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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
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310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/09(土) 10:56:31.26 ID:WDjKp4LfO
今のところフローディア全部正直
結構イイ人
311 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:33:49.58 ID:qj7Cb99NO
>>308
>>309
数の差で有利になればいいですね。また、今回の敵は本家様の雷霆の魔王よりはまだ対処がしやすいのかもしれません。備えましょう。
>>310
フローディアさんは今のところガイに向けている矢印が凄いことになっているので、ガイに対しては割と素の反応で接しているみたいです。
312 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:34:57.97 ID:qj7Cb99NO
ーー廃都 広場
空妖精A「ビビアン、もっと大きくしてー!」
空妖精B「今度は小さくして!小さい方が隠れやすい!」
ビビアン「もう、どっちかにしなさいよ!大小魔法は便利だけど、遊具じゃないんだから!」
空妖精A「えー、でも面白いよ!」
空妖精B「ビビアンの魔法、すごい!」
ビビアン「ふ、ふん……まあ?師匠に比べればまだまだだけど、これくらい当然よ!」
杖「」コンッ
光り出す小石「」キラッ……
大きくなる小石「」ゴロンッ!
空妖精A「わー!岩になった!」
空妖精B「乗れる乗れる!」
ビビアン「ちょっと、気をつけてよ?怪我したら師匠に怒られるんだから!」
テル「おお……空妖精たちに大人気だねぇ」
イーリン「ええ。面倒見が良い方のようですね」
ビビアン「だ、誰が面倒見が良いのよ。私はただ、危なっかしいから見てるだけで……って、ガイの連れの二人じゃない。何か用?」
イーリン「見回りの途中です。空妖精の方々とビビアン様が交流している姿が見えたので、少しお話を伺おうかと」
ビビアン「ふーん……まあ、師匠の客人なら別にいいけど」
テル「師匠ってジェミニさんのことだよね?」
ビビアン「そうよ。師匠はすごいの。風魔法も結界も封印も、何を聞いてもすぐ答えてくれるし……たまに説明が古すぎて分からない時もあるけど」
空妖精B「ビビアン、ジェミニ様の話になると早口になるー」
ビビアン「なっ……早口になってない!」
空妖精A「なってるー!」
ビビアン「なってないってば!」
テル「ふふっ、好きなんだね。ジェミニさんのこと」
ビビアン「す、好きとかそういうのじゃなくて!尊敬よ、尊敬!私は師匠の弟子なんだから、当然でしょ!」
イーリン「弟子……」
ビビアン「何よ?そんなに珍しい?」
イーリン「いえ。私にも、師と呼べる方がいましたので」
テル「それって……聖女さんのこと?」
313 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:35:44.73 ID:qj7Cb99NO
イーリン「聖女さんにもお世話になりましたが……師匠は私に戦い方や生き方の基礎を教えてくださった方です。私など、今でも足元にすら及ばないでしょう」
テル「へえ……イーリンさんがそう言うって、相当だね」
イーリン「子どもの頃は……ただ大きな背中を追いかけるだけでした。何を聞いても答えを持っていて、どんな相手にも怯まず、助けを求める人がいれば迷わず手を伸ばす……そんな方でした」
空妖精A「イーリンの師匠は、どこにいるの?」
イーリン「わかりません。生きているとは思うのですが……」
空妖精B「会いたい?」
イーリン「……会いたくない、と言えば嘘になります。ですが、会った時に何を話せばいいのか……」
ビビアン「そんなの、会ってから考えればいいでしょ。師匠っていうのは、弟子が悩んで黙ってたって、たぶん勝手に見抜くものなんだから」
イーリン「……ふふっ」
ビビアン「な、なんで笑うのよ!」
イーリン「いえ。少し、羨ましく思っただけです」
ビビアン「羨ましい?」
イーリン「師の背を追いかけている間は、苦しくもありますが……同時に、迷わずに済む時もありますから」
ビビアン「……」
イーリン「その背中が見えなくなった時、自分がどこへ進むべきかを決めるのは、少し難しいので……ですが、ビビアン様を見て思いました。師から離れても、教えられたものは残るのだと」
ビビアン「……ふん。そんなの当然でしょ」
イーリン「ええ。当然でしたね」
ビビアン「師匠に教わったことは、弟子が勝手に捨てちゃ駄目なの。ちゃんと自分のものにして、次に繋げる。それが弟子の役目よ」
イーリン「……はい」
テル「ビビアンちゃん、今のちょっと格好よかったよ?」
ビビアン「ちょっとじゃなくて、かなり格好よかったでしょ?」
空妖精A「うん!」
空妖精B「かなり!」
ビビアン「……ふん!当然よ!」
イーリン「ビビアン様」
ビビアン「何?」
イーリン「ありがとうございます。良い話を聞けました」
ビビアン「べ、別に礼を言われるようなことはしてないわ。ただ思ったことを言っただけだし……」
テル「それが良かったんだよ」
ビビアン「……そ、そう」
空妖精A「ビビアン照れてる!」
空妖精B「照れてる照れてる!」
ビビアン「照れてない!ほら、次は風魔法の練習しなきゃいけないから!遊びは終わり!」
空妖精A「えー!」
空妖精B「もう一回だけ大きくしてー!」
ビビアン「駄目!」
⭐︎ビビアンと空妖精たちと話しました。
314 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:36:40.22 ID:qj7Cb99NO
瞑想するイーリン「……」
イーリン(師匠……どうして、あのとき私を置いて行ったの?私はまだ、あなたから教わりたいことが沢山あるのに──)
花の香り「」フワッ……
イーリン(この花の匂い……師匠が好きって言っていた花……?でもこの辺りには生えていなかった筈……)パチッ
風「」サァァァ──
黒いローブに身を包んだ人?「……」
イーリン「!」スクッ
構えをとるイーリン「……あなたは、ガイ様が言っていた人物ですね?目的は一体なんですか?」ザッ
黒いローブに身を包んだ人?「……」ダッ
イーリン(──来るっ!)スッ
ガッ!ブンッ!ドカッ!ヒュンッヒュンッ!
掴まれたイーリンの腕「」パシッ!
イーリン「なっ……動かない……!」ギリギリ……
黒いローブに身を包んだ人?「……以前より、強くなりましたね、イーリン」グググ……
イーリン「!その声──」
黒いローブに身を包んだ人→ホーリー「──お久しぶりです。まさか、こんな所で会うことになるとは思いませんでしたが」ファサ……
イーリン「し、師匠……!」
ホーリー「ええ。あなたの師です。少なくとも、あなたがそう呼ぶ限りは」
イーリン「……っ、本当に……ホーリーさん、なの……?」
ホーリー「あなたが初めて身体強化を使った時、井戸を半壊させて私は3日間あなたに説教をしましたね」
イーリン「そ、それは……忘れてください……」
ホーリー「忘れる理由がありません。あなたの未熟さ、成長性、反省傾向を示す有用な記憶です」
イーリン「本物の師匠……ですが、なぜ……なぜ、何事もなかったように……そんな風に話せるのですか?私は……ずっと、聞きたかったのです」
イーリン「どうして、あの日……私を置いて行ったか。答えてください!師匠」
ホーリー「必要だったからです」
イーリン「……必要……」
ホーリー「私には、行かなければならない場所がありました。見なければならないものがありました。そこへあなたを連れて行くことはできなかった」
イーリン「どうしてですか!?私は……足手まといだったのですか!?」
ホーリー「いいえ」
イーリン「では、なぜ……!」
ホーリー「あなたが大切だったからです」
イーリン「……っ」
ホーリー「危険な道でした。未熟なあなたを連れて行けば、あなたは傷ついたでしょう。あるいは、私があなたを守ることに気を取られ、進むべき場所へ進めなかった」
ホーリー「だから、置いて行きました」
イーリン「そんな風に……そんな風に、言えるのですか」
ホーリー「他に適切な表現がありますか?」
イーリン「適切かどうかの話ではありません!師匠は……私を置いていったことを後悔していないのですか」
ホーリー「後悔はしています……あなたを傷つけた、これは事実です。謝罪が必要でしょう」
ホーリー「すみませんでした、イーリン」ペコリ
イーリン「……謝られたかったわけではありません」
ホーリー「では、何を望みますか?」
315 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:37:09.32 ID:qj7Cb99NO
イーリン「分かりません……!怒りたいのか、泣きたいのか、責めたいのか……それとも、また会えて嬉しいのか……自分でも分からないのです……!」
ホーリー「人の心は、複数の感情を同時に抱えます。それは矛盾ではありません」
イーリン「そんな答えを聞きたいのではありません!師匠は……私に会えて、どう思っているのですか」
ホーリー「嬉しいと判断しています。あなたが生きていて、成長していた。私の教えを失わず、ここまで歩んできた……それは、喜ばしい事象です」
イーリン「……事象?」
ホーリー「表現が適切ではありませんでしたか?」
イーリン「……昔の師匠なら、そんな言い方はしませんでした」
ホーリー「そうでしたか。なら、私は変われたのですね」
イーリン「?……師匠は、目の前にいるのに……どこか遠い場所から私を見ているようです」
ホーリー「人のままでは届かない場所があります。人のままでは救えないものがあります。人のままでは間に合わないときがあります……」
ホーリー「そこへ至るために、私は進んでいます」
イーリン「……そのために、人から離れたとでも言うのですか」
ホーリー「そうです」
イーリン「!」
ホーリー「イーリン。救えないまま立ち止まることと、何かを置いてでも届くこと。あなたなら、どちらを選びますか」
イーリン「私は……」
ホーリー「まだ答えなくて構いません」
イーリン「師匠は、もう答えを出しているのですか」
ホーリー「はい」
イーリン「……それが、私を置いていった理由ですか」
ホーリー「理由の一部です……イーリン、あなたはまだ人の側にいますね」
イーリン「どういう意味ですか」
ホーリー「良いことです」
イーリン「答えてください」
ホーリー「いずれ分かります」
イーリン「……師匠は、本当に意地が悪い」
ホーリー「よく言われました」
イーリン「誰にですか」
ホーリー「あなたに」
イーリン「……覚えているのですね」
ホーリー「話が長くなりましたね」
花の香り「」フワッ……
花のように散るホーリー「また会いましょう、イーリン」パラパラ……
イーリン「待ってください!どこへ行くのですか!?」
ホーリー「この島に残る救いの形を、確かめてきます」パラパラ……
イーリン「師匠!」
ホーリー「すぐに会えます。そのときを楽しみにしていますね」パラッ……
散らばる花弁「」フワッ……!
イーリンの手に落ちる花びら「」ヒラヒラ……
イーリン「師匠……」ギュッ……
⭐︎ホーリー・ハンドレッドと出会いました。
316 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/09(土) 21:37:52.70 ID:qj7Cb99NO
ーー廃都
ヒナ「見つけましたよ、ガイさん?」ヌッ
ガイ「ヒナ……何か用か?」
ヒナ「一戦、いかがですか?♡」
ガイ「断る」
ヒナ「なんでですか!?こんなに可愛くお願いしてるのに!」
ガイ(たしかに可愛くはあったが……)
ガイ「君との模擬戦は実戦に限りなく近い。消耗することが目に見えている……そんな中でベッサラビアやフローディア達に対処するのは無理だ」
ヒナ「そんなことを言って、その人達が同時に襲ってきた場合はどうするんですか?消耗してるから戦いません、とでも言うつもりですか!?」
ガイ「……」
ガイ(そんな極端な……)
ヒナ「敵は、こちらが万全の時にだけ来てくれるわけではありません!疲れていても、傷ついていても、考え事をしていても、襲ってくる時は襲ってきます!なら、消耗した状態でどう動くかも確認しておくべきでしょう?」
ガイ「うまく乗せられてる気はするが……わかった。ただし、一戦だけだ。それ以上はやらないし、周囲に被害が出るような攻撃は禁止だ」
ヒナ「!」パァァァ!
ヒナ「やはりそう来なくては!あのとき、巨大蜂の巣であなたの動きを見てから、興味があったんです!」
光の剣「」ヴォンッ
ガイ(模擬戦だが、油断はできない。時間魔法も使わないと勝つのは難しいだろうな……)
短剣「」スラッ……
短剣「」スラッ……
ヒナ「二刀流……魔導拳銃は使わないんですか?」
ガイ「君を相手するにはこっちの方が良さそうだ」
ヒナ「なるほど、武器を使い分けるということですね。それでは──」パヒュンッ
◆コンマ下1
01-10敗北
11-50引き分け
51-00勝利
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/09(土) 21:39:54.96 ID:DbKIC47R0
あ
318 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 19:29:09.06 ID:ovtkbZOkO
ガイ「!」バッ
ガキンッ!ヒュンッ!
攻撃を避けるヒナ「片方で弾いて、もう片方ですかさず攻撃……ちゃんと強みを活かしていますね!」ブンッ
ガイ「っ、!」キィン!キィンッ!
ガイ(一撃が重い……!だが、受け切れている。二刀流は初めての試みだったが、接近戦が得意な相手には有効打になり得る……だが……)
ヒナ「あっはっは!防戦一方みたいですね!このままだと、私が勝っちゃいますよ?」
ガイ(受けるだけでは押し切られる……ここで流れを変える!)
ガイ「──それは避けたい、な!」ゲシッ シュンッ
ヒナ「くっ!?蹴って体勢を崩しても!」パヒュンッ
シュンッ シュンッ シュンッ
パヒュンッ パヒュンッ パヒュンッ
ガギン!キィンッ!
ヒナ「──光速移動に追いつく速度強化魔法なんて、はじめて見ましたよ!」スタッ
ガイ「──そうか。厳密には少し違うんだが……種明かしは、終わってからにする」スタッ
ヒナ「なんだっていいですよ。楽しければ、それで!」
短剣を構え直すガイ(だが、今のままでは決定打に欠けるな。時間の檻を使ってみるか)フゥ……
ヒナ「どうしました?考え事ですか?」
ガイ「……少しな」
ヒナ「戦闘中に考え込むのは悪手です!」パヒュンッ
ガイ「っ!」サッ
ギィンッ!
飛ばされる短剣「」カァンッ──
ヒナ「呆気ない幕切れですね。少しは楽しめると思ったのですが──」
ガイ『止まれ』
◇
ヒナ「──っ、消えた!?一体どこに──」
ヒナ「──なんてね!後ろにいるのは丸わかりですよ!」バッ
宙に浮いて止まったままの短剣「」ピタッ……
ヒナ「……?」
上から飛びかかるガイ「」ゴオオオ──
乗り掛かられるヒナ「うわっ!?」ドテッ……
ガイ「──俺の、勝ちでいいか?」
ヒナの首に押し当てられた短剣「」グッ……
ヒナ「んんっ……勝った上に、そこまでしますか……///」
ガイ「……ん?」
フニッ
ガイ(……この感触は……故意ではないとはいえ、マズイな……)
ガイ「……すまん」
ヒナ「いつまで触ってるんですか!!??」
小さい雷「」バチッ!
ガイ「ぐはぁっ!?」
ヒナ「……戦い自体は見事でした。でも、次は同じ手は通じません!次こそ私が勝ちますからね!///」ピュー
ガイ(……次も戦わなきゃいけないのか……)
⭐︎ヒナに模擬戦で勝利しました。
319 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 19:51:26.68 ID:LJMgMt47O
ーークロシュヴァリエ号
アトニス「ん?おい、イーリン」
イーリン「……どうされましたか、アトニス様?」
アトニス「ボクとあの堕天使以外に、神に近い何かと会ったか?」
イーリン「……いえ、誰とも」
アトニス「そうか?神性の雰囲気を感じたんだが……ボクの気のせいだったみたいだ。もしかしたら修行の成果が出ているのかもな」
イーリン「……そう、かもしれませんね」
アトニス「まあ、変なものを見たらすぐ言えよ。ガイでもアインズでも、なんだったらテルでもな」
イーリン「はい。お気遣い、ありがとうございま──」
テル「アトニスちゃ〜ん、私のこと呼んだ〜???ヒック」
アトニス「うわでた」
レイセオン「テル様!まだ酔いきるには本日の予定が残りすぎています!」
アインズ「賑やかなのは結構だが、今日も島を見回るのだろう?その調子で大丈夫なのか?」
ガイ「……テル、ほどほどにしておけよ」
テル「わぁかってるってば〜♪」ゴクゴク
イーリン「……」
イーリンの手の中の花びら「」クシャ……
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(5日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
何をする?
