安価とコンマでダンガンロンパ【オリロンパ】

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407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 16:55:26.31 ID:ELhMlP8DO
3
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 16:55:41.49 ID:da1Kebqu0
1
409 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:18:32.92 ID:pb0g3ZerO
3選択


九十九(……呼んでしまおうかな)

九十九「おーい、幸村さーん!」

鉄「つ、九十九殿!?」

九十九「いや、こういうのは絶対自分で謝った方が良いからさ。幸村さんを呼ぶ事にしたんだ。面倒だし」

鉄「さ、最後が本音で御座るな!?」

幸村「どうしたの、九十九クン?」

九十九「なんか、鉄クンが言いたい事があるらしいんだ」

九十九「ほら、鉄クン……」



九十九「…………あれ?」

九十九(いない……! 一体いつの間に……!?)

九十九「……ごめん、どこかに行っちゃったみたいだ」

幸村「ははは……鉄クン、怖がりだもんね。九十九クンの大声でビックリしちゃったのかな」

九十九(そこじゃないと思うけど……まぁいいや)

九十九「……もし鉄クンに会ったら、話を聞いてあげてね」

幸村「うん、分かったよ。それじゃあね!」



……バサッ!!

鉄「……幸村殿、行ったで御座るな!」

九十九「鉄クン……またいつの間に現れて……」

鉄「ふっふっふっ……隠れ身の術で御座る! 学園の壁と同化したので御座るよ!」

九十九「そんなところで【超高校級の忍者】の才能を使わないでよ!」

九十九「……今度幸村さんにあったら、絶対自分で話してよ」ゴゴゴ……

鉄「わ……分かったで御座るよ! 怖いで御座る、九十九殿!」


【幸村凪の好感度が少し上がりました!】

【鉄疾風の好感度が上がりました!】
410 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:25:12.80 ID:pb0g3ZerO
【通信簿イベント1(幸村凪編)】

九十九「幸村さんは……【超高校級の幸運】だったよね?」

幸村「はは……一応ね。でも、大して幸運なんかじゃないよ」

幸村「本当に普通の高校生と変わらないからさ……皆と一緒にいるの、少しだけ気後れするんだよね」

九十九「そんな事は……」

幸村「……私はタダの抽選枠だけどさ。私以外の【超高校級の幸運】には、自分の幸運と不運を操れる人がいるんだって」

九十九「運を……操る?」

幸村「そう。例えば……絶対に自分が引きたいクジが引けるとか、一発だけ弾を抜いたロシアンルーレットで生き残るとか……」

九十九「そ、そんなの……あり得るの……?」

九十九(幸運を操るなんて……人間じゃないよ……)

幸村「もしかしたら、そうかもしれない。けど……本当にいるとしたら……」

幸村「そういう人こそ、本物の【超高校級の幸運】なんじゃないかな」



【幸村凪の通信簿を一枚獲得しました!】

『自分に【幸運】の才能は無く、普通の高校生と何にも変わらないと語る彼女。彼女曰く、希望ヶ峰学園には、自らの幸運と不運を自在に操る“本物の【超高校級の幸運】”がいるらしい……。』
411 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:32:46.11 ID:pb0g3ZerO
【交流イベント2】

蒼井「……おい」

九十九「あれ……蒼井クン?」

九十九(ボクが暇潰しに図書室をウロウロしていると、蒼井クンが話しかけてきた)

蒼井「……さっきのは、感心しない」

九十九「……さっきの?」

蒼井「……食堂の件だ」

九十九(食堂……人形の事かな?)

蒼井「……ああいうのは、良くない」

蒼井「……死者を引きずっても、何も良い事は無いんだ」

蒼井「……貴様は生きている。生きている人間が、死んだ人間の事ばかり考えていても仕方が無い」

蒼井「……苦しいだけだ」

九十九(……蒼井クン?)

九十九(何か……どことなく含みがあるような……)
412 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:36:08.82 ID:pb0g3ZerO
蒼井「……九十九、貴様は……モノクマをどう思う?」

九十九「……も、モノクマ?」

九十九(急にモノクマの事を……蒼井クンは何を考えてるんだろう……)

九十九(……でも、モノクマか……)


下から一つ選択してください。

1.倒すべき存在
2.憎むべき存在
3.得体の知れない存在

↓1
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 17:38:51.95 ID:cAHsFuO70
3
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 17:39:28.29 ID:da1Kebqu0
3
415 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:45:53.99 ID:pb0g3ZerO
3選択


九十九「……得体の知れない存在、かな?」

九十九「結局モノクマが何をしたいのか分からない……それなのに、ボク達を追い詰める才能だけはすごくある……」

九十九「アイツの存在は、本当に謎だよ……」

九十九「……ボク達を絶望させたいらしいけど、その目的が全然分かんないんだよな……」

蒼井「……そうか」


蒼井「……安心した」ボソッ


九十九「……え?」

蒼井「…………帰る」カツカツ……

九十九「え、ああ、うん……」

九十九(……何だったんだろう?)


【蒼井仁の好感度が上がりました!】
416 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:47:11.01 ID:pb0g3ZerO
【交流イベント3】

九十九(ボクはプールに向かっていた。そういえば、以前の調査でプールまでは見てなかったな……と思ったのだ)

九十九(その途中で……)

平良「やっと見つけたぞ、九十九!」

九十九「平良クン……? どうかしたの?」

平良「ああ……言いたい事があってな。探してたんだ」

平良「……すまなかった!!」

九十九「……え?」

平良「……昨日、お前は動機に苦しんでいた俺を諭してくれた」

平良「それなのに……俺は、そこから逃げるように立ち去っちまった……」

平良「俺は九十九の優しさを無視したんだ……すまねぇ!!」

九十九「そ、そんな……頭を上げてよ。別にそんな謝らなくても……」

平良「いや……謝らせてくれ。これは、俺の覚悟でもあるんだ」

九十九「……覚悟?」
417 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:48:40.13 ID:pb0g3ZerO
平良「俺は……今まで情けねぇ男だった。大家族の長男だってのに、モノクマの用意した物で動揺して……」

平良「……コロシアイまで考えちまった」

九十九「…………」

平良「……でも、俺はもう逃げねぇ。モノクマの卑劣な罠には屈しねぇ!」

平良「俺は、九十九と同じように、ここから皆で生きて出るために全力を尽くす!!」

平良「……それを伝えたかったんだ」

九十九「平良クン……」

九十九(……そうか、平良クンは……絶望に打ち勝ったんだ)

九十九「……嬉しいよ、平良クン。これから頑張ろうね」

平良「ああっ!!」

平良「俺はこれから本気を出すからよ……ついて来いよな!!」

平良「じゃあ、俺はこれから幸村のところにも謝りに行くから! またな!!」

九十九「……あ、幸村さんなら寄宿舎エリアにいる……と思うよ」

平良「そうか! ありがとな!!」



【平良源の好感度が大幅に上がりました!】



【平良源との関係性が『友人』になりました!】
418 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:51:01.76 ID:pb0g3ZerO
【通信簿イベント1(平良源編)】

九十九「平良クンは……【超高校級の建築士】として、希望ヶ峰学園分校の建設にも携わってるんだっけ?」

平良「まぁな! 俺の中でもなかなかデッケェ仕事だったな!」

九十九「……すごく初歩的なんだけどさ、高校生って建築士になれるの?」

平良「あー、普通はなれねぇな。俺は特別……っていうと感じわりぃか……でも、まっ、特別なんだよ」

平良「俺は……ある天才建築士に才能を認められてよ。その人のもとで色々学んでな」

平良「その人が建築士の中でも結構な力があってさ……方々に手を尽くして、俺が資格取れるようにしてくれたんだ」

平良「……あっ、資格自体はちゃんと勉強して取ったし、非合法な事したわけじゃねぇからな!?」

九十九「う、うん、分かってるよ……」



【平良源の通信簿を一枚獲得しました!】

『高校生にも関わらず、一級建築士の資格を持つ彼。それは、とある天才建築士が彼の才能を見抜いたからだと言う。』
419 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:52:36.16 ID:pb0g3ZerO
【交流イベント4】

