【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

748 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/17(火) 23:58:41.63 ID:lI0hZXB/0
■まあガッツリヤってる描写をやらなければ何とかなりそうですね。
チューくらいなら問題なさそうですね。優護君からチューとかそういうことする機会あんまなさそうですけど。

■なんかありがとうございました。
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/18(水) 00:00:44.65 ID:2Vdr5tuOo
『キャベツ畑』や『コウノトリ』を信じている可愛い女のコより頭が純粋無垢そうだからなユーゴ君
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/18(水) 18:19:41.09 ID:AIXXyA9TO
出来るだけ仲間になりそうなキャラのイベント取りたいけどね
個人的にはクーナさんにイケメンを宛がってあげたい。
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 02:34:10.06 ID:T14yM6Xfo
ロボットとか普及してる国でも紙の本とかまだあるんだな

「しかし何故紙の本を?本なんて電子書籍で良いよね、紙なんて何のメリットもなくて時代遅れだよ」
ルル「なんだァ、てめェ……!」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 10:45:36.95 ID:THtwxDeF0
良い奴ではあるけど日常生活が心配になる凄いバカで運動は得意って斉木楠雄のΨ難の燃堂を思い出す
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 15:32:22.98 ID:UsVsmvE1o
「優護 接し方」のAI回答
優護と接する際は、ゆっくりとした動作で穏やかな声で話しかけ、優護から近づくまで待つことが基本です。

優護との上手な接し方について、以下のポイントを紹介します。

基本的な接し方
ゆっくりとした動作で近づく。
穏やかな声で優しく話しかける。
無理に近づいたり、触ったり、抱き上げたりしない。
毎日顔を合わせる(トイレや餌やりは欠かさず行う)。
優護から近づくまで待つ。
優護が喜ぶこと
おもちゃで一緒に遊ぶ(ごはん前に誘うと、より効果的)。
撫でられることを好む部位(額、あごの下、耳の後ろ、首、肩など)を優しく撫でる。
優護が満足する形で遊びを終える。
優護が嫌がる行動
大きな音を立てる、大声で話しかける。
じっと見つめる。
しつこく構う、追いかける。
無理に触ったり、抱き上げたりする。
その他
優護の気持ちを第一に考え、優護が嫌がることをしない。
優護の行動や表情から気持ちを理解する。
優護の性格(警戒心が強い、甘えん坊など)に合わせた接し方をする。
優護にとって安心できる環境を提供する。
目を合わせる=敵意があるという意思表示になるため、優護と関わるときはあまり目を見つめすぎないようにする。
優護は聴覚が非常に優れているため、大きな音や低い声は苦手です。高いトーンで、ささやくように話しかけると良いでしょう。優護が構ってほしくないサインを出しているときは、そっとしておいてあげましょう。
754 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 19:17:19.87 ID:mHnhvJZq0
■ユーゴくんはペットなのん……?
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 19:21:08.96 ID:j9mIcWXoo
離し飼いにされてる猫ちゃん的な
ある日フラッと姿を消して帰ってこないかもしれない
756 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 22:12:56.06 ID:mHnhvJZq0
■ちょっと順番あれですが、できるところからやります。

■ユーゴくんは猫ちゃんだった。


優護「……あ」

テラス「――――!」

街の外れにある河川敷。近未来な都市の雰囲気とは変わってある程度の自然を感じるその場所でテラスがトレーニングをしていた。

拳が空を切り、ひゅんっと風切り音。素人の優護から見ても鋭いパンチだということが分かった。

テラス「ん……?あぁ、こんにちはユーゴさん。お散歩ですか?」

優護「ぇ、ぁ……こ、こんにちは、テラスさん……」

近づきすぎてしまったのだろうか、そのトレーニングを見ていたことが一瞬でバレてしまった。驚いて心臓が破裂しそうになりながら、優護は彼女の元に近づく。

優護「近くを歩いていたら、風切り音……が聞こえてきたので。その、ぬ、盗み見るとかそういうつもりじゃなくて……!」

テラス「ふふっ、そんなこと気にしていませんよ。以前闘ったパイロットがこんなところでトレーニングをしていたら気になってしまうのは無理ありませんから」

テラス「……もしよろしければ、一緒にトレーニングでもしますか?一人だと刺激が足りないんですよ」

優護「え」

757 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 22:13:21.82 ID:mHnhvJZq0

