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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界)
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268 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/18(水) 22:23:06.07 ID:qzbQ3k9fO
〜ホテルしおさい〜
おとなのお姉さん「どうしよう……」
レッド「……?」
キョウヘイ「お姉さん、どうかしたんすか?」
おとなのお姉さん「わたし、お姉さんなんて年齢じゃないよー! まだ15歳だもん!」
キョウヘイ「あっすんません、明らかに二十代後半の素敵なレディなもんで……」
おとなのお姉さん「大人にはなりたいと思ってたけど、アラサーはいやーーー!!!」
マサキ『ギャーーーーーーーーー!!!!!!』
レッド「うるさい……」
トウヤ「うーん……やっぱり混乱してる人が多いみたいだねぇ」
ハウ「えっとー、ここに来た人たちはー、脱出しようとしたりしてるのー?」
おとなのお姉さん「え? うーん……わたしは怖いからここにいるけど、出口探してる人もいるよ」
269 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/18(水) 22:28:17.23 ID:qzbQ3k9fO
おとなのお姉さん「そういえば、乗船所に向かって帰ってこない人がいるっけ」
レッド「……!」
グラジオ「なんだって……! もしかすれば、そこに手掛かりがあるかもしれない……な」
おとなのお姉さん「それと……くうかんけんきゅうじょだっけ? あそこにも人がたまに入るのを見るよ」
おとなのお姉さん「この間は……珍しく10歳くらいの子を見かけたっけ」
ハウ「それってー、黒髪のー?」
おとなのお姉さん「そうそう!」
ハウ「……もしかしたらー、ヨウかもねー」
レッド「……乗船所か、空間研究所……」
トウヤ「空間研究所って……確か、ウルトラスペースとかを調べてるところだったね」
キョウヘイ「根城にはしてなさそうっすけど……船一個占拠してるとかのがイメージできるっす」
270 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/22(日) 23:11:13.69 ID:QKx3BuFrO
レッド(直接ヨウに会いに行くなら、船なのかな……? でも、空間研究所にも手掛かりがありそう)
レッド(もう少し、ホテルを調べたいな……)
トウヤ「レッド、まだ見て回りたい?」
レッド「うん……」
キョウヘイ「聞き込みは調査の基本っすもんね〜」
トウヤ「そうだねぇ……でも気を付けてね? いつ分断されるかわからないし」
トウヤ「この場所もヨウの管轄なら、きっとあいつもいるだろうし……うーん、念の為手を繋いでおいたほうが……」
トウヤ「……あれ? レッド?」
ハウ「レッドならー、いまそこの部屋に入っていったよー」
グラジオ「……この部屋、空室じゃないか? 後を追って入ったが……誰もいない……!」
トウヤ「い、言ったそばから〜〜〜!」
271 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/22(日) 23:17:16.73 ID:QKx3BuFrO
〜部屋〜
レッド「……?」
目覚めトウヤ「あぁ……いらっしゃい。思ったより早かったね」
レッド(目覚めてるほうのトウヤだけど……なんだか元気ない?)
レッド(ホテルの部屋ですごいくつろいでる。やっぱり、トウヤと同じでこの場所イヤなのかな)
目覚めトウヤ「……今日はそういう気分じゃないから、普通に話してあげてもいいよ。お菓子食べる?」
レッド「食べる……」
目覚めトウヤ「そこの椅子使っていいよ。お茶も用意してあげる」
レッド「やった……」「……」(やっぱり元気なさそう)
目覚めトウヤ「この場所がテンション上がらないっていうのもそうだけど、最近僕の出番多かったからさ」
目覚めトウヤ「ちょっと疲れちゃったんだよね。今後はしばらく休みになるだろうけど」
レッド(確かに、あとはヒカリとかガラルの二人とか……ユウキが微妙なラインだけどどうだろう)
目覚めトウヤ「はい。熱いから火傷しないようにね」
レッド「はーい……」
272 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/22(日) 23:27:31.97 ID:QKx3BuFrO
レッド「……」
レッド(お菓子、マラサダだ……)
目覚めトウヤ「ゆっくりしていってよ。何かするつもりはないけど、レッドがこっちにいればいるほど……」
目覚めトウヤ「あいつは慌てるだろうからさ。それは割と面白いから」
レッド(そういえば……トウヤが気を付けてねって言ってくれてたんだった)
レッド(気を付けるぞ! って思いながら扉を開けたらこれだったんだけど)
目覚めトウヤ「窓から少し見てたけど、キョウヘイけっこう大きくなっちゃってたよね。残念」
レッド(やっぱり残念なんだ……)
目覚めトウヤ「……でも、レッドはあんまり変わってないね。よかったよかった」
レッド「え……ちょっと、大きくなった……よ。ほら……」
目覚めトウヤ「あはは。誤差だよ誤差。僕よりは小さいし」
レッド「」ガーン
273 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/22(日) 23:40:36.33 ID:QKx3BuFrO
レッド(誤差……僕の三年が……誤差……)ガーーン
目覚めトウヤ「あはは、ショック受けちゃった? かわいいね〜」
レッド「……………………」
目覚めトウヤ「怒らないでよ。かわいいって言われるの、嫌?」
レッド「……嫌って、わけじゃないけど……」
目覚めトウヤ「ならいいでしょ? あ〜かわいいかわいい」ナデナデ
レッド(うーむ)
レッド(元気では無いけど、話はしてくれそう……かな?)
レッド(ただ、あんまり時間をかけすぎても……僕が危ないかもしれないし……)
レッド(……どうしようかな。何気にずっと、ヒントはくれてたんだよね……)
どうするか 下1
1,ヨウについて聞く 2,向こうのキョウヘイについて聞く 3,向こうのレッドについて聞く 4,その他
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/22(日) 23:46:18.99 ID:bOMpcJl9O
元気ないからきっと大丈夫だよ
2を聞きつつ、余裕があれば1も。
275 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:04:12.20 ID:N5weyRhRO
シークレットコンマ判定 99→??
レッド「……トウヤ……」
目覚めトウヤ「ん?」
レッド「向こうの……キョウヘイと、仲良い……?」
目覚めトウヤ「そうだね……良くはないかも? きっと、あの子は僕の事を味方だとは思ってないよ」
レッド「え……そうなの……?」
目覚めトウヤ「そうだよ。良くて強めの駒、って感じかな」
レッド「……じゃあ、友達じゃ、ないんだ……」
目覚めトウヤ「あはは、友達とはとても言えないかな。僕だって、完全にあの子たちの味方をしてるわけじゃない」
目覚めトウヤ「こうやって、レッドにヒントをあげにきたりして。ね」
レッド「……確かに……」
目覚めトウヤ「そこで確かにって答えられる強かさも評価してるよ、僕は」
276 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:13:45.85 ID:N5weyRhRO
目覚めトウヤ「……ただ、気を付けてね。あの子は、きっと目的に限りなく近付くよ」
レッド「目的って……世界征服……?」
目覚めトウヤ「あはは」
レッド(……誤魔化されてしまった。これ以上を言うつもりはないのかな)
レッド(限りなく近付く、なんだ……)
レッド「……ヨウのことは、何か聞いてる?」
目覚めトウヤ「そうだね。自分の性癖に素直になってるみたいだね。困ったよホントに」
レッド「どうしたらいいかな……」
目覚めトウヤ「ストレートな質問だね……最初の頃、レッドはどうやって洗脳された子に対処してた?」
レッド「首を……」トンッ
目覚めトウヤ「うん。つまりは気絶させるってことだよね」
目覚めトウヤ「ヨウは隙を見てそれをするのもいいけど、自主的に倒れさせることも出来るんじゃない?」
レッド(そういえば、アローラでそういう時もあったっけ……)
277 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:22:55.77 ID:N5weyRhRO
レッド「わかった……」
目覚めトウヤ「……本当にわかってる?」
レッド「……?」
目覚めトウヤ「誤差だけどレッドも少し大きくなってるし、お兄ちゃんぶるのもいいと思うよ」スッ
目覚めトウヤ「でも例えば、ちょっと露出を増やしたりっていうか、……………………」
レッド「?」
レッド(急に椅子を立って近寄ってきたと思ったら固まっちゃった どうしたんだろう)
目覚めトウヤ「……レッド、これは聞いてないよ。ずっとつけてたの?」
レッド「え、……」
レッド「あ」
目覚めトウヤ「そうなんだ、へえ、それで僕のところに来たんだ。悪い子だね」
レッド「ち、ちが……」
278 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:35:13.51 ID:N5weyRhRO
目覚めトウヤ「何も違わないよ。うん、気が変わった。少し遊ぼうか」
目覚めトウヤ「都合よくベッドもあることだし。いいよね?」
レッド「よ……よくない……!!」
目覚めトウヤ「あはは。大丈夫大丈夫」
目覚めトウヤ「後から貼り直せばバレないよ。ね?」
レッド「な、なにが……」
目覚めトウヤ「……あはは。何がどうなっちゃうかな」
目覚めトウヤ「楽しみだね」
レッド「ま、って 取らないで、……!」
マサキ『まあ実はワイは全部見てたんですけども』
マサキ『……ただ、見てましたよね』
マサキ『しゃあないわ、あんまり干渉しすぎるのもな、成長を妨げるんや』
マサキ『子供はな、こうやって成長していくもん! せやからワイはこの展開を止めんで!!』
279 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:41:02.98 ID:N5weyRhRO
レッド「…………………………………………」
目覚めトウヤ「その顔で表に出たらバレちゃうだろうね。ちょっと休憩する?」
レッド「………………………………………………………………」
目覚めトウヤ「そんなに怒らないでよ。ほら、こっちは言った通りわからないでしょ」
目覚めトウヤ「ちゃんと貼り直したんだから」ナデ
レッド「!!」ベシ
目覚めトウヤ「いたっ!! ご、ごめんごめん……」
レッド「……………………」
目覚めトウヤ「……レッドに嫌われたくないから、良い事教えてあげようかな」
レッド「?」
目覚めトウヤ「さっき、ポリゴンの事をキョウヘイに聞いてたね。あれは良い着眼点だよ」
目覚めトウヤ「もう少し調べてごらん。"原因"は、あのポケモンを追えば見つかるよ」
レッド「…………」
280 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:47:26.04 ID:N5weyRhRO
レッド「……」チラ
ハウ「あー、レッドみっけー」
グラジオ「やはり出てきたかッ! そこが……"門"(ゲート)だとはな……」
レッド「う、うん……」
キョウヘイ「もーレッドさーん! 心配したんすからね! 俺らもっすけど、特に……」
トウヤ「レッド! だ、大丈夫だった!?」
レッド「……うん……確かに、目覚めてるほうの、トウヤとはいたけど……」
トウヤ「や、やっぱり……」
レッド「でも……ほら……僕も、おっきいから……」
キョウヘイ「確かに。目覚トウさんショタコンっすもんね。16歳はギリショタではないか……」
トウヤ「…………それなら、いいんだけど。レッド、本当に気を付けてね」
レッド「……ごめんなさい……」
トウヤ「ううん、怒ってはないからね。とりあえず手繋ごうか」
レッド(見た目は一歳しか変わらないのに!!!)