九十九(平良クンと別れ、プールに向かったボクは……)

黒野「あ! 来たね、九十九!」

黒野「さぁ、早く更衣室に入って!」

黒野「私はその後ろについていって、ガトリングガンで死ぬからさぁ!!」

九十九(……厄介な人に捕まってしまった)

九十九「…………はぁ」

黒野「ちょっと! 溜め息なんかついてないで、早く更衣室に入ってよ!」

九十九「入るわけないでしょ……」

黒野「……ちぇっ! 九十九も皆と同じ事言うんだね!」

九十九(他にも色んな人に言ってるの……?)
420 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 17:54:00.42 ID:pb0g3ZerO
黒野「ガッカリだなぁ……九十九は私の事、理解してくれたと思ったのに……」

九十九「……いや、別に理解してるわけでは」



黒野「何ならさ! 九十九が私の事殺してもいいんだよ!? 九十九がクロってバレないようにするからさ!」

黒野「クロと被害者が結託すれば、絶対にバレないでしょ!?」

九十九「…………」

九十九(この人は、本当に……)



黒野「……ぶっちゃけさ、私の事、憎いでしょ?」

黒野「さっきは色々言い訳したけど……闇市が死んだのが、私のせいなのは間違いないしさ!」

黒野「ね? 憎いっしょ?」

九十九「…………」

九十九(ボクは……)


下から一つ選択してください。

1.「憎んでいる」と言う
2.「憎んでいない」と言う
3.何も言わずに黙っている

↓1
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 17:56:10.33 ID:da1Kebqu0
3
422 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 18:19:33.63 ID:pb0g3ZerO
3選択


九十九「…………」

黒野「…………」

黒野「……何さ、だんまり?」

九十九「……答えようが無いよ」

九十九「確かに、キミが闇市クンにした事は許せない。キミのせいでコロシアイが起こったわけだしさ……」

九十九「……でも、憎んでいるかって言われると……それはまた違う気がするんだよね……」

黒野「…………」

黒野「……ふーん……煮えきれないやつ!」

黒野「なーんか白けちゃったな。帰るね!」

タッタッタッ……

九十九「…………」

九十九(騒がしい人だ……)

九十九(……でも、こうやって黒野さんと喋れるって事は……)

九十九(……ボクは、黒野さんを憎んでいないって事で良いのかな?)


【黒野真白の好感度が少し上がりました!】
423 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 18:21:03.01 ID:pb0g3ZerO
【交流イベント5】

九十九(そろそろ夕食かな……)

九十九(そう思い、食堂に向かったボクは……)

鈴村「むむ〜……!」

時雨「うぐぐ……!」

九十九(……睨み合う鈴村さんと時雨さんを見つけた)

九十九(……何で?)

九十九「……何してるの?」

時雨「あ! 九十九っち! 良いところに!」

鈴村「ハジメちゃんが答えてくれれば、万事解決だもんね〜!」

九十九「……何が?」

鈴村「ズバリ答えてほしいんだけど〜……!」

九十九「う、うん……」


時雨「雷って、好き!? 嫌い!? どっち!?」


九十九「…………」

九十九「……は?」


下から一つ選択してください。

1.好き
2.嫌い
3.どちらでもない

↓1
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 18:22:52.02 ID:ELhMlP8DO
2
425 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 18:50:15.96 ID:pb0g3ZerO
2選択


九十九「うーん……」

九十九「……嫌い、かな?」

鈴村「ほ〜らねっ!」

時雨「えええええええっ!?!」

時雨「そんな! 何で!? 雷だよ!?」

九十九「いや、だって、怖いし……」

時雨「信じられない!! 雷が嫌いな九十九っちなんて、嫌いだよ!」

時雨「嫌い嫌い嫌い!! バーーーーカッ!!」ダダダッ!!

九十九「あっ……時雨さん!!」

鈴村「あらら〜……行っちゃった〜……」

九十九「……何の話してたの?」

鈴村「ナノハちゃんとお話ししてたら、あの子、雷がすごい好きらしくて〜……」

鈴村「ほら〜……雷って運が悪いと停電するでしょ〜? だから、わたしは嫌いなんだけど〜……」

九十九「……それで揉めてたわけか」

鈴村「うん〜……まさか、あんなに好きだったなんて〜……」

九十九「そ、そうだね……」

九十九(……今度あったら、謝っておいた方がいいのかな……)



【鈴村あやめの好感度が上がりました!】


【時雨菜乃華の好感度が著しく下がりました!】


【時雨菜乃華との関係性が『険悪』になりました! なお、この関係性はすぐに修復できます】
426 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 18:51:39.62 ID:pb0g3ZerO
【九十九の個室】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九「もうそんな時間か……」

九十九(……今日は、色んな人と仲良くなれた気がする)

九十九(闇市クンのアドバイス通り……少しは踏み込めてるのかな)

九十九(……あ、闇市クン人形の腕が少しほつれてる……! 直さないと……!)

九十九(……そういえば、幸村さんに裁縫セット返してないや。今度返しとかないとな……)





【書庫】



安藤「…………」

安藤「…………」ペラッ……

安藤「…………なるほど」

安藤「……!」

安藤「これは…………」


コンマ二桁判定を行います。その内容は、今のところは公開しません。

↓1
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 18:52:42.25 ID:6vqa/d0O0
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 18:52:42.74 ID:da1Kebqu0
429 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 18:56:25.06 ID:pb0g3ZerO
コンマ25のため、○○が決まりました。



【4日目】

キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』


九十九(モノクマのアナウンスにも慣れてきたな……)

九十九「食堂に行こう……」


>>139-140から、キャラクターを1〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:02:10.16 ID:ELhMlP8DO
風香 安藤 万城
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:02:17.55 ID:kg11DWnYO
幸村、時雨
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:03:47.96 ID:da1Kebqu0
全温度 堀井 堀井
433 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/11(金) 19:12:29.74 ID:pb0g3ZerO
というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。平和な時間はもうちょい続きます。

次回の更新は来週の月曜日、6/14になります。よろしくお願いします。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:14:14.71 ID:da1Kebqu0

>>432でミスで堀井を二回書いてしまいすみませんでした 
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:14:31.68 ID:6vqa/d0O0
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 19:27:03.27 ID:dWqccHasO
乙乙
437 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:20:25.89 ID:uJ5k/aNjO
それでは始めます。
438 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:21:21.66 ID:uJ5k/aNjO
【交流イベント1】

風香「隣、いいかい?」

九十九(朝ご飯を食べていると、風香さんが話しかけてきた)

九十九「もちろん……構わないよ」

風香「それじゃあ、失礼するよ……」

九十九「……何か用?」

風香「おや……あたしが用もなく、あんたに話しかけるわけがないって?」

九十九「そ、そこまでは言わないよ……」

九十九「ただ……風香さんが何か言いたそうだったから……」

風香「……へぇ? あんた、結構人を観察する目があるんだねぇ……」

風香「その通り……あたしはあんたに用があるんだよ、九十九」

風香「……姉が世話になってるみたいだね? もちろん、良い意味でさ」

九十九(……そうか、斬子さんって風香さんのお姉さんだったっけ……)

九十九(……すっかり逆だと思ってたな)
439 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:25:28.25 ID:uJ5k/aNjO
風香「……何だいその顔は。まるであたしが姉で、斬子の方が妹だとでも思ってた顔だね」

九十九(お見通しだ……!)

