【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III

Tweet

397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 12:42:45.98 ID:k9vONOPSO

イーリンの戦闘の際、硬い相手だったけど師匠の教えのおかげで冷静に対処してたね。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2026/05/23(土) 13:23:41.27 ID:C4wGzPnyo
『布団ちゃん×すももんと土曜昼のDAD部。
19:00〜オープンレックシャドバ配信者ドラフト』
▽Steam/ハクスラMMO
ダーク&ダーカー (11:24〜)

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
399 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/23(土) 21:23:30.43 ID:VC8wOyaxO
>>396
探索を続けてもらえればいずれは辿り着くようにはしたいと思います。探索自体はせずとも動きがあるようにはするので問題ないといえば問題ないかもしれません。

>>397
イーリンさんは師匠から色々教えてもらっていたようです。戦闘の際もそのお陰で焦ることは少ないのかもしれませんね。
400 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/23(土) 21:24:32.68 ID:VC8wOyaxO
ごはん屋妖精「お待たせ〜!みんな手伝ってくれてありがと〜!」

ザリガニとソラタニシのシーフード風パエリア「」ドン!

わたあめ乗せフワフワクラゲの冷麺「」ドン!

ガイ「……シーフードなのか、これは?」

テル「まあ、海じゃないけど見た目はそれっぽいでしょ?空でとれたからスカイフード……なのかもね」

アトニス「くだらない言葉遊びなどどうでもいい。ていうかお前、料理できたんだな」

テル「フッフッフッ……アトニスちゃん、私のこと見直した?」

イーリン「テル様は、手際が良かったですよ。特に味付けの調整が」

テル「ほらほら!聞いた?アトニスちゃん、聞いた?」

アトニス「はいはい、聞いた聞いた。どうせ他の奴らに大半を任せて、横から味見だけしていたんだろ」

テル「してないよ!?ちゃんと味付けしたってイーリンさんも言ってたじゃん!」

アインズ「私は具材を切っただけだがな。ザリガニの殻が意外と硬かった」

イーリン「私は火加減を少し。ごはん屋妖精様の指示が的確でした」

ごはん屋妖精「褒めても何も出ないよ〜!あ、冷麺はデザートみたいに食べてほしいからわたあめを乗っけてみたんだ〜!」

レイセオン「なるほど!麺にフワフワクラゲを練り込み、上から精霊のわたあめを加えることで、食感と香りを段階的に変化させるのですね!」

テル「さすがレイセオンちゃん。食レポが研究報告みたい」

エリザベート「パエリアの方も華やかですわね。ザリガニの赤と、ソラタニシの殻の色が綺麗ですわ」

フローディア「あなた、意外とこういう庶民的な料理にも興味を持つのね」

エリザベート「美味しいものに身分は関係ありませんわ……それに、こういったものを食べられるありがたみが最近わかりましたの」

ガイ「……食べるか」

テル「いただきまーす!」
アインズ「いただこう」
イーリン「いただきます」
レイセオン「未知食材、実食開始です!」

アトニス「甘い方から食べるか……いや、主食からか……」

テル「そこ悩むんだ」

ガイ「……」モグ……

ガイ(……美味そうな匂いはするのに、相変わらず味はまったくしない。だが……みんなの顔を見ればわかる。美味いものなんだろうな……味がわからないのが、本当に惜しい……)

テル「……あ、アインズさん!味はどう?」

アインズ「これは……旨味が強いな。殻から出汁が出ているのか」

イーリン「ええ。米にしっかり染みていますね」

フローディア「悪くないわね。少し荒っぽいけれど、賑やかな味」

エリザベート「市場料理としては十分以上ですわ。外で食べるからこその美味しさがありますもの」

ごはん屋妖精「えへへ〜!よかった〜!」

レイセオン「では、次は冷麺を……」スル……

わたあめ乗せフワフワクラゲの冷麺「」ヒンヤリ……

レイセオン「麺が……ぷるぷるしています!小麦麺ではなく、クラゲを混ぜた透明感のある麺なのですね!」

アトニス「うん……正直、組み合わせを聞いたときは不安しかなかったが、これは普通に美味いな。麺の食感も悪くない。わたあめの甘さがここまで合うとは……」

ごはん屋妖精「まだあるけど、食べる?」

アトニス「本当か!?是非とも頼む!」

フローディア「……?」チラッ

ガイ「……なんだ、フローディア」

フローディア「……いいえ。なんでもないわ。食べる姿まで愛おしく見えてね」

ガイ「……そうか」モグ……

⭐︎みんなで食事をとりました。
401 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/23(土) 21:25:07.14 ID:VC8wOyaxO
ーークロシュヴァリエ号 甲板

