような道順を、頭に思い浮かべながら歩いていると……。
191 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:39:27.91 ID:/mEUkKX00
「おはよう、きょうちゃん……なんか眠そうだね〜」
「……おはようございます、先輩」

麻奈実と黒猫が二人並んで立っていた。
麻奈実はいつもどおりのほんわかとした顔で、黒猫は付き合い始める前のような無表情で。

「……お、お前ら……な、なんで麻奈実と黒猫が一緒に?」
「ふ、ふん、私たちが一緒にいるのが、そんなに以外かしら?」

――お前らが一緒にいるなんて、以外どころの騒ぎじゃねぇだろ。

「どういうことなんだ? 選りにもよって、お前ら一緒にいんの?」
「きょうちゃん、きのうね、黒猫さんから……電話もらったんだ。……ね、黒猫さん」

麻奈実はそう言って、横にいる黒猫を見た。

「ふん、そうよ……田村先輩に電話したわ。
 それから……今後のあなたの取り扱いについて……協議したのよ」

黒猫の話し下手は承知しているが、『今後のあなたの取り扱いについて――』って、俺は家電製品かよ。
俺の訝しげな表情を読み取ったのか、麻奈実が替わって説明してくれた。

「黒猫さんと話し合って……きょうちゃんを、黒猫さんとわたしのどっちのものにするのか、
 げーむで勝った方が……きょ、きょうちゃんをもらうことになったの。えへへ」

麻奈実の話によれば、要は麻奈実と黒猫が勝負して勝った方が俺を取るってことらしい。
黒猫の話よりは確かに分かりやすいんだが――ゲームの景品……俺?

「……突拍子もない話なんで、よく分かんねぇけど……ゲーム?」

二人はお互いに顔を見合わせて、二言三言交わしたあと頷き合った。
今度は黒猫が説明するということで合意したらしい。

「……田村先輩と私が、その……あ、あなたを賭けてのゲームなの」
「だから俺には、そのゲームってのが……」
「人の話しは最後まで聞くものよ、先輩。……これから説明するから、黙って聞いて頂戴」

相変わらず黒猫の説明は下手で、つっかえたり沈黙したりで……そのつど麻奈実が補足してくれたが、
二人の言っているゲームの概要が分かった。

「いま言ったように、今週のクリスマス・イヴを、田村先輩と私のどちらと過ごすのか……
 それがゲームの勝敗を決めるのよ。
 あなたが決断するタイムリミットは午後6時まで。……分かってもらえたかしら」

黒猫は寂しげな表情で俺を見つめながら微笑んだあと、ぷいと横を向いてしまった。
192 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:40:24.41 ID:/mEUkKX00
放課後、俺は一人足早に靴を履き替え下校した。
勝敗が着くまでは、俺とは一緒に登校も下校もしないと……二人で決めたそうだ。

俺の個人的な都合とは関係なく日常は進行してゆく。
当然学校の授業もあれば、新学期でもないから席替えがあるわけでもない。
休み時間の教室で麻奈実の視線を感じ彼女を見ると、すっと視線を逸らされた。
俺と麻奈実の間に漂う、重苦しい空気を敏感に察知した赤木がしきりに麻奈実に話しかけていた。
遠目でその様子を見ていた俺の心に、モヤモヤとした得体の知れない感情が湧き上がった。
まさか、俺が赤木に嫉妬しているとでもいうのか。

――すべて俺の優柔不断な性格が招いた結果だった。

俺を賭けての勝負などと……麻奈実に持ち掛けたのは、きっと黒猫だろう。
なぜだ? ……そして最後に見せたあの寂しげな表情。――電話、掛けてみるか。

自宅へ戻り着替えを済ませたあと、携帯のプッシュボタンを押そうとして……手が止まる。
あいつに何を聞こうとしているんだ、俺は?

恥ずかしがり屋で照れ屋の黒猫が、なけなしの勇気を振り絞って俺に告白したのだろうに。
なぜわざわざ振り出しに戻すようなことを……。
黒猫があのとき俺に言った言葉を、心の中で反芻していた。

『時間軸を戻しましょう。……私が、あなたへの想いを告げた……あの時間まで。
 ……私は、あの時から、あなたと過ごした記憶を保持したまま、あの時間まで戻るの』

『この先も……決して変わることのない、あなたへの想いを……ずっと保持したまま……。
 さようなら……先輩』

黒猫からあの校舎裏に呼び出され、告白されたあの日から、すでに4ヶ月が経とうとしていた。
俺が黒猫と付き合うに当たっての最大の障壁は、実妹の桐乃だった。
しかし、桐乃は黒猫が俺に告白する前日の黒猫との電話で、それを知っていた。
今のところは傍観者を決め込んでいるようで、心配された黒猫との関係も表面上は変化が見られない。
最大の障壁であろう桐乃をクリアしたのに、なぜ麻奈実に対して――やっぱ電話するか。

(電話に出てくれるだろうか……)十数回目の呼出音の後、ようやく電話が繋がった。

「もしもし……俺だけど……黒猫、か?」
『………………』
「……聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」
『………………』
「黒猫? ……聞いてくれてるか?」

俺はすがるような想いで黒猫の言葉を待った。

『……きょうは、お母さん……もう帰ってきているから……』
「なら、明日ならどうだ? ……少しだけでもいいから……お前と会って話がしたい」
『………………』
「……放課後、4時にいつもの公園で待ってる。……いいか?」

何としてでも彼女と会わなければ、このまま永遠に会えなくなる……俺はそんな気がした。
193 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:41:12.38 ID:/mEUkKX00
『待って! あの公園はだめ。……その……田村先輩と出会ってしまうかもしれないから。
 ……私が通っていた中学校……先輩も知っているわよね?
 あの中学校の裏にも小さな公園があるの。……そこでなら………………私もあなたに会いたい……』


翌日の放課後、中学校裏の公園――

昨日の朝、黒猫に会ったばかりなのに、もう永いあいだ顔をあわせていない気がする。
彼女の言った言葉が俺の脳裏に浮かんでは消えてゆく。
黒猫は俺のことを好きだといったくれたし、俺もお前が好きだといった。――何が……問題なんだ……?

「……先輩、待たせてしまったかしら……」

不意に声を掛けられ慌てて後ろを振り向くと、制服姿の黒猫が俺の後ろに立っていた。

「いや、さっき着いたばかりだよ」
「……そう、それならいいのだけれど。……それで、何かしら? 私に聞きたいことって」

――黒猫、お前に聞きたいことは山ほどあるんだ。
俺を賭けたという麻奈実とのゲーム、そして何よりも……お前が言ったあの『時間軸を戻す』という言葉の真意。
しかし、こうしていざ会ってみると……言葉に出す勇気が無かった。

「………………きのう電話でも話したように、私と先輩が会っているところを見られたくないのよ。
 それが、田村先輩との……約束でもあるの」

潤んだ大きな瞳でじっと俺を見つめ、それだけ言って黒猫は視線を逸らせた。

「……黒猫、俺を見てくれないのか? 俺たちはお互いに好きだった。……恋人同士だったはずだ。
 何がお前をそうさせたんだ? 俺のこと嫌いになったのか?」

自分自身の口が何を言っているのかも分からなかった。

「お前が自分の気持ちを告げてくれる前から、俺はお前に惹かれていた。
 ……確かに告白はお前のほうが先だったよ。……でも恋人同士になったらそんなのただの笑い話だろ。
 それなのに……」

それなのに、なぜ今になって振り出しに戻すようなことを……そう彼女に聞きたかった。
黒猫は握った拳に力を入れ、小さな蕾のような唇を小刻みに震わせながらも俺を見ようとはしなかった。

「……あなたには、話したと思うのだけれど……。
 私は完璧を求めるの………………中途半端なものは、もう欲しくないのよ。
 ……だから、時間軸を戻さなくてはいけないの。……闇の眷属に生きる者の……」

「黒猫、そんな言葉で俺を、おまえ自身をごまかそうとしないでくれ。
 ……俺は優柔不断で鈍くて……妹のことや麻奈実のことでお前に心配を掛けたと思っている。
 そのことでお前が俺に愛想が尽きたというなら俺だって納得するよ。でも、そうじゃないんだろ?」
194 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:42:15.33 ID:/mEUkKX00
黒猫は口元を手で押さえながら嗚咽した。
大きな黒い瞳から堰を切ったように涙が溢れ出る。
俺は黒猫をそっと優しく抱き締め、彼女が真実を語ってくれるのを待つより術がなかった。
溢れ出た涙をハンカチで拭いながら、少しずつ落ち着きを取り戻してゆく黒猫。

「………………ごめんなさい、先輩……無様なところを見せてしまったわね。
 もう大丈夫だから……その手を離して……恥ずかしいから」
「……話してくれるんだな? ……本当のことを」

黒猫は小さく頷くと、どこから話そうかと思案しているようだった。
俺は彼女の小さな口が動くのを待った。

「……そうね……あなたはとても鈍いから分からないと思うのだけれど……田村先輩は、昔の私と同じなの」

遠い昔の自分を想い起こすかのように黒猫は遠くを見つめた。

「……田村先輩は自分の想いを素直に言葉に表せないの……そう、昔の私と同じなのよ。
 でも、私はもう昔の私ではないの。………………先輩、あなたやあなたの妹のお陰でね……」

麻奈実のことを昔の自分と同じだという黒猫。
彼女の言葉には、俺をごまかしたり、はぐらかす様な意図は微塵も感じられなかった。
純粋で素直な心から発せられた言葉だった。

「先輩、少し寒くなってきたわね。……何か温かい飲み物を買ってきて頂戴」

俺は急いで公園近くの自販機まで走り、暖かい缶コーヒーを買って先ほどの場所へ戻った。
黒猫の姿はすでにそこにはなかった。

「……誰を捜しているの? こっちよ……ここならさっきの所よりも少しは暖かいと思うから」

入り口からは見えなかったが、どうやらこの公園はL字型になっているようだった。
黒猫が今立っているところは陽だまりになっていて、先ほどの所よりも幾分か暖かかった。
朽ち掛けてはいたが、小さな木製のベンチが置かれていた。
黒猫が先に座り、俺が隣に座った。

「……帰っちまったのかと思ったよ。……ほら、缶コーヒー」
「ありがとう。……やっぱり優しいのね、先輩って」

黒猫は缶のプルトップを開けてから両手で包み、その温もりを手のひらにゆっくりと移すかように瞑目していた。
俺は再び彼女の小さな口から、言葉が漏れるのをただじっと待っていた。



「………………私が、先輩と同じ高校へ入学したのは偶然ではないのよ」
195 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:43:11.61 ID:/mEUkKX00
再び黒猫がその口から言葉を漏らしたとき、制服姿の黒猫に初めて会ったあのときの映像が甦った。
新学期の初日に通学路で俺の前を歩いていた、後ろ姿に見覚えがある制服姿の新入生。

『――おはようございます、先輩』

あの時の黒猫は、気持ち得意げに、少しだけ頬を赤らめて、肩をきゅっと硬くして。
しかし、確か『――でも、別にあなたがいるからというわけではなくて』と言っていたはずだが……。

「……私が先輩と同じ高校を受験しようと決心したのは、高校へ願書を提出する前日だったの。
 それも夜になってから……迷いに迷った挙句のことよ。
 ……深夜になって、担任の先生に電話したの……受験先を変えさせて下さいって。
 驚いていたわ……先生……」

黒猫と初めて出合ったのは、沙織が立ち上げた『オタクっ娘あつまれー』のオフ会だった。
俺の知る限り、当時から黒猫は恥ずかしがり屋で、なおかつ人見知りする性格のようで、
ましてやクラス担任の先生にそんな大胆なことが言える性格ではなかった。

「……普段無口で、クラスでも孤立しているような生徒が突然無理なことを言ってくるのですもの。
 すでに書類は作成済みで、後は提出するだけ………………でも、私は泣いて頼んだの。
 自分でもなぜそこまでするのか、その時は分からなかったけれど」

「…………………」

「……泣くばかりで何もいえない私に、電話の向こうで先生はじっと黙っていたわ。
 そのあと先生はひと言だけおっしゃったの。
 ……朝一番で学校に来い、それまでに先生が何とかするからって」

「…………………」

「……私が朝、職員室へ行くと……新しい書類が出来上がっていたわ。
 先生の眼は真っ赤で……多分、私からの電話の後、深夜にもかかわらず学校へ駆けつけて……
 私のために朝までに書類を整えてくれていたのね……」

黒猫は当時のことを想い出したのか、懐かしそうに口元に笑みを浮かべていた。
そして、一粒の涙が彼女の頬を伝わった。

「……なぜそこまでして今の高校へ入学したのか……先輩、あなたに分かるかしら。
 ………………そうよ、先輩……あなたがいたから……あなたがいたから私は入学したの」

――俺がいたから俺と同じ高校へ入学してきたという黒猫。
今まで一度もそう考えなかったかといえば嘘になるが、あらためて本人の口から聞くことになるとは……。

「……いつだったか、あなたと一緒に出版社へ行ったとき、
 フェイトさんに『あなた、友達いないでしょ』って、私がそう言われたの憶えている?
 ……フェイトさんの言ったとおりよ。中学時代、私には友達と呼べる人はひとりもいなかったわ」

黒猫が人とのコミュニケーションが苦手なことは承知していた。
話し下手で、とても恥ずかしがり屋で、そして照れ屋で……でも心根はとてもやさしくて……。
196 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:44:12.41 ID:/mEUkKX00
「先輩は、こんな童話を知っているかしら
 ……あるとき、キツネがぶどうの木の下までやって来るのだけれど、
 そのキツネは木に登れなくて、ぶどうを食べられないの。……本当は凄く食べたいくせに。
 ……だから、キツネは考えるのよ、『あのぶどうは、すっぱいから僕はいらない』ってね。

 私は、ずっとそのキツネだったの。沙織や、あなたの妹や……そして、先輩、あなたに出会うまではね」

童話に出てくるキツネを自分と重ね合わせる黒猫。
本当は友達が欲しくて堪らないのに、勇気が無くてその一歩が踏み出せなかった中学時代。
沙織の作ったコミュニティで俺達に出会ったことが、黒猫の中で何かが変化したのかもしれない。

「いつだったか……先輩が私の家に遊びに来たとき、妹たちを紹介したでしょ。
 先輩も気付いたと思うのだけれど、私は妹たちとは少し年が離れているのよ。
 ……お母さんは仕事で忙しいから、妹たちの面倒を見るのは私の役目だったの」

妹がいることは話には聞いていたが、実際に会ったのは彼女の家に初めて遊びに行ったときだ。
黒猫は三人姉妹で、すぐ下の妹は小学校6年生……少しおませな性格で、黒猫に似ていてしっかり者だった。
一番下の妹は甘えん坊で、まだ保育園に通っている。

「……特に一番下の妹はまだまだ手が掛かるし、保育園の送り迎えはずっと私がやっていたの。
 今はすぐ下の妹が代わりにやってくれることもあるけれど。
 ……仕方がなかったといえばそれまでだけど……私には友達と遊ぶ時間なんかなかったのよ」

黒猫が以前、桐乃と遊ぶために俺の家に来たときも、平日は決まって4時半になると帰っていった。
テレビのアニメがあるからと言っていたが……きっとそういう理由もあったのだろう。

「……べつに学校の友達となんか遊びたいとも思わなかったし、それでも構わなかったわ。
 私と趣味が合うような人たちもいなかったし、それに、創作の時間が取られるのもいやだったのよ。
 ……でも、沙織やあなたの妹と知り合って……こういうのもいいのかもしれないと……」

黒猫にとって沙織や桐乃は、初めて心から友達と呼べる友達だったのかもしれない。
特に桐乃とは、初対面のときから周囲の目などまったく気にもせず本気で喧嘩して……。
二人を引き合わせてくれた沙織に、俺はあらためて感謝した。
もし沙織がいなかったら、いや、桐乃にオタク趣味がなかったら、
……俺はこうして黒猫にも出合うことはなかっただろう。

「……先輩の家に私が初めて行った日のこと、憶えているかしら……。
 沙織やあなたの妹とメルルの鑑賞会をする予定だったのだけれど、
 その日は沙織が急用で来れなくなってしまって……結局、いつものようにあの女と喧嘩になって……」

あの日、俺が麻奈実と図書館での勉強を終え家に帰ると、リビングには黒猫がポツンと一人で座っていた。
桐乃はといえば自分の部屋にこもってエロゲーをやってるし……訳を聞いてから二人の仲裁に入って……
いま思い出しても苦笑してしまう。

「先輩は妹に殴られたり、蹴られたり……どんなに邪険にされても、かいがいしく妹の世話を焼いて……。
 どんなに酷い扱いを受けても、あなたは妹に優しく接して――私はあなたの妹が羨ましかった。
 ……あなたが妹に向けた優しさの……その何十分の一でもいいから……」

黒猫は眼を閉じて、そこで言葉を途切れさせた。
すっかり冷めてしまった缶コーヒーを一口だけ飲んでから、再びその小さな口を開いた。
197 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:45:18.26 ID:/mEUkKX00
「あなたと同じ高校へ入っても、私は特に期待していなかったわ。
 自分の見知った人が同じ学校にいてくれる、そう思うだけでも十分だったから。
 ……でも、あなたは……」

黒猫は何かを想い出すように遠くを見つめながら、眼を細めて微笑んだ。

「私が入学するなり私の世話を焼き始めて……クラスで孤立していることを心配してくれて、
 友達を作れと同じ部活にまで入ってくれて、田村先輩との時間を削ってまで―― 一緒にいてくれて。
 ……私は、とても、嬉しかった」

黒猫から告白されたあの校舎裏で聞いた言葉を俺は、今あらためて黒猫の口から聞いた。
これほどまでに俺のことを想っていてくれる彼女を、絶対に手放さないと俺はそのとき心に誓った。

「……そんなあなたに、私が惹かれないわけがないわ。
 あなたは、とても優しいひとよ。……自らを犠牲にしても弱いものを守ろうとするその優しさ……。

 ……それはきっと、あなたの無意識から来るものだと思うわ。……でもね。
 無意識の優しさほど残酷で、時としてひとを傷つけるものだと……あなたは学んだほうがいいわ。

 ……私があなたのことを見ていたからと言ったこと、憶えているのかしら?
 もしも憶えていたら……あなた、こうは考えられない?」

黒猫は一瞬敵意に満ちた視線で俺を見つめ、唇を噛み締め固唾を呑むと、一気に捲くし立てた。

「私があなたを見ていたように、田村先輩もあなたをずっと見ていたのよ! 
 そうね、私なんかが足元にも及ばないくらいに、ずっと昔から!
 でも、あなたは幼馴染という言葉を隠れ蓑にして自分をごまかし、あの人の心を弄んだのよ。

 今の田村先輩の心は、過去の私の心を映し出す鏡のようなものなの……。
 だから、赦せない……あなたのことが昔から好きなのに、勇気が無くて言い出せない田村先輩も、
 過去の私の心を踏みにじるあなたも……どちらも赦せないの。

 もういやなの、自分の殻に閉じこもって出来ないことを人のせいにして、
 何も納得していないのに自分をごまかして……平静を装うなんて。
 それを教えてくれたのが……あなたと、あなたの妹なのよ……。

 聞いて頂戴、先輩、このゲームは田村先輩のためなんかじゃないのよ……。
 私があなたのことを、これからもずっと好きでいられるのか、自分に課した試練なの。

 私があなたとキスをしたくらいで、田村先輩のあなたへの想いを消滅させることなんてできないの。
 だからといって、私が恋人の立場を利用してあなたとの既成事実を作ったとしても……。
 そんなことはこの私のプライドが許さないわ。

 あの人はあなたへの想いを何年も掛けて、少しずつ育んできたのよ。
 それなのに……磐石だと思っていた、あなたを好きだと想う気持ちがいま揺らいでいるの。

 だったら、あなたと出合って一年と半年にも満たない私の気持ちはどうなるのかしら。
 私が、あなたを好きだと想っているこの気持ちに嘘偽りはないと思うわ。
 でも、そう私が思っているだけで本当は幻かもしれない、目覚めれば消えてしまう夢かもしれないの。
198 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:46:15.97 ID:/mEUkKX00
 私が田村先輩の前に立ちはだかったように、こんどは私の前に立ちはだかる女が現れないとは限らないのよ。
 だから、偽りでもない幻でもない、決して揺らぐことのない……私があなたを好きだと想う気持ちを、
 私自身の心に刻まなくてはならないの。……それが……私が私に課した試練なの……。

 ――だから、もし私が負けても、もう泣いたり悔やんだりはしないわ」

黒猫は言い終えると立ち上がり、俺に向かって寂しげな微笑だけを残して夕暮れの公園をあとにした。


クリスマス・イヴ前夜――

俺は答えを出さなければならなかった。
麻奈実はガキの頃からの幼馴染で、気が付けばいつも一緒にいる、またそれが当たり前のことだと……。
いつの日か、どちらかに恋人ができたとしても、俺達の関係はずっとこのまま続くものだと思っていた。
いま俺と麻奈実との関係が、音を立てて崩れようとしている。

いつだったか俺の勘違いで麻奈実に嫌われたかと思ったとき、
桐乃に泣きついて、人生相談をしたことがあった。しかし、その桐乃とはいま冷戦継続中だ。
あやせは? ……麻奈実をお姉さんと呼び慕っているが……他に頼れそうなヤツが思いつかない。

――メールに一縷の望みを託して……。

『人生相談があります。いつもの公園で、明日午後3時に待ってます。  京介』

あやせは、所属しているモデル事務所主催のクリスマス・イヴのパーティーに今年も出席するだろう。
だからその前に少しでも時間を作ってもらって、相談に乗ってもらえればと思った。
もしも、あやせが会ってくれなければ、そのときこそ腹を括るしかなかった。


新垣あやせ――

俺はあやせが来てくれることを祈って、いつもの公園に向かった。
約束の時間よりもまだ少し早いが、誠意を示すためにも先にいって待ってるほうがいい。
公園へ向かう途中、所々の家々にクリスマス・イルミネーションが取り付けられていた。
夜になれば色とりどりの美しい電飾が煌くのだろうが……俺の心は、寒々とした青色LED一色だ。

予定の時刻より15分ほど早く公園に着くと、あやせがすでに公園で待っていた。

「遅いじゃないですか、お兄さん……」
「すまんあやせ、だけど、まだ約束の時間より早くねぇか?」
「わたし、きょうは色々と予定が入っているんです。事務所のパーティーもあるし……
 お兄さんからの人生相談を受けている場合じゃないんですよね」

今日のあやせは、赤味がかった青……瑠璃色のシルクのワンピースに、
オフホワイトのカシミアのハーフコートを着て、ハンドバックと靴は白のエナメル。
胸元にはさり気なくシルバーのブローチと、どこから見てもお出かけファッションだった。
あやせが自分の腕時計で時間を確認しているところを見ると、本当に予定が詰まっているんだろう。
感謝の言葉を述べてから、相談内容を話し始めようとして……ふと疑念が湧いた。
199 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:47:08.23 ID:/mEUkKX00
「ところで、あやせ……麻奈実から何か聞いてるってことはないか?」
「何のことですか? きょうはお兄さん自身のことで、わたしにご相談があるんじゃないんですか?」

きょとんとして俺の問いに答えるあやせ――俺の取り越し苦労だったようだな。
相談内容は昨日寝る前にまとめておいた……。

「つまり、お兄さんの相談内容というのは……お姉さんと彼女さんが、お兄さんの取り合いを始めたと?」
「まあ、端折って言うと、そんなところだ」

「……冗談を聞きに来たのではないので、帰ってもいいですか?」

「待ってくれ! 冗談じゃなく本当のことなんだよ。あやせは信じられねぇだろうが」
「冗談ですよ。……お姉さんから、ある程度のことは聞いていますから」

やはり麻奈実とあやせは通じていたか、だが、この瀬戸際で頼れるのはあやせだけだ。
俺は開き直って、あやせに言った。

「で、相談なんだが……俺はどうすりゃいいと思う?」
「そんなこと自分で考えたらいいじゃないですか」

――自分で考えても分からねぇから、お前に聞いてんだろ。
人生相談の回答者が、『自分で考えなさい』なんて言ったら、相談じゃなくて単なる自問自答だろうが。
俺はこめかみを抑えながら、冷静になるように自分に言い聞かせた。

「確かに、あやせさんの言う通りなんすけど……自分で考えても分からないもんで、
 ここはひとつ、あやせさんのお力添えを願えればと……」

――なんで高校生の俺が、女子中学生にここまで卑屈にならなけりゃいかんのよ……。

あやせの洞察力と行動力、なかでも策略と謀略に懸けては女子中学生とは思えないほどのものがある。
いつだったか、桐乃にプレゼントをするために、同級生の加奈子を騙してコスプレ大会に出場させ、
まんまと目的のブツをGETした策略には俺も感服した。
その上、騙した加奈子を所属事務所に紹介し、加奈子を今じゃ超売れっ子のコスプレアイドルにしてしまった。

ここで重要なことは、騙された加奈子が、それほど怒っていないということ(アホだからとも言えるが)。
つまり、あやせの策略は目的を達成すると同時に、騙された本人にも不快な思いをさせないところにある。
俺があやせに、今回の相談でもっとも期待をしている点だ。

「……お姉さんとは今までどおりの関係を続けたい。……でも、黒猫さんとは恋人同士でいたい……?」
「まあ、要するにそういうことだ」

「やっぱり、わたし帰ってもいいですか!」

あやせは公園の入り口へ視線を移し、今にも帰りそうな勢いで俺に言った。
俺は両手を合わせ拝むようにして、あやせに懇願した。

「す、すまん、もうお前にしか頼れないんだ。なんとか相談に乗ってくれ……」
「でも、そういった話なら、お姉さんのことも、黒猫さんのことも知っている桐乃に相談したほうが、
 わたしなんかよりも適任じゃないんですか?」
「お前、俺と桐乃が今どういう状態か知ってて言ってんだろ」
200 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:47:58.30 ID:/mEUkKX00
桐乃の親友であるあやせが、俺と桐乃が今どういった状態にあるのか知らないはずがない。
あいつのオタク趣味を除けば、ふたりは公私にわたる大親友なのだから。
あやせは当初、オタク趣味全般に対してその潔癖で純粋な性格からか、激しい拒絶反応を示していたが、
しばらくは折り合いをつけずに、自分なりに理解しようと歩み寄ってくれている。

「桐乃から話は聞いていますけど。お兄さんが心配しているほど、桐乃、怒ってませんよ。
 この前も『あのバカ兄貴が……』って、笑いながら話してましてから」
「桐乃が? じゃあ今度、俺からあいつに話し掛けてみっかな……って今はそれどころじゃねぇんだよ」

俺が思っているほど桐乃が怒っていないと、あやせの口から聞いて正直ほっとした。
だが彼女にも言ったように、今は桐乃のことを話している場合じゃなかった。
それに麻奈実から今回の件について、事前に話は聞いているらしく……。

「わたしとしては、お兄さんにはお姉さんとお付き合いして欲しかったんですけど。
 ……仕方ありませんよね。すでに黒猫さんという恋人がいるようですから」

お袋も、俺が麻奈実と付き合っているものとばかり勘違いしていたときがあったが、
俺としては彼女に対して、恋愛感情と呼べるものがあるのか疑問だった。
しかし、麻奈実は俺にはっきりと「好き」だと言った。
友達や幼馴染としての「好き」ではなくて、異性としての「好き」という意味で。

「お兄さんが、お二人との関係をしばらく維持したいというのなら……
 今年のイヴは、そのどちらとも過ごさなければいいと思いますけど」

言われてみれば当然のことだ。
麻奈実の本心を知り、黒猫から俺に対する想いをあらためて打ち明けられたことで、
ここ数日は頭が混乱していたのか、そんな単純なことにも思いが至らなかった。

「でもなあやせ、なぜ、どちらともイヴを過ごせなかったのか、絶対に追求されるだろ」
「当然でしょうね。……それなら、急な用事が出来てどうしても断れなかったとか……」

なるほど、言い訳まで考えてあったとは……。
流石に新垣あやせ――卑怯な手を思いついたもんだ。

「だがなぁ、急な用事って言っても、特に用事はねぇしなぁ……」
「……お兄さんは私の事務所の社長……美咲さんにお会いしたことがありますよね」

あやせの言う美咲さんとは、エターナルブルーという会社の代表取締役、藤真美咲さんのことだ。
かつて美咲さんは、桐乃を専属モデルとして正式にスカウトし、海外にある本社へ連れて行きたいと申し出ていた。
その申し出を婉曲に辞退するために、俺が桐乃の彼氏のフリをして美咲さんと対面したことがあった。

「ああ、一度だけ桐乃と一緒に会ったことがある。……いつだったかお前にも説明したと思うが……」
「桐乃とデートして、プリクラを撮ったんですよね? しかも、カップル御用達のハートフレームで」

含み笑いを口元に浮かべながら、俺の記憶を無理やりに呼び覚ますあやせ。
なぜ彼女がこんな時に、桐乃とのプリクラの一件を持ち出してきたのか、俺には分からない。
今日のあやせの言葉には棘があるように感じた。
201 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:51:28.31 ID:/mEUkKX00
「まあ、それは次の機会として……お兄さんも事務所のクリスマス・パーティーに参加しませんか?」
「……でも、関係者でもない俺なんかが行ったらまずいんじゃねぇか?
 いやそれより、桐乃もそのパーティーに来るんだろ?」

あやせが言うには、桐乃は陸上部のクリスマス・パーティーに出席するとのことで、
きょう開かれる事務所のパーティーには欠席するという。
陸上部の元エースで、学校でも人気のある桐乃のことだから仕方がないそうだ。

「それに、お兄さんには加奈子のマネージャーをして頂いたとき、
 スタッフさんとも顔見知りになってるじゃないですか」

あいつも今じゃ、ブリジットと共に、大きなお友だちに超大人気のコスプレアイドルに成長した。
俺が加奈子のマネージャーとしてイベントに参加したとき、
あやせの紹介で何人かのスタッフとも面識を持った。
そもそも、今の加奈子があるのも、元をただせばあやせの策略に他ならない。

「それなら美咲さんに、お兄さんもパーティーに参加すること伝えておきます」

そう言ってあやせは自分の携帯を取り出すと、俺から少し離れて電話を掛けた。
俺のところからは、あやせが何を話しているのかは聞こえなかったが、
敬語を使っているところを見ると、たぶん美咲さん本人かスタッフの人だろう。
しばらくして、あやせが笑顔で俺のところに戻ってきた。

「お兄さん、美咲さんも是非ご参加くださいって、お待ちしていますとおっしゃってました」
「美咲さんがそう言ってくれてるなら、俺も安心だよ」

これで取り敢えず、急用はできたことになる。
しかし、クリスマス・パーティーに参加するのに、こんな普段着でいいのか?
現にあやせはパーティーというには控えめだが、どこから見てもお出かけファッションだった。

「なあ、俺こんな格好だけど……着替えて来たほうがよくねぇか?」
「大丈夫ですよ。パーティーと言っても、スタッフさん達は撮影現場からそのまま来る人たちが大半ですし、
 それに、いま家に戻ってお姉さんや黒猫さんに会ってしまったら、その方が問題だと思いますけど」

流石はあやせだと言わざるを得なかった。
彼女に相談したのは正解だったと、俺はそのとき心底そう思った。

「じゃあ、お兄さん、そろそろ行きましょうか」
202 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:52:27.23 ID:/mEUkKX00
ホワイト・クリスマス――

俺とあやせは千葉中央駅を発って電車を乗り継ぎ、新橋からゆりかもめに乗り換えた。
そして、車窓の外に流れる風景をドアに寄りかかりながら、見るともなしに見ていた。
日の出駅を通過すると、ゆりかもめは首都高速台場線と重なり、
東京湾に架かるレインボーブリッジに向かって、左に大きくカーブを描く。

車窓からお台場の方を見ると、ユニークな印象を与えるテレビ局の建物をはじめ、
そこが埋立地に浮かぶ人工的な都市だと印象付ける建築物が、ライトアップされ暗闇に浮かび上がっていた。
その手前に、青いLEDの光に包まれたお台場公園が深い海の底のように横たわる。

「もうすぐ駅に着きますから」

俺の横に立っていたあやせが、車窓から外を見つめたまま言った。
年に一度のクリスマス・パーティー、あやせもきっと楽しみにしていたのだろう。
ドアの窓ガラスに映ったあやせの口元に、ふっと笑みがこぼれた。
お台場海浜公園駅の改札口を出て、俺達はパーティー会場があるホテルへと向かって歩いていた。
秋葉原や渋谷なら行ったことがある俺も、お台場へ来るのは今回が初めてだ。
海が近いせいか風に乗って潮の匂いが微かにする。

「ホテルはこの道のずっと先なんですが、公園を抜けると近いので……こっちです」

あやせにそう言われても、俺には初めて来た所だから見当もつかない。
イヴのせいか街頭には人通りが多く、彼女を見失わないようにするので精一杯だった。

「少し急ぎましょう」

はぐれたら困るからと言って、あやせは俺の左手を取り、少し足早に歩いた。
公園のプロムナードをあやせと手を繋いで歩きながら、
俺は黒猫と麻奈実に、多少の後ろめたさ感じていた。――本当にこれでよかったのか?

「青い色の光って、とても綺麗だと思いませんか?
 わたしはこの青い光がとても好きなんです。お兄さんは?」

俺と手を繋いだまま、やせは少し歩調を緩め、笑顔でそう言った。

「俺も嫌いじゃねぇよ」
「そうですよね。なんだか厳粛的というか、幻想的という言葉がぴったりだと思うんです」

あやせがこの青い光が好きだというのに、俺がそれを否定するわけにもいかない。
彼女のイメージカラーというのは寒色系の代表的な色、青色なんだと思った。
服装は青色系統が多かったし、部屋のカーテンはターコイズブルーだった。
いま着ているワンピースだって瑠璃色だもんな。

「……お兄さん、なにか可笑しなことでも?」
「いや、なんでも。イルミネーションが綺麗だなって思っただけさ」
203 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:53:25.48 ID:/mEUkKX00
プロムナードで一組のカップルと擦れ違ったとき、女が俺を振り返って男と何かヒソヒソ話をしていた。
あやせは容姿端麗、そのうえファッションセンスにも長けている。
彼女と俺では不釣合いなカップルに見えたのだろう。

「お前、その格好で寒くないのか?」

あやせは軽く頷くと、さらに歩調を緩めて俺と寄り添うようにして夜空を見つめた。

「……雪が降ってきましたね」

彼女の言葉に空を見上げると、天空から白いこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいが舞い降りてきた。

「……どうりで寒いと思ったよ」

黒猫が待ち望んでいたイヴの日に降る雪――ホワイト・クリスマス。
俺への想いを確かなものにするために、黒猫は自らに試練を課すと言った。
いいやそうじゃない、これは俺にとっての試練なんだ。
俺自身が彼女をどこまで愛しているのかを確かめるための……。
彼女を失ってはならないと俺の心が警鐘を鳴らす。

ポケットの中の携帯を握り締めながら……俺はそこで躊躇した。――麻奈実……麻奈実はどうなる。
黒猫に言われるまで気付かなかった、麻奈実の俺への想い。
ガキの頃からの幼馴染と思って見ていた俺と、成長するにつれ俺を恋愛対象と見ていた麻奈実。
こんな苦渋の選択を迫られたのは生まれて初めてかもしれない。
俺は、自分自身の鈍感で優柔不断な性格が恨めしかった。

「雪、積もるといいですね……」

不意にあやせが俺に話し掛けてきたので、俺の思考が中断した。
それよりも、俺と手を繋いだままゆっくりと歩くあやせを見て、多少不安になった。
携帯を取り出し時計を確認すると、午後5時58分。
付近にはパーティー会場のホテルらしきものも見当たらない。

「なあ、クリスマス・パーティーって何時から始まるんだ?」
「……パーティーは午後5時からなんです。
 モデルの中にはわたしや桐乃みたいな中高生も結構いるので、早めに始まるんですよ。
 中学生は午後7時までの2時間しか参加できないんですけど」

あやせの言うとおりならば、パーティーが始まって、すでに1時間近く経過していることになる。
だが、彼女には全くあせっている様子が見られなかった。
しかし俺には、それを問い質している余裕が無かった。

「あやせ、ちょっと待ってくれるか」

黒猫と麻奈実との約束の刻限までもう時間が無かった。――黒猫と麻奈実に電話を……。
204 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 19:54:20.50 ID:/mEUkKX00
「……どなたかにお電話でもするんですか?」
「あいつらとの約束で、午後6時までに連絡することになってんだ。
 それよりも、遅くなって申しわけない。……もうすぐ6時になっちまう」

電話を掛けるのを待ってくれるつもりなのか、あやせが立ち止まって俺に振り向いた。
黒猫と麻奈実のどちらに電話をするか、この期に及んでも決心がつかなかった……。
あやせが腕時計をチラリと見て微笑んだ。

「……別にいいんですよ。
 美咲さんには今回は出席できないと、公園にいたときにもう連絡してありますから。
 残念ですがお兄さん、もうタイムオーバーです。
 お電話するのなら、お二人に伝えて下さいね。――ゲームはあやせの勝ちだったと」

思いも寄らないあやせの言葉に俺は驚愕し、思わず彼女の顔をまじまじと見た。
そこには、凍るような微笑をたたえて俺を見つめるあやせがいた。
その瞳の奥に、公園を彩る青いイルミネーションの妖艶な光が映り込んでいる。
時間軸を戻してしまったのは、黒猫ではなく……俺だったのかもしれない。



(完)
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 19:54:57.80 ID:XsciX08to
京介ー それはあやせの罠やでー
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:07:39.32 ID:axclgDDZo
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい吹いたwwwwww
地味子がこれぐらい積極的なら面白いな。
初めて地味子がおもしろいと感じたSSでした。
207 : ◆Neko./AmS6 [sage]:2011/01/23(日) 20:16:49.73 ID:/mEUkKX00
>>203 の7行目

天空から白い と が舞い降りてきた。

の間に↓の文字が反転して入ってるのはナゼ?

こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいい


漢字で「こなゆき」ってNGワード?
ここまで書いたのに……力が抜けた。

まとめWiKiを管理されている方にはいつもお世話になっています。
何とかなりませんか? ……漢字でこなゆきと書いたのに……悲しすぎる。
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 20:17:54.08 ID:UfZ4T5/SO
おつ

まさかの結末…てっきり黒猫ルートに行くかと思いきや
しかし、投下だけで30分近くかかったのかよwwwwww
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:21:16.88 ID:W+VI5Oj9o
目欄にsagaって入れると変化しないとかなんとか
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:27:27.63 ID:axclgDDZo
>>207
多分SS板
真赤な誓い
とかでも通用するんじゃね?と期待
こなゆき→こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいでそうなるのは確か。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:28:58.14 ID:axclgDDZo
>>210
すまんSS板の仕様だと思う
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:36:03.85 ID:hQcsscG+o
乙です
メール欄に「saga」って入れると変換無効にできますよ
sageと同時に使うなら「sage saga」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 20:36:50.40 ID:9aBtr5K1o
さすがあやせさん
策士やで
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 20:44:16.39 ID:/mEUkKX00
>>209
>>210
>>211
>>212

すばやい回答ありがとうございます。
ちょっとsage sagaテストしてみますわ。

 こなゆき → 粉雪 

それにしても、あの一行ですべてがギャグになっちまった……
だめなら、こんごはすべてひらがなでかいてやる。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/23(日) 20:51:36.41 ID:nMxcAJT50
>>214
wiki見たけど、SS載せた人が気をきかせて「こなああああ」→「こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい」に直してくれたようだぞ
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 20:52:49.56 ID:nMxcAJT50
やべ、俺も変換しちまった「こなああああ」→「粉雪」な
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 20:55:03.16 ID:NZgMtXqQo
なんか粉雪が乱れ飛んでるな
乙です
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 20:59:56.30 ID:axclgDDZo
殺す→ピーもSS板の仕様
これもsage sagaで回避可能
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:05:32.64 ID:aM51Ug1I0
乙上へいこうぜ...久しぶりに萌ちまったよ...
あなたの書くあやせはいい味してるからまた楽しみにしてるよ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 21:14:01.39 ID:/mEUkKX00
皆さんどうもありがとうございました。
これで、明日からまた漢字でSS書いてゆけます。

WiKiに転載の際に修正していただき、本当にありがとうございます。
もう二度とわがままは言いません。

近いうちにまた投下しに来ます。
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:30:55.53 ID:3OlcCtgB0
>>207
乙です
それにしてもあやせの知略半端ないなww
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:32:31.94 ID:tPeQ5ZIk0
SSは凄く良かったんだけど予告とかはいらないかなと思いました。。。
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:38:09.28 ID:d63AONvEo

シリアスなのにこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいで笑ってしまったよ
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 21:59:46.32 ID:PJkmPlgDO
黒猫可哀相としか思わなかった…
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:13:07.72 ID:axclgDDZo
黒猫はどこのSSでも京介と別れる運命なのか
誰か黒猫×京介だけの純愛SS書いてくれないかの(´・ω・`)
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:18:17.31 ID:4VzzUhFM0
乙です。
とても読み応えがありました。

あやせはこの後、京介を監禁してしまうんだろうな…。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:37:47.15 ID:LbH1hkuZ0
>>207


こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいの人気に嫉妬wwwwww
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:39:16.02 ID:LbH1hkuZ0
おっとすまん

めちゃくちゃ面白かったです
また投稿よろしくお願いします
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:48:51.36 ID:XgFJ0QLAO
地味子よりは全然書きやすそうだな
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 22:57:58.18 ID:LN9W1lrL0
このあやせさんはかつてのちょろかった頃のあやせとは違う…
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:03:39.54 ID:Xk/Y42+AO
乙。
なんかあやせの自己完結っぷりに寒気が走る話だ…

[ピーーー]
[たぬき]
[田島「チ○コ破裂するっ!」]
[ピザ]

に続く5番目の自動置換ワードを知った。
知らないと避けられない巧妙なワナ
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:05:20.14 ID:axclgDDZo
>>231
どうやったらそうなるか知りたいわww
ピーはわかるけど下3つが分からん
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:07:24.83 ID:NZgMtXqQo
ここって[切腹]はどうなるんだ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 23:09:30.69 ID:NZgMtXqQo
移転後も変わってないみたいだね。基本パー速と一緒か。
当たり前と言えば当たり前だけど。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:14:49.66 ID:hQcsscG+o
この変換システムは誰得なんだろうか?ww
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:18:15.16 ID:G/V2FD5Ko
SS系にとっては枷にしかならんなww
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:21:45.96 ID:Xk/Y42+AO
どこかに一覧とかないのかしら?

>>232
2つめは[たぬき]
3つめは[田島「チ○コ破裂するっ!」]
4つめは(ちょっと上にあるが)[ピザ]

言わせんな恥ずかしい

>>233は初見だなぁ
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:23:43.07 ID:LbH1hkuZ0
>>237
説明になってねぇwwwwww
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 23:23:48.60 ID:Xk/Y42+AO
あれ、失敗した…

>>232
2つめはドラえもん
3つめはオナニー
4つめは(ちょっと上にあるが)デブ
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:28:12.48 ID:HJpGx4x+o
[たぬき]はたぬきなのにコロスケは何も無いんか
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 23:38:24.51 ID:axclgDDZo
>>237www
新たに>>233が発見されたが・・
この変換システムってSS書く上で非常に邪魔なだけだと思うのだが・・
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:43:05.56 ID:LbH1hkuZ0
>>240
[ピーーー]ケ
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 23:44:01.59 ID:/mEUkKX00
なぜ、「粉雪」があんなアホみたいに変換されるのか分かった気がする。
辛島美登里の「サイレント・イヴ」って歌、知ってます?
実際にそれをイメージしながら書いたんですけどね。
最初の出だしをメロディにのせて心の中で口ずさむと……

心の声がそのまんまだから。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:46:32.98 ID:qhoFIHsdo
[ピーーー]池沼ネトウヨちんこまんこうんこカタワ在日チョン自慰ミンス[ピーーー]ドカタ[たぬき]ひろゆき
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 23:47:05.65 ID:7dN7tHS+o
パー速機能覚書・テスト
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288790079/

ここでやってね
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 02:26:10.72 ID:rgb6b6rO0
>>207

凄くハラハラして面白かった
しかしこのラストを誰が予想できただろうか
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/24(月) 06:11:46.65 ID:aH/riRNAO
>>243
いやレミオロメンの方だろ
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/24(月) 15:46:26.56 ID:wlE+EdIAO
>>173
チンコ頭はエマさんだろ
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 00:16:44.09 ID:OpET467AO
半日近くレスがないだと…
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 00:44:23.15 ID:hwc8n6Vg0

              . . : : : : : : : : : : : : : : : . . .
         ,.. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :` : .、
        /.: : : : : : : : : : : : : : :,>ク: : : : : : : : : : : ゛:.、
       /. . . . . . . . . . 二>´  / : : : : :∧: : : } : : : :ヘ.
     ,.: : :. : : : : : : : : :./¨´    /: : : :./  ゙: : /.: : : : : .::.
    /. : : : : : : : : : : /       /: : :/    ∨: : : : : : : : :.
.    / . : : : : : : : : :/   __,ノ  /: :/     ハ: : : : : : : : : :.
   / . : : : : : : : :/   ̄´   /:/¨¨`ー‐-    ∨.:: : : : : : : }
  ,イ:./{: : : : : : :/ ,z===x、 /´   z==z、  ` l: : : : : : : : :i
  l/ .}: : : : : ./ 〃  ハ{_          ´ ,ィ、 ヽ.  l: : : : :l : : :.l  誰も来ない・・・
  |  l: : : : :.{. {{   {.ソ             ヒリ  l}、_ }: : : : : : : :リ
    ハ. : : : :.|  ヽ _ ノ                 /  j: : : : : : :イ
      ゙{i: : : :|            i     ` ̄ ̄´   /: : : : : : :.ハ
     |: : : :|           ゛               /: : : |゙ヽ;.:/
     l: : : :{                       / l: : : lノ.}/
.     从: : :.ヘ                    |: : : |ノ/
    /: : |.: : |: :\     マニゝ        /_j: : : :|:/l
.   /: : : l: : :| : : : : .、            /: :/ : :〃:/
   /: : : .ハ: : :|.ノ \ .:}\         <: : : :/ : : :/ :l}
二二ニゝ< }: :.|二二\  `丶. . :  ´   .: : : : /: : : /:l :|
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 01:19:19.50 ID:7Ihdc2FAO
この過疎っぷりは、SSライター達が麻奈実ルートいちゃらぶエピソードをじっくりと執筆しているからに違いない。
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/25(火) 01:31:08.83 ID:9FZiFPwD0
誰もこない
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 01:33:53.47 ID:MVjFn2IMo
>>251
そんなの投下したらさらに過疎るぞ
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 01:46:10.58 ID:qoNd8WCAO
麻奈実アンチしつこい
氏ね
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 01:53:07.31 ID:J8g3DJiDO
『軽々しくその言葉を使うな』
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:17:12.89 ID:+NtRSSVx0
めがね巨乳は上位互換でてきちゃったしなあ
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:19:55.77 ID:sn4xGNfco
原作読んでる人なら麻奈美を推す理由なんてないと思うのだが・・・
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:25:45.38 ID:CyaPfnq4o
本気で言ってそうで怖いなww
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:32:50.16 ID:DDYJ4bu3o
このスレにレスしてるのが黒猫と桐乃だと思えば萌える
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:36:23.61 ID:xu+wwPmAO
大作の後だし、書いてる文章の見直しとかしてるのかも。べつに過疎ってほどでは。

執筆者の数はいるわけだから中には潜在需要のある麻奈実エピに挑む剛の者がいる可能性も…?
6〜10人くらい?
すごいテキトーな憶測だけど

ハイひとり脱落しました、ごめんよぅ
他の人が試みに書いた麻奈実SSを読むだけで十分挫折できる難度。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 02:46:09.87 ID:pAi3SUkuo
もう萌えれば何でもいいや
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 02:51:13.01 ID:NnllwPeO0
結構、まだ起きてるんだ。
>>204 の話のエピローグが実はあったりするんだよね。
イメージが壊れそうで投下しなかったんだけど……

投下してもいい? 5分後くらいで2レスだけど。
263 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/25(火) 02:56:21.56 ID:NnllwPeO0
『私は黒猫……』(青色イルミネーション 後日談)




エピローグ――

俺はその日、黒猫からメールで呼び出され、いつもの公園に来てゴスロリに戻ってしまった黒猫と向き合っていた。
クリスマス・イヴ、俺は結局あやせの策略に嵌められタイムリミットまでに黒猫に連絡できなかった。
あやせから開放されたあと、すぐに黒猫に電話したんだが……幾ら謝っても取り付く島がなかった。
そのあとは着信拒否され、今日に至った。

「私は黒猫、闇の眷属に生きる……。先輩、あなたはこの私を裏切ったのよ!」
「黒猫、本当に申し訳なかった。頼むから俺の話を聞いてくれ」

電話は着拒されてるし、黒猫の家に直接行って謝ろうとしたが黒猫のヤツ……
一番下の妹を使いやがって……『姉さまは、兄さまにはお会いしません』なんて言わせやがった。

「私は黒猫、闇の眷属に生きる……。先輩、私はあのイヴの日……ずっと先輩からの連絡を待っていたのよ」
「俺はお前に連絡しようとしたんだ。本当だ、信じてくれ」

俺があの時、黒猫に連絡しようとしたのは事実だった、しかし、連絡できなかったのも事実。

「私は黒猫、闇の眷属に生きる……。先輩、あんな小娘にいい様にたぶらかされて、恥を知るべきだわ」

すべての始まりは俺の鈍感で優柔不断な性格にある。
しかし、黒猫が怒っている最大の原因は、俺が安易にあやせに相談し、その策略にまんまと嵌まっちまったことだ。
あやせが権謀術数に長けていることは、加奈子の件で俺はよく知っていたはずなのに……。

「私は黒猫、闇の眷属に生きる……。大体なんなの、あのあやせって娘は……ちょっと美人だからって、
 この私に……こんな破廉恥な物を送り付けてきたのよ」

あやせが黒猫に送りつけたのは、一通のメール……それも画像添付のヤツだった。
その画像は俺があやせに無理やりキスされている場面だ。
しかし、画像を見ただけじゃ誰だって恋人同士のキスシーンと思っちまうよな……。

「黒猫、それは違うんだ。
 写真だけ見れば俺があやせにキスしてるように見えるけど……
 俺は気を失った挙句にそんとき手錠をされてたんだよ……たのむ、信じてくれ黒猫。
 抵抗しようにも抵抗できなかったんだ」

あやせが俺にタイムオーバーを宣告したあと、すかさず俺のみぞおちに肘鉄を食らわせるもんだから、
油断していた俺はうっかり意識をなくしちまった。
気が付いたときには手錠を嵌められベンチに座らせられていた。
俺が意識を失っている間に例の写真を撮られたわけだ。

「私は黒猫、闇の眷属に生きる……。先輩、あのあやせって娘とともに、この報いは必ず受けれもらうわ。
 いまから覚悟をしておくことね」
264 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/25(火) 02:56:57.57 ID:NnllwPeO0
黒猫は俺の言い訳なんか聞いちゃくれなかった。
でも事実なんだからしかたがねぇ。
あとであやせに聞いたらお台場のホテルなんかでパーティーなんかやっちゃいなかった。
事務所のある新宿区のホテルだって言うじゃねーか。
お台場は港区だっつーの。

「あんた、さっきっから黒いのと何やってんの?」

その声に俺は驚いて後ろを振り返ると、桐乃があっけに取られたように突っ立ていた。

「私は黒猫、闇の眷属に……出たわね、スイーツ女」
「……それにさー、クソ猫! なんであんたは木になんか登ってんのよ! パンツ丸見えだっつーの」

「私は黒猫、闇の……こ、これは見せパンだからいいのよ。さっき先輩にも説明したし……」

俺は事情が分からないといった表情の桐乃に、これまでの経緯をザックリと説明してやった。

「ふーん、で、これがそのネックレス? へー、けっこう洒落てんじゃん。
 クソ猫なんかにはもったいないから……あたしがもらっといたげる」
「私は黒猫、ちよっと! そのネックレスは先輩が私に買ってくれたものよ! 汚い手で触らないで頂戴」

桐乃は木の上で怒鳴っている黒猫を無視して、ネックレスについている商品タグを熱心に読んでいた。

「あーなるほど、確かに『叶』って文字になってるジャン」
「私は……先輩、下りるから手を貸して頂戴……」

運動オンチのくせに木になんか登るから……。
きっと怒りに任せて登ったんだろうが、木登りってやつは登るより下りることの方が難しい。
黒猫は枝の上でしゃがみ込んだまま動けなくなっちまった。
なんとか俺の肩に片足を掛けさせ、次にもう片方の足を……。

その瞬間黒猫はバランスを崩し、俺は何とか彼女を抱きとめるようにしたが、
結局、俺達二人ともすっ転んじまった。――俺がちゃんと下敷きになったけどな。
黒猫の手を取って起こしてやり、服に付いた泥を払ってやった……。

「お、おい、大丈夫か!? 怪我しなかったか? お前はほんと無茶すっから……」
「私は……先輩、あなたのことが好きです」

その言葉に俺は、黒猫を思い切り抱きしめることで応えた。
気が付くと、桐乃はいつの間にか俺達の傍からいなくなっていた。
黒猫が登っていた木の根元に、ペンダントがギフトボックスに入ったままそっと置いてあった。
もしかすると……あいつは俺と黒猫が仲違いしているのを知って……。
まさかな、俺はきょうほど自分の目と耳が信じられねぇ日はなかったよ。
だから、俺がこう思ったのも当然だろ。
俺の妹が、こんなに可愛いわけがない――ってな。


(完)
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 03:12:13.05 ID:mu1HZY/4o
>>264
おつ。数日振りに来て>>204読んでたら後日談きてたとはww

面白かったがあやせこわすぎwwww

あとこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいは結構古いネタだが最近は知らん人多いのね……。
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 04:06:55.42 ID:37QonBw9o
>>262
うむw見事にイメージが壊れたぞw
エピローグじゃなくて、喧嘩した後の全く別の話として投下して欲しかったわw
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 04:38:48.66 ID:GwIg6CWzo
取り合えず京介氏ねばいいよな
あと麻奈実アンチも逝ってください
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 10:10:06.87 ID:amWNvxVDO
麻奈実にフラフラされあやせにフラフラされ…黒猫カワイソス…
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 11:58:46.33 ID:sn4xGNfco
京介はどこのSSでも振り回され、地味子は盛り上がらないとの理由でSSにまったくでてもらえず、あやせはヤンデレSSとして見事に悪役?を演じ、黒猫は京介との関係を必然的に絶たれる
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 12:05:34.07 ID:cTYyDG9Bo
あやせは原作だけでも十分怪しい立ち位置だったけど、アニメのコミケ帰りに遭遇したときの顔芸で完全に路線が定まってしまった
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 12:20:37.10 ID:J+aBWpnOo
桐乃かばうシーン見て思いついた話あるけど
シリアスで無駄に長くてオチがないという
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 13:28:17.06 ID:bwoGbJ80o
瑠璃ちゃんマジかませ
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 13:30:57.91 ID:y+6FDswf0
かませどころか空気レベルの麻奈実マジ地味子
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 13:40:05.89 ID:0JBCZ9aDO
それより、名前すらあがらない沙織の方が……(´;ω;`)ブワッ
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 13:51:39.65 ID:tUaS6hoCo
地味子って見てると桐乃とは別ベクトルでイライラしてくる
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 14:01:12.85 ID:w9BLXAEBo
その報告は要らないです
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 14:23:43.85 ID:S74f6M9DO
質問なのですが、サイトで書いてた物を多少推敲して投下するのはどうなのでしょうか?
気に入っている設定なので、やり直してみたいのですが、
いくらすでに休止した自分のサイトからだとしても、ネットのモラルとして疑問があります。
それともSS書いてる方には中には多少そのような事してる方もいるのでしょうか。
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/25(火) 14:52:22.80 ID:QUeonL7SO
>>277
いいんじゃないか?
少なくとも俺は、投下してもらって一向に構わんぞ
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 15:04:34.69 ID:bmFljWoc0
>>277
別にいいんでない? 自分の作品なのであればあちこちに投下投稿するのは別にどうぞご自由に、だろ
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/25(火) 16:01:45.17 ID:km9Jd47Po
SSが読めるならどうだっていいでござる
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 16:52:36.90 ID:amWNvxVDO
>>277
大歓迎
SSは常に需要過多だぜ!
282 :277 [sage]:2011/01/25(火) 17:01:03.78 ID:S74f6M9DO
回答ありがとうございます!
少し練り直してみて出来れば投下したいと思います
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:08:51.53 ID:8cXGPjLDo
全裸待機
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:12:23.59 ID:EWtlt1gZ0
黒猫から中2要素を抜いてみな...

まじ天使になるな
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:26:06.30 ID:zYe5Im6z0
>>284
あやせの勝ち
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:42:34.66 ID:EWtlt1gZ0
なん...だと...!

あやせは何も抜かずとも天使じゃないかと思います
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 20:58:19.25 ID:IXPJnA5AO
撲殺天使の方だけどな
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:06:46.59 ID:rEp9SkKoo
対あやせの時だけ、京介の地の文が桜くん風になるのか…
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/01/25(火) 21:42:28.52 ID:v5rkKAJt0
あやせは血の気を抜くべき
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:45:33.89 ID:GwIg6CWzo
>>284
ただの根暗女じゃね?
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:50:33.60 ID:Rk10zvDDO
根暗美人とかDQNに絡まれるとこしか思いつかない
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:52:44.34 ID:GwIg6CWzo
簡単に堕とせる典型的な女だよなw
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 21:54:33.98 ID:J8g3DJiDO
お前ウザい
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/25(火) 22:03:23.13 ID:2/o+NgA+o
5秒でGoodエンドのチョロさがあやせルートの魅力だろ

京介「あやせ…!結婚してくれ!!」

あやせ「はい///」

〜完〜
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:04:44.81 ID:r8sQzN6uo
アニメの配信、2月下旬らしいな。やっぱり遅い……
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/25(火) 22:14:06.05 ID:QUeonL7SO
麻奈実だと、こんな感じか

京介「いい天気だな」

麻奈実「そうだね〜」

京介「茶が美味いな」

麻奈実「そうだね〜」

京介「俺達、仲良いよな」

麻奈実「そうだね〜」

京介「結婚するか」

麻奈実「そうだね〜……えっ」



297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:23:44.48 ID:GwIg6CWzo
>>294
さすがちょろせw
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:31:12.82 ID:7Ihdc2FAO
>>296
麻奈実おばーちゃんボケ始めてんじゃねーか!


麻奈実から告白じゃね?
そして京介の麻奈実への親愛が恋愛へシフトすると。
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 22:44:18.72 ID:rEp9SkKoo
既刊の原作のどの時点でも、どっちかが告白すればくっつける2人だろうしなぁ
お互いそれをしないから進まないんだけど
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:03:46.56 ID:gRDe6IAS0
SSのあやせはヒロインから悪役までホント幅広いな
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:22:53.79 ID:z+/42PfAO
俺のあやせたんがこんなに可愛い
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:27:58.06 ID:sn4xGNfco
わけがある
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:46:43.81 ID:EWtlt1gZ0
何を当たり前のことを...

「俺」のね
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/25(火) 23:47:02.96 ID:0Ya9gs/oo
とでも思ったか
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:07:20.30 ID:Id7OJs4I0
そう思えた時期もありました
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:12:22.29 ID:i8an1oIPo
と思ってたら目が覚めた。
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:15:24.19 ID:Id7OJs4I0
頬に涙の筋が残っていた...
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:39:18.51 ID:GNkRwc5AO
かなーしーみのー

なんという微妙な流れかwwww
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/26(水) 00:56:52.07 ID:MldxAl8Y0
誰かあやせのss書いてくだせぇ
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:07:18.14 ID:Id7OJs4I0
このスレには圧倒的にあやせssが足りない!(きりりんッ!
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:10:42.42 ID:7845R/Edo
あやせは薄い本向けキャラだから、SSには向かない。
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:23:02.44 ID:RT89YaOJo
黒猫がかませ過ぎてつらい
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:50:31.54 ID:UVGEcnAEo
厨二設定だったのはずなのに、著者の強引なテコ入れで恥ずかしがり屋だったり家族思いだったりとヲタ八方美人で中途半端キャラになってしまった
次巻からガハラさん化(彼女にしてみたけど、他のキャラの手間話を広げられなくて登場回数減るパターン)するかと思うと胸が苦しくなるな…
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/26(水) 04:33:37.34 ID:b/du8YPd0
駅前でデートの待ち合わせをしているときに事故にあい、3年間意識不明の重体にとかなら、悲しみのよりはいいのでは?

315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 04:49:14.49 ID:erqQkdzEo
>>311
あやせの本、麻奈実より少ないんだが
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 06:55:06.59 ID:v9Y/AF9DO
あやせ和姦本って桐乃と3Pの2冊しか知らん
あと桐乃の巻き添えで凌辱ばっか
ナズェナンダ…
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 07:34:56.50 ID:VxmPOQXAO
>>314
麻奈実の髪の毛が緑色になりそうな設定ですね
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 12:20:00.13 ID:d6AkYwEZo
凡人の俺が超能力者なわけがない!

無性にバトルものが書きたくなった。
禁書でやれって?
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 12:35:58.57 ID:801uOp9DO
>>317
猫のうんこ踏め!
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 12:47:44.83 ID:JlEvlxvDO
>>317
麻奈美はキャラ雰囲気的にむしろ事故りそうだけどな……


髪が緑になるならあやせ(ヤン属性持ち)か黒猫(一応後輩キャラ)辺りか……
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 12:50:44.52 ID:fnEmcyEpo
緑はどう考えてもあやせだろw
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 14:09:02.06 ID:VxmPOQXAO
正直眼鏡のみで判断した
眼鏡好きだ
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 15:51:24.08 ID:qSQ8kQvG0
>>160です。今から取り掛かるので、時間がかかると思いますが、メイド(同人誌書いてる方)のSSってまだ需要ありますかね?
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 16:40:03.02 ID:CNjoomsXo
まずは書き上げてここに落とすんだ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 19:52:32.79 ID:qSQ8kQvG0
半分までできて停滞中です。資料が少なくてオリキャラみたいになった気もします。あと桐乃成分が強く……。数日かかると思われるので、期待しないでいてください(居るかもわかりませんが)
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 20:15:14.35 ID:UAORs6SDO
書いてる報告とか超どうでもいいんで、書き終わった報告か投下かしなさい
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:33:09.15 ID:zQpy1pWOo
ただSSが読める。それだけで期待せざるを得ない活字中毒。
つまり何が言いたいかと言うと、

まってるよおおおおおおおおおおおお!ヽ(゚∀゚)ノ
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 21:33:44.12 ID:ivlhncLwo
ちんちんビーム☆
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 00:31:00.43 ID:56+nP7FD0
>>325
全スレでネタ振った俺は全力で待ち続ける
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 03:16:46.50 ID:3HlkO5Lmo
BD2巻の特典映像を見て親父萌えSSもありかなと思った
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 03:24:46.93 ID:uPWfOK4Zo
>>325
待ってます
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 14:57:42.48 ID:jeap/fF10
もうすぐ配信日発表か
じらすのお
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/27(木) 15:32:08.75 ID:4B7kuA2I0
あ、ありのままに起こったことを話すぜ。
ゲームと一緒に新品のPSPを買おうとしたら売り切れてたんで、
シャレで密林に1000円プラスになる計算で出品したんだ。
1分立たずに売切れやがった。
自分でも何を言ってるかわからねえが、
つまりはそういうことだ。
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 15:57:28.83 ID:MPLj4/vxo
ゲームとPSPがほしかったのに密林に出品?

うん。日本語でおk
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 16:03:32.70 ID:ZD33+feh0
>>333
出品が売れた=売買契約の成立だから、
ちゃんと商品を確保して買い手に引き渡す義務が生じたことになるんだか理解してるか?
しかし、そんな状況で品物が確保されているのだろうか……
まあ、俺には関係ないことだがちょっと心配になったので書きこんでみた
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 17:12:18.05 ID:EQU+uzcDO
ここから>>333が叩かれる流れ
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 17:41:50.71 ID:MJA5UcY1o
まぁそれはあまりにもスレ違いなので、こいつバカだなぁと心の中で思いとどめておくことにしようぜ。
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 17:47:34.39 ID:Iiz4aTCFo
特定されるな
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 19:26:09.43 ID:A7SFkvV30
まあ何が言いたいのかというと
ラブリーマイエンジェルssはまだかってことだ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/27(木) 19:38:14.55 ID:4B7kuA2I0
>>335
売買契約が成立したのは布教用だからそこまで深刻な問題じゃない。シャレで出すもんじゃないなってことがよくわかったorz
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 19:57:06.87 ID:3YHTvmrao
まあ、スレタイをよく見てくれ
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/27(木) 20:06:58.75 ID:4B7kuA2I0
>>341
すまん、ちょっと首つってくる
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 20:30:39.23 ID:khYrjRD+o
本人と一緒にブロック崩し…
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:13:24.86 ID:hz4tONdLo
あやせが妊娠したでござる
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:19:06.69 ID:Sez/DexAO
本当かどうか…確かめさせてください
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:36:31.91 ID:PAFX2oWzo
How to 妹ークのパッケージでかすぎワロタwwww
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:42:38.02 ID:A7SFkvV30
仕方ねぇ
こうなったら俺が書く

>>344
ゲームのネタバレならぶち殺しますよ!
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:42:48.42 ID:HQLdER+no
http://ranobe.sakura.ne.jp/src/up73702.jpg
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:44:15.87 ID:MJA5UcY1o
えええええええええ
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 22:44:32.60 ID:A7SFkvV30
すまん
心が折れた
351 :>>345からつい書いた [sage]:2011/01/27(木) 22:48:59.49 ID:4t4m7EEDO
月明かりに照らされ、赤く染まった手を垂らしあやせは呟く


「やっぱり、嘘だったんじゃないですか。」


彼女の瞳に光は無い。だがその表情は安心したような優しさ、それでいて妖艶さすら感じる程であった



━━━━ 中に誰もいませんよ?━━━━






うん、SSなんざ書いた事ないから表現とかもすげー適当
352 : 【毎月1日限定ですよ。。】 :2011/01/27(木) 23:28:23.27 ID:tg3KMSPZ0
>>344>>348マジネタバレやめろよwwww
俺まだゲーム来てないんだぞ!
amazonめ…

でも、まあ
* ̄∀ ̄) 「あやせタンまじ天使」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/27(木) 23:30:58.09 ID:hz4tONdLo
約2名以外超優遇されとるから期待して待ってるがよい
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/28(金) 01:27:54.80 ID:mA4qhmE70
歌唱力というか歌声のレベルでいうと

あやせたん
1.歌声も天使
2.十八番が中島みゆき
3.ジャイアン・リサイタル
のうちどれだろ?

○なき子の歌で替え歌思い付いたが、歌詞はアウトだよな?
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 01:55:35.33 ID:Vxg1+92DO
あやせは知らんが中の人はむちゃくちゃ歌上手かった気がする。
間違いがなければアニメデビュー初期からヒロインでしかもED歌ってたな。

そういうのなしでもあやせたんは歌声も天使ですよね?
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:10:01.99 ID:yiY4BAO6o
中の人は歌上手いよね
そらおとで歌った村下孝蔵のカバーは惚れ惚れした
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 02:28:36.73 ID:uZ9oo5b/o
デスメタルしか知らないにイピョー
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/28(金) 02:46:59.80 ID:mA4qhmE70
>>357
その手があったのか!?
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 02:57:14.90 ID:MkL5QVX5o
あの「死ねッ!」てヴォイスでシャウトされたらもう
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 04:30:01.42 ID:Dz46aUJDO
出た……あやせさんの1秒間に10回ぶち殺しますよ発言
ほ 本物だ
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/28(金) 05:26:03.58 ID:mA4qhmE70
>>360
文節長すぎて無理じゃね?
変態なら可能だと思うけど
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 08:29:26.61 ID:27yZoOGIO
とらドラPでも妊娠エンドあったし、全く想定の範囲内だったろ
桐乃でやってくれたら5本くらい買ってやっても良かったんだが
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 13:20:56.99 ID:wjeBeH8Ho
     |┃三          /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::', 
     |┃            i:::::::イ  ` ̄ー─--ミ::::::::::::|  
     |┃            {::::::::|    ::\:::/::::  \:::リ-}
 ガラッ. |┃            ',::r、:|  <●>  <●>  !> イ 
     |┃  ノ//        |:、`{  ` ̄ .::  、      __ノ 
     |┃三          |::∧ヘ  /、__r)\   |:::::|
     |┃            |::::::`~', 〈 ,_ィェァ 〉  l::::::》
     |┃            |:::::::::::::'、  `=='´  ,,イ::ノノ从
     |┃三         ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从
     |┃        __,,/:::‖|:::::::::::::ト、`'' ─   ノ:::::::ノ丿|
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 13:39:52.83 ID:plUWQV1xo
>>363
happyの妊娠エンドは数年後の結婚したあと話なのでおかえりください
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/28(金) 14:47:17.04 ID:mA4qhmE70
あやせたんにスクイズされた。
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 15:21:27.41 ID:C03VKRUB0
最初に特典小説読んだけど・・・
加奈子をあそこまでどうやって調教、もとい矯正したんだ?
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 15:32:23.25 ID:UnXuiWT+o
綾瀬さんも一枚噛んでるとか
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 16:37:57.95 ID:plUWQV1xo
>>366
加奈子√でべたな恋愛映画好きみたいだし
恋人になったことで努力したで終わりじゃね?
ちょろいし
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/28(金) 18:42:15.79 ID:mA4qhmE70
それよりも加奈子の予言が的中していることにびっくりしたぜ。
耕作さんよりも出世早いよ
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:00:21.65 ID:8mGggNr2o
ゲームの内容ではしゃぎたいだけなら、相応のスレいけばよくないか
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:18:03.54 ID:70lI6x4AO
そうだぞ
こっちは浩平×京介のSSが投下されるかされないかの瀬菜際なんだ
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:20:11.94 ID:n2Rfko4K0
昨日今日とSS投下もないし、雑談程度は多目にみてもいいんじゃないかな。
攻略情報とか書き始めたらオイオイと思うがww

最近こっちにSSが少ないのは専用スレでやってる影響なのかねぇ
ま、他所の総合スレもそんな感じだけど


俺の妹が身長180cmなわけはない
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294927055/

桐乃「デレノート……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295702504/

京介「俺の妹のツレが可愛くない。いじめる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294935415/
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 19:23:42.34 ID:2q379nGdo
俺妹PがSS投下の起爆剤になってくれると信じてる
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:27:29.04 ID:IruKfV0AO
やりたいけどPSPが見つから無い、家のどこにあるやら…
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:11:49.87 ID:WBboqQP2o
書き手がみんなゲームやってるんだろうなww
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 22:47:02.47 ID:kSzWgHMu0
だれか...病み猫ルートを...

377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:07:59.04 ID:SEmILmnpo
いろんな世界線見れたからシュタゲネタで何本か書けそうな気がする
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 23:58:51.05 ID:kSzWgHMu0
なんか...あやせルートみたら、俺妹8?を思い出した...

黒猫とあやせ入れ替わっているが、桐乃のために別れるって...o....rz

379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 02:14:36.48 ID:cfwO0ewT0
京介は病的シスコンだから仕方ないね
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 02:38:41.61 ID:GrMy02MBo
スレ違いな上にネタバレってどういう事だってばよ……。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 05:09:51.26 ID:kEzRmd0DO
スレのみんな的にはどれがいいんだ?


あ・ネタバレ上等どんどん書くぜ

や・せめて1〜2週間くらいは勘弁してください……

せ・ここはしっかりと1ヵ月くらいは間を置いて解禁すべきだ







382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 13:18:56.13 ID:Q2hO45yRo
ゲームをコンプしとかないとネタが被るかもしれないから書けない
という人が多いんじゃないだろうか
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 13:35:36.70 ID:uTwEl8XIo
ただ単に書き手が俺妹に飽きたってだけじゃないだろうか
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 15:24:18.80 ID:w8xLAQYAO
ゲーム発売と同時に投下止まるとか分かりやすすぎるだろw
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 15:36:25.76 ID:zq9LfXI8o
もっと前から止まってるし、個別は投下されてる
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 17:07:12.53 ID:UOGNQPQeo
個別の方書いててこっちに書く暇もないだろうしなあ
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 20:59:27.87 ID:2+6+TugAO
ゲームの影響も否定はできないのかな
それでも潜在的に書き手はいるはず。充電中か
てかwikiの作者別頁に単発投下一覧なんて載ってたのね

ゲームも出ることだし一月中に今書きかけのを一段落させよう
そう思っていた時期が俺にもありました……
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 21:44:14.88 ID:ekEnXPK2o
実際ゲームで忙しい
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:30:03.92 ID:xwTap2HDO
黒猫ついったの
「告白は捨て身でやるからこそ価値があるのよ」
ってなんかこう、いいよな。
390 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:34:32.68 ID:6xwiZxR10
キャラ以外の設定を完全に無視した話しを1本書いたので投下します。
22時45分ぐらいで
391 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:45:06.73 ID:6xwiZxR10

『人類惑星移住計画』



西暦20XX年1月――

俺達人類が住む地球は、極度の環境破壊に直面していた。
世界中で環境汚染を無視した工業化が極限にまで達し、各国で環境問題を原因とした紛争が勃発。
人類の手では、過去の美しく住みよい地球を取り戻すことは既に不可能になった。
そこで国連から、ついに人類を惑星に移住させる大計画が発表されたのだった。


俺と桐乃、沙織と黒猫、そしてあやせの五人は惑星移住のために、成田空港の発着ロビーにいた。
人類初の惑星移住に鑑み国連では慎重を期して、他の惑星環境でも適応し易いようにと、
全世界から十八歳以下の男女を優先的に移住させることにしたらしい。

「沙織も黒猫も、あやせもいるな。それじゃあこれから、惑星間航行用チケットを配るから」

先程から辺りをキョロキョロしていた桐乃が口を開いた。

「……ねえ、地味子は? 地味子がいないけど」
「ああ、麻奈実は来ねえよ。あいつの家、和菓子屋だろ」

俺がそう言うと桐乃は納得したように頷いた。
国連とは別に日本政府の方針として、国内で食品関連の仕事に従事している者については、
政府の許可なくして自由意志による移住が出来ないことになっている。
麻奈実の家が和菓子屋だったことが災いした。

「みんなよく聞いてくれ。チケットは手に入ったんだが……行き先が……何枚かは違う惑星なんだ」
「……先輩? それはどういう事かしら?」

黒猫が疑問を呈するのも当然だった。
俺たち五人は、そろって火星への移住を希望していたんだ。
しかし、月を除けば地球から一番近い火星は大人気で……結局どうなったか、てーと。

「火星行きが3枚、金星行きと木星行きがそれぞれ1枚づづなんだ……」
「……ということは、先輩? 火星は3人一緒だけれど……
 金星と木星は一人で行かなければいけない……ということかしら?」

黒猫の言葉に一番に反応したのは桐乃だった。

「や、やっぱさー、この世でたった二人きりの兄妹を離ればなれにしちゃあ、まずいっしょ!」

桐乃がさも当然のように言うと、黒猫の表情がキッ! と変わり、桐乃を睨みつけて……。

「あ、あ、あなた何を言っているの! わ、私と先輩は……こ、恋人同士よ。
 私たちこそ引き離されては堪らないわ……」
392 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:45:47.13 ID:6xwiZxR10

眉間にしわを寄せ、腕組みしをながらそんな二人の会話を聞いていたあやせは、
すーっと、その瞳から光彩を消失させ――
そして、腹を押さえ口元を手で覆うと……がらりと一変、苦しげな表情になった。

「うっ、おえっ……うっうう……」

俺はあやせの急変に驚いて声をあげた。

「? あやせ!? どうした!」
「……つ、つわりが…………うっ……」

ん? ……つわり?

