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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part8
- 703 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/17(日) 23:30:15.56 ID:OulOUlVt0
-
リリア「それじゃあ私はもう一日お休みだけど……クリュナー、大丈夫? 私、やっぱり明日のお休み返上しようか?」
黒ローブのサキュバス→クリュナー「全然大丈夫です……! むしろ私、今の忙しさが大好きなんです……!」
リリア「え、そうなの?」
クリュナー「はい……! だって……リリア様が来てくれてから、この国は……本当に本当に、平和になって……。あの頃に比べれば、この平和な忙しさが、どれほど嬉しくて心地良いことか……」
リリア「そっか……。じゃあ予定通り、明日までお休みを満喫するね。でももし不測の事態が起きた時は遠慮せず私を呼ぶこと。いいね?」
クリュナー「はい、もちろんです。ご満喫ください、リリア様」
リリア「うん、ありがとう。それじゃ――」スタスタ
扉「」ガチャッ パタム
クリュナー「さて……頑張りましょう、皆さん。真正リーリアの為に……リリア様の為に……」
アルツ「ああ。クリュナー、本日の報告書だ。目を通しておいてくれ」バサッ
クリュナー「はい。いつもアルツさんは早くて助かります」ペラッ
アルツ「普通だ。ノーランド、早速だが試薬とレポートを見せろ」
ノーランド「仕方ないですね……。手短に済ませてください。私も早く帰ってリリア様のお世話係に戻りたいので」
アルツ「はあ、手短に済ませたいのはこちらの方だ。他の業務を滞らせるわけにはいかない」
クリュナー「…………仲直りも……ちゃんとしてくださいね」
◆
- 704 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/17(日) 23:33:10.09 ID:OulOUlVt0
- それでは本日はここまで。次回、真正リーリア首都入り編からとなります
ついに真正リーリアの中心部へと足を踏み入れるあかちゃんスライム一行。そこで待ち受けるは、いかなるものか。真実にして正当なる国とは、何なのか。以前のリーリアは、真実でも正当でもない、偽のリーリアだったのか
複雑な思いを抱くかつての王は、新生せし都を静かに見つめる――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いします
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/18(月) 00:43:19.81 ID:anQRBpfSo
- 乙
仲良しリーリア幹部
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/22(金) 09:19:23.75 ID:PIwGdKGKo
- おつ
性格的に相容れない二人と狭間で苦労する一人…
- 707 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/23(土) 18:35:07.02 ID:9V4O7lSg0
- 真正リーリアの統治に関わる人たちが仲良しかどうかは、今のところはっきりしておりません。表面上はお互いに協力し合っているので、仲良しかもしれません。しかしながらアルツ氏とノーランド氏は、やっぱり仲が良くないかもしれません
医師であるアルツ氏と、狂い科学者として生じたノーランド氏の考え方が相容れないのは、仕方のないことかもしれません。それでも両者とも優秀な仕事をする者には違いないので、クリュナー氏は二人のことを高く評価しています
- 708 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/23(土) 18:37:41.36 ID:9V4O7lSg0
- ―朝
南リーリア湿原
木こりの小屋「」
農業用倉庫「」
物見櫓「」
精霊の幌馬車「」ガタンゴトン
聖女「人工物が増えて来ましたね」
妖精「首都が近いんだと思う」
リュアン「街の外は危なくないんでしょうか? ザリガニの危険とか……」
妖精「この辺りは水深も浅いみたいだし、ザリガニみたいな大型の危険生物はほとんどいないんじゃないかな」
遠くに見える赤レンガの街「」
クロシュ「!」
フメイ「街、見えてきた」
ルルナ「あれが……リーリアの、首都!」
◇
https://i.imgur.com/iV6CipE.jpeg
―真正リーリア首都
ワイワイ ガヤガヤ
精霊の幌馬車「」ガタンゴトン
馬頭のザリガニ屋「ラッシャーイ。ザリガニダヨー」
妖精のどんぐり屋「高品質どんぐりだよ〜」
エルフのミルク屋「エルフのミルクよ〜」ユサユサ
ゴブリンの八百屋「ロータス根でっせ〜ソセジの穂もありまっせ〜」
フメイ「おお〜」
聖女「賑わっています!」
妖精「意外と賑わってるね……。もっと静かで淡々としてると思ってた……」
ルルナ「心を完全に封じられてるわけじゃないんです、たぶん。攻撃性とか、強い欲望に繋がるものを選択的に封印されているだけで……。だから、日常的な喜びとか、楽しいとか、そういうのはあるんだと思います……」
リュアン「なるほど……。あれ、そういえばここのお金って――」
四本腕の褐色男「おや、旅人か? ようこそ真正リーリア首都へ」ノッシノッシ
クロシュ「わ!」
フメイ「四本腕!」
四本腕の褐色男→ゲラート「いかにも。我はゲラート、この街の自警団長である。そなたら、リーリアは初めてか?」
妖精「あ、うん」
ゲラート「であれば、まずはそこの建物――配給両替所に行くが良い」
聖女「一般通貨は使えないのですか?」
ゲラート「そうだ。配給両替所を除いて、この国で一般通貨は価値を持たぬ」
妖精「そうなんだ……」
ゲラート「レートは常に一定である。安心して交換するが良い」
◇
- 709 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/23(土) 18:38:53.07 ID:9V4O7lSg0
- ―真正リーリア首都 国営宿泊所
レンガ造りのアパートメント「」
フメイ「おお〜」
リュアン「おしゃれです!」
ゲラート「滞在者はここに泊まると良い」
聖女「ここはどの建物も赤レンガなんですね。統一感があります」
ゲラート「街の再建にあたり、色や形状にこだわる余裕がなかったゆえであろう」
妖精「そっか。同じ素材、同じ焼き方で大量生産すれば同じ色の建物になるよね」
ゲラート「そういうことだ。では我はこれにて失礼する。自警団長として街を守らねばならんのでな」
ルルナ「あの……この街を襲う人なんているんですか?」
ゲラート「街と湿原の境界が曖昧ゆえ、時折はぐれた鳥獣が迷い込んでくることがある。我らの任務はもっぱらそういった者たちの相手である」
妖精「あそっか、鳥獣には加護は効かないんだもんね」
ゲラート「うむ。もし自警団に用あらば、我を訪ねよ」スタスタ
☆真正リーリア首都自警団長ゲラートと知り合いました
*
真正リーリア首都滞在1日目
↓1〜3 自由安価 何をする?
参考:真正リーリア首都案内板
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
自警団屯所、図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ
現地人:ゲラート
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 18:39:26.75 ID:QKSLqKP50
- 図書館に行ってみる
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 18:40:50.68 ID:PnMtDHHGo
- 早速総統庁に侵入
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 18:46:17.53 ID:UZ0AsnFXO
- デロデロほんとに見たことないのか知らないのかと街人に対してデロデロ道中する
- 713 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/23(土) 20:09:49.06 ID:9V4O7lSg0
- 急用が入ってしまったため本日はここまで。次回、図書館編、早速侵入編、デロデロ調査編です。お楽しみに
- 714 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 14:47:00.46 ID:p8xwGnU60
- ―図書館
妖精「洗脳管理社会でも図書館はあるんだなあ」
聖女「知識で揺らぐことはないということかもしれませんね。この国のあり方は」
ルルナ「ですね……。この国の人たちは、心から平和と平等を願っています。他の考え方やあり方についての知識を得ても、影響は全然受けないのかも……」
メアリー「羨ましいです……」
リュアン「……」キョロキョロ
クロシュ「?」
フメイ「リュアン、なんか探してるの」
リュアン「うん。えっと……日属性の本ってあったりしないかなあって」
クロシュ「?」
フメイ「なんだっけ、それ」
リュアン「私にもよくわからない……。でも、もしかしたら私に関係してるかもしれなくて」
フメイ「ふうん。じゃあ、手伝ってあげる?」
クロシュ「ん!」
リュアン「わ、ありがとう……!」
↓1コンマ
01-60 リーリアの歴史
61-90 ↑+日属性の本
91-00 ↑+ある医者の手記
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 14:50:41.86 ID:hxzod+6wO
- あ
- 716 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 16:14:55.44 ID:p8xwGnU60
- 本『リーリアの歴史』ポン!
聖女「歴史書です……!」
ルルナ「リーリアの歴史……ですか」
妖精「そうみたい。読んでみよう」
*
妖精(歴史書には、リーリア建国の経緯や、建国後の成り行きについて書かれていた)
妖精(その始まりは、ザイルという魔族による単独武装蜂起だった)
妖精(ザイルはその凄まじい武力でもって、次々に周辺諸国を侵略・制圧していき、自らが興した国リーリアの版図を瞬く間に広げていったという)
妖精(いつしかリーリアは中央大陸北部の大半を占める大国となり、ザイルが直接手をかけなかった辺境の民すらも、庇護や豊かな暮らしを求めてリーリアに下る者が少なくなかったそうだ)
妖精(ザイルは��力こそ全て�≠�最高規範としていたが、その真意は万人の万人に対する闘争を是とするものではない。力を持つ者には、相応の責任が伴う――それこそが、ザイルの掲げた��力こそ全て�≠フ真なる意味だった)
妖精(責任を負う者としての、最大の例が他ならぬザイル自身だ。国を興し、他国を制し、版図を広げた征服王として、リーリアに恭順する全ての民の生命を背負う――それこそがザイルの掲げた最大の正義であり、自らに課した義務だったとも言える)
妖精(そしてリーリアは、中央大陸北部において名実ともに最も強く豊かな国となった……)
妖精(……その後のことは、この歴史書には書かれていない)
妖精(ページの枠外に、リーリアという国名の由来についての小さなコラムがある)
妖精(リーリアとは、白金(しろがね)の星、という意の古語だそうだ。ずっと昔の北部地方では女の子の名前として使われることもある、縁起の良い言葉だったらしい)
妖精(ザイル王もまた、その縁起の良さにあやかったのかもしれない――と書かれている)
妖精(………)
妖精(何か引っかかるような気がするけど……なんだったかな。思い出せない)
妖精(まあいいか。ひとまず勉強になった)
☆旧リーリアについての情報を得ました
◇
分体ちびスライムクロシュたち「〜〜!」ピョンピョン
本『日属性基礎』ポン!