レイセオン「うーん……ノーランドは一体どこに潜んでいるんでしょうか?」

ガイ「ジェミニさんやゼーレシルト、他にも島に住んでる奴らの話を参考に重要な箇所は見て回ったが、どれもハズレだった」

レイセオン「私の捜索した範囲でも秘匿系の魔術の痕跡は見つかりませんでした!ですが、確実にこの島のどこかにいるのは間違いありません!」

ガイ「どうしてそう言い切れるんだ?」

レイセオン「魔法使い的観点で見たら、この島の擬似星脈に明らかに人の手が加わった形跡があるのです!ヴァリエール様やビビアン様といった妖精の方々に聞いても、擬似星脈をわざわざ弄るような真似はしない、とお言葉をいただきました!」

ガイ「もしかして、魔術的な秘匿ではなく……擬似星脈か、この島の機構そのものに紛れ込んでいるのか?」

レイセオン「可能性は大いにありますね!」

ノソノソ……

下着フローディア「ふぁぁ……まったく。朝から元気ね。もう少し静かにしてくれてもいいのに」

ガイ「ぶっ!」

レイセオン「フローディア!?な、なぜそのようなお姿で甲板に!?」

フローディア「寝起きだからよ」

ガイ「理由になっていないだろ!服を着ろ!」

フローディア「あら、ガイ。見たいなら見てもいいのよ?」

ガイ「見たくないから言っている!」
 
エリザベート「フローディア様ぁぁぁっ!!!」バッ

フローディア「あら、早いわね」

エリザベート「早いわね、ではありませんわ!淑女がそのような格好で外へ出てはいけません!ましてやここは敵地同然の場所ですのよ!?」

フローディア「共闘中だから敵地ではないわ」

エリザベート「そういう問題ではありませんわ!」

ワーワーギャーギャー

ガイ「……最近、妙に精神的に疲れることが多いな……とりあえず、行動しよう」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(9日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの潜伏場所を特定する。

何をする?
安価下1〜3

???進捗度(現在0%)
コンマ下1
01-10 +80%
11-90 +20%
91-00 +10%

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 21:25:53.76 ID:QKSLqKP50
リルルの蟲で広範囲探索してもらえないか聞く。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 21:27:31.60 ID:pnIHYFN+0
ガイ こっそり魔法剣を挑戦してみる(できれば風と光以外の属性で)
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/23(土) 21:28:11.97 ID:4pGKeL2JO
フローディア 妖精三人と会ったので会話する
405 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:22:44.02 ID:RpwbQRj2O
ガイ(そうだ……探索に行く前に少し鍛錬をしよう)



ーー廃都

ガイ(さて……テイルとヒナがやっていたような魔法武器だが……俺にはまだ風をあそこまで形にするような技量はない。炎と雷も形を固定するのは難しい……となると、消去法で氷属性だな)スッ

ガイ(……最初は小さいもの。それこそ、短剣やナイフのような……小さい刃を……)パキ……パキパキ……

氷の短剣「」パキパキ……

ガイ「……意外とあっさりできたな」
氷の短剣「」ブンッ……

ガイ「使い心地も悪くないし、思ったより消耗も少ない……ただ、今のままでは使い所は限られ──」

石柱「」シーン……

ガイ「……!少し、試してみるか……」ザッ

ガイ『──止まれ』



崩れた石柱「」ボロッ……

ガイ「……っ、ハァ……ハァ……!成功だ……!」

ガイ「これなら、時間の檻を使った攻撃の有効打になるが……反動も大きいな……!」

ガイ「フッ……少し、はしゃぎすぎたな……」フラ……

バタッ……

⭐︎氷の短剣を生成できるようになりました。
406 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:24:10.03 ID:RpwbQRj2O
ガイ「……?」パチッ

リルル「あ、起きた。おはよう、ガイ!」
ニジ丸「」ブーン!

起き上がるガイ「リルル……」ノソッ……

リルル「外でのお昼寝って気持ちいいよね!まだお昼にはなってないけど」

ガイ「……俺は、寝ていたのか?」

リルル「うん。倒れてた」

ガイ「倒れてたのか……」

リルル「うん。最初は死んでるのかと思ったよ!」

ガイ「笑って言うことじゃないだろ……」

ニジ丸「」ブーン……

リルル「でもニジ丸が、生きてるって教えてくれたから大丈夫!それにしても魔力欠乏になるまで何を練習してたの?」

ガイ「ああ、魔力で武器を作る練習をしていた」

リルル「へえ!ガイもそういうの使えるようになったんだ!」

ガイ「まだ使えると言えるほどじゃない。少し試して、失敗した」

リルル「それで倒れてたんだ」

ガイ「……ああ」

リルル「無茶するねえ」

ガイ「倒れるつもりはなかったんだが……そうだ、リルル、お前に頼みたいことがある」

リルル「おっ、リルル・セクトニアに正式依頼?高いよ?」

ガイ「可能なら報酬は払う」

リルル「冗談だよ冗談!それで、何?」

ガイ「ノーランドの捜索に、虫たちの力を借りたい」

リルル「ノーランド……白衣のホムンクルスの子だよね」

ガイ「ああ。部屋や通路、重要施設はかなり探した。だが見つからない。魔術的に隠れている痕跡も薄い」

リルル「じゃあ、別の隠れ方をしてるかもしれないってこと?」

ガイ「ああ。擬似星脈か、島の機構そのものに紛れている可能性が出てきた」

リルル「うーん……虫で星脈を探すのは難しいけど、変な匂いとか、魔力を嫌がる場所なら見つけられるかも」
ニジ丸「」ブーン!