次の瞬間、桐乃の平手打ちが俺の頬に炸裂し、黒猫の足蹴りが俺の股間を捉えた。

「っ痛て――――! あにすんだよっ! 桐乃も黒猫もっ!」

俺は股間を押さえ身を捩りながら桐乃と黒猫を睨みつけた。

「あ、あ、あああああ、あんたっ! あ、あやせに一体、な、何してくれちゃってるわけ?」

俺を睨みつけながら顔を真っ赤にした桐乃が叫ぶと、それに続いて黒猫も……。

「せ、せ、先輩っ! ど、どういうことなのか説明してもらえるかしら……
 わ、私だって………………………………なのに……」

そんな二人の怒りの炎に油を注ぐあやせは……。

「……お、お兄さん……たぶんあの時の……」

そう言ったきり頬を染めて俺を見つめるあやせ――
ん? そう言う割りには……あやせの眼が笑ってねえか?
だから俺はあやせに聞いてやった。

「……ほ、ほほう……おい、あやせ……おまえの言うあの時って、いつのことだ?」

俺の予想外の反応にうろたえ、言葉を失うあやせ。

「だ、だ、だから……あ、あの時はあの時じゃないですか……お兄さん……」

最後の『お兄さん』の声が小さくなる。――バレバレだっつーの!
簡単に嘘がばれてしまったあやせは、そっぽを向いて口笛を吹き始めた。

  ……ピ〜 ピ〜 ピ〜 ピピッピ〜 ♪

「……でも、お兄さんはわたしに以前、結婚してくれって……言いましたよね」
393 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:46:25.80 ID:6xwiZxR10

再び俺達の間に険悪な空気が流れ始めたとき、沙織が口を開いた。

「まあまあ……皆の者、ここはひとつ、冷静になろうではござらぬか。
 チケットの種類と枚数はもう決まっているのでござるから……
 ここは公正に、くじ引きで……ということで、いかがでござろう」

沙織の言うとおり、全員で同じ星に移住できる可能性はない。
ならばここは、兄妹だとか恋人だとかといった事情はすべて抜きにして、
残酷だがくじ引きで決めるしかないと俺は思った。

「……なあ、仕方ないだろ? 沙織の言うように、ここはくじ引きで決めよう」

俺達はロビーの床に輪になって座り、チケットを裏返してから、真ん中に5枚並べた。
誰が一番初めにくじを引くのか……全員の顔に緊張感が走る。
(俺が一番に引くしかねえな)そう思って手を出し掛けると……。

「京介氏……待って欲しいでござる。
 拙者が言い出しっぺでありますゆえ……拙者が最初に……」

他の4人の目が一斉に沙織に集中する。――くそ! 胃が痛くなってきやがった。
沙織は躊躇することなく5枚のチケットの中から1枚を引いた。

「「「「どこの星!?」」」」

――沙織が引いたのは、金星行きのチケットだった、

彼女は平静を装ってはいたが、やはり動揺した気持ちは隠せず、少し涙目になっていた。

「……ハハハ、拙者は金星に決定したでござる……ハハ」

俺は沙織には悪いとは知りつつ、心の中に安堵感が広がるのを感じざるを得なかった。
残りは4分の1……桐乃か黒猫か、あやせか……さもなくば、俺のうちの誰かが木星行きとなる。
すでに金星行きが決まった沙織は、俺達と顔を合わせているのが辛いのか、立ち上がり……。

「……拙者、金星で必要なものを買って来ますゆえ、しばし中座するでござる」

誰も沙織の顔を見られる者はいなかった。
そりゃそうだよ。もしかしたら金星行きのチケットを引いたのは、自分かも知れないんだから。
黒猫は沙織から目を背け、口元を手で押さえながら呟くように沙織に告げた。

「……沙織。………………耐熱服はこの先の免税店で売っていたわ」
「そうでござるか。かたじけない黒猫氏……拙者のサイズに合う女性物があるといいのでござるが」
394 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:46:57.06 ID:6xwiZxR10

沙織が俺達の場を立ち去った後、残り4枚のチケットを巡って膠着状態が続いた。
そんな状況を打開すべく、俺は桐乃、黒猫そしてあやせと順番に目をやりある提案を口にした。

「なあ、このままじゃ埒が明かねえだろ。……俺が木星へ行くよ。
 だから、おまえらは仲良く火星へ移住しろ……いいな」

俺がそう言って裏返してあるチケットを表にして、木星行きのチケットに手を伸ばすと……。

「ちょっと待ってよ! あんたっ……ううん……あ、兄貴はあたしの兄貴でしょ!
 ……今までわがままばっか言って……ご、ごめんなさい!
 だから、だから……あたしをもう独りぼっちにしないでよっ!」

桐乃が泣きながら俺にすがりついてきた。
今まで俺のことなんか兄貴とも思わず、なにかと言えば酷い態度をとってきた妹が……。
火星と木星に別れてしまっては、いつ再び会えるか分からない。
俺は桐乃の頭に手を置いて優しくなでてやった。――これで最後かもな。

「……先輩、そんなの酷いわ! ……わ、私はどうすればいいの?
 なけなしの勇気を振り絞って私は先輩に告白したのよ……それなのに……」

黒猫の大きな瞳が涙で潤み、顔を両手で覆い嗚咽した。
俺は黒猫の肩をそっと引き寄せ抱きしめてやった。
恥ずかしがり屋で照れ屋の黒猫が、俺に想いを伝えるためにどれほど苦悩したことか、
それを考えると俺は胸が引き裂けそうだった。

実妹の桐乃と恋人の黒猫に泣きつかれて、俺の決断が鈍る。
この二人のどちらか一方とでも離れるなんて、俺にはとても耐えられない。
俺はあやせをそっと見た。
俺の視線に気付いたあやせは、俺が考えていることを察知したのか顔面が引きつる。

「……お兄さん、まさか、とんでもないことを考えていませんか?」

しかし、俺の性格なんてあやせにはお見通しのようだった。
いままで俺があやせにしてきた行状を鑑みれば、とてもあやせに言い出せることではなかった。
そんな俺の思いを知ってか知らずか、あやせは人を小バカにした様にそっぽ向き口笛を吹いた。

  ……ピ〜 ピ〜 ピ〜 ピピッピ〜 ♪
395 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:47:46.85 ID:6xwiZxR10

俺が木星へ一人で行く選択肢は断たれた。
かと言って、こいつらのうち誰か一人を行かせるわけにも行かない。
こりゃ進退きわまったなと考えていると、沙織が免税店から戻ってきた。

「………………京介氏? これはまたどういった状況で?」

俺が沙織にこれまでの経緯を伝えると、彼女も困った様子で……

「うむむむむ……しかし、拙者はすでに金星行きが決まった身。
 ……こればかりは拙者がどうこうできる訳でもありませぬゆえ……うむむむむ」

沙織が困るのも無理はない。
俺が一人で木星へ行くことを、桐乃や黒猫はともかくあやせまで反対しているのに、
そいつらの一人に、おまえが木星へ行けとは沙織でなくとも言えるわけがない。

桐乃と黒猫は相変わらず泣いているし、あやせは人ごとのように口笛を吹いているし、
沙織は沙織で眉間に皺を寄せ、思案に明け暮れている状態ではにっちもさっちもいかない。
そんな時、天井から吊り下げられているスピーカーからアナウンスが入った。


 ――金星行きJAXA201便にご搭乗のお客様にお知らせいたします。
   ……ただいまから搭乗手続きを開始いたします。 Ladies and gentlman…… ――


「京介氏……すみませぬが、拙者の乗るスペースシップの発射が間もなくの様でござる」
「……沙織、申し訳なかったな……発射前だってーのに」

沙織は一人ひとりと別れの握手をすると、免税店で買った耐熱服を入れた布団袋のような
大きな包みを背負って、出国ゲートへと向かった。
ゲートをくぐる際に一度だけ振り返り……

「皆の者……さらばでござる。金星に着いたら、必ずメールいたしますゆえ〜」

そう言うと大きく手を振って、旅立っていった。
396 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:48:27.40 ID:6xwiZxR10

俺たちが搭乗する予定の火星行きと木星行きのスペースシップの発射までは、まだ時間に余裕があった。
もしこのまま決まらず搭乗手続きが始まったら、俺は木星行きのチケットを掴んで走るつもりだ。
俺は桐乃も黒猫も、一人で木星へなんか行かせたくはない。

それにしても、あやせのヤツ――俺が昔、おまえに惚れていたことを逆手に取りやがって。
俺があやせをチョットだけ睨みつけると、あやせは俺の視線を避けるようにして俯いた。
寂しそうな表情を見せる彼女を見て、俺は胸が痛んだ。――おまえだって、一人で行かせやしねえよ。
あやせに目配せすると、彼女は少しはにかんだ笑顔を見せて俺の傍に寄ってきた。

「……あやせも心配すんな。……俺がおまえをボッチになんかするわけねえだろ」

これじゃ搭乗手続きが始まっちまう。何かいいアイデアは……
何気なくロビーに設置されているテレビを見ると、今回の惑星移住計画について政治家が意見を述べていた。
(こういう政治家はずっと地球にいるんだろうな)あれ? 政治家?

「なあ、あやせ……おまえの親父さん、たしか議員だったよな?」

あやせの親父さんが議員をやっていることは知っていた。
いつだったか俺があやせと桐乃のオタク趣味で対峙した時、俺は警察官である親父に協力を求めたことがある。
その時に俺の親父は『新垣議員』て言ったんだ。
市議会議員なのか県議会議員なのかまでは分からねえがな。

「……あやせの親父さんに頼んで、
 この木星行きのチケットを火星行きに代えてもらうわけにはいかねえかな?」

俺がそう言うと、あやせの顔がぱっと明るくなり、携帯を取り出し早速親父さんに連絡した。
あやせの親父さんでダメなら、もうこれ以上方法がねえ。


彼女が電話を切り、携帯のフラップを閉じる。

「お兄さん……まだはっきりと分かりませんが、もしかしたら出来るかもしれないそうです。
 ……ただ、お父さんから、あまり期待しないでくれと……」
「いや、話を聴いてもらえただけでも充分さ。あとは待つしかねえよ」

搭乗時間まであと1時間を切ったところだ。
沙織の乗った金星行きは発射台に据え付けられ、メインブースターが点火されるのを待つだけになっている。
俺は神に祈るような気持ちで時計を見つめていた。――沙織、おまえには感謝してもしきれねえよ。


俺が時計をジッと見つめていると、あやせの携帯が着信音を発した。
俺達の視線があやせの携帯に一斉に集まる。
ゴクリと固唾を飲み込み、携帯の発信ボタンを押すあやせ……。

「……はい、あやせです。……あっ、お父さん! どうだった!?」
397 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:49:07.76 ID:6xwiZxR10

あやせと親父さんの通話は10分以上に及び、
ようやく通話が終わったのは搭乗手続きの5分前だった。
しかし、あやせは不思議そうな顔をしたまま首をかしげて押し黙ったままだ。

「あ、あやせ……親父さんはなんだって? チケットの変更は出来そうなのか?」
「……え、ええ。……変更は出来ることは出来るそうですが……」

あやせの口振りは、奥歯に物が挟まったという表現がぴったりだった。
俺は申し訳ないとは思いながら、あやせに少し、きつく言ってしまった。

「あ、あやせ! もう時間がねえんだ。どうすりゃいいんだ?」
「……あっ! お兄さん、ごめんなさい。……でも落ち着いてください。
 わたしたちの行き先は火星でも木星でもありませんから」

――じゃあどこなんだよ。
沙織と同じ金星か? それとも太陽に一番近い水星なのか? ――人間が住めんのかよ!
まさか、冥王星とか言うんじゃ……到着する前に俺たち全員死んじまうっつーの!

「わ、分かった、あやせ。……きつく言っちまってすまなかった。……で、行き先はどの星だ?」
「……ニューカレドニアだそうです」

「「「………………」」」

「……どこだって? あやせ?」
「ですから、お兄さん……ニューカレドニアです。南太平洋の……」


今世紀の地球上に残された、地上最後の楽園ニューカレドニア。
島を囲む珊瑚礁は世界遺産にも登録されたリゾート地だ。
取り敢えず地球から他の惑星に移住しなくてもよくなった俺たちは、
あやせから話を聞くことにした。

「お父さんの話によると、地球以外の惑星に移住する必要は……絶対ではないそうです。
 地球上にもまだ、いくつか移住先が残っているそうで……」
398 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/01/29(土) 22:49:53.94 ID:6xwiZxR10

あやせから聞いた話を、俺なりに理解するとこういうことだ。
そもそも他の惑星への移住計画は、各国で工業化が極限にまで達し、環境問題を惹き起こしたことが発端だった。

だもんだから、ニューカレドニアを始め世界的なリゾート地など、
もともと工業化が厳しく制限されている地域では、快適な生活に慣れた現代人にはむしろ住み辛く、
逆に人口の減少を招いているそうだ。

「……なるほどな。……たしかに筋は通ってるよ」

俺とあやせの会話を黙って聞いていた黒猫が、ボソッと呟いた。

「……ねえ、先輩? それが事実だとすると……
 いまなら、ニューカレドニアは幾らでも人が移住できるのよね?」
「ああ、たしかに黒猫の言う通りだと思うぜ……」


「「「「沙織!」」」」

ようやく俺たちは、金星に向かって旅立った沙織のことに思い至った。

――ヤッベー……今ならまだ間に合うかも知れねえ。
そう思って俺たちは、発射台の見えるガラス張りの壁へ一斉に駆け寄った。
そこには……すでにメインブースターに点火され、水蒸気の白煙をもうもうと上げながら、
発射台から離れてゆく沙織の乗ったスペースシップがあった。

「………………間に合わなかったか」

金星へ向かって上昇を続ける、沙織の乗ったスペースシップを見上げながら俺は、後悔の念に苛まれた。
あの時、俺が無理をしてでも沙織を引き止めて置けばと……。

「……先輩、あなたのせいじゃないわ。……あの時は仕方のないことだったのよ。
 それに、先輩……沙織には会おうと思えば毎日会えるわ」

黒猫は俺を見つめると『ほら、あれを見て』と言って、沙織の乗ったスペースシップを指差した……
いや、その遥かかなた……朝焼けの空に煌いている一番星、金星を指差していた。

「……そうだな、沙織は一番星になったんだな」
「ええ、天気がよければ夕方にも会えるわ」

俺はこれからも沙織に会える。――それも天気しだいで、一日2回もだぜ!
すでに沙織の乗ったスペースシップが、肉眼では捉えられなくなったところで、
ふと、桐乃やあやせが居ないこと気が付いた。

「……黒猫……桐乃とあやせの姿が見えねえけど……あいつらどこへ行った?」
「……移住先がニューカレドニアと知って、免税店へ水着を買いに行ったわ」



(完)
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:53:23.48 ID:zq9LfXI8o
さ、沙織……
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 22:55:58.82 ID:lTHBfFY0o
ひでえww
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:31:54.12 ID:0SwJ4xjgo
沙織ェ・・・
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:34:53.21 ID:w8xLAQYAO
麻奈実カワイソス…
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:40:15.34 ID:cfwO0ewT0
沙織が不憫すぎるww
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:43:57.71 ID:uTwEl8XIo
ちょ、沙織の扱い自重wwww
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 23:57:22.04 ID:5BHRWPjSo
沙織・・・沙織ぃいいいいいいいいいいいいいい
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:07:05.93 ID:qAuGj4yxo
これは酷いwwwwww
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:08:44.80 ID:tI4TEgu0o
沙織は麻奈美より出てる分酷い目に遭いやすいなwwwwwwww
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:14:57.24 ID:U7gs8ybfo
だが地味子は命の保証さえされてないんだぜ?
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:24:30.25 ID:ckvSYJAc0
沙織氏...

おいしいな
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 00:48:17.28 ID:YWvdVMRjo
ワロタ
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:00:43.50 ID:nxZD0E5jo
むりやりいい話にしようとすんなwwwwwwww
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:02:27.83 ID:YSdSz0tp0
沙織はメインとして扱いにくいんだよな、困った時の沙織という感じになってるし・・・
彼女にも是非幸せになってもらいたい
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:23:20.48 ID:RkGJYJ/Po
おいww
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 03:24:38.30 ID:dLMMpIIe0
>>398

やっぱ沙織はどうしてもハブになっちゃうよな
原作でも存在感うすいし…
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 03:28:58.63 ID:zsC6SoaTo
だがハーレム√を書くときは沙織の存在がまじでありがたい
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 03:31:25.18 ID:IPwGDlDuo
なんだこのクソSS、と思ったけどこういう終わり方はアリだわ
センスあるなぁ
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 03:49:36.11 ID:20Qn6b7C0
ほか作品とクロスしたのを書こうと思い立ったんだけど、ネタばれ的にどうなんだろうか。
PSP版の内容も使うつもりで、2重の意味でなんですけど・・・
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:07:31.27 ID:U7gs8ybfo
事前に注意書きしてくれれば何の問題もない
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:10:32.91 ID:U7gs8ybfo
いや、せめて月が変わるまでまったほうがいいのか?
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 04:18:10.48 ID:20Qn6b7C0
なるほど。書いてる感じでは多分月は変わると思うので大丈夫だと思います。
クロス元については特に問題ないのかな。シュタインズゲートなんだけど。
注意書きで済むなら容赦なく・・・
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 08:01:43.53 ID:CoUrDq/AO
構わないぜ
422 :旧572 [sage]:2011/01/30(日) 16:49:08.61 ID:NDSEQOGAO
こんにちは。
前の続きを書くことにしたけど本スレでは憚られるので別スレ立てました
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296372251/

シリーズ以外の単発ネタを書いたときは、またここを使わせてもらうかと思います。どうかよろしく
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/30(日) 20:50:50.92 ID:QYqnuA0D0
みんな沙織に対して同情してるけど、冷静になって考えてくれ。
”金”星だぞ。バジーナ大尉のMS百式の色の星じゃないかw
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 22:09:16.31 ID:F5O07QADO
>>423
京介「何故地球圏に戻ってきたんだ?」
沙織「京介氏を笑いに来た。そう言えば京介の気は済むのでござろう?」

425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 22:16:16.89 ID:dUCJ3OdCo
桐乃達は地球の重力に魂を引かれた人々って訳だな
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 23:00:20.45 ID:Eosk7u0N0
>>422
別スレ立てたのか
好きな作品だから頑張って欲しい
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/01/30(日) 23:00:27.99 ID:MuYWhffAO
とりあえずカツ死ね
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:55:55.78 ID:naNE2MtL0
ゲームの影響であやせSSが増えるかと期待してたが...

このままじゃあやせ成分がたりない...
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/01/31(月) 02:04:37.47 ID:Kpf+YjJ/0
nice boartされちゃうのか
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 03:33:21.91 ID:63CsN4Ogo
http://sukima.vip2ch.com/up/sukima025431.jpg
http://sukima.vip2ch.com/up/sukima025432.jpg
ならこれでも見てオナってろハゲ
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 03:34:10.24 ID:63CsN4Ogo
誤爆
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 06:10:04.49 ID:naNE2MtL0
闇猫SSでもかまわん!

というかお願いしますOTL
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 08:35:29.64 ID:fb05si0mo
闇猫とは別ベクトルで堕ちてく黒にゃんも面白そうだ
あやせの特権かと思ってたのにいい堕ちキャラになったな
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 10:28:38.83 ID:pOxfUtVao
黒猫はやっぱ可愛いな
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 16:57:58.94 ID:Rw/jhw720
下の画像性的すぎるだろ
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 18:53:33.18 ID:MTVPdIjDO
京介の手の位置がな…。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 20:19:30.94 ID:Ek2ZkW26o
桐乃「おーい、クソメガネ〜」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296370931/

完結したようです
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 21:20:46.64 ID:PkCXCFqx0
俺はむしろ加奈子ネタ増えて欲しい
なんだよあのゲーム
加奈子可愛すぎるだろ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:54:01.34 ID:zTH3/n+H0
エロパロスレでも加奈子成分は少ない
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:57:07.53 ID:rizH3vEAO
>>437
宣伝乙
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/01(火) 02:29:55.54 ID:JEJ3csK50
桐乃の年齢じゃCHもスペシャルでも放送してないから、
桐乃「ねえ、沙織のお姉さんの結婚相手ってどんな人?」
沙織「一言でいえば、(裏)社会一の掃除屋でござるよ。」
桐乃「掃除屋?どんなことやってんの?」
沙織「夜のごみを掃除してるのでござるよ。」
桐乃「よ、夜の//!?」

と、実姉と100トンハンマーを振り回すお方とかけて答えたらこんな感じになるんだろうか?

442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 09:40:05.29 ID:oo8TLmpio
>>438
加奈子ルートはよかったな
どーでもいいからさっさと終わらすか、と思ってプレイしてたのにいつのまにか加奈子に惚れてた
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 10:02:34.50 ID:cBMcaNUbo
加奈子・あやせ√は桐乃のキモオタっぷりが遺憾なく発揮されすぎ
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 13:51:52.55 ID:oo8TLmpio
きりりんはキモヲタモードが一番可愛いよな
萌えすぎて変な笑い出てきた、とかメルル加奈子に萌えまくってる姿とか最高だ
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 13:56:18.69 ID:pVV2Byrq0
ゲーム良作っぽいな
機器もないのにやりたくなってきた
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 15:59:46.48 ID:Ij64Xa1w0
>>445
良作だが、あんまり特定のキャラだけを目当てに買うとコンプがツライので覚悟の上でなww
つかこれボリューム結構あるな、京介じゃないけど3日でフルコンとか俺には無理だww
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 16:20:27.99 ID:pVV2Byrq0
浩平×先輩ルートとかもあるの?
だったら即お兄ちゃんに買ってきてもらうんですけどぉー
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 16:25:24.25 ID:xfwOWFlIO
俺はほとんどのキャラが好きだからあんまり苦じゃなかったけど
特定キャラ目当てでもアルバムのコメントとかがあるから結局コンプしないとならないんだよな

wiki見ながら昨日コンプしたが次は作業ゲーくさい妹めいかぁのコンプか…
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 16:48:03.16 ID:Ij64Xa1w0
>>447
共通BADEND扱いとして、IF赤城ルートが用意されている、とだけ言っておく
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:37:34.50 ID:Qlb2hPnu0
>>447
お兄ちゃんと先輩ルートもあるから安心しなよ!

ただかわいい瀬菜ちゃんがいないのが少し寂しいよ...
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:54:43.70 ID:waoDBgTao
SS読みに来たら、ゲームの壮大なネタバレがあった・・・・・・
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:50:10.17 ID:/CrqOlnGo
SSがネタバレ要素含みならしょうがないが、普通にネタバレしたいだけだからな
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:56:54.38 ID:cp2OLD+ho
うん、SSならネタバレだろうがいいんだけどもゲーム雑談所になってるのよね
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 00:01:28.53 ID:L4vq1OZUo
ただでさえ過疎ってるからなあ
誰かブリジット√を……
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 04:06:55.13 ID:6CvUE2kT0
俺ちょっとは名の知れた読み手だけど...
だれかSS書かないの?
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 08:36:02.48 ID:ADPvXitIO
ゲーム発売付近から書き手がガクッと減ったなぁ
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 10:33:04.81 ID:RSrH791DO
ゲームとのネタかぶりが怖くて当分だせない すまん
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 11:07:46.65 ID:oASUAW6F0
>>457
むしろゲームのネタ下敷きに更に広げるとかどうだろう
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 12:35:22.34 ID:JLUqVRqW0
ゲーム限定版、在庫復活してたな
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 12:49:32.01 ID:oASUAW6F0
>>459
キャラスレじゃコンビニ組のキャンセル分じゃないかって予想がでてたな
まあ何にせよ転売ヤーざまぁで今日はメシがうまいww
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 12:57:04.18 ID:rl9tmEUco
30個強みたいだから早めにポチっとけよー
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 12:59:31.05 ID:rl9tmEUco
と思ったら90個ぐらいだった、スマン
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/02(水) 13:04:44.76 ID:tWWaTpDB0
密林大量に余ってるみたいだなw明日はソフマップの予約キャンセル分も放出だからテレカ付を買えるな
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 13:12:07.13 ID:XnU4y/KIO
>>460
予想じゃなくてまさにその通り
俺にも予備で予約してた分のキャンセルメールがきてた。
メールが配信された直後にサイト見れば在庫ありになってる。
この仕組みを知らずに発売日に売ってないから転売屋から買うやつは損してる
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 13:16:23.79 ID:rl9tmEUco
とか行ってるうちにもう在庫切れたっぽい
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 13:44:48.29 ID:fNO2wMEKo
スレチ
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 14:36:56.92 ID:mRdTnFG5o
馬鹿にスレチとか言っても通じません
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/03(木) 01:29:55.97 ID:pWrwlc540
バレンタインのチョコレートをおでんの具の巾着の中に入れて京介に食わせるなら、キャラ的に誰だ?
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 01:38:39.37 ID:ZExZ4i10o
>>468
きりりんだな
そして味見はしてない
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 02:41:25.58 ID:anfKh9Z/o
ここなんのスレだったっけ
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 02:52:06.58 ID:ZExZ4i10o
別スレで進行してるからこっちは雑談でもいんじゃね?
けいおん総合とかそんな感じ
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 03:42:17.80 ID:9T/DYw4DO
なにいっちゃってんのこいつ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 03:52:38.35 ID:gd0xzADAO
>>472
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 05:31:01.69 ID:hvjgUEGyo
別に落ちないから、無理に雑談しなくてもいいのにな
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 11:58:37.28 ID:EzV3gxQ+o
というか雑談自由だろ元々
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:03:43.39 ID:CUCinMHTo
テンプレにも一応雑談自由って書いてあるしいいと思う
でも雑談があろうがなかろうがどっち道このまま書き手が来なければここも廃れていくな
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:20:04.02 ID:Qr1m5DQno
廃れるとか大袈裟な
ゲーム出たから一時的に過疎ってるだけだろ
ネタバレ嫌だから俺妹関連スレから離れてるって人もいるだろうし
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 12:55:47.37 ID:wAEJYg+IO
別スレってどこのこと?
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 13:01:43.38 ID:ZgqtM6SDO
書き手が俺妹に飽きちゃっただけなんじゃないの
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 13:18:05.43 ID:MNNk6BCW0
書き手が長編SSのために専用スレ立てて、そっちが賑わってこっち過疎った状態
まぁ、長編と短編の棲み分けができていいんじゃないかな
ただあまり過疎ると新規の人が投下しにくくなるけど…てかもうなってるのかな

桐乃「デレノート……?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295702504
俺の妹が身長180cmなわけはない
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294927055
京介「俺の妹のツレが可愛くない。いじめる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294935415
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 13:39:57.51 ID:gd0xzADAO
長編も面白いけど、5レスぐらいで終わる短編も好きなんだよなぁ
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 13:46:23.40 ID:mIUk/ux9o
>>480
別スレのほうがいいと言われて立てた572氏忘れてるぞ
【俺の妹】高坂京介は落ち着かない
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296372251/
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 13:54:15.77 ID:YoC4EjSBo
ネタもらえたら何か書くかも
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 14:23:20.34 ID:MNNk6BCW0
>>482
スマンカッタ。「俺の」とカッコで検索したんだけどな

>>483
京介の受験の合否発表
気にしてない素振りを見せつつ気になってしょうがない桐乃…とかどうだ
最後はデレで
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 15:20:53.06 ID:gd0xzADAO
時期柄バレンタインネタでひとつ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 15:33:23.69 ID:UIfGwydDO
まずは節分だろ
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/03(木) 15:42:05.38 ID:pWrwlc540
水あめで豆をブロック状にしたら結構痛いぞ
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 15:50:32.53 ID:EzV3gxQ+o
桐野のお豆?
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 16:18:42.78 ID:6tJTLwGKo
>>484書いてくる

バレンタイン?ははは、それはもう去年やっただろ。今年は中止だ
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 17:54:46.09 ID:wLt6B/pZo
「ふっ、そんな豆ごときでこの私を滅することが出来るものかしら…?」
とかブツブツいいながら妹猫に豆ぶつけさせてあげる黒にゃんを思い浮かべた
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 17:59:54.46 ID:gd0xzADAO
桐乃「お兄ィは外〜〜!」ベシベシ
492 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:00:37.76 ID:6tJTLwGKo
>>484書けたから投下してく。もうちょっと時間かけたかったが断念
493 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:01:20.54 ID:6tJTLwGKo
「いよいよ明日だね〜、きょうちゃん」
「そうだな。まあ、やれることはやったし、もうどうにでもなれって感じだな」
「もう、きょうちゃんってば。ちゃんと受かってくれないと困るんだけどなあ」

今俺は、麻奈実との勉強会を終え図書館から帰宅する最中だ。
本命の大学の入試は既に終わったとはいえ、これからもまだいくつかの滑り止めを受けることになっている。
そのため、今も勉強会は継続して開催されている。

「じゃあ、またな」
「うん。ばいばい、きょうちゃん」

いつもの丁字路で麻奈実と別れ、足早に帰宅する。
帰宅してからも夕食までは少し勉強するつもりだ。一生が決まりかねない大事な時期だからな。俺だってこれくらいはやるさ。

そして夕食時、

「京介、発表明日でしょ? 直接見に行くの?」
「ああ。そうするつもり」

俺志望する大学はありがたいことに自宅からはそんなに遠くない。
まあ、家から近いからってのもそこを選んだ理由の一つだから当然ではあるのだが。

「田村さんと行くんでしょ? 落ちてても電話ちょうだいね」
「ぐ……なんでわざわざネガティブな方に持っていくんだよ」
「今さら気を遣っても結果は変わらないんだからいいじゃない」

……確かにそうだけどよ。つくづく長男に対しての扱いが悪い家だ。もし受験したのが桐乃なら決してこうはならないだろう。
ちなみに桐乃も一応受験生ではあるのだが、進学するのはどこぞの進学校というわけではない。
進学するのは俺が通っていた高校であり、こいつの能力からすれば受かって当然で、落ちることなんて天地がひっくり返ってもありえない。
そんなわけで、我が家で落ちる落ちない等の語句は禁句にすらならないのだった。

「……ごちそうさま」
「あら、もういいの? 半分も食べてないじゃない」
「いい。お腹いっぱい」

そう言うと桐乃は、部屋に戻ってしまった。
どうしたんだ、いったい。

「あの子最近元気ないのよね。京介、あんた何か心当たりない?」
「ねーよ」

でも、最近あいつの様子がおかしいのは俺も気になってたんだ。
落ち着きがないというか、やたらとそわそわしてるしさ。
てっきり新作ゲームが届くのが遅れているとかその程度だと思ってたんだが……飯を残すほどとなると、これはちょっと無視できない。
494 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:01:55.20 ID:6tJTLwGKo
「ごちそうさま」

何か悩み事があるなら兄貴である俺が聞いてやらなくちゃな。



桐乃の部屋のドアをコンコンと二回ノックする。

「桐乃、俺だ。ちょっと話があるんだけど」

しばらくすると、勢いよくドアが開く。突然の不意打ちに対応できず、顔面に直撃してしまう。

「ぐぇあ!」

いてえええ!
くそっ……最近こんなことなかったからすっかり忘れてたわ! 懐かしいな、ちくしょう!!

「ちっ……話ってなに?」
「お、おまえが最近元気ないというか落ち着きないみたいだからさ……ちょっと気になってよ。悩み事でもあるのか? 人生相談、あるんなら乗るぜ?」

痛む鼻をさすりながら、できるだけ優しく言ってやったつもりだったのだが、桐乃は突然怒り出してしまう。

「はあ!? 誰のせいだと思ってんの!?」
「お、俺のせいなの!?」

い、いったいどういうこと? 最近は受験勉強で忙しくて、こいつとはあんまり話してないし、心当たりが全くないんだけど?

「ど、どういうことだ? 俺何かしたか?」
「うっさい。今日はもう寝るから、邪魔しないで」

桐乃はそういってドアを閉めようとしてしまう。
だが、俺は素早くドアを抑えそれを阻止。
こうなったら絶対におまえの悩みを聞き出してやるぜ。俺が原因と聞いて放っておけるか!

「おとなしく悩みを打ち明けろおお!」
「悩みなんてないって言ってるでしょ!」
「おまえさっき俺のせいだって言ったじゃねえか!」
「うっさいうっさい! あんたは自分の心配だけしてればいいの!」
「えっ?」

その言葉を聞いたとたん、つい手から力が抜けてしまう。
バタン! ガチャリ。
その隙を突かれ、ドアを閉められたあげく、鍵までかけられた。
どうやらこれ以上の追及は不可能なようだ。
495 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:02:25.80 ID:6tJTLwGKo
だけど、桐乃が最後に言ったあの言葉。
素直になれない妹が、明日合格発表である俺を気遣ったものであることは間違いなかった。そして、確実に桐乃に悩み事が存在するということにも繋がる。
俺の心配だけしてればいい、とはつまるところ私のことは後回しでいいということだ。

「喜んでいいのか悪いのか……」

まったく、素直じゃねえな!

「ごめんな、明日改めて聞いてやるから」

とっくにベッドでふて寝しているだろう妹に向かってそう呟いた。



――翌日

「ひゃっはあああ!」

掲示板に自分の受験番号を見つけ、狂喜する俺。

「よかったね〜、きょうちゃん」

麻奈実も涙ぐんで祝福してくれている。ちなみにこいつもしっかり受かっている。
少し危なかった俺とは違い、余裕を持っての合格だ。

携帯を取り出し、自宅へと電話をかける。ワンコールもしないうちに電話がつながった。

「あ、おふくろ? 俺、受かってたわ」
『ほんとに!? 間違いないの!? 見間違えてない!?』
「間違えてねえよ。ちゃんと受かってた」
『そう……よかった。あ、そうだ。…………桐乃ー!京介受かったって!……マジデ!?ヒャッハアアア!!』

遠くから聞こえる奇声はきっと桐乃の声だ。
あいつ喜んでくれたんだな。自分も悩みを抱えてるってのによ。
その後、お袋と一言二言会話を交わして電話を切る。

「きょうちゃん、これからうちでお祝いするんだけどどうかな?」
「悪い。俺は今すぐ家に帰ってやらないといけないことがあるんだ」
「そっか……がんばってねお兄ちゃん」
「おう!」

どうやら麻奈実はなにもかもお見通しであるようだ。
麻奈実に言われちゃ仕方ない。精々頑張って桐乃の悩みとやらを解決してきてやるぜ。


496 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:02:57.47 ID:6tJTLwGKo
「ただいま!」

最寄駅から走って自宅に戻る。玄関には桐乃の靴があったので多分部屋にいるはずだ。
二回まで駆け上がった俺は桐乃の部屋のドアを力強く開け――

ガッ

開かない。ご丁寧に鍵をかけてやがる。
く……せっかくかっこつけようってのにこれじゃあ台無しじゃねえか。

「ちょ、桐乃! あけろって!」
「うっさいなあ。なに?」

ドアを開け、半眼で俺を睨む桐乃。

「なにって……いや、その……」

い、言えねえ! 合格発表から直帰でおまえの悩みを聞きにきたなんて、そんな恥ずかしいことが言えるわけがねえ!
だけど、麻奈実にはああ言われちまったし……こいつがいつまでも元気がないのも見ててもやもやするし……。あくまでも仕方なくだからな!

「い、いや……昨日、おまえが自分のことだけ心配してろって言ったろ? だから…………その、俺の心配事はもう終わったから、今度はおまえのをだな」
「ぷぷっ」

桐乃はとっさに口を抑えるが、それでも抑えきれないといったように笑いをこぼす。

「あんた……息まで切らしちゃって、そんなに妹のことが心配だったわけ? あ〜キモいキモい」

ぐ……心配してやった兄に対してなんという言い草。

「あ、言っとくけど別に悩み事なんてないから」
「は? だっておまえ、昨日とかろくに飯も食ってなかったじゃねえか。それでなくても最近そわそわしててたりさ」
「そんなことどうだっていいでしょ。 と、とにかく、もう大丈夫なの!」

腕を組み、少し照れたように顔を背ける桐乃。そこに昨日までの桐乃の表情の暗さなど微塵もない。
あれ? なんだ、いつもの桐乃じゃないか。悩みはどこに行ったの?

「あんたさ、受験も終わって暇になったでしょ? だから……暇つぶしにシスカリで対戦してあげる」

うん。やっぱりいつもの桐乃だ。結局、俺の気合は空回りだったわけだ。
ま、それでも悪い気はしない。こいつが元気なら、それでいいさ。

「仕方ねえな。付き合ってやるよ」
「はあ? 何寝ぼけてんの? あたしがあんたにつきあってあげるんでしょ?」
「ははは、そうだな。……ありがとよ桐乃」



おわり
497 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/03(木) 18:04:14.78 ID:6tJTLwGKo
もっと山場とかいいオチがあればよかったんだけど、俺にはこれが限界でした。
また書きに来るよ
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:20:12.08 ID:u7E5ez4uo
乙なんだよ
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:24:42.77 ID:gd0xzADAO
鈍感京介とツンデレ桐乃
これぞ王道。読み心地のよいSSだった
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:30:55.38 ID:T8ud9rFX0
これぞ俺妹って感じがするな
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 18:41:05.41 ID:wLt6B/pZo

王道過ぎて逆に新しく感じる不思議www
意外と無い様な気がするから感謝
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 20:27:51.17 ID:T0jA9vUX0
乙!今日は2本も見れるとは思わかったよ!
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 20:56:24.82 ID:aZj8y/G/o
2本もあったっけ
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 21:28:35.07 ID:TeNr33fL0
俺妹っぽい良作です!GJ!
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:24:05.80 ID:05Gt8dv40
俺は王道が好きだよ
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/04(金) 00:05:49.49 ID:LnjWlCUD0
むしろ受験に落ちて、スト○キングするために父親の圧力で裏口入学するあやっせたんを
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 03:31:49.85 ID:VQqp9hOso
ストッキングでするために…
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 12:32:28.27 ID:ds+NUqzgo
ストリーキングするために…

ストリーキング…全裸で街を走り回ること
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 12:49:10.01 ID:dtTQkQmAO
スト4キング……ウメハラ
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 14:42:04.70 ID:jM4GQ+MDO
>>509
くそwwwこんなのでwww

511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:00:41.77 ID:9L78Scnio
リアと瀬菜のSS少ない
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/04(金) 21:18:50.60 ID:p73Hlf10o
誰かブリジット√を……
513 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:48:05.86 ID:EilZ0dGD0
すまん、要望もないのに……禁断の麻奈実√を書いてみた。
麻奈実かわいいよ、麻奈実は悪くないよ……なんてな。
きれいにまとめようとしたら、余計に分かりづらくなった。
23時55分頃 投下予定(5レス)。
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:49:57.13 ID:iOee0pLZo
>>513
要望はありますぞー
しつこいアンチが居るだけなので気にせずGO
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:52:36.58 ID:KyraH5uio
粘着してるのがしつこいだけで需要が無いわけじゃないんだぜ
期待
516 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:55:14.26 ID:EilZ0dGD0

『麻奈実と松虫草』



その日、俺は幼馴染の麻奈実といつもの場所でいつものように、受験勉強に勤しんでいたんだ。
高校入学以来ずっと続いている、麻奈実と二人だけの図書館での勉強会。
勉強会といっても、成績優秀な麻奈実がいつも先生役で、出来の悪い俺が生徒役だけどな。
それでも、俺はなんとしてでも麻奈実と同じ大学に行きたいんだ。

「なあ、麻奈実……ここの和訳はどうすりゃいいんだ?」
「……きょうちゃん……今更こんな慣用句で躓いてたら、困るんだけどな〜」

普段天然の入ってる麻奈実のくせに、勉強のこととなると手厳しい。
しかし、大学での4年間を麻奈実と一緒に過ごせると思えば、これしきのこと苦でもねえよ。
なぜなら彼女は俺にとって唯一の、心安らぐ安息の地なんだからな。

「なあ、麻奈実……今日の勉強会が終わったら、ちょっと寄り道してってもいいか」
「……きょうちゃんがそう言うなら、わたしは全然構わないよ〜」

俺には、今日こそはと心に秘めた決意があった。
ガキの頃からずっと俺の傍にいてくれた麻奈実に、今日こそ俺の素直な気持ちを伝えるんだ。
麻奈実が俺のことを好いてくれていることは、なんとなく分かっていた。
でも、俺は鈍感で優柔不断で……麻奈実の気持ちを素直に受け止めてやることが出来なかったんだ。

「帰りに……中央公園へ寄って行きたいんだ。……そこでおまえに話したいことがある」
「………………きょうちゃん? ……わたしに話って……な〜に?」

そんな不安そうな顔をしないでくれよ。なにも別れ話をしようってわけじゃねえんだから。
俺と麻奈実のこれからのこと……将来のことを話そうってんだから。

「……麻奈実……なんでおまえは泣きそうな顔してんだよ。
 俺がおまえに話したいってのは、おまえとのこれからのことだ。
 ……つまりは……俺とおまえとの将来のことっつーか………………言わせんな恥ずかしい!」

勉強以外の時には天然の入った麻奈実でも、俺がここまで言えばどういう手の話か察しが付いたらしい。
麻奈実のヤツ、顔を真っ赤にして俯いたまま口をパクパクさせてやんの。

「……きょ、きょきょきょきょうちゃん……。
 きょ、今日はもう勉強会はやめて……こ、こここ公園に……行こっか?」

慌てふためく麻奈実に噴き出しそうになるのを、俺は必死で堪えて、二枚目を気取って言ってやったんだ。

「おまえがそれでいいと言うのなら、俺はまったく構わねえよ」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:55:37.45 ID:z3+Dz0VGo
なぜわざわざ奴らを呼ぶような言い方をする
518 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:55:51.11 ID:EilZ0dGD0

俺たちは机に広げていた参考書だの問題集だのをカバンに仕舞うと、そのまま図書館を後にした。
公園への道すがら、俺と麻奈実との会話は、自然と俺たちの幼い日の想い出ばなしになったんだ。

「保育園のときは……きょうちゃんって、すっごくわたしに意地悪だったよね〜」
「……そうか? 俺は昔っから、おまえには優しかったと思うがな」

そう言いながら俺は、麻奈実の後頭部に軽くチョップを入れてやった。

「ふぇぇぇえええええ〜 きょうちゃんは今でも意地悪だった〜」
「……なんか言ったか? 麻奈実」

俺と麻奈実とは保育園のときからの付き合いだから、既に十年以上になる。
お互い家が近くだったことや、同い年のヤツがまわりにいなかったこともあって、
俺たちはすぐに仲良しになったんだ。
俺や麻奈実が生まれる前から、お袋同士が顔見知りだったことも大きいと思うけどな。

「……そういや麻奈実は、何かっつーと泣いてたよな」
「もう、きょうちゃんたら〜。それはきょうちゃんのせいでしょ〜
 ……でも、桐乃ちゃんが入園して来てからは、わたしもあんまり泣かなくなったもん」

俺たちが5歳の年長組のとき、2歳になった妹の桐乃が入園してきた。
あの当時の桐乃はとても素直な性格で、今のように麻奈実のことを地味子なんて呼ぶわけもなく、
実の姉のように慕っていた。

「……桐乃は俺にとって実の妹だが、おまえにとっても妹になるヤツだからな」
「そうだね〜。桐乃ちゃんとは小さい頃よく遊んだしね〜
 ……わたしも桐乃ちゃんは妹みたいに思ってるよ〜……ね、お兄ちゃん。えへへ」

さらっとかわされちまったよ。
俺と結婚すれば、桐乃は将来おまえの義妹になるって意味で、遠回しに言ったのに。
やっぱ、麻奈実みたいに恋だの愛だのに疎いヤツには、もう少しストレートに言ったほうがいいんだろうな。

