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▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-28冊目-【超電磁砲】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga !蒼_res]:2011/05/03(火) 01:21:36.57 ID:5TTI5Zn6o
このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS総合スレッドです
「2chは規制されている」「スレを立てにくい」という方は当スレに投下をどうぞ
SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください

・認知度アップのために基本age進行で。沈んでたらこっそりageておこう
・どんなに短くても長くても迷ったらGO投下!
・未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに。再開時には前回投下したものをお知らせしてください
・可能であれば話の趣旨(カップリング、ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を
・投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう
・直書き等の「ながら投稿」は厳禁です。投下は他の人の迷惑にならないようにしましょう
・板の連投規制は25秒、1レスでの制限は80行です



 [ 前スレ ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/



 [リアルゲコ太先生(他称)とのお約束]

・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数を書いた方が分かりやすいね?特にエログロや極端なキャラ崩壊なんかの人を選ぶネタは事前に注意書きを書くべきだね?
・新刊のネタバレは地域によって発売日がずれたりするから公式発売日の翌日から解禁だからね?
・ここは複数の書き手や読み手がいるスレだから、安価作品は避けてくれるかな?
・投下間隔は直前のものから30分くらいは空けようね?投下直後だとレス数が流れて感想を付け辛くなってしまう。ある程度ゆっくりと感想を書ける時間があった方がいいだろう?
・毎月中旬は板全体が落ちる事があるかもしれないけれど、大体数日で元に戻るから心配しない事だね?
・荒らしや面倒な患者が現れた時は、彼らへの一番の薬はスルーだからね?



 [ その他ルール ]
>>950を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価を
・可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください

 [ その他注意 ]
・この板では、一部の単語にフィルターがかかっています
・メール欄に半角で『saga』(←sageじゃないよ)と入れると解除できます
・下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます

 パー速新機能
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1246521738/


 [ これからスレを立てる人へ ]
・この板ではスレ落ちは運営の手による手動です。自動では落ちません
・立て逃げや放置スレは処理対象になります。処理されても泣かない
・使い終わったスレは以下のスレで処理依頼をしましょう。1000に到達したスレに関しては報告の必要はありません

 ■ HTML化依頼スレッド Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294929122/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/03(火) 01:22:07.61 ID:5TTI5Zn6o
 [ 過去スレ一覧 ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-21冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1294/12949/1294925147.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1295/12953/1295367884.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-23冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-24冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1298/12980/1298034529.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-25冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1299/12997/1299734320.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-26冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301325535/


 ◇これ以前のログはこちらから
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297083486/2 (専ブラ用)



 [ 関連スレ ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください7
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300223606/

 ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ10
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1303873744/

 【禁書SS用】設定質問受付&禁書SSまとめwiki用資料作成所
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296923909/

 SS製作者総合スレ4
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302367304/



 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/03(火) 01:23:01.71 ID:5TTI5Zn6o
禁書「>>950!いままでのおやくそく一覧なんだよ!」

02 インデックスさん
03 小萌センセー
04 建宮さん
05 オルソラさん
06 キャーリサさま
07 フレンダさん
08 御坂妹
09 最大主教さん
10 舞夏さん
11 上条さん
12 白井さん
13 一方通行さん
14 土御門さん
15 絹旗さん
16 黄泉川せんせー
17 愛の伝道師・青髪ピアスくん
18 サーシャさん
19 姫神秋沙さん
20 御坂美琴さん
21 アックアさん
22 打ち止めちゃん
23 オリアナさん
24 麦のん
25 テッラさん
26 フレメアちゃん
27 闇咲さん
28 冥土帰しさん      ←New!


----------ここまでテンプレ----------
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/03(火) 01:32:55.44 ID:5TTI5Zn6o
>1 テンプレデザイン若干改変。行数制限について追記
>2 関連スレに「SS製作者総合スレ」を追加

そして過去ログ26スレ目の表記ミスった罠


スレ立て950にした件について
「お約束」考えるのとテンプレ改変が比較的頻繁に話されるのでそれにあわせるのに時間がかかるため
また950で投下を渋るなら現時点でも950で渋るはずと考えたため

テンプレ分割については賛成。5レスくらいか
ただし分かりやすいようにデザイン変更する必要があると思う。>1に安価でインデックス作成とか
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 01:35:19.35 ID:1vzYN48ho
>>1

専ブラ使ってると色変えても分からないんだな
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/03(火) 01:37:51.92 ID:0J/hKBP2o
>>1
>>5
普通に分かるぞ
janestyleとかの糞ブラ使ってたらしらん
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 01:39:48.35 ID:1vzYN48ho
>>6
JaneDoe Viewって書いてある
これ入れたばっかだし他に使った事がないから良し悪し分からん
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/03(火) 01:40:51.99 ID:0J/hKBP2o
doeとか正気か?
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/03(火) 01:42:00.83 ID:5TTI5Zn6o
あーこれでも安価判定されるのか

テンプレ原案
1 スレ趣旨など最重要点を簡潔に、テンプレ内への安価で各トピックに誘導
2 総合スレ内でのマナー等について
3 投下時や個別でのスレ立てなど、「書き手」向けの注意点など
4 過去ログと関連リンク(逆順の方がいい?)
5 過去のお約束キャラ


>>5
JaneStyleにしとけ

それで思い出したけど、専ブラ導入のマニュアルとかもあった方がいい?
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/03(火) 01:46:30.86 ID:kzzigLZTo
>>1

>>9
「専ブラ使用推奨」とかその程度でよかろうと
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/03(火) 01:50:47.41 ID:0vvqGwr/0
さて、前スレ>>1000は現実になるのかどうか
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 01:52:33.17 ID:5P1P3ZVgo
>>1

100レスの作品投下はせめて分割しないとちょっとした迷惑行為になりかねないww
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 01:53:08.31 ID:1vzYN48ho
>>8
他が分からんから良し悪し分からんっつってんだろダラズが

>>9
マニュアルは行き過ぎだろうから>>10ぐらいでいいと思う

とりあえずJaneStyle落としてみた
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/03(火) 01:53:14.22 ID:c+VzzYNjo
つーかスレ建ててもいいレベルじゃね?
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/03(火) 02:20:37.48 ID:QVdLgk2AO
1レスもらう

私は佐天涙子、レベル0の無能力者
だけど幻想打者(イマジンバッター)は異能の力も打ち返す頼りになる相棒(バット)

佐天「その子から離れなさい!」

ステイル「知り合いかい?」

インデックス「知らないんだよ」

神裂「申し訳ありませんが今取り込んでまして」

ステイル「吸血殺しの紅十字!」

佐天「絶好球!」

グワゴカラガキーン!

神裂「ステイル!?…七閃!」

佐天「レベル0の動体視力ナメんなぁぁぁ!!」

グワゴカラガキーン!

ステイル「」神裂「」

インデックス「…警告、禁書目録(ry」

神裂「…あ…あれは竜王の息吹」

グワゴカラガキーン!

インデックス「…首輪の破壊(ry」

佐天「今夜はビフテキだー!!」

そして―

アウレオルス「頭部に死球」

一方通行「圧縮圧縮ゥ!」

ミーシャ「第三の投球ですが」

佐天「あたしの友達に手を出すなぁぁぁ!!」

佐天(あなたの目には何が映ってますか?)

佐天(いいよ、あなたがあたしを完封出来るって言うんなら)

佐天(まずは、そのふざけた投球を打ち返す!!)

グワゴカラガキーン!!

〈おわり〉
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/03(火) 02:22:31.07 ID:0J/hKBP2o
>グワゴカラガキーン!
いわきとかお前いくつだよwwwwwwwwおれもか・・・
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/03(火) 02:22:48.42 ID:QVdLgk2AO
>>1のスレ立てでプランを大幅に短縮出来た

佐天さんがバットで色々打ち返すお話でした
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/03(火) 02:37:35.39 ID:o8kNesnm0
>>15
これはちょっとアニメが見たいwwwwww
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) :2011/05/03(火) 02:48:20.91 ID:k9P5oOfAO
すいません、百合モノなんですが投下しても大丈夫ですか?その上もう終了したSSのその後なんですが…
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/05/03(火) 02:51:54.88 ID:U6RZurV+o
ひとつ、SS投下は免罪符貰わずに自分から投下しろ
ひとつ、○○要素あり苦手な人注意とか関連URLを貼るなど最大限の配慮をせよ
ひとつ、こんな時間に即レスされる訳ないだろ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [saga]:2011/05/03(火) 02:58:05.52 ID:k9P5oOfAO
レスありがとうございます。投下に10レスほどお借りします。

注意事項…

・百合注意(結標×白井)

・このSSはとある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)、とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)の白井黒子視点です。

・新約・とある星座の偽善使い(フォックスワード)の番外編です。

・百合注意です、苦手な方はスルーして下さい。

では謹んで投下させていただきます。
22 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:00:05.10 ID:k9P5oOfAO
〜あの夏の、その先〜

一度目の接触は、落日の路地裏で

「泣いて……なんか……いないんだからっ……!」

二度目の遭遇は、闇夜のレストランで

「……私は、打たれ弱いわ……貴女みたいに……強くなれない」

三度目の邂逅は、青天の瓦礫の王国で

「秋沙は…秋沙はそんな娘じゃない!秋沙を悪く言わないで!!秋沙の事何も知らないクセに、勝手な事言わないで!!」

一回目は、嘲笑を湛えた形良い唇が

「――私達は、遺伝子に逆らってる。女同士だなんて倫理観の前にね。それに耐えるには重さしかないんじゃないか…ってね」

二回目は、冷笑を浮かべた切れ長の瞳が

「綺麗なだけで!美しいだけで!好きだとか!愛してるだとか!そんなもので埋まる訳ないじゃない!!」

三回目は、憫笑を描いた横顔が

「―――貴女、泣いてるじゃない―――」

氷雨の中での顔合わせ

「――例え、あの瞬間だけでも…私は確かに本気だった。それだけは…気の迷いと受け取らないで」

涙雨の中での鉢合わせ

「――海、見に行かない?」

驟雨の中での巡り合わせ

「そうよ。私達が殺し合った(あいしあった)、疵痕(あかし)なのよ」

昔、誰かが言っていた

「何故かしらね…私、貴女からリボンを受け取ったあの夜から…こうなるような気がしてた」

一度出会えば偶然で、二度出逢えば必然だと

「――私も、貴女を愛してるわ…黒子――」

光と影

表と裏

白と黒

水と油

相反と相剋

ツインテールと二つ結び

金属矢とコルク抜き

腕章と金属ベルト

常盤台中学と霧ヶ丘女学院

風紀委員と案内人

法の番人と闇の住人

空間移動(テレポート)と座標移動(ムーブポイント)

――これは、交差すべきではなかった私達物語――
23 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:02:23.84 ID:k9P5oOfAO
〜1〜

緑樹と蔦葛に絡め捕られた魔女の館のようなサナトリウム…数多の生を見送り幾多の死を看取って来たベッドの上で、私達は睦み合う。

結標『……このまま、時間が停まればいいのにね』

白井『……わたくしも、同じ事を思っておりましたの』

白い手首を合わせて、華奢な身体を重ねて、砕け散った窓辺から吹き込む涼風が埃っぽいカーテンと空っぽの鳥籠を揺らす。
壊れた窓枠が、彼方に堆く広がる入道雲と澄み渡る夏空を切り取る額縁のように見えて。

結標『……私達、もっと早く出会えていれば良かったわね』

白井『……わたくし達は、出逢うのが遅過ぎましたのよ』

まるで牢獄の小窓。望んで同じ罪を犯し、進んで同じ罰を受ける共犯者。
どうしようもないほど歪んで、救いようがないほど狂って、手の施しようがないほど壊れてしまった私達。
吹き抜ける風が私の前髪を靡かせ、彼女の赤髪を翻らせ、私達の身体に巻かれたシーツをそよがせて行く。

結標『それでも――私は貴女に会えて良かったと思ってるわ』

白井『明日から……また敵同士ですのに?』

結標『構わないわ』

彼女が身体を起こす。剥き出しの細く白い肩と、美しい鎖骨に流れ落ちた汗に胸が締め付けられる。
シャープな輪郭にかかる赤髪が射し込む日の光によりいっそう映えて見える。

結標『不思議なものだわ。まだたったの十数年しか生きていないと言うのに』

白井『………………』

結標『貴女と越えた一夜と過ごした一日が、こんなにも私の中の多くを占めてる』

白井『――わたくしも、同じ気持ちですのよ。淡希さん』

私はかつて言った。お姉様が学園都市の敵となったその時は自分が捕らえてみせると。
しかし…今私の視線と心と唇を奪い、呼吸と心臓と時間を停めてしまいそうな彼女に対して…
私は向けられるだろうか。己が掲げた正義を、一瞬の躊躇も一片の逡巡も一抹の迷霧なく彼女に振り下ろせるだろうか?

白井『――わたくしも、今日という日を胸に抱いて何年でも生きていけるような――そんな気さえいたしますの』

もし今私達に神の裁きが下され命を落とすとして…
私は今輪の際、お姉様の姿を目蓋に浮かべる事が出来るだろうか?
最後に振り絞る声音で、最期に呼び掛ける声色で、お姉様の名前が呼べるだろうか?

結標『――大袈裟な娘ね』

白井『淡希さんこそ――』

―――私は―――

24 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:04:34.01 ID:k9P5oOfAO
〜2〜

結標『黒子、この花何て言うの?』

白井『マリーゴールド、ですの』

療養所のハーブガーデンに干してあった制服を取りに行った時…彼女が指差した先の花壇にはマリーゴールドが咲き誇っていた。
学園都市にて品種改良されたそれなのか、この炎天下の中にあって枯れる事も萎びる事も弱る事もなく咲き誇っていた。
私達は相変わらずお揃いのワンピースのように巻き付けたシーツを纏ったままそれをしゃがみ込んで見つめていた。

結標『へえ…結構香りが強いのね。色も濃いし』

白井『………………』

結標『花言葉とかって、あるのかしら?』

白井『もちろんございますの。何故?』

結標『深い意味はないわ。ただちょっと気になっただけ』

その時、少女時代を終えてしまった私にはわかってしまった。
脳裏を過ぎる濡れ羽の黒髪、黒曜石のような双眸、肌理細やかな白磁の柔肌を持つ――
この翼の折れた燕を囲う、鳥籠の持ち主の影をそこに見出してしまった。

白井『――“信頼”――』

それは一度きり手を組み、足並みを揃え、呼吸を合わせ、背中を預けて戦った貴女への信頼。

白井『――“悲しみ”――』

それは寄る辺を失い、雨の中を彷徨い、力無く崩れ落ち、私を縋るように抱いた貴女の悲しみ。

白井『――“嫉妬”――』

それは今尚貴女の身体に爪痕を食い込ませ、心を強く縛り付ける銀の鎖を持つ彼女への嫉妬。

白井『――“悪を挫く”――』

結標『……貴女の事ね、黒子』

そう言うと、一輪のマリーゴールドを手折って彼女は私の耳元に差した。

結標『――小さな花嫁さんみたいよ、黒子』

身に纏ったシーツをウェディングドレスに、マリーゴールドを花飾りに見立てて彼女は微笑んだ。
その笑顔に、私は残りの花言葉と共に見えざる影への対抗心まで絆されてしまった。

白井『――二人だけの、一日だけの、結婚式ですの』

結標『――誓う神様が、私達には遠過ぎるわ』

白井『ならば、わたくし達に誓いません事?愛しい貴女』

結標『私の心に?貴女の魂に?恋しい私の黒子』

白井『わたくし達の、全てに』

私は知っている。マリーゴールドの花言葉。生命の輝き、変わらぬ愛、そして最後の一つ…それは『絶望』。
この太陽に向かって咲く聖母マリアの花の真名は『死者に手向けられる絶望の花』なのだと…私はあえて口にせず頭から追い出した。

25 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:05:23.15 ID:k9P5oOfAO
〜3〜

白井『その健やかなる時も』

吹き抜ける風に攫われてしまいそうになる。差し伸べられた手に奪われてしまいたくなる。
身の内から溢れ出し、胸の内から零れ出す私の中の『白井黒子』が。

結標『病める時も』

手で触れるだけで壊れ、指でなぞるだけで傷つき、罅の一つで砕け散る貴女の…
弱さを、脆さを、危うさを、儚さを、そして愛おしさ全てが欲している。

白井『喜びの時も』

出会った時は血を流し合い、再会した時は涙を流しあった私達。
同じ場所に疵痕を刻み込んだ私達。鏡写しの貴女、鏡合わせの私。

結標『悲しみの時も』

太陽のようなお姉様にも、その『友人』たる星のようなあの人にもない、儚い月のような貴女。
それも夜の闇に揺蕩うそれではなく、真昼の月のような貴女。

白井『富める時も』

傷つきやすい自分を偽悪的な言葉で、壊れやすい自分を露悪的な冷笑で守る貴女。
そんな貴女があの共闘の中で見せた抜き身の強さ、あの驟雨の中で見せた剥き出しの弱さ。

結標『貧しい時も』

私が預けたリボンを見につけて戦場に向かって行った貴女の背中。
昨日の夜、シャワールームで震えていた細く小さな背中。そのギャップ。

白井『これを愛し』

自分の身体に血が出るほど爪を立て、押し殺した泣き声で叫んでいた貴女。
私を抱きながら涙を流していた貴女。私が抱き返す中眠りについた貴女。

結標『これを敬い』

私が作ったキューカンバーサンドを寝ぼけながら食べていた貴女。
私に口移しでメロンとバニラミントの味がするガムをくれた貴女。

白井『これを慰め』

私と一緒にジブリを見てくれた貴女。うらやましそうに見ていた私の手を引いて海まで連れ出してくれた貴女。

結標『これを助け』

鳴らない携帯電話、来ない迎え、それを一言も口にせず私の側にいてくれる貴女。
嗚呼…どうしてお姉様といい、貴女といい、私は決して一番になれない人にばかり惹かれ、魅せられてしまうのだろう。

白井『その命ある限り』

こんなにも狂おしく、愛おしく、焦がれ、求め、望み、願い、祈り、欲し、抱くのだろう。
この終わりの見えない夏休み、吹き抜けて行く強く優しい蒼い風の中揺られる貴女に、きっと私は

結標『真心を尽くすことを誓いますか?』

――きっと私は、貴女の中に永遠を探していた――


白井『――はい――』

26 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:07:32.19 ID:k9P5oOfAO
〜4〜

白井『……指輪の一つもございませんが、よろしいんですの?』

結標『あるわよ?少し痛むけれど』

白井『?』

結標『手を出して、黒子』

彼女が、私の手を取る。その蠱惑的な微笑と上目遣いがどこか官能的に思える。
自分の事を“私はあの娘の囲われている飼い寝子(ねこ)だから”と自虐的に疲れてきった微笑みを浮かべていた彼女が

結標『……んっ……』

白井『……っ!』

瑞々しい唇が開き、艶めかしく濡れ光る長い舌が私の左手薬指を這う。
ゾクゾクと背筋が震えるほど熱い感触。目を見開き言葉を失うほどのそれ。
指紋の一つ一つまで犯されて行くような感覚に眩暈がする。
柔らかな唇が、美しい歯並びが、私の薬指に捧げられている。そして――

カリッ…

白井『……!!』

甘噛みよりも強く歯を立てられる。怖い。恐くなる。きっとあの方が彼女を手離さない理由はこれもあるのだろう。
この人は自覚症状のない魔性の悪女だ。薬指に感じる痺れるような痛みすら心地良い。
そして…ツッ…と銀の架け橋を一筋描いて唇が離れると…薬指には歯形の後。

結標『――ふふっ、指輪みたいでしょ?』

白井『です…の』

この時、私はこの人のためなら死んでも構わないと思った。
悪戯っぽくウインクしながら、人差し指を唇に当てて微笑む彼女に。
この人のものになりたい――私はそう強く思わされた。

白井『――わたくしの、負けですわ――』

結標『?』

白井『何でも、ございませんの』

結標『そう?』

左手の薬指は、心臓につながっている。薄皮一枚隔てた場所にある私の『心』に…
猫(彼女)は決して消える事のない傷と癒える事のない痛みを刻み込んだ。

結標『――貴女も私も、変な娘ね――』

私は、この時の彼女の微笑みを決して忘れない。

この数時間後、彼女は深く暗い夜の海に自らの半身と共に堕ちて行った後も。
私を庇って、あの方と共に灯台から身を投げて行った彼女の事を決して忘れない。

あの方に人を殺させないために、私を死なせないために、彼女はこの世界から消えた。

私があの雨の日、愛しい彼女を褥に引きずり込まなければ、恋しい彼女を閨に引っ張り込まなければ、彼女は壊れなかった。

彼女を壊したのは、私の偽りの優しさ

彼女を殺したのは、私の偽りなき心そのものだったのだ。
27 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:08:21.47 ID:k9P5oOfAO
〜5〜

あれから、彼女のいない秋を越え、彼女のいない冬を私は迎えようとしていた。

白井「おはようございます。“お姉様”」

姿見の前で身嗜みを整える。彼女にかつて預けたリボンを外し、ツインテールからあの日彼女がしていたように髪を下ろす。
制服の上からあの海から引き上げられた霧ヶ丘女学院のブレザーを肩に羽織り…
彼女が身につけていた金属ベルトを纏い、彼女が携えていた軍用懐中電灯を持つ。
二人の遺体は上がらなかった。彼女が残したこれらの形見しか回収出来なかったのだ。

白井「………………」

鏡の中の“お姉様”に話し掛ける。彼女は生きているのだろうか死んでいるのかもわからない。
ただ…彼女が死んでしまったのだと私は思いたくなかったのだ。
彼女の遺品を纏い、似姿を装い、鏡の前に立つ度に彼女に会えるような気がした。
私の犯した罪の証。結標淡希の残骸(レムナント)となって私は彼女の亡霊となる。

白井「“お姉様”、行って来ますの!」

部屋を見やる。彼女が私に買ってくれたリキッドクロック。
ラピスラズリを散りばめた、ウルトラマリンを彩ったオイルが一滴一滴漏刻の雫を落とす中、私は部屋を見渡し…未だ目覚めきらぬ

白井「“御坂先輩”!起きて下さいまし!もう朝ですの!」

御坂「うう〜ん…あと五分…ううん三分で良いから寝かせて黒子〜」

白井「きょっ、今日もまた一段と麗しきあどけない寝顔!あられもない寝姿!黒子もう我慢なりませんの!与えられた180秒、命を賭して御坂先輩を大人の夢の国へお連れいたしますの!うっふっふ、えっへっへっあっはーっ……あばばばばば!!」

御坂「…って毎朝毎朝アンタってヤツはあああああぁぁぁぁぁ!!」ビリビリバリバリ!

“お姉様”と呼ぶ資格すら失ってしまった私を、ずっと支えてくれた“御坂先輩”にいつものように飛びついては電撃を食らう。
私の全てを知りながら何も言わず昔と変わらぬまま接してくれる…その優し過ぎる心が、痛かった。
常盤台中学退学、風紀委員除名の危機も…廃人同然だった私を最後まで庇ってくれたのも…心の中でだけで呼びたい、このお姉様のおかげだ。

私は結標淡希(お姉様)に生かされ、お姉様(御坂美琴)に生かされて今も命長らえている。
初春、佐天さん、婚后さん、寮監…私が裏切った全ての人々の手によって

――私は生かされている――

28 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:10:47.60 ID:k9P5oOfAO
〜6〜

白井「ホワイトチョコレートアールグレイ、ですの」

御坂「ダークチョコレートデカダンス!」

初春「私はマシュマロミルクティーにします」

佐天「ワイルドストロベリーティーにしよっかなー」

そして、またいつもの面子で私達はカフェのテーブルを囲む。
第十五学区にある『デズデモーナ』。ギリシャ語で『不運』などと縁起の悪い名前ながら味は良い。
私が、彼女にいつか一緒にお茶でもしましょうと約束したきり果たされなかった店。

佐天「最近めっきり冷えて来ましたねー…うーいーはーるー保温してー!」ギュッ

初春「はいはい。お茶こぼさないでくださいねー佐天さん」ペチッ

佐天「最近初春が冷たい…この冬より冷たいー!」

白井「御坂先輩!ビターなお飲み物の後には是非ともわたくしの甘〜い唇を…ぶふぉっ!」

御坂「ええいやめんか気色悪いっ!」

佐天さんがカップの底にスライスされたストロベリーに砂糖を盛り、セイロンティーを注ぎながら初春にじゃれつき…
初春がマシュマロに息を吹きかけながら冷ましつつ受け流し、御坂先輩が呆れたように微笑む。
何も変わらない日常。彼女がこの世界から消えてしまった後も日々は変わる事なく続いている。
ありえない事だが、もしかしたら彼女がこの輪に顔を出すくらいの未来があったのかも知れない。

白井「嗚呼…ではわたくしのドリンク、一口味見いたしません?もちろん御坂先輩のも(ry」

御坂「ストローばっか見ながらハアハア息荒げてんじゃないわよ!間接キス狙いなのバレバレだってーの!」

私は奪ったのだ。彼女の微笑みを。永久に失い永遠に喪わせたのは私なのだ。
あの雨の日、巣から落ち雨に打たれ飛べなくなっていた翼の折れた燕を…
私は優しい止まり木のように振る舞い、雨風から守る木陰になりきるふりをして…

白井「(――“お姉様”――)」

彼女を欲しいと思ってしまった。二度までこらえ秘めた想いを…
彼女がリボンを返しに来た『凱旋』の時も、織女星祭のパーティーの時も…
隠し通すべきだった想いを、恋人とすれ違い、仲違いに打ちのめされ、傷心のあまり弱りきり雨の中飛び出して来た彼女を…
『今なら誰にも邪魔されない』と弱みにつけ込むようにして、彼女と彼女の身の回りの人間全てから彼女を奪ってしまったのだ。


――ここは結標淡希不在の世界――


29 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:11:38.89 ID:k9P5oOfAO
〜8〜

街中で、彼女がつけていたクロエのオーデパルファムの香りが鼻腔をくすぐるたびに振り返ってしまう。
ふとした拍子にガラスやミラーに映った自分の姿を彼女と間違えてしまう事など数限りなくあった。

食蜂『“幸せなりし頃を偲ぶことより痛ましきことは非ず。我らの恋いの馴れ初めを知りたくば、泣きて物語る人の如く語らむ”』

いつだったか、脱け殻のようだった私を…心理掌握(メンタルアウト)がせせら笑うように、彼女の言う所ダンテの“神曲”を引用して皮肉られた事もある。
何も言い返す事も出来ずにいた私を、彼女は興味を無くしたように去っていった。

白井「ジャッジメントですの!」

今もこうして復帰した風紀委員のパトロールを終え、第十五学区で起きた爆発事故騒ぎやら駆動鎧の暴走などの調査に乗り出し、帰路につく頃にはまた彼女の事を考えている。
風紀委員の仕事に打ち込んでいるのか逃げ込んでいるのかも自分でもよくわかっていない。
ただ、彼女が遺していった霧ヶ丘女学院のブレザーだけが、私を寒風から守ってくれているように感じられた。

白井「(……“お姉様”……)」

歩行者天国の中、私は休むために花壇の赤レンガに腰掛けて道行く人波、人込み、人山、人集りを見送る。
230万人の学生が住むこの学園都市(まち)にて…彼女だけがいない。
230万人の群集の中で、自分が一人ぼっちのような感覚に襲われるほど私の世界は閉じて行った。

白井「………………」

立ち直れない。立ち返れない。立ち上がれない。立ち戻れない。
あの終わらない夏休みの前の『白井黒子』に戻れない。
あの雨の夜に彼女を拾い、あの夏の日に彼女と契りを交わした頃の強い自分に。
『御坂美琴の露払い』であった頃の自分に戻れない。
彼女と共同戦線を張った頃の自分に戻れない。

白井「――――――」

結標淡希の残骸(レムナント)…結標淡希不在の世界の亡霊。
足掻こうにも前に進もうにも、亡霊に足はついていないのだ。
鉛の外套を背負ったような絶え間ない重圧に必死に耐えていた…その時だった。

白井「!!!」

黒山の人集りの中、一人鮮烈な赤髪を夜風に任せるがままに切って歩くその姿が、私の側を通り過ぎて行く。

「あら」

見間違いかと疑った目を裏切って、鼻腔を擽るのは懐かしいクロエのオーデパルファムの香り。
シニカルな流し目を送り、この世界から消えてしまったはずの彼女が、今

30 :とある驟雨の空間座標(レイニーブルー)000 [saga]:2011/05/03(火) 03:12:25.78 ID:k9P5oOfAO
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「   久   し   ぶ   り   」 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/05/03(火) 03:13:28.21 ID:k9P5oOfAO
以上、投下終了です。スレお借りいたしました…失礼いたします。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/03(火) 03:50:20.74 ID:YjVZbOfbo

元のSS読んで無いから内容はよく分からないが、とりあえずSSと言うよりはポエムって感じだな
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/03(火) 10:28:00.14 ID:gG4r4/eB0
乙!両方読んでる俺マジ俺得。相変わらずバトル展開の熱さと恋愛パートの歪みっぷりのギャップがたまらん。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 15:43:49.50 ID:och6i4TDO
なにやら、電波を受信したので1レスもらいまする
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 15:44:18.66 ID:och6i4TDO
かんざきかおりさんじゅうにさい




聖人として、各地を飛び回ること数年。
上条当麻はおろか、禁書目録とも、ろくに会うことなく月日は流れていった。

神裂「次の任務は……学園都市ですか」

手元のメモには。
学園都市に出来た、必要悪の教会の支部へと向かうようにとあった。

神裂「ふふ」

人知れず、顔が綻んだ。
もう何年もあってなかった、恩人と友人に会えるのだ。

神裂「早いものですね……」

物憂気に呟かれた独白は、誰の耳にも届かない。

五和「どうしました?」

神裂「いえ、なんでもありません」

旧知の仲間も各地に散らばり、今は五和だけが神裂の隣にいる。

五和「早く、行きましょう」

心なしか、嬉しそうな五和の声。

神裂「そうですね」

空港へと足を向けて。
神裂は一歩、踏み出した。


終り
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 16:20:19.33 ID:och6i4TDO
タイトル間違えた!

かんざきかおりよんじゅうにさい、だ

やらかした……
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/03(火) 16:22:43.62 ID:nw8KfdVVo
おつ
だけど五和とねーちんって同い年説が正しければ二人して42……
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/03(火) 16:51:56.16 ID:QVdLgk2AO
42であの格好かよ

待て、サーシャはどうなった?
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/03(火) 16:56:12.80 ID:0J/hKBP2o
あいつなら休暇を取ってベガスに行ったぜ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/03(火) 17:27:09.36 ID:QVdLgk2AO
2レスもらう

黒子「お姉様ランド開園ですわぁ!!」ワァイ



美琴「ってなるわよね絶対…」

御坂妹「ミサカはお姉様の友達とも友達になりたいのです。とミサカは自分達の交友範囲の狭さを打破すべくお姉様にお願いします」

美琴「じゃあ佐天さんと初春さんを」

美琴「お姉様は常盤台のエースとして慕われているのでミサカはお姉様と同年代の友達を紹介して欲しいのです。とミサカはリアル中2とキャッキャウフフしたい心情を隠します」

美琴「隠してないから!…同年代ね、同年代って同じ年よね…3日待って!」



美琴「当麻えも〜ん私と同じ年の友達紹介してよ〜」

上条「上条さんはネコ型ロボットじゃありませんのことよ!」

インデックス「友達なら私がなってあげるんだよ」

美琴「あんたはダメよ、既に妹の友達だし」

インデックス「たんぱつと同じ年なら1人いるんだよ!」



ステイル「初めまして、ここはステイル=マグヌスと名乗っておくよ」タバコフカス

御坂妹「…お姉様、同年代の友達がいないなら正直に言ってくれればいいのに。とミサカはレベル5のコミュニケーション能力不足を再認識します」

美琴「信じて!彼14才だから信じて!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/03(火) 17:30:54.32 ID:QVdLgk2AO
上条「…でどうなったんだ?」

美琴「何故か意気投合して手紙のやり取りしてるわ、なんとか私の友達って信じたみたい」

上条「お前本当に同年代の友達」

美琴「…」ジワッ

上条「なんでもないです」



御坂妹「ステイルからハニートラップの仕掛け方を色々教わりました」ニヤリ

ステイル「彼女が上条当麻を誘惑してくれればあの子は…」ニヤリ

(おわり)
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/03(火) 17:32:42.87 ID:QVdLgk2AO
以上です

レベル5第三位にして常盤台のエースである美琴の苦悩と海を越えた友情を表すのに苦心しました
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/03(火) 17:46:12.77 ID:Kkk3FUEAO
第六位は制御できてない時空転移能力者で、現在インデックスが産まれる所に立ち会っているという電波を受信した
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/03(火) 18:47:36.85 ID:wRxLvFRQ0
こ、婚后さんがいるよ!あの人美琴と同年代だったはずだよ確か!
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/03(火) 18:48:28.79 ID:P3VeBCZAO
婚后さん「…………」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/05/03(火) 19:06:46.90 ID:XqETHy8AO
舞夏「私も実は中2かもしれないんだぞー」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/03(火) 19:15:47.76 ID:o8kNesnm0
>>45
ぼっち同士で手を繋げるなら、ぼっちなんてそうそう生まれないんだよ……
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/03(火) 19:38:32.42 ID:8p1mbWqPo
心理掌握も輪に入れてないってところじゃ美琴と一緒だと思う
尊敬集めて周囲を囲ませてるか、囲ませてないかの違い
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/03(火) 20:36:22.33 ID:iwnlnUlAO
だけど美琴が孤独なのは尊敬ゆえなんだよな…
コミュ障でのぼっちとは全然違うぜチクショウ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/03(火) 21:18:32.49 ID:wRxLvFRQ0
8レスほど頂きます。
土御門と一方さんとグループとインさんで0930事件以降のギャグ。タイトルがアレだけどベーコンレタスじゃないよ。
禁書wikiを呼んでいたら土御門の項目に「一方通行のお目付け役として割り当てられ」と書いてあったのを見て改めてアイツ苦労してそうだなと思って書いた。
51 :土御門元春の一方通行教育記 1/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:20:19.14 ID:wRxLvFRQ0



土御門元春がその任務を受け渡されたのは、非常にも前方のヴェント強襲により負傷し運ばれた病院を一日で追い立てられた翌日、10月1日の事である。
イギリス清教の魔術師としての魔術サイド、そして学園都市の暗部組織構成員としての科学サイドなどあらゆる方面で多角スパイとして暗躍する彼が今回受けた仕事は
所属する『グループ』という小組織からの「新入りを教育してやって欲しい」という依頼だった。


何て事はない。
同じ様に魔術サイドから流れて来た海原光貴(偽物だが)や、つい先日事件を起こして『回収』された結標淡希にもやった事だ。
普段通りこなせば良い。


土御門は別段高を括っていた訳ではない。
ただ単に対象が彼の想定以上だっただけだ。


学園都市のレベル5は、人格生活その他全ても、面倒な事にレベル5だったのだ。





52 :土御門元春の一方通行教育記 2/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:21:29.22 ID:wRxLvFRQ0



――――――10月1日。
0930事件の当事者であった新入り、一方通行と対面させられる。
生気の欠けた眼をしていたのが気になったが、暗部に入ったばかりの人間にはよくある事だ。それが自ら望んでの事でなければ尚更。
昼時だったのでファストフードにでも寄る事を提案したが、食欲がないと断られた。
これもまた、よくある事だ。

今日は学園都市の暗部組織について簡単に説明するだけで終わりにする事とする。
まずは此処での生き方になれる事。それが何より先決だ。



――――――10月2日。
今日は銃の訓練を開始する。
癖や体格で向き不向きが変わるので、長時間かけてでも自分に最も合うそれを選ばなければならない。
特にこれまで能力に依存した戦闘しか経験がなく、能力制限を受け杖つきとなった今のアイツには命を預ける相手を選ぶも等しい。

一日かけて撃ち方と種類についてレクチャーする。呑み込みの早さは流石だと思う。
途中昼食と夕食の時間を挟んだので誘ったが、昨日と同じ様に断られた。
昨日から何も食べていない様子だが、今はまだ仕方がないかもしれない。このまま断食が続けば直に指導する。



――――――10月3日。
まだ専用の銃は決まっていないらしいが、一方通行に実戦訓練を積ませる為に色々な演習パターンを組む事にする。
射撃を経験する中で何か合う獲物が見つかれば良いと思う。
今日も訓練が昼時まで延びた為、食事に誘う。今日断られれば流石に口を出そうと思っていたが、

「おォ、いいぜ」

あまりにもあっさりとした了承に、土御門は気の抜けた様な間抜けな声で「お、おう」と返してしまった。
何か吹っ切れる様な出来事でもあったのだろうか。
このように急にコロコロと態度が変わる様な場合、弱った精神が妙な方向に傾いて突飛な行動に出られる事があるから暫くの観察が必要になる。
要はヤケになって暴走されては困る、という訳だ。

『外』にも全国チェーン展開されている有名なハンバーガーショップに二人で足を運ぶ。
店一番の売りである大振りのチキンがサンドされたバーガーのセットを土御門が注文する隣で、一方通行はメニュー相手に云々と呻く様に悩んでいる。
実に2日ぶりの食事になるのだ。アレもコレも食べたくて悩む様は、第一位の怪物の渾名には程遠い、年相応の姿に思えた。
そんな細身で何処か子供らしくてここ数日で余りにも体力が不足している事が判明した彼であるからこそ、

「あ、オリジナルチキンのファミリーパックで」

と注文をした彼に土御門は開いた口が塞がらなかった。ちょっと待て、そのファミリーパックは確か10ピース入りじゃなかったか?いやいや冷静に考えろ土御門元春。
もしかしたらアイツは2日も食べていなかった所為で腹が減って仕方がなかったのかもしれない。
もしかしたら元々禁書目録ばりの大食漢なのかもしれない。
現に隣で一方通行は

「2日も食わねえと流石に腹減るからなァ」

とケロッとした顔で言っている。
見た目通り小食だったとしてもその場のノリで買ってしまったに違いない。もし残したら海原や結標に差し入れてやればいい。

そう考えた彼は気付かなかった。
ここから、今までの新人教育ではあり得なかった波乱の日常が始まる事を。





53 :土御門元春の一方通行教育記 3/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:22:47.90 ID:wRxLvFRQ0



――――――10月4日。
昨日の一方通行の初陣も、残業共々何とか見事に終える事ができた。
大分此処での生き方に慣れて来たように思う。

ところで昨日の昼食であるが、結局恐ろしい事にチキンは1本も残らなかった。
全てあの細い体の何処かにスッポリと収まってしまった訳である。いやはや末恐ろしい。

今日の訓練は昼前から始まった。まだ食事を摂っていないと言うので誘ってみたが、昨日食べすぎた所為で腹でも壊したのか「いらねェ」と断られた。
「これからは考えて食うようにしろ」と注意するも、あの態度では真面目に聞いているかも分からない。
明日何か食べ物を買う時は徹底的に監視しようと心に決め、訓練に戻る。



――――――10月5日。
未だ新人扱いの一方通行を含めた4人で幾つかの任務をこなす。
仕事の都合上昼食を食べ損ね、夕飯を4人で適当に済ませる事となった。
既に深夜だった為近場で唯一開いていたファミリーレストランに足を運ぶ。4人掛けのテーブルに座り全員で注文をとっていると、

「俺はコーヒーだけで良い」
「まだこの前のチキンが残ってるのか?軽くでも何か食え」
「食うのは明日って決まってンだよ」

……………。
何かがオカシイ。「食うのは明日って決まってンだよ」とは何だ。「明日になれば食える」ではなくて?

「―――――おい一方通行、まさか、お前………」
「明日ステーキ5人前くらい食っとくから問題ねェ」
「バカかぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

公共の場であんなに大声を出したのは、学友達に対して以外では実に久しぶりだった。

「煩ェなァ、耳が痛むだろォが」
「バカかお前は!!普通に毎食食え、第一位なら栄養学も熟知している筈だろうが!?」

つまり一方通行は3日に1度のペースで食い溜めをし、残り2日は何も食わないという生活を当たり前の様に毎日行っていたのだ。
本人曰く「咀嚼が面倒臭ェ」らしいが、冬眠前の熊かお前は。

「能力フル使用だった頃はそれで良いかもしれないが、今は違うだろう!?少しは考えろ!」
「つっても日常生活っゥのは早々変わるモンじゃねェだろォが」

ああ、そうか。土御門は確信する。
8月31日以降コイツを生かしてきたのは、入院先の病院食と医師看護師の監視の賜物だ。

血管のブチ切れる音を聞いた土御門は、今日の所はコーヒーだけで良いと言い張る彼を(チョーカーのスイッチを切り替えられない様)海原に押さえつけさせ、
結標にサラダ、パン、肉、その他諸々を口の中に強制的に座標移動させて無理矢理食べさせた。


敢えて言おう。土御門元春は暗部構成員の教育者だ。
断じて小学校の先生などでは、ない。





54 :土御門元春の一方通行教育記 4/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:23:57.66 ID:wRxLvFRQ0



この日から土御門の苦労が始まった。
コイツは能力的にレベル5でも人間的にはレベル0だ。生活能力なんて何も持ち合わせていない。

食生活以外にも絶対に改善しなければならない点が山の様にあると一目で見抜いた土御門は、
仕方なく彼を自分の家で観察しながらスパルタ教育する道を選んだ(何せ彼が栄養失調などで倒れればそれはお目付け役の土御門の責任なのだ)。
愛しの舞夏とは泣く泣くお別れ。
学校の勉強に集中しなければならないから、と厳しい言い訳で暫く来ないよう言いつけ、お泊り道具一式を持ってきた一方通行を家に上げる。

「…………で?俺は泊る為の道具一式を持って来いと言った筈なんだが?」
「持ってきたろォが。洗剤詰め合わせギフト」

はあ……最早溜息しか出て来ない。
普通服やらタオルやら歯ブラシやらを持ってくるだろうと責め立てれば「ン、」と財布から取り出したカードを見せられた。
何だ?買えばいいだろうと言いたいのか、借金八兆円。

「オマエが常識で考えた上で一式持って来いっつったンだろォが」
「――――――何をどう常識で考えたらお中元ギフトになる?」
「暫く厄介になるンだろ?だから、お隣さンへの挨拶」

大分常識から外れてはいるが、彼には彼なりの考えがあったらしい。
確かに引越しなどで隣近所へ挨拶に窺うには、洗剤詰め合わせは値段的にも都合がいい。

「ンじゃ、隣に挨拶行ってくる」

意気揚々と玄関を出て、まずは左隣からとインターフォンを鳴らそうとする彼を
「これから教えていけば良い、やる気はあるのだ」と親の様な気持で見送った土御門は、
(………ん?左隣の家?)と学生寮の左隣で生活するクラスメイトを想像し―――――――

「ダメぇえええええええええ!!左隣はダメぇええええええええ、カミやん逃げてぇええええええええ」





55 :土御門元春の一方通行教育記 5/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:24:57.78 ID:wRxLvFRQ0



――――――10月7日。
一方通行の教育の所為で何日か休んでいた学校へ行く事にする。
この天才馬鹿を一人家に残しておく事は心成しか心配だったが、いつまでもコイツにかまけていれば俺の生活がままならない。

「いいか、舞夏の作り置きを分けてやるんだ。絶対に残すなよ」

監視が無くとも昼飯を食うようしっかりと言い付け、土御門自身は弁当を持って学校へ向かう。
一瞬「行ってくる」という言葉に一方通行が羨ましげな視線を向けた様な気がしたが―――――気の所為だと思う事にした。

口煩いお目付け役がいなくなると途端一方通行は暇になる。
かと言って昼間のテレビは精々がワイドショーか昼ドラで面白くもなんともなく、
嗜好品や娯楽品は黄泉川の家に移る前に全て捨てて来た彼にとって暇つぶしの道具など何もない。
外に出て雑誌でも買いに行こうかとも思ったが、それも何となく釈然とせず何より面倒臭かった。

やる事がないのでいっそ寝てしまおうと、冷凍されていた作り置きの昼食だけ自然解凍させた一方通行は、
マットの敷かれたフローリングにクッションを置いて横になった。
体を倒してしまえば生理的に眠くなるというものだ。
こう静かな空間では鳥や猫の鳴き声が印象強く耳に入って来る。睡眠導入には打って付けかと彼が感覚に身を預けると

「いやぁああああああああああああああああああああああああ!!」

――――――土御門といい、隣近所といい、ここら一体は悲鳴を上げるのがそんなに好きなのだろうか。
暫く放置してみたものの、いつまで経っても泣き止まぬ声に一方通行は外を確認してからゆっくりと玄関を開けた。鳴き声は直ぐ近くから聞こえてくる。
ギイイ、建てつけが悪いのか音を立てながら扉が開いた。すると、

見覚えのあるシスターが、隣の家の玄関前で膝を抱えてシクシクと泣いていた。
……………ここは男子寮じゃなかったのか?隣に女が紛れ込んでる事がバレないよう、土御門は俺を遠ざけたのだろうか。
前回の経験から、(ああ、厄介事に巻き込まれるな)と一方通行は直感的に思う。

「あれ……?いつかの、白い、人だあ……」

こちらに気付いてしゃくり上げながら声を掛けてくる少女に「オマエにだけは言われたくない」と返しながら「どうした?」と一方通行が尋ねれば、

「お、お昼ご飯……温めようとしたら、零しちゃって……お、お金もないから、食べれなくて……」

ここで注意すべきは、インデックス自身が金を持たないだけであって同居人の上条当麻は(ジリ貧とはいえ)持ち合わせがあるという点である。
しかしそんな事など露も知らない一方通行は入院中に打ち止めが読んでいたマッチ売りの少女的な貧しい一家を想像し、
「此処で待ってろ。サイフ持ってくる」と他人の家であるにも関わらず、思わずインデックスを室内へと案内してしまった。



56 :土御門元春の一方通行教育記 6/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:27:05.52 ID:wRxLvFRQ0



部屋に通されたインデックスの鼻腔が、嗅ぎ慣れた羨ましい匂いをキャッチした。
これは舞夏の匂いだ。正確には舞夏が作る極上の料理の匂い!
じ――――っ、と自然解凍中の自分の昼食を見つめるインデックスを見て、大人しく一方通行はそれをレンジで温めた。
タッパを開くとホカホカと湯気を立てる一人前程のシチューが入っている。

「食え、」一方通行がスプーンと共に差し出すと、インデックスは「いっただっきまーす!」と挨拶してから実に美味しそうにシチューを啜り始めた。
彼はそんな光景を、自分用に煎れたインスタントコーヒーを飲みながら観察する。

すると、半分ほどをおよそ1分で食べ切ったインデックスが、顔を僅かに赤らめて恥ずかしそうに残り半分を差し出した。
以前の食べっぷりを見ている分、彼女が人に食事を分け与えた事を以外に思っていると

「私は人の分までは……ちょっと分けてもらったりするけど、食べ切っちゃったりしないんだよ!半分貰ったから、あとはあなたの分だよ」

無論、一方通行はそれを「いらねェ」とインデックスに押し付ける。
元々彼女に大人しくシチューを差し出したのも、食事をするのが面倒だったが土御門に咎められるのも面倒だと考えた彼が証拠隠滅に彼女を利用しただけなのだ。
だがインデックスは与えられた食料を嬉しそうに受け取るでも申し訳なさそうに断るでもなく、彼が想定しなかった態度を示して見せた。

「ご飯はちゃんと食べなきゃダメなんだよ!不規則な食生活を続けてると体を壊しちゃうかも!」
「煩ェなァ、別に俺が食い過ぎて太ろうが食べないで倒れようが俺の勝手じゃねェか」



「―――――食べようが食べまいが、何も変わンねェンだから」







57 :土御門元春の一方通行教育記 7/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:28:07.88 ID:wRxLvFRQ0
そうだ、思い出した。初めて食事を面倒だと思った時。
警備員にとり囲まれ研究所をたらい回しにされるようになった頃、無茶な研究への子供なりのストライキのつもりで断食をした事があった。
1週間以上何も口にしなかった所為で倒れた俺は、薄れゆく意識の中してやったりと思ったものだ。

だが現実はどォだ。
目が覚めると点滴で栄養は補完され、それからも飲み水に完全栄養剤やら薬剤やらが混じるようになったり、
だからと言って水を飲まないようになれば、それでも『生きて実験できるように』あれやこれやで体は強制的に保たされた。

つまり、俺がどうこうしようと俺の周りは何も変わらなかったのだ。
寝ても寝なくても、摂っても摂らなくても、世界は何も変わらない。
――――――だったら、する必要は何処にある?

「………ダメ、だよ」

どうにも長く考え事に耽っていたらしい。
気付けばシスターがこちらを見ながら、今にも泣きそうな顔で手を握っていた。

「私はね、シスターだから、知ってるよ。食べたくても食べられない人、食べられなくて死にそうな人………世の中にはね、いっぱいいるんだよ」

「詭弁だ」綺麗事に過ぎない。悪いが小学校で習う様な道徳概念など、こちらは知った事ではない。

「うん、あなたはきっとそう言うと思った。だから、私はこう言うよ。
 ………自分の為じゃない、自分が倒れた時に誰かが悲しい顔をしないように、食べるんだよ。
 私とか、此処の家のつちみかどとか、―――――写真に写ってた、あの子とか」

その言葉に、9月30日以来会えなくなった打ち止めの顔が頭を過った。
もし俺が倒れたら、あの子供はやはり悲しむのだろうか。悲しまれる様な、人間なのだろうか、俺は。

「――――――悲しませたく、ないんでしょ?」

スプーンを握ると、直前まで握られていた体温の所為でそれは仄かに温かかった。
僅かに黄色く彩られたコーン入りのホワイトシチューを掬って、そのままゆっくりと口に運ぶ。

「肉、足りねェ。野菜多過ぎる」

久しぶりに感覚を開けず食べた食事は、黄泉川の家で一度だけ食べた料理の味に何処か似ていた。





58 :土御門元春の一方通行教育記 8/8 [saga]:2011/05/03(火) 21:29:34.81 ID:wRxLvFRQ0



――――――10月8日。
昨日は帰宅すると昼食用に用意したシチューが綺麗に無くなっていた。
ついでに『お中元ギフト』の1つが無くなっていた事も気になったが、まさかカミやんと接触したのかと思うと聞くのが恐いので無視する。
夕飯に直々に野菜炒めを作ってやったら、舞夏の味が気に入ったのか冷凍庫から作り置きの野菜入りハンバーグを取り出したので殴っておいた。
今日は朝からアビニョンへ向かう任務があるので、朝食だけ共に摂る事とする。


6枚切りのトースト1枚と目玉焼きとハムとサラダ。
同年代の少年達に比べれば少ない様な上等な様な朝食を並べ、土御門と一方通行は食卓に着く。
「頂きます」と土御門だけが挨拶をし、フォークで半熟の黄身を弄る一方通行を嗜めながら食事が始まる。

今朝は少し忙しい。
詰め込む様にトーストにおかずを乗せて先に食べ切った土御門は、食器を流しに放りこみ「食べ終わったら洗っておけよ」と一方通行に告げると
急いで歯を磨き着替えと準備を開始する。

彼がいざ出発するという頃には、咀嚼の遅い一方通行も食事を終えようとしていた。
それを時間の目安とし急がねばと感じた土御門が靴を履きながら扉を開いた。

「さて。俺はもう行くところだが、何か一言言う事は?」
「――――――………ごちそうさま」

「いってらっしゃい、だろう馬鹿」と突っ込んで、そう広くない学生寮のリビングを覗きこんでから土御門は家を出る。


「第一位様に向かって馬鹿とか簡単に言いやがって」
呟いた一方通行の皿からは、綺麗に全てが無くなっていた。





59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/03(火) 21:30:55.74 ID:wRxLvFRQ0
以上です。
一方さんって不摂生っぽいイメージが強い。飯暫く食わんでも「あ、忘れてた」で済ませる様な。

ところで前スレで美鈴通行書いてたんだけど、新スレでも書いても大丈夫……だよね?跨いでも平気だったよね多分。
スレ立てろとか言ってくれた人もいたけど立てるだけのネタもないし、書くなら此処でもう1本くらい書きたい。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/03(火) 21:38:39.65 ID:3bow3Ta9o
いいわーいいわー超乙だわー
原作でもこれに近いことやってそーで面白かった
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/03(火) 21:43:27.01 ID:zntx0Z9no
あったかいなぁ…大事な事を教わる良い一方さんで好きだ
美鈴通行も楽しみにしてる
おつおつ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/03(火) 21:45:26.24 ID:8p1mbWqPo
すっげぇ良かった
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/03(火) 21:48:55.72 ID:CjBqZHTn0
一本とは言わずにいっぱい書いてください!!

実を言うと教えろくださいで美鈴通行無い?って言った者です
ありがとうございますこんな感じですよ自分が求めてたのは
まぁNTRも結構見たいんだけどね
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/03(火) 21:54:09.14 ID:Mav+We01o


>>舞夏の味が気に入ったのか冷凍庫から作り置きの野菜入りハンバーグを取り出した

……あれ、一方×舞夏(メイド通行?)も有りかと思ってしまった俺がいる。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/03(火) 22:10:41.91 ID:wRxLvFRQ0
ゴメン。ついさっき全部データ飛んじゃったから美鈴通行続き書けそうにない。
9000文字以上消えたら流石にもう無理。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 22:16:46.77 ID:DVHbeoRko
おおおおおおおちちちちちっっつうううっけっっっっk
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/05/03(火) 22:22:54.97 ID:ziyP5T9I0
>>65
なんだと・・・あれ楽しみにしてたのに
気が向いたらでいいからまた書いてくれないか?
楽しみにしてる奴がほかにもいると思うんだ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/03(火) 22:26:09.85 ID:Mav+We01o
お客様の中に初春さんはいませんか!? 
即時のデータ復旧をお願いしたいんですが!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 22:26:24.63 ID:JTlsW5r30
>>59
GJ!!こんな感じの話今までなかったから面白かった
美鈴通行も楽しみーでも上条さん主人公の話もずっと待ってるんだぜ…
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 22:29:50.86 ID:JTlsW5r30
感想書き込んでいるうちに事態が急変していた…だと!?

初春…初春さんを呼べええええ!!
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/05/03(火) 23:06:22.55 ID:cRlEM6az0
>>59
乙!貴方の書く一方さんはどれも好きです!

美鈴通行のために誰か初春さんを召喚してくれ…
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/03(火) 23:09:11.39 ID:QVdLgk2AO
>>65
1、2レス分アドリブで投下する

オススメはしない
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/03(火) 23:16:32.46 ID:nDZw49Aeo
>>65
まじか……
泣きそうだ。

まぁ、暇があればいつか書いてくれると嬉しい。
お疲れ様。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/03(火) 23:30:21.33 ID:1vzYN48ho
>>65
美鈴通行が読めないのはorzだが
データ吹っ飛んだ相手に書けとは言えねぇぜ……
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/05/03(火) 23:31:26.53 ID:XqETHy8AO
>>57
> ………自分の為じゃない、自分が倒れた時に誰かが悲しい顔をしないように、食べるんだよ。


深イイ話だぜェ……
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/03(火) 23:47:39.53 ID:0vvqGwr/0
>>75
しかしそれを、食べることで家主を悲しませるシスターさんが言っているんだよな。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/04(水) 00:09:33.85 ID:VwpC8l4s0
>>59
乙乙!!
一方さんの幼少期を考えると泣きそうになるが
グループいいよグループ!!
なんやかんやで面倒見よさそうでほのぼのする
美鈴通行と共にシリーズ化してほしい
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/04(水) 00:12:46.02 ID:I5LQy2H30
>>76
インデックスが小食になったら上条さん本気でテンパると思うよ
んで無駄に豪華な食事を作り出すよ

ああSSのネタになるなコレ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/04(水) 00:16:32.93 ID:0a7y3zHAO
1レスもらう

姫神「貴女はヒロインに相応しくない」

インデックス「ふぁんのふぁなしふぁんだお」モグモグ

姫神「家計を圧迫するヒロインは出番が無くて当然。私こそがヒロインに相応しい」

御坂妹「しかし貴女も初登場は食い倒れ、とミサカは少食な自分こそがヒロインに相応しい事をアピールします」

姫神「貴女達は物語上重要な役割がある。ヒロインの座は任せて」

五和「最近のヒロインは戦えて家事万能でないと」

オルソラ「パスタが出来ましたのですよー」

御坂妹「おのれおっぱいめ、とミサカはお姉様の遺伝子を恨みます」

美琴「あのう…」神裂「私達も話に」

姫神「出番多かったり強すぎて出番ない人は正座してて」

美琴神裂「はい…」

アニェーゼ「こうなったら私がヒロインで」
レッサー「いやいやここは私が」

10777号「ここはこのミサカに任せてもらおうか、とミサカはカラシニコフの顎で競合相手を噛み砕く程の意気込みをアピールします」

小萌「時代は合法ロリなのですよー」

ミーシャ「第一の主張ですが、天使こそヒロインです」

―こうして今日も上条当麻ファンクラブの集いは終わる
何も進展しないまま
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/04(水) 00:18:08.13 ID:0a7y3zHAO
以上です

上条さんなら全てのフラグを回収して上条一族を作る事も可能だと思います
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/04(水) 15:37:26.42 ID:WMjV153T0

小萌てんてーはステイルのヒロインになれば解決だな
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/04(水) 16:08:32.64 ID:eNEg0XPDO
電波をゆんゆんと受信したので、1レスもらいまする
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/04(水) 16:09:09.41 ID:eNEg0XPDO
つくよみこもえ××さい




小萌「五十路、ですか」

ふう、と紫煙を吐き出しながら皮肉気に笑った。

小萌「もっと先の事だと思ってたんですけどねー」

統括理事会の仕事に追われ、気付けばもうそんな歳だ。

小萌「上条ちゃんは元気でやってるでしょうか?」

なんとなく、今まで受け持った生徒の中でも、一際手の掛かった生徒を思い出した。

小萌「上条ちゃんの事ですから、未だに『不幸だぁぁぁぁ!!』、とか言ってるんでしょうか」

昔を思い出したのか、くすくすと笑いだした小萌。

小萌「久しぶりに会いに行くのもいいですね」

風の噂によると、どうやら神父になったらしい。

小萌「上条ちゃんが神父ですか」

なんとも言えない感慨に、溜め息をついた。

小萌「歳を取るとお酒に弱くなっちゃっていけませんね」

今日は、もう寝よう。
明日は、休日だ。

小萌「明日にでも会いに行きましょう」

息を吐き、深く目を閉じた。

小萌「――――」

月詠小萌の一日が終わる。


終り
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/04(水) 16:14:28.50 ID:3h3NTh85o
おつ
このシリーズ好きだなぁ、きっとてんてーは50になってもロリロリしぃと思われる
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/04(水) 16:49:19.47 ID:xaCftKLso
というより普通におばあちゃんになってもかわいいおばあちゃんになりそうだ。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/04(水) 17:43:32.54 ID:ZvO+3jr6o
これがホントのロリバb……なんでもない
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/04(水) 19:09:41.97 ID:cbJ2WwZho
小萌先生はあの見た目のまんまでずっといて、ある日ポックリと亡くなりそうだなぁ…
とか考えたら、この後死んじゃうんじゃないかと少し怖くなってしまった
普通に元気に先生をやってくれるんだろうけどね! 乙です
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/04(水) 19:12:58.05 ID:OAjHGISuo
>>87
不老体質だけだったらそうだろうけど、もし不老不死だったら...
って、吸血鬼じゃねえか。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/04(水) 19:42:11.69 ID:JeyprY4Wo
>>88
だから姫神ちゃんを保護してるのか、なるほど
90 :sage :2011/05/04(水) 20:49:37.76 ID:C0+VUA1N0
>>80
遅いが乙。

しかし上条一族でついうっかり豪血寺一族思い出しちゃったじゃねーかww
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/04(水) 21:55:32.90 ID:0a7y3zHAO
2レスもらう

―とある真っ暗な部屋に三人の人間がいる
顔と姿を闇にを彼もしくは彼女達は定期的に集まり己が成果を発表する

「さて、始めましょうか」

「まずは私ですの、同性というアドバンテージを生かし日々お姉様とスキンシップを行っていますの」

「次は僕だね、仕事がある時は無理だがそれ以外は常に見守っているよ」

「最後は自分ですね、仕事は融通が効くのでやはり可能な限り見守っています」

「そういえばお姉様は最近妙な視線を感じると仰いますの」

「妙な視線…ですか?それは大変ですね」

「でも僕達はそういう脅威から愛する者を守る事を自分に誓った、そのお姉様とやらの敵を燃やし尽くすのは君の使命だ」

「その通りですの!お姉様の敵は全てこの私が!」

「頑張ってください、影ながら応援していますよ」

「しかしわかっているとはいえあの子のそばにアイツがいるのは業腹だよ」

「お気持ちはわかりますの」

「自分は彼にあの人の日常を守る事を託しました、自分達は影となり見守る事しか出来ません」

「…今日はこの辺でお開きだね」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/04(水) 21:57:21.78 ID:0a7y3zHAO
そうして三人の男女は一人、また一人と姿を消して行った

―愛する人を見守る為に

《とある背後の追跡守護(ストーカー)》完
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/04(水) 21:59:31.31 ID:0a7y3zHAO
以上です

愛とは見返りを求める物ではない
そういう若者達の苦悩を表現出来たでしょうか?


…誰がいたかはみんなわかるよね?
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/04(水) 23:03:38.89 ID:4oormWuZ0

姫神の脳内会議だよな
つまり全員姫神
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 00:56:20.32 ID:ffcgwmMDO
小ネタ1レス投下します
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 00:58:04.12 ID:ffcgwmMDO

御坂「ぴかぁ」

上条「えっ」

御坂「ぴぃかぁー」スリスリ

上条「」

上条(ふぉおおお! いい匂いがするぅっ!)スンスン

御坂「ぴぃかぁ?」ウワメヅカイ

上条「」ボッキーン

御坂「ぴ?」ツンツン

上条「」

御坂「ぴかぁー」ツンツン

上条「」ハッ

上条「や、やめろ御坂! 上条さんは紳士なのでして……」

御坂「ぴかぁ?」ペロ

上条「」

上条「……紳士、紳士なんだ」ブツブツ

バッ

御坂「ぴ?!」

上条「わ、悪い俺帰るな!」ダダダダダッ

御坂「ぴぃ……」ショボーン

―――――――

御坂「黒子に変な薬を飲まされた」

御坂「なんか昨日の記憶がない」

御坂「ねぇ、何か変なことやらなかったでしょうね?」

黒子「も、もちろんですわ!」オホホホ

黒子(あれはその人の本性を出す薬!)

黒子(あの類人猿と、というのが残念ですが……)

黒子(あまりあまって、あのお姉さまの可愛いこと!)