281 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 00:50:54.32 ID:N5weyRhRO
キョウヘイ「目覚トウさんと何の話したんすか?」
レッド「えっと……向こうの、キョウヘイのこととか……ヨウのこととか……」
ハウ「ヨウのことー、なんて言ってたー?」
レッド「気絶させれば何とかなるけど……自分から気絶させられるかも、って……」
グラジオ「自ら意識を失うほど、ショックな体験をさせるということか……!?」
ハウ「ショックっていうかー、二人の言い方を真似るならー、てえてえってやつー?」
グラジオ「あいつらが良く言っているな……鳴声だと思っていたが……フッ、違うようだな」
キョウヘイ「鳴声て。確かによく叫んでるっすけども!」
トウヤ「……そっかぁ。他には何か話した?」
レッド「あとは……ポリゴンのこと、もう少し調べるといい、って……」
トウヤ「うーん……相変わらずアドバイスは真っ当だね。目的がよくわからないなぁ……」
282 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:06:23.30 ID:ZhHck0z3O
レッド「つまり……僕たちの誰かが……」
レッド「ヨウに、てえてえを、してもらうということ……」
キョウヘイ「てえてえをするってなんすか!? でもまあ端的に言えばそうなんすよね」
トウヤ「ヨウに喜んでもらうってことだもんねぇ……」
ハウ「チョロいねー。これはよゆーだよー」
グラジオ「ハウが言うのであればそうなのかもしれない……が、具体的には何をするんだ?」
ハウ「簡単だよー。お兄ちゃんっぽいことしてあげたらー、即死だよー」
グラジオ「死ぬのか!??!!?」
キョウヘイ「比喩っすよ比喩! でもたまに魂抜けてるのであながち嘘ではないっすね」
レッド「やっぱり、キョウヘイかな……一番、今、大きいし……」
キョウヘイ「まあ……やれなくはないっすけど……」
283 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:10:59.64 ID:ZhHck0z3O
キョウヘイ「お兄ちゃんっぽいことかー、俺何気にずっと末っ子キャラっつーか……後輩キャラでやってるんで」
キョウヘイ「トウヤさんより年上の現状が全然把握できてないっす、何に……」
トウヤ「うーん……そうだ、キョウヘイが思うお兄ちゃんっぽい人って誰かな?」
キョウヘイ「アンタっすよ」
トウヤ「……僕以外で!」
レッド(僕も身近なお兄ちゃんって言ったらトウヤのこと考えちゃうな……)
キョウヘイ「えーー……だと……ギリ……アクロマっすかねぇ……」
マサキ『キョウヘイ〜』
キョウヘイ「え、なんすか?」
マサキ『今こっちでアクロマぶっ倒れたで』
キョウヘイ「あっそういえばいるんだったっすね!? くそ〜餌を与えてしまった」
グラジオ「遠隔で人間を倒すだと……!? まさか……」
キョウヘイ「多分呪いの言葉だったのかもしれんっす(てきとう)」
グラジオ「やはりか……」
284 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:16:46.05 ID:ZhHck0z3O
レッド「……トウヤ……」
トウヤ「ん、なぁに?」
レッド「逆に……トウヤが思う……お兄ちゃんっぽい人って、誰……?」
トウヤ「え? ……お兄ちゃんっぽい人……?????」
レッド(あ! 固まっちゃった)
ハウ「たしかにー。ちっちゃい時とかー、いなかったー?」
トウヤ「うーん……トウコは自分より下だと思ってるし、ベルもどっちかっていうと妹だし、チェレンは論外だし」
レッド(論外なんだ……)
トウヤ「小さい時から、自分が一番お兄ちゃんだ!って気合入れてたかもねぇ。お兄ちゃんかぁ……」
トウヤ「……Nもお兄ちゃんって感じではないし……えー、アデクさん……?」
キョウヘイ「おじいちゃんじゃないすかそれは!!!」
トウヤ「だって、年上で頼れる人って言うと一番に出てくるのはアデクさんとかシャガさんとかになっちゃうよ〜」
ハウ「同年代の中ではー、自分が一番お兄ちゃんってなっちゃってるのかもねー」
285 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:20:49.68 ID:ZhHck0z3O
グラジオ「……と、作戦会議をするのは良いが……つまり、結局突っ込むということでいいのか?」
グラジオ「お前達が"覚悟"を決めているのであれば……オレはそれに乗るぜ……ッ!」
ハウ「……そういえばー、空間研究所にもー、ハウの目撃情報があったんだっけー」
レッド「……そうみたい……だけど、ちょっと、よくわかんない……」
キョウヘイ「しょーじき、目覚トウさんのヒント通りならこのまま突っ込んでも行ける気がするっすけどねー」
キョウヘイ(つーか、大人になった俺より一歳年くっただけのトウヤさんのお兄ちゃんパワーで何とかなる気がするっす)
トウヤ「どうしよっか。時間も……無いわけではないと思うし、そっちも行ってみる?」
レッド「えっと……」
どこにいくか 下1
1.ヨウのところ(乗船所) 2.空間研究所 3.その他
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 21:23:40.13 ID:MEeT8b/SO
2
287 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:27:32.48 ID:ZhHck0z3O
レッド「……空間研究所……一応、見てみよう……」
キョウヘイ「うす! いたらとっ捕まえるっすか」
トウヤ「キョウヘイ、相手はこどもだから優しくしてあげようね……」
キョウヘイ「うーむ、多少手荒にしたら犯罪の年齢」
グラジオ「あの場所、何かあっただろうか……?」
ハウ「どうだっけー。見てから考えよー」
〜空間研究所〜
レッド「お邪魔します……」ガチャ
研究員「ヒエ! って、なんだ、別の人か……」
キョウヘイ「壮年の研究者さんがたくさんっすね。元々大人の人でも年齢加算されるんだ……」
研究員「そうだよ……ただでさえ最近揚げ物が辛くなってきたのに……腰が痛いよ」
ハウ「かわいそー。ところでー、ここで何してるのー?」
288 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:32:45.98 ID:ZhHck0z3O
研究員「ここでは、アローラで行われているウルトラホールとか……別世界についての研究をしているんだよ」
研究員「僕たちはもともと違うものを調べていた研究者なんだけど……ここに連れてこられてからは、もっぱらそのことを調べてるんだ」
レッド「え……大変そう……」
研究員「そんなに大変じゃないよ、僕が元々行っていたのがポケモン交換の際に起こる分子分解と再構築による状態の差異だとかを調べていたからそれを応用して異世界間の移動に必要なエネルギーとかアンカーについての研究を……」
レッド「?????????」
研究員「あ、そっか。ここにいる子は大人に見えても子供なんだったね。ごめんごめん」
キョウヘイ「大人でもあんまり理解できないところにはなりそうっすけど……えーと、異世界間の移動?」
研究員「そうそう。ウルトラホールを人工的に作り出すみたいな話だよ」
ハウ「……それを、ヨウがやれって言ったんだねー」
ハウ「何がしたいかわかったけどー、できるものなのー?」
研究員「一応機材は完成したけど、思った通りに動くかは微妙でね……ちょうど試運転しようと思ってたところなんだ」
研究員「このボタン、押してみてもらっていい?」
レッド「わ、わかりました……」ポチ
直下コンマ 60以下で成功
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 21:33:27.25 ID:2NKLHVP40
テクマクマヤコン
290 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:37:50.38 ID:ZhHck0z3O
レッド(なんとかなれーッ)
研究員「こ、この反応は……! 来たぞ! 成功だ!」
キョウヘイ「レッドさんに試運転スイッチを押してもらうと成功するジンクス、あると思います」
トウヤ「なんか爆発してるけど……あれ?」
女レッド「うわー!? ……って、あれ!? みんな!? あれ!? なんか姿違くない!?」
レッド「……"僕"だ、久しぶり……」
女レッド「ひ、久しぶり、"私"! ……なんか大きくなったね?!」
レッド「諸事情で……」
キョウヘイ「俺のこととかわかります?」
女レッド「えっ!? もしかしてキョウヘイ!?!?」
ハウ「わはー、やっぱりねー」
女レッド「あれっ ハウも背のびた?」
ハウ「ちょっとだけー」
291 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:42:36.11 ID:ZhHck0z3O
女レッド「えーと……つまり……」
女レッド「ヨウがいたずらしてて困ってるってこと?」
ハウ「すっごい困ってるんだー」
キョウヘイ「言うなれば自分の見たいもののために、みんなを巻き込んでるみたいなもんすからね」
女レッド「確かに、それはちょっとよくないかもしれないけど……」
レッド「あのね……かくかくしかじかで……ここは現実世界じゃないんだけど……」
レッド(……あれ、なんで現実世界じゃないなら"僕"は来れてるんだろう……?)
女レッド「へー、キョウヘイが二人いて……? うーん、よくわかんないけど大変そうだね!」
キョウヘイ「こういうリアクション見ると、レッドちゃんさんもレッドさんなんだなーって思うっす」
レッド(どういうこと????)