テラス「――私がこうやって格闘のトレーニングをしているのは、ロボットのトレーニングの一環なんです」

テラス「"この国家においてロボットとは人型――例外はありません"人型をバトルで勝てるように動かすためには、まず自分自身を動かせる必要があると、私は考えています」

優護「ふっ……ふぅ……!」

テラス「勿論一番は実際に搭乗しての訓練ですけど、メンテナンスにもお金がかかりますから……こうやって時間が空いているときはわたしの体を動かすようにしているんです」

テラス「……もう一人のパイロットの彼はすぐに音をあげてしまいましたから、ユーゴさん、貴方は……」


トレーニング判定:コンマ直下(体格ボーナス+10)

コンマが高いほどセンスあり、低いほどへにゃへにゃ
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 22:15:21.39 ID:TydAK87bo
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 22:18:30.15 ID:Zaz45W+Qo
テラスさんのは>>729でゾロ目出てたな

前みたいにそこでのゾロ目もボーナスとして適用されてれば前のシエラさんとのイベントくらいの高い効果はあったかな
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 22:21:55.81 ID:3egH6avR0
自然に返しても安心とは言い難いへにゃへにゃさ
自然界では生きていけない
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 22:24:35.38 ID:Ldkdp6Ybo
人を殴るの向いてなさそうだからディフェンスとか護身術とかに絞るか
762 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 22:36:23.72 ID:mHnhvJZq0

優護「へやぁあ!」

テラス「……拳の勢いや身体の構えには申し分ないと思うんですけど、なんだか勢いがないんですよねぇ」

優護「うぅ、本気でやってるんですけど……」

なんともな評価を貰ってしまい落ち込む優護。テラスが言うに"人を殴るのに向いていない"というらしい。

――トレーニングである程度格闘できるようになったとしても、実戦でそれが出来るかどうかは別。優護にはまだ実践は難しいようだ。

テラス「トレーニングを続けていればある程度は改善すると思いますが……まあ、ロボットバトルの動きとして取り入れる分には問題ないでしょう」

テラス「スマホ今持っていますか?はい、これが私の連絡先になります。いつもここでトレーニングをしていますし、呼んでくだされば駆け付けますよ」

優護「あ、ありがとうございます……」

テラス「……でもロボットバトルの時の動きや、今の動きを見るに基礎はしっかりしていますね。何か他にトレーニングを?」

優護「えっと、その。ファクトリーで、ジムの……トレーニングを……」

テラス「ああなるほど、だからこんな……へぇ……」

……トレーニングでかいた汗で服が軽くくっ付いてしまい、優護の体格が分かりやすくなっている。着やせするタイプではないが、服に隠れて引き締まった体が分からないタイプなのだ。

じっくりと観察されるようにテラスに見られ、なんだか怖くなってくる優護。

テラス「――ぁ、ごめんなさい!その、私の方のもう一人のパイロットもこれくらい鍛えてくれればいいのに……なーんて思っちゃって」
テラス「とにかく、今日はいきなり付き合わせちゃってごめんなさい。またどこかで、良かったらルルちゃんと一緒にご飯でも行きたいですね?」

――――こうして、優護は格闘のトレーニングを行った。

テラスの教えは分かりやすく、続けていけば肉体面の成長とロボットバトルでの技能の獲得が望めるだろう……。

763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 22:39:11.39 ID:ExLm/m3Eo
今は色んな人のを真似していくだけだけど過ごした日々がそのうち自分だけのオリジナルを作るかもしれない
764 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 23:14:49.42 ID:mHnhvJZq0

優護「――――っ」

先日テラスと戦った時のあの"超感覚"――これをマスターするために優護はスクトゥムに乗りトレーニングをする。

意識せずともロボットを動かすために、別のところの意識を持っていく。これを実践するために優護は本を読んでいた。

ロボットに関する本に意識を集中させながら、スクトゥムを動かす。これを完璧にできればあの感覚をマスターしたと言っても過言ではないだろう。

優護「ぇ、ぁ、ぅ、ぁ……!」

――が、しかし中々そう上手くはいかない。ファクトリーの私有地でのトレーニングだったから良かったもの、あらぬ方向に進み始めるわ、躓いて転んでしまうなど。実戦でやったら即敗北みたいな動きを続けてしまう。