黒子(このビデオは永久保存版ですわ!」

御坂「……ふぅーん、ビデオねぇ」

黒子「はっ」

御坂「見せなさい」

黒子「い、いやですわお姉さま。このビデオは何も関係ありませんの」

御坂「見せないってばぁあっ」ビリビリビリィ

黒子「あああああぁんっ」

―――


御坂「なによこれ……もうあいつの顔見れない///」


97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 00:59:26.31 ID:ffcgwmMDO
おわり
寝ぼけた頭で書いて投下した
明日後悔してる気もするけどそんなの関係ねぇっ

みこ黒誰か書いてー
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 01:03:55.93 ID:XKJ6RjKto

本性は国民的電気ネズミ、性格は……「むじゃき」か「さみしがり」ってところか
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 05:35:44.45 ID:TaOQmyw20
>>78
元保護者の乳と煙並に過保護だからな

禁書少食→上条心配→食事作る→禁書笑顔→
上条嬉しい

見事に調教というか、依存症というか染まってるなステイル並に

ただでさえ毎年記憶無くして幼い感じなのに
保護者があんな感じなんで年齢よりかなり幼く
見えるしなぁインデックスは
妹達と違って学習装置みたいのもないだろうし
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/05(木) 10:08:02.23 ID:0u2Y4Op30
魔術サイドの学習装置みたいな代物があったら面白いね。
全ての記憶を取り戻した禁書目録とか修羅場ルート直行だな(昼ドラ的な意味で)。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 10:44:28.22 ID:XKJ6RjKto
その場合どの記憶に主軸を置くかだな
常識で考えれば現行の記憶だけど

もしかすると上条さんより好きな相手がいたかもしれないわけで……
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/05(木) 13:28:54.50 ID:LC3gql1AO
それならぜひアウレオルスを
インデックスをただ助けようと頑張ったのにロクな会話も出来ず退場とかもうね
恋人にまではならなくても良いからせめて話だけでもさせてやってくれ
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/05(木) 13:35:48.81 ID:BF7VTYDAO
2レスもらう、前スレに第一回あるけど問題ない

土御門「第二回ロリコン小隊作戦会議だにゃー」

青ピ「待ってたで軍曹!」

上条「釈放されたのに懲りないなお前は!」

一方通行「…くッだらねェ」

ステイル「…わざわざイギリスから呼び出してまでやる事か土御門?」

アウレオルス「必然、禁書目録を愛でる者てしてはこの場にいるのが」

ステイル「待て何でお前がいる?記憶なくして顔変えたのに」

アウレオルス「当然、このSSがギャグだからだ」

青ピ「僕の守備範囲に常識は通用せえへんよ〜」

土御門「さーて今回の作戦だが」

一方通行「その前によゥ…一つハッキリさせようぜェ、イカ娘シスターって確か14、5ぐれェだよなあ?」

土御門「何が言いたい?」



一方通行『中学生はなァ、ババァなんだよ!!』


上土青錬「」

一方通行「なァんで中学生好きのお前らがロリコンなんですかァ?いや俺ロリコンじゃねェし家族愛ですけど一緒にお風呂入ってくれない中学生がロリコンはねェわ三下共そこはハッキリさせようぜェ!!」

上条「もしもし打ち止め?」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/05(木) 13:40:43.52 ID:BF7VTYDAO
上条「ロリコンじゃないってふざけた幻想をぶち殺されちまったな一方通行」

土御門「演算切られた上にMNWに筒抜け、で妹達に連れ去られたぜい」

青ピ「あれが第一位なんやなあ…」

アウレオルス「疑問、私は何の為に復活?」

上条「なんか可哀想だな…久しぶりにインデックスに会っていけよアウレオルス、あとステイルも」

ステイル「君がどうしてもと言うなら」

上条「帰れ」

ステイル「すいません一泊コースでお願いします上条当麻様」

アウレオルス(禁書目録と出会った時彼女の年齢は…やはりロリコンなのか私は)

土御門「今日はこれで終わりだぜい」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/05(木) 13:41:31.91 ID:BF7VTYDAO
以上です

うん、アウレオルス出したかっただけなんだすまない
どうしてこうなった?
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/05/05(木) 13:43:11.18 ID:/6CLpWQz0
有名あいこらェ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/05/05(木) 14:29:02.49 ID:hLS5dkTxo
駒場「…」
フレメア「にゃあ」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/05(木) 14:57:44.96 ID:a540hiy7o
3レスほどいただきます。

タイトルは「ミサカの卵」

欠陥通行ですので、お嫌いな方は回避願います。
109 :ミサカの卵 [saga]:2011/05/05(木) 14:58:31.64 ID:a540hiy7o
 とある小さなアパートの一室で少女は目を開いた。
 あらかじめ設定された時間が来ると動き出すからくり人形。口の悪い者が見ればそう表現するであろう仕草で上半身を起こす。
 隣で微かに寝息を立てている少年に気を遣うように静かに、丁寧に、くるまっていた毛布から下着すらつけていない姿で抜け出す。
 毛布に残されたのは少年の細い身体。そして彼女の温もりと微かな残り香。
 少年が眠りから覚める気配はない。
 少女はふと、その細い指で少年の喉に触れてみる。そして、想った。
 この少年の無防備な姿。それを、一体どれほどの人間が見ることができるのだろう。しかも、自ら進んで無防備になった姿など。
 わき上がる小さな優越感。同時に少女の脳裏には、二人のよく見知っている子供の姿が浮かぶ。
 きっと、自分などとは比べものにならないほどに、無防備な少年の姿を見ているだろう子供の姿が。
 
「……っ」

 小さく舌打ち。
 くだらない嫉妬……いや、違う。
 嫉妬という感情を無理に立ち上げて、辛うじて絞り出した僅かな欠片をひたすらに弄んでいるだけだ。
自分にまともな感情など無い事は知っている。
 何度身体を重ねようとも、その行為に相応しい愛情など生まれない。嫌悪感ですら存在はしない。
 そこにあるのは――
 もしかすると、母性。
 もしかすると、庇護欲。
 もしかすると、優越感。
 わかっている。そのどれに対しても言葉が足りないのだと。
 例えどのような感情だとしても、そこには「歪んだ」という前置きが必要なのだろう。
 ならばもっと単純に。
 少なくとも、少年の側にあるのは単純な性欲。
 段階を踏んで、緩やかになだらかに訪れるはずだった「雄」としての極めて当然な欲求。
 ただし、成長段階に封じられていたそれを一気に解き放った結果、少年は雄としての欲求に苦しんでいた。
 本来訪れるはずの目覚めではなく、強引に押し付けられるように与えられた欲求は、少年の精神をかき乱していた。
 自分はそこに手をさしのべただけ。いや、生贄となっただけ。
 つまり、もっと単純に言えば。
 性欲の捌け口になっただけ。
 わかりやすい。わかりやすすぎて吐き気と薄笑いが込み上げてくるほどに。
 単価十八万円の自分には、その程度の簡便さがお似合いなのかも知れないが。
 だから、自分は最初にこう告げたではないか。 

「成熟した個体ではありませんが、上位個体よりは目的に適しているでしょう。
とミサカは一方通行がペドフィリアである可能性を危惧しながら事実を述べます」

 それでいいと。
 彼が吐き出す方向を間違えないように、自分は身を差し出しているのだと。
 そう信じていれば、救われるから。
110 :ミサカの卵 [saga sage]:2011/05/05(木) 14:59:02.94 ID:a540hiy7o
 上位個体のため。
 ひいては、妹達全ての安寧のため。
 ひいては、お姉様(オリジナル)のため。
 これは、エゴなのだ。
 一方通行のためですらないのだ。

 衣服をつけたところで、一方通行が起き出す気配。
 目をやると、不機嫌を通り越して殺気すら感じる視線が自分に向けられていた。
 
「もォ、来るな」

「同義の言葉は、これが十六回目だとミサカは指摘します」

「だったら、なンだってンだ?」

「お望みなら、他の個体と交代しますが? とミサカは提案します」

 望む個体もいるだろう、とは口に出さない。
 決して気付かれてはいけないこと。一方通行との接触を望む個体など、いてはならない。
 それは、一方通行の望みでもあるのだ。

『一万人の姉妹を殺した狂人に触れたがる個体など、存在してはならない』
『唯一の例外は、打ち止めただ一人』
『それは無知故の無垢に過ぎない』

 まだ見ぬ第三次製造計画の個体が知れば腹を抱えて笑い死にかねない欺瞞でも、それを指摘する者は未だいない。
 育ての親は同じく狂笑するだろう。
 別の科学者は呆気にとられるだろう。
 甘さを自認する科学者は俯くかも知れない。
 まだ若い科学者は特徴的な目をさらに見開いて驚くかも知れない。
 そして一様に言うだろう。

「それは貴方(てめえ)の思いこみだ」と。
111 :ミサカの卵 [saga sage]:2011/05/05(木) 14:59:30.68 ID:a540hiy7o
 それでも、幻想は壊されない。
 この幻想だけは、ヒーローの右腕でも壊せない。
 壊すことが出来るのは、一万人を殺した狂人だけ。
 あるいはその狂人に抱かれる、一万人の姉妹を殺された少女だけ。

「来るなって言ってンだ」

「それでも、私が来ればまた同じ事をするのでしょう? とミサカは推測します」

 抱かれてやる。
 いや、抱かせてやる。
 自分の身体で貴方の、その狂人の身体を受け入れてやる。
 狂人の精を受けてやる。
 貴方が殺した一万人と、寸分違わぬこの身体で。
 貴方が一万人を殺したのなら、私は一万回抱かれてやる。

「……なンでだ」

 少女は答えず、ただ想う。
 狂人を作ったのは、ミサカなのだから。
 抗えない指示の元であろうとも、一万人を殺させたのはミサカなのだから。
 一万三十一体の血肉で、この狂人を完成させたのだから。
 一万三十一体のミサカで温めた卵なのだから。
 一万三十一体の命によって孵した雛なのだから。
 一万三十一人の少女と一人の少年で作り上げ育てた一方通行なのだから。
 だから、ミサカは母であり、恋人であり、贄であり、復讐者であるのだから。

 それ以上の言葉のやりとりはなく、少女は少年に背を向ける。
 そして小さな声で呟いた。

「それに気付いたミサカは、ミサカ……私だけなのですから」
 
112 :ミサカの卵 [sage]:2011/05/05(木) 15:00:25.25 ID:a540hiy7o
以上、お粗末様でした。
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/05(木) 15:47:32.72 ID:BF7VTYDAO

一方さんでギャグとシリアスの両立は難しいとここ数レスの流れで改めて思った
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 17:59:46.23 ID:IaTvRHpDO
・すいませんブツ切り未完
・どっかで見た設定とか言わない
・クローン人間百合子ちゃん
・一方通行の口調に違和感・スレ立てる度胸なかった
・唐突に始まる





百合子「はじめましてお兄様、とユリコは目の前の状況が理解出来ず固まっているお兄様に話しかけます。」

一方通行「」

百合子「大丈夫ですかァ?顔色が青通りこして紫になってますけどォ?とユリコはお兄様の口調を強調しつつ顔を覗き込みます。」

上条「コンビニから出ようとしたらこの状況に出くわしてしまい帰るに帰れない上条さんはどうすればいいのでせう…」

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 18:07:51.56 ID:IaTvRHpDO

コンビニの前は迷惑なのでとある公園のベンチ


一方通行「で?オマエはなンなンですかァ?」

上条(なんで俺まで…不幸だ…)

百合子「ユリコはお兄様の体細胞クローン001号です。とユリコはお兄様の缶コーヒーをパクって飲みながら説明します。」

一方通行「DNAマップは採られてンだろうなとは予想してたけどよォ…。」

上条「御坂妹と同じって事か。」

百合子「軍用に製造され、オリジナルと同じように製造された妹達とユリコは全く違うものです。とユリコはツンツン頭の発言を否定します。」

一方通行「軍用じゃねェってこたァ…研究実験用か?」

上条「な!?御坂妹達みたいになにか危険なことさせられてるのか!?」

百合子「ユリコは実験体でも危険な状況に身を置いてる訳でもありませン。と、取り乱しかけてる男二人に説明を続けます。」

百合子「ユリコはお兄様のDNAマップを元にある一人の研究者によって造られたいわば変型クローンです。」
上条「変型…?」

百合子「お兄様のDNAに変化を加えて製造されたのがユリコです。なのでユリコは女性として形造られています。」

一方通行「女装してンだったらどォしようかと思ったわ」

上条(俺の妄想が壊された…)
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 18:29:31.28 ID:aJGwjGfq0
終わり?
それとも書きながら投下?
もしそうなら>>1読もうね。
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 18:36:25.98 ID:IaTvRHpDO
>>116下痢


一方通行「組織じゃねェのか…だれだァ?そいつ?」

百合子「木原数多です。とユリコは即答します。」

一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!??」

上条「え?誰?」

百合子「お兄様の能力開発を担当した研究者です。とユリコはツンツンに説明します。ちなみに外見はいかつい中年で顔面に刺青を施しています。とユリコは補足します。」

上条「な、なんかアブナそうな人だな」

一方通行「なァにしてんだよォォ!!あのおっさン!!てか俺に殺されただろォが!!」
百合子「ご都合主義です。しかし木原数多は身体に重大なダメージを受けたので介護が必要な状況です。とユリコはお兄様に木原数多の現状を報告します。」

上条「その介護を…えっと、ユリコがやってるのか?」

百合子「厳密にはユリコ達です。とユリコはこいついきなり名前呼び捨てかよ思いつつ返答します。」

一方通行「ちょっとまて、達ってこたァお前みたいなンがまだいるのかよ!?」

百合子「ユリコの他にもバラエティーに富んだユリコ達が存在します。ちなみにこのユリコはユリコ001号スタンダードタイプセーラー服バージョンです。他にもロングヘアタイプブレザーバージョンなん」

一方通行「あァァァァァのクソ野郎ォォォ!!」

上条「おちつけ一方通行!!」





ここまで。中途半端スマソ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/05(木) 18:38:36.69 ID:mU03l9kAO
色ンな意味で投下乙ゥってユリコはユリコは労ってみるゥ!
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 18:46:28.93 ID:aJGwjGfq0
>>117

そうだったのか。体お大事に
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/05(木) 18:53:50.56 ID:d+TSfH7Zo

アルビノ美少女に囲まれて介護生活か…悪くねェな
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 19:04:45.24 ID:IaTvRHpDO
ちなみにユッケじゃない。コーヒー飲むと腹壊すのはなぜ


ほんとはユリコ巨乳タイプとか男体タイプの鈴科とかチョーカーで音声送受信してるとか鈴科百合子達でハーレムと読みます。身も蓋もねェなあのおっさん的なネタも書きたかった。て蛇足だな。スマン。去ります。うんこ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/05/05(木) 19:36:05.36 ID:mU03l9kAO
数レス投下

※このSSには、原作歪曲・キャラ崩壊が含まれています。
 苦手か、毒手か、それとも俺かァ!?
 な人以外はご覧になるのを控える事をオススメします。
123 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:38:32.03 ID:mU03l9kAO
禁書「ごはんを食べさせてくれると、嬉しいな?」

上条「お、おう」

 何故かベランダに引っかかってた銀髪のシスターさん(インデックスというらしい)を下ろし、腐ってなさそうな食材を炒めて出した。
美味しそうに食べてくれて上条さんも嬉しいです、はい。

禁書「ごちそうさま」

上条「って、まだ半分くらい残ってるじゃねえか。食っちまっていいんだぞ?」

禁書「私は敬虔なシスターだから、贅沢をする訳にはいかないかも。それに、こう見えて結構少食なんだよ?」

上条「そっか。じゃあ残りは俺が食うか」ガツガツ「ごちそうさま。っと、そろそろ学校行かねえと」

禁書「行ってらっしゃい。ごちそうしてくれたお礼に、食器やお部屋の片付けは私がしておくんだよ」

上条「え? いや、そこまでしてくれなくても」

禁書「一飯の恩義に報いるのに、これぐらいするのは当たり前かも! じゃあ、気をつけてね!」

 そう言って俺を笑顔で送り出すインデックス。
……なんだろう、なんか、悪くねえな、こういうの。
124 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:42:11.76 ID:mU03l9kAO
 帰り道、いつもの女子中学生が絡んでくる。

上条「またかビリビリ」

美琴「ビリビリじゃなくてみこ……いや、御坂、って呼びなさいよ、この、バカ///」

 首から上を真っ赤にしてそっぽを向くビリビリ。
 以前不良に強引なナンパをされてるのを助けて(実際にはビリビリが自力で追い払ったんだが)以来、毎日しつこく「恋人になれ」と言い寄ってくる。
正直可愛いし満更でもないんだが、彼女にしてしまうのはなんか違う気がするので、毎回やんわりと断っている。

上条「なあ、今日はマジで勘弁してくれねえか? 人を待たせてるんだ」

美琴「へっ? ま、まさか彼女持ち、しかも同棲中!?」

 俺の言葉を聞いた途端、一瞬で青ざめるビリビリ。
てかよくそこまで話を発展させられるな。
125 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:45:03.30 ID:mU03l9kAO
上条「いや待てなんでそうなる! まあ、女の子ってとこは間違ってねえけど」

美琴「えっ? じゃあなに? お母様かお姉さんか妹さんか義姉妹か従姉妹が来てるとかそういう事? そうよねそうなのよねそうだって言ってよこの馬鹿!」

 俺に掴みかかって激しく揺らしながら訊いてくるビリビリ。
お前なんでそんなに必死なの?
てかお母様ってお前結婚を前提に付き合う気満々ですかビリビリさん。

上条「あーうんまあそんな感じですよ! だから今日はこれで!」

 そう言って俺は腕をほどき、足早にビリビリから離れ家路を急ぐ。

美琴「今度ちゃんと紹介しなさいよー!」

とかなんとか叫んでいるが、無視して寮まで突っ走る。
126 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:46:26.06 ID:mU03l9kAO
 なんとか寮に帰ってくると、自室からいい匂い。

上条「ただい……ま?」

 中に入ると、二足の靴がきれいに並べられていた。
……ん? 二足?
 俺は慌てて台所に向かう。
そこにいたのは、

禁書「あ、お帰りなさいとうま。ほら、ステイルもご挨拶!」

 修道服の上にエプロンを付けたインデックスと、

ステイル「あ、ええと、こんばんは。お邪魔してるよ」

 同じくエプロンと三角巾を付けた、赤髪のドデカい神父。

上条「ええと、インデックスの知り合い?」

禁書「そうだよ、ステイルっていうの。とうまが留守だから勝手に上がっちゃ駄目って言ったのに上がってきたから、罰として料理を手伝って貰ってるの」

ステイル「くそ、なんで僕がこんな事を……」

 なにやら小声でブツブツ文句を言っている割に妙に嬉しそうに手伝っているように見えるのは上条さんの気のせいでせうか?
127 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:48:05.57 ID:mU03l9kAO
禁書「ステイルは私を追いかけてきた魔術結社の一員なんだけど、礼儀知らずな行いは神様が見過ごしても私が見過ごさないかも」

ステイル「だからと言って料理を手伝わせるなんてね……屈辱だよ」

 とか言いつつ、さっきからニヤケっぱなしですよステイルさん?
ひょっとしてこの神父、マゾというやつなんだろうか?

 三人で食卓を囲む俺達。

上禁ス「「「いただきます」」」

上条「そういえば、どうやって食材調達したんだ?」

禁書「逃げてる時に露出の多い方の追っ手からお財布をくすねておいたの」

上条「おい修道女」

ステイル「というか、なんで僕まで一緒に食事をしなくちゃならないのかな?」

禁書「食事はなるべく多い人数で食べた方が美味しいんだよ!」
128 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:49:11.83 ID:mU03l9kAO
上条「あー分かる分かる! 賑やかな方が満腹感が違うっつーか、そんな感じするよな!」

禁書「そうだよね! まだ会って間もないのに、あなたとはとっても気が合いそうかも!」

ステイル「……ふん」ムスッ

上条「おやおやー? なーに拗ねてるんですかーステイル君?」ニヤニヤ

ステイル「べっ別に拗ねてなんかいないさ///」プイッ

禁書「私がとうまとばっかりお話してるから妬いちゃったのかな?」ニヤニヤ

ステイル「そっそんな事はないって言ってるだろ!///」

 玄関をノックする音が聞こえたので、俺は玄関に向かう。
扉を開けると、半ベソをかいたヘソ出しルックのセクシーなおねいさんが立っていた。

神裂「あの、ここに私の仲間が来ていませんか?」グスッ

上条「仲間って、ステイルの事か? いるけど」
129 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:50:09.59 ID:mU03l9kAO
神裂「失礼します」グスッ

 そう言って丁寧に靴を揃えて部屋に上がると、凄い勢いでステイルのもとへ向かう半ベソおねいさん。

神裂「ステイルー! 貴方という人は! 貴方という人はあああ!」グスッ

 ステイルの胸ぐらを片手で掴み上げるヘソ出しおねいさん。
なにそのかいりきこわい。

ステイル「うわっ! か、神裂! 何故ここに?!」

神裂「私のお財布を返しなさいこのド素人があああ!」グスッ

ステイル「なっ!? 僕は断じて盗ってないぞ!」

 いやいや神裂さん、盗ったのはそのツンデレ神父じゃなくて

禁書「あっごめん借りっぱなしだったんだよ。ついでにちょっと使っちゃった」テヘッ

 そうそう、こっちの腹黒シスターですよってお前はもうちょっと反省の色を見せなさい。

神裂「そうでしたか。なら問題ありません」キリッ

上条「いいのかよ!? てか立ち直り早っ!」

神裂「そんな事より、お腹が空きました。私もいただいていいでしょうか?」

 どこの暴食医師だあんたは。
130 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:52:27.33 ID:mU03l9kAO
 食事の後、魔術結社の二人からインデックスの境遇を知らされる。
実はインデックスも同じ結社の人間で、なんでも10万3000冊の魔道書を記憶している魔道図書館らしい。
その魔道書を保存しておく為に毎年記憶を消す必要があるとか。

上条「いや待った。それはおかしいぞ?」

ステイル「なんだって?」

神裂「どういう事です?」

上条「いいか、記憶には誰に会って何したとかを覚えとくエピソード記憶とか魔道書を読んで覚えた知識記憶って風に色んな記憶領域があってな?」

 今日の補習ちゃんと聞いててよかったー。
ありがとう小萌先生!

上条「それぞれの記憶はその領域を圧迫したりはしないんだ……つまり、インデックスには何か一年毎に記憶を消さなきゃ生きられない『仕掛け』が施されてる可能性が高い!」

神裂「ッ! まさか……いえ、有り得ない話ではありませんね」

ステイル「くそっ! 僕達はあの女狐に騙されていたのか!」
131 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:54:11.98 ID:mU03l9kAO
 そんな訳で、俺は普段人の手が届かないインデックスの喉に手を突っ込む。
途端に俺はなにかに弾かれ、インデックスが別人のように無機質な声を出す。

「−−−−警告、第三章第二節」

 俺は構わずインデックスに突っ込む。
そして彼女の前に現れた結界を右手で突き破り、『首輪』を破壊する。

「『  首輪、』致命的な、破壊……再生、不可……消」

 大した被害もなく状況終了。

 数日後。
イギリス清教から俺宛に親書が届いた。
英語を読めないので、持ってきたステイルに読んでもらう。

『上条当麻殿
 貴殿が「首輪」を破壊されたしとの報告を受けたりたので、インデックスの保護責任者を貴殿にお願いしたきにつきなのよ。
 あ、拒否権は存在したらないのでよろしくたのみたるなのよ。

 最大主教・ローラ=スチュアート』

上条「………………えーっと」

ステイル「言いたい事は分かる。だからこそ、そっとしておいてやってほしい」シクシク

神裂「だからあいつには教わるなとあれほど……」シクシク

上条「お二人も苦労なさってるんですね……」

禁書「これからよろしくね、とうま!」
132 :何かが違う禁書目録 [saga]:2011/05/05(木) 19:55:08.96 ID:mU03l9kAO









 ……あ、そういえば。

 ビリビリにインデックスの事どう説明しよう?

 親戚……はさすがに苦しいよなあ。

 ホームステイ……もなんっかヤバい気がする。

 どうすりゃいいんだちくしょう!

上条「何か違う意味で不幸だーー!」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/05/05(木) 20:00:33.94 ID:mU03l9kAO
終わり

書ききってからふと「これってイージーモードじゃね?」と思って件のSS見に行ったらもっとイージーだった

※変更点
・少食で律儀だけど意外と黒いインデックス
・既にデレている美琴さん(ただし病み気味)
・ただのツンデレイル
・お財布が親友の神裂さん

以上
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 20:01:38.32 ID:XKJ6RjKto

この状況で不幸とか言っちゃう上条さんは殴ってもいい
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/05(木) 20:17:57.32 ID:Vz2+vstto
なんかイージーなのに女関係がどんどんハードになってく上条さんが見えた
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/05(木) 20:26:37.74 ID:BF7VTYDAO
>>133

続編希望
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/05(木) 20:29:21.48 ID:TRrwHKQ6o
>>133
原作は戦闘ノーマル女関係イージー
こっちは戦闘イージー女関係インフェルノ
つまり総合的にはこちらの方が難易度が上な気がする
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sege]:2011/05/05(木) 21:32:39.87 ID:ZSU3NfYH0
2レスほどお借りします。
黒子が上条を好きならという感じで。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 21:33:22.90 ID:ZSU3NfYH0
いつからだったのでしょう。

あの殿方を好きになったのは

いつしかお姉様に抱くのは憧れへと変わっていた。

ここに入る時、無理矢理に一緒の部屋になったというのにだ。

最初はお姉様の貞操の危機! と思って敵視してたのに。

あの時の事件を解決したのがお姉様じゃないと知った時

初めに浮かんだのはあの殿方の顔だった。

同僚に詳しく調べさせても出てきたのは無能力者という事だけだった。

そんなはずはないと調べている内に、過去に私を助けてくれたのも

あの殿方という事を知ってしまった。

それを知った時、心の中で何かが芽生え始めていた。

それを私は何のか最初分からなかった、でも今なら分かりますわ。

これは恋心なんだって。
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 21:34:13.84 ID:ZSU3NfYH0
かつてお姉様に抱いていた物と同じ物。

でもそれは同じ様で、全然違っていた。

あの殿方がお姉様と喋っている時、私の心の中に

あったのは“嫉妬”という二文字でしたの。

次に感じたのは、お姉様をライバルとして見る事でしたわ。

level5にして常盤台の超電磁砲としてのラベルがあったお姉様に

とってあの殿方は夢のような存在だったのでしょう。

でも私も風紀委員の肩書きを捨てて対等に見てくれる方は

お姉様をはじめ同姓の方しかいませんでしたので

あの殿方の存在は私にとっても嬉しい物でしたの。
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 21:35:27.73 ID:ZSU3NfYH0
投下終了です。
自分的にはこんな感じであればいいのに
という願望から書きました。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/05(木) 22:29:29.41 ID:iYc2OteD0
3スレ程投下させて頂きます。オチなし意味なしです。
それではよろしくお願い致します。
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/05(木) 22:30:19.96 ID:iYc2OteD0


ゆっくりと刃を落としていく。
焦らないように、ゆっくりと。手のひらに切断する瞬間の感触が伝わる。
微かな抵抗、固いものに遮られるのではなく、じわじわとめり込んでいくいやらしい感覚だ。
一瞬、手の中の抵抗感が増す。
その感触は感じ取れるかどうかの刹那のものであり、それを通過すると刃は何の抵抗もなく下まで降りていく。

「くかかかか」

思わず笑いが込み上げた。
自分の周到さ、徹底さ、浅ましさに呆れたのだ。
だが、容赦はしない。ずっと自分の頭を悩ませ続けた憎い存在。
既に一方通行の慈悲は尽き果ててしまっていた。
物言わぬはずの哀れな獲物が懇願の声を上げるのが聞こえた。
勿論そんなものは単なる気のせいだ。それがわかっていながらも、一方通行の喉は自然と震える。歓喜の感情に押されるように。


つくづく救いが無い。


つくづく外道だ。



まさか獲物は思っていなかっただろう。自分の耳まで削ぎ落とされようとは。そこまでされるとは。


だが、予想は外れた。


哀れな獲物は言葉も離さず、切り離された己の分身を見つめることしか出来ない。
しかし、残酷な行為はこの程度ではすまない。
煮立った油に視線を流す。今からコイツをぶち込むのだ。
一方通行の薄い唇が釣り上がる。ぱかりと開いた口は赤く、不吉な三日月を髣髴とさせる。
背筋を走り抜ける快感と好奇心に抗えず、一方通行は無慈悲に手を離す。



 ―――――――――――― ッ!!



言葉に出来ない悲鳴とは正にこの事。

「くはははッ」

堪えきれずに一方通行は息を吐く。


実にいい悲鳴を上げる。

身体の芯まで熱された時、この獲物の尊厳は全て消え去る。
そして言葉すら聞き入れられぬ間に蹂躙は終了する。




144 :パパはなンだかわかってない。〜一人で出来るもン〜 [saga]:2011/05/05(木) 22:33:01.59 ID:iYc2OteD0





「いっぽうちゃん、そろそろキッチンペーパーに置いても大丈夫よ」
「あ、ハイ」
「十分に油が落ちたらグラニュー糖をまぶしてね」
「こっちのフレンチトーストの方もいいですか?」
「あら、いい感じに黄金色の焦げ目が付いてるじゃない」

皿に取り上げたフレンチトーストにしたパンの耳にハチミツを軽くかける。
もう一つの皿にはキッチンペーパーを敷いてから、揚げたパンの耳を乗せる。
一度キッチンペーパーを取替え、油が染みないことを確認してから粉雪を舞い散らせるようにグラニュー糖を降っていく。
出来上がりを前に、一方通行は愕然とした。


「あれだけ厄介だったパンの耳が……ガキ用おやつになった…だと?」


打ち止めと番外個体のお弁当用にサンドイッチを作ると必ず余るパンの耳。
勿体無いからとそのままサンドイッチにすると噴出する文句の嵐。
「固い」「美味しくない」「何かかっこ悪い」等々だ。
結局そのせいで切り落とさざるを得ないが、その始末に困る。
チーズフォンデュにしても、流石にそればかりでは飽きる。
辟易していたところで天の声が一方通行の頭上に降りた。料理の師匠とも言える同じマンションの鈴井さんだ。


「グラニュー糖にすれば味がしつこくないからいいのよ。でも揚げ物だから余りお夕飯前に子供達に食べさせちゃダメよ?」

「そンな素人くせェ真似なンざしねェですよ」

「あらあら頼もしいお父さんね」

上品な貴婦人然とした鈴井さんの言葉に、一方通行は気恥ずかしげに頬を掻く。


「後はお嫁さんを貰って、安心させてあげなくちゃ」

「嫁?」

「そうよ。女の子の気持ちは男親だけじゃ汲みきれないの。大泉さんのところなんて男出一つで育ててきたせいか、最近娘さんと上手くいってないらしくて」

「大泉さンが…」

「いっぽうちゃんも気をつけなきゃダメよ?自分だけが娘のことをわかってあげられてる、なんて思い込みが一番反発を招くことなんだから」

「………」
145 :パパはなンだかわかってない。〜グラタンとかも案外いけます〜 [saga]:2011/05/05(木) 22:35:48.64 ID:iYc2OteD0

確かにそうかもしれない。学園都市に平和が訪れ、早三年。
最近、どうにも一緒にお風呂に入ってくれなくなった打ち止め。お風呂どころか、手を繋ごうとしても逃げる始末だ。
彼氏の一人や二人できたのかと尋ねたら「死ね」「地獄に落ちろ」「クソ野郎」という年頃の娘としてどうかと思う暴言の数々を吐いてきた番外個体。
反抗期真っ盛りだと楽観視していたが、根はもっと深いところにあるのかもしれない。それこそ、男親では測り切れない程深くに。


「くっくくくく……上等じゃねェか」

しかし、だからといって膝を屈する第一位ではない。
これから先、一万人弱の娘を守っていくのだ、この程度でうろたえている場合じゃない。


「だったら見つけ出してやる。美人で、平凡で、賢くて、優しい…クソガキ共にカントリーマームの作り方を教えてやれるようなとびきりの嫁をよォ」

カントリーマームを作れるようになれば一人前の女らしい。
芳川が言っていた。ならば芳川もきっと作れないのだろう。


「頑張りなさい、いっぽうちゃん」


鈴井さんは目を細めて若い、余りにも若過ぎるパパの背中にエールを送った。






【次回:お父さン初めてのナンパ相手はデコ委員長!?】

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 22:38:17.98 ID:iYc2OteD0
続きません。3スレじゃなくて3レスでした。

>>141さん乙です。
綺麗な黒子大好きです。変態ばかり取り上げられずにこういう面の黒子もっと増えればいいのに。


お目汚し失礼致しました。

それでは ノシ
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/05(木) 22:39:47.48 ID:waARLrUz0
乙!
続きが楽しみだぜ
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 22:42:18.31 ID:rkAWzHyyo
子煩悩一方さん可愛いよ
シリアス黒子というと涙のリグレットを思い出すなぁ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/05(木) 22:42:20.11 ID:xWC4riXQo
吹寄……だと……?
新展開だぜ、超楽しみです!
つーか嫁ナンパで手に入れるのかよwwwwww
土御門か垣根か浜面の入れ知恵か……?

乙!
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 22:49:15.19 ID:XKJ6RjKto
>>146

これってパパセラレータが妹達の結婚資金を貯めてたやつの続編?

確かに吹寄は
・美人で……○
・平凡で……一般人としてなら○、嗜好が平凡という意味では?、通販癖有り
・賢くて……多分○
・優しい……恐らく○
条件に合ってるかもしれない……が、ナンパかよwwwwww
ってか委員長気質だけど委員長じゃねぇwwwwww
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/05(木) 22:50:33.13 ID:IaTvRHpDO

パンの耳かよwwww
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 22:52:40.59 ID:0eNSMrkV0
>>150それkwwskできれば何スレ目でやってた?
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 22:57:52.76 ID:XKJ6RjKto
>>152
26冊目
ついでにまとめの方も
http://hookey.blog106.fc2.com/blog-entry-2419.html
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:03:03.35 ID:0eNSMrkV0
>>153サンクスめちゃ助かった
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:40:10.86 ID:376MU4vPo
我が家のネタを主人公達で
禁書に絡ませられてる部分は少ないけどね

〜初デート〜

『スケート』

上条「わたし、スケート初めてなんだ―」

一方「そうかァ、じゃあ俺にしっかりと捕まっときな」

浜面「お前、そんなんじゃ女の子はときめかねぇよ。代われ」



浜面「へー、スケート初めてなのか。じゃあ俺が教えてあげるよ。まずは、こう」ガシーン

上条「機構鎧でマインドサポートしてるじゃねぇか!
   お前なんで初デートに全身ガチガチの装甲で来ちゃったのかな―。代われ」



上条「スケート楽しかったな。君が止まらずに飛びついてきたときは、
   氷よりも(チラッ 固くなってしまったよ」

一方「下ネタじゃねェか!!
   初デートでそんなこと言ったら嫌われンだろうがァ!」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:41:08.78 ID:376MU4vPo
『映画館』


上条「ホラー映画怖かったけど楽しかったね。ヒロインの人も綺麗だったし」

一方「そうだなァ、でも、ヒロインより君の方が綺麗だよ」

浜面「お前ホラー映画にノーメイクで出れそうだな」



浜面「へー、映画館初めてなのか。じゃあ俺が何見るか決めちゃうね。
   すいません『へう゛ぃおぶじぇくと!』大人2枚」

上条「なんでデートでB級映画選んでんだよ!
   絹旗に影響されて、結局B級を楽しく見れるようになったのかなー」



上条「映画楽しかったな。お店で買ったホットドッグもおいしかったし。
   でもまだ一つホットドッグが(チラッ 残っているよ」

一方「だから下ネタじゃねェか!!
   初デートだって言ってンだろうがァ!初々しい感じでお願いしますゥ」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:41:53.65 ID:376MU4vPo
『動物園』


上条「みんなかわいかったねー」

一方「あァ、そうだな。でも何よりもかわいいのは、君だよ」

浜面「エサあげるから、うさぎ小屋に帰りなよ」



浜面「へー、動物好きなんだ。俺も猫を飼っているんだよ。
   金色でね、にゃあにゃあ鳴いてフレメアっていう名前なんだ」

上条「人間じゃねぇかよ!
   でもちょっとうらやましいって思ってしまった」



上条「ふれあいコーナーたのしかったな。
   ところで、今夜は俺の中の獣と(チラッ」

一方「言わせねェよ!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/05(木) 23:42:54.62 ID:376MU4vPo
『レストラン』


上条「料理美味しかったねー」

一方「そうだなァ、でも俺が本当に食べたいのは君の手料理だよ」

浜面「きっもちわるい……」



浜面「ドリンクバーには俺が行くよ。へ?自分でいくって?
   なにこわい、いやまじで行かせてください」

上条「雑用が見に付いちまってるじゃねぇか!
   ネタのためとはいえデートでドリンクバーってのもどうなのかなー」



上条「なににしようか?え、何でもいい?

   何でもいい、だぁ?ふざけやがって、そんなつまんねえ事はどうでも良い!
   理屈も理論もいらねえ、たった一つだけ答えろ!!――――
   テメェは、せっかくだから俺とイチャイチャしながら注文したいと思わないのか?
   テメェ、ずっと待ってたんだろ?」

一方「言わせ!……やっぱ最後までお願いします」

上条「彼氏とともに幸せな時間を過ごす、そんな誰もが笑って誰もが望む
   最っ高に最っ高な幸福な結末(ハッピーエンド)ってやつを!ずっと待ち焦がれてたんだろ、
   こんな展開を!彼女がやってくるまでの場つなぎじゃねえ!嫁が登場するまでの時間稼ぎじゃねえ!
   他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのその手で、
   たった一人の男の子の心を奪うって誓ったんじゃねえのかよ!?
   ずっとずっとヒロインになりたかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、
   命を掛けてたった一人の男の子が守ってくれる、そんなお姫様になりたかったんだろ!
   だったらそれは全然終わってねえ!!始まってすらいねえ!!
   ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!
   ―――手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ、俺との未来を!」

一方「かっこいいけどレストランかんけいねェ」

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/05(木) 23:48:41.57 ID:BF7VTYDAO
1レスもらう

上条「なあ一方通行、もし俺が打ち止めと先に出会ってたらどうなってたんだろうな?」

一方通行「そりゃァウイルス除去出来ずに今頃妹達は暴走の後鎮圧、全員死んでるだろうなァ」

上条「そっか…なあ一方通行、もし俺がスキルアウトになって暗部入りしたらどうなってたんだろうな?」

一方通行「そりゃァ第四位とフラグ立てて今頃超電磁砲とのナイスなボートへ一方通行だなァ」

上条「そっか…なあ一方通行、もしお前が俺より先にインデックスに出会ってたらどうなってたんだろうな?」

一方通行「そりゃァ首輪とか破壊出来ずに誰も救われねェだろうなァ」

上条「そっか…なあ一方通行、もし9月30日に相手が逆だったらどうなってたんだろうな?」

一方通行「そりゃァお前は猟犬部隊にぶッ殺されて俺は意識なくなッたところにトドメ刺されるだろうなァ」

上条「そっか…今が一番いいって事なんだなやっぱり」

一方通行「多分な…食費に困ッたらいつでも来いよヒーロー」

上条「ありがとう一方通行…」

(おわり)
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/05(木) 23:49:37.44 ID:BF7VTYDAO
結局、原作という土台があるからSSが書けるって訳よ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/05(木) 23:51:16.64 ID:rkAWzHyyo
>>1読んで、お願い
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/05(木) 23:56:19.57 ID:zdCEIUaAO
>>155
おつー
谷田部ポジの世紀末帝王が可愛い
あと同じように東京03とかしずるでパロディやろうとして挫折したことがあるから良かったら芸人パロもっと書いて欲しいし
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/05(木) 23:58:00.38 ID:fR3X6Vh0o
>>1すら読めない男の人って……
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/06(金) 01:50:35.83 ID:7n9eAK7L0
>>155
おつー!上条さんの説教が流石過ぎるぜ。

不意に定温物質の妄想が降り注いできたので6レスほどいただきます。

■注意
・時系列的には『虚空爆破事件』の真っ最中。
・垣根と初春がもしもその頃に出会っていたらというパラレル話です。
・垣根のメルヘン力が増大し過ぎてキャラ崩壊してます。
165 :垣根「おぉ、麗しの花畑の君!」 [sage]:2011/05/06(金) 01:52:34.50 ID:7n9eAK7L0
■――七月十六日


「今日もお仕事お疲れさんっと」

 気だるげな発言と共に、ホストみたいな恰好をした金髪の少年――垣根帝督はソファに腰を下ろした。

「はい、お疲れ様」

 そんな彼のだるそうな様子を見て苦笑するのは小柄で華奢な体つきを持った少女だ。
 彼女は垣根と同様の金髪とまるでホステスの着る様な背中の大きく開いた丈の短いドレスを揺らしながら、

「それじゃあ、私はこのまま何時もの『お仕事』に行ってくるわ」
「おー、気をつけろよー」
「えぇ、ありがと。じゃあ、またね」

 おー、とソファに寝転がりながら垣根は手をヒラヒラと振る。
 扉が閉まる音が室内に響いて垣根は一人になった。

……仕事って、エロい事でもしてんのかなぁ。

 まだ十四歳程度にしか見えない彼女がそんな仕事をしているとしたら、実にけしからん事だ。
 これはもう今度聞いてみなければ。

「言っておくが、いやらしい気持ちは一切ないからな」

 誰に向かってでもなく宣言しながら上半身だけを腹筋の力で持ち上げ窓の外を見る。
 暗い色に染まった空に浮かぶのは淡い光を放つ月だ。

「もう遅いな……寝るか……いや」

 彼はソファから勢いよく降りて立ち上がりながら、


「そうだ。ナンパに行こう」

166 :垣根「おぉ、麗しの花畑の君!」 :2011/05/06(金) 01:53:51.96 ID:7n9eAK7L0

  ○


 夜の街を垣根はゆったりとした歩調で進んで行く。
 既に時刻は普通の学生達が出歩く時間を過ぎている。
 今見えるのは教師達に見つからない様、夜遊びを楽しむ学生か、

「ふへへへへ、YOYO、あの子良くね?」
「素晴らしいじゃないか、マイブラザー!平べったいのがまたGOODだ!」
「おいおい、お前らだけ良い格好させるかよ」
「俺も忘れちゃ困るぜ!」
「我ら生まれた時は違えど死す時は同じぞ!」

 妙にテンションが高い不良どもぐらいだ。
 どうも会話を聞いて、行動を見る限りでは視線の先の少女を狙っているらしい。
 このシチュエーション――、

……する!するぞ!出会いの予感がするぞぉ!

 どう考えても物語の冒頭でよくあるそれっぽいシチュエーションだ。
 こういう展開ではこのまま少女が不良達に絡まれているのを助けて、

『お嬢さん、大丈夫でしたか?』
『あぁっ、危ないところを助けていただきありがとう御座いました。良ければお名前を……』
『フフッ、名乗る程の者でもありません。強いて言うならば、貴方の運命の相手とでも』
『まぁ。メルヘンで素敵な言い回し……あ、あのよろしければ結婚を前提に――』

 以上。垣根脳内妄想。

「うへへへ……おっと涎が。さて、どんな子を狙ってるんだ、あいつら」

 不良達の視線を追う。
 そこに居るのは――、

「さぁ、テメェら行くぜ!俺達で彼女をエデンにへぶらっ!!?」
「ちょ、相棒ォオオオオオひょぎふ!?」
「俺このナンパが成功したらだいとうりょうっ!?」
「あ、兄ひぎぃっ!?」
「あべしっ!?」

 不良達が一瞬で宙を舞う。
 垣根はその真下をくぐる様に音速超過で疾走。
 未元物質で衝撃波が出ない様にカバーも完璧だ。

「!?」
「お嬢さん、ちょっとよろしいですか?」

 少女の目の前に立ち、声をかける。
 驚きに少女の目が見開かれるが、垣根は気にせず爽やかに髪を掻き上げ、微笑んだ。
167 :垣根「おぉ、麗しの花畑の君!」 :2011/05/06(金) 01:54:55.13 ID:7n9eAK7L0

「え?あ、え、空間移動能力者……?な、なんでしょうか……?」
「Oh……」

 少女の頭の上で花々が揺れる。
 素晴らしいメルヘン力だ。ビューティホー……。
 長さを切り揃えられた前髪の下では不安げに瞳が揺れながらもしっかりと垣根を捉えていた。
 惜しむらくは、少女の顔半分がマスクによって隠されていた事か。

「いや、君のメルヘン力に魅かれて思わず声をかけてしまったんだが……」
「メ、メルヘン力?」

 なんですそれと首を傾げる少女を余所に垣根は両手を広げつつ、幸福感に満ちた笑みで、

「その頭の花飾り、素晴らしいぜ……!」
「?なんのことですか?」
「なん……だと……」

 もはや無意識に装備しているレベル……!
 つまりこれは彼女にとっては体の一部……!
 花飾りなどという表現は失礼だったか……!
 あ、不良達が今更落ちてきた……!

「失言だったか。君に対しては失礼の極みだったな……!ん?って、マスク?風邪か?」
「え、あ、はい。軽い咳と熱が出てる程度ですけど……」

 おずおずとした様子で少女は応答してくる。
 余りのメルヘン力に魅かれ過ぎて、いささか急いでしまっていたか。
 ここはお互いの関係をゆっくりと深める為に、

「さぁ、俺の背中に乗るんだ!」
「って、いきなり何言ってるんですか!?」
「冗談じゃないぞ!風邪を引いている君を歩かせる訳にはいかない!住居までひとっ飛びだメルヘン姫!」
「誰!?」

 メルヘン姫は駄目か。

「安心してくれ。これでも超能力者だ。家までの安全は保障するぜ」
「さりげなく凄い発言が聞こえた様な……」
「不安なら身分証明書なんかも提示するから安心してくれ。見たところ風紀委員の様だし、いざとなったら連行してくれても構わないぜ!」
「……えぇっと」
168 :垣根「おぉ、麗しの花畑の君!」 :2011/05/06(金) 01:56:26.47 ID:7n9eAK7L0

 彼女は頬を掻きながら困った様に周囲を見渡す。
 何時の間にか人だかりが出来ていたが垣根は気にせず、彼女に背中を見せて白い三対の翼を派手にはためかせながら、

「さぁ、ハリー!ハリー!ハリー!」
「なんか白い翼が出てますー!?」
「俺の送迎方法に常識は通用しねぇ!貴方の帰宅にメルヘンな空の旅をお届けします!今なら花畑の君限定で無料!」
「もう言ってる意味が解りませんよ!?」


  ○


「成程、風紀委員の仕事が忙しくてこんな遅くになっちまった訳か。風邪ひいてんのに良く頑張るもんだな」
「えぇ……最近は『虚空爆破事件』なんていう人的被害の出るものまで頻発してますし休んでる訳にはいかないんです」

 フンスと背中で花畑の君が胸を張る。
 その動作で花弁が一枚宙を舞った。ビューティホー……。

「ふぅん、風紀委員も大変なんだな。そこまで自分の時間を削って尽力するとか、尊敬するぜ?」
「え、えへへ、いやいや、そんな」

 照れ顔もまたグッドだぜ花畑の君!

「で、家はこの辺か?」
「えーっと、あ、あのアパートです」
「じゃ、あそこまでひとっ飛びだな。しっかり掴まってろよ」
「はい」

 背中に乗る花畑の君を出来る限り揺らさない様配慮しつつ、翼を羽ばたかせ垣根帝督は空を行く。


  ○


「……なんか初春が変な翼生えた男の人の背中に乗ってた様な。いや、気のせいだよね。うん、そうだよね」

  ふう、と佐天涙子は頭を左右に振る。

「ファンタジーやメルヘンじゃないんだから……」


  ○


「送ってくださり、ありがとう御座いました」
「構わないさ、花畑の君。俺はメルヘンの味方だからな」
「……その花畑の君ってなんですか?」
「お嬢さんの事だが」
169 :垣根「おぉ、麗しの花畑の君!」 :2011/05/06(金) 01:57:36.91 ID:7n9eAK7L0

「私には初春飾利という立派な名前があるんですけど」
「花畑の君から名前を聞けた……!おぉ、神よ……!」
「はぁ……もういいです」
「あ、ごめん。だから流れる様な動作で蔑んだ視線を向けたまま家に入っていこうとしないで!」

 呆れた様な半目でドアノブに手をかける初春を必死で止める涙目な垣根であった。

「何か?」
「急に冷たくなり過ぎじゃありませんか、初春さん!?」
「……ん。名前を呼んでくれたので許します」
「Oh……」

 なんて心優しい子なんだ。流石花畑の君だ……。
 などと感動に浸りつつもとりあえず、垣根は満足。

「よし、それじゃあ俺はこれで失礼するぜ。また会ったら――」
「あ、それじゃあメールアドレス交換しましょう?今度お礼もしたいですし」
「なん……やて……」
「なんでエセ関西弁になってるんですか」

 スルーして、垣根はワナワナと震える身体を抑えつつ、

「おぉ、神よ……!普段は信じてねぇけど今日だけはあんたを信じるぜ……!」
「ちょっ、大仰なポーズで天に向かって祈らないでください、なんの儀式ですか!?」
「メルヘン教だ!」
「何それ怖い!?」

 とりあえず、携帯を取り出し、

「不束者ですがどうぞよろしくお願いします……!」
「何か語弊がある気がしますけど、はい」

 メルメル。交換完了。

「よっしゃあ、花畑の君で全力登録……!」
「また怒りますよ?」
「すいませんしたぁ―――ッ!」

 ドス黒い何かがこもった笑顔に垣根も思わず高速土下座。
 こいつは怖ぇー!第一位以上の匂いがプンプンするぜぇ――!!!

「初春飾利っと……」
「えっと、そういえば貴方のお名前は……?」
「あぁ、そういえば言ってなかったな」

 一拍置いてから垣根は衣服を正して立ち上がり、

「俺は垣根帝督。学園都市の序列第二位だ。よろしくな、初春ちゃん」
「」

 こうして垣根帝督と初春飾利の学園都市の裏と表が絡み合う奇妙な関係が始まった。
 この出会いが何を生み出すのか、それはメルヘン神のみが知るところである。
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/06(金) 02:00:17.83 ID:7n9eAK7L0
以上です。
ここまで見てくださった方々に最大限の感謝を。

思わずカッとなって勢いで書いてしまいました……。
続ける為にスレ立てとかもカッとなってしようと思ったのですが、やり方と時間が……!
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 02:05:10.90 ID:dajj8oPno
乙乙
やり方は簡単、板のトップページの一番下からGOだ!
メルヘン全開なていとくん可愛いよ
怪しさ全開のていとくんをすんなり受け入れる初春さん可愛いよ
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/06(金) 02:13:11.83 ID:UvmoqBGuo
なんというメルヘン力…メルヘン大爆発じゃないですか!
なーにやり方も時間もガッツとメルヘン力で補えば大丈夫。スレ楽しみにしてる
乙です!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/06(金) 02:31:05.27 ID:Qm22RlXmo

このメンヘル補正ってかギャグ補正入ったていとくんには第一位も勝てなさそうだww
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/06(金) 02:57:23.58 ID:r82DDElbo
漫画レールガンっぽい言動の初春を初めて見たかも。原作漫画アニメでかなり違うんよねえ。
しかし二人ともテンションたけえなwwww
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/05/06(金) 20:09:03.23 ID:Ow5mM3pAO
>>123-132書いた者だが
続きっぽいものが出来たので投下にきました

※このSSは原作歪曲・キャラ崩壊が酷いです
 苦手か、毒手か、それとも俺かァ!?
 な方以外はご覧になる事を控える事をオスススメします
176 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:13:44.55 ID:Ow5mM3pAO
姫神「あい。あい。あい。あい。あい。百円」

 インデックスと道中絡んできた青ピと共に入ったバーガーショップで、自称食い倒れ魔法使い(巫女さんルック)にお金を要求された上条さん。
ちなみに最大主教さんに正しい日本語を教えたら猛烈に感謝されてインデックスの生活費を振り込んでくれるようになったので金銭面での苦労はなくなった。

姫神「あと百円あれば。きっと逃走成功で108万円ゲット」

青ピ「よっしゃカミやん男を上げるチャンスやいてまえ!」

禁書「ビシッと決めるんだよとうま!」

上条「なんか俺が出す流れになってる!?」

 100円を渡す前に事情を訊けば、しつこく言い寄ってくる塾長から逃走中との事だったので、話をつけてやろうといざ三沢塾へ。
177 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:15:56.49 ID:Ow5mM3pAO
ステイル「おや、上条当麻じゃないか」

上条「ようステイル。お前もここに用か?」

ステイル「まあね。ここに錬金術師が『吸血殺し』を人質に立てこもっているという情報があったんで、調査に来たんだ」

姫神「その錬金術師って。塾長の事?」

ステイル「塾長がアウレオルス=イザードという名なら……っておい上条当麻」

上条「なんだよ?」

ステイル「その子とはどこで会った?」

上条「近くのバーガーショップ」

ステイル「お手柄だね。『吸血殺し』とはその子の事だ」

姫神「というか。普通に逃げられたんだけど。監視がザルだったし」

青ピ「追っ手らしい黒服のオッサンらはボクらで片してもうたしな?」

上条「普段絡んでくる不良のが強いぐらいだった」

禁書「2人とも格好良かったんだよ!」

ステイル「これはひどい」
178 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:17:26.23 ID:Ow5mM3pAO
 三沢塾内部。
なんか同じ顔した緑色の髪のオッサン達がウロウロしてるうわキメエ。

上条「必殺! 背中パンチ!」

パキーン! ガラガラ……

青ピ「必殺! ケツキック!」

パキーン! ガラガラ……

ステイル「なんという卑怯者」

姫神「勝てば官軍。卑怯も辣韮も好物」

禁書「卑怯ってステキかも!」キラキラ

ステイル「いや諫めようよ修道女」

 そんなこんなでやって来ました塾長室。

アウレ「愕然。ダミーでは足止めにすらならなかっただと?」

上条「見つかる前に叩けばどうという事はないからな」

青ピ「いわゆる『不意打ち(バックスタブ)』ってやつやね」

禁書「卑怯と辣韮おいしかったんだよ!」

姫神「いえーい」

アウレ「慄然。なにこいつらひどい」

上条「そんな訳で」

青ピ「サクッと倒されたってやオッサン」
179 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:22:05.05 ID:Ow5mM3pAO
上青「「『幻想さん お口の中に いらっしゃい(ドラゴン・シュート)』!」」

ギャオオオ!

アウレ「キャアアアアアア!」

バクッ!

上青「「爆鎮・完了!」」

ステイル「これはひどい、パート2」

 その後、姫神は小萌先生に、アウレ何とかはステイルに預けて事件は無事解決。
三沢塾から出てきた時に謎の甲冑軍団がいたけど、そういう趣味を持った人々の集まりだったんだろうか?

上条「……あれ? そういえばあの巫女さんの名前、いつ聞いたっけ?」

青ピ「気にしたら負けやでカミやん」

禁書「その通りなんだよ!」
180 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:23:31.77 ID:Ow5mM3pAO
美琴「見ーつっけた!」

上条「げっビリビリ!」

青ピ「カミやん、そのカワイコチャンはどちら様?」

美琴「初めまして! 当麻のフィアンセの御坂美琴です!///」キャッ

上条「いやフィアンセっておまっ!?///」

青ピ「なんやーカミやんも隅に置けへんなあーこのこのー」ゲシゲシ

上条「痛い痛い蹴らないでお前だって彼女持ちの癖に!」

禁書「私はインデックスって言うんだよ! よろしくね、みことお義姉ちゃん!」ニコッ

美琴「もう、気が早いわよインデックスったらー///」イヤンイヤン

禁書(ククク……いい金蔓が手に入った……)暗黒微笑

美琴(当麻は私だけのモノなんだから……あんたの好きにはさせないわよ)暗黒微笑

 ……何故か不幸の予感しかしない。



何かが違う禁書目録A 終
181 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:26:47.30 ID:Ow5mM3pAO
とある科学の超速展開<クロックアップ> 始



 上条当麻(マイダーリンはあと)を追いかけてたら、いつの間にか夏休みに突入していた。
寮に帰って寝ようかと思ったら、問題発生との事で黒子に病院へ連れて行かれる。
 なんでも、以前私がぶん殴った爆弾魔の意識が戻らないらしい。
しかも、同じく原因不明の昏睡を続ける患者が今週に入って急増しているとか。
で、脱ぎ女こと木山先生と共に原因究明にとりかかる。
 といっても、実は既に答えは分かってる。
一定の電気信号で脳波をリンクさせるプログラム・『幻想御手』を使用した事が原因だ。
佐天さんが偶然それを見つけてくれたおかげでカラクリは解けた。
後はどうやって犯人を自供に追い込むか……。
182 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:28:20.35 ID:Ow5mM3pAO
木山「な、何かな? さっきからジロジロと」

美琴「いや、木山先生から微弱な電磁波を感じるんですよ」ジーッ

木山「実は帯電体質でね」

美琴「それに……電気信号が見えます。『幻想御手』に使われてるのと同一の」ジーッ

木山「ッ! 偶然、一緒なだけじゃないかな?」ダラダラ

美琴「その割に、ずいぶん動揺していますね? ……大人しく吐けやコラアアア!」バリバリ!

木山「あばばばばばば!」ビリビリ!

 木山先生に電撃を浴びせたその時、彼女の記憶が私の中に流れ込んできた。

木山「見られちゃった……///」キャッ

美琴「いやその反応はおかしい」

木山「まあ下着姿なら見られても問題ないんだがな暑いし」ヌギヌギ

美琴「脱ぐな!」

木山「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」

美琴「な、なに!?」
183 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:29:59.02 ID:Ow5mM3pAO
ベショオ!
ブクブク……

幻想猛獣<ヤッホウ

美琴「あ、どうも」

幻想猛獣<イマカラゲンシロニムカイマス

美琴「やめれ馬鹿」

初春『私の歌を聴けえええ!』

美琴「初春さん!?」ウタッ!?

♪ミンナガダイスキ!
♪エンエンゾッコウループカラ…

美琴「中の人ネタやめてー!?」

 初春さん(というか放○後ティー○イム)の歌を聴いてオタ芸を始めた幻想猛獣に超電磁砲をぶっ放して核を破壊。
事件は収束へと向かうのでした、めでたしめでたし。

 その後に起きた『乱雑開放』事件は、犯人である顔芸オバサンを佐天さんが自慢のスイングで駆動鎧ごと地平線の彼方まで吹っ飛ばして解決したそうです。
げに恐ろしきは『佐天打法(キリングスマッシュ)』なり、ちゃんちゃん。
184 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:31:56.30 ID:Ow5mM3pAO
 8月10日。
暇すぎたので街をブラブラ歩いていると、私と瓜二つの女の子を見つける。

9982「みゃーと鳴く2足歩行生物がピンチです」

 何故か私が足場になって子猫の救助を無事完了。
 しばらく彼女と遊び歩き、気付いたらもう日が暮れていた。
彼女はこれから実験だそうで、ちょっと見学してやろうと思ってこっそり尾行する。

一方通行「なァ、一般人が紛れ込ンだ場合はどォすンだ?」

美琴「一般人ではありませんが、とミサカは堂々と嘘を吐きます」シレッ

一方通行「まァ、ぶっ殺しちまって構わねェか」

美琴「まあそんな簡単にぶっ殺されてやらないけど、ね!」

 私は白いのに雷撃の槍を放つ。
あっヤバい心臓直撃コースだ。
そう思い慌てて電流を逆に向け、



何故か直撃。



倒れて動かなくなった白いの。
185 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:33:47.33 ID:Ow5mM3pAO
 慌てて心臓マッサージをすると、すぐに息を吹き返した。

一方通行「ガハッ……オマ、何、やがっ……?」ピリピリ

美琴「心臓に直撃しそうだったから電流逆にしたら直撃したからびっくりしたわよ」

9982「あれー、あのモヤシお姉様に1手で負けてんじゃん、とミサカはまさかの結果に度肝を抜かれます。しかも介抱までされたのでは最早実験を中止するべきでは、とミサカは提案してみます」

一方通行「クソが! ここまで来て止められる訳ねェだろォが!」

美琴「あ、パパ? なんか学園都市が私のクローン作って殺し合いさせてたみたいなの」

一方通行「???」

美琴「……うん、多分統括理事長もゴーサイン出してる。でなきゃ殺し合いなんてさせないわよね? ……うん、うん、お願いね」pi
186 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:36:08.33 ID:Ow5mM3pAO
一方通行「オマエの親父がどォかしたのか?」

美琴「パパは統括理事長の弱み握ってるから実験中止なんてちょちょいのちょいよ」フンス

一方通行「なにそれすげェ」

9982「うわいお父様パネエ、とミサカは心底驚きました」

 そんなこんなで絶対能力進化実験は晴れて中止となったのでしためでたしめでたし。
ちなみに、打ち止めは白いのに責任持って守るようにと言って彼共々黄泉川先生に預かってもらいました。
ギョロ目と机の上のニート(予定)もついでに。

 あ、やっべ原作3巻と5巻の半分くらいすっ飛ばしちゃった……まあいいか。



とある科学の超速展開 終
187 :何かが違う禁書目録A&とある科学の超速展開 [saga]:2011/05/06(金) 20:43:23.68 ID:Ow5mM3pAO
って訳で終了

※変更点
・青ピの足に幻想殺し
・姫神よりも騎士団が空気
・佐天さんマジパネエ
・旅掛さんマジラスボス
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/06(金) 20:45:12.47 ID:2mZMFC2AO

この流れなら海原(偽)が報われますねニコッ
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/06(金) 20:51:40.03 ID:69Yvqqvgo

まさかの電気での木原神拳
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/06(金) 21:26:12.68 ID:WIfeujLh0
佐天さん絶対イチロー的な何かが乗り移ってんだろwwww
そして何気に青ピ幻想殺し&彼女持ちっておいこのヤロウwwww
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 22:11:10.15 ID:TIxTkmsa0

電気木原神拳ワラタ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/05/06(金) 22:27:44.32 ID:c8Ih8wyOo
まあ、能力者ってのは限定的なベクトル操作なんだよな(水とか電気とか炎とか)
精度よく制御出来れば能力での木原神拳も可能だろう

あれっ?体表面しか制御できない一方さんじゃ、普通に遠隔操作できる普通の能力者に勝てなくね?
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/06(金) 22:30:21.99 ID:91MHOWxKo
そもそも一方さんは反射しかでないわけじゃない
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/06(金) 22:36:30.65 ID:ouXwC2yKo
仮に体表面だけだとしても
触れたとこから極端に大きく複雑なベクトル注入すれば大災害余裕だから…
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/06(金) 22:47:58.75 ID:7FvXsXdVo
触れる物に限らず、離れた物のベクトルも操作が可能になる
or
スカラー操作が可能になる

どっちがレベル6らしいかね?
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 22:50:36.18 ID:LcARHLOzo
俺はベクトル操作で操れる種類が増える、と思ってる
魔術とか時間とかそういうの

あれ時間ってベクトル? スカラー?
スカラーだとその内時間が飽和orゼロになっちゃう気がするからベクトルだと思ってるんだけど
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/06(金) 22:52:59.42 ID:ouXwC2yKo
本来の能力に目覚めるんじゃないかな
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/06(金) 22:53:00.35 ID:jKEvDTWdo
スカラー
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/06(金) 22:54:01.82 ID:2mZMFC2AO
時間を操る一方通行

それって一方禁書じゃないか
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 23:01:36.59 ID:LcARHLOzo
>>198
あ、マジだ。今まで間違って考えてたんだな俺
でもスカラーって量の事だろ、って事は増えるにせよ減るにせよ始まりと終わりは既に確定されてるって事か……
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/06(金) 23:09:00.88 ID:JEtMeQMDO
時を翔る一方通行……
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/06(金) 23:36:39.10 ID:2mZMFC2AO
1レスもらう

一方通行「時を操る能力かァ…」

〜妄想中〜

一方通行「ザ・ワァァァルド!時よ止まれェ!」

一方通行「パイツァダストォ!」

一方通行「キィィィング・クリィィィムゾォォォン!」

一方通行「メイィィィド・イン・ヘブゥゥゥン!」

上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」

一方通行「そげぶッ!!」

〜妄想終了〜

一方通行「あー駄目だ時を止めようが戻そうが飛ばそうが加速しようがヒーローには勝てねェわ」

一方通行「つゥか加速イラねえなァ」

一方通行「上条…ジョウジョウ…ジョジョ!!」

ドドドドドドドドドドドドドドド
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/06(金) 23:38:20.87 ID:2mZMFC2AO
以上です

上条の奇妙な冒険…だよなあうン
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/06(金) 23:44:51.19 ID:ouXwC2yKo
加速あったら楽勝だろうがww
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/06(金) 23:47:19.93 ID:nODdKDP8o
メイド・イン・ヘブンは条件つきとはいえ無敵のスタープラチナと空条Q太郎も倒したからな
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/06(金) 23:56:44.74 ID:JEQcOKkAO
乙です
マンダムも使おうぜ一方さん
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/07(土) 00:03:02.03 ID:AmaGX/uuo
男の世界に入れば肌も強くなるしな
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/07(土) 17:22:00.36 ID:PvIROTzDO
アクセラレータだし
レベル6になったら全てを加速させるとかじゃね?

って乗り遅れまくった
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/05/07(土) 18:00:11.43 ID:Oa6b2r4AO
投下が無くて満足出来ねえ
7レス程もらいます、百合子ネタなので苦手な人はごめんなさい
三巻の内容、特に恋愛要素はありません…多分
210 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」1/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:01:01.89 ID:Oa6b2r4AO


一方通行「オマエはよく頑張ったよ。だから――楽になれ」

 一方通行の両手が上条に向かって伸びていく。
その手は触れただけで人間の命など簡単に奪ってしまう暗黒の手だ。
もちろん、『天災』と呼ばれる上条も例外ではない。
一方通行の手に包まれたが最後、上条の体は二度と動く事は無くなってしまう。

上条「く、そ――――おおおおおお!」

 上条は目を瞑り、玉砕覚悟で右腕を振り上げた。
しかし、恐怖により少し足が震えていた為か、上条はバランスを崩してしまった。
結果、一方通行に向かって倒れるような形になってしまう。
反射的に受け身を取ろうとしたのか握っていた拳も力無く開いてしまっている。
そして狙いの定まっていないその右手は、


ふにゃん、と。何か柔らかい感触と共に、右手は一方通行の胸部に触れていた。


「え?」

 むしろ最初に驚いたのは触られた一方通行ではなく、触った上条の方であっただろう。
上条の右手は今も一方通行の胸部に触れており、試しに力を入れてみるとやはり、
ふにゃん、と柔らかい感触を確かめる事が出来る。

一方通行「――き、きゃァァァァァ!!!」

 と違和感たっぷりの叫びが操車場にこだました。
211 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」2/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:01:29.80 ID:Oa6b2r4AO


 ちなみに現在、上条はそのまま倒れたせいか一方通行を押し倒しているような形になっている。
一方通行の叫びを目の前で聞いた上条は、その疑問を本人にぶつけてみる事にした。

上条「え? もしかしてお前、女の子……?」

一方通行「……悪ィかよ」

上条「ま、マジで? でもお前、さっき自分の事を『俺』って」

一方通行「女だからって、自分の事を『俺』って言っちゃ悪いンですかァ!?」

 一方通行は顔を赤くしながらそう答えた。
もともと肌が白いせいか、赤くなったかどうかがはっきりと見てわかる。
先程まで戦っていたとは思えない、どこか間抜けな会話は続く。

上条「いや、悪くは無いけど……変じゃないか? 他の誰かに言われたりするだろ」

一方通行「……周りに人なンて、居なかったンだよ」

 と言いながら一方通行は目を背けた。
聞いてはいけない質問だったのか、と上条はばつが悪くなる。

上条「あー……すまん。何かごめんな」

一方通行「……チッ、別にいいけどよ、そろそろどいてくンねェか」

上条「へっ?」

一方通行「……いつまでも胸揉ンでンじゃねェって言ってンだよ!」

 そう言った一方通行の顔はやはり赤かった。
212 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」3/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:03:02.21 ID:Oa6b2r4AO


上条「あっ、わ、悪い! 今退くから!」

 改めて自分が女の子を押し倒しているという状況に気付き、上条は素早く起き上がった。
そして上条は、無意識に一方通行を起こすために右手を差し出す。

上条「大丈夫か? ごめん、痛かったよな。ほら、掴まってくれ」

一方通行「……オマエ、頭大丈夫か?」

上条「え?」

一方通行「さっきまで俺達は戦ってたンだ。
      その相手に無防備に手を差し出すなンて意味わかンねェだろが」

上条「あっ……」

 一方通行に言われて初めて、上条は自分が何をするためにここに来たのかを思い出した。

上条「そうだ、実験! 俺はお前を倒して実験を止めるんだよ!」

一方通行「あァ、オマエは俺を倒して実験を止めに来た。
      だったら、俺なンかを助ける暇あったらとっとと殴りやがれ」

 一方通行は地面に背中をつけたまま動こうとせず、
その姿からは戦う意志など全く感じられない。
上条にまたしても一つの疑問が浮かぶ。

上条「……お前、本当に悪い奴なのか?」

一方通行「ハァ? いきなりふざけた事言ってンじゃねェよ」

上条「いや、お前が本当に一万人も殺したとは思えなくて」
213 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」4/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:03:32.97 ID:Oa6b2r4AO


一方通行「オマエが思う悪い奴ってのはどンなのかわかンねェが、
      少なくとも二万人のクローン相手に実験してる人間が普通とは言えねェな」

上条「ああ……しかもお前はもう一万人も殺しているというのも事実だ」

一方通行「……? 何言ってンの、オマエ」

上条「えっ? 『絶対能力者進化計画』の書類には、二万人の殺害って書いてあったが……」

一方通行「あァ……納得した、それ古いヤツだ」

上条「ど、どういうこと?」

一方通行「簡単に言うと、俺は一人も殺してなンていねェ。
      っつうかそんな頭悪ィ事する訳ねェだろ」

上条「……でも路地裏に血が!」

一方通行「路地裏? あァ、アレはペンキだ。業者さンが置いてたペンキ倒しちまって。
     でも、キチンと弁償はしたからなァ!」

上条「えっと……お前、いいヤツ?」

一方通行「だから知らねェって」

上条「……じゃあ今までの妹達はどうなってんの?」

一方通行「さァ? 知りてェンなら一緒に聞きに行くか?」

上条「遠慮しとく……なんか拍子抜けした」

一方通行「そっか、まァいいけどよ」
214 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」5/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:04:56.51 ID:Oa6b2r4AO


 最早二人に戦う意志は無い。
一方通行も自然と自分の力で立ち上がり、上条の方を真っ直ぐ見つめる。
その瞳はなぜか紅く、上条はその瞳をただ見つめかえしていた。
服についた砂を払いながら、ただ黙っている上条に対し一方通行は口を開く。


一方通行「でもよォ、俺は一応最強の能力者なンだぜ?
      オマエは勝負を挑ンで来たってコトは、勝てる自信があったのか?」

 その質問に上条は自らの右手を前に出し答えた。

上条「ああ、この右手は幻想殺しっていって……説明するよりも体験してもらった方が早いかな」

一方通行「体験? どォすりゃいいンだよ」

上条「ちょっとお前も右手出してくれよ」

一方通行「……? こォか?」

 一方通行は訝しげに思いながらも同じように右手を前に出す。
その白い手を上条の傷が目立つ手が包み込んだ。

一方通行「なっ……! 何すンだよ!」

上条「いいからいいから。ちょっと右手で能力使ってみ」

一方通行「はァ? オマエ、死ぬかもしンねェぞ?」

上条「大丈夫だって」

一方通行「どォなっても……あれ? えっ? なンで?」

上条「これが俺の右手、幻想殺しさ」
215 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」6/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:05:36.55 ID:Oa6b2r4AO


一方通行「何だコレ!? すげェ! もっと試してみてもいいか!?」

上条「あ、ああ、別にいいけど。でも右手以外は駄目だぞ」

 一方通行は瞳をキラキラさせながら上条の右手を触り続ける。
右手に感じる体温が少しこそばゆいと思うのは、一方通行を女性と意識してしまうからだろうか。

一方通行「うわァ……へェ……ほほォ」

上条(……何なんだこの状況は)

 飽きもせずに右手を弄り続ける一方通行、それを見つめる上条。
二人の不思議な時間は何も変わらずただ過ぎていく。
色々試しているうちに、一方通行は上条の右手に自らの手、そして指を絡めていた。

 良く考えてみると、女の子が嬉しそうに自らの手を握っているのだ。
そう上条が気付いた時、急に恥ずかしさが襲ってきた。

上条「なあ、一方通行……」

一方通行「ン、どォした?」

上条「楽しそうなところ悪いんだけど、ちょっと恥ずかしいんだが……」

一方通行「あっ……悪ィ、ちょっと夢中になってた」

 上条がそう言うと、なぜか一方通行は寂しそうに下を向いてしまった。

上条「いや、別に離さなくてもいいぞ……」

一方通行「えっ? いいのかァ!?」
216 :一方通行「最っ高に面白ェぞ、オマエ!」7/7 [saga]:2011/05/07(土) 18:06:38.32 ID:Oa6b2r4AO


 上条の言葉を聞いて再び一方通行は嬉しそうに右手を包み込んだ。
効果音をつけるならパアッ、というのが良く似合う。

 このままだと朝になっても右手は解放されないかもしれない、
というより右手だけ持っていかれそうだ。

上条(……何でそんなに嬉しそうなんだろう)

そんな上条の気持ちにお構いなく、一方通行は変わらず右手を弄り続ける。
上条はその疑問を一方通行に思い切ってぶつけてみることにした。

上条「……何でそんなに楽しそうなの?」

一方通行「は、はァ!? 別に楽しくなンて!」

上条「じゃあ、もう離してもいいか?」

一方通行「えっ……? それは……」

上条「冗談だって。触っててもいいけどさ、理由くらい教えてくれよ」

 答えるかどうか少し迷った後、上条の目を見つめながら一方通行は口を開いた。

一方通行「……人の手に触れるのなンて久しぶりだったからよォ、つい……」

 と、照れくさそうに答える一方通行の頬には少し赤みが差していた。
そんな女の子っぽい仕草を見て上条は、

上条「……やば、グッときた」

 とか言ったとか言わないとか。

217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/07(土) 18:07:38.61 ID:Oa6b2r4AO
同じようなネタがあったらごめんなさい、っつうか普通にありそうだ…
どうも失礼しました
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/07(土) 18:27:52.14 ID:qU+/RRADO
乙!
なにこの無邪気な百合子超かわいい
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/07(土) 18:29:56.64 ID:8olunB1AO
>>217
ああ、まったくもってよくある展開な気がするが、これだけじゃ短くて判断できないな
ちょっとスレを立てて、もっと前後も膨らませて書いてみてくれないか
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/07(土) 18:31:00.30 ID:SdLJ7TGDO
はいはい俺得俺得

百合子マジ天使
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/07(土) 19:17:18.53 ID:U2lboSoAO
14510号「これが男の娘ならぬ俺っ娘…濡れるッッッ!!」
20000号「セロリたんのちっぱい女体をペロペロしてペロペロされてヒャッハー!!」

14510・20000『とミサカは可愛いは正義を主張します』キリッ

222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/07(土) 23:08:43.21 ID:2+qyBayD0
投下します
次注意
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/07(土) 23:09:41.34 ID:2+qyBayD0
短めの読み物です。
諸注意

・地の文あり。…………っていうのかな?;

・独白っぽい? 独白っぽくない? つまりそう言う事。

・場所の疑問は受付ない。そいつは愚問っつーもんだにゃー。……すいません超そう言う事です。

・あるぇ? ってなってもいいんだよ。だって人間だもの。

・心理定規視点。

・垣根と心理は付き合ってた関係。

・心理定規は、原作では事に励まないと言っていましたが、この読み物ではワンナイトラブの経験ありの設定。
(原作ではヴァージンのままだと思いたいです。ああいう子ってガード堅そうじゃないですか)

・垣根帝督と心理定規が好きな人にはなんか申し訳ないかもです……だがうちもこの二人は大好きなんだ。

諸注意が多いんだよおバカ! ってな方は華麗にスルー決めちゃってくだしあ
では数レスだけいただきます。
224 :――安心して、自覚はあるわ [sage]:2011/05/07(土) 23:11:03.97 ID:2+qyBayD0
「……んん、ここは…………?」

目を覚ました心理定規は自らがいる場所を形容し難かった。
雲の上に居るような。
水の上に居るような。
草原で横になっているような。
空を飛んでいるかのような……。
いずれの表現も正解であり間違いであった。

「私……一体……」

ここがどこなのか。
なぜいるのか。
小学生に出さえ聞いてしまいたくなるような疑問が浮かんでいるようだが、それ以上に“ある感情”により掻き消されてしまう。

「浮かんでいるのかしら? こう言うのも心地よくていいわね、うふふ。………………あの人はいつもこんな感覚で飛んでい……た訳ないわよね。いくらメルヘンでもただ飛びたくて飛ぶ時なんてなかったし」

「メルヘン」と小馬鹿にしたような呼び名は、もはやその人物の愛称になっていると心理定規は思う。
垣根帝督。
その人物は、赤いドレスに身を包んだ彼女からしたら、ただの仕事仲間という関係ではなかった。
そうして記憶を辿っていると、一番最近の記憶が浮かんできた。
それにより、心理定規は自らの命が尽きたことを知る。

「ここが死後の世界とでも言うのなら、もしかしたら天使にでもなって登場してきそうね。彼メルヘンだから」
225 :――安心して、自覚はあるわ [sage]:2011/05/07(土) 23:12:19.17 ID:2+qyBayD0
久しぶりにあの顔を思い出してはくすくすと微笑みを浮かべる。

――君が新しいメンバー? ずいぶんと派手で綺麗じゃないの。どう? 俺と…………冗談だよったく……。
――うるせぇ。だから言ったろ、俺に常識は通用しねぇってな。
――勝手に心の距離詰めてんじゃねぇぞ尻軽女。

「……余計なお世話よ。別に誰振り構わず寝たわけじゃないわ」

お互いに少々踏み入ったところまで行ってしまったかも知れないと、心理定規は反省する。
だが当時は、盲目的に愛し愛され、互いに幸せな時間を送っていた。
反省する気持ちより、当時の幸せを噛み締める気持ちの方が大きい。

――あぁ? てめぇ、俺に惚れたのか? 冗談だろ?
――やめとけやめとけ。俺が常識語ってるうちにな。
――……はっ、とんだモノ好きも居たもんだ。

「何でかしらね。貴方なんてはっきり言ってチャラチャラした男としか思えなかったのに……」

――……で、ほんとの目的は何だ? 上からの打診か?
――お前が俺を好きになるなんてありえねぇだろ。ま、何回も寝た後に言う事じゃねぇがな。
――第二位の気分でも良くして、お前は何を狙ってる?