リュアン「わ! ちっちゃいクロシュちゃんが……見つけて来てくれたの……!?」
クロシュ「んへへ……」
フメイ「クロシュ、探しもの上手だもん」ドヤ
リュアン「ありがとう……! これを読んで、私ももっとみんなの役に立てるように頑張るよ……!」
☆本『日属性基礎』を獲得しました
これから数日の間、リュアンが毎日経験値を得ます
◇
- 717 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 16:54:40.19 ID:p8xwGnU60
- ―真正リーリア首都 市街
ワイワイ ガヤガヤ
道行く人間「」ワイワイ
道行くオーク「」ガヤガヤ
道行く淫魔「」キャッキャ
道行くスライム「」モニョモニョ
クロシュ「!」
聖女「スライムさんです!」
妖精「リリアの言ってた通り、本当にここではデロデロの影響がないんだ……」
フメイ「でもクロシュ、この辺りで大きなデロデロを見たんだよね?」
クロシュ「うん」
リュアン「本当にどういうことなんだろう……。クロシュヴィア様、いるのかなあ」
メアリー「導師クロシュ……提案なのですが……」
クロシュ「?」
メアリー「ここで、デロデロ教の導師として民に教えを授けていくのは、どうでしょうか……?」
妖精「いきなり何を言い出すんだ、この王女様は……。クロシュは勝手に導師扱いされてるだけで、デロデロ教の導師として活動したことなんか一度もないよ」
メアリー「それは……大いなる損失であり、導師クロシュの秘められしポテンシャルを輝かせていないということです……」
ルルナ「えっと……メアリーさんは何を言ってるんですか……?」
リュアン「あー、えっとその……私たち、ちょっといろいろ事情があって……」
↓1コンマ
01-60 クロシュ「しんのただしいせかい!」
61-90 王国騎士
91-00 穀潰し
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 17:03:30.93 ID:CjsHTIUcO
- あ
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 17:03:58.90 ID:FgQEZze+O
- はい
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 17:04:25.98 ID:VzxK/xr7o
- しんのただしいせかい!
- 721 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 18:09:05.04 ID:p8xwGnU60
- クロシュ「しんのただしいせかい!」キャッキャ
フメイ「しんのただしいせかい!」キャッキャ
メアリー「真の正しい世界……!」キャッキャ
リュアン「し……真の正しい世界……!」
妖精「はあ、全く……」
ルルナ「えっえっ……!? み、皆さんどうしたんですか……!?」
聖女「あれはデロデロ教における、最も喜ばしい言葉の一つなのです。デロデロの信徒は、あの言葉を挨拶代わりに使ったりもするんですよ」
ルルナ「挨拶……」
通りすがりスライム「〜〜!」モニョモニョ キャッキャ
通りすがり幼女「しんのただしいせかい!」キャッキャ
通りすがり吟遊詩人エルフ「真の正しい世界……」ポロロン
メアリー「うふふ……やはり導師クロシュはすごいです……。新たな信徒がこんなにも……」
妖精「面白がって混ざって集まってきただけでしょ……」
白髪の魔族女「お? メアリーじゃ〜ん。こんなとこで何してんのぉ?」ヌッ
メアリー「……ん? あなたは……穀潰しのレイル……。あなたこそ、こんなところで何を?」
白髪の魔族女→レイル「故郷に帰ってきちゃ悪いかねぇ? てか穀潰しってひどない?」
メアリー「穀潰しじゃなければ何なのです」
妖精「……ええと……誰?」
聖女「メアリーさんのお知り合いの方ですか?」
レイル「そーそー。私こそがデロデロ教におけるデロデロ番号2番の――」
メアリー「穀潰しのレイルです。旧リーリア国王ザイルの姉を自称しています」
レイル「ちょ、自称じゃなくて事実なんだけどぉ!?」
メアリー「リーリア建国史のどこにも名前が載っていませんが」
レイル「そりゃまあ、私そういうの興味ないし?」
リュアン「自称旧リーリア国王の姉……」
聖女「まあ……真相は闇の中ということにしておくのが、適当ではないかと……」
妖精「そうだね……。名乗るだけならタダだしね……」
レイル「ああ〜! メアリーのせいで誰も信じてくれなくなっちゃったじゃん!」
メアリー「私のせいではないと思うのですが……」
- 722 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 18:09:33.14 ID:p8xwGnU60
- クロシュ「レイルさん……デロデロ番号、2なの?」
レイル「おお〜、そうなんだよ〜! ふふふ、あなたは価値がわかる子なのねぇ」
クロシュ「?」
レイル「ところで……あなたが、導師クロシュだね?」
クロシュ「うん」
フメイ「……」チリッ
レイル「おおっと、違うよ違うよ! 喧嘩売ろうなんて思ってないよ! ごめんて」
フメイ「……メアリーは、いきなり喧嘩売って来たけど?」
メアリー「その節は誠に申し訳ありませんでした……」
レイル「ええ〜、メアリーそんなことしたの? そういうの無能な働き者って言うんだよ。穀潰し未満だよ、それ」
メアリー「……」
レイル「でもまさかこんなとこで導師クロシュと会えるなんてねえ。光栄光栄……まあ特に用もないんだけど」
妖精「デロデロ教の者としてここに来てるわけではないの?」
レイル「そだよ。ただの里帰り……ついでに、様変わりした故郷の様子を見物に来たってだけ。デロデロ教も今はほとんど活動休止中だしね」
リュアン「そうなんですか……」
レイル「ま〜思ったより居心地良いからしばらくいる予定」
フメイ「フメイたちの邪魔はしないの?」
レイル「しないて。私クロシュヴィアの計画になんも関わってないし。みんな好きにダラダラ過ごせば良いじゃんね」
妖精「誰もがそんな風に過ごせたら苦労はしないでしょ……」
☆穀潰しのレイルと知り合いました
◇
- 723 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 18:11:30.22 ID:p8xwGnU60
- ―真正リーリア首都 総統庁前
ヒュオオオオ――…
赤レンガの大きな建物「」
看板『真正リーリア総統庁』
クロシュ「」コソコソ
妖精「……この前隠密技能を取り戻したのは知ってるけど……本当に大丈夫?」
クロシュ「わたし……できる!」
モニョモニョ…プチッ!
分体透明ちびスライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
妖精「まあ……実際、このやり方で大失敗したことはないもんね。時々鋭いやつに見つかったりはするけど」
クロシュ「うん」
妖精「わかってると思うけど、少しでも危ないと思ったらすぐに分体を呼び戻すんだよ。いいね?」
クロシュ「ん!」
分体透明ちびスライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
ピョンピョンピョン――
↓1コンマ
01-05 不法侵入罪で洗脳されてしまった!
06-35 ノーランド
36-65 アルツ
66-95 クリュナー
96-00 ???
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 18:12:39.09 ID:+vk/srF4o
- はてさて
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 18:12:44.90 ID:THxi6PWdO
- あ
- 726 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 18:30:46.37 ID:p8xwGnU60
- ―総統庁地下 実験室
試験管「」コポコポ
謎の機械「」ピーピピピ
謎の薬品「」
分体ちびスライムクロシュ「〜〜!?」モニャニャ
クロシュ(これ……すごく、見覚え……ある)
クロシュ(カリス・ノーランドの……部屋に、似てる……!)
扉「」ガチャッ
ノーランド「……」スタスタ
分体ちびスライムクロシュ「〜〜〜〜!?!!?!?」モニャニャニャ!!?!?
クロシュ(んわわわわ〜〜〜!?!?!?!?)
ノーランド「……ん? 魔力の流れが少し不自然……」キョロキョロ
分体ちびスライムクロシュ「〜〜…!!」モニャニャ
クロシュ(ど、どうしよう……逃げる……?)
↓1選択
1.逃げる!
2.もう少し粘って情報を探る
2を選んだ場合、↓1で以下の判定
01-30 捕まってしまった!
31-60 カリスと少し違う……?
61-90 加護がかかってない……?
91-00 見つかったけど――
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 18:33:29.73 ID:AoHRK2XrO
- 1
- 728 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 20:17:48.79 ID:p8xwGnU60
- ちびスライムクロシュ「〜〜〜!!」ピョンピョンピョンっっっ
ノーランド「……? 気のせい……?」
――撤退成功――
◇
―真正リーリア首都 滞在2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・なし
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[04/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[06/09] 防御[02/06] 日[1/8]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ
現地人:ゲラート
滞在者:レイル
- 729 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 20:19:44.84 ID:p8xwGnU60
- ―夜
宿泊所
クロシュ「カリス・ノーランド……いた……!!!!」
妖精「!!?」
フメイ「!!?」
聖女「!!?」
ルルナ(……だ、誰だっけ?)
リュアン「カリス・ノーランドって……クロシュちゃんたちがやっつけたんじゃ……!?」
クロシュ「う、うん……。でも……いた……!」
ペン「」カキカキカキカキッ
今日クロシュが見た者の似顔絵「」ポン!
妖精「この似顔絵……本当なの!? 本当にこの顔だった……!?」
クロシュ「う、うん」
フメイ「ほ……本当……!? 本当に、カリス・ノーランドが……!?」
クロシュ「うん……」
妖精「………クロシュが見たのが、本当にカリス・ノーランドだったとしたら……ものすごくまずい……! あんな奴が生きていて……加護という恐ろしい洗脳の力がある国で……よりにもよって、総統庁で活動しているんだとしたら……」
聖女「……カリス・ノーランドは……この国の加護に関わっているのでしょうか」
妖精「それが一番怖いんだ……! もしカリスがこの国の統治機構に関わっているんだとしたら、とんでもなく恐ろしい事態だ……!! クロシュヴィアの世界デロデロ化に匹敵する危機と言っても良いかも……!!」
ルルナ「ええっ……!? その、カリス・ノーランドって人はそんなに恐ろしい人なんですか……!?」
妖精「史上最悪の犯罪者って言われてるんだよ、そいつ……。もし本当なら、この国の加護を世界全土に広げて、全ての生命を実験台にする為に洗脳するくらいやりかねない……!」
ルルナ「えええっ……!? で、でもそんなこと……リリアさんが許さないんじゃ……」
妖精「………カリスとリリアがどんな関係なのか、今のところわからない。もしかしたらカリスはリリアの支配下にあるのかもしれないし、逆にカリスがリリアを支配しているのかもしれない……。今はまだ、何とも言えない……」
クロシュ「……わたし、もう一度潜入して……」
妖精「だめ。カリス・ノーランドがいるとなれば、分体でも奴に捕まるのはまずい……。今回はすぐ逃げるって行動を選べて大正解だったよ、クロシュ」
クロシュ「うん……」
妖精「とにかく恐ろしいことになっちゃった……。みんな、くれぐれも気を付けて……。まずはそいつの正体を探って……大魔女に報告と、協力を要請して……あとは、あとは……」グルグル
聖女「妖精さん、一人で抱え込まないでください。みんなで一緒に考えていきましょう」
妖精「う、うん……。ありがとう……」
☆努力目標が追加されました
・カリス?の正体を探る
◆
真正リーリア首都滞在2日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-05 ???
06-35 行商人
36-65 王国騎士
66-95 旅の女剣士
96-00 血スライム
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 20:20:25.23 ID:Ux1CVWi40
- クロシュとルルナ、牧場に行ってみる
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 20:20:36.60 ID:ychaZqSI0
- 郊外の果樹園に行ってみる
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 20:22:12.47 ID:wivMf24zO
- レイルメアリーとデロデロ教でのクロシュヴィア思い出語りでもする
- 733 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 21:14:01.45 ID:p8xwGnU60
- ―朝
宿泊所 ロビー
犬の行商人「おはようございます! 旅人の皆さん!」ヌッ
クロシュ「わっ!」
妖精「旅の……コボルト?」
犬の行商人→ワン「はい! 私もここに宿泊させて頂いている、旅商人のワン・ダフルと申します!」ススッ
ワン・ダフルの名刺「」ポン!