操縦に集中しすぎると本を読めず、本を読もうとするとずっこける。上手い具合が見つからない。

優護「……ふぅ、テラスさんなら、上手く行くんですかね」

あの身のこなしならこれくらい余裕でこなせてしまうと感じてしまう……そんなことを考えながら一度ロボットから降りて休憩をしようとすると――。

クーナ「――ふん、私有地で良かったわね?ここが道路で車の運転なら余裕で道路交通法違反ね」

優護「ひやぁあぁあ!?」

クーナ「えっ!?」

――何故かそこに居たクーナに驚いて。とても情けない声を出してしまう優護。

765 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 23:18:55.52 ID:mHnhvJZq0
なんでファクトリーに……?:コンマ直下

コンマが高いほど欲望混じり。低いととても真面目。
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 23:19:33.24 ID:4WctfJF50
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/19(木) 23:20:34.18 ID:B+L0jjAOo
密入国の疑いもあるし軍人ならそら真面目にもなる
768 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/19(木) 23:58:47.06 ID:mHnhvJZq0

クーナ「――――こほん、今日はファクトリー長であるロイドさんに用があってね。それで来てみたら……ねぇ」

優護「あ、そ、そうなんですか」

よく分からないが軍人という立場ならファクトリーに用があるものだろうと納得する優護。

クーア「……なに?本を読みながら操縦……?何の意味があるのかしら、それ」

優護「ぇ、えっとそのぉ……」

自己流のトレーニング方法をクーアに説明をすると、何とも言えない表情で優護を見つめ始めてくる。

クーア「なんか話を訊いても回りくどいわね……まあ意識せずとも、自分の身体の一部のように機体を動かして……というのは良い心がけだと思うけどね」

優護「そ、そうですか?」

クーア「じゃあアンタ、走るときに右足出して次に左足出して〜、なんて考えながら走る?そんな考え事しながら走ったらドベよドベ」

クーア「……そんなマルチタスクをこなそうとするよりも先に、基本動作を体に浸み込ませなさいよ。アンタ、そんな器用なタイプじゃないでしょ」

優護「ぅ、ぁ、はい……」

クーア「ああもうメソメソしない!はぁ……別に間違った努力じゃないわよ。ただちょっと遠回りなだけ」

クーア「なにか掴めそうなものがあるなら全力で掴みに行く……そのためのトレーニングでしょ。別に怒ってるわけじゃないわよ」

優護「は、はい……ありがとうございます……」

……今にも倒れてしまいそうだった優護の様子に、クーアはため息をつきながら補足をする。

769 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/20(金) 00:08:55.17 ID:pCd3ATA90

クーア「……ああそうそう、アタシちょくちょくこのファクトリーにお邪魔することになると思うから」

優護「ぇ、あ、そ、そうなんですか?」

クーア「ええ。勿論"ロイドさんへの用事"として……ね」

クーア「そのついでなら、アンタに色々と教えて上げてもいいわよ?ロボット操縦」

優護「ぇ」

クーア「……ふん、嫌ならいいのよ、嫌ならね。その反応だと、どうせアタシがこの国家においてどういう存在なのかも知らなさそうだし……気まぐれよ」

優護「あ、ありがとうございます!クーア、さん……!」

クーア「きゃっ!ぁ、な、ちょ……ち、近づかないで。アタシはそんなつもりで来たんじゃないの……!」

女の子のような声を上げて、クーアは一歩下がって優護から離れる。

優護「す、すみません……その、えっと、怖がらせるとか、そういうのじゃなくて……」

クーア「は?アタシが怖がったって言いたいわけ?アンタみたいなビビリに怖がるわけないでしょ?軍のトップパイロットを舐めるのも大概にして」

クーア「……ほ、ほら。とりあえずこれ、連絡先。アタシは暇じゃないけど?まあ、アンタが何か聞きたいことがあったら……連絡しなさい」

優護「わわっ、あ、ありがとうございます……!」

770 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/20(金) 00:15:08.89 ID:pCd3ATA90