「……なあ、麻奈実。……俺たちが無事、大学に受かったら……そしたら、一緒に暮らさねえか?」
「………………?」

麻奈実は俺の言った言葉の意味が分からなかったのか、首をかしげてキョトンとしていたが、
やがて顔を真っ赤にして口をパクパクさせた後、ようやく麻奈実の口から言葉が出てきた。

「……きょ、きょきょきょきょうちゃん……? そ、それってもしかして……ぷ、ぷろぽーず……?」
「ば、ばかっ……違げーよ! ………………でもな、俺もそろそろ潮時かなって、なっ」
519 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:56:37.54 ID:EilZ0dGD0

公園に着いた俺たちは、公園事務所の脇にある自販機で飲物を買ってベンチに腰を下ろした。
麻奈実はいつもの緑茶のペットボトルを買い、俺はいつもの缶コーヒーを買って……。
いつものことなら、麻奈実とは他愛もない話をするところだが、今日の俺はいつもと違う。

「学生のバイトなんて多寡が知れてっけどさあ、おまえと二人なら俺、頑張れる気がすんだよ」
「……わたし……きょうちゃんと一緒に暮らせるなら、お風呂なんかなくってもいいよっ」

そりゃ親父の世代か、下手したら麻奈実のじいちゃんの世代だっつーの。
そういや、いつだったか俺の親父が、テレビでやってたフォーク特集を見ながら泣いてたっけ。

「ば〜か、おまえはいつの時代の人間なんだよ。
 ちゃんと風呂もトイレもある部屋見つけっから……でも、6畳一間かも知んねえけどな」

実際問題として、学生の分際で同棲なんて世間から見れば非常識かもしれない。
でも、俺はいつでも麻奈実と一緒に居たいんだよ。

「……わたしも頑張ってバイトするから……
 お料理だってきょうちゃんの好きなもの、もっともっと憶えるね〜」

灯台下暗しってのは、まさに麻奈実のことだと思ったね。
麻奈実は料理は得意だし、掃除もテキパキとこなすしな。
俺のお袋なんて、何かといやーカレーばっかり作りやがって……
麻奈実の十分の一でもいいから、レパートリーを増やしやがれってーの。

「……でも、わたし心配だな〜。
 きょうちゃんて地味なくせに……なんか昔っから、かわいい女の子にもてるんだよね〜」
「俺が地味なのは今に始まったことじゃねーがな。
 ……つうか、俺はそんなかわいい子なんかに、もててなんかいねえじゃねえか」

麻奈実は後ろ手に持ったカバンをパタンパタンさせながら、ちょっと拗ねたように唇を尖らせた。

「だって、ほら……あやせちゃんと〜きょうちゃん、すっごく仲いいでしょ〜
 ……夏休みの前だって……黒猫さんともよく一緒に帰ってたし……」

たしかにあやせも黒猫も、美人でかわいくて……その上、俺の好きな黒髪ロングだしな。
俺が以前あやせに惚れていたことは事実だ。
桐乃と同い年だっつーのに、清楚で淑やかで、こんな女の子が俺の彼女だったら……
なんて考えたこともあったさ――でも、性格がアレなもんでな。
520 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:57:21.18 ID:EilZ0dGD0

「まあ、あやせはともかくとして……黒猫はかわいい後輩だからな。
 ……多少仲良くしても、麻奈実が心配するほど変じゃねえだろ?」
「………………そうだよね〜。かわいい後輩さんなんだもんね〜」

俺が黒猫と仲がいいことを否定しないもんだから、麻奈実は本当に拗ねちまったようだった。
でも、俺にとって黒猫は特別なんだ。なんて言ったらいいのか、分かんねえけど……とにかく特別なんだよ。
あいつを見てると、放って置けないって言うのか、俺が護ってやらなきゃみたいな……。
――なんなんだろうな、この気持ちは。

「……ねえ、きょうちゃんは知ってるかな〜。
 ひまわりの花言葉は『あこがれ』とか『崇拝』なんだよ〜。……それから朝顔は『愛情』……だったかな」

緑茶のペットボトルを両手に挟んで弄びながら、麻奈実は公園に咲いている向日葵を見つめて、
俺に花言葉について唐突に話し始めた。

「突然どうした麻奈実……おまえがそんな女の子らし………………すまん……花言葉なんて……」
「もう〜、きょうちゃんたら……ぷんぷん。……実はね、おばあちゃんに教えてもらったんだ〜。
 ……昔の人は、自分の気持ちが素直に言えないときとか、その花に色々な言葉を託して贈ったんだって〜」

麻奈実のばあちゃんが花言葉ねえ……
まあ、あの人は見るからに上品そうだし、分かるっちゃ分かるけど……。
でも、贈られる相手があのじいちゃんじゃあ、いくらなんでも花が可哀想過ぎるだろ。
俺は麻奈実のじいちゃんが、ばあちゃんから花を贈られるところを想像して悶絶したよ。

「……わたしは……きょうちゃんに花を贈るとしたら……アザレアを贈りたいかな〜」
「そのアザレアの花言葉って……なんなんだ?」

麻奈実は顔を真っ赤にして俯くだけで、決して俺に教えようとはしなかった。
でもさあ、麻奈実の言いたいことはなんとなく想像がついたから……俺も無理には聞かなかったけど。

「でもね、花言葉って、同じ花なのに全く反対の意味がある場合もあるから、憶えるのが大変なんだよ〜」

麻奈実のように自分の気持ちを、好きな相手に伝えられない女の子はたくさんいるんだろうな。
別に男の俺には、女の子が好きな花言葉には興味はなかったんだけど、
麻奈実があまりにも、ばあちゃんから教わったという花言葉をあれこれ俺に話すもんだから……。

「じゃあ、ほら、おまえの後ろに咲いてる……この小さな花は?」

俺たちが座っているベンチのすぐ後ろの植え込みに、その花はあった。
麻奈実は『え? どれ?』と言って、後ろを振り向いた。
521 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/04(金) 23:58:13.10 ID:EilZ0dGD0

「……う〜ん……この花はたぶん、松虫草っていう花だと思うけど……花言葉は……なんだったかな〜……」

麻奈実が松虫草と呼んだその花は、薄紫色の小さな花弁で、風が吹くとゆらゆらと揺れて、
今にも折れそうなほど茎が細かったんだけど、かわいくて綺麗な花だった。

「でも、かわいくてとっても綺麗な花だから、きっといい花言葉だと思うよ〜」
「……だろうな。可愛いところはおまえと同じだよ」
「ふえぇぇぇぇえええ……きょ、きょうのきょうちゃん……なんだか変……」

麻奈実よ……なんとでも言うがいいさ。今日から俺は生まれ変わるんだ。
そうだよ、これからはどんな誘惑に負けそうになっても……麻奈実、俺はおまえ一筋と心に誓ったんだから。

「今日は勉強会を早めに切り上げちまったから、あとは家でやっとくわ」
「……じゃあ、きょうちゃん……しっかり頑張ってね」

俺と麻奈実は公園を出て、麻奈実の家へ向かった。
勉強会のあとは、いつも俺が彼女を家まで送るのが習慣だったから。
俺が夢中になって麻奈実との将来について語っているうちに、いつの間にか麻奈実の家に着いちまった。

「麻奈実……今日俺が話したこと、真剣に考えてくれ。……じゃあな、マイハニー」
「……う、うん……わ、わたしの答えは、も、もう決まってるから……
 じゃ、じゃあ、きょうちゃん……今度の勉強会は……水曜日だね。……今日は、ありがとう」

……もう決まってるから……か、その言葉だけで俺には充分さ。
あとはこのまま、二人そろって無事大学に合格すれば……。
俺は麻奈実との新生活を想像して有頂天になっていた。

「麻奈実……おまえが俺に贈りたいって言ってた、アザレアの花言葉……家に帰ったら調べてみっから」
「……わたしも、きょうちゃんが、わたしみたいだって言ってくれた松虫草の花言葉、すぐに調べてみるね〜」

いつものように、麻奈実の家の前で別れてから一週間後、
俺は黒猫から校舎裏に呼び出されて、彼女から告白されるとは……そのときは、知る由もなかった。



(完)

参考資料:『花言葉事典』

   http://www.hanakotoba.name/

522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:34:19.78 ID:w+bndigPo

ちょっと麻奈実√やってくる
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:47:46.63 ID:fL/sHgeSO
まさに泥棒猫…
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:49:35.55 ID:6m2evm9bo
お前の話は聞いてないんだよウンコマン
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:50:28.34 ID:6m2evm9bo
誤爆
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:07:04.03 ID:0nVZhmlAO
乙、麻奈美可愛いすぎる
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:17:13.53 ID:NE2Khh5DO

次はブリジット√頼んだぞ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 02:23:38.67 ID:DGPVUAH/0
松虫草の花言葉考えると・・・
これは黒猫ルートなのか?ww
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 02:28:33.45 ID:V4U1CFtgo
>>528
参考のサイトのだと、二行目の二つならイメージピッタリではあるんだよね。
一行目は切なすぎるww
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 03:25:45.40 ID:kh0DVI+l0
佳乃のひと乙!

せっかくの麻奈実ルートを最後で潰すとか...沙織の時といい
メガネっ娘になにかうらみでもと思ってしまうわ...OTL
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 03:28:54.43 ID:213Mws0No
麻奈実可愛いよ麻奈実
粘着荒らしは気にしないで投下増えてくれ
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 09:32:23.00 ID:NE2Khh5DO
なんか粘着荒らし粘着荒らし言ってる奴のほうが粘着的に見える
現状現われてもいないのに一体何と戦っているのやら
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 10:34:44.66 ID:Jb3CzGIbo
限度を弁えない荒らし注意報は荒らしとおんなじ
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 11:15:19.63 ID:KJvtoFcIO
彼にしか見えない敵と戦ってんだろ、そっとしといてやれ
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/05(土) 15:52:03.50 ID:K8mWlG0DO
地味子とか原作では空気なのに何と戦ってるんだろうね
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 16:13:55.37 ID:Wk5qXPwAO
お前らもいい加減しつこいわ
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:10:08.57 ID:8jDe/Sm0o
黒猫いぢめるSSキボンヌ
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:48:46.43 ID:xGw2NK6zo
>>535
ぐるぐる眼鏡に謝れ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:56:59.97 ID:zEuUQYHAO
こんな不毛な争いが起こるのもラブリーマイエンジェルあやせたんが可愛すぎるせいかもな
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:27:21.76 ID:YV9dFMpDO
>>539それだ
可愛すぎて頭おかしくなるからなww
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:35:24.54 ID:jTnrfBXg0
俺妹のSSってこことエロパロ位しかないのかな?
上でみた個別のSSは追っかけているけど...
あやせ成分が足りないよぅ...
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 11:38:06.90 ID:nOL6gmYVo
Pixivの小説コーナーにもそれなりに投稿されてるよ
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 11:55:26.25 ID:pw/IIj120
あとTINAMIにも多少は投稿されているな
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 13:39:21.95 ID:/d2+HAaaP
pixivは腐ってる
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 13:44:55.18 ID:Y4LqhQnVo
pixivは俺の弟が(rySSの宝庫
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 14:21:36.09 ID:JGfOsNav0
ssだけじゃない
画像も注意が必要
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 15:44:01.05 ID:vRgcApbDO
pixivはわたらいの為に存在してるようなもんだ
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 15:51:07.03 ID:6MPbvWmEo
わたらいのあやせは神
いやこれほんと
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 16:42:00.52 ID:jTnrfBXg0
あやせスキーの書き込みで、わたらいの登場率の多さは異常い多い
彼の者が神なのか...
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 20:51:35.47 ID:SLWobkaM0
『桐乃「そんな優しくしないで どんな顔すればいいの」』ってのがまとめwikiにあったからこっち見に来たんだけど
このスレには投下されてないのか?
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:55:16.24 ID:hGtjJlaAO
>>550
それはVIPの方に投下されたやつだよ
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:56:54.88 ID:bkhl3ES9o
>>550
vipにあったやつ
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:54:43.13 ID:jTnrfBXg0
今回のはじぶんで建ててないみたいだからタイトルに繋がりないけど
どうやら俺妹8?の人みたいだったな
文の書き方も特徴的だけど沸いてくるアンチも相変わらずの書き込み方のがきてたな...
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:43:09.59 ID:mLtGdIHl0
部屋の配置的に京介は桐乃の部屋の前は桐乃の部屋に行く時以外絶対通らないとか、
アンチ的には噛み付きやすいミス大量だからなぁ……
そこそこ上手く書く書き手だけにそういう細かいところは勿体無いね、この人
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:56:46.57 ID:ZsQbePDFo
ニコニコで全話無料放送するんだね
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:47:00.33 ID:ZJFzeFxEo
アニメ見てないとその辺のイメージつかみにくいししょうがないんでは
見てるか見てないかは知らんが
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:53:02.12 ID:JppOgPX3o
長編で綺麗に終わらせられたものって無い気がするな
別スレでやってる180cmの人には期待してる
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 15:27:43.84 ID:HFlVx78AO
エロパロの方も投下ペース落ちてるな
俺妹自体が下火なのだろうか
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:56:59.30 ID:q8vvmgur0
それにしてもこの過疎り方はすごいなww
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 19:00:06.74 ID:GMVSh1AXo
ゲームのせいじゃなかったようだな
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:02:21.51 ID:WBZzlOVho
アニメ配信版までの辛抱だ…!
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:06:16.69 ID:HFlVx78AO
小説8巻も起爆剤になるはず!

7巻から結構経ったけどいつ頃なんだろう…
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:39:50.15 ID:SEUQOJmAO
短編のみって何気にハードル高いな
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:41:09.24 ID:GUQ8kswDO
SS考えても使い回しのオチしか思いつかなくて書き出すのをためらう
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:59:57.35 ID:sWdwV2sho
久しぶりに北が長編や短編連作は別スレにしたら書き手皆いなくなったのか
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:24:42.94 ID:nEJ1CK4AO
>>565
◆Neko氏が週一で奮闘してるよ。
◆5yGS氏も数日前に書いてるし、
今スレで新しい書き手のひとも来てる。

皆いなくなったはない、大丈夫。
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 04:26:53.73 ID:MX7PAuRvo
まとめwikiずっとつながらないんだが落ちてんのかな
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 04:30:03.18 ID:Bj8x44Fu0
自治厨の沸いたスレは廃れるという典型例だな
総合スレが廃れたら新規参入が激減して
板全体で流行らなくなって個別スレも立たなくなるのがオチ。
「俺の作品投下邪魔するな」厨どもは自分が何やらかしたのか理解しているのかな?してないんだろうな。ヤレヤレ
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 04:38:06.75 ID:7g/NHJTIO
へえ、それで
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:00:45.72 ID:/oZ4q22AO
居ない居ない過疎過疎と頻繁に見るのは残念なんで、書いてみた。
リクが続いてるブリジット、偽彼氏ネタバレ後で。
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:02:48.77 ID:/oZ4q22AO
その日、俺は一本の電話で呼び出された。
今日はこれといって予定もなく、また電話の主が意外な人物だったので何の用かと興味もあった。

指定の店に入り客席を見渡すと、待ち合わせ相手は難なく見つかる。
あざやかなブロンドの彼女は窓際の席で俺の来たのとは逆側を見やり、いかにも待ちかねた様子だ。

「よう、ブリジット。お待たせ」
「あ、お兄さんこんにちは。ちょっと遅刻ですよ〜」

「悪いな。お詫びにここの払いはもつよ」
「ええっ、いいです。そういうつもりで言ったわけじゃ…」
「こんなときは年上が会計するもんだ。お兄さんの顔を立てときなさい」
「そういうものですか? なら、甘えちゃおうかな。ご馳走になります」

前にも思ったがブリジットの日本語は流暢かつ丁寧なものだ。
あの強面の親御さんの教育の賜なのかね。
そんなことを考えつつ彼女の向かいに腰を下ろし、注文を済ませる。

「それで、早速だが相談ってのは何なんだい?」
「はい、えーと…相談というか、お願いというか…」

お願いとやらを言い淀む様子がまた可愛いらしく、大抵のことは引き受けようって気にもなる。
桐乃が鼻息荒くするのもわかる気がするぜ。

572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:03:24.57 ID:/oZ4q22AO
「今日一日お時間いただけますかっ。わたしと、その…つきあってくださぃ…」

尻すぼみな台詞に少女の羞恥が見て取れ、面映ゆい。
俺ってロリコンか?

「デートのお誘いとは光栄だ、喜んで付き合うよ。あ、でも加奈子に睨まれちまわないかな」
「かなかなちゃんは、わたしがお兄さんとデ、デートしたところで冷やかしてくるぐらいですよ。それに…」
「それに?」
「かなかなちゃんのことは大好きですけど、女の子同士じゃ恋人の楽しみとか試せないですし」

なるほどね。加奈子も男気のあるやつではあるが、女子のはしくれ。
恋に憧れるブリジットのお相手にはやはり役者不足というものか。

「そういうわけで、急でご迷惑でしょうけど、いいですか……?」
「さっき言ったろ。全然構わない、遠慮しないでいいよ」
「やったぁ。ありがとうございます」

さて、一日彼氏を引き受けたものの、そういった経験が乏しい俺にブリジットを満足させられるだろうか。
だが期待のオーラを発散する彼女を前に迷い顔も見せられん。
ここはひとつ腹をくくってやろうでないの。

573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:03:55.41 ID:/oZ4q22AO
俺の狭い見識では、デートの定番と言うと、映画とか、それなりの場所での食事とかだが。
今日の今日で場当たり的に決められるもんじゃあるまい。
幸いブリジットもそこは理解を示してくれたから、気ままに街を流してみることに。

まずはメイトに行ってメルル関連のグッズを物色したり、カラオケに寄ってアニソンを歌い込んだりした。
はしゃぐブリジットは楽しんでくれてる様子だが、これだけじゃあんまりデートって雰囲気でもなし。

そこでいつか今回と似た状況で桐乃と行った喫茶店をチョイス、カップル御用達のメニューを頼んでみる。

「こういうのって、いざとなると照れちゃいますね〜」

頬を染めるブリジット。なけなしの勇気を振り絞った甲斐があったぜ。
口の端についたパフェのクリームを拭ってやるというお約束のシーンもあったり。
軽くテンパったブリジットに、思わず吹き出してしまい、拗ねられてしまう。
これはこれで眼福だな。

その後ペリエの通りで偶々見かけたファンシーショップに寄る。
いかにも女子ウケしそうな小物やアクセの類いは正直よくわからなかったが、
目を輝かせてどれそれがカワイイと俺を引っ張り回す彼女に、ここへ来て正解だったようだ。

574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:04:31.16 ID:/oZ4q22AO
「気に入ったのがあれば買ったげようか、いくつもは厳しいけどな」
「ホントですか! あ、でもでも、今日は何から何までお兄さんに出してもらいっ放しだし悪いです」
「なぁに、ここのは割と庶民的な値段だし」
「そんな甘やかしてばかりだと、わたし舞い上がっちゃいますよ」

とは言いつつ、ソワソワとした風を隠しきれてない。
しょうがない、少し後押ししてやろう。

「初デートの記念に贈るよ、受け取ってくれるな?」
「うぅ…………はぃ。」

ブリジットはストラップをひとつ選び、
こんなんでいいのかと拍子抜けした俺をよそに包装されたそれをさも大切そうに受け取った。


「えへへ…何から何までありがとうございます、お兄さん」

買い物を済ませ、名残惜しいがそろそろお開きにと、駅へ向かう。

「あーあ、今日だけでいくつも夢が叶っちゃった…。ホントに夢なんじゃないかな、覚めないで!って感じです」
「そう言ってもらえると照れ臭いな。どうだ、お試しデートは及第点だったかい」
「もちろん、大満足です。けどちょっと心残りが…」
「うん? 是非聞かせてくれ」
「えっと、わたしばかり良くしてもらってフェアじゃないと思いました。わたしもお兄さんを彼女として…は無理かもですけど、ちゃんと楽しませてあげたいです。ついては次のチャンスを下さいっっ」

言い切った。俺だって充分楽しめたから、別にフェアじゃないとか気にしないでいいんだが

「ご指名なら願ってもない。また今度、期待してる」
「はい!」

それまでに彼女さん作ったりしちゃ駄目ですよと言い残すブリジットを改札で見送る。
やれやれ、こいつはマジで加奈子や桐乃に睨まれることになりそうだ。
そんな心配を頭のすみに起きながら、この次に思い馳せる俺だった。
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:11:29.61 ID:/oZ4q22AO
おわり。

相変わらず緩急に欠ける話でゴメンだけど。
ほぼ即興だったんで大目に見てくだちぃ
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 05:15:07.12 ID:PKfdWrXto
乙です。

atwikiはいま43鯖と44鯖が落ちてる
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 08:57:57.08 ID:JWsg3GIX0
ブリジットちゃんのランドセルたべたい
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 09:07:56.53 ID:mmUQ6MLKo
乙。
ブリジットくぁいい
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 10:50:52.68 ID:7Q1ENU6AO
乙!
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 12:08:02.08 ID:Chux66RC0
狂おしく乙
朝の投下は通勤電車で読めるのでありがたいww
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 13:06:56.37 ID:7Q1ENU6AO
よく見たら携帯での投下か
やりおるわい
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:14:46.17 ID:UjElAjlro
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:31:18.62 ID:z3RYLabU0
京介と黒猫の純愛ものが読みたい
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:25:17.81 ID:db+KTCPb0
>>575
即興でも十分素晴らしいから次はじっくり書いてもらえる時を楽しみにしてる
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:57:52.75 ID:3l0Mt3l+o
>>575
乙です!
むしろ桐乃に見せびらかしたい
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 11:08:46.18 ID:7kD8Ug0AO
アルファルファにあるバレンタインのポスター?のあやせがヤバイ可愛さだ
携帯なんでアドレス貼れないが…
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 11:17:00.79 ID:kGxMj29Go
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper1794.jpg
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 11:29:37.97 ID:7kD8Ug0AO
それだッ
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 11:57:36.71 ID:VQDPfuJM0
あやせセンター位置かよw
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 13:04:02.80 ID:75DSHDxDO
遠近感の問題もあるだろうが、黒猫がやけに小柄に見えるな
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 15:58:32.94 ID:hfNbcuaIO
もう小さいイメージがついちゃったからか遠近法使ってわかりにくくしてる公式絵が多くなってる気がする
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 16:25:22.27 ID:vBjuw04yo
センターは折り目で見切れるからな
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 17:00:50.05 ID:RR6NTpQDO
アニメしか見てない奴に桐乃は165cmで黒猫は160cmだっつったら驚かれる
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 17:52:51.77 ID:89a9nBVr0
>>593俺の脳内では桐乃160p、黒猫150pだから無問題
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 19:23:34.59 ID:plty9Vbn0
黒猫は原作・アニメともに160cmという数字が出てはいるのだが、
BD2巻の設定資料中(あの凶悪なやつw)には
「アニメでは身長が少し縮んだ」とあるな。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 19:30:51.68 ID:7kD8Ug0AO
沙織は縮めて貰えなかったのか…
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 19:56:39.69 ID:xBpTDBv2P
あの高身長には需要がある
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/09(水) 22:52:12.74 ID:hPBoUJkA0
>>597
一部に……な…。
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:07:53.55 ID:75DSHDxDO
しかし沙織は180cmに加え藤原紀香並みのスタイルという
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:15:26.32 ID:9X2HnLw+0
そんな体でぴちぴちジーパンにシャツインなんてエロすぎな後ろ姿だと思うんですが
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:54:50.40 ID:wuvBcb6AO
でもファッションはアレっすからね
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:23:08.64 ID:cb4ntT07o
せめて京介と同じぐらいの身長に留めておくべきだった
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:46:19.91 ID:Vw0eWZVTo
http://live.nicovideo.jp/watch/lv39045084

2011/02/12(土) 19:50から一挙放送
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:09:54.47 ID:0GluinFs0
>>575

決してロリコンではないけどブリジットが大好きなので期待
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 20:48:46.31 ID:3XdfzXHco
もっとブリジット√が見たいので自分で書いた
21時から投下してくよ
606 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/10(木) 21:00:42.56 ID:3XdfzXHco
ブリジット・エヴァンス。
流れるようなブロンドヘアーに、碧い透き通るような瞳、そして類まれなる美貌を持った彼女は、今、その美しい顔を夕日に照らされながら俺の腿を枕にしてうたたねをしていた。

「どうしてこうなった」



午前11時。ピンポーン、とインターホンが鳴った。
親父は仕事。お袋はお隣の奥さんと連れだってどこかへ出かけた。妹様は朝からいつものメンバーで秋葉へと繰り出して行った。
そんなわけで、俺は珍しく平和な休日を過ごすチャンスを得、のほほんしようとしていたわけなのだが、俺の平穏はいつだって唐突に崩れ去る。

「はいはい、今出ますよ」

リビングにあるソファから重い腰を上げ、サンダルをひっかけ玄関扉を開ける。
そこには見知った顔が立っていた。

「ち〜す。桐乃いる?」

出会いがしらから適当なあいさつをくれやがったこのちんちくりんは来栖加奈子。桐乃の表の友人である。

「だ、駄目だよ、かなかなちゃん。ちゃんと挨拶しないと……こ、こんにちは」

こちらの礼儀正しいお嬢さんはブリジット・エヴァンス。金髪碧眼の有名なコスプレイヤー。縁あって、今はあやせや加奈子と同じ事務所に所属している。
ちなみに加奈子の方が年上ではあるが、ブリジットの方が背も高いししっかりしているので、加奈子の方が年下に見える。
こいつは年下に素行の悪さを注意されて恥ずかしくねーのか。

「桐乃ならいねーよ」

加奈子の質問に答えてやると、加奈子はがっくりと項垂れた。

「まじかよ〜。せっかくブリジットの世話頼もうと思ったのによ〜。桐乃、なんだかこいつのこと気に入ってるみたいだったし」

以前の偽装デートの時のこと。ブリジットを半泣きにした加奈子に対して桐乃はマジギレしていた。
こいつは、その辺りから桐乃がブリジットを気に入ってると判断したのだろう。
事実、桐乃はブリジットの大ファンなわけだから、こいつの判断は間違っていない。

と、ここでふと思い返す。そういえばこいつらには俺のことを桐乃の彼氏だと紹介したんだったな。
加奈子はどうせ忘れているだろうけど、ブリジットはどうかわからない。
面倒なことにならないうちに引っ込むのが吉だ。
607 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/10(木) 21:02:35.66 ID:3XdfzXHco
「そういうわけだから、じゃあな」

そう言って玄関扉を閉めようとすると、加奈子は突然扉の隙間に足を滑り込ませた。

「おっと、逃がさね〜ぞぉ。桐乃がいないなら兄貴でいーや」

扉の隙間からは加奈子のにやにやとしている顔が見えた。

「お、おい。まさか俺にブリジットと遊んでろっていうんじゃあるまいな」
「そのまさかだよ。加奈子ってぇ〜、今日はナンパされるのに忙しいのぉ。人助けだと思ってさぁ〜」

……なんという下らない理由。
猫なで声で俺に頼み込む加奈子。しかし、こいつの本性を知っている俺にとってはただただ気持ち悪い。

「あのなぁ、俺は平和な休日を満喫してるんだ。それに、ブリジットだっておまえと遊びたいんじゃないのか?」

もっともな言い訳で加奈子が諦めるのを待つ。
こいつは意外に優しい奴なのでブリジットが嫌がるようなことはしないはずだ。だから、この説得方法で大丈夫だと思ったのだ。
しかし、

「わ、私は……お兄さんがいいならお兄さんと遊びたいです」

俺の説得は意外な所から失敗した。
ちょ、ちょっと何言ってるのこの子!?

「ほらほら、ブリジットもこう言ってるしよ。じゃあ後頼むわ」

そう言うと加奈子はさっと踵を返し走り出した。追いかけようと玄関を飛び出すと、加奈子は意外にも少し離れたところで立ち止まっていて、そしていきなり大声で叫んだ。

「ブリジットに手だしたらぶっ殺すかんな、このロリコン!」
「大声でなんてこと叫びやがる!」

加奈子は言うだけ言ってそのまま逃走してしまう。
まったく、ご近所さんに聞かれてたらどうするつもりだ。
唯一の救いは隣の奥さんはお袋と出掛けているはずなので不在であるということか。
この状況で他に選択肢はない。俺は取り残されたブリジットに声をかけた。

「よかったら寄ってってくれ」

少し申し訳なさそうに頷いたブリジットのために、俺は玄関扉を開けてやった。
608 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/10(木) 21:04:15.61 ID:3XdfzXHco
「あの……一つ質問があるんですけど」

ブリジットにお茶とお茶請けを用意してやり、二人揃ってソファでお茶を飲んでいると、ブリジットがそう切り出した。
ちなみに、ブリジットに出したのは日本茶で、お茶請けは田村家から頂いた和菓子だ。
外国人であるブリジットなら紅茶よりもこういうのの方が喜ぶと思ったのだが、正解だったようだ。
ブリジットは目を丸くして、ふわぁ、とか、おぉ、とか感嘆の声をあげていた。
そんなブリジットが思った以上にかわいかったので、俺の気も大きくなっていたらしい。

「なんだ? なんでも聞いてくれ」

いいところをみせてやろうとしたわけではないが、ちょっと恰好をつけたい気分だった。

「お兄さんって、桐乃さんの彼氏さんじゃなかったんですか?」

ビシッ。全身に筋肉がこわばる音が聞こえたようだった。
おおう、この子はやっぱり覚えてたのか。そりゃそうか、加奈子を判断基準として用いる方が愚かだった。

「……加奈子には言わないでくれよ?」

この子なら信頼できる。なんとなくそう思った俺はそうなった経緯を話すことにした。
マネージャーやってたことは内緒にしておいたけどね。



「ふわぁ、お兄さんって妹さんが大好きなんですね!」
「ぐ……い、いやそれはだな……」

瞳を輝かせてにこにこと笑うブリジットを前にしては、中々はっきりと否定しにくい。
なんだか、子供の夢を壊すようで罪悪感を感じてしまう。

「いいなぁ。恋人もいいけどお兄ちゃんもいいなぁ」

一人で納得して、挙句そんなことを言い出すブリジット。
少し前まではませた子供だと思っていたのだが、単純に仲がいい男女というものに憧れているだけなのかもしれない。

「あ、あのっ!」

そんなことを考えていると、ブリジットから声がかかった。

「ん? なんだ?」

しかし、ブリジットは手を体の前で交差させ、うつむきがちになってもじもじとしている。
少し間が開いて、意を決したように俺を見たブリジットは少し顔が赤くなっていた。
その歳に似合わぬ表情に思わずどきりとさせられてしまう。

「お、お兄ちゃんって呼んでもいいですか?」

全身からがっくりと力が抜ける。俺は一瞬何を期待したのか。これじゃあロリコンと言われても仕方ねえな。

「……おう。好きによんでくれ」

リアといいこいつといい、どうやら俺は外国の妹には懐かれる傾向があるようだ。
実妹の方は俺のことをどう思ってるのかわかったもんじゃないけどな。
609 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/10(木) 21:06:12.90 ID:3XdfzXHco
結局、その後はメルルのアニメを見て過ごした。桐乃にメールで貸してくれと頼んだのだ。
いきなり何? と訝しがられたが適当にごまかしておいた。ブリジット二人で見る、なんて言ったらあいつはきっと怒り出すだろう。

5話前後見たところで、はしゃぎすぎて疲れたのかブリジットがこくりこくりと舟をこぎだした。
横になるか? と尋ねたところ、そのまま俺の腿を枕にして眠り始めてしまった。
そして、俺はこのまま動くこともできず冒頭の状況に繋がるわけだ。

「どうしたもんかね」

これからの行動に頭を悩ませていると、ガチャリと玄関扉が開く音がした。
やばい! 即座にそう思ったが、もう後の祭りである。
リビングのドアを開けた桐乃はそのままのポーズで固まり、一言も発しない。

「ふあ」

タイミングを見計らったかのようにブリジット目を覚ました。

「おはよう、お兄ちゃん」



この後、当然のように俺は桐乃にこっぴどく怒られた。やれロリコンだの、やれ変態だの、どうして教えてくんないのとかな。
ちくしょう、なんという理不尽。教えなかったのは確かに俺が悪い気もしなくはないが。

付け加えておくと、加奈子にもこっぴどく怒られた。ただ、桐乃の兄貴として怒られたわけではない。
あやせのお願いでまたマネージャーの真似事をすることになったときのことだ。
それはブリジットが発した何気ない一言が原因だった。

「じゃあ頑張れよ、二人とも」
「うんっ。頑張るね、お兄ちゃんっ!」

どうやらブリジットにはあっという間にばれてしまったようだ。黒猫にも一瞬で見破られたし、俺の変装ってそんなに変わり映えしないみたいだな。
手をふりながらステージへと駆けていくブリジットを苦笑しつつ見送った。
俺の背後では、加奈子が今まさに修羅と化そうとしているのに気付かずに。



おわり
610 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/02/10(木) 21:06:40.41 ID:3XdfzXHco
ブリジットくぁいい。また書きに来るよ
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:41:12.44 ID:1IcnF5Cro
やべーな、かわいい
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:59:04.24 ID:z93y8PsAO
>>610
乙。
妹志願かぁ…アリだなー

>>604
続きは考えてないのよね。ごめんちゃい。
でもこの流れなら他の人も乗ってくれるかもだし、そっちに期待を。
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:07:09.81 ID:Skys+tAeo
おもいらもっと2828させてくれ。
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:21:17.82 ID:olTYudCG0
足りねぇ……!
もっともっとブリジットたんぷりーずッッッ!!
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/11(金) 01:14:47.39 ID:UvKL92H10
>>610
かなかなちゃん、どこの新聞社の勧誘だよw
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 12:44:42.44 ID:isMv765AO
アニメではかなりの棒だったよねブリジット
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 12:54:25.76 ID:CmyE6MP/o
素人でももっと頑張れるだろってぐらい酷かったけどあれは仕様だと信じてる
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:01:38.45 ID:Q9ssocjOo
最初聞いた時はほんとに外人があててるのかと思った
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:31:22.43 ID:rJgiD6Rko
ブリジットの声優って洋画とかの吹き替えやってるプロでしょ?
棒読み指示を上手いことやってくれてるんだと思うけど
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:39:44.22 ID:6wrtjCWDO
洋画の声優は確かにやってるみたいだけどちょっとだけでてくる脇役程度じゃなかったっけ
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:45:41.12 ID:LGX5110DO
沙織が妹のやつってどこでやってたっけ?
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 13:47:21.40 ID:A6LHSPVpo
>>621
>>480
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 14:27:57.83 ID:KtB921nto
英語訛りの日本語≠日本語棒読み
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 16:14:33.85 ID:XdHsMWa0o
誰かあやせ√を……
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/11(金) 18:50:10.46 ID:d33/zF2V0
>>610
乙、女の子に膝枕されるのもいいがするのも悪くない
次も期待してます
626 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:30:29.77 ID:NchqhgwL0

黒猫以外はなんとなく書くのが苦手で……
代わりと言っては何だが、『心』の温まる鬱展開を書いてみた。

※黒猫視点で鬱展開
午前1時45分 投下(5レス)。
627 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:45:06.69 ID:NchqhgwL0

『解呪』



――午前0時35分、そろそろ最初の休憩場所のようね。
私はカーテンの隙間から僅かに漏れてくる月明かりに、時計をかざす。
高速バスは本線から左へと分岐すると、東名高速の富士川サービスエリアに停車した。

「いいえ、私は特に……」

隣りのシートの女性客がトイレはどうしますかと、私に声を掛けてくれたのだけれど、
私はそんな気分でもなかったし、丁重にお断りしたわ。
これまでのことを頭の中で整理したかったし、このバスが着いてからのことも考えなければならない。

ボストンバッグとコートを手に持って、私は家を飛び出したの。
何もかもが信じられなかったし、信じたくもなかった。
すべてが夢の中の出来事であって欲しかった。
でも、今こうして私が福井行きの高速バスに乗っていることは、認めなければならない事実。
それにしても、沙織にはひと言だけでも謝っておきたかった。
私のせいで沙織のコミュニティを壊してしまって、御免なさい――

「私のことはお構いなく………………そうですか、では遠慮なく……」

なんてお節介な乗客なのかしら……
さっきはトイレに誘い、今度は蜜柑なんて差し出してきて……ウザイわね。
寝た振りでもしてかわすしかないようね。
私は窓のカーテンに頭を持たれ掛けて目を瞑り、きのう一日の出来事を思い返した。

「先輩……明後日、映画に行く約束……急にキャンセルするなんて、どうかしたのかしら?」
「……いや、すまない……ちょっと都合が悪くなっちまってな、本当に申し訳ない」

私が先輩と付き合うようになってから、すでに半年が過ぎていた。
去年の夏休みの終わりに、私から校舎裏に呼び出して告白したのよね。

『私と付き合ってください』

いま想い出しても、よくあんな勇気が私にあったものだと思うわ。
先輩には一旦は保留されたのだけれど、数日後に付き合ってもいいとの返事をもらったの。
あれから私と先輩は恋人同士になった。
いろいろな所へ二人で出掛けたし、たくさん想い出も作ったわ。
628 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:45:42.28 ID:NchqhgwL0

私は台所へ立ってコーヒーをいれてから、リンゴと果物ナイフをお盆に載せて居間へ戻った。
きのうは上の妹が下の妹を保育園へ迎えに行ってくれたから、家には先輩と私だけだったの。
先輩が平日の、それも夕方近くになって私の家に来るなんて、初めてではなかったかしら。
私はリンゴの皮を剥きながら、心の奥にさざなみが立つのを感じたわ。

「黒猫……申し訳ない。……何も聞かずに、俺と別れてくれないか」
「……先輩? どういうことかしら? 何も聞かずに別れてくれなんて……」

先輩はただ申し訳なさそうな顔をするだけ、理由を言おうとはしないけれど、私には分かるわ。
最近私に対して急に素っ気なくなったし、あの女が私を見下すような態度を取るようになったから。
多分あなたたちが、越えてはならない兄妹の一線を越えてしまったのでは、とね……。
絶対にあの女が先輩を誘惑したのに決まっているわ。

「……先輩、それよりもせっかく皮を剥いたのだから、食べてもらえるかしら」

あの夏の日に、先輩にかけた私の呪いが、あの女によって解かれてしまったようね。
果物ナイフを持った右手に、無意識に力が入るのを感じたわ。
でも、一度は私を本気で愛してくれた男を傷つけるなんて、私には出来ない。
もしかしたら、私が先輩に泣いて縋ったら、先輩はまた私の元へ帰って来てくれるのかしら……。
それはないわね。私にはあの女の嘲笑う声が聞こえて来るようだったわ。

「どうかしら、そのリンゴ……お母さんの田舎から送って来てくれたの」
「……あ、ああ……なかなか旨いよ。……それよりも、さっきの話なんだが……」

先輩は私と目を合わさないように、リンゴを見つめながらそう言ったわ。
はっきりと言ったらいいじゃない。『俺はおまえよりも、妹を選んだんだよ』ってね。
もし、先輩にそれが言えるだけの勇気があるならば……。

「先輩……それ以上何も言わなくてもいいわ。そのリンゴを食べたら、帰って頂戴。
 ……私は先輩に、もう二度と会うことも電話もしないわ……」

私がそう言うと、先輩は明らかに安堵したようだったわ。
それにしても赦せない。この私のプライドをズタズタにしたあの女だけは、絶対に赦さない。
私は自分でも気付くほどの作り笑いを浮かべながら、先輩がリンゴを食べる様子を見ていたの。
心に『復讐』という二文字が浮かんだのは、多分その時かしら。
629 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:46:30.18 ID:NchqhgwL0

私はすぐに、それを実行に移すことに決めたの。
もうあの家には戻れない。妹たちの面倒は……お母さん、本当に御免なさい。
私はボストンバッグとコートを手にすると、永年住み慣れた部屋を見回してから玄関を出たの。
振り返ってはいけないと、何度も自分の心に言い聞かせながら。