安価下1〜3
来訪者
コンマ下2
01-15ベッサラビア
16-50フローディア+エリザベート
51-00誰も来ない
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:05.60 ID:/Y2lRD250
リルルと一緒に食料調達
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:06.11 ID:BIAHFGUc0
イーリン サーシャに手紙を書く(ジェミニ達と会った事など)
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/10(日) 19:52:48.22 ID:SgWrBZZ/O
ガイ セイラ以外のゴーレム、ポーラー達と会ったので会話をする
323 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:41:30.37 ID:wxczfiQgO
ーークロシュヴァリエ号 船室
インク入りの瓶「」コト……
イーリン「……」
イーリン(サーシャ様、リーゼリット様、アモ……)
イーリン(みんな、ガイ様に関わる記憶を失っている……不用意に書けば、かえって混乱させてしまうでしょうね……)
ペンを握るイーリン「」スッ……
イーリン「……今、伝えるべきことだけを」
サラサラ……
◆
サーシャ様へ
ラティア・ヘイヴンに到着してから、数日が経ちました。ここは空に浮かぶ古い国で、戦いの傷跡と、それでも日々を続けようとする方々が残っています。ダークヒーロー一行と交流のあった方々とも出会いました。現在、私たちは世界樹の光の残滓を探しながら、島に迫る複数の脅威への対策を進めています。
ガイ様も任務に同行されています。この名に、今のサーシャ様がどれほどの感情を抱かれるのか、私には分かりません。
ですが、少なくとも彼は、世界めくれを止めるために前へ進んでいます。そして、無茶をしがちな方です。サーシャ様ならば、きっと強く叱ってくださったのでしょう。今は私が、できる限り目を配ります。
無事に戻れたら、ラティア・ヘイヴンであったことをお話ししますね。
◆
リーゼリット様へ
ラティア・ヘイヴンの現状について、簡単に共有いたします。現在確認されている脅威は、黒いローブの男、ベッサラビア、フローディアとエリザベートという者たちです。また、島の地下には反重力機構、疑似星脈、旧封印区画など、破壊されれば島全体に影響が出る重要施設が複数存在します。
リーゼリット様であれば、狙撃点や退避経路、敵の侵入角度などをより的確に見抜かれるのでしょう。こちらでも可能な限り記録を残し、状況を整理しておきます。
万が一、私達が失敗した際は、あなた方に後を託すことになるかもしれません。
なお、ガイ様も同行中です。この名前について、今のリーゼリット様が覚えていないことは承知しています。ですが、任務上の重要人物として、念のため記しておきます。
◆
アモへ
元気にしてる?あなたのことだから、そんなに心配はしていないけど。こっちは今のところ順調よ。
空妖精の方々はとても賑やかで、ゴーレムの方々は誠実でね。テルさんは相変わらずお酒に弱くて、アトニスさんは文句を言いながらも周囲をよく見てくれてる。
アインズさんも落ち着いて見えるけど、記憶の件もあって、まだ少し距離を測っているようにも感じるわ。
アモが、今ガイさんのことをどれだけ覚えているのかは分からないけど、ガイさんは無事よ。
いつか何かを思い出す日が来るかもしれないし、思い出せなくても、今の事実として伝えておきたいから書いておくわ。
ガイさんは、世界めくれを止めるために戦っている。疲れているようにも見えるけれど、それでも前を向いているわ。だから、私もできる限り支えるつもり。
戻ったら、暗黒館でまた話しましょう。
その時は、土産話も増えてると思うわ。
どうか、身体に気をつけて。
◆
イーリン「……」
三通の手紙「」トントン
イーリン「……書けませんね。ガイ様と皆様が、どれほど互いを支え合ってきたのか」
イーリン「今それを書けば、ただの知らない過去を押しつけるだけになる……難しいものですね。記憶というのは」
⭐︎イーリンはサーシャ、リーゼリット、アモへ手紙を書きました。
324 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:42:20.43 ID:wxczfiQgO
ーー廃都 市場
妖精のわたあめ屋「まいどあり〜」
わたあめ「」ポンッ
アトニス「んむ……甘くて美味い。暗黒館のバーテンダーが作るプリンが至高だが、これもいけるな」
アインズ「……朝から甘味か」
アトニス「糖分は大事だぞ。可愛いボクの輝きを保つためにもな」
アインズ「……そういうものなのか?」
リルル「甘味!市場!つまり商機!」ピューン
アトニス「うわっ……なんだ、リルルか」
リルル「なんだとは失礼な!……まあいいや。ところで、二人とも暇?」
アインズ「見回りの途中だ」
わたあめを食べるアトニス「見ての通り、暇ではない」モグモグ
リルル「じゃあちょうどいいね!見回りついでに食料調達しよう!」
アトニス「どうしてそうなる。話を聞いていたのか?」モグモグ
リルル「島の人たちから聞いたんだけど、最近外れの方に食べられる実とかキノコとか根っこが増えてるんだって。だけど虫が沢山いるから、採りに行く人が少ないらしいの」
アインズ「虫か……お前の得意分野ではないのか?」
リルル「だから私が行くの!でも、荷物持ちと護衛がいた方が効率いいでしょ?」
アトニス「ボクたちを働かせる気だな」
リルル「報酬は現物支給!食べられるものはみんなで分けて、珍しいものが出たら相談!どう?」
アインズ「悪くはない。船の食料も余裕があるに越したことはない」
アトニス「言ってることはわかるが、ボクは反対だ。虫が多いんだろう?」
リルル「えー?虫が苦手なの?」
アトニス「苦手ではない。近づきたくないだけだ」
アインズ「それを苦手と言うのではないか?」
アトニス「違う」
リルル「まあまあ。虫たちは私が扱うから大丈夫!虫除けもしてあげるから!」
アトニス「ダメだ、不安しかない」
アインズ「だが、見回りの一環として行ってみる価値はあるだろう」
アトニス「ハァ……仕方ない。可愛いボクが同行してやろう」
リルル「やった!じゃあ決まり!」
ニジ丸「」ブーン!
◆
325 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:42:47.96 ID:wxczfiQgO
空リンゴの木「」サワサワ……
リルル「空リンゴ!」
アトニス「リンゴにしては軽そうだな」
リルル「中がふわふわで、甘くて、ちょっと炭酸みたいにしゅわっとするらしいよ!」
アインズ「採れるか?」
リルル「ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!
枝「」ユサユサ
空リンゴ「」フワッ……ポスッ
アインズ「……重さを感じないくらい軽いな」
アトニス「落ちるというより浮きながら降りてきたぞ」
リルル「保存食に向くかは分からないけど、甘味としては売れる!」
アトニス「売る前提で考えるな」
リルル「食べる分と売る分、どっちも考えるのが商人だよ!」
アインズ「お前は宝探し妖精ではなかったか?」
リルル「宝探しと商売は仲良しなの!」
◆
荷物「」ドサッ
リルル「ふー!結構とれたね!」
アトニス「十分な量だな」
リルル「それと、これ!」
琥珀色の欠片「」キラッ
アトニス「何だ、それは?いつの間に拾った?」
リルル「虫たちが見つけたの。古い樹液が固まったものかな?綺麗だから売れるかも!」
アインズ「……待て。微かに魔力を帯びている」
アトニス「確かに。普通の琥珀ではなさそうだな」
リルル「え、じゃあ高く売れる?」
アトニス「まずその発想をやめろ。ジェミニたちに確認するのが筋だろう」
リルル「むぅ……お宝なのに……」
アインズ「島に関わるものなら、勝手に持ち出すわけにはいかない」
リルル「分かってるよ。私は守銭奴だけど、盗人じゃないもん」
アトニス「その線引きはあるんだな」
リルル「当然!ちゃんと交渉して、ちゃんと稼ぐのが大富豪妖精への道だからね!」
アインズ「フッ……たくましいな」
リルル「よし!じゃあ戻ろう!食料とお宝候補を持って!」
⭐︎リルルと一緒に食料調達を行いました。
326 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:43:42.96 ID:wxczfiQgO
ーー古城 回廊
レンガのゴーレム→ポーラー「ガイサマ。見回リ、ご苦労様デス」ズシンズシン
ガイ「ポーラー。今のところ、この辺りに異常はない。そっちはどうだ?」
ポーラー「こちらモ、異常ありまセン!」
頭のない彷徨う鎧「あ、ガイさん。今日は城内を見てくれてるんですね」ガションガション
ガイ「ミーティアさんも居たのか……頭はどうしたんです?」
頭のない彷徨う鎧→ミーティア「どこかに落としちゃって……この辺りで見かけませんでしたか?」
ガイ「……少なくとも、この辺りにはないと思いますが」
ミーティア「そっかあ……困りましたね。頭がないと、気分的に締まらないんですよ」
ガイ「気分の問題なんですか?」
ミーティア「もちろん!心なしか視界もちょっと狭くなりますけど、そこは鎧なので!」
ポーラー「ミーティアサマは、頭部がなくとも稼働可能デス。発声源ハ内部の灯火デスので、会話に支障ハありまセン」
ミーティア「便利ですよ!頭を落としても会話できます!」
ガイ「落とさない方がいいと思いますが」
ポーラー「ミーティアサマ。頭部の紛失ハ今回で三度目デス」
ガイ「三度目……」
ミーティア「違いますよポーラーくん。今回は置き忘れじゃなくて、落としたんです」
ポーラー「分類上、紛失デス」
ミーティア「厳しいなぁ!」
ガイ「……普段からそんな感じなんですね」
ポーラー「はい。ミーティアサマは明るイ方デス」
ミーティア「ポーラーは真面目すぎるんだよ。もっと肩の力を抜いてもいいのに」
ポーラー「肩部装甲の緩みハ故障に繋がりマス」
ミーティア「そういう意味じゃないです!」
327 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:44:10.93 ID:wxczfiQgO
ガイ「……仲が良いんだな」
ポーラー「はい。良好デス」
ガイ「この城に残っているゴーレムや人形は、皆そうなのか?」
ポーラー「数は少なくなりマシタが、互いに助け合って稼働していマス」
ミーティア「昔ほど賑やかじゃないですけどね。でも、ジェミニ様もいるし、セイラちゃんもいるし……」
ポーラー「ゴライアス先パイも、ゼーレシルトサマもいマス」
ミーティア「そうそう!」
ガイ「……この城は、廃墟というより、まだ誰かが暮らしている場所なんですね」
ミーティア「ふふっ、良いこと言いますね」
ポーラー「その認識ハ正確デス。ラティア・ヘイヴンは滅びた国デスが、ここに残る者たちは、まだ稼働を続けていマス」
ミーティア「でも、ガイさんたちが見回ってくれるのは助かりますよ。正直、私たちだけだと手が足りませんし」
ガイ「俺たちは、世界樹の光の残滓を探しに来ただけです。けど……ここを守らなくていい理由にはならない」
ポーラー「感謝シマス」
ミーティア「真面目ですねえ。でも、この島だと真面目な人は貴重ですよ。ベルトーネさんとか、すぐサボりますし」
ガイ「……想像できます」
ミーティア「でしょう?」
ポーラー「ガイサマ」
ガイ「何だ?」
ポーラー「この城の見回リ中、異常を発見した場合ハ、速やかに報告をお願いシマス。特に地下中枢、中央動力室、反重力装置周辺ハ重要区画デス」
ガイ「ああ……」
ミーティア「あと、私の頭も見つけたら報告してください!」
ガイ「それも重要区画扱いですか?」
ミーティア「私にとっては重要です!」
ポーラー「ミーティアサマの頭部は、戦力維持という観点では中程度の重要物品デス」
ミーティア「中程度!?」
ガイ「……見つけたら知らせます」
⭐︎ポーラー、ミーティアと雑談しました。
328 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:46:02.14 ID:wxczfiQgO
ドガァァァン!
ガイ「!」
ガイ(今の爆発音は……外か!)シュンッ
◆
ーー廃都
ドガァァァン!
逃げ惑う空妖精たち「キャー」
ベッサラビア「なんだか簡単に入れちゃってつまんないのー……招待状を送るの、辞めちゃったからかな?」
崩れた露店「」バラバラ……
掴まれる空妖精A「だ、誰か……!っあ!」
ベッサラビア「大丈夫大丈夫、まだ潰さないわよ。せっかくなら、ちゃんと主役が来てから始めたいもの」ナデナデ
空妖精A「ヒッ……!」
ガイ「そこまでだ」シュンッ
ベッサラビア「ウヒヒ、来ちゃった♡」ポイッ
転がる空妖精A「きゃっ……!」コロコロ
ガイ「ベッサラビア……!」
ベッサラビア「久しぶり、ガイ。招待状なしで来たけど、怒った?」
短剣「」スラッ……
魔導拳銃「」カチャ
ガイ「──答える気はない」
ベッサラビア「ふーん……一人でやる気?」
ガイ「今はな。すぐに仲間も来る」
ベッサラビア「ウヒヒヒッ!いいわ、いいわね!そういう無茶、嫌いじゃない!」パチンッ
ガイ「!」
ガイ(時間が……止まる!)
◇
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア「じゃあ、まずは小手調べ」スッ
指先に集まる魔力「」バチッ……
ベッサラビア「壊れないでね、ガイ♡」
放たれる一筋の閃光「」ドッ──
◇
ガイ「っ!」シュンッ
爆ぜる石畳「」ドガァァァン!
ガイ(速い……!時間停止からの破壊魔法……!)
ベッサラビア「避けた避けた!やっぱり動けるんだ!」
ガイ「……」
ベッサラビア「もっと見せてよ。あなたがどこまで抗えるのか」
ガイ「……来い」ザッ
ガイ(今は俺一人で足止めするしかない。仲間が来るまで……いや、ここで止める!)
ベッサラビア「ウヒヒヒヒッ!それじゃあ始めましょうか!」バサッ!
329 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/10(日) 22:46:57.81 ID:wxczfiQgO
短いですが、本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/11(月) 01:20:22.86 ID:jL5Ckn+go
おつ
また一人の時に面倒な人と出会ってしまった
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 08:32:58.02 ID:J/G59AWc0
乙
ガイVSベッサラビア一体どんな闘いになるのか。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 11:41:39.62 ID:DCaGisqSo
負けイベかな
333 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:08:48.80 ID:zKqUJp4GO
>>330
ここから時間が経過するたびにラティア・ヘイヴンに滞在する人たちが集まる予定です。よろしくお願いします。
>>331
時間魔法をお互いに利用しあうような、そんな雰囲気でやっていきたいと思います。
>>332
負けイベではありませんので、思う存分やっちゃってください。
334 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:09:18.97 ID:zKqUJp4GO
ーー戦闘開始 ベッサラビアーー
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビア「きゃっ」ヒョイッ
短剣を構えるガイ「──」シュンッ
短剣を突き出すガイ「!」スカッ
ベッサラビア「ウヒヒッ!惜しい惜しい!」サッ
身体を翻すガイ「ッ!」グルンッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビア「うーん……それは避けておこうかな?」パチンッ
◇
静止した世界「」ピタッ……
ガイ(やはり……相手に時間を止められたら動けないか……!)
スタ……スタ……
ベッサラビア「発射された弾って、よく見たら可愛いわね♡……やっぱりそうでもないかも」
魔力弾「」グイッ
ガイ(魔力弾の向きを俺の方に……!)
ベッサラビア「当たったらどうなるのかな?」パチンッ
◇
ガイ「ッ!!!」ゴロンッ
ガイの居た場所を通り抜ける魔力弾「」ドギュウン!
ベッサラビア「避けないでよ。撃たれるところ見たかったのに」
短剣と魔導拳銃を構え直すガイ「……」スッ……
ガイ(アイツは時間魔法を使ってもまったく消耗していない。魔力切れを気にする必要がないのか?……だが、こちらが時間の檻で止めれば奴も動けない筈だ。その好機を逃すな……!)
◆コンマ下1 【現在は拮抗しています】
【判定】
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 (仲間と合流後、使用可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
◆安価下2
援軍として駆けつけたキャラを以下から1名記入してください。
※下1コンマが30以下の場合は2名まで記入可。
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー+ゴライアス(1名分としてカウントします)、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
⭐︎次のターン、クロシュヴァリエ号の仲間が合流します。
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 17:11:46.79 ID:PuTCXJ8kO
閃光弾
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 17:12:00.79 ID:7obpMl8N0
リルル
337 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:50:34.46 ID:rBUa6K1MO
◆79+5=84【優勢!】
ガイ「」ポイッ
閃光玉「」ピッカァァァン!
腕で顔を覆うベッサラビア「わっ、眩し!?」バッ
ガイ(今だ!)スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ベッサラビアの翼「」バスッ!バスッ!
落下するベッサラビア「いっ!?」ヒューン……ドサッ
ガイ(手を緩めずに撃ち続け──!?)
338 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 17:51:20.12 ID:rBUa6K1MO
◇
静止した世界「」ピタッ……
スタスタ……
ベッサラビア「あー……今のは全っ然面白くないわね。ちょっと怒ったかも」スッ
掌に集まる魔力「」バチッ……バチバチッ……
ガイ(破壊魔法……!)
◇
放たれる魔力の光「」ドゥンッ!
ガイ「チッ……!」シュンッ
ガイ(さっきとは範囲が比べものにならない!完全にかわしきることはできないが、致命傷を避け──)
ガイに飛んでいくニジ丸「」ブーン!
破壊魔法の光から逸れるガイ「」ヒョイッ
ガイの近くを貫く魔力の光「」ゴウッ!!!
ガイ「ニジイロハネムシ?……まさか!」バッ
リルル「お待たせ!結構ピンチだったんじゃない?」
ガイ「リルル!来てくれたか!」スタッ
リルル「未来の大富豪妖精は、助けに入るタイミングも一流なんだから!それに、みんなもいるよ!」
ベッサラビアの周囲に出現する魔法陣「」
ベッサラビア「これ……転移魔法陣?」
魔法陣から放たれる雷「」バチバチバチバチバチッ!!!
ベッサラビア「!」サッ
ドガァン!
レイセオン「ガイ様、ご無事でしたか!」
テル「ごめんねガイくん!遅れちゃった!」
ガイ「レイセオン……テル!」
アインズ「──はぁっ!」バッ
イーリン「オラァッ!!!」バッ
槍とパンチを避けるベッサラビア「ウヒヒッ!面白くなってきたわね!もっと、もっと面白くしてちょうだい!」ヒラリ
アインズ「避けられたか!」スタッ
イーリン「ええ。ですが、次は逃しません」スタッ
アトニス「くっ……今ので決めておけよ!ボクまで悪魔相手に出る羽目になったじゃないか!」
ガイ「3人とも……!」
リルル「よーし、このまま押し切っちゃうよ!」
ニジ丸「」ブーン!!!
ベッサラビア「人数が増えようと、私の有利は変わらないわよ?」
アトニス「ふん!試してみるか?元いた場所に送り返してやるよ」
ベッサラビア「ウヒヒッ!生意気な天使……!」スッ
ベッサラビアの周りに集まりだす魔力「」ギュゥゥゥン……
◆コンマ下1 【現在は優勢です】
【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-50劣勢
51-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 18:03:01.49 ID:DCaGisqSo
時間の檻
340 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:37:01.80 ID:vyMrCcbdO
◆49+99=148【勝利!】
アトニス「……ガイ、悪魔は存外しぶとい。急所を潰して、再生の余地を断て」
ガイ「……」
アトニス「こう言うのは本当に癪だが……ベルトーネのようなヤツならまだしも、あいつを生かしておいた所で、またどこかに不幸をばら撒くだけだ。今後のためにもここで倒しておくべきだ」
ガイ「だが……」
アトニス「過去にお前が殺したヤツらとは違う、純粋な悪そのものだ。ここで迷えば、次に殺されるのはこの島の連中だぞ」
ガイ「……分かっている」
アトニス「なら──」
ガイ「倒す」
アトニス「……」
ガイ「殺すためじゃない。これ以上、誰も壊させないために……ここで止める」
アトニス「……隙はボクたちで作る。魔力を貯めておけ」
目を閉じるガイ「……頼んだ」スッ
ベッサラビア「ウヒヒッ……相談は終わった?」
ベッサラビアの周囲に集まる魔力「」ギュゥゥゥン……
ベッサラビア「いいわよ。殺す気で来て。じゃないと、私が先に殺しちゃうから」
リルル「そんなこと、させないよ!ニジ丸、みんな!」
ニジ丸「」ブーン!!!
召喚される虫たち「」ワラワラワラッ!
ベッサラビア「あら、虫?」
リルル「ただの虫じゃないよ!未来の大富豪妖精リルル=セクトニアの、大事な商売仲間兼戦力だよ!」
発光する虫たち「」ピカピカッ!