リルル「ニジ丸もやる気だね!」

ガイ「頼めるか?」

リルル「もちろん!虫はどこにでもいるからね。人が通れない隙間でも、虫なら入れる。ノーランドが小さい端末とか魔導機械を隠してるなら、見つかるかも!」

ガイ「助かる」

リルル「ただし、虫たちは危ない魔力を嫌がるから、見つけても近づけない場所はあると思う」

ガイ「それでいい。位置さえ分かれば、俺たちが調べる」

リルル「了解!それじゃあ、まずはニジ丸を中心に探索網を広げるね!」

ニジ丸「」ブーン!!!

小さな虫たち「」ワラワラ……
407 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:24:37.99 ID:RpwbQRj2O
ガイ「……相変わらず、数が多いな」

リルル「怖い?」

ガイ「いや。頼もしい」

リルル「ふふーん!もっと褒めてもいいよ!」

ガイ「リルルもニジ丸も頼りにしている」

リルル「うっ……素直に言われると照れるね。でも任せて。ガイたちが見つけられないものを、私たちが見つけてあげる!」

虫たち「」カサカサカサッ……

リルル「みんな、お願い!白衣の子、変な魔力、機械っぽい匂い、擬似星脈の変な流れ!何でもいいから見つけたら戻ってきて!」

虫たち「」ブワッ!

ガイ「……これだけ広がれば、何か掴めるかもしれないな」

リルル「うん。でもガイはその前に、もうちょっと座ってた方がいいよ!」

ガイ「俺はもう動ける」

リルル「倒れてた人はそう言うんだよ。少なくとも虫たちが戻るまで休憩!」

ガイ「……分かった」

リルル「よしよし。素直でよろしい」

ガイ「子ども扱いするな」

リルル「倒れてた人は子ども扱いされても文句言えませーん!それに、あなたは私からしたら子供と変わらない年齢だから、あながち間違いじゃないでしょ?」
ニジ丸「」ブーン

ガイ「……妖精種の年齢を持ちだされたら何も言えないな」

⭐︎リルルに、虫を使ったノーランド捜索を依頼しました。
408 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:26:43.36 ID:RpwbQRj2O
ヴァリエール「あ、リルルとガイだ」パタパタ

ビビアン「珍しい組み合わせね。こんな所で何してるの?」

ガイ「ノーランドの捜索だ。リルルに頼んで、虫たちを島中の隙間へ送ってもらった」

リルル「そういうこと!人が入れない場所でも、虫なら入れるからね!」
ニジ丸「」ブーン!

ビビアン「む、虫を……島中に……?」サァッ

ヴァリエール「あ、ビビアンの顔色が悪くなった」

ビビアン「悪くもなるわよ!城の壁裏とか床下から虫がぞろぞろ出てきたらどうするの!?」

リルル「大丈夫大丈夫!ちゃんと言うこと聞く子たちだから!」

ビビアン「言うことを聞く虫って時点で怖いのよ!」

ガイ「……頼もしいと思うが」

ビビアン「ガイまで!?」

ヴァリエール「でも、確かに良い探し方かもね。カリスが残した存在なら、どんな手を使ってもおかしくないだろうし…….」

ガイ「……薄々、そうじゃないかとは思っていたが……あのカリス・ノーランドと関係があるのか?」

ヴァリエール「見た目からして間違いなく関係してると思うよ。おそらく、カリスが死んだあとの保険のために造られた存在なんだろうね」

ビビアン「……アイツ、魔王化を調べるためとか言って好き放題してたものね……」

リルル「死んだ後にも色々残すなんて……迷惑な置き土産だなぁ」

フローディア「──楽しそうね。私も話に混ぜてもらえる?」
409 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:27:14.05 ID:RpwbQRj2O
ガイ「フローディア……!」

ビビアン「……えーと……アナタ一応敵なのよね?なんで自由に出歩いてるの?」

フローディア「あそこを見なさい」スッ

腕を組むアトニス「……」
笑顔で手を振るレイセオン「」フリフリ
カーテシーをするエリザベート「」ヒラリ

リルル「なるほど、しっかり監視はついてるんだ」

ガイ(その監視の内1人も敵なんだがな……)