風香「双子の姉妹なんて、どちらが上もありゃしない。だから、あたしは気にしないけど……」

風香「……斬子はすごい気にするから気ぃ付けな」

九十九「う、うん……」

九十九「……でも、別にボク、斬子さんとすごく仲が良いわけでは……」

風香「……そんな事ないよ。あんたは、あいつに好かれているよ」

風香「……あたしなんかより、ね」

風香「……斬子はね、両親が離婚してから、心を閉ざしちまった」

風香「元から乱暴なところはあったけど……今はワザと口汚く振舞ってるからねぇ……」

九十九「……どうして、そんな事を……?」


風香「…………あたしが、斬子を捨てたから、さ」


九十九「……えっ?」

風香「……喋りすぎたね」

風香「そんなわけだ……斬子をよろしく頼むよ、九十九」


【嵐山風香の好感度がかなり上がりました!】
440 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:30:00.23 ID:uJ5k/aNjO
【通信簿イベント1(嵐山風香編)】

九十九「風香さんは……【超高校級の風水師】なんだよね?」

九十九「……普段何してるの?」

風香「そうさねぇ……お悩み相談、と言えばいいかね」

九十九「お悩み相談?」

風香「あたしのとこには色んな人が来るんだよ。あたしの風水師としての力を頼ってね」

風香「恋人と上手くいかない、最近具合が悪い、部屋の間取りが良くない気がする……そんな身近な事を聞いてくるやつもいれば……」

風香「どの株を買えばいいか、会社のイメージアップには何をすればいいか、この政策は押し進めるべきか……みたいな大きめの相談事もある」

風香「そういうの、風水的にアドバイスするのさ。まっ、気休めみたいなもんだけどねぇ」

九十九「……え? 政策?」

九十九「そ、それって……政治家も風香さんのところに来るって事……?」

風香「……まぁ、そういう事になるかもねぇ?」

九十九(す、すごいな……)



【嵐山風香の通信簿を一枚獲得しました!】

『風水師として様々な相談を受けるという彼女。その中には国を治める政治家も含まれているという……。』
441 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:33:13.78 ID:uJ5k/aNjO
【交流イベント2】

九十九(ボクは暇を潰そうと、図書室に来た)

九十九(すると、そこには……)

全温度「あ、ハジメ君! 良いところに!」

安藤「…………」

九十九(……困った顔の全温度さんと、固まって動かない安藤クンがいた)

全温度「私、ここの図書室の掃除に来たんだ! 本の並びもバラバラで気になったし」

全温度「そしたら、リュー君がいたから話しかけたの! 何してるのかなって思ってさ!」

九十九「……全温度さん、手加減してあげてよ。安藤クンは女の子が苦手なんだから……」

全温度「そうなの! 動かなくなっちゃったんだよ!」

全温度「だからさ、ハジメ君に通訳してほしいんだ! 何してるのか聞いてよ!」

九十九(……聞いちゃいないな)

九十九「わ、分かったよ……」
442 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:37:03.09 ID:uJ5k/aNjO
九十九「……安藤クン、何してるの?」

安藤「……ハッ!!」

安藤「あ、ああ……九十九君か。俺は……ここの図書室の本を全て読もうとしているところだ」

九十九「ぜ、全部?」

安藤「そうだ……どの本にどんな手掛かりがあるか分からないからな。単純に暇潰しにもなるし、一石二鳥だ」

安藤「こういう調査は……俺が一番適切だろうからな」

九十九「こういう……?」

安藤「……そういえば、まだ話してなかったな」

安藤「俺はな、完全記憶能力を持つんだよ。一度見た物は絶対に忘れないんだ」

安藤「だから、ここの本の内容を全て記憶する事が、俺にはできるんだ」

全温度「えっー!? すっごーーーい!!」

全温度「本当に何でも!? 何でも覚えてるの!?」

安藤「…………」ピシッ

全温度「……あっ」

九十九「全温度さん……」


【全温度千亜、安藤竜の好感度が上がりました!】
443 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:42:06.57 ID:uJ5k/aNjO
【通信簿イベント1(全温度千亜編)】

九十九「全温度さんは【超高校級のチアガール】なんだよね?」

全温度「そうだよ! 私は応援のためなら、いつでも、どこでも、誰にでも駆けつけるよ!」

全温度「もちろん、ハジメ君のところにもね!」

九十九「……でも、ボクは応援されるような事は……」

全温度「そんな事ないよ! ハジメ君が腹話術をしてるとこをしっかり応援するよ!」

九十九「そ、それは困るよ!」

全温度「……やっぱりそうなの? 前に演劇部とか軽音楽部の応援しに行った時も、同じような事言われたんだよね!」

九十九(それはそうだろうな……)



【全温度千亜の通信簿を一枚獲得しました!】

『いつでも、どこでも、誰にでも応援をするという彼女。運動部だけでなく、文化部にも応援をするようだが、迷惑がられているみたいだ……。』
444 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 17:51:22.37 ID:uJ5k/aNjO
【通信簿イベント1(安藤竜編)】

九十九「安藤クンは……無免許で弁護士活動をしていた時に、【超高校級の弁護士】としてスカウトされたんだよね?」

安藤「ああ……そうだ」

九十九「どうしてそんな事を……?」

安藤「……俺の友人が冤罪で捕まってしまったんだが、誰も弁護をしてくれなくてな」

安藤「状況証拠はアイツが犯人だと示していたから、皆が犯人だと決めつけていたんだ」

安藤「……だから、俺がやるしか無かったんだ。幸い、弁護士の勉強はしていたからな」

安藤「それから、その友人から名前が広がって、弁護の依頼が増えていったんだ」

九十九「そ、それはすごいね……」

安藤「……だが、経歴を詐称してたわけだからな。俺も犯罪者には違いない」

安藤「もちろん……既に裁かれてから希望ヶ峰学園に来ているがな」

九十九(安藤クン……やっぱりその辺りは厳格な人だな……)



【安藤竜の通信簿を一枚獲得しました!】

『友人を助けるために仕方なく弁護士を騙ったという彼。その実力は本物だが、経歴詐称の罪はしっかりと裁かれたようだ。』
445 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:12:40.64 ID:uJ5k/aNjO
【交流イベント3】

九十九「……あれ? 万城クン?」

九十九(ボクは、麻草さんの部屋に入ろうとしている万城クンを見つけた)

万城「……お、九十九か。どうしたんだ?」

九十九「部屋に戻るところだけど……万城クンは?」

万城「……掃除をしようと思ってさ」

九十九「掃除?」

万城「ほら、モノクマが言ってただろ? 闇市の個室を綺麗にしたって」

万城「でも……麻草の部屋は散らかったままかもしれないって思ってさ……」

万城「麻草は確かに殺人犯だけど……なんか、どうせなら、綺麗にしてやりたいだろ?」

九十九「……そうだね」


下から一つ選択してください。

1.万城を手伝う
2.万城を手伝わない

↓1
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:21:18.46 ID:cWWVBGU90
1
447 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:27:13.72 ID:uJ5k/aNjO
1選択

九十九「……ボクも手伝うよ」

万城「お……そうか? 助かるよ」

万城「いくら掃除っていう目的があるとはいえ、一人で女の子の部屋に入るのは気が引けてたんだ」

万城「……よし、じゃあ開けるぞ」

ガラ……



九十九(……麻草さんの部屋は、元々整っている方だった)

九十九(机には練習メニューのノートが置いてある……)

九十九(……何かが違えば、彼女をコロシアイから救う事ができたのだろうか)



万城「……こんなもんかな。埃を取ったくらいだけど……」

九十九「……いいんじゃないかな? また掃除しに来てもいいだろうし」

万城「……そうだな」

万城「今日はありがとな。助かったぜ!」


【万城太介の好感度が上がりました!】
448 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:28:30.07 ID:uJ5k/aNjO
【交流イベント4】