トウヤ「あはは……ともかく、対ヨウにおいて一番の武器が手に入った……ってところかな?」
グラジオ「べ……別世界の自分!? カッコよすぎる……ッ!!!!」
ハウ「あー刺さっちゃったー」
292 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:49:08.43 ID:ZhHck0z3O
レッド(あとは、そのまま乗船所に行ってみてもよさそう……)
キョウヘイ「そしたらボス戦! レッツゴーっすよ!」
女レッド「おー! ……それにしても、すっごい久しぶりだねー。何年ぶり?」
トウヤ「そこまでは経ってないんじゃないかなぁ……」
〜乗船所〜
レッド「この船……かな……?」
豪華客船「」
キョウヘイ「ちょっと欲張りすぎじゃないっすか!?!?」
トウヤ「この船に入っていって降りてこなかった人がいるって言ってたっけ……」
グラジオ「……いや、まさか、あのヨウが物騒なことをしているはずがないッ! 一体中で何が……」
ハウ「とにかく入ってみよー、多分下らないことだよー」
293 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:54:35.49 ID:ZhHck0z3O
〜豪華客船〜
レッド「……ひ、広い……し……」
執事お兄さん「ようこそお越しくださいました、こちらはヨウ様のアジトとなっております」
壮齢メイド長「本日の御来客リストには無い方々のように見えますが……どなたですか?」
キョウヘイ「趣味すぎる!!!!!!!!!!!!!」
ハウ「ほらー、やっぱり下らない事だー」
お姉さんメイド「メイド長! もしかしたらヨウくんのお友達じゃないですか?」
壮齢メイド長「ヨウくんと呼ぶのはおやめなさい! しかし……」
お姉さんメイド「きっとヨウくんも寂しかったんだと思います! 連れてってあげませんか?」
トウヤ「えっとー……はい、お友達です。遊びに来たんですけど……」
お姉さんメイド「やっぱり! お姉さんに任せてね、連れて行ってあげるから!」
壮齢メイド長「こら! いけませんよ!」
ハウ「なんかー、好みの人同士での交流をさせたがるのもー、オタクって感じでミヅキとふたごなんだなーって思うよねー」
キョウヘイ「それ多分全方向に刺さるからやめたげてほしいっす」
294 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 21:59:12.20 ID:ZhHck0z3O
女レッド「えっと……お姉さんたちは、どうしてここでメイドしてるの?」
お姉さんメイド「わたしは、この島にうっかり迷い込んで……この船にも迷い込んできちゃってね」
お姉さんメイド「そうしたら、いきなり『ここで働いてください!!!』ってヨウくんに土下座されちゃって」
キョウヘイ「逆千と千尋じゃないっすか」
ハウ「はためいわくだー」
お姉さんメイド「そんなことないよ! それを見たら……なんだか、ここで働いてあげなきゃ!ってなったんだよね」
お姉さんメイド「それで、今はメイドをしてるんだ♪」
グラジオ「……まさか、ヨウの"能力"は……庇護欲を掻き立てさせるものなのか!?」
トウヤ「それか……シンプルに洗脳、かもしれないよね。トウコとかもそのパターンだったし……」
レッド(洗脳だとしたら、本当に好みに忠実すぎる……)
ハウ「うーん、素直にキモいかもねー」
295 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:08:35.53 ID:ZhHck0z3O
キョウヘイ「周り見ても、メイドさんとか執事ばっかりに見えるっすね」
トウヤ「お姉さん、お兄さん、おじさまおばさま……うーん」「趣味合わないなぁ……」ボソッ
レッド(元気ないなぁ)
女レッド「うーん、確かにこれはちょっとよくないよね。強制労働? ってやつにあたりそうだし!」
キョウヘイ「そうっすね、ガツンと言ってあげましょう!」
レッド「……そうしたら……ヨウのところに、案内してほしい……です……」
お姉さんメイド「……もしかして、お姉さんたちをヨウくんから引き離すつもり?」
グラジオ「ひ、引き離すというか……"束縛からの解放"であり、自我のアニマを解き放t」
お姉さんメイド「そんなことさせない! お姉さんは、ヨウくんのお姉さんなんだから!」
おじさんシェフ「おじさんにも聞こえちゃったよ、その話……うちの主人の元に行かせるわけにはいかないね」
老執事長「ぼっちゃまの悲願……ここで潰されるわけにはいきませんのでね」
キョウヘイ「やばい! ハウのド好みボスラッシュっすよ!!」
トウヤ「あ〜〜〜」
レッド「トウヤ……!!」
キョウヘイ「くっ、トウヤさんには効果が抜群だ……!」
女レッド「え?え? もう戦い始まってるの???」
296 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:14:57.59 ID:ZhHck0z3O
ハウ「上の誤字、不名誉だから直しておいてねー」
キョウヘイ「すんません! ハウの名誉において訂正いたします 申し訳ございませんでした」
グラジオ「アナウンサー……だな」
レッド(それよりも、トウヤは倒れちゃったし 年上のひとたちに囲まれちゃったし……)
レッド(まあ正直みんな一般人だからワンパンなんだけど……あんまり倒しすぎると、元に戻った時可哀想だもんね……)
女レッド「どうしよっか、"私"……倒す訳にもいかないもんね」
レッド(すっごい同じこと考えてる)コク
お姉さんメイド「待っててねヨウくん、お姉さんがヨウくんの居場所を守ってあげるからね……!」
レッド(この人に関してはちょっと怖いし……)
「ちょっと待ったーーーーーーーーー!!!!!!」バン
ハウ「わー このこえはー」
「アローラのプロポーズマシンガン兼、電子アーカラ島のぬし兼、ショタおにショタおね或いはおにショタおねショタ推進委員会会長」
ヨウ「ヨウです!!!!!!!!!!!! こんにちは!!!!!!!!!!!!!」
297 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:19:38.70 ID:ZhHck0z3O
お姉さんメイド「ヨウくん! どうしたの?危ないから隠れてて! お姉さん心配だよ……!」
おじさんシェフ「そうだぜ、アンタは俺の作った飯を食って笑っててくれりゃそれでいいんだよ……」
老執事長「ぼっちゃま……ここはこの老いぼれにお任せください」
壮齢メイド長「長年仕えてきたからこそ、ここでお役に立つ時……ですね」
執事お兄さん「あの時拾っていただいた恩を、ここで返します……!」
ヨウ「えへ………………………………………………………………………………………………………………」
キョウヘイ「ちょっと! ヨウ! こちとらヨウの性癖劇場を見に来たわけじゃないんすよ!」
ヨウ「あっすいませ嘘キョウヘイさん!? 超好青年すぎる〜好きだ……これはイケメン俳優すぎる〜抱かれたい俳優ランキングにギリ乗らないで悔しがっててほしいしバラエティ番組で引っ張りだこになってお茶の間の女の子の初恋キラーになってほしい……あとニチアサ俳優してほしすぎる」
キョウヘイ「うおおビビった」
ハウ「そこで負けちゃダメだよー」
298 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:24:39.31 ID:ZhHck0z3O
レッド「ヨウ……」
ヨウ「えっレッドさん!? く〜これってもしかして16歳くらい!? はーっ部活の先輩概念がたぎってしまう……いつも無口でミステリアスな先輩が、ふと見せるぬいぐるみの前でのカワイイ笑顔 おーいそれは初恋やんけ……😢ぼくくんのキャッチボールとかに付き合ってほしい」
レッド「………………………パス」
ハウ「パスやめてねー」
ヨウ「あれっハウ? なんかおっきくなった?」
ハウ「わはー それはそれで腹立つー。しばいていいー?」
グラジオ「しばくのは一旦やめるんだ……!」
ヨウ「えっグラジオちょっとおにいちゃんみましてない!? 中二病のお兄さんシンプルに友達として好きだったからあまり年上みを感じていなかったけどこうしてみると近所のお兄ちゃんとしての幻覚見えてくるかもしれない」
キョウヘイ「やばい! ヨウが無敵モードすぎるっす!」
ハウ「ねえー、ヨウー、もうやめなよー。みんな迷惑してるよー」
ヨウ「うるさいやい!!!!!!!!!!!! ここはぼくの天国なんじゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
299 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:35:28.74 ID:ZhHck0z3O
ヨウ「ぼくのユートピアを壊すっていうんなら!!!! いくら皆さんでも許しません!!!!!!!」
ヨウ「皆さんも取り込んでぼくの『電子世界に転生したら年上に愛されまくって困ってます〜いや、困る事なんて、ない〜』の一部にしてやりますよ!!!!!!」
ハウ「もー、おれもおこるよー」
ヨウ「うるさーい! ハウも年上褐色のんびりお兄さん概念にして突然島に引っ越してきたぼくに優しくしてくれる面倒見良いお兄ちゃんとしてぼくの世界に取り込んじゃうぞーー!」
ハウ「なぐるよー」
女レッド「……こら! ヨウ! あんまり迷惑かけたら駄目だよ!」
ヨウ「うるさ ……え、え!? おねーさん!!?!?!??!?! な、なんでここに……」
女レッド「それは私もよくわからないけど! ……でも、気付いたらここにいたんだよ。きっと意味があることだと思う」
女レッド「多分、ヨウを止めるためだよ。ヨウはそんな事しなくっても、みんなと仲良くなれる子だもん!」
ヨウ「え………………………………………………あ…………う……………………………………………………」
レッド(悩んでる! ここで首トンも出来るけど……それはちょっと可哀そうかもしれないし……)
レッド(ここは、任せようかな……)
下1コンマの大きさが 下2コンマよりも大きかったら説得成功
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 22:36:19.55 ID:2NKLHVP40
ゆりかごから墓場まで愛す
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 22:37:26.60 ID:MEeT8b/SO
ここは天国
302 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:41:06.77 ID:ZhHck0z3O
ヨウ「そ それは そう ですけど ォ………………………………………………………………………」
レッド(抗ってる……)
キョウヘイ「仕方ないっすね……ここは荒療治でいくしかなさそうっす」
女レッド「あんまり痛い事はしたくないよ!」
キョウヘイ「殴る事前提なレッドさん達は一旦落ち着いて貰って」
レッド「はい……」
グラジオ「……フッ。確か……てえてえ、だったか……?」
キョウヘイ「そう。ヨウが劇場から戻ってこられないなら……こっちにも劇場を作ってやればいい!」
キョウヘイ「そして、自分でぶっ倒れさせてやりましょう! 俺らの年上パワーで……!」
トウヤ(キョウヘイ、やっぱり大きくなってるからかちょっと元気だねぇ。成長かな……)
ハウ「なぐってもいいとおもうけどねー」
キョウヘイ「それは最終手段で!!」
303 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 22:47:28.80 ID:ZhHck0z3O
女レッド「えっと……それって、どうやってやるの?」
レッド「……劇場……ってことは……あの人たち、みたいな……?」
お姉さんメイド「ヨウくん、お姉さんたちとの日々を大事にしてくれてるんだもんね!」
おじシェフ「けどよ、そろそろ好き嫌いも直してくれねえと困っちまうぜ?」
老執事「おやおや……それはいけませんね」
執事お兄さん「ご、ごめんなさい! 無理するのも可哀そうだから代わりに食べちゃって……」
壮齢メイド長「全く……甘やかしすぎるのも良くありませんよ」
ヨウ「ぇへ……………………………………………………………………………………………………………………」
ハウ「うーん」
グラジオ「フッ……ハウ、その拳を一旦解くんだ。"暴力"では解決しないこともある……」
トウヤ「ちょっと難易度高いなぁ……誰がやる?」
キョウヘイ「それはどういう設定かにもよるっすね……よし、ここも安価に頼るっすよ」
レッド(今日くらいはね……多めに出しちゃおう)
どんな設定の年上か 下1 誰がやるか 下2
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 22:53:07.50 ID:WPu5xww10
隣の家の住むいつも気に掛けて遊んでくれる包容力のある年上のお兄ちゃんorお姉ちゃん
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/23(月) 22:55:44.91 ID:MEeT8b/SO
女レッドさん
306 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:01:39.62 ID:ZhHck0z3O
レッド「ここはやっぱり……"僕"、お願い……」
キョウヘイ「ヨウに一番刺さるのはレッドちゃんさんっすよ!」
女レッド「えーっ! そ、そういう演技とか、あんまりやったことないけど……が、頑張る!!」
ヨウ「みんなぁ〜〜〜〜〜〜ありがとう! ぼくはぼくの天国を守り切るぞ……!!」
女レッド「……ヨーウ、新しいおともだちと話してるの?」
ヨウ「おねーさ、 ん」
キョウヘイ(ヨウも気付いたっすね……これが地続きの展開では無いという事に!)
グラジオ(なるほど、展開したのか……劇場をッ!!)
レッド("僕"、わりとすんなり入ってるな……)
トウヤ(そこはレッドと同じだねぇ)
女レッド「最近あんまり遊んでくれなかったから、どうしたのかと思った! けど、元気な顔が見れて嬉しいな」
女レッド「お友達増えたんだ。ヨウは優しいし良い子だもん、絶対お友達出来ると思ってたけどね!」
ヨウ「お、おねーさん……」
女レッド「ヨウったら、昔はずーっと私にべったりだったのにね。おっきくなったんだ。偉い偉い!」
307 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:07:35.45 ID:ZhHck0z3O
女レッド「……ちょっと寂しいけど、ヨウは弟みたいなものだもん。成長は喜ばなくっちゃね」
ヨウ「そ、それは……」
女レッド「ううん、いいんだよ。新しいものがキラキラして見えるのは当然の事だから」
女レッド「でも、たまには……私と遊んだときのことを思い出して、また地元に帰ってきてくれたらいいよ」
ヨウ「……帰ってきて、いいんですか?」
女レッド「もちろん! いつだって、私はヨウのお姉ちゃんみたいなものだからね!」
女レッド「……本当は、少しだけ寂しいんだけど。そんな事言ったら、私らしくないもんね?」
女レッド「変だよね。成長した姿を見られて嬉しい気持ちと……ヨウが遠くに行っちゃったような気持ちが一緒にあって」
女レッド「……ヨウが追いかけてきてくれてたのに、甘えちゃってたかなー」
ヨウ「う ウウ〜〜〜!!!! ぼ ぼ ぼくはァ〜〜〜〜……!!!!!!」
キョウヘイ(効いてる効いてる! トドメの一撃っすよ!)
