【安価】上条「とある禁書とSAOで」キリト「仮面ライダー」

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288 :1 [saga]:2019/09/23(月) 09:35:05.01 ID:KLKnteyt0
 姫神「・・・私も一応」


 ―ドゴッ!

 上条「なんで!?」ガハッ!



 アスナ「うわぁ・・・ひ、姫神さん、大和撫子かと思ったら結構アグレッシブなんだね・・・」

 
 キリト「すごいアッパーだったな・・・」


 アスナ「上条君ちょっと可哀想になってきちゃった・・・」


 美琴「え、えっと、と言う訳で・・・迷惑かけたお詫びに明日、休みだから今日は・・・」

 
 美琴「放課後、焼き肉奢るから勘弁してください」ペコリ


 「「「「「許すッ!!」」」」」グッ


 美琴「」ホッ


 美琴「えっと、もしよかったら友達も連れてきていいから・・・」


 「「「「「おぉーーー!」」」」」


 小萌「はい。そう言うわけですので、皆さん!さっそく小テストです!」


 「「「「「えぇぇえ〜〜〜〜!?」」」」」


 小萌「赤点だった人は放課後、居残りです」ニコリ


 「「「「「えぇぇえ〜〜〜〜!?!?」」」」」


 小萌「さぁ、お肉か赤点か。運命を自分の手で書いてくださいね!」


 小萌「それでは・・・スタートなのです!」
 



 キリト「・・・」


 アスナ「・・・」


 キリト「(・・・何だ、結構解けるな・・・)」カリカリ

  
 アスナ「(ここは・・・こうで・・・)」スラスラ

 
 アスナ「(よしっ)」ホッ


289 :1 [saga]:2019/09/23(月) 09:36:35.00 ID:KLKnteyt0
 小萌「はーい、終了でーす」


 ―ザワザワ ザワザワ

 小萌「それでは配点をしますのでー、次の授業の前半は自習としますよー」


 キリト「はぁ・・・」


 アスナ「どうだった?」


 キリト「ああ、思ったよりずっと出来たよ」


 キリト「アスナは?」


 アスナ「大丈夫・・・だよ。赤点にはなってないと思うから」


 キリト「そうか。なら、焼き肉食べに行けるな」クスッ


 アスナ「うん」クスッ


 
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――


 小萌「・・・結果、全員赤点者は無しと言う結果でした!」


 「「「「「おぉおおおおおーーーー!!!」」」」」パチパチッ!


 小萌「先生はこれほどまでに全員一致で赤点がなかった事に涙したことがありません」ホロリ


 吹寄「先生。当・・・上条も赤点は無しだったんですか?」


 小萌「はい。どれも大丈夫でした」


 美琴「へー・・・そうなんだ」


 食蜂「奇蹟力がすごいわねぇ」


 蜜蟻「本当、正直あり得ないと思うわあ」


 サンドリヨン【それは流石に言い過ぎよ・・・】
 
  
 アリサ「頑張ったね、当麻くん」クスッ


 上条「いや、そりゃ・・・焼き肉のためだし」


 上条「お前らには負けたくなかったから」
290 :1 [saga]:2019/09/23(月) 09:45:33.75 ID:KLKnteyt0
 吹寄「ふーん、言うようになったじゃない」


 吹寄「普段からそう精進しなさいよね・・・//」テレ


 美琴「ホントそれ」


 上条「うぐ」


 美琴「まぁ、そう言うことだから皆!5時に校門の前に集合ってことで!」


 「「「「「はーい!」」」」」


 美琴「朝のホームルームで言った通り、友達連れてきていいから」


 美琴「お店の予約もバッチリしてあるわよ。・・・貸し切りで」ニカッ


 「「「「「流石ーっ!」」」」」


 キリト「貸し切りって・・・」


 アスナ「す、すごい実行力・・・」


 食蜂「あらぁ?それくら普通じゃないのぉ?」


 キリト・アスナ「「いやいや」」フルフル


 蜜蟻「操祈さあん。庶民とお金持ちの思考をもう少し考えた方がいいわよお」


 サンドイッチ【普通、貸し切りなんて簡単にできないから・・・】


 食蜂「・・・あ、そっかぁ。うっかりしてたんだゾ☆」


 キリト「一体、普段どう言う生活してるんだ・・・」


 キリト「(お嬢様とは言え、そんなに金銭感覚がおかしいとは思えないんだけど・・・)」

 
 上条「キリトー、昨日香焼達に会ったんだよな?」


 キリト「ああ。会ったぞ」


 アスナ「上条君の友達?」


 上条「・・・いや、家族だな」クスッ


 上条「最初は研修とかで遊びに来てたけど・・・時間が経つにつれて・・・」


 上条「今は本当の大事な家族になってるんだ」


 アスナ「へぇ・・・(私とキリトくんとユイちゃんみたい・・・)」


 キリト「香焼は上条の事、兄貴って呼んでたな」


 上条「ああ。弟でインデックスは・・・。・・・まぁ、妹みたいなもんだ」


 上条「レッサーは聞いた通り恋人だ。もう2人レイヴィニア=バードウェイって子とベルトさんも居るぞ」
291 :1 [saga]:2019/09/23(月) 10:01:53.94 ID:KLKnteyt0
 キリト「・・・何人で住んでるんだ?」


 上条「6人で暮らしてるぞ」


 アスナ「そんな大勢で住んでるの?・・・上条君、結構お金持ちだったり?」

 
 上条「そんなことはないぞ?男子寮だからな」

 
 キリト「寮ってことはそこまで広くなさそうだけど、大丈夫なのか?」


 上条「何とか工夫して生活してるでせうよ」


 アリサ「へぇ、すごいなぁ」クスッ 


 キリト「寝床はどうしてるんだ?まさか、床か?」


 上条「いや?風呂」


 キリト・アスナ「「はい?」」


 上条「俺はまだ部屋の中だからいいけど・・・香焼はベランダで寝てるからなー」


 キリト「何でだよ!?」


 上条「いや、鍛練がどうのこうので・・・好きに外で寝てるんだよ」


 アスナ「すごいけど・・・その子、何歳なの?」


 上条「上条さんの一個下になるから今年で15だな」


 アスナ「児童虐待って訴えられないようにね・・・」


 上条「だ、大丈夫だって。・・・もうかなり長い事外で寝てるんだし」タラー


 キリト「たまには中で寝させてやってもいいんじゃないのか・・・」


 上条「・・・そうだな」


 
292 :1 [saga]:2019/10/21(月) 09:58:49.87 ID:X0A20iqD0
 キリト「アスナ、スグや詩乃達も呼ぼうか?」


 アスナ「うん。いいと思うよ」


 アスナ「でも、ちゃんと皆に聞いてからね」

 
 キリト「そうだな」


 

 直葉『じゃあホテルで待ってるね』


 キリト「ああ、シノンにも伝えておいてもらえるか?」


 直葉『うん、いいよ』


 キリト「ありがとな。じゃあ、また後で」


 ―ピッ

 キリト「・・・よし、二人とも大丈夫みたいだ。ユイとユウキと待っててくれるって」


 アスナ「そっか。よかったね」ニコリ


 「あの・・・」


 キリト「・・・!?」クルッ


 アスナ「あっ・・・!」


 神裂「?」


 キリト・アスナ「「神裂さん!?」」


 神裂「えっ!?」


 キリト「ど、どうして日本に・・・」


 神裂「いえ、その・・・あの、私のことを何故ご存知なのですか?」


 アスナ「昨日、幻夢コーポレーションの社長さんに招待されたんです。そこで・・・」





 神裂「・・・なるほど。あのゲームで、ですか」クスッ


 アスナ「はい。・・・(生で見てもすっごく美人・・・)」ジーッ


 神裂「?。どうしました?」


 アスナ「あ、す、すみません。その、ゲームでも見れた神裂さんの母性が感じられて
     すごいなって・・・」


 神裂「ぼ、母性ですか・・・?」


 アスナ「はい。アルファルちゃんに優しく接していましたから」
293 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:01:26.62 ID:X0A20iqD0
 神裂「はぁ・・・あっ、実はそのアルファルについてなんですが」


 キリト「アルファルがどうかしたのか?」


 神裂「・・・3日前から行方不明になってしまっているのです」


 キリト「!?」


 アスナ「そ、そうなんですか・・・?」


 神裂「はい。こちらに来てるかと思って探しに来たのですが・・・」


 キリト「日本に来てるのか?」


 神裂「恐らく・・・以前に私が日本のことを話して行ったみたいと言っていましたから」


 アスナ「そうなんですか・・・」


 神裂「反応から察するにお2人も見ていないのですね」


 キリト「ああ。見てはいないな」


 神裂「そうですか・・・もし見かけた場合はご連絡をお願いできますか?」


 アスナ「はい。わかりました」

 
 神裂「番号はこちらに掛けてください」スッ


 キリト「ああっ」コクリ


 神裂「お手数おかけします」ペコリ


 キリト「いや、人助けだなら気にしなくて良いよ」


 アスナ「そうですよ。アルファルちゃん、早く見つかるといいですね」


 神裂「ええ・・・ありがとうございます」


 神裂「そう言えばお2人のお名前は?」


 アスナ「あっ。結城明日奈です、アスナって呼んでください」


 キリト「桐ヶ谷和人だ。俺はキリトって呼んでもらって構わないよ」


 神裂「アスナさんとキリトさん、ですね。恩に着させていただきます」ペコリ


 アスナ「はい(ゲーム通りに誠実な人だ・・・カッコいい・・・)」


 神裂「では、私はこれで」


 キリト「ああ。アルファル、きっと・・・無事で居てくれてるはずだと思うぞ」


 神裂「・・・はい。ありがとうございます」ニコリ

 
 ―スタスタ・・・
294 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:02:14.10 ID:X0A20iqD0
 キリト「・・・すごいな。本当にあのデカイ刀持ち歩いてるぞ・・・」


 アスナ「そ、そうだね・・・」


 キリト「背も俺達より高かったな。俺、少し上向いてた」


 アスナ「私も・・・」クスッ


 キリト「・・・あと格好も、ホントにゲームのままだったな」


 アスナ「キリトくん?」ジトー


 キリト「・・・え?あっ!いや、変な意味で言ったんじゃ」アセアセ




 -ホテル-

 詩乃「あ、来たわよ」


 直葉「お兄ちゃーん、アスナさーん」ヒラヒラ


 ユイ「パパー。ママー」ヒラヒラ


 キリト「全員居るな。今は・・・また歩いて行けば良い時間になるな」


 直葉「休まなくて大丈夫なの?」


 キリト「俺は大丈夫だけど・・・アスナは?」


 アスナ「全然平気っ」ニコリ


 キリト「そっか。じゃあ、行こうよ」


 直葉「うん」


 詩乃「わかった」


 ユイ「はいっ!」


 ユウキ「焼き肉かぁ・・・お肉ってどんな味なんだろ」


 キリト・アスナ・直葉・詩乃「「「「え?・・・あ」」」」
295 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:04:04.32 ID:X0A20iqD0
 詩乃「この街に住んでる人って奇抜なファッションが好きみたいだよね」


 直葉「え?そうですか・・・?」


 キリト「まぁ、確かに・・・言われてみてばな」クスッ


 詩乃「さっきだって片足もろに露出したジーパン履いて、シャツの裾を胸元で縛ってる女の人が居たから」


 直葉「すごかったですね。・・・私より胸が大きかったですね」


 キリト「・・・」


 アスナ「キリトくん?」


 キリト「いや実際に大きかったろ!?」


 詩乃「キリト、アンタ彼女だけじゃ物足りないわけ?」


 アスナ「え・・・」ガーン


 キリト「いやいや!なんでそう言う結論になるんだよ!?」


 キリト「あの大きさだと嫌でも目に付くだろ!?」


 アスナ「・・・そ、そうだね・・・」


 直葉「(けど、ホントにすごい格好の人だったなぁ・・・)」


 ユイ「ママ、大丈夫ですか?」 


 アスナ「だ、大丈夫だよ・・・」


 詩乃「・・・(話し変えた方がいいわね)そう言えば、ジーンズ履いてるちっちゃい妖精さんみたいなコスプレイヤーも見かけたわ」


 キリト「え?」


 アスナ「ジーンズ履いてるちっちゃい妖精・・・?」


 詩乃「何か、サングラスかけた男の人達がついてたから芸能人かと思ったけど」


 ユウキ「妖精ってどんな感じの?」


 詩乃「エルフですごく髪が長かったわ」


 キリト「・・・ん?」


 キリト「(どっかで見た事ある気が・・・気のせいか・・・)」


 ユイ「パパ!プリキュアの服を着てみました。どうですか?」


 キリト「え?あ・・・いつの間に・・・」


 ユウキ「すごいんだよこの衣装。ボクでも着れるんだから」


 アスナ「え?サ、サイズ、合わなそうだけど・・・」


 ユウキ「自動的に衣装が大きくなったり小さくなったりするみたいなの」
296 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:06:32.31 ID:X0A20iqD0
 キリト「すごい技術力だな・・・」


 アスナ「でもユイちゃん?汚れたら大変だから、いつもの服に戻ってね?」


 ユイ「あ、それもそうですね・・・」

 ―ポシュンッ 

 ユイ「戻しました」


 アスナ「本当にすごい・・・」


 キリト「・・・アスナも着れるんじゃないか?」


 アスナ「え?わ、私はいいよ」


 ユウキ「え〜?似合いそうな気がするのに」


 ユウキ「運命の名を冠したプリキュアになりそうだよ?」


 アスナ「ホ、ホントに遠慮しておくから!」アセアセ

 
 ユウキ「そっか・・・」


 詩乃「キリト、学校まで後どれくらいなの?」


 キリト「もう少しだな。あそこの角を曲がって真っ直ぐ行けば着くよ」




 -とある高校-

 レッサー「あっ、キリトさんじゃないですか!」


 キリト「レッサー。香焼とインデックスも」


 インデックス「こんばんはなんだよ」


 香焼「昨日ぶりっすね」

 
 キリト「ああ。あの後、どうだったんだ?」


 香焼「まぁ、知ってるライダーの装備を手に入れることが出来たっすよ」


 アスナ「キリトくん。この子達が上条君の話してた・・・」


 キリト「ああ。香焼とレッサー、インデックスだ」


 香焼「それと・・・こちらはレイヴィニア=バードウェイさんとベルトさんっす」


 バードウェイ「よろしくな。キリト、だったか」
297 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:07:46.88 ID:X0A20iqD0
 キリト「・・・あ、ああ(あ、あれ?まだ結構幼い感じなんだな・・・)」


 バードウェイ「何だ?何か失礼なこと考えてない?」ジトー

 
 キリト「え!?い、いや、何も」アセアセ 

 
 バードウェイ「本当だな?・・・まぁ、こんなちんちくりんでもおにぃの立派な恋人だ」
 
 
 キリト・アスナ「「」」


 香焼「・・・?。どうしたんっすか?」


 キリト「上条、ロリコンだったのか」


 アスナ「絶対にユイちゃんに会わせちゃダメだね」ギュウッ


 ユイ「?」


 レッサー「むっ、当麻さんを悪く言わないでください」


 バードウェイ「そうだぞ。おにぃの悪口は許さなんぞ」


 キリト「常識的に考えてみろよっ!」


 レッサー「当麻さんはどちらかと言えば年上好きですよ。老若男女に好かれてるだけで・・・」


 詩乃「・・・話しがついていけない・・・」


 直葉「は、はい・・・」


 香焼「すみませんっす。大体恋人関連となるとこうなってしまうんっす・・・」


 インデックス「とうまは女性に関しては世界一困らないんだよ」


 詩乃「それって女好き・・・?」


 直葉「えぇ・・・」


 ベルトさん「いやいや、それは違うよ。お嬢さん方」


 直葉・詩乃「「え?・・・!?」」ギョッ


 ベルトさん「驚かせてしまってすまないね。私はクリム・スタインベルト。気軽にベルトさんと呼んでくれたまえ^^」パラパパッ

 
 直葉「そ、それ・・・何かのおもちゃ?」


 詩乃「流石、学園都市ね・・・」


 ベルトさん「おもちゃではないよ?ちゃんと意思を持っているのだからね」


 インデックス「本当は人間だったけど、この姿になっちゃったんだよ」
298 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:11:08.79 ID:X0A20iqD0
 詩乃「それって・・・SFによくある科学に没頭し過ぎて人の捨てた、ってやつ・・・?」


 ベルトさん「まぁ、命がけで人の体を捨てたんだけどね」


 直葉「ううっ・・・私そういうのは苦手だよぉ・・・」


 インデックス「大丈夫?」


 香焼「まぁ、気にしないでくださいっす」



 
 レッサー「・・・と、言う訳で。当麻さんは最高に素敵な方なんです」


 バードウェイ「覚えておけ」


 キリト・アスナ「「は、はい・・・」

 
 キリト「まあ、でも・・・無茶をする前に私達をもっと頼ってほしいんですけどね」


 バードウェイ「馬鹿も休み休みに覚えろと言うくらい何度も死にかけてるからな」


 キリト「・・・何となく想像つくな・・・」


 上条「お、キリト。アスナ」


 キリト「あっ、上条・・・」


 アスナ「上条君・・・」


 上条「・・・え?どうした?」


 詩乃「(この人が上条当麻、か・・・)」


 直葉「上条さん。こ、こんばんは」


 上条「ああ。・・・どうかしたのか?」


 バードウェイ「おにぃの素晴らしさを語って、わからせたところだ」エッヘン


 上条「俺の素晴らしさ?」


 バードウェイ「平気だ。おにぃが悪い奴じゃないって事を話しただけだよ」


 上条「そ、そっか・・・」
299 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:11:44.05 ID:X0A20iqD0
 キリト「か、上条。ちょっと・・・」


 上条「?」スタスタ


 上条「どうした?」


 キリト「・・・本当にあのバードウェイって子と・・・恋人なのか?」


 上条「ああ・・・」


 上条「けど・・・アイツもちゃんと意味もわかってちゃんと交際してるぞ?」


 キリト「そ、そうみたいだけど・・・」


 上条「ああ見えても・・・とある組織のリーダーやってるんだ」


 キリト「え?そ、組織のリーダー・・・?」


 上条「そうだぞ。俺でも手が付けられないくらいやんちゃなとこあるけど・・・」


 上条「健気なとこもあって可愛いとこあるんだぞ」クスッ


 キリト「前から思ってたけどさ・・・」


 上条「ん?」


 キリト「上条・・・お前ってどこか常識離れしてるよな・・・」


 上条「そうか?」


 キリト「そうだって。絶対に」


300 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:18:06.84 ID:X0A20iqD0



 ―ワイワイ ワイワイ

 キリト「知らない人がちらほら居るけど、クラスの誰かの友達なのかな」


 アスナ「そうだと思うよ」


 直葉「あ、佐天さん!初春さん!」


 佐天「あれ?直葉さん!」


 初春「直葉さんも来てたんですか」


 直葉「うん。お兄ちゃんに誘われて」


 キリト「(直葉が通ってる柵川中学の子か・・・?)」


 佐天「あ、和人さんですか?女装が似合いそうな」


 キリト「え」

 
 初春「佐天さんっ!」


 佐天「あ、ご、ごめんなさい!ついっ」アセアセ


 詩乃「くふふっ・・・女装が似合いそうねぇ・・・」


 アスナ「キリトくん、線が細いものね」クスッ

 
 キリト「こ、これでも体重増やそうと頑張ってるんだぞ」


 直葉「でも太らないんだよね。・・・女の敵!」


 キリト「なんでだよ!?」


 詩乃「機会があったら、女装してみる?・・・キリ子?」クスクスッ


 キリト「キリ子ってなんだよ・・・」


 直葉「あ、え、えっと・・・こちらは佐天さんと初春さん。クラスメイトなの」


 佐天「初めまして!直葉さんとは仲良くさせていただいてますっ」


 初春「白井さんがその節はお世話になったみたいで・・・」


 キリト「あ、あぁ・・・」


 アスナ「初日のことね」クスッ

 
 キリト「もう気にしなくていいよ。大丈夫だから」


 初春「そうですか・・・」

 
 美琴「じゃあ、行くわよー!」


 「「「「「おーっ!」」」」」
301 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:19:43.36 ID:X0A20iqD0



 -韓来-

 ―ワイワイ ワイワイ

 キリト「よっと・・・」ストン


 アスナ「ユイちゃんはここで大丈夫?」


 ユイ「はい!」


 ユウキ「アスナ、隣に座るね」ストン


 アスナ「はーい」クスッ


 直葉「焼き肉かぁ・・・いつ以来だったかな」クスッ」
 

 詩乃「本当に久々ね、私も・・・」

 
 ユウキ「ボクは本当に初めてだから・・・どうすればいいわからないや」アハハ

 
 アスナ「ちゃんと教えてあげるから」クスッ 


 ユウキ「ありがとう。アスナ」ニコリ


 吹寄「2人はキリトとアスナさんの友達かしら?」


 ユウキ「あ、はいっ。ユウキって言います」

 
 吹寄「・・・コスプレ、が趣味なの?」


 ユウキ「え?あ・・・そ、そういう訳ではないんだけど・・・」


 ユウキ「(わぁ、この人も胸大きい・・・)」


 上条「制理。一回会っただろう?キリトが襲われて、俺達が作戦会議してたとき」


 吹寄「・・・あ、そう言えば」

 
 ユウキ「そうだった。あんまり顔見覚えてなかったから、ごめんね?」


 吹寄「いいわよ。私こそ、ごめんなさいね」


 
302 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:20:55.36 ID:X0A20iqD0
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ――――――――――――――――――――――――――――――――
 ―――――――――――――

 美琴「それじゃ!小テスト赤点誰も居なかった記念に乾杯!」


 「「「「「乾杯ーい!」」」」」

 ―ワイワイ ワイワイ ワイワイ



 ユウキ「わぁぁ・・・ケホッ!ケホッ!」


 キリト「ユウキ、あんまり顔近づけると危ないぞ」アセアセ


 ユウキ「う、うん・・・」ケフッ


 アスナ「はい。ユイちゃんは甘口のタレを使ってね」


 ユイ「わかりました」ニコリ


 直葉「お兄ちゃん、七味取って?」


 キリト「ああ。・・・ほらっ」


 直葉「ありがとう」スッ


 詩乃「いいわね。家庭的なやり取りで」クスッ


 キリト「そ、そうか?」


 詩乃「うん。・・・塩、取ってもらってもいい?」


 キリト「塩・・・はいっ」


 詩乃「ありがと」ニコリ



 ―ボォオオオオ! 
 