「……ああ見えて鈍感だったのは痛いわね」

漂いながら。
浮きながら。
訳の分からない場所に居る心理定規は目を瞑った。

「(これでも私のバージンだったのよ。もっとも、きちんとした恋としての、ってことだけど)」

――もう俺を好きになんてなるんじゃねぇよ。
――俺は暗部の人間。うすら汚れたぐらいで済んでる不良とは格がちげぇ。
――忠告はしたぜ? 距離単位を操れるとかどうでもいい。はっきり言ってそんな心理的で裏付けの薄い決定なんざ未元物質がありゃあ簡単に崩せるっつぅの。

――ほれ、これでどうよ? 心理的に離れたくなるような物質の完成だ。

「(貴方ってホントバカよね。学園都市第二位なんて嘘みたいにね。それとも人間関係スキルに関しては無能力かしら?)」
226 :――安心して、自覚はあるわ [sage]:2011/05/07(土) 23:13:32.74 ID:2+qyBayD0
心理定規は目を開ける。
眩しい光が目の前を覆っていた。
ともすれば天使が羽を広げているように感じられ。
ともすれば悪魔が微笑みを見せているように感じる。
希望、絶望。

「これは所謂お迎えにきたっていう意味の光かしら?」

光が弱まった気がした。
自分がなにかの陰に隠れたような。
そんな感覚が唐突に襲っていた。

「何……?」

――へっ、こんなとこに来てまで考えんのは俺のことたぁずいぶん惚れこんでじゃねぇの。

そんな声が聞こえた気がした。

「あら、うるさいわよ。何、急に……。私が誰を思おうと勝手でしょ?」
――思うっつーのは「想う」の間違いだろ尻軽女。
「失礼ね。私は貴方にヴァージンをあげたつもりなんだけど?」
――はっ。膜のねぇヴァージンなんざヴァージンとは言えねぇだろ。
「ずいぶんと女にメルヘン見てるのね」
――安心しろ、自覚はある。だがお互い様だろ。
「そうね。貴方にあてられたのかしら」
――ははっ。ちげぇねぇ。

心理定規は光に包まれ、さらに上へと昇る。
気分は天に召される迷える子羊だ。

――なんだか私も完全にメルヘンな頭になってしまったわね。
――俺よりましだろ。俺は頭三つに分けられて三倍メルヘンなんだからよ。
――ふふっ。
――でも完全にメルヘンだな。その笑い方とかもな。ははっ。


完全に声は消えた。
心理定規を覆っていたような影もなくなった。


――安心して、自覚はあるわ。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/07(土) 23:17:25.47 ID:2+qyBayD0
読んでくれた方の為に。簡単にあとがきという名の弁明。

お久ぶりです。っと言ってもほとんど分からないと思いますがそれでいいのです。
原作とアニメは「禁書」「超電磁砲」共に読んだり見たりしています。この前出た新刊の新約も。
だから、心理定規ちゃんもていとうこくんも生きてるのは知ってるんだけど勝手に成仏させちゃいました。ってへ☆
書き始めのころは垣根×心理だったのにどうしてこうなった。
始まって三十秒でご臨終した心理定規ちゃんすいません。
一分で出来上がったもんをちょこっと確認したレベルの拙いもんでしたが……。(っていうハードル下げ乙^^
スレ汚しすまそ。投下期待上げ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/08(日) 04:49:27.18 ID:RCip+arVo
1レスお借りします

上条「あれわざとやってんだろ」

一方「ああン?」

上条「木原神拳」

一方「……なンのことだァ」

上条「当たる直前に引いたってベクトルが逆に働くわけないもんな。お馬鹿な上条さんでもそれくらい分かりますよ」

一方「チッ」

上条「なあ、なんでやられたふりなんかしたんだよ」

一方「…………」

上条「なあってば」

一方「うっせえンだよ、このド素人がァ!」

上条「!?」

一方「俺だってな、ビビったンだよ。いきなり殴りかかってきといてよォ。なンかあると思うだろ普通? なのに全然痛くもなンとも無かった。全くなンにも感じ無かったンだよ!」

上条「…………」

一方「なのに木原クンはずっとドヤ顔をやめなかった、やめなかったンだ!」

一方「だから俺は空気を読んだ。ベクトル操作で鼻血を出した。青あざ自分で作って吹っ飛ンだンだ!」

一方「そしたらよォ、アイツさらにドヤ顔で『当たる直前に拳を引けばいい』なンて言うンだよォ……もう俺どうしたら良いかわかンなくなってよォ」グスッ

上条「……もういい、悪かったな一方通行」

一方「…………」グスッ

上条「今日は俺がおごる。飲みに行こうぜ」

一方「……ああ、朝まで付き合ってもらうぜ。三下ァ」


少し離れた曲がり角

木原「……ウウッ、すまねえ。一方通行」






















229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/08(日) 07:27:14.97 ID:Iy2TZC4AO
1レスもらう、オリキャラあり

?「パパ、私は未来から来ました」

上条「…えと、誰でせうか?」

麻琴「上条麻琴です。美琴ママはどこに」

上条「美琴!?という事は俺とビリビリが将来…」

?「問題はそこなのです父上」

麻琴「当織!」

当織「上条当織(あたり)と申します父上」

上条「その名前…まさか母親は神裂か?」

和麻「ちなみに私のお母さんは五和だよ」

三津麻「マミーは御坂妹です」

上条「なん…だと…」


上条「はっ!夢か…」

上条「まあ夢とはいえ…子供が四人で済んだのは不幸中の幸いだったなあ」

上条当麻、なんやかんやで上条勢力を築き世界を裏から牛耳るまでにその勢力は拡大し現在フラグを全て回収した後の跡目争いに頭を悩ませている毎日である

上条「まさか全員に子供が出来るとはなあ…」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/08(日) 08:03:45.26 ID:Pt+5+8Sjo
水棲生物の子供がいないのワロタwwww
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/08(日) 08:07:43.10 ID:LrcvT8vAO
>>228
何ぞこれww

ハイジャック犯「熱膨張って知ってるか? と言われた時は驚きました。だけど彼があまりに真剣な顔をしていたから…」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/08(日) 10:20:13.46 ID:wQ9GgoXlo
>>229
全員って、もしかして一万人以上だったりするのか
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/08(日) 11:24:02.04 ID:6QGx9V9zo
上条勢力の最終的な目標は最初の青ピのアレ的属性を全員揃えるって事だと勝手に信じてる
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 13:42:32.48 ID:AJSo0rVz0
空から落下系は男だがいかに
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/05/08(日) 13:56:45.06 ID:yAXYQ+x+o
落ちてくるのはインさん担当だろ
落ちてくるじゃなく落ちた後だけど
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/05/08(日) 14:02:46.82 ID:7G/svnTJo
えーと残りは
義姉義娘未亡人幼なじみ
縦ロールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛
柔道着弓道着保母さん看護婦さん
婦警さん軍人さん秘書さんショタスチュワーデス
ウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス病弱アルビノ電波系妄想癖二重人格
ガーターベルト男装の麗人目隠し眼帯包帯人外幽霊獣耳娘
くらいだっけ?
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 14:07:43.05 ID:I77esoqYo
あちこちのメディアでコスプレさせられまくりな美琴さんで3割位は確保できるな
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/08(日) 14:08:59.91 ID:Iy2TZC4AO
三つ編みならアニェーゼが
アルビノなら鈴科が

結構道程は長いな
ドラクエXで仲間モンスター全員集めるくらい大変だな
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/08(日) 14:14:19.35 ID:O7fYZsZ6o
食蜂さん次第で、縦ロールは埋まるかも知れない。
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 14:19:32.18 ID:I77esoqYo
一応思い当たる限りで

美琴→保母さん(アニメ超電磁砲の例の回) ウェイトレス 白ゴス チャイナドレス 妄想壁 ガーターベルト 男装の麗人

打ち止めでアホ毛、縦ロールは食蜂さん取り巻き、お下げはアンジェレネ?、二つ縛りはあわきん(一方さんか小萌先生経由で勢力入り?)
看護婦さんは妹達の誰かがやってそう、軍人さんは10777号、ショタは香焼、黒ゴスはシェリー、電波系は滝壺(浜面経由)etc、etc・・・

柔道着弓道着婦警さん秘書さん幽霊辺りをどうするかが難しそう
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/08(日) 14:21:41.25 ID:O2PIq363o
黒ゴス枠は布束砥信も
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/08(日) 14:48:11.87 ID:wQ9GgoXlo
乙姫は幼馴染枠じゃないかな
風斬は人外で、幽霊……ではないか
警備員は婦警とは違うよなあ……
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 14:58:34.50 ID:tBmAkLY70
婦警は黄泉川とかでok、秘書は案外テレスさんとかがいい線行ってるんじゃね?
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 15:46:02.19 ID:2T2DupQA0
妹達の中に弓道とかやってる個体がいると信じてる。
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 16:00:06.43 ID:FsQs9pNko
弓を武器にした魔術師ならまだしも、弓道着ってのは難しい……
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/08(日) 16:01:16.90 ID:D940eWCYo
弓を武器にした……
闇咲さんかなるほど
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/05/08(日) 16:47:24.83 ID:yAXYQ+x+o
青ピのセリフを聞いた妹達が上条に気に入られようとして全部に対応するとか

こんなスレがMNWに立つんじゃね?
【萌え】どの属性なら上条を落とせる?
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 16:53:21.64 ID:jNhqx0Dwo
第三位はコスプレマニアってウワサ立てられて涙する美琴が浮かんだ

インデックスさんの子供はおらんのか
そもそもお赤飯前なのか
249 :佐天さん能力ころころ変化形学園都市能力開発系ss [sagasage]:2011/05/08(日) 17:02:25.47 ID:0IU44LQSo
佐天さん最強ssを毎日書こうと初めてやって35レス分書いたけど
意味のわからない話になって力尽きた

強いて言えば佐天さん能力ころころ変化形学園都市能力開発系ss

最初は正統派ころころ変化形安価で能力開発ssだったのに……

書きこんでいいんですか?いいんですね?書きますね?35レスも使いますよ?いいんですね?使います
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:03:33.56 ID:0IU44LQSo
****************
佐天涙子
性別:女
能力:空力使い:0
力:5
素早さ:8
知力:7
運:10
妄想:35
根性:1
****
履歴
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
他人の夢でえっちぃ事:4
****
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:05:14.68 ID:0IU44LQSo
佐天「私って、なんで変な能力にばかり目覚めるんだろうね……」

初春「もしかしたらそれが佐天さんの能力なのかも知れませんよ?」

佐天「へ?」

初春「他の人は能力がころころ変わったりなんてしません。
きっと頭が柔らかくて妄想力があるから"自分だけの現実"がころころ変わるんですよ」

佐天「物事に左右されやすい、単純、妄想好き、みたいな事を言われた気がする……」

初春「それより佐天さん、新しい都市伝説を仕入れてきましたよ」

佐天「え、なになに!?私が知らない情報を先に調べるとはなかなかやるな、初春」

初春「えっとですね、人のAIM拡散力場に干渉して他人の能力や強度を変化させる能力者が
今度学園都市のLEVEL5に認定されるらしいんですよ!」

佐天「他人の強度を変化させる……?」

初春「単純に考えればその人がいれば無能力者でも能力者になれるってことだと思うんですけど、
まあ、噂ですしね。LEVEL5が増えるって所は本当みたいですけど」


――――




――

※レベル5さんはとりあえず滝壺さんを想定。話にはでないけど妄想力を提供してくれる役
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:05:56.64 ID:0IU44LQSo
佐天「他人の能力や強度を変化させる能力……かぁ」

佐天「他人の能力を変化させるってことは、"自分だけの現実"……?だっけを外からいじれる能力ってことだよね」

佐天「でもそれって考え方が変化する、みたいな事だし、それで強度が変わるのかなぁ……」

佐天「高レベルには高い演算能力が必要だと思ってたけど、そうじゃないのかも」

佐天「簡単な演算で使用する事ができて、妄想しづらい、能力者のあまりいない能力」

佐天「初春の言う通り、私の頭がやわらかいのなら、そういう能力になる事も可能なはず」

佐天「試してみよう」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:06:34.30 ID:0IU44LQSo
佐天「やっぱり強度が増えるには演算能力も大事、つまり、演算を補助すれば……」

佐天「人が演算してる所にサポートで私の頭を一時的に貸してあげる、みたいな感じかな」

佐天「私一人で演算が進むかはわからないけど、幻想御手はちゃんと能力が上がったわけだし、理論的には……」

佐天「そういう能力を妄想してみよう
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:07:07.19 ID:0IU44LQSo
佐天「……おぉ?なんか能力が……」

****************
佐天涙子
性別:女
能力:幻想御手:1
力:5
素早さ:8
知力:7
運:10
妄想:35
根性:1
****
履歴
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:4
他人の夢でえっちぃ事:4
****


佐天「ついた気がする!さっそく実験だ!なんか他の能力の履歴が増えてるのは気のせい」


――――




――
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:07:38.57 ID:0IU44LQSo
佐天「御坂さん!新しい能力の実験台になってください!」

御坂「佐天さんの能力はいつもトンデモ能力だから……危険がなければいいけど」

佐天「今回の能力は、人の演算を補助する能力みたいです」

御坂「うーん、よくわからないけどいいわよ。使ってみて」

佐天「それじゃあさっそく」

……

佐天「念じただけじゃ補助は出来ないのか……じゃあ手をくっつければ……とりあえず背中に」ピタッ
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:08:10.07 ID:0IU44LQSo
佐天「よし、できました!ためしに能力をつかってみましょう」

御坂「うーん……あまり変わった気がしないわね」ビリビリ

佐天「私の演算能力じゃなにも変わらないってことか……せめてもっと頭がよければ……」

佐天「御坂さんが私の演算の補助をして、もう一人用意して、その人の演算を御坂さんが補助してくれた演算で補助……」

??「あれ、どうしたの涙子?」

佐天「あれ、アケミ?そうだ、ちょっと協力して!」

アケミ「いいけど……どうするの?」

佐天「御坂さんを左手で触れて、アケミを右手で触れて……っと。御坂さん、ちょっと演算能力借りますね」

御坂「演算能力借りるってどういう……うわわっ!なんか頭がビリビリする」

佐天「疲れたら言ってくださいね御坂さん。……では、アケミ様!能力を使おうとしてみてください!」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:08:46.74 ID:0IU44LQSo
アケミ「えっと……こんな感じ?」ピッ

ふわふわ

御坂「佐天さんが浮きはじめた!」

アケミ「え、能力が……?」

佐天「やった!成功……って手が離れる!危ない!」

アケミ「あ」

ヒューン ドサッ

佐天「手が離れたら代理で演算できないから能力が使えなくなっちゃうよね、やっぱり」

御坂「えっと、アケミさんはレベルいくつなの?空力使いだとしても念動力だとしてもLEVEL3ぐらいはあったわね」

アケミ「え、そんなに……?私、LEVEL0なんだけど……」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:09:37.40 ID:0IU44LQSo
御坂「LEVEL0だと、まだ演算の土台がしっかりしてないから、
演算の能力が上がるだけじゃLEVELはそんなに増えないような気もするんだけど……」

アケミ「えっと……あ!」

御坂「なにかわかったの?」

アケミ「能力を使おうとしたとき、念動力の演算が、すごい量送られてきたんです。でも、御坂さんってたしか電撃使いですよね……?」

御坂「そうね……学校で基本程度には念動力の事は勉強してるけど、私がLEVEL3の演算ができるとは思えないし……」

御坂「やっぱり、佐天さんか……」

佐天「へ、私?」

御坂「佐天さんっていろんな能力を経験してるじゃない?もしかしたら念動力に通じる演算を身につけていてもおかしくは……」

佐天「ああああああ!!」

****
履歴
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1 ←注目
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:10:13.35 ID:0IU44LQSo
御坂「申し訳程度に!」

アケミ「普通の能力が!」

御坂「というか最初より能力が増えてる!」



――――




――

佐天「他人の演算を補助するとは言っても、その能力をある程度知っていないと効果がないみたいです」

佐天「ただ、手をくっつけている中のだれかがその演算を知ってれば効果があるみたいです」

佐天「単純に演算を増やす作用もあるから、ある程度の能力者なら能力を知ってる人が使いたい人だけでも効果があるみたいです」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:10:50.00 ID:0IU44LQSo
****************
・御坂さんの演算を見て、なんとなく賢くなった(知力+2)
・新しい妄想能力を経験して、妄想の力が上がった(妄想+2)

佐天涙子
性別:女
能力:幻想御手:1
力:5
素早さ:8
知力:9(+2)
運:10
妄想:37(+2)
根性:1
****
履歴
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:11:49.64 ID:0IU44LQSo
佐天「妄想力を増やすには、いろんな能力を経験した方がいいのかな」

佐天「もしかしたら妄想の力を増やすことで、とんでも能力になれるかも!」

佐天「さて、いったんこの能力はやめて、次の能力を妄想してみよう」

佐天「さて、早速次の能力を考えよう。考えれば考えるほど妄想力が増えていくみたいだし」

佐天「そういえば、初春が言ってたよね」

>人のAIM拡散力場に干渉して他人の能力や強度を変化させる能力者が
今度学園都市のLEVEL5に認定されるらしいんですよ!

佐天「能力は関係ない、問題はAIM拡散力場……ここに新しい妄想が……」

佐天「御坂さんが言ってた幻想猛獣……AIM拡散力場を集めることが出来れば、つくることができるのかな?」

佐天「10000人とかの大規模なAIM拡散力場で幻想猛獣ができたみたいだし、作れないと思うけど……やってみよう!」

佐天「こう、AIM拡散力場を周囲から集めるような感じで……こういう風にやれば……」

佐天「!」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:12:21.25 ID:0IU44LQSo
****************
佐天涙子
性別:女
能力:AIM爆発:1
力:5
素早さ:8
知力:9
運:10
妄想:37
根性:1
****
履歴
AIM爆発:1
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:12:56.05 ID:0IU44LQSo
佐天「よし、さっそく作ってみよう!」

佐天「こう、AIM拡散力場を連れてきて……手に乗せて……あ、その名の通り拡散してっちゃう。どうすれば……」

佐天「あ、こうやって、ボンドでくっつけるような想像を……えい!」バシュゥ

ピカァァアア!

佐天「手にのせたAIM拡散力場っぽいのが光ってる……もしかして、成功!?」

ポンッ




佐天「直径10cmぐらいのちっちゃい幻想猛獣ができた……」

佐天「……」

佐天「君、なにかできる?」

幻想猛獣「火ヲハケルヨ」

佐天「やってみて」

幻想猛獣「エイッ」ポッ

佐天「ライターみたい……」

佐天「生きてるライターって画期的だなぁ……はっ!」

佐天「これは……売れる!」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:13:35.07 ID:0IU44LQSo
初春「佐天さん!おもしろい物買ってきました!」

佐天「え?なになに、初春?」(ニヤリ

初春「これです!じゃじゃーん!一家に一台、生きてるライター、さてちゃんです!」

佐天「へー、すごいね、初春!これ、だれが作ったの?」

初春「これはLEVEL310(株)という会社の社長さんが能力を使って作ってるという話らしいですよ」

初春「しかもこれ、AIM拡散力場発電という画期的なシステムを利用していて、能力者なら
自分の発するAIM拡散力場で、持ち歩いてるだけで自動で充電できるそうなんですよ!」

初春「でも、申し訳程度にライター機能がついてますけど、さてちゃんの本質はそこじゃないんです!
みててください!」

幻想猛獣「コンニチハサテンオネエサマ。ト、サテチャンハアイサツヲシマス」

初春「そう、しゃべるんですよ!すごいですね!」

佐天「あ、私も欲しくなってきちゃった!ちょっと買ってくる!」

――――




――
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:14:04.67 ID:0IU44LQSo
人1「ねえ、さてちゃんって知ってる?
人2「知ってる!あれの携帯電話バージョンの開発が進んでるらしいよ!」
人3「マジすごーい!でたらかっちゃおー♪」


佐天「周囲の人がみんなさてちゃんを持ってる……やり過ぎた……携帯電話バージョンなんて作ってないのになぁ」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:14:43.25 ID:0IU44LQSo
佐天「学園都市の人口と同じ数売れてしまった……」

佐天「あとなんか学園都市の高性能洗濯機にさてちゃんを取り付けてほしいっていう海外からの依頼が……」

佐天「たくさん作ればつくるほど、少ないけど私に負担がかかるんだよなぁ……問い合わせ的な意味で」

佐天「そうだ、人を雇おう!」

佐天「たくさんつくってるうちになんかレベル4になったこの能力を使えば……」

佐天「こねこね、混ぜ混ぜ……えいっ!」ピカァアア!

ポンッ

さてちゃん「やっほーおねえさま、こんにちはー!ってさてちゃんはさてちゃんは挨拶してみる!」

佐天妹1号「こんにちはお姉さま。と、佐天は深々とお辞儀をします」

佐天「やばい……なんか人そっくりな形にできるようになってる……」


――――




――
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:15:22.57 ID:0IU44LQSo
佐天「低能力進化(レベル1シフト)?」

アレイスター「そうだ。私の算出した結果によると、無能力者は佐天涙子2人と同時にジャンケンをし、勝利することで低能力者になれる」

アレイスター「が、佐天涙子は二人もいない。そこで佐天妹5人と同時にジャンケンをすることで低能力者にできる、
という、代わりの実験を用意した」

佐天「そんなんでレベル1になれるの……」

アレイスター「君のつくったAIM拡散力場の力を無意識に感じ取る事でジャンケンの手を予測する力を得させる」

アレイスター「すると、AIM拡散力場と触れ合い、効率よく低能力者になれるのだ」

アレイスター「協力してくれるね?『AIM操作』(AIMコントロール)LEVEL4」

佐天「ほ、本当にそれでいろんな人をレベル1にできるなら協力します……」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:15:52.81 ID:0IU44LQSo
――そして、学園都市に新たなカリキュラムが追加された。
無能力者が低能力者になるための特別授業らしい。
今日はその様子を観に行くことにした。



スキルアウト「チッ……あと一人勝てれば低能力者だったのによぅ」

低能力者「がんばれよスキルアウト。俺もこのあほらしいカリキュラムで実際にレベルが上がったし」

スキルアウト「……そうだな。もうすこし頑張ってみるか」




佐天(私の力で……スキルアウト達が改心してる……)


こうして世界が平和になった。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:16:22.73 ID:0IU44LQSo
****************
・能力を使い、新たなシステムを開発した(知力+10)
・新しい妄想能力を経験して、妄想の力が上がった(妄想+7)
・さてちゃんを一台1000円で販売。230万台売れた(2300000000円の収入)

佐天涙子
性別:女
能力:AIM操作:4
力:5
素早さ:8
知力:19(+10)
運:10
妄想:44(+7)
根性:1
****
履歴
AIM操作:4
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****



――――




――
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:17:12.79 ID:0IU44LQSo
削板「根性あるな!お前!ちょっと俺と修行しようぜ!」

佐天「え、私根性1ポイントなんだけど、これって根性ある方なんですか?」

削板「最近マスコミに言われてる若者って奴は根性-10とかだからな。相当ある方だと思うぞ」

削板「それはともかく、いくぞ!」

佐天「え、ちょっとまってぇええ……」


****************
佐天涙子
性別:女
能力:すごいデコピーン:1
力:7(+2)
素早さ:9(+1)
知力:15(-4)
運:10
妄想:44
根性:6(+5)
****
履歴
すごいデコピーン:1
AIM操作:4
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****
佐天「意図してない所で能力が変わった……」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:17:45.46 ID:0IU44LQSo
佐天「能力は念動力で壁をつくってデコピンで壊してその衝撃を与える"すごいデコピーン"」

初春「あ、佐天さーん!」

佐天「……えいっ」ピンッ

初春「いたっ!ひどいです佐天さん……」

佐天「ごめんごめん」


初春「なんですかその能力?」

佐天「これは、なんか根性!って言ってる人に影響されていつのまにか変わっちゃった能力なんだ」

初春「そんな簡単に変わるなんて……」


――――




――
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:18:18.56 ID:0IU44LQSo
垣根「そこのお嬢ちゃん。ちょっとお茶しない?」

佐天「えっ//(この人、カッコ良い……)

垣根「今なら未元物質でおいしい料理をごちそうするぜ?」

佐天「未元物質?」

垣根「あぁ、俺の能力なんだが、この世に存在しない物質を作る能力だ。おいしい未元物質を使えば美味しく料理を作ったりもできる」

佐天「そうなんですか……は!」

****************
佐天涙子
性別:女
能力:だあくまたあ:2
力:7
素早さ:9
知力:15
運:10
妄想:64(+20)
根性:6(+5)
****
履歴
だあくまたあ:2
すごいデコピーン:1
AIM操作:4
幻想御手:1
空力使い:0
自動ドアに検知されない:4
二次元を実体化:3
念動力:1
妄想を語らせるSPEC:4
蟻をうまく避けて通る:4
スカート御手:4
巨乳御手:4
サトラレ:4
男の人を魅了:4
第四波動:5
他人の夢でえっちぃ事:4
腕が四本:4
昇竜拳余裕:4
ちんちんかもかも:4
対象をデレデレに:4
ジャッジメントですのって言うとレベル0になる:4
時間停止:5
****
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:18:51.63 ID:0IU44LQSo
佐天「……えいっ」ポンッ

垣根「!! これは……未元物質!ど、どうやったんだ!?」

佐天「えっと……妄想力がすごくて能力がころころほーいほいです」

垣根「人の話を聞いただけで能力が変わるのか……俺より常識の通用しない力だ……悔しいが、俺の負けだ!」

佐天「え!?いや、使えるっていっても修行しないとレベル高くならないし……」

垣根「ちょっとレベル6になってくるわ!」バサァッ

佐天「ちょ、ちょっと! ……羽を広げて飛んでいっちゃった」



佐天「この世に存在しない物質……これは売れる!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:19:34.11 ID:0IU44LQSo
初春「佐天さん!おもしろい物買ってきましたよ!」

佐天「今度はなに?初春」(ニヤリ

初春「無能力者でも撃てる!根性暖房・未元☆物質ですよ!知らないんですか!?」

初春「よくわからないですけど、ここのスイッチをONにすると……」

初春「ほら、空気を吸って、それを一瞬で温めて放出してくれるんです!」

初春「しかも例のLEVEL310(株)がAIM拡散力場発電を使って作っているので、電池も必要なし、持ち運び簡単!」

初春「しかも落ち込んでる時、その気配を察知して……」

根性暖房「根性を出せ!そうすればなんでもできる!」

初春「って応援してくれるんですよ!」

佐天「そ、そうなんだ!私もほしくなってきた。ちょっと買ってくるね!」


――――




――
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagasage]:2011/05/08(日) 17:20:03.88 ID:0IU44LQSo
ライバル会社1「LEVEL310(株)が出てから我社の売上はガタ落ちです!」
ライバル会社2「来月には根性RPG☆未元☆物質が発売されるそうだ……」



――――




――
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:20:37.65 ID:0IU44LQSo
打ち止め「こんじょー!ってミサカはミサカいつのまにかゲームに洗脳されてみたり!」

一方通行「現実の能力が未元物質を通じてゲームに反映されます。だとォ……?」

打ち止め「このゲームをクリアするために能力開発を必死にしてる学生が増えてるらしいよ!」

一方通行「社会現象になってるのかァ……」
――――




――
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:21:13.56 ID:0IU44LQSo
アレイスター「『だあくまたあ』……いや、能力の肩書きなど、すぐ変わってしまうのだったな
佐天涙子。君に協力してほしい事がある」

佐天「……こんどは異能力進化実験とかですか?」

アレイスター「それに近いがすこし違う。今回は超能力進化実験を行ってもらう」

佐天「LEVEL5シフト……」

アレイスター「根性RPG☆未元☆物質/高難易度バージョンアップ版を発売してほしい」

アレイスター「レベル5でなければクリアできないような高難易度。そんなゲームをプレイすることで
大能力者達はレベル5に進化するだろう。さすがに低能力進化実験と違い、全員が進化できるわけではないが……」

佐天「……」

アレイスター「どうだ、やってくれるか?」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:21:43.79 ID:0IU44LQSo
佐天「……」

佐天「私は、ずっと自分が能力を使えないことに、コンプレックスを抱いていました」

佐天「なんで私は能力を使えないんだろう。落ちこぼれなんだろう。って」

佐天「その気持ちが、あるとき、私の能力を目覚めさせてくれました」

佐天「だけど、そのせいで、他のレベル0の人たちが悲しんでしまった」

佐天「だから、無能力者を低能力者にできると知って、喜びました」

佐天「だけど、レベル5の人が増えたら、また、今度は低能力者が落ちこぼれとして扱われてしまう」

佐天「だから、あくまで私は、高レベル能力者を贔屓せず、低能力者から超能力者まで遊べるゲームを作りたいと考えています」

佐天「だから……その実験をお引き受けするわけには行きません」

アレイスター「そうか……わかった。では、"低能力者が超能力者になれる"、そんなゲームを頑張って作ってくれ」

佐天「……! はい!」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:22:38.06 ID:0IU44LQSo
佐天「っていうトンデモ設定で能力開発をしていくストーリーはどうかな?」

初春「だめです」

佐天「いやこれイージーモードだから。ノーマルだともっと普通だから」

初春「そうですか」

****************
佐天涙子
性別:女
能力:空力使い:0
力:5
素早さ:8
知力:7
運:10
妄想:35
根性:1
****
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:23:17.04 ID:0IU44LQSo
で、ここまで書いて我に帰ったんだよ
そもそもすごぱとだあくまたあつかうとかただのコピーだしだめだって
そう思って書いたんだ
これを


35
佐天「周囲の人がセリフを言わないと能力を使えなくなる能力かぁ……」

「ねぇ、レールガンって知ってる?」

「別名、超電磁砲。フレミングの運動量を借りて砲弾を打ち出したりするもんなんだけど…」

「こういうのを言うらし……」

上条「えいっ」ボカッ

御坂「痛い……」


おわり
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/08(日) 17:24:34.51 ID:0IU44LQSo
というわけで終わりました

この話を通じて伝えたかったことは、話の方向性はちゃんと決めようという事です

みんなも、いつのまにか佐天さんが金儲けに走ったりしてるのをみたら止めてください!

こうして俺の初SSは幕を閉じ、この後一生ssを書く事はなかった……


end
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/08(日) 17:36:52.89 ID:Iy2TZC4AO


佐天「誰が最初に考えたかわからないけど私が能力に目覚める能力、かぁ」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/08(日) 17:57:25.46 ID:i3breavzo
能力一覧にある能力が順調?に増えててワロタ
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/08(日) 19:19:22.09 ID:Iy2TZC4AO
1レスもらう


佐天「ガイアメモリを作る能力、かぁ」

佐天「とりあえず緑と黒のメモリ作ったけど誰かに使ってもらいたいなー」チラッ

佐天の目の前には何時ものように不幸な上条がいた(ナレーション立木文彦)

佐天「悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」

上条「は?」

佐天「能力で作ったガイアメモリの性能を知りたいんですよ」

上条「成程、じゃあ左手で受け取ろう」

『サイクロン!』『ジョーカー!』

メモリから声がした途端佐天は倒れ上条は仮面ライダーWに変身した!(右手以外)

条ーカー「右手以外変身した!?」

佐イクロン「何ですかその右手!?ん…私の身体の右手だけ動きますね」

条ーカー「緑と黒のライダー、かぁ…」

?「おィ」

声をかけたのは学園都市230万人の頂点に立つ一方通行であった

条ーカー「一方通行じゃないか、どうした?」

一方通行「頼む!俺にもガイアメモリくれ!いや下さい!」

佐イクロン「いいですよ、はい」

『アクセル!』

一方通行は仮面ライダーアクセルに変身した!

アクセル通行「振り切るぜェ!」

佐イクロン「さあ」

条ーカー「お前の罪を数えろ」

(おわり)
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/08(日) 19:21:06.54 ID:Iy2TZC4AO
以上です

続けるにしても先のネタ考えてないの

『サテンサン!』『カミジョーサン!』『アクセラレータ!』
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 21:03:53.62 ID:tBmAkLY70
思ったんだけどあのベルト的に言うと

アクセラ↑レータァ!のほうがなんかそれっぽくね?
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 22:32:47.29 ID:Jcg6OCX/0
ちょっと小ネタ投下します
288 :上条「おっぱいですか?」 [sage]:2011/05/08(日) 22:34:30.70 ID:Jcg6OCX/0

上条「おっぱいですか?」

一方通行「いいえ、ちっぱいです」

浜面「いや、おっぱいだろ」

上条「悪いが上条さんも、ちっぱい派だな」

浜面「なん、だ……と?」

一方通行「……あァ、なるほどな」

上条「インデックスがあんま胸ないからな」

浜面「でも外人さんだろ? そのうち成長しそうじゃねーか」

上条「好きになった人のおっぱいが、好みのおっぱいです」キリッ

一方通行「何も格好いいこと言ってねェからな?」

289 :上条「おっぱいですか?」 [sage]:2011/05/08(日) 22:35:14.98 ID:Jcg6OCX/0

浜面「まぁまぁ。お前はただのロリコンだよな」

一方通行「……」

浜面「……」

上条「……」

浜面「……否定して欲しかったな」

一方通行「……ロリコンじゃねェよ」

浜面「遅いからな!」

上条「お前のところは巨乳だよな」

浜面「ん、まぁな」

一方通行「無駄な脂肪にしか思えねェ」

浜面「」カチーン

上条「どうどうどうどう」

浜面「俺は馬面じゃねーよ!」

上条「そこまで言ってねーよ!」

290 :上条「おっぱいですか?」 [sage]:2011/05/08(日) 22:35:45.02 ID:Jcg6OCX/0


上条「つーか一方通行のとこにも、巨乳のお姉様いたろ」

一方通行「あン? ……つーかほとンど巨乳だな」

浜面「正直羨ましい」

上条「同感」

浜面「お前好きになった奴の胸が好みだったんじゃなかったのかよ」

上条「それとこれは別でーすー」

一方通行「まじでロリコンってわけじゃなくてよォ……正直巨乳は食中気味なンだよ」

浜面「禿げろ」

上条「爆発しろ」

一方通行「お前らには言われたくねェ」


プルルルルル


上条「あ、俺だ」

一方通行「ン」

浜面「」テェヒラヒラ

上条「悪いな」ヨイショ

>モシモーシ、ア、コマエセンセイ?!

291 :上条「おっぱいですか?」 [sage]:2011/05/08(日) 22:36:19.89 ID:Jcg6OCX/0


一方通行「実際あいつが一番フラグ立ててるよなァ」

浜面「気付いてないところが憎たらしいよな」

一方通行「お前の場合はハーレム形成する勢いじゃねェか」

浜面「んー、まぁ、な」

一方通行「否定しろよ」


>ハイ、ハイ、アーワカリマシタ


上条「」ヨット

一方通行「何だったンだ?」

上条「んー、焼肉パーティやるんだけど来ないかって」

浜面「焼肉?!」

上条「お前らも来るか?」

一方通行「いいのかァ?」

上条「あぁ、友達も連れてきていいってさ」

浜面「滝壺も連れてっていい?」

上条「……たぶん」

292 :上条「おっぱいですか?」 [sage]:2011/05/08(日) 22:36:54.88 ID:Jcg6OCX/0


一方通行「じゃァ、何か買ってくか」

上条「そうだな」ガサゴソ

上条「」

浜面「どうした?」

上条「……財布がない」

一方通行「俺が奢ってやンよ、心配すンな」

上条「一方通行さま!」

一方通行「調子良いンだよ」ゲシッ

浜面「ははっ、まぁそろそろ行くか」ヨイショ

一方通行「おォ」

上条「よし、電気消すぞー」パチッ




ガチャ

バタン


おわり
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 22:37:43.46 ID:Jcg6OCX/0
おわり
お目汚し失礼しました
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/08(日) 22:38:57.29 ID:Jcg6OCX/0
ageとく
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/08(日) 22:41:07.94 ID:tZlxTy08o
乙!


浜面爆発しろ
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 22:44:17.43 ID:Jcg6OCX/0
コマエセンセイってなんだよ……コモエセンセイだよ
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 23:19:20.78 ID:DQRzzfKPo


爆散せよ、浜面
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:33:55.51 ID:oQsJQrmk0

続きが普通に気になる
てか>>290食中気味じゃなくて食傷気味じゃね
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:34:55.49 ID:oQsJQrmk0

続きが普通に気になる
てか>>290食中気味じゃなくて食傷気味じゃね
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:36:27.80 ID:oQsJQrmk0

普通に続きが気になる
てか>>290食中気味じゃなくて食傷気味じゃね
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:39:09.31 ID:oQsJQrmk0

普通に続きが気になる
てか>>290食中気味じゃなくて食傷気味じゃね
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:40:26.88 ID:oQsJQrmk0
あれすまん
PCバグってた
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 23:41:29.15 ID:TE2tZ0ULo
今、鯖の調子が悪いみたいだな
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 23:41:42.16 ID:oQsJQrmk0
あれすまん
PCバグってた
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/08(日) 23:44:10.72 ID:DQRzzfKPo
みたいだな
とりあえず落ち着け
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/09(月) 00:01:07.13 ID:xLn+0DrZo
ユッケェ・・・
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [!status]:2011/05/09(月) 00:27:52.89 ID:v379E+8AO
どれ
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:14.51416015625)
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [!status]:2011/05/09(月) 00:28:38.11 ID:v379E+8AO
どれ
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:14.60009765625)
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [!status]:2011/05/09(月) 00:29:40.35 ID:v379E+8AO
どれ
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:14.4375)
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 00:37:02.95 ID:q5tH1DIDO
>>298-301
スマソ食傷気味だな
うん、バグとはいえ凄い突っ込まれた気分です……
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 00:38:15.37 ID:Mp80J2DDO
なにこれこわい
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/09(月) 00:38:18.87 ID:v379E+8AO
すまんホントに
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage !status]:2011/05/09(月) 00:43:22.62 ID:P7FD09oHo
瀕死ってことか
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:14.4716796875)
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 00:44:28.76 ID:kxGfmTaF0
>>310
めげずに続きを書いてくれ
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/09(月) 00:55:27.01 ID:TPF3J+Mf0
>>307-309,>>313
鯖「どのみち、私は助からん。新しい鯖を使うのだ。ここに留まるのは危険である」

俺ら「うるっせえっつってんだろうがよ!!こっちはもういい加減に鯖不調なんてうんざりなんだ!!これ以上鯖が死ぬ所なんて見てたまるか!!」

鯖「私は目的を果たした。これ以上は重荷になるだけだ」

俺ら「だったら……アンタを待ってる人はどうするんだよ」
俺ら「今までだってそんな風に生きてきたんだろ。作者達が良スレを立てられるようにしたのは、アンタにとって特別なことだったんじゃない。アンタはずっと、そんな風に生きてきたんだろ!!アンタが考えていなくたって、アンタの中には多くのROM専達もいる。そういう人達はどうするんだよ!!」

鯖「……ッ」

俺ら「……立てよ、サーバー」



俺ら「立てェェェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!!」



連投のめんどくささにムシャクシャしてやった。反省も後悔もしている。
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/09(月) 01:26:47.53 ID:rC1+8kDho
小出しになるんだけれども、上条さんと布束さんで一つやってもいいだろうか?
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 01:31:43.10 ID:q5tH1DIDO
小だしってわかってるんなら書き貯めてから投下しろと小一時間ry
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 01:32:16.19 ID:0KIx9stuo
小出しって何?
書き溜め無しで投下するって意味ならNGだぜ
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/09(月) 01:37:34.72 ID:rC1+8kDho
説明がたりんかった、未完成作品なので書き上がった分だけ何回かにわけて投下っていうのはテンプレではある程度ならOKだということだったので、小出しっていう表現にした。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/09(月) 01:40:24.23 ID:Y78rzxKqo
ながら投稿じゃなくて書き上がってるなら別にいいとは思うけど、出来るだけまとめて投稿したほうが読んでくれる人には優しいと思うぜ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/09(月) 01:43:04.76 ID:rC1+8kDho
>>320
了解しましたとりあえず今日は数スレ分おとしますね
322 :上条「布束砥信さん、か……」 [sage]:2011/05/09(月) 01:45:03.74 ID:rC1+8kDho
上条「ふ、不幸だ…」

彼は一生のうち何回同じ台詞を口にしたのだろうか
既に一般人ならば一生の内に口にする回数を裕に上回ってるのではないかと
思われるがそんな事など気にもせず彼はまた口にする

上条「また自販機に札を飲まれるなんて……不幸だ……」

とある出来事で7月28日より前の記憶を失ってしまい、退院したのも束の間
錬金術師の事件に関わって大けがをする等来る日も来る日も不幸の連続に見舞われている彼は、半ば観念したかのように傍のベンチ
でうなだれていた。

上条「はぁ……」

ため息も慣れた物である
ふと、座っているベンチの脚元に手帳が落ちている事に気がつく
323 :上条「布束砥信さん、か……」 [sage]:2011/05/09(月) 01:46:56.54 ID:rC1+8kDho
上条「?」

おもむろに拾い上げてみると、生徒手帳の様だった

上条「長点上機学園の生徒手帳?なんでこんなところに……?」

中に入っていたICカードには、瞳が印象的な女性の顔写真と名前が記載されている

上条「布束砥信さん、か……」

ICカードごと落としたのであれば、きっとこの持ち主は困っているだろうとすぐに頭に
浮かぶ、幸い手帳には携帯電話番号らしき連絡先も記載されていたので彼は迷わず
電話をかけた

PLLL

PLLL

「はい、もしもし……?」
324 :上条「布束砥信さん、か……」 [sage]:2011/05/09(月) 01:48:20.01 ID:rC1+8kDho
上条「あ、布束さんの携帯でしょうか?」

布束「Exactly.私が布束ですが、あなたは?」

上条「あ、申し遅れました、あなたの生徒手帳を拾った上条という者ですが……」

布束「(ゴソゴソ)……ありがとうございます、今無くした事に気がつきました。」

上条「ああ、よかった。◯◯公園の自動販売機傍のベンチで拾いまして、これから返しに伺いたいのですが。」

布束「well,近いので今から出向きます、そこで待っていてもらえないでしょうか?」

上条「あ、はい、わかりました……ええ、お待ちしています」pi..


それから20分ぐらいしただろうか、うとうととし始めた頃に背後から肩をたたかれた

トントン
布束「あの……上条さん、ですか?」

上条「お?布束さんですね……」

彼が振り返ると、そこには漆黒の髪にきょろっとした瞳が印象的な、ICカードの写真
の女性が立っていた
雰囲気こそ地味で目が覚める美人、というわけでもなかったが
なかなかどうして……
325 :上条「布束砥信さん、か……」 [sage]:2011/05/09(月) 01:50:47.19 ID:rC1+8kDho
上条「って何を考えてんだ、俺は。」

布束「?」

上条「あ、失礼しました……早速ですが、これ……」

そういうと、手帳を彼は手帳を差し出した

布束「ありがとうございます、無くした事にも気がつかなかったので助かりました。」

彼女は心底安心したような(様に見えた)表情で手帳を鞄にしまいこむ

上条「よかった、じゃあ俺はこれで。」

布束「待ってください、お礼を……」

上条「いいっていいって、当然の事をしたまでだし(それに特売の時間もあるし)」

布束「however,それではこちらの気が。」

彼女が引き止めたくなるのも無理は無い、学園都市でも最高峰の学力を誇る長点上機学園のICカードを紛失しかけたという事は
学園都市でも希少価値の高いデーターを盗まれる可能性があったのだ、大騒ぎで済む話ではない

上条「……わかりました、そういうのなら、お言葉に甘えて。(特売まで時間があるし、まあいいか)」

彼はいわれるまま、公園からさほど離れていない喫茶店まで連れて行かれるのであった
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/09(月) 01:53:05.12 ID:rC1+8kDho
4レスですが一旦切りで、切るとしてどれくらいまとまっていたら丁度いいですかね?
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 02:08:15.34 ID:q5tH1DIDO
全部でどのくらいかによる
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/09(月) 02:13:45.76 ID:Y78rzxKqo
長くなるなら話として一段落つくあたり
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 02:14:50.77 ID:0KIx9stuo
投下乙だが
ここで切られると「へえ〜上条さんと布束さんて珍しいね」くらいしか言いようがないんだが
さわりで書くのを挫折したならしょうがないけどある程度話を考えてるなら
せめて何かイベント事とか印象に残る部分まで投下して欲しい
これだけだと後日続きが投下されても高確率で今回の話を覚えてなくて下手するとスルー対象
330 :316 [sage]:2011/05/09(月) 02:17:09.88 ID:rC1+8kDh0
>>327
長くなりそうだったらいっそ
新スレたてた方がいいかなぁ
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/05/09(月) 02:38:24.20 ID:yAty4dZAO
乙です、布束とか俺得すぎるから是非とも何らかの形で続きをお願いします

何か鯖が重くてふと思い付いた小ネタを1レス




インデックス「大変なんだよ! SS速報VIPに普通に書き込んだつもりが、
        連投になってしまうという魔術がみんなに掛けられているんだよ!」

ステイル「本当だ……どのスレでも連投ばかりで何がなんだか」

神裂「これは混乱が起きてしまうかもしれませんね……」

美琴「あれ? でもこのスレだけは普通に投下されてるわよ」

インデックス「えっ? どのスレか教えてくれる?」

美琴「えっと……これよ!」


1:上条「やった! 超能力者になった!」(37)


神裂「こっちにも普通に投下されてるスレがありました!」


2:上条「やった! モテた!」(48)


ステイル「もう一つ見つけたよ」


3:上条「やった! 二万円拾った!」(9)

インデックス「もしかして……とうまー?」

上条「な、何でしょうかインデックスさん……?」

インデックス「……これ全部、とうまだね?」

上条「えっ!? さあ……? 何のことだか……」

ステイル「コテが幻想殺し……って間違いなく君じゃないか」

上条「うっ……別にいいじゃねえか! SSの中くらい好きにやらせてくれよ!」

美琴「不憫ね……」

神裂「ええ……」


終わる
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 02:44:42.73 ID:P7FD09oHo
拾ったのが2万円で超能力者になるのと同レベルとか上条ェ……
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 03:12:49.40 ID:q5tH1DIDO
>>330
長くなるならそれをお勧めする
全部で三回投下ぐらいで終わるなら、ここでやっちゃえ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 08:34:08.50 ID:VQU8z1P60
>>316
布束さんは俺得なので是非続けてほしい。
新スレ立ったら応援する
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/09(月) 11:11:07.67 ID:VhLyB1+AO
>>332
知らないのか?
拾ったお金が五桁ならレベル5認定されるんだぜ
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 20:47:32.29 ID:n/3MsT4IO
上条さん健気すぎるwwwwwwwwww
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/05/09(月) 20:49:49.66 ID:1lES5hZa0
「ラブホに行く上百合」などという電波を受信したので
wikiを読んだ程度のラブホ知識でそんな感じの文章を書いてしまいました
エロはないです

一方通行=百合子で、妹達との関係はそこそこ良好、
ほかの設定とか時系列とかよく考えてません
キャラ崩壊警報。前述の通り上条×百合子です

24レスほどいただきます。分けたら長くなった…
書き込むのも長め?のSS書くのも初めてなので、妙なところは目を瞑って頂けると幸い
338 :百合子「………しねェの?」 上条「」1/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:50:53.62 ID:1lES5hZa0
上条「寮が改修工事だのなんだので、しばらく追い出されることになってしまった…」

上条「インデックスは小萌先生の所に行ったから問題ない、が…」


小萌『さすがに上条ちゃんまで面倒を見るのは難しいですね…』


上条「……まぁ他にも同居人がいたみたいだし、当然といえば当然だよな」

上条「土御門はアテがあるとか言ってたけど、くそー上条さんはこのままではホームレスに…」ウググ

上条「そもそもどうして仮設住居とか用意してくれねぇんだよ!俺は一般学生だっての!」

上条「………ああもう不幸d、………………って、あの見覚えのある白い頭のセーラー服…」


百合子「」テクテク

上条「幸運だーーーーーーー!?」ブワァ
339 :百合子「………しねェの?」 上条「」2/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:51:51.36 ID:1lES5hZa0
---

百合子「寮が改修工事で路頭に迷っていた、それはわかった。ンで…」

上条「はい」ボロボロ

百合子「唐突に抱きついて押し倒す必要性はどこにあったァ? 答えろ三下」

上条「申し訳ありませんでした百合子様、絶望的状況に差し込んだ一筋の光を逃がすまいと…」

百合子「理由になってねェ上に意味がわかンねェっつゥの…そンで俺に頼るの前提かよ」

上条「お願いしますよ………このままでは上条さんはホームレスと化してしまいますの事よ」

百合子「…………チッ、俺だってそンなアテ知らねェよ…つゥかなンで手握ってンだ離せクソ野郎…」


上条「えー、ゆ、百合子さんは普段黄泉川先生のマンションに住んでるのでございませう?」

百合子「そォだけどよォ…ンだァ? 女しかいねェあの部屋に泊まろうってェのか?血液逆流がお望みらしィな」

上条「ヒィ! やめてくださいお願いしますすみませんでしたぁ!」

百合子「泊まれるよォな所……ねェ」
340 :百合子「………しねェの?」 上条「」3/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:52:44.42 ID:1lES5hZa0
打ち止め「それならいい所知ってるよーってミサカはミサカはひょっこり会話に混じってみる!」

上条「打ち止め!? お前どこから…って、御坂妹も一緒だったのか」

御坂妹「こんにちは、とミサカは上位個体の襟首を掴んで引き戻しつつ挨拶をします」

百合子「オマエは留守番してろっつっただろォが…危なっかしいンだからよォ」

打ち止め「ユリコがひとりでお散歩行っちゃうからつまんなかったんだもーんってミサカはミサカは言い訳してみたり」

御坂妹「勝手に外に出てオートロック締め出しを食らっていたようですがね、とミサカは上位個体を鼻で笑います」

打ち止め「違うもーん暇だから下位個体に遊んでもらってたのー!ってミサカはミサカは言い訳を重ねてみるーっ!」

上条「お前ら本当に難儀な話し方だな…」
341 :百合子「………しねェの?」 上条「」4/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:53:42.07 ID:1lES5hZa0
御坂妹「話を戻しますが、何やら宿泊施設をお探しのようでしたね?とミサカは問いかけます」

上条「あ、あぁ…ちょっと寮が使えなくなっちまってな。 しばらく泊まれる場所を探してるんだが…」

打ち止め「最近、第三学区に新しいホテルが出来たらしいの!あんまり料金も高くないらしいからちょうどいいんじゃないかなってミサカはミサカは情報提供してみる!」

御坂妹「ネットワーク経由で仕入れた情報ですから、確かなものだと思われますが…とミサカは上位個体の話に付け加えます」

上条「ホテルか………安いとは言っても金がかかるってのがなぁ、仕方ないか……」

打ち止め「どうせだし、ミサカ達といっしょに見に行ってみない?ってミサカはミサカは暗に遊びに行きたい気持ちをあらわにしてみるー」パタパタ

百合子「………まァいいンじゃねェの? 見に行くだけでも」

上条「そうだな。一日だけ泊まって別の所にって手もあるし…アテはさておき」


御坂妹「では行ってみましょうか、早く行かなくてはじきに日が暮れてしまいます、とミサカはニヤつくのをおさえつつ歩き出します」

百合子「…なァに変な顔しちゃってンですかァ? 打ち止めも」

打ち止め「ふふふ、ってミサカはミサカは下位個体みたく上手く笑いをこらえきれずに声を漏らしてみたり…」
342 :百合子「………しねェの?」 上条「」5/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:54:51.32 ID:1lES5hZa0
---

第三学区 ファッションホテル『エンゼルフォール』


上条「」

百合子「…ッ、ここラブホじゃねェかクソガキィ!!!」

打ち止め「えーラブホって何ー?ってミサカはミサカはあくまで無知な子供を演じてみたりー?」ニヤニヤ

御坂妹「あらミサカはラブホなんてもの存じ上げませ、ブフッ…ませんよ、これは普通のホテルでは?とミサカはブフッ、虚空に目を泳がせます」ブッフ

百合子「明らかに確信犯じゃねェかふざけンじゃねェぞオマエらァ!!? …オイ三下もいつまで固まってンだ!」

上条「いや…こんな建物初めて見たものですからちょっと驚いて…」ウツムキ


百合子「あ゛ァもォ!! 帰ンぞオマエら、こンなとこ居る意味…」

打ち止め「え?何言ってるの泊まるんでしょ?ってミサカはミサカはさも当然のように返してみる」

百合子「はァ!? 何言っ…、!?」

打ち止め「ここに着くまでかなり時間経っちゃったから、これから引き返してもアテがないんじゃない?ってミサカはミサカはユリコの背中を押してみるー」

御坂妹「ほらほら入り口はあちらですよお客様、どうぞごゆっくりお楽しみください、とミサカは二人をぐいぐいと入り口へ」グイ

上条「!!? ちょっと待っ、えっちょっとお二方!?」ズルズル

百合子「待てコラァ!!ホテルだったら他にもこの学区内にッ………」ズルズル

打ち止め「ほらミサカが部屋選んじゃうよーってミサカはミサカは一番いい部屋を頼む!」
343 :百合子「………しねェの?」 上条「」6/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:55:47.47 ID:1lES5hZa0
 ホテル内


上条「」

百合子「」

上条(ふ………………不幸d、………不幸か?)


---


打ち止め「作戦成功だねってミサカはミサカは下位個体とハイタッチしつつ満足気な笑み!」パチン

御坂妹「さて、どう進展するか見物ですね…とミサカは上位個体とハイタッチしつつ目を細めます」パチン


---


百合子「…」
344 :百合子「………しねェの?」 上条「」7/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:56:45.61 ID:1lES5hZa0
上条「え、えーと…」アセアセ

上条「あ、あっ? すげえなここマッサージチェアとかあるのか…」

上条「ちょっと使ってみるか…おっ?」ウィーン


上条「…すげー、なんか超気分いいぞこれ?! 貧乏学生がこんなもん使えるとは思ってなかったぜ…」ウィンウィン

百合子「…そンなに気分いいモンかァ?」

上条「いやぁ、普段の疲労がどんどん抜けていく心地ですよ…お前もどうだ?」ウィーン

百合子「俺はオマエみたいに普段から疲労溜め込ンでねェし……」

上条「さいですか…」
345 :百合子「………しねェの?」 上条「」8/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:57:48.16 ID:1lES5hZa0
百合子「…そういえば、ホテルだし風呂とかあるンだよな?」キョロ

上条「風呂入るのか?」ウィンウィン

百合子「あァ。覗いたら皮膚剥いで殺すかンな」

上条「紳士な上条さんが女の子のお風呂を覗くわけありませんの事よ……」ガクブルウィンウィン

百合子「前科がありそォだから聞いたンだよクソったれ。お得意の不幸体質発動されたらたまったモンじゃねェっつの」ハァ

上条(図星ってレベルじゃなくて言い返せない…)ウィーン


---


上条「ふぃー………生き返った生き返った。むしろ生まれ変わった気分だな、マッサージチェア最高!」ノビー

上条「……おー、でけぇテレビ…ラブホってなんか妙なイメージしかなかったけど、設備が半端じゃないな…」マジマジ

上条「リモコンどこだ? する事もねぇし、なんか見……、…………!!!?」
346 :百合子「………しねェの?」 上条「」9/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:58:39.80 ID:1lES5hZa0

上条(風呂場の中が見え………ッ!!?)



上条(待て待て待て、なんだ!? なんでこの位置からシャワー浴びてるアイツが見える!?)

上条(まさか上条さん透視系能力に目覚め、………………マジックミラーじゃねえかこれ!)

上条(通りでなんか照明暗いと思ったらこういう…ああもう不幸………不幸、か…?)


上条(………ホント真っ白だなアイツ、どういう生活してんだ……)ジー

上条(まことに慎ましい胸部をお持ちでいらっしゃる………)

上条(あっ浴槽に…見えねえ!見え、…………いや何真剣に見てるんだ俺!皮膚剥がれて死ぬぞ!)ゾワワ

上条(バレなかったのが幸運…というか……あー、もういいモン見れたってことでいいか…)



上条「もう8時か…アイツずいぶん長風呂だな…?」

上条「別チャンネルはなんの番組かなー、っと」ピッ
347 :百合子「………しねェの?」 上条「」10/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 20:59:39.27 ID:1lES5hZa0
百合子「三下ァ、上がったけどオマエも入るかァ?」ガチャ


テレビ『』ギシギシアンアン


上条「」

百合子「………ェーと、お邪魔でしたァ?」アトズサリ

上条「違う違います違うんです三段活用!!リモコン操作を誤ったんです信じて第一位様ーっ!!」

百合子「あァそォ……じゃァそォいうことにしといてやるから、オマエ俺に近付くンじゃねェぞ」

上条「明らかに信じてない!?もう泣きたいです上条さんは……」グス

百合子「……勝手に泣いてろ」


上条「そういえばずいぶん長風呂だったようですが、何かあったのでせうか」

百合子「女にそォいうこと聞くのもどォかと思うが…なンか色々あったンだよ、ジャグジーとか…」

上条「ジャグジーですって!?そんなものが………、ってことは百合子さんはジャグジーバスが物珍しくてちょっとウキウキして長風呂を、だなんてことは」
348 :百合子「………しねェの?」 上条「」11/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:00:40.34 ID:1lES5hZa0
百合子「………」

上条「あれ、案外図星だったり―――ぶわッ!?」ボスン

百合子「うるせェ気分良かったからゆっくりしてただけだクソが!ウキウキとかしてねェし!」

上条「ベクトルクッション投げはキくぜ……そんなこと言いながら顔真っ赤にして反論してるんですね百合子さ、ぷぎゅッ」ボシュ

百合子「風呂上がりだからだボケ!クソったれの三下がァ!」カーッ

上条「ハハハ、学園都市最強の照れ顔とか貴重だな!じゃあ俺もシャワー浴び…ギャッちょっともうやめて!クッション投げないで!」ボコボコ

百合子「もォ喋ンなオマエ………」

---

上条「ふぃー、ジャグジー気持ちよかったなー」ホカホカ

上条「やっぱりラブホだけあって何か妙なものを見かけた気がするが…見なかったことに」

上条「………あれ? 百合子さーん?」キョロキョロ
349 :百合子「………しねェの?」 上条「」12/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:01:39.02 ID:1lES5hZa0
百合子「こっちだこっちィ」ベッドノウエ

上条「なんだかもう寝る準備万端のような…」

百合子「別に眠かねェけどな……やる事ねェンだもン」ゴロン

上条「百合子さんもマッサージチェアを使ってみればいいのではないのでせうか」

百合子「オマエが風呂入ってる間に使った。まァ悪くはなかったが、普段から疲れてるわけでもねェし…それほどでもなかったなァ」


上条「………………あっちの乗馬マシンとか」チラ

百合子「皮膚剥がれて死にてェの?」

上条「すみませんごめんなさい」ドゲザ
350 :百合子「………しねェの?」 上条「」13/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:02:37.92 ID:1lES5hZa0
百合子「ところでよォ」

上条「? なんだ?」

百合子「オマエがシャワー浴びてる時ィ、こっから浴室の様子がそのまンま見えたワケなンですけどォ…」

上条「」


百合子「つゥことはァ、俺が入ってた間も当然見えていたであろう事が予想できるンですがァ」

上条「いや見てませんよ?見てませんし?」

百合子「………まァマッサージチェアに齧り付いてたっつゥ可能性もあるンでェ?今一度確認しておきたいンですよォ?」

上条「いや見てませんからね? 決してタイミングよく浴槽に入っちゃったから身体が見えなくなってがっかり、なんてしてなかったですよ…してな……あ」

百合子「………………なンとなく予想はついてたけどなァ? よほど愉快な死体になりてェと見える」ビキビキ

上条「すみませんでしたすみませんでしたぁぁっ!! でもあれは不可抗力とかその、ええと仕方のないことだったんですよ仕方のない…」アワワワ

百合子「最後に言いてェことはそれだけだなァ?」ゴゴゴゴゴ
351 :百合子「………しねェの?」 上条「」14/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:03:24.52 ID:1lES5hZa0
上条(ああ……短い人生だった………母さん、父さん、先立つ不幸をお許しください………)

上条(いや、最後に見られたのがこいつの裸っていうのもなかな、か――いやいやいや、あ?)ペチンッ

上条「いっ、た、………あれ?死んでない?」ヒリヒリ

百合子「………ラブホで殺人沙汰なンざこっちから願い下げだっつゥの。それで勘弁してやる」デコピーン

上条「デコピン一つで…ッ!? これが第一位のデレ…ありがとうございます百合子様……」

百合子「何がデレだクソボケ! 〜〜…っ、くっつくンじゃねェ!」
352 :百合子「………しねェの?」 上条「」15/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:04:14.29 ID:1lES5hZa0
上条「そういえば普通に外泊の流れになっちまったけど……連絡とか大丈夫なのか?」

百合子「別にィ…打ち止めが伝えてンだろ、大体なンで俺がこンな事になってンだか…」

上条「その………悪いな、御坂妹たちの強引な流れだったとはいえ……」

百合子「……オマエが謝る事ァねェよ、もともと困ってたのはオマエの方だろォが」

上条「なんだかんだ言って、お前って優しいよなぁ……上条さん涙が出そうですよ」ウルウル

百合子「バカ言ってンじゃねェっつの……」ベッドモソモソ
353 :百合子「………しねェの?」 上条「」16/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:05:16.79 ID:1lES5hZa0
上条「……ずいぶん遅い時間だけど、もう寝るか? お前はもうベッドん中だけど」

百合子「ン………、……」

上条「なんか顔赤くないか?どこか具合でも……」

百合子「……別に…なンともねェ」モゾ

上条「そうか? ならいいけど……そういうトコなんだから当然ベッドは一つなわけで……」ウーン


上条(さすがにベッドで寝たいだなんて言ったら今度こそ皮膚を剥がれかねないからな……)

上条(……俺は向こうのソファーで寝るか…若干肌寒いだろうが仕方ないな)アクビファー

上条「じゃあ、俺はあっちで寝るから………、?」

百合子「………別にベッドで寝たって問題ねェだろ」グイ

上条「えっ、ちょ、百合子さん? それってどういう……」

百合子「どォもこォもねェよ…なンかこの部屋さみィもン……、…………ホラ、腕疲れるから早く入れってのォ」ポフポフ

上条「…、えー、と……じゃ、じゃあ…お邪魔、しまーす…?」
354 :百合子「………しねェの?」 上条「」17/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:05:59.39 ID:1lES5hZa0

百合子「…………」


上条(な、なんかすごく気まずい)ダラダラ

百合子(……)

上条(場所が場所だから余計に……というかどういう反応をしたらいいかわからない…!)

百合子「…………………、なァ」

上条「は、はいぃっ!?」ビックーン

百合子「……なンか、その、ねェの?」

上条「な、……何か、とは…」

百合子「………あの、えー…うン…」モゾ
355 :百合子「………しねェの?」 上条「」18/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:06:49.32 ID:1lES5hZa0
上条(うンって…うん、とは……どういう……妙に意識して話しづらい………、意識して?)

上条(何意識してんだ俺……相手は百合子だぞ、あの百合子さんであらせられるぞ落ち着け)


百合子「…………上条ォ?」

上条「な、なんでございませう!?」

百合子「その、………………」

上条「は、はい」



百合子「…………し、しねェ、の?」


上条「」
356 :百合子「………しねェの?」 上条「」19/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:07:43.00 ID:1lES5hZa0
上条「は?」

百合子「ェ………」キョト

上条「…あ、あの、その、する、とは」

百合子「…………いや、あの、……言わせンじゃ、ねェよ」


上条「」


百合子「………いや、だから、こンなとこ、来たンだから、てっきり……」


上条(ちょ、ちょちょちょっと待て落ち着け落ち着こう落ち着きましょう)

上条(…つまり百合子さんは最初からそういう流れだと思っていらしたと!?)