幸村「あ、九十九クン」

九十九「幸村さん……キミも食堂に?」

幸村「そうだよ。ちょうどいいし、一緒に行こうか」

九十九「うん、そうだね」

九十九「……あ、そういえば、鉄クンとは話した?」

幸村「あ、うんうん、謝ってくれたよ。そんなのいいのに……とは言ったんだけどね」

九十九「良かった……勇気を出してくれたんだね」

幸村「あはは……鉄クン、ちょっと怖がりが過ぎるよね……」

九十九(……などと、鉄クンの話題で盛り上がっていると……)

堀井「あ、いたいた! 九十九ちゃん!」

九十九「堀井クン……? どうしたの?」

堀井「探してたんだよ……とにかく食堂に来てくれ!」

九十九(どうしたんだろう……?)
449 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:29:35.58 ID:uJ5k/aNjO
【食堂】

九十九(堀井クンに急かされ、食堂へ向かうと……)


時雨「…………」ムスッー


九十九(……膨れっ面した時雨さんがいた)

幸村「……え、し、時雨さん……どうしちゃったの?」

堀井「いや、わかんねーんだけど……どうやら九十九ちゃんに怒ってるみてーなんだ」

九十九(……心当たりはあるな、一応……)

堀井「そんなわけで……時雨ちゃん! 連れてきたぞ!」

時雨「…………」

時雨「……九十九っち、何か言う事は?」

九十九「……え」

九十九(……ぼ、ボクが悪い感じなのか、これ……!?)

九十九(ど、どうしよう……!)


下から一つ選択してください。

1.一応謝る
2.取り敢えず謝る
3.仕方なく謝る

↓1
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:33:48.78 ID:ZdQ8q2wDO
1
451 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:34:56.67 ID:uJ5k/aNjO
1選択


九十九(……一応、謝るか)

九十九「……ご、ごめん」

時雨「……本当に思ってる?」

九十九「お、思ってるよ」

時雨「……でも、嫌いなんでしょ、雷」

幸村「雷?」

堀井「どういう話?」

九十九「き、嫌いっていうのは、言葉の綾みたいなもので……ほ、本当は、す、好きだよ」

時雨「……本当?」

九十九「ほ、本当本当」

時雨「…………」

九十九「…………」

時雨「……………………」

時雨「……良かったぁ! そうだよね! 九十九っちが雷嫌いなわけないもんね!」

九十九(……どうしてだろう?)

九十九(まぁ、そこを突っ込んだら面倒だし、いいか……)

時雨「はー……スッキリした! ありがとね堀井っち!」

堀井「お、おう」

時雨「じゃあ、鈴村っちからご飯もらってくるよー!」ダダダ……

幸村「……何だったの?」

九十九「……ボクにも分からないよ」



【幸村凪、時雨菜乃華、堀井健司の好感度が上がりました!】

【時雨菜乃華との関係性が元に戻りました!】
452 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:37:08.64 ID:uJ5k/aNjO



九十九(……確実に、ボクらの仲は深まっている)

九十九(もちろん……色々考えなきゃいけない事は多いけど……)

九十九(それでも……ボク達は、絶対に皆でここから出るんだ……!)

九十九(コロシアイなんて、もう絶対に起こさせない……!!)




【???】

モノクマ「やめられない! 止められない! モノクマ印のコロシアイ!」

モノクマ「一度下り坂に乗った自転車が止まらないように……一度始まったコロシアイも終わらないんですわ!」

モノクマ「……え? 自転車にはブレーキが付いてるだろって?」

モノクマ「うぷぷぷ……そんなのボクが壊してるに決まってるじゃん! この鋭い爪でなァ!」

モノクマ「そーんなわけで、次の動機を決めちゃおっか! 円滑なコロシアイのためにもね!」



モノクマからの動機の提示が行われます。動機の内容を安価で募集。

コロシアイ学園生活がより良くなる動機なら、何でも構いません。原作のものでもオッケー。

ただし、チャプター1の【24時間以内にコロシアイが行われなければ大切なものを壊す】のような動機とは感じの違う動機をお願いします。別タイプの方が良いよね!

なお、動機は募集しますが、まだ交流イベントは続きます。>>1がクロとか事件とか考えるための都合です。


↓1〜3まで募集。その中から1つ、場合によって複数採用します。
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:51:41.95 ID:ZdQ8q2wDO
個人情報が全世界に公開される
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:52:06.46 ID:Udy5UtxQO
お金
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:52:37.73 ID:ZD9A4o0sO
秘密を暴露
456 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/14(月) 18:57:26.55 ID:uJ5k/aNjO
というわけで本日はここまでです。ありがとうございました。選ばれた動機は、後で発表します。

次回の更新は6/17、木曜日です。よろしくお願いします!
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 18:58:16.45 ID:cWWVBGU90
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/14(月) 19:04:45.05 ID:ZdQ8q2wDO
乙です
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:57:02.17 ID:FhYLJxgNO
乙乙
通信簿あるの良いな
460 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:30:18.72 ID:fxB6V9GGO
それでは始めます。今日は短めです。
461 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:34:34.18 ID:dm5qmUJOO


キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました』

モノクマ『ただいまより“夜時間”になります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


九十九(……今日も終わりか……)

九十九(今日でコロシアイ学園生活も4日……それにしては長い感じがするな……)



ピンポーン



九十九「……え?」

九十九(……夜のチャイムは、嫌な思い出しかない。闇市クンが死んだ事件を思い出してしまうからだ)

九十九(……でも、出ないわけにはいかないか)

ガチャリ……

九十九(扉を開けると、外にいたのは……)



九十九「……安藤クン?」

安藤「夜分遅くすまない、九十九君」

安藤「本当は夜時間の外出は自粛しなきゃいけないんだが、急用があってな……」

安藤「……一緒に図書室に来てほしいんだ」

九十九「うん、分かったよ」

安藤「……いいのか?」

九十九「え……うん、もちろん、いいけど……」

安藤「いや……こんな夜遅くに呼ぶのは警戒されると思って、実は躊躇していたんだ。こんな生活だからな」

安藤「九十九君は肝が座っているというか……根がお人好しだな」

九十九「……褒めてるの?」

安藤「そう取ってもらって構わない。とにかく、一緒に来てくれ」
462 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:38:06.82 ID:dm5qmUJOO
【図書室】

安藤「……この奥だ」

九十九「図書室の奥……そこって、確か、書庫があるんだっけ……」

安藤「ああ、その中に見てほしい物があってな……」

安藤「……こっちだ」


【書庫】

九十九(うわ……すごい量の本やファイル……)

九十九(それに……安藤クンの言ってた通り、埃がすごいな……)

九十九(どんな資料があるんだろう……)

安藤「……あまり触れない事をオススメする」

九十九「……えっ?」

安藤「世の中には知らなくていい事や、知ったが故に命を狙われる事が存在する……」

安藤「……その辺りのファイルは、そういう内容ばかりだ」

九十九「……何でそんな物が学校の図書室にあるの?」

安藤「そういう学園……という事だろうな。ありとあらゆる情報が手に入るんだ、ここでは……」

安藤「或いは、黒幕が容易した物か……」

安藤「……どちらにせよ、これを嬉々として読むやつはロクな人間じゃない」

安藤「……まぁ、用があるのはこの辺りの資料じゃない」

安藤「……コレだ」

九十九(安藤クンが取り出したのは……他の資料に比べたら、シンプルな物だった)

九十九(表紙には……)



九十九「希望ヶ峰学園……スカウト台帳……?」


463 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:42:17.64 ID:YS0c1ufSO
安藤「俺は何か黒幕のヒントや脱出の手掛かりが無いか……と探していた。そんな時にコレを見つけたんだ」

安藤「これには、どの時期にどんな才能の持ち主がスカウトされたのかが記載されている」

安藤「……この中で、気になる事がいくつかあるんだ」

安藤「まず……俺達が第何期か分かるか、九十九君」

九十九「う、うん……78期……だよね?」

安藤「そう、俺達は78期だ。ここにその78期の資料があるんだが……」

安藤「……初めに、ここを見てくれ」

九十九(ボクは、安藤クンが示した資料の箇所を読む。そこには……)