フメイ「ほえ〜。わんだふる……」
妖精「どんな商品を扱ってるの?」
ワン「ただいま取り扱っている商品はこちらになります!」スッ
ゴザ「」バサッ
船旅ビスケット「」ポン!
高密度圧縮おにぎり「」ポン!
オノゴロ刀「」ポン!
優蟹勾玉「」ポン!
太陽の盾「」ポン!
エルフの弓「」ポン!
虹晶の杖「」ポン!
絵札の束「」ポン!
麻雀牌「」ポン!
将棋盤「」ポン!
囲碁盤「」ポン!
世界樹の石炭「」ポン!
黒い筒状の容器「」ポン!
白い手袋「」ポン!
白い丸い玉「」ポン!
無色透明の宝石「」ポン!
不定形の物体「」ポン!
獅子王の盾「」ポン!
白い便箋「」ポン!
木こりの斧「」ポン!
華美な装飾の細剣「」ポン!
無骨な金属の首輪「」ポン!
小さなオカリナ「」ポン!
石の賽「」ポン!
フメイ「わっ!」
妖精「明らかにリュックの容量を超えてる……」
ワン「収納魔法は商人の嗜みです! 何か興味のあるものはございますか!? ただいま一品99%オフです!」
クロシュ「……」
↓1自由安価 欲しいもの
(上に記載してあるものでも、記載していないものでも。情報などの無形物も可。なお買えないものは買えない)
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 21:18:16.77 ID:RLRC1egEO
- 麻雀牌
- 735 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 21:45:58.38 ID:p8xwGnU60
- クロシュ「!」ピコン!
白い麻雀牌「」ポン
ワン「それは麻雀牌! トウゲン帝国に伝わる伝説のアイテムです!」
フメイ「ふうん。お豆腐みたい」
妖精「……ねえ、これ白牌いっこだけ? これじゃ遊べなくない?」
ワン「それを集めて役を作る――それこそが麻雀という遊戯の本質です!!」
妖精「ええ……いや、まあそうだけどさあ……」
ワン「麻雀牌をお買い上げになりますか!?」
クロシュ「ん!」
白い麻雀牌「」ポン!
☆麻雀牌(1/18)を手に入れました
揃えると良いことがあります
◇
- 736 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 21:48:07.11 ID:p8xwGnU60
- ―真正リーリア首都 郊外の牧場
ウシ「モオー」
ヒツジ「メエー」
ニワトリ「コッコッコ」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「ニワトリ!」
リュアン「ここにも牧場が……!」
ルルナ「うん。真正リーリアでは、牧場があちこちにあるんだって」
ミルク屋エルフ「あらぁ、いらっしゃい。見学に来てくれたのかしら?」ニコニコ
リュアン「あ、こんにちは。はい、私たちこの街に来たばかりで、いろいろ見て回ってるんです」
ミルク屋エルフ「うふふ、良い街でしょう? とっても平和で、嫌なことなんてなんにもなくって」ニコニコ
フメイ「まあ、そうかも」
ミルク屋エルフ「ウチもね、10年前は本当に大変だったのよぉ。代々受け継いできた牧場が壊されて、ウシもヒツジもニワトリもみんな殺されちゃって」ニコニコ
ルルナ「……」
ミルク屋エルフ「私にもね、夫と娘がいたの。でもその時に夫も殺されちゃって。私と娘は散々ひどいことされて、娘は耐えかねて自殺しちゃったのよ〜」ニコニコ
ルルナ「……っ」
フメイ「……」
クロシュ「……」
ミルク屋エルフ「でも今はもう、セイントレア兵の皆さんもみーんな平等なリーリアの仲間よお。うふふ、世の中が平和になって、リリア様の加護に包まれて本当に良かったわあ」ニコニコ
クロシュ「……」
↓1〜 先取2票
1.セレナディアの夢喰い能力で夢を覗いてみる
2.そっとしておく……
0.自由安価(票数は内容ごと)
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 21:49:21.37 ID:wHLlFRGqo
- 1
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 21:51:01.49 ID:ychaZqSI0
- 0郊外には他に誰がいるの?と聞く
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 21:53:06.87 ID:xGrECUlVO
- 1
- 740 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 23:57:00.55 ID:p8xwGnU60
- ―ミルク屋エルフの夢 牧場
のっぺらぼうのウシ「モオー」
のっぺらぼうのヒツジ「メエー」
のっぺらぼうのニワトリ「コッコッコ」
のっぺらぼうの娘「わ〜」キャッキャ
のっぺらぼうの夫「はっはっは」ハッハッハ
ミルク屋エルフ「……」ニコニコ
クロシュ「……」
クロシュ(見たかんじ……のんびりしてて……平和……だけど……)
のっぺらぼうの娘「わ〜」キャッキャ
のっぺらぼうの夫「はっはっは」ハッハッハ
クロシュ(……顔が……見えない……?)
トプン―
ルルナ「クロシュちゃんも夢に入れるの……!?」ストッ
クロシュ「あ、ルルナちゃん。えと、セレナディアさんの、ちからで……」
ルルナ「あ、あの夢喰いドラゴンさん……」
トプン―
フメイ「わわっ!?」コテッ
リュアン「いたっ……くない?」コテッ
クロシュ「フメイちゃん! リュアンちゃん!」
ルルナ「クロシュちゃんが入るなら、フメイちゃんとリュアンちゃんも……って思って。私、いちおう夢魔だから……他の人を招待したりもできるの」
のっぺらぼうのウシ「モオー」
のっぺらぼうのヒツジ「メエー」
のっぺらぼうのニワトリ「コッコッコ」
のっぺらぼうの娘「わ〜」キャッキャ
のっぺらぼうの夫「はっはっは」ハッハッハ
ミルク屋エルフ「……」ニコニコ
リュアン「……っ」
フメイ「……なんで……顔、ないの……?」
ルルナ「……思い出せないか……思い出したくない、か……。その両方……」
クロシュ「……」
フメイ「でも……あのエルフ、ニワトリたちのことも、家族のことも……みんな、大切そうに言ってた……。なのに、なんで……」
ルルナ「……」
リュアン「あっ……! み、みんな! あれ……牧場の、外が……!!」
牧場の柵「」
柵の向こうに広がる暗黒の泥沼「」ズズ…
フメイ「……! 黒い泥沼に……囲まれてる……」
リュアン「これ……どういう……」
ルルナ「………このエルフの人の……表に出ない、封じられた想い……。それが……牧場の外……心の奥底に、沈んでるんだと思う……。これは……その、象徴……」
- 741 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 23:57:27.02 ID:p8xwGnU60
- 柵の向こうに広がる暗黒の泥沼「」ズズ…
クロシュ「……」
ルルナ「……家族の顔を思い出せないのは……きっと、思い出したら……この牧場ごと、あの黒い泥沼に沈んじゃうから……。加護が、思い出せないように……しているのかも……」
フメイ「でも……!! 大切な人の顔も思い出せなくなったら……どんなに平和でも……!!」
ルルナ「……私の経験上、これだけのものを思い出したら……そのショックで、死ぬか……心が、壊れちゃうと思う……」
リュアン「………壊れないために……壊れる部分を先に除いておく……ような、こと……?」
ルルナ「あ、うん……たぶん、そんな感じ……」
フメイ「じゃあ……この人は……死ぬまで、みんなの顔……思い出せないの……? みんなを失った、かなしみも……」
ルルナ「……うん。加護がある限り……そう、だと思う……」
フメイ「……」
クロシュ「……」
クロシュ(前に……同じようなこと……してる人、いた……)
クロシュ(あれは……クロシュヴィアちゃんの、株分けの……ヴィアちゃん……)
クロシュ(ヴィアちゃんも……かなしむ心を……バクンって食べちゃって……立てなくなっちゃった人を……立ち直らせてた……)
クロシュ(………)
クロシュ(わたしは……かなしいときは、ちゃんと、かなしみたい……)
クロシュ(でも……)
クロシュ(壊れちゃうくらい……かなしいのは……きっと……すごく、苦しくて……つらい……)
クロシュ(……ヴィアちゃんも……リリアちゃんも……)
クロシュ(きっと……みんなに……しあわせでいて欲しい、だけ……)
クロシュ(……どうすれば……いいんだろう……)
☆加護についての情報を少し得ました
◇
- 742 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 23:57:53.01 ID:p8xwGnU60
- ―郊外 果樹園
トボトボ…
クロシュ「……」ドンヨリ
フメイ「……」ドンヨリ
リュアン「……」ドンヨリ
ルルナ「……」ドンヨリ
リュアン(楽しい郊外探検が……一転して陰鬱な雰囲気になっちゃった……)
リュアン(こういう時……妖精さんや聖女さんがいてくれると、パッとみんなを鼓舞して切り替えてくれるんだよね)
リュアン(……くよくよしたって、仕方ない。本当に泣きたいのは……あのエルフさんの、本心のはず……)
リュアン(私たちは、私たちにできることを考えないと……!)
たくさんの果物の木「」
リーリアベリー「」ポン!
どんぐり「」ポン!
精霊樹の果実「」ポン!
リュアン「ここは……果樹園!」
クロシュ「わあ……!」
果樹園アルラウネ「あら、見学? 殊勝な子供たちねえ」
フメイ「アルラウネ!」
果樹園アルラウネ「種族名をいきなり呼び捨てにするんじゃないよ」
フメイ「ごめん」
果樹園アルラウネ「謝れて偉い。一つくらい持ってってもいいよ」
ルルナ「えっ、いいんですか……?」
果樹園アルラウネ「元々ここ、あたしのじゃないし。10年前に本来の持ち主がいなくなって、今は国営の果樹園になってるの。あたしは国民の義務としてここの世話を命じられたから、それに従って労働してるだけなのよ」
フメイ「ほえ〜」
☆果樹園で果物をもらって食べました
明日の終わりまで、余剰満腹度+1を得ます
◇
- 743 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 23:58:32.29 ID:p8xwGnU60
- ―宿泊所
ガチャッ
レイル「こんちゃ〜。遊び来てやった……んん?」
メアリー「……」
レイル「……なんでメアリーしかいないの?」
メアリー「皆さんお出かけです。わたしはお留守番……」ドンヨリ
レイル「ああそう……。信頼されてないのね」
メアリー「………そんなことは……」
レイル「出会い頭に襲いかかってくる奴を信用するなんて無理だしねえ」
メアリー「」グサグサッ
レイル「まあかわいそうだし、お話相手になってあげる。感謝しなって」
メアリー「……いらないですが」
レイル「まあまあそう言わんでよ。同じデロデロ信徒のよしみじゃないの」
メアリー「あなたはデロデロの信徒ではないでしょう。穀潰し教を広めてクロシュヴィアの邪魔をしていたこと、忘れていませんよ」
レイル「邪魔だなんて心外な。私はより良い教義を皆に広めようとだね……」
メアリー「お陰で何人かの敬虔な信徒が、あなたに奉仕する為だけの末人へと堕ちました」
レイル「それはまあ……ごめんて」
メアリー「クロシュヴィアは優しいのであなたの暴挙を許しましたが、私は許しておりません。あなたがデロデロ教の信徒ですって?虫唾が走ります」
レイル(やば……これ本気でキレてる……。いやまあ、デロデロに人生賭けてるメアリーからすりゃ当然かぁ……)
レイル「……まあ、その、ごめん。悪気はさ……その、なかったっていうかぁ……」
メアリー「……」
レイル「……もう随分前のことなんだから、そんなに根に持たなくても良くない?」
メアリー「その時引き抜いた信徒たちを、今でも自分が穀潰しでいる為に使っているそうですね。それは随分前のことではなく、現在進行系の話では」
レイル「……」
メアリー「何か申し開きがありますか」
レイル「いやほんとごめんて……」
◆
- 744 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/24(日) 23:58:59.97 ID:p8xwGnU60
- ―真正リーリア首都 滞在3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・なし
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[04/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[06/09] 防御[02/06] 日[2/8]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ
現地人:ゲラート
- 745 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/25(月) 00:00:09.46 ID:jv53kpfq0
- ―朝
宿泊所
チュンチュン
窓「」バサッ!
