【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

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347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/16(土) 21:42:48.72 ID:OeoTz0Z5O
>>345すいません少し訂正します
妖精三人(ビビアン、リルル、ヴァリエール)  聞き取りづらいが黒いローブのエルフと白衣のホムンクルスが会話しているところを発見する
348 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/16(土) 23:07:26.28 ID:5j0biP50O
ーークロシュヴァリエ号 甲板

アインズ「ふむ……外観は問題ないな。駆動系も大丈夫そうだ。今日も清掃だけでいいだろう」

テイル「あら?アインズだけ?」

アインズ「テイルか。誰かに用事でもあったか?」

テイル「用事というか……避難ね。ヒナ、昨日の戦いになんで呼んでくれなかったんだって、騒いでうるさくって……」

アインズ「ああ……」

ドガァァァン!

アインズ「敵襲か!?」バッ

テイル「大丈夫……あれはヒナと哀れな犠牲者が模擬戦を行っているだけだから」

バヂヂヂッ!ドォン!ドォン!

アインズ「……本当に大丈夫なのか?」

テイル「ええ。本気ならもっとうるさいもの」

アインズ「恐ろしい判断基準だな」

テイル「付き合いが長いと、嫌でも分かるのよ……こっちに来たついでになにか手伝うわよ?」

アインズ「いいのか?」

テイル「ヒナの模擬戦に巻き込まれるよりは安全そうだしね。それに、空を飛ぶ船なんてそう何度も触れるものじゃないもの!ロマンがあるじゃない!」キラキラ

アインズ「フッ……なるほどな。では、甲板の清掃を頼む」

テイル「了解!」



クロシュヴァリエ号「」ピカピカ

テイル「ふぅ……こんなものかしら?」

アインズ「手伝ってくれて助かった。少し休憩しよう」スッ

サーシャの手作りクッキー「」ポンッ

テイル「あら?それ……」

アインズ「ここに来る前に私の知り合いがくれたんだ。味はたしかだぞ」サクッ

アインズ「〜♪」
アインズの尻尾「」ブンブン

テイル「ん……美味しいわね。ていうか、コレ……フォレスティナで食べたことあるわよ」サクサクッ

アインズ「フォレスティナで?」

テイル「ええ……どこの一族か忘れちゃったけど、まだ小ちゃいエルフの子が焼いてくれてね。そのときの形は歪だったけど、味はまったく一緒!」

アインズ「そうか……もしかしたら、そのときもサーシャが作ったものかもしれないな」

テイル「あなたと知り合いってことは……今は冒険者をやってるのね。ふふっ、もしそうだったらずいぶん逞しくなったのね……」

アインズ「ああ。実際、サーシャは頼りになる。料理は美味いし、優しくてな……!」

テイル「羨ましいわね……ヒナと交換したいくらいよ」

アインズ「サーシャはやらんぞ?」

テイル「冗談よ。なんだかんだヒナは悪い子じゃないし、一緒にいると退屈しないしね……」

ドガァン!ドガァン!ドガァン!

アインズ「……行かなくていいのか?」

テイル「ええ……今はこの平穏を楽しませて……」サクッ……

⭐︎テイルとクロシュヴァリエ号を清掃しました。
349 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/16(土) 23:07:59.39 ID:5j0biP50O
ーー廃都

イーリン「ッ!!!」

ヒナ「あははは!!!楽しいですね!!!やっぱり戦いはこうでなくちゃ!」

ガッ!ドゴォン!ガガガガ!

レイセオン「す、凄まじい攻防です!!!わたくしなら10秒で地面と親密な外交関係を結ぶことになるでしょう!」

ガイ「……この調子で戦っていたら廃都がさらに廃都になるんじゃないか……?」

アトニス「心配ならイーリンと変わってやったらどうだ?」

ガイ「……遠慮しておく」

アトニス「正しい判断だな。ボクは空妖精のところでわたあめを食べてくる……何かあったらすぐに駆けつけてやる」クルッ スタスタ……

ガイ「……あいつ、逃げたな」

レイセオン「ですが、駆けつけると言った以上、本当に駆けつけてくださると思います!アトニス様はああ見えて責任感がありますので!」

ガイ「ああ見えて、は本人が聞いたら怒りそうだが」

レイセオン「では、可愛く責任感がありますので!」

ガイ「……それも怒りそうだ」

ドゴォン!

イーリン「甘い!!!」ブンッ

ヒナ「おおっ、いい拳です!」パヒュンッ

レイセオン「……ところで、ガイ様」

ガイ「何だ?」

レイセオン「先日のベッサラビア戦で、わたくしとテル様の転移雷撃をご覧になりましたね?」

ガイ「ああ……いい連携だったな」

レイセオン「であれば、ガイ様にも空間魔法の基礎を覚えていただく価値があるのではないかと考えます!」

ガイ「空間魔法を?」

レイセオン「はい!ガイ様は時間魔法を扱われます。時間と空間は別分野ですが、座標、距離、瞬間的な位置認識という意味では相性がよい可能性があります!」

ガイ「……転移魔法を使えれば、戦い方は広がるな。だが、そんな魔法を簡単に習得できるわけ……」

レイセオン「ガイ様は時間魔法の適性があります!時間魔法の適性者は、ほぼ全ての魔法に適性を持つと言われていますからね!ものは試しでやってみましょう!!!」ズイッ

ガイ「あ、ああ……わかった。頼むぞ、レイセオン」

レイセオン「ええ!大魔女帝国指定特級魔女レイセオン・ノースロップ、基礎講座を開始いたします!ここだと集中できないので、少し移動しましょう!」

◆コンマ下1
01-05危険
06-90難しい
91-00習得
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/16(土) 23:13:39.59 ID:nI5l2cW60
351 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 00:48:00.34 ID:mM3HbQYDO
レイセオン「一般的な空間魔法とは、簡単に言うと新しい場所を見えない所に作るようなものです!私が使用している転移は、それを利用して見えない道を作っているようなものなんですよ!」