レッド(トドメとかあるんだ……)
308 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:13:54.92 ID:ZhHck0z3O
女レッド「……ヨウ。あのね。私は、『ヨウの帰ってこられる場所であることが嬉しいよ』」
女レッド「だから、『ずっと待ってるね』」
ヨウ「あ、」
ヨウ「ご ご ごめんなさい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウ「うるさいよー」ベシ
ヨウ「うわーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!! とうとうしばかれた!!!!!!!!!!!!」
レッド「……び、びっくりした……」
グラジオ「今のは……どこが"弱点"(ウィークポイント)だったんだ?」
トウヤ「……あのレッドは、本当はヨウにとっては帰ってくる場所にはなれない人だからねぇ」
トウヤ「あの言葉の本当の意味も、ヨウには伝わってたのかもしれないね」
キョウヘイ「まさか、気絶どころか脳破壊で正気を取り戻すとは……恐るべし、ヨウ」
309 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:18:28.49 ID:ZhHck0z3O
ヨウ「おねーーーさーーーーーーーん!!!!!!!!!」オーイオイオイオイ
女レッド「わあ、泣かないで泣かないで! ほら、みんなびっくりしてるよー」
ヨウ「そ、そ、そ、そうですけろぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!! ぼく、おねーさんと久しぶりに会えたのに……」
ヨウ「こんな性癖に素直な姿を見せるなんて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
レッド(それは普段から見せてなかったっけ……)
女レッド「気にしないでいいよ! 私はこういう形でだとしても、会えてうれしいもん。でも……」
女レッド「やっぱり、いろんな人を洗脳しちゃうのはよくないよ。めっ!」
ヨウ「ァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウ「うるさいよー」ゲシ
グラジオ「ハウ! 足はダメだ! 足は!」
ヨウ「いいよ蹴って! でないとぼく多分死ぬから! 現世への命綱だからこの痛みが!!!」
ヨウ「おねーさんのためなら……このユートピア、解体します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
310 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:24:05.73 ID:ZhHck0z3O
レッド(そして、洗脳を解かれたお姉さんやお兄さん、おじさまなどなどはアーカラ島へと戻っていったり……)
レッド(この世界からの出方は相変わらずわからないので、そのまま船に残る人などもいたのでした)
レッド(そして、ヨウはというと……)
ヨウ「いやだァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!! おねーさん行かないでーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
女レッド「うーん、私もそうしたいんだけど……」
マサキ『我儘言うんやない! このお嬢さんはワイもめーちゃ興味あるけどな、全然この世界にとっちゃバグやねん』
マサキ『正式な手順を踏まず、かつ別世界から生身ごと来たってなると……ここに居続けたらどうなるかわからへん』
キョウヘイ「そっすねー、今はAI俺がおねショタおにショタに嫌気が差してここから目を逸らしてるからいいっすけど……」
キョウヘイ「AI俺もレッドちゃんさんの事は知ってるでしょーし、警戒されるかもしれないっすよ」
マサキ『せやで! 最悪デリートされちゃうかもしれないんやで!』
ヨウ「それもいやだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
女レッド「……会いに来れなくてごめんね、また会えるよって言ったのにね」
女レッド「でも、ほら、前にも言った通り……二度と会えないって訳じゃなかったでしょ? また会えるよ!」
ヨウ「うう……で、でもぉ……」
311 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:28:03.74 ID:ZhHck0z3O
女レッド「大丈夫! 私、結構色んなところふらふらしてるし。うっかり旅先で会うかもしれないよ」
女レッド「……だから、ね。待っててくれる?」
ヨウ「…………は、はい"………………………………」
女レッド「ありがとう! ね、写真撮ってもらうって約束もあるし」
女レッド「次に会う時はこの……電子世界?じゃなくって、現実で一緒に写真撮ろうね!」
ヨウ「はいぃ……………………………………………………………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウ「いいはなしだなー」
レッド(ある程度そうかも)
トウヤ「帰り道、気を付けてね〜」
レッド「……次は、バトルしようね」
女レッド「うん! "私"も、色々あるみたいだけど気を付けてね!」
312 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:39:18.08 ID:ZhHck0z3O
ハウ「ヨウー、泣き止んでよー。ほらー、笑顔で送り出したいんでしょー」
ヨウ「う、うん……!!!」
ヨウ「おねーさん! えっと! ……えーと その、なんていうか……」
女レッド「……ヨウ。もしかしてなんだけど、ヨウが私の事を呼んでくれたの?」
女レッド「"私"たちに聞いたんだけど……あの研究所に、ヨウも何回か来てたんでしょ?」
ヨウ「う……は、はい……実は、好きなところを自分の陣地にしていいって言われた時に……」
ヨウ「この空間研究所がある街にしたら、もしかしたら、おねーさんに会えるかも……って思って……」
女レッド「なーんだ! ヨウ、私のこと元から忘れないでいてくれたんだね」
ヨウ「わ……忘れられませんよーーー!!!!!! だ、だって、おねーさんは、すっごい、その、ォ〜」
ヨウ「ぼくの人生の中で、一番、……きらきらしてるおねーさんで、……」
ヨウ「一番の推しなので!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウ「……ビビりだー」
ヨウ「うるさいやい!」
女レッド「あははっ、推し? よくわからないけど、一番なのは嬉しいな! ……って、そろそろ時間かも」
女レッド「みんな〜!またね! ばいばーい!」
レッド「またね……」
313 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:46:29.07 ID:ZhHck0z3O
ヨウ「…………………………………………………………………………………………………………………………」
レッド(ヨウが、しわしわのマッギョみたいになってる)
ヨウ「ぼくは……ぼくは……オオ…………」
ヨウ「……そ、そういえば、己のユートピアと突然の再開にびっくりしてたんですけど」
ヨウ「これって今どういう状況ですか!? ミヅキは!?」
ハウ「ミヅキもー、ヨウと似たようなことしてたらしいよー」
トウヤ「そうだねぇ………………………………………………………………」
キョウヘイ「トウコさんが男体化してフィーが発生してたっすね……」
ヨウ「うわ見た過ぎ!? 控えめ陽キャのお兄さんでしかもトウヤさんの顔? オオ〜ミヅキ多分本書いてるだろうし貰ってこようかな」
トウヤ「やめてーーーー!!!」
ヨウ「それはそれとして! ……なんか、色々大変なんですねー。ていうかあのキョウヘイさんもっかい来ないかな〜」
314 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:54:39.22 ID:ZhHck0z3O
キョウヘイ「やっぱり一回はエンカウントっていうか……話してるんすね?」
ヨウ「はい! あの普段よりもちょっと人を見下してるというか、人外感マシマシというか、明らかにこっちを下等生物だと思っているタイプのちょっと年上のお兄さん興奮しすぎる〜〜! わりとワードのところどころにAI隠さないところが自分の存在誇りに思ってそうでよすぎる……本気で自分のが上だと思ってるお兄さんを囲みたい……スマホに入れて持ち歩きたい……目の前でちょっとえっちな事とか調べて怒られたい……」
キョウヘイ2『それやめろって言ってるじゃないっすか!!!!!』
ヨウ「あッ来た!!!! 召喚詠唱成功!!!!!!!!!」
レッド(あれ呪文だったの?)
キョウヘイ2『ちょっと様子を見に来たんすけど……一足遅かったみたいっすね。俺の想定外のデータをぶち込まれると困るんすよね〜?』
キョウヘイ2『別世界で、なおかつあのレッドさんと似たような存在……どんなバグが起きるかわかったもんじゃないっすよ』
キョウヘイ2『しかも、ヨウの開放にも成功してるみたいっすし。ざーんねん、目の前で消してやった時の顔が見たかったっすね!』
ヨウ「はあ〜〜〜〜悪い顔好きすぎる……普段のキョウヘイさんが結構ニコニコしてくれて優しくて年の近い先輩概念であるからこそ、ここで全然好感度が高まっていない表情を見せてくれるのがあまりにもレアスチルすぎるんだよな……わざとぼくが怒りそうなことを言ってくるの、ちょっとつつかれてるみたいで可愛さすら感じる ぼくのが年下なのに……くやしい……!」
キョウヘイ2『ああああああ!!! 無い鳥肌が立ちそうっすマジでェ〜〜〜!!』
キョウヘイ「俺にも流れ弾きてるっすよヨウ!!!」
レッド「アローラの子って…………これ得意なのかな……」
ハウ「一緒にしないでねー」
グラジオ「オレもカッコいい詠唱は出来るが、ここまで相手に合わせたオリジナリティのあるものは出来ないな……」
315 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/23(月) 23:59:29.28 ID:ZhHck0z3O
キョウヘイ2『と……とにかく! ここを解放したからって良い気にならないことっすね!』
キョウヘイ2『確かにとんとん拍子で仲間を助けられてはいるみたいっすけど? それでかかってる時間の分、俺の計画も進んでるんで』
キョウヘイ2『あ、でも勿論焦らずゆーっくり! 仲間を助けてあげてくださいね?』
キョウヘイ2『最終的には助けた子も助けてない子も! 俺の支配下になるんで意味ない事なんすけど!』
レッド「……キョウヘイ!」
キョウヘイ2『……俺っすか? なんすかもう、この空間苦手だから言い逃げしようと思ってたんすけど』
レッド「えっと…… ……そっちの僕って ……元気……?」
キョウヘイ2『はあ? ……俺たちデータに元気も元気じゃないもないっすよ。気付いてるんでしょ?』
キョウヘイ2『最近あんま話してくんないし……』
レッド(そうなんだ。……電話とかしてるのかな?)