フローディア「これなら文句はないでしょ、ガイ?」

ガイ「……フローディア。お前はどう見る」

フローディア「あら、私に聞くの?」

ガイ「利用できる情報は利用する」

フローディア「ふふっ、いいわ。そういう割り切り、嫌いじゃないわよ」

ガイ「感想はいい。答えろ」

フローディア「……単純に隠れているだけとは思えないわね。自分の身を守るより、目的を達成するための仕込みを優先しているはず」

ヴァリエール「どうしてそう考えたの?」

フローディア「目的さえ達成されれば自分の命などどうなってもいい……と彼女は思っているから」

ビビアン「そう言い切れる根拠は?」

フローディア「戦ったときに感じた、あの子の目ね」

ガイ「……」

フローディア「役に立てたかしら?」

ガイ「……少なくとも、探す場所は絞れそうだ」

ニジ丸「」ブーン!

リルル「……あれ?ニジ丸?」

ガイ「どうした」

リルル「戻ってきた子がいる……虫たちが近づきたがらない場所があるって」

ガイ「……行くぞ。リルル、案内を頼む」

リルル「了解!ニジ丸、先導お願い!」
ニジ丸「」ブーン!

410 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:28:16.57 ID:RpwbQRj2O
ーー古城 地下空洞

ガイ「ここは……何度も捜索しているが、有効な手がかりを見つけられていない場所だ」

リルル「でも、虫たちが近づきたがらなかったの、この奥だよ。ニジ丸も嫌がってる」
ニジ丸「」ブーン……ブブ……

ビビアン「ニジ丸が変な飛び方してる……」

ヴァリエール「ここ、擬似星脈にかなり近い場所だよね。普通の妖精も、あまり長居したがらない場所だけど……」

レイセオン「……これは自然な星脈反応ではありませんね!人工的に流れを曲げた痕跡があります!」

ガイ「流れを曲げた?」

レイセオン「はい!本来ならこの地下空洞から島全体へ分散するはずの魔力が、一部だけ細く、強引に引き抜かれています!」

アトニス「つまり、誰かが擬似星脈を盗み食いしているわけか」

フローディア「盗み食いというより、導線を作っているのね」

ガイ「導線……?」

フローディア「力を集めて、流して、どこかに撃ち出すための道よ」

ビビアン「撃ち出す……?」

崩れた壁「」ポロッ……

エリザベート「……!皆様、この壁の先に何かありますわ!」

ガイ「隠し空間か!なぜ気がつかなかった……!」

アトニス「かなり巧妙に隠されていたんだ。悔やんでも仕方ない」

リルル「虫たち、この中に入るのを嫌がってる……」

ガイ「……突入するぞ」スッ

411 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:28:46.34 ID:RpwbQRj2O
ドガァァァン!

小さな作業台「」ポツン……

散らばった工具「」カラ……
白い布片「」ヒラ……
魔導端末の残骸「」ジジ……

アトニス「誰もいないが……使っていた形跡があるな」

リルル「……この布、白衣っぽいね」

フローディア「でしょうね。あの子の匂いが薄く残っているわ」

ガイ「匂いで分かるのか?」

フローディア「薬品と焦げた魔力の匂い。嫌でも覚えるわよ」

レイセオン「端末の方も、まだ完全には死んでいません!少しだけ情報を引き出せるかもしれません!」

魔導端末「」ジジ……ヴン……

レイセオン「これは……島内機構の配置図?擬似星脈、反重力機構、中央動力室、旧砲台跡……複数の接続点が書き換えられています!」

ヴァリエール「旧砲台跡って……今はただの崩れた展望台になってる場所だよね?」

ビビアン「昔の防衛設備の名残って師匠から聞いてるわよ。でも、もう使えないはず……」

レイセオン「ですが、擬似星脈から直接魔力を流し込めば話は別です!」

ガイ「……ノーランドは、この島で何をしようとしている?」

レイセオン「……この配置……まさか……!」

フローディア「……ラティア・ヘイヴンそのものを、兵器に変えるつもりね」

一同「……!」

アトニス「……浮島を兵器化だと?」

フローディア「擬似星脈を炉にして、反重力機構を照準補正に使い、旧砲台跡を出口にして島全体を巨大な魔導砲台に作り替えるつもりよ」

レイセオン「理論上は可能です……!ただし、島の星脈を無理やり絞り上げることになります!発射できたとしても、島そのものが無事で済む保証はありません!」

ビビアン「ふざけないで……!この島を何だと思ってるのよ……!」

ヴァリエール「似たような場所が他にもあるかも。擬似星脈の補助機構に近い場所……冷却水路、旧砲台跡、中央動力室の周辺……」

フローディア「急いだ方がいいわね」

ガイ「理由は?」

フローディア「この端末、捨てられたんじゃない。役目を終えたから切り離されたのよ。つまり、ここでの作業はもう完了している」

レイセオン「……同意します。端末内の魔力残量から見ても、最後に稼働したのはごく最近です。数日以内……いえ、もしかすると昨日か今日かもしれません!」

ヴァリエール「だったら、次の場所ももう進んでるかもしれない。全部繋がれたら……」

ビビアン「島が砲台になる……!」

ガイ「……止めるぞ」

⭐︎地下空洞でノーランドが使っていた作業場を発見しました。
412 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:29:33.74 ID:RpwbQRj2O
ーー古城