【超高校級の自殺志願者】※※※※

絶対に自殺が失敗する才能の持ち主。また、自殺が失敗した際に、周りの人間を死に至らしめる才能も持つ。

その才能のため、日本のみならず、海外からも危険人物として指定されている。自殺による推定殺害人数は千を超えると言われる。代表的なのは、米国における列車脱線事故や太平洋における船舶沈没事故など。

長らくどんな人物かは不明であったが、このたび、現在は女子高生である事が判明。希望ヶ峰学園第78期生としてスカウト予定。

[メモ]彼女の才能は【超高校級の幸運】に匹敵するほど貴重な物である。必ずスカウトされたし。





九十九「これは……黒野さんの……?」

安藤「ああ……どうやら希望ヶ峰学園は、彼女の悪癖を立派な才能と見なしていたようだな……」

九十九「……酷いね。黒野さんは、別に誰かを殺そうと思っていたわけではないだろうに……」

安藤「……昔はそうかもしれないが、今はどうだろうな」

九十九「…………」
464 :なんかめっちゃID変わるな…… ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:48:20.74 ID:z09xETjIO
安藤「……話が逸れたな。俺が言いたかったのは、このように皆の才能の事が詳細に記されている、という事だ」

安藤「それが分かった上で……これを見てくれ」

九十九「……これは……」







【超高校級の超高校級狩り】※※※※

超高校級の才能を狩る才能の持ち主。超高校級の才能を持つ人間を探し出し、その人物を殺害する事を繰り返している絶望の殺人鬼。

この人物の特徴は、殺害する超高校級を執拗に拷問する点である。そして、拷問の末に殺害し、その近くに『超高校級の(才能名)は頂いた』と記すのだ。

希望ヶ峰学園スカウト班は、これを『才能を奪った』と解釈している。欲しい超高校級の才能の持ち主を殺し、その人物の才能を自らの物にしているのである。

学園側としては憎むべき相手ではあるが、特定の人物を見つける才能、拷問・殺人の才能、才能を奪う才能は目を見張るものがある。よって、希望ヶ峰学園第78期生としてスカウトしようと我々は考えている。






九十九「…………」

九十九「……何これ!?」

安藤「……俺の住んでいた国でも、超高校級の才能を持つ人間が殺された事件があった」

安藤「コイツの存在は知らなかったが、もしかしたら【超高校級の超高校級狩り】の仕業かもしれないな……」

九十九「こ、こんな人が……ボク達の中にいるって事……!?」
465 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:55:53.33 ID:9FOuY5/GO
安藤「……それだけじゃないんだ。ここを見てくれ」

九十九「ここって……?」






【超高校級の不良】※※※※

超有名な不良高校を拠点として、ありとあらゆる犯罪を行ない、全国の悪人を束ねる才能の持ち主。暴行や麻薬販売、売春斡旋、殺人、誘拐など、考えられるだけの犯罪を幼い頃から行なっていた青年。

悪行を繰り返す才能だけでなく、悪人を纏めるカリスマ性も持ち合わせている。その悪行には政府も手を焼いており、中には被害を被らないために彼と取引をしている議員もいるようだ。

今まで希望ヶ峰学園によるスカウトを蹴り続け、数多の職員が壊されてきたが、何があったのか、心変わりしたようである。よって、希望ヶ峰学園第78期生としてスカウトする事となった。

[メモ1]学園には彼の事を良く思わない人間も多い。特に、【超高校級の裏番】には注意されたし。

[メモ2]……やはり彼はスカウトしない方が良いかもしれない。彼は危険だ。






九十九「…………」

九十九「……これも何!?」

九十九「さっきの【超高校級の超高校級狩り】も危険だけど……こっちはもっと危険じゃないか!」

安藤「ああ……コイツはタダの犯罪者じゃない」

安藤「……異常者だよ。人を壊す事に快楽を見出だしているんだ」

安藤「こっちに彼が起こした事件のファイルがあるが……本当に酷い。ありとあらゆるムナクソ悪い事件を起こしている」

九十九(そ、そんな人が、ボク達の同級生だっていうのか……!)
466 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 20:59:26.30 ID:4IDJW4dnO
九十九「……あれ? でも、ボク達の中にはそんな人いないよね……」

九十九「このコロシアイ学園生活に巻き込まれていない人間が……二人いるって事?」

安藤「……俺が呼んだのは、その事についてなんだ」

安藤「……この資料を読んで、78期生としてスカウトされた人間をリストアップした」

安藤「名前の部分は全員消されているんだが……まぁ、取り敢えず見てくれ」

九十九「う、うん……」





[希望ヶ峰学園第78期生リスト]



【超高校級の腹話術師】※※※※

【超高校級のチアガール】※※※※※

【超高校級の中小企業診断士】※※※※

【超高校級の忍者】※※※

【超高校級の裏番】※※※

【超高校級の風水師】※※※※

【超高校級のゴルファー】※※※

【超高校級の建築士】※※※

【超高校級の怪談師】※※※※

【超高校級の気象予報士】※※※※※

【超高校級の木こり】※※※※

【超高校級の彫刻家】※※※※

【超高校級の弁護士】※※※

【超高校級の自殺志願者】※※※※

【超高校級の超高校級狩り】※※※※

【超高校級の不良】※※※※





九十九(……これが本当のクラスメイトか……)

九十九「……あれ?」

九十九「安藤クン……幸村さんと鈴村さんの才能が抜けてるけど……?」

安藤「…………」

九十九「……まさか……!!」

安藤「そのまさかだよ……」

安藤「……その台帳に、【超高校級の幸運】と【超高校級のプログラマー】の名前は無かった」

九十九「そ、そんな……! もしかして、あの二人が【超高校級の超高校級狩り】と【超高校級の不良】……!?」

安藤「……いや、それは早急だ。後からスカウトされたという可能性もあるしな……」

安藤「……ただ、俺達の中にこの二つの才能の持ち主はいると俺は考えている」

九十九「そ、それは何で……?」

安藤「……モノクマの存在だ」

九十九「……モノクマ?」
467 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 21:03:36.98 ID:z918VLKVO
安藤「モノクマは……このコロシアイ学園生活のために希望ヶ峰学園を乗っ取るほどの存在だ」

安藤「そんなヤツが……俺達の情報が載ったファイルを誤って残すわけが無い。これには必ずヤツの意図がある」

九十九「……ボク達の仲を乱すため、とか?」

安藤「……そうだ」

安藤「そして、その場合……俺達の中に本当に【超高校級の超高校級狩り】か【超高校級の不良】かがいた方が効果的だ」

九十九「…………」

九十九(ボク達の中に……そんな人が……?)

九十九「……モノクマの正体が、その二人のどちらかって事は無いのかな?」

安藤「……無い話ではないが……二人とも犯罪のタイプが違うからな……」

安藤「……その辺りの事を……九十九君に手伝ってほしいんだ」

九十九「……ボクに?」

安藤「もし本当に俺達の中にこの二人の才能がいるとするならば、今は猫を被っている状態だ」

安藤「……そんな状態がいつまでも続くわけが無い。何かの綻びが出るだろう」

安藤「九十九君には……皆と交流する時に、警戒していてほしいんだ」

九十九「ぼ、ボクが……?」

安藤「ああ……頼めるか……?」

九十九「ぼ、ボクでいいの……?」

安藤「九十九君がいいんだ」

九十九「で、でも……ボクがこの二人のどちらかとは思わなかったの……?」

安藤「それは無いな」

安藤「俺は今までの君を見て、君が悪人であるハズが無いと思った。だから、君にこの事を打ち明けたんだ」

九十九「安藤クン……」

九十九「……分かった。これから、注意して皆を見てみるよ」

安藤「……ありがとう」

安藤「……俺の杞憂で終わってくれればいいんだがな」

九十九「……そうだね」

九十九「安藤クンの考えすぎだった……って、笑い飛ばせるようになる事を願おうよ」

安藤「……ああ、その時は存分に笑い飛ばしてくれ」
468 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 21:05:07.82 ID:z918VLKVO
【九十九の個室】

九十九「…………」

九十九(部屋に戻っても……ボクはまだ、書庫での一件が頭に残っていた)

九十九(【超高校級の超高校級狩り】に……【超高校級狩の不良】……)

九十九(そんな人間が……ボク達の中に本当にいるのか……?)