 インデックス<ととととととうま!火事なんだよ!
 上条<この大馬鹿!ホルモン一気に全部入れるやつがあるか!
 香焼<一旦取り除くっすよ ヒョイヒョイッ


 ユウキ「・・・焼き肉っておもしろいね」クスッ


 アスナ「うん。そうね」クスッ


 アスナ「・・・って。インデックスちゃん、お皿に山盛りでお肉乗せてる・・・」


 キリト「や、焼けた奴を皿に乗せてるだけなんじゃ」


 インデックス<いただきますなんだよ ガツガツガツムグムグ


 キリト「・・・人は見かけによらないな。シスターさんなのに・・・」
303 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:22:18.25 ID:X0A20iqD0
 姫神「初めて会った頃から。あの子はあんな感じ・・・」


 アスナ「そ、そうなんだ・・・」


 姫神「うん」パクリッ、モグモグ


 アスナ「・・・そう言えば、姫神さん。今朝話してた上条君の話・・・」


 アスナ「(何をされたの?)」ヒソヒソ


 姫神「(・・・本人は無意識だけど。・・・ブラの。ホック外されて・・・//)」


 アスナ「(えぇえっ!?///)」


 姫神「(恥ずかしくなって・・・今朝やったみたいにボディブローを・・・)」ヒソヒソ


 アスナ「(・・・し、しちゃう気持ちはわかるかな・・・/)」ヒソヒソ


 姫神「(・・・今だから。言えるけど。あの頃は・・・)」


 姫神「(上条君に好意を持っていたから・・・)」


 アスナ「(そ、そうなの?)」


 姫神「(うん。だから。本当に恥ずかしくって・・・///)」


 アスナ「そう・・・でも、今だから言える、ってもしかして姫神さんも」


 姫神「(ううん。私は元春君・・・土御門君と付き合ってるよ)」

 
 アスナ「土御門君と?」


 姫神「マニアックな趣味持ってるけど。良い人・・・だよ」


 アスナ「あぁ・・・初日に見たから、わかるよ」クスッ


 姫神「前まではね・・・義妹メイド服最高主義者だったの。今は色々あったねんけど。付き合うことに
    なったんよ」


 アスナ「義妹メイド服最高主義者?」


 姫神「そ。今はもうメイド服最高主義者になってはるけどね」クスッ


 アスナ「・・・そ、そっか」


304 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:24:04.75 ID:X0A20iqD0



 ユウキ「美味しい・・・!//」パァァア


 アスナ「よかった。こっちのタレを付けてみるのもいいかも」


 ユウキ「これ?・・・はむっ・・・ん〜〜っ!///」ホワワーン


 姫神「美味しそうに。食べてるね」クスッ


 アスナ「一応、初めて焼き肉に来て食べていますから・・・」


 食蜂「あらぁ・・・そうなのぉ」


 美琴「そんなにお金に困ってる家庭だったり?」


 アスナ「あ、ううん!そう言うわけじゃないよ。大丈夫・・・だから」


 美琴「あぁ、そう・・・」


 食蜂「・・・よいしょっ」ポフン


 食蜂「ふぅ・・・胸を乗せても手を置く位置に邪魔になるわねぇ」


 美琴「」ピクッ


 アスナ「・・・食蜂さんって実質的に言えば中学生、なのよね?」


 食蜂「そうよぉ。飛び級したからぁ高校生だけどぉ」


 アスナ「・・・なんて大きさ・・・」ボソッ


 美琴「・・・」ベシッ


 食蜂「やんっ!んもう痛いじゃなぁいっ」プンスコ


 姫神「」ベチンッ!


 食蜂「痛った!?ちょ、姫神さんまで何でデコピンするのぉ!?」


 美琴「そりゃそんなことして言えばなるわよ!アンタみたいな・・・」


 美琴「乳牛に私達の気持ちなんて!」ガルルッ


 白カチューシャ「そうだそうだー!」ブー!ブー!


 姫神「・・・私はまだあるから。もう許す」パクッ、モグモグ
305 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:25:31.99 ID:X0A20iqD0
 美琴「・・・アスナさんは?」


 アスナ「・・・え?私!?(急なカーブで話が飛んで来た!?)」
 

 食蜂「・・・アスナさんも結構あるじゃないのぉ」


 アスナ「い、いえいえ私より、直葉ちゃんの方が・・・」チラッ


 直葉「ユ、ユイちゃん、口元拭いてあげるね〜」フキフキ


 ユイ「んむ」


 アスナ「(あ!話しスルー気!?)」ガーン!


 美琴「そんなことはどうでもいいのよ!この胸許せるのか許されないのか、どっちなの!?」


 アスナ「そっちの話し!?・・・え、えっと・・・」タラー


 キリト「(アスナ。ここで火に油を注ぐ事言ったら地雷踏むことになるぞ・・・)」アセアセ


 アスナ「・・・ス、スレンダーな方が健康的だと思うけど」チラッ



 佐天「ん〜〜!やっぱ焼き肉最高だね〜♪」モグモグ


 初春「ちょ、ちょっと佐天さん。私も牛タン食べたいのに・・・ってなん次々食べるんですか!」



 美琴「・・・」


 アスナ「だ、だから・・・」


 美琴「佐天さん。服着てるから着やせしてるけど、デカイわよ」


 アスナ「」


 美琴「」ワナワナ
306 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:25:57.67 ID:X0A20iqD0
 黒子「あーんおねえさまの慎ましきお胸はうえへへー」ワシッ


 美琴「なっ!?く、黒子ぉおっ!//」バチバチッ!


 黒子「あばばばばばば!!」


 黒子「」プシュー・・・


 美琴「ま、まったく・・・もういいわ。私もお肉食べまくってやる・・・」ヅカヅカ


 アスナ「し、白井さん!大丈夫ですか!?」


 黒子「も、問題ありませんの・・・前までずっと喰らっていましたのに、随分と柔になってしまいましたわね・・・」ムクリ


 直葉「え!?あ、あの人ってそんなに人に向かって電撃浴びせる人なんですか!?」


 黒子「い、いえ、まさか。以前まで私はちょっかいを出していましたから・・・」


 黒子「それと上条さんも。能力を消されてプライドが許さなかったのか今でもぶっ放してますわ」


 キリト・アスナ「「あぁ・・・」」
 

 詩乃「物騒ね・・・」


 姫神「日常茶飯事」


 食蜂「あれでも元常盤台のエースだったのよぉ。私はナンバー2」


 食蜂「裏表無いからぁ、そこは認めてるけどぉ・・・頑固なのよねぇ」


 直葉「は、はぁ・・・」


 黒子「アスナさん。これからもお姉様と仲良くしてくださいまし」ペコリ


 アスナ「う、うん・・・」コクリ



 ユウキ「♪〜」モグモグッ


 キリト「ユウキ。美味いか?」クスッ


 ユウキ「うん♪」
307 :1 [saga]:2019/10/21(月) 10:43:07.40 ID:X0A20iqD0
 キリト「食後のデザートも頼んでおくか?」


 ユウキ「あ、そうする!出来ればアイスがいいかな」


 キリト「わかった」クスッ


 ユウキ「ありがとう、キリト」ニコリ


 キリト「ああっ」コクリ


 ユウキ「♪〜」モグモグッ

 
 佐天「あの、ユウキさんでしたよね?」


 ユウキ「ん?そうだけど・・・」


 佐天「お隣いいですか?」


 ユウキ「うん、いいよ」ニコリ


 佐天「ありがとうございます。・・・その衣装って自作なんですか?」


 ユウキ「いや、借り物。・・・あと敬語なんていいよ」


 ユウキ「多分同じ年だから」クスッ


 佐天「あ、そ、そうなの?じゃあ・・・改めて、佐天涙子だよ」


 ユウキ「うん、よろしくね」ニコリ


 佐天「キリトさんとアスナさんとはどんなご関係なの?」


 ユウキ「友達だよ。ゲームで知り合ったの」


 ユウキ「付き合いが長いのはどちらかと言えばアスナの方かな。キリトとも、もちろん仲は良いけど」


 佐天「そうなんだ」


 ユウキ「うんっ」


 ユウキ「佐天さんはあのお花の冠被ってる子と友達?」


 佐天「うん。初春は私の唯一無二の親友だよ」


 ユウキ「へぇ、仲は良好?」


 佐天「もちろん。私が旦那で初春は嫁さんみたいって言われるくらい」クスッ


 ユウキ「あははっ!そうなんだ」クスッ


 佐天「そうそう」クスッ


308 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:03:09.26 ID:X0A20iqD0



 アスナ「・・・あの子、もうユウキと打ち解けてる・・・」


 食蜂「コミュ力の塊おばけらしいものねぇ」


 食蜂「普通の学校に通っている子が常盤台の生徒さんと親友なんて相当レアよぉ」


 アスナ「そうなんですか」


 キリト「食蜂は御坂と仲良さそうだけど、やっぱ見知ってるからか?」


 食蜂「ん〜・・・そうねぇ」


 食蜂「でも昔はそんなに仲良くなかったわぁ」


 食蜂「私がちょっかい出すから隣に座っただけで心底嫌な顔してたしぃ」


 キリト「そ、そんなにか・・・」


 アスナ「・・・」タラー


 食蜂「あとぉライバル力も強かったかしらねぇ」クスッ


 アスナ「で、でも、何かきっかけで仲良くなったんですよね?」


 食蜂「ええ。もちろんそうよぉ」


 食蜂「ま、今でも着替えとかで憎しみの視線向けられるけどぉ」


 アスナ「た、大変ですね・・・」


 キリト「はは・・・」タラー


 食蜂「でもぉ・・・大切な友達なのか変わりないわぁ」クスッ


 アスナ「・・・そうですか」クスッ



 
 詩乃「ふーん、サバゲーやってるの」


 レッサー「はい。かなりやり込んで上級者なんです」フフン


 詩乃「そう。すごいじゃない」クスッ


 レッサー「相手を見つけて、暗殺っぽくアウトにさせると中々楽しいんですよ」


 詩乃「・・・へぇ」


 レッサー「サークルの友達も一緒にやったりするんです」
309 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:03:39.79 ID:X0A20iqD0
 レッサー「もう一人も誘ったりしてるんですけど、反応が芳しくなくて・・・」


 詩乃「そこは押しが大切じゃないの?グイっと引き込めないと」


 レッサー「いやー・・・何分彼氏さんとの時間が大切って感じになっちゃってますもんで」


 詩乃「・・・あぁ、そう言うこと・・・」


 レッサー「とんでもなく堅物な人ですから。ベイロープって言うんですけど」


 詩乃「どんな人なの?もしよかったら、写真とかある?」


 レッサー「えーっとですね・・・」タプタプ
  
  
 レッサー「これはちょっとしたお出かけで出発前に撮ったもので」
 

 http://s.kota2.net/1571621760.png


 レッサー「この銀髪で耳辺りに何か付けているのがベイロープです」


 レッサー「それで、こっちはサークルを結成した当時の写真です」
 

 http://s.kota2.net/1571621792.jpg
 

 詩乃「すごい美人・・・」


 レッサー「ま、それは認めます。うちのお色気担当でしたし」


 詩乃「背も高そうなのね」


 レッサー「そうですねー。この美脚でお尻蹴られたら数分立てませんよ」


 詩乃「・・・そ、そう」


 詩乃「後ろの2人は?」


 レッサー「肩にかかる金髪の子はフロリス。茶髪のショートカットでデコ出しの子はランシスと言います」


 詩乃「この子達はどんな子なの?」


 レッサー「サークルでは私の双子ポジションのフロリスは基本、強きで勝ち気のあるツンデレキャラですが
      彼氏さんの前ではデレッデレです」

 
 詩乃「ふふっ。見た目通りって感じね」


 レッサー「何となくわかってました?」クスッ


 詩乃「まぁ・・・」


 レッサー「末っ子ポジション、ランシスはランシスはちょっとくすぐったがりですが、優しい子ですよ」


 レッサー「ちなみにあそこに居ます。お誘いしたらOKしてくれましたので」


 詩乃「あ、ホントだ」
310 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:21:25.19 ID:X0A20iqD0


 ランシス「くひゅふふふっ・・・」プルプルッ

 ―ぱしゃっ ぱしゃっ

 誉望「ラ、ランシスさん。ジュース溢してすッスよ」アセアセ


 ランシス「あ、ご、ごみぇん・・・」プルプル


 誉望「一旦置いてくださいッスよ・・・」



 
 詩乃「・・・もしかして隣にいるのは恋人?」


 レッサー「そうです」


 レッサー「中々、良い仲なんですよね」


 レッサー「あまち外にはアピールしないのに見てるとうやけに息があってるって言うか」


 詩乃「良いことじゃない」クスッ


 レッサー「まぁ、そうですね」クスッ


 レッサー「うちのサークルメンバー全員彼氏持ちで、これがアイドルグループとかだったら・・・」


 詩乃「何?」


 レッサー「間違いなく炎上所か殺害予告が来るくらい、私を含めて全員恋人さんとは良好ですよ」くすぐったい


 詩乃「・・・最近の子は随分と進んでるわね・・・」


 詩乃「私とあまり変わらなそうなのに・・・」


 レッサー「ま、言っちゃなんですけど皆美形、可愛い系ですからね」


 レッサー「押せ押せでいって掴み取った勝利みたいなものですっ」


 詩乃「なるほどね・・・」


 レッサー「ちなみにフロリスと付き合ってるのはおっさんです」


 詩乃「!?」


311 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:22:15.21 ID:X0A20iqD0
 バードウェイ「おい」


 直葉「え?あ、わ、私?」


 バードウェイ「そうだ」


 直葉「えっと、何かお話がある・・・んですか?」


 バードウェイ「畏まることはない。・・・聞きたいことがある」


 バードウェイ「教えろ。どうしたらそんな胸になるんだ?」ペチペチッ


 直葉「ひゃんっ!?///ちょ、ちょっと!?///」


 バードウェイ「豆乳か?それとも別の手で大きくしたのか?」


 直葉「な。何もしてないよっ//」


 直葉「け、剣道してたら自然に・・・」
 
 
 バードウェイ「剣道・・・」


 直葉「うん・・・//」


 バードウェイ「本当か?」


 直葉「・・・で、でもね?苦労もあるんだよ?」


 直葉「下着買うのにお金が・・・」


 バードウェイ「そうなのか。だが、私はまだ付けてないから問題はない」


 直葉「えぇ・・・そう言う問題じゃ」


 バードウェイ「他に何かあるのか?秘訣とか」


 直葉「ひ、秘訣・・・うーん・・・本当に何もしてないんだけど・・・」


 バードウェイ「・・・少し、失礼するぞ」スクッ


 直葉「え?あ、うん・・・」


 バードウェイ「・・・」ズイッ

 ―ポスン・・・
 
 直葉「・・・?(私の膝の上に座って・・・)」


 ―ギュウッ

 直葉「・・・えっ」


 バードウェイ「・・・」
312 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:23:21.84 ID:X0A20iqD0
 直葉「・・・え、えっと・・・//」


 バードウェイ「ふむ・・・素晴らしい柔らかさ・・・」


 バードウェイ「・・・直に触るぞ」モゾモゾ


 直葉「ひゃぴっ!?///や、だっ!///」


 ―ムニッ もみゅ・・・

 直葉「ふあぁっ!?///」


 バードウェイ「おー・・・」


 直葉「やめっ・・・!///」

 
 バードウェイ「なんという弾力・・・ッ!」

 
 バードウェイ「この胸で一体何人の男を誑かしてきた!?言え!」モミモミモミモミ


 直葉「し、してないいぃっ!///」

 
   げ   ん
   こ   つ

 上条「本当にすみませんでしたっ!」ドゲザ


 バードウェイ「」プシュ〜


 直葉「うぅ・・・///」グスン


 上条「バードウェイ!妹が見たら泣くぞ!」

 
 上条「大体な!」ガミガミガミガミガミガミガミ


 バードウェイ「」ショボン


 直葉「あ、あの・・・もう、大丈夫・・・ですから・・・/」


 上条「本当にすみませんでしたっ!」ドゲザ


 直葉「ほ、本当にいいですから・・・/」


 キリト「上条、本当にもういいって。その子も反省しただろ?」

 
 バードウェイ「・・・ああ」


 上条「キリト・・・」


 バードウェイ「・・・ごめんなさい」


 直葉「う、うん。いいよ」
313 :1 [saga]:2019/10/21(月) 11:25:56.17 ID:X0A20iqD0
 上条「はぁ・・・レイ」


 上条「お前はまだ大きくなると思うぞ?成長期なんだし慌てるなって。そのままのお前が好きだぞ」


 バードウェイ「・・・うん」


 上条「・・・ほら、食おうぜ?」ニコリ、ナデナデ


 バードウェイ「うん・・・」コクリ


 キリト「(・・・なるほどな。上条の言ってたこと、わかった気がする)」クスッ


 上条「よっと」スクッ


 ―カクンッ

 上条「おぉご!?(足が痺れて)」ガクッ!


 直葉「きゃっ!?」

 ―ズテーン!

 キリト「か、上条!?スグ!?」


 バードウェイ「大丈夫・・・か?」


 上条「っと、わ、悪い!大丈夫か!?」


 直葉「は、はい・・・。・・・!?///」


 上条「そ、そうか・・・ん?」ムニュムニュッ


 上条「・・・!!/」バッ!


 バードウェイ「・・・」


 キリト「?。どうした?」


 直葉「///」


 アスナ「キリトくん。・・・?、あれ?皆どうかしたの?」


 直葉「あ、ひぇ、め・・・///」


 キリト「いや、上条が転んでさ。スグも巻き沿いになって」


 アスナ「え?だ、大丈夫?」


 上条「あ、ああ・・・/」アセアセ


 直葉「ひゃぃ・・・///」
314 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:15:13.51 ID:X0A20iqD0
 美琴・食蜂「「・・・あっ」」ビキッ


 上条「」ビクッ!


 美琴「・・・当麻?何をしたの?」


 食蜂「言わなくても察してあげるけど」


 上条「」ダラー


 バードウェイ「よーし、おにぃ。タマ潰すぞ」


 上条「ご勘弁をーーーーーっ!!」ダッ!