ジェミニ「ふむ……なんとも悪趣味な仕掛けじゃな」

ガイ「ノーランドは、ラティア・ヘイヴンそのものを兵器に変えようとしているようです」

ミーティア「擬似星脈を炉にして、反重力機構を照準補正に使って、旧砲台跡を出口にする……って感じ?」

ガイ「レイセオンとフローディアは、そう見ていました」

ジェミニ「理屈としては通っておる。じゃが、実行すればこの島はただでは済まぬ。擬似星脈を無理に絞り上げれば、浮島としての安定すら崩れかねん」

セイラ「そんな……この島を……壊すつもり、なんですか……?」

ミーティア「たぶん、ノーランド本人にとっては島が壊れるかどうかなんて重要じゃないんだと思うよ。目的を達成できるなら、土台ごと吹き飛ばしても構わないタイプなんじゃないかな」

ガイ「フローディアも同じようなことを言っていた。自分の身を守るより、目的を達成するための仕込みを優先しているはずだと」

セイラ「……止めないと」

ガイ「ああ」

セイラ「この島は……姫様が、守ろうとした場所だから……。みんなが、まだ暮らしている場所だから……絶対に、そんなふうには、させない……」

ジェミニ「うむ。その意気じゃ、セイラ」
413 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 00:30:01.88 ID:RpwbQRj2O
ミーティア「で、怪しい場所は?」

ガイ「候補は三つです。旧砲台跡、冷却水路、中央動力室周辺。地下空洞の端末には、その周辺に繋がる改竄痕跡が残っていた」

ジェミニ「旧砲台跡は出口、冷却水路は魔力の流れの補助、中央動力室周辺は島の根幹……どれも放置できぬのう」

ミーティア「一番まずいのは旧砲台跡かな?そこが完成してたら、撃つための出口ができちゃうわけだし」

ジェミニ「冷却水路も危険じゃ。星脈の流れを安定させる場所を弄られれば、砲撃前に島の機構が悲鳴を上げる」

ガイ「中央動力室周辺は?」

ジェミニ「ゼーレシルトの管理領域に近い。直接侵されていれば、島の制御そのものに影響が出るじゃろう」

セイラ「全部……危ない……」

ガイ「一気に全部は見られない。今日の行動で、どこを優先するか決める必要がある」

ジェミニ「焦るな、と言いたいところじゃが……今回ばかりは急がねばなるまい。他の仕込みも既に進んでおる可能性が高い」

ガイ「……分かりました」

ジェミニ「ただし、無茶は禁物じゃぞ。ガイ殿、お主は魔力欠乏で倒れたと聞いておる」

ガイ「……誰から聞いたんですか」

ミーティア「さあ?この島、噂の回り早いよ?」

セイラ「ガイさん……倒れたんですか……?」

ガイ「少し鍛錬で無理をしただけだ。もう問題ない」

セイラ「問題ない人は……倒れない、と思います……」

ガイ「……」

ジェミニ「セイラの言う通りじゃ。今は一度の勝負ではなく、仕掛けを潰して回る段階。倒れるほど魔力を使えば、次の一手が遅れる」

ガイ「……気をつけます」

ミーティア「まあ、新しいものを試すのって楽しいからね。やりすぎる気持ちは分かるけど」

ジェミニ「ミーティアまで甘やかすでない」

ミーティア「あはは、ごめんごめん」

ジェミニ「では、方針を決めよう。旧砲台跡、冷却水路、中央動力室周辺……どこへ向かうにせよ、今日の行動がノーランドの計画を止める鍵になるはずじゃ」

セイラ「わたしも……守ります。この島を……」
大盾「」ガシン!