九十九(……いや、そんな、まさかね……)

九十九(今は……いない事を願おう……)

九十九(……寝てしまおうか)

九十九(…………)



【5日目】


キーン、コーン……カーン、コーン……

モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』

モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』


九十九「…………」

九十九「……朝か」

九十九(今日からの交流は……少しだけ気をつけた方がいいかもな……)



>>139-140から、キャラクターを1〜3人選択してください。下3まで募集し、そのキャラクターと交流するイベントを複数起こします。

↓1〜3
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/17(木) 21:08:40.12 ID:ILoAh8ODO
鉄 平良 黒野
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/17(木) 21:13:45.52 ID:HCFqN0Ub0
蒼井 斬子 鈴村
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/17(木) 21:18:16.67 ID:el4XeUxK0
万城 幸村 全温度
472 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/17(木) 21:41:12.62 ID:MWKZlNufO
この辺りで本日はここまでです。ありがとうございました。

次回の更新ですが、リアルが忙しくなるため、次の週の金曜日、6/25となります。もし早めにできそうな時は連絡します。よろしくお願いします!
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/17(木) 23:25:23.99 ID:a35j4lOK0
おつ
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/17(木) 23:28:15.39 ID:HCFqN0Ub0
475 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 15:10:43.02 ID:LFHKbPCvO
お久しぶりです。

すごく今さらなんですけど、>>173さんに質問された時、幸村さんの好感度は上がってないと言いましたが、やっぱり上がってる事にします。好感度の整理してたら、そっちの方が良さそうだなと思ったので。

それでは始めます! 今日は交流イベントが多めです。
476 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 15:15:11.06 ID:LFHKbPCvO
【交流イベント1】


九十九(……昨日の安藤クンの言ってた事を受けて、今日、ボクは色んな人と積極的に交流する事にした)

九十九(そこで、誰かいるかと思って、プールに来たんだけど……)


バシャバシャバシャ……!!


九十九(……誰か泳いでるみたいだ。誰だろう……?)


……ザパンッ……!!


鉄「ふう……良い汗かいたで御座るなぁ……」

鉄「って、うおっ!? つ、九十九殿!?」

九十九「やあ、鉄クン」

鉄「い、一体いつからそこに……」

九十九「ついさっきだよ」

九十九(……それにしても……)

九十九(……ボクは鉄クンの体を見る)

九十九(その鍛え上げられた体には……無数の傷跡があった)

九十九(……忍者の訓練って、厳しいのかな……)

鉄「……そ、そんなジロジロ見ないでほしいで御座る……!」ウネウネ

九十九「あ、ご、ごめん……」

九十九(ウネウネしてる……)

九十九「……鉄クンは、よくプールに?」

鉄「そうで御座るなぁ……」

鉄「この場所では忍術の訓練は満足にできんで御座るからな。せめて体が鈍らないようにしてるので御座る」

九十九「なるほど……」

鉄「……そうで御座るな、折角で御座るし……九十九殿も泳いでいかれては?」

九十九「へ? ボクも?」

九十九「水泳か……あんまり経験ないんだよね……」

鉄「大丈夫で御座る。何かあったら拙者が助けるで御座るからな!」

九十九「……うん、じゃあ、着替えてくるよ」


↓1のコンマで九十九クンの泳力判定。高いほど泳ぎが上手い。
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 15:29:47.37 ID:0KkcJSWF0
はい
478 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 15:42:57.08 ID:LFHKbPCvO
コンマ37……あんまり上手くない


九十九(……鉄クンに促されて泳いでみたものの……)

九十九「……ハァ……ハァ……」

九十九「き、キツいね、これ……」

鉄「うむむ、25mを泳いでそんなに息が上がるとは……」

鉄「九十九殿、さては今まであまり運動してこなかったで御座るな?」

九十九「う、うん……」

九十九(そのツケだな、これは……)

鉄「これからは定期的に運動する事をオススメするで御座る。何なら拙者も手助けするで御座るよ!」

鉄「……九十九殿は、まだ信頼できる御仁で御座るからな」

九十九「鉄クン……」

九十九(……まだ皆を怖がっているみたいだけど、前よりは良くなったかな……)


【鉄疾風の好感度が上がりました!】

【鉄疾風との関係性が『友人』になりました!】
479 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 15:53:15.24 ID:LFHKbPCvO
【通信簿イベント1(鉄疾風編)】


九十九「鉄クンは【超高校級の忍者】として活動してるんだよね?」

鉄「そうで御座る。忍者の文化を正しく、それでいて忍者のイメージを壊さないように活動しているので御座る」

九十九「イメージ?」

鉄「昨今の忍者は、どうもファンタジックな能力を持つと思われがちなので御座る」

鉄「例えば……分身の術とか変わり身の術などの忍術がそうで御座るな」

鉄「そのイメージをできるだけ壊さないように、仕掛けや準備で何とか頑張っているので御座るよ!」

鉄「……この喋り方もそうで御座るし」

九十九(大変そうだな……)


【鉄疾風の通信簿を一枚獲得しました!】

『忍者の文化を継承する活動を行なっている彼。そのイメージを壊さないようにするために、大変な苦労があるようだ。』
480 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 16:08:21.90 ID:LFHKbPCvO
【交流イベント2】


平良「うーん……」

九十九(鉄クンと別れたボクは、体育館で平良クンを見つけた)

九十九「……何してるの?」

平良「おっ、九十九か」

平良「それがな……さっき、図書室で希望ヶ峰学園の見取り図を見つけたんだが……」

九十九「見取り図?」

平良「ああ……まぁ、ご丁寧に3階以降のページは破られてたけどな」

九十九「……念を入れてるな、モノクマ……」

九十九(という事はやはり……あの台帳は、モノクマが意図的に残した物、か……?)

平良「この見取り図に……違和感を覚えるんだよ。何が違うのかは分かんねぇけどさ」

平良「……うーん……」


↓1のコンマ判定。コンマ65以上で、平良クンが何かに気づきます。
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 16:09:47.89 ID:QIXGgEMx0
482 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 16:24:36.08 ID:LFHKbPCvO
コンマ89……平良クン、気づく。


平良「……あッ!!」

九十九「ど、どうしたの?」



平良「……ここ、希望ヶ峰学園じゃねぇかもしれねぇ」



九十九「…………」

九十九「……えっ!?」

平良「この見取り図が希望ヶ峰学園の見取り図なのはほぼ間違いねぇんだ。学園長のハンコのコピーが付いてるからな」

平良「そして……こっちの電子生徒手帳の地図の方と照らし合わせると、微妙に違うんだよ!」

平良「俺達のいる場所は……希望ヶ峰学園そっくりの別の建物なんだ……!!」

九十九「そ、そんな……!!」

九十九「……でも、何でそんな手の込んだ事を……?」

平良「……わっかんねぇけど、モノクマの力が強大だって事は、また証明されちまったな」

平良「……どういう事なのか、もう少し調べてみるよ」

九十九「だ、大丈夫なの? モノクマに目を付けられたり……」

平良「多分……大丈夫だ。校則にあったろ? 希望ヶ峰学園については調べて良いってさ」

平良「……俺達が気づく事まで折り込み済みなのかもしれねぇ」

九十九「…………」

九十九(モノクマの目的は……一体何なんだ……)


【平良源の好感度がかなり上がりました!】
483 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 16:31:10.92 ID:LFHKbPCvO
【交流イベント3】


九十九(平良クンと別れたボクは……)

黒野「ぐー…………」

九十九(……玄関ホールで、大の字で寝ている黒野さんを見つけた)



九十九「……って、いやいやいや!」

九十九(た、確か……個室以外の就寝は校則違反のハズじゃ……!?)