 美琴「待てやゴラァァアアアアア!!」


 食蜂「んもう許さないんだからぁぁー!」


 バードウェイ「Go to hell!!」


 
 アスナ「え?え?・・・え?」キョトン


 キリト「な、何だったんだ・・・」


 直葉「・・・///」


 アスナ「・・・直葉ちゃん?顔赤いけど・・・大丈夫?」


 直葉「だ、大丈夫ですぅ・・・/////」


 直葉「(男の人にこう言う事されると、こんな気持ちになるんだ・・・///)」ドキドキ

 
 直葉「(上条さんに触られた時・・・嫌な気分にならなかった・・・//)」
 

 アスナ「そう?なら、いいけど・・・」

 
 直葉「・・・///」


 
 ユウキ「はぁ・・・もうお腹いっぱいだよぉ」


 ユイ「ごちそうさまでした」 


 キリト「食べ終わったか?」


 アスナ「満足した?ユウキ」ニコリ


 ユウキ「うん。こんなに美味しい物食べたの、ALO以来に久しぶりだよ」ニコリ


 ユウキ「・・・でも、インデックスちゃんには勝てなかったなぁ・・・」

  
 ユイ「あれだけ食べてしまったらお腹壊しちゃいそうです・・・」


 キリト「そ、そうだよな・・・」
315 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:28:19.99 ID:X0A20iqD0
 ユウキ「あ、デザート頼んでたよね?」


 キリト「あ、そうだったな」


 ユウキ「よーし!別腹ってやつで、食べるよ♪」


 アスナ「ふふっ。やっぱり女の子ね・・・よし!私も!」


 ユイ「私も・・・食べたいです!」


 キリト「ユ、ユイ。無理しちゃダメだぞ?」ナデナデ


 ユイ「大丈夫です。食べられます!」


 アスナ「じゃあ私は・・・」




 アスナ「んっ・・・美味し♪」


 ユイ「キーンっときましたっ」キーン


 キリト「大丈夫か?」クスッ


 ユウキ「♪〜//・・・ん?」



 「お待たせしました。タブルジャンボタワーパフェです」ゴトッ


 インデックス「ありがとうなんだよ」


 
 ユウキ「・・・なにあれ」


 アスナ「あの小さな体なのに・・・」


 アスナ「どうして、あんなにたくさん食べられるのかな・・・?」


 キリト「さぁ・・・」


 ユウキ「・・・」


 詩乃「・・・流石に自殺行為だから、やめておきなさい」


 ユウキ「あ、た、頼まないよ?」アセアセ

316 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:39:05.56 ID:X0A20iqD0
 直葉「・・・」

 
 上条「」チーン


 直葉「か、上条さん?大丈夫ですか・・・?」アセアセ


 上条「うん、何とか・・・」


 上条「・・・あ、これ・・・直葉さんの?」


 直葉「?(ビニール袋?・・・!?///)こ、ここ、こここ、これっ!?///」


 上条「シーッ!・・・レイが・・・かすめとったブラジャーでせう・・・」

 
 直葉「・・・!///」サスサスッ


 直葉「////」カァァア


 上条「本当にすみませんでした」ドゲザ


 直葉「い、いえ・・・///」


 直葉「その・・・甘えられてきて、可愛かったので・・・///」


 上条「帰ってよーく言って聞かせます・・・」


 直葉「い、いえ・・・お気にせず・・・///」


 直葉「(責任感あって、真面目な人なんだ・・・//上条さんって・・・//)」


 上条「・・・早く、付けてきなよ。胸元は隠しながら・・・」


 直葉「は、はい・・・//」ソソクサ


 直葉「・・・//(すごく良い人・・・//)」


 詩乃「リーファ?どうしたの?」


 直葉「//」ギクッ


 直葉「・・・ちょっと・・・//」ソソクサ


 詩乃「?」
317 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:40:58.29 ID:X0A20iqD0


 
 美琴「・・・さて、そろそろお開きの時間ね」


 美琴「はーい!皆ー!そろそろお開きにするわよー!」



 「お会計、こちらになります」


 美琴「・・・あっ。いっけない、カードの入金少ないかも」


 食蜂「私も払ってあげるわぁ」


 美琴「ごめん、ありがと」


 アスナ「(・・・なんだかんだでこの2人仲良いわね)」クスッ


 美琴「カードで」


 「はい。・・・ありがとうございました」


 「領収書です」スッ


 上条「あ、はい。・・・」


 キリト「?・・・」


 上条・キリト「「」」ウゲッ


 上条「・・・アイツらどんだけ・・・いや、大半インデックスか」


 キリト「そうだろうなぁ・・・」


 上条「ちょっとした大型の家電製品がいくつか買えるぞ・・・」


 美琴「当麻、これ出世払いで返してね」

 
 上条「ぇ」


 食蜂「何かぁ?」


 上条「・・・ぃぇ」

 
 美琴・食蜂「「ありがとう」」ニコリ 


 上条「こんな大金、上条さん十数年かかってやっと返せるくらいでせうよ・・・」


 キリト「上条は何かバイトとかしてるのか?」


 上条「何も・・・」
318 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:47:13.87 ID:X0A20iqD0
 上条「インデックスは本屋でバイトしてバードウェイもデパートかスーパーでバイトしてるらしいけど」


 キリト「え?・・・イ、インデックスはともかくバードウェイは」


 上条「この街じゃ小学6年生からバイト可能なんだ」


 キリト「マジかよ」


 
 吹寄「それじゃあ皆、気をつけて帰るのよ」


 吹寄「寄り道はまだ大丈夫な時間だけど、問題のないようにすることっ」


 
 ―ワイワイ ワイワイ ゾロゾロ・・・

 キリト「さてと、俺達もホテルに戻るか」


 アスナ「うん」


 ユウキ「ふあぁ〜〜・・・はぁー、風が心地良いなぁー」


 ユイ「少し暑いですけど、そうですね」ニコリ


 詩乃「・・・ん?リーファは?」


 キリト「え?・・・あっ、あそこで上条と話してるな」



 直葉「あの・・・上条さん」


 上条「ん?直葉さん、どうしたんだ?」


 直葉「も、もし、ご迷惑じゃなかったら・・・」


 直葉「私と連絡交換してくださいませんか?」


 上条「俺の連絡先か?」

 
 直葉「そのバ、バードウェイちゃんと遊びたいから・・・」


 上条「あ、ああ・・・俺とじゃなくて、バードウェイも携帯持ってるぞ?」


 直葉「え?あ、そ、そうなんですか」


 上条「ああ・・・」


 直葉「じゃ、じゃあ・・・バードウェイちゃんの連絡先を・・・」


 上条「ああ。おーい、レイー」


 バードウェイ「どうした?おにぃ」


 上条「直葉がお前と連絡先交換したいって」


 バードウェイ「ん?そうなのか?」


 直葉「う、うん」
319 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:51:38.72 ID:X0A20iqD0
 バードウェイ「そうか。構わないぞ。・・・赤外線でいいか?」


 直葉「大丈夫だよ」



 キリト「・・・すっかりバードウェイと仲良くなったみたいだな」クスッ


 アスナ「そうみたいだね。バードウェイちゃんも・・・」


 アスナ「・・・直葉ちゃんの事、気に入ったのかな」クスッ


 詩乃「・・・(と言うより、リーファの胸を気に入ったんじゃ・・・)」


 
 直葉「・・・はい。ありがとう、バードウェイちゃん」ニコリ


 バードウェイ「お安いご用だ」クスッ

 
 直葉「それじゃあ・・・」


 上条「ああ。じゃあな、直葉さん」


 直葉「はい」


 
 直葉「・・・あ、あのっ。やっぱり上条とも・・・」


 上条「え?あ、ああ。そうか、わかった」

 
 直葉「は、はいっ・・・/」


 ―ピピピッ・・・

 直葉「・・・ありがとうございます」


 上条「ああ。・・・その、あの時はごめんな?」


 直葉「気にしないでください。あれは・・・じ、事故だったのはわかってましたし//」

 
 直葉「上条さんがそんなことする人じゃない、ってよくわかったので・・・///」


 上条「そ、そっか・・・」


 バードウェイ「」ゲシッ!

 
 上条「いっで・・・」


 バードウェイ「ふんっ・・・」トコトコ


 上条「っかぁぁ・・・」ズキズキ


 直葉「大丈夫ですか?」アセアセ


 上条「あ、ああ・・・じゃあ、気をつけてお兄さん達と帰るんだぞ?」


 直葉「はいっ」
320 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:52:55.58 ID:X0A20iqD0
 直葉「お待たせ。ごめんね、遅れちゃって」


 キリト「いや。じゃあ、ホテルに戻ろうか」


 直葉「うんっ」



 

 直葉「♪〜」


 キリト「スグ、何か上機嫌だな?」クスッ


 直葉「え?えっ!?//そ、そう・・・?//」

 
 アスナ「鼻歌歌ってたよ?」クスッ


 ユウキ「そんなにさっき、連絡先交換したのが嬉しかったの?」


 直葉「っ!///そ、それは・・・その・・・//」


 詩乃「・・・ん?あっ、あそこに居るのって・・・」


 キリト「え?」




 御坂妹「・・・」ブンブンッ

 
 猫「ニャー」シャババッ


 御坂妹「・・・」ブンブンッ


 

 キリト「御坂か?・・・けど、服が・・・」


 詩乃「常盤台中学の制服ね。・・・もしかして、妹さん?」


 アスナ「あ、そうなのかも」

 
 直葉「話しかけてみる?」
 

 キリト「・・・みるか」


321 :1 [saga]:2019/10/21(月) 12:53:56.96 ID:X0A20iqD0
 猫「ニャー」トテトテ


 御坂妹「行ってしまいましたか。とミサカは手を軽く振りながら猫を見届けます」ヒラヒラ


 キリト「なぁ。君・・・もしかして御坂の妹かな?」


 御坂妹「どちら様ですか、アナタは・・・とミサカは初対面の人に当然の反応をします」


 御坂妹「(まぁ、お姉様から聞いてますけど。とミサカはイジワルしてみます)」


 キリト「俺達は御坂が通ってる学校のクラスメイトになったんだ」


 御坂妹「そうですか。とミサカは納得して頷きます」


 アスナ「(そっくり・・・双子なのかな?)」


 御坂妹「ちなみに何かご用件があって話しかけてきたのでしょうか?とミサカは疑問を抱きます」


 キリト「あ、いや。似てたから気になって・・・」


 詩乃「・・・ねぇ、その頭に付けてるゴーグルは?」


 御坂妹「これは電子線を見ることが出来る軍用ゴーグルです。とミサカは丁寧且つ簡潔に説明します」


 御坂妹「ミサカはお姉様のように電子線を肉眼で把握することが出来ないのでこれを用いて見ることが
     出来るのです。とミサカ追加で説明します」


 詩乃「へぇ・・・他には機能、ないの?」


 御坂妹「ありません。電子線を見ることができるだけのゴーグルです」
     

 御坂妹「とミサカは割とあまり使い物にならないと思いながら答えます」


 詩乃「でも、似合ってると思うよ。結構私は好きかも」クスッ
 

 御坂妹「そうですか(とミサカは変わった趣味が好きなのですね、と軽く毒を吐いてみます)」


 詩乃「・・・ところで、今の時間帯常盤台の生徒が外に出でいたらマズイんじゃないの?」


 御坂妹「(どうやらこの方は常盤台の規則をご存知のようですね)はい。ですので、ミサカはこれで失礼しようかと」


 御坂妹「あちらの方から他の妹もお迎えに来ましたので」


 キリト・アスナ「「え?」」


 13577号「こちらに居ましたか。とミサカは10032号を見つけます」


 19090号「では、戻りましょう。とミサカは提案します」


 アスナ「え?・・・え?」


 詩乃「・・・三つ子?いや、御坂美琴を合わせて四つ子・・・」


 直葉「・・・」ポカーン
322 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:26:20.36 ID:X0A20iqD0
 ユイ「・・・なんだか少し怖いです・・・」


 ユウキ「何て言うんだっけ・・・あ、クローンみたい!」


 御坂妹「ではミサカハこれで。失礼します」スタコラサッサ


 キリト「あっ、ああ・・・」


 アスナ「さ、さよなら・・・」


 詩乃「ねぇ、明日また学校で会える?」


 御坂妹「・・・それはどうでしょうね。とミサカは曖昧に答えます」


 詩乃「え?」


 御坂妹「・・・では。とミサカは一礼をして13577号と19090号の元へ向かいます」


 キリト「・・・なんか、クールな感じの子だな」


 ユウキ「お姉さんと全然違うくらいだったね」

 
 ユイ「そうでしたね・・・」




 
 直葉「ちょっとコンビニで飲み物買ってきますね」


 アスナ「あっ、私もそうする」


 詩乃「・・・変わった物が無いか気になるから、見に行ってくる」


 キリト「ああ。・・・ユイとユウキは?」


 ユウキ「ボク、お金持ってないから・・・」


 ユイ「私も気になるので少し見に行ってきていいですか?」


 キリト「ああ。アスナ達から離れるなよ?」

 
 ユイ「はい!」トタタッ


 ユウキ「・・・入り口のところで待ってよっか?」


 キリト「そうだな」
323 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:26:59.77 ID:X0A20iqD0



 -コンビニ-

 直葉「・・・これ、何だろ?凝縮栄養飲料SURVIVAL+1・・・?」


 詩乃「あ、これが黒豆サイダーか。・・・一本買ってみよ」

 
 ユイ「一杯飲み物が置かれていますね」


 アスナ「く、熊のスープカレー・・・?」タラー

 
 ユイ「ママ、私もどれか買っていいですか?」


 アスナ「あ、うん。いいよ」


 ユイ「ありがとうございますっ」ニコリ


 ユイ「ん〜・・・あっ」


 ユイ「練乳サイダー・・・気になりますっ」ピョンピョンッ


 ユイ「うっ・・・はいっ!はいっ!」ピョンピョンッ


 ユイ「・・・取れません・・・」ションボリ


 ―ス・・・

 ユイ「え・・・?」


 一方通行「・・・これが要ンじゃなかったのか?」


 ユイ「あ、ありがとうございます・・・」スッ


 一方通行「・・・」スタスタ


 ユイ「(何だか誰も寄せ付けないオーラを感じます・・・)」ブルルッ

 
 ユイ「・・・でも、優しい人のようですね・・・」


 アスナ「ユイちゃん、そのジュースにするの?」


 ユイ「あ、はいっ」


 
324 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:28:33.66 ID:X0A20iqD0



 詩乃「色々種類がまだあるのね・・・超健康補助飲料 ガラナ青汁、決闘牧場特産 カツサンドドリンク」


 詩乃「・・・ハバネロパイナップルジュース?なんでこんな変なのばっかり・・・」


 一方通行「・・・おィ」


 詩乃「」ビクッ!


 詩乃「・・・はいっ!?」


 一方通行「・・・悪ィ。コーヒー取りてェだけだ」


 詩乃「あ・・・すみませんっ・・・」


 一方通行「ン・・・」


 ―ガコン ガコン ガコガコン

 一方通行「よし・・・」


 詩乃「(どんだけ飲むの・・・見ただけで胸焼けが・・・)」


 一方通行「・・・」スタスタ

 
 詩乃「・・・」


 アスナ「シノン。決まった?」


 詩乃「あっ・・・これにする。・・・あの人・・・」


 アスナ「え?・・・す、すごく白いね・・・でもガタイは良いかも・・・?」


 詩乃「・・・あっ。もしかして、一方通行・・・先生?」


 アスナ「え?・・・それってあの「砂の城」で有名な・・・嘘!?」


325 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:31:38.61 ID:X0A20iqD0



 ユイ「・・・」


 ―コロコロ・・・

 ユイ「?」ヒョイッ


 打ち止め「あ、それは私のだよってミサカはミサカは落とした物を指さしてみる」


 ユイ「はい。お返しします」


 打ち止め「ありがとうってミサカはミサカは受け取ってみるっ」ニコリ


 ユイ「はいっ」ニコリ


 打ち止め「・・・?」


 ユイ「?」


 打ち止め「貴女から微弱な電流を感じる、ってミサカはミサカは頭のアンテナが反応してるのに気付いてみたり」


 ユイ「!・・・恐らく、私は電脳世界から来たのが原因かもしれません」


 打ち止め「電脳世界・・・?」


 ユイ「はい」


 打ち止め「へぇ・・・そうなんだってミサカはミサカは何となく理解してみる」


 ユイ「ありがとうございます」ニコリ


 打ち止め「ミサカもミサカも!」


 打ち止め「御坂姉様のクローンに命令するために創られたのってミサカはミサカはここの暗部の話してをしてみたり


 ユイ「暗部・・・?」


 一方通行「おィ、レジ行くぞ」


 打ち止め「あっ、はーいってミサカはミサカは付いて行ってみる」


 打ち止め「バイバイってミサカはミサカは手を振ってみる」ヒラヒラ


 ユイ「は、はい・・・」ヒラヒラ


 
 アスナ「・・・」ヒョコ



 「全部で835円になります」


 一方通行「おゥ」


326 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:38:06.08 ID:X0A20iqD0


 詩乃「・・・アスナ。いつまで見てるの?」ハァー


 アスナ「も、もうちょっと・・・」


 詩乃「素直にサインもらえばいいでしょ・・・」


 アスナ「・・・ねぇ、あの水色のワンピース着てる子って・・・」


 アスナ「もしかしてあの子も御坂さんの妹・・・?」


 詩乃「・・・あぁ、確かに似てるわね」


 アスナ「うーん・・・ミステリアスな感じ・・・」


 ユイ「ママ!」


 直葉「2人とも」


 アスナ「あ、ユイちゃん、直葉ちゃん」


 直葉「何やってるですか?」


 詩乃「あの白い髪の人・・・有名な漫画家なの。だから」


 <おい!金出しやがれぇッ!
 <殺すぞっ!


 詩乃「!?」


 アスナ「ご、強盗・・・!?」


 

 「これに金入れろ。いいな!?早くしろっ!」


 「ひぃっ・・・!」


 一方通行「・・・」


 打ち止め「あわわ・・・」アセアセ




 「おい!お前も死にたくねぇなら・・・っ!?ア、一方通行!?」


 「げっ!?嘘だろっ!?」


 一方通行「・・・ァ?」ギロッ

 
 「っ!お、おい!こいつ、コイツ殺すぞ!?一歩でも動くなよ!?」


 「うわぁああああっ!!」



327 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:38:57.90 ID:X0A20iqD0

 詩乃「・・・」ヘタッ


 アスナ「詩乃!?」


 直葉「大丈夫ですか!?」




 一方通行「・・・」ポリポリ


 「おい聞いてるのかよ!?」


 一方通行「くだンねェことやってねェで今すぐ帰れ。レジ待ってンだよ」


 「なっ・・・」


 一方通行「これ以上やンなら・・・わかってンな。お?」グイッ


 打ち止め「!」コクリ、トタタッ


 「こ、このっ」


 「おい馬鹿やめろって!逃げるぞっ!」


 「あぁ!?金まだ盗ってねえだろがっ!」


 ―ポンッ


 「・・・、」


 一方通行「盗れもしねェのに粋がンな。三下ァ」


 

 キリト「・・・遅いな?」


 ユウキ「そうだね。ここから覗けるかな?」チラッ


 ―バリィイイイイインッ!

 ユウキ「わぁっ!?」


 キリト「ユウキ!離れろっ!」


328 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:44:38.49 ID:X0A20iqD0
 「ぐえぇぇ、うぎぁぁ・・・!」


 「だから言ったろって!」


 一方通行「あー店員。修理代は・・・この名刺の番号に言っておいてくれ」


 「は、はい・・・あ、ありがとうございます・・・」




 一方通行「・・・」スタスタ

 ―バリッ ペキペキッ ペキッ・・・

 「ひ、ひぃいい・・・!来るなぁっ!来るなよぉ!」


 一方通行「・・・」スタスタ


 「く、くそ・・・!」


 『アームズ』

 アームズドーパント「し、死ねっ!死ねぇぇえぇっ!」

 
 ―ドガガガガガガガガガガッ!!
 ―チューンッ チュィーンッ! ギィィーンッ!