ミーティア「私もできる範囲で手伝うよ。こう見えて、機構の解析とかは得意だからね」

ジェミニ「頼もしいことじゃ。では、動くとしよう」

◆現在はラティア・ヘイヴンです。(10日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・ノーランドの目的を阻止する。

何をする?
安価下1〜3

◆調査候補(探索する場合は以下から1つ選んで同行するキャラを3名記載してください)
・旧砲台跡
・冷却水路
・中央動力室周辺

ラティア・ヘイヴン改造進捗度(現在20%)
コンマ下1
01-10 +80%
11-90 +20%
91-00 +10%

⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 00:36:14.49 ID:Ux1CVWi40
中央動力室周辺を調査 
アインズ セイラ ゼーレシルト
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 00:45:27.20 ID:+vk/srF4o
並行して手が空いてる協力者達で他の箇所の様子を偵察しておく
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 00:46:31.21 ID:wHLlFRGqo
旧砲台跡を調査
テル エリザベート イーリン
417 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 01:17:18.86 ID:ZT/KURv1O
安価が揃ったので本日はここまでです。
ガイが探索する場所は3つの安価の中で>>414の方のコンマの数値が1番高いので、中央動力室となります。また、>>415の方の安価で協力者が他の場所を探索する旨の安価がされているため、ノーランドと接触した場合にその場所への増援は望めない可能性が高いです。出会うかはコンマ次第になるのですが。
次回もよろしくお願いします。

それでは、また。
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 01:29:10.65 ID:+vk/srF4o
おつ
あ、複数攻略行けたのね…書き方的に1日1箇所ずつだと思ってた…
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 02:43:06.95 ID:YYk74/Oh0

「何をする?」の安価で調査する安価で良かったのかそれとも日常的な感じの安価でも良かったのか迷ってしまった。
420 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 19:42:46.50 ID:+hfImEI3O
>>418 >>419
分かりにくかったですよね。申し訳ないです。

こちらの想定としては、自由安価の枠を1つ使うごとに1箇所探索できる、という形でした。
テラヌス・ウルスの遺跡探索のときみたいな感じです。
なので、日常系や交流系の安価でも問題なかったのですが、今回は3つとも探索寄りの内容だったので、>>417のように複数箇所を調査する形にしました。
次回からはもう少し分かりやすく書いておきます。
421 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 19:43:18.54 ID:+hfImEI3O
ーー中央動力室

巨大な魔導炉「」ゴウン……ゴウン……
浮遊する球体端末「」クルクル……
幾何学模様の壁「」ボウッ……

セイラ「ゼーレシルトさん、いる……?」

ヴォン……

ゼーレシルト「──セイラ、ガイ様、アインズ様。来てくれたのですね」

アインズ「ゼーレシルト、ここがこの島の心臓部か?」

ゼーレシルト「概ねその認識で問題ありません。擬似星脈の流量調整、反重力機構への供給、各区画への魔力分配。その多くを、この周辺機構で制御しております」

アインズ「なるほど。ここを弄られれば、島全体に影響が出るわけだな……早速探すぞ。地下空洞のように手が加えられていれば、痕跡が残っているはずだ」

ゼーレシルト「同意します。これより補助系統の照合を開始致します」
球体の表面に浮かぶ幾何学模様「」ヴン……

ガイ「……何か分かるか?」

ゼーレシルト「主系統に直接的な異常はありません。しかし……補助回路の一部に、認識不能な迂回路を確認」

ガイ「迂回路……?今まで気づかなかったのか?」

ゼーレシルト「弁明になりますが、中央動力室は既に複数回走査しております。異常値は検出されませんでした」

アインズ「なら、なぜ今になって見つかった?」

ゼーレシルト「この迂回路は、既存の保守用回路の劣化誤差に偽装されています。通常監視では、経年劣化による微細な揺らぎとして処理される範囲です」

セイラ「……わざと、古くなったみたいに見せてた……?」

ゼーレシルト「その通りです。さらに、地下空洞で発見された端末情報がなければ、該当箇所を重点照合する理由もありませんでした。極めて巧妙です」

ガイ「ゼーレシルトの監視を抜けたんじゃなく、監視に引っかからない形に偽装したのか」

ゼーレシルト「はい。私の管理領域に無理やり侵入したのではなく、既に存在する回路の影に寄生した、と表現するのが近いでしょう」

アインズ「……厄介だな」

ゼーレシルト「同意します。本来存在しない魔力の通路です。極めて細く、通常観測では誤差として処理される程度ですが……確かに、外部へ繋がっています」

セイラ「外部って……どこに……?」

ゼーレシルト「解析中……旧砲台跡、冷却水路、そして……」

ガイ「……そして?」

ゼーレシルト「……この中央動力室内部です」

アインズ「既に手が加えられているということか」

ゼーレシルト「正確には、主要制御部ではなく補助回路の影です。中央動力室そのものを直接制圧されたわけではありません。しかし、長期間放置すれば主系統へ干渉される危険があります」

ガイ「……警戒を強めるぞ。もしかしたら近くにいるかもしれない」

セイラ「はい……!」
422 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 19:43:45.42 ID:+hfImEI3O
薄く光る床の継ぎ目「」ジジ……