アローホーク?「」バサッバサッ
クロシュ「んわ〜!?」モニャニャ
リュアン「わわあ!?」
聖女「えええっ!?」
フメイ「いきなり鳥!?」
妖精「アローホーク……!? なんでそんな大型の鳥が、窓から……!?」
アローホーク?『落ち着きなさい。大魔女よ』
クロシュ「ほえ……?」
妖精「あっ! 昨日出した手紙読んでくれたの!?」
大魔女ホーク『ええ。白影スライム防衛で国を離れられないから、使い魔という古典的な手を使うしかなかったの。許しなさい』
妖精「いやいいよ! 来てくれて助かる! 手紙に書いたこと……どう思う!?」
大魔女ホーク『……あの時、確かに私は全てのカリス・ノーランドを不可逆的に破壊したわ。でも……カリス・ノーランドが他の保険を残してた可能性もゼロではない。実際その可能性を想定し、私も白影スライム騒動が起きる前まで探っていたのよ。今はそんな余裕もなくなってしまったのだけど』
妖精「じゃあ……やっぱり、あれはカリス・ノーランド……?」
大魔女ホーク『……そうと決め付けるのも、まだ早いわ』
妖精「というと?」
大魔女ホーク『あの時、奴と同じ生命・魂を持つ者はこの宇宙の全てから排除された。でも……奴と僅かでも異なる生命・魂であれば、そこまでは排除できなかったとも言えるわけ』
妖精「つまり……カリスに限りなく近い、カリスではない者……?」
大魔女ホーク『まあそんなところかしら。私も自分が不慮の死を遂げた場合のセーフティとして、私に限りなく近い力を備えたホムンクルスが起動するように仕掛けてあるのよ。恐らくだけど、カリスも似たような保険をかけたんじゃないかしら』
妖精「なるほど……。結局ものすごく危険なことには変わりないよね、それ……」
大魔女ホーク『まあ、そうね……。私のホムンクルスは、起動した瞬間から私と同等の人格とパフォーマンスを発揮して十全に大魔女帝国を治められる崇高で偉大なる大魔女の器として設計してあるわ。カリスも同じように、自分自身と同様の邪悪なマッドサイエンティストとして設計している可能性が高い』
妖精「何にせよ野放しはできないってことだね……。はあ……私たちだけでなんとかできるかなあ」
フメイ「……ねえ、ちょっといい?」
大魔女ホーク「あら、何かしら?」
フメイ「カリスって、自分の死んだ後のこと、興味ないと思う」
大魔女ホーク「……」
妖精「……」
大魔女ホーク「……言われてみれば、そうね。自分と同じ機能のホムンクルスを作ったとしても、それは自分自身じゃない……。そんな奴に自分の後釜を担わせるなんて、カリスらしくないわ。いや、あんなマッド科学者の考えなんて知らないけど」
妖精「いや、でもかなり大事なことじゃない? カリスが何を思って自分の似姿を設計して、起動させたのか……。ちゃんとした真意を紐解かないと、ものすごくまずいことが起きそうな……」
大魔女ホーク「とにかく、奴の正体や真意を探って。この真正リーリア国のこともかなり気になるけど……。私も可能な限りあなたたちをサポートしたいけれど、現状はこのアローホーク一匹分が限界よ。世界を頼むわね」
フメイ「アローホーク一匹分……。じゃあカリスのせいで世界が滅んだら、大魔女がちゃんと手伝ってくれなかったせい」
大魔女ホーク「あなたたちの手伝いに全力を出したら白影スライムに大魔女帝国が滅ぼされるのよ!!」
真正リーリア首都滞在3日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-05 ???
06-35 なにもない
36-65 王国騎士
66-95 旅の女剣士
96-00 血スライム
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 00:04:13.87 ID:suhEaeK8o
- リーリア国民の夢を垣間見てたらクリュナーに見つかっていい子いい子されて穏便になかったことにされた
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 00:05:46.99 ID:Fa/sBPr6O
- 昨日の牧場の事を引きずっている為、気晴らしを兼ねて博物館に行ってみる
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 00:14:42.41 ID:EP9JtH8n0
- 治療院で情報収集とお手伝い
- 749 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/25(月) 00:20:37.34 ID:jv53kpfq0
- というわけで本日はここまで。次回、クリュナー氏に見つかる編、落ち込んで博物館編、治療院で情報収集編です
かなしみを心の奥底に封じ、平穏と安らぎに包まれる真正リーリア国。涙の一粒すらこぼれ落ちず。最愛の家族の顔も、思い出せぬ。
クロシュたちは、思う。この国は――正しいけど、正しくない――…。
できることは、あるのだろうか。あったとして、それをするのは本当に正しいだろうか。
あかちゃんスライムにはまだ、何もわからない。
そして浮上する、カリス・ノーランドに似た謎の存在。一体それは何者なのか。どのような意図で、世に生じたのか。
大魔女たる者の眼をもってしても、その真意は見通せず。狂い科学者は、冥土の底で嗤う――。
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 02:43:29.51 ID:c0/jOXQro
- おつ
惜しくも外れたけど医者の手記には一体何が書いてあったんだろう…
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/29(金) 22:44:18.23 ID:baDu9ZbJo
- これはカリス復活フラグ
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 14:35:59.68 ID:D1XW+nhSO
- クロシュヴィアの周りに名もなき協力者が何人かいたけどそれでもクロシュヴィアは計画を周りに語ってないのか
- 753 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 17:24:51.00 ID:vemRFMwp0
- 医者の手記に何が書いてあったかは、今のところ闇に包まれています。それはある難民野営地にいた医者が、追放されるまでの間に書いていた手記だそうです。それはもしかしたら、クロシュたちの知る人物かもしれません
カリス氏が何を企んで似姿を創造したかは、今のところ闇に包まれています。その真なる狙いを明らかにしなければ大変なことが起きるかもしれない……と妖精は心配しています。慎重に対処していくのが良いでしょう
クロシュヴィアが誰に計画を話し、誰に計画を話していないのかは、今のところ闇に包まれています。なぜ協力的な者にも話していないことがあるかというと、話す必要がない、あるいは話しても仕方がないからかもしれません
- 754 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 17:25:38.06 ID:vemRFMwp0
- ―宿泊所
クロシュ「……」
フメイ「……」
リュアン「……」
ルルナ「……」
聖女「……」
大魔女ホーク「それにしてもあなたたち、なんか暗くない? せっかくこの私が来てあげたというのに」
妖精「ああ、いや……。昨日、だいぶ重い話を聞いちゃったみたいでね……」
大魔女ホーク「だいぶ重い話?」
カクカクシカジカ
妖精「――っていう」
大魔女ホーク「……だいぶ重いわね」
妖精「でしょ。私はともかく、この子たちにはキツいよ」
大魔女ホーク「まあ、この国のやり方も理解はできる。大魔女帝国も、私への崇拝というある種の洗脳を利用していると言えなくもないし」
妖精「そういえば大魔女帝国ってそういう国だった」
大魔女ホーク「でも今すべきは、カリスという目先の危機に対処することよ。この国のあり方について考えるのはその後でも間に合うでしょう? とにかく今は、気晴らしでも何でもして良いから動いて頂戴」
妖精「はいはい……。気晴らしかあ……」
◇
- 755 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 17:26:08.09 ID:vemRFMwp0
- ―博物館
妖精「というわけで、気晴らしも兼ねて博物館に来たわけだけど――」
真正リーリア平和記念碑「」
真正リーリア年表「」
湿地きのこの彫像「」
ザリガニの彫像「」
湿原の絵画「」
大きな白金ステライト原石「」
フメイ「ザリガニ!」
ルルナ「このザリガニ彫刻……すごく凝ってます!」
聖女「絵画もありますね。美術館も兼ねているのでしょうか?」
リュアン「この白金色の大きな石は……ステライト原石……?」
妖精「普通のステライトは白銀色だけれど、この地方で採れるものは白金色みたい」
聖女「白金……リーリアは確か、白金の星という意味だそうですね」
妖精「そうらしい」
ワン「昔は白金の髪の子が生まれるとお祭りだったそうです! 星の遣いだとされて、大いに祝福されたとか!」ヌッ!
クロシュ「わっ!」
フメイ「ワンワン!」
ワン「どうもこんにちは皆さん!」
妖精「何してるの? こんなところで商売?」
ワン「いえいえ、今日は観光です! 博物館を見学していたら、皆さんの姿が見えましたので!」
クロシュ「そうなんだ」
ワン「はい!」
妖精「今の情報はタダなの?」
ワン「もちろん! 少し調べればわかることでお金を取ったりはしません! そもそも今のでお金を取ったら押し売りです!」
フメイ「おー良心的」
妖精「まともな商人だ」
ワン「でもちょっと突っ込んだ情報ならちゃんとお代を頂きますよ! もしご用がありましたら遠慮なくお呼び出しください! それでは!」スタスタ
リュアン「犬の商人さん……。かわいいけど、しっかりしてそうですね……」
聖女「ちょっとモフモフしたいですよね」
↓1〜2選択
1.平和記念碑と年表を調べる
2.展示されている美術品を調べる
3.大きな白金ステライト原石を調べる
0.自由安価(できないことはできない)
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 17:27:18.25 ID:O4a8/d230
- 0他に興味津々に調べてる人いないか見渡してみる
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 17:28:48.52 ID:bYvMcXwNO
- 1
- 758 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 20:49:15.49 ID:vemRFMwp0
- 年表『』
フメイ「年表……9年分しかない」
妖精「旧リーリアが滅んだのが10年前で、真正リーリアが発足したのが9年前。だから9年分しかないんだろうけど……」キョロキョロ
聖女「……旧リーリアの歴史とか年表は、どこにもないですね……」
妖精「図書館には歴史書が残っていたけれど……こっちの博物館は真正リーリアが発足して以降に建てられたものなのかも。平和を重んじる真正リーリアにとって、力と闘争による拡大を是とした旧リーリアの歴史は博物館に展示する価値がない……と判断されたんじゃないかな」
ルルナ「……ちょっと、かわいそうですね……。なかったものとして扱われるというのも……」
平和記念碑『真実にして正当なる永遠の平和』
聖女「真実にして正当なる永遠の平和……と彫られています」
リュアン「なんというか……抽象的ですね……」
妖精「こういうのは、平和への願いを形あるものとして保存・維持するためのもの……だと思う。記録とかは他の媒体に残せるから、この石は感情や祈りが込められてるんじゃないかな」
クロシュ「……?」
クロシュ(感情……祈り……おもい……ぱわー……)
クロシュ(この石……形は、ちゃんとしてるけど……ぱわー、あんまり感じない……)
クロシュ(……)
クロシュ(……リリアちゃんが、お祈りしてた、小さい碑は……)
クロシュ(小さくて……形も、不格好だったけど……。ものすごく、つよいぱわーがあった……)
クロシュ(どうしてだろう……?)