クーア「――――はい、はい。対象のアリトモ・ユーゴと接触出来ました」

クーア「第62ファクトリーが危険人物を匿っている恐れがないか――それを判断するために、今後継続して接触を図ろうと思います」

クーア「はい、承知いたしました。失礼いたします――はぁ」

ファクトリーから軍へと戻る道、クーアは誰かとの電話を終えてスマホをポケットにしまう。

クーア「……身元不明の怪しい人物。他の国からの入国者情報にも載っていない、不審者」

クーア「人は見かけにも性格にもよらない――アタシがしっかりと調査しなくては」

クーア「…………うぅ」

クーア「連先交換しちゃった……だ、大丈夫よね?変じゃない、わよね?別に、やましいことなんてないんだから」

クーア「でも恋愛漫画だと夜寝る前に寝落ち通話とか……いやいやいや。いけないわ、変な風に考えちゃってる」

クーア「相手は怪しい人物、怪しい人物……」


771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 00:17:33.98 ID:FsA+K+8lo
アニメのOPとかで「私いつものメンバーですけど?」って仲間面してそうなポジション
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 00:22:02.41 ID:7CH4VE+g0
ファクトリーで練習試合イベントあったらバトルの解説ポジションにうってつけの立場になった
773 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/20(金) 00:27:04.69 ID:pCd3ATA90

■Q.なんだか連絡先交換と各キャラとトレーニングしそうな雰囲気ですがこれは……?
A.【目標】に合わせて各キャラとの交流と一緒にユーゴくんの成長イベントをやろうかと……

■ユーゴくんの肉体成長をしてくれるテラスお姉さんと、めちゃつよパイロット軍人クーアさんのエントリー。万能ルッチーさん、超感覚シエラ、スクトゥム改造相談ルルちゃんなど色々選択肢はある予定です。
せっかくのイベント安価でトレーニングをするより、自由度の高そうなとんちきイベをやりたいなぁという奴です。

■お疲れ様でした。今日はこれで、おやすみなさい。
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 00:29:59.38 ID:qwwY96y80

頭の中はほぼ空っぽだけど人脈はいっぱい
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 00:33:23.95 ID:iaiWGzzqo

全員ユーゴ君の容姿でも平常心だから理性がダイヤモンド並みに堅いという究極の力まである
776 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/20(金) 00:56:32.92 ID:pCd3ATA90
■下手に理性とか好感度判定をすると容姿99のパワーでとんでもないことになるのでネームドキャラにはちょっとだけ控えてもらってます……はい……。

■とはいえそういうコンマで爆発してそこそこ交流が続いたらね……という感じはあります。ルッチーさんの>>670のコンマとかね……クーアさんも設定がとても爆発しそうです。
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 01:12:17.87 ID:JNHdL0AIo
機体関係 まともに生きていけるだけのお勉強 他の国行った時のために何でもいいから生身で戦いから生き残る手段 衣住食保証されない環境での生活力

いっぱい必要なスキルたくさんあるしアホの優護くんでは独学で身に付けるなんて無理だな
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 17:45:31.08 ID:REgWfZb5o
直近のルッチーさんのイベントは全ての判定が連続で上手く行くという奇跡
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/20(金) 20:26:53.29 ID:6Z6MWE+60
記憶なくて頭の中空っぽな実質赤ちゃんだから成長は早いのかもしれない
780 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 00:10:21.51 ID:BZlfxyP50

ルル「――あ、新しいカフェオープンしたんですね」

ルルと一緒にファクトリーで必要となる細々とした備品の買い出しをしている途中、新しいカフェがオープンしているのを見つける。

ルル「ちょっと休憩していきましょうか?少し暑いですし、水分補給がてら涼みたいですし……優護さんにもずっと荷物を持ってもらうのも申し訳ないので」

優護「わ、分かりました……あ、あの、自分はその、荷物持ちなのでそんな……大丈夫です、よ?」

――一応のパイロットとして採用されることとなった優護だが、普段の生活としては前からあまり変わっていない。

掃除に荷物整理、軽い荷物運び、そしてこの買い出しの荷物持ちなど。あのファクトリー内でもやろうと思えば仕事があるのだった。

ルル「いえいえ、ユーゴさんが居なかったらこの量の荷物は私だけじゃ運べませんでしたから……これくらいさせてください、では行きましょう?」

781 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 00:11:01.18 ID:BZlfxyP50