私は取り敢えず駅へ向かうことにしたの。
駅に着くと、旅行会社の観光ポスターが目に入ったわ。
こんな季節はずれに行く人がいるのかしら? そう思ったのだけれど、すぐに考えを改めたわ。

「……すみません……まだ、空席はありますか?」

案の定、季節はずれにそこを訪れる人は少ないと見えて、すぐにチケットは取れたわ。
私が行く先に選んだのは、福井県にある、日本海に面した断崖絶壁の景勝で有名な観光地。
景色のよさだけではなくて、いろいろな意味で有名な所だけど。

「東京駅八重洲南口を22時10分、出発……ですね」

旅行会社のカウンターで高速バスのチケットを受け取ってから、私は東京駅へ向かった。
以前、テレビか何かで見た『逃亡者』という映画を思い出したわ。
私以外のすべての人間が私を捕まえようとしている、そんな錯覚すら覚えた。
それにしても、私が先輩と付き合うことはあの女だって了承したはずなのに……。

「……私、あなたのお兄さんに……自分の気持ちを伝えようと思うの」

あの女は夏コミの打ち上げを台無しにした挙句、その翌日には偽の彼氏を家に呼ぶなんて、
どこまでこの私を愚弄すれば気が済むというのよ。
あの日は夜になってから電話を掛けてきて、一応謝罪の言葉を口にするから私も受け容れたわ。
でも、私はもう誰にも遠慮はしないと決めていたから、あの女に言ってやったのよ。

「私、明日になったら先輩に告白するつもりよ」

私がそう言ったらあの女、絶句していた様だったけれど、仕方がないわよね。
妹のくせに実の兄に恋愛感情を持つほうがどうかしているのよ。
あの時はあの女も渋々了承したはずなのに、諦めていなかったのね。
今回の災難は、私をここまで追い詰めたあの女のせいよ。――私は決して間違ってなんかいないわ。
バスの適度に効いた暖房と心地よい振動、そして疲れのせいか、私は眠気を覚えた。
630 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:47:12.39 ID:NchqhgwL0

「なあ、冬コミの時は、またみんなで一緒にやろうな」
「先輩はまた、漆黒のコスプレでもやるつもりかしら?」
「ああ、夏コミの時は俺たち二人だけだったろ。
 だから今度は、桐乃と沙織にもコスプレさせてさあ、グラビア撮ろうぜ」

乗客の一人がカーテンを開ける音で、私は目が覚めた。――冬コミ、行けなくなってしまったわね。
時計を確認して、私はカーテンの隙間からそっと窓の外を見たの。
外は雪が降っていて、道行く人たちは誰しも俯き加減に背を丸めて歩いていたわ。
福井駅東口には6時30分の到着予定だったから、私はバスを降りる支度を終えると、
隣りの乗客に一応お礼を言っておいたの。

「……蜜柑……ありがとうございました。……私はここで降りますので」

バスが駅に着くと、そこから更にローカル線に乗り換えて、三国港駅まで行くことにしたの。
時刻表を見ると、次の電車が来るまでには30近く待たなくてはならなかったわ。
私はベンチに腰掛けると、ボストンバッグを膝の上に置いて、
いつ降り止むともいえない雪を眺めていたの。


私が乗ったのは一両編成の電車で、乗客も数えるほどだったわ。
途中には無人駅も多くて、数人の乗客が降りるだけで乗り込んでくる人はいなかった。
初めて来た場所だけれど、車窓を流れる景色には何の感慨も湧かなかったわ。
一時間もすると終点の三国港駅に着いて、その先はタクシーで目的地まで。

「……いいえ、旅行ではなくて………………実家があるんです」

タクシーの運転手さんは、私を旅行者とでも思ったのね。
でも、こんな時期に女の一人旅と思われるのもいやだから、適当にごまかしたわ。
このまま目的地まで行こうと思ったけれど、少し手前で降りて、あとは歩いて行った方がよさそうね。

「……すみません。……その先の……お店の前で降ろして下さい……」

――随分と遠い所まで来てしまったわ。
私は駅に置いてあった観光マップを頼りに、タクシーを降りてから目的地まで歩くことにしたの。
これが先輩との本当の旅行だったら、どんなによかったかしら。
きっとあの先輩のことだから、恥ずかしがって私の肩を抱き寄せたりはしないわよね。
でも、こんなに雪が降っているのだから、それくらいはしてくれたかしら。
631 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 01:47:51.93 ID:NchqhgwL0

タクシーを降りてから、雪の中を30分近くも歩いて、ようやく目的地に着いた。
無人の駐車場は一面の雪景色、土産物屋は固く閉ざされたままだった。
足跡ひとつない雪の上を歩きながら、私は私に問いかける――後悔していない?
振り返ると私の足跡だけ。きっとこの足跡も、いずれ時が経てば雪が消し去ってくれる。
崖の先端に向かって歩いて行くと柵があって、立入禁止の立て札があったけれど、
私は無視して柵をくぐり抜けたの。
有名な観光地とはいっても、流石に真冬の季節に人は来ないわね。

あの夏の日に先輩にかけた呪を、上書きすることはもう私には出来ない。
だけれど、あの女が先輩にかけた呪を解呪することは出来るわ。
私は先輩の悲しむ顔よりも、あの女が先輩を失って一生嘆き悲しむ方を選んだのよ。
でも、それを眺めることは出来ない。……それだけが唯一の心残りかしら。

――先輩、やっと着いたわ。
私はボストンバッグに入れたビニール袋から先輩の心臓を取り出して、
それを両手で包み込むようにして胸に抱いたの。

「……先輩……こんなに冷たくなってしまって……私が、いま温めてあげるわ」

みぞれ交じりの湿った雪が、強い風とともに私の頬を容赦なく打つ。
崖の上から下を覗くと、波が岩に砕け散ってとても綺麗だったわ。

「先輩、そろそろ逝きましょうね」

私は先輩を胸に抱いたまま、崖から一歩足を踏み出した――



(完)
632 : ◆Neko./AmS6 [sage saga]:2011/02/12(土) 02:06:04.93 ID:NchqhgwL0

訂正: >>630 12行目

   × 次の電車が来るまでには30近く待たなくては……
   ○ 次の電車が来るまでには30分近く待たなくては……
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:14:18.24 ID:gCaOYLTKo

京介も桐乃も屑すぎる
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/12(土) 02:18:50.77 ID:wnDVJkMP0
>>632
東尋坊?
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:22:33.59 ID:GnVY8Vnd0
>>632
福井といったら東尋坊・羽二重餅・水羊羹だな
ちなみに夏はまだしも冬の東尋坊はホントヤバイ、精神的に辛い時は行くない方がいいですぞ
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 02:44:30.50 ID:NchqhgwL0
やっぱ、場所分かりましたか。
とってもいい所ですよ。

ところで、黒猫かませ説が多い昨今、妄想SSだけでも黒猫√に固執してやる。
沙織は金星に飛ばしたし、麻奈実は花言葉でダメージを与えたし、
次はあやせか? でも、あやせは……いいかな。


637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 05:15:34.90 ID:xzB9wjaDO
あやせは別枠ですよねー
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 06:18:08.81 ID:5IU09eRy0
>>632乙っ...>>636おい...おい!
この黒猫も扱いが可哀想だろ〜OTL
ただ、あやせは...あやせだけは何卒幸あらんことを
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 12:31:25.95 ID:vp2Y5yCJ0
>>632
黒猫ェ……
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 12:46:45.50 ID:397Y2Vl50
あやせにダメージ与えるとヤン化して周囲にも被害が及びそうだww
貫手で京介を刺したり
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 15:33:46.63 ID:uL9ElPIUo
これぞBADENDて感じだな
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 16:03:55.22 ID:wTl2EP9Fo
よし桐乃にダメージを与えよう
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 16:33:06.46 ID:wzUFdL4h0
なんだか……スレの勢いが……増してきたんじゃないか?!
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 17:02:18.91 ID:sWV6Ze5ho
それほどでもない
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 17:33:53.48 ID:gEnZECtCo
vipにはこんなスレ立ってるぞ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296980215/
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:23:15.73 ID:5YbphYHPo
こういうのもたまにいいな
特に黒猫には似合いすぎてヤバい……
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:34:54.32 ID:PfORApnSO
あやせたん、黒猫様、ブリジットちゃんのバレンタインSSがないと
暗黒の月曜日に俺たちの中から死人が出る気がしてならない

648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:21:46.56 ID:2tKPpHsAO
>>647
とりあえず考えてみる。あやせとブリジット
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 01:26:32.99 ID:rOXOnfgzo
あやせとブリジットだと?
なんという俺得。期待してる
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:35:18.30 ID:NmhvFPmAo
なにその異色のコンビ
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 01:40:19.62 ID:G6tTZMEl0
待ってるぞ!
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 02:06:55.86 ID:2CdaqpyY0
おら、ワクワクしてきたぞ!
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 08:02:14.50 ID:gqB+ILLDO
あやせとブリジットと聞いて。
京介からすれば二人とも妹の友達の友達だよな。包囲網ヤベェ、流石です。
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 08:05:24.66 ID:gqB+ILLDO
間違えた。なんでかなかなを支点にしたし…
あやせは普通に妹の友達やん。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 09:29:19.58 ID:2tKPpHsAO
やべー、あやせとブリジット短いの2個って意味だったんだが… 事務所同じだし、出来ないことはない…か…?
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 09:46:29.27 ID:SZyxhQaAO
どちらとも取れる言い方するからww
狭まる期待の包囲網wwww
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 15:10:21.38 ID:X2UNSSAFo
2本立てならそれはそれで嬉しいんだぜ
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:18:51.47 ID:F1uY6TLGo
別視点から別ストーリーで進んでいって、終盤で一本に合流すると
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:20:04.43 ID:G6tTZMEl0
どんどんハードル上げてくなww
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:51:49.84 ID:iKRb1xhAO
それを短くまとめんのは難しそうだなwwwwwwww
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 15:53:37.56 ID:QxsIPvrj0
それ、どんなイントレランス?
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:35:05.32 ID:2tKPpHsAO
俺にはそんな高度なこと出来ません、とりあえずあやせ(と桐乃)編できたんで投下します。 携帯からで読みにくかったらごめん。あと遅いかも
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:37:17.66 ID:2tKPpHsAO
あやせ「こんにちは、お兄さん。」

京介「おう、あやせ待たせたな」

俺は今 いつもの公園にいる。いつもどうりあやせからお呼び出しがかかったからだ。いつもならただの人生相談だろうが今日は違う(と思う) 何故なら今日は2月14日、俗に言うバレンタインだ。バレンタインに女の子から呼び出しなんてお前、告白以外にありえないだろ。

あやせ「何ニヤニヤしてるですかお兄さん…気持ち悪いです」

京介「いやー、これからあやせに告白されるかと思うと自然と笑みが」

あやせ「な、何が告白ですか!変態!」

京介「えっ?違うの?」

あやせ「違います!今日はバレンタインなので今まで桐乃のことで相談にのってもらったお礼をしようと思って」

京介「そんな照れなくても大丈夫だあやせ、俺の答えはもう決まってる」

あやせ「感謝の気持ちが薄れて来ました…もう帰ろうかな」

京介「すまん。俺が悪かった。今までバレンタインなんて麻奈美位しかくれなかったから舞上がっちゃって」

あやせ「はぁ…では、どうぞ」

京介「あ、ありがとな…って」

あやせが手に持っていたチョコはなんと…

京介「チ○ルチョコじゃねーか!!」

664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:39:56.42 ID:2tKPpHsAO
あやせ「安くて種類も豊富で美味しいですよ。お好きなをお一つどうぞ」

京介「しかも一個だけかよ!」

酷くない!?俺への感謝ってその程度なの!?確かに事あるごとにセクハラしたりしてるけど

あやせ「まあ、冗談はさておき、お兄さん度々ありがとうございました。コレは感謝の気持ちです」

そう言うと、あやせは可愛らしくラッピングされた箱を差し出した

京介「ああ、ありがとうあやせ。またいつでも頼ってくれよ」


京介「ところであやせ、このチョコに毒とか入ってないよな…?」

あやせ「…ウフフ、お兄さんたら、そんなこと…有るわけないじゃないですか…」

あやせさん…?目が笑ってないですよ?

あやせ「そんなことよりお兄さん、早速お願いなんですが、コレを桐乃に渡して下さい。」

京介「ん?何だこれ随分でかい袋だな」

あやせ「友チョコって聞いたことありません?桐乃からは学校でもらったんですけど、私のは大きくて」

京介「確かに、なんでこんなにでかいんだ?たかだかチョコだろ?」

あやせ「私が桐乃の為に作ったチョコケーキですから」

京介「ケーキかよ!」

桐乃の奴とんでもなく愛されてんだな…
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:40:58.83 ID:2tKPpHsAO
あやせ「お兄さん…もしそれを落としたりでもしたら…」

京介「わ、分かってるって!こいつはちゃんと渡すよ」

分かったからその怖い目をやめて下さいあやせさま!

あやせ「…お兄さんのチョコも私の手作りなんですよ?」


京介「へっ?そうなの?」

あやせ「ええ、桐乃のついでですけど」

京介「ついででも嬉しいよ。桐乃の分も含めてありがとな、あやせ」

あやせ「いえ、それでは、さよならお兄さん」

京介「ああ、またなあやせ」

あやせからチョコを貰い、上機嫌で家に帰る。しかし俺は知るよしもなかった、家ではとある人物がとんでもないチョコを作って待っていることを…
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:42:09.13 ID:2tKPpHsAO
京介「ただいま〜」

形式的にあいさつをする俺。靴があるから桐乃も帰ってるみたいだな

京介「お〜い、きr」

ちょっと待てよ、なんだこの異臭は…

京介「リビングの方だな…
桐乃?いるのか?」

確かに桐乃は居たが、ソファで寝てやがった。何故かエプロンを付けて

京介「おい桐乃起きろ」

桐乃「ふぁ…あれ?あんた帰ってきたの?」

京介「ああ、たった今な。それよりなんだこの妙なニオイは、お前が変なモン作ったのか?」

桐乃「変なモンとか言うな!たくっ、今何時?」

京介「あん?5時30分位だな」

桐乃「じゃあもういいか… あんたちょっとそこに居て」

京介「はぁ?なんだそりゃ」

桐乃「良いから!え〜と何処だっけ…あ、あった」

なんだってんだうちの妹様は、ニオイのこともまだ説明がないし

桐乃「はい、コレ」

京介「へ?は?」

桐乃「だから!チョコ!あげるって言ってんの!」

京介「な、なんで…」

桐乃「な、なんだって、別に良いでしょ。ただアンタみたいな地味顔じゃあ地味子位からしかチョコもらえないだろうと思って…」
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:43:33.13 ID:2tKPpHsAO
京介「ほっとけ!それに今あやせからもらってきたばかりだ!」

桐乃「あやせから…?毒でも入ってんじゃないの?」

京介「おまっ、親友だろ…」

俺も同じ事思ったけどさ

桐乃「そ、そんなことはどうでも良くて…だからあの時と同じで…」

京介「あの時?」

桐乃「だから!感謝してるって言ってんの!それでちょうどバレンタインだからそのお礼にチョコってこと!」

京介「あ、 成る程あの時ってのはそう言うことか」

つまり秋葉でのパーティーのことか。

桐乃「ふ、ふん。シスコンのアンタには妹の手作りチョコなんて発狂ものなんじゃないの なんで上向いて目とじてんのよ?」

京介「べ、別に何でもねーよ!それよりチョコ食べて良いか?」

桐乃「あ、はい。見た目は悪いけど中はまあイケるから。あんたみたいに」

京介「ほっとけ、頂きます。」

バク モグモグ

京介「うん、うん…う…ん…」

桐乃「どーよ?最高でしょ?」

なんかものすごく辛かったり、酸っぱかったり、極端に甘かっり、口ん中ジャリジャリする。が、今は味なんて些細な問題だ

京介「あ、ああ!流石桐乃だ!」

668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:44:57.03 ID:2tKPpHsAO
桐乃「でっしょ〜!エヘヘ〜、何回も作り直したし幾つか出来たうちの一番良いやつなんだから!」

一番良いのがコレなのか…

京介「そうか、ありがとな桐乃」

桐乃「その代わりホワイトデーにはとびっきりのお返し寄越しなさいよね!」

京介「ハイハイ」

そんなことだと思ったよ。適当に返事をして、桐乃にあやせのケーキを渡して部屋に戻った。そこで俺の意識は途切れた。次に目覚めたのは病院のベットで、お袋がいた。お袋の話によると、俺は自室で泡を吹いて倒れていたのを夕飯に呼びにきた桐乃に発見されたらしい。桐乃は本当にあやせが毒を盛ったのかと思ったらしが、俺は恐怖3割勿体なさ7割であやせチョコはまだ食べていなかったので原因は明白である。あえては言わんけどな
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 17:50:51.65 ID:2tKPpHsAO
以上です。携帯でさっと書いたんで誤字脱字あるかもですけど 一応ブリジット編も書きます。
あとあやせもいれると、続編とかじゃなくてあやせ編とは別の2月14日って設定の方がやり易いんですけど、良いですか?
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 18:05:48.43 ID:X2UNSSAFo
乙。
一向に構わん。好きなように書いてくれ
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:15:59.97 ID:SZyxhQaAO
こういうときにこそ適切だろう言葉が浮かんだ。
「いいぞもっとやれ」
もとい、乙であります。

出来うることなら自分も羅武羅武な話を書いてみたい
が…ま……
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:24:25.38 ID:F1uY6TLGo
あやせさんでその字だと血生臭さを感じる
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 18:42:00.58 ID:QxsIPvrj0
瀬菜って、配信作の中に出るのだろうか?

キャラ自体は一応、4話で兄貴とともに登場しているようだが。
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 19:37:11.73 ID:G6tTZMEl0

鰤編も待ってるぜ
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/13(日) 21:35:38.51 ID:9hGRmz650
>>670
桐乃
すごく辛かったり=塩
酸っぱかったり=レモン
極端に甘かっり=砂糖
口ん中ジャリジャリ=アーモンド

あやせたん
すごく辛かったり=ハバネロ
酸っぱかったり=ヒドロキシ酸
極端に甘かったり=キシリトール酸
口ん中じゃりじゃり=石
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 21:36:03.51 ID:ETEFRmPDO
バレンタインにブリ貰うとこ想像したじゃねえか
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 22:43:55.78 ID:QxsIPvrj0
最近、桐乃京介の関係ソングとして、斉藤和義の「ずっと好きだった」が頭に浮かんでしまう。
歌そのもののシチュエーションは桐乃京介の関係とは合致しないんだけど、
「ずっと好きだったんだぜ」という歌詞がズッポリはまってしまう。
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/13(日) 23:47:16.24 ID:K/DSfNp2o
桐乃とあやせがなぎさとほのかで脳内再生されちゃうのはどーにかならんかな、おれ。
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:05:28.52 ID:eBjCmUxAO
そういえばそっちでは妹欲しがってたね京介氏
こっちで言うところのかなかなに俺の妹になってくれって言ってたし
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 00:19:51.83 ID:rGsUT1UAO
>>676
「お兄さんさえよければ……わ、わたしのこと、貰ってくれますかっ」

こうですねわかります
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 11:21:54.20 ID:eBMmk34y0
>>679
そっちってどっち?
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/14(月) 12:44:52.13 ID:xFSky6Pl0
pixivで上げたSSをこっちに転載していいものか悩んでいるのだけど…どうなんでしょ?
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 12:53:09.38 ID:9J+qWbGao
自分が書いたものならいいと思う
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 12:54:46.87 ID:xFSky6Pl0
らじゃ。
では夜にでも上げさせていただきます。
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 18:20:48.79 ID:In+BieYf0
期待してます
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 18:56:31.87 ID:eBjCmUxAO
>>681
CLANNAD
中の人つながりでふと思い出した
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:43:04.79 ID:gzfXY4Br0
では、pixivに上げたSSを投下します。
中身は全く同じなので、pixiv閲覧済みの方は御免なさいm(_ _)m

バレンタインネタでポータブル準拠の為、原作にない人間関係があります。
スランプなので、文章がヘンなのは御容赦をorz
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:44:05.45 ID:gzfXY4Br0
タイトル『勝利の女神』

「ふぁ…くうぅぅぅ〜〜〜………っっ」
「お疲れ様、きょうちゃん」

退屈な一日がやっと終わった…。

この時期の三年は三学期早々に学年末試験が終わり、正直言って授業らしい授業も無く、実に退屈な毎日になっている。
俺と麻奈実は目前に迫っている本命校入試の為に、登校日以外は全て受験勉強に費やしている。

そして今日は卒業式前最後の登校日で、この日は三年のみ午前中だけとなっていた。
あとは卒業式まで登校免除になっているので、各自私物を持ち帰っている。
とは言っても、俺や麻奈実は私物らしい私物は殆ど無いけどな。

「きょうちゃん、今日は『ばれんたいんでー』だったよね」
「おお、そうだったな」

今日は2月14日。
所謂バレンタインデーだった。
俺も昼近くまで忘れてたが、黒猫が休み時間にわざわざ持ってきてくれたので、それで思い出した。

「はい、きょうちゃん」

と、麻奈実は俺に包みを渡してくれた。

「この一年の感謝を込めて、わたしからのちょこれーとだよ」
「お、サンキュ。 毎年ありがとうな。 感謝してるぜ」

麻奈実からは、毎年確実にチョコを貰えている。
いつも『この一年の感謝を込めて』と言ってくれるが、本当に感謝しているのは俺の方だ。
黒猫にもそうだが…麻奈実にもいつか、ちゃんとしたお礼をしてやらなくちゃな…。


「じゃあきょうちゃん、わたしはここでね」

いつもの分かれ道で麻奈実と別れた。
今日は田村屋でもバレンタインフェアをやるそうだが…和菓子屋でバレンタインフェアって何をやるつもりだろうか…疑問だ。

「また明日、図書館でね」
「ああ、また明日な」

俺は麻奈実に手を振って、自宅へと向かった。
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:45:06.02 ID:gzfXY4Br0
「ただいまー…って…あれ?」

自宅に入ると、見慣れた靴と見慣れない靴が数足…。
誰のだろうかと思いながら玄関を上がりリビングを覗く。

「あれ? なんで桐乃たちがいるんだ?」

そう。
平日の昼間だというのに、桐乃とあやせと…何故か沙織がいた。

「おお、これは京介氏。 お帰りなさいでござる」
「こんにちはお兄さん、お邪魔してます」
「お帰りー」
「ああ、ただいまって…お前ら学校はどうしたんだ?」

俺は素朴な疑問を口にした。

「あたしとあやせは学校閉鎖。 インフルエンザで全校生徒の2/3が休んだから今日から1週間休校だってさ」
「拙者はきりりん氏には前以て伝えてありましたが、創立記念日でお休みでした」
「だから折角の機会だし、沙織を呼んで色々と話をしてたってワケ」
「なるほどな」

インフルエンザ流行ってるからなぁ…。
俺も気をつけなきゃな。

「沙織、わざわざ遠いところありがとうな」
「いえいえいえ、とんでもござらん。 今日は一日何して過ごそうかと思っておりました故、きりりん氏のお誘いには拙者も感謝しております」

沙織が住んでる横浜からここまでかなり時間がかかるはず。
なのにわざわざ桐乃の誘いを受けて遊びに来てくれた事に礼を言わずにはいられなかった。

「京介氏、折角ですので京介氏も一緒に談笑の輪に入りませぬか? 受験勉強も大事ですが、偶には息抜きも肝要ですぞ?」
「そうですよ、お兄さん。 気分転換だと思って一緒にどうですか?」

沙織とあやせから誘いを受けた。
大学受験を目の前に控えて、受験勉強が大事だというのは当然だが、二人が言う事も尤もだ。
ここ暫くはずっと勉強ばかりだったし、桐乃も遊びの誘いを自重してくれていた。

「そうだな…気分転換も大事か…。 分かった、迷惑じゃなければ御一緒させてもらうわ」

俺は二人の誘いに応えて、輪の中に入れさせてもらった。



遊んでいると時間が経つのは早いもので、もう夕方になっていた。

「さて…そろそろお開きにいたしましょうか」
「そうですね、時間が時間ですし」
「まだ遊び足りないけど、沙織は横浜だもんね…しょうがないか」

三々五々にそれぞれ帰り支度や片付けに入った。

「あ、そうだ…桐乃、冷蔵庫からあれ持ってきてもらっていい?」

桐乃があやせの言葉に応えて、冷蔵庫に向かった。
桐乃は冷蔵庫から小袋を3つ出して、こっちへ持ってきた。

「ゴホン、では先ずは拙者から…」

沙織は小袋の1つを手にして、眼鏡を取って俺に近づいてきた。

「京介さん…いつも色々お世話になりまして、本当に感謝しております。 これは私…槇島沙織から感謝の意を込めて…そして…御受験…頑張って下さいね」

「お兄さん…、いつもキツイ事を言ってしまってごめんなさい。 こんなに迷惑を掛けているのに…色々と相談に乗ってくれたり、優しくしてもらって…本当に感謝しています。 ありがとうございました。 入試、頑張って下さい」

「兄貴…この1年半、迷惑を掛けっぱなしでごめんなさい。 兄貴の優しさには…本当に…感謝しているから…。 その…ありがとう…」

三人は、それぞれ感謝の言葉と共に、俺にチョコを手渡ししてくれた…。
不意打ちかよ…お前ら…。
くそ…涙が出るじゃねーか…。

「あー、兄貴、泣いてんの?」
「るせー、てめーらが不意打ちしてくれるからじゃねーかよ…(ぐすっ)」
「あらあら、京介さんたら…」
「お兄さん…くすっ…」
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:46:27.81 ID:gzfXY4Br0
そしてその晩…。

夜も更けて俺は受験勉強に区切りをつけて、今日貰ったチョコを少しずつ食べていた。

麻奈実からは小豆チョコ。
黒猫からはビターチョコ。
沙織からはホワイトチョコ。
あやせからはミルクチョコ。
桐乃からは抹茶チョコ。
チョコはどれも手作りで、とても美味しかった。
特に桐乃のは去年のとは比べ物にならないくらいに美味しかったな(てのか、去年のが悪すぎたよな…)。

そしてチョコとは別に、黒猫からは塩田天満宮の、あやせからは大野天満宮の、沙織からは川崎大師のそれぞれのお守りも一緒に入っていた。
みんな住んでいる場所からは離れた神社なのに…俺の為にわざわざ行ってくれたのかと思うと、本当に嬉しくなった…。


チョコを堪能してお守りを眺めていたその時…

コンコン

「兄貴、入っていい?」
「ああ、いいぞ」

桐乃が訪ねてきた。

「はい、これミルクコーヒー」

どうやら、俺に気を遣って飲み物を作ってくれたらしい。
わざわざ悪いな、桐乃…。

「あ、食べてくれたんだ」
「おう、お前の…本当に美味かったぜ。 ありがとうな」
「…うん!」

俺の感謝の言葉に、桐乃は顔を真っ赤にして…満面の笑みを浮かべた。

「あ、そうだ…兄貴、これ…渡し忘れてたけど…お守り…」

と、桐乃はお守りの入った袋を渡してくれた。
袋には「成田山新勝寺」と書かれていた…。
ここから成田山なんて遠いのに…わざわざお守りを買いに行ってくれたのか…。

「わざわざ遠いところまで…ありがとうな、桐乃」
「あたしには…その…これぐらいしか…兄貴にできないからさ…その…せめて…有名な所のお守りでもって…」

俺は嬉しくなって…思わず…桐乃を抱きしめた…。

「本当にありがとう、桐乃…。 お前も受験…頑張れよ」
「………………うん……」


暫くして、俺は桐乃から手を離した…。
ふと桐乃の顔を見たら…茹でダコみたいに真っ赤になっていた…。

「…あ…兄貴…」

俺は桐乃の声に顔を上げると…

「……………!!」

俺の唇に何か温かいものが触れた…。
って…こ…これって…キキキ…キス…!?

「兄貴…これ…あたしの…ファーストキス…。 あたしが兄貴の勝利の女神になるからさ…、受験失敗したら…許さないからね…」

き…桐乃…お前…

「それじゃ、おやすみ…」

パタン…
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:47:10.54 ID:gzfXY4Br0
桐乃が出て行った後…俺は人差し指を自分の唇に当てて、さっきの言葉を反芻した…。

『あたしが兄貴の勝利の女神になるからさ…』

桐乃のヤツ…自分のファーストキスを捧げてまで…俺を応援してくれるなんてな…。
これは…絶対に失敗出来ねーな…!

「よし…もう少しやるか…!!」

俺の事を応援してくれる、勝利の女神様に報いる為に…絶対に合格してやるぜ…!!

END
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:48:12.16 ID:gzfXY4Br0
てなわけで投下終了しました。

他の方に比べて物足りないような感じはしますが…(汗
努力します…。
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 20:51:31.99 ID:avZcQazL0

リアルではチョコ1個も貰えなかったけど満たされた
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:05:54.03 ID:7RLynl6b0
昨日うっかり黒猫SSでスレを立ててしまった者ですが、こっちに移行させてもらってもいいでしょうか?
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:16:40.66 ID:c7FBp6ADO
文量が少ないってこと?
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:21:35.19 ID:7RLynl6b0
短いです
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:32:43.34 ID:nNSmWrZUo
どういう意味?続き書くなら、そのまま普通に立てたスレ使えば良いと思うよ
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:38:10.86 ID:zyGRCZSKo
14レスのやつか
続き書くなら立てたスレでやればいいし
書かないならHTML依頼出してこっちに移行させてもらったら?
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:51:04.61 ID:7RLynl6b0
当分書けそうにないのでそうさせて貰います。お騒がせしました
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 21:54:27.41 ID:jopcByVxo
>>692
乙。桐乃くぁいい

>>699
気長に待ってる
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 21:58:34.78 ID:X6+LlFLGo
>>688-691
GJ!
桐乃の可愛さに2828させてもらったww
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 22:56:18.42 ID:Vwd8wOiy0
>>688-691
GJ

皆が幸せそうで素晴らしいですね。
寒い夜にほっこりさせて頂きました。
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:04:37.86 ID:gzfXY4Br0
先程バレンタインSSを投下した者です。
今から時間軸的には続編になりますが、バレンタインより先に作った短編を投下します。

これもpixivに先行投下しましたので、内容はpixivのものそのままです。
桐乃が素直です(笑)。
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:06:31.70 ID:gzfXY4Br0
鉛筆よし…鉛筆削りよし…消しゴムよし…受験票よし…単語帳よし…。
準備OK…。
今日の天気予報は快晴、絶好の受験日和。

はぁ…いよいよか…高校の入学試験は…。
あたしの成績だと、今日受験する志望校は余裕でクリアできる。
しかし…こういう時に限って出るケアレスミスが一番怖い。
油断しちゃダメ。

今まで陸上競技やモデルとかで本番をこなして来たけど…自分の進路を左右する試験は生まれて初めてだから、めっちゃ緊張するなぁ…。
今だって、ちょっとでも気を抜くと、緊張で身体がガタガタ震え出すし…。
あたしって、ここまで緊張しいだったかなぁ…。

もう受験が終わってる兄貴に、緊張を解してもらおうかなぁ…。
うん、そうしよう。

コンコン

『桐乃、入っていいかー?』

「いいよー」

ちょうどいいタイミングで兄貴が部屋に来てくれた。
やっぱりあたしたち、兄妹なんだなぁ…。


「いよいよだな」
「うん」
「準備とかは終わったのか?」
「大丈夫」
「そっか」

兄貴のこのさりげない優しさ…落ち着くなぁ…。
いつもは口で悪態ついちゃうけど、今日ばかりは甘えさせてもらお♪

「そういえばさ、桐乃はなんで俺の高校を受けようと思ったんだ? お前の成績だと、学校なんかよりどりみどりだと思うけど」

至極真っ当な疑問だよね。
あたしは先生から『もっと上の学校も狙えるぞ』とよく言われた。
だけどあたしは頑なに『この学校がいい』と譲らなかったので、先生が諦めたぐらいだし。

「やっぱり…家から一番近いからかな。 あと、兄貴の学校だったらいざという時に兄貴に傾向と対策とか聞けるじゃん」
「お、俺を頼ってくれるとはありがたいな。 困った事があったら力になるぜ」
「期待してるよ、セ・ン・パ・イ♪」

兄貴は地味子…もとい、まなちゃんと一緒に国立千葉大学に一発合格をした。
だから兄貴が傍に居るのは、勉強面でも心強い。

あと…口には出さなかったけど、あたしが兄貴の学校を選んだのにはもう一つ理由があった。

「もしも入学した後に学校内で何か困り事があったらさ、瑠璃を頼ればいいしな」

そう。
あたしのオタ親友で、兄貴の恋人でもある黒猫が上級生として在籍している。
これがこの学校を選んだもう一つの理由。
親しい友達と一緒に学校生活を送れるのは非常に楽しいし、困った時とかに助けになる。
もしも黒猫がいなかったら、あたしは仕事面を重点に考えて別の学校を選んでたと思う。
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:07:33.01 ID:gzfXY4Br0
『桐乃ー、あやせちゃんたちが来たわよー』
「はーい、すぐ行くー」

今日、一緒の高校を受けに行くあやせと加奈子が来たみたい。
そろそろ行かなくちゃ。

「ね、兄貴…お願いがあんだけど…」
「ん?」

「緊張を解すために…あたしに…ハグしてくれない…?」

あひゃー…顔が熱い…多分…あたしの顔、真っ赤だろうなぁ…。

「ああ、いいぜ」

兄貴はあたしのお願いを聞き入れて、あたしを優しく抱いてくれた。

「桐乃…今日は頑張れよ。 お前だったら出来る。 自信を持て」
「うん…ありがと…お…お兄ちゃん…」

兄貴はハグを解き、あたしから離れた。
あたしの心に、ハグされた温もりがまだ残ってる…。

よし…元気が出てきたし、やるか!


あたしは玄関に行き、待っていたあやせたちと合流した。
玄関で二言三言会話したあたしたちは、受験のために高校へと向かう。

「「「じゃあ、行ってきまーす」」」

「ああ、頑張れよ!!」

兄貴の励ましに気合を入れたあたしは、意気揚々と家を後にした。

ありがと、兄貴…。
あたし、頑張るからね!!

END
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:08:41.59 ID:gzfXY4Br0
あ…タイトル忘れてた…orz

タイトルは『受験日の朝』です。
連投失礼しました。
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 23:36:18.84 ID:rGsUT1UAO
何という乙。

あっちといいこっちといいバレンタインだけあって豊作

ぬくぬく
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:13:18.40 ID:W6O9dBOVo
>>706
今から8時間後ぐらいには俺も受験中だな

ま、頑張ってくるさ
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:26:46.86 ID:l1V+1Nby0
>>706
果てしなく乙。
素直な桐乃は破壊力高すぎだろ……

>>708
受験がんばって!!てか、はよ寝ろwwwwww
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 00:50:25.42 ID:wV9LF6qAO
部活の後輩からクッキーもらった。そんな感じでブリジット編出来ました。今日は眠いので明日投下しますね

にしてもバレンタインネタは楽だ。多分瀬菜&黒猫でまたやりたいと思います
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:24:26.96 ID:pmqGnVwso
http://skm.vip2ch.com/-/hirame/hira007924.jpg

これだっけ
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:25:14.99 ID:pmqGnVwso
誤爆サーセン
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 01:57:43.73 ID:xqQDLTsS0
俺はチョコなんか貰えなかったけどこのスレからもっと甘いものを受け取れたからそれでいい
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/15(火) 10:46:37.73 ID:B8VqkhTU0
この板で俺妹スレ発見したから一応挙げとく

黒猫「……もしかして、泣いていたの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297603679/
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 15:45:41.66 ID:cYoIJ7u20
これが>>694の言ってたやつかね
いい感じじゃないか
次回作期待してるぜ
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:18:51.02 ID:IhrsOLgf0
リアの画像探したら全然見つからなくて泣いた
ブリジッドは結構あるんだけどな
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 21:53:39.00 ID:OYi5P2dDO
ブリジットはアニメにもゲームにも出たからな
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:00:24.72 ID:wV9LF6qAO
なんかまとめwikiに似たようなネタあったけど、気にせずブリジット編行くぜヒャッハー!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:01:46.00 ID:wV9LF6qAO
ブリジット「それじゃあ行って来ますね。マネージャーさん」

京介「ああ、頑張ってこいよ」

加奈子「おめークソマネ、終わったあとの加奈子のドロリッチ用意しとけよなー、イチゴだぞ」

京介「わーってるよ。とっとと行ってこいクソガキ」

俺は結局あれ以来何度もマネージャーの仕事を受けちまっている。受験生なのだが、あやせの頼みは無下には出来ないからな。ま、勉強は割と順調だし、途中からバイト代も出てるのでたまにはいいもんだ

京介「にしても、バレンタインイベントねー…」

そう、今日は2月14日。いわゆるバレンタインデーである。

俺のような平凡な男子に全く関係ないイベントだ。例年どうり麻奈美がくれるだろうが、それだけだ。

京介「さて、俺もそろそろ会場に行かないとだな。」

会場は既に無数のオタクどもで賑わっていた。今日のイベントは至極単純。ブリジットと加奈子が踊って、トークして、最後に(スタッフ♂の)手作りバレンタインチョコを抽選で渡すというものだ



そしてイベントは滞りなく終了した。途中、会場に桐乃を発見し、抽選が桐乃に当たりかけ、(抽選はビンゴだった)かなり焦った
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:03:20.82 ID:wV9LF6qAO
ブリジット「ふぅ、」

京介「お疲れさま」

ブリジット「あ、マネージャーさん!お疲れさまです。」

加奈子「あ〜、たりー。クソマネぇ、ドロリッチよこせよー」

京介「加奈子もお疲れ、テーブルの上にあんだろ」

加奈子「テメー、こんなとこに置いといて温くなってたらただじゃおかねーぞ」

京介「今買って来たばかりだよ」

相変わらずのクソガキぶりだな。

ブリジット「あ、あの!マネージャーさん!」

京介「ん?どうしたブリジット?」

ブリジット「こ、これ!一生懸命作りました!」

京介「これを俺に?」

ブリジット「はい、いつもお世話になっているので、今日はバレンタインですし、いつもありがとうございます。」

ブリジットは深々と頭を下げている。やっぱ素直な子は可愛いな、桐乃ももう少し素直になるといいのに。

京介「こちらこそありがとな、ブリジット」

俺はブリジットの頭を撫でてやった。ちょっとくすぐったそうにして、笑っている。そうしていると急に控え室の扉が開いた。

あやせ「こんにちわー、加奈子い…る…?」

京介「ゲッ…」
ブリジット「あ、あやせお姉ちゃんだ」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:05:36.69 ID:wV9LF6qAO
何故あやせがここに!?段々あやせの瞳の光彩が無くなっていく…嫌な予感が…

あやせ「お兄さん…何をしているんですか… まさか…」

京介「ご、誤解だ!!」

俺は必死に説明をして誤解を解いた。ロリコンと言われて殺されてはたまったもんじゃない

加奈子「で、あやせは何しにきたんだよ〜」

あやせ「ひどいな〜、せっかくバレンタインだからチョコもって来たのに」

加奈子「マジ!さんきゅ〜」

ブリジット「あ、かなかなちゃん、私かなかなちゃんの分もあるよ」

加奈子「ん?そうなの?ま、ありがと」
ブリジット「はい、かなかなちゃん。いつもありがとう!」

あやせ「はい、加奈子。イベントお疲れ様。あとブリジットちゃんにも、お疲れ様。」

ブリジット「わぁ〜、ありがとうございます!あ…今日会えると思ってなかったので、あやせお姉ちゃんの分もってきてないんです…」

あやせ「うふふ、別に気にしなくていいよ」

京介「な、なあ、あやせ、俺の分はないのか?」

あやせ「……まあ、お兄さんには何度もお世話になっていますし、手を出してください」


722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:06:56.96 ID:wV9LF6qAO
京介「お、おう!」

流石マイエンジェル!いつもは冷たいけどやっぱり内心は俺にベタ惚れなんじゃねーの?