*
熱心にザリガニ彫刻を調べるワン「」スンスンスンスン
フメイ「ワンワン、ザリガニの匂いかいでる」
妖精「わあ、本当だ……」
聖女「彫刻ですけど、ザリガニの匂いがするんでしょうか?」
クロシュ「えっと、匂いじゃないけど……ザリガニのぱわー、ある……!」
ルルナ「え、ぱわー?」
クロシュ「うん……! すごい芸術は、ぱわー、ある……! あれも……ぱわー、感じる……!」
リュアン「じゃあワンさんは、ザリガニのぱわーを感じてるの?」
クロシュ「……えと……たぶん、そう……」
妖精「そういえば芸術都市にもガラスのザリガニ細工があったよね」
クロシュ「うん。たぶん同じ作者とおもう」
妖精「ザリガニ芸術家、この国でザリガニを彫っていったんだ……」
☆博物館を見学しました
◇
- 759 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 20:49:48.81 ID:vemRFMwp0
- ―真正リーリア市街
ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「〜〜」キャッキャ
フメイ「〜〜」キャッキャ
妖精(まあ……とりあえず気晴らしにはなったかな。さて、今後の予定は――)
ドカッ!
クロシュ「んわっ!」グラッ
白衣の隻眼ゴブリン「おわっ!」グラッ
宙に飛ぶ大荷物「」ブワッ―
大荷物から飛び出ていく小瓶類「」ポーン―
妖精「わっ、まずい――」
モニョポン!
スライムクロシュ風呂敷「」バサッ!!
ポトポトポト―
クロシュ風呂敷に包まれて無事だった大荷物と小瓶類「」ポン!
フメイ「おお〜!」
リュアン「わあ……!」
白衣の隻眼ゴブリン「おあ、良かった……! すんません、ちょいと急いでたもんで……!」
モニョモニョ…ポン!
大荷物を載せたスライムクロシュ「〜〜?」モニョモニョ
白衣の隻眼ゴブリン「えっ? いやいや無事にキャッチしてもらっただけでもありがてえのに、そこまでしてもらうわけにゃ……」
荷物を載せたスライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
白衣の隻眼ゴブリン「確かに、ゴブリンのおれにゃデカすぎて運びづれんだけども……」
荷物を載せたスライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
白衣の隻眼ゴブリン「わ、わかった。まあ実際、助かるっちゃすげえ助かんよ。すまんね、スライムの嬢ちゃん」
荷物を載せたスライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
リュアン「ゴブリンさん……スライム語がわかるんですか……!?」
白衣の隻眼ゴブリン「えっ? ああ、まあ。おれぁゴブリンだかんなぁ」
聖女「ちなみに今の流れは、荷物をキャッチしたクロシュさんが、そのまま荷物運びをお手伝いすることになったというものです。やはり地道な人助けをしていくのが一番ですね」
◇
- 760 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 20:50:13.07 ID:vemRFMwp0
- ―治療院
荷物載せスライムクロシュ「〜〜」モニョモニョモニョ
大荷物「」ドスン
白衣の隻眼ゴブリン「アルツの旦那ぁ、ノーラからのお届けモンでっせ!」
スタスタ
目つきの悪いマスクの青年→アルツ「ご苦労。だがそのスライムは誰だ?」スタスタ
白衣の隻眼ゴブリン「この子たちは荷物運びを手伝ってくれたんす!」
妖精「中身には触れてないから安心してよ。医者ならスライムの清潔さも知ってるよね?」パタパタ
アルツ「ああ。だがスライムは体表面に接している物質をうっかり捕食してしまうリスクがある。荷物運びを任せる相手として適切だったとは言い難い」
白衣の隻眼ゴブリン「す、すいやせん。おれの知ってるスライムは、みんな荷物運びが上手だったもんで……」
アルツ「まあいい。滞在者に労働をさせてしまったのなら、報酬を出さなければならないな。今手持ちの配給券は……」ガサゴソ
妖精「いやいや、報酬なんていいよ! そういうのが欲しくて手伝ったわけじゃないしさ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
アルツ「そうか。であれば……診察でも受けていくか? 丁度今は患者が途切れている」
妖精「特に誰かが不調ってこともないしなあ……」
フメイ「じゃあ、お話する?」
妖精「そうだね。今患者がいないなら、この国のこととかいろいろ聞いても良い? 私たち先日ここに来たばかりでさ」
アルツ「承知した。僕に答えられる範囲で答えよう。また、患者が来た時は患者を優先させてもらう」
お話の内容
↓1〜2選択
1.アルツについて
2.白衣の隻眼ゴブリンについて
3.運んだ荷物について
0.自由安価(できないことはできない)
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 20:51:54.34 ID:ykRWgPTIo
- 1
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 20:52:57.49 ID:CWCEeXr40
- 2
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 20:53:09.31 ID:nYTPKvGHO
- 0信用できそうな人知らない?
- 764 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 22:41:11.99 ID:vemRFMwp0
- クロシュ「アルツさんは……ここの、お医者さんなの?」
アルツ「そうだ。とは言っても、僕がこの国に定着したのは数年ほど前のことだが」
妖精「数年前? この国の平和思想に共感したの?」
アルツ「そうだ。加えて言うなら、ここでは聞き分けのない患者がほとんどいない。医者としてこれほど働きやすく医学研究の捗る環境はなかなかない」
妖精「……それ、後者の理由が本音じゃないの?」
アルツ「平和思想の方も本音だ。最善の医療とは、そもそも傷病者を発生させないこと。闘争の根絶は、それに近付く大きな一歩となり得る」
妖精「なるほど……。あなたにとっては、平和の徹底はゴールじゃないんだね」
アルツ「ああ」
フメイ「ねえ。じゃあ平和の為に、心とか自由とかを奪うのって、どう思う?」
アルツ「必要な犠牲だな」
フメイ「必要なぎせい?」
アルツ「ああ。この世には、無駄な闘争や怪我、聞き分けのない患者……そして汚職や利権に塗れた腐れヤブ医者が多過ぎる。そのような愚物どもが自由に生きる権利など、ない方が良い――そう思わないか?」
フメイ「そうかも……」
妖精「……その愚物もろとも、他の善良な人たちの自由まで奪われるのも……必要な犠牲ってこと?」
アルツ「そうだ。善良な民にとっても、自由であることが幸福に繋がるとは限らない」
クロシュ「……」
アルツ「この国に来てまだ日が浅いなら、これから時間をかけてゆっくり見て回り、他国との違いを実感すると良いだろう。君たちなら僕の言葉が理解できるはずだ」
*
クロシュ「ゴブリンさんも……お医者さんなの?」
白衣の隻眼ゴブリン「おお、おれも一応医者なんす。いろいろ自分で勉強してて、アルツ先生がこの国に来てからは教えてもらったりして、最近ようやくこの白衣を人前で着れるようになったんす」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「おお〜、すごい」
妖精「アルツが来る前は独学だったの? すごいじゃない」
クロシュ「どうして……お医者さんになろうって、おもったの……?」
白衣の隻眼ゴブリン「……この国がまだ真正リーリアになる前……おれぁ、ある難民野営地にいたんだけどよぉ……」
クロシュ「……」
白衣の隻眼ゴブリン「食い物も尽きかけて、頼みの綱だった医者の先生も追放されちって、どうにもならねえって時に……ある女の子が病気で倒れちったんだ……」
フメイ「……! それ……もしかしてリリアの……」
白衣の隻眼ゴブリン「知ってんのか?」
クロシュ「……リリアちゃんから、聞いた……」
白衣の隻眼ゴブリン「そうか……。そん時おれぁ、自分が情けなくて悔しくて、どうにかなっちまいそうだった……。もしおれが医者だったら……リリは自分を犠牲にしなくて済んだかもしれねぇ……。あの子たちゃ、今でも二人で一緒にいられたかもしれねぇって……思わずにゃいられんかったんだ……」
クロシュ「……」
白衣の隻眼ゴブリン「……す、すまねえな、辛気臭い話しちまってよ。おれが医者になろうと思ったのは、そんなとこよ」
フメイ「んーん……。ありがと……」
クロシュ「うん! リリちゃん……きっと、うれしい……!!」
白衣の隻眼ゴブリン「へっ……そう言ってくれると、ちったあおれも助かんぜ」
妖精(……ん? リリが自分を犠牲に……? まあ確かにユキイチゴをたくさん採りに行ってボロボロで帰ってきたのは、自己犠牲と言えなくもないけど……。なんかちょっと、言葉が繋がらないような……? いやでもまあ、言葉の使い方なんて人それぞれだしな……)
☆アルツから話を聞きました
☆白衣の隻眼ゴブリンから話を聞きました
◇
- 765 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/30(土) 22:41:38.31 ID:vemRFMwp0
- ―???