ベッサラビア「っ……眩しいの、嫌いになりそう」
レイセオン「転移座標固定!テル様!」
テル「任せて!」
魔法陣「」フォンッ!
雷「」バヂヂヂッ!
レイセオン「転移、圧縮、放出!」
ベッサラビアの足元に現れる魔法陣「」ギュンッ!
魔法陣から放たれる雷撃「」ドガァァァン!
ベッサラビア「ああああああああ!」バッ
テル「まだまだ!」
レイセオン「角度変更!逃走経路、塞ぎます!」
現れる魔法陣「」フォンッ! フォンッ! フォンッ!
ベッサラビア「……っ、小細工が多いわね!」パチンッ
アトニス「させるか!」
◇
341 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:37:57.41 ID:vyMrCcbdO
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア「鬱陶しいから、まとめて壊そっと……!」
掌に集まる魔力「」バチバチバチッ……
消えていく魔力「」シュウン……
ベッサラビア「……あれ?」
ベッサラビアの脳内に響くアトニスの声『──まさかボクに乗っ取られて意識を保っているとは……腐っても上級の悪魔ってことか』
ベッサラビア「へえ……天使が悪魔の身体に割り込んでくるなんて、なかなか無茶するじゃない」
アトニス『短時間だから影響は少ないがな。けど、時間を稼ぐには充分だ』
ベッサラビア「ウヒヒッ……ちょっとマズイかもね……!」ググッ……
ガイ(時間が動き出した瞬間に、俺が時間を止め返す──!)
◇
ガイ『止まれ』
◇
静止した世界「」ピタッ……
ベッサラビア(……動け、ない?)
ザッ……
短剣を振りかざすガイ「……」グッ……
短剣「」ブンッ
ベッサラビアの胸に突き刺さる短剣「」ドスッ
ベッサラビア(嘘……私、刺されてる♡)
◇
342 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:41:21.15 ID:vyMrCcbdO
ベッサラビア「ウヒ……ヒッ……いいわね……いいわねいいわね……!」フラッ……
後方へ下がるガイ「イーリン!アインズ!」バッ
アインズ「任せろ!」
イーリン「合わせます!」
アインズの槍「」ゴォッ!
イーリンの拳「」ブォンッ!
テル「おまけのエンチャント!」
槍と拳に纏われる雷「」ビリッ……
リルル「みんな!巻き込まれないでね!」
離れていく虫たち「」ブワッ!
アインズ「はああああっ!!」
イーリン「オラァァァァッ!!!」
ドゴォッ!!!
腹が吹き飛ぶベッサラビア「がっ……!?」
黒い血「」バシャッ……
ベッサラビア「ウ、ヒ……ヒヒ……!いい……いいわ……!壊れるのって……やっぱり、面白い!もっと、もっと──」
ガイ「終わりだ」シュンッ
ジャキンッ……ボトッ……
首だけのベッサラビア「……つまんない、終わり……まだ足りない、の、に……」サラサラ……
ベッサラビア「……でも……悪く、なかったかも……」サラサラ……
消えていくベッサラビア「」サァァァ──
アトニス「……終わったな。もう気配は感じないから問題ないと思うが、警戒しろ」
レイセオン「はい!周辺魔力、解析します!」
テル「ガイくん、怪我は!?」
ガイ「俺は大丈夫だ」
イーリン「……無茶をされましたね」
ガイ「ああ……だが、来てくれて助かった」
アインズ「今のは、全員が間に合ったから勝てた。お前一人なら危なかったぞ」
ガイ「……分かっている。俺一人じゃ止めきれなかった」
アインズ「……フッ。私が記憶をなくす前も、お前は同じような無茶をしていたのかもしれないな」
リルル「ニジ丸も大活躍だったでしょ!」ズイッ
ニジ丸「」ブーン!
ガイ「ああ。ニジ丸がいなかったらマズかった、ありがとう」
リルル「ふっふっふ、恩は高くつくよ!」
崩れた露店「」パラ……
逃げていた空妖精たち「」ソロ……
リルル「大丈夫!もう出てきてもいいよ!」
空妖精A「こ、怖かったぁ……!」
空妖精B「大丈夫〜?」
しゃがんで目線を合わせるガイ「……すまない。もっと早く止められればよかったんだが」
空妖精A「ううん……助けてくれて、ありがとう……」ニコッ
アトニス「ガイ」
ガイ「何だ?」
アトニス「今の判断は間違っていない。あいつを生かしておけば、もっと多くが死んだ」
ガイ「……ああ」
アトニス「背負いすぎるな。可愛いボクが認めてやる。今のは、必要な戦いだった」
ガイ「……そう、だな」
アトニス「ふん……とりあえず、報告に行くぞ」
⭐︎ベッサラビアを倒しました。
343 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 20:42:19.38 ID:vyMrCcbdO
ーークロシュヴァリエ号
窓の外を眺めるガイ「……」
ガイに寄りかかるテル「ガ〜イく〜ん、疲れた〜」グデッ……
ガイ「テル……重いぞ」
テル「ちょっと、乙女にそんなこと言われたら傷つくんだけど!」
ガイ「お前はそんな性格じゃないだろ」
隣に座り直すテル「えへへ……まあね〜」ストン
テル「ジェミニさんたちからもお礼を言われて、一応ベッサラビアは撃退……というか、倒した扱いでいいんだよね?……残るはフローディアと黒いローブのエルフと……」
ガイ「白衣を着たホムンクルス……ソイツだけ情報が少ない。まだこの島に来ていないのか、それとも既に潜り込んでいるのか……」
テル「うーん……見つかってないだけで、もう何か仕込んでる可能性はあるよね」
ガイ「ああ。ベッサラビアみたいに正面から来るタイプじゃないなら、余計に厄介だ」
テル「フローディアも真正面から来るかと思えば、変なところで回りくどいしね」
ガイ「……黒いローブのエルフも、目的が読み切れない」
テル「終わりがどうとか言ってた人だっけ?」
ガイ「ああ」
テル「……面倒な相手ばっかりだね」
ガイ「今更だろ」
窓の外の浮島「」ヒュオオオ……
ガイ「……空妖精たちは無事か?」
テル「うん。怪我してる子は多いけど、みんな命は失ってないよ。もうお店を始めてる子もいるくらい」
ガイ「……そうか」
テル「だから、ガイくんも少しは休──」
ガイ「みんな動いているんだろう?見回りに行ってくる。テルも夜通し働いていたんなら、今のうちに寝ておけ」スクッ
スタスタ……
テル「あ、ガイくん!……行っちゃった。医師的にはもう少し安静にしておいてほしいんだけどなあ……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(6日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
何をする?
安価下1〜3
来訪者
コンマ下1
01-50フローディア+エリザベート
51-00誰も来ない
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:43:41.51 ID:1zQQVj4KO
テイルとアインズ、飛空艇の整備と探索をする
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:49:13.73 ID:OeoTz0Z5O
妖精三人(ビビアン、リルル、ヴァリエール) 聞き取りづらいが黒いローブのエルフと白衣のホムンクルスが会話しているを発見する
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 20:49:25.03 ID:DCaGisqSo
レイセオンの空間魔法を学んで、時空間覇者ガイになる
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 21:42:48.72 ID:OeoTz0Z5O
>>345
すいません少し訂正します
妖精三人(ビビアン、リルル、ヴァリエール) 聞き取りづらいが黒いローブのエルフと白衣のホムンクルスが会話しているところを発見する
348 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 23:07:26.28 ID:5j0biP50O
ーークロシュヴァリエ号 甲板
アインズ「ふむ……外観は問題ないな。駆動系も大丈夫そうだ。今日も清掃だけでいいだろう」
テイル「あら?アインズだけ?」
アインズ「テイルか。誰かに用事でもあったか?」
テイル「用事というか……避難ね。ヒナ、昨日の戦いになんで呼んでくれなかったんだって、騒いでうるさくって……」
アインズ「ああ……」
ドガァァァン!
アインズ「敵襲か!?」バッ
テイル「大丈夫……あれはヒナと哀れな犠牲者が模擬戦を行っているだけだから」
バヂヂヂッ!ドォン!ドォン!
アインズ「……本当に大丈夫なのか?」
テイル「ええ。本気ならもっとうるさいもの」
アインズ「恐ろしい判断基準だな」
テイル「付き合いが長いと、嫌でも分かるのよ……こっちに来たついでになにか手伝うわよ?」
アインズ「いいのか?」
テイル「ヒナの模擬戦に巻き込まれるよりは安全そうだしね。それに、空を飛ぶ船なんてそう何度も触れるものじゃないもの!ロマンがあるじゃない!」キラキラ
アインズ「フッ……なるほどな。では、甲板の清掃を頼む」
テイル「了解!」
◆
クロシュヴァリエ号「」ピカピカ
テイル「ふぅ……こんなものかしら?」
アインズ「手伝ってくれて助かった。少し休憩しよう」スッ
サーシャの手作りクッキー「」ポンッ
テイル「あら?それ……」
アインズ「ここに来る前に私の知り合いがくれたんだ。味はたしかだぞ」サクッ
アインズ「〜♪」
アインズの尻尾「」ブンブン
テイル「ん……美味しいわね。ていうか、コレ……フォレスティナで食べたことあるわよ」サクサクッ
アインズ「フォレスティナで?」
テイル「ええ……どこの一族か忘れちゃったけど、まだ小ちゃいエルフの子が焼いてくれてね。そのときの形は歪だったけど、味はまったく一緒!」
アインズ「そうか……もしかしたら、そのときもサーシャが作ったものかもしれないな」
テイル「あなたと知り合いってことは……今は冒険者をやってるのね。ふふっ、もしそうだったらずいぶん逞しくなったのね……」
アインズ「ああ。実際、サーシャは頼りになる。料理は美味いし、優しくてな……!」
テイル「羨ましいわね……ヒナと交換したいくらいよ」
アインズ「サーシャはやらんぞ?」
テイル「冗談よ。なんだかんだヒナは悪い子じゃないし、一緒にいると退屈しないしね……」
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
アインズ「……行かなくていいのか?」
テイル「ええ……今はこの平穏を楽しませて……」サクッ……
⭐︎テイルとクロシュヴァリエ号を清掃しました。
349 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/16(土) 23:07:59.39 ID:5j0biP50O
ーー廃都
イーリン「ッ!!!」
ヒナ「あははは!!!楽しいですね!!!やっぱり戦いはこうでなくちゃ!」
ガッ!ドゴォン!ガガガガ!
レイセオン「す、凄まじい攻防です!!!わたくしなら10秒で地面と親密な外交関係を結ぶことになるでしょう!」
ガイ「……この調子で戦っていたら廃都がさらに廃都になるんじゃないか……?」
アトニス「心配ならイーリンと変わってやったらどうだ?」
ガイ「……遠慮しておく」
アトニス「正しい判断だな。ボクは空妖精のところでわたあめを食べてくる……何かあったらすぐに駆けつけてやる」クルッ スタスタ……
ガイ「……あいつ、逃げたな」
レイセオン「ですが、駆けつけると言った以上、本当に駆けつけてくださると思います!アトニス様はああ見えて責任感がありますので!」
ガイ「ああ見えて、は本人が聞いたら怒りそうだが」
レイセオン「では、可愛く責任感がありますので!」
ガイ「……それも怒りそうだ」
ドゴォン!
イーリン「甘い!!!」ブンッ
ヒナ「おおっ、いい拳です!」パヒュンッ
レイセオン「……ところで、ガイ様」
ガイ「何だ?」
レイセオン「先日のベッサラビア戦で、わたくしとテル様の転移雷撃をご覧になりましたね?」
ガイ「ああ……いい連携だったな」
レイセオン「であれば、ガイ様にも空間魔法の基礎を覚えていただく価値があるのではないかと考えます!」
ガイ「空間魔法を?」
レイセオン「はい!ガイ様は時間魔法を扱われます。時間と空間は別分野ですが、座標、距離、瞬間的な位置認識という意味では相性がよい可能性があります!」
ガイ「……転移魔法を使えれば、戦い方は広がるな。だが、そんな魔法を簡単に習得できるわけ……」
レイセオン「ガイ様は時間魔法の適性があります!時間魔法の適性者は、ほぼ全ての魔法に適性を持つと言われていますからね!ものは試しでやってみましょう!!!」ズイッ
ガイ「あ、ああ……わかった。頼むぞ、レイセオン」
レイセオン「ええ!大魔女帝国指定特級魔女レイセオン・ノースロップ、基礎講座を開始いたします!ここだと集中できないので、少し移動しましょう!」
◆コンマ下1
01-05危険
06-90難しい
91-00習得
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/16(土) 23:13:39.59 ID:nI5l2cW60
あ
351 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:48:00.34 ID:mM3HbQYDO
レイセオン「一般的な空間魔法とは、簡単に言うと新しい場所を見えない所に作るようなものです!私が使用している転移は、それを利用して見えない道を作っているようなものなんですよ!」
ガイ「見えない道……」
レイセオン「はい!例えば、ここにある小石をあちらへ運ぶ場合、普通なら投げたり持って行ったりします!」
小石「」コロ……
レイセオン「ですが、空間魔法ではこちらとあちらの間に、見えない近道を作ります!」
ガイ「近道を作る……」
レイセオン「そうです!つまり、こうです!」
魔法陣「」フォンッ
小石「」フッ……
少し離れた場所に落ちる小石「」コトン
ガイ「……なるほど。今のは分かりやすい」
レイセオン「よかったです!では、ガイ様もやってみましょう!」
ガイ「いきなりか?」
レイセオン「大丈夫です!まずは小石です!人間で試すと最悪の場合、壁や地面と親密すぎる外交関係を結んでしまいますので!」
ガイ「それは避けたいな」
レイセオン「避けましょう!」
小石「」コロ……
ガイ「……見えない道を作る」
レイセオン「はい!小石を掴むのではなく、小石の足元にある空間を少しだけずらす感じです!」
ガイ「空間を……ずらす……」
小石「」カタ……
レイセオン「おおっ!反応しています!そのまま、こちら側に近道を──」
帽子を弾き飛ばす小石「」ヒュンッ!
レイセオン「ひゃっ!?」
ガイ「!」
帽子「」パサッ……
レイセオン「ああっ!?わたくしの帽子が!」
ガイ「すまない。大丈夫か?」
レイセオン「大丈夫です!初回で小石が動いただけでも十分すごいです!ただし、これは転移ではなく高速射出です!もう一度やってみましょう!」
◆
小石「」コロ……
ガイ「……」
レイセオン「うーん……惜しいですね!ガイ様の魔力が乱れ始めています。今日はここまでにした方が──」
ガイ「ああ……頭痛もするし、そうさせてもら──」ガクッ
ポスッ……
レイセオン「!!!」
ガイ(なんでこうもタイミングよく胸に突っ込むんだ、俺は!?)
ガイ「!す、すまない!わざとじゃないんだ!」サッ
レイセオン「い、いえ……事故であることは理解しております!抗議は致しません!ですが、大魔女様とご縁のある方が、わたくしの胸元へ不用意に倒れ込むのは少々問題が……///」
ガイ(……空間魔法より先に、事故を起こさない倒れ方を覚えるべきかもしれない)
⭐︎空間魔法理解が少し進みました。
352 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:49:09.41 ID:mM3HbQYDO
ーー廃都
ビビアン「……本当にこっちなの?」
リルル「間違いないよ。ニジ丸たちが、変な魔力を見つけたんだから」
ニジ丸「」ブーン……
ヴァリエール「変な魔力〜?」
リルル「うん。虫たちが嫌がってる甘いような、焦げたような……あと、ぞわぞわする感じ!」
ビビアン「説明が感覚的すぎるわね……」
ヴァリエール「だけど、昨日の襲撃直後だから見過ごすわけにはいかないよね」
ビビアン「分かってるわよ。師匠にも、何かあったらすぐ報告しろって言われてるし……」
小さな虫たち「」カサカサ……
ビビアン「ヒィッ!リルル、なるべく私に近づけないで!」ビクッ
リルル「ごめんごめん!……あっ、ニジ丸が止まった」
ニジ丸「」ピタッ……
ビビアン「……?」
ヴァリエール「静かに……あそこ、見て!」
黒いローブのエルフ「……」
白衣の小柄な少女「……」
ヴァリエール「あの黒いローブ……ガイさんが話していた人じゃない?」ヒソヒソ
ビビアン「そうかも。もう一人は……白衣の女の子?このまま様子を見てみましょう」ヒソヒソ
崩れた柱の陰に隠れる三人「」サッ
◆
黒いローブのエルフ「……あなたも、この島の擬似星脈を狙っているのですね」
白衣のホムンクルス「狙う?違うわ。必要だから使うだけ……邪魔する気?」
黒いローブのエルフ「いえ……そのような気は微塵もありませんよ。私はただ、あなたがこの島をどのような終わりへ導くのか、確認しに来ただけです」
白衣のホムンクルス「……気持ち悪い」
黒いローブのエルフ「否定はしません」
白衣のホムンクルス「命令がある。設計がある。目的がある。私はそのために造られた」
黒いローブのエルフ「あくまで創造主の声に従うのですね」
白衣のホムンクルス「……黙って」
黒いローブのエルフ「あなた自身は、それを望んでいるのですか?」
白衣のホムンクルス「黙れ」
黒いローブのエルフ「──私は、君を止めても構いません」
白衣のホムンクルス「やってみれば?」ザッ
黒いローブのエルフ「ですが、今ではない」
白衣のホムンクルス「逃げるの?」
黒いローブのエルフ「盤面が整っていないだけです。あなたの計画も、まだ完成していない。擬似星脈への接続、出力安定、反重力機構との干渉制御……どれも未完成でしょう」
白衣のホムンクルス「……」
黒いローブのエルフ「焦っていますね。創造主の声が、まだ聞こえるのですか?」
白衣のホムンクルス「黙れと言った!」
白衣の少女の周囲に展開する魔法陣「」ギュンッ!