ガイ「見えない道……」

レイセオン「はい!例えば、ここにある小石をあちらへ運ぶ場合、普通なら投げたり持って行ったりします!」

小石「」コロ……

レイセオン「ですが、空間魔法ではこちらとあちらの間に、見えない近道を作ります!」

ガイ「近道を作る……」

レイセオン「そうです!つまり、こうです!」

魔法陣「」フォンッ

小石「」フッ……

少し離れた場所に落ちる小石「」コトン

ガイ「……なるほど。今のは分かりやすい」

レイセオン「よかったです!では、ガイ様もやってみましょう!」

ガイ「いきなりか?」

レイセオン「大丈夫です!まずは小石です!人間で試すと最悪の場合、壁や地面と親密すぎる外交関係を結んでしまいますので!」

ガイ「それは避けたいな」

レイセオン「避けましょう!」

小石「」コロ……

ガイ「……見えない道を作る」

レイセオン「はい!小石を掴むのではなく、小石の足元にある空間を少しだけずらす感じです!」

ガイ「空間を……ずらす……」

小石「」カタ……

レイセオン「おおっ!反応しています!そのまま、こちら側に近道を──」

帽子を弾き飛ばす小石「」ヒュンッ!

レイセオン「ひゃっ!?」
ガイ「!」

帽子「」パサッ……

レイセオン「ああっ!?わたくしの帽子が!」

ガイ「すまない。大丈夫か?」

レイセオン「大丈夫です!初回で小石が動いただけでも十分すごいです!ただし、これは転移ではなく高速射出です!もう一度やってみましょう!」



小石「」コロ……

ガイ「……」

レイセオン「うーん……惜しいですね!ガイ様の魔力が乱れ始めています。今日はここまでにした方が──」

ガイ「ああ……頭痛もするし、そうさせてもら──」ガクッ

ポスッ……
レイセオン「!!!」

ガイ(なんでこうもタイミングよく胸に突っ込むんだ、俺は!?)
ガイ「!す、すまない!わざとじゃないんだ!」サッ

レイセオン「い、いえ……事故であることは理解しております!抗議は致しません!ですが、大魔女様とご縁のある方が、わたくしの胸元へ不用意に倒れ込むのは少々問題が……///」

ガイ(……空間魔法より先に、事故を起こさない倒れ方を覚えるべきかもしれない)

⭐︎空間魔法理解が少し進みました。
352 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/17(日) 00:49:09.41 ID:mM3HbQYDO
ーー廃都

ビビアン「……本当にこっちなの?」

リルル「間違いないよ。ニジ丸たちが、変な魔力を見つけたんだから」
ニジ丸「」ブーン……

ヴァリエール「変な魔力〜?」

リルル「うん。虫たちが嫌がってる甘いような、焦げたような……あと、ぞわぞわする感じ!」

ビビアン「説明が感覚的すぎるわね……」

ヴァリエール「だけど、昨日の襲撃直後だから見過ごすわけにはいかないよね」

ビビアン「分かってるわよ。師匠にも、何かあったらすぐ報告しろって言われてるし……」

小さな虫たち「」カサカサ……

ビビアン「ヒィッ!リルル、なるべく私に近づけないで!」ビクッ

リルル「ごめんごめん!……あっ、ニジ丸が止まった」
ニジ丸「」ピタッ……

ビビアン「……?」

ヴァリエール「静かに……あそこ、見て!」

黒いローブのエルフ「……」
白衣の小柄な少女「……」

ヴァリエール「あの黒いローブ……ガイさんが話していた人じゃない?」ヒソヒソ

ビビアン「そうかも。もう一人は……白衣の女の子?このまま様子を見てみましょう」ヒソヒソ

崩れた柱の陰に隠れる三人「」サッ



黒いローブのエルフ「……あなたも、この島の擬似星脈を狙っているのですね」

白衣のホムンクルス「狙う?違うわ。必要だから使うだけ……邪魔する気?」

黒いローブのエルフ「いえ……そのような気は微塵もありませんよ。私はただ、あなたがこの島をどのような終わりへ導くのか、確認しに来ただけです」

白衣のホムンクルス「……気持ち悪い」

黒いローブのエルフ「否定はしません」

白衣のホムンクルス「命令がある。設計がある。目的がある。私はそのために造られた」

黒いローブのエルフ「あくまで創造主の声に従うのですね」

白衣のホムンクルス「……黙って」

黒いローブのエルフ「あなた自身は、それを望んでいるのですか?」

白衣のホムンクルス「黙れ」



黒いローブのエルフ「──私は、君を止めても構いません」

白衣のホムンクルス「やってみれば?」ザッ

黒いローブのエルフ「ですが、今ではない」

白衣のホムンクルス「逃げるの?」

黒いローブのエルフ「盤面が整っていないだけです。あなたの計画も、まだ完成していない。擬似星脈への接続、出力安定、反重力機構との干渉制御……どれも未完成でしょう」

白衣のホムンクルス「……」

黒いローブのエルフ「焦っていますね。創造主の声が、まだ聞こえるのですか?」

白衣のホムンクルス「黙れと言った!」

白衣の少女の周囲に展開する魔法陣「」ギュンッ!
黒い渦「」ズズズ……

黒いローブのエルフ「怒りは自我の証明です。よかったですね。あなたは命令だけの人形ではない」パチパチ
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