ガイ「……床が光っている……」

ゼーレシルト「……該当箇所、通常構造と一致しません。偽装されています」

アインズ「壊すか?」

ゼーレシルト「慎重な作業を推奨します。動力室内で不用意な破壊を行えば、供給系統に影響が出る可能性があります」

セイラ「ここは……昔から、何度か来た場所です。ゼーレシルトさんに、点検してもらったり……反重力機構を、調整してもらったり……」

ガイ「……」

セイラ「だから……嫌です。ここを、勝手に使われるのは……すごく、嫌です」

ゼーレシルト「セイラの感情表明を受理。私も同意致します。中央動力室は、ラティア・ヘイヴンを兵器化するための施設ではありません」

アインズ「なら、尚更止める必要があるな」

ガイ「ああ……俺が開ける。アインズ、何か飛び出したら頼む」

アインズ「任せろ」

セイラ「わ、わたしも……守ります……!」

ガイ「頼りにしている。行くぞ──」

床の継ぎ目に手を当てるガイ「……」グッ……

隠し蓋「」ガコン……

◆コンマ下1
01-10罠
11-55隠し端末を発見
56-90ノーランドの分体と遭遇
91-00ノーランド本人と遭遇
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 19:50:59.21 ID:tYxjP7f8O
424 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 19:58:34.44 ID:+hfImEI3O
追加判定です。

◆安価下1
冷却水路に向かったキャラを以下から3人指定してください。

・クロシュヴァリエ号
アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート

・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、ポーラー+ゴライアス(1人扱い)、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル

◆コンマ下2
01-50冷却水路
51-00旧砲台跡
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 20:00:58.32 ID:ychaZqSI0
テイルベルトーネリルル
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 20:07:25.66 ID:v+NXfgBBO
はい
427 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 21:55:43.74 ID:nscHwTjwO
ガイ「……人の気配はないな」

セイラ「これは……部屋、ですか……?」

ゼーレシルト「かつて整備をするために作られた機構を再利用したものと思われます。非常時には中枢管理から切り離して手動整備を行う独立区画なので、私自身にもこの場所は秘匿されていたようです」

ガイ「非常時の手動整備区画か……」

アインズ「おい……ここを見ろ。最近作られた通路だ。外からこの位置まで入ってきていたようだな……」

何かの機械「」ウィーン……

ガイ「……ゼーレシルト、この機械がわかるか?」

ゼーレシルト「データベースにありません。ノーランドが設置したものと思われます」

アインズ「見たところ、魔力系の罠はなさそうだ。物理的にはどうだ?」

ガイ「──その線も薄いな。念のため壊しておくか」

ゼーレシルト「遠距離からの破壊を推奨します。現在、この機械は補助回路に接続されていますが、主系統への干渉は確認されません。接続部ごと破壊すれば、動力室への影響は限定的です」

ガイ「わかった」スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

何かの機械「」バチチッ!……プシュー……

ゼーレシルト「機能停止を確認。補助回路への不正な迂回路が一部遮断されました」

セイラ「これで、この場所は大丈夫なのかな……」

ガイ「それはレイセオンかフローディアに見てもらわないとわからないな……だが、少しだけでも計画の妨害にはなった筈だ」

アインズ「ああ……少なくとも、この端末から中央動力室を弄られる心配は減ったはずだ。だが、他にも同じような仕掛けがあるなら早めに潰すべきだな」

⭐︎中央動力室の隠し端末を破壊しました。
428 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 21:56:37.14 ID:nscHwTjwO
ーー冷却水路

ベルトーネ「うぅ……寒い……こんなところ初めて入ったよ〜」ブルブル

リルル「この場所はニジ丸たちにも厳しいよぉ……連れてこなくてよかったぁ……」ブルブル

テイル「グライダーで空を飛ぶときに使う防寒具があって助かったわ……ていうか、あなた達はなんでそんな格好でここに来たのよ?」

ベルトーネ「見て何もなかったらすぐ帰れるかなって思って〜。それに、ヒナの奴が悪魔は寒さに弱いって煽ってくるから……」

リルル「私は妖精としての矜持!」

テイル「そ、そう……気のせいだと思うけど頭が痛くなってきたわ……ヒナを置いてきて正解だったかも……」

ベルトーネ「お、それならヒナと別れて私と手を組んじゃう〜?」

テイル「悪くない提案ね……だけど、断らせてもらうわ。ヒナのこと、あれでも結構気に入ってるもの」

ベルトーネ「そっか〜、残念……」

リルル「でも、ベルトーネは働きたくないんじゃなかったの?」

ベルトーネ「働きたくないけど、別の娯楽で遊びたいなって思って〜……ほら、リテン・ヘイヴンっていう所が下にはあるらしいじゃん?あそこに渦巻く欲望はどれも魅力的でさ〜」