黒い渦「」ズズズ……
黒いローブのエルフ「怒りは自我の証明です。よかったですね。あなたは命令だけの人形ではない」パチパチ
353 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 00:50:34.68 ID:mM3HbQYDO
黒いローブのエルフ「それと──隠れている小さな方々」
ビビアン「っ!?」バッ
リルル「バレてる!?」ビクッ
ヴァリエール「……!」ザッ
黒いローブのエルフ「今は見逃します。ここで聞いたことを皆様へ伝えるといい」
ビビアン「なっ……!」
黒いローブのエルフ「情報は動いてこそ価値を持つ。盤面を進める駒は、多い方が良い──」
黒い渦に飲まれる黒いローブのエルフ「」ズズズ……
フッ……
白衣のホムンクルス「チッ……逃げられたか。そこの妖精たち」
ビビアン「!」
白衣のホムンクルス「別に何もしないわ。今はね」
リルル「今は、って……」
白衣のホムンクルス「計画はまだ未完成。無駄な戦闘で出力を割く気はないだけよ。けど、次に見つけた時は……証人を残す必要もないかもしれない」
ヴァリエール「……」
白衣のホムンクルス→ノーランド「あの男が言ったように伝えればいい。ノーランドは、もう島の中にいるって」
ヴァリエール「!その名前って──」
ビビアン「あなた、何をするつもりなの!?」
ノーランド「世界を壊す。そう命じられているから」
足元に開く魔法陣「」ギュンッ……
リルル「ちょ、ちょっと待っ──」
ノーランド「止められるなら、止めてみれば」
魔法陣の光「」バシュッ!
風「」ヒュオオオ……
リルル「……消えちゃった」
ビビアン「師匠に報告しなきゃ!ガイたちにも!」
リルル「だ、だよね!ニジ丸、周囲を見て!追跡できるなら匂いだけでも拾って!」
ニジ丸「」ブーン!
ヴァリエール「……ノーランド、か……」
⭐︎ノーランドが島の中にいることが判明しました。
354 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:51:57.28 ID:XEa1WevdO
ーークロシュヴァリエ号
ガイ(ヴァリエールたちからノーランドについて情報を共有した……島の内部を捜索する必要があるな)
ガイ(……?茶の良い匂いがする。誰かいるのか?)チラッ
フローディア「──うん……安物だけど、良い味ね。これを選んだ人は良い趣味をしているわ」
エリザベート「フローディア様。一応、ここは敵の拠点であるわけで、こんな優雅に茶会などしていては──」
エリザベートと目が合うガイ「……」
ガイと目が合うエリザベート「……あ」
ガイ「」バッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
フローディア「──知ってると思うけど、それじゃ死なないわよ、私」バスッ バスッ
魔導拳銃をフローディアに突きつけるガイ「死ななくても、痛みはあるだろ」シュンッ
フローディア「ふふっ、覚えててくれたの?……そうそう。私が言ったことは役に立ったかしら?」コト……
ガイ「黒いローブのエルフは確認した。白衣のホムンクルス……ノーランドも、この島の中にいるらしい」
エリザベート「……やはり、既に潜伏していましたのね」
ガイ「何をしに来た?」
フローディア「取引」
ガイ「敵の拠点に勝手に入って茶を飲む奴の話を聞くと思うか?」
フローディア「でも、聞かないと困るのはあなたたちよ」
エリザベート「フローディア様。言い方が不遜すぎますわ。交渉に来たのであれば、もう少し礼節というものを──」
フローディア「私なりに礼儀正しくしているつもりなんだけど」
エリザベート「敵地で無断飲茶をする時点で礼儀以前の問題ですわ!」
ガイ「用件を言え」
魔導拳銃「」グッ……
フローディア「ホムンクルスと、黒いローブのエルフ。あの二人を片付けるまで、私たちと手を組みましょう」
355 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:53:06.31 ID:XEa1WevdO
ガイ「……何?」
エリザベート「一時的な共闘、という形ですわね。もちろん、こちらも無条件で信用されるとは思っておりませんわ」
ガイ「当然だ。お前たちは敵だろう。手を組む理由はない」
フローディア「あら、あるわよ。あの2人を放っておけば、あなたの目的も、私の目的もまとめて潰れるわ」
エリザベート「少なくとも、ホムンクルスは危険ですわ。あれは命令に縛られた破壊装置に近い存在ですもの。迷いがあるとしても、止まるとは限りません」
ガイ「……どこまで知っている」
フローディア「何にも。ただ、私たちの目的の邪魔になるということだけね」
ガイ「お前たちは違うとでも言うつもりか?」
フローディア「私は違うわ。私はもっと単純だもの。あなたが欲しい。翡翠の賽も欲しい。だから、それを横から邪魔されるのは嫌」
ガイ「……本当に勝手な理由だな」
フローディア「ええ。だから信用しやすいでしょう?」
ガイ「信用できるか」
エリザベート「……できませんわね」
フローディア「エリザベート?」
エリザベート「事実ですわ。フローディア様は、信用という言葉から最も遠い位置におられますもの」
ガイ「従者に言われているぞ」
ダダダ……
テル「ガイくん!銃声が──フローディア!?」
レイセオン「ふああ……何事です、これ?」ムニャムニャ
アトニス「良い加減起きろ、声デカ魔女!敵だよ、敵!」バシバシ
アインズ「敵が船内で茶を飲んでいるとは……どういう状況だ?」
イーリン「ガイ様、ご無事ですか!?」
ガイ「ああ。撃ったが、効いてはいない」
テル「撃ったんだ……」
アトニス「当然だろ。敵が勝手に船内で茶を飲んでるんだぞ」
レイセオン「茶会型不法侵入……新しい外交問題です……」ムニャ……
エリザベート「申し開きの余地もございませんわね……」
フローディア「賑やかになったわね」
アインズ「……その余裕が不愉快だな。要件を済ませろ」
356 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:54:09.44 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイには言ったんだけど……ホムンクルスと黒いローブのエルフを片付けるまで、私たちと手を組みましょう?」
アトニス「誰が信じるか」
イーリン「同感です。フローディア、あなたは以前にもガイ様を狙っています」
テル「セーレのこともあるしね。簡単に、はいそうですかって受け入れられる話じゃないよ」
立ち上がるフローディア「そう言われると思っていたわ」スッ
エリザベート「フローディア様……?」
フローディア「エリザベート、少し下がって」
エリザベート「嫌な予感しかしませんわ」
フローディア「大丈夫。死なないから……ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「これから私がすることを、よく見ていて?」
フローディアの指先「」スッ……
赤灰色の炎「」ボウッ……
アトニス「何をするつもりだ」
レイセオン「あの魔力は……誓約魔法!?」
フローディア「ええ。だから信用材料になるでしょう?私は死なない。銃で撃たれても、斬られても、焼かれても戻る。だからあなたたちは、私を止められないと考える」
フローディア「だから、約束が守られなかったときはまた……封印されてあげる」
フローディアの胸元に浮かぶ灰色の紋様「」ジジ……
エリザベート「おやめくださいませ!そこまでして、この者たちに信用を買う必要など──」
フローディア「あるわ」
エリザベート「……!」
357 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:54:55.66 ID:XEa1WevdO
フローディア「今、ノーランドとエンドゲームを放置すれば、私の欲しいものまで壊される。なら、必要な代価は払う」
ガイ「……何をした」
フローディア「この島にいる間、そしてノーランドとエンドゲームが倒れるまで。私が翡翠の賽へ手を出す、あるいはあなたの仲間を傷つける意思を持って行動した場合──」
フローディア「私は自分自身を封印する」
レイセオン「自己封印式の誓約を、自身の再生核に直接刻み込んだのですか……!?無茶苦茶です!」
フローディア「これで少しは信じる気になった?」
アインズ「フッ、好都合だ。信用できずとも、裏切った瞬間に無力化できるなら話は別だ」
フローディア「それでいいわ。信用より分かりやすいでしょう?」
ガイ「……その術式が本物だと、どう証明する」
フローディア「試してみる?」
エリザベート「フローディア様!」
フローディア「冗談よ」
イーリン「……アトニス様、レイセオン様。今の術式は?」
アトニス「本物だ。少なくとも、ただの見せかけじゃない。こいつの内側に、かなり強い制約が刺さった」
レイセオン「わたくしの観測でも同様です。再生系統の魔力循環に、自己封印へ繋がる断絶条件が組み込まれています」
テル「つまり、本当に裏切ったら封印される可能性があるの?」
アトニス「可能性ではなく、確実に、だ」
ガイ「……」
358 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:55:35.83 ID:XEa1WevdO
フローディア「どう?少しは話を聞く気になったかしら」
ガイ「聞くだけだ。受け入れるかは別だ」
フローディア「そう……別に、それで十分」
エリザベート「……フローディア様。あなたという方は、本当に……」
フローディア「怒った?」
エリザベート「怒っていますわ!当然でしょう!敵地で勝手に茶を飲み、勝手に交渉を始め、勝手に自らへ制約を刻むなど、従者の心労を何だと思っていらっしゃいますの!?」
フローディア「大切に思っているわ」
エリザベート「でしたら行動で示してくださいませ!」
ガイ「……エリザベートの方はまともなんだな」
エリザベート「比較対象がフローディア様では、褒め言葉として受け取ってよいのか迷いますわ」
アインズ「だが、少なくとも話は通じる」
エリザベート「ええ。わたくしは無用な敵対を望みません。今は、ですが」
イーリン「こちらも同じです。妙な真似をすれば即座に排除します」
フローディア「怖いわね」
ガイ「お前が言うな」
フローディア「ふふっ」
ガイ「条件を確認する。ノーランドと黒いローブのエルフを倒すまで、翡翠の賽には手を出さない。俺の仲間にも手を出さない。船内、島内で勝手に動かない。情報は隠さず出す」
フローディア「ええ」
ガイ「それを破れば、お前は封印される」
フローディア「そうね」
テル「……ガイくん、どうするの?」
ガイ「……ジェミニさんたちにも話しておこう」
アインズ「妥当だな」
イーリン「フローディア様とエリザベート様は、こちらで監視します」
レイセオン「わたくしも観測します!術式に偽装や抜け穴がないか確認いたします!」
エリザベート「それは構いませんわ。こちらとしても、変な疑いを残されるよりはましですもの」
359 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:56:04.69 ID:XEa1WevdO
フローディア「ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「諸々が片付いたら思う存分殺し合いましょ?」
テル「……この流れで言うことかなあ」
アトニス「最悪だな」
アインズ「……本当に敵なのだなと再確認できた」
イーリン「むしろ分かりやすくて助かります」
エリザベート「フローディア様、せめて今だけは黙っていただけませんこと?」
フローディア「でも、大事な約束よ?」
ガイ「そんな約束をした覚えはない」
フローディア「これからするの」
ガイ「しない」
フローディア「つれないわね」
ガイ「……レイセオン、アトニス。二人を監視してくれ。俺はジェミニさんを呼んでくる」
アトニス「任せろ。妙なことをしたら即座に撃つ」
レイセオン「了解です!不審挙動、魔力変動、茶器への追加接触まで観測します!」
エリザベート「茶器への接触まで……」
フローディア「あのお茶、美味しかったのに」
ガイ「飲むな」
フローディア「はいはい」
ガイ「返事は一回でいい」
フローディア「はい」
エリザベート「……本当に申し訳ございませんわ」
ガイ「苦労しているんだな」
エリザベート「ええ、とても」
フローディア「私の前で意気投合しないでくれる?嫉妬するから」
⭐︎フローディアとエリザベートと協力(?)することになりました。
360 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 01:56:58.50 ID:XEa1WevdO
フローディア「せっかくの食事なのに、雰囲気があまりよくないわね?もっと楽しく食べた方が美味しいと思うのだけれど」
ガイ「勘違いするな。お前たちとは共闘するだけであって、敵のままだ」
フローディア「あら、冷たい」
アトニス「当然だろ。敵と同じ卓に着いているだけでも相当譲歩してるんだぞ」
レイセオン「同席型食事会……外交儀礼としては胃に悪い部類です……」
テル「レイセオンちゃん、さっきから食べてるのパンだけだよ?」
レイセオン「敵対勢力を前に汁物をこぼす外交事故は避けたいので!」
エリザベート「そのお気持ちは少し分かりますわ。フローディア様が何を口にするか、こちらも見張らねばなりませんもの」
フローディア「私、食事中くらいは大人しいわよ?」
エリザベート「敵地で勝手にお茶を飲んでいた方のお言葉とは思えませんわね」
アインズ「正論だな」
イーリン「フローディア。食事中であっても、妙な動きをすれば即座に制圧します」
フローディア「みんなして怖いわね。そんなに見つめられると、食べづらいわ」
ガイ「なら食べるな」
フローディア「それは嫌」
ガイ「……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(7日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:02:51.39 ID:klJ06HxKO
ガイ ジェミニが弟子に風魔法を教えていたので一緒に習う
362 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 02:14:50.07 ID:XEa1WevdO
本日はここまでです。
安価はズラしてください。
それでは、また。
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:26:22.14 ID:2U2DoOkl0
アトニス 何となくエリザベートと会話する。
※安価とは関係ない質問だけど今フローディア達がやって来たけど6日目のコンマ下1だから
>>344
でコンマ51だから誰も来ないなるのでは?
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 02:41:11.59 ID:8JHXaSht0
使えそうなアイテムを探す
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 17:09:39.92 ID:j1g/PAYTo
フローディアは大体誰かを従者につれてたり意地でも協力関係結ぼうとしたり一人が嫌いか
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/17(日) 17:43:33.32 ID:z1VB03paO
乙
故大魔女から倫理観とかコミュ力を取るとフローディアさんみたいになりそうな感じがあるな…
367 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 22:59:11.05 ID:POuvPXT/O
>>363
そちらのコンマで登場した場合は戦闘することになっておりました。今回は7日目のイベントとしてフローディアたちが登場したことになります。
>>365
言われてみれば、無意識に孤独になることを恐れているのかもしれません。自分だけが生き残る辛さをなくすために全ての生命から死を取り除こうとしている方なので、そういった面が出ているのかもしれませんね。
>>366
姉妹なので所々似ているところがあるのかもしれません。フローディアは姉当人に封印される程度には危険視されていた為、根本の発想力や執念深さは似ていて、そこに他者を慮る感覚があるかどうかが決定的な差なのだと思います。
また、本日は少々予定が立て込んでいて更新が難しいため安価の消費を一つだけして終わりたいと思います。
368 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 23:00:30.77 ID:POuvPXT/O
ーークロシュヴァリエ号 甲板
アトニス「食事をしただけなのに、なんか疲れたな。少し休憩でも──」ピタッ
赤い空を見渡すエリザベート「……」
アトニス(最悪だ……フローディアよりは遥かにマシだけど、アイツともなるべく関わりたくないんだよな。見なかったことにして、廃都の見回りにでも行くか)クルッ……
エリザベート「あら、アトニスさんでしたわね?ごきげんよう」ニコリ
アトニス「……」
エリザベート「……ごきげんよう?」
アトニス「聞こえている。ボクが反応しない理由くらいわかるだろ」
エリザベート「たしかにわかりますが……それでも反応がないと寂しくて」
アトニス「敵に寂しがられても困るんだけどな」
エリザベート「あら?今は共闘する仲でしょう?フローディア様と肩を並べて戦う皆様は、実質私の仲間のようなものでしょう?フローディア様以外で、人と関わるのは久々だから嬉しいのですわ!」
アトニス「なんでそんなに平気そうなんだ」
エリザベート「平気そうに見えます?」
アトニス「……ボクにはそう見える」
エリザベート「では、上手くできていますわね」
アトニス「お前……」
エリザベート「今のは少し格好つけすぎました。私は頭があまり良くありませんが、自分が今、少しそれっぽいことを言ったな、というのは分かります」
アトニス「それを自分で言うと台無しなんだよ」
エリザベート「ですが、事実ですもの」
アトニス「……変な奴」
エリザベート「よく言われてましたわ」
アトニス「誇るな……で、何をしてるんだ。こんなところで」
エリザベート「空を見ていました」
アトニス「それは見れば分かるんだよ」
エリザベート「では、なぜ聞きましたの?」
アトニス「……会話ってのはそういうものなんだ。王族時代に習わなかったのか」
エリザベート「習いましたわ。ですが、常闇の樹海では何の役にも立ちませんでした」
アトニス「……よくそんな所で生き延びられたな、お前」
369 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 23:00:58.07 ID:POuvPXT/O
エリザベート「ええ。意外とどうにでもなるものでして……最初の頃はよくお腹を下していましたけど、今はどのような食事でも耐えられますわ!」
アトニス「それは誇ることなのか?」
エリザベート「生きる上ではかなり重要ですわ。毒草、腐った木の実、半生の肉、泥水、妙に甘い苔……だいたい経験しましたもの」
アトニス「……で、本当に空を見ていただけなのか」
エリザベート「ええ。昔は、こんな色ではありませんでしたから。王国の空は、もっと青かったですわ。雲は白くて、風は柔らかくて、庭の花は季節ごとに色を変えて……常闇の樹海の生活も楽しくはありましたが、戻れることならそのときに戻りたいですわね」
アトニス「……よく分からないな。お前みたいなのが、なんでフローディアの側にいる」
エリザベート「フローディア様は、私に王国を戻せるかもしれないと言いました」
アトニス「ハァ?……それを信じてるのか?利用されてるだけかもしれないぞ」
エリザベート「かもしれませんわね」
アトニス「分かってるのかよ」
エリザベート「はい。利用されるだけの価値が、まだ私にあるということでしょう?何もできず、何も守れず、ただひとりで草を噛んでいた頃より、ずっと良いですわ」
アトニス「……そんな考え方、危ういぞ」
エリザベート「ですが、歩かなければどこにも行けませんもの。たとえその先が罠でも、そこに道があるなら進むしかありませんわ。立ち止まって飢えるより、噛みつかれてでも前に進む方が、私は好きです」
アトニス「……王国を戻したいのか」
エリザベート「はい」
アトニス「昔と同じ形で?」
エリザベート「それは難しいでしょうね。お城も、人も、暮らしも、全く同じには戻りません。割れた卵を元の殻には戻せませんわ……ですが、卵は焼けば食べられます」
アトニス「は?」
エリザベート「大事ですわよ、そこ。つまり、形が変わっても続けることはできます……王国も、きっとそうです」
アトニス「……言わんとしたいことはわかるが。忠告してやる。フローディアには関わらない方が身の為だぞ」
エリザベート「もう遅いですわ」
アトニス「……話しすぎたな。ボクたちとお前たちは敵同士だ。次はこうして普通に話せるとは限らない」スタスタ……
エリザベート「ええ、もちろん忘れていませんわよ。だからこそ、今お話しできて嬉しかったのですから」ボソッ
⭐︎エリザベートと話しました。
370 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/17(日) 23:02:19.85 ID:POuvPXT/O
では、申し訳ありませんが本日はここまでです。今週は平日のどこかのタイミングで更新しようかと思いますので、よければお付き合いください。
それでは、また。
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/18(月) 00:21:19.08 ID:anQRBpfSo
乙
存外中身は真面目そうな王族
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/18(月) 12:17:26.35 ID:IqP9+A2DO
乙
イーリンさん師匠に修行で崖から突き落とされたとかで高所恐怖症になってそう
373 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 19:17:41.76 ID:67l8O3NqO
>>371
一応、元は王族の方だったのでそれなりの教育を施されていたみたいです。普段なら絶望して自死を選んでもおかしくない状況で生き延びたのはエリザベートさんの性格がかなり前向きだったからでしょう。おそらく。
>>372
イーリンさんとホーリーさんがどのような修行を積んでいたのかはわかりません(というより決めていませんでした)が、そういった出来事があったのかもしれませんね。普通なら恨まれてもおかしくないでしょうが、そのことよりも置いていかれたことにイーリンさんは複雑な感情を抱いているみたいです。
374 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 19:19:05.13 ID:67l8O3NqO
ーー古城
ガイ(あらかた島の中を探してみたが、ノーランドの痕跡は見つけられなかった。ジェミニさんに報告したいが……どこに居るだろうか)
風の魔力「」サァァァ──
ガイ「?」
ガイ(中庭から風属性の魔力を感じる……行ってみるか)
スタスタ……
◆
ーー古城 中庭
ビビアン「むむ……むむむむ……!」
小さい竜巻「」ビュオッ……
ジェミニ「うむ。その調子じゃ……魔力を流す量を見誤るなよ」
ビビアン「はいっ!……あ!」
強くなる竜巻「」ビュオオオッ──!