 アームズドーパント「はぁ・・・はぁ・・・っ!」


 一方通行「・・・」

 ―カシャンッ ギュォオン・・・
 ―ドゥン・・・ドゥン・・・


 一方通行「・・・ゥゥ・・・ウゥゥ・・・」



 一方通行「ゥゥゥゥゥゥォォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!」


 
 『OMEGA』


 一方通行「ア゙マ゙ゾン゙ッ!!」

 『EVO-E-EVOLUTION』


 アマゾンΩ(一方)「ヴヴゥ゙ゥ゙ッ・・・」




 詩乃「!」

 
 アスナ「変身・・・した・・・」


 直葉「あ、あの人も仮面ライダーだったの・・・!?」

 
 ユイ「緑色の・・・何でしょう?何かの動物に見えます・・・」




 ユウキ「キリト、緑色の仮面ライダーだよ!」


 キリト「あ、ああ・・・」

329 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:46:02.78 ID:X0A20iqD0
 アームズドーパント「うぁあああああっ!!」

 
 アームズドーパントは狙いを定めずに左腕の機関銃から火を噴かす。
 銃口が下を向いたままなので弾丸は地面に着弾しなが徐々に銃口が上へ上がっていき、
 アマゾンΩに当たりそうになる。
 
 アマゾンΩ(一方)「・・・」


 アマゾンΩは構えたままの姿勢でいる。そこに一発の弾丸が接近してくるが
 弾丸はアマゾンΩの胸部に触れた瞬間に90度回転しアームズドーパント目掛けて戻ってきた。


 アームズドーパント「ぐあっ!?」


 アームズドーパントは倍の発射速度になって飛んで来た弾丸によって突き飛ばされた。
 残りの放たれていた弾丸は上空へ飛んでいっていたため、重力に従って降ってきた。

 ―カラン カラカラッ カラン・・・

 アマゾンΩ(一方)「・・・」


 アマゾンΩはのっそりと前傾姿勢でアームズドーパントに近づく。
 
 アームズドーパント「ひ、ひぁぁ・・・!」


 アマゾンΩ(一方)「グルァァァアアアアッ!!!」

 アマゾンΩは身を震わせて咆哮を上げ昂ぶらせる。
 地面を削るほどの勢いで飛び上がると倒れているアームズドーパントにのし掛かった。
 膝が腹部にめり込み、何かが変な音が聞こえた。
 

 アームズドーパント「が・・・っ!」


 アマゾンΩ(一方)「ガァ゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」


 アマゾンΩは拳を乱暴に顔面に叩きつけて首を絞め付ける。
 膝を退かしてそのまま立ち上がりアームズドーパントの首を絞めて呼吸困難にさせる


 アームズドーパント「、っぶ、っ、ぇぅ・・・」

 
 アマゾンΩ(一方)「グルォオアアアッ!!」


 アームズドーパントを地面に叩きつけ、脇腹から蹴り飛ばす。
 肺の空気を吐き出してアームズドーパントは地面を転がり、先回りしていたアマゾンΩに顔面を
 足で踏み込まれて止まる。
 
 アマゾンΩ(一方)「ヴヴヴゥ・・・ッ!」


 アマゾンΩはアームズドーパントの頭部を掴み、勢いに任せて地面に後頭部を叩きつける。
 アスファルトの地面が砕けて破片が飛び散って連続で何度も何度も後頭部を地面に叩きつけてた。 
 最後に叩きつけた後、ぐたりと倒れたままのアームズドーパントをアマゾンΩは長い顎部分を掴んで
 無理矢理立たせた。


 アマゾンΩ(一方)「ラ゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ッ!!」


 その場で飛び上がって腕を斜め下に振り下ろしてアームカッターで斬り付ける。
 アームズドーパントの装甲が切り裂かれて液体が噴出する。

 詩乃「・・・うっ」



 アームズドーパント「ギャァァアアアアアアアッ!!!」


 ―ドガァァァアァアアアアアンッ!!!

 ―カラカランッ パキンッ!


 アマゾンΩ(一方)「ギャァァアアハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」
330 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:47:02.40 ID:X0A20iqD0
 アマゾンΩ(一方)「ハァァ・・・」ユラユラ


 「・・・」ブクブク


 アマゾンΩ(一方)「・・・ウグルォオオオッ!!」


 ―ギャゥンッ!ギャゥンッ!
 
 アマゾンΩ(一方)「グウゥウッ!」


 ゾルダ(打ち止め)「一方通行!ダメだよ!ってミサカはミサカは危険な状況判断で静止させようと
          してみたり!」


 マグナギカ「」ウィーン


 アマゾンΩ(一方)「・・・ヴヴ・・・はぁぁぁ・・・悪い」


 ゾルダ(打ち止め)「もう大丈夫?ってミサカはミサカは訪ねてみたり」


 
 キリト「・・・(何か、聞き覚えのある声だな・・・)」


 キリト「(いや、似てる声か・・・?)」


 
 ―バシュウゥゥウウ・・・
 
 一方通行「ふぅー・・・」


 ―カシャッ 
 ―シュイーン

 打ち止め「もう、自分の制御出来るって前に言ってなかった?ってミサカはミサカは質問してみるっ」


 一方通行「・・・悪ィ。ついカッとなっちまった・・・情けねェ」


 打ち止め「ホントそうだよ。ってミサカはミサカは呆れつつ頷く」


 一方通行「他の客は?何人か居たろ」


 打ち止め「あっ」クルッ



 
 詩乃「」プルプル


 アスナ「し、詩乃?大丈夫?無理して我慢しなくても・・・」サスサス


 直葉「お手洗い行きますか?」アセアセ

 
 キリト「アスナ!ユイ!大丈夫か!?」


 ユウキ「リーファとシノンも・・・シノン大丈夫?どうしたの?」アセアセ 
 

331 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:48:48.91 ID:X0A20iqD0



 一方通行「・・・大丈夫そうじゃないな」


 打ち止め「やりすきだよってミサカはミサカは少し怒ってみる!」


 一方通行「悪かったっつってンだろ」


 打ち止め「貴方が出なくてもミサカとマグナで掃討すればよかったってミサカはミサカはやれやれと
      肩を竦めてみる」


 一方通行「生意気な口はこれかー」グニー


 打ち止め「むにゅう〜〜!むぃいー!」


 一方通行「ったくよォ・・・」



 
 詩乃「・・・もう、大丈夫・・・だから・・・」


 直葉「本当ですか?」


 キリト「水飲んだ方がいいぞ」


 詩乃「・・・」コクリ


 一方通行「おい。どうした?まさか被弾したのか?」


 詩乃「!」


 キリト「あっ・・・」


 打ち止め「大丈夫?怪我してない?ってミサカはミサカはとても心配しながら問いかけてみる」


 ユイ「はい。怪我はしていませんから、大丈夫ですよ」


 打ち止め「よかった・・・ってミサカはミサカは安堵のため息をつく」ホッ


 一方通行「けどよォ、そいつ何で顔色悪ィンだ?」


 アスナ「その・・・何て言うか・・・」


 詩乃「・・・あまりにもエグくて・・・」


 一方通行「・・・あー。ありゃただのオイルだぞ?」


 キリト「そういう問題じゃないだろ」タラー


 打ち止め「やっぱり倒し方には気を付けた方がいいってミサカはミサカは思ってみたり」フンス


 一方通行「ハッ。あれでも控え目なンだがなァ」


 アスナ・直葉「「(えぇ・・・)」」
332 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:50:05.61 ID:X0A20iqD0
 一方通行「・・・店員と話してくる・・・」スタスタ


 打ち止め「もう、素直にキックとかにすればいいのにってミサカはミサカは」


 アスナ「あの・・・貴女は御坂さんの妹さん?」


 打ち止め「え?・・・あっ、うん。そうだよってミサカはミサカは質問に応じてみる」


 キリト「やっぱりか。幼い感じだけど面影があるもんな」


 ユウキ「・・・」ツンツン


 ―ピョコピョコ

 打ち止め「?。ミサカのアンテナに何か付いてた?」


 ユウキ「あ、ご、ごめんね?このアホ毛がなんか気になって。つい・・・」


 打ち止め「む!アホ毛じゃないもん!」プンスコ


 詩乃「・・・ところで、さっき貴方・・・仮面ライダーに変身したの?」


 打ち止め「」ギクッ


 打ち止め「きききききき、気のせいだよ、ってミサカはミサカは」


 キリト「いや、もう遅いから・・・」


 打ち止め「はぐぅ・・・」


 ユイ「あの、助けていただいてありがとうございます」


 打ち止め「あっ・・・う、うん。どういたしましてってミサカはミサカは頷いてみる」


 アスナ「シリカ」


 打ち止め「私は打ち止めって名乗ってみたり」


 キリト「(あ、そうだ。シリカの声にそっくりなんだ)」


 直葉「(ちょっと・・・感じが違うけど似てるかも)」


 アスナ「ご、ごめんね。ところで・・・さっきの緑色の巨人みたいのは何だったの?」


 打ち止め「鏡の中で生きてるモンスターだよってミサカはミサカは一部を説明してみたり」

 
 キリト「鏡の中で生きてるモンスター・・・?」


 打ち止め「通称ミラーモンスターだよ。ミサカの変身するライダーはそのモンスターと契約しないと
      強くなれないの」

 
 打ち止め「ってミサカはミサカは徐ろにマグナバイザーを取り出してベントインしてみる」


 『アドベント』

 マグナギカ「」ウィーン


 ユウキ「あっ。外に出てきた」
333 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:58:29.49 ID:X0A20iqD0

 打ち止め「コンビニの中だと狭いから外に出したのってミサカはミサカは周囲を確認してそうした事を
      説明してみる」


 詩乃「大きい・・・」

 
 打ち止め「285cmだよってミサカはミサカはマグナギカに寄りかかって説明してみる」


 マグナギガ「」


 ユイ「カッコいいのです!」


 詩乃「・・・確かに、良いわね」フム・・・


 詩乃「触ってみても大丈夫?」


 打ち止め「今日はご機嫌みたいだから大丈夫だよってミサカはミサカは許可してみる」


 キリト「(ご機嫌斜めだったらダメなんだよな、それ・・・)」


 ―ピト スリ・・・

 詩乃「・・・鉄?鉱物で出来るてるの・・・?」


 打ち止め「別名鋼の巨人だから、多分鋼だと思うってミサカはミサカは疑問に答えてみる」


 ユウキ「わ、ホントだ。硬い」コンコンッ


 詩乃「へぇ・・・このモンスターを仕えてるって貴女、すごいんだね」


 詩乃「(こんなに可愛いのに・・・強いんだ・・・)」


 打ち止め「えへへ〜♪ってミサカはミサカは照れながら喜んでみる//」


 キリト「・・・動かないけど、生きてるんだよな?」


 打ち止め「重すぎて自力で移動できないよってミサカはミサカは詳しく説明してみる」


 直葉「ってことは・・・打ち止めちゃんが変身して運ぶってこと?」


 打ち止め「ううん。一旦召喚をやめて」

 ―シュイーン

 打ち止め「もう一回召喚するのってミサカはミサカは実践してみる」

 『アドベント』


 ―キュキーン
 
 マグナギガ「」ウィーン


 キリト「一々出し入れしてるようなものだよな・・・」


 打ち止め「面倒だけどこうしないといけないのってミサカはミサカは少し愚痴ってみる」


 一方通行「おィ。話しはまだ続けンのか?」


 打ち止め「あ、貴方のお話は終わった?ってミサカはミサカは訪ねてみたり」


 一方通行「あァ」
334 :1 [saga]:2019/10/21(月) 14:59:50.86 ID:X0A20iqD0
 打ち止め「一方通行。ちゃんとこの人達に謝ってってミサカはミサカはさっきの戦闘の悪さを
      思い出しつつ言ってみる」

 
 一方通行「あ?」ギロッ


 アスナ・直葉・ユイ「「「」」」ビクッ


 一方通行「・・・。・・・悪かった」ペコリ


 アスナ「い、いえいえ・・・」


 ユウキ「(今の目、すごい怖かった)」ドキドキッ

 打ち止め「ミサカもお詫びにこの漫画あげるねってミサカはミサカは渡してみる」

 
 直葉「?・・・あっ!「砂の城」だ・・・」


 アスナ「ア、一方通行先生、が描いたんですよね?」


 一方通行「あァ。もう完結して描いてねェけどな」


 アスナ「でも、この作品・・・外、にある私の学校でも話題になってるんですよ」


 アスナ「独特な雰囲気の作画と内容で引き込まれるって」


 直葉「私の学校でも人気です!」


 一方通行「・・・そォか」


 一方通行「つーか、打ち止め。お前なんで持ってたンだ?」


 打ち止め「妹達に布教すつためにこうして袋に入れて持ってるってミサカはミサカは胸を
      張ってみる」フフン


 一方通行「会ってから気になってたその袋ン中、全部漫画かよ」ハァー


 アスナ「あ、あの、もしよかったら、サインいただけますか?」


 直葉「わ、私も・・・」


 一方通行「あ?おゥ・・・」サラサラ


 一方通行「・・・おら」スッ


 アスナ・直葉「「ありがとうございます!」」
335 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:03:11.19 ID:X0A20iqD0
 キリト「よかったな、アスナ。スグ」クスッ


 一方通行「ンじゃ・・・俺らは行くぞ」

 
 アスナ「はい!サイン、ありがとうございます」


 打ち止め「バイバイってミサカはミサカは手を振ってみたり」


 アスナ「やったね直葉ちゃん。一方通行先生のサインもらっちゃったよ♪」


 直葉「はいっ」ニコリ


 キリト「その漫画、学校で流行ってたか?」


 アスナ「え?流行ってるよ?」


 詩乃「私の学校でも今流行ってた。11巻の銃撃戦はオススメ」クスッ


 直葉「お兄ちゃん、時代の流れに乗れてないよ」


 キリト「え」ガーン


 ユウキ「だ、大丈夫だよキリト。ボクも乗り遅れ気味だから」アセアセ



  
 <おら金出せ バキャッ! ごぶぁっ!?
 G4(滝壺)<おやすみ
 <あ、ありがとうございます・・・
 G4(滝壺)<怪我してない?


 キリト「・・・今の声、滝壺・・・のだったな」


 アスナ「そうだね。どこかで何かしてるのかな・・・」


 詩乃「(思いっきり何か砕ける音が聞こえたような・・・)」


 直葉「あ、ホテル見えてきたよ」


 キリト「そうだな。じゃ・・・え?」


 ユウキ「ん?どうしたの?・・・あれ?」


 ユイ「ママ?直葉さん?詩乃さん・・・?」


 キリト「・・・まさか!?」


 
 サチ「こんばんは・・・キリト」


 
 キリト「!!」
 

 ユウキ「!。サチ・・・っ!」

 
 ユイ「サチさん・・・」
336 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:04:20.65 ID:X0A20iqD0
 サチ「・・・」


 キリト「(発信器・・・!)」


 ―ツツーッ ツツーッ ツツーッ 

 キリト「(これで・・・大丈夫だよな・・・?)」


 サチ「・・・」スッ


 『ゴーストドライバー!』

 キリト「ま、待て!サチっ!」

 
 サチ「・・・」


 キリト「・・・夢じゃないんだな。また・・・会えてよかった」
  

 サチ「・・・」


 キリト「サチ・・・全部何でも言ってくれ。恨みでも罵倒でも・・・」


 キリト「俺を恨むのはいい・・・けど、ユウキとユイには手を出さないでくれっ」


 ユウキ「キリトっ・・・」


 ユイ「パパ・・・!」


 キリト「それから手を加えるなて・・・それでいい。俺は・・・覚悟できてる」


 サチ「キリト・・・やっと長生き出来るようになれたの・・・」


 サチ「だから・・・私のものになってよ」


 サチ「2人でまた・・・一緒になろう?」


 キリト「・・・」


 ユウキ「それが目的?キリトを殺そうとしてたじゃないか!」


 サチ「・・・話しの邪魔は・・・しないで」


 ―ゾロゾロ ゾロゾロ

 眼魔コマンド「「「「」」」」


 ユウキ「っ!」


 キリト「サチ!やめろ!」



 サチ「キリトが来てくれるなら何もしないよ」



 ユウキ「キリト、絶対にダメだからねっ」


 キリト「・・・っ」
337 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:04:59.70 ID:X0A20iqD0
 『ガンガンセイバー!』

 サチ「黙って?」

 ―ギュォンッ!


 ユウキ「っ!」

 ―ギャイィンッ!


 キリト「サチっ!」


 サチ「これ以上逆らうなら・・・もう容赦しないから」


 キリト「・・・サチ、俺は・・・」


 キリト「お前のものじゃない。俺は・・・アスナが居るんだ」


 サチ「・・・だと思って」


 サチ「じゃあ・・・消えて」


 『アーイ!』
 『バッチリミナー!バッチリミナー!』


 『カイガン!』
 『ダークライダー!』

 『闇の力!悪い奴ら』
 
 ダークゴースト(サチ)「・・・」チャキンッ


 キリト「サチ・・・!」


 ダークゴースト(サチ)「その首・・・斬り落として、その人に差し出してあげる」


 ユウキ「キリトには絶対に近づけさせないっ!」
 

 ダークゴースト(サチ)「1人で相手するの?・・・無謀って言葉、知ってる?」


 ユウキ「無謀だとか何だかとか、そんなの・・・関係ないよっ」


 ―パキィィーンッ!

 上条「!。やっぱりか!」


 神裂「ええっ」


 ダークゴースト(サチ)「!」


 アスナ「キリトくんっ!」


 ダークゴースト(サチ)「どうして・・・!?」


 アルファル「仕掛けがバレた」


 ダークゴースト(サチ)「・・・っ!」
338 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:05:51.06 ID:X0A20iqD0
 キリト「ア、アルファル!?」


 アスナ「え・・・!?」


 神裂「彼女が「人払い」の術式を周辺に施していたのです」


 上条「で、それを上条さんが消したって展開だ」


 アルファル「・・・」


 神裂「・・・アルファル。久しぶりですね」


 アルファル「・・・」


 神裂「・・・」


 神裂「・・・なるほど。上条、彼女達は操られています」


 上条「そうなのか」


 キリト「サ、サチも、操られてるのか!?」


 神裂「ええ。首に掛けているあのメカメカしい首輪が原因かと」


 キリト「サチ・・・!」


 神裂「上条、ここは私が引き受けます。手助けが必要になれば・・・お願いします」


 上条「ああ。わかった」


 神裂「・・・変身」


 [CHANGE]


 カリス(神裂)「ハァァ・・・ッ!」


 詩乃「また仮面ライダー・・・!」


 
 カリスはカリスアローを地面に突き刺すと左手を握り拳にして腰に当て、軽く指を曲げた右手を
 前に突き出す構えを取った。

 カリス(神裂)「(まず、アルファルを救出しその後に・・・あの白いライダーを)」


 ダークゴーストはガンガンセイバーを右手で逆手に持ち肘を曲げて顔の横まで持っていきその位置で
 止めて構える。
 静寂が続き、どちらとも微動だにしない状況が数分続く。

 ―・・・ザッ!

 そしてカリスが動き、驚異的な脚力で間合いを無くした。
 カリスが手を伸ばしてアルファルをの腕を掴もうとするが、ガンガンセイバーの刃が振り下ろされて
 きたのに気づき、直ぐに腕を引っ込めてそのまま2人の背後へ滑り込む。


 カリス(神裂)「くっ・・・」
339 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:06:57.79 ID:X0A20iqD0
 カリスはその場で踏み止まり構えた。
 ゆっくりと振り返ったダークゴーストはガンガンセイバーでアルファルを渡さないと
 言ったように翳した。
 

 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 カリス(神裂)「(余程アルファルが必要なようですね・・・)」




 上条「キリト、大丈夫か?」


 キリト「俺は大丈夫だ。・・・サチは、サチは操られてるのか?」


 上条「上条の言うとおりならな。・・・けど、厄介だな」


 ユウキ「何が?」


 上条「魔術的なのなら何とかなったんだけど・・・機械じゃ俺の右手は役に立たないんだ」


 カリス(神裂)「上条!お願いします!」


 上条「・・・キリト。俺の携帯貸すから美琴に連絡してくれ」


 上条「すぐに来てくれるはずだっ」


 キリト「あ、ああっ・・・」


 上条「キリト。・・・必ずサチを救ってやる」


 上条「あの子を操ってる幻想をぶち殺してなっ!」

 ―キィーーーンッ 
 ―パシッ

 上条「変身っ!」

 ―キリリリッ! カポーン!
 ―ウィンッ ウィンッ キャシャーンッ!


 バース(上条)「いくぞぉっ!」

 
 
 直葉「あれが・・・上条さんの仮面ライダー・・・」


 
 バース(上条)「神裂っ!」


 カリス(神裂)「最初にアルファルを助け出します!」


 バースはカリスの言葉を聞いたと同時にセルメダルを取り出す。
 
 ―キリッ キリッ カポーンッ

 [CRANE ARM]


 カリス(神裂)「ハッ!」


 カリスは七天七刀を引き抜きダークゴーストに斬りかかった。
 ダークゴーストはガンガンセイバーを二刀流モードに変形させて、クロスさせると七天七刀を受け止めた。
 ギチギチと刃と刃がぶつかり合い小さく火花を散らす。
340 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:08:28.99 ID:X0A20iqD0
 カリス(神裂)「上条っ!」


 バース(上条)「ウォオオオオッ!!」

 バースはカリスの背後で飛び上がり、クレーンをアルファル目掛けて伸ばした。


 ―ヒュルルルッ ビシィイッ!
 
 アルファル「っ・・・!」


 バース(上条)「よしっ!」


 バースはクレーンのロープを巻き戻してアルファルを引き寄せる。
 巻き戻し終える直前に巻き付いていたロープが解かれて宙に浮いたアルファルをバースは抱き止める。

 バース(上条)「神裂!アルファル救出した」


 アルファル「離せ・・・!」


 アルファルはバースの顎を押して離れようと暴れる。


 バース(上条)「ぐえぇ〜〜っ!」


 バース(上条)「か、神裂パスっ!」


 アルファル「うわっ・・・!?」


 カリスはダークゴーストから離れて七天七刀を鞘に収めると飛び上がってアルファルを
 受け止める。
 
 [CUTTER WING]

 バースはカッターウイングを展開させると落下の衝撃を弱めて着地する。
 そしてセルメダルを一気に連続で4枚バースドライバーにセットしハンドルを回転させた。


 [DRILL ARM] [SHOVEL ARM]
 [BLEST CANNON] [CATERPILLAR LEG] 


 ―ウィィィン ガシャンッ!
 ―ブンブンッ! ジャキンッ!