空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
スライムクロシュ「……」
スライムクロシュ「!」モニョッ
クロシュ(今、きづいた……)
クロシュ(わたし……誰かの夢に、入るとき……ここ、通ってたんだ……)
近くの宙空に浮かぶたくさんの夢の泡「」ポワポワ
クロシュ(これは……真正リーリアの、人たちの……夢……)
クロシュ(……)
クロシュ(ちょっとだけ……覗いてみよ……)モニョモニョ
↓1コンマ
01-05 ワンの夢
06-30 レッサースライムの夢
31-50 湿原スライムの夢
51-70 一般リーリア民の夢
71-75 レイルの夢
76-80 ゲラートの夢
81-85 アルツの夢
86-90 クリュナーの夢
91-95 ノーランドの夢
96-00 リリアの夢
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/30(土) 22:44:59.74 ID:LzQ8h+YfO
- あ
- 767 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 00:25:38.59 ID:Qi20GH6y0
- ―レイルの夢
殺風景な暗い部屋
闇を映す窓「」
揺れる安楽椅子「」ユラユラ
安楽椅子に座って呆けるレイル「」ボー
ガチャッ
夢のザイル「レイル。飯を持って来てやったぞ」スタスタ
レイル「……置いといて」
夢のザイル「オレがいつまでも飯を持ってくると思っているか?」
レイル「……思ってない」
夢のザイル「そうだ。現実のオレは、とうの昔に貴様を見放した。多くを救える力を持ちながら、全てを諦めて何もせず傍観者を気取る貴様の態度に心底失望してな」
レイル「……うるさいな」
夢のザイル「飯はここに置いていく。お前の飯の為にオレが殺した命、味わって貪れ」スッ
ニンゲンのニク「」ゴトン
スタスタ ガチャッ バタン
レイル「……」
夢のメアリー「食べないのですか」ヌッ
レイル「……メアリー」
夢のメアリー「たった一人の弟さんが、あなたの為に狩って来た命ですよ。食べないのは、失礼ではないですか」
レイル「……」
夢のメアリー「現実のあなたに、愛してくれる弟などもうおりませんものね」
レイル「……」
夢のメアリー「でも当然でしょう。他ならぬあなた自身が、誰も愛さなかった。全てを諦めて、自堕落に命を繋ぐこと以外、何もしなかった。その結果が、今のあなたです。敬虔なデロデロ信徒を騙して貢がせる生活は、楽ですか? 幸せですか?」
レイル「………」
夢のメアリー「私は、あなたのような穀潰しをデロデロの徒と認めません。あなたは、私たちのデロデロ教を蝕む癌細胞です」
レイル「違う……私、は……!」バッ
空を切るレイルの手「」スカッ
レイル「………」
夢のクロシュヴィア「……ザイルちゃんも……メアリーちゃんも……すごく、厳しいね……」
レイル「……クロシュヴィア……」
夢のクロシュヴィア「わたしは……レイルちゃんのこと、邪魔だなんて……思ってないよ……?」
レイル「……」
夢のクロシュヴィア「みんなの、問題は……デロデロになっちゃえば、全部解決だもん」
レイル「……うん」
夢のクロシュヴィア「だから……待っててね……。きっと……わたしが、全部救ってあげるから……」
レイル「クロシュヴィア……! 私……私にも、何か……!」
夢のクロシュヴィア「……大丈夫。レイルちゃんは、ここでのんびりしててね……。ずーっと、永遠に……ダラダラ……してていいからね……」
レイル「………っ!!」
- 768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 00:26:54.73 ID:Qi20GH6y0
- レイル「……」
レイル「………はは……」
レイル「全部……自業自得じゃんね……」
レイル「………」
レイル「……もう、いいや……」
レイル「…………ダラダラ……してれば……」
白金のスライム「!」モニョッ
レイル「あ……。え……?」
モニョモニョ…ポン!
白金髪の少女「お義姉さん……。苦しいの……?」
レイル「……リー、リア……? あなた……もうずっと昔に、死んだはずじゃ……」
白金髪の少女→リーリア「うん。でも……死は、終わりじゃないの」
レイル「え……?」
リーリア「死んだ命は……星を巡って、次の命になる……。そして、わたしは……ちょっとだけ、特別だった……」
レイル「……?」
リーリア「お義姉さん……心を、わたしに預けて……。そうしたら……もうそれ以上、苦しまない……。それ以上、かなしまない……」
レイル「……」
リーリア「大丈夫……。全部、わたしが―――……」
トプン―
スライムクロシュ「!?」モニョッ!?
リーリア「わ……!?」
レイル「えっ……? 今度は……クロシュ?」
- 769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 00:29:32.74 ID:Qi20GH6y0
- スライムクロシュ「……!!?」モニャニャ
リーリア「クロシュちゃん……初めまして」
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「リリア……ちゃん?」
リーリア「えへへ……似てるかなあ?」
クロシュ「え、えっと……?」
リーリア「クロシュちゃんが来ちゃったから……今日は、出直す……。お義姉さん、まだあんまり乗り気じゃないみたいだし……」
レイル「……」
リーリア「クロシュちゃん……リリアちゃんのこと、あんまり、怖がらないであげてね……」
クロシュ「ほえ……?」
リーリア「リリアちゃん……ずっと、一生懸命、がんばってるだけ……。ほんとは、みんなとおんなじ……普通の女の子なの……」
クロシュ「うん」
リーリア「ふふ、ありがと……。それじゃ、またね」フリフリ
トプン―
クロシュ「……」
レイル「……ええと……あれ? これって……夢、なの……? 現実……?」
クロシュ「あ、えっと……」
トプン―
黒ローブのサキュバス「……」ストッ
レイル「あ、総統庁の偉いエルダーサキュバスの……クリュナーちゃん」
黒ローブのサキュバス→クリュナー「……普通の民ならともかく……あなた方の場合は、問題ですね……」
クロシュ「……?」
クリュナー「……というわけで……今夜見た夢は、忘れてください」フォン―
レイル「ああ……てことは……やっぱりこれって――」
パタッ
眠ったレイル「」zzz
クロシュ「んわわ……!?」モニャニャ
クリュナー「リリア様が一目置いている、スライムのクロシュさん……。あなたもレイル様と同様、今夜見た夢を忘れて頂きますが……よろしいですね……?」
クロシュ「え、えと……! リーリアちゃんって――」
クリュナー「さあ、良い子はおねんねしましょう……。目を閉じて……全てを忘れて……」
――――――
―――
―
- 770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 00:30:32.37 ID:Qi20GH6y0
- ―朝
宿泊所
チュンチュン
クロシュ瓶「!」モニョッ!
妖精「おはよ、クロシュ。昨日はぐっすりだったね」
聖女「とても気持ちよさそうに眠ってました。良い夢を見られましたか?」
クロシュ瓶「……?」モニョニョ
☆夢を見たような気がしましたが内容を忘れました
◇
- 771 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 00:30:59.83 ID:Qi20GH6y0
- というわけで本日はここまで。次回は滞在4日目編からとなります
博物館に行ってみたり、治療院の手伝いをしたり、夢を見たりして少しづつ情報を集めるクロシュ一行。
そして暗い夢の中で出会ったのは、リリアに似た白金の髪の少女だった。
リーリアという国と同じ名前の少女は、何者なのか。なぜリリアと同じ白金の髪を持ち、レイルを義姉と呼び、民を救おうとするのか。
全てを忘れしあかちゃんスライムには、しばし二度寝に微睡む――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いします
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 00:43:52.05 ID:k+ql/holo
- 乙
幸せな夢は見ない
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 01:09:04.63 ID:zUdaSCBco
- おつ
アルツ氏の良くない所(合理主義)が出てる気がする…
夢の中は相手さんの方が一枚上手っぽいし現実で動くのが良さげかな
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 08:03:42.41 ID:DsZf4EcNO
- 姉弟仲悪そうなザイル氏
- 775 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 15:22:46.17 ID:Qi20GH6y0
- レイル氏はおちゃらけていますが、毎晩うなされているという噂もあります。建国者ザイルの姉を自称しているレイル氏ですが、実のところその内心は闇に包まれています。結局のところ、真正リーリアの加護やデロデロに身を委ねるのが最も平穏で安らかでしあわせになれる道と言えるかもしれません
アルツ氏はリリアちゃんのペンダントを身に着けていない珍しい国民ですが、真正リーリアの平和思想に異議を唱えているわけではないらしく、その実務能力の高さからリリアちゃんからの信頼も得ています
そして夢の中では、実際クリュナー氏の独壇場であるという噂もあります。クロシュさんが夢想の魔王の力を保持していれば対抗できたかもしれませんが、夢喰いドラゴンのパワーだけでは足りなかったようです。気を付けて動くのが良いでしょう
ザイル氏が実際レイル氏をどのように思っているかは今のところ闇に包まれていますが、レイル氏自身はザイル氏に見放されていると思っているようです。実際のところこの姉弟は考え方がものすごく離れているため、折り合いをつけるのが難しすぎたのかもしれません。彼らの運命がどこへ向かうのかは今のところわかりません
- 776 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 15:24:07.93 ID:Qi20GH6y0
- ―真正リーリア首都 滞在4日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*2 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ 星の粉
炎スライムの秘伝書 オリシン王家の栞
運命変転の魔導書 竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯努力目標
・なし
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[04/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ 近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[06/09] 防御[02/06] 日[3/8]
・聖女 近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ
現地人:ゲラート、アルツ
滞在者:レイル、ワン
- 777 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 15:24:52.90 ID:Qi20GH6y0
- ―朝
宿泊所
チュンチュン
クロシュ「……」ムムム
フメイ「どしたの、クロシュ。難しい顔して」
クロシュ「なんか……夢、見たけど……。忘れた……」
ルルナ「そういうことあるよねえ」
リュアン「夢魔のルルナちゃんも夢を忘れたりするの?」
ルルナ「うん。他の人の夢に入った時は全部覚えてられるんだけど、自分の夢となると忘れちゃうことが多くて」
妖精「夢魔法を使う人にとってはけっこうありがちな問題らしいね。他人の夢は自由にできるけど、自分の夢はなかなか上手く制御できないって」
聖女「へえ、意外です。自分の夢の方が自由にできるものだと思ってました」
ルルナ「基本的に、夢魔は他人の夢の方が自由が効くらしいです。自分の夢を完全に制御できるようになって一人前、ていう話を聞いたこともあります。私は半夢魔の半人前なので、一生こんなものかもしれないですけど……」
妖精「ちなみに、自分の夢っていうのは夢魔法とか心魔法を使わなくても訓練次第で制御できるようになるよ。夢魔を返り討ちにできる練度で自分の夢を操れる奴も稀にいるらしい」
ルルナ「え、そんな人いるの……。こわ……」
真正リーリア首都滞在4日目
↓1コンマ ランダムイベント
01-05 ???
06-30 何もない
31-60 王国騎士
61-90 旅の女剣士
91-95 応援到着
96-00 血スライム
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 15:25:27.77 ID:CTYU7xRb0
- 郊外の畑に行ってみる
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 15:29:27.74 ID:k+ql/holo
- リリアにもう突貫しちゃう
お話ししようよ
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 15:32:30.26 ID:EQFsSVyBO
- 加護とデロデロどっちの方が良いのかあるいは第三の道があるのか思案するスライム
- 781 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 16:21:29.38 ID:Qi20GH6y0
- ―郊外 畑
農作業者たち「えっほえっほ」ブンッブンッ
クワ「」ザクッザクッ
クロシュ「わあ……」
フメイ「お〜耕してる」
畑アルラウネ「そこのお前、腰が入ってない!! クワは全身で振れ!!」
若い農作業者「は、はい!」ビシッ
畑アルラウネ「返事ははいだ!!」
若い農作業者「はい!!」ビシッ
リュアン「こ、これは……」
妖精「世にも珍しい光景だ……」
畑アルラウネ「あら? あなたたちは何? 滞在者?」
妖精「そうだよ。ちょっと見学してて」
畑アルラウネ「ふうん。作業の邪魔をしないなら好きに見てっていいわ」
*
畑アルラウネ「これより10分の休憩に入る! 各自水分を補給して体を休め、次の作業に備えよ!!」
農作業者たち「はっ!」シュババ
クロシュ「?」
フメイ「はいじゃないの?」
畑アルラウネ「農作業者は元セイントレア兵が多いのよ。返事とかもセイントレア軍のやり方が染み付いてんだってさ」
フメイ「ほえ〜」
妖精「だからここの作業も軍隊みたいなノリなの?」
畑アルラウネ「そう。その方が生産効率が上がるんだって」
クロシュ「そうなんだ」
畑で何をしよう
↓1〜2選択
1.畑アルラウネと話す
2.農作業者と話す
3.余った農作物をもらう(コンマ判定)
0.自由安価(できないことはできない)
上記選択で3を選んだ場合
01-10 原種マンドラ大根
11-30 ロータス根
31-50 ソセジの穂
51-70 ヌマイモ
71-90 リーリアベリー
91-00 幸運のどんぐり
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 16:25:21.18 ID:dmYMaTsvO
- 1
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 16:28:54.81 ID:VrfCuSJ40
- 3日目のランダムイベント忘れてない?