ジェミニ「集中を切らすでない」スッ
消えていく竜巻「」シュウン……
ビビアン「す、すいません師匠……」
ジェミニ「……何を焦っておる?」
ビビアン「焦ってなんかいません!この島に迫る脅威に対処できるように──」
ジェミニ「それが焦っておるのじゃ。力を伸ばそうとしているのではなく、今すぐに結果を求めるような……それでは、逆に道は遠のくぞ」
ビビアン「!……そうかも、しれません……」
ジェミニ「ほほっ。お主は素直じゃな。なに、着実に力はついておる。周りに流されて自分を見失うな」
ビビアン「……はい!」グッ……
375 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 19:19:32.39 ID:67l8O3NqO
スタスタ……
ガイ「……修行中、でしたか」
ジェミニ「おお、ガイ殿。見回りを頼んで申し訳ないの」
ガイ「気にしないでください。俺たちはジェミニさんたちのご厚意に預かっている身なので、これくらいは」
ビビアン「……それで、何かめぼしい発見はあったの?」
ガイ「隠れられそうな場所は探したが……人が居る気配はなかった」
ジェミニ「うむ……そうなると、島の中にいるという発言が嘘だった可能性もあり得るの……」
ガイ「そうですね。念のため、引き続き捜索を続けます。では──」
ビビアン「ちょっと待って、ガイ」
ガイ「……どうした?ビビアン」
ビビアン「その……アナタも風魔法を扱えるのよね?」
ガイ「本職と比べるのも烏滸がましいレベルでだが」
ビビアン「その……私、風魔法を練習してて……」モジモジ
ガイ「ああ」
ビビアン「うぅ……だから、その……!」モジモジ
ガイ「……?」
ジェミニ「ガイ殿。ビビアンに風魔法の使い方を少し教えてやってくれぬか?」
ガイ「俺がですか?」
ジェミニ「うむ。儂が教える風と、ガイ殿が使う風では感覚が違うじゃろう。ビビアンには、別の視点も必要じゃ」
ビビアン「し、師匠!私は別に、そこまでお願いしたいわけじゃ……!」
ジェミニ「では、頼まぬのか?」
ビビアン「うぐぐ……頼み、ます」ペコリ
ガイ「……俺でよければ」
ビビアン「ほ、本当に?」ガバッ
ガイ「ああ。ただ、俺は風魔法を専門に学んだわけじゃない。感覚的な話になるぞ」
ジェミニ「それでよい。理論は儂が教えておる。今のビビアンに必要なのは、実際に使う者の感覚じゃ」
ビビアン「……よろしくお願いします」
ガイ「分かった」
◆コンマ下1
01-50変わらず
51-95上達
96-00応用まで
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/20(水) 19:21:18.56 ID:PP04mWv70
あ
377 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 22:00:18.33 ID:IFkafsS7O
小さい風「」ビュオッ……
ガイ(魔力の流れは……見たところかなり綺麗だな。大魔女帝国で見かけた魔法使いたちに匹敵するんじゃないか……?)
ビビアン「……何よ?何か変?」
ガイ「いや……よくできている。魔力の流れが乱れていない。正直、俺が口を出せる部分は少ないくらいだ」
ビビアン「えっ……そ、そう?」
ジェミニ「うむ。そこは儂も同意見じゃ。ビビアンは魔力の扱いそのものは悪くない。むしろ丁寧な方じゃ」
ビビアン「師匠まで……」
ガイ「ただ、丁寧すぎる気はする。形を崩さないことを意識しすぎて、風を“使う”より“保つ”方に集中しているように見えるな。だが、戦いの中で必要なのは、綺麗な風よりも、相手の動きを崩す風だと思う」
ジェミニ「ふむ。実戦側の見方じゃな」
ガイ「例えば、俺なら大きな竜巻は作れない。だから、風を直接ぶつけるより、足元や武器の軌道を少しずらす方を考える」
ビビアン「少しだけ?」
ガイ「少しだけでいい。相手の踏み込みを半歩ずらせば、攻撃は外れる。逆に、味方の攻撃に合わせて相手の姿勢を崩せば、それだけで十分な隙になる」
ビビアン「……それって地味じゃない?」
ガイ「地味な方がいい。気づかれにくいからな」
ビビアン「……?」
ガイ「無論、状況にもよるが……何も強力な威力を発揮させるだけが魔法じゃない。敵対する相手にはこちら側の意図を隠した方が有効だ」
ビビアン「!」
ジェミニ「気づいたか。お主は風の形を整えることに意識を向けすぎておる。じゃが、風とは本来、形なきものじゃ」
ジェミニ「形を保つのではなく、何を揺らし、何を押し、何を逸らすかを先に決めよ。風はそのために流せばよい」
ビビアン「……なるほど。風を大きくするんじゃなくて、最初から“何を動かすか”を決めるのね」
ガイ「ああ。その方が実戦では使いやすい」
ビビアン「ふ、ふん……分かったわ。アナタの言うことも、少しは参考になるみたいね」
ジェミニ「素直に礼を言えばよかろうに」
ビビアン「うぐ……あ、ありがとう、ガイ……」ボソッ
ガイ「……ああ」
⭐︎ビビアンの風魔法が上達しました。
378 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 22:00:50.68 ID:IFkafsS7O
ーー古城 地下回廊
フローディア「こうして連れ出してくれるなんて……デートみたいね、ガイ?」
テル「ちょっとちょっと!何2人きりみたいな雰囲気で話してるの!?私もいるんだけど!?」
フローディア「あら、居たの。あまりにも自然すぎて背景の一部かと思ったわ」
テル「はい!ガイくん、私この人嫌いでーす!速やかに封印しましょう!」
ガイ「……気持ちは分かるが、今は我慢してくれ」
テル「そんなぁ!?」
フローディア「ふふっ、残念だったわね」
テル「うっわ、腹立つ……ガイくん。そもそもなんでフローディアを連れてきたのさ?」
ガイ「ノーランドの痕跡を別の視点で見つけられるかもしれないからだ」
フローディア「あら、私を頼ってくれているの?」
ガイ「利用しているだけだ」
フローディア「やれやれ……素直じゃないわね」
テル「いや、今のはかなり素直だと思うよ」
ガイ「それに、この地下には古い保管庫や倉庫もあるらしい。ノーランドが潜伏していなかったとしても、何か使えるものが見つかるかもしれない」
テル「金目のものもね」
ガイ「……一応、島の所有物だから勝手には持ち出さないぞ」
テル「分かってるって。見つけたらジェミニさんたちに報告して、使えるなら相談。必要経費として認められたら嬉しいなーってだけ」
フローディア「お金なんて、みんな死ななくなれば意味のなくなるものなのに」
テル「私は、みんなが生きてるからこそ美味しいものを食べたり、欲しいものを買ったり、くだらないことで笑ったりできると思ってるの!あなたの望む世界なんて、死なないだけで、誰もちゃんと生きてない世界に見えるよ!」
髪をいじるフローディア「ふーん、そう」イジイジ
テル「こ、こいつぅ……!」グググ……
ガイ「テル、構うな……この辺りは、あまり人が入っていないな」
テル「……埃がすごいね。足跡も……私たちの分以外はなさそう?」
指で壁をなぞるフローディア「表面だけ見れば、ね」ツー……
ガイ「どういう意味だ」
フローディア「ノーランド本人が普通に歩き回るとは限らないでしょう?転移、分体の遠隔操作、幻影魔法……やりようはいくらでもあるわ」フッ……
テル「たしかに……ヴァリちゃんたちが消える所を見たって言うし……その可能性もあるのか……」
ガイ「とにかく、探索するぞ。何か見つけたら教えてくれ」
◆コンマ下1
01-30魔王戦の残骸
31-50美術品
51-85魔導機械
86-90使えそうな道具(安価下2※無理なものは無理)
91-00ノーランドの痕跡
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/20(水) 22:03:19.37 ID:13ClEUuJO
あ
380 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 23:30:08.40 ID:zR2MunLwO
古い絵画「」パサ……
ガイ「これは……」
テル「ラティア・ヘイヴンの絵?」
フローディア「昔の姿ね。今よりずっと綺麗……」
ガイ「この絵も、島の記録の一つか」
フローディア「美術品というより、歴史資料ね。売れば高いでしょうけど、売るべきものではないわ」
ガイ「……持ち出すものじゃないな」
テル「うん。これは、ここに置いておこう」
フローディア「あら、金目のものを探していたのではなくて?」
テル「金目のものと、ここに残しておくべきものの区別くらいはつくよ。これは売るものじゃなくて、覚えておくものだと思う」
フローディア「……そう」ニコリ
テル「……何、その顔」
フローディア「別に。私、あなたのこと思ったより嫌いじゃないかもしれないわ」
テル「私は嫌いなままだけどね」
フローディア「残念」
⭐︎美術品を見つけました。
381 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/20(水) 23:30:35.19 ID:zR2MunLwO
ーー古城 回廊
ベルトーネ「あれ……ガイくんじゃ〜ん。生きてる〜?」
ガイ「ベルトーネ……しばらく姿を見なかったが、一体何をしていたんだ?」
ベルトーネ「ヴァリちゃんが読んでたマンガを読み始めたら止まらなくなっちゃって〜、一気読みしてたんだ〜」
ガイ「……ベッサラビアと戦ってるときも?」
ベルトーネ「……ほんと、よく殺せたよね〜。ベッサラビアってさ〜、あれでも七大罪の末席だよ?普通の強敵とは格が違うからね〜」
ガイ「なら、来てくれてもよかったんじゃないか?」
ベルトーネ「それはそうかも〜」
ガイ「……」
ベルトーネ「そんな顔しないでよ〜。まったく働かなかったわけじゃないんだから〜」
ガイ「何をしていた?」
ベルトーネ「セイラちゃんたちと一緒に、城の防衛だよ〜。みんなでベッサラビアのところに行ってる間に、ノーランドとか黒ローブに擬似星脈を狙われたら大変でしょ〜?」
ガイ「……」
ベルトーネ「信じてないな〜?」ツンツン
ガイ(半分は本当で、半分は言い訳に聞こえる……だが、城の防衛を考えていたのなら、頭ごなしに責めるわけにもいかない。どこまで信用していいのやら……)
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(8日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/20(水) 23:31:58.84 ID:PP04mWv70
ガイ、ヒナとテイルの魔法剣に興味を持つ
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/20(水) 23:33:58.61 ID:BstS0MIG0
イーリン ポーラーの頼みで模擬戦する(魔法あり、武器なしの体術戦)
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/20(水) 23:34:28.59 ID:0xmxRBHyO
ガイ達 フローディア達と一緒に食事する
385 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 19:07:12.68 ID:73JD1HKmO
ーー廃都
ビュオオオッ!バグオンッ!ドゴォンッ!
風の剣「」ジジジ……!
光の剣「」ジジジ……!
ヒナ「すごいです、テイルちゃん!ここまで私と打ち合えるようになるなんて!」
テイル「っ……!こっちは、毎回毎回全力なんだけど!?」
ギンッ
ヒナ「」パヒュンッ
テイル「!?」
首元にあてられる光の剣「」スッ……
ヒナ「──これで私の1299勝ですね!」ニコッ
テイル「はいはい、1299敗ね……もう数えるのやめない?」
ガイ「ヒナ、テイル」スタスタ
ベルトーネ「うげっ……ヒナ……」
ヒナ「ベル……」
シーン……
ガイ「……二人は知り合いなのか?」
テイル「知り合いっていうか……十年前に一緒に雷霆の魔王と戦った仲、ではあるわね」
ベルトーネ「仲とか言わないでくれる〜?駄天使と仲良しだった記憶なんてないんだけど〜」
ヒナ「それはこちらの台詞です。十年経っても相変わらずですね、下衆悪魔」
ヒナ「あなたと感動を共有するくらいなら、そこら辺の瓦礫と語り合った方が有意義です」
ベルトーネ「瓦礫と語り合う天使、だいぶ末期じゃん」
ヒナ「悪魔と語り合うより健全です」
テイル「相変わらずねぇ、あんたたち」
ガイ「……十年前も、こんな感じだったのか?」
テイル「初対面に近い段階で本気で殺し合いかけて、ジェミニ様に吹き飛ばされてたらしいわよ」
ガイ「なるほど……」
ガイ(なぜか、その光景を簡単に想像できるな……)
ヒナ「ベルなんかと話してる時間はありません!それより、どうかしましたかガイさん?」
ガイ「ああ。今、見回りの最中なんだが……その様子だと、この辺りはとくに問題はなさそうだな」
テイル「問題があるとすれば、ヒナが模擬戦を終わらせる気配がないことくらいね」
ヒナ「失礼ですね。ちゃんと1299勝で一度区切りましたよ?」
ベルトーネ「一度区切る回数じゃないんだよな〜……」
386 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 19:07:39.02 ID:73JD1HKmO
ガイ「……さっきの剣」
テイル「え?」
ガイ「ヒナの光の剣と、テイルの風の剣だ。あれは魔法で作っているんだよな?」
テイル「ああ、これ?」
風の剣「」ヒュルル……
テイル「そうよ。風属性の魔力を圧縮して、剣の形に固定してるの。実体の剣ほど重さはないけど、その分取り回しが軽いし、嵩張らないわ」
ヒナ「私の光の剣も同じですね。光属性の魔力を刃にしているので、斬るというより焼き切る、貫く、弾くといった性質が強いです」
光の剣「」ヴンッ……
ガイ(武器に魔力を纏わせるのとは違う。魔力を武器の形に固定する技術……短剣を失った時、武器が届かない時、あるいは属性を乗せた攻撃が必要な時……使えれば、かなり手札が増える)
ベルトーネ「お?ガイくん、魔法剣に興味ある感じ〜?」
ガイ「少しな」
テイル「なら、今度試してみる?レイセオンから聞いたわよ、時間魔法を扱えるって。それなら魔力制御そのものはかなり繊細なはずだし、他属性の魔法にも適性はあるんでしょう?入口くらいなら掴めるかもしれないわ」
ヒナ「いいですね!ガイさんが魔力の剣を使えるようになれば、次に戦う時もっと楽しくなります!」
ガイ「……戦う前提で話を進めないでくれ」
ヒナ「え?」
ガイ「そこで不思議そうな顔をするな」
ベルトーネ「この駄天使、ほんと戦闘基準でしか物事考えないからね〜」
ヒナ「悪魔に思考の偏りを指摘されるのは心外です」
ベルトーネ「こっちの台詞なんだよな〜」
テイル「まあ、今すぐ試すのはやめておいた方がいいわね。魔力の武器は、形を保つだけでも神経を使うし」
ガイ「ああ。今はノーランドの捜索が優先だ」
ヒナ「ええ……今やらないんですか?」
ガイ「やらない」
ヒナ「少しだけでも?」
ガイ「やらない」
ヒナ「一振りだけ」
ガイ「やらない」
テイル「諦めなさい、ヒナ」
ヒナ「むぅ……」
ガイ(魔力そのもので武器を作る……手札として考えておく価値はあるか)
⭐︎ガイは魔力で武器を生成する技術に興味を持ちました。
387 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 19:08:16.32 ID:73JD1HKmO
ーー古城 中庭
ブンッ……バッ……ヒュンッ……
イーリン「……ふぅ」スッ
セイラ「すごい……!かっこいいですね、イーリンさん……!」
イーリン「ありがとうございます。ですが、今のは型をなぞっただけです。実戦での相手は、こちらの都合よく動いてはくれません」
セイラ「そ、それでも……すごい、です……動きが……綺麗で……」
イーリン「綺麗、ですか」
セイラ「はい……強そうなのに怖くないというか……えっと……ご、ごめんなさい。変なこと、言いました……」
イーリン「……いえ。嬉しいですよ。私のこの拳は……人を屈服させるためではなく、救いへと導くためのものなのだと。少なくとも、私はそう教わりました。けれど、その意味を本当に理解できているかは……まだ分かりませんけどね」
セイラ「教わった……?」
イーリン「ええ。私にも、師がいましたから。厳しく、強く……それでいて、とても優しい方でした」
セイラ「……イーリンさんも、その人みたいに……強くなりたいんですか……?」
イーリン「……そうですね。今でも、そう思っています」
ズシン……ズシン……
ポーラー「イーリンサマ。訓練中デスカ?」ズシン
セイラ「あ……ポーラー……」
イーリン「ポーラー様。ええ、軽く身体を動かしていました」
ポーラー「見事な動作デス。無駄が少なく、相手の急所を的確に狙う構えと判断しマス」
イーリン「恐縮です」
ポーラー「可能であれバ、ワタシと模擬戦をお願いできまセンカ?」
イーリン「私と、ですか?」
ポーラー「ハイ。ノーランドが魔導機械、ゴーレム、あるいは硬質な人形を用いる可能性がありマス。イーリンサマの打撃が、装甲を持つ相手にどこまで通じるカ……確認する価値がありマス」
イーリン「なるほど。確かに、対人とは勝手が違うでしょうね」
セイラ「で、でも……ポーラー、硬いよ……? イーリンさん、手……痛くならない……?」
イーリン「お気遣いありがとうございます。ですが、硬い相手への対処方法も心得ています」
セイラ「そ、そういうことなら……わたし、見てる……」
イーリン「……では、お願いします。ポーラー様」ザッ
ポーラー「かしこまりまシタ」
◆コンマ下1
01-20敗北
21-50引き分け
51-00勝利
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/21(木) 19:21:36.35 ID:rqQW7RyXO
あ
389 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 22:28:35.30 ID:6T4P7BRaO
ポーラー「手加減は不要デス。全力でドウゾ!」
イーリン「」コク
ダッ
砂煙「」ブワアアアッ!!!