 CLAWc・サソリ「」
 http://s.kota2.net/1571638051.jpg
 

 カリスは着地して、アルファルを見る。
 どうなるかわからなくなっていたアルファルは目を固く閉じて、浮遊感が無くなったのに気付くと
 目を開いた。


 カリス(神裂)「・・・」


 アルファル「っ・・・!は、離・・・っ!」


 アルファルは再び暴れそうになるとカリスは手を上げた。それを見てアルファルは両腕を
 顔の前に置いて身構えた。

 カリス(神裂)「・・・アルファル」


 カリスは上げていた手を下ろし、アルファルを抱きしめた。
 突然の事にアルファルは戸惑い混乱する。


 カリス(神裂)「本当に、無事でよかった・・・」


 カリス(神裂)「心底から、心配したんですよ・・・!」


 アルファル「・・・]
341 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:12:46.65 ID:X0A20iqD0
 アルファル「(誰だかわからない・・・けど・・・)」


 アルファル「(・・・あたたかい・・・)」


 カリス(神裂)「すぐに助け出してあげますからね」




 バース(上条)「ゥオリャァアアアッ!!」


 バースはCLAWs・サソリを操作しながらダークゴーストを攻め続ける。
 ガンガンセイバーでサソリのカッターウイングの挟む攻撃を受け流し、尻尾となっている
 ドリルアームのドリルを弾き返す。

 バース(上条)「サチっ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 バース(上条)「お前、キリトの仲間だったんだろ?なのに何でこんな事するんだ!」


 ダークゴースト(サチ)「貴方には全く関係ないよ」


 バース(上条)「この街で起ってることを放っておけないのが上条さんの趣味なんでせうよ」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 バース(上条)「キリトをどうするつもりだったんだ。言えっ!」


 ダークゴースト(サチ)「せっかく、こうやって実体が取り戻せたの・・・」

 
 ダークゴースト(サチ)「だから・・・キリトと・・・」


 ダークゴースト(サチ)「キリトともう一度やり直して、今度はいつまでも仲良く暮らしたい・・・」


 ダークゴースト(サチ)「それがいけないの?!」


 バース(上条)「・・・それが本音か?」


 ダークゴースト(サチ)「そうだよ、私は・・・キリトと」


 バース(上条)「ならなんで、殺すようなマネするんだよっ!」


 バース(上条)「同じ世界で、同じように生きてきた奴だから一緒に居たいって気持ちは・・・」


 バース(上条)「痛いくらいわかる。けどな、キリトの気持ちを考えてるのかよ」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 バース(上条)「サチ。操られてるからって理由があるからお前を責めるのも悪いとは思ってる」


 バース(上条)「けどな!・・・キチンと話し合ってもないのに、どうするかも考えてもないのに
        キリトに手を掛けるんだっ!」


 バース(上条)「伝えたいことをここで言い逃したら、今度こそチャンスが無くなるんだぞ」


 バース(上条)「二度となっ!」
342 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:14:30.40 ID:X0A20iqD0
 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 キリト「サチっ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・キリト・・・」


 キリト「・・・ごめんっ。俺のせいなんだ・・・俺が・・・」


 キリト「お前を守ってやれなかったから・・・」


 ダークゴースト(サチ)「・・・そうだよ。だから私は恨んでるの」


 ダークゴースト(サチ)「そう思って、いたけど・・・」


 キリト「けど・・・?」

 
 ダークゴースト(サチ)「けど・・・キリトは、優しいままで生還出来たんだね・・・」


 『オヤスミー』

 サチ「よかった・・・」ポロポロ


 キリト「サチ・・・」


 サチ「この首輪が・・・キリトを憎め、ってずっとずっと、囁いて・・・」


 サチ「私、そんな事出来ないのに・・・体が、勝手に動いて・・・っ」ポロポロ
 

 キリト「・・・誰が、そんなことを。黒幕が居るんだろ?」


 サチ「っ、うん・・・」

 
 サチ「名前は・・・。・・・」

 ―キィィィ・・・ン・・・

 キリト「・・・サチ?」


 サチ「・・・キリト・・・」スタスタ

 『アーイ!』
 『バッチリミナー!バッチリミナー!』

 サチ「・・・変身」

 『カイガン!ダークライダー!』

 『闇の力!悪い奴ら』
 
 ダークゴーストは歩きながら変身していたため、一気にキリトへ詰め寄りガンガンセイバーを構える。
 キリトは回避しようとするが距離が近過ぎて一歩も動けず、ダークゴーストはガンガンセイバーを
 突き出してキリトの胸部を狙った。
 
 アスナ「キリトくんっ!!」
  

 バース(上条)「オォオオオオッ!!」
  

 キリトの背後に居たバースは勢いよく走って、キリトを押し退ける。
 
 ―グザッ・・・!


 バース(上条)「が、ぁ・・・!」


 ガンガンセイバーがバースのライダースーツを貫いて突き刺さる。
 貫かれた箇所から鮮血が噴き出し、仮面のクラッシャーからも血が飛び散った。
343 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:15:48.59 ID:X0A20iqD0
 キリト「上・・・っ!?」


 カリス(神裂)「!!。上条ッ!!」


 直葉「上条さんっ!」


 絶望ビリー(http://youtu.be/EW-VHsMinEg)

 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 ダークゴーストはガンガンセイバーを勢いよく引き抜く。バースは手で突き刺さっていた傷口を強く
 押さえ出血の量を減らそうとする。
 地面に血が浸食するように広がっていく。


 キリト「上条っ!上条っ!!」


 ダークゴースト(サチ)「キリト・・・」


 キリト「サチ・・・なんで・・・何でだッ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・大人しく・・・死んで・・・」


 ―シュイーン
 
 ナイト(美琴)「当麻ぁぁぁアアアアアアアッ!!」


 ―ガギィィイッ!!

 建物のガラス窓から飛び出してきたナイトがダークバイザーで斬りかかり、奇襲をかけてきた。
 ダークゴーストは素早くガンガンセイバーで防ぐと前蹴りでナイトを蹴りつける。
 
 ナイト(美琴)「こんのぉおおおっ!!」


 無意識にナイトは全身からバチバチッと電流を走らせ、乱暴にダークバイザーを振るう。
 斬撃の軌道を読みながらダークゴーストはスウェーで回避していき、一歩後退してガンガンセイバーを
 構えた。


 バース(上条)「ぐぶっ・・・ぶ、がは、ぁ・・・」


 キリト「上条っ!しっかりしろっ!」


 ナイト(美琴)「ぐあぁあっ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 ダークゴーストはダークバイザーを振り終えた瞬間を狙ってナイトを斬り付ける。
 上条に重傷を負わらされた事に怒りと動揺が入り交じって集中力を途切らながら攻撃していたのが痛手に
 出たようだ。
 装甲から火花を散らしてナイトは地面を転がる。


 ナイト(美琴)「く、ぅぅっ・・・!」


 ダークゴースト(サチ)「邪魔をしないで・・・」


 ダークゴーストはユラリと名の通り亡霊のようにゆっくりと、横たわっているバースを心配する
 キリトに近づいていく。

 ナイト(美琴)「嘗めんじゃ、ないわよっ・・・!」


 ナイトはコインを人差し指と親指の間に挟み込んで電流を急激に溜め込む。
 電流によって熱せられてコインが赤くなり、それと同時にナイトは「超電磁砲」を放った。
344 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:17:01.52 ID:X0A20iqD0
 [TORNADO]

 カリス(神裂)「ハァアッ!」


 トルネードホークをラウズさせ、風の矢「ホークトルネード」を射る。

 ―バリバリバリバリィイイッ!!

 「ホークトルネード」が先に被弾したダークゴーストは足を止めて、続け様に「超電磁砲」の電撃を
 浴び、その場で崩れた。
 

 ダークゴースト(サチ)「く、ぅ・・・っ!」


 ナイト(美琴)「ざけんじゃ、ないわよっ!」


 ―バチバチッ・・・バチッ!

 ダークゴースト(サチ)「っ・・・」


 ダークゴースト(サチ)「・・・時間切れ・・・」


 ―ドゥゥゥン・・・

 カリス(神裂)「逃げましたか・・・!」


 ナイト(美琴)「くっそぉ・・・。!、当麻っ!」


 カリス(神裂)「上条っ!」


 
 上条「ごふっ・・・ぐぶっ・・・」


 キリト「アスナ!救急車は!?」


 アスナ「もうすぐ来るって!」


 ナイト(美琴)「ア、アイツ・・・っ!」ギリッ!


 カリス(神裂)「落ち着きなさい。上条の生命が第一です!」


 ナイト(美琴)「・・・わかってるわよっ!」


 ―・・・ブロロロロローーーッ!
 ―キキィイイッ!
 
 インデックス「とうまっ!」


 カリス(神裂)「インデックス!」


 ベルトさん「これはひどい!インデックス、マッドドクターを使うんだ!」


 インデックス「うんっ!」


 上条「キリ、ト・・・」

 
 キリト「上条・・・?」


 上条「あいつは・・・サチは・・・?」


 キリト「御坂と神裂が撃退した。だから今はもう大丈夫だ!」
345 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:18:41.73 ID:X0A20iqD0
 上条「そ、か・・・悪い・・・、ぐうぶっ・・・!」
 
 ―ポタポタ・・・

 アスナ「もう喋っちゃダメだよ!上条君っ!」


 直葉「上条さんっ!」ポロポロ


 上条「キリト、あと・・・あと少しだ・・・」


 上条「お前の言葉に、サチは・・・っ」ゴブッ


 キリト「俺の言葉・・・?」


 『マッドドクター!』

 インデックス「とうま、少し痛いかもしれないけど我慢してほしいんだよっ」


 上条「待って、くれ・・・っ・・・」


 インデックス「え・・・?」


 上条「キリト・・・っ、もう少しで・・・サチも自分を取り戻せるはずだ・・・っ」


 上条「だから・・・う、ぶごぉっ・・・」


 キリト「上条っ!もういいっ!わかったから!」


 上条「、は、はは・・・っ、これくらい・・・っ」


 上条「軽少な方でせうよ・・・ぐふっ・・・」ゴプッ

 
 キリト「お前な・・・」


 上条「美琴と、操祈を・・・アイツら、下手するとサチを殺しかねないから・・・っ」


 上条「頼んで、いいか・・・?」


 キリト「・・・ああっ。任せろっ」


 上条「・・・じゃあ・・・っ」


 ―カチャッ・・・

 上条「・・・キリト・・・頼んだぞ」スッ


 キリト「え・・・?・・・まさか、俺に仮面ライダーになれって言うのか!?」


 上条「お姫様を・・・助けるのは、ヒーローの役目ってなってる、げぶっ・・・」


 上条「お前しか、出来ないんだ・・・」


 キリト「ヒーロー・・・俺が・・・」


 上条「っ、説明書は家の、棚の上の箱に置いてあるから・・・」


 上条「ちゃんと・・・説明書読むんだぞ?」クスッ


 キリト「・・・」コクリ
346 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:19:15.21 ID:X0A20iqD0
 上条「・・・インデックス、頼む・・・」ガクッ


 キリト「っ!!上条っ!」


 ベルトさん「インデックス!」


 インデックス「マッドドクター、頼むんだよっ!」


 ベルトさん『ヒッサーツ!フルスロットル!』

 
 ベルトさん『マッドドクター!』




 -???-

 「くそっ!後少しだったのにっ!」


 加頭「残念でしたね。ショックでしょう」


 「うるさいっ!」


 加頭「・・・あの奇妙な力を持った少女を失ってしまっては、今後桐ヶ谷和人を暗殺するのは
    難しいでしょう」


 「・・・もういい・・・小細工はこれまでだ」


 加頭「では・・・どうするのですか?」


 「・・・明日で桐ヶ谷を殺す!」


 サチ「・・・」 
 


347 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:28:19.20 ID:X0A20iqD0




 -第七学区 第七病院-

 ―ピッ ピッ ピッ ピ
 
 上条「・・・」スゥー・・・コー・・・


 冥土帰し「一先ず、峠は越えたよ?ただ・・・」


 冥土帰し「出血多量なのがマズかったね。この分だと一週間は安静にしておかないとね?


 キリト「上条・・・」


 直葉「・・・」グスッ


 冥土帰し「命に別状はないし、彼はこう言う事に慣れっこだからそこまで心配することはないよ?」


 キリト「いや、でも・・・」


 美琴「大丈夫よ。こいつホントに死なないから」


 神裂「無責任な事を言いますが、彼の生命力に賭けましょう」


 冥土帰し「では。僕は失礼するよ?」


 キリト「・・・」


 直葉「先生、ありがとうございましたっ」ペコリ


 冥土帰し「これが仕事だからね?」

 
 ―ガララッ パタン

 直葉「・・・上条さん・・・大丈夫だよね?お兄ちゃん・・・」


 キリト「・・・こいつは軽傷って言ってたんだ・・・」


 キリト「きっと大丈夫だ。・・・だろ?美琴、神裂」
 

 美琴「・・・じゃないと、私は許さないから」

 ―ガララッ パタン


 神裂「・・・私も信じていますよ。上条当麻なら大丈夫です」


 キリト「ああ・・・信頼寄せてるんだな」


 神裂「ええ、まぁ・・・」クスッ


 キリト「・・・このベルトの使い方、早く覚えないとな」


 キリト「戦い方も慣れておかないと・・・」
348 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:28:51.46 ID:X0A20iqD0
 神裂「・・・」


 直葉「お兄ちゃん・・・大丈夫なの?」


 キリト「大丈夫でもじゃなくても、俺が・・・戦わないといけないんだ」


 直葉「・・・」


 神裂「無理はしないでくださいね。貴方が傷つけば・・・」


 神裂「悲しむ人が多く居るのですから」


 キリト「ああ・・・ところで、アルファルは?」


 神裂「アルファルはこの後、首輪を取り外しをしようかと」


 キリト「そうか・・・」


 神裂「・・・キリト。私でよろしければ指導しましょうか」


 キリト「え?」


 神裂「アルファルは救出できましたし・・・」


 神裂「私も本格的に・・・アルファルを連れ去った一味に一泡吹かせないと気が済まないので」チャキッ


 キリト「・・・そうか」


 神裂「どうでしょう」


 キリト「・・・この後からでも頼めるか?」


 神裂「もちろんです」


 直葉「お兄ちゃん・・・」


 キリト「スグ・・・上条を見守っててくれ」


 直葉「え・・・?」


 直葉「でも・・・私もお兄ちゃんの力になりたいから」


 キリト「・・・」
349 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:31:54.17 ID:X0A20iqD0
 キリト「・・・直葉。お前・・・」


 直葉「?」


 キリト「上条のこと・・・好きになったんじゃないのか?」


 直葉「・・・えっ?///」ドキッ


 神裂「(やはりですか)」


 直葉「そ、そんな・・・っ///」


 キリト「アスナの事見てるから、何となくわかったんだ・・・」クスッ


 直葉「っ・・・///」


 直葉「(・・・何でこんな時に気付くの・・・//)


 キリト「スグ・・・兄として彼女がたくさん居る上条に惚れるのは・・・」


 キリト「アレだと思うけど・・・個人的にはお前を応援したいと思ってる」
 

 直葉「お兄ちゃん・・・」


 キリト「今までの付き合いで上条も悪い奴じゃないって、わかったしな」


 直葉「・・・///」


 神裂「ええ。私も・・・彼が素晴らしい人間だと認めていますから」


 キリト「そうか・・・だから、俺も認めるよ。スグ」

 
 直葉「・・・いいの?」


 キリト「ああ。・・・いいよ」ナデナデ


 直葉「でも、今は・・・お兄ちゃんのために・・・何かしてあげることあるんじゃないかって・・・」


 キリト「・・・なら、頼みがある」

 
 直葉「え・・・?何?」


 キリト「俺が・・・無事で居てほしい事と上条が早く元気になってほしい事を祈っててもらえるか」


 キリト「お前にしか出来ない大切な事だ。スグ」


 直葉「それだけで・・・」


 キリト「それだけって言っても、俺の励みになるからな」


 キリト「だから・・・スグ。お願いだ」


 直葉「・・・。・・・うん・・・わかった」


 直葉「でもお兄ちゃん。神裂さんの言った通り・・・無茶はしないでね」
 
 
 キリト「わかった」コクリ
350 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:32:42.95 ID:X0A20iqD0
 キリト「・・・ところで、スグ?」


 直葉「ん?」


 キリト「ずっと上条の手、握ってるな」クスッ


 キリト「(微妙に胸に押し付けてるような・・・)」


 直葉「あ、え、えっと・・・///これは・・・///」


 キリト「いいさ。・・・お前の想いが手に宿ってくれるだろうからな」


 キリト「・・・じゃあ、俺は行くよ」


 直葉「う、うん・・・/」


 神裂「では、私もお供します」


 キリト「ああ」


 直葉「お兄ちゃん」


 キリト「ん?」


 直葉「頑張ってね。私は・・・待ってるから」


 直葉「お兄ちゃんが無事だって信じるから」

 
 キリト「・・・ああっ」




 -廊下-
 
 アスナ「キリトくんっ」


 詩乃「上条の様子は?」


 キリト「絶対安静だから、まだ何とも言えないけど・・・大丈夫だ」 


 インデックス「とうま・・・」


 ベルトさん「キリト、これが当麻の言っていた説明書だ。持って来ておいたよ」


 キリト「ああ、ありがとう」
351 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:40:54.78 ID:X0A20iqD0
 アスナ「キリトくん・・・本当に変身するの?」


 キリト「ああ。上条と約束したからな」


 キリト「御坂と食蜂のストッパーの役目とか色々とな」クスッ


 美琴「なっ・・・あ、あいつ・・・//」


 神裂「御坂美琴。アルファルの首輪を取り外し、今から行えますか?」


 美琴「あっ、う、うん。いいわよ」


 アルファル「・・・」


 神裂「アルファル。心配しなくても大丈夫です」

 
 美琴「一瞬でやるから、少しだけ大人しくしてね」


 美琴「・・・(可愛い・・・終わったら少し抱っこしたいかも//)」


 アルファル「・・・」コクリ

 
 詩乃「キリト、リーファは?」


 キリト「上条の隣にまだ居るよ。・・・上条の事が心配みたいだからな」


 詩乃「そう・・・」


 キリト「俺はこれから変身して特訓をするよ。早く慣れておかないといけないからな」


 ユイ「パパ、大丈夫なんですか・・・?」


 ユウキ「キリト。ボクにもやれることがあれば、手伝うよ」


 キリト「・・・じゃあ、頼めるか?」


 キリト「神裂さんに戦い方を教えてもらうから、ユウキも特訓に協力してもらいたいんだ」


 ユウキ「うん!もちろんだよ」


 キリト「ありがとう」


 アスナ「・・・絶対に危険なことはしないでね?」


 キリト「ああ。しないさ・・・多分」クスッ


 アスナ「多分じゃ困るよぉ・・・」クスッ


 アスナ「・・・吹寄さん達に、戦えるか聞いてみるね」


 美琴「あー、一応連絡は入れておいたわ。・・・ちょろーっと話しかけるのは危ないかも」


 詩乃「どうして?」


 美琴「蜜蟻とサンドリヨン、レッサーとアリサに雲川先輩はまだショック受けてるだけだったから
    大丈夫だと思うけど・・・」
352 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:42:07.72 ID:X0A20iqD0
 美琴「五和とバードウェイ、吹寄はものすごい怒ってるから」


 美琴「それも私が見たことないくらいブチギレてるから・・・」


 アスナ「そ、そんなに?」


 美琴「あの状態で戦ったら私でもヤバイかも」


 美琴「最悪の場合・・・怪我だけじゃ済まされないわね」


 アスナ「」ゴクリ


 詩乃「バードウェイってあの金髪の声が可愛らしい子よね?そんなに強いの?」


 神裂「ええ。とてつもなく・・・」


 インデックス「強さなら誰も敵わないかも。とうまでも」


 インデックス「短髪もかおりも、私も・・・」


 妖精オティヌス「私ならワンチャンあるかもしれないが、どうなるかは運次第だ」


 キリト「・・・と、とりあえずアルファルをどうにかするんだろ?」


 神裂「はい。外へ行きましょう」


 美琴「ええっ」コクリ



 -第七病院 屋上 広場-

 美琴「ここなら大丈夫ね。電気に干渉するようなのは無いし」


 神裂「ではお願いします」


 アルファル「・・・」ビクビクッ


 美琴「大丈夫よ。ちょろっとビリッとするくらいだから」


 ―・・・ビリビリッ

 アルファル「っ!」


 ―バチッ! パキンッ!