九十九「黒野さん! 黒野さん起きて! 黒野さん!!」

黒野「……うるさいなぁ……!!」

黒野「人の自殺を……邪魔するなァ!!」ドゴッ!!

九十九「痛ッ!?」

九十九(な、殴られた……!?)

九十九「……自殺?」

黒野「そ! 校則違反をして殺されようとしてんの!」

黒野「でもねぇ……モノクマ全然殺してくれないんだよね! 何で!? 教師が生徒を無視して良いわけ!?」

九十九「…………」

九十九(多分……面倒だから放置してるんだろうな……)

九十九(後は……黒野さんが生きてた方が、コロシアイが盛り上がる……とか?)

黒野「モノクマめ……こんなに監視カメラ付けてんだったら、ちゃんと監視しといてよね! 何のためにあるの!」

黒野「私の自殺を見逃さないためでしょ!!」

九十九(……少なくとも、黒野さんが【超高校級狩り】だったり【不良】だったりする事は無さそうだな……)

九十九(……一応、何か聞いてみるか)


・九十九クンが一応黒野さんに質問します。内容を下から一つ選択してください。

1.【超高校級の自殺志願者】について
2.コロシアイ学園生活について
3.他の生徒達について

↓1
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 16:33:26.67 ID:9PY+bEbDO
3
485 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:06:16.13 ID:LFHKbPCvO
3選択


九十九「黒野さんは……この学園生活で、誰か気になる人とかいる?」

黒野「……何ソレ? 恋バナ?」

九十九「え? いや、違うけど……」

黒野「そうだよねー、九十九って見るからに朴念仁だもんねー」

九十九(……そうなのかな?)

黒野「気になるかぁ……うーん……」

黒野「……私ってさ、ヤバいっしょ?」

九十九「……ヤバいかヤバくないで言えば、ヤバいんじゃないかな」

黒野「そうだよね! 人を不幸に陥れるヤツなんてヤバいよね!」

九十九「…………」

黒野「そんな私レベルでヤバいヤツが……見る限り二人はいるねー」

九十九「……! 二人……!?」

黒野「……何その反応? 何か意図ある質問なわけ?」

九十九「……そういうわけじゃないよ」

黒野「ふーん……」

黒野「……まっ、いいけど!」
486 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:08:20.84 ID:LFHKbPCvO
黒野「一人目は……幸村!」

九十九(ゆ、幸村さん、が……!?)

黒野「アイツ、多分善人には違いないんだけど……だからこそ危ない感じがするね」

黒野「ほら、正義に狂った犯罪者って割といるでしょ?」

九十九「……幸村さんがそうだって言うの?」

黒野「そこまでは言わないよー」

黒野「……もう一人は、蒼井!」

九十九「……蒼井クン? 確かに彼は【超高校級の裏番】だもんね……」

黒野「ああ、そういうんじゃないよ。あの目だよ、目!」

九十九「……目?」

黒野「あの目はね……復讐に燃えた目だよ」

黒野「……あの男は、確実に誰かを殺そうとしてる感じっすね!」

九十九「…………」

黒野「……ま、信じるか信じないかは、九十九次第だよ」

九十九(……どうなんだろう。黒野さんの話は、どこまで信用できるのかな……)


【黒野真白の好感度が上がりました!】
487 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:15:56.48 ID:LFHKbPCvO
【交流イベント4】


九十九(……それから黒野さんがしつこく絡んでくるのを何とかいなし、ボクは食堂にやってきた。少しお腹が空いたからだ)

蒼井「…………」

九十九(そこには、先客の蒼井クンがいた)

九十九(……蒼井クン……彼は【超高校級の裏番】……)

九十九(【超高校級の不良】と何らかの関係がある……のかな。でも、聞いていいものか……)

九十九(……もしくは、【超高校級の超高校級狩り】について何か知っているかも? 彼ならきっと裏社会に詳しいだろうし……)

九十九(……何か……質問してみようかな……?)


・蒼井クンに質問します。下から一つ選択してください。

1.【超高校級の不良】について
2.【超高校級の超高校級狩り】について
3.【超高校級の裏番】について

↓1
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 17:19:44.88 ID:0KkcJSWF0
3
489 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:48:35.40 ID:LFHKbPCvO
3選択


九十九「蒼井クン……今、大丈夫?」

蒼井「……用があるなら、手短に済ませ」

九十九「う、うん。えっと……」

九十九(……どうしよう。蒼井クン本人の事を聞いた方が良いかな……?)

九十九「……蒼井クンは……【超高校級の裏番】なんだよね?」

蒼井「……本当にそれが聞きたいのか?」

九十九「えっ……」

蒼井「……聞きたい事があるなら、さっさと聞いてくれないか」

九十九「え、えっと…………」

蒼井「……質問がまとまらないなら、また後で聞け。時間の無駄だ」

九十九「う、うん……ごめん……」

九十九(……プレッシャーが強くて、全然質問できなかったよ……)


【蒼井仁の好感度は変わりませんでした……】
490 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:50:51.39 ID:LFHKbPCvO
【通信簿イベント1(蒼井仁編)】


九十九「蒼井クン……やっぱり聞きたいんだけど……」

蒼井「……本当に俺のことが聞きたいのか?」

九十九「うん……少し気になってさ……」

九十九「蒼井クンは【超高校級の裏番】……って事は、他に番長がいるって事なのかな……?」

蒼井「……そうだ」

蒼井「……不良界を牛耳る番長は別にいる。圧倒的なカリスマ性を持つ奴がな……」

蒼井「俺は……そいつの補佐だ。そいつがやらない裏の仕事をこなしていただけだ……」

九十九「う、裏の……?」

蒼井「……成り上がるには、綺麗事だけではやっていけないからな……」

蒼井「…………詳しく聞きたいか?」

九十九「……やめておくよ」

蒼井「……賢明だ」


【蒼井仁の通信簿を一枚獲得しました!】

『不良界を牛耳る番長の補佐として君臨していたという彼。番長にはやらせられない裏の仕事をやっていたらしい……。』
491 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 17:52:48.99 ID:LFHKbPCvO
【交流イベント5】


斬子「よぉ、九十九。テメーも本読みに来たのか?」

九十九「う、うん……」

九十九(ボクが図書室に来ると、既に斬子さんがいた)

九十九(……それにしても……)

斬子「……何だよ、まるでアタシが本読むなんて変みてーな目で見やがって……」

九十九「そ……そこまでは思ってないよ!」

九十九(正直、意外ではあったけど……)

斬子「……ま、あながち間違ってねーよ。別にアタシは本を読んでるわけじゃねーからな」

九十九「え? そうなの?」

斬子「アタシが見てるのは……コレだ」

九十九「コレって……図鑑?」

斬子「ああ……植物図鑑とか、虫の図鑑とか眺めてんだよ」

斬子「……ほら、アタシは木こりだからさ。この自然も何もねー生活、耐えられなくてよ……」

斬子「だから、せめて植物を見て心を慰めようと思ってな!」

九十九(なるほど……)

斬子「テメーも何か読んだらいいんじゃねーか? アタシみてーに図鑑で良いしよ」

九十九「うん……そうしようかな」


・九十九クンが本を読みます。どんな本? 名前とか本の系統とかを安価してください。

↓1
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 17:58:19.03 ID:QIXGgEMx0
動物図鑑
493 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/25(金) 18:09:56.43 ID:LFHKbPCvO
動物図鑑の安価を頂いたところで、本日はここまでです。ありがとうございました。