あやせ「はい、どうぞ」

京介「おお!って…5円チョコじゃねーか!!むしろ懐かしいわ!よく見つけたなおい!」

何このデジャブ?

あやせ「3件ほど駄菓子屋をはしごしまたした」

京介「頑張ったおい!」

俺に嫌がらせをする為にか!

あやせ「ご縁があるといいですね」

京介「駄洒落かよ!」

あやせ「まぁ冗談はさておき、私は事務所の人にも配ってくるからこれで失礼しますね。さよなら」
ブリジット「バイバイ、お姉ちゃん」

加奈子「またな〜」

5円チョコに関して誰もフォローしてくれないとは… 俺は暫く本気で落ち込んでいた。
落ち込んでいる間に会場の片付けも終わりスタッフもぼちぼち帰っていた。俺も帰ろうと裏口から出ると加奈子がいた。

加奈子「あ〜、やって出てきたなテメー」

京介「あれ?なんでこんな所にいるんだ?」

加奈子「クソマネを待ってたんだろうが!」

京介「俺を?なんでまた?」

加奈子「ちっ、ホラよ。コレ、チョコレート」



723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:07:59.51 ID:wV9LF6qAO
京介「へ?お前が?俺に?」

加奈子「他に誰がいるんだよ。…こ、これでも一応普段のことで感謝してるんだっつの…」

京介「お前…クソガキかと思ってたが結構良いやつなんだな」

加奈子「うっせー!これからも、思う存分こき使ってやるから勝手に辞めるじゃねーぞ!」

こりゃ、簡単に辞められそうにないな。

京介「あるがとな、加奈子」

加奈子「チッ…ガキじゃねーんだから頭撫でられたって嬉しくねーってね…」

そう言いつつも照れくさそうに撫でられている加奈子。やっぱ女の子は素直が一番だな

加奈子「あ、ホワイトデーは3倍返しな」
京介「それはちょっと素直過ぎるな…」
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:10:54.13 ID:wV9LF6qAO
以上です。ブリジット編とか言いながらちゃっかり加奈子も出しました。書いてて思うんですけど、俺の話はオチが弱いですね。難しいです
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:32:48.71 ID:CHY15G/AO
三連星tueeeee

五円チョコwwwwww

GJ!
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/15(火) 23:33:48.10 ID:+xjZKuj5o


あと「あるがとな、加奈子」になってるよ
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/15(火) 23:53:13.81 ID:LxiMLxcD0
おつ

あやせ駄菓子屋三軒はしごって何気にすごいなwwwwww
あと、俺妹スレ発見したから貼っとく

京介「桐乃…お前に人生相談があるだが…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297644807/
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 00:50:53.30 ID:pEujyawAO
>>726
指摘ありがとうございます。やっぱり携帯で書いてPCで投下しようかな
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 02:58:50.22 ID:QkSNyRSp0
かなブリ成分あるがとぉおおーーーーーー乙っ!!
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 04:02:42.26 ID:crSTKk5So
>>727
宣伝乙
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 04:07:23.68 ID:aLB2ilUDO
ブリジットが可愛いんだが、どうしても1歩踏み出せないんだよな……


名前が某ヨーヨー使いを彷彿とさせ、あの悪夢がまたと思うと……((゜Д゜;))ガクブル
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 12:18:35.61 ID:pEujyawAO
俺もヨーヨーが元ネタだと思ってた
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 13:00:07.46 ID:K/hfnR7do
接触禁止の・・・いやなんでもない
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 13:26:00.85 ID:UfEr2v4DO
駄菓子屋が三件もある市なんてそうそうないぞ
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 13:31:10.64 ID:63VmWmZao
能登ライザー先輩!
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 19:00:29.09 ID:uzl9B3wa0
最近やけにブリジットがブームだなww
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/16(水) 19:12:34.78 ID:axGrk5OPo
俺の念願が叶って嬉しいかぎり
しつこく、ブリジット√を……とお願いしてきてよかった
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/16(水) 23:56:00.72 ID:0vMUbZ5i0
ブリジッドも加奈子もいいな
しかしリアホント出ないな、エロパロでも見ないし
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/17(木) 00:09:29.53 ID:ntb2rS0AO
ドじゃない…トだ…
リアほぼ無いのは、メインで書くとキャラ崩しになるからでない?
(黒猫みたいに)両取りってのも当てはまらなそうだし。

>>737
「お前だったのか。」
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:08:23.06 ID:T2kdxnLWo
>>737
「気づかなかったぞ」
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 01:09:14.07 ID:BbLTqBXWo
誰かリア√を書いてくれる猛者はいないか
742 : ◆kuVWl/Rxus [sage]:2011/02/17(木) 04:02:39.94 ID:8n4yMwflo
バレンタインはとっくに過ぎ去ったけど、
今更バレンタインネタのSSを書いたので今晩にでも投下しに来ます。

短編のつもりで書いたらけど、なんか20レスぐらいになってた…
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 04:06:19.92 ID:bsfVKFSJo
楽しみしてる
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 07:01:32.02 ID:0VCwkk2DO
そんなこというと期待しちゃうぞ
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 11:53:30.33 ID:KWVRMDH10
おお久しぶりだ
俺◆kuVWl/Rxus氏のSS好きよ
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 13:58:02.20 ID:CWraC1eAO
ホワイトデーのSSに改変して3月を待つという手もww
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/18(金) 03:59:39.52 ID:wfjAXP7x0
>>746
黄身が白い卵で作ったロールケーキとかを作るのか?(このネタわかる人関西人)
京介の料理の腕がどうかだが。麻奈美が普通に協力してくれそうだから大丈夫か
748 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:07:36.31 ID:uKk0C3M1o
まさかの平日午前4時投下…
開始します

※ドラマCDのネタも使ってます
749 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:08:41.48 ID:uKk0C3M1o

冬の寒さがなかなか和らいでくれない二月のある日。
あたし、高坂桐乃は大いに悩んでいた。
二月といえばバレンタインデー。あたしたち年頃の女子にとって大きなイベントだ。
とは言っても、誰か特定の異性にチョコをプレゼントしようなんて気はさらさらないんだけど。

あたしが頭を悩ませているのは別の理由――

去年、親友のあやせとは「友チョコ」と称して、互いに手作りのチョコを贈り合った。
あたしは一口サイズのプチチョコを、あやせはチョコクッキーを作ってくれた。
そして、あやせを家に招いてお互いのチョコを食べたんだけど、
その時あやせはあたしの作ったプチチョコをすごい勢いで完食してくれたの。
よっぽど美味しかったんだろうと、単純なあたしは自分のお菓子作りの才能に有頂天になってたんだけど……

その後、残っていた最後のプチチョコを食べて廊下でのたうち回っていた兄貴の様子と、
あやせが道端でお腹を押さえて苦しんでいたという兄貴の目撃情報から察するに、
どうやらあたしのチョコは、美味からは遠く離れた……いや、ぶっちゃけ美味いとかマズい以前に、
食べた人に腹痛を起こさせる、とんでもないシロモノに出来上がっていたみたい……
どういう風の吹き回しか、そんな状況でも兄貴は親指立てて「美味かった」なんて言ってたけど、
うずくまって脂汗をかきながらの作り笑顔じゃ、さすがのあたしにもそれが本心じゃないことは分かる。

はぁ……あやせにも悪いことしちゃったな……
750 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:10:23.38 ID:uKk0C3M1o

もう同じ失敗はできない――

汚名返上、名誉挽回のために、あたしは今年のバレンタインデーに賭けている。
もうあんな失敗作をあやせに食べさせないように、そして今度は本心から美味しいって言ってもらえるような、
そんなチョコを作れるように。
でも去年のプチチョコだって、一応レシピを調べて作ったはずなのに、どこが悪かったのかの見当さえつかない。
こんなあたしが独学で頑張ったところで、美味しいチョコを作れるとは到底思えないんだよね。
いままで自覚してなかったけど、あたしって料理のセンスはなかったんだ……

そして今、学校帰りのあたしは、家のすこし手前の曲がり角で、下校してくる兄貴を待ち伏せている。
いや、正確には兄貴“達”だ――

ああ、でも……どうしようかな……あたし、本当に頼むの?
っていうか、ちゃんとお願いできるかな……
一体どんな顔したらいいんだろう……
751 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:11:43.44 ID:uKk0C3M1o

待つこと数十分、気の短いあたしが少しそわそわし始めた頃、
道の向こうから歩いてくる兄貴達の姿を見つけた。
兄貴はいつものように、幼馴染みの地味な女と肩を並べて歩いていた。
二人は何事か喋りながら、お互いに笑顔を振りまいている。
あ〜あ、毎度のことながらデレデレしちゃって、ほんっとだらしないったらありゃしない。
そう、いつものあたしなら二人に冷たい視線を送り、知らん振りで通り過ぎていただろう。
だけども今日は事情が違う。

うーん、でも……あの二人の姿を見たら、なんだか……
今ならまだやめられるけど――

「あれっ、桐乃じゃねーか」

道端でぽつんと立っているあたしを見つけた兄貴は、素っ頓狂な声を出した。
あたしは目を堅く閉じてうつむき、自分の中の葛藤と戦っていた。
どうしよう……ホントにもう!

「なんだよお前、誰か待ってんのか?」

あたしに質問を投げながら近づいてくる兄貴、とその隣の地味子。
ううん、今日ばかりは地味子なんて呼んじゃいけないよね。

あたしは覚悟を決めて、二人の前に立ち塞がった。

「すみません、ちょっとお時間ありますかっ!?」
「はぁ?お前、何言ってんだ?」

もう、うっとおしい!いちいちしゃしゃり出てこないでよ。
あたしは舌打ちして、兄貴をジロリと睨んだ。

「あんたじゃない! た、田村……先輩に用事があるのっ」
752 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:14:12.80 ID:uKk0C3M1o

兄貴は唖然とした様子で、ポカンと口を開けたまま固まっている。
なによ、そんなに驚くことないじゃない。

「えっ? 桐乃ちゃんが……わたしに……?」

二人が来るまでの間、あたしは悩みに悩んでいた。
あたしの身近で、お菓子作りを教えてくれるほどの腕前の人は、この“田村先輩”しかいない。
和菓子屋の娘さんだけど、いつも兄貴が手作りのチョコやらクッキーやらをもらってるのは知っている。
あやせもお菓子作りが上手いけど、チョコを贈る相手に習うわけにはいかないじゃん。

だけど、これまでずっとシカトこいてた相手になんて話しかけたらいいのか?
第一、この人のことを何て呼んだらいいんだろう。

麻奈実さん?――うーん、これはちょっと馴れ馴れしいよね。
田村さん?――無難だけど、なんだか白々しい感じ。
地味k――いや、いくらあたしでもさすがにあり得ないわ……

そんな感じであれこれ検討した結果、「田村先輩」に落ち着いたわけ。
753 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:15:55.77 ID:uKk0C3M1o

あたしと田村先輩という、あり得ない組み合わせに困惑する兄貴を先に帰らせ、あたし達は二人きりになった。
まぁ、兄貴がいぶかる気持ちも分かるよ。
あたしだってまさかこの人にお願いをすることになるとは思わなかったし……


二人でスーパーに向かう道すがら、あたしは事情を話した。

「――というわけで、バレンタインのチョコ作りの相談にのっていただけたらなって……」

正直、今までのあたしの田村先輩に対する態度を考えれば、すごく虫のいい話だと思う。
そんな引け目があったので、ちょっと緊張しながら、恐る恐るお願いしたんだけど、

「そうだったんだあ……。うん!あたしでよかったら喜んでお手伝いするよっ」

田村先輩はわだかまりも感じさせず、笑顔で応えてくれた。

「あ、ありがとうございますっ!」

安堵したあたしの感謝の言葉は、思いっきり声が裏返っていた。
754 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:17:02.10 ID:uKk0C3M1o

スーパーに着いたあたし達は、製菓材料コーナーへと向かった。
ここのスーパーは品揃えがいいので、手作りチョコの材料ぐらいなら難なく揃うだろう。

「えっと、桐乃ちゃんはどんなチョコを作りたいの?」
「それが……実はまだ決めてないっていうか……正直、自分に何が作れるかも分からなくて……」

ちなみに去年あたしが作った石ころのようなプチチョコは、板チョコを溶かして色んな調味料を入れ、
アルミホイルで包んだだけのお菓子だった。
今にして思えば、あれを手作りチョコと呼んでいいのか甚だ疑問ではある。
そして、そのとき入れた調味料の中に、きっと入れてはいけない成分が含まれていたのだろう……
考え込んでしまったあたしを見て、田村先輩はポンと小さく手を鳴らして言った。

「じゃあ、チョコケーキに挑戦してみよっか〜」

えっ、チョコケーキ!?
それって石ころチョコレベルのあたしにはちょっとハードル高すぎない……?

「あ、あたしなんかに作れますかね……」
「だいじょうぶだよ〜。最初だから一緒につくろうよ。ねっ」
755 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:19:47.06 ID:uKk0C3M1o

そう言うと、田村先輩は材料を次々に買い物カゴへ入れていった。
ココアパウダーに薄力粉、生クリームに粉砂糖、グラニュー糖に無塩バター。

「粉砂糖とグラニュー糖ってどっちも砂糖ですけど、両方要るんですか?」
「そうだよ〜 この粉砂糖は飾り用に使うの」
「へぇ…… あたしそういうことも全然知らない……」

ハァ、自分があまりに無知で情けなくなってくる。
去年あんな石ころチョコを作って得意顔してた自分を絞め殺したいわ……

あたし達はチョコレート売り場に移動して、陳列されている板チョコを見比べる。

「ケーキに使うのは普通のチョコレートでいいけど、甘めとかビターとか、その辺は好みだよ」
「えーと、じゃあこのビターテイストなチョコにしてみます」
「あはは、桐乃ちゃん、大人の味だねえ〜」

そう言って笑顔を向けてくる田村先輩。
あたしより3つも年上なんだけど、無邪気なその笑顔に、不覚にも可愛いと思ってしまった。

その後、会計を済ませたあたし達は、田村先輩の家へと向かった。
台所を借りて一緒にチョコケーキを作るために。
ああ、なんか緊張してきた……
756 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:22:55.13 ID:uKk0C3M1o

あたし達は和菓子屋「田村屋」の裏手に回り、田村先輩が引き戸を引く。

「ただいまー」
「お、お邪魔します」

自分でお願いしたこととはいえ、まさか田村家にまで来ることになろうとは……
昨日までのあたしは想像もしてなかっただろう。
あたし達が玄関で靴を脱いでいると、ドタドタと廊下をかけてくる足音が聞こえた。

「ねーちゃんお帰り――って、あれっ!?」
「……あっ、お邪魔します」

そこに現れたのは坊主頭の元気そうな男の子。

「桐乃ちゃん、覚えてるかな?弟のいわおだよ」
「あ、はい。久しぶり〜……」

あたしはぎこちない笑顔を作って、いわお君に手を振る。

「あ、うん。……じゃっ!」

そう言うと、いわお君はUターンして奥の部屋に引っ込んでしまった。

「あれっ? 桐乃ちゃんに会うの久しぶりだから恥ずかしかったのかなあ?……なんだかごめんね」
「いえいえ、別に……」

昔のいわお君は、黒縁メガネを掛けてる怒りっぽい男の子の印象だったので、随分とイメージが変わっていた。
でもまぁ、感じが変わったのはお互いさまかな。
757 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:24:06.14 ID:uKk0C3M1o

あたし達は台所に並んでケーキ作りをはじめた。
……正確には、田村先輩のお菓子作りを、あたしが横でメモを取りながら見てる感じだったけど。

「まず最初は材料を確認して、それぞれの分量を計っておくの」

そう言うと、田村先輩は材料を取り分けて几帳面に計り始めた。

「こうしておけば、作りながらいちいち計る手間がなくなるし、台所も広く使えるし。
 作りながらその都度計ってると、焦って間違っちゃうかもしれないしね」
「なるほど。勉強になります……田村先輩」

あたしは、かしこまってメモを取った。
そんなあたしを見て、田村先輩は呟いた。

「……桐乃ちゃん、えっと、なんていうか……もっと普通でいいんだよ?」
「え、普通って?」
「うーんと、なんだか桐乃ちゃん、よそよそしいっていうか他人行儀っていうか……
 こうやってお話しするのも久しぶりだから、しょうがないかもしれないけど……」

そう言うと、田村先輩はちょっと寂しそうな表情を見せた。
「わたしね、桐乃ちゃんから頼ってもらえて嬉しかったんだ。これを機に桐乃ちゃんとまた仲良くなれたらな〜なんて」
「……」
「だから、できれば……昔みたいに麻奈実って呼んでもらえたら嬉しいな」
758 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:28:33.18 ID:uKk0C3M1o

そういえば、最後にこの人と普通のお喋りをしたのはいつだっただろう?
まだあたし達が小さくて、物心つく前だったかもしれない。
兄貴とあたしと、そして麻奈実さん――あたし達はよく一緒に遊んでいた。
だけどいつの頃からか、歳が離れていることもあり、兄貴と麻奈実さん、そこにオマケのあたし、というような構図になっていた。
そして次第に二人と距離を取るようになったあたしは、気付いたときには接し方すら分からなくなっていた。
むしろ、子供じみた反発の態度を取っていたりして……
ううっ、自己嫌悪が……

「そ、そうですね……じゃあ、麻奈実……さんで」
「うんっ、ありがとう!桐乃ちゃん」

麻奈実さんはえへへ〜と笑顔を浮かべ、薄力粉とココアパウダーをふるいにかけている。
何年振りかに口にしたその呼び名に、あたしは照れくささから、少し顔が熱くなっていくのを感じた。

「粉はこうやってふるって、きめを細かくしておくと、ふんわりしたケーキが焼けるんだよ。
 で、チョコとバターは湯煎してやわらかく溶かしておくの」

さすがに手馴れた感じだ。
うちにふるいなんてあったかな……そんなことすら分かんないや……

「次にメレンゲを作るんだけど、しっかり角が立つぐらいにかき混ぜるのが結構大変なの」
「あっ、あたしがやりましょうか?」
「ううん、大丈夫。……じゃあ桐乃ちゃんは、別のボウルで卵黄と生クリームを軽く混ぜ合わせてくれるかな?」

あたしは慎重に材料をボウルへ投入する。
自分では卵黄と卵白を分けるのもままならないけど、それは最初に麻奈実さんが取り分けてくれていた。

カシャカシャカシャ――

静かな台所に、あたしと麻奈実さんがそれぞれボウルをかき混ぜる音が響いている。
759 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:30:27.05 ID:uKk0C3M1o

会話が途切れると、急に気まずさが襲ってきた。
あたしは必死に話題を探したけれど、麻奈実さんとの間に共通の話題は思い当たらない。
あやせや加奈子なら、こういうときはファッションの話なんかをしてるんだけど、この人はそういうのに興味なさそうだし……
そんなことを考えつつ、ただひたすら泡立て器でかき混ぜて続けていると、慌てて麻奈実さんが声をかけた。

「き、桐乃ちゃん、もうそれぐらいでいいよ〜っ」

ボウルを覗き込むと、中身は完璧に攪拌完了……いや、かき混ぜすぎてドロドロになっていた。

「うわっ! ごめんなさい……、これ大丈夫ですかね?」
「うん、ぜんぜん大丈夫だよ〜。ありがとうね」

考え事をしながら料理しちゃダメだよね。ひとつ勉強になった……
麻奈実さんはあたしからボウルを受け取ると、溶かしていたバターやチョコ、そして作りたてのメレンゲと合わせて、
チョコレートケーキの生地を作った。

「あとはこれをケーキの型に流し込んで、オーブンで焼きま〜す」
「へぇ、混ぜるのは大変だっだけど、それ以外はそんなに難しくないんですね」
「うん、これなら一人でも作れそうでしょ?」

そうは言っても、溶かして固めただけのプチチョコを石ころチョコに変えてしまった実績を持つあたしだ。
絶対にミスらないよう、メモを取ることに抜かりはなかった。
760 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:33:40.44 ID:uKk0C3M1o

ケーキが焼けるまでの間、あたし達は茶の間に移動して待つことにした。
そこはほんのりお線香のにおいがして、田舎のお爺ちゃん家のようで、なんだか懐かしさを感じさせる。
あたしは座卓を挟んで麻奈実さんと向かい合って座った。

「これ、お店で出してるものだけどごめんね〜」
「いえ、この羊羹、美味しいです」
「えへへ、ありがとう〜」
「……」
「……」

会話が続かない……
一緒にケーキ作りをして少し打ち解けたとはいえ、まともに話すのが数年ぶりのあたし達。
そりゃあ会話が弾むわけもない。
あたしはまた頭をフル回転させ、必死に話のネタを絞り出す。

「……えーっと、麻奈実さんはバレンタインのチョコは誰に作るんですか?」

話題に困ったあたしは、苦し紛れに変な質問をしてしまった。
そんなことわざわざ聞くまでもないのに。なんという愚問……

「えっ、へっ!? 誰にって……ええと、家族みんなの分でしょ? それと……」

あたしの質問に、麻奈実さんは気の毒なぐらい慌てて、

「……それと……きょうちゃんに……」

消え入るような声で恐る恐るそう答えた。
聞いといてなんだけど、そんなの分かりきってることだし、そんなにおどおどしなくてもいいのに。
それはまるであたしに怯えてるかのような反応だった……
まさかあたし、兄貴大好きのブラコン娘だとでも思われてるのかな……うええっ、気色悪っ!
761 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:34:26.25 ID:uKk0C3M1o

「そ、そう言う桐乃ちゃんは、きょうちゃんにはプレゼントしないの?」
「ええっ、あたしが?? 兄貴に!?」

いやいやいや、なんであたしがあのバカ兄貴に……ありえないってそんなの!

「うちの兄妹はそんなんじゃないですからっ!」
「そうなんだ〜? 桐乃ちゃん達って仲良しだから、てっきりプレゼントするのかと思ったけど」

どこをどこから見たら、あたし達が仲良し兄妹に見えるんだろう。
まぁ、ここ最近はあたしの“趣味”のこともあって、以前よりはあいつと話すようになったけどさ。
世間一般の基準で見れば、まだまだ不仲に分類される兄妹のはずでしょ?

それにしても、麻奈実さんはあの平凡で無気力面の兄貴のどこが良いのだろう……?
それに、いつも一緒に居るけれど、付き合ってるとか、そういう関係じゃないらしいし……

と、そこでまた会話が途切れて、あたし達は沈黙を取り繕うように、同時にお茶をすすった。
762 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:36:56.33 ID:uKk0C3M1o

そうこうしているうちに、オーブンから焼き上がりを知らせるアラーム音が鳴った。
麻奈実さんはケーキを取り出し、竹串を刺す。

「こうやって、ちゃんと中まで焼けてるか確認するの」

ふむふむ、なるほど。メモメモ……
竹串に生地がついていないことを確認した麻奈実さんは、ケーキを型から外して粉砂糖を振りかける。

「あっ!これってもしかして……」
「うん、これでガトーショコラのできあがりだよっ」
「へええ〜!こうやって作るんですね!」

褐色のチョコケーキに映える粉砂糖の白が綺麗で、まるでお店で出てくるようなガトーショコラだった。
ケーキショップではおなじみのケーキだけど、それが家庭で作れちゃうなんて……
チョコレートや小麦粉、卵といったありふれた材料からガトーショコラができてしまう、その工程にあたしは感動を覚えていた。

料理って本当にすごい。
763 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:38:19.70 ID:uKk0C3M1o

麻奈実さんと一緒に食べたガトーショコラは、チョコが濃厚なのに生地がしっとりとしてくちどけの良い、
まさしくお店レベルの出来だった。

「すっごい美味しい〜〜!もうプロの味ですって!すごいすごい!」
「あはは、桐乃ちゃん大袈裟だよー」

テンションが上がり、はしゃぐあたしを見て、麻奈実さんも笑顔を浮かべていた。

その後、もう一度作り方のおさらいをしてもらって、あたしは田村家を後にした。
近くの道角まで送ってくれた麻奈実さんに、あたしはぺこりとお辞儀をする。

「えっと……麻奈実さん、今日は本当にありがとうございました」
「どういたしまして。桐乃ちゃん、ケーキ作りがんばってね」

手を振って見送ってくれる麻奈実さんにもう一度お辞儀をして、あたしは家路についた。

次からは、道端で麻奈実さんと会っても、普通に挨拶ができそう――
そんなことを思いながら歩くあたしの足取りは、自然と軽くなっていた。
764 : ◆kuVWl/Rxus [sage saga]:2011/02/18(金) 04:41:31.24 ID:uKk0C3M1o

そしてバレンタインデーの前日の日曜日――

あたしは朝からチョコケーキ作りに奮闘していた。
前回は麻奈実さんと一緒だったけど、一人で作るとなるとやっぱり上手くはいかないもので、何度も失敗を繰り返してしまった。

それでも午後には、ようやくそれらしいケーキを作ることができた。
麻奈実さんが作るような見栄えのいいケーキじゃないけど、初めて自分一人で作ったチョコケーキ。
不恰好だけど、眺めているだけで自然に笑みがこぼれる。
お菓子作りって思ってたよりずっと大変だけど、出来上がったときの達成感は相当なものだよね。

あたしはケーキを慎重に半分に切り、片方はラップして冷蔵庫に、もう片方はバスケットに入れた。
玄関で出掛ける準備をしていると、部屋で勉強をしていた兄貴が階段を降りてきた。

「お前、朝からずっとケーキ作ってたのかよ?」
「ふふん、まぁね〜」

兄貴はなにか言いたそうにしてたけど、それよりも早く、あたしはバスケット片手に玄関を飛び出していた。
心配しなくても、あんたにも切れ端ぐらいは食べさせてあげるってば。


その前に、あたしのお菓子作りの先生に、出来栄えを報告しに行かなきゃね。




おわり
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 04:43:56.64 ID:uKk0C3M1o
オチもないSSだけど、麻奈実と桐乃を和解させてみたくて書きました
石ころチョコのくだりがドラマCDのネタです

では寝ま…
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 04:45:40.37 ID:regxnn8T0
乙!
久々に桐乃をかわいく思えるSSでした!
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 04:47:22.21 ID:SCe9JGJQo
出来事自体は覚えていたけど、あやせが悶絶してたチョコネタってドラマCDだったのか。
最後酷いオチくんだろうなって身構えていたら何もなくて良かった……のか
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 06:20:33.10 ID:/i0VFYLDO
たまにはツンツンもデレデレもしないキレイな桐乃も可愛いなぁ

そして無駄に桐乃とロックが年齢近い+近所で同じ中学通ってる可能性が高い事に今気が付いた
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 07:40:23.69 ID:kXRCDGBQ0
>>765
原作でもこんな展開を期待したいが……

無理だよなぁ…
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/18(金) 07:59:44.48 ID:Et89NWYDO
確か桐乃は昔地味子のことまなちゃんって読んでたんだっけ

それにしてもロックの立ち位置って超美少女桐乃の幼馴染み?みたいなもんなのに全くフラグないよな

いや、あってもらったら俺の胃が痛くなるわけだけど
とりあえずロック[ピーーー]
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 09:14:53.85 ID:dDQtI7Ed0
京介×ロックしか認めませんから
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 09:23:56.88 ID:Sa2nnw/Po
いいなぁこういうの
原作の方も一応は和解してくれるんだろうけど
ここまで微笑ましくはならないだろうなぁ
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 10:56:34.27 ID:0VZBI1iAO
朝からいい気分にさせてもらった
こういう俺妹SSもあるんだな〜

しかし男キャラ空気すぎるww
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 12:22:48.88 ID:XDBO9Z5AO
>>771
瀬菜ちゃんはお帰り下さい
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 14:17:29.03 ID:2iSiCooeo
京介とあやせとかなら釣り合う感じがあるが、あやせや桐乃に岩尾が混じると釣り合わない。
同い年だっけ?そのはずなのに、桐乃たちが大人びているからか。
しかし加奈子と岩尾ならありそう。
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 14:23:14.88 ID:2k1dx1dV0
>>765
乙でした
恋愛要素のないSSも爽やかでいいな
麻奈美はいいお姉ちゃんだし、後輩キャラの桐乃は可愛すぎる

>>775
フットボールアワー連想しちまったww
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/18(金) 15:09:50.02 ID:wfjAXP7x0
>>776
ギャツビーをつかえば大丈夫だ
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 15:33:55.43 ID:XDBO9Z5AO
ゲームで桐乃が麻奈美のこと、まなちゃんって読んでたね。SS書こうと思ってたけど些か麻奈美はむずかった
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 18:21:07.17 ID:oLdKAX2Q0
ググルの検索候補で、ちょっと前までは「あやせ」と入力すると
あやせ ヤンデレ
のみが候補に出たが、最近は種類が増えたな。
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 22:07:05.41 ID:0VZBI1iAO
麻奈美×桐乃ネタがありなら、麻奈美×あやせネタもありな気がする
そっちは普通に仲いいし
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/18(金) 22:52:36.49 ID:lrjd3Sxp0
ドラマCDのラブタッチネタだな。
あやせは「魔性のゲーム」といい、
麻奈実は「ましょうのげえむ」という。
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/18(金) 23:05:06.24 ID:GFmoTEu2o
「お兄さん。お兄さんは一体いくつもらったんです?」

人生相談があると、あやせにいつもの公園に呼び出された俺。
だが、あやせの第一声はおよそ人生相談とはかけ離れたものだった。

「いくつって、なんのことだ?」
「決まってるじゃありませんか。バレンタインですよ」
「……そんなに貰ってねえよ」



こんな感じで、悩んだ挙句バレンタイン当日に渡し損ねるも、後日探りを入れつつ、なんとかして渡そうとするあやせさんが見たいです
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/19(土) 01:25:12.98 ID:EvyrhKit0
>>782
で、渡そうとしたら一悶着あって、結局「桐乃に食べてもらうために作ったんです!」と言い張り、結局渡せず、涙目になるんだな
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:36:16.15 ID:YJ9NbTl30
いや、京介の「勿体ないから食べずに保存」というのを期待して、
チョコの中に盗聴器を。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:46:26.87 ID:9QwystlAO
盗聴器は…18禁フラグだろJK
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 02:34:09.57 ID:ug178W1ao
手っ取り早くガラナチョコを
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/19(土) 03:15:34.78 ID:EvyrhKit0
チヨコレイト
パイナップル
グリコ
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 08:46:52.12 ID:gHfh7Vzeo
そしてお腹の中の音しか聞こえないと
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 09:42:01.94 ID:1qfRs8gN0
>>782
かまわん、続けろ
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 14:43:42.55 ID:euW10eiDO
ザ・ワールド
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 15:10:03.97 ID:6ZtaWZ3ko
そして
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 16:45:51.31 ID:JGM87QRTo
伝説へ・・・
793 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:23:50.94 ID:euW10eiDO
2、3レスの小ネタ書いた

・京介が某漫画に毒される
・元ネタがわからないとさっぱり
・多分わからない人のほうが多い


犬に噛まれたとでも思って読み飛ばしてください
794 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:25:17.64 ID:euW10eiDO
「お、これ打ち切り決まった漫画じゃん。一巻でてたんだな」

20週くらいは続いてたし、3巻くらいまでは出んのかね? まぁ俺には関係ないが……





「……買ってしまった」

気づいたときには手に取っていて、流れるままにレジに並んでいた。引力に引かれるように、ってやつだ。
確かに表紙にインパクトはあったが打ち切られたと知っている漫画に引かれるとは……ずいぶんと酔狂な奴だったんだな俺って。
受験勉強も桐乃からの宿題(エロゲー)もあるし、とっとと帰ってパパっと読むか。

────────────

「ただいまー」

返事もないし靴もない。桐乃のやつ、今日は予定ないっていってなかったっけ?
そういえば俺が本屋に行く前にウダウダ絡んで来たなあいつ。
適当に流して飛び出してきたから桐乃が帰ってきたらどやされそうだな。その前に例の漫画読んじまおう。

…………………
…………
……
795 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:26:40.37 ID:euW10eiDO

「ただいま」

あ、あいつ帰ってきてる。ったく今日はあたしが家にいるって言ってるのに本屋なんか……って違う違う!
あいつにはまだまだやらせなきゃいけない宿題()があるんだからそんなことに時間つかわせたくなかっただけ!
……やっぱむかつくから思いっきりドア開けて驚かせてやる。


バン!
「馬鹿兄貴!」
「……」

……あれ?いつもなら壊れるだの急に開けるなだの言ってくるはずなのに。
ち、沈黙が続いてもやだしこっちから話かけてやる。

「ちゃ、ちゃんと進めてるじゃん。あ、この子選んだんだ!あんたにしては珍しいけど可愛いわよねーこの子!」
「別にどうでもいい」
「は、はぁ!? あんた何言ってんの!?!?」
「お前が良いと思ったんなら、それは良い」
「え、ちょ、ちょっとどうしたのよあんた……なんか変じゃない……?」
「オレはオレっスよ」
「やっぱ変……! いつものあんたじゃない!」
「そんな考え2秒で切り返してオレの背中に勝手に乗れ!!」
「ほ、本当にどうしたのよ……」
「オレ言ったぞ!!何回も言った!!オレはオレだって!!!何回言わせんだ!!!」
「ひっ……大声出さないでよ……なんか怖いよ兄貴……!」
「そうか……わかったよキリノ。ならば……」
「あ、兄貴……?戻ったの……?」
「こけで現実を突き付けてやるのが兄貴としての優しさだ!!!」←なんか凄いオーラ
「もういやぁぁぁぁぁあああああああっ!!」

バタン!
796 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:27:38.79 ID:euW10eiDO
──桐乃黒猫電話中──

「うん、なんかあいつが変になっちゃって……2秒で切り返せとか何回も言ったとかわけわかんない……」
「なんかアンタ楽しそうじゃない?……!?京介っちゃんって何よ!?ちょ、ふふふじゃないわよ!!笑ってないで答えてよクソ猫!!」

もう嫌……誰か助けて……




その後気晴らしにネットサーフィンをしていた桐乃は某所某板の書き込みから京介変化の原因を知り京介の部屋に殴り込んだ────

おわり
797 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:29:43.35 ID:euW10eiDO
以上です
京介のほうはほとんど自分のことでした
798 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/20(日) 19:34:05.43 ID:euW10eiDO
すごい誤字

>>795の最後
×こけで現実を〜
○ここで現実を〜
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 21:22:41.33 ID:6ZtaWZ3ko
クッ、元ネタが分からない…

バンブーブレードじゃないよな…?
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 21:48:12.70 ID:1C7wu5UVo
検索してみたが、LIGHTWINGってやつらしいな。
高校間違えるとかあり得ないだろ……ww
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/20(日) 23:20:03.17 ID:rBg24UCy0
あ、迷惑death〜
投下されても死臭がヒドイっ!ゾンビかってのwwwwww


そんな考え2秒で切り返して乙ッッッ
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/02/20(日) 23:56:37.72 ID:bJOI2GxM0
あやせ…すごいな…
あやせが地味子を、ここまで引き上げたのか…
同類にはわかるのかな…
人気のなさに
隠されてたけど
地味子は間違いなくーー

……ヤンデレ!!
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 00:08:38.98 ID:oOIuKM9Eo
なんだか地味子がときメモ4の都子に見えてきた
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 00:17:00.92 ID:iY8AwA0Fo
チクショウwwwwwwwwwwwwww
今週のジャンプで最終回だからタイムリーすぎるwwwwwwwwww
最終回で大笑いしてこっちで不意つかれたwwwwwwww
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/21(月) 01:55:35.55 ID:c97DpuJm0
おい>>801!! ふざけたこと言ってんじゃ…

806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 03:27:07.79 ID:G+dSfilAO
やめろ京介っちゃん!!!


黒猫も読んでるのかwww確かに二つ名は好きそうだがwww
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/21(月) 21:43:57.91 ID:CMf1yRfAO
丁度今日終わっててフイタwww
808 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:01:54.13 ID:O1n4Sl1DO
えっと、なんかすごく狭いネタで書いてしまってもうしわけなかった

お詫びというわけにはいかないが>>782-783をネタにして書いてみた
3、4レスくらいです
809 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:04:31.31 ID:O1n4Sl1DO
「お兄さん。お兄さんは一体いくつもらったんです?」

人生相談があると、あやせにいつもの公園に呼び出された俺。
だが、あやせの第一声はおよそ人生相談とはかけ離れたものだった。

「いくつって、なんのことだ?」
「決まってるじゃありませんか。バレンタインですよ」

なんで突然そんなこと聞いて来るんだ?
バレンタインからはもうだいぶ日が経っている。……まさか俺にチョコを!?
なんてな。あやせたんからもらうのはバレンタインから3日経った時点で諦めたよ。
俺の反応を見て楽しむつもりなんだろうか……そう考えると素直に答えるのも悔しくなってくるな……。

「……そんなに貰ってねえよ」
「4個ですか?」
「なんでそんなピンポイントで指摘してくるんだよ!?」
「ふむ、4個ですか……」

ぐぬぬ……あやせには何か特殊な能力が備わっているのではないだろうか。
確かに今年は麻奈美の他に黒猫と沙織、そして桐乃からで4個だったが……。
日付をまたぐ直前に急に部屋のドアが開いて投げつけられたのもカウントに入れてもいいよな?
と、今は回想よりあやせの話を……

「……だいたい……お姉さ…………りの……通り………他……ブツブツ」

あ、あやせさん?なんか怖いですよ?
なんだか直接殴られたりするよりも恐怖を感じるぞ……。

「……うん。あ、お兄さんまだいたんですか?」

なにそれ酷い!

「あのな……。それで、人生相談はどうしたんだ?」
「あー、今日はもういいです。私このあとに用事ができたので帰りますね」

そう言って俺の返事を待たずに公園の出口に向かうあやせ。まったく今日はなんだったんだ?
公園を出る前にあやせが振り向いた。

「明後日も人生相談があります。同じ時間にこの公園で待ってて下さい〜!」

少し離れた俺に聞こえるように大きめな声でそう言うと、小さく手を振ってから走り去って行った。
……ちくしょー。可愛いな……。
810 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:06:30.37 ID:O1n4Sl1DO
──約束の日


公園の入り口についた。
待ち合わせの時間までまだ20分くらいあるんだがすでにあやせがいる。取っ手付の箱をもってるな。
手元の箱を見たりキョロキョロしたりして挙動不審だ。なんか可愛いからちょっと見てよう。
……あ、気づかれた。

「お、お兄さん何やってるんですか!早くこっちにきてください」

呼ばれて近づく。
黙って見てたことについて怒られるんだろうな。いいものも見れたしそれくらい甘んじて受けよう。

「あ、あの、それで今日はですね」
「お、おう。……ってあれ?怒らないの?」
「なななんで私が怒らなくちゃいけないんですか!おk怒りますよ!?」

なんだかあやせの様子がおかしい。テンパってないか?

「いや、変なこと言ってすまんあやせ。で、今日はなんだって?」
「え、あ、その、あのですね……」

あやせの言葉を待つ。が、なかなか返ってこない。
何か言いかけては下を向くのを繰り返し、ついには下を向きっぱなしになってしまった。

「あやせ……?もしかしてその箱になんかあんのか?」
「!?いいいやこれは違くて、じゃなくて違いますこの箱です!!」

え、どっちなの?その箱なの違うの?