 アルファル「・・・、」フラッ


 キリト「おっと!」ガシッ


 神裂「アルファル!」


 アルファル「っ・・・。・・・?」パチクリ


 アルファル「・・・神裂?」
353 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:42:55.51 ID:X0A20iqD0
 神裂「大丈夫ですか?」


 アルファル「・・・うん。・・・ここは、どこなの?」


 美琴「日本よ。で、現在地は学園都市」


 アルファル「日本?何で日本に・・・」


 キリト「覚えてないのか?」


 アルファル「・・・いや、少し思い出した。そうだった、私は・・・」


 アルファル「ジーンズの店主とここに来ていたんだった」


 神裂「ええ。探してほしいと連絡を入れてきたのはその店主です」


 アルファル「そうだったの・・・確かよこちょうってところに行って、色々買ってもらって・・・」


 アルファル「ふと気付いたら迷子になって、そこから・・・記憶が・・・」


 美琴「黒幕が記憶を弄ったのかしらね」


 神裂「可能性は高いかと・・・」


 キリト「記憶までコントロールできるのか・・・」


 蜜蟻「私や操祈さんみたいな能力ねえ」

 
 美琴「蜜蟻。それに・・・」


 香焼「どもっす」ペコ


 キリト「香焼か」


 蜜蟻「当麻さんの右手で触れれば治るんじゃないかしらあ?」


 神裂「なるほど・・・」


 美琴「アンタ達もお見舞いに来たの?」


 蜜蟻「それもあるけどお・・・ちょっと制理のご機嫌がねえ」ハァー


 香焼「うちもバードウェイさんが愛車に飛び乗って件のライダーを探しに行ってしまったから
    追っかけてたっす」


 神裂「それで?」


 香焼「パトリシアさんの説得でなんとかなったっすけど、めちゃくちゃ目が血走ってマークさんに
    電話越しで何やらブツブツ話してるとこっす」


 香焼「なので、避難してきたっす」


 蜜蟻「同じくよお」
354 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:44:26.11 ID:X0A20iqD0



 ドラグレッダー<ギャオォオオオゥッ!
 ダークウイング<ギィイイッ!
 ブランウイング<フェエーー!
 メタルゲラス<ブォオオオッ!
 デストワイルダー<ガォオオオオッ!

 美琴「・・・げっ。あれ、五和じゃない・・・」


 神裂「五和?・・・どこにも見当たりませんが」


 美琴「鏡の中に居るのよ」


 美琴「うわ・・・モンスターの皆が五和を止めようとしてる・・・」


 キリト「モンスターが?」


 美琴「あの子も仮面で顔が見えないけど、相当キレてるわね」


 美琴「いつもより荒く剣を振り回してる」


 蜜蟻「止めた方がいいわよお?」


 美琴「・・・はー、仕方ない。美琴センセーがやってやりますか」


 美琴「このままだと制理にバードウェイと五和や操祈が手を組んで命を狙ってしまうのも
    視野に入れそうね」ゴソゴソッ、スッ


 ―バッ!

 美琴「変身!」


 ―カシャッ
 ―キュエゥゥン ビュシーンッ

 ナイト(美琴)「五和ー!やめなさーい!」

 ―シュイーン


 キリト「おおっ、鏡の中に入っていった・・・」


 神裂「その4人が手先鋭化して、最悪こちらを敵視されては収集がつかなくなりますから
    賢明でしょう」


 蜜蟻「同感だわあ」


 香焼「キリトさん、兄貴の様子はどうでしたっすか?」


 キリト「絶対安静だけど、命に別状は無いみたいだぞ」
355 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:49:55.59 ID:X0A20iqD0
 香焼「そうっすか・・・キリトさん、そのベルトを持ってるってことは・・・」


 蜜蟻「本気でバースに変身するのねえ?」


 キリト「上条と・・・約束したんだ。後には引けないよ」


 キリト「・・・だから出来るだけ多く力を貸してほしいんだ」


 キリト「俺も・・・仮面ライダーになる以上、サチを絶対に助け出したいから」


 蜜蟻「・・・そう」


 香焼「・・・じゃあ、俺も力を貸すっすよ」


 キリト「え?・・・香焼も仮面ライダーなのか?」


 香焼「そうっす。仮面ライダーオーズを名乗ってるっす」


 蜜蟻「私もお仮面ライダーザビーに変身するのよお。あのザビーゼクターを使ってえ」


 キリト「やっぱりそうなのか」


 蜜蟻「けどお、ごめんなさいねえ。私は制理が暴走しないようにしないといけないからあ」


 蜜蟻「今のままだと、関係ない人まで傷つけそうだしい」


 蜜蟻「まずはあの子に当麻クンのお見舞いさせてえ、落ち着かせなきゃねえ・・・」


 神裂「それがいいでしょう」


 蜜蟻「回復傾向なの見せればあ、まともになるだろうしい」


 香焼「あ、バードウェイさんもそうすれば落ち着くっすかね?」


 キリト「今すぐそうした方がいいと思うぞ」


 神裂「・・・あっ。し、しかし、いいのですか?」


 キリト「え?」


 神裂「」チョイチョイ


 キリト「?」ススッ


 神裂「(貴方の妹さんのお邪魔をしてしまうことになるかと・・・)」ヒソヒソ


 神裂「(更に言えば、上条に好意を持たれたことを知って上条への嫉妬が半端じゃなくなり・・・)」ヒソヒソ


 神裂「(協力を仰いでもかなり強い彼女たちが付きっきりで看病や護衛をすると言い出しかねませんよ)」ヒソヒソ


 キリト「」タラー
356 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:50:47.10 ID:X0A20iqD0
 香焼「あ、バードウェイさんっすか?・・・え、えっと、今は兄貴のお見舞いに来てる最中っす」


 キリト「こ、香焼!待ってくれ!」アセアセ


 香焼「え?」


 キリト「(い、今妹が上条と一緒に居て、その・・・)」


 キリト「(・・・な、何かの間違いでバードウェイが、嫉妬するかもしれないからどうにか上手く
      入らせるように出来ないか?)」


 香焼「(は、はい、了解っす)」コクリ


 香焼「あ、そのっすね。入る際にはキチンとノックするんっすよ?」


 香焼「何故だ、って・・・マ、マナーっすよ。普通に」


 香焼「・・・え?い、いやいや誰も如何わしい事なんてするわけないっすよ」


 神裂「(大体話の内容がわかりますね・・・)」


 香焼「・・・は、はい。お願いします。では・・・」


 香焼「・・・ふぅー。何とか誤魔化せたっすよ」


 キリト「あ、ありがとう。香焼・・・」ホッ


 蜜蟻「ふーーん・・・妹さんにもフラグ立てたのねえ」


 キリト「え」


 神裂「フラグ?・・・旗?」


 香焼「え?マジすか」


 ユウキ「フラグってなに?」


 蜜蟻「妹さんって肉食系なのかしらあ?」


 キリト「え、えっと・・・」アセアセ


 蜜蟻「上条さんとお付き合いしてるのは、積極的な娘ばかりだから消極的だと出し抜かれちゃうわあ」


 キリト「・・・お、怒らないのか?」


 蜜蟻「当麻クンだもの。一々怒ってたらキリがないわあ」


 キリト「・・・そ、そうか」


 神裂「しかし、何故・・・キリトの妹さんが上条に好意を持っていると」


 蜜蟻「私は心を読むこと、出来るのよお?キリトさんには言ってたはずだけどお」


 キリト「・・・そ、そう言えば」


 蜜蟻「ええ。・・・それにしてもお、妹の恋路に気づくなんてえ素敵なお兄さんねえ」クスッ
357 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:51:43.83 ID:X0A20iqD0
 蜜蟻「なんならあ、私がハウツー教えてあげねもいいわよお?」クスッ


 キリト「・・・いや、妹の・・・スグが本気で惚れたのなら・・・」


 蜜蟻「自分の力で、って訳ねえ。そう・・・」


 神裂「確かに、私も半分は自力でお相手に巡り会えましたし・・・」


 神裂「大事なことですね」


 キリト「ああ・・・」


 神裂「しかし、キリト。恋人との経験を語るのもまた、兄の役目ですよ」


 香焼「あー、それこそ兄妹愛っすね」


 キリト「は、はいっ」


 蜜蟻「ふふっ・・・じゃあ、私は行くわねえ」


 香焼「自分も。キリトさん、後で特訓付き合うっすからどこで行くっすか?」


 キリト「後で電話するよ。それまで、上条の側に居てやってくれ」


 香焼「了解っす。・・・何か、雰囲気的にバレてるような気がしてならないっすけど・・・」


 キリト「・・・た、大変だな・・・」


 ユウキ「恋人って大変なんだね」


 神裂「ま、まぁ・・・上条は・・・特に・・・」


 神裂「・・・さて。アルファルは・・・どうしますか?」


 神裂「ジーンズの店主を呼んで迎えに来させてもらうか、私と一緒に行動しますか?」


 アルファル「また攫われるのヤダから・・・火織と一緒に居る」ギュウッ


 神裂「そうですか」クスッ


 ユウキ「・・・この子、会った時から気になってたけど何だかエルフみたいだね・・・」

   
 神裂「おや、よくわかりましたね」


 ユウキ「え?え!?ほ、本物のエルフなの!?」


 アルファル「魔術的に創られた存在だけどね」


 キリト「ゲームでアフレコしてたけど、そのままだよな・・・」


 アルファル「あー・・・火織に出ろと言われて勧められた・・・」


 アルファル「・・・あまり出番無いって聞いたけど、覚えてくれたんだ」


 キリト「まぁ・・・登場から衝撃的だったから・・・」
358 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:52:23.36 ID:X0A20iqD0
 神裂「では、行きましょうか」


 キリト「ああっ」


 ユウキ「うん」


 アルファル「」コクリ




 -ホテル-

 神裂「どれに座っても構いませんので」


 キリト「・・・すごいな。流石学園都市の七つ星ホテルだけはあるな・・・」


 ユウキ「何かのお城の部屋みたい」


 神裂「まぁ・・・ただ寝るだけの部屋でしかありませんけど」クスッ


 アルファル「(フカフカだ・・・)」ポフポフ


 ユウキ「ねぇ、君アルファルって言うんだったよね?」


 アルファル「ん?うん。そうだけど・・・」


 ユウキ「(神裂さんって、なんであんなすごいズボン履いてるの?)」ヒソヒソ


 アルファル「(魔術的な意味があるらしいけど・・・私から見てもどうかと思う)」

 
 ユウキ「(へぇ〜・・・変わってるね)」
 

 アルファル「(言ってあげないでほしいけど・・・そうとしか思えないよね)」


 アルファル「(冬服はまだマジだよ。見た目はカッコいいから)

 
 神裂「さて・・・まずは・・・」


 神裂「キリトは何か得意なスポーツがありますか?」


 キリト「そう、だな・・・剣道は多少やってたけど、今は・・・」


 神裂「剣道ですか。・・・ふむ・・・」


 アルファル「ユウキは腰に掛けているけど・・・魔術師じゃないよね?」


 ユウキ「うん。その・・・まぁ、現代に生きる剣士って思って」


 神裂「そうですか。お仲間、ですね」クスッ


 ユウキ「あ、そうなるねっ」クスッ
359 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:53:36.79 ID:X0A20iqD0
 神裂「・・・よろしければ、剣を拝見しても?」


 ユウキ「あ、うんっ」スッ

 
 神裂「・・・」ニギッ


 神裂「・・・。・・・中々使い込んで、愛用しているのですね」クスッ


 ユウキ「うん。剣の名前はマクアフィテルって言うの」


 神裂「マクアフィテル・・・」


 神裂「興味深いですね。古代アステカの刀剣と同じ名前です」


 ユウキ「アステカ?」


 キリト「遠い昔に生きてた民族のことだよ」


 神裂「ええ。マヤ文明の剣でもあり、打撃と斬元気に優れた剣と言われています」


 神裂「魔術師にも黒曜石を武器とする者は知っていますが、実物とは中々興味深いですね」


 ユウキ「へ、へぇ・・・(全然わかんない・・・)」


 神裂「・・・お返しします」スッ


 ユウキ「あ、うん」


 キリト「神裂も・・・その長い刀で戦ってたよな」


 神裂「この七天七刀ですか?家重代の霊剣、七天七刀と言います」


 神裂「私が天草式十字凄教と言う宗教の教皇を継いだために譲り受けた刀で、ユウキさんの持つ
    マクアフィテルと同じように愛用しています」
 

 キリト「霊剣って、何か不思議な力があるのか?」
 
 
 神裂「はい。主に七閃と言う、抜刀して瞬時に納刀しその間に七つもの斬撃を繰り出す神速の
    居合いを放てる・・・」


 キリト「おぉ・・・」


 神裂「と、見せかけて本当は刀の鞘内で僅かにズラし、七本の鋼糸で切り裂くと言う技を繰り出せます」


 ユウキ「・・・何かセコい」


 神裂「い、言い方にしてみればそうかもしれませんが使い勝手はいいものなんです」

 
 神裂「ちゃんと抜刀術もありますので」


 神裂「唯閃と言って、独特の呼吸法で魔力を練り上げ、自身の体を人間の限界を超える体に
    組み変えることによって繰り出せる抜刀術です」


 キリト「あ、それはカッコいいな」
360 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:54:25.67 ID:X0A20iqD0
 神裂「ですが体に相当な負担がかかるため短時間しか使用してはならないのです」


 神裂「それに、相手が死んでしまうかもしれませんから大半は博打で勝負が決まることも・・・」

 
 ユウキ「すごそうだね。ゲームでなら中ボス簡単に斬り伏せれそう」


 キリト「だな。割と本気で思う」


 神裂「そうですか」クスッ


 アルファル「話しがそれているけど、キリト。剣術で戦うことにするの?」


 キリト「・・・そうだな。けど・・・昨日見た限りでは、剣タイプの武器は持ってなさそうだったな」


 ユウキ「そうだったね。・・・じゃあ他の武器の扱いになれておかないと」


 神裂「それがよろしいかと。剣道の他に体術で何かやっていることはないのでしょうか?」


 キリト「無いな・・・それに、剣道って言ってもやってたのは10年も前だから・・・」


 キリト「ゲームみたいに簡単に扱うことはできないだろうな・・・」


 神裂「私もカリスになってから少ししかやっていなかった弓道を始めましたし、あなたにも才能が
    あるかもしれませんよ?」


 キリト「それは、神裂は元々から強そうな雰囲気があるし」


 ユウキ「キリト、雰囲気なんて関係ないよ」


 ユウキ「キリトにはキリトなりの強さがきっとあるはず。自分を信じてみなよ」


 キリト「ユウキ・・・」


 神裂「ユウキの言うとおりです。キリト、武道は己の強さを見つけることに意味があるのです」


 キリト「・・・」


 神裂「・・・それを見つけるためにまず・・・変身することが先決です」


 キリト「・・・そうか」


 キリト「外に出て・・・変身、してみるか」


361 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:57:20.66 ID:X0A20iqD0



 -河川敷-

 神裂「ここでなら問題ないでしょう」


 キリト「ああ。じゃあ・・・あれ?」


 ユウキ「どうしたの?」


 キリト「・・・まずい、説明書が無い!?」


 ユウキ「ええぇええ!?」


 神裂「どこかに落としたのですか?それとも忘れてきたのでは・・・」


 香焼「それならこれっすよね」


 キリト「あっ。香焼」

 
 香焼「病院のイスに忘れてたっすよ?気をつけてください」 

 
 キリト「あ、ああ。ごめん」


 キリト「ありがとな」


 香焼「どういたしましてっす。で、今から変身するんっすか?」


 キリト「そう言う事だ」


 香焼「あ、バードウェイさんからの伝言貰ってるっす」


 キリト「何てだ?」

 
 香焼「「おにぃの代わりと言っておきながら、不甲斐なかったら潔く諦めろ」との事っす」


 キリト「・・・そうか」


 ユウキ「キリト・・・ホントに大丈夫?」


 キリト「変身しないことには始らないだろ。・・・さて、最初に・・・」


 キリト「説明書を読むか。キッチリ最後まで・・・」


 ―ペラペラ・・・

 キリト「・・・。・・・よし、わかった」


 アルファル「もう読み終わったの?」


 香焼「早いっすね・・・」
362 :1 [saga]:2019/10/21(月) 15:57:50.57 ID:X0A20iqD0
 キリト「こう言う説明書読むのは早い方だからな」クスッ
 

 キリト「えっと登録した番号で解除すると・・・」


 キリト「番号は・・・これだな。・・・」カチャカチャッ


 神裂「私は準備運動をしておきますね」スタスタ


 ユウキ「あ、ボクも」


 キリト「ああ。・・・」

 


 キリト「・・・よし、解除出来たな。また同じ番号で登録して・・・」


 香焼「手慣れてるっすね」


 キリト「ゲームとかでこう言うの何度もしてるからな、要は慣れだよ」


 香焼「なるほどっす」


 キリト「・・・これで、いいな。設定完了っと」


 キリト「・・・」


 香焼「・・・?。どうかしたっすか?」


 キリト「いや・・・まさか現実でこんな事になるなんて、思ってなかったからさ」


 キリト「仮面ライダーになるなんて、ことも・・・」


 香焼「・・・運命って言うのは、神様が気まぐれでサイコロ振って決めてるんっすかね」クスッ


 キリト「時には神様に抗って勝たないときけないときもあるけどな」


 キリト「サチは特に・・・俺自身が起こしてしまった運命なのかそれともサチ本人の運命なのか・・・」


 香焼「そうっすね」


 キリト「・・・だから、俺はサチの運命を変えるために変身するんだ」スクッ
363 :1 [saga]:2019/10/21(月) 16:53:10.89 ID:X0A20iqD0
 ―カシャンッ

 キリト「・・・ふぅー・・・」


 ―キィィーーンッ
 ―パシッ

 キリト「・・・変身」


 ―キリッ キリッ カポーン
 ―ウィン ウィンッ キャシャーンッ!

 バース(キリト)「・・・出来たな」


 香焼「はいっす」コクリ


 バース(キリト)「・・・気のせいかと思うけど、力がみなぎるな」


 バース(キリト)「アドレナリンが活発になってるからか・・・?」


 香焼「それよりもキリトさん。ちゃんと動けるっすね?」


 バース(キリト)「・・・ああ。大丈夫だ」グッグッ


 香焼「じゃあ女教皇様のところに」


 バース(キリト)「ああ」コクリ


 カリス(神裂)「変身は出来ましたね。では、特訓開始です」


 バース(キリト)「ああ。よろしく」


 カリス(神裂)「それでは最初に・・・自身の技を一通り使ってみましょうか」


 バース(キリト)「そうだな。ユウキ、説明書を見ながら指示してくれるか?」


 ユウキ「うん、わかった」コクリ




 ユウキ「始めるね。バックルの中央にある開いてるカプセルを閉めてから、メダルを1枚入れて
     武器を選んでからハンドルを回すと出せるんだって」

 
 バース(キリト)「これか。これを閉めて・・・次はメダルだな」


 ―カチャリ

 バース(キリト)「おっ、武器の選択が表示された(これで選べるのか)」


 バース(キリト)「・・・これにするか」


 ―キリッ キリッ カポーン

 [DRILL ARM]


 ―ウィンッ ウィンッ ガシャンッ!

 バース(キリト)「おぉっ、すげぇ・・・」
364 :1 [saga]:2019/10/21(月) 16:54:09.40 ID:X0A20iqD0
 カリス(神裂)「その武器を使って私に攻撃をしてみてください」


 バース(キリト)「え?だ、大丈夫なのか?」


 カリス(神裂)「はい。攻撃パターンは多用にあるようですし覚えるのでしたら相手との手合わせで
        覚えるのがいいでしょう」


 バース(キリト)「なるほどな。よしっ・・・」


 ―ゥィィイインッ! ギュルルルルッ!


 バース(キリト)「ぉおおぉとおおおっ!?」


 ―ギュルン! ゥギュンッ! ギュルルッ!

 バース(キリト)「こっ、っ!制御が!なんてっ、パワーだ!」


 香焼「だ、大丈夫っすか!?」


 ユウキ「キリト!踏ん張って!踏ん張らないと制御できないって書いてあるよ!」


 バース(キリト)「わか、ってる!」

 
 ―ダンッ!
 ―ギュルルルルッ!

 バース(キリト)「・・・っと、何て暴れ馬だ・・・」


 バース(キリト)「・・・けど、慣れてきたっ。いくぞっ!」ダッ!


 ―ギュルルルルッ!

 バース(キリト)「ハァアッ!ッタアアッ!」


 カリス(神裂)「遅いです」バシッ!