上条(………………俺は一体どうしたらーっ!?)
357 :百合子「………しねェの?」 上条「」20/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:08:33.05 ID:1lES5hZa0
百合子「………? かみ、じょォ?大丈夫かァ?」

上条「かかかか上条さんは至って平静でございましてよ!?」

百合子「……あの、ェーと、……で…す、すンの? しねェの…?」

上条(落ち着け落ち着け落ち着け、上条さんは紳士、決して妙なことなど……)


上条「え、えーと、ですね、上条さんは別に、そういう、ことは……………」

百合子「………ェ、あ、じゃァ、俺が余計に混乱させ……?」

上条「ああいやそんなことは、ござい、ません…の…事よ?」オロオロ

百合子「えと、ごめン、なさ、ィ……」シュン

上条「いや………」
358 :百合子「………しねェの?」 上条「」21/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:09:08.04 ID:1lES5hZa0

上条(………………………もしかして、もしかしないでも、……百合子さん自身、ちょっと期待とか、)

上条(いやまさかまさか、………まさかなぁ……)


上条「その、百合子さん?」

百合子「なン、だよ」


上条「ひょっとして、ちょっと………期待、してたり?」
359 :百合子「………しねェの?」 上条「」22/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:10:07.66 ID:1lES5hZa0
百合子「…………………………………ば」

上条「ば?」


百合子「…………ッかなこと言っ、てンじゃ、ねェよ!!!」マッカー

上条「え!? え、えっ!?」ビクゥ

百合子「ちがッ、違うかンな!別にオマエのことなンて、………じゃなくてッ、期待とかッ…」ポコポコ

上条「………………え、と……」

百合子「……べつに、期待してなンか…ッ」

上条(………)
360 :百合子「………しねェの?」 上条「」23/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:11:01.61 ID:1lES5hZa0

上条「……………えー、」

上条「………その期待、応えて、あげないでも、ない、です、ございます、と、いう、か」


百合子「……ァ、え、?」

上条「だ、から、上条さんは、そういう……アレは、ダメかと、思って、いたので、ございます、が……」

百合子「…、…………」

上条「百合子さんが、お望みとあらば……………その」

百合子「………」
361 :百合子「………しねェの?」 上条「」24/24 [sage saga]:2011/05/09(月) 21:11:49.64 ID:1lES5hZa0
上条「ぇ、……と………、百合子、さん?」


百合子「……………………、す」

上条「へ、」



百合子「………………お願ィ、し、ます……」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage saga]:2011/05/09(月) 21:12:30.09 ID:1lES5hZa0
終われ。終わりです。以上ですお目汚し失礼しましたエロいのは書けません
この一連の流れを書きたかっただけなので本当に半端で申し訳ない
どなたか上百合イチャラブエロを…どうか…どうか…
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 21:20:05.56 ID:77IcC9Ddo
続きはまだか早くしろ
暖かくなってきたとはいえ風邪をひいてしまう
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/05/09(月) 21:20:43.55 ID:HsW9ia/yo
続きまだー?
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 21:21:21.29 ID:i+vKeYO+o
上条さんが自分モデルにしたSS書く設定とか何気に斬新だなww
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/05/09(月) 21:24:46.18 ID:EE1hO0l7o
なんでかしらないが>>362が見えないなー
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/09(月) 21:40:49.40 ID:XTmTbg1xo
ここで終わるとかありえないですしおすし
さぁ、続きを早く書き上げるんだ!
368 :何かが違う禁書目録B [saga]:2011/05/09(月) 22:13:05.31 ID:m/O8re9AO
さて、特に期待はされていないであろうもの(>>123-132>>176-186)の続きを投げ込みに来た

※このSSは原作歪曲・キャラ崩壊が酷いです
 苦手か、毒手か、それとも俺かァ!?
 な方以外はご覧になる事を控える事をオススススメします
369 :木原「木原神拳しか使えなくなっちまった……」 [sage]:2011/05/09(月) 22:13:10.91 ID:qioyldSAO

木原「シッシッ!」ヒュンヒュン

木原「うっし。今日のトレーニング終わり!」

木原「さぁてこの極めた木原神拳であのクソガキをぶち殺してやるか!」


木原「おい、今アクセラレータはどこにいる」

隊員「す、すいません只今足取りが掴めなくて」

木原「は? 何言っちゃってんのお前? どこかって聞いてんだよ」

隊員「で、ですから捜索中で」

木原「あ゛あ゛あ゛!?」ブンッ

隊員「ひいいっ」スカッ


木原「……あ? 何避けてんだてめえ!」ブンッ ブンッ ブンッ

隊員「ひいいいっ」スカッ スカッ スカッ

木原「………もういい。下がれ」

隊員「は、はい!」ガチャッ バタン


木原(…………)

木原(オイオイどういうことだよ)

木原(木原神拳極めすぎて普通に殴れなくなっちまったぞ)


370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/09(月) 22:13:55.37 ID:m/O8re9AO
おっと失礼
371 :木原「木原神拳しか使えなくなっちまった……」 [sage]:2011/05/09(月) 22:17:38.06 ID:qioyldSAO
ーーー

一方通行「どうなってやがンだァ! 反射が効いてねェだとォ!?」

木原「ギャッハハハ簡単な事だろ!? 反射膜に触れる直前に拳を引いちまえば、てめえは戻る拳を反射するって寸法だぁ! てめぇは自分から殴られにいってんだよマゾ太くぅん」

一方通行「ぐっ……せめて打ち止めだけは」ゴオオオ

木原「何やってくれてんだてめぇ!」

一方通行「がァっ!」


372 :木原「木原神拳しか使えなくなっちまった……」 :2011/05/09(月) 22:24:02.89 ID:qioyldSAO
ーーー


一方通行「木ィィィィィィィィィィィ原クゥゥゥゥゥゥゥゥン」ブンッ

木原「オラァ!」ブンッ

一方通行「がはっ」ドサッ

木原「もっと楽しませてくれよアクセラレータァ!!」

一方通行「オオオオオオーーーーッ!?」ピー

一方通行「a7rhtq」ドサッ


木原「ラアッ」ブンッ

一方通行「」スカッ

木原「……」

一方通行「……」

木原「……」

一方通行「……」

木原「……チクショウ」グスッ


一方通行「……m7fuiq(泣いてんのか?」

木原「うるせえ。てめぇをぶちのめすために磨いてきた拳だってのに、他の連中どころか、反射が切れちまえばてめぇさえ殴れなくなっちまった……」

一方通行「……」

木原「俺はいったいどうすりゃいいんだ……」グスッ


一方通行「k6ipr(木原」

木原「何だよ……惨めな俺が可笑しくて笑いが止まらねぇってか!?」

一方通行「rbjde4(また、やろうぜ」

木原「……」

一方通行「qravp(今度は、負けねえからな」ドサッ


一方通行「」


木原「アクセラレータ……」



木原「………………ほ」



木原「惚れちゃいそうだぜアクセラレェェェェェェェェェタァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


おわり
373 :一秒 :2011/05/09(月) 22:26:33.83 ID:qioyldSAO
スレお借りしました。ありがとうございました。
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/09(月) 22:29:14.17 ID:oxDaxWh6o
惚れちゃいそうだぜぇアクセラレータ!
乙です
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/09(月) 22:30:35.47 ID:i+vKeYO+o
乙乙
割と期待してた自分がここにいたりします
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/09(月) 22:38:55.74 ID:VhLyB1+AO
新しい木原くンの誕生だハッピーバースデイ!!
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [!status sage]:2011/05/09(月) 22:47:27.19 ID:TPF3J+Mf0
乙ー
ところで、今日も鯖重くね?
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:12.3515625)
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [!statusu sage]:2011/05/09(月) 22:58:17.42 ID:1SEtlTbko
 
現在のサーバのご機嫌:さよ・・・う・・な・・ら・・(LA:9.97998046875)
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 15:05:20.08 ID:Jc3sdYLDO
東南東から電波を受信したので、1レスだけもらうでよ
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 15:05:56.47 ID:Jc3sdYLDO
上条当麻は覆せない



上条当麻は不幸な人間だ
今まで何度も理不尽な経験を受けている

十万三千冊の魔導書を持つ少女を救えなかった

――何度も

自らに流るる『吸血鬼殺し』に苦悩する少女も救えなかった

――何度も

圧倒的な力て二万回も虐殺される少女も救えなかった

――何度も

――何度も

――何度も

最弱だから、最強には勝てる
そんな幻想は打ち砕かれた

完成された錬金術に立ち向かう術はなかった

見知らぬ少女と地獄まで付き合う覚悟はなかった

だから

上条当麻は覆せない
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 17:50:32.35 ID:jWkemDq5o
上条さんも人なんだし人間そんなもんだから仕方ねーよって言ってやりたくなるな
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/10(火) 18:31:36.41 ID:8OLfbP6q0
というか、上条さんはただの無能力者というけれど、精神面も体力面もでたらめに強すぎると思うのです。

思いつきで、2レスほどいただきます。
第一位と第五位が交差するとき、物語は始まる―――。
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/10(火) 18:32:35.81 ID:8OLfbP6q0



『学園都市第一位、か』

『最強とされる彼だが、実はそうではない』

『彼の能力は三十分限定であり、常にその能力を行使している訳ではない』

『レベル5の中では最弱な私だけれど』

『第一位を陥落することも、できる』

『その隙をつくことさえできれば』




とある瀟洒なマンションの前に、一台の高級車が停まっていた。
それは朝方からずっとそこにあり、はたから見れば不審極まりない。
車の後部座席には、一人の少女が座っている。
少女は、そのマンションの入り口を、じっと観察していた。
少女は、車に近づいてきた女性に気付く。
ジャージ姿の女性は、明らかにその車を警戒しており、しかめっ面を隠せていない。
しかし、窓を開け応対した少女と二三言葉を交わしただけで、すぐに立ち去って行った。
去っていくその顔は、まるでその瞬間に不審車のことなど忘れたかのように、はればれとしていた。
少女は満足げな顔をすると、窓を閉め、観察作業に入る。
彼女には、もうすぐ目的の人物が来るとの予感があった。
予感、というより、とある情報網による確実な予測であるが。

一人の少年が、マンションに近づいていく。
杖をつき歩くその少年は、間もなく車の横を通り過ぎようとしている。
少年が丁度少女の横を通って行くその瞬間、少女の目つきが変わる。
そして、あるものが放たれる。
それは、少年を目指して発された。


「あァ?」


白髪の少年、一方通行は、何かを察知した。
何か……銃弾ではない、塵でもない、光か、電気か、あるいは電波か。
ともかく、何かを彼は反射した。


「……ついてらァ」


少年は、首元のチョーカーをまさぐる。
さっき街でやんちゃなスキルアウトと暇つぶしをした後、そのままにしてあったのを思い出す。
恐らく、さっきの感覚はそれによるものだ。
ならばそれは何か。
嫌な予感しかしない。
黄泉川宅。
もし、やつらがそれを狙っているのだとしたら―――

そう考えていた彼の足もとに、何者かが忍び寄る。


「あ、一方通行様ぁー!!!」

「……は?」


一人の華奢な少女が、一方通行の側に跪いていた。


384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/10(火) 18:34:19.84 ID:8OLfbP6q0
「オマエの名前は?」

「食蜂と申します」

「オマエは何者だ?」

「学園都市のレベル5、第五位の心理掌握であります」

「オマエは何をした?」

「ああ、お許しください一方通行様。下賤なる私は愚かにも学園都市の第一位たる一方通行様を籠絡せしめんと、その能力を行使した次第にございます。ああ、何という不遜な所業でしょう。私めに罰をお与えください。二度と往来を出歩けなくなるような、二度と第五位を名乗れなくなるような、そんな恥辱と苦痛に満ちた罰をお与えください」

「もういい、もういいから黙れ」


彼と彼女は、先ほどの高級車の中、後部座席に座っている。
ここなら、跪くこともできないし、人目にもつかないからだ。
彼女は、何とか一方通行より目線を低くしようと懸命であった。
道路であれば、地に額をこすりつけようとし、車の中でも決してシートに座ろうとはしなかった。
一方通行は、まさか自分が『おもてをあげい』などと言うことになるとは思いもよらなかった。

一方通行は、彼女を見る。
常盤台の制服を着た少女は、一方通行の予想していた第五位よりも、ずっと小さく華奢だった。
学園都市のレベル5、第五位、精神系能力のトップ、心理掌握。
利用価値は、充分すぎるほどにあるだろう。
それは、相手が第一位でさえなければ、戦闘においても有利に立てるはずだ。
戦闘以外においては、他のレベル5よりも有益になりうる能力。
しかし。
しかし、そんなメリットを考慮に入れたとしても…。


「一方通行様、お靴を綺麗にいたしましょうか。それとも、ああ、そのおみ足を舐めさせていただけるとおっしゃるのですか!?」

「とりあえず黙ってくれ」


この状況は、非常に鬱陶しいものであった。
今すぐに、抜け出さねばならない類のものであった。


「それでオマエは、間抜けにも能力を反射されて、籠絡されたって訳か」

「その通りです、一方通行様」

「様は止めろ。で、その能力ってのはどンな効力なンだ?」

「対象に絶対服従するというものです。期間は、新たに能力によって更新するまで。内容は、自律的に対象にとって良いことをなそうとする他、対象にとって害にならない程度に命令に従うというものです、一方通行閣下」

「閣下も止めろ。なるほどなァ。じゃァ簡単な話だ」

「……」

「能力を解除しろ。これは命令だ。正直オマエは面倒にしかなりそうにねェ」

「却下します」

「……何で?」

「却下は止めろとは言われていませんから」

「ダジャレかよ」

「対象にとって害になる命令は、受け付けることができませんから」

「……何だよそれ」

「現状、私は能力を解除することはできません。つまり私はあなたに服従するしかないということになります。よろしくお願いしますね、ご主人様」

「……ご主人様も止めろ」


一方通行は、頭を抱える。
その一方で少女は、満面の笑みを浮かべていた。
これが嫌がらせなら、その効果は十分にあったと言えるだろう。
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/10(火) 18:36:43.99 ID:8OLfbP6q0
おしまいです。

そんな第一位と第五位のひどすぎるボーイミーツガール。
まあ、ね。
キャラが出ていないなら崩壊も何もない、というかね。
この二人が組んだら敵なしじゃね? みたいなね。

386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 18:50:16.40 ID:LkD7LvBIO
これはw
ぜひ続きを
全裸で待機して舞ってます
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/10(火) 18:55:59.97 ID:1GZCAIYe0
続きを全力で期待
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/05/10(火) 19:01:23.54 ID:TygeCBT9o
生きてるだけ凄い幸運だろw
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 19:01:51.68 ID:tptBKB2DO
よし、スレはまだかね?
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/05/10(火) 19:31:21.99 ID:HyP1mzEAO
乙、心理掌握アホスww
そしてとっととスレ立てようか
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [ sage]:2011/05/10(火) 19:59:41.03 ID:OuuCuIj90
心理掌握さんなら、もしかしたら13巻の最後にあったようなやり方で廃人一方さんの演算補助とかできるんじゃないかな?とふと思った
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/10(火) 20:46:15.67 ID:anIEFiGAO
心理掌握さんも男追いかけてロシアまで行くのだろうか?
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 21:29:01.54 ID:tptBKB2DO
いくだろうな
断られても追いかけていきそうだ
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:24:10.55 ID:Jc3sdYLDO
東北東から電波を受信したので、1レスだけもらうでよ
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 22:24:42.63 ID:Jc3sdYLDO
その日、学園都市には二つの大きなニュースが飛び交った。

第七位、削板軍覇の死。

そして。

上条当麻の第七位昇格。


簡単な話だ。
削板軍覇は右腕以外、則ち命さえも失い、上条当麻は右腕だけを失った。

一人の医者は語る。

「ああするしかなかったんだよ。彼らを救うには」

画して、上条当麻に削板軍覇が宿った。
その理解不能な力も同時に。

上条当麻は、振り返らない。
見知らぬ男の右腕を振るい、今日も幻想を打ち砕く。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/10(火) 23:00:32.51 ID:anIEFiGAO
乙。それとは別に1レスもらう

佐天「固法先輩、レベル3とレベル4の間には高い壁があるって聞いたんですけど?」

固法「ええ、その壁は…エロ服よ」

初春「エ、エロ服!?」

固法「白井さんの下着は中1にしては際どいでしょう、他のレベル4も座標移動や窒素装甲みたいにエロ服を着こなしているわ」

佐天「婚后さんもエロ服似合いそうですしね」

固法「あとはレベルが上に行く程変な性癖や趣味があるとかね」

初春「固法先輩はその辺りまともですしね」

固法「さらにレベル5だと何かしら他の追随を許さないらしいわ」

初春「という訳で調べました」

・一方通行:ペドフェリア
・未元物質:常識が通用しない
・超電磁砲:ヤンデレ
・原子崩し:ヤンデレ

佐天「これはひどい」


麦野「ハックション!…風邪かにゃーん?」

絹旗「超エロ服じゃないですギリギリセーフです」

一方通行「ペドフェリアじゃねェから!家族愛だから!」

結標「ショタコンじゃないから!可愛い男の子にお姉ちゃんて呼ばれたいだけだから!」

美琴「アイツの補習がそろそろ終わる頃よね…グヘヘ」

黒子「お姉様、類人猿よりこのOバックを穿いて…グヘヘ」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 23:07:41.61 ID:nnEJISqDO
ペドじゃなくてもリョナが残ると言う
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/10(火) 23:24:18.33 ID:hZu5sAbDO
Oバックについてくわしく…!!
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/10(火) 23:41:07.53 ID:anIEFiGAO
>>398
パンツの尻の部分が丸出し
それがOバック
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/10(火) 23:46:51.18 ID:UNnuwHC0o
うーん。今一わかりにくいんで、誰かイラストで解説してくれないか?
ああ、穿いているのは黒子か絹旗で頼む。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/10(火) 23:49:48.39 ID:hadbDVPSo
>>400
ばかっそんな事いったら本当にやるヤツが出てくるぞ!

早くお願いします寒いです
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/11(水) 00:51:56.69 ID:+YoNmp8Qo
俺にまかせろー
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1625879.jpg
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/11(水) 00:52:44.14 ID:9YtOvjd/o
3回抜いた
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 00:52:48.80 ID:VvqMZHyZo
>>402
速攻保存した
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/11(水) 01:03:08.99 ID:8kJdVablo
仕事HEEEE
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/05/11(水) 01:07:00.73 ID:qs9iAA+Oo
ヴィリアン様がアップを始めたようです


>>405
仕事へえええwwww
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 01:44:31.67 ID:inbTGHVDO
小ネタ投下します
408 :一方通行「中学生最高」 :2011/05/11(水) 01:47:38.01 ID:inbTGHVDO

――とある公園

バッタリ


上条「……なぁ」

一方通行「ンだよ」

上条「お前ってさ、ロリコンなのか?」

一方通行「……」

上条「……」

一方通行「ちげェよ……」

上条「……」

一方通行「……」

上条「……そうか」

一方通行「……お前は老け専なのか?」

上条「……管理人さんは、おばちゃんじゃない方が……」

一方通行「……」

上条「……上条さんは、いいと思います」

一方通行「……まァそうだよな」

上条「理想としては大学生ぐらい、かな」

一方通行「……」


409 :一方通行「中学生最高」 :2011/05/11(水) 01:48:32.63 ID:inbTGHVDO

上条「……」

一方通行「……ふゥン」

上条「……」

一方通行「……」

上条「一方通行は好みのタイプとかないのか?」

一方通行「……ない、な」

上条「……」

一方通行「……」

上条「……可愛いと思うタイプぐらいいるだろ」

一方通行「……」

410 :一方通行「中学生最高」 :2011/05/11(水) 01:49:30.16 ID:inbTGHVDO


上条「……」

一方通行「……とりあえず中学生だな」

上条「……」

一方通行「……」

上条「……ロリコン」ボソッ

一方通行「潰すぞ」ギンッ

上条「股間がひゅっとした」

一方通行「……」

上条「……」

一方通行「……中学生可愛いだろ」

上条「まぁ、な」

411 :一方通行「中学生最高」 [saga]:2011/05/11(水) 01:50:41.16 ID:inbTGHVDO


一方通行「許せて高二までだな」

上条(……ロリコン)

一方通行「……」

上条「……」

一方通行「……ロリコンじゃねェ」

上条「そうか」ホホエミ

一方通行「」

一方通行「……小学生とかまじ無いンで」ウン

上条「あ、意外」

一方通行「死ね」

上条「」

412 :一方通行「中学生最高」 :2011/05/11(水) 01:51:30.41 ID:inbTGHVDO


一方通行「まァだから、妹達を[ピーーー]のも最初戸惑ったな」

上条「反応しづらいんだが」

一方通行「悪ィ」

上条「いや、続けてくれ」

一方通行「ン……いや、常磐台とか中学生好きの中だとかなりランク高いンだよ」

上条「あー、お嬢様校だしな」

一方通行「あそこの制服は手に入らないことで有名なンだよ」

上条「……は?」

一方通行「白百○とかフェ○スの制服は持ってるンだけどな……元々学園都市の学校の制服は出回りにくい上、常磐台とかはもォ……」ハッ

上条「」

一方通行「……」

上条「」

一方通行「……忘れろ」

上条「……そうします」

<オーイ、アナター

一方通行「ガキが来たンで、帰るな」

上条「おぉ、またな」

一方通行「ン」ヒラヒラ

<モウオソイ!ッテミサカハミサカハ
<ウッセェ、カエンゾ





上条「……」

上条「だからあいつ、インデックスには少し甘いのか……」

上条「……」

上条「……帰るか」


413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 01:53:27.00 ID:inbTGHVDO
おわり
お目汚し失礼しました
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/11(水) 01:54:17.09 ID:+YoNmp8Qo

淡々とした空気なのに話してる内容がwwww
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 02:05:55.47 ID:TaJHA1oyo

淡々と何話してんだお前らwww
でも一方さんくらいの年齢だと中1〜高2がストライクゾーンって普通だよね
成長して尚不動だったら確実にロリコ(ry
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/11(水) 02:47:23.72 ID:+YoNmp8Qo
>>402にツッコんでくれないからうpしそびれちゃったじゃないか><

>>400
ttp://wktk.vip2ch.com/vipper6431.jpg
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 02:48:38.35 ID:VvqMZHyZo
ふぅ・・・
まさか本命も描いてたなんてな
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/11(水) 02:49:34.29 ID:qQzN43ymo
なんだ神か
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/11(水) 02:50:30.89 ID:8N6s3wGgo
さあ、次はそれを美琴に履かせるんだ
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/11(水) 02:51:32.13 ID:8kJdVablo
    ___
   ,;f     ヽ         
  i:         i   ありがたやありがたや
  |        |  ///;ト,
  |    ^  ^ ) ////゙l゙l;   
  (.  >ノ(、_, )ヽ、} l   .i .! |   
  ,,∧ヽ !-=ニ=- | │   | .|
/\..\\`ニニ´ !, {   .ノ.ノ
/  \ \ ̄ ̄ ̄../   / .|
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 03:01:31.47 ID:qPlJ2PsDO
黒子さん、それOバックでも紐パンでもなく単なる紐です
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 03:24:04.38 ID:udJMOKG8o
頬ずりして撫でまわして匂いかいで舐めまわしたいケツだな
素晴らしい。
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/11(水) 03:39:30.63 ID:rMp41WVAO
>>416
GJ
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 06:56:07.51 ID:UQIUXNh5o
顔をうずめてペロペロヌチュヌチュグッポングッポンしたいな
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/11(水) 09:26:53.76 ID:3t+a39RZo
ふぅ

で、美琴版はまだ?
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 09:43:08.53 ID:+h7GQ54IO
なんだ変態しかいないなここは

この調子でTバックとIバックのイラストも頼む
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/11(水) 10:35:03.36 ID:kIhl7g3AO
>>416
イイねイイねェ最ッ高だねェ!!
お前ちゃんと俺を誘惑してンじゃン!!
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/11(水) 11:12:38.56 ID:Q8CZnJvN0
数レスお借りします。

垣根×固法という電波が降りてきたのでまとまった分だけ投下。
・一番好きな男性キャラと女性キャラをくっつけようという
 安易な発想に基づく駄文
・年齢に関しては原作、アニメと矛盾しない範囲で自分設定
・ていとくんがカタギ
・固法先輩マジ乙女
・地の文あり

以下、投下
429 :固法「あなたが…《未元物質》…?」 :2011/05/11(水) 11:13:35.60 ID:Q8CZnJvN0
それは、ありふれた事件のはずだった。
  「第七学区の路上で不良同士が大声で争っている」
という通報を受け、“彼女”は現場へ走る。
よくある不良(スキルアウト)同士のケンカ―――
この学園都市――巨大な学生の街では日常茶飯事だ。
いつものように現場に向かい、事態を収拾し、しかる処理の後に申し送る。
それが彼女――風紀委員(ジャッジメント)・固法美偉の日常だった。

固法「(あの角を曲がれば、通報のあった路地…!)」

だがそんな彼女の“常識”は、

固法「風紀委員です!!おとなし……く……」

??「あん?」

ある青年との出会いによって一変することとなる。
430 :固法「あなたが…《未元物質》…?」 [sage]:2011/05/11(水) 11:15:10.81 ID:Q8CZnJvN0
現場に到着した固法が見たものは
ブレザー型(タイプ)の制服を着崩した、
――ハッキリ言えば「チャラチャラした」長身の青年と、
気絶して横たわる5~6人の不良(スキルアウト)たちだった。

青年「風紀委員か……悪いな、もう片付けちまったぜ」

固法「……一七七支部の固法です。
   あなたかしら?通報にあった『ケンカしてる不良』というのは」

青年「は?ケンカ?おいおい…おれはコイツらが
   カツアゲなんてセコイ真似してたもんだから灸を据えただけで……」

固法「はいはいそういう見え透いた言い訳は詰所で聞きますから。
   とにかく同行願えますね?」

青年「おい、ちょっと待っ…」

??「そ、その人の言ってることは本当です!」

固法「えっ?」
431 :固法「あなたが…《未元物質》…?」 [sage]:2011/05/11(水) 11:16:37.22 ID:Q8CZnJvN0
固法の死角になっていた青年の背後から
小柄な男子生徒が顔を出した。
中学生くらいだろうか。いかにも気の弱そうな少年である。

男子生徒「ぼ、ぼくがコワイ人たちに絡まれてるところを
     そのひとが助けてくれたんです。
     ぼくのケータイにその時のやり取りが録音してあるので
     それが証拠になると思います」

固法「そ、そうだったの……」

どうやら「不良同士のケンカ」というのは
通報者の勘違いだったようだ。

青年「話は終わったか?じゃ、オレは失礼するぜ」

固法「あっ、ちょっと待って…!」

青年「あ?何だよまだ何か用か?」

固法「えっと、その…ご、ごめんなさい!」ペコリ

青年「へ?」
432 :固法「あなたが…《未元物質》…?」 [sage]:2011/05/11(水) 11:18:56.97 ID:Q8CZnJvN0
固法「その…私の早とちりで疑ってしまって申し訳ありません。
   風紀委員として恥ずべきことだと思います」

青年「あー、いーっていーって、誤解が解けたんなら。
   オレがあのザコ共をボコボコにしたのは事実なんだし」

固法「ですが……」

青年「!……そうだな、どうしてもアンタの気がすまないってんなら…」


青年「オレと一回デートしてくれたらチャラ、ってのはどうだ?」

固法「なっ……///」

青年「フッ、冗談だよ、じょーだん。真っ赤になっちゃってかわいいねぇ」ニヤニヤ

固法「かっ、からかわないでください!」

青年「ハハッ、んじゃ、縁があったらまた会おうぜ、お嬢さん♪」

固法「待って!……今回の件について調書を作成しなくてはなりませんので、
   最後にお名前を伺います」


青年「――――垣根」

垣根「垣根 帝督だ」
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 11:22:20.32 ID:Q8CZnJvN0
以上です。
スレ汚し失礼しました。

実はこの後の展開も考えてあるので
まとまったらスレ立てます。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 15:45:37.42 ID:inbTGHVDO
乙! スレ立て待ってる
小ネタ投下します
435 :打ち止め「……ねぇ、あなた」 :2011/05/11(水) 15:48:13.66 ID:inbTGHVDO


「ねぇ知ってる?」

「え?」

「友達から聞いたんだけどね」

「うん」

「なんでも最近小さい女の子ばかりを狙った露出狂がでるんだって!」

「えーっきもいんですけどー」

「絶対ロリコンの変態よね」

「世も末だねー」

「「あはははは」」


―――――――――――――――――――
―――――――――


打ち止め「ねぇ……あなた……」グイッ

一方通行「いや俺じゃねェよ!」

打ち止め「……うん、ミサカはあなたのこと信じてるからねってミサカはミサカは目を逸らしてみる」

一方通行「」

436 :打ち止め「……ねぇ、あなた」 :2011/05/11(水) 15:48:55.33 ID:inbTGHVDO


MNW

――20001号がログインしました

(あの人の最近の行動しらない?)

(あ、運営様ちわーす)

(今日も可愛いですね!)

(今日も良い幼女ですnbbbbbbbb)

(一方通行は最近夜中によく出かけてるみたいですね)

(え! 本当に?!)

(えぇ)

(そっかー……)

(どうかしたんですか?)

(ううん! ありがとね!)

――20001号がログアウトしました

(まぁいつものごとくコンビニでコーヒーを買っているだけみたいですが……ってあの幼女聞くだけ聞いてログアウトしやがった)

(まぁいつものことだろ)

(そんな幼女に寛大な心を見せてやるのが、上条陥落の第一歩なんじゃないか?)

(一方通行さんも、かな///)

(春厨がいつも通りで安心した)

(しかし何だったんだろうな)

(さぁ?)

(知らね)







一方通行「なンか最近ガキの俺を見る目が可笑しいンだが」

上条「喧嘩でもしたのか?」

一方通行「いや……ンー?」アタマナヤマセ

上条「まぁそのうち戻るって!」

一方通行「……ン」ダトイイナ


――――――
――


打ち止め「特殊性癖を治す方法はってミサカはミサカはパソコンで探してみたり」カチャカチャ


おわり
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/11(水) 15:49:58.61 ID:inbTGHVDO
おわり!
お目汚し失礼しました
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/11(水) 17:02:40.91 ID:xPwLCqth0
打ち止め一方通行信じてやろうぜwwww
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/11(水) 18:25:05.47 ID:mXQZuE6v0
2レスもらいます。
上条一方浜面の主人公sでお送りします。
バカです。
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/11(水) 18:26:01.77 ID:mXQZuE6v0



上条「お前ら初エッチ誰とした? 童貞はバンドでも組んでろ」










上条「ギュイーン!! テテテッテレテレテレレレー!!!」

浜面「ダダンダンダララララッ!!」

一方「ピロリロリロリロ」

上条「お前らぁ! ノってるかーい!!」

一方「ッェーイ!!」

浜面「うおおおおおおおお!!!!」

一方「テレレレレテレレレー!!」

浜面「ダダダン! ダン! ジャァーン!!!」

上条「ッサイコーだぜー!! フゥー!!」






一方「えっ? お前らマジかよ」

上条「いやぁ、そもそも上条さんには彼女がいない訳で」

浜面「作れよ」

一方「ああ、こいつ女は愛人に限るとか何とか言ってっから」

上条「いやいやいや違う違う、俺そんなゲス条じゃないから! 浜面はどうなんだよ、彼女いるんだろ?」

浜面「いやまあいるけどさ。まだその段階には至ってないから…」

上条「へたれ」

一方「だからオマエは馬面なンだよ」

浜面「ええー、何それひどい。というか馬面は関係なくね?」

上条「財布にいつもコンドーム仕舞ってるくせに」

浜面「悪いか! てか何で知ってんだよ!」

一方「どうせデートなのにファミレスとか行ってンだろ?」

浜面「貧乏学生なめんな畜生!」

上条(えっ、ファミレスってダメなの? マジで?)

浜面「牛丼屋とか定食屋よりはマシだ!」

一方「そんなこと言ってっからいつまでも浜面なンだよ」

浜面「俺はいつまでも浜面だよ!」

上条(何その新情報!? なか卯とかおしゃれでいいじゃん!!)



441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/11(水) 18:27:09.20 ID:mXQZuE6v0


浜面「で、お前はどうなんだ? 超能力者さんよ」

一方「いや、俺硬派だし」

浜面「硬派(笑)」

上条「お前んちってさ、確か5人住んでんだっけ?」

浜面「家族じゃねーの?」

上条「いや、違う。打ち止めとあと、妙齢の女性が3人」

浜面「なんだそりゃ! 一方通行爆死しろ!」

一方「ふざけンなクソ野郎。いるのはガキとババアだけだ」

上条「年上のお姉さまのところに下宿なんて、最高のシチュエーションですよ!」

浜面「うらやまけしからん」

一方「てめェらが言えた義理か。三主人公でフラグ建築士の資格持ってねェのは俺くらいなもンだ」

上条「……なあ、賭けをしないか」

浜面「何の?」

上条「誰が一番先に……童貞を捨てるかって賭け」

一方「ゲス条は黙ってコーヒー注いでこい」

浜面「流石の俺もそれはひくわ」

上条「ええー!? そこまで? いや、でもさ……俺達って、へたれじゃん?」

一方「……」

浜面「……」

上条(否定できないんだな)

上条「だからさ、踏ん切りをつけるため、そう、これは俺達が勇気を持つために必要なことなんだよ! お前らも待ってたんだろ!? 彼女とイチャイチャする、そんな(ry」

浜面「いや、それはいいから。うん、悪くないかもな」

一方「チッ、くだらねェ」

上条「よし、負けた奴らは勝った奴の言うことを何でも聞くってことで!」





〜一週間後〜


上条「お前ら初エッチどこでした? 童貞はIDの数だけ腹筋してろ」





上条「自分家」

一方「部屋のベッド」

浜面「家のベッド」





上条・浜面・一方(こいつら死ねよ……)



442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/11(水) 18:28:00.66 ID:mXQZuE6v0
以上、リア充爆発しろという話でした。
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/11(水) 18:34:14.85 ID:qMxRw4Ft0
これの相手バージョンとか見たいな〜
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/11(水) 18:53:31.68 ID:j7lkSs+Bo
パネェ…その気になったら一週間かよ
爆発しろぉおつ
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 20:30:02.83 ID:5FMsM1K50
クソワロタ
上条さんと浜面はともかく、一方さんの相手は一体…
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/11(水) 20:39:04.68 ID:tNZAZOUuo
相手が一人とは限らないっ・・・!
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 20:39:39.85 ID:VvqMZHyZo
各自自宅で乱交パーティーとかもげろ
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/11(水) 20:58:35.87 ID:NPFnkbtw0
>>447
乱交と聞いてスフィンクスも……?と思った俺を殴ってくれ
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/11(水) 21:02:14.94 ID:kIhl7g3AO
1レスもらう

《魔法少女まぐぬす☆マギカ》

IN「私と契約して魔法少女になるんだよ!」

ステイル「いやいやいやいや僕男だし2mあるし」

IN「大丈夫だよ!男でも魔法少女になれるんだよ!」

アウレオルス「万全、魔法少女になれば願いは叶う」

ステイル「お前魔法少女だったのか!?」

IN「さあ契約して魔法少女になるんだよ」

神裂「ステイル、貴方も早くこの魔法少女の衣装を着るのです」

ステイル「神裂…18歳でも魔法少女はアウトだと思うんだ…」

IN「みんな魔法少女になってるのに契約しないなんて…」


IN「わけがわからないよ」


ステイル「わかったよ契約するよすればいいんだろう!」

IN「魔法少女になって魔女狩りの王になるんだよ!」

―そして学園都市

IN「私と契約して魔法少女になるんだよ!」

上条「そげぶ!!」パキーン

―こうして、魔法少女達は救われた
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/11(水) 21:03:25.77 ID:kIhl7g3AO
以上です

インキュベーダーさんは魔性の女だと思うんだよ!
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/05/11(水) 22:08:42.96 ID:pcPB5/aA0
わけがわからないんだよ!
452 :初めての誕生日 1/4 [saga]:2011/05/11(水) 22:11:15.97 ID:pcPB5/aA0
乙でした。

4レス、血みどろのを投下します




上条「え? 今日が?」

インデックス「そう。実は私の誕生日だったんだよ!」

上条「へえ……そりゃ、誰だって一年に一回は来るもんな」

インデックス「それでね……エヘヘヘヘ〜」

上条「うっ……プレゼント、ですか……」

インデックス「エっヘヘヘヘ〜」

インデックス「私は夏より前の記憶がないから、誰かにお祝いしてもらった思い出が無いんだ」

上条「! ……」

インデックス「だから、初めての誕生日の思い出は、とうまに作ってほしいんだよ」

上条「そっか……でも、そんなつもりなかったから、今月もろくに貯金してないし……」

インデックス「お金なんかいらないんだよ」

上条「金がないとご馳走用意できないぞ」

インデックス「むー! 私だっていつでもご飯ばっかり求めてるわけじゃないかも!」

上条「な、な、なんだってぇーーーーーーーー!!??!?」

インデックス「驚きすぎなんじゃないかな……」

上条「悪い悪い。それで、何がほしいんだ?」


インデックス「あのね……歌、歌ってほしいな!」

453 :初めての誕生日 2/4 [saga]:2011/05/11(水) 22:12:51.58 ID:pcPB5/aA0

上条「歌……」

インデックス「そう。ハッピーバースデートゥーユー♪ っていうの、日本でも歌うんでしょ?」

上条「まあ、そうだけど……」

上条「言いたかないけど、上条さんは、あんまりその、歌唱力の方に自信は無くてですね……」

インデックス「上手い下手じゃないよ」

インデックス「歌はね、心を込めれば、それだけで気持ちを伝える何よりの手段になるの」

上条「そうは言っても、ここで一人でアカペラはちょっと気恥ずかしいというか……」

インデックス「……だめ?」

上条「……」


上条(出来ることなら……歌わずに済ませたい)

上条(だけど、インデックスの初めての誕生日。これくらいのワガママは叶えてやらないと)

上条(そう。今こそ一人カラオケでこっそり特訓した『上条オリジナル歌唱法』の真価を見せる時――!)


上条「よし、分かったインデックス。お前の初めての誕生日、俺の歌で祝ってやる!」

インデックス「わあい! 嬉しいな!」


上条「始めるぞ」
454 :初めての誕生日 3/4 [saga]:2011/05/11(水) 22:13:32.43 ID:pcPB5/aA0


上条「ハッピーバースデー トゥーユー♪」

インデックス「♪」

上条「ハッピーバース……」

上条「…………ッ!?」


ビキリ、と体の内側で何かが悲鳴を上げた。


インデックス「! と、とうま!? 一体どこでその詠唱法を……」


彼は気づいただろうか。

常人には不可能な呼吸を行い、
喉だけでなく体内全体で音という振動を大きく振るわせ、
口から発せられるその特殊すぎる音声が、
生命力から魔力を精製し、術式を組み立て、
この現実世界へと出力されていく現象……

つまり、正真正銘の魔術である事を。

能力者に魔術は使えない。
無理やりに行使すれば、待っているのは甚大な拒絶反応である。
455 :初めての誕生日 4/4 [saga]:2011/05/11(水) 22:14:40.79 ID:pcPB5/aA0

上条(ぐっ……何だこれ!? 心をこめて『上条オリジナル歌唱法』をしてるだけなのに――)

しかし続ける。
この場に止まる必要がないからだ。

インデックス「とうま! このまま続ける必要もないんだよ!」

上条「おおおおおおおおおおおおゥゥゥゥゥゥゥゥああああああああああああああああああああああああああああァァァァァ!!!!!!」

先住民の原始的な舞踊曲にも似た、荒々しくも荘厳な声色が狭い寮の一室へと広がった。

インデックス「とうま! とうま!! そこまでの熱意は要求してないんだよ!!」

上条「ハッピーィィィィィバアーーァァァスデエエエェェェェェイ」

全身の至る所を血に染め、無数の傷口を内側から押し広げながら、
だがその音色には一瞬のブレすらも存在しない。

それは、意思の力だった。
とある一人の小さな少女を祝いたい。
その想いだけが、現実的な苦痛をも超越し、寸分の誤差もなく高度な精密作業を行っているのだ。

上条「ディアアアア! インデックスゥゥゥゥゥ!!!」

インデックス「落ち着いてとうま! もとはるが壁ドンしてるんだよ! ご近所にも迷惑だよ!」


そう。
上条当麻は祈っていた。
一心不乱に。他の何も求めずに。近所迷惑も顧みずに。

これからもインデックスが健やかである事を。


インデックス「わ、わ、分かったんだよ! 私はずっと元気だからちょっと止まってほしいかも!」

上条「ハァッピバアアアアアスデエエェェェェェェイ」

インデックス「もう充分かも!! 私は満足だよ!! とうま? とうま!? とうまあァァァァァァ!!!」

456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/05/11(水) 22:15:18.91 ID:pcPB5/aA0

いじょ

上条さんはまっすぐです
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/11(水) 22:17:48.39 ID:j7lkSs+Bo
なんだこれwww細かいツッコミは追いつかないが
上条さーん!
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/11(水) 22:25:07.10 ID:Nn2GU1rS0
幻想殺しは!幻想殺しは発動しないの!?
ってかこのクソ暑い中笑わせやがってwwww
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 22:30:13.16 ID:GyXI4IiC0
右手だけ異常なし
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 22:33:50.72 ID:gA2ClcA4o
めっちゃ吹いたwwwwwwwwwwww
461 :準備は大丈夫か? [saga]:2011/05/11(水) 22:47:31.98 ID:8kqbBSHz0

上条さんがロシアから頼もしい仲間達と共に学園都市に戻ってきた空港のシーンです。

3レス貰います
462 :準備は大丈夫か? 1/3  [saga]:2011/05/11(水) 22:48:45.00 ID:8kqbBSHz0
〜 学園都市 空港 〜


上条「久しぶりの学園都市だな。皆、アレイスターを倒す準備は大丈夫か?」


五和「はい、大丈夫です(上条さんの為なら///)」


神裂「もちろんです。やっと貴方に恩を返せます」


ステイル「リーダーぶるな。童貞野郎」


サーシャ「第一の回答ですが、全く問題ありません」


美琴「当たり前でしょうが。学園都市の闇をぶっ潰すわよ」


一方通行「凱旋だ、クソッタレ」


レッサー「この戦いが終わりましたら、二人でベッドの上で汗をかきましょう」


建宮「了解なのよな。救われない者に救いの手を」
463 :準備は大丈夫か? 1/3  [saga]:2011/05/11(水) 22:48:44.80 ID:8kqbBSHz0
〜 学園都市 空港 〜


上条「久しぶりの学園都市だな。皆、アレイスターを倒す準備は大丈夫か?」


五和「はい、大丈夫です(上条さんの為なら///)」


神裂「もちろんです。やっと貴方に恩を返せます」


ステイル「リーダーぶるな。童貞野郎」


サーシャ「第一の回答ですが、全く問題ありません」


美琴「当たり前でしょうが。学園都市の闇をぶっ潰すわよ」


一方通行「凱旋だ、クソッタレ」


レッサー「この戦いが終わりましたら、二人でベッドの上で汗をかきましょう」


建宮「了解なのよな。救われない者に救いの手を」
464 :準備は大丈夫か? 2/3  [saga]:2011/05/11(水) 22:49:38.44 ID:8kqbBSHz0



自動書記「警告。今から1時間後に学園都市の癌を破壊します」


風斬 「頑張りましょう♪」


オッレルス「股が痛い」


フィアンマ「右腕の借りを返すぞ。アレイスター」


アックア「準備は万端である」


ヴェント「早く案内しなさいよ、上条当麻」


ローラ「アレイスターよ、ボコボコにしてやるなりけりよ〜」


キャーリサ「学園都市か……なかなかいいところだし」


アウレオルス「当然。インデックスにいい所を見せてみせる」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 22:50:15.58 ID:fzj07lwy0
ちょww上条さんwwwwwwwwwww
466 :準備は大丈夫か? 3/3  [saga]:2011/05/11(水) 22:52:04.66 ID:8kqbBSHz0

ビアージオ「久々の出番か。燃える」


ジーンズ専門店の店主「うっしゃー、頑張るかぁ!!」


火野「エンゼルさま〜」


エイワス「楽しみだよ。アjoajoeeタowno」


中条「アレイスターの幻想をぶっ殺す!!」



〜 窓もドアもないビル 〜



アレイスター「」


アレイスター「…………え?」


アレイスター「大丈夫かな?」


天井「安心して下さい。貴方にはこの天井がついています」


絶対等速「俺も俺も」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/11(水) 22:53:13.30 ID:8kqbBSHz0

1レス目連投なっちゃった

すいません

頑張れ、アレイスター!!
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/11(水) 23:12:26.96 ID:ZkCFchwEo
その軍勢に対してんじょうさんと絶対等速さんかよwwww



ところで自分用まとめの人どっかいっちゃったの?
他に総合スレ全部まとめてるサイトとかないかなー
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [ sage]:2011/05/11(水) 23:29:38.27 ID:P9QyyT/W0
中条さんとエイワスどっちかだけで充分だろwwww
戦力差ありえねぇ
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 23:30:56.32 ID:VvqMZHyZo
これ多分既存キャラもレベル6突破したり妙な覚醒してたりしてるぞきっと・・・
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 23:39:17.33 ID:inbTGHVDO
>>468
⊃かぎまとめ
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 23:38:53.60 ID:inbTGHVDO
>>468
⊃かぎまとめ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/11(水) 23:39:49.83 ID:kIhl7g3AO
ビアージオ吹いたwwwwww

では負けじと1レスもらおうか

《死闘!とある高校対ローマ四天王!!》

ヴェント「私に敵意を持つ奴はみんな倒れな!」

吹寄「貴様それは校則違反よ」ピアスヒキチギル

ヴェント「」

テッラ「優先する。防御を上位に、攻撃を下位に」

青髪ピアス「僕が履いてたパンツあげるわ、パンやないから食えたもんやないでー」パンツクワセル

テッラ「」

アックア「神の右席にして聖人である」

土御門「ロリコンにしてシスコンだぜい」マイカカワイイヨマイカ

アックア「」

フィアンマ「俺様の『右手』に勝てると思っているのか?」

姫神「吸血鬼を。呼んだ」ロザリオハズス

フィアンマ「」



王大人「ローマ四天王、死亡確認!」
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 00:13:37.72 ID:MPiOPXaV0
1レスもらいます。
禁書キャラでバカテスト。
475 :バカテスト  生物 :2011/05/12(木) 00:14:11.13 ID:MPiOPXaV0
問 以下の問に答えなさい。
『人が生きていく上で必要となる五大栄養素を全て書きなさい』



御坂美琴の答え
『1脂質 2炭水化物 3タンパク質 4ビタミン 5ミネラル』

教師のコメント
流石は御坂さん。レベル5ともなると、優秀ですね。


麦野沈利の答え
『1鮭のムニエル 2焼き鮭 3鮭の刺身 4シャケ弁 5炙りサーモン』

教師のコメント
清々しいほどの一貫性です。


一方通行の答え
『1ブラックコーヒー 2牛肉 3豚肉 4鶏肉 5馬肉』

教師のコメント
レベル5に対する認識を変えようかと思いました。


インデックスの答え
『五個じゃ足りないんだよ!』

教師のコメント
もう少し家主さんのことを気遣ってあげてもいいんじゃないでしょうか?いや、それだけ余裕があるということなんでしょうかね?


上条当麻の答え
『1モヤシ 2サラダ油 3塩 4胡椒 5塩胡椒』

教師のコメント
そういうわけではなかったようですね。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 00:14:58.29 ID:MPiOPXaV0
終わり。
誰かこんな感じのネタやってくれると助かる。
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 00:22:03.27 ID:zs0pwo/DO

期待してるから書いてくれ
ハリーハリー!
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/12(木) 00:26:19.81 ID:D+ELlMk8o
なんかヤンデレ化した打ち止めっていう電波がリヒテンシュタインから飛んできた
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/05/12(木) 02:06:32.24 ID:pmT15D9AO
乙です、ちょっと便乗させて貰うのよ
垣根帝督の答え
『1 未元物質 2 未元物質 3 未元物質 4 未元物質 5 未元物質』
教師のコメント
常識的な回答をお願いします。

削板軍覇の答え
『1 根性 2 鉄壁 3 熱血 4 気合 5 努力』
教師のコメント
必中もあれば完璧ですね。

バカテスは確か前にそんな感じのが総合であったような


それはともかく11レス貰います
ポケモンと禁書のクロス…?こんな世界があったら
似たような物があったらごめんなさい、そして読みたいので是非教えて下さい
480 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 1/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:07:50.90 ID:pmT15D9AO


オーキド「そこに三人の禁書キャラがおるじゃろ」

レッド「…………」

オーキド「その中から一人選んで仲間にするのじゃ」

初春「よ、よろしくお願いします!」

ステイル「僕を選べば問題ないよ」

ウィリアム「私なら力になれるのである」

グリーン「あー! レッドだけズルいぞ!」

オーキド「安心せいグリーン。お前も一人連れて行きなさい」

グリーン「そうこなくっちゃ!」

オーキド「じゃあレッド、一人選んでくれるかの」

レッド「…………」スタスタ

初春「わ、私ですか!? ありがとうございます!」

レッド「…………」

初春「はい! 一緒に頑張りましょう!」

あたらしく ういはるが なかまに なった!

グリーン「じゃあ俺は……お前だ!」

ステイル「僕かい? わかった、君と一緒に最強を目指すとするよ」

あたらしく ステイルが なかまに なった!

オーキド「よしよし。では二人共、仲間と一緒に旅に出るのじゃ!」
481 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 2/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:08:34.24 ID:pmT15D9AO


オーキド「そうそう。レッドにはちょっとお使いを頼みたいのじゃが……いいかの?」

レッド「…………」コク

オーキド「そうかそうか。ではトキワシティのショップまで行って貰うとしよう」

初春「レッドさん! 私も最大限サポートします!」

グリーン「おっ……そうだレッド、ちょっと一回バトルしてみないか?」

レッド「…………」

グリーン「大丈夫だって! 軽くだからさ」

レッド「…………」

初春「……大丈夫ですレッドさん。私も戦えます!」

ステイル「僕と戦うのかい? いい度胸だね……焼き尽くしてあげるよ!」

レッド「…………」

グリーン「よーし、じゃあバトルだ!」

レッド「いけ! ういはる!」

初春「はい! 頑張ります!」

グリーン「行け! ステイル!」

ステイル「我が名が最強である理由をここに証明する(Fortis931)!」

バトル開始!

グリーン「ステイル! ルーンを貼ったら炎剣だ!」

ステイル「……それ!」

初春「……あわわ」

ステイル「灰は灰に、塵は塵に、吸血殺しの赤十字!」

初春「きゃー!」ティシュウン

ういはるは きぜつした!
482 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 3/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:10:11.38 ID:pmT15D9AO


初春「ごめんなさい……実は私、戦闘には向いて無いんです……」

レッド「…………」ナデナデ

初春「そんなの関係無いって……レッドさん……ありがとうございます!」

グリーン「へへへ、まあ俺はレッドと違ってセンスあるからな」

初春「む……レッドさんを馬鹿にしないで下さい!」

オーキド「その通りじゃグリーン。仲間との信頼無しでこの先は戦えないじゃろう」

グリーン「ふん……まぁいいや。レッド! 次会うときはもっとマシなバトルにしてくれよ」

初春「むむむ……! レッドさん! 私絶対に負けません!」

レッド「…………」コクリ

グリーン「じゃあなレッド、せいぜい頑張れよ」

チャッチャ チャラララーラ(ライバルの出ハケで流れるアレ)

オーキド「まったく……グリーンにも困ったもんじゃのう」
483 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 4/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:10:41.19 ID:pmT15D9AO


オーキド「まあ色々あったがレッドよ、よろしく頼んだ」

レッド「…………」コクリ

初春「さあ、はりきって行きましょう!」

レッド「…………」バイバイ

オーキド「気をつけるのじゃぞー」

オーキド「…………さて、わしも研究に戻るか……ん?」

???「あ、あの、すいません!」

オーキド「君は……誰かのう?」

ブルー「はじめまして、私はブルーっていいます」

オーキド「ブルーちゃんか。何か用かね」

ブルー「はい。えっと……私も一人仲間が欲しいんです!」

オーキド「……なるほど、君も禁書キャラと冒険がしたいのじゃな」

ブルー「はい、私……昔から禁書キャラと一緒に楽しい旅するのが夢だったんです!」

オーキド「そうか……ウィリアム、どうじゃろう?」

ウィリアム「オーキド博士が許可してくれるのならば、私の力をこの少女の為に捧げよう」

オーキド「決まりじゃな。ブルーよ!」

ブルー「は、はい!」

オーキド「ウィリアムと仲良くするんじゃぞ」

ウィリアム「よろしくなのである」

ブルー「うん! ウィリアム、よろしくね!」

あたらしく ウィリアムが なかまに なった!
484 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 5/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:11:47.49 ID:pmT15D9AO


一番道路

レッド「…………」

初春「……マサラタウンにサヨナラバイバイですね」

レッド「…………」

初春「確かに、草むらから野生の禁書キャラが出るので気をつけないと……」

レッド「…………」テクテク

初春「でもなんか、こうして旅するってのもいいですねー」

レッド「…………」コクリ

初春「このまま誰も出てこなけ ???「待ちなさい!」

レッド「…………」

初春「だ、誰ですか!」

あっ さてんが あらわれた!

佐天「ここから先には行かせないよ!」

レッド「いけ! ういはる!」

初春「任せてください!」

バトル開始!

佐天「先攻は貰った! 行くよ!」

さてんの かぜおこし!

初春「きゃー! スカートがああ!!」

佐天「おっ、水玉かー」

レッド「…………」テレテレ

初春「見ないでー!」

レッド「…………」

|>にげる

初春「は、はい! 走ります!」

レッド「…………」ダッシュ

うまく にげきれた!

佐天「あっ! ちょっと!」
485 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 6/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:13:32.74 ID:pmT15D9AO


佐天「ちぇー、せっかく遊び相手が来たと思ったのにな……ん?」

ブルー「ウィリアムは強いみたいだね、頼もしいよ!」

ウィリアム「照れるのである」

佐天(つ、強そう……でも、ええい!)

佐天「ま、待ちなさい!」

あっ さてんが あらわれた!

ブルー「うわっ! びっくりしたなーもう!」

ウィリアム「敵か……どうするのだ?」

佐天(や、やっぱり怖い!)

ブルー「良く見たら……めちゃめちゃ可愛いわねこの禁書キャラ!」

佐天「……へ?」

ブルー「決めた! アナタも私達と一緒に旅しましょうよ!」
佐天「た、旅?」

ブルー「そう! 私は禁書キャラと楽しく旅するのが夢だったの。
    だからアナタみたいな可愛い女の子とも一緒に居たいなあって思って」

佐天(旅かあ……面白そうかも)

ブルー「いいわよね、ウィリアム?」

ウィリアム「良い選択である」

ブルー「だよね! さあ、アナタも一緒に行こう!」

佐天「で、でも……あたし、そんなに強くないし」

ブルー「関係無いよ! 私達はもう仲間だから、ね?」

ウィリアム「だそうだが?」

佐天「……うん! あたしも一緒に旅したい! 連れてって!」

やったー! さてんが なかまに なったぞー!
486 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」 7/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:14:06.08 ID:pmT15D9AO


さてんに ニックネームを つけますか?

ブルー「うーん……なんとなく佐天『さん』って言いたくなるのよね」

佐天「わざわざ『さん』を付けなくても……」

ブルー「じゃあ他にいい案ある?」

ウィリアム「ただ下の名前で呼べばいいのでは」

ブルー「それもそうね、下の名前は何っていうの?」

佐天「涙子だよ。『涙』に子供の『子』で『るいこ』って読むんだ」

ブルー「涙子か……いい名前だね!」

佐天「自分では変な名前かなあ……とか思ったりもしちゃうんだけどね」

ウィリアム「そんな事は無い。涙とは素晴らしい言葉である」

佐天「そっかな……うん、ありがとう!」

ブルー「じゃあ改めて。私はブルー! よろしくね、涙子」

ウィリアム「ウィリアムだ、よろしくなのである」

佐天「二人共これからよろしく!」
487 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」8/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:16:22.25 ID:pmT15D9AO


トキワシティ

初春「なんとか着きましたね……」

レッド「…………」

初春「あの……すいません……」

レッド「…………?」

初春「やっぱり私にはバトルは出来ないかもしれないですね……」

レッド「…………」ナデナデ

初春「へっ!? ああもう、そんなになでないで下さいよー……」

レッド「…………」

初春「そうですね、早速ショップに向かいましょう」
ショップ

店員「いらっしゃい」

レッド「…………」

店員「オーキド博士にお使い頼まれた? ああ、これだね。では頼むよ」

レッドは おつかいのしなを てにいれた!

初春「さあレッドさん、マサラタウンに戻りましょう!」

レッド「…………」コクリ

―――

レッド「…………」テクテク

初春「着いたばっかりでまた移動もアレですよねー」

レッド「…………?」

初春「ああ、あの建物ですか? あれは常盤台中学っていうお嬢様学校ですよ」

レッド「…………」フゥーン

初春「伝説のキャラが二人も在籍している名門校ですね」

レッド「…………?」

初春「伝説のキャラについてですか? 簡単に言うと科学サイドの超能力者ですね」

レッド「…………」フゥーン

初春「そういえば魔術サイドにも伝説のキャラが居るみたいですよ。
   もし仲間になれたら最高なんですけどね」
488 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」9/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:17:32.06 ID:pmT15D9AO


戻ってマサラタウン

初春「ただいま戻りましたー」

レッド「…………」

オーキド「おおっ、レッドよ、すまなかったの」

レッド「…………」スッ

オーキド「これがその品物か。ありがとうな、レッド」

グリーン「じーさん、俺に話ってなんだよ」

オーキド「グリーンも来たか」

ステイル「出来れば手短に済ませて貰いたいんだけどね」

オーキド「まあそう焦るでない。ほれ、これをお前達にやろう!」

レッドは キャラずかんを てにいれた!

初春「これはいったい……?」

オーキド「うむ、お前達にはこの図鑑に世界中の禁書キャラを載せて欲しい」

グリーン「世界中の……?」

オーキド「そうじゃ、世界には様々なキャラが存在している。
     その全員とコンタクトを取るのがわしの夢じゃった」

レッド「…………」フムフム

オーキド「じゃがわしももう歳……その夢は不可能。
     だから若いお前達に任せたい、という訳じゃ」
489 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」10/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:19:04.99 ID:pmT15D9AO


グリーン「なるほど、わかったぜじーさん! 俺がその夢代わりに叶えてやる!」

ステイル「面白そうだから僕も協力させて貰うよ」

初春「レッドさん、私達も負けていられませんね」

レッド「…………」コクリ

オーキド「うむ、いい返事じゃ。ではよろしく頼んだぞ!」

グリーン「ステイル、のんびりなんてしてられないし行こうぜ!」

ステイル「君はせっかちだね……まあいい、ではまた」

レッド「…………」バイバイ

初春「……行っちゃった。ところでレッドさん、図鑑をちょっと見せてくれませんか?」

レッド「…………」スッ

初春「むむむ、この図鑑は随分高性能に見えますね」

オーキド「その通り、そのカメラを対象に向ければ照合し、正体がわかる。
      他にも科学サイドならば能力を、魔術サイドならば魔術の分析となかなかのものなのじゃ」

初春「なるほど……他の端末と繋いでお互いに干渉も出来ますか?」

オーキド「可能じゃ。どうやらお前さんはその分野に長けているみたいじゃのう」

初春「……えへへ」

オーキド「レッド、もしかしたらこの娘は素晴らしい力を持っているかもしれん」

レッド「…………?」

オーキド「つまり、お前さんの事をきちんと支えてくれるという事じゃ」

レッド「…………」フムフム

初春「私でも役に立てるんですね、良かった……」

レッド「…………」ナデナデ

初春「はわわ……」
490 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」11/11 [saga]:2011/05/12(木) 02:20:53.24 ID:pmT15D9AO


オーキド「という訳でお前達もたくさんのキャラが待つ禁書の世界に進むのじゃ!」

レッド「…………」コクリ

初春「はい! レッドさん、行きましょう!」

レッド「…………」バイバイ


―――


初春「あっ、レッドさん。ちょっと私自分の部屋から色々取ってきますね」

レッド「…………」

初春「レッドさんもお母さんに挨拶に行くんですね。ではまた後で!」

レッド「…………」コクリ

―――

レッドの家

お母さん「あらレッド、オーキド博士の用事は終わったの?」

レッド「…………」カクカクシカジカ

お母さん「そっか……レッドも旅に出るのね」

レッド「…………」コクリ

お母さん「わかった、お母さんも応援する。でもいつでも帰って来ていいからね?」

レッド「…………」コクリ

お母さん「レッド、立派になって帰って来るのよ? いってらっしゃい!」

レッド「…………」バイバイ

―――

初春「レッドさーん」

レッド「…………」

初春「お待たせしました、さあ行きましょう!」

レッド「…………?」

初春「カバンの中身ですか? 色々旅に必要な物と……PCを持って来ました」

レッド「…………」

初春「はい、私は戦いは出来ないけどこういう面ならレッドさんを支えれます!」

レッド「…………」ナデナデ

初春「だからなでないでー!」
491 :レッド「いけっ! ういはる!」 初春「はい!」12/12 [saga]:2011/05/12(木) 02:21:24.46 ID:pmT15D9AO


ステイル「ところで君は何を目指して旅をするんだい?」

グリーン「ああ、実は昔から夢見てた事があるんだ」

ステイル「聞かせてもらおうか」

グリーン「禁書キャラが繰り広げる大迫力のバトル、それを支える俺達、いわゆる『プランナー』だ。
     そのプランナーとして最高峰の舞台、チャンピオンリーグ……」

ステイル「なるほど、チャンピオンリーグを制覇したいという事だね」

グリーン「いいや、そんな小さな事じゃない。
     俺はチャンピオンになり、そしてチャンピオンであり続ける!」

ステイル「最強のチャンピオン……最強のプランナーという訳か」

グリーン「そうだ! どうだステイル、面白そうだろ?」

ステイル「いい考えだ、僕の魔法名の通り同じ目標に向かおう」

グリーン「改めてよろしくな、ステイル」

ステイル「こちらこそ」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/12(木) 02:23:37.17 ID:pmT15D9AO
レス数間違ってたり未完って書き忘れたり色々ごめんなさい

この後はトキワの森で倒れている御坂妹を助けてニビシティでタケシとバトル。
タケシの仲間はシェリーとエリス。
ハナダに着いたらハナダの洞窟の奥で実験をしている一方通行とバトル。
発電所にいる美琴、チャンピオンロードの「奥」にいるフィアンマ。
ヴェントの力によってふたごじまに付近に出現するアドリア海の女王。
っていうのを2ヶ月前の自分は考えていたらしい

意味わからん駄文の供養になりました、どうも失礼しました
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/12(木) 02:25:53.66 ID:6G8qkyLAO
普通に続き読みたい
面白い
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/05/12(木) 02:26:04.35 ID:/fj0GSzAO
ミュウ=エイワス、ミュウツー=風斬ですねわかります。

スレ立てて完結してこそ供養なんだぜ
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/05/12(木) 02:37:36.39 ID:HlWIfJ8s0

モンスターではなくトレーナーと禁書キャラて斬新やな
そんなおもしろ設定を供養するなんてもったいない!
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/12(木) 02:53:06.19 ID:IDcgiAqA0
面白かった!乙!!
ゲームに忠実すぎてレッドがしゃべれてないww
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/05/12(木) 03:15:00.75 ID:tzq5ffbAO
すごく面白かった!これが続かないなんて残念だよ……
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 03:37:48.68 ID:3aFYHZS4o
すごい面白かった
できることなら続きを読みたい
499 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:34:25.34 ID:qHQX3Mjs0
こんばんは、
数十レスいただきます。
500 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:35:27.97 ID:qHQX3Mjs0
──最後に恋に落ちたのは、いつだろうか。


──最初に恋に落ちるのは、いつだろうか。


これは二人の少女が織り成す、恋の物語。


501 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:38:57.90 ID:qHQX3Mjs0
暗部組織が支配する裏の世界は基本的に「力」の世界だ、どれだけ偉くてもどれだけ金をもっていても殺されてしまえば無になってしまう。

そういう意味では表の世界より「わかりやすい」のかもしれない、もちろん表の世界もまた別の意味での「力」が支配している事には違いがないのだが。

原子崩しと呼ばれ、学園都市に7人しかいない超能力者の第4位である麦野沈利は自分に「力」が無いなどとは思っては居ない。

が、それでも基本的に女は男に劣るものだと麦野は考えている。もちろん全てにおいてそうだは思わない、要するに適材適所だ。

けれど特に体を使うような、暗部組織を構成する面子といえばやはり男が中心になるのが必然ではないだろうか。

なのに「アイテム」はそうではない、下部組織があるとはいえ、基本的には女4人からなる少数組織だ。

なぜか?



唐突なようだが麦野沈利は同性愛者である。



だから己の立場を利用して暗部組織「アイテム」を構成するメンバーを女ばかりにするように仕向けた。

仕向けた……、というのは少し大袈裟な表現かもしれない。

組織を管理する「電話の女」もまた自分と同じセクシャルマイノリティであったために必然的にそうなったと表現する方がいいだろう。

彼女が特に肩入れしていたのは金髪蒼眼のフレンダで、故にフレンダが単独で任務に出るような事はなかったし、任務で特に危険が及ぶ事はなかった。

そういう’危険度が明らかに高い’依頼はそもそも電話の女が受け入れないのだろう。

けれど「女であるが故に行いやすい任務」というものがある、女性という事を活用して相手を騙したり、時には相手を油断させたりする事など。

そういう「特異」を得意とした少数精鋭のこの暗部組織は学園都市の裏側で今日も「アイテム」は暗躍するのであった。
502 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:41:25.61 ID:qHQX3Mjs0
◇ ◇ ◇ ◇

「麦野、超どうかしたんですか?」

その言葉で一気に現実へと引き戻される、

絹旗最愛が「大丈夫ですか? 超熱でもあるんですか?」と麦野の顔をのぞきこんだ。

それ程に呆けていたのだろう。

麦野は「大丈夫よ」と伝えるとオレンジジュースを一気に飲み干した。

そういえば今日はいつものファミレスで作戦会議(という名の雑談会)をしていたんだった。
503 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:44:48.03 ID:qHQX3Mjs0
────────

────

──


繰り替えすが麦野沈利は同性愛者である。

麦野自身いつその事実に気がついたのかは定かではない。

ある時自分が「恋愛対象」としてみるようになるのは全て女の子だという事実を突きつけられた。

まだ暗部組織に入る以前の学生生活において、よく言えば「頼り甲斐のある」悪く言えば「ガサツ」な麦野を頼りにする女子は大勢居た。

周囲からから「お姉さん」とか「姉御肌」とか見られて頼りにされているという事は麦野自身感じていたことであったし、実際そうであった。

だから麦野は水泳の着替えとなれば胸がドキドキしたし、ふざけて肩を叩かれようものなら顔を真っ赤にした……なんて事を極力バラさないようにするので必死だった。

なんなんだこの気持ちは。

どうして自分は女の子を見てこんな気持ちになってしまうんだろうか。

自分はヘンではないのだろうか。

なぜ好きになる相手は皆女の子ばかりなのだろうか。

なぜ、なぜ、なぜ。

蓄積される「WHY」に明確な解答など無く、白紙の答案用紙を紙ヒコーキにして投げてみたところで5mも進まず地へと落ちた。

頭の良い麦野は、自分のこの感情がこの「地に向けて落下線を描く紙ヒコーキのように先が無い」という事を薄々わかっていた。
504 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:47:37.84 ID:qHQX3Mjs0
◇ ◇ ◇ ◇

「麦野聞いてる? でね、でね。そのサバ缶が──」

その時グっとガッツポーズをしながらフレンダがこちらを向いた。

「あ、やべ。フレンダのサバ缶説法の矛先がこっちにきた」と内心でがっくりしながら麦野はフレンダのサバ缶自慢に耳を傾ける事になった。

基本的に女の子が好きな麦野だ、外面では「やれやれ」という態度を取りながらもその実しっかりと話を聞く。

なんだかんだと「アイテム」で長いこと一緒に居るフレンダは、そんな麦野の性分をわかっているのだろう。特に気にする様子もなくサバ缶の素晴らしさを麦野に説く。

後に麦野はフレンダのその姿をかの宣教師・ザビエルのようだったと語った。


「……北北西から電波きてる」


505 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:51:17.72 ID:qHQX3Mjs0
────────

────

──

いつからかはわからない、けれどはっきりと「私は女の子が好きだ」麦野は自覚していた。

でも、だから……どうするというのだ。

どれほどこちらが好きになったところで、所詮同性愛者などセクシャルマイノリティ。

自分がいくら相手を好きでも、その相手が男性が好きだというのなら気持ち悪がられて嫌われるかもしれない。

もしくは、よしんば紆余曲折を経てお互い好き同士になれたとしよう……そうするとどうだ、付き合ったところで所詮同性愛者など世間からは後ろ指を差される関係だ。

果たしてそんな関係が長続きするものだろうか? その無言の重圧に耐えられるだろうか?

しかもこの国では例えお互い愛し合っていたとしても女同士では結婚することができない、法律や倫理観を変えでもしない限りは。

だがおそらくそうはならないだろう、という事を聡い麦野は心のどこかで判っている。

大人は笑うだろう、今麦野が抱いている感情……そんなのは誰もが一度はかかる「おたふく風邪」みたいなものだと。

だからいずれ治る。

いくら拗らせたとしてもそれは所詮は風邪なのだからと大人たちは言うのだろう。

「……治る、って、なんだよ……」

滲み出る言葉からは悔しさの様なものが感じられた。

治る。

治るという言葉を使う限りはやはり今の麦野は「異常」なのだろう。

異常だから「治す」

そう考えた時に麦野の胸はきゅんと締め付けられる、くるしい、息ができなくなる。

とてつもなく重く、大きい何かが自分を責める。

体が重くなり、頭の回転が鈍る。

授業は上の空で、先生の呪文も黒板の文字も何もはいってやきやしない。

考えるのは、隣の席に座る、あの娘のこと。

シャンプーの匂いがする、あの娘のことだった。
506 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:54:40.89 ID:qHQX3Mjs0
◇ ◇ ◇ ◇

「結局サバよ、サバ缶。色々試したけれどカレー味のがキてる訳よ」

隣の金髪は昨日スーパーで買ったというカレー味のサバの缶詰に対して熱弁を振るっている、いつの間にかその話は麦野ではなく隣の絹旗最愛へと向かっていった。

それに対してふんふん頷きながらも目線は映画のパンフレットから離れない絹旗。

そのパンフレットにはでかでかと「蘇ったゾンビ! 最後の決戦!」という、いかにも外れくさいタイトルが踊っている。

以前麦野が「絹旗、あんたそんな映画の何が面白いの?」聞いたところによると

絹旗は「やだなぁ麦野。こういう大人たちが惜しげなく本気でお金と情熱と時間を注いで出来上がったゴミを鑑賞するのが良いんじゃないですか」と豪語し笑っていた。

自分も人の事は言えた義理ではないが「絹旗あんた、どれだけ捻くれてんだよ」と思わずつっこまざるを得ない麦野だった。

そんな絹旗がパンフレットを見ながらくつくつと笑うと、懐かしい香りが麦野の鼻をくすぐった。

「あ……この香りって……?」

なんだったっけ。

どこか、なつかしい匂いなのだけど。

あ……もしかして……?