「あ、あやせ?とりあえず落ち着け。な?」
「わわ私は落ち着いてます!……スーハー……」

落ち着いてる奴は深呼吸なんか……まあいいかこれで落ち着いただろう。
811 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:09:30.60 ID:O1n4Sl1DO

「えーとですね……。今日はこれをお兄さんに……」
「俺に?」
「〜〜!!おおお兄さんの妹の桐乃に渡して貰いたいんです!!」

なんでそんなややこしい言い回しをするのかはわからんが、要は桐乃への配達員役をしろってことか。
直接渡せばいいのに、とは思うが、今日のあやせは様子がおかしいしさっさと用事を済ませて解散したほうがいいな。

「わかった。その箱を桐乃に渡せばいいんだな?」
「……はい」

なぜか暗い顔でおずおずと箱を持ち上げるあやせ。
俺は反対側を受け取るが、あやせがなかなか離さない。

「あやせ……?」
「……」

むぅ、どうしたもんかね。
あやせも黙ったままだし、ここは一旦手を離して……

「「あっ!」」

ドサッ

あやせもちょうど手を離すところだったらしく箱を落としてしまった。

「な、中身は!?」

あやせがあわてて箱を開けると、中には少し形の崩れたチョコケーキのようなものが2つ入っていた。

「う、うぅ……せっかく作ったのに……」

つ、作った?
多少形は崩れてしまってはいるが、元の出来はかなりよかったことが見て取れる。
あやせはお菓子作りも上手いんだな〜。おっと、思考が横道にそれてしまった。
今はこの状況をなんとかしないと……。
812 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:12:20.59 ID:O1n4Sl1DO

「あやせ、そんなに落ち込むなって」
「でも、もうこんなになっちゃって……グス……もう……捨てるしか……」
「す、捨てる!?」

その言葉を聞いて、俺はあやせからケーキの箱を取り上げた。

「ちょ、ちょっと返してください!」
「嫌だね!こんなにうまそうなものを捨てるなんて言う奴には返せねえ!」
「き、桐乃にはちゃんときれいなのをあげたいんです!いいから返してください!」
「ならこれは俺がもらう!」
「な、ちょ、それもダメです!」

ええい、もうこうしてやる!
俺はケーキの乗っていたアルミ箔をつかみいっきに2つともたいらげた。

「ああ!」
「むぐ、すっげぇうまかった、もぐ、ん、ごちそうさん」
「………お兄さんのバカ……」

ああもうバカでもいいね。あやせたんの手作りケーキが食えたんだから。
シチュエーションはおかしかったけど、しょうがねえだろ。あれしか思いつかなかったんだから。

「……あの、そんなに美味しかったですか?」
「ああ。まったく、桐乃がうらやましいな」
「でしたら、今度桐乃のモノを作り直してくるときにお兄さんのぶんも作ってきます。お、お礼に」

お礼?礼なんてされるようなことはしてないぞ?
嫌がってるのに食っちまったぐらいだ。ケーキを。

「い、いいんです。とにかくお礼なんです!受け取らなかったらぶち殺しますよ!?」
「ありがたく受け取らせていただきます!」

この俺がマイスイートエンジェルからの贈り物を受け取らないことがあるだろうか、いやない。

……!?びっくりした今目の前に天使がいるのかと思ったらあやせたんだった。
だってよ、見ろよこの笑顔。……!?ああ驚いた女神かと思ったらあやせたんだった。
桐乃にケーキを渡すっていう今日の目的は潰れちまったはずなのに、なんでだろうな。
ほんとに今日のあやせはおかしいぜ。……!?(ry

───────────────

「ではお兄さん、また今度」

そう告げて天使、いや女神、いや(ry
あやせは帰って行った。
ああ、次の人生相談が楽しみだ!


終わり
813 : ◆3RC.SHzrpk [sage]:2011/02/22(火) 11:21:29.00 ID:O1n4Sl1DO
以上です

PC復活したらもっとちゃんと推敲して書くようにしたい
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 11:22:50.86 ID:OHryHj3AO
乙でっせ!
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 11:29:19.41 ID:Ect4I4mJo
3日経つまで諦めない京介
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 12:01:00.96 ID:+TcqaDT4o
さて12時回りましたね
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 13:04:56.52 ID:k/yaUO1Ho
見てきたぜ!!
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 13:21:28.52 ID:OHryHj3AO
仕事中なので音だけ聴いてきた!
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 14:42:26.92 ID:0WVboO4N0
>>813
乙!
ラブリーマイエンジェルっぷりが五臓六腑に染み渡るな
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 16:32:27.20 ID:oBdUPUpq0
誰かこのスレの初心者の俺に
オススメのSS教えてもらえませんかね?
ちなみに当方あやせ大好物です
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 16:57:00.27 ID:aL2rbl3FP
http://www43.atwiki.jp/vip_oreimo/
http://www44.atwiki.jp/kiririn/pages/14.html
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

とりあえず全部読め
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 17:20:56.91 ID:uHiWMx5Q0
>>813
乙!

>>820
http://www43.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/66.html
ここの、京介×あやせのあたりを読むとよろしいかと
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 17:32:17.36 ID:oBdUPUpq0
>>821
いかんせん量が多くて…
頑張って読破してみます

>>822
どうもです
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 18:19:31.03 ID:O1n4Sl1DO
俺もあとからWikiとか知ったけど読んでる間は幸せだったから頑張って読むって感覚はなかったな
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/22(火) 20:07:28.04 ID:cP+LEIcwo
半眼のあやせの破壊力は異常
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 21:15:05.70 ID:OHryHj3AO
俺が印象に残ってるあやせSSは
・桐乃と仲違いして京介監禁
・修羅場であやせ火傷
のやつだな
どっちも病んでるが…
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 21:52:51.19 ID:4TQhi97i0
>>808
>確かに今年は麻奈美の他に黒猫と沙織、そして桐乃からで4個だったが……。
>日付をまたぐ直前に急に部屋のドアが開いて投げつけられたのもカウントに入れてもいいよな 

君さえ良ければこのあたりを桐乃視点でもうちょっと掘り下げて書いていいんだぞ
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 22:41:33.32 ID:GgMznbwAO
エロパロのだけど京都のやつの続きを熱望してる
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/22(火) 23:52:33.00 ID:LFZgQJeXo
>>826
あやせ関係ないけど、7巻のif話で京介怪我して桐乃が黒猫に責められるSSが印象的だったな
鬱系って好きじゃないのに記憶に残っちまう・・・
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 00:29:11.50 ID:VDkILYH9o
なんか無性に書きたくなってきた
お題ねえかな?
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 00:31:49.70 ID:YhPVQRSMo
リアリアリアリアリアリアリア
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 01:05:15.02 ID:a+cRrk+AO
>>830
フェイトそんに光を。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 01:11:36.41 ID:EVaoDbtF0
>>830とりあえず書け
お題はそれからだ
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 01:15:19.93 ID:J2rAXa3AO
リアっムズいよなー。アメリカでの桐乃とリアの話とか?兄貴出番無さげだけど
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 01:18:47.48 ID:SKu1DO1lo
>>830
京介「最近桐乃のやつが露出度の高い陸上のユニフォームで家の中うろついて目のやり場に困る件」
こんな感じで
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 04:45:59.00 ID:wWDGHGl60
母にクンカーバレする話を
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 06:49:05.05 ID:B2HaugWUo
>>830
TV版の最終回後とか
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/23(水) 09:35:18.87 ID:GykTdtGv0
京介が黒猫に呪い返しする話を
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/23(水) 10:23:37.40 ID:jbf7g5EG0
ブリジットが京介と付き合う際に、「ポイしないでくださいね。」というやつだな。
あるいは黒猫が土下座するような形で裾をつかんで言わせるのもいいか?
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 11:14:52.37 ID:R/La0r9Po
京介が各家庭のタンスを漁る話を
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:39:24.81 ID:LHnEsdFc0
某スレに投下してみたけど、反応が全く無いので…こっちにもSS2本転載します。

タイトル『仕事見学』桐乃SSです。


「はーいOK、お疲れ様でしたー」

スタッフさんのOKサインが出た。
今日の撮影はこれで終わり。

「はぁ…疲れたぁ…」

撮影を終えた桐乃が汗をかいてベンチに戻ってきたので、俺は用意していた物を準備する。

「よ、お疲れ。 タオルとスポーツドリンクな」
「ん、サンキュ」

俺は桐乃にそれらを渡し、受け取った桐乃は汗を拭って喉を潤していく。

何故俺がこんな事をしているのかって?
そりゃあ…いつも通り、この妹様の突然の発言が事の発端だ…。



昨晩の事だった…。

「あんた、明日あたしのマネージャーやって」

いきなり部屋にやってきた俺の妹様は、本っ当に突然、何の前触れもなく言い放ってきやがった。

「はぁ? 唐突に何を言い出すんだ、お前は…」

当然だが、俺は訝しって桐乃を見た。
突然こんな事を言われりゃ誰でもそうするよな。

「あたしだってあんたにこんな事頼みたくないわよ。 だってしょーがないじゃん…」

一体何がしょうがないのか分からんが、頼みたくなければ頼まなきゃいいじゃねーか…と心の中で文句を言う。
口に出さないのは、しょーもない争いを回避する為だ。

「で、何でそうなったんだ? 説明してみろよ」

俺は桐乃に経緯の説明を求めた。
こんな事を頼まれるんだから、当然知る権利ぐらにいはある…はずだ。

「何その上から目線…ムカツク…」
「嫌ならいいんだぞ、聞かなかった事にするだけだから」
「ぐ…っ…」

桐乃はものすご〜く悔しそうに俺を睨む。
初めてじゃねーか? 俺が桐乃を言い負かしたのって…。
それはそれで後が怖いけどな…。

「で、真面目な話…経緯を説明してほしいんだけどさ」

俺は改めて経緯の説明を求めた。
経緯が分からなければ、協力のしようが無いからな。
俺の求めに対し、桐乃は「チッ…」と舌打ちをして、渋々ながら口を開いた。

「今度さ、雑誌で『モデルの家族』を特集するんだって。 で、あたし…一応表面上は『お兄ちゃんと仲良し』で通してるからさ…その…」
「で、俺がお前の撮影に付き添って、仲良くコミュニケーションをとっている所を取材したい…ということか?」
「…よく…分かったわね…。 と…とにかく明日、絶対に付き合ってよ!!」

なるほどね。
それならそうと、最初から素直に言えばいいのによ…こいつは。

「りょーかい。 そういう理由なら断るわけにはいかないな。 協力してやるよ」
「…絶対だかんね…?」

ま、要は以前に加奈子達の偽マネージャーやってた様にすればいいだけだろ。
そう考えた俺は、桐乃の誘いを了承した。
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:40:01.11 ID:LHnEsdFc0
という事で、俺は今朝からずっと桐乃の撮影に同伴させてもらっているのだが…。
正直言って、桐乃を見直した。
撮影中のポーズの取り方や真剣さ、カメラマンやスタッフとの打ち合わせなどを一通り見ていると、どれも真剣で…既にプロ意識が芽生えていた。
以前あいつが全てにおいて本気で取り組んでいるような事を言っていたけど…正に有言実行。
本気の姿勢で取り組む桐乃を、恥ずかしながら俺は初めて目の当たりにした。

「桐乃、お前ってやっぱすげーよ」
「は? 何よいきなり」
「いや…俺さ、初めてお前の仕事を見物したけど…正直…お前の姿勢に感服した」

俺は桐乃に本心を伝えた。

「ポーズや打ち合わせ、服装や化粧に至ってさ…全て…その…綺麗に見せようとする意識っての? …凄いと思ったよ」

「………うん…ありがと…」

桐乃は俺の言葉に照れたのか、顔を赤くしてそっぽを向いた
そしてゆっくりとこっちに向き直り、ポツポツと口を開いた。

「あたし、兄貴だから…仕事の同伴を頼んだんだよ…? 兄貴に…あたしの仕事を理解してほしくてさ…」

やべ…こっちが照れるじゃねーか…。
こんな可愛い笑顔を向けやがって…。

「桐乃…」

俺は桐乃の頭を優しく撫でた。
幼い頃に、泣いていた桐乃をあやす様に…。

「ん…」

桐乃もそれを甘受して、俺にゆっくりと凭れ掛ってきた。

とその時。

「桐乃ちゃん、お兄さん、お疲れ様でした」

桐乃の雑誌の担当さんがこっちにやってきた。

「お二人の写真は、自然さを見せる為に遠くから撮影させていただきました」

何ぃ…!?
咄嗟に俺が振り向くと、少し離れた位置にいた撮影とは別のカメラマンさんが大きく手を振っていた…。
い…いつの間に…!?
うおおおおぉぉぉ………めっちゃ恥ずかしいいいいぃぃぃ…!!!

「先程のお二人のやりとりを遠巻きに見ていましたけど…まるで恋人同士みたいでしたね。 優しいお兄さんで、ちょっと羨ましかったなぁ」

担当さんが笑顔でとんでもない事をのたまった…。
こ…恋人同士って…。

その時、桐乃は自分の腕を俺の腕に絡めて、引っ張った。
俺はバランスを崩して、桐乃と密着するような体勢になる。

そして…桐乃は満面の笑みで、担当さんに答えた。

「はい、あたしの自慢のお兄ちゃんですから!!」





後日。
掲載見本誌が桐乃と俺のところに届いた。

特集のうち、俺たちのは2ページにわたって割り振られ、最初に訪れた場面、撮影を見守る姿、撮影が終わって労うところ、頭を撫でているところ、そして…桐乃が腕を絡めて笑顔で応える姿が掲載された。
しかも、桐乃の解説付きで…。

でもまあ…あの時、恋人同士に見られた事も満更でもないな…と思ったね。
この本に載っている桐乃の笑顔を見ているとさ…。

さてと…今日はこの前の慰労を含めて、お姫様をデートに誘うとしますかね。

俺は意気揚々と自室を出て、桐乃の部屋のドアを叩いた。

END
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:42:46.84 ID:LHnEsdFc0
続きましてタイトル『5巻アナザー』桐乃SSです。

こちらは自分の妄想・欲求に忠実に何も考えずに作りました。
後悔はしていませんw
5巻4章で京介が桐乃を連れ戻すシーンの暴走妄想SSです。



俺はクリックする指を止め−

「一緒に帰ろうぜ」

「え…?」

俺は桐乃にそう提案した。

俺がここに来た元々の理由は、桐乃を日本に連れ戻す為だ。
友人・知人に一切知らせず、誰でもいいから1人に勝つまでは絶対に連絡を入れない…という縛りを設けても勝てず、終には体調を崩して…。

お前は頑張った。
充分過ぎるぐらい頑張った。
だからもう頑張らなくてもいい。
胸を張って帰ろう。

俺は桐乃にそう伝えた。

しかし…

「あたしは絶対に帰らない! みんなにでかい口を叩いてここまで来たのに…結果が伴わなくて…体調崩したから帰ってきた…なんて…そんな事が出来るワケないでしょ!!」

桐乃は涙を浮かべて猛抗議をしてきた。

「一番年下の子にも負けっぱなしで…尻尾巻いて逃げ帰るなんて…今まであたしが勝ってきた人たちに、どう謝ればいいのよ!!」
「桐乃、今のお前は焦り過ぎだ。 行き過ぎだ。 一旦戻って、休んで、体調を戻して、実力付けて、それからもう一度勝負するという選択肢があるじゃねーか! お前はまだ15なんだ! まだまだやり直しがきく年だ! いまここで無茶をして取り返しのつかない事になったらどうするんだ!!」
「くどい! あたしは絶対に帰らない!!」
「この…!」

もう桐乃には俺の言葉は届かない。
いくら言っても無駄だろう…そう判断した俺は、強硬手段に出る事にした。

「きゃ…!?」

俺は桐乃の両肩を掴み、正面から目を合わせ、そして…

「お前の事が心配なんだよ!!」

そう叫んだ。
そしてそのまま…

「………!?」

強引に…桐乃の唇を塞いだ。
そしてすぐに口を離してそのままベッドに押し倒し、俺は桐乃に懇願した。

「いつからかは忘れた。 俺は…本当に、お前の事が好きなんだ…愛していると言ってもいい。 お前がこれだけ苦しんでいるのに…心配にならないワケがないだろうが!!」

俺の瞳から水滴がポタ…ポタ…と桐乃の頬を濡らしていく。
いつの間にかマジ泣きが入っちまったらしい…。

「なあ…桐乃…。 俺と…日本に帰ろう…」
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:43:18.74 ID:LHnEsdFc0
桐乃は黙って俺の目を見つめた。
そして…

「…やっと…言ってくれたね、兄貴…」

そのまま俺の頭を両手で抱いて引き寄せ、俺の唇を塞ぎ返してきた。
桐乃が唇を離すと、そのままポツリポツリと、口を開いた。

「あたしが留学を決めた理由の一つにさ…兄貴の存在があった…」

桐乃は俺を抱きしめたまま、説明を続けて行く。

「最初の人生相談でさ、お父さんを説得してくれてから…あたし、あんたの事が…好きになった…。 だけど…あたしたちは兄妹だから…このままどんどん好きになって苦しむくらいなら、いっそ黙って離れた方がいいかな…って…思ったんだ…」
「桐乃…」
「1年間の留学期間でずっと離れ離れになったら、諦められるかなって…」

桐乃の瞳から…涙が零れ落ちた…。

「でも…もうだめ…。 兄貴がアメリカまであたしを迎えに来てくれて…あたし…もう…この気持ちを抑えきれない…」

桐乃の口から嗚咽が漏れ始め…俺は…抱かれたまま桐乃の髪の毛を撫でてやり、気持ちを落ち着かせるように、ゆっくりとあやした…。

「兄貴…あたしも…あたしも兄貴が好き…。 愛してる…」

桐乃の告白…。
俺は桐乃の気持ちが嬉しくなり、再び…桐乃の唇を塞いだ…。



翌日。

桐乃と一夜を過ごした俺は、少しずつ桐乃の荷物を片付けていた。

俺が眼を覚ますと桐乃は既に起床していて、すっきりしたような晴れやかな顔を俺に向けてくれた。
そしてその時、にこやかにこう言ってくれた。

「あたし、兄貴と一緒なら…帰国してもいいよ」


その桐乃は『ちょっと行くトコあるから』と5分ぐらい前に部屋を離れた。
多分、帰国の手続きを行ったんだろう。

それから数分で桐乃は部屋に戻ってきた。

「お待たせ。 さ、日本に帰ろっか」

そして桐乃はそのまま俺に抱きつき…笑顔でこう言ってくれた。

「お兄ちゃん、愛してる♪」

END
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:44:33.70 ID:LHnEsdFc0
以上です。
連投すみませんでしたm(_ _)m

SS作ってると、どうしても他の方の反応が気になってしまうので…批判でもいいのでご感想を下さい…。
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 12:46:26.07 ID:j0PcUD210
お前の妄想・欲求は俺の妄想・欲求だ!
GJ!
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 13:35:43.51 ID:peqye7T1o
あやせに高坂兄妹が蹂躙される話を希望します
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 14:05:25.36 ID:z3HXa/Kv0
仕事見学イイね!
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 14:16:58.16 ID:k8/B8VzDO
>>831,839
リア違いww 危険すぎるわ
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 14:47:03.78 ID:lM7Hv31AO
いいぞいいぞ
次からは最初からここに投下だ!
俺たちはSSに飢えている
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 17:01:53.17 ID:om+dSKqj0

仕事見学いいね
逆に桐乃が京介を尊敬できるシチュもあるといいな
2話目は近親あからさまでちょい苦手だ
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 18:18:08.58 ID:A/f1jIfuo
>>845
どちらも乙!
桐京派としては両方とも2828しながら読んだよ。

あちらのスレで反応が薄かったのは配信直後でスレの流れが速かっただけだと思うよ。
皆確実に2828してたと思うからあまり気落とさずにww
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 18:22:38.45 ID:EP0tFhNGo
乙。
普段ここしか見ないから得した気分
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:30:54.81 ID:wzmCvRYK0
これより一本投下させて頂く!
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:31:22.63 ID:wzmCvRYK0
※この物語はフィクションであり
登場する人物・団体・その他名称とは一切関係ありません……ホントですよ?

俺、高坂京介!
どうにか大学に受かり、入学の手続きも一通り終えた春休み中の18歳☆
…….スマン。テンションが上がり過ぎてたぜ。
でも、ハイテンションでも許してくれ。だってーーーー

「今日はお兄さんにお願いがあって来てもらいました」

スウィートラブリーレボリューションマイエンジェルあやせたんから呼び出しだぞ!?

「よし、婚姻届もらってくるわ!」
「どうしてそうなるんですか……?」
「え、お願いって結婚のことじゃねーの?」
「なんでお願い=結婚なんですか!?ブチ殺します
よ!!」
あれ〜……違ったのか。誠に残念なことだ……

「まったくお兄さんはいつもいつも……!」
「じょ、冗談だって!ーーーじゃあ、お願いってのはなんなんだ?」
「はいーーー、お兄さん、目を瞑ってください」
「ん…こうか?」
ま、まさかキス……?

なーんて呑気に考えてたんだが……

「……!?」

俺の口内に何かが入れられた。そして、骨の焼けるような感覚とともに、
俺は意識を手放すのであった……
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:32:03.24 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

目が覚めると、そこはどこかの部屋の中であった。
「……知らない天井だ」
とりあえず辺りをぐるりと見す。
部屋にはテーブルと椅子、ベッド、冷蔵庫等々、生活するには充分な家具や家電がある。
それと、ドアが2つ。

「……お決まりの開かないパターンか」
1つ目のドアは開かなかった。おそらくこれが外への出口なのだろう。
「もう1つはーーーー風呂とトイレか。生き延びる分には問題なさそうだな。」

これからどうしたもんか……などと考えていると

ガチャリ
という音ともに開かなかったドアが開き、

「あ、目が覚めたみたいですね」
新垣あやせがその姿を現した。
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:32:38.94 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

「お兄さん、まずは自分の体をよく見て下さい」
そう言いながら鏡を俺によこす。

「今更自分の顔なんざ……!?」
鏡を見た俺は驚愕した。驚いて声もでねぇ。
だってよ……信じられんことに、鏡に映っていたのは

少年の頃の、俺。

「嘘…だろ…?」
「いえ、すべて現実ですよ」
よく見ると手も小さい。
立ってみてもあやせの方がずっと背が高い。
ワケわからん、何だよこのコ○ン君状態は!?

ーーーーーーーー

「あやせ!コ、コリャいったいどういう事だ!!」
「落ち着いてくださいお兄さん。まず、お兄さんの体が縮んだのは私が飲ませた薬が原因です」

やっぱそうだったか……とりあえず原因だけは分かった。

「あれはアポトキシスコン4274という名前の薬で、一時的に肉体を若返らせる薬です。」
どっかで聞いたことあるような気のする名前だなオイ……
「んじゃあ聞くが、何故俺にそれを飲ませたんだ?」
「……この間、桐乃に見せてもらいましたよ……」
「何を……だ?」
ま、まさか、あやせ画像コレクションあやせスペシャルがバレてしまったのか!?

「マジスンマセンアレハデスネッ「お兄さんの小さい頃の写真です!」……へ?ガキの頃の写真だぁ?」

「そうです!どうして……んですか」
ん?

「どうしてあんなに可愛いんですか!?」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:33:49.13 ID:wzmCvRYK0
ハイ?

「ハ、ハアァァアアアァァァァ!!?」
何を言い出すかと思えば!?
「か、かわいい?大丈夫ですかあやせさん??」
「私の親友の兄があんなに可愛いかったわけがないですよぉ!!!!」
駄目だこのあやせさん!?医者は!?医者はどこにいるんだー!?
「……失礼、取り乱しました」
「あぁ……で、だ。つまるところ、ガキの頃の俺を実際に見たいから薬を飲ませたってことっすか……?」
「そういうことです!桐乃が、ご両親が旅行で明日まで帰ってこないと昨日言っていたので、絶好の機会と思い!!」
即答だと!?俺のガキの頃ってそんなによかったのか……?

「ハァ……で、いつ戻るんだ?一時的なものなんだろ?」
「24時間前後で戻るそうです」

「ということは、親父とお袋にバレる心配はないのか」
とりあえず一安心だ……捜索願なんて出されちゃ困るしな。

「話を進めましょう。お兄さんには、今日一日一緒に生活を送ってもらいます」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:34:41.37 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

「も、もう1回言って貰っていいか?」
聞き間違いと信じたい。そうでなければ困る!
「ですから、一緒に暮らして頂きます!」
「ヤ、ヤッパ聞き間違いじゃないっすよね〜……」

やれやれだぜ、と言って
深く溜め息をつくと、あやせの表情が曇った。
「お兄、さんは、私と居るのなんて、嫌……ですかっ……?」
「い、いや、決してそんなことはないぞ!むしろ一緒にいたい!一緒に暮らそうぜ!!」
そ、そんなウルウルした顔で見られたら断れる訳ねーじゃねぇか!
ま、まぁ体が縮んでるとはいえあやせと一緒だなんて、またとない機会だしな。
「えへへ……」
あやせも珍しく満更でもない顔をしている。怒らないだなんて、まさか……この力……ショタの力か!?
「えへ……、ではお兄さん」
おぉ、復活したかあやせよ。


「とりあえず、私の膝に座ってください!」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:35:33.06 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

さっきから心臓が全力全開で鼓動を続けているぜ……

「えへへ……」
この充足感MAXの声はあやせのものである。
あやせはベッドに腰掛けて、膝の上に俺を座らせ、俺に抱きついて頭を撫でている。

「そうだ、お兄さん」
スリスリ……俺を撫でていた手が止まり、あやせが俺に話しかけてきた。
「ん、なんだ?」
「私のことはお姉ちゃんって呼んでください!」
「欲望を隠す気0なんだなあやせ!?」

「……お姉ちゃん」
怒気をはらんだあやせの声。マジこえーよ……

「あ……あや、せ……お姉ちゃん」
「えへへ〜京介君〜♪」
誰だコイツとツッコミてぇ!あやせはショタコンだったってのか!?

それにしても、
先ほどから背中に柔らかな2つの丘が当たっており、魅惑の香りが漂い、暖かな手が優しく頭を撫でている……正直、溜まりません……

素直に思っちまうよ。

「ショタ、万歳……!!」

我ながら単純な思考回路してると思う今日この頃です。鼻血が出そうだぜ。
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:36:49.65 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

「京介君、お風呂に入りましょうか♪」
「あやせ……お姉ちゃん、それは本気でいってるのか?」
「あ、私は水着ですよ?中身はお兄さんのままなので何されるかわかりませし……」
俺に拒否権はないんだろ……?まぁ、あやせの水着姿を拝めるだけでもよしとすっか!
「セクハラしたらブチ殺しますよ?」
「は、はーい……」
さっきとは打って変わってこの冷ややかな目つきである。刺さりそうなくらいに視線が痛いぜ……


ここは風呂場。俺は裸であやせに洗ってもらっている。俺明日死ぬんじゃねーなってくらいに幸せだぜ……

「はーい目瞑ってねー♪」「頭洗うよー♪」「痒いトコないー?」
おいお前ら……コレ、あやせなんだぜ……?
マジでキャラ崩壊してるぞ……

「はい、体も洗うよ〜♪」
「はいよー」

……よし、イイコト思いついたぜ!

「あやせお姉ちゃんよぉ」
「♪〜なんですか?」
「前も洗ってくれないかな?」
「へ……前、も?セ、セクハラですよ!」
「うん!僕あやせお姉ちゃんに洗って欲しいな」
ここぞとばかりに必殺☆上目遣い☆ミで攻める俺。さぁ、折れろあやせ!
「……し、仕方ないですね」
「うん、ありがとう!」
キタキタキタキタァアーーーー(゜∀゜)ーーー!!
ふひひ……僕の磨修羅男も洗ってもらっちゃおうかな……!!!

「このタワシで洗ってあげます、お兄さん?」

あ、俺死ぬかも。
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:37:37.77 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

「さて、もう遅いですし、寝ますか?」
「ふぁ……そうだな、お休み」
これもガキになったせいだろう、やたらと眠いぜ……
「では、一緒に寝ましょうか♪」
「お、おう」
さすがにもう驚きはしない。こう言うと予測していたしな。

「……京介君、お話を聞いてくれますか?」
1つの布団に入った俺達。不意に、あやせが声をかけてきた。
「ん、なんだ?」
「その……私、好きな人がいるんです」
「?……!!!!」
なん……だと?つまり俺の好感度UPを狙ったアプローチは最初から意味がなかったというのか……?
「その人は嘘つきで、いっつもセクハラしてきて……」
「ひっでぇ言い方だなオイ」
「……でも優しくて……、大好きです」
あやせの声が暖かみのあるものへ変わった。あぁ、あやせは本気でそいつが好きなのか……
「でも、その人はシスコンで、妹の為になら平気で自分を投げ出して、泥まで被るような人なんです」
「……」
「私とその妹を仲直りさせるために、自分がド変態扱いされてまで頑張ってくれたこともありました」
……まるで、どこかの誰かみたいだな。
「私がその妹にプレゼントをしたいと言ったときも、好きでもない事を調べてくれて、プレゼントを手に入れるのも手伝って頂いて……とにかく、本気で頑張ってくれました……」
「……なぁ、あやせ……」
「……最後まで聞いてください!……私はその好意にずっと甘えたままでした。……本当は、気づいてたんです。その人が私と妹の為に泥を被ったこと」
「もう甘えるだけじゃなくて、その人を支えられるようになりたいと思うんです……だからまずは、その人に私の思いを知ってもらおうと思っています……お兄さんに」
な、なんという急展開だ……!まさかあやせが俺を好きだったなんて……
「あ、あやせっ」
「話はこれで終わりです。ありがとう……京介君」
「!!……そうか、分かった。お休み、あやせお姉ちゃん」
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:38:35.16 ID:wzmCvRYK0
ーーーーーーーー

翌日。
そろそろ昼という殺しに目が覚めると、俺の体は元に戻っていた。

「あやせ……」
隣にはまだあやせが寝ている。まさに眠り姫という言葉が似合う美しさだ……
ずっとみていたい気もするが、俺は高坂京介。お兄さんであり、もう京介君ではない。

「さて……」

いざ尋常に…………

「あやせっ!」

参る!!!

「……くぁっ……あ、お、おはようございます」
「おはよう。……伝えたい事がある」
「え……っと、何でしょうか?」
平静を装うあやせ。かく言う俺も緊張しまくってる。心臓が破裂しそうだ。

「俺は……お前が好きだ。お前が大好きだ。お前を愛している!」

ーーーーーーーー

「!ど、どうして先に言っちゃうんですか!?」
「……何の事だ?」
「昨晩話したでしょう!」
「あれを聞いたのは京介君だぜ?」
「っ!もう……お兄さは卑怯者です!」

卑怯……か。
ふっ、その通りだな。
京介君にならなかったらこうやって告白なんかできずに、一生本気と思われないセクハラ行為を繰り返していた事だろう……
けどよ……
「だとしても俺は既に告白をした……、お前の答え、聞かせてもらえないか?」

「そんなの決まってるじゃないですか!」
あやせのが目に涙を浮かべ、涙声で叫ぶ

「好きに決まってますよ……!好きに決まってますよこの変態卑怯者お兄さん!!!」
「ありがとう…あやせ。なら、俺と付き合ってくれないか?」

「……はい!」
あやせがコクリと頷き、そして俺に抱きついてくる。

今までみたどの顔よりも最高の、笑みを浮かべるあやせ。


「お前のその笑顔だけで、俺は幸せだぜ!」

ーーーーーーーー

あれからしばらくの時が立った。
ここは俺の部屋。

「なぁ……あやせ」
「なんですか?」
子犬のように可愛いらしい瞳を俺に向けるあやせ。抱きしめたいな!
「そもそもあやせが俺を小さくした理由は、告白するためだったのか?俺の小さい頃の姿が好きだったからなのか?」

「京介君に会いたかったのが最初の理由です。……告白は、ムードというか、なんというか……」
「マジすか?」
「はい♪ですから、また、そのうち頼みますよ?京介君」

「」
俺のあやせお姉ちゃんがショタコンなわけ……ありますヨネーー………

ーーーー完ーーーー
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:39:34.87 ID:wzmCvRYK0
ということで、名付けて弟めいかぁ!

駄文を失礼したっ!
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 21:46:22.14 ID:YhPVQRSMo

アポトキシスコン4274wwwwww
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/23(水) 21:55:01.68 ID:GykTdtGv0
ギャグかと思いきや最後はしっかりあやせ√

乙です
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 22:09:00.86 ID:5zK0h9KD0
乙です

桐乃に見つかる→大惨事
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 22:22:15.95 ID:A/f1jIfuo
>>867
いや、そこは桐乃もショタ京介にハァハァしだして…


『あたしの弟がこんなに可愛いわけがない』
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/23(水) 22:50:27.91 ID:J2rAXa3AO
>>868
そけはやっぱり妹であるべきだろ。あやせに着せ替え人形にされ、女の子服の時に桐乃登場!みたいな
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 01:33:27.02 ID:E+2WDkY4o
てす
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/24(木) 03:21:50.86 ID:cSj7/y/l0
高坂兄妹を二人とも幼児に変えるわけかw
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 03:40:38.76 ID:i14m6qWIO
最近このスレ知って全部見たけどニヤニヤしっぱなしだわw
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 04:03:24.09 ID:elM9Z1//0
誰か近親上等の2828できる桐乃SS書いてください(> <)
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 05:34:28.53 ID:SvF0sk8Ho
BD3巻でついにラブリーマイエンジェル>>3たんが大活躍!
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 11:21:14.05 ID:33seTP8so
>「このタワシで洗ってあげます、お兄さん?」


一瞬、タワシ洗いかと思ってしまいますた(*´Д`)ハァハァ
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 13:27:58.11 ID:cwA5/fAAO
よし
次は麻奈美とロックで風呂に入る話を頼む
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 15:33:19.89 ID:wW3GVxzjo
エロパロの方を補足できないんだけど、移転が終わってないんかね
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 15:45:08.64 ID:YQZkv2ueo
とっくに終わってるよ
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 16:14:05.81 ID:UxPTw55+0
完結してる長編でなんかいいのない?
ガッツリ読みたい
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 16:46:00.03 ID:+I95RIgDO
>>879
Wikiのカップリング別から行くと

京介×黒猫にある「俺の妹がこんなにかわいいわけがない 8?」
京介×あやせにある「俺の妹がこんなにかわいいわけがない 9巻?」
その他、多人数にある「俺の妹がこんなにかわいいわけがない 9巻?(続く)」
が、シリーズになってる。

新巻予想シリーズだし作者がそのうち続き書くかもしれないけど、一応区切りはついてる
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 18:41:00.86 ID:UxPTw55+0
〉〉880どうも
できれば全部のssに目を通したいが
時間がとれなくて困る
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 19:56:16.73 ID:euViMEqto
>>879
外部ブログで京介×桐乃の長編SSがある。
「酸っぱい葡萄」でググってみ。
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 20:39:36.30 ID:W6kny6C0o
弟が高校に入りやけに男らしくなった姿に悶える近親相姦上等の麻奈美SSってのが見てみたい。
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 20:45:46.03 ID:JqLJ98y6o
麻奈実
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 21:45:35.28 ID:jPvAxAbb0
じゃ、ちょっと違うけど。

京介×メガネSS
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 21:46:44.42 ID:jPvAxAbb0

『きょうちゃんとお出かけ』


今日はひさしぶりにきょうちゃんとお出かけ。
最近のきょうちゃんは妹の桐乃ちゃんとよくお出かけしたりしていそがしいみたい。
ちょっと前まではお互いにすれ違いが多かったけど、
昔みたいに仲良し兄妹に戻ったような感じがして、見ているわたしもちょっとうれしい。
………でも、たまにはわたしにもかまってほしいかな、なんて。えへへ。

「おーい、なにボケっとしてんだ?おいてくぞー」

「ああ、まってよ〜」

いけないいけない。
考え事してたらいつのまにかずいぶんおいていかれちゃっていた。
きょうちゃんに追いつこうとあわててかけよると………

「あっ」

「あぶないっ」

うう…つまづいちゃった。
けっこうはでに転んじゃって、メガネまで落としちゃったし。
こんなふうだからいつもバカにされるのかなぁ…しょんぼり。

「まったく、なーにやってんだよおまえは」

でも、口ではめんどくさそうなこといってるのに、ちゃんと助けてくれる
きょうちゃんは、やっぱりやさしい。
今もちょっとあわてたようなようすで駆け寄ってきてくれた。
………………………………………わたしのメガネのほうに。
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 21:47:37.14 ID:jPvAxAbb0

「キズはないか?」

………。

「えーと、ちょっとすりむいちゃったけど、へいき」

きょうちゃんはメガネをまわしたり、太陽にかざしたりして、
入念にちぇっくしている。
あ、あの〜、わたし、ちょっとすりむいちゃったんだけど…?

一通り見終わると、ふところからメガネ拭きを取り出し(どうしてメガネをかけてない
きょうちゃんが持ってるの?)、レンズを丹念に、やさしく拭いていく。
そして、満足がいったのかもう一度メガネを一回転させ、ちいさくうなずいた。

「これでよし、と。まったく、気ぃつけろよな」

わたしの大好きな笑顔できょうちゃんはそんなことをいってくれたけど…
なんでだろう。素直によろこべないよ…

「う、うん。気をつける。ごめんね、きょうちゃん」

「おう。―――さて、んじゃ、そろそろ行くか」

わたしがうなずいたのを確認して歩き出したきょうちゃんのあとを、
こんどはおくれないようについていく。

「………。あのね、きょうちゃん?」

「ん?」

「えーと………………。やっぱりいいや」

「なんだよ。変な麻奈実」

わたしの心配、してくれたんだよね?とは聞けなかった。
だ、だいじょぶだよね?信じていいんだよね?

ほんのちょっとだけ、きょうちゃんとの関係が心配になったわたしだった………




「あ、そういやお前、すりむいたとか言ってなかったか?」

「あ、うん。でもちょっとだからだいじょぶだよ〜」

「ふーん。じゃいいや」

「………」

きょ、きょうちゃ〜ん………



ふぃん
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 21:48:28.58 ID:jPvAxAbb0
以上、です…
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/24(木) 22:09:01.43 ID:YB9Jbe+40
ひでえww
メガネフェチにも程があるだろ
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 22:23:32.45 ID:o8qnf7wpo
地味子ソス

891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/24(木) 22:39:46.09 ID:4wpeXllNo
乙。地味子が不憫すぎて

そして誰かブリジット√を……棒読みだっていいじゃないか
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 22:55:31.38 ID:Mgyf/g6eo
メガネが本体って、どこぞのラノベのキャラを思い出すww
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/24(木) 23:03:27.98 ID:V3V6mukV0
地味子が地味すぎるwwww
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 23:11:33.99 ID:qkzutidso
京介×メガネSS
新しいwwwwwwww
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 23:14:00.59 ID:0Gi6EQ+xo
銀魂思い出したwwwwww
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 23:37:52.46 ID:+I95RIgDO
メガニーもやぶさかではない
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 23:46:54.16 ID:52WMUKtjo
メガネちゃんぺろぺろ(´・ω・)
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 00:25:42.98 ID:4s4+ZngQo
ここらで某メガネ好きに変える人のAAがくる気がする
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 01:16:53.53 ID:W/RvULRA0
>>873確か現行の別スレて゛そんなんあった気がス
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/25(金) 04:33:35.56 ID:2JEISWxB0
>>888
関西の人?明らかに日本フルハップのCMっぽいんだけど。

「気つけや、専務、荷物落としなや。」
「大丈夫かいな?」
「荷物はセーフ。」
「ちょっと、社長!」
901 :888 [sage]:2011/02/25(金) 05:44:04.84 ID:cH1KPoVJ0
>>900
いや、こてこての東京人なのでそれちょっと知らないのですよ?
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 08:51:51.68 ID:ozxiBJ7Po
>>900
ありふれたネタだろ・・・
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 08:55:29.42 ID:erm/2ocJo
関西ローカルだったのねアレ
つべじゃ見つからなかったけど、コレの3つ目かな
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6381082
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 09:03:22.08 ID:99+CyQDBo
メガネ「こっちジロジロ見ないでください!視線だけで妊娠させる気ですか?この変態っ!ぶち殺しますよ!!」

麻奈美「きょうちゃーん…(泣)」

京介「」

俺は、途方に暮れて泣きじゃくる麻奈美からメガネを借り受け、専門家の判断を仰ぐことにした。

あやせ「お姉さんのメガネがしゃべった?頭大丈夫ですか。本気で」

京介「…まぁ、これを見てくれ」

メガネ「また新しい女の方ですか?この節操なし。さっさともげて死んじゃえばいいんです!!」

あやせ「」

京介「麻奈美がショックでダウンしちまってな。その…お前なら何とかしてくれるんじゃないかと思ったんだが」

あやせ「私、別にメガネつけてる訳じゃないですよ?」

京介「(お前と性格そっくりだからなんて、口が裂けても言えねえよなぁ)」

あやせ「何かあったら、それは、お兄さんから頼りにされるのはやぶさかじゃないですけど…」ゴニョゴニョ

「…お兄さん、試しにそのメガネ、かけてもらえませんか?」

メガネをかけた瞬間、メガネの様子が一変した。


905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 12:07:28.72 ID:SQbsxIcT0
続きを
早く
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 13:20:02.66 ID:k5i+vpVAO
>>900
人がコケたときにモノを心配するのは割とお約束ネタだと思うけど
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 19:14:09.90 ID:99+CyQDBo
メガネ「やぁ…///お姉さん、見ないでくださぃ//恥ずかしい…です」

メガネ「んぅ//」

メガネ「触らないでくださぃ…京介さんのえっち」テレテレ

その後、何があったのかは覚えていない。
手錠メリケンで殴られた気もするが、俺のあやせたんがそんなことをする訳がないじゃないか

……

脇腹に蹴りを入れて俺を叩き起こしてくれたあやせは、
「お兄さんの性犯罪を助長するこの眼鏡は、永久に、お兄さんから隔離します!!」などとのたまってくれた。

京介「おい!それ預かり物だって!!」

あやせ「知りません!さようなら!」

あのキ○ガイ女め。麻奈美になんて弁解すりゃいいんだよ…

翌日。俺が麻奈美に怒られることはなかった。あのメガネをあやせが貰い受ける代わりに、あやせが新品のメガネをセレクトして麻奈美にプレゼントするという。話がついていたようだ

帰り道。

あやせ「お兄さん。その…似合いますか?」

京介「」

あれには驚いたね。

メガネ「お兄さん…こんにちは♪」

おわり
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 19:39:30.83 ID:UFdfuXLr0
お前は将来偉人になる男のようだ
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 21:03:19.44 ID:99+CyQDBo
おまけ

家に帰ると、玄関にて。我らが妹様が仁王立ちで待ち構えていた。青筋立てて。

「消えろレイ○魔!!」

おいおい、母さんがいたり玄関が空いてたりしたら、俺は本当にこの家からおさらばしなきゃならん所だっただろうが!