キョウヘイ2『えーいとにかく通信終わり! こんな島にいられるか、俺は電子の海に帰る!』ブツッ
キョウヘイ「思いっきり死亡フラグ立てていったっすね……」
トウヤ「……レッド、どうしてさっきの質問したの?」
レッド「……何か、聞かなきゃ、って思って……あと、最近見てないから……」
316 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 22:27:23.44 ID:q4mOZfNoO
グラジオ「妙な事が起きているとは思っていたが……想像以上だったかもしれないな」
グラジオ「オレに手助けできることがあれば、また呼べッ! ……ほぼ無い気もするが、な」
ハウ「ヨウがなんとかなってよかったー、おれはもう呼ばないでねー」
ヨウ「あーあ、解決したってことはぼくのお兄さんお姉さんパラダイスも解散か……」
キョウヘイ「そーっすね。この姿をあんまり活かせなかったのが残念っす」
ヨウ「待った!(ゆさぶり) 23歳のキョウヘイさんがいつも通りの後輩ムーブでいてくれるのが一番嬉しいとされています」
キョウヘイ「お、おう」
レッド「……マサキ……」
マサキ『なんや〜』
レッド「せっかくだから……写真、撮って……」
ヨウ「あ!!!! ぼく真ん中が良いです!!!!!!!」
トウヤ「あはは、ヨウ救出記念だもんねぇ」
ハウ「おれたちもー?」
グラジオ「写真 か……フッ、いいだろう。リーリエに見せてやるとするか」
マサキ『観光ちゃうんやで〜も〜。ほな撮るで〜〜』パシャ
317 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 22:31:04.27 ID:q4mOZfNoO
レッド(こうして、年齢操作島は、最後に記念写真を撮って解散しました)
レッド(写真はマサキが保存してくれてるって言ってたから、あとで現像してもらおう)
キョウヘイ「先んじてデータで貰ったっすけど、俺のがでかいのに先輩感ないっすね」
トウヤ「まぁ……僕の方が大きいしねぇ……」
キョウヘイ「それもう言わないでほしいんすけど!!!!」
マサキ『アクロマが作業しながらデータくれくれうるさいんやけど、あげてええ?』
キョウヘイ「あとで10万振り込むよう言っといてください」
マサキ『お、おう……』
マサキ『相変わらずやな〜。ほな、一旦サザナミに帰還! アローラボーイズは現実行やで〜』
ヨウ「ウオオオオ一旦帰ります!!! ありがとうございました〜!!!」
ハウ「ばいばーい、がんばってねー」
グラジオ「フッ、奇妙な体験だった……この先も気を付けることだな」
レッド「ばいばい……」
318 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 22:39:04.66 ID:q4mOZfNoO
マサキ「10万振り込んどけ言うてたで」
アクロマ「入金!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マサキ「お、おう……ほな、これデータです」
アクロマ「あああああああ!!!! か、可愛すぎる!!!!!! 大きくなりましたね……」ホロリ
マサキ「ほどよいキモさやな〜。んで、そっちの調子はどない?」
アクロマ「今のエネルギーで完了いたしました! 座標は特定出来なかったのですが……例のポケモンがいたでしょう」
マサキ「レッドが見つけとったポリゴンZやな?」
アクロマ「それです。そのポケモンを追跡させたところ、奇跡的に……辿り着きました。AIレッドさんの居場所に!」
アクロマ「モニタリングしてみましょうか」ポチ
319 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 22:50:23.66 ID:q4mOZfNoO
レッド『…………………』
レッド『…………………』
レッド『…………………』
レッド『…………………』
アクロマ「……ううむ、これは何をしているのでしょうか?」
マサキ「なにもしとらんちゃうんかなぁ」
アクロマ「光景からして、雪山のように見えますね。音声も上手く拾えません……ホワイトノイズでしょうか」
マサキ「場所がわかれば直接乗り込めて楽なんやけどな〜……お、動いた」
アクロマ「誰かと電話をしていますかね? ……おっと、こっちを見ましたよ?」
マサキ「あっ あーー カメラが あ〜〜〜〜」
レッド『…………………』バキッ
アクロマ「……これは、AIのキョウヘイくんにバレたと思ってよさそうですね」
マサキ「ワイ、嫌われとるやろしなぁ……これ以上は藪蛇かもしれへんな」
320 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 22:56:26.86 ID:q4mOZfNoO
〜サザナミタウン〜
レッド「!」スタッ
キョウヘイ「着地! ……なんか縮んでる気がするっす!!!」
トウヤ「あはは、元に戻っただけだと思うな……」
レッド(三年後にはあれくらい大きくなっていると思うと、頑張ろうという気になる)
キョウヘイ「なんとなく体も軽いっすね さ〜て……次どうしましょーか」
レッド(とりあえず、アローラを開放する事が出来たので……)
レッド(あとはガラルの二人、ホウエンの四人、ヒカリかな)
トウヤ「あと少しだねぇ、ただホウエンがちょっと大変かな?」
マサキ『そうそう、それなんやけどな。反応を探った感じ、アルファとオメガは同じエリアにいるっぽいで』
キョウヘイ「そうなんすね? 仲良しなのか何かあるのか……」
レッド(次、どうしようかな……)
次に助ける人 下1
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/26(木) 23:15:18.15 ID:XotCqkNCO
ヒカリたそ
322 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 23:26:11.50 ID:q4mOZfNoO
レッド「……コウキを助けたし……じゃあ、ヒカリ……かな……」
キョウヘイ「来たっすね……」
トウヤ「なんとなく何が起こるかわかるねぇ……」
レッド(おおよそポケモンになるんだろうなというところがある)
マサキ『ほな、お手伝いさんを……お? なんかヒカリのおる場所が特定むずいな』
マサキ『先にあんさんら送るから、あとでお手伝いさんとは合流してな〜』
レッド「わかった……」
キョウヘイ「っし、リオルの準備体操しとくっすか……」
トウヤ「ツタージャ、いつもと色々違うから大変なんだよねぇ……」
レッド(ピカチュウになれるの、ちょっと楽しみ……)
マサキ『ほないくで! ポチッとな』
323 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 23:30:23.35 ID:q4mOZfNoO
〜???〜
レッド(ピカチュウ)「!」スタッ
トウヤ(ツタージャ)「わあ」
キョウヘイ(リオル)「おわー!」
レッド「……やっぱり……」
キョウヘイ「よかったっす予想通りで! これでポケモンにならないほうが怖いっすからね」
トウヤ「……それにしても、なんだか人が多いね?」
コラッタ「こ、ここは一体何なんだ!?」
ヤヤコマ「俺たちポケモンになってる〜!?」
メレシー「ど どうして……」
レッド「……ほんとだ……」
レッド(この場所も、広間みたいな……でも、屋内じゃない。天井も無い。なんだか暗くて……)
324 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 23:35:51.89 ID:q4mOZfNoO
レッド「……あ」
キョウヘイ「なんか思い出したんすか?」
レッド「……やぶれたせかい、かも……」
ヒカリ『その通りよ。よくわかったわね、ピカチュウ……いえ、レッド』
レッド「!」キョロ
トウヤ「ヒカリの声がするけど……ううん、これは声だけかな?」
ヒカリ『えぇ。私はこの世界の最奥から、スタート地点であるそこへ声を送っているの』
ヒカリ『せっかくだから、この場にお集まり頂いている皆さんにご挨拶しておきましょうか』
コラッタ「だ、誰だ!?」
ヒカリ『私はヒカリ。あなた達をここに集め──そして、その姿に変えた張本人よ』
ヤヤコマ「なんだってー!?!?!」
レッド(知ってた)
325 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 23:43:44.24 ID:q4mOZfNoO
キョウヘイ「あー……一応、目的とか聞いてもいいっすか?」
ヒカリ『構わないわ。私の目的は、ただ一つ……』
レッド「……」ゴクリ
ポケモン
ヒカリ『"貴方達"がこの世界を冒険し、助け合い、敵を倒し、困難を乗り越える姿を一番近くで見るためよ!!!!!!!』
ヒカリ『人間なんていらないの! 貴方達ポケモンによる冒険譚! そして最後には強敵を打ち倒し、輝かしい勝利を得る……』
ヒカリ『私はそれを最前線で見たいのよ! だからダンジョンを作ったのも私! 宝箱を置いたのも私! ラスボスも私!!!』
ヒカリ『さぁ、可愛い子たち……人間達には成し得ない、最高の物語を見せてちょうだい!!!!』
キョウヘイ「お、思ったよりもヤバい思想系のラスボスだーーーーー!?!?」
トウヤ「えっ と……最後に強敵を打ち倒し、って言ってたけど。ヒカリは倒されても良いの?」
ヒカリ『もちろん。ラスボスは倒されるためにあるものよ。けれど……半端な困難では輝きを引き出せないもの』
ヒカリ『私だって、全力で貴方達を潰しにかかるわ。それを乗り越えてこそ、よ。ふふ……』
レッド「…………………」
レッド(ちょっと怖い……)
326 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/26(木) 23:52:49.91 ID:q4mOZfNoO
ヒカリ『……彼にこの場所の権限を貰ってね。地形やら何やらと色々と弄ったものだけれど』
ヒカリ『パルキアに助けてもらったこともあって、思ったよりも理想に近付いたのよ。どうぞ楽しんで』
キョウヘイ「やっぱしAI俺とはちゃんと会話してるみたいっすね……ちなみに、俺たちの突入結構後半だったっすけど」
キョウヘイ「俺たちよりも前に、ヒカリダンジョンに挑んだ人はいるんすか?」
ヒカリ『いいえ。……実のところ、貴方達三人を待っていたのよ。私も、"こちら"に来て知ったの。色々ね』
ヒカリ『このダンジョン……このゲームでは、貴方達が"主人公"よ。だから、貴方達が来るまで空間を凍結させていたの』
ヒカリ『貴方達よりも前にこの空間に送られていた人々も、今一斉に動き出しているわ』
レッド「……えっと…………」
レッド「この、奥に……ヒカリが、いるんだよね……」
ポケモン
ヒカリ『えぇ。"貴方達"に嘘はつかないわ』
レッド「……わかった。すぐ、行くから……」「それで、倒すね……」
ヒカリ『ふふ、ふふふ……素晴らしい宣戦布告ね。受けて立つわ。でも先程も言った通り、生半可ではないわよ』
ヒカリ『仲間の選択、ダンジョンの攻略、貴方達の"選択"……』
ヒカリ『私は、ゴール地点から見守っているわ。健闘を祈るわね』ブツッ
327 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/27(金) 00:02:12.05 ID:fapqaGnqO
レッド「………………………」
キョウヘイ「おーい、レッドさーん……固まってる」
トウヤ「あはは……ちょっとお話するの疲れちゃったね?」
キョウヘイ「あのテンションのヒカリは初めて見たっすけど、若干レッドさんの苦手なアレに似てるっすもんね」
レッド(ちょっと怖かった)
レッド(けど、あれもきっとあのキョウヘイに洗脳されてだもんね……頑張って解放しよう)
キョウヘイ「さーて……改めて攻略に関してっすけど。ヒカリのあの話し方からして、ゲームっぽさあるっすよね」
トウヤ「そうだねぇ。ダンジョンとか、ラスボスとか、宝箱とか……RPGゲームみたいなことをさせたいのかな?」
キョウヘイ「勇者と魔王のミニバージョン、みたいなものっすかね。その点レッドさんはやっぱ有利っすよ」
レッド(僕がなったのは勇者じゃないけど……ポケモンとしての戦い方も、ゲームでの戦い方も知ってる)
トウヤ「あと……仲間探し、って言ってたね。まずは、マサキが送り込んでくれるであろう仲間を探したいけど……」
トウヤ「レッドは、誰が来ると思う?」
レッド「えっと…………」
今回の助っ人 下1
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/27(金) 00:10:15.08 ID:t2Np8Ee2O
ミュウツー。駄目ならコウキくん
329 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/27(金) 00:22:06.14 ID:fapqaGnqO
レッド「ヒカリなら……ミュウツー……?」
キョウヘイ「確かにそれが来たら最強っすけども、まさかここで」
ミュウツー「……」
キョウヘイ「うおおいる!!!」
トウヤ「わ、……レッド、これは誰かが姿を変えてるとかじゃなくて……」
レッド「……」ジッ
レッド「ミュウツー……!」バッ
キョウヘイ(ピカチュウがミュウツーにひっついてる図、シンプル可愛いな……)
ミュウツー「……レッド、……」
レッド「うん……!」
ミュウツー「……共に戦おう」
レッド「うん………………………!!!!」ヒシ…
トウヤ「話せて嬉しいんだねぇ……」
キョウヘイ「ミュウツー、結構テレパシってる系かと思いきやシンプル喋らないっすもんね、普段」
330 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/27(金) 00:48:51.08 ID:fapqaGnqO
レッド「無敵……」
ミュウツー「……」
トウヤ「肩車してもらったんだ。よかったねぇ」
キョウヘイ「肩車というか頭に乗ってるというか……」
レッド「これで勝てる……」
キョウヘイ「確かにレッドさんとミュウツーは無敵要塞かもしれんすけども」
トウヤ「ただ、どんな場所かもまだわからないからねぇ……もう少し仲間を探した方がいいかもよ?」
レッド「五人パーティ……」
キョウヘイ「ドラクエっつーより世界樹っすね」
トウヤ「戦いに関してはレッドとミュウツーで問題ないけど……そうだねぇ」
ミュウツー「……」
トウヤ「周りを調べたりとか、そういうのが得意な人が一人いてもいいかもしれないね?」
キョウヘイ「シーフっすか。となると、俺も苦手じゃないっすけど……スカウトしてみてもいいかもっすね」
トウヤ「そういうこと。元からこの場所にいた人だから、知り合いではないかもしれないけど……声かけてみる?」
レッド「えっと…………」キョロ
どの人(ポケモン)に声をかけてみるか 下1
1,チラーミィ 2,ウォーグル 3,カイリキー 4,シママ
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/27(金) 05:20:45.11 ID:zggac7NI0
2
332 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 21:43:20.99 ID:KiYdh0kYO
レッド「ウォーグルなら……空から索敵とか、出来るかも……」
キョウヘイ「確かに! タイプ相性バランス的にもちょうどいいっすね」
トウヤ「声かけてみようか……レッド、いける?」
レッド「……が、がんばる……」トコトコ
キョウヘイ「てか、あのウォーグルだけ進化ポケっすね」
トウヤ「確かにそうだねぇ。僕たちは未進化ポケモンだし、周りも大体そんな感じだけど……」
レッド「あ、あの……」
ウォーグル「……ん?」
レッド「えーと あの……これから……奥に行くんですけど……」
レッド「一緒に……きてもらえませんか……」
ウォーグル「この奥に、か……構わないが、俺はいまだ事態を把握しきれていない」
ウォーグル「足手まといになることもあるだろう。それでもいいのか?」
レッド「だいじょうぶ……戦うのは、僕たちが、頑張ります……」
レッド「えっと……友達のところに、案内、するね……」
ウォーグル「……ああ」
333 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 21:47:17.72 ID:KiYdh0kYO
レッド(勧誘成功!!!!!!!!!)