その瞬間、

とくんと麦野の胸が跳ねた。

「ねえ絹旗」

「ん? なんですか麦野」

だから、わけもなく名前を呼んでしまった。

くりくりっとした二つの眼が麦野をとらえる。

その瞳に魅せられて思考がとまってしまう。

あ、やばいな。

これは、……うん。

私、……堕ちたかも。
507 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 04:58:54.15 ID:qHQX3Mjs0
ええっと。

どうしよう、どうしよう。

えっと。

私……絹旗のことが……?

ああっ、まさかそんなっ。

そうだったの? 絹旗……なの?

くるくる

ぐるぐる

思考が回る。

同じシナプスを同じ思考がくるくる回った。

学園都市最強クラスのレベル5ともなればその脳内における演算能力は常人のそれとは比べ物にならない。

電気の早さで全身にそれがまわる。

名前を呼んでからやや間があって、麦野は絹旗が持っていたソレに気がついた。

なにか、何か会話をしないと。うん。

「あ……あんた……さ、それ一人で見に行くつもり?」

麦野は絹旗がもっていた小さな手に持ったパンフレットを指差す。

「ええ、そうですが」

「そう。面白かったらいいわね」


よかったら一緒に見に行かない?


これだ。

完璧な流れだ。

この流れでこの台詞を言えば何も怪しくは無い。

自然な流れでデートへともちこめる。

脳内でそこまで図式が完成し、あとは絹旗を映画に誘うだけ……となったその時。

絹旗は「ふっふーん」と鼻を鳴らしてこう続けた、
508 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 05:03:22.04 ID:qHQX3Mjs0
「面白かったら困るんですよ、麦野」

そこから絹旗最愛主催の即席C級映画講義が始まった。

曰く……

昨今の映画業界を取り巻く状況からその閉塞感を打ち破るために有象無象のフィルムが製作されているらしい。

いわゆる大ヒットというものはある程度マスコミの扇動により作られている、けれども多くのフィルムはそういったマスコミの宣伝をうけることはなく

むしろそうやって「つくり」でもしないとヒットは生まれないのである。その「つくり」も含めて映画だといってしまえばそれまでなのだが。

そんな有象無象の中でもさらにクソと呼ばれるサイテーの救いも何も無いただ文字通り「笑いどころがなさすぎて笑える」フィルムと出会うために自分は映画館に通うのだと。

それが自分に託された使命なのだと絹旗は胸を張った。



「そ……そう、がんばってね絹旗」

「まかせてくださいよ麦野」

全てを語りつくした絹旗はえへんと胸を張って少し得意気。

「一緒に見に行かない?」と言うタイミングを逸してしまった麦野は誰にも気取られないようがっくりと肩を落としたのであった。


「……ぐーすかぴー……」

そんな二人の横で滝壺理后は転寝をする。

フレンダはフォークでスパゲッティをくるくるしながらちゅるりと口の中へ運ぶ。

絹旗はまたパンフレットへと目線を落とし、麦野は若干落ち込みながらもじゃれてきたフレンダを適当にあしらう。

「アイテム」の日常がそこには在った。
509 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 05:10:12.84 ID:qHQX3Mjs0
淡々と

淡々と進む日常。

そんな日常から、ベランダにひっかかっていたシスターを保護したところから始まる物語だって存在するのだ。

あるいは初めての自己紹介の時に電波な事を言い放つ女生徒によってそれまで傍観者だった者が物語の中心へと誘われる事も。

このように「きっかけ」などというのは日常のどこにでも転がっているものである。

麦野沈利と絹旗最愛。

二人の関係がとある「きっかけ」により変化し、絹旗最愛が恋に落ちるのはまだ少し、先の話。
510 :絹旗「私が恋に落ちる前に」 :2011/05/12(木) 05:13:15.63 ID:qHQX3Mjs0
以上です。
絹旗「私が恋に落ちる前に」
プロローグ的な何かです。

ビビビとよからぬ電波を受信したためすぐに文書にしてしまいましたが後悔しか残ってません。
つづ……いたらいいな。
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 05:25:37.92 ID:EwRZtfp0o
数十レスって言うから身構えちゃったじゃないか
同性愛描写は程度によっては読む人選ぶから事前注意があったらなお良かったかも
投下乙、続くと良いな
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/12(木) 12:11:15.03 ID:raivJG1AO
野生の禁書キャラか…
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 12:20:29.87 ID:q/2DMZKO0
これは……浜面がアイテムに入れてもらえない可能性が高いな。
なんにせよ乙
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/12(木) 16:21:31.53 ID:MPiOPXaV0
絹旗……蘇らなきゃゾンビじゃねぇよwwww
乙!
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 19:28:37.68 ID:VNVv2txDO
コイキング浜面…いや、なんでもない
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/12(木) 19:39:58.51 ID:raivJG1AO
もしもレベル0の人がポケモントレーナーだったら

というのをやってみたいがポケモン全然わからないので無理だった

まあレベル0と明言されてるのは上条・佐天・浜面・土御門の四人なんだが
517 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:25:05.16 ID:l3JfA+960
よろしいかしら

10レス前後もらいます




一方通行「……『垣ピー』」

心理定規「ええ」

一方通行「……」

心理定規「……」

一方通行「何だコレは」

心理定規「新商品のお菓子よ」

一方通行「菓子か」

心理定規「そうよ」

一方通行「そォか」

心理定規「そうよ」

一方通行「……」

心理定規「……」
518 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:25:59.95 ID:l3JfA+960

一方通行「なンでコイツを俺に寄こす」

心理定規「私、今、お菓子メーカーでバイトしてるんだけど」

一方通行「……」

心理定規「試供品を配って、沢山の人に商品を知ってもらわないといけないの」

一方通行「なるほど」

心理定規「感想ももらわないと」

一方通行「モニターか」

心理定規「そういう事ね」

一方通行「そォか」

心理定規「そうよ」
519 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:27:00.59 ID:l3JfA+960

一方通行「……商品名の」

心理定規「なに?」

一方通行「『かき』の字は、果物の『柿』じゃなくて生垣の『垣』で間違いねェンだな?」

心理定規「そうよ」

一方通行「……もしかして垣n

心理定規「癖になるわよ」

一方通行「え?」

心理定規「一度食べたら」

一方通行「……」

心理定規「とまらなく……なる、こと……請け合いよ」

一方通行「そォか」

心理定規「……ええ」

一方通行「……」

心理定規「……」
520 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:27:42.22 ID:l3JfA+960

一方通行「食品表示がねェンだけど」

心理定規「試作品だから。まだパッケージのデザインも決まってないの」

一方通行「そォか」

心理定規「ごめんなさい。でも危険なものは入ってないよ」

一方通行「……原材料ってもしかしてダークm

心理定規「すごく」

一方通行「え?」

心理定規「おいしいよ」

一方通行「……そォか」

心理定規「その……ポリポリしてて」

一方通行「そォか」

心理定規「……」

一方通行「……」

心理定規「……」
521 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:29:06.47 ID:l3JfA+960

一方通行「『垣ピー』の『ピー』は、『ピーナッツ』か?」

心理定規「ええ」

一方通行「『垣』は何だ?」

心理定規「それは……」

一方通行「もしかして垣n

心理定規「カッキーン!」

一方通行「え?」

心理定規「……カ……」

一方通行「カ?」

心理定規「カッ……キー……ンって……言うから」

一方通行「歯ごたえが?」

心理定規「そういう事」

一方通行「食うとカッキーンって言うのか?」

心理定規「言うよ」

一方通行「……硬すぎ……なンじゃねェの?」

心理定規「……言葉の綾よ」

一方通行「本当はカッキーンって言わねェのか」

心理定規「言わない」

一方通行「……」

心理定規「……」

一方通行「やっぱりこの『垣』って学園都市第二」

心理定規「オススメだよ」

一方通行「え?」

心理定規「おいしいから」

一方通行「さっきも聞いた」
522 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:29:50.94 ID:l3JfA+960

心理定規「食べてみる?」

一方通行「……」

心理定規「食べてみて」

一方通行「……」

心理定規「……」

一方通行「少しなら」

心理定規「よかった、そう言ってくれると思ってた」

一方通行「そォか」

心理定規「だから、送っておいたよ」

一方通行「何を」

心理定規「『垣ピー』を、一箱」

一方通行「箱?」

心理定規「この家に」

一方通行「そンなにはいらない」

心理定規「ダンボール箱(大)に目一杯入ってるから」

一方通行「いらねェ」

心理定規「着払いで送ったから」

一方通行「ふざけンな」
523 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:30:37.74 ID:l3JfA+960

心理定規「おいしいんだよ?」

一方通行「一袋でイイ」

心理定規「でも、もう発送しちゃったから」

一方通行「許さねェ」

心理定規「おいしいんだよ? ちょっとしたおやつにもいいし」

一方通行「ガキには食わせねェ」

心理定規「お酒のおつまみにもいけるし」

一方通行「ガキ以外にも食わせねェ」

心理定規「月と……お酒と……お供に垣ピー。どう?」

一方通行「月夜ばかりと思うなよ」

心理定規「それじゃあ、楽しんでね」

一方通行「いらねェ」

心理定規「おいしいから」

一方通行「いや、絶対に不味い」

心理定規「またね」

一方通行「二度と来ンな」


一方通行「……」


524 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:31:20.90 ID:l3JfA+960




一方通行「……」





段箱<ドヤッ





一方通行「……」





一方通行「……」



525 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:31:56.22 ID:l3JfA+960


浜面「……何だこれは」

一方通行「『垣ピー』だ」





一方通行「スゲェ……オススメだ」






             完

526 :垣ピー [saga]:2011/05/12(木) 20:32:33.81 ID:l3JfA+960






浜面「おいちょっと待て。この『垣』ってもしかして第二位

             完
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 20:46:42.71 ID:JmgBNXZlo
乙!シュールすぎるwww
だがじんわりおかしくて好きだ
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 20:58:45.45 ID:6fY2ieaXo
訳分からんのに笑ってしまう…出てきてないのになんだこの垣根さんの存在感
センスだなぁ乙!
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 21:00:44.31 ID:6SkbIOe2o
メジャ子と一通の顔が脳内再生余裕だった
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/12(木) 21:13:57.85 ID:egffmQ5Z0
こういうキャラ崩壊っていうかなんか崩れた感じのいいな
独特の空気がたまらんね。笑った笑った
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/12(木) 21:16:29.82 ID:srtEp0xho
まるで呪いのビデオだな
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/12(木) 23:16:49.87 ID:dCSo3/yn0

心理定規は誰から押し付けられたんだwwww
本人かwwww
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 23:59:39.02 ID:AcHsgb2po
なんだこれ……なんだこれ






好きです
534 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」 [saga]:2011/05/13(金) 00:18:17.49 ID:ohH9jxBV0
3レスほど捨てていきます
未来設定の小ネタ



昼下がりのロンドン、聖ジョージ大聖堂。その中庭で神父服の男が紫煙を燻らせていた。

「はぁ……」

煙と共に大きく息を吐く長身赤髪の神父―ステイル=マグヌスに向けて目の前に立つ女が口をとがらせる。

「なぜにそのような溜め息をついたる、ステイル?私の護衛がそれほど気の重くなりたる仕事といいける?」

珍妙にまとめられた、身長のゆうに1.5倍はありそうな銀髪を左右に揺らしながら女はステイルを糾弾する。神々しささえ感じられる美貌にそぐわぬ稚い仕草は、ステイルの拍動を少なからず速める効果があった。のだが。

彼女の美貌は現実逃避の受け入れ口としては悪くないが、そうも言ってはいられない。

「はぁぁぁ………………」

問いかけには答えず、先ほどより更に長く呼気を逃がす。これ見よがしに、である。

「……言いたいことがありけるなら、はっきり言ったらいいと思うにつき!」

「ならば一つ質問があります、最大主教(アークビショップ)……」





















ステ「その馬鹿げた口調は、土御門の差し金か!?」

イン「え?ローラが最大主教たるものこの口調でって……」

ステ「(元)最大主教ゥゥーーーッ!!!」
535 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」 [saga]:2011/05/13(金) 00:19:54.25 ID:ohH9jxBV0


ステ「内にも外にも問題児が多すぎるだろう!どうなってるんだイギリス清教は!?」

イン「むむ!聞き捨てならなけりよステイル!私が最大主教となるからにはしっかり改革を」

ステ「それ以前に貴女の食費が財政を圧迫しているんですよ!」

イン「わ、我らの父は食物を粗末にしたることを第一の罪として定めて……」

ステ「今の問題発言は教義を揺らしかねませんよ!?」

ワーワーギャーギャー

イン「……フゥ、ハァ……」

ステ「ゼェ……ハァ、と、とにかく、明日にはローマから就任祝いの使者が到着します。その前でこんな間抜けな……」

イン「……やっぱりステイルも、私には無理だと思いけるの?」ウル

ステ「…………ッ!?」アセ

イン「……」

ステ「い、いや、違うんだそうじゃなくて」アセアセ

イン「無理しなくてよきよ、うすうす自分でも身の丈に合わぬこととは」グス

ステ「違うッ!!」

イン「!」

536 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」 [saga]:2011/05/13(金) 00:21:44.03 ID:ohH9jxBV0


ステ「君は……貴女は、神を愛し、神に愛される高潔な聖職者だ。多くの人が疑いようもなく、貴女に救われているのだから」

ステ(……君を救えたのは、ただ一人だけだったが、ね)

イン「……すている?」

ステ「んっ、ああ、とにかく……必要悪の教会は皆、貴女を認めている。自分をあまり下に置かれると、彼らも悲しみます」

イン「そっ、か。うん、わかった。」

ステ「口調の方はまあ、おいおい直していけばいいでしょう。今は明日の公式訪問について詰めなければ(とりあえずあの女狐を今すぐ遠隔操作で塵に……)」

イン「あっ!」

ステ「ッ、今度はなんですか?」

イン「明日のことで思い出したる!もとはるが公式の場ではこの……」ゴソゴソ

ステ(いやな予感しかしない)





























イン「『神にご奉仕☆メイド風あーくびしょっぷ』を着るべしと」

ステ「土御門ォォォーーーーーッ!!!!!」



大聖堂に、本日二度目の絶叫が響き渡る。すっかり『必要悪の教会』の、いやイギリス清教のメインツッコミに定着したすているくんにじゅうよんさいのこれからやいかに!



続きません
537 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」 [saga]:2011/05/13(金) 00:24:57.59 ID:ohH9jxBV0
というわけで、これが人生初SS投下でした
なんかいろいろ脳内設定もあるけどこれに2時間かかったからなぁ
続きそうにはありません
指摘などありましたらよろしくです

ステイン増えねえかなぁ……
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/13(金) 00:28:14.77 ID:VivYLtsKo
インデックスどんだけ豪華な飯食ってんだwwww
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/13(金) 00:43:00.11 ID:TwGrZhEAO


その頃上条さんの家計簿は黒字になっていた
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/13(金) 01:05:05.70 ID:gnDvAQzzo
結婚してください
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/05/13(金) 01:35:20.00 ID:Fne7vocF0
なぜいきなりプロポーズ

とツッコミを入れようと思ったら妄想が広がった

三人の主人公の中で一番プロポーズに足踏みしそうなのは一方通行だと思う
プロポーズどころか付き合う以前の段階で足踏みするのが上条だと思う
そんな二人を尻目にさっさと子供五人くらい作っちゃうのが浜面だと思う
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage !status]:2011/05/13(金) 01:46:31.69 ID:V50O/EaSo
ワラタwww 一日一万kcal(でも太らない)を地で行きそうだw

現在のサーバのご機嫌:むむむ。ちょっと混んできました。(LA:1.04443359375)
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/13(金) 04:48:51.61 ID:gnDvAQzzo
>>541
僕の子供を産んでください
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 05:54:13.25 ID:+4la2sgDO
>>541
浜面もげろ
四つ子じゃないのに同い年の四兄弟産ませてそうな浜面もげろ
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 08:21:56.87 ID:cyUWSdpDO
>>541
わかるわー
浜面は将来絶対子沢山な家庭ってイメージ
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 09:45:04.70 ID:skOlKk9vo
一方さんって打ち止めにしろ番外個体にしろ製造年数で考えたら子供作ったら豚箱行きだよね
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/13(金) 16:08:10.38 ID:diZbx4tXo
俺の中の一方通行は生涯童貞
打ち止めを永遠に見守るポジション
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 17:28:11.34 ID:cceM+vqDO
南々西から電波を受信したので1レスもらうでよ
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 17:28:47.71 ID:cceM+vqDO
やくそく


とうま「しずりちゃんは、おおきくなったらなにになりたいの?」

しずり「えっーとね、えっーとね…………と、とーまのおよめさん!」

とうま「そっか!じゃあ、僕はしずりちゃんのおむこさんになるね!」

しずり「ほ、ほんとに?」

とうま「うん、やくそくだよ!」

しずり「うん!」




麦野「約束だって、言ったじゃない……馬鹿っ……」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 17:36:28.49 ID:cceM+vqDO
やらかしたあああぁぁぁぁ

とうまの僕はひらがなにしなくちゃいけなかったのに……
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:02:22.50 ID:J8XnLicu0
番外通行で5レスくらいもらいます。
変態っぽいかもです。
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:03:12.19 ID:J8XnLicu0



「オマエさァ、それ粉チーズかけすぎなンじゃねェの?」

「そ? ミサカはこれぐらいが好みなんだけど」

「粉チーズ山盛りになってンですけど」

「いいじゃん。美味いし」


居間にある食卓で、二人は向かい合わせてスパゲティを食べている。
一方通行はペペロンチーノ、番外個体はバジルソースのパスタ。
ちなみにこれも炊飯器で調理したものである。
もっとも、ソースは瓶詰のオイルソースを使用したものであるが。
どうやってパスタをあの釜の中に押し込めたのかは、謎である。


「で、クソガキ達はいつになったら帰ってくるって?」

「夕方には帰ってくるでしょ。晩の食材も買うって言ってたし」

「ふゥン」

「ふっふーん。二人っきりになった黄泉川家で、いったいミサカに何しようと考えているのかにゃーん?」

「寝る」

「うわっ! どストレートに来た! この白いのミサカと寝るとか言ってる!」

「ねェよ。つゥか芳川いンだろが」

「へー。3Pが御所望で」

「オマエそろそろ調整受けてもらった方がいいンじゃねェの?」


食事が終わり、一方通行は食器をかたずける。
二人とも基本的に家事とか手伝いとかいったことはやらないたちであるが、他にする人間がいないときにはやることもたまにはある。
しかし、番外個体は少しでも一方通行のためになることはやらない。
それはもう徹底してやらないので、この二人しかいないときは、しょうがなく一方通行がやることになるのである。
一方通行はそれを彼女の特性として理解していたので、愚痴をこぼしながらもちゃんとフォローするのであった。

一方通行は皿洗いを終え、缶珈琲を携えてソファにどっかと座り込む。
夕方までどのように過ごそうか。
本を読むのもいい。
テレビを見るのも、まあいいだろう。
寝るのが最も良いかもしれない。
しかしぼーっとして過ごすのもまたいい。
そう考えていると、彼の横のスペースが、いつの間にか占領されていた。


「なんか退屈じゃない? 一方通行」

「結構なことじゃねェか」

「暇なんだよ、ミサカと遊んでよ」


そう言いながら、一方通行の肩にしなだれかかる番外個体。
チッ、と舌打ちをする一方通行であるが、反射することはしない。
彼にはもう分かっている。
番外個体が、例えMNWを通して悪意を抽出する器であるとしても、もう自分を、他の誰も害することはないと。
言うなれば、彼は番外個体を信頼していた。
信頼しているかと問われれば、彼も彼女もそんな訳無いと答えるのであろうが。
ともかく、一方通行にとって番外個体は、家族たちは信頼できる存在に、なっていた。

一方、番外個体の心情はと言えば…。


(ふむ、ほんのり匂いがする…)


一方通行の服の匂いを楽しんでいた。

553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:04:10.26 ID:J8XnLicu0



(しかし薄い…。元々体臭が薄いというのもあるけど、運動をしていないためか全然汗をかいてない)


クッ、と唇をかみしめる番外個体。
しかし折角のくんかタイムを逃してわざわざ運動させるのも非効率的なことである。
ここは諦めてほのぼのくんかを楽しむべきか。


「暇ならどこへでも出掛けてな。金なら用意する」

「なに? 体よく追い出そうっての? それ酷くない?」

「オマエ全然外でねェじゃねェか。それこそ芳川並みに」

「えー? それは心外だなあ。あなたの買い物にはよく付き添ってあげてんじゃん」

「だから芳川並みだって言ってんだよ」


あるいは、二つの方法がある。
運動以外の方法で汗をかかせること。
もう一つは、より匂いの濃い部位を嗅ぐこと。
そうすることで、より効率的なくんか量を獲得できる。
問題は、その具体的な方法である。
前者については、物理的に熱を与える方法と、心理的に緊張状態にさせる方法とがある。
そして現在、体の接触によって物理的に熱を与えている。
ただ、それではこころもとないと、番外個体は考えた。


「ねえ、キスしよっか」


番外個体は、一方通行の耳元でそうつぶやいた。
一方通行は、珈琲の缶から口を離し、白けたような眼で番外個体を睨んでいる。


「オマエ、ついにボケたか?」

「ミサカは、一方通行の嫌がらせのためなら何だってする」

「プライドまでは、捨ててほしくないンだがな」

「それがミサカのプライドだから」

「あっそォ。ところで早く耳から顔のけてくンねェかな」

「何? 敏感な耳元でささやかれてドキドキしちゃった?」


ふふ、と笑う番外個体。
彼女は一つの喜びを手にしていた。


(何これ、すごいいい匂い)

(耳の後ろ、髪の毛、頭皮。それらが、優しくもかぐわしいハーモニーを奏でている!)

(人間の毛というものはセックスアピールの役割を備えているという)

(その証拠を、今この瞬間まざまざと見せつけられた…)


番外個体は抑えられないといった様子で、一方通行の白い髪の毛に顔を埋める。
柔らかく、さらさらとして、何の不純物も含んでいないそのふわ毛は、番外個体の顔を優しく包む。
番外個体は鼻孔を膨らませ、ハワイの空気の缶詰よろしくその中に含まれた、一方通行成分を大量に摂取しようと試みた。
はたから見ると、甘えん坊の子供である。
一方通行は、何こいつ猫みてえ、という感想を抱いた。


554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:05:45.55 ID:J8XnLicu0



「…オマエ、何やってンの?」

「ふにゃあ…」

「正気に戻りやがれ」

「おうふっ」


ベクトルチョップにより意識を引き戻された番外個体。
一方通行成分のマタタビのごとき怖ろしいまでの中毒性を、その身に思い知る。


「何かどっかトンでたぞオマエ」

「な、何のことかにゃーん?」

「悪意だけじゃなく、怠惰とかそういうのも抽出してンじゃねェの」


どうやら一方通行は番外個体の一連の行為を、変態行為ではなく、ただの意識の喪失と見なしたらしい。
怠惰と言われるのは事実とはいえ心外ではあるが、ここは甘んじて受けた方がいいだろう。


「一方通行だって、やる気とか情熱とかいったものとは無縁じゃないのさ」

「俺には必要ねェからな」

「当然のように平然と言い張るあなたって素敵」


一方通行の胸板に指を立てて、するすると撫でまわす番外個体。
まるで恋人のような振る舞いである。
番外個体はそのあたり意識して行っているが、当の一方通行には通じていない。
相も変わらず憮然とした面持ちである。


「オマエはとりあえず外に出ろよ。服のブランドの一つも知らねェンじゃねェか」

「それくらい分かるよ。それより、あなたは友達の一人も作った方がいいんじゃない?」

「ンなのいらねェよ。腹の足しにもならねェ」

「強がっちゃって」

「テメエも友達いねェくせに何ほざいてンだか」

「じゃあミサカと友達になろうよ。ぎゃは、最高のジョークだね」

「そうかもなァ、ところで友達として頼みがあるんだが、乳首を重点的に触るのは止めろ」


あら、と言って手を離す番外個体。
どうやら無意識のことだったらしい。
だとしたら尚更タチが悪いと一方通行は思った。

ふむ、と状況を整理し直す番外個体。
次の策を練っているのだが、正直それは策と呼べるようなものではないし、本人としても冷静な判断よりも、むしろ本能の情熱にこそ頼る気持ちであった。
ともあれそんな衝動に駆られた番外個体は、ゆっくりと倒れた。
ぽすん、と一方通行の膝の上へ。



555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/13(金) 19:05:50.59 ID:l8yRyKmAO
平仮名云々以前に流石にもうちょい補足説明が欲しかったかも

原作であんまり絡みが無い組合せな以上、ある程度の脈絡がないと読んでも「?」とならざるを得ない
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:07:20.05 ID:J8XnLicu0



「……」

「……うへ」

「なーンなァンですかァ? いきなりこンな真似しやがって」

「別に〜? なんとなくだけど?」

「チッ、ガキじゃあるまいし」

「あのちびっ子はよくやってるもんね。やっぱりガキには甘いよね、このロリコン」

「うぜェ。早くどけ」

「イヤ」

「……」

「ミサカは、あなたの嫌がる顔が大好物だから」


その角度じゃ俺の顔は見えねェだろォが、と心の中でつっこむ一方通行。
その言葉通り、番外個体は顔を一方通行の身体とは反対の方向にして、横向きに寝ていた。
つまり、お互いに顔は見えない状況である。
番外個体からは、一方通行が実は優しく苦笑しているなどということが分からないのと同様に。
一方通行からも、番外個体が鼻孔を広げて鼻息を荒くしていることなど分からない。
変な音が多少漏れていることには、気付いているかもしれないけれど。
スンスン、スンスンという音に。


(ナイススメル、ナイススメルだよ番外個体!!)

(思い切って飛び込んで良かった)

(清潔にしているためか薄くはあるけれど…)

(しかし、良質なスメルだ)

(やはりセックスアピールと言えばここが最高峰か)

(それにしても、今日の一方通行はやけにおとなし…)


ふわ、と。
優しく髪を撫でる手。
サラァ、と数回髪を梳くように撫でた後、ポンポン、と頭を羽のように軽くたたく。
それは少したどたどしい手つきではあったが、あの少女相手にしばしばしているだけあって、番外個体を心地いい気分にさせた。

撫で終えた後、一方通行は自らの行いを省み、顔を赤らめる。
こんなのは一方通行のガラではないし、番外個体にも似合わない。
何故したのかという問いに対しては、打ち止めと間違えたとしか言えないだろう。
しかし、それにしたって…。
番外個体は、じっと押し黙っている。
その態度は、怒り罵られるよりも怖いものであった。


「あ、あァ、悪ィ」

「……」

「い、いやァ、疲れてたンかなァ。ちょうど目の前に間抜けな頭があったもンだから…」

「……」

「…何とか言ってくれ」

「……え…」

「あ?」

「一方通行、激☆萌えええええええぇぇぇえええぇぇぇーッ!!!!」


突然に、番外個体が起き上がる。
その目は、かつて見たことが無いほどキラキラ輝いていた。


557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:07:59.56 ID:J8XnLicu0



番外個体は、ペロリと舌なめずりをし、一方通行の股間にダイレクトアタックをかます。
呆然として何の対処も出来ない一方通行を意に解することもなく、番外個体は股間に鼻を当て、グリグリと押し付ける。


「んああっ、さっきまでとは比較にならないくらい濃いっ!! 一方通行のソウルスメル! ああああ! 少女のような繊細な香りがっ!! 天使のように清冽な香りがぁぁっ!!! 例えるなら無機質な研究所、無菌で無臭な人工的空間、愛も情熱も感じられないそんな墓場のような場所の、その片隅に奇跡のように咲く一輪の白い花!! 冷血と冷徹とを冠しながら、しかしほのかに漂う生物の片鱗! ミサカには見える! 微かなアンモニア臭と、奥底に眠るあの、あの、[ピー]の香りが!! レッツ探検!! レッツ探検ですぞー!!!」

「え? え? み、番外個体……? あっ、ちょ、やめっ」

「パラダイス!! パラダイスだよ一方通行!! 青い鳥はこんなところにいたんだ!! ああ、すごい匂い…。実際には薄いけど、一方通行の涙目を見ながらだと、一層おいしく頂けちゃうよ…。そんなに顔を赤らめて! 可愛いよ一方通行可愛いよ。ミサカのために泣いて、ね? ペロッ。ああ、涙も甘くて美味しいよ。ちゅるっ。へへ、一方通行がだらしなく口を開けてるからいけないんだよ…? ああ、唾にはこんなに旨みが含まれてる…。一方通行の唾液、ミサカの味蕾にぴったり合致してるよ…。ミサカだけにしか分からない、新たな味覚が生まれちゃうよ…。ここの匂いも、ミサカが余すところなく受け止めてあげる! 全部来て! 全部匂い来ちゃって! 来る! 匂い来る! これがミサカの自分だけの現実! ミサカの鼻バカになっちゃうにょおおおおおおお!!! ああああああああああああああ!!!!!!」


その間、一方通行は何もできなかった。
ただの一つも、行動を起こすことはできなかった。
抗議の声を上げることも、迫りくる番外個体を拒絶することも、能力を行使することも、助けを呼ぶことも、逃げることも、怖ろしすぎる現実を見限り夢の世界に旅立つことも。

番外個体が一方通行のズボンに手をかけても、それは同じだった。


「あ、あァ…いや…」

「さーあ、脱ぎ脱ぎしましょうねー。大丈夫、怖くないからねー。ちょっと真理の向こう側へ到達するだけだからねー。いよいよミサカは、天界へと足を踏み入れる…大丈夫、一方通行と一緒なら、何処までも行ける。ミサカは怖くないよ。一方通行と一緒に居るって決めたから。だから、ね。一方通行。一緒に行こう」


一方通行はなすすべもなく、ヤコブの梯子は下ろされた。
ただ彼は、少し遅起きの芳川桔梗によってのみ救われるものである。
その日の記録は、神の計らいによって抹消されている。



558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/13(金) 19:10:10.55 ID:J8XnLicu0
俺の番外個体がこんなに(ry
というわけでおしまいです。
こんなのばっかり思い浮かんでしまいます。
ご読了お疲れ様です。
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/13(金) 19:15:34.55 ID:pp3EDNXvo
またお前かwwwwwwwwwwww
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/13(金) 19:27:19.67 ID:DhOnGXWa0
お前は馬鹿かwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww











いいぞもっとやれいや、もっと書いてくださいお願いします
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 19:29:39.70 ID:skOlKk9vo
変態番外個体が可愛すぎて辛い
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/13(金) 19:47:03.62 ID:EF93Id1AO
これはひどいwwwwwwwwwwwwww
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/13(金) 19:54:25.70 ID:xtSggWCpo
番外個体wwwwwwww
可愛いのは確かなのになんだこの残念さんはwwwwwwwwww
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/13(金) 20:03:11.83 ID:fwCMj6OWo
こんな時どんな顔していいかわからないww
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/13(金) 20:23:46.90 ID:ohH9jxBV0
いいなァ、オマエ






いい変態だ
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/13(金) 20:40:43.67 ID:p2Nev5P4o
番外個体の台詞から作者特定余裕でした
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/13(金) 22:11:26.54 ID:tV2PgJ97o
これが・・・レベル6wwwwwwwwwwww
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/13(金) 22:35:23.19 ID:TwGrZhEAO
1レスもらう

佐天「嘘を発見する能力、かぁ」

佐天「初春、頭の花」

初春「なんのことです?」ピーッ!

佐天「本物だこれ。誰か嘘ついてそうな人探そう」



佐天「すいませーん」

土御門「おお、女子中学生だにゃー」

佐天「あなた嘘付きですか?」

土御門「土御門さんは基本的に嘘付きだぜよー」

佐天「土御門さんは童貞ですか?」

土御門「女の子に縁がなくていまだに童貞だぜい」ピーッ!

青ピ「つっちー女子中学生とフラグなんてうらやましいでー。ぼく青髪ピアス、青ピでええよ」

佐天「青ピさんはノーマルですか?」

青ピ「ボクぁ落下型ヒロインのみならず(中略)獣耳娘まであらゆる女性を」

佐天「変態ですね」

上条「何やってんだー?」

佐天「あ、御坂さんが追っかけやってる人だ。あのぅ、ぶっちゃけ御坂さんとお付き合いしたいですか?」

上条「ビリビリと!?…どうしても答えを聞きたいって言うのなら」

佐天「言うのなら?」

上条「まずは、そのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」



青ピ「これは…どっちや?」

土御門「幻想殺しがあるから判断付きにくいぜよ」

佐天「saga忘れちゃった、てへ」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/13(金) 22:38:01.04 ID:TwGrZhEAO
以上です

妹達がライアーゲームやったらどうなるかは興味あります
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/13(金) 22:39:05.50 ID:ohH9jxBV0
saga忘れとは新しい
571 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:18:03.94 ID:8Ls/krFV0
なんか続いたので15レスほど

>>534-536の続き
※未来設定
※科学サイド登場せず
※全体的に誰得
※回収未定の伏線満載
※厨二病
※俺得
572 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:19:35.24 ID:8Ls/krFV0
どこの国の何処とも知れぬ、路地裏の暗がりに、雰囲気にそぐわない軽快な声が吹き抜ける。

「ッハッ、ハッ、ヒー!そりゃー傑作だぜい!で、俺からのプレゼントの方はお気に召したかにゃー?」

『やかましい!!君とあの婆のせいでこの忙しい時期にいらん苦労を背負いこんでるんだぞ僕は!!』

耳元から携帯電話を遠ざけて怒鳴り声に対処する金髪グラサンアロハシャツの大男――土御門元春は電話相手の怒りを意にも介さずのたまう。

「そいつは残念。10年前とは比べ物にならんインデックスの肢体にあのサイズ小さめに見積もったメイド服はさぞかし……」

『OK、現在地を教えろ。ピンポイントでルーンを郵送してやる』

相変らず冗談が通じないヤツだ、と苦笑しつついまやイギリス清教のブレーンを務める男は薄暗い路地を抜け、人気の多い市場へ出る。土御門の現在のねぐらはすぐ近くだ。

「俺の仕事、わかってるのかにゃー?秘匿回線とはいえおいそれと喋るわけにはいかないぜよ」

『……つまり、だ。使者の到着までにイギリスに戻ってくる、ということはないんだね?』

電話の声のトーンが変わる。こちらが本題、ということだろう。

現在イギリス清教は最大主教の交代という難しい時期にある。そこにけっして友好的とは言えないローマ正教がいち早く『祝い』の使者を送りこんできたのだ。現ローマ教皇、ペテロ=ヨグディスがどのような思惑だったとしても、外交交渉にも長けたブレーン役、土御門元春も本来その場に同席すべきなのである。

しかしは彼は現在イギリスからはるか大西洋を越えた地に潜伏して、今回の件に関わる気はないという。訝しむ相手に向けて土御門は声色を変えずに軽く返す。

「まあ、深刻な事態になることはないと思うからそう気張らずにいることだぜい?」

『……何か知ってるな?土御門』

「にゃっはは。まあ繰り返すが、おまえが心配するようなことにはならない。到着してからのお楽しみってことだにゃー」

はぁ……と向こう側から最近お馴染みの溜め息が聞える。苦労性というか、とある『病気』がここのところとみに顕著になってきている青年にむけて一つ、確認しておく。

「それから……舞夏は元気か?」
573 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:20:46.89 ID:8Ls/krFV0
『ああ、元気さ。神裂ともなかなか自由に会えない今、かなり彼女にも助けられているよ』

少なくとも電話先の相手には決して見せないような表情に緩めてそうか、と返す。土御門の元義妹は現在、最大主教の世話係として学園都市からイギリスに移り済んでいるが、気心の知れた仲ゆえに環境の激しい移り変わりに対する清涼剤となっているらしい。

『とはいえ、たまには帰ってきたらどうなんだ。口には出さないが、最大主教は寂しさを堪えているのでは、と言っていたぞ』

「…………まあ、いずれ、な。」

土御門の現在の仕事はやや私情が絡むとはいえ、教会の利益につながる立派な「裏のお仕事」である。中途半端に済ませて世界一大事な妻を巻き込むわけにはいかない。

そうこうしていると、寝泊まりしているボロアパートが眼前に現れる。溜まった郵便物を無造作に抜き取るとドアを開け、しばらくぶりの清潔、とは言い難いが少なくとも硝煙や血痕の染み付いていない寝床に飛び込む。

「じゃあそろそろ切るぜい。おれは久方ぶりの惰眠をこれから貪るんだにゃー」

『……ん、そうかい。わかった、それではよい夢路を』

初っ端の剣幕からは考えられないほど穏やかな声が耳に入ると、ブツッと通話が切れた。土御門は怪訝に思いつつも、会話には滲ませなかった疲労に負けてとりあえずは睡魔に身をゆだねることにした。

と、その時。放りだした郵便物の中に見覚えのある筆跡と名前を見つけた。見つけてしまった。常識も国境も通用しない未元速達便――「土御門元春様へ ステイル=マグヌスより」。

「にゃ、なんでこの場所が……」

慌てて跳ね起きた時にはすでに遅い。中に仕込まれたルーンカードが「土御門がギリギリ死なない威力」で発動した。

「不幸だにゃーーーーーっ!!!!」

いや、自業自得である。





イン「なにかありて、ステイル?いやにすがすがしい顔をしてつきにけりなのよな」

ステ「いや、とりあえず溜飲が下がった。…………?」

イン「どうかしたるのよな?」

ステ「いや、なにか……おかしい。更に、一段と、おかしくなっているような……」

イン「おかしき!?かような馬鹿なことがありにけるのよ?矯正はさいじが手伝いてくれたのよな」

ステ「建宮ァーーッ!!お前もかァァーーーーッ!!!!」

574 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:22:22.61 ID:8Ls/krFV0




ステ「クソッ、結局天草式には逃げられ、馬鹿口調も全く矯正できず、ぼくがやったのはあのふざけた露出度のメイド服を片っ端から焼き捨てることだけか……!」※予備が50着ほどありました

イン「まあしょうがなきにつき!それよりいよいよご使者が着きてきたるのよな!」

ステ「正直そこが一番の不安材料なんだが……(土御門の口ぶりからすると誰なのか知ってる風だったが……?)」

コンコン ローマセイキョウカラノゴシシャガゴトウチャクシタゾー

イン(つ、ついに最大主教デビューの時がきたんだのよな……!)

ステ(一体何者が………………!?)









扉「ギギギギィ」











フィアンマ「俺様だ」ドヤッ

イン「」

ステ「」

フィ「?」

イン「すいませんチェンジで」

フィ「!?」

575 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:24:35.60 ID:8Ls/krFV0



フィ「全く失礼な奴らだな」プンスカ

ステ(普通にキモイ)

イン「まさかローマ正教があなたを送りけるとは……意外といふべきか、大胆といふべきかなのよな」

ステ「というか、面識あったっけ……」※原作未確認

フィ「こまけぇことは気にするな、ステイル=マグヌス」

ステ「……いやいや、待て。僕と……最大主教と貴様の間には全く細かくない事情があるだろう」ボウッ

イン「ステイル、かように前に立ちふさがりてはロクに会話できぬのよな?」

フィ「そうだぞ、そう恐ろしい顔をせずとも『聖なる右』のない今の俺様では貴様に勝てんよ。場所も場所だしな」

ステ「よく言う。だいたい本人の口からいけしゃあしゃあとそんなことを言われて、納得できると思うのか?」

フィ「あの金髪グラサンから聞いてないのか?奴は俺様の事情を断片的にだが知っている」

ステ「(……あのシスコンがッ……!)……確かに、土御門は「心配ない」と言ったが」

イン「そもそも、なぜにもとはるとフィアンマに面識がありけることよな?」

フィ「世界を流離っている最中に、な。あの男のおかげで俺様の世界も少し拡がった」

ステ(おかしな方向に拡がってないだろうな……)

フィ「いまの俺様はメイド喫茶『お客様は神様〜右席に失礼しますご主人様』のCEOとして布教活動を」

ステ「土御門ォォォーーーーーーッ!!!!」

イン「そろそろパターン化してきにけり。しかしそうなるとおもてなしには『神にご奉仕☆メイド風あーくびしょっぷ』がやはり必要なりけるのよ!幸いここにあと一着……」

フィ「!!ほう……これは!」

ステ「それはっ、土御門のっ、罠だァァァァーーーーーーーッ!!!!!というか気に入ってたのかぁ!!!」イノケンティウス!!!

イン&フィ「「あぁっ、もったいない!」」

ステ「もったいなくありません!!もう持っていないでしょうね!!」

フィ「フフッ、それで上手いこと言ったつmウボァーーーーーーッ!!!」ジュゥゥゥウウ

イン「肉の焼けたるいい匂ひなのよな」ジュルリ

576 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:26:22.66 ID:8Ls/krFV0



ステ「なんというか……しらけたな」

フィ「さて、いい加減に仕事をしなければな」シューシュー

ステ(もう少しヴェルダンにしておくべきだったか)

イン「そうだったのよ!さにあれども、私の初仕事を遂行しけるべきよな!」

ステ(そういえばこの口調は完全にスルーされてるな……)

フィ「……それではイギリス清教最大主教、Index-Librorum-Prohibitorum殿。こたびは最大主教への昇叙、厚くお慶び申し上げたる」

ステ(……?)

フィ「俺様がこの場に来たのは、祝福のためだけではない。10年越しの、謝罪のためでもある」

ステ「……」

イン「……」






「10年、経ってしまったのはひとえに俺様の――俺の身勝手な願望ゆえだ」

「あの男に諭されて、世界を見た。なにものも通すことなく、この眼で」

「醜かった。歪んでいた。しかし、」

「美しかった」

「善は確かに、この世にあった。作り出すまでもなく、今の世界に」

「それを確かめてようやく、俺は自分の過ちと向き合えた」

「自分が間違っていたと、認められた。だから、いくら遅くなったとしても頭を下げよう」






「済まなかった」






577 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:27:36.66 ID:8Ls/krFV0







「顔をあげてください」






「人には、口があります」

「目があって、耳があって、鼻があって、手があって」

「心があります」

「話し合うために、笑いあうために、手を取りあうために神様がくれたもの」

「私はそう思ってます」

「だから、取り戻しましょう?」

「どんなに長い時間がかかっても、一生だったとしても」

「取り返しのつかないことを取り戻そうとしている人を、私は知っているから」

「あなたにも、あきらめないでほしいから」

「私は、あなたを許します」




578 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:28:46.99 ID:8Ls/krFV0









「ありがとう、最大主教――いや」

「シスター・インデックス」








579 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:29:55.59 ID:8Ls/krFV0


ステイルには、言葉はなかった。天上の光景を見ているかのようで、そしてなにより――



自分が愛したままの「インデックス」がそこにいたから。



                      自分以外を愛した「インデックス」がそこにいるから。



どんな瞬間よりも強く、その隙間を思い知らされてしまっていたから――



なにも、言えなかった。




580 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:31:17.42 ID:8Ls/krFV0




フィ「それでは、時間も時間だ、お暇しよう。……壮健であれよ」

ステ「ローマに戻るのか?それとも……」

フィ「今度は、贖罪の旅ということになるな。今回のことは、前教皇の計らいで実現したることだ」

イン「マタイ前聖下はお元気でありて?」

フィ「りうまち、だったかをこじらせてな。歳も歳、万全とはいかぬが……」

フィ「学園都市の医者を誰かに紹介されたらしくな、どうやら快復にむかっているそうだ」

イン「それはよきことよな!」

フィ「まったくいつまで経てども頭が上がりそうにない……」

ステ(とか言いつつ微妙に嬉しそうだな。……?やはりなにか、違和感が…………)

フィ「ではな、最大主教、ステイル=マグヌス」

イン「……我らをして御身にならいて、常に天主に忠実ならしめ、その御旨を尊み、その御戒めを守るを得しめ給え」ニコッ

ステ「(へえ……)かくして我ら相共に天国において天主の御栄えを仰ぐに至らんことを」ヤレヤレ

フィ「……御身の御取次によりて天主に願い奉る、アーメン」フフッ






スタスタ……ギィッ






「…………さらばだ」

581 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:32:32.24 ID:8Ls/krFV0





















フィ「機会がありければまた会いたし。主の加護があらんことよな!」

ステ「なんかうつってるーーーーー!!!??」ガビーーーーン!










582 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:35:27.29 ID:8Ls/krFV0


ステ「どうするんだこれ……」

イン「気にすることなしよな!」

ステ「なくてたまるか!アイツこれからあの口調で地球一周謝罪行脚するんですよ!?」

ピラッ

イン「あれ?なにか紙切れが落ちたるのよ?なになに……」



フィ『そうそう、俺様の旅は「お客様は神様(以下略)」の宣伝も兼ねているのだが』

ステ「……いや、いつ書いたんだこんなもん」



フィ『先ほどちらりとだが見せてもらった「神にご奉仕☆(以下略)」には実に感銘を受けた。
良ければ俺様の城、略称「ベツヘレムの星」の制服として採用したいと思う。というか採用する』

イン「!!」

ステ「!?」



フィ『現物はないが俺様の「聖なる右脳」にかかれば再現など容易い。
「あのイギリス清教最大主教も絶賛着用中!」のキャッチコピーで商品展開も考えているので楽しみにしt』ボウッ!

イン「す、すている!?何故にまたイノケンティウスを顕現させたるのよな!?」

ステ「ふ、ふぃ、っ、」

イン「ふぃ?」




583 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:37:14.23 ID:8Ls/krFV0




ステ「フィアンマァァァァァァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!」






鬼のような形相で『魔女狩りの王』を引き連れたステイルが大聖堂を飛び出す。通行人がびっくらこいて何人か腰を抜かした。

乳母車の赤ん坊がキャッキャと笑いだし、何故だか手慣れた感のあるホームレスがありがたやと暖を取りに群れる。



しかし本日四度目となった絶叫の元凶はすでにどこにも見えず、青青く晴れ渡る空に五度目の絶叫が響いて抜けた。



「不幸だぁぁーーーーーーーっ!!!!!」



続きません……よ
584 :ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」2 [saga]:2011/05/14(土) 01:38:20.42 ID:8Ls/krFV0

宗教用語の使い方が適当です。軽くググった程度です。
そちらの関係のかたがいらっしゃったら不快な思いをさせたかもしれませんが、ご容赦ください。

土御門兄妹って夫婦になってるの見たことないよね。
やっぱあれか、彼にはシスコン軍曹の肩書がよく似合うからか。

ご指摘などありましたらどうぞ
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 02:52:36.36 ID:5IyisnY30
ひたすらギャグかと思ったら何かちょっといい話だった
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/14(土) 09:42:50.06 ID:7JvLd58Co
イノケンティウスが地元民に親しまれてる……!
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [ sage]:2011/05/14(土) 10:11:17.81 ID:qoUzCyeN0
いい話っぽかったのに最後のセリフでぶち壊しじゃねぇかwwww
乙!
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 11:24:59.63 ID:nkrj5EHXo

そしてフィアンマが世界中にあの口調を感染させていくという

早くスレを立てろー
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 14:21:30.11 ID:Gm5kPDKMo
長編書こうとしても冒頭部分で力が尽きるんですけど、というか飽きるんですけど
VIPとかでは読んでる側が書きためしろよksとか言うし思ってたけど投下前の書きためがかなり辛い物がある事がわかる

でもやっぱり書きためしないとっていう精神が働いて途中投下するわけにも行かず、書き始める
そしてそのssが飽きて全部消す。または途中で黒歴史になりかけて全部消す

そして次の日また別の話を書く。ループ

ちょこちょこ書くってのだと書かなきゃっていう義務感に襲われて大変な事になるからss速報にスレ建てるのも辛い
または義務感とか無しでめんどくさいなーもうやめよーって立てたけどやめる、義務感はあるけど忙しくてかけない

きっとこういう感じで挫折する奴多いよね
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/14(土) 15:16:05.02 ID:7V0XhH9Z0
ま、そういう人のために総合があるんだよな
かくいう俺もその一人だけど
VIPじゃだらだら書くのはマナー違反だし、NIPはNIPで待ってる人がいるから負担になりやすい
だからスレ立てられる人ってすげえなあと思うわ
そんで総合のありがたさを痛感する

>>589
消さずに残しときゃいいじゃん
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 15:42:12.40 ID:8JVNcIPro
>>589
推理作家の島田荘司が、どんなにいいアイデアがあっても
きちんと完結させられない人には実力付かない、って言ってた
無理矢理やしょんぼりオチでも「とにかく終わらせる」っていう修練を積まないとダメだって

長編じゃなくても、その中で入れようとしてるエピソードとかワンシーンを切り取って
中編・短編として読めるものにしたりして、書き慣れてみたらいいと思う
短ければ総合で、100レス分くらいあるならスレ立てても「完結です」ってきっちり宣言すれば誰も怒らないよ
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/14(土) 16:30:46.62 ID:Ty7NdGqNo
そうは言うがね、黒歴史ノートをいつでも処分できるのに好んで残しておくというのは精神衛生上非常によろしくないというかね
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 16:37:33.65 ID:fKrfemtAO
俺は残しておくな
何か糧になるかもしれないとか、勿体ないという理由もあるけど、面白いんだよね
自分の書いた文章ってすごいすんなり入ってくる
多分何らかの補正が働いてるんだろうな

短くてもとりあえず話をまとめてみるってのは良いよね
長編ってのもバラしてみればそういうものの集合体なんだし
594 :「一緒に」 [sage]:2011/05/14(土) 16:40:59.02 ID:7V0XhH9Z0
ごめん、流れ作っといてぶったぎるごめん
暴走が止まんなくなったが故に2レスいただく
595 :「一緒に」 :2011/05/14(土) 16:42:17.28 ID:7V0XhH9Z0


――おーい、一方通行。


「ンあ?……何だ上条か」

「調子はどうだよ?」

「ぼちぼちってとこだ……なかなか慣れねェ」

「ははっ、まあ着ることもないししょうがないよな」

「オマエの時はどうだったンだよ」

「俺?……そこまで違和感は無かったかな、見立てたのがお前なだけあって」

「ハッ……そォかよ、なら俺のも選ンでくれれば良かったじゃねェか」

「いやいや、上条さんにはそんなセンスはありませんことよ?」

「つーか一方通行は何着ても違和感持ったと思うぞ?」

「……何でオマエまで来た浜面」

「いやいや、新郎の晴れ姿を先に拝んでおこうと思ってよ」

「そんで浜面、一方通行が違和感を持つ理由は?」

「あー、いや。だってどうみてもガチガチじゃねえかコイツ」

「ああ、確かに」

「はァ?オマエ等二人ともミンチにしてやろォか」

「こえーこえー」

「いや上条はともかく俺は死ぬな」

「分かったら黙っとけ」

「はいはい。……これで結婚してないのは俺だけか」

「同棲までしてて何を言ってンだよ」

「なんで結婚しねぇの?」

「俺がヘタレなんだよ、言わせんな恥ずかしい」

「恥ずかしいと思うんなら頑張りゃいいのに」

「そォだな」

「嘗めんなよヘタレ?……まあいいや、そろそろ時間だろ」

「お、もうそんな?じゃあ戻るとしますか」

「ああ、帰れ帰れ」

「つれねぇな一方通行」

「だから緊張してんだろ?さっき自分で言ったじゃんか浜面」

「うっせェぞ上条」

「はは、じゃあ会場で。――似合ってるぞ、燕尾服」

「上条より様になってるんじゃないか?」

「いやそれを言うなよ」

「まあいいじゃねえか。……お前ら夫婦はお似合いだ、幸せにしてやれよ。一方通行」

「……おォ」
596 :「一緒に」 :2011/05/14(土) 16:43:16.17 ID:7V0XhH9Z0


「なあ」

「なに?」

「今まで苦労かけたな」

「なんだ、そんなこと?」

「そンなことって何だ」

「いつものことでしょ」

「……あァ、まァな」

「アナタが気にすることない」

「そういう訳にはいかねェよ」

「いいの」

「……」

「いつも守ってくれた、だからいいの」

「……分かった、だがこれだけは言わせろ」

「なあに」

「俺はオマエを絶対に幸せにする。不幸になんか逢わせねェ」



「だから、ずっと隣に」

「俺と、ずっと一緒にいてくれ」


「……はい、ってミサカはミサカは微笑んでみる」

――お色直しが終わったようです。

それでは、新郎新婦の入場です。
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/14(土) 16:45:46.94 ID:7V0XhH9Z0
はい終わり、暴走って怖いわやっつけだけど30分で終わった
ちとロシア編を意識してみた

まあ正直これが言いたかっただけなんだけどね

えんだああああああああああああああああああああああああ
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/14(土) 16:53:33.08 ID:7k7s1O/AO
>>589
SS書いてて義務感持ったらダメだろう
書かされてると感じてるって事だろ
SSを書きたい、完結させたいから責任持つってんなら別だけど
義務と責任は別物だぜ
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 17:02:18.76 ID:fKrfemtAO
>>597

結婚っていっても今までと変わらない気するけどねww
しかし打ち止めの結婚式より遅いって、どんだけ待たせてるんだ…
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 17:04:00.44 ID:nkrj5EHXo


両親席には御坂夫妻が並ぶのか黄泉川とニートが並ぶのか
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 17:20:39.10 ID:nkrj5EHXo
ある4コマのパロ
30分ルール不要
一レス


美琴「ねえ、当麻」デレデレ

上条「なんだよ美琴」イチャイチャ

美琴「私たちの子供ってどんな子かな?」

上条「性格の良い可愛い子に決まってるだろー」

番外「……」ジー

番外「ねえ、一方通行」

一方「なンだよ」

番外「ミサカとアナタの子供ってどんな子だろうね?」

一方「性格悪くて目付きの悪い奴」

番外「………うん、そうだろうね」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/14(土) 17:40:12.63 ID:G6meQmjMo
反論の余地なさすぎワロタ
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/14(土) 17:45:18.71 ID:U5AWitN3o
もの凄いツンデレか甘えん坊に育ちそうでもあるがなww
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 17:50:26.86 ID:fKrfemtAO
番外個体も遺伝子自体は美琴と同じで、MNWの影響で性格曲がってるだけだから、子供には…
まあ、ツンデレは確定だけどな
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/14(土) 17:53:05.71 ID:8Ls/krFV0
なんか必死に反証しようとしてる自分に気付いた
でも無理だった
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/14(土) 18:14:42.97 ID:jL6LkqD50
乙!
環境次第じゃ超純粋になるような気も…
とりあえず、反抗期はヤバいだろうな
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/05/14(土) 18:34:26.12 ID:Gyf0lQ0Ao

それでも隔世遺伝なら……隔世遺伝ならきっとなんとかしてくれる!
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 18:38:09.20 ID:8JVNcIPro
隔世遺伝だと、美鈴さんの酒癖の悪さと
育ての親木原くンのマジ鬼畜さがあわさって
酒飲んで爆笑しながらロケットランチャーぶっぱなす未来しか見えないんだが…
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/14(土) 19:43:13.46 ID:E91pUPtAO
>>608から電波が来てるので1レスもらう

一方通行宅

美鈴「おー愛しの我が義理息子よ飲みなさ〜い」オサケツグ

木原「おい一方通行、若くてお美しいお義母様の酒が飲めねえのか?」カタツカム

打ち止め「アナタと夫婦…ってミサカはミサカは」ムニャムニャ

一方通行(ウゼェェェェ!!)

一方通行と打ち止めは結婚した
そして新婚初夜、御坂美鈴と木原数多が一升瓶片手に一方通行宅に乱入した
打ち止めは既に潰されて一方通行の膝の上でぐっすりお休み
美鈴と木原は一方通行の両端から絡んでいた

一方通行(考えろ一方通行、打ち止めをこのままに酔っ払い二人を反射するベクトルを操作)

木原「木原神拳!」バキッ

一方通行「痛ェ!何しやがンだクソ親父!?」

木原「テメエが反射しようとするからだろうが一方通行…って今親父って言ったか?」

一方通行(しまった)

木原「…俺は嬉しいぜ一方通行!こんな社会のクズを親父って」グスッ

美鈴「イイハナシダナー」

木原「今日は飲むぞぉぉぉぉ!!」

一方通行「帰れテメエらァァァ!!」

黄泉川「追加の酒持ってきたじゃん!」

芳川「つまみもあるわよ」

一方通行「」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/14(土) 19:43:55.35 ID:E91pUPtAO
ロケットランチャーは無理だった
すまない
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 19:46:19.83 ID:nkrj5EHXo


なにこの幸せ家族(ただし一方通行を除く)
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/14(土) 19:47:36.80 ID:HQeXgx+Po
あれだ
祝砲代わりに式場でぶっ放したとかで
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/05/14(土) 20:18:09.92 ID:CGDZTcxAO
初めて書いた

PCなんて持ってねぇ!
携帯だけど許してくだせぃ

佐天さん能力ネタ
たぶん5レスくらい
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 20:18:52.55 ID:TBlZ+iaG0
2レス失礼。
一方さん=百合子で相手は削板さんです。


削板「第一位が、女?」

削板「そうだったのか……女の身で俺よりも順位が上であり頂点とは、素晴らしい根性だ!」

削板「よし、根性仲間として挨拶しに行こう!」



モブ1「可愛いじゃねーか、遊ぼうぜぇお嬢ちゃん」

モブ2「足が悪いのかな?俺が休めるとこまで運んでやるぜ」

百合子「あーァ、ったくよォ。バカってのは本当に滅びねェなァ」

モブ3「あ?今なんか聞こえたけど気のせいだよな?」

モブ1「俺ら心が広いから一回目は許してあげるけどー、次はちょっと怒っちゃうよ?」

百合子「お気使い結構ですゥ、どけよゴミカス共」

モブ1「っち……おい、やれ」

モブ1・2・3「「「オルァァアアアアアア!!!」」」


???「見つけたぞ第一位いいいい!!!!!!!!」

百合子「あン?」


ドッカーーン <ウワアアア チュドーン


???「はじめましてだな!俺は超能力者のナンバーセブンこと削板軍覇だ!」

百合子「いや、何平然と……おま……」

削板「まったく寄ってたかって女相手に!根性の無いやつらだ!!」

百合子「……なーンなンですかァ?」

削板「根性仲間として挨拶にきたに決まっているだろうが!」

百合子「知らねェよ!」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 20:19:40.91 ID:TBlZ+iaG0
削板「女の身で第一位である根性に心を打たれたんだ!共に根性を極め、学園都市を明るく照らそう!!」

百合子「はァ?根性?ンなもンねェよ。俺はクソったれな研究者共に能力開発されて、気付いた時には第一位だっただけだ」

削板「それは違うぞ」

百合子「……何が」

削板「俺だってレベル5だ、研究がどんなものかくらい知っている」

削板「弱音なんて根性無いことは吐かねぇが、根性が無ければ耐えられないようなこともある」

削板「つまりお前は根性をもって研究実験を受け、耐えて、第一位になったんだ!自分の根性を否定するな!!」

百合子「……それってよォ、第三位や第四位にも言えることだろうが」

削板「勿論あいつらの根性も素晴らしい!俺も負けていられんな!」

削板「そしてそんな第三位達よりも序列が上であるお前は、根性も第一位ということだ!!」

百合子「ええー」


削板「で、お前の名は?」

百合子「いやお前俺の事知ってンじゃねェの?」

削板「探すために顔だけな!だが名前は本人から聞くのが一番だ!だから知らない!!」

百合子「いちいちうるせェ奴だな。……一方通行だ」

削板「それは能力名だろう?俺が聞いているのは名前だ」

百合子「別にいいだろ」

削板「よくない」

百合子「なンでだよ」

削板「俺が知りたいからだ!」

百合子「…………鈴科百合子」

削板「百合子だな!よろしく」

百合子「下の名前で呼ぶンじゃねェよ!握手もしねェ!」


削板「では目的も済ませたし、俺はもう行く。鈴科も気合入れて帰れよ!」

百合子「気合って何だよ、気をつけてって普通に言えよ」

削板「気合を入れる事は即ち気をつける事につながるからな!」

百合子「あァ、そォ……」


百合子(喧しい奴だったな)

削板『自分の根性を否定するな!』

百合子(自分の根性、ねェ……)
616 :佐天「音を決める能力かぁ」 [sage]:2011/05/14(土) 20:20:11.97 ID:CGDZTcxAO
佐天「う〜い〜は〜るぅぅぅ! てやっ!!」トリャッ

初春「ん? 佐天さnわきゃっ!??」バサッ

佐天「お〜お〜、今日は水色ストライプかぁ。うんうん、夏らしくていいんじゃないかな」グッド

初春「〜〜〜〜〜〜」プルプル

佐天「でもたまにはさぁ、黒とか紫とか紐パンとかで私を驚かせたりしないの?」

初春「な、なに言ってるんですか! 佐天さん!」

佐天「何って……初春の明日穿くパンツのことだよ?」キョトン

初春「なんでそこで不思議そうな顔するんですか!?」

佐天「落ち着きなよ、初春。ほら、風紀委員はうろたえないッ!」キリッ

初春「それはドイツ軍人です!」

佐天「そういや聞いてよ初春。私もついに能力者になったんだよ!」フッフーン

初春「急に話を変えないでくだs……って、えぇ!? あの万年無能力者の佐天さんがって!?」

佐天「久しぶりにキレちまったよ……ちょっと頭枯らそうか」

初春「すまんかった」ワリィ

佐天「軽っ」

初春「ところで、一体どんな能力なんですか?」

佐天「えーと、音を決める能力!」

初春「決める? 操るじゃなくて?」

佐天「うむ、決めるのじゃ!」フンス
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/14(土) 20:21:29.08 ID:TBlZ+iaG0
以上です。
削板さんも一方さんも偽物臭くてすまんね。
またそのうちこの二人でネタ出来そうなので、かけたら投下しに来ます。
618 :佐天「音を決める能力かぁ」 [sage]:2011/05/14(土) 20:23:54.93 ID:CGDZTcxAO
被った…orz
携帯だから投下間隔ちょっと長め……



〜『音を決める能力』とは〜

ズバリ私、佐天涙子が「これの音はこれ!」と決めた通りになるのである!

*例1.「御坂さんの能力の音はこれ!」
御坂「ちょっと待ちなさいよー!!」ブリブリ
上条「ギャー! 不幸だあぁぁぁ!!!」

例2.「白井さんの口調はこれ!」
白井「初春殿! 事件ナリ! 行くナリよ!」
初春「ワロス」ワロス

〜説明了〜

初春「……しょぼっ」ボソッ

佐天「ほっほう、そんなこと言う初春にはこれだー!!」ウリャッ

初春「!! なっ、何したんです!? ほっ…口調は変わってないですね」ヨカッタナリ

佐天「ふっふ〜ん、ちょっと能力使ってみなよ」ニヤニヤ

初春「能力……」ジーーーー

佐天「……」

初春「……」ジーーーー

佐天「解除して」

初春「……」チーーン

佐天「電子レンジ!」グッ

初春「……戻して下さい」グスッ

佐天「うむ」ヨッ

〜〜〜〜〜

初春「にしても変な能力ですね〜。あっ、馬鹿にしてる訳じゃなくて、単純に不思議に思っただけですよ?」

佐天「まぁね。先生も学園で唯一の能力だって言ってたし」フフン

初春「レベルは幾つになるんですか?」

佐天「同じ能力の人がいないから決めかねてるってさ。まぁどうせレベル1でしょ。」
619 :佐天「音を決める能力かぁ」 [sage]:2011/05/14(土) 20:26:14.15 ID:CGDZTcxAO
初春「まぁ音を変えるだけですからねぇ」フムフム

佐天「まぁせっかく手に入れた能力だし、私はそれだけで満足だよ」ニコッ

初春「佐天さん……。そうですね! では今度の休み、白井さんと御坂さん誘っておめでとうパーティーですね!」

佐天「ふふっ、ありがと〜初春!」ギュッ

初春「きゃっ、急に後ろから抱きつかないで下さい!」ワタワタ

佐天「ごめんごめーん」ニコニコ

初春「もう、佐天さんってば……」クスッ

佐天「よーし! んじゃ景気付けに奮発して能力使うかな!」

初春「あんまりイタズラしたら捕まえちゃいますよ。これでも風紀委員なんですから」メッ

佐天「えぇー、んじゃこれだけ……てりゃっ!」

初春「何したんですか?」

佐天「えーと、レベル5第一位の能力使用時の音を…」

初春「ちょwwww」

佐天「…洋モノAV女優の喘ぎ声にした」

初春「おwwwwまwwwwww」

〜〜〜〜〜

一方通行「……チッ、隣のやつは昼間からAVですかァ。しかも洋モノ」オォーイェス!カモーン!

一方通行「はァ……うぜェ音は反射、と」ーー!ーーー!

一方通行「そろそろ次の実験かァ。さっさと終わらせてきますかねェ」ーー!ーー!ーーーー!!
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/14(土) 20:26:24.81 ID:xc7X7Rjvo
メタすぎるwwwwww
621 :佐天「音を決める能力かぁ」 [sage]:2011/05/14(土) 20:27:59.64 ID:CGDZTcxAO
ミサカ「……これより第9981実験を開始します。今回は市街地での戦闘です、と聴こえないであろう研修内容をミサカは言います。
まずは狙撃から始めましょうかねやれやれ、とミサカは相棒を組み立てます」カチャカチャ


一方通行「………」イライラ

ザワ……ザワ……

一方通行「………」イライライライラ

ジロ……ジロ……

一方通行「(なンなンですかァ! さっきからすれ違う奴らこっちばっか見やがってェ!)」イライライライライライラ

一方通行「……チッ、おィてめェ! 何こっち見てンだァ! ああン!」

通行人「───!?────!?」オドオド

一方通行「(そういや音を反射したまンまだったかァ)……もう一回言っt……あン?」オーマイガッ!ファック!ファックミー!!

通行人「だ、だからすみません! ほんと勘弁して下さい!」ガクガク

一方通行「(なっ、なンなンだァこりゃァ!?)…チッ、さっさと行け、三下がァ!!」シィー!ウゥー!!ハァァン!

通行「ひぃいい!!」オタスケー!

一方通行「(音? 能力かァ!? 反射が効いてない!?)……クソッ!!」アハァアン!!イェスイェスイェエス!!

〜〜〜〜〜
622 :佐天「音を決める能力かぁ」 [sage]:2011/05/14(土) 20:29:47.60 ID:CGDZTcxAO
初春「そういえば佐天さんの能力って第一位に効くんですか? 噂じゃどんな能力も効かないとか…」

佐天「ちゃんと効くよー」ウンウン

初春「……なんか自身満々ですね。根拠はあるんですか?」

佐天「うん。私の能力はね、対象に使うんじゃなくて世界に対して使うんだよ」

初春「…………は?」

佐天「相手がどんな能力者でも、流石に世界の決定までは変えられないよね?
私が世界の音を決めて、世界が音を設定する。よって! 世界の音は私のものなのだ!」

初春「え? あ? は、はいぃ!? な、なんかとんでも無いこと言ってませんか!? 佐天さん!?」

佐天「はっはっは〜、恐れいったか〜!」

〜〜〜〜〜

一方通行「(この際反射が出来ねェのは認めてやる! 見つけたら血祭り決定だがなァ!! 第一位を舐めやがって!)」ウッハァ…オゥフ……ハンンッ!!