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 16:31:41.69 ID:0G6LYKPOO
- 2
- 785 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 18:10:34.82 ID:Qi20GH6y0
- すみません、忘れてました。この後ランダムイベントに移行します。また、それに併せて4日目のランダムイベント判定もやり直すこととなります
……………………………………………………………………………………
クロシュ「果樹園にも……アルラウネさん、いた」
畑アルラウネ「農業に関しては他の種族よりも適してんじゃない? 人間とかエルフに土壌分析とかはできないでしょ?」
フメイ「ドジョウぶんせき?」
畑アルラウネ「その土地にどんな栄養があって、土の性質がどんなもので、どんな作物が育ちやすいかを調べること。川に住むドジョウとは関係ないわ」
フメイ「そうなんだ」
妖精「緑の国でも農業はアルラウネが牽引してたなあ」
畑アルラウネ「ふふふ、そうでしょう。まあ大地の妖精とか精霊ならアルラウネにも引けを取らない農業適性があると思うけど、農作業って根気のいる仕事だからね。飽き性な妖精や精霊よりやっぱりアルラウネが一番向いてるんじゃない?」
妖精「違いない……」
*
クロシュ「こんにちは……」トコトコ
農作業者「ん? こんにちは」
妖精「さっき聞いたんだけど、あなたたちは元セイントレア兵なの?」
農作業者「ああ、そうだよ」
クロシュ「そうなんだ」
妖精「セイントレアを離れてこの国に帰化したっていうのも本当?」
農作業者「ああ。本来俺たちは、この国の仲間になる資格なんてないんだけどね。寛大なリリア様が、俺たちに贖罪の機会を与えてくれたんだ」
フメイ「しょくざい……」
農作業者「もちろんどれほど熱心にこの国へ奉仕しても、俺たちの罪が赦されることはないってわかってるよ。失われた命も、壊れた心も、取り返しが付かないんだ」
妖精「………それって、自分で辿り着いた贖罪の意識? それとも……」
農作業者「さあ……どうだろうね。俺たち自身にはもうわからないよ」
クロシュ「……」
農作業者「実のところ、頭では自分のことを大量虐殺者の罪人だと理解しているんだけど、それでも罪の意識に苛まれたりとかは全然ないんだ。ただ毎日この国と平和の為に働いて、償い切れぬ罪を償い続ければ良い……そんな風にすら思える」
リュアン「……」
農作業者「きっと、リリア様の加護のお陰なんだろうと思う。加護のお陰で、俺たちは自分の罪と向き合ったり、他の民から排撃されたりせずに済んでいる」
聖女「……セイントレア王国に帰りたいとは、思わないのですか?」
農作業者「全く思わないわけじゃないけど、それよりはこの国の為に、平和の為に働きたいって思いが凄く強いんだ。あっちには家族もいるんだけどね。今となっては、顔もあまり思い出せない」
リュアン「顔も……」
農作業者「まあ客観的に考えて、俺たちみたいな大量虐殺者が無罪放免されてお国へ帰れるなんてのも間違ってると思うよ」
妖精「他人事みたいに言うね」
農作業者「他人事みたいに思えるんだよ」
☆畑アルラウネと話しました
☆農作業者と話しました
◇
- 786 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 18:11:59.55 ID:Qi20GH6y0
- ―真正リーリア市街
ワイワイ ガヤガヤ
妖精「ん? あれは――」
ゲラート「貴君ら! 今少し頼めるか!?」スタスタ
クロシュ「ほえ?」
ゲラート「旅人を一人、配給両替所や宿泊所へ案内してもらいたい! 我はこれより歩哨へ出向かねばならん故!」
聖女「わかりました。どちらです?」
ゲラート「こっちに来てくれ! では我はもう行く、後は頼んだ!」シュバッ
スタスタ
茶髪ショートの女剣士「どうも。あなたたちが代わりの案内人?」スタ
聖女「はい。私たちもあなたと同様、旅の者ですが」
茶髪ショートの女剣士→エレノア「そう、よろしく。私はエレノア……まあ、見ての通り根無し草の放浪者だよ」
◇
―昼
宿泊所 ロビー
エレノア「へえ。大陸の南じゃデロデロ化なんて変なことが起きてるんだ」
妖精「うん。私たちはそれを止める為に動いてるんだ。エレノアはどうして旅を?」
エレノア「……人探し、かな。一応」
聖女「人探しですか? もし良ければ、お名前や特徴などをお聞きしても?」
エレノア「いや、いい。どうせもう生きてないしさ」
フメイ「諦めちゃうの?」
エレノア「……」
フメイ「フメイだったら、絶対諦めないけど」
リュアン「フメイちゃん……! 人には人の事情があるんだよ……!」
フメイ「でも……。生きてたら、会えるかもしれないのに」
妖精「まあ……いろいろあるんだよ。無理強いはしちゃだめだよ、フメイ」
フメイ「むー……」
エレノア「……」
クロシュ「……」
↓1コンマ 本日のランダムイベント振り直し
01-05 ???
06-30 何もない
31-60 王国騎士
61-75 何もない
76-95 応援到着
96-00 血スライム
↓1選択
1.探し人のことを聞いてみる
2.エレノアのことを聞いてみる
3.真正リーリアの話をする
4.デロデロの話をする
0.自由安価(できないことはできない)
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 18:13:01.43 ID:mJJyNOSG0
- 3
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 18:37:45.73 ID:d6tt78ESo
- 1
- 789 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 18:44:07.51 ID:Qi20GH6y0
- クロシュ「エレノアさん……この国のこと……どうおもう……?」
エレノア「ん? この国のこと……? まあ……変な国だよね」
フメイ「変……まあ、変」
エレノア「でも10年でここまで復興するなんてね。ちょっと気味は悪いけど……これはこれでアリなのかもね」
妖精「難民全員が内輪もめをやめて団結すれば、この速さの復興も納得できる。復興と生活基盤の再設計を考えれば、この国の加護って仕組みはかなり適してたって言っても良いかも」
エレノア「……でも、このノリがこれからもずっと続くんでしょ? なんかそれは……やっぱり、ちょっと気味が悪くないかな」
妖精「それはまあ……」
クロシュ「エレノアさんは、平和、きらい……?」
エレノア「違うよ。むしろ平和は好きだよ。争い事なんてない方が良い。でも……なんかこの国は違くない?って思うんだよ。具体的に、何がどう違うかって聞かれるとちょっと困るけど……」
聖女「まあ、そうですね……。民の心を捻じ曲げてもたらされた平和が、本当の平和と呼べるかどうか――という疑問はあって然るべきと思います」
エレノア「そうそう。なんていうかさ……ここの人たちって、生きてるのかなって思うんだよ。痛みとか苦しみを全然感じてなさそうだけど……それは生きてるって言えるのか、みたいな」
クロシュ「……」
エレノア「……まあ、そんなとこかな。参考になった?」
クロシュ「うん! ありがと」
エレノア「どういたしまして。私もここにしばらく宿泊してると思うから、また何かあればよろしく」
☆旅の女剣士エレノアと知り合いました
*
- 790 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 21:00:37.56 ID:Qi20GH6y0
- ―宿泊所 ロビー
メアリー「深い悲しみを感じました……」ヌッ
クロシュ「わっ」
フメイ「メアリー」
メアリー「旅人のエレノアさん……。彼女に必要なのは……人を探し続ける強き意思ではなく……デロデロに身を委ねる為の、正しい知識と理解です……」
リュアン「ええ……」
メアリー「生きているかどうかもわからぬ人を探し続けるより……デロデロになってしまった方が、幸福度は遥かに大きいと言えます……」
妖精「そりゃまあ、幸せではあるかもしれないけどさ……。今のエレノアが望んでいる幸せとは異なるものじゃないの」
メアリー「必ずしも、望む幸せが手に入るとは限りません……」
妖精「それはまあ、そうだけど……」
ガチャッ カランコロン
茶髪の長身騎士「失礼。滞在者はこの国の宿に泊まるのだと――」スタスタ
メアリー「あっ」
茶髪の長身騎士「えっ」
慌ててクロシュの後ろに隠れるメアリー「っっっ」コソコソ
クロシュ「ほえ……?」
茶髪の長身騎士「……メアリー王女。そのような幼子の後ろに隠れても丸見えです」
メアリー「だ、誰のことでしょうか……。人違いでございましょう……」アタフタ
茶髪の長身騎士「はあ……。陛下と王妃が大変心配しておられます。おいたはそこまでになさってください」
メアリー「……家出娘の心配などする暇があるなら、1分1秒でも多く自らの罪を恥じ入りくださいませ――と愚王へお伝えください」
茶髪の長身騎士「……力付くでも、連れ帰るよう仰せつかっております。ご容赦を」スタスタ
メアリー「わわわ……。導師クロシュ、お助けください……。悪漢が、私を連れ去ろうとしております……」アタフタ
クロシュ「ほえ……!?」
茶髪の長身騎士「……クロシュ、ですって? まさかその幼子が……!?」
フメイ「む……。メアリーは別に連れてっていいけど、クロシュにひどいことするなら、許さない」ザッ
メアリー「そ、そうですそうです……! 導師クロシュにひどいことするなら、デロデロ教総出でセイントレアをデロデロにしてしまいます……!」
茶髪の長身騎士→アルバ「いえ……お会いできて光栄です、クロシュ殿。半年前、あなたのご活躍によりセイントレアが救われたと王妃より賜っております。このアルバ・ローランド、セイントレアの騎士として改めて感謝を申し上げます……!」ビシッ
クロシュ「ほえ……!? え、えと……そうなの……!?」
妖精「そうだよ。あの時私たちは世界めくれを止めたから、必然的にその起点となっていた王都セイントレアも救ったことになってる」
クロシュ「そうなんだ……」
妖精「王妃も、クロシュたちががんばったことをちゃんと伝えてくれたんだね」
アルバ「はい。あれから、セイントレアは大きく変わりつつあります。ロイエ教穏健派の方々が地道に撒いた種族平等思想は王都に浸透しつつありましたが、そこへさらに病気を快復なされた王妃が他種族融和の流れを積極的に作っておられるのです。セイントレアはもう、以前のような人間至上主義の国ではありません」
フメイ「わ、そうなんだ……」
アルバ「情勢が落ち着いた折には、是非またセイントレアへお越しください。王妃もまた会う日を楽しみにしておられます」
クロシュ「うん!」
メアリー「ふふ……めでたし、めでたし……ですね……」コソコソ
アルバ「では、私たちは王都へ帰りましょう。メアリー王女」ズイッ
メアリー「うう……」
- 791 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 21:01:44.44 ID:Qi20GH6y0
-
クロシュ(メアリーちゃんが……泣きそうな顔で、わたしのこと、見てる……)