ポーラーに肉薄するイーリン「──」
イーリンの拳に集まる魔力「」ギュイイイン……
セイラ「!?今の、全然見えなかった……!」
拳「」ドゴォッ!!!
ポーラーの胴体「」ガァァァン!!!
ポーラー「……衝撃、確認」ズシン……
イーリン「……っ」
イーリン(硬い……!ですが、通らないわけではない)
ポーラー「イーリンサマの打撃、非常に強力デス。正面装甲に微細な損耗を確認しまシタ」
セイラ「え!大丈夫なの、ポーラー!?」
ポーラー「今後の活動には問題ありまセン。イーリンサマも絶妙な力加減なので、続行シマス」
イーリン「……では、もう一度」
ポーラー「ハイ」ズシン……
イーリン「」ダッ
ポーラー「迎撃しマス」ブンッ!
レンガの腕「」ゴォッ!
イーリン「っ……!」サッ
ポーラーの拳圧「」ビュオッ!
セイラ「わ……!」
イーリン「……当たれば、ただでは済みませんね」
ポーラー「当てるつもりはありまセン。ですが、模擬戦ゆえ、圧は出しマス」
390 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 22:29:12.71 ID:6T4P7BRaO
イーリン「ええ。助かります──」タンッ!
ポーラーの腕を足場に跳ぶイーリン「」バッ
セイラ「上……!」
イーリン「硬い相手は、砕くより崩すことに専念する……そうでしたね、師匠?」ボソッ
ポーラーの肩部に当たる拳「」ドンッ!
ポーラー「……肩部、衝撃確認」
ポーラーの身体「」グラッ……
セイラ「ポーラーが傾いた……!」
ポーラー「しかし、倒れまセン」スッ
イーリン「!」
掴まれかけるイーリン「」クルッ
ポーラー「速イ!」
イーリン「……ですが、完全には抜けられませんでしたね」
イーリンの袖を掴むポーラーの指「」ギッ……
セイラ「あ……!」
ポーラー「捕捉、完了デス」グググ……
イーリン「ならば──」スッ……
ポーラーの胸部に添えられる掌「」ピタッ
イーリン「この距離なら、内部へ衝撃を通せます」
ポーラー「……」
イーリンの眼前で止まるポーラーの拳「」ピタッ……
セイラ「え、えっと……?」
ポーラー「相打ち、と判断しマス」
イーリン「ええ。私も同意見です」
ポーラー「ワタシはイーリンサマを捕捉しまシタ。しかシ、同時にイーリンサマの打撃も、ワタシの中枢へ届く位置にありマス」
イーリン「互いに決定打を許した形ですね」
セイラ「じゃあ……引き分け……?」
イーリンを降ろすポーラー「ハイ。引き分けデス」ソッ……
イーリン「……ありがとうございました。良い経験になりました」
ポーラー「こちらコソ、感謝致しマス。高速格闘への対応経験を得られまシタ」
セイラ「ふたりとも……怪我がなくて、よかった……」
イーリン「心配をかけましたね」
ポーラー「安全範囲内デス」
セイラ「うん……でも、ちょっとだけ……こわかった……」
イーリン「戦いは本来、怖いものです。怖いと感じるのは、悪いことではありません」
ポーラー「恐怖を知る者ハ、守るべきものを見失いまセン」
セイラ「守るべきもの……」
大盾「」フヨフヨ……
セイラ「……うん。わたしも……見失わないようにする……!」
⭐︎ポーラーとの模擬戦で引き分けました。
391 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 22:29:43.66 ID:6T4P7BRaO
ーー廃都 市場
ワイワイキャッキャッ……
ガイ(ベッサラビアに破壊された跡が残っていても、すぐに空妖精たちの活気は戻っていた。小さい身体だが、見上げた根性をしているな……)
ごはん屋妖精「あ、ガイさん!こんにちは〜!よかったら何か食べていく?」パタパタ
ガイ「ああ……丁度いい。何か作ってくれないか?腹が減っていてな」
ごはん屋妖精「もちろん!ベルちゃん以外に作ってあげる回数が増えたから、腕がなるよ〜!」
ガイ「メニューは……君に任せる。代金は何を払えばいいだろうか?」
ごはん屋妖精「ベッサラビアを倒してくれた分でチャラだよ〜!その辺で座って待っててね!」パタパタ
ガイ「その辺……あそこでいいか」スタスタ……
ストン……
沈んでいく太陽「」ユラ……
ガイ(……今日も成果無し、か。ノーランドを簡単に見つけられるとは思っていないが、世界めくれは止まっちゃくれない……期限があとどれだけ残されているかはわからないが、崩壊を止めるためにも、問題を解決して光を見つけなければ……)
ガイ(……いかんな。疲れている……そういえば昔、こんなときにはラルフさんが美味しい店に連れて行ってくれたっけ。余裕がないのに俺の分まで奢ろうとしてくれて……)
ガイ(依頼がうまく行かずに帰ってきた日に、ロヴィアが作ってくれた料理も……最初の頃は、正直言ってあまり食べられたものじゃなかったが……居なくなる前には、楽しみになっていたぐらいだ)
ガイ(今の世界でサーシャたちと一緒に過ごして食べた料理も、美味かった。サーシャの料理も、魔族国で食べた寿司も、旅の途中で囲んだ焚き火の飯も……)
ガイ(……味覚が恋しい……)
フローディア「……」ジッ……
392 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 22:30:20.25 ID:6T4P7BRaO
ガイ「……!?」ガタッ
フローディア「あら、気づかれちゃった」ニコッ
ガイ「監視をどうやって──」
フローディア「安心なさい。物騒なことは一切してないし、契約を果たす前にこの場所から逃げ出そうものなら私、封印されるもの……あら、いけるわね。コレ」
ビリビリレモンソーダ「」シュワ……
ガイ「……何をしにきた」
フローディア「あなたと一緒に食事をしようと思って」
ガイ「……ふざけているのか?」
フローディア「冗談は得意じゃないわよ?」
ガイ「勝手に抜け出して俺の前に現れるような真似をすれば、信用を失うだけだ……俺はもう行く」スクッ
フローディア「いいのかしら?空妖精がせっかく作ってくれた料理を食べないで。可哀想よ」
ガイ「うぐ……それは……」
フローディア「おとなしく座ってなさい。それに……二人きりの時間はもうお終いみたい」
シュタタタタッ!
エリザベート「フローディア様ぁぁぁぁっ!!!」バッ
ガイ「エリザベート!?」
エリザベート「ようやく見つけましたわ!監視役の目を離した隙に姿を消して、何をしていらっしゃるのですか!?」
フローディア「食事よ」
エリザベート「見れば分かりますわ!」
テル「ガイくん!大丈夫!?」バッ
イーリン「ガイ様、ご無事ですか!?」バッ
アトニス「……フローディア。勝手な行動をするのであれば共闘は取りやめだ。ボクたちはお前たちがいなくとも問題ないからな」
レイセオン「監視対象の単独離脱!これは非常によろしくありません!」
アインズ「……また妙な状況になっているな。どういう風の吹き回しだ?」
フローディア「ガイが一人で寂しそうだったから」
ガイ「勝手に決めるな」
テル「……寂しそう?」
ごはん屋妖精「あ、増えてる〜!?みんなの分も作るから、ちょっと待っててね……そうだ!せっかくだから好きな食材教えて〜?」パタパタ
フローディア「あら、いいの?それなら……」
安価下1〜2 追加の食材を1〜2つ選択
肉類:畑の肉
魚介:トビウオ、ソラタニシ、ザリガニ、フワフワクラゲ
野菜:野草、オオキイワタゲ、ゴボウの根っこ
穀物:ヤマイモ、ノラ米、ノラ小麦
果実:空リンゴ、ラティアベリー、ビリビリレモン
卵乳:ソラニワトリの卵
特殊:フェアリーシロップ、精霊のわたあめ
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/21(木) 22:38:48.68 ID:r6dk/4Km0
ザリガニ精霊のわたあめ
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/21(木) 22:57:36.37 ID:sGbiVWHQo
ソラタニシ
フワフワクラゲ
395 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/21(木) 23:00:46.92 ID:1NTfspp8O
安価が揃ったので本日はここまでです。
次回は土曜日に更新予定です。
それでは、また。
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/22(金) 09:11:40.81 ID:PIwGdKGKo
おつ
奴等の行方を探す…といっても取っ掛かりが無いんだよな
探索繰り返して当たり狙うべきか
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/23(土) 12:42:45.98 ID:k9vONOPSO
乙
イーリンの戦闘の際、硬い相手だったけど師匠の教えのおかげで冷静に対処してたね。
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2026/05/23(土) 13:23:41.27 ID:C4wGzPnyo
『布団ちゃん×すももんと土曜昼のDAD部。
19:00〜オープンレックシャドバ配信者ドラフト』
▽Steam/ハクスラMMO
ダーク&ダーカー (11:24〜)
https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
399 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/23(土) 21:23:30.43 ID:VC8wOyaxO
>>396
探索を続けてもらえればいずれは辿り着くようにはしたいと思います。探索自体はせずとも動きがあるようにはするので問題ないといえば問題ないかもしれません。
>>397
イーリンさんは師匠から色々教えてもらっていたようです。戦闘の際もそのお陰で焦ることは少ないのかもしれませんね。
400 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/23(土) 21:24:32.68 ID:VC8wOyaxO
ごはん屋妖精「お待たせ〜!みんな手伝ってくれてありがと〜!」
ザリガニとソラタニシのシーフード風パエリア「」ドン!
わたあめ乗せフワフワクラゲの冷麺「」ドン!
ガイ「……シーフードなのか、これは?」
テル「まあ、海じゃないけど見た目はそれっぽいでしょ?空でとれたからスカイフード……なのかもね」
アトニス「くだらない言葉遊びなどどうでもいい。ていうかお前、料理できたんだな」
テル「フッフッフッ……アトニスちゃん、私のこと見直した?」
イーリン「テル様は、手際が良かったですよ。特に味付けの調整が」
テル「ほらほら!聞いた?アトニスちゃん、聞いた?」
アトニス「はいはい、聞いた聞いた。どうせ他の奴らに大半を任せて、横から味見だけしていたんだろ」
テル「してないよ!?ちゃんと味付けしたってイーリンさんも言ってたじゃん!」
アインズ「私は具材を切っただけだがな。ザリガニの殻が意外と硬かった」
イーリン「私は火加減を少し。ごはん屋妖精様の指示が的確でした」
ごはん屋妖精「褒めても何も出ないよ〜!あ、冷麺はデザートみたいに食べてほしいからわたあめを乗っけてみたんだ〜!」
レイセオン「なるほど!麺にフワフワクラゲを練り込み、上から精霊のわたあめを加えることで、食感と香りを段階的に変化させるのですね!」
テル「さすがレイセオンちゃん。食レポが研究報告みたい」
エリザベート「パエリアの方も華やかですわね。ザリガニの赤と、ソラタニシの殻の色が綺麗ですわ」
フローディア「あなた、意外とこういう庶民的な料理にも興味を持つのね」
エリザベート「美味しいものに身分は関係ありませんわ……それに、こういったものを食べられるありがたみが最近わかりましたの」
ガイ「……食べるか」
テル「いただきまーす!」
アインズ「いただこう」
イーリン「いただきます」
レイセオン「未知食材、実食開始です!」
アトニス「甘い方から食べるか……いや、主食からか……」
テル「そこ悩むんだ」
ガイ「……」モグ……
ガイ(……美味そうな匂いはするのに、相変わらず味はまったくしない。だが……みんなの顔を見ればわかる。美味いものなんだろうな……味がわからないのが、本当に惜しい……)
テル「……あ、アインズさん!味はどう?」
アインズ「これは……旨味が強いな。殻から出汁が出ているのか」
イーリン「ええ。米にしっかり染みていますね」
フローディア「悪くないわね。少し荒っぽいけれど、賑やかな味」
エリザベート「市場料理としては十分以上ですわ。外で食べるからこその美味しさがありますもの」
ごはん屋妖精「えへへ〜!よかった〜!」
レイセオン「では、次は冷麺を……」スル……
わたあめ乗せフワフワクラゲの冷麺「」ヒンヤリ……
レイセオン「麺が……ぷるぷるしています!小麦麺ではなく、クラゲを混ぜた透明感のある麺なのですね!」
アトニス「うん……正直、組み合わせを聞いたときは不安しかなかったが、これは普通に美味いな。麺の食感も悪くない。わたあめの甘さがここまで合うとは……」
ごはん屋妖精「まだあるけど、食べる?」
アトニス「本当か!?是非とも頼む!」
フローディア「……?」チラッ
ガイ「……なんだ、フローディア」
フローディア「……いいえ。なんでもないわ。食べる姿まで愛おしく見えてね」
ガイ「……そうか」モグ……
⭐︎みんなで食事をとりました。
401 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/23(土) 21:25:07.14 ID:VC8wOyaxO
ーークロシュヴァリエ号 甲板
レイセオン「うーん……ノーランドは一体どこに潜んでいるんでしょうか?」
ガイ「ジェミニさんやゼーレシルト、他にも島に住んでる奴らの話を参考に重要な箇所は見て回ったが、どれもハズレだった」
レイセオン「私の捜索した範囲でも秘匿系の魔術の痕跡は見つかりませんでした!ですが、確実にこの島のどこかにいるのは間違いありません!」
ガイ「どうしてそう言い切れるんだ?」
レイセオン「魔法使い的観点で見たら、この島の擬似星脈に明らかに人の手が加わった形跡があるのです!ヴァリエール様やビビアン様といった妖精の方々に聞いても、擬似星脈をわざわざ弄るような真似はしない、とお言葉をいただきました!」
ガイ「もしかして、魔術的な秘匿ではなく……擬似星脈か、この島の機構そのものに紛れ込んでいるのか?」
レイセオン「可能性は大いにありますね!」
ノソノソ……
下着フローディア「ふぁぁ……まったく。朝から元気ね。もう少し静かにしてくれてもいいのに」
ガイ「ぶっ!」
レイセオン「フローディア!?な、なぜそのようなお姿で甲板に!?」
フローディア「寝起きだからよ」
ガイ「理由になっていないだろ!服を着ろ!」
フローディア「あら、ガイ。見たいなら見てもいいのよ?」
ガイ「見たくないから言っている!」
エリザベート「フローディア様ぁぁぁっ!!!」バッ
フローディア「あら、早いわね」
エリザベート「早いわね、ではありませんわ!淑女がそのような格好で外へ出てはいけません!ましてやここは敵地同然の場所ですのよ!?」
フローディア「共闘中だから敵地ではないわ」
エリザベート「そういう問題ではありませんわ!」
ワーワーギャーギャー
ガイ「……最近、妙に精神的に疲れることが多いな……とりあえず、行動しよう」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(9日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。
何をする?
安価下1〜3
???進捗度(現在0%)
コンマ下1
01-10 +80%
11-90 +20%
91-00 +10%
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/23(土) 21:25:53.76 ID:QKSLqKP50
リルルの蟲で広範囲探索してもらえないか聞く。
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/23(土) 21:27:31.60 ID:pnIHYFN+0
ガイ こっそり魔法剣を挑戦してみる(できれば風と光以外の属性で)
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/23(土) 21:28:11.97 ID:4pGKeL2JO
フローディア 妖精三人と会ったので会話する
405 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:22:44.02 ID:RpwbQRj2O
ガイ(そうだ……探索に行く前に少し鍛錬をしよう)
◆
ーー廃都
ガイ(さて……テイルとヒナがやっていたような魔法武器だが……俺にはまだ風をあそこまで形にするような技量はない。炎と雷も形を固定するのは難しい……となると、消去法で氷属性だな)スッ
ガイ(……最初は小さいもの。それこそ、短剣やナイフのような……小さい刃を……)パキ……パキパキ……
氷の短剣「」パキパキ……
ガイ「……意外とあっさりできたな」
氷の短剣「」ブンッ……
ガイ「使い心地も悪くないし、思ったより消耗も少ない……ただ、今のままでは使い所は限られ──」
石柱「」シーン……
ガイ「……!少し、試してみるか……」ザッ
ガイ『──止まれ』
◆
崩れた石柱「」ボロッ……
ガイ「……っ、ハァ……ハァ……!成功だ……!」
ガイ「これなら、時間の檻を使った攻撃の有効打になるが……反動も大きいな……!」
ガイ「フッ……少し、はしゃぎすぎたな……」フラ……
バタッ……
⭐︎氷の短剣を生成できるようになりました。
406 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:24:10.03 ID:RpwbQRj2O
ガイ「……?」パチッ
リルル「あ、起きた。おはよう、ガイ!」
ニジ丸「」ブーン!
起き上がるガイ「リルル……」ノソッ……
リルル「外でのお昼寝って気持ちいいよね!まだお昼にはなってないけど」
ガイ「……俺は、寝ていたのか?」
リルル「うん。倒れてた」
ガイ「倒れてたのか……」
リルル「うん。最初は死んでるのかと思ったよ!」
ガイ「笑って言うことじゃないだろ……」
ニジ丸「」ブーン……
リルル「でもニジ丸が、生きてるって教えてくれたから大丈夫!それにしても魔力欠乏になるまで何を練習してたの?」
ガイ「ああ、魔力で武器を作る練習をしていた」
リルル「へえ!ガイもそういうの使えるようになったんだ!」
ガイ「まだ使えると言えるほどじゃない。少し試して、失敗した」
リルル「それで倒れてたんだ」
ガイ「……ああ」
リルル「無茶するねえ」
ガイ「倒れるつもりはなかったんだが……そうだ、リルル、お前に頼みたいことがある」
リルル「おっ、リルル・セクトニアに正式依頼?高いよ?」
ガイ「可能なら報酬は払う」
リルル「冗談だよ冗談!それで、何?」
ガイ「ノーランドの捜索に、虫たちの力を借りたい」
リルル「ノーランド……白衣のホムンクルスの子だよね」
ガイ「ああ。部屋や通路、重要施設はかなり探した。だが見つからない。魔術的に隠れている痕跡も薄い」
リルル「じゃあ、別の隠れ方をしてるかもしれないってこと?」
ガイ「ああ。擬似星脈か、島の機構そのものに紛れている可能性が出てきた」
リルル「うーん……虫で星脈を探すのは難しいけど、変な匂いとか、魔力を嫌がる場所なら見つけられるかも」
ニジ丸「」ブーン!