ダンガンロンパがスイッチで出るみたいですね。新作では無いけど……この感じだと、新作出すための繋ぎだったり……? ちょっと期待しちゃうぜ。

次回の更新は6/27、日曜日です。よろしくお願いします。
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 18:13:32.04 ID:9PY+bEbDO
乙です
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 18:32:06.93 ID:AYC3XS9GO
おつー
496 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 20:26:32.37 ID:HU2/90ybO
それでは始めます。交流の続きからです。短めかも。
497 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 20:28:53.75 ID:HU2/90ybO

九十九(それじゃあ……ボクはこれを読もうかな……)

斬子「何だそれ……動物図鑑?」

斬子「テメー、動物とか好きだったのか?」

九十九「いや、別に……」

斬子「……じゃあ、何でそれ見るんだよ」

九十九「どうせなら、斬子さんの近い世界のを読もうかなって」

斬子「ハァ? 何じゃそりゃ……」

斬子「……オイ、ちょっと待て。この図鑑がアタシの世界だってのか?」

九十九「え? だって、斬子さんって森に住んでた……んだよね?」

九十九「木こりのお父さんと住んでたって事は、そうだと思ったんだけど……」

斬子「…………」

斬子「……は? アタシ都会育ちだし」

九十九「…………はい?」

斬子「あ? 何だその顔は」

斬子「どっからどう見ても都会っ子だろうがアタシはよ!!」

九十九「え、あ……う、うん……」

斬子「チッ……クソが……! 何でバレちまったんだよ……!!」ボソボソ

九十九「…………」

九十九(何かこだわりがあるのかな……)


【嵐山斬子の好感度が上がりました!】
498 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 20:46:12.98 ID:HU2/90ybO
【通信簿イベント1(嵐山斬子編)】


九十九「斬子さんは【超高校級の木こり】……なんだよね?」

斬子「まぁ、一応な。超高校級って言われるほどスゲー事やったとは思わねーけど」

斬子「アタシがやってたのなんて、ただ木を伐採してただけだしよ」

九十九「そうなの?」

斬子「あー……でも、なんか、アタシが木を切った山は生き返るらしいんだよな」

九十九「……え?」

斬子「ほら、山って手入れしねーと死んじまうだろ? で、管理人からウチの山を何とかしてくれって連絡が来んだよ」

斬子「だから木を切るんだけど……そうすると山が復活するんだと」

斬子「でも、そういうのって山の生命力だから、アタシあんまし関係ねーんだよな……」

九十九(……想像以上に凄い才能だったな……)


【嵐山斬子の通信簿を一枚獲得しました!】

『全国に木を切りに行くという彼女。彼女が木を切った山は、たとえ死にかけていても生命力が復活するらしい。』
499 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 21:15:04.75 ID:HU2/90ybO
【交流イベント6】


鈴村「う〜ん……」

九十九「あれ、鈴村さん?」

鈴村「ハジメちゃ〜ん? どうしたの〜?」

九十九「いや、暇だからウロウロしてるんだけど……鈴村さんは?」

鈴村「わたしも暇だから〜……パソコンみたいに使える物を探してたの〜」

鈴村「でも〜……やっぱりどこにも無いんだよねぇ〜……」

鈴村「この電子生徒手帳だったらネットに繋げそうなんだけど〜……結局それも外部からアクセスできる物無いと意味ないし〜……」

鈴村「視聴覚室なら何かあると思ったんだけどなぁ〜……」

九十九「へえ……」

九十九(……何にも分からないな)

九十九(……せっかくだし、鈴村さんに何か質問してみようか)


・鈴村さんと交流します。テーマを下から一つ選択してください。

1.【超高校級のプログラマー】について
2.電子生徒手帳について
3.他の超高校級のクラスメイトについて

↓1
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:15:32.56 ID:ZaCf7Vb30
3
501 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 21:50:51.43 ID:HU2/90ybO
3選択


九十九「鈴村さんには……この学園生活で、どこか気になる人はいる?」

鈴村「気になる人? う〜ん……」

鈴村「……タイスケちゃんかな〜?」

九十九(タイスケ……万城クンか)

九十九「……万城クンのどういうところが気になるの?」

鈴村「タイスケちゃんはね〜……」

鈴村「……すっごい器用なんだよ〜!」

九十九「……へ?」

鈴村「料理はもちろんだし〜、色んな知識もあるし〜……わたしが困ったらすぐ助けてくれるんだ〜!」

鈴村「それに、疲れてたらすぐ気づいて休憩したらって言ってくれるし〜……すごく優しいんだよ〜!」

九十九「……なるほど」

九十九(ボクの思ってた“気になる人”とは違うな……)

鈴村「後は〜……マシロちゃん?」

九十九「……黒野さんが気になるの?」

鈴村「だって〜、マシロちゃんったら何でも辛くしちゃうんだよ! 甘党のわたしからしたら考えられないよ〜!」

九十九(……そこなのか?)

九十九(……うーん、このほわわんとした鈴村さんが、才能を偽ってるとは考えにくいけど……)


【鈴村あやめの好感度が上がりました!】
502 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 21:52:30.57 ID:HU2/90ybO
【通信簿イベント1(鈴村あやめ編)】


九十九「鈴村さんは……【超高校級のプログラマー】なんだよね?」

鈴村「そうだよ〜」

九十九「……正直、ボクには何をやってるのか想像もつかないよ」

鈴村「う〜んとねぇ〜……」

鈴村「……人工知能とかスーパーコンピュータとか分かる〜?」

九十九「……ごめん、全然分かんない」

鈴村「そうだよねぇ〜……」

鈴村「ん〜とね? 簡単に言うと、世界でもトップクラスの研究所に、わたしはプログラマーとして雇われてるんだよ〜!」

鈴村「人工知能やスパコンの研究の傍ら、研究所のあらゆるシステムを管理してたんだ〜」

九十九「そ、それは凄いね……」

九十九(……その凄さは、ボクでも何となく分かる気がする)


【鈴村あやめの通信簿を一枚獲得しました!】

『人工知能やスーパーコンピュータの研究を行なっていたという彼女。それと並行して、世界でもトップクラスの研究所のシステム管理もしていたとか……。』

503 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 21:53:42.30 ID:HU2/90ybO
【交流イベント7】


九十九(……そろそろ夕飯かな? ちょっと早いか……)

九十九(まぁ……でも、食堂で待っててもいいかな)

九十九(そう思い、食堂に向かうと……)

万城「お、九十九じゃないか。暇か?」

万城「だったら、少し手伝ってくれないか?」

万城「いつも世話になってる鈴村に休んでくれって言ったはいいものの……手が足りなくてさ」

九十九(……万城クンの食事の手伝いをする事になった)

九十九(いつもお世話になってるし……これくらいはしないとね……)

九十九(……それにしても……)

九十九「……万城クン、すごい手際が良いね」

万城「ん? そうか? 普通だと思うけどな」

九十九(厨房での万城クンの働きは見事なものだった。ボクなんてほとんど働いてない)

万城「あー、でも、家では俺が家事担当だったからな……そのせいで手際が良く見えるのかも」

九十九「へえ……それは偉いね……」

万城「いやいや、やるのが俺しかいなかっただけだよ。他の皆も働いてたからな」

万城「……よし、じゃあ、九十九にも働いてもらうか」

九十九「へ?」


↓1のコンマ判定。高ければ高いほど九十九クンが料理上手に。
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:55:44.80 ID:s2P234gDO
はい
505 : ◆LWJMZhhGCoS. [saga]:2021/06/27(日) 22:08:32.02 ID:HU2/90ybO
九十九クンが料理上手になったところで本日はここまでです。ありがとうございました。

次回の更新は6/29、火曜日です。よろしくお願いします。
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 06:03:40.84 ID:dTLyz0GDO
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