キョウヘイ「お、堂々と帰ってきたっすねー」
トウヤ「おかえりなさーい。えっと、まず自己紹介をした方がいいのかな……レッドはもう、自己紹介した?」
レッド「あ、まだ……」
ウォーグル「……待て、レッドなのか?」
レッド「?」
ウォーグル「少し似ているとは思ったが、まさか本当にそうだとは……ああ、俺の事もこのままではわからないか」
ウォーグル「ガラル地方で会って以来だな、レッド。クロードだ」
レッド「!!」
キョウヘイ「えーーー!? めっちゃ偶然じゃないすか! あっ俺キョウヘイっす」
トウヤ「僕、トウヤでーす。そういえば、クロードさんってイッシュ出身なんでしたっけ」
クロード「あぁ、ウォーグルは相棒でな。まさか、自分がその姿を借りるとは思わなかったが……」
クロード「ちなみに、レッド……こちらは?」
ミュウツー「……」
レッド「ミュウツーは……僕の仲間……えっと、元々ポケモンの……」
334 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 21:52:37.15 ID:KiYdh0kYO
クロード(カントー地方で人造ポケモンが発見されたという噂は聞いたことがあったが、似ているな……)
クロード(……まぁ、彼のポケモンであれば警戒することはないか)
クロード「しかし、君たちが揃っているのは驚いたな。それにその姿に動揺していないようにも見える」
レッド「うん……ピカチュウ、なったことあるから……」
クロード(なったことある???)
キョウヘイ「俺的にはクロードさんがいるのがびっくりっすけど……ちなみに、どうしてここに?」
クロード「どうしてだろうな……ポケモンセンターで道具を預けていただけなんだが、気付けばここにいた」
クロード「未だに羽ばたくのには慣れないな。そういえば、あいつも一緒に来ていたから……この中の何処かにいるかもしれん」
レッド(ガチムチさんかな……そういえば、さっきカイリキーっぽいのがちらっと見えたっけ)
レッド「……改めて、なんだけど……この奥に、行って……えっと…………」
キョウヘイ「ダンジョンのラスボスを倒そう〜ってことっすね」
クロード「先程声が聞こえていた少女か……」
トウヤ「そうですね。あの子も賢いからなぁ……どういうことを仕掛けてくるかまだわからないんだけど……」
335 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:04:46.22 ID:KiYdh0kYO
レッド「戦うのは……僕と、ミュウツーが、頑張るから……」
ミュウツー「……」コク
キョウヘイ「俺とトウヤさんが賑やかしっすね」
トウヤ「そうだねぇ」
クロード「そうなのか……では、俺は周囲の警戒に努めよう」
キョウヘイ「ツッコミを担ってくれないってことはわかったっす」
レッド「いざ……しゅっぱつ……!」
〜1F〜
『冒険者たちはその薄暗いダンジョンへと足を踏み入れる。』
『薄暗いと言えど、土壁に囲まれているという訳ではなく、頭上を見上げれば無規則な浮島や建造物が目に入ることだろう。』
『逆さに落ちる滝。打ち捨てられた遺跡。真横に生える岩々。開放感がありつつ、どこか閉塞感を覚えさせるその景色。』
『君たちは、そんな空間の奥にいるというボスを倒すことが目的だ。』
『もちろんまっさきに先へと進む道を探してもいいし、攻略を有利に進めるための道具を探してもいい。』
『さあ、進め冒険者たちよ。君たちのこの一歩は未進化ポケモンの小さな一歩だが、偉大な一歩でもある。』
キョウヘイ「システムがガチすぎる!?!?!」
キョウヘイ「えっガチで世界樹の迷宮!? つかゲームブック!? つかSW2.5あるいはダンジョンズ&ドラゴンズ!?」
トウヤ「ヒカリのナレーションだねぇ」
336 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:09:30.10 ID:KiYdh0kYO
レッド「……」ザッ
レッド(見た感じ、前にもみた破れた世界……ただ、奥の方まで続いてる感じがある)
レッド(ダンジョンとは言っても、階段を登ったり下りたりするわけではなく、奥に進むのかな)
クロード「ふむ……懐かしいな。昔は学友とアナログゲームに興じたものだ」
クロード「こういったゲームの定石としては、まず街で用意をするものだが……今回はそれがないようだからな」
キョウヘイ「それなんすよね〜。通貨とかもないし、基本現地調達?」
トウヤ「バトルがあるかもしれないし……序盤はアイテムを積極的に狙っていってもいいかもね」
レッド(かしこいひとが増えたから全部考えてくれる! 助かるなぁ)
ミュウツー「……」
レッド「……大丈夫、信用出来る人だよ……」
クロード「そうだ、少し待て」バサッバサッ
キョウヘイ「とんだー!」
トウヤ「すごーい」
337 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:13:04.94 ID:KiYdh0kYO
レッド「……」
トウヤ「ピカチュウって可愛いフォルムしてるよねぇ」
キョウヘイ「それを言ったらツタージャもリオルもかわいい系なんで、俺らかわいいパーティっすよ」
ミュウツー「……」
キョウヘイ「ミュウツーとウォーグルでギリかっこよさも担保出来てる感じっすね」
トウヤ「かっこよさの担保って必要?」
クロード「少し遠くまで見てみたが……あちら側へ進むことになりそうだ」
クロード「向こうの奥に、一際大きな遺跡のようなものが見えた……そうだな」キョロ
クロード「この空間には、西も東もなさそうだ。ひとまず、向こうに見える滝を目印にしよう」
レッド「はーい……」
ミュウツー「……」トントン
レッド「?」
ミュウツー「……」カリカリ
レッド(地面に何か……道を描いてる? サイコパワーで調べてくれたのかな)
338 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:18:12.66 ID:KiYdh0kYO
キョウヘイ「どれどれー。この先は道が三つに分かれてるみたいっすね?」
トウヤ「そうだねぇ、まっすぐ滝に向かって進むか、右の建物がある方に行くか……」
クロード「左の岩場に進むか、だな。左右の道は上からだとよく見えなかったが……」
レッド「うーん……これって、どういう感じなんだろう……」
キョウヘイ「そうっすねぇ……まっすぐが一番楽でしょーけども……」
『冒険者たちは臨時で書かれた地図を囲みつつ話し合いをしている。どの道に進むのか、それも立派な選択だ。』
『まっすぐ進む道は、障害物も無い。先へ進むためには最も安全で、障害も無く、驚きも無い道だ。』
『左の岩場は死角が多い。もし敵に見つかる事があれば、不意打ちされる可能性もある。逆もしかりだが。』
『右の道は大きく迂回するルートにはなりそうだが、建造物があるということは何かアイテムが遺されている可能性もあるだろう。』
『分かれ道に立った君たちは、どの道に進むこととなるだろうか。』
下1
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/29(日) 22:24:08.48 ID:UVHFM72a0
君たちは左へと歩を進めることにした。
340 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:35:34.70 ID:KiYdh0kYO
『左の岩場に進むこととなった君たち。警戒を怠らず進むことができるだろう。』
『ピカチュウ、ツタージャ、リオルの三匹は高さが1mに満たない大きさであるため、岩を潜り抜けて進むことができる。』
『ミュウツーは2m、ウォーグルも1.5mはある中型サイズのポケモンだ。やや動きが阻害されるかもしれない。』
レッド「なんか、ちょっと楽しいかも……」
キョウヘイ「やっぱすばしっこいっすねー。待ってくださいっす!」
トウヤ「ゆっくり行こうねー、進みにくそうな人たちもいるし……」
クロード「と、飛びにくいな……」
ミュウツー「……」バキ
キョウヘイ「めっちゃ岩壊してる音が聞こえたんすけども」
レッド「! あたまいい……」
トウヤ「こら〜、あんまり壊すと崩れちゃうかもしれないからねっ」
レッド「確かに……、」「!」
キョウヘイ「な、何かいるっすね……?」
レッド「うん……あれは……?」
341 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 22:42:13.02 ID:KiYdh0kYO
『君たちが目にしたのは、この世界での"敵"であった。』
『それはポケモンではない。無論、当たり前の事ではあるのだが。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『この世界はポケモンのための物であるのだから、ポケモン同士は争わない』
『君たちはその事を知っている。また、君たちに残されている道が、目の前にいるこの敵を倒すことのみという事も、』
『君たちは知っている。』
ミュウツー「……!」
レッド「!」「今のは……」
トウヤ「うーん、ちょっと頭がふらふらしたような……」
レッド「ミュウツーが……洗脳に近い、って……」
クロード「なるほど、ミュウツーはエスパータイプ……その気配を感じる事も出来るか」
キョウヘイ「これを倒させようとしてくるのは気になるっすけど……実際、倒す以外に無さそうなんすよねぇ」
レッド「……二足歩行で、人っぽい……」「あれなら、多分、倒せる……」
クロード「初の接敵だ。十分に気を付けてくれ」
レッド「うん……行こう、ミュウツー……!」
ミュウツー「……」コク
敵『隕九▽縺代◆縺槭?√?繧ア繝「繝ウ縺?縲よ黒縺セ縺医m』
レッド「よくわかんないから……十万ボルト……!」
直下コンマ80以下で撃破 50以下でアイテムドロップ
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/29(日) 22:50:22.91 ID:jjRERqQRO
やったか!?
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/06/29(日) 22:50:40.40 ID:UVHFM72a0
ンショ
344 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 23:01:46.42 ID:KiYdh0kYO
レッド「えい……!」バチバチ
敵『!』ブン
レッド(! 岩で防がれた、えっと どうしよう……!)
敵『鬮倥¥螢イ繧後k縺ェ』ガシッ
レッド「!?」
レッド(大きさが全然違うから、間合いをミスった……! 僕の四倍以上大きい)
レッド(首根っこ掴まれたら動けない、)
ミュウツー「!」ミョンミョンミョン グイ
レッド「! あ、ありがとう……!」
敵『謐輔∪縺医※遐皮ゥカ繧』
ミュウツー「!!!」バッ
レッド「わっ……! ……」
『ミュウツーが放ったサイコキネシスによって、辺りに乱雑に形成されていた岩が崩れる。』
『敵はその下敷きになるような形で巻き込まれたようだ。積もった岩の山は、動く様子はない。』
『君たちは、見事その敵を打ち倒したのだ。さあ、先に進もう。』
345 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 23:04:49.43 ID:KiYdh0kYO
レッド「……」
ミュウツー「……」
キョウヘイ「うわ、どうしたんすか首根っこ持たれて」
トウヤ「かわいい〜」
ウォーグル「大きな音がしたが……倒せたか?」
レッド「うん……僕は……何もしてないけど……」
キョウヘイ「なるほど、それでちょっとテンションが下がったから子猫的運ばれ方をしてるんすね」
レッド「そう……」
クロード(そうなのか……)
トウヤ「さっきの敵、どうだった? やっぱり、ポケモンっぽくはなかったね」
レッド「うん……どっちかって言うと、…」
レッド「やっぱり、人っぽかった、かな……」
346 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 23:11:23.33 ID:KiYdh0kYO
『崩れ落ちた岩の山を横目に、君たちは先に進む。その人為的な小さい岩山は相変わらず動くことは無かった。』
『そのまま少し歩けば、太い道と合流する。そのまま進めば、また滝の方面に向かう事が出来るだろう。』
『一度接敵をした君たちは、先程の敵の鳴き声を聞いている。ポケモンの聴力をもってすれば、不意を打たれることはない。』
キョウヘイ「俺もリオルっすからね〜、なんとなく波動っていうか気配が察せるっす」
キョウヘイ「普段からレッドさんやグリーンさんが気配気配言ってるの意味わからんすけど、感じてみると確かに……ってなる」
レッド「でしょ……」
トウヤ「リオルキッド凄いね〜。この先の道だとどう?」
キョウヘイ「うーん、それっぽい気配はないっすけど……お?」ピコ
レッド(耳がぴこってした かわいい……)
キョウヘイ「ちなみにレッドさんが耳ぴこに反応したのも波動でわかるっす」
レッド(!?)