 バース(キリト)「くっ!」


 カリス(神裂)「一度、それを止めてください」
 

 バース(キリト)「あ、ああ・・・(このグリップにある引き金を離せばいいのか?)」


 ―ギュルルルル・・・

 バース(キリト)「っはぁ・・・」


 カリス(神裂)「やはり武器に体が振り回されています。慣れるためには・・・」


 カリス(神裂)「どうすればいいと思いますか?」


 バース(キリト)「・・・そうだな」


 バース(キリト)「自分に耐えられるくらいの勢いで、近づいてから相手の目の前で一点に集中して攻撃、するとか」


 カリス(神裂)「ふむ・・・」
365 :1 [saga]:2019/10/21(月) 16:57:39.14 ID:X0A20iqD0
 カリス(神裂)「それが自身の出した考えなのですね?」


 バース(キリト)「ああ。・・・違ってるか?」


 カリス(神裂)「いえ。私自身も使い方を熟知してはいないので、そう考え出したのでしたら
        その戦法を使ってみましょう」


 香焼「まぁ、自分のスタイルでやってみるのが一番と思うっすよ」

 
 ユウキ「僕もそう思うよ」


 ユウキ「他にも色々な武器があるみたいだし、どんどん使ってみようよ」


 バース(キリト)「そうだな。じゃあ次は・・・」




 ―ヒュゥゥゥウ〜〜〜〜〜〜・・・
 ―ドッダァァァアアアンッ!

 バース(キリト)「っ〜〜!痛ってぇ〜〜〜!」


 香焼「大丈夫っすか!?」


 バース(キリト)「な、なんとか・・・ALOで飛ぶのとは、やっぱ訳が違うな・・・」


 ユウキ「そりゃそうだよ・・・」


 ユウキ「それに時速300qでいきなり飛ぶんだから、余計に危ないってば」


 バース(キリト)「悪い・・・気を付けるよ」ムクッ


 カリス(神裂)「・・・そのALOでは自由に飛べていたのですか?」


 バース(キリト)「まぁ、ゲームの中だからな」


 バース(キリト)「現実でだと重力があるせいで曲がろうにも体が重くて思うように動けないんだ」


 カリス(神裂)「・・・では、その重力が無いと思いそのALOで飛んでいる感覚を思い出しながら
        もう一度飛行してみましょう」


 バース(キリト)「え?・・・いや、そうやってさっき飛んだのに墜落したんだぞ・・・?」


 香焼「少しずつスピード上げていけばいいと思うっすよ?」


 香焼「300kmも出せるんっすから、重力ある方が意外とうまく行くかと」


 バース(キリト)「・・・そう、か」


 ユウキ「キリト、頑張ってっ」


 バース(キリト)「・・・ああっ」


366 :1 [saga]:2019/10/21(月) 16:58:36.88 ID:X0A20iqD0




 ―ゴォォォオオオッ!

 バース(キリト)「っと、ととっ・・・」


 ユウキ「その調子その調子!」


 香焼「慣れてきたっすか?」


 バース(キリト)「空中停止はな。けど、ここから動くのは・・・」


 カリス(神裂)「バランス感覚が必要とされますので、集中力を切らしてはいけませんよ」


 バース(キリト)「あ、ああっ・・・どっわと!?」


 ―ドシャアッ!

 ユウキ「キリト!」


 バース(キリト)「痛ってぇ・・・」


 ―・・・ゴォォォオオオッ!
 ―ブォオオオッ!プシュウゥウウッ! スタンッ


 サイガ(嬉美)「なってないなァ。飛び方が」


 バース(キリト)「んっ?」ムクッ


 カリス(神裂)「おや?・・・あなたは・・・」


 サイガ(嬉美)「暇潰しに飛んでたら何かぶきっちょに浮かんでるの見つけたもんで」


 サイガ(嬉美)「見てらんねーから、吾が気まぐれに見本を見せてやるよ」


 バース(キリト)「え?」


 サイガ(嬉美)「ま、教えたりはしねェけどな」

 ―ゴォォォオオオッ!



 ユウキ「うわぁっ!?」


 ―ギュォォオオオオオッ!

 バース(キリト)「・・・あんなに加速して飛べるのかよ・・・」


 香焼「確かあの人は、2代目の人でしたっすね」


 バース(キリト)「2代目?」


 カリス(神裂)「ええ。天井社長をご存知でしょうか?その方の妻になるオルソラ=アクィナスが
        初代だったんです」


 ユウキ「へぇ、仮面ライダーって世代交代とかするんだ」
367 :1 [saga]:2019/10/21(月) 16:59:18.61 ID:X0A20iqD0


 
 ―シュゴォォオオオオオオオッ!!

 バース(キリト)「・・・」


 バース(キリト)「(曲がる時は減速して、まっすぐ飛ぶ時は速度を加減無しに上げる・・・)」


 バース(キリト)「・・・そうかっ、メリハリか!」


 ユウキ「メリハリ?」


 バース(キリト)「もう一回飛んでくるよっ」


 ユウキ「う、うん。気を付けて」

 ―ゴォォォオオオッ!!


 
 バース(キリト)「(垂直に打ち上がる時は速度を思いっきり出して!)」


 バース(キリト)「(曲がる時にはっ・・・)」

 ―ギュォオオォオオッ


 バース(キリト)「(それから加速っ!)」

 ―ギュィィイイオオオオオオッ!


 バース(キリト)「オオ!オオォオオオオ!」



 (http://youtu.be/EqSjbBXWYDg)


 バース(キリト)「飛べる・・・!俺は・・・この空を飛べる!」


 サイガ(嬉美)「ほぉーっ?もう慣れたのか。やるなっ」


 ―ギュォオオォオオッ!!
 ―ゴォォォオオオオオッ!!


 バース(キリト)「この感覚だ・・・空を、たった一人、空気を切り裂いて飛ぶ・・・」


 バース(キリト)「自分が光になったみたいだ・・・まるで、銀色の流星みたいに・・・!」

 ―ゴォォォオオオオオオオオオッッ!!


 
 ユウキ「す、すっごーい・・・!」


 香焼「さっきまで浮かんでるのも難しそうだったっすのにね」


 カリス(神裂)「ええ。素晴らしいほどの成長です」


 香焼「兄貴でもこのレベルまではいってないっすよ。まぁ、あんま飛ばないからっすけど」


 カリス(神裂)「・・・2代目も中々、教えるのが上手ですね」クスッ


 
368 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:02:11.09 ID:X0A20iqD0
 ―ゴォォォオオオオオオオッ!!

 バース(キリト)「っ〜〜〜!」


 バース(キリト)「(す、少し速度を緩めるか・・・)」


 ―ゴォォォオオオーーーッ!

 バース(キリト)「はぁ・・・ふぅー・・・」


 サイガ(嬉美)「良い飛行だったな。素直に見直した」


 バース(キリト)「あ、ああ・・・ありがとな」クスッ


 サイガ(嬉美)「礼を言われる筋合いはないんだけどなァ」


 サイガ(嬉美)「ま、頑張れよ」


 バース(キリト)「ああっ」


 サイガ(嬉美)「じゃ、黒いアイツには帰るって伝えておいてくれ」


 ―ギュォォオオオオオッ!!

 バース(キリト)「・・・そろそろ降りるか」

 ―シュゴォォオオオオオオオッ!!




 バース(キリト)「よっ、と。着地も成功だな」


 ユウキ「キリトすごいじゃん!何であんなにもう上手く飛べるの!?」


 バース(キリト)「ま、まぁ、メリハリが大事なことだってわかったんだ」


 バース(キリト)「直進は加速して曲がる時は減速して、また加速するって感じかな」


 香焼「なるほどっす」


 カリス(神裂)「(あの動きを見ただけでそう気づけたのですか・・・大したものです)」クスッ


 黎斗「ハハハハハハハハハッ!キリトォオォ、頑張っているようだね」


 カリス(神裂)・アルファル・香焼「「「」」」ビクッ!


 バース(キリト)「く、黎斗社長?」


 黎斗「クライン君からまた襲われたと聞いて、居ても立っても居られなくなったんだ」


 ユウキ「そ、そうなんだ」


 黎斗「そうとも。・・・君は神裂火織に香焼とアルファルだったね?新作のアフレコに協力してくれて
    改めて感謝するよ」


 カリス(神裂)「い、いえ・・・」


 香焼「お給料弾んでもらえたっすからね」
369 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:03:33.00 ID:X0A20iqD0
 黎斗「ハハハハハッ!それならWin-Winだ。よかったよ」


 バース(キリト)「それで何か用か?」


 黎斗「もちろん。・・・君に差し入れをね」


 バース(キリト)「差し入れ?・・・その、ケースが?」


 黎斗「その通り!」


 黎斗「君にとって・・・最も重要となる物だぁ」


 バース(キリト)「俺に?」


 黎斗「開けてみるといい」スッ


 バース(キリト)「・・・」


 ―ガチャッ ギィ・・・

 バース(キリト)「・・・!?」


 バース(キリト)「こ、これは!?ダークリパルサー!?」


 香焼「おぉー、剣っすか」


 ユウキ「神様社長が作ったの?」


 黎斗「その通りぃ・・・ALOで知り合った鍛治屋の少女から聞いたので実体化させてみたのだ」


 バース(キリト)「それってリズ、リズベットか?」


 黎斗「そうとも。ダークリパルサーがどのような素材で作られていたのか聞き、代用ではあるが
    学園都市製として蘇ったのだぁ!」


 バース(キリト)「・・・すごいな」


 ユウキ「え?社長も仮想世界に行ったりするの?」


 黎斗「ああ。そうだとも」


 バース(キリト)「本当に何でもありだな、アンタは・・・」


 黎斗「残念な事にエリュシデータの製作は間に合わなくてね。すまない」

 
 バース(キリト)「いや・・・これだけでも十分戦えるはずだ」


 バース(キリト)「ありがとな、社長」


 黎斗「フハハハハハハハッ!神の恵みを、ありがたく受け取ってもらえて結構だぁ」


 ユウキ「神様社長ホントすごいね」


 黎斗「お誉めいただいて嬉しい限りだ」ニコリ


 黎斗「事態が無事に収拾した時にはALOで、また釣りでもしよう」

 
 バース(キリト)「ああ、必ずな」
370 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:04:43.83 ID:X0A20iqD0


 香焼「(何の話ししてるんっすかね・・・)」


 カリス(神裂)「(さぁ・・・)」



 黎斗「では、これで失礼するとしよう。キリト君、くれぐれも怪我で済まないようにするのだよ」


 バース(キリト)「ああ。ところで、リズには俺の事話したか?」


 黎斗「余計な心配はさせないでおこうと思って、言っていないよ」


 黎斗「クライン君にもそう伝えてある」


 バース(キリト)「そうか・・・悪いな。終わったらちゃんと説明するよ」


 黎斗「そうしたまえ」


 バース(キリト)「・・・よしっ。神裂、特訓に戻ろう」


 カリス(神裂)「はい。わかりました」コクリ




 [CATERPILLAR LEG]

 ―ウィンッ ウィンッ ガシャンッ!

 バース(キリト)「キャタピラレッグってまんまだったんだな」


 ユウキ「脳波を受け取って動けるんだって。後、前傾姿勢になれば速度が上がる仕組みに
     なってるみたい」


 バース(キリト)「わかった。やってみるよ」



 ―キュララララッ!

 バース(キリト)「よっ・・・と!」


 ―ギュルギュルギュルルルッ!

 バース(キリト)「なんだ、これは意外と簡単だなっ」


 カリス(神裂)「キリト。そのまま次の武器も装備して、使ってみてください」


 バース(キリト)「ああっ!やってみるっ!」


 ―キリッ キリッ カポーン

 [CLEAN ARM]

 ―ウィンッ ウィンッ ガシャンッ!

 バース(キリト)「ユウキ!これは!?」


 ユウキ「えっとえっと・・・あっ。これだ」


 ユウキ「フックを射出して敵を引き寄せたり、対象物を吊り上げる事が出来るんだって!」
371 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:06:25.31 ID:X0A20iqD0
 カリス(神裂)「では、キリト。私を対象として捕まえてみてください」


 カリス(神裂)「腕でも足でも構いませんので、肢体のどこかを掴むことが出来れば合格とします」


 バース(キリト)「よしっ!」


 ―キュララララッ!!

 バース(キリト)「せーのっ!」


 ―ギュンッ!! ヒュルルルルッ!

 カリス(神裂)「フッ・・・」

 ―ガギンッ!


 バース(キリト)「(やっぱりそう簡単に上手いはいかないか・・・)」


 バース(キリト)「(けど、逆にそう簡単には諦めないぜっ)」


 ―キュララララッ!
 
 カリス(神裂)「(次はどう出ますか・・・?)」ザッ


 バース(キリト)「(先回りしてっ!)」

 ―ギュルギュルギュルルルッ!


 バース(キリト)「ウオォオオッ!」

 ―ギュンッ!!


 カリス(神裂)「(右に避ければ)」スッ


 バース(キリト)「今だっ・・・!」


 ―ククンッ
 ―ヒュルルルルッ!

 カリス(神裂)「!?」


 ―グルルッ ビシィッ!

 バース(キリト)「よっしゃあ!」



 香焼「マジっすか!?」


 ユウキ「おぉ〜〜っ!」



 カリス(神裂)「・・・やりますね」クスッ


 バース(キリト)「へへっ・・・これで合格か?」


 カリス(神裂)「ええ。ですが」グイッ!


 バース(キリト)「うおっ、?」

 ―ドサッ!

 カリス(神裂)「慢心、油断大敵です」


 バース(キリト)「き、肝に命じておきます・・・」
372 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:07:36.06 ID:X0A20iqD0
 カリス(神裂)「相手は不意打ちで上条当麻を仕留めたのですから用心はするように」


 バース(キリト)「・・・ああ、その通りだな」スクッ


 カリス(神裂)「はい」コクリ


 香焼「でもある程度の武器は使えるようになったっすね」


 ユウキ「神様社長から貰ったダークリパルサーも試してみる?」


 バース(キリト)「そうだな。・・・じゃあ、ユウキに相手を頼もうかな」

 
 ユウキ「え?ボクに?神裂さんじゃなくて?」


 バース(キリト)「久しぶりに剣を交えてみようぜ?」


 ユウキ「あ、そう言うことか。・・・でも、神裂さんはいいの?」


 カリス(神裂)「もちろんです。寧ろあなた方の剣術をこの目で見てみたいと思いまして」


 香焼「自分も見てみたいっす」
 

 ユウキ「そっか。・・・じゃあ、キリト。久しぶりにお願いするねっ」ニコリ


 バース(キリト)「ああっ」コクリ



 ユウキ「勝敗はどうする?パラメーターがないからデュエルみたいに出来ないけど・・・」


 バース(キリト)「そうだな・・・」


 バース(キリト)「じゃ、シンプルなルールで。攻撃を一つでも当てれば勝ちって言うのはどうだ?」
 

 ユウキ「いいよ。それで決まりっ」


 カリス(神裂)「では審判は私が努めましょう」


 バース(キリト)「ああ、頼むぞ。神様」


 カリス(神裂)「ええ」コクリ




 カリス(神裂)「では・・・始めっ!」


 ユウキ「ッ!」


 ユウキは先手必勝とばかりにバースにマクアフィテルで突きの攻撃に出る。
 香焼は思ってもみなかったユウキの素早い動きと攻撃に目を見開く。

 カリス(神裂)「(速い・・・)」




 バース(キリト)「っと!」

 バースは体を回転させてマクアフィテルの刃が当たらないよう攻撃を回避し、一度ユウキから離れ
 体勢を建て直す。
373 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:09:24.30 ID:X0A20iqD0
 バース(キリト)「・・・やっぱり絶剣の腕は健在のままだな」


 ユウキ「ありがとう」クスッ


 ユウキ「そう言うキリトもさっきの避けれるんだ?」クスッ


 バース(キリト)「バースのおかげだからなっ」


 バースはダークリパルサーを構えてユウキに斬りかかる。
 先程の攻撃を見て、あまり本気でやると大怪我をすると思っていたのか、その考えを一切感じる事の
 ない斬撃でユウキに攻め込んでいく。


 ユウキ「っ!(そうこなくっちゃ!)」


 バース(キリト)「(三度目の正直だ、ユウキっ!)」


 ユウキがダークリパルサーを弾くと、二人は同時にお互いから離れる。
 

 ―ギィィインッ! ガギィイッ!

 バースバトル(http://youtu.be/nlt57s5OtyM)

 肩をぶつける勢いで接近し、お互いに剣で防ぎ合う。
 一歩も譲らない攻防。足場の土が踵で小さく盛り上がり、そのままバースとユウキは動かなくなる。
 
 ユウキ「ハァッ!ハァッ!」


 互角に見えている戦いだが、ユウキは顔から吹き出す汗を拭き取ることも出来ず徐々に体力が削られていく。
 荒く息を吐いているのを見てバースはユウキの体力の低下に気づいていた


 バース(キリト)「(ここから攻めるっ!)」


 バースは一歩下がってマクアフィテルを弾くとタックルでユウキを跳ね退けた。
 そしてダークリパルサーを下から上へ斜めに斬撃を繰り出し、回避されると今度は
 反対に上から下へダークリパルサーを降り下ろす。

 ユウキ「くっ!」


 だがユウキも負けじとマクアフィテルを構え直してダークリパルサーを受け止める。


 
 カリス(神裂)「・・・」


 カリス(神裂)「(何と言う、素晴らしい戦いでしょう・・・)」


 カリス(神裂)「(剣士とはわかっていましたが、どうやら侮っていましたね)」


 カリス(神裂)「(彼女は間違いなく・・・最強の剣士です)」


 ユウキ「ッッ!」

 マクアフィテルを引き離して後ろへ何mかユウキは下がる。少しフラつきながらもユウキは体勢を持ち直し、構えた。


 ユウキ「(そろそろ限界かな・・・はははっ、これが本当の疲れなんだ・・・)」


 バース(キリト)「(ユウキ・・・これで決めるッ!)」
374 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:10:39.69 ID:X0A20iqD0
 ダークリパルサーを両手で握りながら構えてバースはユウキへ接近していく。
 ユウキは目を瞑ったまま呼吸を整えている。

 ユウキ「(何だか・・・心地よく感じる・・・)」


 バース(キリト)「ハァァアアッ!!」


 ユウキ「(けど、負ける気は・・・微塵も無いよッ!)」


 降り下ろされてきたダークリパルサーをユウキは体をスルリと捻らせて紙一重で斬撃を回避、そこから
 両足を浮かせた状態で片手を地面につきローキックを繰り出した。


 バース(キリト)「ぐっ!?」


 バースは腹部に感じる鈍痛に仮面越しに顔を歪めた。
 ユウキは体を回転させて立ち上がるとマクアフィテルを天に向かって降り翳す。

 バース(キリト)「ッ!」


 ユウキ「テァァァアッ!!」
 
 ―ガギィイッ!