リルル「ニジ丸もやる気だね!」
ガイ「頼めるか?」
リルル「もちろん!虫はどこにでもいるからね。人が通れない隙間でも、虫なら入れる。ノーランドが小さい端末とか魔導機械を隠してるなら、見つかるかも!」
ガイ「助かる」
リルル「ただし、虫たちは危ない魔力を嫌がるから、見つけても近づけない場所はあると思う」
ガイ「それでいい。位置さえ分かれば、俺たちが調べる」
リルル「了解!それじゃあ、まずはニジ丸を中心に探索網を広げるね!」
ニジ丸「」ブーン!!!
小さな虫たち「」ワラワラ……
407 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:24:37.99 ID:RpwbQRj2O
ガイ「……相変わらず、数が多いな」
リルル「怖い?」
ガイ「いや。頼もしい」
リルル「ふふーん!もっと褒めてもいいよ!」
ガイ「リルルもニジ丸も頼りにしている」
リルル「うっ……素直に言われると照れるね。でも任せて。ガイたちが見つけられないものを、私たちが見つけてあげる!」
虫たち「」カサカサカサッ……
リルル「みんな、お願い!白衣の子、変な魔力、機械っぽい匂い、擬似星脈の変な流れ!何でもいいから見つけたら戻ってきて!」
虫たち「」ブワッ!
ガイ「……これだけ広がれば、何か掴めるかもしれないな」
リルル「うん。でもガイはその前に、もうちょっと座ってた方がいいよ!」
ガイ「俺はもう動ける」
リルル「倒れてた人はそう言うんだよ。少なくとも虫たちが戻るまで休憩!」
ガイ「……分かった」
リルル「よしよし。素直でよろしい」
ガイ「子ども扱いするな」
リルル「倒れてた人は子ども扱いされても文句言えませーん!それに、あなたは私からしたら子供と変わらない年齢だから、あながち間違いじゃないでしょ?」
ニジ丸「」ブーン
ガイ「……妖精種の年齢を持ちだされたら何も言えないな」
⭐︎リルルに、虫を使ったノーランド捜索を依頼しました。
408 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:26:43.36 ID:RpwbQRj2O
ヴァリエール「あ、リルルとガイだ」パタパタ
ビビアン「珍しい組み合わせね。こんな所で何してるの?」
ガイ「ノーランドの捜索だ。リルルに頼んで、虫たちを島中の隙間へ送ってもらった」
リルル「そういうこと!人が入れない場所でも、虫なら入れるからね!」
ニジ丸「」ブーン!
ビビアン「む、虫を……島中に……?」サァッ
ヴァリエール「あ、ビビアンの顔色が悪くなった」
ビビアン「悪くもなるわよ!城の壁裏とか床下から虫がぞろぞろ出てきたらどうするの!?」
リルル「大丈夫大丈夫!ちゃんと言うこと聞く子たちだから!」
ビビアン「言うことを聞く虫って時点で怖いのよ!」
ガイ「……頼もしいと思うが」
ビビアン「ガイまで!?」
ヴァリエール「でも、確かに良い探し方かもね。カリスが残した存在なら、どんな手を使ってもおかしくないだろうし…….」
ガイ「……薄々、そうじゃないかとは思っていたが……あのカリス・ノーランドと関係があるのか?」
ヴァリエール「見た目からして間違いなく関係してると思うよ。おそらく、カリスが死んだあとの保険のために造られた存在なんだろうね」
ビビアン「……アイツ、魔王化を調べるためとか言って好き放題してたものね……」
リルル「死んだ後にも色々残すなんて……迷惑な置き土産だなぁ」
フローディア「──楽しそうね。私も話に混ぜてもらえる?」
409 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:27:14.05 ID:RpwbQRj2O
ガイ「フローディア……!」
ビビアン「……えーと……アナタ一応敵なのよね?なんで自由に出歩いてるの?」
フローディア「あそこを見なさい」スッ
腕を組むアトニス「……」
笑顔で手を振るレイセオン「」フリフリ
カーテシーをするエリザベート「」ヒラリ
リルル「なるほど、しっかり監視はついてるんだ」
ガイ(その監視の内1人も敵なんだがな……)
フローディア「これなら文句はないでしょ、ガイ?」
ガイ「……フローディア。お前はどう見る」
フローディア「あら、私に聞くの?」
ガイ「利用できる情報は利用する」
フローディア「ふふっ、いいわ。そういう割り切り、嫌いじゃないわよ」
ガイ「感想はいい。答えろ」
フローディア「……単純に隠れているだけとは思えないわね。自分の身を守るより、目的を達成するための仕込みを優先しているはず」
ヴァリエール「どうしてそう考えたの?」
フローディア「目的さえ達成されれば自分の命などどうなってもいい……と彼女は思っているから」
ビビアン「そう言い切れる根拠は?」
フローディア「戦ったときに感じた、あの子の目ね」
ガイ「……」
フローディア「役に立てたかしら?」
ガイ「……少なくとも、探す場所は絞れそうだ」
ニジ丸「」ブーン!
リルル「……あれ?ニジ丸?」
ガイ「どうした」
リルル「戻ってきた子がいる……虫たちが近づきたがらない場所があるって」
ガイ「……行くぞ。リルル、案内を頼む」
リルル「了解!ニジ丸、先導お願い!」
ニジ丸「」ブーン!
◆
410 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:28:16.57 ID:RpwbQRj2O
ーー古城 地下空洞
ガイ「ここは……何度も捜索しているが、有効な手がかりを見つけられていない場所だ」
リルル「でも、虫たちが近づきたがらなかったの、この奥だよ。ニジ丸も嫌がってる」
ニジ丸「」ブーン……ブブ……
ビビアン「ニジ丸が変な飛び方してる……」
ヴァリエール「ここ、擬似星脈にかなり近い場所だよね。普通の妖精も、あまり長居したがらない場所だけど……」
レイセオン「……これは自然な星脈反応ではありませんね!人工的に流れを曲げた痕跡があります!」
ガイ「流れを曲げた?」
レイセオン「はい!本来ならこの地下空洞から島全体へ分散するはずの魔力が、一部だけ細く、強引に引き抜かれています!」
アトニス「つまり、誰かが擬似星脈を盗み食いしているわけか」
フローディア「盗み食いというより、導線を作っているのね」
ガイ「導線……?」
フローディア「力を集めて、流して、どこかに撃ち出すための道よ」
ビビアン「撃ち出す……?」
崩れた壁「」ポロッ……
エリザベート「……!皆様、この壁の先に何かありますわ!」
ガイ「隠し空間か!なぜ気がつかなかった……!」
アトニス「かなり巧妙に隠されていたんだ。悔やんでも仕方ない」
リルル「虫たち、この中に入るのを嫌がってる……」
ガイ「……突入するぞ」スッ
◆
411 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:28:46.34 ID:RpwbQRj2O
ドガァァァン!
小さな作業台「」ポツン……
散らばった工具「」カラ……
白い布片「」ヒラ……
魔導端末の残骸「」ジジ……
アトニス「誰もいないが……使っていた形跡があるな」
リルル「……この布、白衣っぽいね」
フローディア「でしょうね。あの子の匂いが薄く残っているわ」
ガイ「匂いで分かるのか?」
フローディア「薬品と焦げた魔力の匂い。嫌でも覚えるわよ」
レイセオン「端末の方も、まだ完全には死んでいません!少しだけ情報を引き出せるかもしれません!」
魔導端末「」ジジ……ヴン……
レイセオン「これは……島内機構の配置図?擬似星脈、反重力機構、中央動力室、旧砲台跡……複数の接続点が書き換えられています!」
ヴァリエール「旧砲台跡って……今はただの崩れた展望台になってる場所だよね?」
ビビアン「昔の防衛設備の名残って師匠から聞いてるわよ。でも、もう使えないはず……」
レイセオン「ですが、擬似星脈から直接魔力を流し込めば話は別です!」
ガイ「……ノーランドは、この島で何をしようとしている?」
レイセオン「……この配置……まさか……!」
フローディア「……ラティア・ヘイヴンそのものを、兵器に変えるつもりね」
一同「……!」
アトニス「……浮島を兵器化だと?」
フローディア「擬似星脈を炉にして、反重力機構を照準補正に使い、旧砲台跡を出口にして島全体を巨大な魔導砲台に作り替えるつもりよ」
レイセオン「理論上は可能です……!ただし、島の星脈を無理やり絞り上げることになります!発射できたとしても、島そのものが無事で済む保証はありません!」
ビビアン「ふざけないで……!この島を何だと思ってるのよ……!」
ヴァリエール「似たような場所が他にもあるかも。擬似星脈の補助機構に近い場所……冷却水路、旧砲台跡、中央動力室の周辺……」
フローディア「急いだ方がいいわね」
ガイ「理由は?」
フローディア「この端末、捨てられたんじゃない。役目を終えたから切り離されたのよ。つまり、ここでの作業はもう完了している」
レイセオン「……同意します。端末内の魔力残量から見ても、最後に稼働したのはごく最近です。数日以内……いえ、もしかすると昨日か今日かもしれません!」
ヴァリエール「だったら、次の場所ももう進んでるかもしれない。全部繋がれたら……」
ビビアン「島が砲台になる……!」
ガイ「……止めるぞ」
⭐︎地下空洞でノーランドが使っていた作業場を発見しました。
412 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:29:33.74 ID:RpwbQRj2O
ーー古城
ジェミニ「ふむ……なんとも悪趣味な仕掛けじゃな」
ガイ「ノーランドは、ラティア・ヘイヴンそのものを兵器に変えようとしているようです」
ミーティア「擬似星脈を炉にして、反重力機構を照準補正に使って、旧砲台跡を出口にする……って感じ?」
ガイ「レイセオンとフローディアは、そう見ていました」
ジェミニ「理屈としては通っておる。じゃが、実行すればこの島はただでは済まぬ。擬似星脈を無理に絞り上げれば、浮島としての安定すら崩れかねん」
セイラ「そんな……この島を……壊すつもり、なんですか……?」
ミーティア「たぶん、ノーランド本人にとっては島が壊れるかどうかなんて重要じゃないんだと思うよ。目的を達成できるなら、土台ごと吹き飛ばしても構わないタイプなんじゃないかな」
ガイ「フローディアも同じようなことを言っていた。自分の身を守るより、目的を達成するための仕込みを優先しているはずだと」
セイラ「……止めないと」
ガイ「ああ」
セイラ「この島は……姫様が、守ろうとした場所だから……。みんなが、まだ暮らしている場所だから……絶対に、そんなふうには、させない……」
ジェミニ「うむ。その意気じゃ、セイラ」
413 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 00:30:01.88 ID:RpwbQRj2O
ミーティア「で、怪しい場所は?」
ガイ「候補は三つです。旧砲台跡、冷却水路、中央動力室周辺。地下空洞の端末には、その周辺に繋がる改竄痕跡が残っていた」
ジェミニ「旧砲台跡は出口、冷却水路は魔力の流れの補助、中央動力室周辺は島の根幹……どれも放置できぬのう」
ミーティア「一番まずいのは旧砲台跡かな?そこが完成してたら、撃つための出口ができちゃうわけだし」
ジェミニ「冷却水路も危険じゃ。星脈の流れを安定させる場所を弄られれば、砲撃前に島の機構が悲鳴を上げる」
ガイ「中央動力室周辺は?」
ジェミニ「ゼーレシルトの管理領域に近い。直接侵されていれば、島の制御そのものに影響が出るじゃろう」
セイラ「全部……危ない……」
ガイ「一気に全部は見られない。今日の行動で、どこを優先するか決める必要がある」
ジェミニ「焦るな、と言いたいところじゃが……今回ばかりは急がねばなるまい。他の仕込みも既に進んでおる可能性が高い」
ガイ「……分かりました」
ジェミニ「ただし、無茶は禁物じゃぞ。ガイ殿、お主は魔力欠乏で倒れたと聞いておる」
ガイ「……誰から聞いたんですか」
ミーティア「さあ?この島、噂の回り早いよ?」
セイラ「ガイさん……倒れたんですか……?」
ガイ「少し鍛錬で無理をしただけだ。もう問題ない」
セイラ「問題ない人は……倒れない、と思います……」
ガイ「……」
ジェミニ「セイラの言う通りじゃ。今は一度の勝負ではなく、仕掛けを潰して回る段階。倒れるほど魔力を使えば、次の一手が遅れる」
ガイ「……気をつけます」
ミーティア「まあ、新しいものを試すのって楽しいからね。やりすぎる気持ちは分かるけど」
ジェミニ「ミーティアまで甘やかすでない」
ミーティア「あはは、ごめんごめん」
ジェミニ「では、方針を決めよう。旧砲台跡、冷却水路、中央動力室周辺……どこへ向かうにせよ、今日の行動がノーランドの計画を止める鍵になるはずじゃ」
セイラ「わたしも……守ります。この島を……」
大盾「」ガシン!
ミーティア「私もできる範囲で手伝うよ。こう見えて、機構の解析とかは得意だからね」
ジェミニ「頼もしいことじゃ。では、動くとしよう」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(10日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの目的を阻止する。
何をする?