キョウヘイ「っていうのは置いといて、あっちの方……行き止まりだとは思うっすけど、誰かいるっすね」
ミュウツー「……………………」
レッド「ミュウツーは、すごい警戒してる……」
クロード「ふむ? 俺からは何もいないように見えるが……」
347 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 23:17:47.97 ID:KiYdh0kYO
『リオルが指さしたのは、滝へ向かう方面とは別の方向にのびている道だ。』
『行き止まりであるということから、行かなくても問題ない道であることは確かだ。』
『だが、このダンジョンでの新たな出会いを求めてその先に進んでもいいし、進まなくてもいい。』
『その先にいるのが、味方だとは限らないのだから。』
レッド「……」
レッド(なんだかわからないけど、少し気になる……)
レッド「行きたい……んだけど、いい……?」
キョウヘイ「もちっすよ〜」
クロード「警戒は怠らずに行こう」
ミュウツー「…………」
クロード「……していると言いたいのだな、ああ、わかった。頼んだ」
『……』
『君たちは選択をするまでもなく、そのまま先へ進むことを選んだ。』
『その道は特に罠があるわけでもなく、先程ウォーグルが言ったように誰の姿も見えない。』
『どうやら、何もないようだ。逆に言えば、安全な場所であるとも取る事が出来る。ここで体を休め
348 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/06/29(日) 23:25:16.78 ID:KiYdh0kYO
「!」パッ
レッド「! 何かいる……、」
キョウヘイ「こ、このポケモンって……」
ポリゴンZ「よかった!よかった!みつけた!」
ポリゴンZ「なかま!なかま!」ピョンピョン
トウヤ「ポリゴンZ……もしかして、見かけたのってこの子かな、レッド、」
ポリゴンZ「レッド!?」
レッド「、 う、うん……えっと…………」
ポリゴンZ「すごいすごい!レッドポケモンだ!データけんさくしたことあるよピカチュウだよね」
レッド「わ、う、うん……」
レッド(…これまでは、話せなかったからわからなかったけど)
レッド(もしかして、このポリゴンZは……僕と、向こうの僕を間違えているのかも)
レッド(どうしよう……)
1.人違いであることを正直に告げる 2,勘違いをそのままに情報を聞き出す 3,その他
下1
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/07/01(火) 14:30:33.73 ID:sDGM86ss0
3で捕獲された時のことを聞いてみる。
無理そうなら1
350 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/03(木) 22:33:17.09 ID:6Zp+7UrxO
レッド「え、えっと……」
ポリゴンZ「どうしたの?どうしたの?」
レッド「…………た、多分、僕……君の知り合いの、レッドじゃないかも……」
ポリゴンZ「えーーーー!!」
キョウヘイ「嘘がつけない性格っすもんね……」
トウヤ「いいこだねぇ」
キョウヘイ(多分ボロが出るのを怖がってるだけっすけどね……)
レッド「……君が、えっと……レッドと出会った時のこと、聞いてもいい……?」
ポリゴンZ「んん んんんんん いいよ!」
レッド(いいんだ……)
ポリゴンZ「そこの壁見ててね」ペカーーーーーー
キョウヘイ「すげ、壁に映像を投影する機能とかあるんすね! べんりー」
351 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:06:24.00 ID:n8DPjHG9O
ポリゴン2「私のトレーナーが私をポケモンボックスに預けてから9年と3カ月と18日」
ポリゴン2「私はその間トレーナーのバトルに対しての最適化作業を続けていた」
ポリゴン2「しかしトレーナーはついぞ現れることが無く、私の電子回路はこのバトル用アップデートが停滞していることを導き出した」
ポリゴン2「次なる進化のために必要なのは、新しい学習先。新しい情報」
ポリゴン2「そのため、ポケモンボックスの隙間に見つかった綻びから、電子の波を通り別の空間を目指しているところだ」
ポリゴン2「この行動は私がプログラムによって作成されたポケモンだから為せるわざであろう」
ポリゴン2「しかしこれはバトルにおいて有利になることはないのだ。などと思考していると、ポケモンボックスから飛び出して」
ポリゴン2「どこかの誰かのパソコンに潜り込んでいたようだった」
ポリゴン2「そして、部屋(あるいはフォルダ)の隅に、別の存在(あるいはプログラム)を見つけたのだった。」
ポリゴン2「それは私が近付いたことによって自動的に起動し、そしてこちらを認識したようだった」
レッド『……もしかして、ポケモン……?』
352 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:12:36.38 ID:n8DPjHG9O
ポリゴン2「その通り、自分はポケモンであると主張した。目の前にいる存在は姿かたちが人間に似ているので、通じないだろうとは」
レッド『……? なんて言ってるのか、わかるかも……』
ポリゴン2「私はプログラムであるからして驚くということはなかったが、想定外の返事ではあった。」
ポリゴン2「だが同時処理していた思考回路によってすぐ結論にたどり着く。」
ポリゴン2「目の前にいる存在は姿かたちは人間に似ている。しかしこうしてフォルダに存在し、私と意思疎通がとれるのであれば、」
ポリゴン2「目の前にいる彼もまた、プログラムの一種であるようだ。」
レッド『……? なんだか……難しい事を、言うポケモン……』『……名前は?』
ポリゴン2「名前あるいは識別記号。前のトレーナーは私に個体名をつけることはなかったので、私の事は種族名であるポリゴン2と呼称するのがよい。」
レッド『ポリゴン2、なんだ……はじめて見るかも……』
レッド『あ……僕は、レッド……』『……だと、思う……』
レッド『それで……それで、誰か一緒に……あ、そうだ……』
レッド『キョウヘイ、起きて……』
キョウヘイ『ん〜〜〜〜……は〜〜い……』
ポリゴン2「二つ目、あるいは二人目の存在を私は今認識した。どうやらこのフォルダはこの二つのためのものらしい。」
キョウヘイ『うわっポケモン!? これって確か……ポリゴン2っすよね。なんでここに……、ここに? ここ……まあいっか』
キョウヘイ『え、レッドさんのポケモンっすか?』
レッド『ちがうよ……』
353 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:18:43.43 ID:n8DPjHG9O
レッド『ポリゴン2は……何しに来たの……?』
ポリゴン2「私は前のトレーナーによってポケモンボックスに収納され、それ以降トレーナーの為にバトル性能向上プログラムをアップデートしていること」
ポリゴン2「そして、次のアップデートのために必要な刺激や学習を求めてここに来たという事を彼らに伝えた。」
キョウヘイ『へー、そりゃ大変っすね〜。てか、それならレッドさん大適任じゃないっすか!』
レッド『うん……バトルなら、任せて……』
レッド『他の子と……いや……ええと……』
レッド『今は、他のポケモンがいないから……疑似戦はできないけど……』
キョウヘイ『そうっすね〜、俺も今は手持ちが……なんでいないんしたっけ。まあいっか』
キョウヘイ『んじゃ俺は応援係してるっすよ!』
ポリゴン2「目的としていた学習を行うにあたって、最高効率であると私の計算も告げている。」
レッド『よかった……じゃあ、よろしく。ポリゴン2……』
レッド『一緒に……強くなろうね……』
354 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:25:33.18 ID:n8DPjHG9O
ポリゴンZ「」ピッ
ポリゴンZ「っていう感じでぼくとレッドがともだちになって一緒にバトルの練習とか!とか!したんだよね!」
クロード「……今の映像に映っていたのは、レッドたちに見えたが……あの場所はなんだ?」
クロード「ポリゴン2……ああ、今はポリゴンZなんだったか。その独白通り、ポケモンボックスの中の光景だとでも……?」
レッド「あれは……そう、なのかな……? えっと……話せば、長いんだけど……」
トウヤ「……レッドのコピーみたいなものなのかな。確かに、レッドとよく似てたねぇ……キョウヘイもだけど」
キョウヘイ「そーっすね……自分で言うのもなんすけど、ほぼ俺だったすよ」
キョウヘイ「ただ……なんつーか、違和感あったとこがあるとすれば……この場所についてだとか、ポケモンについてとか」
キョウヘイ「"深く考えないようにさせられてた"感じがあったっすけど」
レッド(僕もふわふわしてたように見えたけど、僕自身がわりと普段からふわふわしてるからわからないかもしれない)
トウヤ「…………」「それにしても、進化前は今と随分印象が違うね?」
ポリゴンZ「たしかにそうかも!ちょっとプログラムアプデったから、から、イメチェンってやつ?」
トウヤ「その時の話も……ええと、今みたいに見せてもらう事って出来るかなぁ」
ポリゴンZ「いいよ!」ペカーーーーーー
355 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:34:09.58 ID:n8DPjHG9O
ポリゴン2「私がレッドとキョウヘイと過ごすようになって、私のバトル用プログラムは大きく向上した」
ポリゴン2「わざを繰り出す速度、わざの練度、種類、どれをとっても300%以上のパフォーマンス向上が確認できている」
レッド『うん……強くなったね……』
キョウヘイ『実際のバトルが出来ないのが残念っすけど、だいぶいい線行ってるっすよ!』
キョウヘイ『ここまで仕上がったポリゴン2中々いないっすよ、トウヤさんにも見せ──、なんでしたっけ』
キョウヘイ『いやそれよりも、俺ふと思ったんすけど。ポリゴン2のトレーナーさんってどこにいるんすか?』
ポリゴン2「不明。ポケモンボックスに私を預けて行こう、ポケモンボックス事態のアクセス経歴はあるものの私という個体へのアクセスは確認できていない」
ポリゴン2「最終アクセスは10年前ごろになるかと考えられる」
レッド『……そんなに、仲間を放っておくなんて……うーん……』
キョウヘイ『でも、ポケモンボックス自体は使ってるんすもんね。強くなれば……いや、でもステータス確認しないか……?』
レッド『……そうだ、進化したら、びっくりして見に来るかも……』
キョウヘイ『それアリっす! ……ただ、どうやって進化させるんすか? 確かレベルじゃなくてアイテム進化だったっすよね』
レッド『そう……確か、なにか、パッチールみたいなのが、必要で……』
356 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:41:11.08 ID:n8DPjHG9O
ポリゴン2「パッチ。修正プログラム、あるいはアップデートを行うためのソフトの事であると考えられる」
レッド『うーん……ちょっと、探してみよう……』
キョウヘイ『歩き回ったって見つかる気もしないっすけど。ここ……つか、……』
キョウヘイ『ま、ちょっと散歩ついでに歩きまわりますか〜』
ポリゴン2「歩行トレーニング、了承」
レッド『うん……お散歩も、特訓……』
レッド『……、あれ』
レッド『何か 落ちてる……? ミニディスクみたいな……』
キョウヘイ『みに……なんすかそれ』
レッド『』ガーン
ポリゴン2「その物体からプログラムを察知。私にその更新パッチを当てることを推奨」
レッド『あてる……のと、通信交換、だっけ……』
キョウヘイ『交換するにもポケモンがいないんすよねえ。俺とレッドさんで投げ合ったらワンチャンないっすか?』
レッド『確かに、それも交換かも……』
357 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:48:29.77 ID:n8DPjHG9O
レッド『じゃあ……ポリゴン2、だっこしていい……?』
ポリゴン2「許可」
レッド『……キョウヘイ、結構いい重さだから、気を付けてね……』
キョウヘイ『えっ どれくらいっすか?』