妖精「まあ……私たちもメアリーの処遇には困ってたし、連れ帰ってもらうのが一番じゃないかな……」
聖女「そうですね……。私たちがメアリー王女を連れ回したことについてのお咎めもなさそうですし……」
リュアン「メアリー王女は……ちょっとかわいそうですけど、仕方ないですよね……」
フメイ「うん。メアリー、穀潰しだったし」
クロシュ「……」
どうしよう
↓1〜 先取2〜3票
1.見送る(2票必要。同行者からメアリーが離脱。なおしばらく真正リーリアに滞在するため、真正リーリア編の間はアルバともども会うことが可能)
2.止める(3票必要)
※見送る賛成多数により止めるのに勇気がいるため、止める行為に必要な票数が増加しています
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 21:03:27.68 ID:k+ql/holo
- 2
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 21:03:57.98 ID:CTYU7xRb0
- 2
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 21:19:06.68 ID:d6tt78ESo
- このままばいばいはかわいそう
2
- 795 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 21:43:46.54 ID:Qi20GH6y0
- クロシュ「ま、待って……!」
メアリー「!」パァァァァ
アルバ「クロシュ殿……!?」
クロシュ「メアリーちゃん……いっぱい、悩んでて……。セイントレアが……この、リーリアに、やったこと、とか……。すごく、ごめんなさいって、おもってて……。えと……まだ、まだ……やること……やるべき、こと……あって……」モニョモニョ…
アルバ「……!」
リュアン「クロシュちゃん……」
クロシュ「も、もう少し……もう少しだけ……。メアリーちゃんの、こと……えっと……。待って……あげて、ほしい……」モニョモニョ…
聖女「クロシュさん……!」
フメイ「……まあ……メアリー、穀潰しだけど……悪いやつじゃないし……」
妖精「……そうだね。見つけ次第最優先で捕まえて帰るよう言われてるとかじゃないなら、もう少し待ってあげられる……? メアリーも、クロシュも……まだ、いろいろ考え中でさ……。ちょっと、時間かかるかもしれないんだけど……」
アルバ「……わかりました。ただし条件があります」
クロシュ「ほえ……?」
アルバ「メアリー王女を連れ帰るまでの間、私の同行を許可して頂きたい」
クロシュ「ん!」
アルバ「感謝します!」ビシッ
メアリー「えっ、ええっ……!? い、いらないのですが……。帰ってください……」
アルバ「このアルバ、しばしの間メアリー王女のお目付け役を務めさせて頂きます。よろしくお願い致します」ビシッ
メアリー「ええぇ……」ゲンナリ…
☆メアリーの離脱を止めました
☆王国騎士アルバ・ローランドがメアリーお目付け役として付いてくることになりました
◇
- 796 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 22:04:13.48 ID:Qi20GH6y0
- ―宿泊所 客室
メアリー「……」ドンヨリ
フメイ「メアリー、落ち込んでる」
妖精「まあ、お目付け役がいると今までみたいに好き勝手デロデロ思想を吹聴できなくなりそうだしね……。自業自得と思うけど……」
クロシュ「メアリーちゃん」
メアリー「……導師クロシュ……。私を、助けてくれて……本当に、ありがとうございました……。いらないのが付いて来てしまいましたが……それでも、やはり導師クロシュは……私の、救世主です……」
クロシュ「そうなんだ」
メアリー「はい……。導師クロシュ……これからも、一緒に、デロデロを目指してがんばりましょうね……」
リュアン「全然好き勝手吹聴してますね……」
妖精「まあ……うん……」
*
クロシュ(……デロデロ……加護……)
クロシュ(どっちも……みんなを救うための、方法……)
クロシュ(加護は……みんなの心から……悪いものを、なくして……。みんなを、救う……)
クロシュ(デロデロは……みんなを、一つに溶かして……。みんなを、救う……)
クロシュ(……似てるけれど……ちょっと、ちがう……)
クロシュ(加護は……溶けないから……。みんなは、みんなのまま、生き続ける……)
クロシュ(デロデロは……溶けるから……。みんなは、大きなデロデロの中で、一つになる……)
クロシュ(どっちが……良いのかな……?)
クロシュ(……たぶん……加護がいやで、デロデロがいい人も、いる……)
クロシュ(………逆に……デロデロがいやで、加護がいい人も、いる……)
クロシュ(…………どっちも、いやな人も……いる……)
クロシュ(うーん……)
クロシュ(むずかしい……)
クロシュ(みんなが……いやじゃない、方法は……ないのかな……?)
クロシュ(………)
↓1コンマ
01-05 世界めくれ!
06-50 えらべる救い!
51-95 そんなものは、ない
96-00 ???
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 22:12:45.27 ID:hCLt21BiO
- はい
- 798 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 23:54:23.25 ID:Qi20GH6y0
- クロシュ(!)ピコン!
クロシュ(自由に、えらべるようにすれば……解決!)
クロシュ(みんなに、話してみよ……!)ウキウキ
*
妖精「ダメだと思う」
クロシュ「んぇ……!?」
妖精「そもそも、救いを求めてない奴はどうする? デロデロも加護も世界めくれも、全部ゴメンだって奴は大勢いるでしょ」
クロシュ「あ、そうかも……」
フメイ「じゃあ、一人一人にどう終わりたいか聞いて回るとか?」
妖精「終わりたくないって答えるやつがほとんどじゃないかな……」
大魔女ホーク「あら、面白い話をしてるわね。私も混ぜなさい」ヒョコヒョコ
フメイ「あ、ニワトリホーク」
大魔女ホーク「不死鳥よ! で、終わり方の話よね? つまり、エンディング……トゥルーエンドの話ね?」
妖精「トゥルーエンドなんて一言も言ってないけど……」
大魔女ホーク「昔、一人一人に望む結末を用意すべきなんてトンチンカンなことを言う男がいたわ」
フメイ「だめなの?」
大魔女ホーク「考えてみなさい。例えば――平和でしあわせな結末を望むクロシュと、全ての生命を実験台にして究極完全体ゴッドカリスとなる結末を望むカリス・ノーランドがいたとして、この二つの結末は両立可能かしら?」
フメイ「カリスは絶対だめ」
大魔女ホーク「そういうこと。人の望みは干渉し合うの。全ての者に望む結末を与えるなんて、不可能だしすべきではないのよ」
フメイ「ん。完全にわかった」
妖精「あなたたちの交友関係って、なんでそんな変なやつばっかりなの?」
大魔女ホーク「私以外は確かに変な奴ばっかりね。なんでかしら」
フメイ「性悪魔女もだいぶ変だと思う」
大魔女ホーク「あなたも相変わらず失礼な子ね……」
クロシュ「じゃあ……夢の中なら……いい……?」
大魔女ホーク「リリーツィアがやろうとしたことね。夢の中で当人らの望みを叶えるってやつ。現実でやるよりはまだ可能性があるけれど、それも結局は夢の中。心の救いしか見えてないからボツ。現実で腐り落ちていく肉体の苦痛に気付けない、まやかしの救いよ」
クロシュ「そうなんだ……。じゃあ、やっぱり、デロデロ……?」
大魔女ホーク「……まああなたもスライムだし、デロデロが良いと思うのは仕方のないことかもしれないわね。でもデロデロはスライム以外にとっては死に等しいわ。到底受け入れられないでしょう」
クロシュ「んゅ……」
フメイ「む……。じゃあ、性悪魔女はどんな終わりが良いと思ってるの」
大魔女ホーク「大魔女帝国に住んで、偉大なる大魔女を崇拝して、大魔女の愛に包まれている内にその生の幕を降ろす――それ以上に良い結末などないわ」
クロシュ「???」
フメイ「何言ってるの?」
妖精「ちょっと自己陶酔が過ぎるんじゃないかなあ……」
大魔女ホーク「……」
☆加護やデロデロなどについて考えましたが、良いアイデアは思い付きませんでした
◇
- 799 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 23:55:57.85 ID:Qi20GH6y0
- ―真正リーリア市街 総統庁前
クロシュ「」トコトコ
妖精「あえて正面から堂々とお邪魔する作戦……。まあ、この際こういう方法が一番かもね……」
聖女「ですね。別に悪いことをしようとしてるわけではないですし、リリアさんともお知り合いですし」
リュアン「でも、通してくれるでしょうか……?」
フメイ「だめだったら帰る?」
妖精「まあ、帰るしかないかな?」
総統庁正面玄関「」ギィ――
リリア「……えっ!? クロシュちゃん……!?」
クロシュ「わ……! リリアちゃん!」
妖精「いきなりばったり……!」
聖女「こ、こんにちは! 私たち、リリアさんともう一度お話したくてですね……!」
リリア「そ、そうなんだ……。えっと、今日のこれからの予定は……」
クリュナー「リリア様。本日の予定は以後私が代行しておきます」ヌッ
リリア「あ、クリュナー……!」
クリュナー「来賓の皆様とゆっくりお話しくださいませ」
リリア「……わかった。それじゃあ、そうさせてもらうね」
◇
- 800 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/05/31(日) 23:56:24.62 ID:Qi20GH6y0
- ―総統庁公邸
カランカラン
リリア「ただいまー……あ、ノーラはしばらく出かけるって言ってたっけ」
クロシュ「ノーラ?」
リリア「うん。いろいろあって、うちに住んでる子。家事も掃除もできて、化学とか工学にも精通しててすごいんだよ」
フメイ「へ〜。すごそう」
リリア「今は出かけてるんだけど、帰ってきたらみんなに紹介してあげるね。それで……えっと、あ、こういう時はお茶を出すんだっけ……」ヨタヨタ
リュアン「わわ、大丈夫ですお構いなく!」
聖女「私たちこそ突然押しかけてしまった身ですから、飲み物をお出ししますね」
水筒「」ポン!
トクトクトク…
ひんやり麦茶「」ポン!
リリア「わあ……! い、いいの……?」
聖女「はい!」
リリア「ありがとう……。最近ちょっと暑くなってきたから……冷たい麦茶、すごく嬉しい……」
何のお話をする?
↓1〜2選択
1.真正リーリアについて
2.デロデロについて
3.リリアについて
0.自由安価(できないことはできない)
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/31(日) 23:58:33.46 ID:KwzUA3dAo
- 3
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/01(月) 00:08:09.64 ID:duftbUF00
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