店内には優護とルル以外のお客さんもおり、店員さんに窓際の席に案内されて着席する。

――店員さんが言うに、今のおすすめはメニューに書かれているパフェとドリンクのようだ。

ルル「ええっと、それでは店員さん。そのパフェとドリンクを……」

店員「はい!パフェとドリンクですね!少々お待ちください!」

ルル「楽しみですねパフェ。ユーゴさん、結構甘いの好き、ですよね?」

優護「ぇ、そ、そう、ですね……好きです」

ルル「この前食堂で出されてたデザートのケーキ、凄い美味しそうに食べてたのを見て……もしかして、結構色んなお店に行ったりします?」

今度お勧めのお店紹介してくださいね?……と、少し雑談をしていると店員さんがパフェを持ってやってくる。

店員「お待たせしました!こちら当店のパフェとドリンクになります!どうぞごゆっくり〜……」

ルル「わっ、結構大きいですね……んっ、え……」

優護「おー……凄いですね、これ」

そこそこ大きなパフェとドリンクが一人前。二人前のはずだが一つしかないのを疑問に思いドリンクを見ると――まるでカップルが使うようなハートストローが刺さっていた。

ルル「――っ!?」

ルルの顔が一気に赤くなる、そして必死になってメニューを確認した後、優護のスマホに入っているアイナに向かって訊ね始める。

ルル「あ、アイナ……!こ、ここの喫茶店のメニューについて教えて……!ぇ、ぇ……!?」

アイナ「――はいよ!アイナちゃんの登場や!なんや、デートしとるんか?ええっと、そのパフェとドリンクは……カップル限定っぽいな?」

ルル「っ〜〜〜!?!?!?」

より一層顔が赤くなる、男女二人で来店したことで店員さんがカップルだと勘違いしてしまったのだろう。

優護「ぇ、えっと……?」

慌てふためくルルと、小さくけらけら笑うアイナ。そして、未だに状況が飲み込めていない優護。

782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 00:13:27.45 ID:wsl7d1V4o
こういうことはお子様優護君
783 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 00:26:53.59 ID:BZlfxyP50

ルル「と、とにかく!これは……だ、だめです!て、店員さんに話して、返品――」

アイナ「まあまあルルちゃん!ほら伝票確認してみぃ?カップル割りで安くなっとるやろ多分。だったら遠慮なく食べればええやん?」

ルル「で、でも……!そ、その、か、カップル……とか、そんな……ゆ、ユーゴさん!」

優護「ひゃ、ひゃい!?」

ルル「い、いや……ですよね?カップルとか、私みたいなのと……そんなのよくありません、よね?」

顔を真っ赤にして、プルプルと震えた声で聞いてくるルル。しかし優護にはそのカップルというものがよく分からなかった。単語としての意味を、なんとなく知っている……くらいであった。

――恋人、といういい方なら優護も反応できたかもしれないが。知識のなさはこういうところを結びつけないものだ。

アイナ「……カップルってのは、仲の良い男の子と女の子って意味やでユーゴ」

優護「ぇ?じゃあ、自分とルルさんはカップル……なんですか?」

ルル「ぴぇ……!?あ、アイナさん……!!!」

アイナ「なんでぇ?ウチ嘘はついとらんやろ?」

――なんだか知らないうちに大騒ぎになり始めている、普段大人しいルルがこんなにも慌てていると優護もなんだかやってはいけないことをしてしまったんじゃないかと心配になってくる。

ルル「そ、そういうのはもっと大事な人に……い、言うものですよユーゴさん……!か、カップルじゃありません!違いますよ……!」

優護「そ、そうなん、ですか?でも、ルルさんは……大事な人ですよ?」

ルル「……〜〜〜っっっ!!!」

……なんだかルルが顔を押さえてしまった。

とりあえず、パフェかドリンクかを食べてしまいたいが――。


カップル割りのパフェとドリンク:コンマ一桁直下

1-2 なんだかよく分からなくなってきたので無心で食べ始める
3-7 優護「あーん……なら、知ってますよ?」
8-0 ドリンクを一緒に

784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 00:27:06.96 ID:/ufPcgoAO
はい
785 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 00:48:37.90 ID:BZlfxyP50