 ダークリパルサーで防ごうとバースは動くがそれより速くマクアフィテルをユウキは振るい、バースを
 斬りつけた。
 かに思えたが、バースとユウキの間にカリスが立って七天七刀でマクアフィテルを防いでいる
 
 カリス(神裂)「勝負ありです」


 ユウキ「・・・は、はいっ」ササッ


 バース(キリト)「っ、はぁ〜〜〜・・・また負けたな」


 ユウキ「けど、今度ばかりはボクも負けるかと思ったよ」クスッ


 バース(キリト)「ご謙遜を」クスッ


 ユウキ「け、謙遜じゃないよっ」


 バース(キリト)「はははっ」


 カリス(神裂)「・・・貴女もライダーになってみては?」


 ユウキ「え?えぇ、か、仮面ライダーにかぁ・・・」


 バース(キリト)「良いんじゃないか?絶対強いライダーになれるぞ?」

 
 ユウキ「んん〜〜〜・・・ボ、ボクはこのままでいいかな・・・」


 ユウキ「変身するのは確かにカッコいいけど・・・」


 カリス(神裂)「そうですか。いえ、貴女がそう思うのでしたらそれで良いのです」


 ユウキ「う、うん・・・(けど、やっぱり何か・・・)」


 香焼「すぐにじゃなくてもいいっすよ。考えて力が欲しくなってからが良いと思うっすから」

 
 カリス(神裂)「五和にその時は相談してみるといいですよ。後は舞夏様でしょうか」


 ユウキ「わ、わかった」コクリ
375 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:11:58.17 ID:X0A20iqD0
 [SPIRIT]

 神裂「ここまでにしましょう。疲労が溜まってはいざと言う時に命取りとなりますから」


 バース(キリト)「そうだな。えっと・・・ユウキ」


 ユウキ「あ、えっと・・・変身を解除するときはメダルを横から引き抜けばいいよ」


 バース(キリト)「わかった」

 ―チャイン
 ―キュリリリリ・・・

 キリト「はぁ・・・」タラー、ポタポタ


 ユウキ「わっ。キリト、すごい汗かいてるよ?」


 キリト「あ、ああ・・・アドレナリン溢れまくってたからだろうな」フー


 美琴「あ、キリト。ここで特訓してたの」ボロボロ


 香焼「あ、美琴さ・・・何やったんっすか五和」


 五和「うっぅぅ・・・」ボロボロ


 神裂「五和までボロボロではないですか・・・」


 キリト「(どれだけ壮絶だったんだ・・・)」


 美琴「五和、まず着替えくれない?」


 五和「え?い、いや、私替えの服を持ってないので・・・」


 美琴「買ってきて」


 五和「・・・じ、自腹で・・・?」


 美琴「他に何か?」


 五和「あうぅ・・・」トボトボ


 美琴「まっっったく・・・」フンス


 香焼「よくもまぁ、暴走状態の五和を止めることできたっすね」


 美琴「あの子言っても言っても聞かないから死闘だったわよ。ホント・・・死ぬかと思った」 


 神裂「私も時折、五和と模擬戦しますがライダーだと中々勝てませんからね」


 神裂「ましてや殺気がすごかったでしょう・・・」


 美琴「うん。・・・ところで、アルファルは?」


 神裂「アルファルですか?アルファルは・・・あそこで寝ています」



 アルファル「zzz」スピー



 美琴「あっ・・・(可愛い・・・/)」キュン
376 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:14:24.96 ID:X0A20iqD0
 キリト「ユウキ、ありがとな。本気で付き合ってくれて」

 
 ユウキ「ううん。他でもないキリトの頼みだもん」ニコリ

 
 美琴「」ソロソロ


 美琴「・・・」ジーッ


 アルファル「zzz・・・」スヤスヤ


 美琴「・・・」ナデナデ・・・


 アルファル「ふにゃ・・・んー・・・」スヤスヤ


 美琴「///」キュンキュンッ


 神裂「・・・」クスッ


 キリト「可愛いな・・・」クスッ


 ユウキ「ねー」クスッ


 香焼「美琴さんって結構、小動物に避けられてたりするっすけど最近は少なくなったっすね」

 
 美琴「ま、まぁ、これのおかげ」スッ

 
 キリト「テープ?」


 美琴「絶縁テープ。100%電気を吸収する優れもの」


 香焼「あ、なるほど。・・・って「超電磁砲」でも吸収出来るんっすか?」


 美琴「まさか。試したらちゃんと燃えたよ」フフン


 キリト「それはそれでどうなんだ・・・」タラー


 神裂「御坂美琴、これからどこかへ行きますか?」


 美琴「特には何も・・・自分の家に戻って少し休もうかなって・・・」


 美琴「まぁ、自販機でジュースでも買ってから」


 神裂「そうですか」


 美琴「キリトは特訓してたんだっけ?どうなの、調子は?」


 キリト「まぁ・・・大体の感覚は掴めた感じかな」


 ユウキ「でも私が勝っちゃったけどね」エッヘン


 キリト「そうだな・・・ははは・・・」
377 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:21:31.02 ID:X0A20iqD0
 美琴「え?・・・アンタ、もしかして仮面ライダーなの?」


 ユウキ「違うよ?」


 神裂「生身で純粋な剣術を用いて、なりたてとは言えライダーに勝てるほどの素晴らしい戦いでした」


 神裂「(どことなくアルファルと雰囲気が似ていて、それが私は少し気になりますね)」

 
 美琴「へぇー・・・アンタ強いのね」


 ユウキ「いやー、それほどでもー/」テレテレ


 香焼「女教皇様や剣を扱う人以外で、ここまで優れた剣の使い手は見た事ないっすよ」


 美琴「そこまで言うか・・・」


 キリト「元々のスペックをここまで再現した社長、恐るべしだな」


 ユウキ「ホントだね。現実世界でもここまで動けるなんて・・・」


 ユウキ「自分でも信じられないよ」クスッ


 キリト「でも、これは3度目だな・・・正直悔しいけど、やっぱりユウキは強いな」クスッ


 ユウキ「えっへへ〜♪」


 五和「あ、あのー・・・美琴さん、購入してきました」


 美琴「あ、ご苦労様」



 
 美琴@半袖パーカー+花柄ショートパンツ「・・・」


 五和「ど、どうでしょう?」


 美琴「・・・まぁ、許してあげる(普通過ぎな感じだけど・・・)」


 五和「よかった・・・」ホッ


 ユウキ「・・・」ジーッ


 神裂「・・・?。ユウキ、どうかしましたか?」


 ユウキ「神裂さんの胸って何でそんなに大きいの?」


 神裂「はい?」


 ユウキ「ボク、もうちょっと大きくしたいなぁって思って。コツとかないの?」


 神裂「い、いえ、これは・・・」アセアセ


 ユウキ「」ワクワク
378 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:23:21.35 ID:X0A20iqD0
 神裂「・・・ま、まず自然と大きくなったものですから、コツはわかりません・・・」


 ユウキ「えぇー?そうなの?」


 神裂「は、はい」

 
 ユウキ「むぅ、そっかー・・・」


 神裂「い、五和に聞いてみては?」


 神裂「彼女も中々かと・・・」


 ユウキ「五和・・・あの子か・・・」ジーッ




 美琴「何かさっきサンドリヨンからメールでバードウェイが暴走しそうだから助けてってメールが
    来たんだけど・・・」


 香焼「えぇ・・・ちょっと前に会ったときは平気そうだったのに・・・」


 美琴「どこかの誰かさんと同じねー」チラッ


 五和「うぅ・・・」


 キリト「ま、まぁまぁ御坂。もう許してあげなって」クスッ


 美琴「はいはい」ヤレヤレ


 五和「」ホッ


 ユウキ「五和ちゃん」


 五和「え?あ、は、はい・・・?」


 ユウキ「どうやったらそんなに胸が大きくなれるの?」


 美琴「」ピクッ


 五和「え、えー・・・よ、よく食べて、よく運動、でしょうか・・・」


 ユウキ「ふむふむ。なるほど」


 五和「私の場合は・・・いつか出来る、好きな人のためにそうして、食べてたら
    こんな風になりました」


 ユウキ「すごいね。で、付き合ってるんだよね?」


 五和「はい・・・///」カァァ

 
 ユウキ「あ。噂で聞いたことあるんたけど、好きな人に毎日胸を揉んでもらうと大きくなるって
     聞いたことがあるよ?」

 
 五和「そ、それはちょっとしか効果があるだけですよ・・・」


 美琴「それに科学的に根拠がないわよ」


 ユウキ「あ、そうなんだ」
379 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:23:57.09 ID:X0A20iqD0
 美琴「揉んで乳腺が刺激されたら大一時的に大きくなるだけだから」


 美琴「女性ホルモンが分泌されるからって言うのもあるけど」


 ユウキ「じゃあ、意味無いのかぁ」


 美琴「(あーでも、あいつと、その・・・さ、誘うための口実にはなりそうかな//)」


 ユウキ「キリト、アスナはどうなの?」


 キリト「えっ?いやいやいや俺は知らないぞ?」アセアセ


 神裂「・・・(ふむ・・・そう言うことが・・・)」


 神裂「(では海之さんに・・・い、いや、しかし・・・///)」




 五和「あ、あの。服を買ってくるついでにジュースも買いましたので、よかったらどうぞ」


 美琴「あっ、気が利くわね。サンキュ・・・って」

 
 五和「皆さんの分もありますから、どうぞ」


 キリト「ああ、ありがとな」


 ユウキ「いただきまーす♪」


 香焼「じ、自分はこれでっ」アセアセ


 五和「(私も自分の分を・・・)」


 ―カシュッ 
 ―ゴクゴクッ


 キリト・ユウキ・五和「「「」」」ブフゥーー!


 美琴・香焼「「(あ、危なかった・・・)」」ホッ


 キリト「な、んだ、これ」ヒリヒリ


 ユウキ「んー・・・刺激的。こんな味初めて感じた」ピリピリ


 五和「苦いれす・・・」


 美琴「キリトはハバネロパイナップルジュースでユウキはフィジョアサイダー青汁ね」


 香焼「五和はガラナ青汁っすね」


380 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:25:01.59 ID:X0A20iqD0
 神裂「・・・///」ブツブツ


 アルファル「・・・んー・・・」パチッ,ムクッ


 神裂「・・・///」ブツブツ


 アルファル「・・・火織?顔がものすごい赤いよ?」


 神裂「・・・え?あっ、アルファル//お、起きましたか//」アセアセ


 アルファル「熱でもあるの?」


 神裂「いっ、いえ、大丈夫です//」アセアセ


 アルファル「本当に?」


 神裂「///」コクコクッ


 アルファル「・・・それなら、いいけど・・・」


 


 -第七病院-

 直葉「・・・」


 バードウェイ「・・・」


 上条「・・・」コーホォー


 蜜蟻「・・・」


 食蜂「・・・」


 吹寄「・・・」


 直葉「(どうしよう。逃げられない)」ガタガタ


 食蜂「・・・やっぱり当麻くんはモテるわねぇ」ニコリ


 蜜蟻「そうねえ。でも、ほぼ初対面の子にまで手を出すなんてえ・・・」


 吹寄「い、今ここでこいつにお灸をすえてやるわ!」


 バードウェイ「落ち着け制理。おにぃを責める道理は無いはずだ」


 バードウェイ「・・・な?」ニコリ


 直葉「」ビクッ!


 食蜂「ふふふっ・・・怖がってるのかしらぁ?」ニコニコ


 直葉「そ、そんなことあ、ああ、ありませんよ・・・」ダラダラ


 直葉「(こ、ここで怯んじゃダメっ。乙女が廃るじゃないのっ・・・!)」
381 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:25:49.62 ID:X0A20iqD0
 上条「・・・」コーホォー


 吹寄「・・・当麻、まだ起きる気配はないわね」


 蜜蟻「先生も言ってたでしょお?1週間は絶対安静だってえ」


 バードウェイ「まぁ、多分3日後くらいには起きると思うけど・・・」


 食蜂「あり得るわねぇ」クスッ


 直葉「み、皆さん、本当に上条さんのことが好きなんですね・・・」


 吹寄・食蜂・バードウェイ「「「」」」ギロッ


 直葉「ぴっ・・・!?」ガタガタ


 蜜蟻「貴女もお・・・」ススッ


 直葉「え?え?」ダラダラ


 蜜蟻「このデカ乳でえ誘惑したんでしょお?」ツンツンッ


 直葉「ひにゃんっ!?//ち、違いますよぉ!///」アセアセ


 蜜蟻「そう・・・(まぁ、当麻クンの所業のせいなんだけれどお)」クスッ


 バードウェイ「・・・直葉。聞くのも野暮だが・・・本当におにぃに惚れたんだな?」


 直葉「っ・・・///」


 吹寄「それはつまり、戦場に飛び込むに等しいと言うことよ」


 食蜂「真面目にそうなのよねぇ」


 バードウェイ「・・・引くなら今の内だが?」


 直葉「・・・」


 蜜蟻「・・・まあ、引いたらガッカリよねえ。そこまでの思いしかなかったって事になるしい」


 直葉「っ」


 直葉「・・・私は・・・」


 直葉「好きですっ。・・・と、当麻、さんのことがっ///」


 バードウェイ「・・・」


 食蜂「・・・そう」
382 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:26:26.57 ID:X0A20iqD0
 直葉「皆さんみたいに強くもないです・・・」


 直葉「剣道の腕だって役に立たないと思います・・・だけど」


 直葉「当麻さんを守りますっ」


 蜜蟻「・・・」


 吹寄「・・・その言葉、嘘じゃないのね?」


 直葉「はいっ」コクリッ


 吹寄「・・・本気、なのか・・・なら、大丈夫そうね」クスッ


 バードウェイ「ちぇっ。ローテーションの回数が増えてしまうな・・・」ムスッ


 蜜蟻「まあまあ、その分当麻さんとのお楽しみが増すって事じゃなあい」クスッ


 食蜂「それにいバードウェイさんは当麻さんとずっと居るんだからあ」


 バードウェイ「むぅ」


 直葉「・・・え、えっと、あの・・・」


 食蜂「楽しくなるのはこれからだゾ☆」


 蜜蟻「残念だけどお、直葉さんの順番は最後になるわあ」

 
 直葉「は、はぁ・・・」


 バードウェイ「ま、まだおにぃに告白すらしてないからな。頑張れよ」


 直葉「こ、告白・・・///」


 蜜蟻「その通りねえ」


 吹寄「いい?当麻がもし、いやいや上条さんなんかよりもって言った瞬間にこう言いなさい」


 直葉「な、なんて?」


 吹寄「あなたしか、私には居ません!って強く言うこと!」


 食蜂「押しが肝心よぉ」


 直葉「押し・・・は、はい。わかりました」


 バードウェイ「ちなみに聞くが、直葉」


 直葉「は、はい?」


 バードウェイ「敬語じゃ無くていい。質問することがあるんだが・・・」


 バードウェイ「何カップなんだ?」


 直葉「え?え!?///」


 蜜蟻「Fなのねえ。やっぱりそうだと思ったわあ」
383 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:30:08.01 ID:X0A20iqD0
 直葉「!?(な、なんで・・・!?//)」

 
 食蜂「ふーん・・・」


 吹寄「ふむ・・・」


 バードウェイ「なんでそんなデカイんだ?」


 直葉「だ、だからっ///」


 直葉「・・・け、けど、食蜂さんと吹寄さんも立派ですよね!?///」


 吹寄「え?」


 食蜂「ふふーん♪当然なんだゾ☆」


 食蜂「当麻くんのためだけに努力したんだからぁ♡」

 
 直葉「そ、そうですか・・・」


 バードウェイ「私も豆乳飲んでなんとかしたいんだが・・・うーむ」


 蜜蟻「まあ、ゆっくり焦らずよお」


 吹寄「胸が大きくても利点はあまりね・・・」

 
 吹寄「ブラのお金もかかるし、何より重くて肩凝るわよ?」


 バードウェイ「おにぃ誘惑すると言う手が手に入るなら構わない」


 バードウェイ「それにお金は問題ない。私を組織のボスと言うのは忘れていないか?」クスッ


 吹寄「はぁー・・・」


 食蜂「関係ないかもしれないけどぉ、胸には鶏の唐揚げが良いって聞いたわぁ」


 バードウェイ「鶏の唐揚げか」


 蜜蟻「そんなの眉唾よお」


 蜜蟻「食蜂さんみたいになりたくてえ、唐揚げ食べてたけどお・・・効かなかったしい」


 食蜂「ん〜?私みたいにい?」キョトン  


 蜜蟻「・・・何かあ?」


 食蜂「・・・別にぃ」ニッコリ


 蜜蟻「」イラァ


 吹寄「ムサシノ牛乳が良いって聞いた事もあるわ」


 バードウェイ「いや、私は豆乳で貫く!」フンス
384 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:31:30.57 ID:X0A20iqD0
 直葉「豆乳かぁ・・・まぁ、健康には良さそうだね」


 直葉「あとムサシノ牛乳って?」


 吹寄「まぁ、牛乳よ」


 蜜蟻「スーパーでも売ってる普通のねえ」


 直葉「あ、そうですか・・・」


 ―コンコンッ

 冥土帰し「失礼するよ?」


 吹寄「あっ、先生」


 冥土帰し「そろそろ面会時間はこれで終了とするから、退室してもらえるかな?」


 食蜂「あらぁ、そう・・・わかったわぁ」

 
 バードウェイ「・・・直葉。お前はホテルに泊ってるんだったな?」


 直葉「うん、そうだよ?」


 バードウェイ「なら・・・今日はウチに泊まってかないか?」


 直葉「え?・・・そ、それって当麻、さんの家に・・・ってこと・・・?//」


 バードウェイ「まぁ、そうなるな」


 直葉「け、けど、どうして・・・?//」


 バードウェイ「親交を深めようと思って」


 バードウェイ「あと、直葉は新しいおにぃの彼女になるんだから・・・おにぃの暮らしとか
        好きなものを知ってもらおうと思ったんだ」


 直葉「そ、そうなの・・・」


 バードウェイ「・・・それだけ、じゃダメ?」ウルウル


 直葉「」ズキューン!


 食蜂「(出たぁ・・・レイヴィニアさんの上目遣い攻撃)」


 食蜂「(一撃必殺の攻撃で私もやられたときはアイス買わされたわぁ・・・)」


 直葉「う、うんっ//いいよ//」ニコリ


 バードウェイ「そっか。よかった」ニコ


 食蜂・蜜蟻「「・・・っ!!」」ピコーン
 

 吹寄「(当麻の家に・・・お泊まり・・・)」
385 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:32:07.46 ID:X0A20iqD0
 食蜂「レイヴィニアさん!」


 蜜蟻「レイヴィニアちゃんっ!」


 吹寄「レ、レイッ!」


 バードウェイ「ん?ど、どうした?」


 吹寄・食蜂・蜜蟻「「「私も泊めさせて(ぇ)(え!)」」」


 バードウェイ「・・・いや、無理だ。部屋が狭くなりすぎる」


 食蜂「インデックスさんと香焼君はぁ、ホテルに泊まってもらうわぁ」


 吹寄「色々犯人の対策も立てないといけないから、ね!」


 吹寄「私も行く義務があるわっ」


 バードウェイ「・・・まぁ、そういう事なら・・・」


 食蜂・蜜蟻「「」」グッ


 吹寄「」ホッ


 冥土帰し「・・・そろそろいいかな?」


 蜜蟻「あ、ごめんなさあい。先生」


 食蜂「それじゃぁ・・・当麻君の事ぉ、お願いしまぁす」


 ―ガラガラッ パタンッ

 吹寄「・・・」ピタッ


 吹寄「・・・」クルッ、スタスタ・・・


 冥土帰し「・・・どうかしたのかな?」


 吹寄「あ、その・・・。・・・あの、先生あれは」スッ


 冥土帰し「?」クルッ


 ―ちゅっ・・・

 吹寄「・・・///」


 吹寄「あ、ご、ごめんなさい//気のせいでした、それじゃ・・・っ//」トタタッ


 ―ガラガラッ パタン

 上条「・・・」コーホォー


 冥土帰し「・・・モテる男はとても大変だね?」 


 上条「・・・」クスッ


386 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:32:39.17 ID:X0A20iqD0



 サンドリヨン【私も泊まる】

 
 バードウェイ「もう予約でいっぱいだ。また今度にしてくれ」


 雲川「それは無いと思うんだけど?」


 アリサ「ま、まぁまぁ。雲川先輩、サンドリヨンちゃん、今は大変な事態なんですし・・・」


 バードウェイ「アリ姉の言うとおりだ」


 サンドリヨン【・・・はぁ、仕方ないわね・・・】


 雲川「そうだな(ま、私はここで寝泊まりすることにするんだけど)」


 雲川「今回はアリサの言う事に免じて大人しく(当麻の寝顔を独り占めして)帰る(とは言わない)けど」

 
 アスナ「あ、私・・・キリトくんの様子を見に行ってきますね」 


 食蜂「そうしてくるといいわぁ」


 詩乃「私も行っていい?アスナ」


 アスナ「うんっ」


 詩乃「今、どこに居るって?」

 
 アスナ「河川敷の方で特訓して、今公園で休んでるんだって」


 アスナ「飲み物でも差し入れに買ってきてあげよっか」


 詩乃「そうね。じゃあ、あそこのコンビニで・・・」

387 :1 [saga]:2019/10/21(月) 17:33:42.29 ID:X0A20iqD0
 -コンビニ-

 詩乃「ねぇ、アスナ」


 アスナ「ん?」


 詩乃「サチが、正気に戻ったら・・・友達になれそうだと思う?」


 アスナ「・・・」


 詩乃「操られてたからって理由で許せる理由はある。けど・・・」


 詩乃「サチ自身がどう思うか・・・それはわからないでしょ・・・」


 アスナ「・・・そう、だね・・・」


 アスナ「でも・・・キリトくんはあの子の事を助けてあげたいって思ってる」


 アスナ「だから私も・・・キリトくんのために尽くしたい」


 詩乃「・・・つまり友達になれるって信じてるってこと?」


 アスナ「うんっ」

 
 詩乃「・・・わかった。じゃあ私もそう信じる」


 アスナ「シノン・・・」


 詩乃「私も協力する。仲間でしょ?」クスッ


 詩乃「キリトには返しきれないくらいの恩があるから、私なりのお礼でね」


 アスナ「・・・ありがとう、シノン」ニコリ


 詩乃「うん」クスッ

 
 アスナ「じゃあキリトくん達のところに行こっか」


 詩乃「そうね」

 ―トンッ

 アスナ「あっ、ごめんなさい」


 「・・・ってぇーなぁ。どこ見てんだよ」


 アスナ「ご、ごめんなさい」


 「おいおいおいおい、可愛いお嬢さん。ぶつかった詫び、どうしてくれるんだ?」


 詩乃「詫び?ふざけたこと言わないで」


 「あ?」


 詩乃「さっきのはそっちからわざとらしくぶつかって来てたの、見てたんだから」
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