待てよ。
桐乃目線からすれば、親友に自分のエロ本の趣味を押し付ける兄って事か。
本当にクズ兄貴ですね。いくらなんでも、こりゃひでえ。

桐乃「あんた、もしかして眼鏡相手じゃなきゃ使い物にならないトカ?」

京介「お前にシモの世話をされるほど落ちぶれちゃいねえよ」

京介「って、痛え!」

桐乃「キモッ!誰も心配なんかしてないっつーの!ひっぱたくよ!?」

京介「思いっきり平手かましてから言うセリフじゃねえだろ…あー、ジンジンする」

桐乃「誰のせいだってーの。覚えてなさいよ」



夜。

突然の頬の痛みに目を覚ますと、いつぞやみたいに桐乃が馬乗りになっていた。

メガネを着けて。

桐乃「その…人生相談があるの」

あんた、ホントに…眼鏡かけてなきゃ、ダメなの?

今度こそおしまい
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 21:08:55.48 ID:zXElvZbB0
メガネがいっぱい・・・
どうしてこうなったw
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 21:27:56.90 ID:rD7AXv/Bo
この流れワロタ( ゚∀゚)
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/25(金) 23:32:28.23 ID:4s4+ZngQo
京介×メガネとか新しいんだか使い古しなんだかわからんネタだ
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 00:41:29.60 ID:Avj3PCqWo
「こっちの私じゃ、駄目…かな?」

桐乃が俺の上に乗りながら尋ねてきた。
部屋が暗いからよくはわからないが、少しだけ頬を紅く染めている気がした。

「兄貴が眼鏡なしじゃ駄目っていうなら…」

駄目っていうなら、どうなんだ。

「まずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」

桐乃は声を荒げ、俺の頬を思いっきり殴った。
そこで俺の記憶は途絶えた。
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/26(土) 01:22:48.08 ID:hJR+2hge0
>>913
「行くぞ、桐乃。眼鏡の貯蔵は十分か?」
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 01:32:19.72 ID:YZJCPuPao
やすきよのメガネメガネ思い出す
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/26(土) 01:46:29.07 ID:hJR+2hge0
昨日、地元のスーパーに行ったらホワイトデーの商品がたくさんあった
背中にジッパーがあって中の人がニートの熊(エージェントが怖い蜂蜜の熊じゃない)とか、ミドリの方だけがちやほやされる恐竜のキャラクターをかたどったお菓子入りの容器とか。
桐乃へのお返しにメルルグッズを送るとしても、黒猫曰く「お子様と大きなお友達とニートしか見ないアニメ」だから、中学生・高校生に送るようなホワイトデー用のグッズはないよな?
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 01:49:14.53 ID:YZJCPuPao
白い生チョコでもプレゼントしてやれ
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 02:10:16.17 ID:kOLIatdBo
>>913
桐乃さんの男女平等パンチや!
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:20:57.63 ID:n+3j7BBT0
短いですがSS一本書けたので投下してみたいと思います。

京介と妹猫たちで書いてみました。
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:21:44.90 ID:n+3j7BBT0
「高坂くんって・・・・・・・・・浮気してるでしょ?」
「なっ!?えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「にいさまは、ねえさまのことが嫌いになっちゃったのですか?」

興味深々で聞いてくる五更家の次女。
そして当然驚く俺。
下の妹は・・・・・・アレ?なんかちょっと怒ってる?





「にいさま。にいさまとお話がしたいです。明日、学校が終わったら公園に来てください。」
昨日、五更家から帰ろうとすると、黒猫の一番下の妹から小声でこんなことを言われた。
あの子から頼まれたら行くしかないだろ?いや別に変なことは考えてないけどよ。
わざわざ俺に小声で言ったってことは他の人には内緒にしたいことかもしれない。
そう思ってこのことは黒猫には言わなかった。
当の黒猫は担任との二者面談で今日は帰りが遅いらしいしな。

・・・とはいえ、あんな小さい子が俺に何の用だろう?
もしかして『一緒にメルルごっこしてください』とかか!?
いやいや、さすがに俺も公園でメルルごっこは恥ずかしいぞ!?一応世間体ってもんが・・・。

・・・・・・・・・なーんて考えながら公園に行くと、
すでに下の妹はブランコに乗って待っていた。なぜか上の妹も一緒に。
「おねぇちゃん!にいさまが来ました!」
「ゴメンな、待たせちゃって」
「あ、大丈夫。私たちも今来たとこだから。それより高坂くん―」
「ん?なんだ?」





と、ここで冒頭に戻る。

もちろん俺は潔白だ。
俺と黒猫は曲がりなりにもその・・・恋人同士だし・・・
もちろん俺はアイツのこと好きだし・・・。なんかちょっと照れるな。
って今はそれどころじゃねえ!さっさとあらぬ疑いを晴らさねえと!


「そそそそんなわけないだろ!神に、いや、夜魔の女王に誓って絶対にやましいことはしてない!」
びっくりして思わず声が妙に上ずっちまった。
これじゃ完全にバレた時のリアクションじゃねーか!
そして何で俺は遥か年下の少女に尋問されてるんだ・・・orz


「だいたいにして、何で俺に浮気疑惑がかかってるんだ!?」
「ふ〜ん。じゃ、これは誰?」
したり顔でポケットからケータイを取り出す次女。

なっ!?
まさか俺は証拠写真まで撮られてるのか!?
いったい誰と一緒に写ってる写真なんだ?
有力候補は麻奈美だな。自分で言うのもなんだが、アレは確かに勘違いされそうだ。
・・・だが頼む。あやせにセクハラしてる写真だけはやめてくれ!
アレはなんつーかその、スキンシップの一種っていうか・・・過去のことで、とにかく誤解なんだ!
それに黒猫と付き合ってからは一切やってない!信じてくれ!

俺の葛藤をよそにケータイの画面がこっちに向けられる。
だが、そこに写っていたのは・・・・・・・・・・・・・・・。
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:23:01.78 ID:n+3j7BBT0
「き、桐乃!?」
大量のメルルグッズを手に入れて上機嫌の桐乃と、それを全て抱えて疲れきった俺が駅から出てくる場面が激写されている。
それは先週、桐乃にアキバに連れ出された時の様子をとらえた写メだった。
荷物持ち要員っつー名目で半ば強制的にな。
まったく、あの時はホントに途中で腰が抜けるかと思ったぜ。
ま、まあ、
デートを楽しんできて満面笑みの彼女と、彼女の荷物を全部持ってあげてる献身的な彼氏に見えなくもない・・・・・・・・・・・・・・・・のか?

「・・・・・・・・で?どうなの?高坂くん」
さっきまで少しニヤついていた上の妹も緊張した顔つきに変わった。
下の妹はかなり不安そうな様子だ。
こりゃ完全に疑われちゃってるな・・・・・・・・・・・・・・・

「あ、あのな!おまえらは何か誤解してるみたいだけど・・・これは俺の妹だ!断じて浮気相手なんかじゃない!」
「ええっ?これ妹さん?じゃあもしかしてこの人がルリ姉がいっつも電話で喧嘩してる・・・」
「ねえさまのおともだちの『ビッチさん』ですか?」
拍子抜けしたかのように二人の顔が一気に緩んだ。

「ご、ごめんね高坂くん!友達と遊んできた帰りに偶然二人のこと見つけて!・・・びっくりして・・・早とちりしちゃったっていうか・・・・・・」
今度は俺じゃなくて上の妹が焦る番だった。そりゃ恥ずかしいよな。浮気相手と妹を間違えるなんて。
「ごめんなさい、にいさま・・・・・・・・・・・・・・・」
下の妹はしょんぼりしちゃってるよ。素直でいい子だな〜。ウチの妹様にも少し見習ってほしいよ。
「いや、わかってくれればいいんだ。でも・・・姉ちゃんに聞けばすぐわかったのにな?」
「だって・・・もしホントに浮気だったら・・・・・・・・・ルリ姉ガッカリすると思うしさ・・・
だから高坂くんに直接確かめた方がいいなって」
「あ、そ、そうか・・・」
この子たちはホントに黒猫のことが大好きなんだろうな。
だからわざわざ俺たちの仲を心配して俺を呼び出して・・・。

「な、なんか・・・誤解させて悪かったな!じゃあ家まで送ってってやr「じゃあさ、高坂くんはルリ姉とドコまでいってるの?」

「は?」
おい、照れ隠しのつもりか?なんか主旨外れてねえか?

「ねえさまとちゅーしてるんですか?」
って、おまえもか!

「えっ、ちゅー!? いや・・・えーと・・・・・・」
そう言われて考えてみると、特に何もしてない。
付き合ってから変わったことと言えば、
登下校が一緒になったこと・互いの家に前より頻繁に遊びに行くようにもなったことくらいだ。
話す内容もマスケラのこととか創作活動のこととか桐乃たちのこととか。
まあ俺らが付き合うことになって周りが少しゴタゴタした影響もあるんだけどさ。
ちゅーなんてとてもとても。

思わず黙りこくった俺に、妹猫はすかさず追い討ちをかける。

「なになに?もしかして恥ずかしくて言えないようなコトまでやってるとかぁ〜?」
「っ!?」
少しは俺にも気持ちを整理する時間をくれよ!つか下の子もいるのに何言っちゃってんだよ!?
薄々感づいてはいたがこの子は結構マセてるな・・・・・・。将来、桐乃みたいにならなければいいが・・・・・・。
つーか俺らはそんな関係じゃないっての!
まだ手も繋いだこともないし、呼び名だって―
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:23:49.07 ID:n+3j7BBT0
「ふふ、冗談だって〜。じゃあさ、高坂くんはルリ姉のこと何て呼んでるの?このくらいならいいでしょ?」
うおっ。タイムリー。

「そ、そりゃもちろん・・・・・・し、下の名前で・・・」
「へえ〜。ってことは“瑠璃”って呼んでるってこと?」
「お、おう!その通りだ!普段は、る、る瑠璃って呼んでるんだ」
「わぁ〜!にいさまとねえさまは“らぶらぶ”ですね!」
あーあ。こんな年下相手に嘘ついちまった。
ああそうだよ。“瑠璃”って呼んだのは今が初めてだ。
けど言えねえだろ・・・。
『本名呼ぶのが恥ずかしくてHNで呼んでる』なんて絶対言えねえだろ・・・・・・。

「にいさまはねえさまのことが大好きなんですね」
「あ、ああ。もちろん、大好きさ。」
「じゃあにいさまは、ねえさまとケッコンするのですか?」
「ぅえ!?ケッコン!?」
目を輝かせて聞いてくる下の妹。
でも小さいながらにこの子は真剣なんだろう。
ちょい恥ずかしいけど・・・・・・ここは俺も真面目に答えなきゃだな。

「お、俺は・・・・・・おまえらの姉ちゃんのことをずっと大事にしていきたいと思ってる。
だから将来的にはおまえらの姉ちゃんと、け、ケッコン出来たらいいなぁと」
「おお〜!高坂くん、カッコいぃ〜!!!」
「ねえさま、きっとすごく喜びます!」
おいおい。そんなこと言われたら照れるじゃねーか。
俺は知らず知らずのうちにまた暴走していた。

「だ、だから!その・・・君たちにも!し、将来は、俺の義妹になってほしいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」
言った。流れに任せてついに言っちまったぜ。いや、他意はないぞ?
「「わぁ〜」」
歓喜の声をあげる二人の義妹(候補)。
この子たちはその・・・俺が義兄になっても・・・まんざらでもない・・・・・・・・・のか?
俺が戸惑いながらも手ごたえを掴んだその時、
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:24:32.58 ID:n+3j7BBT0

「あ、あ、あ、貴方!・・・・・・なななな何を言っているの!?」
「あっ、ルリ姉。おかえり〜」

声がした方に振り向くと、顔を赤らめて制服姿の俺の彼女が立っていた。
やや困惑した表情をしていて、うん、可愛い。
もしかしてアレか?今の『結婚したい宣言』聞かれちまったのか?
ヤバい。俺の顔も赤くなってくるのがわかる。
いやでもこういうのって俺の口から直接言ったほうがよかったんじゃ・・・・・・・・・・・・・・・ってアレ?目つきがなんか俺を蔑すんでるような・・・・・・。

「人の家の妹たちに向かって、『俺の義妹になってほしい』ですって?とんだ変態ね。」
前言撤回。
こいつ、俺の宣言の最後の部分だけ聞いたんだろうな・・・・・・・・・・・・orz

「先輩が『重度のシスコン』だということはある程度諦めていたわ。でも、まさか他所の妹にまで手を出そうとするなんて・・・。
私はこの人を付き合うのを考え直すべきなのかしら?」
「だぁ〜!違うんだ!これは誤解で「おにぃちゃん♪」

へ?

「ねえさまとおしあわせになってください。“おにぃちゃん♪”」
「じゃあ私たち先に帰るから!・・・ルリ姉のことよろしくね、“おにぃちゃん♪”」
「なっ!?“おにぃちゃん♪”ですって?あ、コラ!ちょっと待ちなさい!」
姉ちゃんが登場すると妹たちはそそくさと帰っちまった。
それにしても『おにぃちゃん♪』って・・・
でもまあ・・・・・・・・・悪い気はしねえな。
い、いや、別に俺は他所の妹をたぶらかすような重度のシスコンじゃねえからな!勘違いすんなよ!?



「・・・・・・それで?私がいない間にあの子たちと何を話していたの?」
はあ〜。今度は姉猫から尋問か。

「べ、別にいいじゃねえかそんなの!そ、それよりさ、早くお前の家でゲーム制作の続きやろうぜ!・・・・・・・・・・・・・・・“瑠璃”。」
「え・・・・・・・・・・・・せ、せん・・・ぱい・・・・・・・・・・・・」
うう、今日一番恥ずかしかったぜ。
でも顔真っ赤にして俯いてる超可愛い彼女も見られたし俺は大満足だ。
これで・・・さっきの嘘はチャラにしてくれよな。

「ほら!早く行こうぜ!お前の妹たちも待ってるかもしれんぞ!?」
「あっ、ちょ、ちょっと!」

俺は瑠璃の手を引いて歩き出した。
俺の義妹たちが待つ家に。



って・・・ちょっと気が早すぎか?

(終)
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:29:34.54 ID:UsXwemy8o

原作でも登場楽しみだ
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 09:54:36.69 ID:+N5orKAAO
乙!
この次女は小悪魔タイプに成長しそうだw

あと細かいけど麻奈美→麻奈実だよ
926 :923 [sage]:2011/02/26(土) 10:13:24.30 ID:n+3j7BBT0
遅ればせながら、以上です。
お目汚し失礼しました。

>>924
ありがとうございます
早く妹たちの名前が知りたい

>>925
ご指摘ありがとうございます
気をつけます
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 15:27:45.67 ID:kOLIatdBo
乙であります!
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 16:51:52.57 ID:WSbBclNCo
あやせ「そのふざけた幻想をぶち殺しますよ!?」
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 17:41:11.28 ID:cWNR+shF0
乙ゞ
これからも書いてくれていいのだぜ?
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/26(土) 23:18:54.01 ID:oYTGOevy0
乙です
エロパロ覗いてきたらなんか、すごい殺伐としてたからこっちでめちゃくちゃ和みました
これからも義妹たちの活躍に期待
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 01:06:05.41 ID:X/huT+7go
相手をメガネ好きに変える力という物があってだなぁ
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/27(日) 01:11:00.03 ID:cCCcXTjlo
>>931
変態だー!(AAry
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/02/27(日) 01:17:21.26 ID:jnxrGzjL0
人間というのは自分にないものを他者(特に異性)に求める動物だ。
京介がメガネフェチなのは京介がメガネをかけていないから
なら京介にメガネをかけさせればいいと、桐乃がたくらむ
という流れはありか?かなり無理筋だが
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 01:36:32.64 ID:R2r1/jn8o
イチャイチャを見るなら誰と誰のイチャイチャを見たい?
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 01:44:42.48 ID:nOBvJwQwo
桐乃と京介
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 02:47:19.87 ID:y8tDOirIO
きりりんしかないだろ
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/27(日) 02:50:39.11 ID:cCCcXTjlo
桐乃も捨てがたいがブリジット√なんかも……
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 04:26:49.47 ID:lI+n7O8Fo
京介と赤城
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 05:11:02.41 ID:NDbUtfDt0
俺男だけど先輩×お兄ちゃんの汗だくの絡みを見たい
先輩は勿論へたれノンケ受けでお兄ちゃんは強気攻め
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 05:37:16.21 ID:P+nw0xtAO
>>938-938
お帰りください
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 06:29:37.04 ID:QLEb762f0
一応、念のため。
既出/スレチだったらスマソ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298622276/
942 :923 [sage]:2011/02/27(日) 10:04:07.76 ID:zRrvksXR0
>>934
京介とあやせ
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 10:05:16.79 ID:zRrvksXR0
って名前が・・・
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/27(日) 11:51:19.20 ID:O9Y/eVkIO
黒猫の妹達可愛過ぎだろ…
こんな子たちに「おねえちゃん♪」なんて呼ばれたら桐乃間違いなく悶死するな
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 00:14:30.42 ID:QULOy3qt0
黒猫の「上の妹」がWEBラジオに電話出演した回があったな。
中の人は花澤さんだったようだが。

その花澤さんのお仕事。
ttp://www.nhk.or.jp/animeland/

3月15日、NHKラジオに出演予定。
たぶん「もしドラ」関係。
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:45:06.06 ID:8cnOQ5sEo
2.3レスで投下いいかな?
京×桐前提の黒猫とあやせの未来話
京桐出てこないけど
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:53:53.56 ID:BT1wdXU50
ばっちこーい
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:56:16.14 ID:8cnOQ5sEo
よく考えればこんな時間にレスが来るはずもなかった。
というわけで投下

ちょっとだけPSPの話あり
話のタネみたいな感じで「男がどうの」言ってるので
そのへんが気になる方はNGを
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:57:35.15 ID:8cnOQ5sEo
「ここ……ね?」

店の名前を確認して店内に入る。

少し明かりの量が少ない、どちらかといえばカップル向けの店だった。

「いらっしゃいませー、お一人ですか?」

「いえ、ツレが先に来てるので。」

店員の案内を制して、奥に入る。

そうするとすぐに待たせていたツレの姿を見つけることができた。

窓際の外がよく見える席。

カップルが二人で外を見ながら食事やお酒を楽しむという席だろう。

そこで1人、水を飲みながらメニューを眺めている彼女を見て私は苦笑しながら声をかけた。

「おまたせ、ごめんなさいね。遅れてしまって。」

「まったくですよ。こんな雰囲気の店のこんな席で女一人で待たすなんて! どういうプレイですか!瑠璃さん!」

「店も席も私のセレクトじゃないのだけれど……というか全部あなたのセレクトでしょう?あやせ」

席につくと店員がすぐに注文を取りに来た。

ビールとすぐに出せるものを頼んでから、再びメニューに目を落とす。

「別にこんな店じゃなくても、安い居酒屋でいいじゃない。八剣とか魚民とか」

「なに言ってるんですか!そんなトコばっかりだと、いざ彼氏ができたときにこまるじゃないですか!!」

「……普通、そういうのって男性に任せてリードしてもらうものじゃないの?」

「……私と瑠璃さんの過去から現在に至るまでで、そういうリードできる男性っていましたっけ?」

言われて過去記憶をさかのぼるが、そういう男性を思い出せない。

大学時代の先輩や他サークルとの飲みではいたが、これはそういうのとは別カウントだろう。

そもそも私は彼らをそういう風に見ていなかったし。

そんなことを考えているとビールとアテが運ばれてきた。

「こういう店ではアテでも結構見た目がきれいなのね。」

「まあ、そういうお店ですからね。じゃあ、とりあえず……

「「かんぱーい」」

グラスを軽く当てて乾杯をする。

しかしこういう店ではビールのグラスもおしゃれなのね。
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:59:07.97 ID:8cnOQ5sEo
2.3杯のお酒を飲んで一通りの料理が出揃うことには、お互いの話も軽くスタート部分が終わっていた。

「それにしても、こうしていると人生分からないものね。」

「わたしと瑠璃さんがこうして飲んでることですか?べつに不思議じゃないでしょう?

高校が同じで、大学が同じ学部、サークルでも交流があったんですから」

キョトンとした顔でそう返したあやせに私は苦笑しながら切り返す。

「そうじゃなくて、最初に会ったときのことを考えるれば、こういうことになるなんて思えなかったでしょう?『ビッチ2号』さん?」

「ああ〜……そのことですか……そういわれるとたしかにそうですね、『邪気眼厨二女』さん」

あやせも苦笑してそう返す。

3杯目のチューハイをあけて、三度ビールを頼む。

ビッチ2号に邪気眼厨二女。

私達がお互いをそう呼ぶことになった彼女を思い浮かべながら昔のことを思い出す。

「……お互い、苦労してるわね」

「瑠璃さんはまだいいじゃないですか、高校時代に恋人だった時期あったんだから」

「あなたこそ、けっこう告白されたりしてたし、合コンじゃ行ってたじゃない」

「……最初の基準がお兄さんですよ?」

「言いたいことはわかった。飲もう。」

そういって二人で4杯目のお酒を開けた。

最初の本格的な恋なあんないい人だと後のハードルが高くなって困る。

お互い、本当に苦労するわね。



「桐乃の親友ってことでキャラかぶってましたよね」

「それを言うなら黒髪ロングという見た目もキャラかぶってるわ」

「お兄さん的に攻略キャラってことでもかぶってましたよね」

「あなたはPSPでおめでたENDあったからいいじゃない」

「瑠璃さんはまだ原作メインヒロインの可能性残ってるじゃないですか」

「いまのところ7:3くらいで分が悪い気がするわ」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 02:02:22.68 ID:8cnOQ5sEo
くだらない話をして2時間ほど過ぎたころ。

お互いの仕事の不満と、男への不満を出し尽くして、そろそろネタがなくなってきた。

しかしまだお互いまだ余裕があるし、なんとなくまだ話していたかった。

というよりまだ本題の話をしてない。

……話す場と機会を提供してもらったのだから、ここは私から話すことにしよう。

「そろそろ……予定日ね」

「!!……ですね……」

「シスコンをこじらせると大変ね」

「そのシスコンを本気で好きになった女が言っていいことじゃないですよ」

「そうね」

二人ほぼ同時にまたお酒に口をつける。今度は一口だけ。

「でも……ブラコンをこじらせた方も問題ですよね」

「『兄さん』や『お兄さん』と呼んで慕っていた女が口にしていい言葉では無い気がするのだけど?」

「いいんですよ、私達は。私は桐乃のお兄さんって意味で、瑠璃さんはお兄さんを茶化すように使ってたんだから。」

「そうね、そもそも兄妹でもないし。」

魚の刺身のサラダのようなもの『カルパッチョです、瑠璃さん』

……カルパッチョに箸をのばす。うん、おいしい。今度家でも作ってみよう。

「お見舞いには?」

「行ってないです。というかアレ以来会ってないです。メールや電話では連絡取ってますけど」

「そう」

人のことは言えないがつくづく難儀な娘だ。

兄さんのこともあきらめて、桐乃の思いも理解したというのに。

いえ、だからこそかしら?

全部理解して、納得して、ケジメをつけたからこそ会いにいけない。

私には理解できないけれど、この娘ならと納得はできてしまう。

私はこの場で何度目になるかわからない苦笑してから、手を伸ばしてあやせの頭をなでる。

「……もぅ、なんです?」

「明日、二人でお見舞い行くからね。決定、拒否権ないから」

「……似すぎてて怖いんですけど?」

「兄さんに『お前、中身桐乃じゃねーだろうな?』といわれたくらいだからね」

「……瑠璃さんは桐乃を妹扱いしていい気がしてきました」

「これ以上手のかかる妹が増えたらたまらないわ」

「タマラないですか」

「悪い意味の方よ」

なでていた手をグーにして軽く小突く。
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 02:04:09.56 ID:8cnOQ5sEo
「イター、なにするんですか、もぅ」

「殴られたのにうれしそうにニヤニヤしてる後輩がいた、通報したい」

「やめてください、黒歴史ここで話しますよ」

「それこそやめてください」

こんどは二人でニヤニヤする。本当にとんだバカ女達だ。

「まあ、明日の予定も作ってしまったことだし、今日はここで解散ね。」

「……どんな顔して会えばいいんでしょうか?」

あやせが笑顔から一転、沈んだ顔になる。本当に難儀な娘だ。

「いつもの……あの子と会ってたときのままのあなたでいいんじゃないかしら?」

「お兄さんを変態扱いして、桐乃をおかしいって言ってた時の私……ですか?」

「ええ、そのあなたのまま、会って、話して、おめでとうを言ってあげれば

 桐乃は喜ぶんじゃないかしら?」

親友に祝福してもらえれば、少しくらい悪態をついても差し引きプラスになる。あの子はそういう子だ。

「……やっぱり瑠璃さん、桐乃のお姉さんを名乗ってもいいと思います。」

「いくら先輩の妻になれても手のかかる妹とその娘がついてくるんなら、それは流石に遠慮したいわ」

「結婚できても一番になれない……意味が無いですね」

「そういうこと。それに……なにより……」

目を閉じてあの兄妹のことを思い出す。

息を吸ってあの兄妹との思い出を取り出す。

息を吐きながらあの人のことを思い出す。

そして

「もう、あの兄妹に振り回されるのはごめんだわ」

「……そうですか」

半分本気、半分強がりを言う。

きっとあやせもそれがわかっているのだろう、あきれた口調でそういってからは

もう何も言わなくなった。
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 02:06:54.95 ID:8cnOQ5sEo
外にでると店に入る前は空にいた雲がすでにどこかに消え、月が出ていた。

「あら、月がきれいね……」

「……瑠璃さん、いくら男運に見放されつつあるとしても、百合ルートに行く勇気はまだ……」

「そういう意味じゃない。というかわざとでしょ?わざわざ夏目漱石の英訳持ってきてまであなたはなにがしたいの?」

「明日桐乃に会ったときに、おめでとうを言うためのイメトレです(キリッ」

「心の底からウザイ、私が潰れるまで酒に付き合せたい」

「申し訳ありませんでした。10秒しか経ってませんが、後悔し、海より深く反省しています」

本当に難儀で面白い娘だ。

「……なんにせよ」

「はい?」

「私はいつまでもあの子の親友で、あの兄妹の味方よ。だから祝福する。世間がどう言おとね。」

「……私も……そう言い切りたいんですけどね」

「言い切れるわよ」

背中から聞こえてくるあやせの弱音に間髪いれず応える。

理由なんてこの1つだけで十分だ。



「だってわたしもあなたも……桐乃の……あの兄妹の親友でしょ?」

そう、それだけでいい。

私とあやせのこの関係も、元をたどれば『桐乃の友人』

たったそれだけしかなかったのだから

だから、こそ言い切る。言い切って、その言葉を貫き通す自信がある。

「私達が親友を祝福できないわけがない」



END
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 02:12:12.71 ID:8cnOQ5sEo
終了です。

原作では気にしなかったけどアニメで絵をよく見ると
あやせと黒猫って見た目の属性かぶってるな

あれ?表と裏の違いの除けば桐乃の親友ってことでもかぶってね?

おや?PSPでなんかキャッキャウフフしてるぞ?(作者の残念なフィルター効果です。多く方にはそう見えません)

京介的に桐乃に次ぐ2.3位ヒロインだよな

なんかキッカケあれば十分親友になれる!!



という残念な発想より生まれた話です
わざわざ京×桐にしたのはただの趣味です

読んでいただいた方、ありがとうございました
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/28(月) 02:12:44.98 ID:SCTpUQRio
乙乙
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 02:21:26.02 ID:365PIhjqo
乙!
設定面白かったです
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 07:14:44.99 ID:Q5Y5UCZ0o
激しくGJ!
両キャラの雰囲気がよく出てるし、2人の掛け合いがいかにも有りそうですごく面白かった。

京×桐EDは実に俺得なので是非このまま続きも読ませてください。
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 07:59:45.29 ID:Irp0hC6r0
京介以上の男を探すのは難しいだろうなぁ……

と、ゆーことだから2人とも俺がもらってやんよ!!!!
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 08:56:03.09 ID:NZLtsmX70
乙です
京介・桐乃サイドの話も読みたい
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 13:10:23.45 ID:wmLyxt8Ko
まずお兄さんの腕の裾を特殊加工してカメラを埋め込んだ服を着せる。
シャープペンのクリックの部分を一度押すと画像が撮影できる。

撮影後PCよりワゴン内で待機しているあやせに画像が送られる。

状況把握後、お兄さんに仕込んだ骨伝導イヤホンにセリフが送信される。
(骨伝導イヤホンはほとんどが口腔内に隠されておりバレることがまずない〉
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 13:15:34.14 ID:Y6583XyHo
探偵は黙ってろよ
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 20:43:15.70 ID:a++maKXDO
GJ
この二人いいなww

ゲームでもあやせは黒猫にも最初から本音前回で遠慮なかったし
桐乃みたいに仲良くなれる可能性は高いんじゃないかと
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/28(月) 21:03:33.86 ID:vAaRgQHto
>>960
なぜあやせはストーキング技術に長けているのか聞いたらモデルだからと返されたでござるの巻
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 00:32:24.98 ID:wbznHPa70
過っ疎過っ疎やぞ!
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 01:05:10.52 ID:a8iuyNvAO
僕らは投下を待つ雛鳥
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 09:37:00.91 ID:ZpFmSrBP0
ピヨピヨ
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/01(火) 10:51:35.51 ID:wbznHPa7o
短くてもよければなんか書く。ネタをくれ
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 11:43:04.04 ID:SYJt/11Bo
豆まき高坂家
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 11:44:11.72 ID:a8iuyNvAO
あやせと麻奈美がどんなやり取りしてるか…みたいな日常SS読みたいな
仲良し設定だけど二人のやり取りの描写少ないから
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/01(火) 13:48:58.07 ID:wbznHPa7o
>>968,969
そのネタもらった!
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 14:14:26.48 ID:3ZtJHH+zo
前投稿されたショタ京介の桐乃×京介版誰か書いてください
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 14:32:37.07 ID:a8iuyNvAO
>>970
キマシタワー
前にあった桐乃×麻奈美みたいな姉妹っぽいのを希望
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 14:52:53.90 ID:qnQACibIO
桐乃と沙織が黒猫の家に遊びに…ってのはそのうち原作でもやりそうだよなぁ
974 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/03/01(火) 15:11:11.83 ID:wbznHPa7o
桐乃「鬼は外! 鬼は外!」

京介「い、いてえ! やめろ! 人に向かって豆投げつけてんじゃねえよ!」

桐乃「うっさい! この変態! あたしが恵方巻き食べるの見てニヤニヤしてたくせに!」

京介「そのどこが変態なんだよ!」

桐乃「口答えすんな! 出てけっ、この変態がっ!」

京介「大声で変態変態叫ぶんじゃない! 親父とかに聞こえたらえらいことになるだろ!?」

―――――――――――

あやせ「と、こんな感じだと思います」

麻奈実「え〜、そうかなあ」

あやせ「じゃあお姉さんはどんなだと思います?」

麻奈実「う〜んと、多分ね……」

―――――――――――

桐乃「福は内! 福は内!」

京介「い、いてえ! やめろ! 人に向かって豆投げつけてんじゃねえよ!」

桐乃「うっさい! この変態! あたしが恵方巻き食べるの見てニヤニヤしてたくせに!」

京介「そのどこが変態なんだよ!」

桐乃「口答えすんな! 出てけっ、この変態がっ!」

京介「大声で変態変態叫ぶんじゃない! 親父とかに聞こえたらえらいことになるだろ!?

――――――――――――

麻奈実「こんな感じかなあ」

あやせ「ほとんど一緒じゃないですか……」

麻奈実「でもこれしか想像できないでしょ〜?」

あやせ「ふふっ、そうですね。桐乃とあのお兄さんじゃそれしか想像できませんよね」

麻奈実「うんっ、きょうちゃんと桐乃ちゃんだからね」

あやせ「もし、お姉さんならこうですよね」

麻奈実「えっ? わ、わたし?」
975 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/03/01(火) 15:11:48.29 ID:wbznHPa7o
―――――――――――――

京介「鬼は外! 鬼は外!」

麻奈実「い、痛いよきょうちゃん。それにやっぱりこの恰好恥ずかしいよ」

京介「ふはは! だが、それがいい!」

―――――――――――――

麻奈実「きょうちゃんはそんなことしないもん! ……多分」

あやせ「でもお兄さんですよ?」

麻奈実「うっ……だ、だったらあやせちゃんなら――」

―――――――――――――

京介「あやせ、この眼鏡をかけてくれ」

あやせ「えっ? なんでですか?」

京介「なんでもだ。そうすればおまえは完璧になれる」

あやせ「お兄さん……わかりました。私、眼鏡かけます!」

―――――――――――――

あやせ「なんで私がノリノリなんですか!? もはや節分関係ないですし!」

麻奈実「あ、あれえ? ご、ごめんね。きょうちゃんとあやせちゃんをイメージしたらこんな感じに……」

あやせ「……っていうかお兄さんって眼鏡フェチなんですか?」

麻奈実「ええっ!? あっ、そ、そんなことないよ!? 大丈夫! きょうちゃんは眼鏡が好きなんじゃなくて眼鏡かけたお姉さんがいっぱいで!」

あやせ「お、落ち着いて下さいお姉さん。言ってることがわかりません」

麻奈実「ううう……ごめんね、きょうちゃん」

あやせ「……眼鏡か」

麻奈実「あやせちゃん、今何か言った?」

あやせ「ふふっ、なんでもないです」



おわり
976 : ◆5yGS6snSLSFg [sage saga]:2011/03/01(火) 15:12:40.36 ID:wbznHPa7o
久しぶりに台本形式で書いてみた。
◆kuVWl/Rxus氏がいつか言ってたけど、確かにテンポいいやつはこっちのが合うね。
ネタさえあればすぐ書けるし。あと、短くてすまない。
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 15:23:33.45 ID:a8iuyNvAO
書くの早すぎスゲエw
そしてまさかのミックスww
ワロタよ
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 15:43:28.39 ID:7fCxRwMd0
恵方巻きで視姦とか京介氏最低すぎるww
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 17:53:18.52 ID:yeov0kFWo
まさか麻奈実に鬼衣装を着せたというのか

京介氏の変態度には脱帽せざるをえない
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:14:20.63 ID:bEMvDmwno
短いのにクオリティたけぇwwww GJ!ww
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:34:08.83 ID:MAGa6txUo
さぁそろそろ次スレだな
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:54:37.27 ID:7fCxRwMd0
たててくる
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:55:14.66 ID:crGicO1Bo
>>982
まかせた
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:56:20.41 ID:7fCxRwMd0
次スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1298976928/
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 19:58:04.26 ID:7fCxRwMd0
しまった
前スレのスレ名が間違ってた…(×6 ○7)
URLはあってるので勘弁してくれいorz
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 20:18:43.91 ID:nHtLkeeo0
>>984スレ建て乙


残り10スレぐらいだれか書いてくださいませぬか
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 21:50:10.42 ID:N1Uy7vN4o
>>829のSS教えてくだちい。
気になって眠れません…
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/01(火) 22:03:30.43 ID:HUTNRoLB0
>>987
下の方にあるこれだと思う

京介×桐乃×黒猫
無題:2スレ目449 【もしも京介がブチぎれていたら】 ※鬱展開注意
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/01(火) 22:06:24.10 ID:wbznHPa7o
新スレたったし、ここは埋めちゃっていいんだろうか
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:15:23.60 ID:N1Uy7vN4o
>>988
おおっこれだったのか!初見だわ。ありがとう〜
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:18:55.20 ID:crGicO1Bo
うめ
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:31:22.94 ID:r0NSSshL0
次スレではどんなSSが待っているのだろう
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/01(火) 22:33:01.83 ID:wbznHPa7o
埋めたて
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:41:47.21 ID:IfF21BcSO
埋め
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:48:03.89 ID:crGicO1Bo
うめうめ
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:49:49.46 ID:1mN3P6fg0
あやせたんに埋められたい
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:58:54.72 ID:t89Ck0Vpo
ちくしょう!!>>949の続きを埋めに投下しようと思ったら間に合わねぇ!!
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 22:59:54.39 ID:hEY0z+vco
>>997
ワロタww
次スレでお願いします
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/01(火) 23:01:35.52 ID:wbznHPa7o
>>997を全裸待機埋め
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 23:24:48.43 ID:t89Ck0Vpo
新スレで投下いきまー
1001 :1001 :Over 1000 Thread
 _,,..i'"':,  @    @   @
|\`、: i'、   @   @
.\\`_',..-i @   @ @
  .\|_,..-┘                    SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
                          http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
ここだけきのこたけのこ紛争 @ 2011/03/01(火) 22:40:10.24 ID:pulJd1Wvo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1298986789/

中学生の時に書いたノンフィクションの恋愛小説晒す @ 2011/03/01(火) 22:19:53.63 ID:oMorRFOA0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1298985593/

個性派三人ヒロインのギャルゲを作るスレ2 @ 2011/03/01(火) 22:15:18.72 ID:hPudXJ2G0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1298985318/

フラト「僕の価値を教えてくれた君にありがとう」 @ 2011/03/01(火) 22:05:25.03 ID:avPuAvdRo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1298984724/

立てるまでもないSS総合スレ @ 2011/03/01(火) 21:48:44.91 ID:ZiGzOmOAO
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オーキド「そこにモンスターボールがあるじゃろう?」 @ 2011/03/01(火) 21:35:52.42 ID:Hj1BUdYi0
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【ドクターペッパーは】喋ることができない女と付き合った2【蜜の味】 @ 2011/03/01(火) 21:24:25.24 ID:uAqEbFkNo
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アリョリューケ・ダッジラケラケ・リョッピョピョ @ 2011/03/01(火) 20:13:06.24 ID:O0XTKZiOo
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