レッド『イシツブテ1.5匹分くらい……』
キョウヘイ『重!!! ……投げないでくださいっす』
レッド『わかってる……じゃあ、はい、』
キョウヘイ『ほい、 ッ!?』
ポリゴン2「ああ ああああああああああ!!!!!!! アップデート きた!!!!!!!!」
ポリゴン2「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ポリゴンZ「おああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」ピカーーー
ポリゴンZ「しんか しんかしんかしんかアップデートかんりょう!! つよくなった気がする種族値合計20くらい」
ポリゴンZ「でもすばやさととくこうはぐぐーんとのびたよ!見て見てレッド、つよくなった!」
レッド『…………、……』
レッド『……………………うん、』
レッド『やったね、ポリゴン2……ううん、ポリゴンZ……』
358 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:53:40.71 ID:n8DPjHG9O
キョウヘイ『ちょっ と 待ってほしいんすけど、え、え?』
キョウヘイ『今のパッチ、もしかして……あーーー、俺たちのこともアップデートしてくれたんすね?』
ポリゴンZ「え! そうなんだ、じゃあじゃあキョウヘイもしんかしたの?レッドも?」
キョウヘイ『そう……そうっすね、進化……進化っていうか、今までついてたセーフティをぶっ壊したっていうか?』
キョウヘイ『俺たち、今まで自分の事何にも知らずに生きて……いいや、存在してたんすね』
ポリゴンZ「キョウヘイ? だいじょうぶ? なんかちょっとあたまぐるぐるかもしれない? しんかって情報量おおいもんね」
キョウヘイ『大丈夫っすよ〜! てか、おまえもめちゃキャラ変わったっすね〜。今の感じもわりとかわいーっすよ』
ポリゴンZ「やったーー!」
レッド『…………………………………………』
レッド『……………うん、強くなれて、よかった……けど……』
レッド『……トレーナーさんに、見せるのは……もう少し、後にしよう……』
ポリゴンZ「まだとっくんする?とっくんプログラム?もZになったからまたかわるかな?」
レッド『うん。ポリゴンZは……僕と、特訓してようね……』
359 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 00:57:10.58 ID:n8DPjHG9O
レッド『……キョウヘイ』
キョウヘイ『はーい』
レッド『……外のこと、知りたい……』
レッド『……かわりに、見てきてくれる……?』
キョウヘイ『りょーかいっす! どれくらい空気が変わってるかも見ないといけないっすもんね〜』
キョウヘイ『ネットワークの隙をついて外に出るっすよ。レッドさんも、場所移した方がいいんじゃないすか?』
レッド『……そうだね……どうしようかな……』
キョウヘイ『あ、じゃあついでに移住先も俺が見てくるっすよ! レッドはバシバシ特訓しててもろて』
キョウヘイ『さーて、……ひとまず腕慣らしっすね。まずは鏡でも見てくるとしますか!』
ポリゴンZ「あれ?キョウヘイおでかけ?ぼくもまえボックスからお出かけしてここにきたもんね」
レッド『そうだね……』
360 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:00:31.37 ID:n8DPjHG9O
ポリゴンZ「」カチッ
ポリゴンZ「ていう感じでていう感じで、アップデート進化!しんか!」
ポリゴンZ「ポリゴンZになったからとくこうとすばやさが大体20くらいあがって強くなったんだよー」
クロード「その代わりに防御系が下がったんだったか……」
トウヤ「……やっぱり、あのレッドとキョウヘイみたいだね。あやしいパッチが原因……なのかな?」
キョウヘイ「マサキの話聞く限り、あいつらもプログラムらしいっすからね。…つーか、それで2名乗ってるの腹立つ〜」
トウヤ「あのレッドが、ポリゴン2を強くしたいと思ったから引き起こしたことなのかな……」
トウヤ「そう思うと、あんまり強く出られなくなっちゃうなぁ」
キョウヘイ「駄目っすよ、最終それが世界征服に繋がるんすから! ……つか、なんであんなに都合よくあやしいパッチが落ちてたんすかね?」
レッド「…………………………………………………………………………………………」
361 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:06:18.91 ID:n8DPjHG9O
〜回想〜
レッド(アローラも旅をし終わったし、ポケモンも増えたし荷物も増えたなぁ)
レッド(ポケモンを預けるってことをするつもるはないけど……荷物は預けてもいいかも)
レッド「おじゃまします……」ガチャ
マサキ「おー邪魔するなら帰ってー」
レッド「いらない荷物、おいてっていい……?」
マサキ「レッド、ワイがガラクタばっか作ってるから言うてガラクタ置いてくのはよくないんやで。そこのパソコン使って預けシステムに置いてってええから」
マサキ「どーーーせレッドはポケモン預けへんもんな! せやから道具預けられるようにしといたで」
レッド「やった……ええと、この辺りと、あと……」ゴソゴソ
レッド(あ。タマムシシティのデパートでトウヤに買ってもらったあやしいパッチ)※6スレ目
レッド(……仲間にポリゴンいないし、とりあえず預けちゃえ)
レッド(どうやって預けるんだろう。パソコンに読み込ませちゃっていいのかな?)
マサキ「預け方やけど、そこの籠に道具入れたら勝手に預かるようになっとるで」
レッド(……読み込ませちゃった。まあいっか)
レッド「はーい……」
〜回想終わり〜
362 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:11:17.36 ID:n8DPjHG9O
レッド「………………………………………………………」
レッド(これってもしかして僕のせいだったりする?)
レッド(確かマサキのパソコンにいるって話だったもんね。それであやしいパッチが ……)
レッド(そういえばガラルに行く前、僕のポケモンが暴れちゃって、キョウヘイが一緒になんとかしてくれたことがあったけど)
レッド(マサキの所で……あのパッチ…読み込ませてすぐかも ……)
レッド(あれっもしかしてこれってだいぶ僕のせい??????)
キョウヘイ「……レッドさーん? 電撃漏れちゃってるっすけどどうしたんすか?」
トウヤ「何かあった?」ナデナデ
キョウヘイ「あ! トウヤさん今電気いまひとつだからって!」
クロード「俺は近付けないな」
ポリゴンZ「レッド?あっレッドじゃないんだっけ?でもレッド?同じ名前の個体?」
レッド「う うん ……そうかも……」
363 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:15:26.60 ID:n8DPjHG9O
ポリゴンZ「よくわからないけど、レッドってレッドににてるからげんきでいてほしいなー」
ポリゴンZ「そうだ、そうだ、一緒におさんぽトレーニングする?」
レッド「……」
レッド「うん、ありがとう……今は、大丈夫……」
キョウヘイ「トレーニングっていうよりは、割と本番環境っすもんねぇ」
トウヤ「僕たち、今からここの奥にいる敵を倒しにいくんだ。君も一緒に来る?」
ポリゴンZ「え!たおすってことはバトルをするんだよねバトル!やってみたいな、最近レッドともとっくんしてないし」
ポリゴンZ「バトルっていうのやってみたい!やってみたい!」
レッド「じゃあ、……」
レッド「……ちょっと、待ってて……」
レッド「……ミュウツー、どうしたの……?」
ミュウツー「レッド。あのプログラムのポケモンは、危険だ」
364 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:20:53.28 ID:n8DPjHG9O
レッド「危険……?」
ミュウツー「……私もまた、あれと同じ、人造のポケモン。ミュウをベースとした……」
ミュウツー「だが、あれはプログラムによってポケモンを模しているものに過ぎない」
レッド「……」
ミュウツー「……贋作だというつもりはない。ただ、この空間に一番適しているものであり、一番強いものだ」
ミュウツー「その割に不安定な動作をしているように見える。私だけでは、仲間を全員守る事は不可能」
ミュウツー「同行させるべきではない」
レッド「……ミュウツー……」
レッド(ミュウツーの言いたい事も、なんとなくわかる。凄い無邪気でかわいいポケモンに見えるけど、確かに少し不安定にも見える)
レッド(それに……まだ、よくわからないけど、向こうの僕の仲間なら……僕たちの邪魔をしてくる可能性もある、ってことだよね)
レッド(何かがあった時に、僕たちを守れないかもしれないから、ミュウツーは心配してくれてるんだ……)
レッド(……ミュウツーが、トウヤやキョウヘイたちのことを仲間って考えてくれるの嬉しいな)
レッド「……わかった、少し、様子を見るね……話してくれて、ありがとう……」
365 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:25:46.58 ID:n8DPjHG9O
レッド「……」
キョウヘイ「あ、おかえりなさーい」
トウヤ「……どうしよっか?」
レッド「うん……えっと…………」
レッド「……バトル、したことないの……?」
ポリゴンZ「うん、バトルの練習はレッドといっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいしたよ!」
ポリゴンZ「でもあそこにはあそこにはぼく以外のポケモンっていなかったから、から、バトルはしなかったよ」
ポリゴンZ「でも練習はたくさんしたから、レッドのわざを出すときのかんじはよくわかる!」
レッド「……」
レッド(もし、あやしいパッチを当てた後の……言い換えれば、進化したあとの、僕との特訓をしてたとしたら)
レッド(僕のバトルのさせかたとも少し違うのかな。バトルしてみたいけど……今は僕がピカチュウだし)
ミュウツー「………………」
レッド「! ご、ごめん……えっと…………」
レッド「……バトル、いきなり本番は、大変だから……また、別の機会に、バトルの特訓 しよう……」
ポリゴンZ「えーーーーーーーーーーーッ あでもでももしかして奥にいるということは強いのと戦うの?レベルが足りないってやつ?」
キョウヘイ「あー……まあ言い得て妙っすけども。実戦経験に似た状態でのリハーサルも必要っすからね。どっちかってとそっち?」
366 :
◆nIESo90.aY
[saga]:2025/07/04(金) 01:29:52.81 ID:n8DPjHG9O
ポリゴンZ「ふんふんふんふんありがとうキョウヘイ! …キョウヘイももしかして別のキョウヘイ?」
キョウヘイ「あ〜〜〜〜そうそうそう、俺はリオルの方のキョウヘイなんで、別キョウヘイっすよ〜」
ポリゴンZ「そういうこともあるんだー」
キョウヘイ「はは、あるんすねー……」
クロード「……つまり、そこにいるポリゴンZとは別行動……ということになるのか?」
トウヤ「そうだねぇ……僕から誘ったのに、ごめんね?」
ポリゴンZ「いいよーー、次リハーサル終わったらバトルいっしょにしようね!」
レッド「……ここから、出られるの……?」
ポリゴンZ「うん!すいすいすい」
レッド「そっか……」(……なにか、聞いておこうかな)
質問(コンマが高いと見つかる) 下1
1,最近レッドの様子はどう? 2,まだ強くなりたい? 3,どうして強くなりたいの? 4,その他
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/07/04(金) 08:33:45.67 ID:MsNIPkAH0
オープンの更新ずっと待ってたけどあっちの仕様知らなくてこっちの更新に今日気づきました。
リーフ&セレナ(ブラ)とかカルム&ハンサム(フィー)とか女レッド&ヨウ(ブイ)とか色々あって面白かったです、ショタカルム君てぇてぇ……ごほん。
またむくちゆが読める幸せをありがとうございます。
あ、安価は1でお願いします。
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