ジロジロ…ザワザワ…

一方通行「(チッ……能力解いて人気のない場所に行くしかねェ)」アァァン!カモー…

ザワ…ザワ…

一方通行「(今のうちに!)」


「実験開始です、とミサカは先手必勝」ダァァン


一方通行「pgr…」アタマパァン



ミサカ「目標沈黙、これにて第9981実験を終了します、とミサカは達成感に浸ります」


END
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/05/14(土) 20:31:17.36 ID:CGDZTcxAO
以上ッス

もう二度と書くまい…

携帯でごめんね…orz
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/14(土) 20:34:16.05 ID:HQeXgx+Po
二人とも乙
また書いてくれ

しかし俺の9982号は死ぬこともなく美琴ときゃっきゃうふふできたのか
良かった良かった
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/14(土) 20:42:15.78 ID:E91pUPtAO
二人共乙

>>623
9982号が生き残ったのでアドバイスだ

携帯から書くときは短くて1レス、長くても2レスの速記原典を心懸けるんだ
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 20:49:03.89 ID:TEo1rKxDO
そぎ百合マジ俺得
このカプの通称はは究極配合でいいのか

電子レンジクソわろた
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 21:13:10.48 ID:gYRnEziAO
6レス頂戴します。
打ち止めと一方通行と番外個体でほのぼの系にしたつもりです。

打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」
628 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」 :2011/05/14(土) 21:14:40.37 ID:gYRnEziAO
打ち止め「番外個体って可愛いよねってミサカはミサカはあなたに共感を求めてみる」

一方通行「…そォか?」

打ち止め「可愛いよ!番外個体は妹達が誇るエロかわ系だよ!
     全然露出してないのに色っぽいし、雰囲気だって他のミサカとは全然違うじゃない
     お姉さまのDNAで出来てる筈なのに、それを無視したパーフェクトなプロポーションでしょ
     あなたはそう思わないの?っつミサカはミサカは興奮気味にまくし立ててみる!」

一方通行「…それで俺が
    『確かに他の妹達とは違って可愛いよな』
     っつったらオマエはなンてリアクションすンだよ」

打ち止め「ヒック…ミサカにも可愛いって言ってくれたこと無いのに…ヒック…」ムセビナク

一方通行(こいつめンどくせェ)
629 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」 :2011/05/14(土) 21:16:10.48 ID:gYRnEziAO
打ち止め「番外個体って可愛いよねってミサカはミサカは共感を求めてみる」

一方通行(またか…)

打ち止め「ところで!番外個体ってミサカ達と同じ石鹸使ってるのに良い匂いするよね!
     香水つける子とは思えないし、あれはフェロモンなのかな?ってミサカはミサカは推測してみる
     でね、『あなた良い匂いするね』って言ったら真っ赤になって照れちゃったんだよ
     何の目的であんな可愛い個体製造したんだろうね?ってミサカはミサカは疑問に思ってみる」

一方通行(解答一、フェロモンは同性には感じ取れない
     解答二、製造の目的はは俺らの殺害)

一方通行「…気のせいだろ」

打ち止め「だって同じ石鹸使ってるけどあなたからは違う匂いがするよ」クンクン

一方通行(これは間接的に臭いと言われてンのか?)←ちょっと傷付いた

打ち止め「んー…あなたって男の人の匂いしないのね」クンカクンカ

一方通行(……フォロー嬉しくない)

打ち止め「でも芳川や黄泉川とも違うし」

一方通行「ハッ…アイツらからすンのは加齢臭だろ」

黄泉川「よし、歯ぁ食いしばるじゃん一方通行」バキボキ

一方通行「!!!?
     い…いつからそk
630 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」 :2011/05/14(土) 21:17:26.00 ID:gYRnEziAO
打ち止め「番外個体って可愛いよねってミサカはミサカはあなたに共感を求めてみる」

一方通行(黄泉川の野郎…三下のより響いたかもしンねェぞ)ジンジン

打ち止め「ねー聞いてるの?」

一方通行「聞いてンよ…」

打ち止め「話戻すけど、番外個体って可愛いけど手はちょっと無骨だよね
     戦闘に特化させた結果だと思うと切ない気持ちになるのってミサカはミサカは自分がその原因の一つであることに罪を感じてみたり…」

一方通行(クソ…オマエがそンな責任を感じる必要なンざ…)

打ち止め「……でも罪の意識を感じる程、番外個体の手が触れる瞬間感じるトキメキも大きい気がするの!
     ってミサカはミサカは背徳感に身を捩ってみたり//」

一方通行「…」ドンビキ

打ち止め「沈黙は肯定って言葉があるんだよ」

一方通行(否定する気も起きねェ…)

一方通行「もォそれで良い…」ウンザリ

打ち止め「じゃあ共感も得られたってことだし、あなたが
    『番外個体の手にスリスリし隊』の『名誉隊員』かつ『一番隊組長』
     になったことをミサカはミサカは早速MNWで報告してみたり…」

一方通行「ヤメロォォォォォ!!!」ガタッ
631 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」 :2011/05/14(土) 21:19:21.14 ID:gYRnEziAO
打ち止め「番外個体って可愛いよねってミサカはミサカはあなたに共感を求めてみる」

一方通行(あれ以来妹達と顔合わせる度『そう言う趣味があったのですね』と言われる…
     このクソガキ…適当に返事すると都合の良いよう脚色しやがる
     慎重に答えねェとありもしない噂立てられかねン)

打ち止め「今の服も勿論似合うんだけど、可愛い服も着て欲しいなってミサカはミサカは願望を漏らしてみる」

一方通行(話を進めさせない方が吉か…)

一方通行「アオザイも女物だろォが」

打ち止め「揚げ足取らないでってミサカはミサカは不服を申し立ててみる!
     スタイル良いんだからミニワンピとかショートパンツとか、多少露出があった方が番外個体の魅力が引き立つと思うの」

一方通行(これは同意すると服を買わされるフラグ!)

一方通行「その魅力とやらで世の野郎共がヤラしい目でアイツを見るようになっても良いのか?」

打ち止め「ミサカ達は耐性あるから大丈夫!ってミサカはミサカはない胸を張ってみる
     楯に『おしゃぶり上手なツラ』とか『ケツ振って誘ってる』とか罵られてないのだ!」エッヘン

一方通行(今更気を付けても手遅れか…)ガク
632 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」 :2011/05/14(土) 21:21:19.36 ID:gYRnEziAO
打ち止め「番外個体って可愛いよねってミサカはミサカはあなたに共感を求めてみる」

一方通行「確かに上玉だな…性格以外は」←吹っ切れた

打ち止め「あなたへの悪戯は仕様だから本意じゃないんだよってミサカはミサカは番外個体をフォローしてみる」

一方通行「買い置きした缶コーヒーの中身を一本残らず醤油に変える作業が不本意なら大した労力だ」

打ち止め「…ツンにも色んな表現があると思うのってミサカはミサカは…」

一方通行「前から思ってたが…フォロー下手だな」

打ち止め「心配しないで…自覚はあるから
     でも、ミサカにとって番外個体もあなたも大切な人だから三人仲良くできたら良いな
     ってミサカはミサカは願ってみたり」

一方通行「…オマエがいくら望んだところで、俺はアイツに嫌われてンだから無駄だろォが」

打ち止め「番外個体はあなたのこと嫌ってなんかないよってミサカはミサカは真実を述べてみる
     まだ生まれたばかりだから伝え方が分からないだけだもん
     あの子は一生懸命あなたに馴染もうとしてるの
     さっきも寝てるあなたのおでこに『もやし』って書いてスキンシップを(ry」

一方通行「番外個体には本格的なお仕置きが必要なよォだな」カチッ
633 :打ち止め「ミサカの妹がこんなに可愛い!」一方通行「」(おまけ) :2011/05/14(土) 21:22:24.04 ID:gYRnEziAO
番外個体「最終信号って可愛いよね」

一方通行(こいつもか…)

番外個体「なにその顔?ミサカに共感出来ないって言うの?
     これだから白もやしはダメだね、分かってない
     まずあのコロコロ変わる表情、あれなんて他の妹達どころかオリジナルだって出来ないって
     天真爛漫で子供の可愛さを全部詰め込んだような言動!研究者に全力でGJをおくらざるを得ないね
     ミサカ的には幼く製造されてるのに色々受け入れた上でミサカのお姉ちゃんを努めようとしてるとこなんかたまんない
     最終信号マジ聖母!」

一方通行(…うわァ)ドンビキ

番外個体「なに?これだけ語ってもまだ最終信号の魅力が伝わってないの?」

一方通行「…それで俺が
    『確かに打ち止めマジ聖母!全力で同意するぜ』
     っつったらオマエはなンてリアクションすンだよ?」

番外個体「本当にロリコンだったんだって散々せせら笑った後、音声データをMNWにアップする」シレッ

一方通行(やっぱりな)

番外個体「ちなみに今の言葉、『打ち止めマジ聖母』の部分だけ切り取ってアップしたから」

一方通行「ヤメロォォォォォ!!!」ガタッ
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/14(土) 21:23:43.44 ID:gYRnEziAO
お粗末様でした!

打ち止めが好きな人も、一方通行が好きな人も、番外個体が好きな人ごめんなさい
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/14(土) 21:30:20.19 ID:7WvboOpAO
>>634 超GJ!
お前は 前からできる子だと思ってた
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/14(土) 21:38:05.83 ID:jL6LkqD50
この一方さんの胃に穴があくのも時間の問題だなwwww
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/14(土) 21:39:29.15 ID:U5AWitN3o
女嫌いになるか、毒されるかの二択だなww
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 21:42:40.90 ID:8JVNcIPro
乙!面白かった

この一方さんはもう本格的に一人暮らしの計画立てた方がいいwww
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 22:03:33.08 ID:YRKEEEkro
総括すると妹達可愛いってことだな
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/14(土) 22:26:16.83 ID:8Ls/krFV0

つまり御坂DNAが可愛いってことか
DNA萌え!
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/14(土) 23:03:16.01 ID:nkrj5EHXo
上は美鈴さんから下は打ち止めまで人妻からロリまで完備してるからな
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/14(土) 23:18:01.93 ID:FZ5QkrEAO
ツンデレクーデレヤンデレ全部揃ってるしな
御坂DNA凄いな



削百合が俺得すぎた
さあ早くスレを立てるんだ
643 :背中刺す刃と献身的な仔羊 [saga]:2011/05/14(土) 23:51:35.29 ID:xapBvYvAo
4、5レスほどお借りします。

自スレでインデックスが降ってきたシーンを書いているのですが
あれ?インデックスが引っかかったのが隣室だったら……物語は始まることなく終わっていたのな?
いや、バランサーたらんとする彼は独自に動くかも……背中刺す刃と禁書目録が交差する時物語が始まる! 
あれ?面白そうじゃね?ちょっと書いてみようかなー的なノリで書きました。

んでは。
644 :背中刺す刃と献身的な仔羊 [saga]:2011/05/14(土) 23:54:14.76 ID:xapBvYvAo
科学の街の住人、土御門元春はローラ・スチュアートが語る脳の容量についての嘘に気がついていた。

禁書目録に制御装置や裏切りを防ぐシステムを施しておくのは、当然であり義務ですらある、と土御門も思う。

恐らくはあの恐るべき女狐も、こちらが気付いていることに気付いているだろう。

見透かすようなその笑顔は、正しく土御門元春の本質を見抜いていた。


彼の名は“背中刺す刃”

何者をも裏切ることを躊躇わぬ、非情なる調停者であらんとする者。


ただ、あの日。

まだ彼が魔法名を名乗る前、髪が黒く、サングラスもかけていない、混ぜ物でない陰陽士見習いの、子どもだった頃。


土御門元春と、今では自分の名前すら覚えていない銀髪の少女が、

ほんの一時、穏やかな日差しの中でささやかな談笑を楽しんだことがあった。


もう、自分以外の誰も覚えていない古い話。

それを思い出すたびに土御門はじくりと胸が痛くなる。


ステイルや神裂は、今もその痛みを抱えながら、耐えながら、彼女を追っているのだろうか。


自分は、ずいぶんと変わってしまった。心も、身体も、名前も、在り方も。

彼女は、なにもかもを失ってしまった。記憶も、夢も、名前も、生き方も。


もう、自分は彼女と関わるつもりはない。

感傷は罪、憐憫は虚、懐古は無意味だった。


自分には、他に守らなくてはならぬ女性が居るのだ。
645 :背中刺す刃と献身的な仔羊 [saga]:2011/05/14(土) 23:55:41.01 ID:xapBvYvAo
夏休み一日目の朝。

今日は、舞夏が家にやってくる日だ。

少しばかりの寝坊を楽しみ、欠伸をかみ殺しながらカーテンを開く土御門。


そこに、純白のシスターが引っかかっていた。


寝起きで珍しくサングラスをかけていない土御門の瞳が見開かれる。

法王級の防御礼装“歩く教会”、風に揺れる艶やかな銀髪、あの日よりずっと大人びた寝顔。


無意識に手がベランダの扉を開いた。

その音に目が覚めたのだろうか、ぼんやりと彼女の眼が開かれた。


翠玉のようなその瞳が土御門のそれと結ばれる。

かつてと全く変わらずに輝くそれから、彼は目を離せなかった。

砂糖菓子のように甘い声が耳朶に響く。


「おなかへったんだよ!
 おなかいっぱいごはんを食べさせてくれると嬉しいな!」


ああ、変わらないその声。

相変わらず食いしん坊な君。

二度と出遭う筈のなかった二人。


イギリス清教所属の魔術師、学園都市の闇に生きる影、世界の裏を駆ける蜘蛛の男。

あの日彼女の隣で笑っていた少年は、今ではは守るべき者のために全てを裏切る刃になり果てた。


土御門元春はその日、自宅のベランダで、初恋の女の子と再会した。

646 :背中刺す刃と献身的な仔羊 [saga]:2011/05/14(土) 23:56:28.08 ID:xapBvYvAo

兄のもとに転がり込んだ謎の少女に危機感を覚えるメインヒロイン土御門舞夏

学生寮の一室で始まってしまった綱渡りのような三人の奇妙な共同生活。


やっぱり巻き込まれる我らが主人公、幻想殺しの右手を持つ上条当麻

迫り寄るステイル・マグヌスと神裂火織、背後に控えるイギリス清教

全てを見透かしたように哂う『人間』アレイスター・クロウリー


悪意ある陥穽に満ちたこのくそったれな世界で、土御門元春は選択を迫られる。

馬手には絶望、弓手には―――果たして。


禁書目録に記された膨大な魔導書

彼の命と引き換えに、一度だけならその身を魔人とすることもできるソレ。


背中刺す刃と10万3000冊の魔導図書館が交差する時、物語は―――
647 :背中刺す刃と献身的な仔羊 [saga]:2011/05/14(土) 23:56:59.78 ID:xapBvYvAo
投げっぱなしで終われ。


いろいろと謎の尽きない土御門くん
原作でも二次創作でもとびっきりの万能便利キャラとして活躍する彼ですが、
意外と真っ向から彼を描いた作品ってないですよね。

禁書目録についてどこまで知っていたのか
希代の陰陽博士たる彼が何故イギリス清教に所属しているのか
魔法名に裏切りの名を冠するほどの決意は、なぜ生まれえたのか
舞夏との出会いはどんなものだったのか、どんな事情があったのか
魔術を半ば捨ててまで、学園都市に潜る理由ははたしてあったのか
彼女を守るだけなら、もっといい方法があるんじゃないのか
やたら意味ありげな土御門姓、実家はどんなもんなのか
ぶっちゃけ語尾のにゃーとだぜいとですたい、どう使い分ければいいのか

描かれないからこそ、底が知れないのかもしれませんが
いつかは読んでみたいものです。

んでは
失礼しました。
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/15(日) 00:04:32.17 ID:Q7RV3WFAO

確かに土御門主体は全くといっていいぐらい無いな
どんなところにも入っていけるが真ん中には絶対立たない
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 00:13:11.05 ID:akY4XSXD0
まあキャラクター性から言って、影と裏方で暗躍するのが本業だしね。
しかし、キャラとしてのポテンシャルは確かに高いと思う。
上条さんの英雄譚とも、一方通行のダークヒーローものとも、浜面の成長ヒーロー物語とも違う、スパイアクション的な物語を展開してくれそうだ。
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/15(日) 00:13:12.50 ID:2hGTrm+AO

物事の中心にいたら自由に動けないからな〜
良くも悪くもサポート係なんだよね
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 00:20:08.86 ID:XZt4l12R0
誰かが集計してるのみたが、登場頻度では美琴とどっこいか、それ以上らしい
(土御門より上は一方さん、インさん、上条さんのみ)
土御門SSとか出たら面白そう
乙!
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/15(日) 01:32:33.04 ID:GVnY2tCCo
土御門ktkr
超俺得じゃねえかHKB

土御門は舞夏がいるおかげで他のキャラとのCPものもほとんどないしなー
いつかどこかで見た佐天さんとのCPぐらいか
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 01:49:15.76 ID:NhRnFB8to
インさんはホンマ魔性の女やで……
でもメインヒロインは舞夏か
あの子もなかなか難しいキャラだよなー。うまく書けない

元スレでも土御門→インデックスの設定にしてくれ
俺得過ぎる
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/05/15(日) 01:54:21.84 ID:dpLP0BCAO
土御門禁書で1巻再構成とかwktkが止まらない、
このままスレ立てしてもいいのよ?(チラッ
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/05/15(日) 02:24:55.36 ID:MOSwiepAO
元スレについてkwwsk
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/15(日) 06:19:06.01 ID:+58zkDrAO
1レスもらう

土御門元春の交友関係は広くて狭い

愛する舞夏は超電磁砲御坂美琴と顔見知り

御坂美琴のクローンと一方通行は切り離せない存在

一方通行は暗部の同僚にしてアレイスターのメインプランの一つ

アレイスターと最大主教ローラは学園都市とイギリス清教のトップにして共に二重スパイである俺の上司

ローラはかつて俺が日本語を教えた、その日本語にツッコミを入れるステイル

ステイルと同僚の神裂ねーちんはかつて禁書目録の親友だった

禁書目録は現在幻想殺し上条当麻―カミやんの家に居候している

カミやんは俺の隣人にして大事な親友

土御門「本筋の人間関係整理したら意外とこじんまりしてるにゃー」

俺が率いるグループには一方通行、結標淡希、海原光貴(エツァリ)がいる

一方通行の守る打ち止め及び妹達はヒューズ=カザキリを発現させる鍵

ヒューズ=カザキリこと風斬氷華はカミやんと禁書目録の友人

結標はかつて禁書目録の撃ち落とした樹立の設計図の残骸を巡り御坂美琴や一方通行と争う

海原は御坂美琴に惚れ込みカミやんと拳を交えた

土御門「カミやん、禁書目録、御坂美琴がいなかったら俺の人生もかなり狂ってるな」

657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/15(日) 06:21:48.62 ID:+58zkDrAO
以上です

土御門は本当に名パイプレイヤーですね
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/05/15(日) 08:35:10.68 ID:MOSwiepAO
元スレについてkwwsk
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/05/15(日) 08:43:08.57 ID:MOSwiepAO
すまねえ、寝る前に書き込んで寝起きに寝ぼけて更新ボタン 押してた!
しかもくわわしくてなんだよ!

上のお二人超乙です。土御門かわいいよ土御門!
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/15(日) 09:33:22.40 ID:vwUQI9uro
kwskがkwwskになるのはsagaしてない時の仕様
気にするな
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 10:06:47.07 ID:XZt4l12R0
言い方は悪いけど、いなくてもギリギリ物語は成立しそうなんだよなぁ
だけどいないと滑りが悪くなる
そういう意味で名バイプレーヤーってのは的を射た表現だわ
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 10:41:16.97 ID:NhRnFB8to
ガチで土御門を書こうとすると、学生生活と学園都市暗部とイギリス清教必要悪の教会のみならず、
その他の魔術結社やら裏組織やらの設定やら陰陽師的とかオリジナル要素を詰め込み、
更には舞夏との関係についても書かなきゃいけないからなー、たいへんだぞー

エヴァを加持さん視点で再構成するようなもんだ
誰かやらないかなー?(チラッ

>>656 乙乙!つっちーがカミやんのこと大好きそうで微笑ましい

>>658-659 元スレは鋼盾くんのヤツだな

663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 13:14:27.60 ID:u9TwcX990
しかも、上条さんみたいに説教で相手を鎮圧したり、一方さんみたいに圧倒的なパワーでねじ伏せたり、てな事ができるキャラでもないからなぁ。
一巻再構成をするにしても、上で言っているように『禁書目録に制御・管理用の機構を仕込んでおくのは必要不可欠な義務だ』ってのが大前提になるんだろうし。インデックスを開放した場合の世界への影響をよく理解してるだろうし。
その辺吹っ切って感情で突っ走ったら、世界の裏舞台で暗躍する多重スパイ、てなキャラが崩れそうだしなぁ。
力押し、てのが出来ないキャラだから、ストーリーを組むのが大変そうだ。
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 13:16:19.81 ID:MpfrcQ4DO
断片でもいいからまた書いて欲しいなあ土禁

…もっといい通称ないか
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/05/15(日) 14:45:01.18 ID:MOSwiepAO
土 足 禁 止 !

なるほど、土禁じゃちょっとな…。
土イン?

>>662
情報感謝
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/15(日) 14:48:25.94 ID:pDrwp77bo
にゃーかも
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/15(日) 15:05:37.96 ID:iBc/UUlTo
スパイン
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 15:35:34.41 ID:dQ0GzvlV0
>>667
いいなそれ

俺もやってみよう。
魔法名を組み合わせて……

1 背中刺す子羊
2 献身的な刃
3 献身的な子羊は強者の背中を刺す刃

ダメだ……意味不明な上に完全に矛盾してやがる
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/15(日) 15:43:23.54 ID:YYH26/UXo
>>668
献身的な子羊を刺す刃

つっちー……GGBやでぇ
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 16:01:19.18 ID:URMkVhbK0
インドでよくね?
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 16:07:18.42 ID:MpfrcQ4DO
どれもこれも初見殺しすぎるw

初恋前提なら(美しい思い出には)土足禁止でもいい気もする
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/05/15(日) 17:22:34.20 ID:+GMp+E740
禁止はインさん+打ち止めなイマゲ
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 17:32:51.30 ID:vSibqMsTo
じゃあ足が誰かによって4Pが成立するわけだ
美脚を売りにしてるのはフレンダか対馬だっけ
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/15(日) 17:52:40.78 ID:+LUsRf3Eo
フレ/ンダの片割れのことか
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/15(日) 17:58:21.58 ID:xqhwLul1o
片乳と申したか!?
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/15(日) 18:23:08.02 ID:Q7RV3WFAO
>>675
どうしてなの


どうしてなの
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/15(日) 18:33:06.53 ID:+58zkDrAO
上条麦野→幻想崩し・原子殺し
上条滝壺→幻想ストーカー・AIM殺し
上条絹旗→幻想装甲・窒素殺し
上条フレンダ→幻想ンダ・フレ殺し

678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/05/15(日) 18:42:41.75 ID:iBc/UUlTo
>>673
足、といえば移動手段のことだから……・
「運び屋」のお姉さんの出番ね。
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 18:50:30.37 ID:NhRnFB8to
co^te d'agneau
子羊の背肉

は、流石に怒られるなw

「にゃーかも」は好きだがスフィンクスいぬ麦のんフレメアが該当する罠
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/15(日) 19:37:56.26 ID:B6j1nkCO0
流れをブツ切ります。すいません

途中で挫折したやつ、折角なので投下させてください

・なので未完です
・むぎのんと一方通行です
・ほんのちょっとだけ残酷な描写があります
681 :○○崩し 1/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:38:50.37 ID:B6j1nkCO0

変わった子供だった。

蟻をプチプチ踏みつぶして喜んでいる子供はたまにいるが、彼女の場合はそうではない。
蟻をチリチリと焼き殺して喜んでいるような子供だった。

指からビーム☆

冗談みたいな事が本当に出来てしまう、人間兵器のような女の子。
学園都市で能力開発を受け、見える範囲一帯を破壊しつくすような力を得た麦野沈利を、人々は恐れた。

嫌われ者の沈利ちゃん。

幼かった彼女は、小さいながらもそれが当然だと思った。
自分が嫌われる理由が何となく分かる。

でも、やめられない。

殺すの大好き。

命を溶かすって、とっても素敵。



変わった子供だった。



さすがにもう大きくなったのでそんな事はしない。

「だって、蟻さんがかわいそうなんだもーん」

なので。

かわいそうな蟻さんの代わりに、高校生になった彼女がチリチリするのは――――


682 :○○崩し 2/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:40:16.17 ID:B6j1nkCO0

     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


「ひぃぃぃっ! た、た、助け、許して下さいぃぃ……」

「はーい残念。そうは問屋が卸さないのでした」

形のいい手に光が集まる。
『粒子』でも『波形』でもない、曖昧な形で強制的に固められてしまった電子が、悲鳴を上げるように白く輝いている。

現在の彼女の標的。
発見した瞬間にその男の名前も忘れてしまったのだが、人間である事は間違いない。

媚びへつらう姿がどうも犬っぽいのだが。

「ねえ。ワンちゃん?」

「へ、へ……?」

その男が間の抜けた返事をした次の瞬間、彼の左耳が吹き飛んだ。

「ぎ、ヤぁ、アアアアアアアアアッ!! うああぁ、ウガぁああアアア!?」

のたうち回る人間。

彼女の右手から放たれた光線は、対峙する相手の耳をもぎ取って壁にぶつかり、その壁にも綺麗な円い穴を開けた。

大の男が悲鳴をあげて苦しむ姿に吹き出しそうになるのを堪えて、麦野は真面目に、しっかりと睨みつける。

真剣な雰囲気を作るのに笑い転げてはいけない。

「へ、じゃねぇよ負け犬野郎。犬が『屁』って鳴くのかァ!? ブーブー言うのは豚だろうがよッ!」

「はっはっはっ……はひっ……?」

泣きながら、息も絶え絶えに返答する男。
683 :○○崩し 3/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:41:02.41 ID:B6j1nkCO0

「じゃあ、ワンちゃん。いいお返事できるかなー?」

にっこりと、美しい顔に笑顔を貼り付け、麦野は猫なで声を出した。

(あれ? おっかしいな。相手、犬なんだけど)

「あ、わ、わん! わんわん!」

人間の男改め犬は、とてもいいお返事をした。
それを見て、麦野は豊かな髪を指先でくるくる弄りながら満足げに頷いた。

「合格。じゃ、苦しまないようにしてやるよ」

「わっ……?」

空いている方の手で『能力』を発動する。

白く太い光線が宙を引き裂くように伸び、犬の腹を刺し貫いた。

『原子崩し(メルトダウナー)』。

彼女の必殺技は、文字通り狙った相手を必ず殺す。

宣言どおり、彼は苦しまなかっただろう。
何かを感じる暇も無かったはずだ。

この圧倒的な力をもって、彼女は学園都市第四位の『超能力者(レベル5)』と認定されている。

輝く電子が人体を溶かす瞬間、彼女の体にも電流が走る。
正しく言うなら、電流のような、痺れる快感。

(ほんと、癖になっちゃうにゃーん)



――――そういうわけで。


大きくなった彼女は、人肉をチリチリするのがとても好きだ。

684 :○○崩し 4/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:42:06.91 ID:B6j1nkCO0

     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


『麦野。こっちは超終わりました』

携帯電話から少女の声が漏れ出てくる。
通話の相手、『同僚』、絹旗最愛が、リーダーである麦野に戦況報告しているのだ。

「ん。こっちも制圧完了。このまま解散でいっか。私寄るとこあるから回収しに来なくていいわよ」

溶けた死体の傍らで、電話のストラップをチャラチャラと鳴らしながら応答する麦野。

彼女は現在、『アイテム』という暗部組織のリーダーである。
学園都市が抱える闇の一員だ。

組織といっても、正規メンバーは四人しかいない。
リーダーの麦野、今電話をしている絹旗、他二人も年若い女の子である。

一応、男手もあるにはある。
下部組織に名前も知らない使い捨ての駒が沢山いるのだが、麦野の中では数に入っていない。

「しっかし、うら若き乙女たちにこんな物騒な事させるかねえ」

『それを麦野が言いますか……』

麦野の物憂げなため息に、絹旗の呆れたようなため息が重なった。

『アイテム』の任務は学園都市内の不穏分子を取り除く事。
場合によっては殺人すら要求されるこの仕事に、一番喜んで取り組んでいるのは誰あろう麦野である。

「ま、人を溶かすのは好きだし、仕事を通して実力を見せ付けてやればやるほど、理想に近づくからね」

歌うように話す美貌のリーダー。

電話の向こうの絹旗は、一瞬考えるような間を空けた後、言った。

『理想……例の、超第二位になる、ってやつですか?』

「こらこら。『超』第二位って、第二位超えたら一位になっちゃうじゃない」

『超分かりませんね。そもそもどうして一位じゃなくて二位なんですか?』

「んー。教えてあげてもいいけど……やっぱやめ」

『むむっ。そういわれると超余計気になります。何なんですか? どうして三位でも一位でもなく超二位なんですか?』

「だから『超』二位は……」

女の子が一度電話を持つと、なかなか手放さないものである。
685 :○○崩し 5/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:42:48.37 ID:B6j1nkCO0

ひとしきりガールズトークを終えた麦野が電源ボタンを押した時、時刻は午後六時だった。

(結局内緒のままにしちゃった。大した秘密じゃないんだけど)

驚きの真相もないのにあまり引っ張ると、本当の事を話した時にがっかりされそうである。

(今度話してやろうかなー。でも引かれるかなー。いやー、その心配は今更かなー)

思案しながら一歩踏み出した。

少し前まで何かの工場だったらしい廃屋。
その広々とした屋内で、彼女は悠然と出口へ向かって歩く。
その通り道に障害物が何も無いのは、下部組織の人間達がさっさと事後処理を済ませているからだ。
リーダーが電話で喋っている間に、闘争の証拠隠滅はすべて終わっていた。

通話しながら彼等の仕事ぶりを眺めていた麦野は、その手際の良さに少なからず感心していた。

(普段はやる事殺ったらさっさと帰ってたから、雑用の仕事なんか見た事なかったけど……)

(マニュアルでもあるのかね? すごい早さで死体が運ばれて行ったわ。バラバラのグチョグチョだったのに)

どうでもいいか、と扉に手を掛ける。

暗い屋内に夕日が差し込んで、少し目を細めた。

廃工場を出た彼女は、二度とそちらを振り向かない。

もうほとんど興味がないからだ。
686 :○○崩し 6/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:44:14.55 ID:B6j1nkCO0

今日の仕事は相変わらず不穏因子を消す事だったのだが、彼女にとって特別に有益な事が一つあった。

それは、ターゲットがある計画を潰すために暗躍している組織であった事。

『絶対能力進化計画』。

とある超能力者を絶対能力者(レベル6)へシフトさせるための計画だ。

それがただ研究者達の知的好奇心を満たすためだけの実験であったなら、
特に問題は起こらなかっただろう。
「ただの」で済まなかったのは、その方法が非人道的であったからだ。

計画はごく秘密裏に行われていたが、規模が大きいのでどこからか情報が漏れた。
もしくは内部からの反発かもしれない。

とにかく、その凶悪な実験を止めようという人間達が手に手を取って、一つの組織を作り上げた。
その組織こそが、今日『アイテム』によって潰されたターゲットだったのだ。

そう、彼等は正しい事をしていたのである。
悪い実験を止めようとしたヒーロー達。

彼等に足りなかったのは、外敵から身を守る力と、単純に運だ。
学園都市第四位を抱える『アイテム』に目を付けられては、生き延びられる方が奇跡である。
精神はとても立派だったのだが、惜しまれるのはそこだった。

そんな良い人達の一人を犬扱いして、アジトを消し飛ばした彼女は、悪者という事になるのだろう。

(別にいいけど)

麦野は軽い足取りで歩く。

潰してきた組織のアジトは、彼等の標的の近くに構えられていた。
つまり、彼等が潰そうとしていた実験の現場が、歩いて行ける距離にあるのだ。
先ほどの犬を殺す前に脅して手に入れた情報である。

今日の仕事の特典はそれ。

本日の実験がどこで行われるのか、知る事が出来るという点だった。

今夜はフリーとなった彼女は、嬉々としてそこへ向かう。
687 :○○崩し 7/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:45:33.05 ID:B6j1nkCO0

     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


麦野がこの実験の存在を知るに至った経緯は至極単純だった。
仕事を通じて、である。

去る八月十九日、『アイテム』はある研究施設の防衛を命じられた。
襲撃者はなんと、学園都市第三位の超能力者である御坂美琴。

夢が一歩近づいたと思った。

御坂の能力が麦野のそれより学園都市にとって有用であると考えられている以上、
彼女の序列が上がる事はそうそうないだろう。
例えば、御坂美琴が死亡したりしない限り。

その異常事態を起こすチャンス。

このタイミングなら大事な御坂美琴を殺しても「お仕事だったから仕方なかったんだもん」という言い訳も立つ。
そして、邪魔な少女がいなくなれば麦野は第三位になれる。
理想に一歩及ばないが、大きな前進だ。

麦野は張り切って襲撃者の抹殺に取り組んだ。
しかし、それは叶わなかった。

彼女には、勝ちそうになると勝負の最中に油断するというお茶目な癖がある。
大抵の場合は油断したままでも勝てるのだが、相手は第三位だった。
一瞬の隙を突かれて取り逃がしてしまう。

麦野沈利、一生の不覚。

足場を崩されて御坂から引き離された麦野は、追うか退くか判断に迷っていた。

(そもそもあのクソガキ、どうして研究施設なんかを襲う?)

(ここでやってる研究を潰したいからなんだろうけど、その狙いは何だ?)

考えている内に興味が沸いた。
そこで、そこら辺で機材を持って逃げようとしているスタッフを一人捕まえ、行われていた研究の内容を吐かせる事にした。
嫌がる研究者を脅して無理やり情報提供させる。

すると、とんでもない事実が判明した。
688 :○○崩し 8/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:46:22.47 ID:B6j1nkCO0

「『絶対能力進化計画』? 御坂美琴のクローンを二万人用意して、第一位に殺させる……」

二万とおりの戦闘を経験させる事で、学園都市第一位の超能力者を絶対能力者へ引き上げる。
それが、御坂美琴が潰したがり、『アイテム』が守らされている計画の全貌だった。

常軌を逸した実験。
わざわざ殺すためだけに、クローン人間を大量生産である。
「人間のクローン」というだけでも一般の倫理観から逸脱しているというのに。

オリジナルである第三位が止めたがるのも頷ける。

学園都市の狂気もここまで来たか。

それを知った麦野の最初の反応は――


「ギャハハハハハ!!」


大笑いである。

「何だこりゃ!? 第一位様はこんな事やらされてんのかよ」

途端に彼女は上機嫌になった。

「スライムを二万匹ぷちぷち潰してLvアップ!! ってか――――」





(――――素敵!)





蟻を焼いた記憶が蘇る。

第四位の目が輝いた。
689 :○○崩し 9/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:47:09.11 ID:B6j1nkCO0

何て狂った実験だろう。
他者の命と引き換えに絶対の力を手に入れるなんて。

最強の座にある者だけに許された、最悪の自己中心的発想。

(そうよ、そうだよなあ! この学園都市の第一位に君臨するんだから、それくらいのワガママは許して貰わないとねえ!)

(あははは! 素敵! 本当に素敵! 何より……)

自分は今、第一位の実験に関わっている。

彼の実験を守るために働いている。

彼の役に立っている!


その瞬間、彼女の頭から「退く」という選択肢が溶けて消えた。

(ここで私が追うのを止めたら、あの第三位はまた実験の邪魔をする)

(させねえよ……)


彼女は落下の衝撃で足に怪我をしていた。
走る事もままならなかったが、とにかく動いた。
痛かったが気にしなかった。

一度目標を設定すると、そこに向かって一直線。

これは彼女の長所であり、短所でもあった。
690 :○○崩し 10/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:48:31.40 ID:B6j1nkCO0

結果的に御坂美琴を殺す事が出来たのかというと、そうではない。

残念ながら病院送りが関の山だった。
夢中になりすぎて人目を集めてしまい、最後の最後まで追い詰める事が出来なかったのだ。
加えて麦野自身怪我をしていて不調だった。
結局、止めに入った絹旗にあっさり気絶させられてしまった。

とはいえ、流石の第三位もしばらくは行動不能だろう。
お互い本調子に戻ったら仕切り直しだ。
御坂を蹴落としてそのポジションに着く事も諦めてはいなかった。

そういう結末で、ひとまずその日の事件は幕を閉じたのだが。

御坂以外にもいたのである。
実験の中止を目論む連中が。

数日経って、今日その指令が来た時、麦野は喜んだ。

また第一位様の役に立てる。

そして、上手くいけば実験の情報を手に入れられるかもしれない。

二つの希望は面白いように叶った。
実験を潰そうとする彼の敵を殲滅し、本日実験が行われる場所と時間を聞き出せた。

(日頃の行いのお陰かな? にゃーんて)

悪い冗談である。
691 :○○崩し 11/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:49:17.63 ID:B6j1nkCO0

     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


第一〇〇三五次実験。

今回は一万三五回目に当たるのだそうだ。
つまり御坂美琴のクローンたちは今日までに一万三四人も殺されている事になる。

かわいそうに。

なんて微塵も思わない。

単価十八万で量産できるクローンなどただの実験機材だ。
それに、麦野はもともと他人の死に関心がない。
むしろ人の命を喜んで溶かすような女である。

(それよりそれより、そんな事よりっ、ちょっと遅刻気味かも……)

高鳴る胸を押さえて小走りに足を動かす。
目的地はとあるコンビニの裏手にある狭い路地だ。

(もう終わっちゃったかな? あの人ならスライムぶっ潰すなんて一瞬だろうし……)

ついつい絹旗と話し込んでいたのがまずかった。

聞き出した実験開始時間を十分ほど過ぎていた。
692 :○○崩し 12/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:51:10.64 ID:B6j1nkCO0

今日の彼女の目的は、第一位に会う事。

何を隠そう、麦野は学園都市第一位、『一方通行』の大ファンなのだ。

本名は不明で、能力がそのまま通称となっているらしい。
「一方通行」と書いて「アクセラレータ」と読む。
なんでだろう。
麦野にもちょっと意味が分からなかったが、きっと素晴らしい秘密が隠されているに違いないと思っている。
ファンなので全肯定である。

そのくせ彼女は、一方通行に会った事がないどころか、写真で顔を見た事すらなかった。
ならば第一位様のどの辺りに惚れ込んだのかというと、彼の持つ数々の伝説にである。

ちなみにその「伝説」、一般的には「悪評」と呼ばれる類の噂である。

小学生の頃ちょっかいを出して来た同級生を骨折させたのを皮切りに、
注意して来た教師もボッコボコ。
出動した警備員もバッキバキ。
第一位の座を狙ってつっかかってくる能力者をちぎっては投げちぎっては投げ、
その才能を妬むスキルアウトの集団に取り囲まれてもまとめて返り討ち。
敵が泣いても喚いても容赦しない。
敵でなくても遠慮がない。

これでもか、というほどの危険人物として、彼はこの科学の街の頂点に君臨しているのである。

見る者を絶望に叩き落とす強さ、そして凶暴さ。

麦野は変わった子供であったから、その噂を初めて聞いた瞬間に憧れを抱いた。

是非一度会ってみたいと思い続けていた。
そして、第二位を目指すようになったのだ。

憧れの第一位の次席に座りたい。
彼のすぐ下で、一番近くで彼を崇める存在になりたい。

そのあまりに単純な発想で、麦野沈利は学園都市第二位などというとんでもないポジションを目指し始めたのである。

それを決めたのは子供の頃だった。
しかし、大きくなった今でも考えは変わらない。

一度目標を設定すると、そこに向かって一直線なのが、良くも悪くも彼女なのだ。
693 :○○崩し 13/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:52:31.51 ID:B6j1nkCO0

     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


次の角を曲がった先が、件の路地裏だ。

まだ彼が帰ってしまっていませんように。
祈るような気持ちで、コンビニの壁の影を見る。

そこには――。


「だ、第一位……?」

「……あァ?」


白く、細く、どこまでも白い少年が、真っ赤に染まった肉塊を踏みつけて立っていた。

白い髪と肌に、赤い瞳。噂には聞いたことがある。
彼の途方もなく強力な能力が、身体の色素を消滅させたのだと。
有害なものを全て受け付けない彼の体は、その有害物質から身を守るための物質すら必要としないのだ。

そして、噂以上の凶悪な顔つき。泥のように濁った目つき。
これが、第一位。一方通行。

彼の踏んでいるものこそ、狂気の実験の「道具」、第三位のクローンに違いない。


麦野は少しショックを受けた。

彼の足が彼女のそれより細い事に。


(だ、第一位って、華奢なんだ……)


一人の乙女として、これはちょっとチクリと来るモノがある。
694 :○○崩し 14/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:53:36.88 ID:B6j1nkCO0

「オマエ誰だ」

ほとんど関心のなさそうな顔をして、一方通行は彼女に尋ねた。
自己紹介のチャンスを得て、麦野は喜びに心を躍らせる。

「麦野沈利。学園都市第四位よ」

「フゥン。……で?」

刺すような冷たい瞳。
だるそうな挙動。

目の前の全てが、あこがれ続けて来た第一位が理想どおりのゲスであることを証明してくれる気がする。

気持ちがどんどん高揚した。

「あなたに会いに来たの。実験の事は適当に調べた」

「ハァ……またそォいう奴か」

心底面倒そうに、頭をがりがりと掻く一方通行。

「俺に挑戦しよォってバカが後を絶たねェンだよな。四位くれェで俺に勝てるとでも?」

「違う違う。本当に、ただ会ってみたかったの。学園都市で一番強くて悪くてゲスの超能力者に」

「あ? ブチ殺されたいンですかァ? この三下が」

ギラリと。
沈む夕日を反射して、赤い瞳が光る。

麦野は気絶するかと思った。

その瞳が恐ろしすぎて。
心臓の鼓動が激しすぎて。
そして、嬉しすぎて。

「そ……そう言ってもらいたくて話しかけたの」

「……え」

流石の第一位も、ちょっと引いたらしい。
695 :○○崩し 15/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:54:29.05 ID:B6j1nkCO0

「私、あなたのファンなの」

「え」

「完璧な強さ、そしてクズっぷり。平気で人を殺して踏みつける冷酷っぷり」

「あの」

「一度でいいから、あなたに会ってみたかったの! そして、罵ってもらう夢まで叶っちゃった!!」

「おォーい?」

「キャー!! 幸せ!!」

一方通行は、呆れ返ったような顔で麦野を眺めていた。
696 :○○崩し 16/16 [saga]:2011/05/15(日) 19:55:35.50 ID:B6j1nkCO0

「と……とにかく、それ以上俺に近寄ったら殺すからな」

「はーい!」

憧れの彼の脅し文句に、それはそれはいいお返事をする麦野。
今なら命じられれば「わん」くらい言うかもしれない。

一方通行は、変な生き物を見るような視線で麦野を観察しながら、
クローンの遺体から足をどけて、去って行った。

麦野はその後ろ姿をうっとりと眺め続けていた。


初めて、第一位に会った。

この日は。

この日付は、彼女の大切な日として、
永久に彼女のカレンダーにハートマークを記し続けるだろう。





つづかない

697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 19:56:37.40 ID:VK36C7Oa0

原子通行にわりと飢えてた俺になんていうものを与えてしまったんだ
お願いします完成させてください麦のんぺろぺろ
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/05/15(日) 19:56:49.20 ID:B6j1nkCO0

この三下が

ブチ殺されたいンですかァ?

と 君が言ったから

八月二十五日は アクセラ記念日


というアレでした
本当は未元崩しにする予定だったんですが、書ききれなかったです

読み返すと長いですね。ごめんなさい

いじょ
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 19:57:45.52 ID:rzzvOczko
なにこのむぎのんかわ怖い
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/15(日) 19:58:57.11 ID:Qs5w5bbio
むぎのんがいい具合にキチ○イでかわいいよおお
本当に続きないの?え?マジで?
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 20:06:28.62 ID:8wuiwS8DO
え? 続きは?
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 20:14:47.96 ID:bBiJCAsGo
これには一方通行も苦笑い
欠陥品のぞくぞくするような美しさったらないね
おつ
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/15(日) 20:50:08.88 ID:bcgpHO3Uo
洋物みたいなドライさでいいなあ。
これでファミリーを大切にするところなんかがあればいっちょまえのマフィア物だww
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/05/15(日) 21:01:44.82 ID:kbZt5VsF0
小ネタ
一レス貰います
ネーミングセンスがないのは(ry
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/05/15(日) 21:02:22.86 ID:kbZt5VsF0
土御門「さーって、合奏を始めるかにゃー」

一方通行「三下ァ、いつもの頼むぜェ」

上条「またかよ、あれ意外と疲れるんだよなぁ」

美琴「しかし、アンタの能力ってほんと意味不明よね、雑音殺し(ノイズブレイカー)だっけ?」

青髪「リコーダーで雑音を器用に拾ってそれを打ち消す音を出すなんて、カミやんにしか出来ん芸当やでー」

上条「んなこといったら御坂なんか電気使う楽器なら何でも弾きこなす能力があるじゃねえかよ」

美琴「こんなの珍しくもないわよ、それなら音を一定の範囲だけに限って響かせる黒子の方がレア物よ」




アレイ☆「超電磁音(エレクトロマスター)と雑音殺し、一方通音(アクセラサウンド)が出合ったか、これでまたプランが短縮できる……」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/05/15(日) 21:03:20.86 ID:kbZt5VsF0
あ、30分たってない
すいません
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/15(日) 21:16:45.95 ID:+LUsRf3Eo
>>706
30分どころか一時間経ってるから問題ない

うん、なんつーかスレ立てようか
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [saga]:2011/05/15(日) 21:19:48.12 ID:kbZt5VsF0
>>707
時間見間違えた上にタイトル付け忘れた……
タイトルは 上条「楽団都市?」 です
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/15(日) 22:03:42.20 ID:+58zkDrAO
両者とも乙

軽音都市という電波を受信したりしなかったり
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 22:27:47.25 ID:0PJjuuWDO

むぎのん可愛いし軽音都市面白そうだし最高

ついでに土インの流れに完全に乗り損ねたが陰陽目録とかどうだろうか
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/15(日) 22:29:44.40 ID:pDrwp77bo
いっそ陰禁……すまんかった
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 22:35:14.20 ID:URMkVhbK0
おい
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 22:45:12.18 ID:Ku/ebeiRo
おい

>>710 
陰陽目録とはかっこいいな。
……陰陽→太陰対極図→白黒→白井黒子→白井黒子×インデックス

あれ? 土御門の話だったのにどうして百合の花が?
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/15(日) 23:22:12.04 ID:g35dsAqzo
パンデックス・・・
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/15(日) 23:43:23.64 ID:+58zkDrAO
土御門とインデックス(ダンサー上条、ステイル、アウレオルス)でレッツゴー陰陽師か

胸が熱くなるな
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 23:58:26.84 ID:a4d89FaA0
悪霊退散とかいいながら、インデックスと楽しそうに
してる土御門殴り倒す上条さん達しか見えない
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 00:20:49.07 ID:pBiuEsGlo
あらゆる困難が科学で解決する、この学園都市に
人々の閉ざされた心の闇に蔓延る 魑魅魍魎が存在していた。
科学の力ではどうしようも出来ない、その奇っ怪な輩に立ち向かう
神妙不可思議にして胡散臭い男がひとり。

その名は土御門元春、そう、人は彼を陰陽師と呼ぶ。
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/16(月) 00:30:07.93 ID:KzKF8dHlo
>>717
もはやとあるでは無くなるけど胸が熱くなってしまう
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/16(月) 00:33:30.93 ID:QuFwbmaAO
>>103-104の続編、2レスもらう

土御門「第三回ロリコン小隊作戦会議だにゃー」

一方通行「テメエらブリーフィングに集中しろ!」

上条「お前なんでそんなにノリノリなんだよ?」

一方通行「打ち止めがよォ…そのままのアナタが好きって言ってくれたんだよ、俺の性癖は一方通行だァ!!」

アウレオルス(リア充爆発しろ)

※黄金錬成発動して一方さん爆発したので修復中です

土御門「OK?…では今日の議題はステイルから」

ステイル「この中にはインデックスを大好きな者もいるだろう。しかし僕は気が付いた」
ステイル「彼女はロリになるのか?」

青ピ「どういうことや?」

ステイル「僕の周りには外見と年齢が一致しない女性が多くてね。最大主教、神裂」

上条「小萌先生も入るよな」

ステイル「まあそういう事だ。つまり僕はロリコンじゃないのかもしれない、だって僕14歳だよ?あの子がもし年上だったら合法ロリ好きになるんだよ?」

青ピ「このバカー!」バキィ

ステイル「…ッ!何をする!?」

青ピ「ステイル、お前は何もわかっとらん!ええか、年上だけどロリってのはなロリババアなんや!ロリババア最高やん!」
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/16(月) 00:45:19.36 ID:QuFwbmaAO
ステイル「…確かに君の言う通りだ、僕はあの子を守ると誓った!あの子がロリだろうがロリババアだろうが守ってみせると!」

青ピ「わかってくれたかステイル」

土御門「まとまったところで歌うぜよ!」

上条「ラジカセセットポチっとな」

青ピ「>>717

土御門「悪霊退散悪霊退散」

上条「怨霊」ステイル「物の化」アウレオルス「困った時は」

一方通行「どーまンせいまンどーまンせいまン」

土御門「救ってあげよう陰陽師」

インデックス「レッツゴー!」



土御門「いやー歌った歌った」

一方通行「いい汗かいたぜェ」

アウレオルス「疑問、インデックスいつからいたのだ?」

インデックス「私がロリに当てはまるかどうかってところだよ」

ステイル「」

上条「ほぼ最初じゃないか」

インデックス「そうなんだよ…ステイル?私は敬虔なシスター以下略」ガブッ

ステイル「ギャアアアアアアアア!!」

青ピ「ステイル羨ましいわー」

ピンポーン

上条「はーいはいどちら様ですかー?」ドアヲアケル

駒場「…」

上条「…あの?」

駒場「…入隊受付はここか?」

(おわり)
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/16(月) 00:46:25.14 ID:QuFwbmaAO
以上です

レッツゴー陰陽師土御門バージョン動画でないかにゃー? チラッ
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 01:13:40.89 ID:pBiuEsGlo
陰陽目録が止まらないな
HKB!HKB!
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 01:22:51.36 ID:xrM13i/DO
同年代の知り合いっていう健全極まりない相手が対象なのにいつもロリコン扱いされるさんじゅうよんさい
かわいいな
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/16(月) 01:28:41.29 ID:7rmRtvqN0
ついに駒場さんまで来ちゃったよw
この人がこういうネタで出てくるの意外に見ないなあ。
ぜひ続きを。


4レスほどお借りします。インデックスがちょっと頑張るお話。
725 :初めての… :2011/05/16(月) 01:29:47.60 ID:7rmRtvqN0
 ピリリリ


「はう!?」


 とある学生寮の一室で携帯電話が鳴った。

 それはこの部屋の主である姫神秋沙のものではない。

 遊びに来た銀髪のシスター、インデックスのものである。


 ピリリリ、ピリリリ……


「わ、わかったから大人しくしてほしいんだよ……」

 インデックスは修道服から、急いで携帯電話を取り出した。

「携帯電話は。口で命令しても動かない」

「わかってるんだよ、あいさ。……よっと」

 インデックスはボタンを恐る恐る押した。

『もしもし、インデックス?』

 聞こえてきたのは、男の子の声。
 姫神のクラスメイトであり、インデックスの同居人である、お人よしな不幸少年の声。

「な、何?とうま」

『悪い、補習が長引きそうでさ。帰りが予定より遅くなる』

「わかったんだよ。今あいさの家にいるから、もうちょっとゆっくりしていくね」

『姫神の家か。あんまり迷惑かけんじゃねーぞ』

「むっ、馬鹿にしないでほしいかも!」

『どうだか……あっ、すいません先生!今行きます!』

 ツーツー

 通話口から無機質な音が響く。

 その音でインデックスはほっとした表情を浮かべた。
 携帯電話で話すことは、彼女にとって気楽なものではないらしい。
726 :初めての… :2011/05/16(月) 01:31:07.74 ID:7rmRtvqN0
「また。上条君は。補習なの?」

「うん」

 姫神の問いかけに、インデックスは目を伏せてうなずく。

「つまり。寂しさを紛らわすために。あなたはここに来た」

「ち、違うかも!!休日なのに、とうまにかまってもらえないのが寂しいとか考えてないんだよ!!私は大切な友達であるあいさに会いに来たかったんだよ!!」

「それなら。そういうことに。しておく」

 インデックスの言葉が言い訳にしか聞こえないのは確かだが、自分を「大切な友達」と表現してくれたことは嬉しい。

「最近、ここからのとうまの声が大きく聞こえるかも。何でかな?」

 先ほどの上条の声は、インデックスと机を隔てた位置に座っている姫神にもよく聞こえた。

「少し。それを貸して」

「?うん」

 姫神はインデックスから携帯電話を受け取った。

 調べてみると、通話ボリュームが高く設定されている。

「普通より。声が大きく聞こえるように。設定されてる」

「設定?うーん……そういえばこの前変な操作しちゃったかも」

「元通りにしようか?」

「うん。お願い、あいさ」

 姫神は手早く設定を変更し、インデックスに携帯電話を返した。

「このケイタイデンワは使いこなすのが、難しいんだよ。めーる?っていうのもできるらしいんだけど」

「メール。したことないの?」

「うん、とうまの説明じゃよくわかんなくて。おかしなことして壊しちゃうのも嫌だし」

 この科学サイドの総本山で携帯電話のメールを使えないのは、恐らく彼女だけではなかろうか。 今時機械に疎い人間でも、メール程度ならできるのが普通である。

「……私が。教えようか?」

「へ?」

「メールの。使い方」
727 :初めての… :2011/05/16(月) 01:32:04.56 ID:7rmRtvqN0
「それでは。始めます」

 姫神はインデックスの携帯電話を机の上に置き、説明を始めた。

 インデックスは真剣な表情で姫神を見る。

「始めに。この手紙の絵がかかれたボタンを。押します」

「どうして手紙の絵なの?」

「メールとは。簡単に言えば。科学サイド用の手紙だから」

「手紙?」

「紙を使わず手紙を書くのが。科学サイドの一般的な流儀」

「ふーん」

 姫神の予想通り、インデックスは携帯電話の根本的な部分を聞いてくる。

 恐らく上条は彼女の多すぎる質問に辟易して、うまく使い方を教えられなかったのだろう。ただでさえ、彼は波乱に満ちた日常生活を送っているのだから、無理はない。

「では。手紙のボタンを。押します」

 姫神がボタンを押すと、画面が切り替わった。



「文字の打ち方には。規則性があります」

「規則性?」

「例えばこの1のボタン」

 姫神は1のボタンを押す。

「おっ、文字が出てきたんだよ!」

「さらに。何回も押していくと」

 画面の文字はあ行のループを繰り返す。

「ふむふむ、つまり1のボタンはあ行を順番に表示することができるんだね。だから1のボタンに『あ』が書かれているんだね」

「それでは。ここで質問」

「何?」

「それ以外の番号は。それぞれどんな文字を。表示できるでしょう?」

「えっと……」

 インデックスは携帯電話のボタンをじっと眺める。

「2はか行、3はさ行っていう風に、番号のそばに書かれている文字に対応してるのかな」

「正解」

「ふむふむ、法則だけはわかってきたかも。どういう原理で文字が出てくるかは理解できないけど」

「それは。私にも。説明できない」

「むーそこも知りたいのにー」

「実践あるのみ。体を使えばわかることもある」

 机にうなだれるインデックスを姫神は優しく諭した。

「……そうだね!まずはとうまを見返すのが先かも!」
728 :初めての… :2011/05/16(月) 01:33:26.56 ID:7rmRtvqN0
「ただいまー」

「!?お、おかえりなさい、とうま」

 補習でくたくたになって帰ってきた上条が玄関の扉を開けると、なぜかインデックスが慌てた。

「どうした?」

「何でもないんだよ!それよりもうお腹がペコペコかも!」

「……はいはい。晩飯作るからもうちょっと待ってろ」

 インデックスが何かごまかしているような感じではあったが、まずは彼女の腹を満たすのが先決だと上条は考えた。自分も腹が減っているし、下手に噛みつきの刑に処されたくもない。

 何か食材が残っていただろうかと、上条が冷蔵庫の前に立ったその時。

 ブー、ブー

「ん?メールか?」

上条のポケットからバイブ音が聞こえた。一瞬手をポケットにかけたが、すぐ手を引っ込める。

「……何でメールを見ないの?」

「晩飯作ってからでも十分だろ。緊急なら直接電話がかかってくるだろうし」

 上条はインデックスの問いかけに答えつつ、冷蔵庫の扉を開けた。

「だ、だめだよ!」

「は?」

 インデックスの予想外の言葉に上条はあっけにとられた。いつもはメールのことなど口出しはしてこないはずなのだ。

「メールは科学サイドのお手紙なんでしょ?早く見てあげないと失礼かも!」

「いや、その認識は間違っていないけど……ちょっと大げさすぎないでしょうか?」

「大げさなんかじゃないよ!早く見ないと!」

「わ、わかったよ」

 上条はインデックスの態度に気圧されつつメールの画面を開いた。

「このアドレス……」

 メールの送り主は機械にとにかく疎い人物である。一応アドレスは登録しているが、メールなどできないはずだ。

 疑問に思いつつ上条はメールの本文を見た。
729 :初めての… :2011/05/16(月) 01:34:25.25 ID:7rmRtvqN0



『ほしゅうおつかれさま。』



「インデックス……お前のメールなのか?」

「か、漢字に直したりとか長い文章作ったりとかもできるんだよ?で、でもちょっとだけ時間がかかるから―」

 目線を泳がせながら言い訳を述べるインデックスが、上条にはとても微笑ましく見えた。

 先ほど彼女が慌てた様子だった理由は、上条がいない間に慣れないメールを打とうとしていたからだったのだ。

 上条は静かに彼女のそばに歩いていき、柔らかい銀髪の頭に手を乗せた。

「すごいじゃねーかインデックス。上条さん驚いてしまいましたよ」

「へ?あれだけなのに」

「当たり前だ。あんな心のこもったメール読んで嬉しくないわけがないだろ」

「そ、そう言ってもらえると、ちょっと嬉しいかも……」

 頭を撫でる上条から目を逸らしながら、インデックスはもごもごとつぶやいた。

「よーし、今日の晩飯は気合い入れて作らねえとな!」

「そ、それこそ大げさかも」

「あれー?今日はおいしいご飯がほしくないんですかー、インデックスさん?」

「それはほしいんだよ!さっさと作ってほしいかも!」

「はいはい」

 声を荒げるインデックスに苦笑しつつ、上条は食事の準備にとりかかった。


 その後、同居人の初メールを保存したのは彼だけの秘密である。

   了
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/16(月) 01:36:13.50 ID:7rmRtvqN0
以上です。5レスになっちゃいました。失礼しました。

論理的な説明さえあれば、インデックスは機械類を使いこなせると思ってる。
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/16(月) 01:36:37.35 ID:bQX8TvlAO
>>730
超乙ゥァァァァァッ!!!
こうゆうの大好物だ
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/16(月) 01:43:39.70 ID:KzKF8dHlo
乙!!!
やべぇニヤニヤしたwwwwww
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 01:43:50.83 ID:pBiuEsGlo

すげーかわいい。
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/16(月) 01:44:18.40 ID:sTYHlKyAO
インデックスも姫神も上条さんもみんなかわいい!おつ!
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/16(月) 01:44:42.37 ID:pbD8d1bCo
>>730

ほのぼのとはこういう話のことを言うんだな……
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/16(月) 02:59:25.42 ID:emY9teTAO
ちょっとこのインデックスさんをベランダから回収してくる
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/05/16(月) 06:57:09.47 ID:INK79jAAO
ちょっとこの姫神さん保護してくる
738 :ねた :2011/05/16(月) 09:41:03.94 ID:w9399Zl00
1レスもらいます。
思いつきで書いてみた。
一方通行さんのキャラが超崩壊してます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー



一方通行「やッぱ朝はァコーヒーだよなァ!」

打ち止め「………。」

一方通行「……どゥかしたかァ?」

番外個体「い、いや、何でもないよ。」

番外個体(なんか語尾がやけに伸びてるような……?カタカナも多いような……?)

一方通行「ゴクッ……ぷはァ。こいつはァハズレだなァァ。」

打ち止め(の、伸ばしすぎかも、ってミサカはミサカは心配してみる。)

一方通行「ちィッ…切れちまッたァァァ。」

番外個体(な、なんかミサカ怖くなってきた……。)

一方通行「つゥぎィかッてェくゥるゥかァ。」

番外個体「い、いいいい行ってらっしゃい!」

一方通行「……?どォォウゥしィィたァァ?」

打ち止め「なななんでもないよ!ってミサカはミサカは怖くなってきたり……」

一方通行「……?なァァンかァァアッたァァらァァ言ィィエェよォォ。」

バタン

番外個体「……えっと、」

芳川「ねぇ。ここに置いといた学園都市制アルコール入りコーヒー知らないかしら?」

打ち止め「……まさか、」

番外個体「ア、アルコールって怖い……。」ガクブル


739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/16(月) 09:42:32.87 ID:rWL9fk4Eo
一通さん酔うとこうなるのか……乙
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 11:39:09.10 ID:xrM13i/DO
脱ーげ!脱ーげ!
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/05/16(月) 12:08:43.90 ID:INK79jAAO
学園都市の科学は世界一ィィィィ
とか言い出しそうな一通さんですね
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/16(月) 12:23:59.06 ID:QuFwbmaAO
>>741
それはフレンダの役目だ
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 13:55:56.46 ID:yeI/VE9DO
おいやめろ
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 14:22:32.05 ID:PYWn29uBo
なぜか一方さんのセリフが歌舞伎調で脳内再現された
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 16:29:04.89 ID:l4ee3o3IO
若本かと
746 :木山先生は23回断られた 1 [saga]:2011/05/16(月) 21:08:33.76 ID:yEbqgJJ+0
かわいそうな木山先生の話を投下します。

ちょっと後味悪いです。
不快に感じる方がいるかもしれないのでご注意。







木山「23回」

美琴「?」

木山「あの子達の回復手段を探るため、そして事故の原因を究明するシュミレーションを行うために」

木山「『樹形図の設計者』の使用を申請して却下された回数だ」

木山「統括理事会がグルなんだ。警備員が動くわけがない」

美琴「でもそれじゃ、アンタのやってる事も同じになっちゃ……」

木山「君に何がわかるっ!!」



木山「申請が――通らないんだ――」

747 :木山先生は23回断られた 2 [saga]:2011/05/16(月) 21:09:24.61 ID:yEbqgJJ+0

========= 1回目 =========

木山「メールで『樹形図の設計者』の使用申請をした木山だが」

事務員「ああ、あのメールの方。すみませんね、書面の形にしてもらわないと申請は受け付けられないんですよ」

木山「む……そうだったのか」

事務員「お手数ですけど、申請書出して下さいね」

木山「……分かった」



========= 2回目 =========

木山「『樹形図の設計者』の使用申請書だ。よろしく頼む」

事務員「ん? 何ですかこれ?」

木山「だから、申請書だ」

事務員「だめですよ、適当に刷ったプリントじゃ」

木山「え?」

事務員「そこに置いてある正規フォーマットの用紙を使うんですよ」

木山「だ、だが、さっきはそんな事……」

事務員「何か?」

木山「いや……何でもない。この紙だな?」

事務員「ええ。規則なんですみませんね」
748 :木山先生は23回断られた 3 [saga]:2011/05/16(月) 21:10:41.91 ID:yEbqgJJ+0

========= 3回目 =========

木山「正規フォーマットの用紙に直したぞ」

事務員「ああ、あなたですか。すいませんが、今日の受付時間は終わっちゃったんですよ」

木山「ん? 遅れてしまったか。すまないが、とりあえずこれを」

事務員「明日また提出してください」

木山「受け取るくらいいいだろう。君はここにいるんだから」

事務員「別の仕事のためにいるんですよ」

木山「でも、君はまだ帰ってないじゃないか」

事務員「いや事務員がいるとかいないとかじゃないから。もう締め切ったから」

木山「ちょっとの遅れだろう」

事務員「だめでーす」

木山「何も今から処理しろとは言わない」

事務員「無理でーす」

木山「そんな融通のきかないことを言わなくても」

事務員「規則でーす」

木山「くっ……」
749 :木山先生は23回断られた 4 [saga]:2011/05/16(月) 21:11:57.24 ID:yEbqgJJ+0

========= 4回目 =========

木山「……朝イチで来たぞ」

事務員「はい、おはようございます。『樹形図の設計者』の使用申請書ね。IDカードと一緒に出して下さいねー」

木山「ID?」

事務員「だってこの申請者とあなたが同じ人だってどうやって証明するの?」

木山「それはそうだが……なぜ昨日言ってくれなかった?」

事務員「普通持ち歩くでしょう。首に掛けて肌身離さず持つの、一応規則なんですけど」

木山「知らなかった……」

事務員「忘れちゃいました? じゃ、取ってきて下さいねー」

木山「自宅まで一時間かかるんだが、後日提出という形で何とかならないか?」

事務員「今取ってきて下さいねー」

木山「ぐ……」


========= 5回目 =========

木山「申請書とIDカードだ」

事務員「はいはい、じゃあお預かり……あれ? 何これ? パソコンで書いたの?」

木山「ああ。そっちの方が早いもので」

事務員「すいませんねー。手書きしか受け付けてないんですよ。ごめんなさいねー」

木山「な、何だそのルール? 機械の文字で何の問題があるんだ。時代錯誤じゃないか?」

事務員「はーい。余計なお世話でーす」
750 :木山先生は23回断られた 5 [saga]:2011/05/16(月) 21:12:51.75 ID:yEbqgJJ+0

========= 6回目 =========

木山「手書きで書いたぞ」

事務員「どれどれ。……はあーっ」

木山「何だその馬鹿にしたようなため息は」

事務員「消しゴムで消えるようなもので書かないで下さいよ。ボールペンかサインペンで書き直して下さい」

木山「そ、そんな事聞いていないぞ」

事務員「わがまま言わないで下さいね。みんな守ってるんだから。……常識なんだけどな」ボソッ

木山「………………ッ!!」


========= 7回目 =========

木山「ボールペンで書いた。これで文句はないな?」

事務員「ええ、ええ……って、なんで青字で書くかなー。普通黒でしょ黒」

木山「ああ、丁度手元に青いボールペンしかなかったもので」

事務員「手元に無いなら買えばいいじゃない。売店もすぐそこにあるんだからさ」

木山「そんな、いちいち……」

事務員「お金だっていっぱいもらってるんでしょ? こんな所で事務やってる人間なんかと違ってさー」

木山「…………」
751 :木山先生は23回断られた 6 [saga]:2011/05/16(月) 21:14:30.92 ID:yEbqgJJ+0

========= 8回目 =========

木山「書き直した。黒いし、ボールペンだ」

事務員「たかが申請書にここまで手こずる人は初めて見ましたよ。じゃ、預かりますね。おめでとうございます」

木山「一言多いな君は。それじゃあ、よろしく頼む」

事務員「木山せんせーい?」

木山「……なんだ?」

事務員「あなた、木山・何なんですか?」

木山「何って?」

事務員「氏名欄ですよ。名字だけじゃ誰だか分かんないでしょー。所属と姓名きっちり書いてくださーい」

木山「また小出しにして……」


========= 9回目 =========

木山「所属も名字も名前も完璧に書いて来たぞ」

事務員「はい、どうも」

木山「それじゃあ、私はこれで……」

事務員「先生ー?」

木山「な……何だ……?」

事務員「あなたの名前は木山はるお? え、違う? じゃあ何て読むんですかコレ?」

木山「は……はるみ、だ……」

事務員「ふりがな書いて下さいよ。わざわざ申請書に空欄でいいスペースなんて作るわけないでしょ」

木山「だが、氏名はしっかり……」

事務員「ふりがな欄ナメないで下さいね、学園都市って変な名前の人いっぱいいてこっちも迷惑してるんです」

木山「それはそっちの都合だろう……」

事務員「手続きに必要な都合ですよ。ふりがな書いて出し直して下さい」
752 :木山先生は23回断られた 7 [saga]:2011/05/16(月) 21:15:23.36 ID:yEbqgJJ+0

========= 10回目 =========

木山「ふりがな付きだ。小学生でも読めるぞ」

事務員「一年生はひらがな読めない子もいますけどね。きやまはるみ、と……」

木山「今度こそ大丈夫だな?」

事務員「あっれ〜〜〜〜〜〜? せーんせーい」

木山「うぐっ……」

事務員「これ、はんこ押してないじゃない」

木山「判子?」

事務員「氏名欄の隣りにしっかりありますよ。印鑑ポンとやればいいだけなのに」

木山「……押してくる」


========= 11回目 =========

木山「押印済みだ。もう文句は言わせないぞ」

事務員「こっちがわざと因縁つけてるみたいに言わないで下さいよ。できたんならちゃっちゃと出して下さい」

木山「ほら」

事務員「……あなたのだけじゃだめでしょ」

木山「ええ?」

事務員「上長の署名捺印貰って下さい。副室長以上の権限持った人の承認がいるんですよ」

木山「そ、そういう事は先に……」

事務員「ちゃんと上長の氏名欄があるのに無視する方がどうかと思いますよー。はい、やり直し」
753 :木山先生は23回断られた 8 [saga]:2011/05/16(月) 21:16:36.25 ID:yEbqgJJ+0

========= 12回目 =========

木山「貰って来た」

事務員「シャチハタ不可ですよ」

木山「…………!!!!」


========= 13回目 =========

木山「朱肉に付けるタイプの印鑑を使ったぞ」

事務員「ええ。これでいいんですよ。ここまで頑張ってやっと普通の申請書ですね」

木山「大きなお世話だ」

事務員「あ」

木山「な、な、な、何だ?」

事務員「先生。先生が申請してるこの日ね、先に他の人が予約してます」

木山「そんなはずはない。日程を決める時に空いているかどうか確かめたぞ」

事務員「先生が書類申請にもたもたしてる間に埋まっちゃったんですよ。別の日にして下さい」


========= 14回目 =========

木山「……別の予定を開けた」

事務員「お疲れ様です。じゃ、これを預かって会議にか……け……」

木山「今度は何だ」

事務員「先生……本当に申請書の類、書き慣れてないんですねえ」

木山「憐れむような目をしていないで不備があるならはっきり言ったらどうだ」

事務員「あのね、使用目的『研究のため』って、これじゃだめでしょう」

木山「だって、実際研究のためだし……」

事務員「もっと具体的に、どんな研究に使うのか書いてもらわないと。これじゃ受け取れませんねー」

木山「くっ……どこまでも邪魔を……」
754 :木山先生は23回断られた 9 [saga]:2011/05/16(月) 21:17:40.25 ID:yEbqgJJ+0

========= 15回目 =========

木山「これで、どうだ!」

事務員「はい、ちょっと拝見しますね」

事務員「…………」

木山「これなら流石に……」

事務員「…………ビッチリ書いてくれたのはいいんですけど、これじゃ許可降りないねー」

木山「な、何故だ!? 研究内容も具体的に書いたのに!!」

事務員「分かりづらい」

木山「え……」

事務員「あのね、これを読むのは事務員なの。分かる? あなたの専門分野に精通してる研究者じゃないの」

事務員「学者さんはそういうとこだめなんだよなー」

事務員「自分が分かる事はみーんな他人も分かってると思っちゃって」

事務員「こんな専門用語つらつらつらつら書き連らねられてもね、」

木山「……」

事務員「 な  に  が  な  ん  だ  か  わ  か  り  ま  せ  ー  ん 」


========= 16回目 =========

木山「……これを」

事務員「眠そうですね先生。でも誤字脱字には気を付けないと。『木山』が『本山』になってるよ。はい直して」
755 :木山先生は23回断られた 10 [saga]:2011/05/16(月) 21:19:09.87 ID:yEbqgJJ+0

========= 17回目 =========

木山「『木山』に直して来た。よろしく頼む」

事務員「あーあ。先生〜。だめでしょ修正箇所ペンでぐしゃぐしゃぐしゃ〜ってやっちゃ」

木山「いらない部分を消しただけだ」

事務員「直す時はね、二重線引いて印鑑押すの。これじゃだめ。全部書き直しですねー」

木山「そ、そんな! まさか『使用目的』欄も……?」

事務員「あたりまえでしょ。全部です」

木山「 」


========= 18回目 =========

木山「この間新しく書き直して、やっと受け取ってもらった例の申請書だが」

事務員「ええ。検討会議かけましたよ」

木山「そうか。申請した日から使えるか?」

事務員「あのねえ……これ読んだけどね先生。本当にこの研究、『樹形図の設計者』いるの?」

木山「何を言い出すんだ? 当然必要だ」

事務員「うん、こっちでも勿論きちんと検討しましたよ? でもわざわざアレを使うつかう程のものでもないんじゃないかなー」

木山「き、貴様に何が分かる! 専門の研究者ではないのだろう!?」

事務員「だって、大袈裟じゃないですか? 『樹形図の設計者』って、学園都市で一番のコンピュータですよ」

木山「規模の問題ではない!」

事務員「二番じゃだめなんですか?」

木山「だめだ!」

事務員「こっちだってね、専門家じゃないのにこんなこと言うのもあれなんですけどね、いけると思うなー、二番目で」

木山「『樹形図の設計者』の次点の演算器では二十年は掛かるぞ……」

事務員「やってみなきゃ分からないでしょう。他の使ってみてね、それでもだめだったらまた来て下さいね」

木山「そんな……ひどい!」
756 :木山先生は23回断られた 11 [saga]:2011/05/16(月) 21:20:42.40 ID:yEbqgJJ+0

========= 19回目 =========

事務員「だめだった? 本当に?」

木山「上手くいっていたらわざわざまた来るわけないだろう」

事務員「証明できるものは?」

木山「は?」

事務員「代替案が上手くいかなかった証拠ですよ。二番目の演算器でやった実験のデータまとめてないの?」

木山「い……今手元には無い……」

事務員「だめだよーちゃんと取っとかないとー」

木山「…………」


========= 20回目 =========

木山「う、うまく、行かなかった、実験のデータ……付けた、ぞ……」

事務員「うーん。添付資料だけどね、申請書と同じで決まったフォーマットがあるの」

木山「うぐぐぐぐ……」

事務員「先生が勝手に作った形式のファイルじゃだめなの。そっち使って出し直して下さいね」

木山「うぐぐぐぐぐぐぐぐ……」
757 :木山先生は23回断られた 12 [saga]:2011/05/16(月) 21:21:50.61 ID:yEbqgJJ+0

========= 21回目 =========

木山「『樹形図の設計者』の使用申請をしたいのだが」

事務員「申し訳ありません。本日は担当の者が欠勤しておりますので」

木山「む、そうか。ではこれを彼に……」

事務員「担当者でないと取り扱いができないので、本日は生憎ですが」

木山「え、いや、だからこれを取り敢えず君に」

事務員「いえ、私は担当ではないので」

木山「別に君に処理してもらいたいわけではなく」

事務員「ですから、担当の者でないと対応出来かねますので」

木山「彼の机にでも置いておいてもらえれば」

事務員「いえ、直接お渡しいただかないといけないので」

木山「……もう……」


========= 22回目 =========

木山「現れたな……!」

事務員「こっちの台詞ですよ。また申請ですか?」

木山「何度も来るのは何度も却下されるからだ。これを」

事務員「はいはい、と……せんせーい。この日は『樹形図の設計者』メンテだよ。もっと早く申請してればねえー。残念でした」

木山「……ッチッ」

事務員「え? 何か言いました? 先生? いい? 僕が有給取るのは正当な権利なの」

事務員「僕のせいで研究に支障が出たと思ってほしくないなー」

事務員「大体、あなたが最初からまともに申請書作ってればこんなに延び延びにならなかったでしょー」

事務員「自分のこと棚に上げる人は好きじゃないなー」

木山「……うぅっ」
758 :木山先生は23回断られた 13 [saga]:2011/05/16(月) 21:22:43.06 ID:yEbqgJJ+0

========= 23回目 =========

木山「『樹形図の設計者』使用申請書だ!! こ、ん、ど、こ、そ! 何の問題もないな!!!?」

事務員「あぁ〜……先生……」

木山「何だ!!!」

事務員「申請書は多分、完璧だと思うんですけど……」

木山「だったらさっさと使わせろ!!!」

事務員「あのね、20回連続で申請却下された人はしばらく再申請出来ないんだった」

木山「な!? な……」

事務員「この間教えてあげればよかったですねー。20回目の時に」

木山「そんな……」

事務員「しばらく頭冷やして、もう一度出直して下さいねー」

木山「 」
759 :木山先生は23回断られた 終 [saga]:2011/05/16(月) 21:23:30.06 ID:yEbqgJJ+0




木山「――絶対に許さない」

美琴「うん、許さなくていいわ」




760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 21:24:16.27 ID:obhR/f9Q0
かわいそすぎる・・・
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 21:25:17.49 ID:NJt1BB7P0
これはひどい
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 21:25:21.43 ID:5bCD6t+wo
3回目位の時点で既に「もうやめて!きやませんせいのライフは0よ!」な気分だった
というか良くもまあ23回分も突っぱねる理由考えきったなwwwwwwマジ乙wwwwwwww
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/16(月) 21:27:28.13 ID:VGUpEysOo
木山先生は泣いていい
投下乙

さっきラノベ板の鎌池スレ1000に行ったね
俺は規制されてるから書き込めないけどきっとお祭り騒ぎだろうから見に行くと面白いかも
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/05/16(月) 21:28:21.30 ID:/ap27MSgo
先生……半分ほどは自業自得です。
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/16(月) 21:40:48.46 ID:z1HPi1l4o
多分これは上から圧力かかって難癖つけられてる
そうとでも思わないとやりきれない
766 :テッラ「幸せですねー」0 :2011/05/16(月) 22:07:35.70 ID:ghYOvpNe0
すこし投下させて頂きたいのですねー
メインはテッラさんですねー
というか右席勢しかでないんですねー
右席はテッラ アックア ヴェント フィアンマの順番で好きですねー
では投下しますねー
767 :テッラ「幸せですねー」1 [sage]:2011/05/16(月) 22:08:32.19 ID:ghYOvpNe0
テッラ「んー、実に暇ですねー」

テッラ「この暇を有効に扱うことは出来ないんですかねー」

テッラ「…!」

テッラ「いい事を思いつきましたねー」

テッラ「フフ、思い立ったが吉日!早速実行ですねー」

………

……



テッラ「おはようございます、ヴェントさん」

ヴェント(ノーメイク)「もうお昼だけど」

テッラ「細かいことはいいのですねー、そんな事より【ジャンケン】しませんかー?」

ヴェント「はぁ?何でいきなり…」

テッラ「強い人に勝つことで何かが見出せそうなのですねー」

ヴェント「…本音は?」

テッラ「パン食って葡萄酒飲んで寝るだけの生活が暇だったんですねー」

ヴェント「はいはい。駄目人間、駄目人間」

テッラ「お願いしますよー、暇すぎて死にそうなんですよー、具体的には胴体が引き千切れそうなんですよー」

ヴェント「うぇっ!……分かったわよ、なんかリアルで怖いし」

テッラ「嬉しいですねー!」

ヴェント(満面の笑み怖っ!)