優護「……る、ルルさん?」

ルル「ぅ、な、なんです――――」

優護は小さなスプーンでパフェを一口すくい、ルルに向ける。

優護「あ、あーん……って、すると。美味しい、ですよ?」

ルル「ぇ、ぁ、ぅ…………わ、分かっててやってるんですか、ユーゴさん……」

顔を赤くして、モジモジし始めるルル。一瞬の逡巡の後、ルルはぎゅっと目を瞑って口を開いて――。

ルル「ぁ、あー……ん」

ルル「……ぁ、美味しい……」

――その瞬間、小さくおぉという声が聞こえてきた気がする。声の方向を見ると、数人のお客さんがこちらを生暖かい目で見ていた。

……何か変なことをしてしまったかと不安になる。が、とりあえず優護は向かいに居るルルを見る。

優護「ぁ、美味しい」

ルル「ぁ!そ、それ間接……!ぃ、いえなんでもないです……」

優護「……?」
786 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 01:10:51.18 ID:BZlfxyP50

ルル「…………」

優護「……」

――カフェで休憩を終えて、買い出しを終えて二人は帰路に付く。が、その空気がなんとも気まずい。

ルルが優護の方をチラチラと見て、顔を赤くして俯いて。またチラチラと見て……を繰り返している。

優護「ぁ、あのぉ……」

ルル「っ!?な、なんですか!?」

優護「ぁ、な、なんでもないです……」

ルル「ぁぅ……そ、そう、ですか……」

とても気まずい、優護にこの空気は最悪だった。自分があのカフェで何か嫌われるようなことをしていまったんじゃないかと、心配で心臓が爆発しそうだった。

あれだけ仲良くしていたルルとのこの空気、もしかしたらファクトリーでも続くのかと考えるだけで……死にたくなる。

嫌われたくない、どうにか仲良くして欲しい。優護の願いは切実だった。


何か言おう:コンマ一桁直下
1-7 こ、今度、お勧めのスイーツ店があるので……行きましょうね?
8-0 ……る、ルルさんは、自分の事が嫌いですか……?
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 01:12:11.62 ID:B7bo6Iujo
788 : ◆gnMVpaH84at6 [saga]:2025/06/21(土) 01:17:13.73 ID:BZlfxyP50
■こんな時間に初めて途中ですが寝ます。ありがとうございました。

■年頃の女の子に大事な人とかカップルとか使うな優護。
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 01:19:43.98 ID:Oj3y//wjo

人生経験が実質ほぼゼロだから仕方ないね
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 01:22:51.01 ID:fT037j4I0

色んな意味でバカとかアホとか言われても否定できない
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 01:27:41.87 ID:iC6eu8Pro

身元不明の美男子で色んな女性の心を掴んでいる
これはスパイの疑いがあるからじっくりと尋問しなきゃいけませんね
何か危険な物も持ってるかもしれないから服も脱がせないと
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 10:34:23.51 ID:jv6gFhrZo
募集イベントの前に挟む予定だった固定イベントは後回しかな?
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/21(土) 12:17:46.87 ID:1sbpMaPcO

優護君があーんして食べる側だったらカップルと莞うより幼児にご飯を食べさせる母親の図に見えそう
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/22(日) 03:18:08.08 ID:B3TZo7PtO
この国家が一夫多妻なら色んな女の子侍らせ放題だぞ!
これならユーゴくんが刺されることもないね
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/22(日) 21:01:03.27 ID:zaNOD9/Zo
女を侍らすじゃなくて女に侍られそうだな
悪い人にパクッと食べられないためにシエラさんが言うところの直感で自衛しないと
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/22(日) 21:24:35.83 ID:8+PdiM3OO
多分ユーゴくん恋愛とか性欲とかそういうの無縁だから直感で感じ取ってもそのまま突っ込んでいきそう
やっぱ悪い人から守ってくれる優しい人が必要だよ
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/06/23(月) 00:52:48.65 ID:zRZ7jhNLo
今日も報告出来ないくらい忙しい感じか
324.98 KB Speed:20.7   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)