安価下1〜3
◆調査候補(探索する場合は以下から1つ選んで同行するキャラを3名記載してください)
・旧砲台跡
・冷却水路
・中央動力室周辺
ラティア・ヘイヴン改造進捗度(現在20%)
コンマ下1
01-10 +80%
11-90 +20%
91-00 +10%
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 00:36:14.49 ID:Ux1CVWi40
中央動力室周辺を調査
アインズ セイラ ゼーレシルト
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 00:45:27.20 ID:+vk/srF4o
並行して手が空いてる協力者達で他の箇所の様子を偵察しておく
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 00:46:31.21 ID:wHLlFRGqo
旧砲台跡を調査
テル エリザベート イーリン
417 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 01:17:18.86 ID:ZT/KURv1O
安価が揃ったので本日はここまでです。
ガイが探索する場所は3つの安価の中で
>>414
の方のコンマの数値が1番高いので、中央動力室となります。また、
>>415
の方の安価で協力者が他の場所を探索する旨の安価がされているため、ノーランドと接触した場合にその場所への増援は望めない可能性が高いです。出会うかはコンマ次第になるのですが。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 01:29:10.65 ID:+vk/srF4o
おつ
あ、複数攻略行けたのね…書き方的に1日1箇所ずつだと思ってた…
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 02:43:06.95 ID:YYk74/Oh0
乙
「何をする?」の安価で調査する安価で良かったのかそれとも日常的な感じの安価でも良かったのか迷ってしまった。
420 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 19:42:46.50 ID:+hfImEI3O
>>418
>>419
分かりにくかったですよね。申し訳ないです。
こちらの想定としては、自由安価の枠を1つ使うごとに1箇所探索できる、という形でした。
テラヌス・ウルスの遺跡探索のときみたいな感じです。
なので、日常系や交流系の安価でも問題なかったのですが、今回は3つとも探索寄りの内容だったので、
>>417
のように複数箇所を調査する形にしました。
次回からはもう少し分かりやすく書いておきます。
421 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 19:43:18.54 ID:+hfImEI3O
ーー中央動力室
巨大な魔導炉「」ゴウン……ゴウン……
浮遊する球体端末「」クルクル……
幾何学模様の壁「」ボウッ……
セイラ「ゼーレシルトさん、いる……?」
ヴォン……
ゼーレシルト「──セイラ、ガイ様、アインズ様。来てくれたのですね」
アインズ「ゼーレシルト、ここがこの島の心臓部か?」
ゼーレシルト「概ねその認識で問題ありません。擬似星脈の流量調整、反重力機構への供給、各区画への魔力分配。その多くを、この周辺機構で制御しております」
アインズ「なるほど。ここを弄られれば、島全体に影響が出るわけだな……早速探すぞ。地下空洞のように手が加えられていれば、痕跡が残っているはずだ」
ゼーレシルト「同意します。これより補助系統の照合を開始致します」
球体の表面に浮かぶ幾何学模様「」ヴン……
ガイ「……何か分かるか?」
ゼーレシルト「主系統に直接的な異常はありません。しかし……補助回路の一部に、認識不能な迂回路を確認」
ガイ「迂回路……?今まで気づかなかったのか?」
ゼーレシルト「弁明になりますが、中央動力室は既に複数回走査しております。異常値は検出されませんでした」
アインズ「なら、なぜ今になって見つかった?」
ゼーレシルト「この迂回路は、既存の保守用回路の劣化誤差に偽装されています。通常監視では、経年劣化による微細な揺らぎとして処理される範囲です」
セイラ「……わざと、古くなったみたいに見せてた……?」
ゼーレシルト「その通りです。さらに、地下空洞で発見された端末情報がなければ、該当箇所を重点照合する理由もありませんでした。極めて巧妙です」
ガイ「ゼーレシルトの監視を抜けたんじゃなく、監視に引っかからない形に偽装したのか」
ゼーレシルト「はい。私の管理領域に無理やり侵入したのではなく、既に存在する回路の影に寄生した、と表現するのが近いでしょう」
アインズ「……厄介だな」
ゼーレシルト「同意します。本来存在しない魔力の通路です。極めて細く、通常観測では誤差として処理される程度ですが……確かに、外部へ繋がっています」
セイラ「外部って……どこに……?」
ゼーレシルト「解析中……旧砲台跡、冷却水路、そして……」
ガイ「……そして?」
ゼーレシルト「……この中央動力室内部です」
アインズ「既に手が加えられているということか」
ゼーレシルト「正確には、主要制御部ではなく補助回路の影です。中央動力室そのものを直接制圧されたわけではありません。しかし、長期間放置すれば主系統へ干渉される危険があります」
ガイ「……警戒を強めるぞ。もしかしたら近くにいるかもしれない」
セイラ「はい……!」
422 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 19:43:45.42 ID:+hfImEI3O
薄く光る床の継ぎ目「」ジジ……
ガイ「……床が光っている……」
ゼーレシルト「……該当箇所、通常構造と一致しません。偽装されています」
アインズ「壊すか?」
ゼーレシルト「慎重な作業を推奨します。動力室内で不用意な破壊を行えば、供給系統に影響が出る可能性があります」
セイラ「ここは……昔から、何度か来た場所です。ゼーレシルトさんに、点検してもらったり……反重力機構を、調整してもらったり……」
ガイ「……」
セイラ「だから……嫌です。ここを、勝手に使われるのは……すごく、嫌です」
ゼーレシルト「セイラの感情表明を受理。私も同意致します。中央動力室は、ラティア・ヘイヴンを兵器化するための施設ではありません」
アインズ「なら、尚更止める必要があるな」
ガイ「ああ……俺が開ける。アインズ、何か飛び出したら頼む」
アインズ「任せろ」
セイラ「わ、わたしも……守ります……!」
ガイ「頼りにしている。行くぞ──」
床の継ぎ目に手を当てるガイ「……」グッ……
隠し蓋「」ガコン……
◆コンマ下1
01-10罠
11-55隠し端末を発見
56-90ノーランドの分体と遭遇
91-00ノーランド本人と遭遇
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 19:50:59.21 ID:tYxjP7f8O
あ
424 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 19:58:34.44 ID:+hfImEI3O
追加判定です。
◆安価下1
冷却水路に向かったキャラを以下から3人指定してください。
・クロシュヴァリエ号
アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、ポーラー+ゴライアス(1人扱い)、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
◆コンマ下2
01-50冷却水路
51-00旧砲台跡
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 20:00:58.32 ID:ychaZqSI0
テイルベルトーネリルル
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 20:07:25.66 ID:v+NXfgBBO
はい
427 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 21:55:43.74 ID:nscHwTjwO
ガイ「……人の気配はないな」
セイラ「これは……部屋、ですか……?」
ゼーレシルト「かつて整備をするために作られた機構を再利用したものと思われます。非常時には中枢管理から切り離して手動整備を行う独立区画なので、私自身にもこの場所は秘匿されていたようです」
ガイ「非常時の手動整備区画か……」
アインズ「おい……ここを見ろ。最近作られた通路だ。外からこの位置まで入ってきていたようだな……」
何かの機械「」ウィーン……
ガイ「……ゼーレシルト、この機械がわかるか?」
ゼーレシルト「データベースにありません。ノーランドが設置したものと思われます」
アインズ「見たところ、魔力系の罠はなさそうだ。物理的にはどうだ?」
ガイ「──その線も薄いな。念のため壊しておくか」
ゼーレシルト「遠距離からの破壊を推奨します。現在、この機械は補助回路に接続されていますが、主系統への干渉は確認されません。接続部ごと破壊すれば、動力室への影響は限定的です」
ガイ「わかった」スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
何かの機械「」バチチッ!……プシュー……
ゼーレシルト「機能停止を確認。補助回路への不正な迂回路が一部遮断されました」
セイラ「これで、この場所は大丈夫なのかな……」
ガイ「それはレイセオンかフローディアに見てもらわないとわからないな……だが、少しだけでも計画の妨害にはなった筈だ」
アインズ「ああ……少なくとも、この端末から中央動力室を弄られる心配は減ったはずだ。だが、他にも同じような仕掛けがあるなら早めに潰すべきだな」
⭐︎中央動力室の隠し端末を破壊しました。
428 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 21:56:37.14 ID:nscHwTjwO
ーー冷却水路
ベルトーネ「うぅ……寒い……こんなところ初めて入ったよ〜」ブルブル
リルル「この場所はニジ丸たちにも厳しいよぉ……連れてこなくてよかったぁ……」ブルブル
テイル「グライダーで空を飛ぶときに使う防寒具があって助かったわ……ていうか、あなた達はなんでそんな格好でここに来たのよ?」
ベルトーネ「見て何もなかったらすぐ帰れるかなって思って〜。それに、ヒナの奴が悪魔は寒さに弱いって煽ってくるから……」
リルル「私は妖精としての矜持!」
テイル「そ、そう……気のせいだと思うけど頭が痛くなってきたわ……ヒナを置いてきて正解だったかも……」
ベルトーネ「お、それならヒナと別れて私と手を組んじゃう〜?」
テイル「悪くない提案ね……だけど、断らせてもらうわ。ヒナのこと、あれでも結構気に入ってるもの」
ベルトーネ「そっか〜、残念……」
リルル「でも、ベルトーネは働きたくないんじゃなかったの?」
ベルトーネ「働きたくないけど、別の娯楽で遊びたいなって思って〜……ほら、リテン・ヘイヴンっていう所が下にはあるらしいじゃん?あそこに渦巻く欲望はどれも魅力的でさ〜」
リルル「うわぁ……聞いただけで絶対に近づいちゃいけない場所って分かるね……」
テイル「あそこには……あまりいい思い出はないわね……そんなことより、ノーランドの痕跡を探すわよ」
◆
429 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 21:57:06.36 ID:nscHwTjwO
古い配管「」ジジ……
凍りついた壁面「」パキ……
テイル「ここ、他より冷えてるわね」
リルル「寒いっていうか……魔力が吸われてる感じがする」
ベルトーネ「たぶん正解〜。冷却水路に流れてる魔力を、ちょっとずつ横取りしてるんだと思うよ」
テイル「どこに?」
ベルトーネ「そこ」
壁の継ぎ目「」ジジ……
リルル「え?ただの壁じゃないの?」
ベルトーネ「ちょっと下がってて〜」スッ
黒い魔力「」ヌル……
壁の継ぎ目「」ギギ……ガコンッ
隠し区画「」パカッ……
冷却管に絡みつく何かの機械「」ヴィーン……
リルル「うわ……本当にあった!壊した方がいいんだよね?」
テイル「冷却管に繋がってるけど……これ、下手に壊して大丈夫なの?」
ベルトーネ「普通に壊したら、ここの流れが乱れて水路全体が凍るかもね〜」
リルル「そうなの!?ど、どうしよう!?」
ベルトーネ「──仕方ない。働くか……」スッ
キィィィン……
リルル「あ、流れが少し戻った……?」
テイル「な、何をしたの?」
ベルトーネ「私の権能でちょちょいと……今なら壊せるから、あとはお願い〜」
テイル「そ、そう……それなら……」
風の剣「」ヒュルル……!
ズバッ!
冷却管に絡みつく何かの機械「」プシュー……
リルル「……壊れた?」
テイル「端末の魔力反応は消えたわね」
ベルトーネ「これで冷却水路から旧砲台跡に流してた分は止まったと思うよ。完全かどうかは、丸いのとか声デカ魔女に見てもらわないと分かんないけど」
リルル「ベルトーネ、すごい!」
ベルトーネ「もっと褒めていいよ〜。寒い中働いたんだから〜」
テイル「ええ。今のは素直に助かったわ」
ベルトーネ「お、テイルちゃんに褒められた。これでヒナに自慢できるね〜」
テイル「ふふっ。ヒナの奴、それを聞いたら本気で悔しがるんじゃない?」
リルル「もう終わったんだよね?ジェミニさんに報告しに行こ!」
⭐︎冷却水路の隠し端末を破壊しました。
430 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 21:57:49.01 ID:nscHwTjwO
ーー旧砲台跡
ヒュオオオ──
崩れた展望台「」ゴゴゴ……
錆びた砲台跡「」ギシ……
テル「うわぁ……風、強っ……!」
イーリン「足場が崩れています。お二人とも、不用意に端へ寄らないでください」
エリザベート「ええ、分かっておりますわ……しかし、ここが砲台跡ですのね」
テル「今はただの崩れた展望台にしか見えないけどね」
イーリン「ですが、地下空洞の端末では、ここが出口として指定されていました」
テル「擬似星脈を炉にして、反重力機構で向きを補正して、ここから撃つ……だったっけ?」
エリザベート「浮島そのものを魔導砲にするなど、正気の沙汰ではありませんわ」
テル「ノーランドって子が正気かどうかは、正直かなり怪しいけどね……」
イーリン「油断は禁物です。冷却水路と中央動力室に他の重要箇所も同時に見に行っておりますが……ここが出口なら、手が加えられている可能性が高い」
エリザベート「ならば、さっさと見つけて叩き壊しますわよ!」
テル「うん。でも、慎重にね……」
旧砲台跡「」ガコン……
テル「……ん?」
イーリン「止まってください」
エリザベート「……何か、ありますわね」
旧砲台跡「」ガコン……ガコン……
テル「……動いてる?」
イーリン「……アレは、もう使えないはずでは?」
エリザベート「ええ。そのはずですわ。けれど……」
旧砲台跡「」シン……
砲台から出てくる人影「」スッ……
白衣「」ファサッ……
テル「!」
ノーランド「……もう見つけたんだ」
エリザベート「ノーランド……!」
ノーランド「ああ、この前の……死なない人はいないんだ」
イーリン「ノーランド。あなたがこの島の機構を改造しているのですね」
ノーランド「改造じゃない。再定義」
エリザベート「言葉遊びは結構ですわ。この島を兵器に変えようとしている時点で、十分悪質です」
イーリン「今この島には、暮らしている方々がいます。知っていて、なお実行するのですか」
ノーランド「うん。必要だから……世界への報復のために」
エリザベート「……!」
ノーランド「創造主を否定した世界。創造主を理解しなかった世界。創造主を終わらせた世界。だから、終わらせる」
テル「カリス・ノーランドの命令……?」
ノーランド「命令、遺志、設計目的……なんでもいいでしょ」
エリザベート「よくありませんわ。死んだ者の妄執で、今を生きる者たちを巻き込むなど……!」
ノーランド「今を生きる者も、いつかは死ぬ。だから、今日死んでも大きな違いはない」
431 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 21:59:47.33 ID:nscHwTjwO
テル「……っ」
イーリン「テル様、落ち着いてください」
テル「分かってるけど……!でも、あれは……言わせちゃ駄目なやつだよ」
ノーランド「怒った?」
テル「かなりね……!」
ノーランド「そう。でも、関係ない」
ノーランドの背後の旧砲台跡「」ヴィィィン……
イーリン「まさか、もう完成しているのですか!?」
ノーランド「進陟は40%ぐらい……邪魔してくるあなた達を殺して、また開発を進める」
エリザベート「ノーランド!その機構を止めなさい!」
ノーランド「無理。中央動力室と冷却水路の接続は切られたみたいだけど……予備経路はある」
テル「予備……!?」
ノーランド「あなたたちが来るのは計算内。壊されるのも計算内……戦闘用人形、起動」
影から現れる人形たち「「「」」」シュタタタッ!
イーリン「なっ……魔導人形!?」
ノーランド「ここには性能のいい素体が沢山あるから、精核を組み込むだけで簡単に動くの。あなた達もやればよかったのに」
テル「……精核がどうやって作られているか知ってるでしょ」
ノーランド「知らない技術を使うわけないでしょ?」
雷を纏うテル「そう……今の言葉でわかったよ。あなたは、ここで殺さなきゃいけない……!」バチチッ……
エリザベート「何の話かわかりませんが、許せないことをしているのはわかりますわ!先日の続きをいたしましょう!ノーランド!」グッ
ーー戦闘開始 ノーランドーー
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 22:04:55.29 ID:RLRC1egEO
連携技
433 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 22:47:26.49 ID:/tmVxuwSO
◆29+15=44【劣勢!】
魔導人形A「」ダッ
剣「」ブンッ!
イーリン「オラァッ!」ブンッ
魔導人形A「」バキッ!
砲台を弄るノーランド「ううん……やっぱり回路は繋ぎ直さないとダメかな……」カチャカチャ……
エリザベート「──ずいぶん余裕ですわね?隙だらけでしてよ!!!」ダッ
ノーランドを庇うように現れる魔導人形B「」シュバババ
ノーランドを庇うように現れる魔導人形C「」シュバババ
蹴りを放つエリザベート「邪魔でしてよ!」グルッ!ブォンッ!!!
吹き飛ばされる魔導人形B・C「」ドガァン!
エリザベートを羽交締めする魔導人形D「」ガシッ
エリザベート「!?」
テル「エリザベート!……こんの、離れろッ!」バッ
雷撃「」バシュッ!
魔導人形D「」バチチチッ!
エリザベート「ぐ、っ……!」ビリッ……
拘束を強める魔導人形D「」ギギ……
エリザベート「あっ……!うっ……!」
テル「そんな!?電流が完全に流されてる……絶縁処理されてるの!?」
ノーランド「ここのゴーレムとか人形はなぜか雷属性への対策がされていたから。わざわざその加工を無くす理由も無かったし」
イーリン「テル様、無理に撃てばエリザベートにも通ります!」
テル「分かってる!だから困ってるの!」
エリザベート「わ、わたくしのことは構わず……!」ギチギチ……
イーリン「構います!」
魔導人形A「」ガシャッ!
魔導人形B「」シュバッ!
イーリン「チッ……!」サッ
剣「」ヒュンッ!
拳「」ドゴッ!
魔導人形B「」グラッ……
イーリン(数が多い……!一体ずつは脅威ではありませんが、こちらの動きを止めるために配置されている……!)
434 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 22:47:54.88 ID:/tmVxuwSO
砲台跡「」ヴォン……!
テル「っ、また動いた!」
旧砲台跡に走る魔力線「」バチ……バチチッ!
ノーランド「中央動力室と冷却水路を潰したのは上手かったね。でも、ここに予備演算機を置いてある。出力は落ちるけど、起動はできる」
テル「そんなもの……!」
雷撃「」ドゴォッ!
魔導人形E「」ジジジ……!
テル「ダメだ、やっぱり効きが浅い……イーリンさん!エリザベートを!」
イーリン「承知しました!」ダッ!
魔導人形A・B「」シュバッ!
イーリン「そこを……退けぇっ!」ドンッ!
魔導人形A・B「」グラッ……
イーリン「エリザベート!」
魔力を貯めるエリザベート「っ……!この程度で……わたくしを抑え込めるとでも……!」グググ……
エリザベートを羽交締めしている魔導人形D「」ググッ……
浮き上がる周囲の瓦礫「」ゴゴゴッ……
魔導人形D「!?」
エリザベート「思い上がりも甚だしいですわよ!!!」
魔導人形Dに飛んでいく瓦礫「」ドガガガッ!
魔導人形D「」バキッ!
拘束が緩む腕「」ギギ……
イーリン「今です!」シュバッ!
イーリンの肘「」ドゴォッ!
魔導人形D「」バギャッ!
イーリン「」スタッ
イーリンに抱えられるエリザベート「はぁ……はぁ……助かりましたわ、イーリン様……」
イーリン「ご無事で何よりです」
テル「二人とも、まだ来るよ!」
魔導人形たち「「「」」」ガシャンッ!
エリザベート「しっつこいですわね……!」
旧砲台跡「」ヴォォォン……
ノーランド「進捗、上昇……まだ世界を壊すほどじゃないけど、試験射の的にしてあげる」
テル「ッ……このままじゃ、まずい……!」
イーリン「ええ……!人形の処理に手間取れば、砲台の起動が進んでしまいます……!」
エリザベート「力任せに突破するしかありませんわね……!」
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-50敗北(死亡判定あり)
51-70劣勢
71-00優勢
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回前ターン使用済みのため今回は使用不可)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 22:49:00.75 ID:lblaUhllO
閃光玉
436 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 23:15:11.97 ID:2HIjXR/hO
◆75+5=80【優勢!】
イーリン「……あの魔導人形たちに雷属性は効きません。テル様は直接、ノーランドを狙ってください」
テル「わかった……2人はどうするの?」
エリザベート「あの魔導人形をどうにかしますわ。何か弱点とかはありませんの?」
イーリン「……魔導人形の動力源である精核を破壊すれば止まります……おそらく、胸の辺りにある筈です」
テル「イーリンさん、それって……」
イーリン「もとより、精核になったものを元に戻す術はありません……破壊するのが、せめてもの弔いでしょう」
エリザベート「精核……先ほどから話に出ておりますけれど、それは一体何ですの?」
テル「……命を加工して作る、魔導機械の核だよ。妖精や精霊みたいな存在を材料にする、最低最悪の技術」
エリザベート「……」
テル「普通なら、使うこと自体が許されない。知っていて使ってるなら、なおさら許せない」
エリザベート「……なるほど。詳しい理屈は分かりませんが、命を道具として弄んでいるということだけは分かりましたわ……でしたら、止めますわ。あのような形で使われ続けることこそ、あまりにも惨い」
魔導人形たち「「「」」」ガシャンッ!
ノーランド「話してる暇、あるの?」
旧砲台跡「」ヴォォォン……
テル「ないね。イーリンさん!」
イーリン「はい。閃光玉を使います」スッ
エリザベート「目眩ましですの?」
イーリン「ええ。魔導人形の視覚系を一瞬でも潰せれば、胸部の精核を狙う隙ができます」
テル「その間に、私はノーランドを狙う」
イーリン「ええ、お願いします……行きますよ」ポイッ
閃光玉「」コロン……
ノーランド「……?」
閃光玉「」ピッカァァァン!
魔導人形たち「「「!?」」」
437 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/24(日) 23:15:40.10 ID:2HIjXR/hO
エリザベート「今ですわね!」
浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴッ!
人形達へ飛んでいく瓦礫「」ドガガガッ!
魔導人形A「」バキッ!
割れる精核「」バリンッ……
魔導人形A「」ガクン……
イーリン「……せめて、安らかに」スッ
拳「」ドゴォッ!
精核「」バギャッ!
魔導人形B「」ガクン……
迸る雷「」バチチチッ!
目をこするノーランド「視覚妨害……!でも、意味はない……!」ゴシゴシ
テル「意味あるよ。あんたが一瞬でも、そっちに意識を向けたなら!」
雷撃「」バシュッ!!
ノーランド「……!」バッ
焼けこげるノーランドの白衣「」バチッ!
テル「入った!」
エリザベート「続きますわ!」
魔導人形C「」ギギッ……!
エリザベート「遅いですわよ!」グルッ!
蹴り「」ドゴォッ!
魔導人形C「」メキッ!
イーリン「胸部、露出!」ゲシッ!
精核「」バキッ!
魔導人形C「」ドサッ……
イーリン「三体停止!」
頭を抑えるノーランド「──私だって、こんなこと……!」ググッ……
テル「……?なにか、様子が……」
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-39劣勢
40-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 23:20:10.89 ID:cilZXinvO
連携技
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/24(日) 23:20:11.51 ID:YYk74/Oh0
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