テッラ「いきますねー」

テッラ・ヴェント「「ジャーンケーン」」

テッラ・ヴェント「「ポンッ!」」

テッラ パー

ヴェント グー

ヴェント「あ…負けた」

テッラ「勝てましたねー!」

ヴェント「これで満足?」

テッラ「大満足ですねー!フフ、今度付き合って下さったお礼に美味しいパンをご馳走しますねー」

ヴェント「はいはい、どうもありがと」

テッラ「では次はフィアンマの所にでも行って来ますねー、優先する。――ヴェントさんへの神のご加護を上位に、不幸を下位に!」

タタタタ…

ヴェント「…全く、呆れるわ…ん?ポケットに違和感が…」

ヴェント「あ!これ無くしたと思ってたのに……」

ヴェント「…フフフッ」

ヴェント「貴方にも神のご加護を…」
768 :テッラ「幸せですねー」1 [sage]:2011/05/16(月) 22:10:00.86 ID:ghYOvpNe0
………

……



テッラ「フィアンマ、貴方に勝負を挑みますねー!」

フィアンマ「ほぅ、俺様に勝負を挑むか」

テッラ「ジャンケンで勝負ですねー!」

フィアンマ「ふん、ジャンケンで俺様に勝とうなど27日早い!」

テッラ「意外と近いですねー」

フィアンマ「ところでテッラ」

テッラ「なんなんですねー?」

フィアンマ「ジャンケンって………なんだ?」

テッラ「……まさかの想定外な事件ですねー」

フィアンマ「る、ルールさえ分かればお前には負けん!絶対にだ!」

テッラ「では教えますねー」

カクカクシカジカシカクイムーブデスネー

フィアンマ「なるほど、理解した」

テッラ「ではいきますねー!」

テッラ「ジャーンk「最初はグー!」」

テッラ「ま、待って欲しいですねー?!」

フィアンマ「どうした」

テッラ「今の今までジャンケンのルールを知らなかった人間がどうしてそのフレーズを知ってるんですかねー?!」

フィアンマ「志村○んは偉大だからな」

テッラ「発祥とかじゃなくてですねー?!」

フィアンマ「俺様の聖なる右に常識は通用しねぇ」

テッラ「…突っ込むのも疲れましたねー」

フィアンマ「では再開するぞ!」

テッラ「分かりましたねー」

フィアンマ・テッラ「「最初はグー!」」

フィアンマ・テッラ「「ジャーンケーン」」

フィアンマ・テッラ「「ポンッ!」」
769 :テッラ「幸せですねー」3 先程はミスで1のままでしたねー [sage]:2011/05/16(月) 22:12:21.80 ID:ghYOvpNe0
テッラ グー

フィアンマ ?

テッラ「…なんですかねー?その親指も伸ばしてしまったチョキは…」

フィアンマ「ふふん、これは俺様の最強の手だ、なんとグーチョキパー全ての要素を取り込んでいて絶対に負けん!」

テッラ「…小学生みたいですねー、それにその理論だと絶対に勝つことも出来ませんねー」

フィアンマ「なに?お前のグーに俺様のパーの部分は勝ってるんだぞ!」

テッラ「でしたらチョキの部分は負けてますねー、そして同じグーだとアイコ、結果的には1勝ち1負け1分けでドローですねー」

フィアンマ「だったら俺様はパーだ!パーの部分だけ選択する!!」

テッラ「でしたら私は貴方のチョキを選択しますねー」

フィアンマ「ぐぅ、ならばアイコか…」

テッラ「違いますねー」

フィアンマ「!…だったら俺様の勝ちか!!」

テッラ「いえ、私の勝ちですねー」

フィアンマ「納得行かん!説明しろ!!」

テッラ「グーチョキパーは全て100%の状態で均衡を保ってますねー、言い換えれば勝ち負けは常に紙一重の差ですねー
    その100%の状態のグーに貴方の3つに分けてしまった33.33...%のパーが勝てると思いますかねー?
    それに私は100%のグーで貴方のたった33.33...%のチョキが紙一重の差で負けた、なんて事は無いはずですねー」

フィアンマ「うぐぅ、俺様が…負けた…だと…?」

テッラ「フィアンマ、私の勝ちだ。ですねー」

フィアンマ「くっ!今度は今度は勝ってやるからな!俺様に対し勝ち逃げなど絶対に許さんぞ!」

テッラ「えぇ、ではまた今度楽しみにしてますねー、葡萄酒でも飲みながら一緒に勝負ですねー」

タタタタタ…

フィアンマ「俺様に勝った男だ、誇れよ…テッラ」
770 :テッラ「幸せですねー」4 [sage]:2011/05/16(月) 22:14:54.15 ID:ghYOvpNe0
………

……



アックア「む、あれは…」

テッラ「アックア、ジャンケンで勝負ですねー!」

アックア「ふむ、構わないであるが」

アックア(ジャンケンか、懐かしいであるな…傭兵の時に夜の火の番を決めたり最初にシャワーを浴びるかを決めたりしたであるな)

テッラ「では早速いきますねー!」

アックア「少々待って欲しいである」

テッラ「なんですかねー?」

アックア「ふ、ムオォォオオオァアア゛ア゛ア゛!!!」

テッラ「な、何をしているんですかねー?」

アックア「手を交差させて組んで指の隙間から向こう側を覗くと勝ちやすいと言う迷信があるのである」

テッラ「傍から見ればただのアホですねー」

アックア「さぁ!行くである!!」

テッラ「ジャ… アックア「ジャンッ!ケンッ!!」」

テッラ「p アックア「ポォオオオォォッォォンッッ!!!!」」

テッラ チョキ

アックア グー

アックア「ふ、フハハハハハハハハッ!!勝ったっ!勝ったであるっ!!」

テッラ「優先する!」

アックア「?!」

テッラ「チョキを上位に、グーを…下位にっ!!」

アックア「な、何を…!」

テッラ「流石に…あんなアホみたいなので負けるわけには行きませんからねー…アックア、私の……




                        勝ちですねー」

アックア「テッラ…お前は……してはいけない事を、仕出かしてしまったであるな…!」

テッラ「ぐっ!!何をするんですかねー?!」

アックア「ぉぉォオオオオオオオオ゛オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」

テッラ「ぐぁああああああ!!!痛い!痛いですねー!胴が千切れてしまいますねー?!」

      メギャッ

「ぎゃぁあああああああああああ?!!!」
771 :テッラ「幸せですねー」5 [sage]:2011/05/16(月) 22:16:35.89 ID:ghYOvpNe0
………

……



ヴェント「…あんた馬鹿ねぇ」

テッラ「いやぁ…流石に背骨を折られるとは思いませんでしたねー」

ヴェント「ねー、じゃないわよ全く…」

フィアンマ「本当だぞ、ヴェントなんか半泣きでお前を抱きかかえて俺様に「どうしよう?!」なんて言って来たぞ、しかもノーメイク」

ヴェント「おい!おいぃ!言うなよ!!」

テッラ「それは申し訳ありませんねー」

フィアンマ「で、切羽詰った結果この学園都市の病院に来たわけだ、ヴェントは科学が嫌いなのになぁ」

ヴェント「う、ぐぅ〜!」

テッラ「医者の話だと一ヶ月で退院らしいですねー」

フィアンマ「凄いな、学園都市」

テッラ「ところで…そこに倒れてるアックアはなんですかねー?」

ヴェント「私が股間を思いっきり蹴り上げた」

フィアンマ・テッラ「Oh…」

フィアンマ「では俺様はアックアを連れて学園都市を観光してこよう」

ズルズルズル…バタン

テッラ「んー、約束は私が退院してからでいいですかねー?」

ヴェント「パンのこと?」

テッラ「えぇ、そうですねー」

ヴェント「そんな事今は気にしなくていいから治療に専念してちょうだい」

テッラ「ありがとうございますねー、それに科学が大嫌いなのにココに来ることにしてしまって申し訳ありませんねー」

ヴェント「じゃぁそれは今ココで償ってもらおうかしら?」

テッラ「私に出来ることなら何でもしますねー」

ヴェント「じゃ…」

テッラ「顔が近いですねー?何するんですk」

チュッ

ヴェント「これで学園都市に来た事はチャラでいいわ///」

ヴェント「じゃぁ!」

タタタタ…パタン

テッラ「……」




                     「幸せ……ですねー」




772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/16(月) 22:22:46.57 ID:ghYOvpNe0
以上ですねー
お目汚し失礼致しましたねー
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/05/16(月) 22:26:42.88 ID:n9BjunUAO
老けてるババアくせぇ姉ちゃんにキスされたのかよ・・・

テッラドンマイだ
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 22:28:33.36 ID:5bCD6t+wo
テッラヴェントとはまた意外な組み合わせ・・・だが悪くないッ!

>>773
アックアさーんこいつ掘っちゃってくださーい
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/16(月) 22:32:17.22 ID:5Knv5nrOo
何だろう、目覚めそう
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/16(月) 23:40:03.35 ID:QuFwbmaAO
本当にしょうもないネタで1レスもらう

佐天「二時間で犯人がわかる能力、かぁ」

初春「佐天さん、最近幻想御手を悪用した事件が多いんです」

佐天「二時間待って」

二時間後

佐天「犯人は木山春生よ初春」

初春『佐天さん…今その木山先生に人質にされてます』プツッ


美琴「乱雑解放事件…どう思う佐天さん?」

佐天「二時間待って下さい」

二時間後

佐天「御坂さん、犯人はテレスティーナです!」

美琴『佐天さん、今そのテレスティーナとバトル中…っ、何この音?』プツッ

佐天「御坂さん?切れちゃった」


黒子「最近お姉様が怪しげな視線に怯えていますの」

佐天「白井さん、二時間待って下さい」

二時間後

佐天「犯人は警備員の女性です」

黒子『佐天さん…今その警備員に証拠突き付けてますの、もう少し早く教えてくださいまし』プツッ

佐天「…」ピポパ

佐天「もしもし初春?御坂さん監視してた犯人なんだけど…警備員の他に白井さんも犯人だから」

佐天「意外と使えないなあこの能力」

佐天「そうだ、京都へ行こう」

この決断が佐天涙子が二時間ドラマの女王となる分岐点であった
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/16(月) 23:41:48.02 ID:QuFwbmaAO
以上です

お目汚し失礼しましたですの
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/16(月) 23:42:28.81 ID:QuFwbmaAO
以上です

お目汚し失礼しましたですの
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/16(月) 23:45:03.96 ID:VGUpEysOo
重くてもリロードしなされ、失敗って出ても書きこめてる場合がよくある
別スレだけど4連続同じ内容のカキコとかもあったから落ち着くんだ
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 11:38:58.15 ID:ZXZHtzNUo
展開早いと使えそうで使えない脳路yくだなww
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 12:52:06.24 ID:ygynZOizo
二時間かかったら二時間ドラマの女王になれないなww

乙!
782 :超禁訳百人一首 [saga]:2011/05/17(火) 21:57:18.43 ID:10gaGcSB0
5レス程いただきます
百人一首の和歌を禁書キャラで小ネタ風超訳。
大体超解釈だから細かい意味を気にしちゃ負けってわけよ、はーまづらーぁ。
上インとか通行止めとか浜滝とかその他色々CP要素有。
783 :超禁訳百人一首1/5 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:00:13.63 ID:10gaGcSB0
上条translate前大僧正慈円
【おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つそまに 墨染の袖】

分相応な思いかもしれないけどさ。

俺は放っておけない。困ってる人を助けたい。

そう思っちまうんだよなあ。



美琴translate河原左大臣
【陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに】

私の心がこんなにぐちゃぐちゃなの、誰のせいだと思う?

アンタよ、アンタ!

全部!アンタの、せい、よぉ……
784 :超禁訳百人一首2/5 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:01:25.24 ID:10gaGcSB0
エツァリtranslate左京大夫道雅
【今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを  人づてならで 言ふよしもがな】

今となっては、ただひとこと。

どうか幸せでいて下さい、と。

御坂さん。あなたに直接、伝えたいだけなのに。



舞夏translate赤染衛門
【やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな】

兄貴がすぐ戻るって言ったから、ずっと待ってたのになー。

もう朝なんだぞー。ほら、お月様だってもうおやすみの時間なんだぞー。

…………ばか兄貴―。
785 :超禁訳百人一首3/5 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:02:31.28 ID:10gaGcSB0
ミサカ19090号translate陽成院
【つくばねの 峰よりおつる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる】

はじめは、あるかないかもわからないような小さな思いでした、とミサカは回想します。

小さな小さな思いが積み重なって、募って、今では、ミサカは……。

このミサカは、あなたのことが大好きです、とミサカは秘めた想いを告白します。

「……ふむ、それはおじいちゃん的なアレではないのかね?」

「いいえ恋です。と、ミ、ミサカは恥じらいつつあなたに詰め寄ります」



ミサカ10777号translate伊勢
【難波潟 みじかき芦の ふしの間も あはでこの世を 過ぐしてよとや】

遠距離はきついぜ。
786 :超禁訳百人一首4/5 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:04:29.83 ID:10gaGcSB0
番外個体translate三条院
【心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな】

クソッタレな理由で作られて、クソッタレな奴に助けられて。

クソッタレな世界で、まんまと生き長らえたこの命。

いつか、……失いたくないなんて思うことあるのかな。



オルソラtranslate鎌倉右大臣
【世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも】

波打ち際を漕いでゆく小舟。働く人々。日常の風景。

こんな風に、いつまでも変わらずあってほしいものでございますね。



小萌translate小野小町
【花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに】

先生も若いころは背伸びして頑張ったもんです。色々、ふふふふふーそう、色々。

でもなかなかどうして、子供のころ思い描いたようなステキなオトナになれなくて。

焦ったり思い悩んだりしてるうちに、あれよあれよという間にオバサンになっちゃったんですよー。

「うふふ、まあ毎日楽しいですし、今の自分も嫌いじゃないですけどね!」

「………………」

「ヒック、うー飲むと愚痴っぽくなっていけませんね、ごめんなさ……なんです結標ちゃん?変な顔して」

「……ううん、なんでもないわ小萌。お水飲む?」
787 :超禁訳百人一首5/5 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:06:36.11 ID:10gaGcSB0
一方通行translate藤原義孝
【君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな】

オマエを守れるなら俺なンかどォなってもいいって思ってた。

けどよォ……、………………今は……。

今は、少しでも長くオマエと一緒にいたい。そォ思うようになっちまったンだ。

「……………………嗤え。蔑めよクソガキ」

「ううん、嬉しい ってミサカはミサカは笑ってみる」



上条当麻translate中納言行平
【立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとしきかば 今かへり来む 】

俺は行かなくちゃ。

でも、お前が待っていてくれるなら必ず帰ってくる。

必ず。

「とうま」

「………………」

「おかえりなさい」

「…………ん、……ただいま。インデックス」
788 :超禁訳百人一首 [saga sage]:2011/05/17(火) 22:10:25.12 ID:10gaGcSB0
以上です
浜滝って書いちゃったけど浜面がポエムってくんなくて断念したの忘れてた
和歌ってとっつきにくいかもしれないけど、言ってることは現代に通じるものがあったりしておもしろいよ
とりあえず日本人は昔っからスケベだったのがよくわかる
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/17(火) 22:20:56.41 ID:ntArCtDd0

これはもっと見てみたいな
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:21:35.96 ID:3PFvYhak0
うむ、実によきかな。あっぱれぇい
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:45:08.14 ID:vPOM6LLBo
おおこれは良いな
もっと見たいぞ百人一首
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/05/17(火) 22:55:37.77 ID:Lg/lLczAO

全体的に合ってるやつが多いな
他のも見てみたい
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 22:59:59.48 ID:wMU5QVw+o
遠距離はきついぜwwwwwwww
10777号wwwwwwww

……ほんと、遠距離はきついよな。
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/17(火) 23:08:10.90 ID:I+1te18DO
>>793

そう気を落とすなよ、いいことあるって
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/17(火) 23:26:05.25 ID:Bnx4CK3AO
俺も辛いよ
距離はこんなに近いのに遠いんだもん
画面の向こうのすぐそこにいるのに
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/18(水) 00:17:31.61 ID:5IF4yvOAO
一方通行のがドンピシャ過ぎて泣ける
天使化した場面を思い出した
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/18(水) 00:26:31.99 ID:wNQIrgTuo
>>795
あと何ミリかで触れられるのにな…
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/18(水) 01:12:00.20 ID:tGQk4FAT0
乙!
絵札で脳内再生された!!
しみじみするな
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/18(水) 09:44:04.68 ID:9VjeAP9p0
>>795
>>793でちょっとしんみりしてたのにww
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) :2011/05/18(水) 10:40:58.34 ID:wO4hmcQ+o
ステイルは
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」式子内親王
あたりかww
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 12:17:27.41 ID:onZvrxWfo
遠距離なんて女にとって他の男とよろしくやる機会にしかなんねぇよクソッタレ
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 12:29:51.10 ID:6PXY+BoP0
>>801
NTR乙
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/18(水) 20:37:12.86 ID:YP/Nl3nAO
1レスもらう

神裂「上条当麻に借りを返すにはどうすればよいのか…」

土御門「ねーちん、カミやんに借りを返すんだったら俺達の高校に転校してきたらどうだにゃー?手続きとかはこっちでやっとくぜい」

神裂「しかし私は」

土御門「色々立場があるのもわかるがねーちんも18歳、学園生活も悪くないぜい。ほれセーラー服」

神裂「わ、わかりました…」

とある高校

小萌「冬休み前に転校生ですよー、なんと美人さんなのですよ喜べ野郎どもー」

青ピ「ヒャッハー」

姫神「また私の。存在感がなくなる」

吹寄「ドンマイ姫神さん」

上条「入ってきたぞ」

神裂「神裂火織と申します」

生徒諸君「……」

神裂「あの…どうかしましたか?」

青ピ(確かに美人なんやけど)

姫神(年増のコスプレ。というより)

吹寄(昔TVでやってた)

上条「スケバン刑事!!」



神裂「土御門、学園都市製の未元物質ヨーヨーの威力を試したいのですが」

土御門「お、落ち着けねーちん!俺は土御門じゃなくて暗闇司令ぜよ!」

神裂「安心してください暗闇司令、魔法名の代わりに麻宮サキの名を名乗りますからッッッ!!」

グシャッ ニ゙ャー
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/18(水) 20:38:48.37 ID:YP/Nl3nAO
以上です

神裂さんじゅうはっさいにセーラー服を着せたらこうなりますよね確実に
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 21:31:06.12 ID:x+rAetpIO
乙!
神裂さんは永遠のじゅうはっさい
ていとくんはヨーヨーにまで利用されてたのかww万能工場長ww
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/19(木) 01:23:03.91 ID:1jk6we2N0
3スレ程おかりします。愚にも付かない小ネタです。
807 :パパはなンだかわかってない。〜打ち止め日記〜 [saga]:2011/05/19(木) 01:24:07.95 ID:1jk6we2N0


○月×日

麦のんおススメの下着を購入。
『お前は雌豹だ!雌豹になるのだ!!』シリーズの夏の新作。
前も後ろもOバックという下着という概念に鮮やかな反逆を翻した一品。
これであの人を誘惑してみせる!!ってミサカはミサカは脱・娘を計ってみる!!
これで辛抱堪らなくなったあの人はミサカの前で白い狼さんになって、そして…デュフフフフフフ……
14歳の母だなんてミサカ困っちゃう!



■月◎日

お昼、あの人が電話してた。


「娘がおかしな下着を着るようになったンです…ええ…血が繋がってないなりに頑張って父親になろうと…」

『そりゃあお父さん。しっかりしなくちゃだめだよ?娘さん、きっとお父さんに受け止めてもらえるか確かめたいんだからさ』


おもいっきりテレビに相談してた。


808 :パパはなンだかわかってない。〜打ち止め日記〜 [saga]:2011/05/19(木) 01:29:24.51 ID:1jk6we2N0


△月◇日

あの人への想いを綴ったラブレターをそっとあの人の机にしのばせておいた。
番外個体のように積極的アプローチに出ても反射された時のダメージがパネェ。
この前チューブトップの、それも突起が浮かび上がってたりヘソも尻も半分見せますといった、
ビッチファッションで迫った番外個体に、あの人が手編みの腹巻を優しく巻いてあげた凄惨な事件は記憶に新しい。
ってミサカはミサカはこの世の全てに絶望しきった恋敵の顔を思い浮かべて笑いが込み上げるのをこらえつつ手紙を書き上げる。
あえて手紙という趣深い格式に従うことでミサカの事を意識すればいいって、ミサカはミサカは20枚にも及ぶ超大作の出来に満足してみる!!



※月▼日

学校から帰る。お姉さまの中学に通ってるけど、レベル3.5ってところの今のミサカにはちょっとしんどい。
というか百合率高過ぎ。ミサカ基本非生産的な愛には賛同しかねる。
机を見ると、何とあの人からの手紙が!!


『比喩がクドイです。似たような形容詞を重ねると、本来の主旨をぼかしてしまう恐れがあるので程ほどに。
文章はもっと端的に。結論がはっきりとせずに全体的に纏まりを欠きます。
言葉はもっとシンプルに遣いましょう』


添削されて戻ってきた。


809 :パパはなンだかわかってない。〜打ち止め日記〜 [saga]:2011/05/19(木) 01:37:33.97 ID:1jk6we2N0


☆月◎日

黒髪巨乳委員長キャラっぽいお姉さんを連れてきて一言。

「今日からお前達のお母さンだ」

番外個体と共にありったけの罵声を浴びせて家出。



д月●日

色々考えた挙句にお姉さまの下へ。
話を聞くに、ヒーローさんの紹介で知り合った巨乳(shit!)デコ委員長を引っ掛けやがったらしい。
ヒーローさんへの制裁をMNWで審議しつつ今後の方針を練る。
途中ヒーローさんへのアプローチを未だに続けるお姉さまが会議に参加し始めた。
何度倒されても立ち上がるお姉さまの姿はあたかもジョーのように勇気をミサカにくれるって、
ミサカはミサカは本当は出来れば燃え尽きて真っ白な灰になるよりも勝者になりたいなという本音を隠しておく。







◎月△日

あの人が迎えに来た。

「イキナリ母親なンて言われても困っちまうよな。お前達の気持ちも考えてやれねェで…ホント駄目なオヤジだな俺ァ…」

家出の理由に一ミクロンたりとも気付いてないことに落胆。
でもあんまりあの人がシュンとしてるので、何だかかわいそうになってきた。
仕方が無いから、帰ってあげようかと思って番外個体を見ると、どうやら同じことを考えてたみたい。
まったく、お互い素直じゃないねってミサカはミサカは盛大に自分の事を棚上げしてみる。


夕食はあの人特製のオムライス。付け合せのオニオンスープは初めてだったけどとても美味しかったよと言うと、照れながら

「フン…あのガキも役に立つじゃねェか…」

と呟いた。あのガキ?誰かに教えてもらったの?
番外個体と一緒に問い詰めると悪びれもせずにあっさり吐く。
お姉さまのお友達に教えてもらった料理らしい。ミサカ達が家出している間に家に上げて……






その夜、再び番外個体と一緒に家出をした。




810 :パパはなンだかわかってない。〜打ち止め日記〜 [saga]:2011/05/19(木) 01:38:40.33 ID:1jk6we2N0
以上で投下終了。途中書いてた文章が消えて、時間が開いてしまいすみませんでした。
それでは。 ノシ
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 01:39:22.90 ID:Qz0JCv7io
結婚…だと…

乙でした!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 01:40:57.22 ID:6xt05OTOo
ビッチ服の番外個体に腹巻とかパパセラレータ枯れ過ぎだろwwwwww
あとどうやって吹寄を引っ掛けたのかkwwsk
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/05/19(木) 01:44:02.83 ID:xrJoDBiL0

一方さんマジ子の心親知らず!

あと吹寄通行が地味に気になる
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 01:51:38.28 ID:lVl6OpPDO
面白すぎワロタ
吹寄気になるな
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 02:29:04.66 ID:Brlkxp2DO
吹寄も気になるが、オニオンスープ教えたのは誰なんだ
佐天さンか、佐天通行もあるのか
パパセラレータの父性はレベル0キラーだな
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/19(木) 04:29:10.51 ID:zw6Jiy+Y0
乙です、麦のん何やってんすか…
変なネタを投下、多分8レス
この駄文の半分は原作との矛盾でできています、ご容赦ください
817 :とある選択の空想未来 [saga]:2011/05/19(木) 04:30:56.04 ID:zw6Jiy+Y0

上条「シミュレーションバトルゲーム、『とある選択の空想未来』ねえ……」

インデックス「とうま、何それ?」

上条「何でも俺達が出てるみたいでさ、ちょっと買ってみたんだ」

インデックス「私達が出てる? どういう事?」

上条「深くは気にすんな、とりあえずやってみるぞ」

┌──

どのプレイヤーで進めますか?

・上条当麻(難易度:普)
・一方通行(難易度:易)
・浜面仕上(難易度:難)

└──

上条「……何でこの三人なんだ?」

インデックス「さあ? とりあえずとうまで始めてみようよ」

上条「それも変な気がするが……まあいっか。上条当麻を選択、っと」

┌──

上条「ふわーあ……布団でも干すか」


ベランダに居たのは?

・インデックス
・御坂美琴
・神裂火織
・麦野沈利
・一方通行
・オルソラ

└──

上条「……有り得ないやつと知らない人が混ざってるな」

インデックス「私を選ぶんだよとうま!」

上条「えー、ゲームくらい変えさせろよ」

インデックス「……とうまー?」ギラッ

上条「インデックスを選択、っと……はあ」
818 :とある選択の空想未来2/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:31:54.99 ID:zw6Jiy+Y0


┌──

上条「シスターさん……?」

インデックス「おなかへった」

上条「焼きそばパンだぞー」

インデックス「いただきます!」

└──

インデックス「すごい……私ととうまの始めて出会ったシーンがきちんと描かれ
ているんだよ」

上条(こんなだったのか……覚えとこう)

インデックス「あれ? また選択肢みたいなんだよ」

┌──

今日の日付は?

・七月二十日
・七月二十八日
・八月三十一日

└──

上条「……何が違うんだ?」

インデックス「よくわからないけど……私ととうまが出会ったのは七月二十日な
んだよ」

上条(じゃあ七月二十日を選べば失った記憶が少しは……!)

上条「よし、じゃあ七月二十日を」

インデックス「えー、つまんないから別のにしてよー」

上条「いや、七月二十日を……」

インデックス「つまんないかも! 勝手に押しちゃうんだよ!」

上条「ああっ! ……ったく、選ばれたのは……八月三十一日?」
819 :とある選択の空想未来3/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:32:44.04 ID:zw6Jiy+Y0





┌──

上条「お前、どうしてベランダに引っかかってたんだ?」

インデックス「うん……悪い魔術師に追われてたんだよ」

上条「魔術師? 追われてた?」

上条(何言ってんだこいつ)

└──

上条「まあ、そう思うよな」

インデックス「失礼なんだよ!」

上条「しかし誰が追って来てるのかね」

インデックス「多分あの二人だと思うんだけど……日付が違うからどうなるかわ
かんないんだよ」

上条(あの二人……?)

┌──

上条「魔術師かなんか知んないけど……もっと現実味のある話を……」

??「――衝打の弦」

轟!

上条「うわあっ! な、何だ!?」

インデックス「あ、あの人が悪い魔術師なんだよ!」

闇咲「見つけたぞ、禁書目録」

└──

上条「なるほど……八月三十一日だと闇咲と出会うルートになるのか」

インデックス「あれ、また選択肢が出てきた」

┌──

闇咲と

・戦う
・話し合う

└──

上条「……闇咲はいいやつだから話し合った方が良いかもな」

インデックス「そうだね、戦う理由が分かっていると結構簡単かも」
820 :とある選択の空想未来4/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:34:08.25 ID:zw6Jiy+Y0

┌──

闇咲「……感謝する、おかげで全て上手くいった」

上条「これくらい何でも無いって。なっ、インデックス?」

インデックス「うん!」

└──

インデックス「いい話だったね、とうま……」

上条「惚れた女のために戦う……格好良かったな」

インデックス「あれ? また選択肢?」

┌──

上条「インデックス……お前はこれからどうするんだ?」

インデックス「私には記憶が無いから……とうまに決めて欲しいんだよ」

インデックスをどうする?

・一緒に暮らす
・イギリス清教の教会に送る

└──

インデックス「もちろん一緒に暮ら……あああ! もう選んでる!」

上条「同じだとつまんないんだろ?」

インデックス「……うう、とうまのいじわる」

┌──

上条「じゃあな、インデックス」

インデックス「うん……さようなら、とうま……」

 別れの言葉を言った後、歩くインデックスの背中はとても小さく見えた。
もしかしたら、もっと優しくしてあげた方が良かったのかもしれない……。

インデックス見送りEND

└──

上条「微妙に後味悪かったな……」

インデックス「だから言ったのに!」
821 :とある選択の空想未来5/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:35:52.51 ID:zw6Jiy+Y0


上条「とりあえずクリアはしたし、次行ってみるか」

インデックス「誰で始めるの?」

上条「そうだなあ……あれ? 何か増えてるぞ」

┌──

・上条当麻(難易度:普)
・一方通行(難易度:易)
・浜面仕上(難易度:難)
・御坂美琴(難易度:難)
・アックア(難易度:?)
・ステイル(難易度:?)

└──

インデックス「難易度『?』ってなんなんだろうね?」

上条「かなり大変だと思う……っつうかアックアって……」

インデックス「せっかくだし、選んでみる?」

上条「そうだな、試しにアックアを選択、っと」

┌──

どこからスタートしますか?

・フランス
・学園都市
・イギリス

└──

上条「……フランス? わかんねーけど選んでみるか」

┌──

テッラをどうしますか?

・粛清
・救出
・放置

└──

上条「何この選択肢……」

インデックス「救出ってのが気になるかも」

上条「じゃあそれで」

┌──

上条「諦めろ! テメェの負けだ!」

テッラ「くっ……どうすれば良いですかねー」

アックア「テッラ、助太刀するのである」

└──

上条「……ここに来ちゃ駄目だろ」
822 :とある選択の空想未来6/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:37:01.54 ID:zw6Jiy+Y0

上条「まさかあの後、一方通行と土御門とも戦う羽目になるとは……」

インデックス「とうまの右手は厄介だったね」

上条「ああ……でもアックアは強いから何とかなるもんだな」

インデックス「『聖人崩し』は回避出来ないのかな?」

上条「アレさえ無ければ終盤も楽だったのに……おっ、エンディングだ」

┌──

ヴィリアン「ウィリアム……やっと戻って来てくれたのですね」

アックア「むう……」

テッラ「良かったですねー」

テッラ生存、ヴィリアンHAPPY END

└──

上条「イギリスでキチンと好感度を上げておいて良かったな」

インデックス「でもテッラは邪魔かも」

上条「よし……もう一人くらいやってみるか?」

インデックス「誰にするの?」

上条「御坂にしようと思うんだけど」

インデックス「……とうまー?」

上条「えっ? 急に機嫌が悪くなるとか意味わかんねえぞ……」

インデックス「ふん! 短髪でも何でも好きにすればいいんだよ!」

上条「……なんか怖いけど御坂美琴を選択、っと」

┌──

美琴「さあ、勝負よ!」

上条「……不幸だ」

└──


インデックス「短髪とはいつもこんな感じだったの?」

上条「……みたいだな」
823 :とある選択の空想未来7/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:38:05.57 ID:zw6Jiy+Y0


┌──

上条「じゃあ……本気でやっていいんかよ?」

美琴「うっ……」


上条と……
・戦う
・戦わない
・クレープ食べない?

└──

インデックス「……なんか明らかに変な選択肢があるんだよ」

上条「どうするかな……でもきっと上条さんならクレープを食べたいはず!」

インデックス「とうま、それはどういう意味か分かってるの!?」

上条「なんだよ、ただ一緒にクレープ食べるだけだろ?」

インデックス「……やっぱりとうまはとうまなんだよ」

上条「だから何だよそれ、とりあえずクレープ、っと」

┌──

美琴「あ、アンタのクレープも美味しそうね」

上条「ん? 一口食べるか?」

美琴「えっ……?」

一口……
・貰う
・貰わない
・こちらも食べさせる

└──

上条「上条さんは色んなクレープを食べたいはずだ。こちらも、っと」

インデックス「こんな時に限って何で正解ばっか選ぶの!?」

上条「正解って……上条さんがされたら嬉しい事を選んでるだけだろうが」

インデックス「むう……」

┌──

美琴「あ、あーん……」

上条「あむ……うん、美味いなコレ! ほら、俺のも」

美琴「あ……あ、あーん……もぐ」

上条「こっちも美味いだろ?」

美琴「う、うん……」

上条当麻の好感度が上がりました!

└──

上条「おっ、俺の好感度が上がったぞ。……でも自分で自分からの好感度上げるとか気持ち悪いな」

インデックス「確かにそうかも……」
824 :とある選択の空想未来8/8 [saga]:2011/05/19(木) 04:39:25.84 ID:zw6Jiy+Y0
┌──

美琴「……幻想御手って知ってる?」

上条「何だよそれ?」

幻想御手の事を……
・詳しく話す
・適当に話す

└──

上条「俺に出来ることがあるかもしれないしな、詳しくっと」

インデックス「むむう……」

┌──

上条「元気ないな。なんか悩み事でもあるのか?」

美琴「……えっと」

上条に『実験』の事を……
・相談する
・黙っておく

└──

上条「早めに相談してくれたら他の妹達も助けられるか……相談する、っと」

インデックス「むむむう」


 なんやかんやあって


┌──

美琴「アンタ……本当に強いわね」

上条「何言ってんだよ。幻想御手のアレも妹達も、お前と一緒だから解決出来たんじゃないか」

美琴「そうかな? ふふふ……。あっ……ねえ、アンタの事……当麻、って呼んでもいい?」

上条「なんだ、それくらい全然構わないぞ。じゃあ俺も美琴って呼んだほうがいいか?」

美琴「えっ!? いや、あの……その…………うん」

こうして色々と激しい夏は過ぎて行った。しかし、まだ夏休みは終わっていない。
最後に二人で思い出を作るのも悪くはないなあ、と思いながら次の日も会おうと二人は約束するのであった。

当麻とこれからも……END

└──

上条「……気づいたら自分を攻略していた」

インデックス「どうしてそうなるの!?」

上条「自分がされたい事を選んだらこうなったんだよ!」

インデックス「ううう……私の時はぞんざいな扱いだったのに……とうまー!!」

上条「落ち着け! 次行こう! 次! ほら、ステイルなら魔術師たくさんでインデックスも大活躍!」

インデックス「……とうまにしては良い考えだね。さっそく始めるんだよ!」

上条「よし! では主人公にステイルを……あれ?」

┌──

 体験版はここまでです。
 続きをプレイしたい方は是非とも製品版をご購入くださいね!

└──

上条「あー、どうりで安いと思ったらちょっと豪華な体験版だったのね……」

インデックス「……とーうーまー?」

上条「すぐ買ってきまっす!」
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/19(木) 04:40:58.76 ID:zw6Jiy+Y0
突っ込みどころ満載なので逆に突っ込まない事をお勧めします
多分価格は七千円くらいです、どうも失礼しました
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/19(木) 04:44:29.46 ID:8rgLzSsE0
で?amazon行けば売ってるの?
なんならアマゾンまで行くぞ俺は
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 06:44:46.27 ID:HoEkUnzs0
今日買おう、直ぐ買おう、一方さん選択してミサワを攻略するんだ
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/19(木) 06:51:08.47 ID:JRJYY1Zoo
一方通行は攻略される側だろう・・・・
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/05/19(木) 06:59:33.62 ID:MGc97+kAO
ブフォwww

でたよ福岡ww
福岡さんチィーッスww
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 07:01:11.71 ID:frUPP9+DO
えっ

普通にレスしてる福岡のひとなのにそれは酷いと思う
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 07:13:40.10 ID:sXtN5FDro
AUなら仕方ないな

>>825
おい、発売日いつだよ
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 07:51:43.20 ID:j2QZKFODo
死国だからしょうがない

1乙!
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 07:59:43.13 ID:j2QZKFODo
うわあ↑、1じゃねえや失礼。

……いや、書き手さんがスレを立ててくれれば……なんてな。
スレ汚しスマン
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 09:26:25.15 ID:4gdTtREIO
>>829
これがAUか……
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/19(木) 12:19:32.98 ID:KbJoMrUAO
これだからAUは……
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/19(木) 12:34:46.73 ID:uBnOapGAO
>>825
機種は何なんだ?
PSPか?
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/19(木) 13:18:21.12 ID:p+VXmrxpo
>>836
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 15:11:09.28 ID:XaQ1NEIZ0
投下します
初めて書いたので、お手柔らかにお願いします
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 15:12:08.37 ID:XaQ1NEIZ0
人通りの少ない道に肩で息をする一人の少年の姿があった。

「はぁはぁ・・・撒いたか?なにが悲しくて補習の後にむさ苦しい男たちに追い掛け回されなくちゃならないんだ・・・はぁ、不幸だ」

その少年―上条当麻は不幸な人間で、今も学校の補習の帰り道にスキルアウト数人に襲われかけたところを撒いたばかりであった。
これが一度目や二度目なら「運が悪い」だけで済むのだが、彼は見ず知らずの他人が襲われていれば助けに行ってしまう。そのため日常茶飯事とまではいかなくとも、そういった面倒事に巻き込まれることが少なくない。
他にも、能力者や魔術師のいざこざに巻き込まれては大けがをして入退院を繰り返している。故に、普通ならば「運が悪い」と言えるような事が何度も起きるため不幸なのである。
(ただし、巻き込まれるいざこざは世界規模だったり彼がきっかけで世界戦争が勃発したりと規模が普通と呼べる規模ではないのだが、上条はそれらすべてひっくるめてただのいざこざと思っている。)

息を整えながら人通りの多い道に戻ろうとしたとき、上条の耳に誰かの声が聞こえてきた。

「ん?あれは?」

見た感じ中学生ぐらいの少女が、人相の悪い2人に囲まれている。
しかも少女は足が竦んだのか逃げ出そうと思えば逃げ出せるにも拘らず逃げ出そうとしない。
男達の声が今度ははっきりと聞こえた。男達の一方的な会話から少女は無能力者であり、男達は無能力者の少女を能力によって「狩り」をしようとしているらしい。
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 15:13:09.85 ID:XaQ1NEIZ0
(人数は2人、体格も悪くはないが普通……能力がわからないが、いけるか?)

もとより逃げる気のない上条は様子を窺っていたが、男達は2人とも発火能力者(パイロキネシスト)だったらしく少女に向けて炎を放ったため、急いで少女の前に出て右手を炎に向けてかざした。

「なっ!?」

突然、自分達以外の人間が現れ、相手の能力がわからないうちに自分達の炎を消されたことにより男達に空白が生まれた。
その一瞬の隙のうちに上条は片方の男を殴り倒した。もう片方も呆気にとられて能力を使えないうちに倒されてしまった。

「てめーら、自分の能力に傲って女の子を襲ってんじゃねーよ!反省しやがれ!」

そうやって男達に文句を言った後、上条は振り返って少女に声をかけた。

「大丈夫だったか?」

「え?あ、はい。大丈夫です」

「とりあえずここは人通りが少ないから、一旦公園に行こう。そこなら襲われるようなことはないだろうからな」

そう言うや否や上条は少女の手を取り、引っ張りながら少女を公園に連れて行った。


「ここまで来たら大丈夫だろ。それより、体とかは無事か?えっと……」

「あ、私、佐天涙子って言います。助けてくれてありがとうございます」

「いや、無事でなにより」

「……」

「どうした?」

「私、今日ほど自分が無能力者であることに嫌気が差したことはありません……。
無能力者が嫌で能力者に憧れたから幻想御手を使って、能力を使えるようになったと思ったらそれは一時的なもので、しかもそのせいで友達に迷惑かけちゃったし……。
今日だって私が無能力者だから襲われたんですよ?やっぱり私はいらない子なんです……」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 15:14:05.29 ID:XaQ1NEIZ0
「……佐天って言ったっけ?お前バカだろ」

「ば、バカってなんですか!自分は高位能力者だからって人をバカにして!わたしの気持ちなんて知らないくせに!」

「あぁ、お前の気持ちなんてこれっぽっちもわからねーよ。ただし俺は高位能力どころか能力者ですらない、お前と同じ無能力者だけどな。」

「嘘つかないでください!さっきわたしを助けてくれたとき、相手の能力を消してたじゃないですか!」

「確かに俺はあいつらの能力を打ち消したけど、それだけだ。俺の右手にはそれが何であれ異能であれば触れた瞬間に打ち消す幻想殺しが宿ってるけど、右手以外は全部普通のどこにでもいる無能力者だよ。」

「け、けどあの2人組を倒してたじゃないですか!」

「あれは単に殴り倒しただけだ。大体の能力者ってのは自分の能力を過信してるからな、殴れば大体のやつは倒れる。けど、あれが3人以上だったら迷わずお前を連れて逃げてたよ。」

「……」

「お前さっき友達に迷惑をかけたって言ったけど、その友達はお前のせいで危険な目にあったとか言って友達に責任をなすりつける様なやつか?」

「違います!」

「なら迷惑かけたって良いじゃねぇか」

「え……?」

「迷惑かけたことを迷惑って言うようなやつならともかく、迷惑かけたって思い詰められた方が逆に相手には迷惑なんじゃないか?友達って迷惑かけても許しあえるから友達なんじゃないか?」
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 15:14:43.62 ID:XaQ1NEIZ0
「許しあえるから友達……」

「それと俺の学校にも無能力者はたくさんいるけど、そいつらはお前みたいに能力で悩んでなんかいない。
無能力者であることを受け止めて、前を向いて生活してる。お前が自分はいらない子って思ってるなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺してやるよ。」

そう言って笑いながら佐天にケータイを開いて見せる上条。その画面はメールが開かれており、そこにはこう書かれていた。

------------------------------
to 上条当麻
------------------------------
from 御坂美琴
------------------------------

アンタに限って有り得ないだろう
けど、もしその娘にいかがわしい
ことをしようとしてるなら私の友
達から離れなさい!
でなきゃ超電磁砲を撃つわよ




----------------------------

それを見た瞬間、少女は衝撃を受けた。
それは目の前の少年が自分の知ってる少女と知り合いだったことや、少女がこの少年を信頼していそうなことにではない。
そのことも衝撃と言えば衝撃だったのだが、それ以上にその少女が自分のことを“友達”と言ってくれたことに最も衝撃を受けた。
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/19(木) 15:15:16.25 ID:XaQ1NEIZ0
彼女は学園都市が誇る超能力者(レベル5)の1人であり、自分とは“それなり”の仲である。
自分たちの仲をそれなりと評するのは、知り合ったきっかけが風紀委員に所属する親友の同僚の先輩であったこと、いくつかの事件を共にしたがそれは自分がただの後輩以上友達未満だと思っていたからである。
しかし、相手は自分のことを“友達”と思っていてくれた。だからそのことに戸惑いを隠せない。
少年は少女のその表情をどう受け取ったのか、こう言って再び声をかけてきた。

「良いことを教えといてやるよ。お前の周りの幻想(世界)は…お前が考えるよりも…ちょっとだけ優しいんだよ」

その後少年は近くで様子を窺っていた少女に「スーパーの特売があるから後は任せた」と声をかけてその場からいなくなってしまった。
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 15:20:52.58 ID:XaQ1NEIZ0
以上です

いろいろな禁書SSに触発されて自分で書いてみたものの、これだけの量を書くのに1ヶ月近くかかりました
はじめは上条さんが佐天さんに幻想御手を使ってレベルが一時的には上がったんだから、能力が使えるんじゃないかって諭すシナリオを考えてたんですけど、気づいたら方向性が変わってて方向修正ができなくなったのでこんな感じになっちゃいました
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/05/19(木) 20:11:14.77 ID:4qkpESev0
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 20:17:01.47 ID:R8MicyfY0
乙!
この二人も絡めようと思えば結構やりやすいよな
でもちょっと地の文が横長な気もする
台本形式に慣れてるからかもしれんけど
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/19(木) 21:47:47.63 ID:eHVlOKg70
>>845-846
乙サンクスです

>>846
これで地の文長いのか・・・
処女作なんで、次の機会があれば頑張ってみます
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2011/05/19(木) 22:29:06.50 ID:e2YYVV+to
長いのは文の長さじゃねえって。
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/19(木) 22:39:43.83 ID:QbXqX/87o
上条さんと佐天さんの組み合わせっていいよね

>>846の指摘は、地の文そのものが長いってことじゃなくて
一行あたりの文字数が多いせいで横幅が広くなって読みにくいってことじゃないかな

携帯からだとあんまり気にならないだろうけど、
PCから見る場合、改行がないとそのままブラウザの幅全体に広がっちゃって読みにくいのよ
適当なところで改行してあげると読みやすくなるってわけ
そのへんはうまい人の見て研究しれ

まあ、地の文て難しいからなー
一文あたりを短く簡潔に、かつ、接続詞を極力使わないのが、読みやすい文章の定石よね
結局のところ、たくさん書いて練習するしかないんだけどね

というわけで乙
次回作も期待してるんだぜ

850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/20(金) 02:40:08.84 ID:pQRwXqPAO
>>849
そういうことか・・・
気を付けてたつもりだったんだけど、改めて言われて見ると全然だめじゃんorz

次の機会があればもうちょっと気を付けます
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 09:24:56.93 ID:apNvm0Vg0

禁書目録の逃亡理由


これは原作1巻の再構成です。
丁度、上条さんと神裂さんがご対面するところ。

852 :禁書目録の逃亡理由 1/3 [saga]:2011/05/20(金) 09:26:01.43 ID:apNvm0Vg0

神裂「魔法名を名乗る前に、彼女を保護したいのですが?」


上条「……嫌だ、と言ったら?」


神裂「仕方がありません。名乗ってから彼女を保護するまで」









上条「」ボロボロ


神裂「……いい加減、諦めてくれませんか?」


上条「いやだね……それに、お前俺を殺す気ないだろ?」


神裂「……」


上条「あんたほどの力があれば、俺なんか一瞬で殺せるはずだ。だが、あんたはそれをしない」


神裂「……」


上条「あんたは、人を殺すのをためらってくれる"常識ある人間"なんだろ?」


神裂「はい。無闇な殺生は好みません」
853 :禁書目録の逃亡理由 2/3 [saga]:2011/05/20(金) 09:27:23.06 ID:apNvm0Vg0

上条「……だったら、教えてくれ。なんでインデックスを追いかけ回すんだ!?」


神裂「……」


上条「あんな小さい子を、1ヶ月も追い掛け回すなんてっ!! 何でだ!?」


神裂「……貴方には、彼女がどんな子に見えますか?」


上条「……大食い、ぺちゃぱい、外人」


神裂「……そう、大食いな女の子です」


上条「そ、それがどうしたんだよ?」


神裂「彼女は……」


上条「」ゴクリ


神裂「……彼女は、一年に一日、断食をしないといけない体なのです」


上条「」
854 :禁書目録の逃亡理由 3/3 [saga]:2011/05/20(金) 09:30:06.38 ID:apNvm0Vg0

神裂「インデックスは、三日後にある断食が嫌で私達から逃げているんです」


上条「……」


神裂「私だって、こんなことしたくないですよ!!」


神裂「あの子の空腹に苦しむ姿を見るのは辛い……でも……断食をしないと彼女は死んでしまうんです!!」


上条「……なんで、断食をしないと死んでしまうんだ?」


神裂「うっせぇぇぇよぉぉ!! 童貞がぁぁぁぁぁああ!!」


上条「…………えっ!?(なんで童貞って知ってるんだ!?)」


神裂「……どうでしょう。彼女を渡してくれませんでしょうか?」


上条「どうぞ」



また機会があれば載せる。
首輪じゃなくて腹巻を幻想殺しで壊す感じ。
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/20(金) 11:50:58.91 ID:ObFvJPoAO


つーか話終わっちゃったよww
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/05/20(金) 12:43:24.40 ID:ucqq5Nvoo

過保護だか厳しいんだか、わけがわからないよ
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 13:32:36.03 ID:bezKlAzDO

ということには、断食拒否してるだけのインデックスを斬り捨てたのかww
858 :とある二人のツンデレ [saga]:2011/05/20(金) 14:46:20.26 ID:o5Gf3LDM0


?登場人物?
一方通行
御坂美琴
店員さん


〜注意事項?
・一方通行が実験をしておらず、二人の間には何の因縁も無い設定ですが、二人の仲は悪いです(本人達談)。
・ツンデレならぬ嘘つきというのを念頭に置いて読んで下さい。



859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 14:46:55.71 ID:o5Gf3LDM0





?とあるコンビニにて?


一方通行「ン?」

美琴「あっ?」

一方通行「……」

美琴「……」

一方通行「オマエ、なンでここに居ンだよ」

美琴「漫画の立ち読みよ、悪い?そっちこそなんでここに居んのよ」

一方通行「俺ァただ缶コーヒー買いに来ただけだ。雑誌を立ち読みするだけの貧乏そうなお嬢様とは違ってなァ」

美琴「残念ながらお金ぐらいあるわよ。というか、缶コーヒーだけ山のように買って行くアンタの方が貧乏臭いわよ。そんなに早死にしたいとは思わなかったわ」

一方通行「おいおい、バッカじゃねェのか?学園都市最強の俺がコーヒーの飲み過ぎで早死に?笑えるなァそりゃ」

美琴「ブラックブラックブラック……よく飽きないもんだわ。ただ苦いだけの液体をよくもまぁ毎日……もう既に味覚と体イカれてるんじゃない?」

一方通行「ふン……ブラックの美味さが分かンねェようなお子ちゃまはさっさと家に帰ってろ。夜遅くには怖?いお兄さン達が待ってるぜェ?」

美琴「レベル5を襲うような馬鹿が居たとしたら、それはそれで見ものね。どうせなら真っ白いモヤシ野郎を襲って欲しいわ。アンタが早く帰った方がいいんじゃない?」

一方通行「オマエもな」

美琴「アンタもな」

860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 14:47:41.78 ID:o5Gf3LDM0

一方通行「つーか早くコーヒー買いてェンだけどォ?邪魔なンで退いてくれませェン?」

美琴「『美琴様、カフェイン中毒者たる私のためにそこを退いて下さい』って言えば考えないこともないわ」

一方通行「誰がカフェイン中毒だよ、クソ。このゲコ太中毒者が」

美琴「一緒にされるのは困るわね。私のは趣味、アンタのは病気なんだから」

一方通行「ンな少女趣味だからぼっちになるンじゃないですかァ?後よォ、レベル5に嫌な噂が立つのも迷惑だから止めてくれると助かるンだが……」

美琴「あぁ、安心なさい。もう既に変な噂なら立ってるでしょ、アクセロリータ」

一方通行「何時から俺は野菜みてェな名前になったンだか」

美琴「幼女に手を出した時からじゃない?」

一方通行「ガラスを突き破るのと床にめり込むのと天井に突き刺さるの、どれが好みだ?」

美琴「冗談が分からない男は嫌われるわよ?」

一方通行「嫌われるような相手が居ねェから問題ねェ」

美琴「なんだ、つまんない。アンタに友達とかが居たら爆笑必須だと思ったのに」

一方通行「チッ……ウザってェなオマエは。ぶっ飛ばされなきゃ分かンねェタイプの馬鹿か?」

美琴「やれるもんならやってみなさい。その代わり、確実に今日コーヒーを買うのは不可能になるわよ?」

一方通行「其処までして俺がコーヒー買うの邪魔してェのか。嫌がらせもここまで来るとよォ、訴えてもいい気がするな」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 14:48:13.88 ID:o5Gf3LDM0


美琴「コーヒーを買うのに其処まで執着するアンタもどうかと思うけどね。カフェオレでも買ったら?」

一方通行「ンなガキの飲みモン飲ンでられっか。飲むくれェならどっかの不良お嬢様に投げつけるわ」

美琴「物騒ねぇ……どうせなら『オマエのために買ったンだぜ』とでも言って渡せばいいのに」

一方通行「たった缶一本でンなこと言ったらただの変態だろォが」

美琴「そう?アンタには意外と似合いそうよ悪人面的な意味で。まぁそんなこと言われた女の子が可愛そうだし、買わせて上げるわよ」スッ

一方通行「ハイハイ、そォですかァ……たっく、よォやく買える」ガコガコ

美琴「美琴様に感謝なさい。後、五本までだから」

一方通行「店員でもねェ奴が何言ってンだ」ガコガコ、ガコン

美琴「他のお客さん達に迷惑なのよ。大量購入したいならスーパーとかに行きなさい」

一方通行「スーパーとかに行けるような外見じゃねェだろうがよ」ガコッ

美琴「そうねぇ、だったらこの美少女美琴様が付き合って上げようか?少しは印象良くなるわよ」パタン、トサッ

一方通行「余計なお世話だな、クソったれ」スッ

美琴「あれ?アンタも漫画に興味あったの?」

一方通行「縁がボロボロの雑誌なンざ、他人の迷惑だろォが。俺が買うからオマエが持って行け」スタスタ

美琴「アンタからそんなTPOを弁えた台詞が飛び出るなんて……明日は雹でも降るのかしらね?」スタスタ

一方通行「コーヒーの雨だったら儲けもンだがな」

美琴「いい医者を紹介して上げましょうか?主に頭の」

一方通行「結構だ」


862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 14:48:50.11 ID:o5Gf3LDM0


店員「合わせて838円になりまーす」

一方通行「カードで」

美琴「現金持ってないの?本当、ダメ人間ね……レベル5の一人として心配ね」

一方通行「ほらよ」

美琴「あぁ、なんか一本多いかと思ったらカフェオレか」

一方通行「礼なンかするンじゃねェぞ。気持ち悪ィから」

美琴「する訳無いでしょ。まぁでも、モヤシ体型の男に荷物持たせるってのは私のプライドとしてはあれだから、持って上げるわよ」

一方通行「俺の男としてのプライドはどうなるンですかァ?」

美琴「男としてのプライドがあるのなら、もう少し女の子に対して好意的な態度を取るべきね」

一方通行「安心しろ。俺がひたすら苛つくのはオマエだけだから」

美琴「それはまた、最悪ね」


ウィーン(扉が開く音)


店員「……」

店員「……なんだかんだであの真っ白い人、コーヒー五本しか買わなかったなぁ」

店員「それにあの女の子を突き飛ばしたりしなかったし」

店員「女の子の方もコーヒーの飲み過ぎに対する注意ばっかりだったし」

店員「二人共、なんだかんだで互いのこと心配してたし」

店員「結局、二人揃って何処かへ行ってるし……スーパーかな」

店員「…………」




店員「ツンデレって、大変なんだなぁ……」




終わり

863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/20(金) 14:49:17.86 ID:o5Gf3LDM0


これ、クーデレ?もしくはツンツン?
取り合えず、終わります。
素直になれない二人の会話を読んでいただき、ありがとうございました。

864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/20(金) 14:51:44.31 ID:FCfwgVOP0
実験もしてないのに何でアクセロリータなの?
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 14:56:40.78 ID:w+v9lCxOo
幼女に優しくしてるところを美琴に見られたとかじゃね?
あと>>863
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 15:33:40.03 ID:piXnFjczo
幼女は打ち止めだけしかいないわけじゃねえし、
絶対能力進化実験は妹達製造ためのフェイクでしかないから
一方さんが実験してなくても妹達が他の理由で造られているかもしれねえし、
そもそもセロリは2次創作での呼び名でしかねえよ。
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/20(金) 18:40:16.48 ID:vqZtb70S0
黒夜in黄泉川家
で2レスもらいます。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/20(金) 18:40:46.21 ID:vqZtb70S0



「世の中全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」


何故だろう。
俺があいつを初めて見たとき、胸の奥にズキンとくるものをを感じたのは。
あいつの台詞、口調、立ち居振る舞いを見る度に、胸が苦しくなるのは。


「よォ、平和ぼけた生活送ってるみてェじゃねェか」

「私にそンなもンはいらねェ」

「そンなしがらみはこの窒素爆槍で破壊してきた」

「私は孤高の存在なンだ」


木原の野郎に必殺技ノートを見られた時のような。
ポエムを書いて携帯のメールボックスに保存しようとしたら間違えて芳川に送ってしまった時のような。
自分の声を録音して聞いてみた時のような。コッカラサキハウィッポォーチューコードゥワァアアア


「はァ!? このクソガキ、くっついてくるンじゃねェ!」

「住むところなんてねえよ、だから私は孤高の」

「だから孤高なんだって!」

「……分かったよ、このクソガキがあんまりうるさいから、仕方なくだ」


「クソガキ、私にあんま馴れ合うんじゃねえぞ」

「私の闇は、あまりに深すぎる」

「……ふん、好きにしろ」

「いやいや無理無理、椎茸は無理だって!!」


「言われなくても入るって。あー、ウザいこと言われたせいで入る気無くしたー」

「ちょ、やめろジャージ女! 分かった分かった、今から入るって! 今入るから!」

「何でクソガキと入らなきゃなんねえんだよ……はあ、しょうがねえ」

「ハァアアア!? なんでオマエも来るんだよ!? 赤くなってねえよバカ! ニヤニヤしてんじゃねえ!!」


「だからさ、私は孤高の存在なんだって」

「研究所で育てられてさ、人のぬくもりを全てこの窒素爆槍で破壊して」

「だから、そういうのがいらない人間なんだって、なんていうかこの世の闇を全て背負ったような」

「……分かったよ、今度一緒に行くよ。ところでこのカエル、何て名前?」


「一方通行も丸くなったもんだ。私にはこんな生活耐えられないね。学園都市の負の部分を濃縮したような私にはさ

「ああ、今の内にどっか行くよ。くく、こんなぬるま湯にいたら、感情なんてのが芽生えちまうかもしれない」

「……いや、行くし! 別に止めてくれるの待ってるとか、そういうのじゃねーし!」

「もういい! どうせ私なんか、私なんかあああああああ!!!!!」



869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/20(金) 18:41:38.50 ID:vqZtb70S0



黄泉川に抱きしめられた時のような。
番外個体を守らなくてはいけないと思った時のような。
打ち止めに心の内を全て知られていた時のような。
そんな気恥ずかしさが。


「えっ、ちょっ、何を」

「黙ってろ」

「オマエ、こンなことしてただで済むと―――」

「ここで住め。拒否権はねェ」

「……何、勝手なことを」

「オマエが闇だって言うんなら、俺がもっとでかい闇で包み込んでやる。オマエは強さでも暗さでも痛さでも、俺に勝てっこねェンだよ」

「……何だよそれ」

「ただの自虐だ」


抱きしめるという行為は、受け止めるという行為は、なるほど勇気のいる行為ではあるけれど。
拒絶されなかった時の喜びはそれはそれは計り知れないものだということを。
俺はもう知っていた。


「こっから先は窒素爆槍だァ!!」

「おぉー、何だか知らないけどかっこいい! ってミサカはミサカは一応お世辞を言ってみたり」

「意味わかンねェ」

「やっぱ違うか。もっとボンバーランスっぽさを出すには……うゥン、オサレっぽく行くべきか、コロコロっぽく行くべきか。打ち壊せ、窒素爆槍ッ!!」

「これがワイの窒素爆槍やーっ!! とか?」

「そもそもわざわざ能力使うときに掛け声出すかよ。恥ずかしい」

「今あなたは全魔術師を敵にしたかもってミサカはミサカは忠告してみる」

「魔術? 魔術かァ。魔法の詠唱っぽくするのもいいかも。両の腕、無量の腕、気を纏い、力を放たん。これが私の全力全開、ボンバァーッラァーッンス!!!!」

「この子やっぱ面白いかもって、ミサカはミサカはいじりターゲットとしてロックオンしてみる」

「そりゃいい……オマエ、何でずっと喋ってないンだ?」

「……いや、何かミサカとキャラかぶってる感じがして」

(オマエもかよ)


「賑やかねえ。愛穂も大変じゃない?」

「まるで他人事じゃんよ……」


870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga]:2011/05/20(金) 18:43:30.73 ID:vqZtb70S0
君の姿は僕に似ている、ということで。
以上です。
一方さんも悪党の美学とか何ちゃら言ってたので、黒夜ちゃンも黄泉川家行けば更生できるはず!
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [ sage]:2011/05/20(金) 20:03:34.67 ID:ZDL+PJin0
乙!
やっぱ黒夜ちゃん可愛いよ
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 20:24:32.47 ID:XuPA6rA6o
乙!
黒夜ちゃんマジ黒歴史
黄泉川家に馴染んだ後、ふと思い出しては身悶えるんだろうな…
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/20(金) 20:51:07.26 ID:w+v9lCxOo

>>872
そしてその姿を見た一方さんが遠い目で過去の自分を振り返るんだな
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/05/20(金) 21:08:55.73 ID:BcGEHNUZ0
>「いやいや無理無理、椎茸は無理だって!!」
>「言われなくても入るって。あー、ウザいこと言われたせいで入る気無くしたー」
>「ちょ、やめろジャージ女! 分かった分かった、今から入るって! 今入るから!」

変な想像をしてしまったたのは俺だけじゃないはず
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/20(金) 21:09:21.90 ID:3GzN5g/7o
エリンギだったら危なかったな
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/20(金) 21:19:56.29 ID:jsVRHffDo
一通さんはえのk
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/20(金) 21:48:36.54 ID:v9QsZQLTo
>>876の死因は粉塵爆発か……物騒だな
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/20(金) 22:22:17.39 ID:/cjxbWxco
番外個体「くっ、ミサカネットワークの負の感情が流れこんでくる…」
一方通行「クソッ!打ち止め!ネットワークはどォなってる!」
打ち止め「そんな…こんな悪意想定外だよってミサカはミサカは…きゃあああ!」
番外個体「く…なんで!「右腕計画」は凍結されたはず!包帯が…解ける!」
一方通行「打ち止めァアアア!番外個体ォオオオオオオ!!!」

とかやってそうだなあいつら
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/20(金) 22:26:15.18 ID:32hd2QmBo
それを黄泉川が優しい眼で見つめてるんですね。わかります
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/20(金) 23:03:33.30 ID:ObFvJPoAO
1レスもらう

美琴「MMR、かぁ」

とあるファミレス

美琴「という訳で人類滅亡に繋がる噂を探すのよ!」

佐天「任せて下さい御坂さん!」

黒子「人類滅亡って…漫画脳にも程がありますわお姉様」

初春「いいじゃないですかナワヤさん」

黒子「誰がナワヤですの!?」

佐天「という訳でこんな噂を見つけました!」

《学園都市には軍用クローンが…》

美琴「そういうリアルなのはパス」

初春「じゃあこんな噂を」

《学園都市には常識の通用しない冷蔵庫が…》

美琴「冷蔵庫に常識もクソもないわ、パス」

黒子「こんな噂が」

《学園都市には魔法使いが…》

美琴「魔法使いか…十歳の少年教師とか?」

黒子「どうせ赤目の白い生物が僕と契約して〜とかですわ」

美琴「間接技で戦う魔法使いかも、プリンセス逆十字固めとか」

初春(何故か春上さんも詳しそうな気がする)

佐天「プリキュアも魔法使いのカテゴリーに入りますかね?」

美琴(一瞬第四位が浮かんだけど黙っておこう)

このようにファミレスで駄弁っている女子中学生もいれば


上条「そげぶ!」

人知れず戦う無能力者もいる


美琴「全く退屈しないわこの街は」
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/20(金) 23:05:34.06 ID:ObFvJPoAO
以上です

上条さんら禁書側はジャンプ・チャンピオン派
美琴ら超電磁砲側はマガジン・サンデー派だと思います
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/20(金) 23:55:11.18 ID:8KV5zKLe0
乙乙
やっぱり打撃なんて花拳繍腿だよね
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/21(土) 00:00:30.55 ID:IZGkfDpAO
>赤目の白い生物

一瞬第一位が浮かんだけど黙っておこう
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 01:04:09.55 ID:+hYSO8NDO
黒子ふともも敏感なんか
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 01:54:00.22 ID:c2/RrfJvo

MMRがミサカミコトレールガンに見えたww
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 05:29:56.26 ID:F51Oe6SIO
いやきっと、ミサカミステリールポルタージュの略だな、うん
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/21(土) 12:14:20.51 ID:MZWazrUAO
>>881



 ズン、という音が聞こえた。
 仰向けに倒れていたアックアの肛門が、糞便を吐き出した音だった。
 鼓動が聞こえる。
 腹にははまだ溜まっている。
 これで終わりではない。
 まだ出るのならば。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 みしみしと肛門から軋んだ音を立て、さらに多くの糞便を噴出させながらも、後方のアックアは再び起き上がった。



禁書側がチャンピオン派と言われてふとこんなクソッタレな一節が思い浮かんだ、反省はしていない
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 12:22:25.50 ID:AK9rYoe2o
>>887
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 12:24:21.91 ID:PR1oQ3PAO
>>887
神の右席にして聖人にして国会議員てすねわかります
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 14:00:05.89 ID:QNTACFNno
美琴は月曜と水曜に立ち読みしてるからどっちも派な上に
美琴が立ち読みしてボロボロになった雑誌を謎のめぐり合わせで上条さんが買っている事になってるとかどっかで読んだ記憶
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 15:10:23.51 ID:8PdhvDHOo
上条さんに週刊漫画雑誌を買う余裕なんてないんじゃねww
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/05/21(土) 15:23:44.34 ID:zwOhDY5N0
>>890
どっか書いてあったなww

ちなみに上条さんが缶コーヒー買おうとすると好きな銘柄だけ売り切れてることが多いらしい。
一方さんが買い占めるやつとかぶってんじゃないかって考察もあったな
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/21(土) 16:01:28.51 ID:734614Sco
今、確認したが5卷の79ページと85ページにどっちも書いてる
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 16:04:29.49 ID:cawpyKJ6o
立ち読みで雑誌ボロボロにして帰るお嬢様ってどうなん?

俺と結婚してほしいとは思うが
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 16:10:36.07 ID:UrYhR6Wg0
五巻で一方さんとコーヒー被ったのは多分正解じゃないかな。一方さんの買い占めのすぐ書いてあるし
ただ二週間だか十日だかで一方さんはコロコロ種類変えてるけど
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 16:39:47.27 ID:PR1oQ3PAO
つまりみんな同じとあるコンビニを利用している訳か
そのとあるコンビニはローソンだな
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 16:49:06.52 ID:mkp74rzXo
一方さんがコーヒーAを買い占める → 上条さんがコーヒーAを買いに行くが売り切れている → 仕方が無いのでコーヒーBを買う →
上条「あれコーヒーB美味くね?」 → 一方さんがコーヒーAに飽きてコーヒーBを買い占める → 以下エンドレス

こうだな
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 17:05:19.33 ID:kkavufUn0
15レスほど借ります。
899 :帰ンぞ、欠陥電気1/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:07:09.45 ID:kkavufUn0





昼間の喧騒が嘘のように消え去った深夜の住宅街。
等間隔に配置された街頭が照らす道ではなく、その街灯を蹴るようにして空を疾走する白い影があった。
その影は器用に街灯の頭を蹴って加速し、ときにはマンションの壁面を滑るように駆け抜けた。

「……」

白い影、一方通行は無言のまま目的の場所へとただ向かう。
目的地は欠陥電気が囚われているであろう第二一学区。
貯水用のダムばかりある筈の学区で、忌々しい茶番の最終幕があることを一方通行は知った。
このことを知ったのは、ほんの少し前だ。
そして、用済みになった土御門の置き土産を粉々に握り潰し投げ捨てたのもつい先程のことだった。

不意にポケットに収められた携帯から着信音が鳴り響く。
一方通行はマンションのベランダから突き出した細いアンテナを足場にして弧を描くように大きく跳ぶと、舌打ちし発信者を確かめた。
(……芳川、か)
また嫌なタイミングで嫌な奴から電話が掛かってきやがったと毒づく。
芳川からの電話でそれが吉報だったことは皆無だ。そして、二言目には“殺せ”だ。
出る必要がなければ絶対に出たくはないが、無視するわけにはいかない。
芳川が一方通行に電話をするということは、つまりそれだけの状況だということ他ならないのだから。


900 :帰ンぞ、欠陥電気2/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:08:19.47 ID:kkavufUn0




「……、……ンだよ」

『あら? 思ったより元気そうで何よりよ、一方通行』

今の言葉のどこをどう解釈したらそんな意味不明な回答がでてきやがるんだ、と一方通行は顔を顰める。

「下らねェお喋りに付き合う暇はねェンだよ。さっさと本題に入れ」

『そうね、そうするわ。今どこにいるのかしら?』

用件を言えと言った先からこれだ。
文句の一つでも言ってやろうと思ったが、この女には何を言ったところで無駄だということは理解しているので素直に答えた。

「……、一五学区だ」

『そう、キミのところにも来たのね』

「あァ?」

『彼女、欠陥電気だったかしら? その欠陥電気の居場所は第二一学区。違うかしら?』

一方通行は息を呑み、葉の枯れ落ちた背の高い木の枝に着地すると足を止めた。

「芳川、オマエも―――」

『“も”ということはやっぱりそうなのね』

被せる様に言った芳川の言葉に大きく舌打ちすると、一方通行は停止状態から一瞬で加速し再び大きく跳ぶ。
第七学区のすぐ隣にある第一五学区。学園都市最大の繁華街がある学区であり、テレビ局など情報の発信元でもある。
そして、その第一五学区の北西側に隣接する形で第二一学区があった。
第二一学区は以前欠陥電気の実験が行われていた第一九学区とは真反対に位置しており、研究機関などが皆無である筈の学区だ。
どういう理由でそんな場所で実験を行うのか、どうしてそんなところに研究施設があるのか、
どうやって欠陥電気の居場所を突き止めたのかは知らないが、今はあの金髪野郎の情報を信じるしかない。


901 :帰ンぞ、欠陥電気3/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:09:42.93 ID:kkavufUn0



「……あの金髪にはしこたまぶン殴られたぜェ、クソッたれが」

『キミが殴られたの? それは怖いわね。でも残念だけど、本人には直接会ってはいないわ。
 私のところに来たのは一通のメールよ。送り主は正義の味方の自称味方、らしいわ』

正義の味方というのは、恐らく金髪の言っていた上条当麻とかいう無能力者のことだろうと、一方通行は眉をひそめる。
間違いない。そのふざけたメールの送信者はあのクソ野郎だ。
一方通行が土御門のことを思い出し苛立ちを募らせていると、珍しく言いよどみ、言葉を選ぶようにして芳川は問いかけた。

『………それで、キミはどうするの?』 

「……」

何を馬鹿なことを、芳川は一方通行が第二一学区に向かっていることは知っている筈だ。
いや、そうじゃない。そこではなかった。芳川の問いの意味することは、つまり、

『沈黙ね……。分かり安すぎるわよ。キミが決めたことなら私は何も言わないわ。
 ただね、これだけは言わせて。キミは自分を卑下しすぎだわ。今回のことはむしろ……』

「ケッ、クズ同士が傷の舐めあいってかァ? 冗談じゃねェ、前回も今回もねェンだよ。
 とっくの昔に俺もオマエも堕ちるとこまで堕ちてンだよ。二度と下らねェこと言うな、胸クソ悪ィ」

『……相変わらずね、キミは』

「はン、ここ最近学んだ教訓ってやつを教えてやる。人間そう簡単に変わったりしねェってことだ。
 ほぼ例外なくクズは死ぬまでクズだ。そンで俺はどうしようもねェクズ野郎確定ってこった」

902 :帰ンぞ、欠陥電気4/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:10:23.38 ID:kkavufUn0



その言葉は虚勢ではなく、本心からのモノだった。
欠陥電気を助け出したつもりがより深い闇へと突き落とし、結局最後まで手を下すことができなかった自分。
挙句、己を見失い守るべき打ち止めに手を上げる始末。
なにをどうしたらここまでやれるのか、自分自身を問い詰めたいくらいだった。

一方通行は今回の件で思い知った。いや、分かり切っていたことを改めて突き付けられただけだ。
本当に自分は度し難いクズだ。改善の余地なんてものは存在しない。
壊れているガラクタの欠けた部品は、初めからどこにもありはしなかったのだ。
そのことに薄々気付いていた筈なのに、強引に嵌め込んだ歪な欠片で全てを誤魔化していた。
何のことはない、見ない振りをして気付かない振りをして無理に使い込んだソレがとうとう壊れ、正体を現した。それだけの話だった。
自分には、土台無理な話だったのだ。
一体何を期待していたのか。
打ち止めのときと同じだ。
誰かを救えば、もう一度やり直す事ができるかもしれないと。僅かでも考えてしまった自分。
そしてそれが下らない幻想だと理解していた筈だ。
そんな都合のいいことがある筈がないのだと。
だというのに、いつの間にかそんな当たり前のことすら忘れていた―――……

「こうするのが一番イイってことくらい、始っから分かってンだよ」

903 :帰ンぞ、欠陥電気5/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:10:58.42 ID:kkavufUn0



眩しい日向に一時でも居られたことが、一万人も殺した果てに行き着いた最悪の一方通行には奇跡的な幸運に過ぎなかったのだ。
誰もが聞いたことのある童話でも同じような愉快な話があった。
蝋で固められた翼で空を飛べた、だが空を飛んだバカ野郎は忠告を忘れ愚かにも太陽へと近づき―――……、後のことは語るまでもない。
ああ、そうだ。
初めて欠陥電気にも出会ったときにも言われた。
今さら普通の人ぶるな、と。
(……傑作過ぎンだ、クソが)
打ち止めとの何気ない日常が。
欠陥電気が加わった騒がしい毎日が、一方通行のギザギザに尖がっていた心を包み込み、決して忘れてはいけない罪を忘れさせてしまった。
いや、忘れたわけではなかった。だがソレを意識する時間は確実に少なくっていった。
許されない罪を犯した自分が、一万人分もの掛け替えのない明日を奪った自分が、全てを忘れのうのうと平穏を享受していた。
だからこそ、当然過ぎる結末を迎えただけなのだ。

「……これで終いなンだよ」

欠陥電気とは、もう二度と会うことはないだろう。
それは予感や確信ではなく、必然なのだ。必然にしなくてはならない。
一方通行に残された仕事は、欠陥電気との完全な別離であり、決別。
そしてそれを完璧なまでに仕上げること。

904 :帰ンぞ、欠陥電気6/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:11:37.16 ID:kkavufUn0



過去の年中無休で学園都市最強の看板を背負っていた自分に、愚かにも徒手空拳で立ち向かったあの無能力者。
今になって考えてもみてもさっぱり分らない。どうやったらこの学園都市最強の自分が負けれたのか。
冷静になればあの無能力者を殺す方法など即座に百通りは考え付く。
未だに理解できない無能力者との接触時に起きた不可解な“現象”を前提にしていてもだ。
だが、最早そんなことはどうでもいい。
その無能力者が欠陥電気の元へ向かっていることこそが重要なのだ。

欠陥電の救出と進化法の凍結。
単純な難易度を比較した場合、難しいのは圧倒的に後者だ。
こんな比較に意味はないが、学園都市最強の自分を止めてみせたのだ。
今回も欠陥電気の救出くらいやってもらわなくては困る。他の誰でもない一方通行自身が困るのだ。
自分はもう、欠陥電気を助けるわけにはいかないのだから。
そうでなくては、また勘違いしてしまうかもしれないのだ。
欠陥電気ではなく、自分が。
もうそんなことがあってはならない。その思い違いは決して許されない。

ああ、そうだ。打ち止めとも別れた方がいい。少しでも早く。
いつだって他人を傷つけることしかできない自分とは、一緒に居ない方が打ち止めのためだ。
打ち止めを守る? 馬鹿げた話だ。
守り通すのに一緒にいる必要性は皆無だ。
過去の能力に制限のない自分ならまだ言い訳も効くが、ほんの僅かな時間しか能力を行使できない無様な自分が一緒にいて何になるというのだ。
単に危険が増すだけで、打ち止めの身を守ることに何一つ繋がらない。
だから、この辺りが潮時なのだろう。
いい加減嫌気も差した。
守ることにではなく、守るべき対象が守っているつもりの自分に引き裂かれる笑えない喜劇に。

905 :帰ンぞ、欠陥電気7/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:12:20.47 ID:kkavufUn0



あの無能力者は知っているのだろうか、今回のことに統括理事会の意志がないことを。
実験を滅茶苦茶に壊したところでお咎めがないことを。
欠陥電気を助け出したところで、学園都市が敵に回らないことを。
この下らない茶番劇の真相を――――。

――――違う。関係ない。
あの無能力者にはそんなことは関係ないのだ。
無能力者である以上、学園都市の存在意義であり、同時に闇である能力開発そのものに関わってはいない。
そう、あの無能力者は何の後ろ盾もなく。何のチカラもなく。何の確信もなく挑んできたのだ。
この学園都市最強である自分に、この都市では何の価値もない単なる学生である無能力者が。
ただただ、妹達を救うという無謀極まりない決意を抱いて。
冷静に考えれば、無能力者であるあの野朗が欠陥電気を助け出すことなど不可能だ。
しかしあの無能力者は過去に不可能を可能にしてみせた。それは身を持って体験した。今でもよく覚えている。忘れるわけがない。
だから、

「……ッ」

一方通行は巨大なアンテナを次の足場とし、苛立ちをぶつける様に蹴った。
弾丸のように白い影を発射した巨大アンテナは軋みを上げ、激しく鳴動する。
一方通行が言葉を忘れたかのように闇夜を疾走する中、沈黙を破るようにして芳川は電話越しに口を開いた。

906 :帰ンぞ、欠陥電気8/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:13:11.59 ID:kkavufUn0



『……浸っているところ悪いけど、大丈夫なの?』

芳川の問いに一方通行は無言を貫く。
その態度に芳川は呆れたようにため息をつくと、こう続けた。

『時間、あまりないわよ? キミのことだから、無茶すれば距離なんて大した障害じゃないでしょうけど』

その言葉に一方通行は眉を顰める。
先程の大丈夫なのかという問いかけは一方通行自身のことでなく、時間に対しての発言のようだ。
そのことに気付いた一方通行は舌打ちし、声を荒げ詰問する。

「おい、そりゃどォいうことだ」

『はぁ……、知らなかったのね。時間がないから端折って言うわよ?』

どこか焦ったように、芳川にしては珍しくやや早口で一方通行に事情を話した。

907 :帰ンぞ、欠陥電気9/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:14:02.91 ID:kkavufUn0



物理的に外部のネットワークから隔離されている研究施設は、この学園都市においてそう珍しいものではない。
それには単純に理由がある。情報の秘匿。ただそれだけだ。
だが、この情報の秘匿には大きく二つの性格がある。
一つは技術漏洩を防ぐためだ。これはそう珍しくない非常に真っ当な理由といえる。
もう一つは研究内容を、その存在自体を秘するために外部のネットワークから隔離するのだ。
そして、今回の欠陥電気の実験が行われる施設は後者にあたる。
今現在行われている量産型能力者計画の中枢は、学園都市内部からも完全に隔離された闇の中にあるのだ。
見つけることは難しく、探し出すのは容易ではない。
本来であれば一方通行は決してたどり着くことはできなかった。

だが、その事態は幸運にも回避され、見つけ出したのであれば一方通行にとって後のことは赤子の手を捻るようなものだ。
さらに幸運なことに、その施設は外部とのネットワークが繋がっていない。
ようは、情報を持っている人間を一人残らず殺してしまえば、今度こそ終わる。終わらせることができるのだ。
しかし、そう簡単にはいかない。

「衛星、だァ?」

『そうよ。現実的に考えて完全に外部との接続を断つなんてありえないわ。
 三棟ある施設をそれぞれ独立させて開発、研究、生産を一手に行える一個完結型の馬鹿げた規模だけれど、ね』


908 :帰ンぞ、欠陥電気10/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:15:26.00 ID:kkavufUn0



三棟ある施設をそれぞれ目的に応じて特化させた研究機関。
与えられた指示に沿って開発を行い、より高性能に進化させ、自ら生産を行う。
学園都市に溢れる先進技術や電子機器の一部を、果ては武器から兵器に至るまでのあらゆるものの製造を無秩序なまでに貪欲に担う巨人。
当然、能力開発に関する研究も行われているが、その規模は他と比較にならない程小さい。
まるで興味がないと言わんばかりに。あくまでも表向きにだが。

『だから、定期的に衛星を通してやりとりしてるってわけね。
 ついでに言っておくと、詳細は不明だけどそのお相手は“外”よ。』

「……チッ、ンなこと一言も聞いてねェよ。あの金髪野郎、舐めた情報寄越しやがって」

物理的な接続は皆無であり、唯一間接的にだが情報をやりとりしているのは学園都市の外。
特殊な研究機関が多い学園都市においても、ことさら特異な体制を持つソレは外からの莫大な出資や投資によって成り立った経緯があった。
そして、外と隔絶した技術格差を持つ学園都市の先進技術のライセンス料で膨大な利益を出し、それを元に投資を行いさらに研究を加速させる。
今、この瞬間にもソレは、その巨体を膨らませ続けているのだ。

「―――クソ、が。そォいうカラクリかよ」

舌打ちと同時に一方通行は顔を歪め吐き捨てた。
これは単なる見せしめだ。
似たような連中への警告も含んだ、ただそれだけの顛末だった。、
研究機関が外からの金で成立したことに何の問題もない。それ故に多少の贔屓があったとしても仕方のないことだろう。
だが、やりすぎた。ただそれだけ。本当に、たったそれだけの理由だった。
統括理事会は欠陥電気の存在など初めから気にも掛けていなかったのだ。


909 :帰ンぞ、欠陥電気11/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:16:11.30 ID:kkavufUn0



『私たちの行動は筒抜けだったってわけ。上手に立ち回ったつもりだったけれど、所詮は一介の研究者ね。
 あの承認の見返りに統括理事会は武器や革新技術の一部を手に入れ、彼らは仮初めの時間を手に入れた』

「手のひらの上っつーわけかよ」

恐らくこの行動は想定内なのだろう。
仮に一方通行が動かなかったとしても、統括理事会自ら動いて出る杭を叩き潰すつもりなのだ。
単なる先進技術の枠に収まらない、学園都市の核。能力開発に関する情報を外部に漏らすことなど許すはずがないのだから。
統括理事会にとって欠陥電気に価値があるとすれば、一方通行を動かせることができるかどうかの一点だ。
そして、それすらも経費節約程度の意味合いしか持たない。
(……やってくれンじゃねェか)
無意識に腕に力が篭もり、携帯はギシギシと軋み上げた。

『話はここまで。本当に時間がなくなってきたわよ? 衛星と交信を行うのは三日置きの奇数日、午前1時丁度。
 次の通信まであと1時間2分ってとこね。一方通行。キミは、この意味が分るわね?』

「……」

承認が効果を持ったのは一昨日の朝。
どこまでも統括理事会の思惑通りに事が運んでいるようだ。


910 :帰ンぞ、欠陥電気12/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:17:00.50 ID:kkavufUn0



一方通行は顔を歪め、くっと哂う。欠陥電気にはもう一つの役割あったことに気付いたから。
能力開発に関わる情報を外部に漏らすとなれば、それは学園都市に対する宣戦布告も同義だ。
どういう仕掛けで統括理事会は衛星との通信を妨害するつもりなのかは想像がつかないが、一方通行にはそんなことはどうでもよかった。
重要なのは宣戦布告と受け取った学園都市が、統括理事会がどう動くのかということ。
間違いなく、部隊を差し向ける筈だ。それもチンピラとは訳の違う本物の連中を。
なんのことない。因縁をつける為の、戦争を正当化する為の道具なのだ。欠陥電気の存在は。
それにどれだけの意味があるのか、そんなポーズにどれだけの価値があるのかは政治家でもなければ分かりはしないだろう。
ただ一つ言えるのは、そいつらに欠陥電気の救出を期待するなんてのは論外だということ。
なにせ、統括理事会にとって欠陥電気はたったそれだけのどうでもいい存在なのだ。
よくて無視され、最悪で連中ともども抹殺。統括理事会の部隊が欠陥電気の存在を気に掛けて攻撃の手を緩めるなどありえない。
そしてそれを予想した上で連中はソレを迎え撃つ。ここまでの筋書きは両者共に同じ。
違いがあるのはそれ以降だが、

「……芳川、連中はなにを狙ってやがる」

『そうね。統括理事会に、学園都市に戦争して勝とうなんて国家規模でもなければ不可能な話だわ。
 でも、勝利条件によったら不可能も可能になる』


911 :帰ンぞ、欠陥電気13/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:18:11.97 ID:kkavufUn0



連中の目的。それも学園都市に啖呵を切ってまで欲するモノ。そして、現実的に手中に収めることのできるモノ。
恐らく能力に関する情報であり、欲を言えば能力者そのもの。つまり、初めから目的は欠陥電気自身だった。
能力自体は強能力程度の“欠陥電気”とはいえ、学園都市に7人しかいない超能力者の複製。
なにより、その能力は徐々にだがオリジナルの超電磁砲に近づきつつある。
成程、よくよく考えれば喉から手が出るほど欲しい被験体だろう。
大方派手にドンパチかまして、その混乱に乗じて外に連れ出すといったところか。
学園都市相手に無謀極まりない計画だ。本気で成功すると思っているのだろうか。或いは飛び切りの隠し玉を持っているのか。
どちらにせよ、馬鹿な連中だと一方通行は断じる。

そして、どす黒く濁った感情のうねりを、一方通行は感じた。


「ふざっけンじゃねェぞ!! ナメやがってェえええええええええええええええッ!!」


『一方通行!?』

突然の絶叫に驚愕する芳川だが、その声が一方通行に届くことはなかった。
(これがこの茶番劇の本当の真相だってェのかァッ! クソがッ! クソったれがァ!!)
一方通行は次の足場となった街頭を全力で蹴り加速すると、弾丸となって小高い丘に造られた公園の広場に粉塵を巻き上げ着地した。
足場になった街頭は周囲の地面を盛り上げ滅茶苦茶に破壊されていたが、そんなことはどうでもよかった。
(殺す! 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す、ぶち殺スッ!!)
絶対座標から位置情報を取得。視界のない土煙の中で視線を見えない標的に固定し、同時に全てのベクトルを統括制御。
地についた足から地球の自転すらも手中に収め、莫大な演算能力を行使し能力を全開した。


912 :帰ンぞ、欠陥電気14/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:19:21.82 ID:kkavufUn0



「がっ、ァァああああああああああああああああああああああああああッ!!」

欠陥電気の決意は無意味なものだった。連中は初めから終わらせる気などさらさらなかったのだ。
欠陥電気を踏み躙って、使い潰してこれから、一から始めるつもりだったのだから。
だから殺す。
決意でも意地でもなければ、ましてや誓いですらない。単なる衝動。純粋な殺意だった。

惑星の回転エネルギーを搾取し、その体を弾頭と化した一方通行は標的を真っ直ぐ射抜く。
彼我の距離は凡そ7キロ超。地上高130メートル。その線上にあったありとあらゆる障害物を無視し、一方通行はその距離を一瞬で0へと変える。
彼のいた小高い丘はその半分を無くし無残にも抉られ、周囲の木々は衝撃波によって薙ぎ倒されていた。

「ァァアアアああああああああああああああ―――ッ!!」

三棟ある施設の内、研究を担う研究機関唯一の有人施設。
その屋上に設置された衛星通信用の大規模アンテナを紙のように切り裂くと、そのまま空いた左で拳を握り一方通行は無造作に振り下す。
瞬間、大地を揺るがす轟音とともに三十階はあろうかという施設の階下が一部、地面に呑まれた。
凡そ1,000,000トンという巨大質量を悠然と動かしながらも、一方通行は忌々しげに表情を歪め言い放った。

「―――手加減はこれっきりだ。こンなもンで終わったと思うンじゃねェぞ、クソったれめ」









913 :帰ンぞ、欠陥電気15/14 [saga]:2011/05/21(土) 17:21:46.05 ID:kkavufUn0

投下終了。長々と失礼しました。
大体半年振りくらいですね。多分次のもそれくらいになりそうです。
なんか2,3の投下で終わる予定だったんですが、どうにもまとめて書けそうにないので小出しになってさーせん。
で、なんですが。次の投下は時間もさることながら、投下場所を変えるかもしれませんので先に言っておきます。
理想郷とかに過去分も修正して載せるかもしれないような、するような感じです。編集できるって魅力的ですよね……。

今回はなんかごっちゃに絡んでいて意味不明になっていないか心配ですが、読んでて不都合がなければ幸いです。
自転パンチの台詞を丸パクさーせん
ではまた~
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 17:22:16.05 ID:mkp74rzXo
欠陥通行復活! 欠陥通行復活!! 欠陥通行復ッッッ活ッ!!!
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 17:29:08.53 ID:cawpyKJ6o
戻ったかッ

…戻ったかッッ!!
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 17:30:39.12 ID:PR1oQ3PAO
これ続編物?
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/21(土) 18:02:10.39 ID:cVzvGHKzo
何を言ってるのかさっぱりだと思ったら続編物か。
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/21(土) 18:27:31.42 ID:AK9rYoe2o
そろそろ次スレの準備しとくから誰かゲスト部分頼む
あとテンプレ改造しようと思うんだけど何か案はあるかな
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/05/21(土) 18:30:01.66 ID:KGpj6v1xo
>>913
だから総合から離れられないんだよな、乙。待ってる

>>918
改造するようなことなんかあるか?
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:41:15.08 ID:AK9rYoe2o
テンプレ変更案

>>9にあるようにテンプレ分割
 目的:>>1をコンパクトにまとめて細かいものは>>2以降に

テンプレ原案
1 スレ趣旨など最重要点を簡潔に、テンプレ内への安価で各トピックに誘導
2 総合スレ内でのマナー等について
3 投下時や個別でのスレ立てなど、「書き手」向けの注意点など。新規スレ立てをする人向けも
4 過去ログと関連リンク(逆順の方がいい?)
5 過去のお約束キャラ

あと3と4の間に板全体のマナー的なものもあればよければ追加

新テンプレについてはとりあえず今から考える
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/21(土) 18:45:01.91 ID:hwlUUDpLo
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数を書いた方が分かりやすいわ。特にエログロや極端なキャラ崩壊なんかの人を選ぶネタは事前に注意書きを書くべきね
・新刊のネタバレは地域によって発売日がずれたりするから、公式発売日の翌日から解禁よ
・ここは複数の書き手や読み手がいるスレだから、安価作品は避けることね
・投下間隔は直前のものから30分くらいは空けましょうか。投下直後だとレス数が流れて感想を付け辛くなってしまうし、ある程度ゆっくりと感想を書ける時間があった方がいいもの
・毎月中旬は板全体が落ちる事があるかもしれないけれど、大体数日で元に戻るから心配しなくていいわ
・荒らしや面倒な患者が現れた時はスルーなさいな。逐一反応を返すのは優しいのではなく甘いだけよ

……芳川は特徴なさすぎたな。別のがあるならそっちの方がいいかも
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 18:47:36.02 ID:AK9rYoe2o
テンプレ変えるならいっそのこと>>1をまるごとキャラ個別にするか……?
短く纏められるならまるごとでも大丈夫だろうしその方が初見でも読んでくれそうな
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:04:39.55 ID:ACOnTzyM0
こんなタイミングだが投下しても構わないか?

駄目なら明日の朝当たりにしようと思うんだが・・・
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:05:40.38 ID:AK9rYoe2o
どうぞどうぞ
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 19:07:31.07 ID:ACOnTzyM0
うっしじゃあ5,6レスほど投下するぜ

内容は上イン、鬱
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 19:08:13.62 ID:PR1oQ3PAO
>>923
>>950踏んでスレ立て出来るなら大丈夫…かな?

あと1つ質問
携帯で書き溜めって出来るかな?
927 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 1/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:09:53.71 ID:ACOnTzyM0
「その幻想をぶち殺すっ!」

ガッ! と拳をぶつける音が響いた。
これで終わった、全てが。
思えば長かった。あの少女と病室で出会ってから今争いの元凶になっていたコイツを倒すまで。

「とうま……」

後ろから声が聞こえる。
自分が記憶を失ってでも守り、決して泣かせたくないと思った人、インデックスの声が。

「とうま、ようやく前みたいに一緒にいられるんだね」

上条とインデックス。
この2人はベツレヘムの星で離れ離れになってから1度も会っていなかった。
インデックスは魔術サイドの重要人物として連れて行かれ、
上条は幻想殺しを持つがゆえにアレイスターに狙われていたから。
そう。そんな状況だったが、魔術と科学の争いがなくなった今、2人は平和な日常を取り戻せる。







そのはずだった。






928 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 2/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:11:25.87 ID:ACOnTzyM0
「……悪い、インデックス」

「えっ?」

インデックスはその言葉の意味が理解できなかった。
上条がインデックスに対し記憶喪失を隠してたのはもう赦してる以上、
彼が自分に謝らなければならない事なんてない。
それなのに何故彼は謝るのだろうと思った瞬間。





上条の体が透き通っていった。
風斬が不安定な状態の時に見えるブレのようなものまで見える。




929 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 3/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:12:49.46 ID:ACOnTzyM0
「と、とうま、それ……」

「俺はもうお前とは一緒にいれない。だって俺は既に……」

死んでしまっているのだから。
インデックスの表情はさっきから全く変化していない。
恐らく認めたくないのだろう。今まで一緒にいて、これからも一緒にいた少年と2度と会えなくなる事実を。

「俺の本来の肉体はもうガブリエルとの戦いの時に破壊されちまった。
 今ここにいる俺は『幻想殺しの本質の力』で作った仮の肉体を与えられた、偽者なんだ」

そう。いかに幻想殺しを持っていたとしてもガブリエルとの戦闘を行い、無事に帰還できるはずがない。
たとえその奥に強大な力があったとしても、一時的な延命処置。いや、ごまかししかできない。

「インデックス、お前のところに帰るって約束してたのに、ごめんな。
 こんなんじゃ記憶喪失の分も謝れねぇ」

「嘘だよね……?」

嘘だ。そんなのは絶対に嘘だ。
周りを助ける事に気をとられても、世界を救おうと必死になっても、
自分と一緒にいられるように頑張っていた少年が死んでしまったなんて。

「とうまは何があっても絶対に帰ってきてくれた。だからこれからも……」





そんなの嘘だ。




930 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 4/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:15:34.84 ID:ACOnTzyM0
「インデックス、いきなりだけど聞いてくれ
 こんな状況になるまで気づかなかったけど、俺はお前の事が好きだ。こうなってからじゃ遅いのに、本当ならもっと早く気づいてたはずなのに」

その時になってインデックスははっきり気づいた。
自分も上条のことが好きなのだと。家族的な意味でもなく、友人的な意味でもなく、ただ一人の男の人として。
2人とも気づくのが遅かった。もっと互いの事をよく見ていれば、こんなことにはならなかったかもしれないのに。

「……もう時間みたいだ」

上条の体がさらに薄くなっていく。気のせいか、体から光の粒子が出て行っているようにも見える。

「とうま……、私もとうまが大好きなんだよ。だから……」

消えないで欲しい。置いていって欲しくない。そうなるなら自分も後を付いていく。
この少女の傲慢な感情が一気に放出され、上条に抱きつく行為になって現れる。
しかし、いつも抱きついている時とは違う。肉体の感覚はあるのに、ぬくもりを感じられない。
彼の死をまざまざと伝えられているようだった。

「お前はシスターだからこんな事言うと失礼かもしれないけどさ、
 この世界に天国や地獄があるかなんて分からない。
 でももし、天国も地獄もなかったりしたらさ……」
931 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 5/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:16:46.44 ID:ACOnTzyM0










ずっとお前の傍にいてやる。だから、俺も分まで精一杯生きて、楽しい思い出を作ってくれ。









932 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 6/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:18:18.09 ID:ACOnTzyM0
「ぁう……うっ……えぐっ……」

止まらない、涙が。あの病室で彼が『死んでしまっていた』時と同じように。

「じゃぁな、インデックス。お前と一緒にいた時間は本当に楽しかったぜ」

「うん…・・・っ、わた……しも……楽しかっ……たんだよ」

だがもう泣く訳にはいかない。彼は自分に楽しく生きてくれといったのだ。
だから泣いていてはいけない。でなければ彼は困ってしまう。

「あぁ、だけどこれからもお前と一緒にいたかったな……」

そういい残して、上条は消えた。もう誰もどこにいて、何をしているかも分からない。
933 :上条「もし、天国も地獄もなかったりしたらさ…」 7/6 [saga]:2011/05/21(土) 19:22:14.01 ID:ACOnTzyM0
終わり

初SSで鬱とか地の分ありとか投下しようと思った自分が馬鹿だったんだよ!
こんなんだったらほのぼのとかにしとけばよかったかも
と言う訳で次はほのぼのをかんがえておくんだよ

2度目の死ってどんなんなのかなーって妄想してたらこうなった
原作では死別になってほしくない、なるにしても相手への気持ちには気づいて欲しい
いや、もうくっつかなくてもいいから平和でいて欲しい
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/21(土) 19:32:43.52 ID:MZWazrUAO
>>933
鬱、じゃなくて乙

>>926
メールに書きためてみそ
ただし誤送信に注意

というかメモ帳機能があったら駆使したまえ
俺も今、自スレの次の投下分とかメモ帳に書きためてるし
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 20:02:59.09 ID:PR1oQ3PAO
>>933
乙であります

>>934
試してみたがメールに書いてもこっちに持ってこれず
画面メモはあるのだが本文まで保存出来ず
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/21(土) 20:13:29.01 ID:a/OhcWjAO
>>935
メールでこっちに送信するんじゃなくて、メール(orメモ帳)に書きためてコピペしろって言いたいんじゃないの?
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/21(土) 20:39:35.39 ID:cTM9O5XV0
>>935
切り取りからの貼り付けで万事解決
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 20:48:50.89 ID:PR1oQ3PAO
>>936-937
メールに書いて範囲指定コピーしたら出来たんだよ!
ありがとうございます!
試しにやったらこんな感じで出来ました↓

上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」

インデックス「そんなことはどうでもいいんだよ!」
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 20:52:01.64 ID:AK9rYoe2o
新テンプレ案ができたので貼り付け。2レスに分割

 --------------------

>>1 基本事項

このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS総合スレッドです
「2chは規制されている」「スレを立てにくい」という方は当スレに投下をどうぞ
SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください

認知度アップのために基本age進行で。沈んでたらこっそりageておこう
「ageろ&sageろ」の話はループしやすいからスルー推奨
新刊のネタバレは地域によって発売日がずれる場合があります。解禁は公式発売日の翌日からでお願いします
荒らしなどは完全にスルーで。酷い場合はそれなりに対処されます

以下テンプレ内への安価
 >>2 このスレの基本的な注意点
 >>3 SSの書き手やこれからスレを立てようと思っている人へ
 >>4 関連リンク・このスレの過去ログ
 >>5 過去のテンプレゲストキャラ一覧


■前スレ

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-28冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304353296/

 --------------------

>>2 総合スレ内での注意やマナー等について


この板では、一部の単語にフィルターがかかっています
 例)「その幻想をぶち殺す!」(“殺.す”にフィルター)
メール欄に半角で『saga』(←「下げ」じゃなくて「佐賀」)と入れると解除できます。他のメ欄コマンドとも併用可
下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます
 パー速新機能
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1246521738/

原作中の細かい設定などについての質問は専用スレがあるのでそちらにどうぞ >>4

毎月中旬にVIP Service全体のサーバーが落ちる事があありますが、大抵数日で復旧します。気長に待っていましょう
板の総合避難所は>>4

>>950を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価を
可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください。立てた後の次スレ誘導もお願いします
宣言、スレ立てがしばらくなければ>>970を踏んだ人がお願いします
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 20:54:42.92 ID:AK9rYoe2o
>>3 投下時や個別でのスレ立てなど、「書き手」向けの注意点など。新規スレ立てをする人向けも


どんなに短くても長くても迷ったらGO投下! 1レスからでも大歓迎
未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに
続編・連載の再開時には前回投下したものをお知らせしてください。可能なら安価やリンクもあるといいでしょう

複数の住人がいるので安価SSはご遠慮ください
SSの投下は直前のものから30分程度空けましょう
投下直後に再投下すると感想を付け辛くなってしまいます
お互い譲り合ってある程度ゆっくりと感想を書ける時間を設けましょう

投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう
特に直書き等の「ながら投稿」は厳禁です。投下は他の人の迷惑にならないようにしましょう
板の連投規制は25秒、1レス内での行数制限は80行です

投下する時は名前欄にタイトルや総レス数などを書いておくと読む方に分かりやすいです
可能であればネタバレにならない範囲で話の趣旨(カップリング・ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を

以下のような内容は嫌う人もいます。多数の住人がいるので特に注意しましょう
 ・特殊なカップリング
 ・極端なキャラ崩壊
 ・鬱展開やエログロ、NTRなど


★ これからスレを立てる人へ

個別スレ立ての目安は100レス前後の風潮
安価SSやエログロなどの要素が特に多いSSは個別に立てた方がいいでしょう
この板ではスレ落ちは運営の手による手動です。自動では落ちません
スレ処理はデータ削除ではなくHTML形式でログ化されデータ庫に格納されます。処理されたスレは元のURLから過去ログへの案内を開けます
立て逃げや長期の放置スレ、板趣旨と異なるスレは処理対象になります。処理されても泣かない
処理されてもデータ自体は残っているので再開するときは過去スレのURLなどをリンクしておくといいかも
使い終わったスレは以下のスレで処理依頼をしましょう。1000に到達したスレに関しては報告の必要はありません

 ■ HTML化依頼スレッド Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294929122/

 --------------------

 >>4 過去ログと関連リンク

割愛
総合スレ避難所を「とあるSS避難所( http://misaka-network.net/14510/ )」に立てリンクを追加する



キャラ口調は>>1
こんなとこでどう?
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 20:56:54.26 ID:UYVNxkuBo

いい仕事ぶりだ!
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/21(土) 21:32:44.74 ID:cTM9O5XV0
>>940
乙!

それはそうと2レスもらう。
レールガン5巻冒頭からの分岐ルート。
鬱風味、未完……っていうか書く気無い。
943 :怪物と少女の取り引き 1 [ saga]:2011/05/21(土) 21:34:38.64 ID:cTM9O5XV0
 (間違いない……この男は)
 (あらゆるベクトルを操る学園都市の第一位ーーッ!)


 ジャリジャリと足音を立てながら、
 白髪の少年は美琴に歩み寄る。

 恐怖。絶望。困惑。
 様々な感情が、美琴の頭の中で渦巻き、うねり、爆発する。


 (い、や……)


 少年は、まるで愛の言葉を囁くかのように、
 美琴の耳に口を寄せ、言う。


 「『一方通行(アクセラレータ)』だ。ヨロシク」


 その短い言葉に、美琴は膝から崩れ落ちる。

 『実験』の核は、最強の超能力者。
 敵うわけがない。抗えなどしない。

 結局、自分には死に逝く少女達を救うことなど出来ないのか。


 (イヤだ……イヤだ嫌だイヤだ嫌だイヤだ)


 それでも、自分の妹を救いたかった。
 だから、だろうか。


 「ま、待って!」


 気が付けば、美琴は叫んでいた。
944 :怪物と少女の取り引き 2 [ saga]:2011/05/21(土) 21:35:45.98 ID:cTM9O5XV0
 「私なら何でもするから!どうなってもいいから!
  だから、だからその子達には……!」


 もう、手を出さないで。
 その言葉は、美琴なりの最後の悪あがきだった。

 意味など無いのは分かっている。
 だが、救いの手を伸ばすのを止めたくはない。

 そう、思っていた。
 だからこそ、


 「……ヘェ、なンでも、ねェ」


 目の前の少年の、品定めするような目付きに、美琴は困惑を覚えた。


 「ならよォ、」


 少年の口から、更に言葉が紡がれる。


 「ーーーーーー」


 それと同時、美琴の表情は恐怖に呑まれてゆく。


 「イ、ヤ……」

 「オマエが言ったことだ。文句はねェよなァ」


 愉しそうに、喜々とした表情で。





 ーー怪物は、美琴の制服に手を掛けた。
945 :怪物と少女の取り引き :2011/05/21(土) 21:36:57.22 ID:cTM9O5XV0
中途半端に終わり。
あのシーンでエロいこと考えてしまった俺吊ってくる。
妹達を護るため、一方さんの性奴隷的なものになってしまう美琴、って感じの話。
助けに来て、逆に捕まっちゃう黒子とかも考えてしまったダメな俺。
できれば誰か続き書いてくれ。
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 21:38:22.60 ID:OLKMn44DO
同じこと考えてる奴はやはりいたか


て、ことでスレを建てるんだ
947 :!ninja [sage]:2011/05/21(土) 22:07:18.02 ID:yA0JOxZ0o
次スレの >>1 のキャラは誰になんですかね。
特徴的な口調のヤツらはどんどん使われちまってますし。
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:11:31.18 ID:UYVNxkuBo
ガブリエルに一票
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:11:39.02 ID:sPduO3dDO
7レス貰います
レズ注意
佐天×禁書気味?
950 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 :2011/05/21(土) 22:12:37.47 ID:sPduO3dDO




佐天「"相手に強制的に[田島「チ○コ破裂するっ!」]をさせる能力"」

佐天「……あんまり使い勝手がない気がする」

佐天「初春は一応保温とかできるし」

佐天「私の能力って全然役に立たないんじゃ……」ズーン

佐天「……いいや、能力者になれたんだ! 喜ばなきゃ!」

佐天「ってことで、初春に知らせよーっと」ポチポチ

トゥルルル





佐天「出ない」

佐天「……まぁ今考えると、何て言って能力を伝えるのよって感じかあ」

佐天「いや待てよ」

佐天「なんか悪戯心が沸々と」ウズウズ

佐天「だ、誰かに試してみようかなー、なぁんて」

佐天「……」

佐天「」スクッ




951 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:15:01.21 ID:sPduO3dDO


佐天「"相手に強制的にオナニーをさせる能力"」

佐天「……あんまり使い勝手がない気がする」

佐天「初春は一応保温とかできるし」

佐天「私の能力って全然役に立たないんじゃ……」ズーン

佐天「……いいや、能力者になれたんだ! 喜ばなきゃ!」

佐天「ってことで、初春に知らせよーっと」ポチポチ

トゥルルル





佐天「出ない」

佐天「……まぁ今考えると、何て言って能力を伝えるのよって感じかあ」

佐天「いや待てよ」

佐天「なんか悪戯心が沸々と」ウズウズ

佐天「だ、誰かに試してみようかなー、なぁんて」

佐天「……」

佐天「」スクッ


952 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:15:49.02 ID:sPduO3dDO


佐天(ということで、街に繰り出してみました)

佐天(さすがに外であんなに一人言が激しいと通報される)

佐天(……)

佐天「あ」

佐天(御坂さんが男の人を追いかけてる……誰だろあの人)

佐天「」ウズッ

佐天「……え、えいっ」ビビッ

――――――――――――――――
―――――――

御坂「待ちなさいよぉおっ!」ビリビリ

上条「嫌に決まってんだろぉおおっ」ダダダダッ

御坂「ちょっ……ふ、ふにゃ?!」ビクンッ

上条「へ、おっおい!」

御坂「……んっぁ」

御坂(にゃ、にゃんか変な気分……)ボー

御坂「んっあっ」スリスリ

上条「おい顔真っ赤だぞ?!」

御坂(あ、あいつの視線が……気持ちいいよぉ)ユビソロソロ

上条「……な、なんでスカートを捲し上げようとしてるんでせうか?」

御坂(あ、あっ……)

上条「ちょっとストップぅうううう!」バッ

パキンッ

御坂「」

上条「お、落ち着いたか?」オソルオソル

御坂「ふ、ふ、ふにゃああああああっ」ビリビリビリビリィッ

上条「ふ、不幸だああああっ」


―――――――――――――――――
――――――


佐天「あれ?」

佐天(途中までいい感じだったのに可笑しいなぁ……)

佐天(でも楽しくなってきたかも)ニヤ

佐天(次は誰のところに行こうかなぁ)テクテク


953 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:16:35.71 ID:sPduO3dDO


佐天(……)グー

佐天(あ、お腹すいた)

佐天(うん)

佐天(何か食べよう)

グゥゥゥ

佐天(へ?)

禁書「うぅ……お腹すいたんだよ」バタン

佐天「……え?」



―――――――――――――――――
――――――



禁書「」バクバクバクッ

佐天「」ハァ

禁書「ありがとうなんだよ、るいこ!」

佐天「いえいえ……私もお腹すいてたし」

佐天(しかしよく食べるなぁ)ポカーン

佐天(というかこの子の服装……)

佐天「インデックス……さんは」

禁書「インデックスでいいんだよ!」ニコッ

佐天「あ、うん。インデックスは何してたの?」

禁書「お腹すいたから、とうまを探してたんだけど……」モグモグ

佐天「とうま?」

禁書「うん」ムシャムシャ

佐天(この子の保護者か何かかな? ホントによく食べるなぁ……)

佐天(そういえば、食欲と性欲は比例する、とか……)ウズッ

佐天(いかんいかん! こんな幼い子……というかシスターさんに何をさせる気だ……って、あ)

佐天「インデックスっていくつなの?」

禁書「14くらいなんだよ! るいこは?」

佐天「13……って」

佐天「えええええええ!」

禁書「それは何に対しての驚きなのかな?」

佐天(……御坂さんと同い年にはとても見えない)ジーッ

禁書「何か失礼なことを考えてる気がするんだよ……」


954 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:17:25.02 ID:sPduO3dDO


佐天(何かそう考えてたらまた)ウズッ

佐天(外人さんってレアだし……)

禁書「ぷはー、ごちそうさまなんだよ!」カチャン

佐天(……可愛いし)ゴクリ

禁書「……るいこ?」ジーッ

佐天「」キュン

佐天「わ、私の部屋に遊びに来ない?」

佐天(あ)

禁書「いいの?」キラキラ

佐天「え、えっとあの」

禁書「わたしあんまり同年代の友達がいないから、嬉しいんだよ!」ニコニコ

佐天「もちろんっ」

佐天(あ)

禁書「」ニコニコ

佐天(……もう引き返せない)

955 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:18:07.03 ID:sPduO3dDO

――――――――――――――――――
――――――

ガチャン



佐天「さぁどうぞー」

禁書「うわぁ、綺麗なんだよ!」キョロキョロ

佐天「そうかなぁ」テレッ

禁書「こもえとは大違いかも」ウン

佐天(こもえ?)

禁書「ここ座っていいかな?」

佐天「うん、もちろん!」

佐天(……)

禁書「ふぅ」ヨイショ

佐天「ねぇ
……インデックスってオナニーってしたことある?」

禁書「……え?」

佐天「オナニーだよオナニー、
自慰ってやつ」

禁書「えっと、るいこ」

佐天「シスターっていっても
性欲っていうのはあるでしょ?
それともそれを抑えるために大食いとか?」ペラペラ

禁書「るい」

佐天「"いつでも神様が見守っててくれてる"ってことは
常に公開オナニーってことかな?
それを考えるとファミレスでさせてもよかったなぁ」ペラペラ

禁書「るいこってば!」

佐天「……なに?」

佐天(ちょっと調子に乗ったかな)

禁書「……オナニーって何なのかな?」

佐天「」

佐天(なん、だ…と)


956 :佐天「絶対自慰(オナニスト)……?」 [saga]:2011/05/21(土) 22:22:59.14 ID:sPduO3dDO


佐天(……ふむ、これは逸材……ッ)キュピーン

禁書「るいこ……?」

佐天「えへっ」ビビッ

禁書「ふぇっ?!」ビクンッ

禁書「な、なんかお股が痒いんだよ……」ボー

佐天「顔真っ赤だけど大丈夫?」ニヤニヤ

禁書「う、うん……ごめんねるいこ、
ちょっとおトイレ借りてもいいかな?」モゾ

佐天(!)

佐天「あ、あーごめんね
今トイレ壊れてて修理中なんだ」タハハ

禁書「ふ、ふぇ……」ウルッ

佐天(そろそろ我慢出来ないはず……ッ)

禁書「」ハァハァ

禁書「る、るいこ、ちょっとあっち行っててもらってもいいかな?」

佐天「んー……いいよ」トテトテ

佐天(これで……っ始めるはずっ)コソリ

禁書「ん……ふぁ」モゾモゾ

佐天(いきなり、パンツ越しに触るだと……)

禁書「ゅえっ……あっあっ」コスコス

佐天(指が上下運動を始めて……ってあれ)

禁書「にゃにこれぇ……っ気持ちひぃよぉっ」コスコスコス

佐天(パンツを穿いてない?!)ピシャーン

禁書「ふっふっ……ぅあ」ニュル

佐天(勢いで指が穴に!)

禁書「あぁっんぅ」ニュルズポッ

禁書「と、とまりゃにゃいよぉっ」ズポズポッ

佐天(……これはエロいよ)ゴクリ


957 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:24:40.10 ID:sPduO3dDO


佐天(……)

佐天(よし)

佐天「そろそろ大丈夫ー?」テクテク

禁書「ひゃ! る、るいこ?!」ニュルズッ

佐天「……あれあれ、インデックスなにをやっているのかなぁ」ニマニマ

禁書「んっふっごめんなしゃいぃっ」ズッズッ

佐天(指止まってないし)

佐天(というかオナニーって概念無くても恥ずかしいのか……て、そりゃそうか)ジーッ

禁書「ふっふぇっ」ビクンッ

禁書「あっあっあっーっ」ビクンビクンッッ

佐天(イったか……)

佐天(……能力解除)



―――――――――――――――
――――――


禁書「」スー

佐天「オーガニズムを迎えた瞬間に気を失っちゃった」

佐天(って何で説明口調なんだろ)

佐天(しかし可愛いかったなぁ……)

佐天(陰毛が銀色とかご褒美だよね!)

佐天(けど"オナニー"だからなぁ)

佐天「見てるだけってのが惜しい」


958 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:27:04.99 ID:sPduO3dDO


禁書「ん、ふぇ」パチリ

佐天「あ、起きた?」

禁書「うん……あれ? わたしいつのまに寝てたのかな?」クビカシゲ

佐天(……なるほど、
能力発動中の記憶は無くなるのか)

佐天「お腹いっぱいで寝ちゃったんじゃない?」

禁書「んー、そうなのかな?」

佐天「そうそう! 
というかもう暗くなっちゃったし、帰った方がいいかもね」

禁書「え?」


――真っ暗


禁書「」

禁書「と、とうまに怒られちゃうんだよ!」

佐天「わわ、大丈夫?」

禁書「う、うん! じゃあねるいこ!  
またね!」バタバタ


バタン


ガチャン


佐天「うぉおう」

佐天「嵐のようだった」

佐天「……また、かぁ」

佐天「」ニヤァ



959 :佐天「絶対自慰(オナニスト)かぁ……」 [saga]:2011/05/21(土) 22:27:47.98 ID:sPduO3dDO


プルルルル


佐天「あ、はーい」

『もしもし? 
今朝電話に出れなかったので……
どうかしたんですか?』

佐天「あ、初春?
いや、あのね……」

『はい』

佐天「ふっふっふ……なんと」

『なんと?』

佐天「能力者になったんだよ!」バーン

『……えええええ!』

佐天「まぁレベルは2ってところなんだけどね」

『いきなりレベル2とか凄いじゃないですか!
お祝いしましょう!』

佐天「へっへー、ありがと」

『ところでどんな能力なんですか?』

佐天「……」ピーン

佐天「うんとねー」

『はい!』





佐天「それは初春と会ったときに教えてあげる」ニマァ


960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/21(土) 22:29:11.84 ID:sPduO3dDO
おわりです
最初saga忘れたし、
レス数計算間違えたorz
すいません
とりあえずインデックスたんペロペロしてくる
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/21(土) 22:34:43.03 ID:XVLsxJqDO
乙!

さぁスレ立てするんだ
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/21(土) 22:37:33.22 ID:TL+8pQjZ0
こいつはなかなか.....ああ乙!
スレ立てがんばってね!

次スレのキャラはフィアンマとかどうだろうか?
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/21(土) 22:46:44.68 ID:PR1oQ3PAO
乙そしてスレ立てじゃん!

ガブリエルで頼む
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/21(土) 22:47:17.49 ID:cTM9O5XV0
フィアンマ様とのおやくそく!か。
いやむしろガブリエルにだな……
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/21(土) 22:52:25.95 ID:+mqAJPEAO
乙ですの

次キャラは芳川のを誰か書いてなかったっけ、それで良いのでは
そしてタイミングを逃し続けたが今しか無い……SSじゃないからルールはご勘弁


 [アウレオルスとのお約束]
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数を書いた方が分かりやすい。特にエログロ、極端なキャラ崩壊等の人を選ぶものは、当然、事前に注意書きを書くべき。
・新刊のネタバレは地域によって発売日が異なる。公式発売日の翌日から解禁だ。守れぬ者は、――感電死。
・ここは複数の書き手や読み手がいるスレだ。必然。安価作品は避けよ。
・投下間隔は直前のものから時間を空けよ。その時間は30分で十二分。理由は感想を書く時間の生成。投下直後だとレス数が流れて感想を付け辛くなってしまう。じっくり読み、感想を記せば多くの人が助かる。
・毎月中旬は板全体が落ちる事があるかもしれないが、数日で元に戻る。必ず戻る、案ずるな、そう命じた。確かに命じた、命じた命じた命じた! 命じたゆえ、案ずる必要はなし!
・荒らしや不審人物が現れた時、最適な対処の方法はスルーだ。――触れるな。
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 22:55:59.42 ID:AK9rYoe2o
テンプレ変わってるし携帯からだし俺行ってこようか?
>>1のキャラ口調に変換する部分も変わってるし
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/05/21(土) 22:57:51.95 ID:IcFnHZ70o
>>945
むしろ同人誌で読みたい
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/21(土) 23:52:59.44 ID:AK9rYoe2o
反応ないし俺立ててくるわー

ちょうどかなりテンプレ変わっちゃってるんだけどどうしよう>>965……ほっとけば俺書くけど改変する?

該当箇所は↓


このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS総合スレッドです
「2chは規制されている」「スレを立てにくい」という方は当スレに投下をどうぞ
SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください

認知度アップのために基本age進行で。沈んでたらこっそりageておこう
「ageろ&sageろ」の話はループしやすいからスルー推奨
新刊のネタバレは地域によって発売日がずれる場合があります。解禁は公式発売日の翌日からでお願いします
荒らしなどは完全にスルーで。酷い場合はそれなりに対処されます


(ここから後はキャラ口調でなくてもOK?)


以下テンプレ内への安価
 >>2 このスレの基本的な注意点
 >>3 SSの書き手やこれからスレを立てようと思っている人へ
 >>4 関連リンク・このスレの過去ログ
 >>5 過去のテンプレゲストキャラ一覧


■前スレ

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-28冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304353296/
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/21(土) 23:57:55.50 ID:ZOQ+xltlo
キャラ口調なしでいいよ
テンプレ変更に伴って内容かぶってるし
じゃ新テンプレに乗っ取って970↓頼む
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/22(日) 00:15:08.43 ID:LrbQxZtRo
んじゃバニラでいってくるよ
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/05/22(日) 00:21:39.09 ID:LrbQxZtRo
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-29冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1305991024/

どぞー
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/22(日) 00:35:33.32 ID:3LTD8TrAO
>>971


まさかテンプレが一方通行が常連のコンビニ店員とはな…
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 00:43:29.78 ID:b+6th8pDO
こっちいっぱい残ってるじゃんじゃん
……乙です、すまんこ
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/22(日) 08:35:27.61 ID:v6XWA+bAO
土曜夜に新スレが立ったのに埋まらないとな
禁書界隈もだいぶ落ち着いてきたってことか



この流れなら言える!
ぬるぽ

…じゃなくて
オルソラは俺の嫁

975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 08:37:00.94 ID:qlfBbR4ro
そういう書き込みはVIPでやろうぜ?
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/05/22(日) 09:10:37.16 ID:v6XWA+bAO
ごめんなさい…って>>974>>974はしょんぼりしてみる(´・ω・`)

そげぶされたり便乗するやつがいたりでスレを消化できたらいいかなって


なんていうか、うん、すまん
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/05/22(日) 09:15:20.00 ID:3LTD8TrAO
>>974
がっ

978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/05/22(日) 12:05:40.79 ID:++Fys5t50
>>974
はいはいやこドやこド

では埋めネタを5レスほど

ツッコミフィアンマキャラ崩壊風味

30分ルール無用

979 :マタイおじいちゃん [saga]:2011/05/22(日) 12:07:34.36 ID:++Fys5t50



教皇「おるかー、フィアンマ」


フィアンマ「なんだ教皇、俺様は暇じゃないんだ」


教皇「おじいちゃん」


フィ「……もう一度言うぞ。俺様は忙しい」


教皇「おじいちゃん」


フィ「聞けよ」


教皇「おじいちゃん…………」


フィ「わかった、呼ぶ! 呼ぶから! 術式を組むな!!」


教皇「おお…………フィアンマは昔と変わらずよい子だね」


フィ「お前に面倒を見られた覚えは……わかったから! おじいちゃんわかったから!
   だから大聖堂を吹き飛ばそうとするのはやめろーーーっ!!!」

980 :マタイおじいちゃん [saga]:2011/05/22(日) 12:09:17.56 ID:++Fys5t50


フィ「で、なんなんだ…………おじいちゃん」


教皇「お前、今年でいくつになった?」


フィ「(設定が無いから答えにくいな)そろそろ三十路、といったところじゃないか」


教皇「ほう! もうそんなに大きくなったのか…………! 懐かしいのう……あの頃が」


フィ「……ツッコまないからな。それで? 俺様が三十路だとどうなるんだ?」






教皇「お前、そろそろ嫁をとりなさい」







フィ「………………はあぁぁぁ!!??」


981 :マタイおじいちゃん [saga]:2011/05/22(日) 12:11:16.75 ID:++Fys5t50


フィ「いきなり何を言い出すんだきさ……おじいちゃん!」


教皇「なにも突然思いついたわけではない。この間アックアがイギリス王室からの度重なる
   しんりゃ……求婚に折れてついに婿入りしたじゃないか」


フィ「嫌な…………拉致事件だったな……あれは…………
   第二王女と騎士どもが要塞を引き連れてきたときはすわ全面戦争か、と思ったが」


教皇「テッラも昨日市井の敬虔な信者と結婚したって報告にきたぞ」


フィ「アイツにまで先越されたの俺様!? っていうか一言ぐらいあるべきだろ同僚として!」


教皇「ほうら、お前の同僚もよき人生の伴侶を見つけておる。
   お前だけ取り残されるのは悲しいだろう?」


フィ「く、くうっ、確かにそれはいろいろとキツイ……。いや待て。 
   ヴェントは! まだアイツは独身のはずだ!」


教皇「そこに気づくとは……さすがだ、フィアンマ」


フィ「ほうれ見ろ! 何も独り身は俺様ばかりではない! 
   だから結婚しなければならないというわけでも……」

982 :マタイおじいちゃん [saga]:2011/05/22(日) 12:13:20.15 ID:++Fys5t50



教皇「お前、ヴェントを嫁に取りなさい」


フィ「」


教皇「あの子の過去は知っているだろう? 弟を失い、科学を憎み……
   しかし憎しみからでは何も生まれはしない。そのことをお前が愛を持って教えてやるのだ」


フィ「」


教皇「ああ見えて素顔はなかなか可愛いらしいし、面倒見もよく、いい母親になると……」


コンコン


ヴェント「教皇? 入っていい? 話ってなによ?」


教皇「おお丁度いいところに。入っておいで、ここにお前の未来の旦那さm」


フィ「入れるなぁーーーっ!!! 何だ何なんだ何だってんだ!! 貴様いったい俺様の何だァッ!!!」


教皇「おじいちゃん」




フィ「ちくしょおおおぉぉぉーーーーっっっ!!!!」

983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:15:03.81 ID:++Fys5t50
長編に気疲れして衝動的に書いたくっだらねーネタ

よろしく罵倒してやってくれ
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:17:40.37 ID:hyBoLmpK0
乙 フィアンマ×ヴェントも有りだな
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/22(日) 12:26:52.95 ID:J6naKz26o
右前か……ありだな
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:33:33.23 ID:d2MDZ+83o
だがしかし、ヴェントたんは私がもらいうける

というわけで、埋めネタ替わりに一レス
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:37:34.98 ID:d2MDZ+830
一方通行「打ち止めァァァァァ!この時間はチャンネル権を譲れって毎週言ってるだろうがァ!!」」

打ち止め「はぅっ…カナミンが……って言っても、最近のあなたにはそんなこと言っても無駄なのね、ってミサカはミサカはチャンネル片手に諦め顔で抗議してみたり!」

一方「うるせェ!いくらお前相手でも譲れねェもンがあるンだよ」

番外個体「アハ☆あなたってば相変わらず子供じみた番組にご執心なんだね。本当、可哀想すぎて、さすがのこのミサカもいろんなトコロが萎えてきちゃいそう」

一方「何言ってンだァ!!!ヒーローたちの織り成すこのドラマ、最高だろうがァ!!!!!!!!!!!」

番外個体「……もう私ですら何も言えないよ…」

芳川「仕方ないじゃない。あの子にとって"ヒーロー"って存在は特別なのよ」

黄泉川「それにしても、あの入れ込みようは異常じゃんよwwwwww」

<サァテ、コンシュウモヤッテキマシタヒーローティービーノオジカンデス

一方「ヒャッハーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!今週もワイルドタイガーの能力が愉快に素敵に決まっちまったぜェェェェェェ!」

打ち止め「本当にあなたってばワイルドタイガーが好きなのね。」

一方「何言ってやがンだァ。なンだかンだ言っても、愉快に素敵にヒーローっぷりがカッコイイのはワイルドタイガーしかいないだろうがァ」

打ち止め「ミサカは折紙サイクロンも捨てがたいけど…って、頭がツンツンで普段はダメダメだけどいざという時はやるヒーローってどこかのヒーローさんにそっくりかもってミサカはミサカは…」

一方「あァン!?そんなこと関係ねェ!関係ねェんだよォォォォォォ!!!!!!」
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:39:23.90 ID:d2MDZ+83o
というわけで、某白い人は、きっとHEROTVを毎週楽しみに見てるんだろうなああというおはなし
なんてったってヒーローだし、「能力」もどことなく親近感わくしね
べ、べつに中の人つながりじゃないんだからね
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 12:43:04.68 ID:d2MDZ+83o
あ、完全にテンションに任せて投下してしまたったけど、一応クロスになるのか
某、虎&ウサギさんの能力ヒーローバトルアニメとのクロスです
「ウサギさん」てとこも一方さんとのクロスをくすぐるよね

というわけで、スレ汚し失礼
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/22(日) 13:14:48.43 ID:se4SSwiAO
何というハイテンション、乙です
埋めと聞いて一レス投下させて貰います
缶コーヒーのCMをアックアさんで、というネタです


この学園都市の人間は、自らをより美しく見せようと努力する。


化粧品店

アックア「いらっしゃいませーなのである」

姫神「すいません。このマスカラと。チークと。あとこのルージュを」

吹寄「そ、そんなに買うの?」

姫神「モテカワ小悪魔メイクで。存在感を出したい」

アックア(大変であるな……)


絹旗「フレンダは化粧なんてしなくても超変わんないですよ」

フレンダ「むっ! 幼児体型の絹旗には言われたくないって訳よ!」

麦野「五十歩百歩だと思うけど」

アックア(同意する)


ただ、美しく見せようとする事が――


小萌「化粧品が欲しいなんて、急にどうしたのですかー?」

インデックス「……お化粧をしたら、とうまがもっと私の事を見てくれると思って」

小萌「上条ちゃんはニブチンですからねー……。でも、シスターちゃんに化粧はまだ必要無いと思うのですよー」

インデックス「どういう事?」

小萌「シスターちゃんはそのままが一番なのです。
    あるがままの自分を伝える事が一番効果的だったりするのですよー」

インデックス「そのままの自分……か」

アックア(……なるほど)


――必ずしも正しいとは限らない。


埋め
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 13:55:15.02 ID:++Fys5t50
なにこのシンクロ率 
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/22(日) 14:25:16.90 ID:IsTP/+Sp0
乙。
小萌先生は化粧してるのか?
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 14:29:01.60 ID:6iMbBDWEo
埋めネタの皆乙
やっぱり>>950で次スレ行くと埋めるの大変だな
テンプレ改変のやり取りや投下が3つも4つもあってかなりレス数稼いでるのにまだ埋まってないとかどんだけだww
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/22(日) 14:50:21.35 ID:bpfOSPyZo
>>992
そりゃ…三十路だからな…ファンデーション厚塗りですよ
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/05/22(日) 15:21:25.60 ID:3LTD8TrAO
埋めと聞いて1レス

一方通行「スレ埋め、かァ」

上条「あのう…なんで上条さんが埋められてるんでせう?」

一方通行「そりゃオメエが埋める側に回ったら女共が産める側になっちまうからなァ」

上条「上条さんが何をしたと!?」

一方通行「する前に埋めたンだよ!!それにアイツに比べりゃまだマシだ」



浜面「やめてー!俺の頭がスイカ代わりも嫌だけど棒の代わりが原子崩しとかやめてー!!」

麦野「はーまづらぁ!!」ボシュ

滝壺「はずれた…次は私の番だけど攻撃翌力ないから代打きぬはた」

絹旗「滝壺さんこの超標識でいいですか?」

滝壺「首を跳ねて確実な安心」

浜面「ごめんなさーい!!」



一方通行「…ああなりてェか?お前の場合アンナもンじゃ済まねえがな」

上条「浜面のように穴を埋めたら身の破滅だよな」



埋めついでにやった
反省はしてない
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 15:40:33.13 ID:k94MnOsx0
>>983前方右方をありがとう
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 16:03:48.13 ID:pnKH5FmDO
>>995
浜面爆散しろ
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 16:14:50.79 ID:++Fys5t50
>>995
絹旗「完全なるとどめを……刺す!」
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/22(日) 16:16:24.85 ID:++Fys5t50
しまった分けちまった まあ埋めだしいいか

>>996
いえいえどうも
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/22(日) 16:19:14.28 ID:pnKH5FmDO
>>1000なら次スレでも浜面が壁のシミになる
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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