リルル「うわぁ……聞いただけで絶対に近づいちゃいけない場所って分かるね……」

テイル「あそこには……あまりいい思い出はないわね……そんなことより、ノーランドの痕跡を探すわよ」

429 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 21:57:06.36 ID:nscHwTjwO
古い配管「」ジジ……

凍りついた壁面「」パキ……

テイル「ここ、他より冷えてるわね」

リルル「寒いっていうか……魔力が吸われてる感じがする」

ベルトーネ「たぶん正解〜。冷却水路に流れてる魔力を、ちょっとずつ横取りしてるんだと思うよ」

テイル「どこに?」

ベルトーネ「そこ」

壁の継ぎ目「」ジジ……

リルル「え?ただの壁じゃないの?」

ベルトーネ「ちょっと下がってて〜」スッ

黒い魔力「」ヌル……

壁の継ぎ目「」ギギ……ガコンッ
隠し区画「」パカッ……

冷却管に絡みつく何かの機械「」ヴィーン……

リルル「うわ……本当にあった!壊した方がいいんだよね?」

テイル「冷却管に繋がってるけど……これ、下手に壊して大丈夫なの?」

ベルトーネ「普通に壊したら、ここの流れが乱れて水路全体が凍るかもね〜」

リルル「そうなの!?ど、どうしよう!?」

ベルトーネ「──仕方ない。働くか……」スッ
キィィィン……

リルル「あ、流れが少し戻った……?」

テイル「な、何をしたの?」

ベルトーネ「私の権能でちょちょいと……今なら壊せるから、あとはお願い〜」

テイル「そ、そう……それなら……」
風の剣「」ヒュルル……!

ズバッ!

冷却管に絡みつく何かの機械「」プシュー……

リルル「……壊れた?」

テイル「端末の魔力反応は消えたわね」

ベルトーネ「これで冷却水路から旧砲台跡に流してた分は止まったと思うよ。完全かどうかは、丸いのとか声デカ魔女に見てもらわないと分かんないけど」

リルル「ベルトーネ、すごい!」

ベルトーネ「もっと褒めていいよ〜。寒い中働いたんだから〜」

テイル「ええ。今のは素直に助かったわ」

ベルトーネ「お、テイルちゃんに褒められた。これでヒナに自慢できるね〜」

テイル「ふふっ。ヒナの奴、それを聞いたら本気で悔しがるんじゃない?」

リルル「もう終わったんだよね?ジェミニさんに報告しに行こ!」

⭐︎冷却水路の隠し端末を破壊しました。
430 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 21:57:49.01 ID:nscHwTjwO
ーー旧砲台跡

ヒュオオオ──

崩れた展望台「」ゴゴゴ……
錆びた砲台跡「」ギシ……

テル「うわぁ……風、強っ……!」

イーリン「足場が崩れています。お二人とも、不用意に端へ寄らないでください」

エリザベート「ええ、分かっておりますわ……しかし、ここが砲台跡ですのね」

テル「今はただの崩れた展望台にしか見えないけどね」

イーリン「ですが、地下空洞の端末では、ここが出口として指定されていました」

テル「擬似星脈を炉にして、反重力機構で向きを補正して、ここから撃つ……だったっけ?」

エリザベート「浮島そのものを魔導砲にするなど、正気の沙汰ではありませんわ」

テル「ノーランドって子が正気かどうかは、正直かなり怪しいけどね……」

イーリン「油断は禁物です。冷却水路と中央動力室に他の重要箇所も同時に見に行っておりますが……ここが出口なら、手が加えられている可能性が高い」

エリザベート「ならば、さっさと見つけて叩き壊しますわよ!」

テル「うん。でも、慎重にね……」

旧砲台跡「」ガコン……

テル「……ん?」

イーリン「止まってください」

エリザベート「……何か、ありますわね」

旧砲台跡「」ガコン……ガコン……

テル「……動いてる?」

イーリン「……アレは、もう使えないはずでは?」

エリザベート「ええ。そのはずですわ。けれど……」

旧砲台跡「」シン……

砲台から出てくる人影「」スッ……
白衣「」ファサッ……

テル「!」

ノーランド「……もう見つけたんだ」

エリザベート「ノーランド……!」

ノーランド「ああ、この前の……死なない人はいないんだ」

イーリン「ノーランド。あなたがこの島の機構を改造しているのですね」

ノーランド「改造じゃない。再定義」

エリザベート「言葉遊びは結構ですわ。この島を兵器に変えようとしている時点で、十分悪質です」

イーリン「今この島には、暮らしている方々がいます。知っていて、なお実行するのですか」

ノーランド「うん。必要だから……世界への報復のために」

エリザベート「……!」

ノーランド「創造主を否定した世界。創造主を理解しなかった世界。創造主を終わらせた世界。だから、終わらせる」

テル「カリス・ノーランドの命令……?」

ノーランド「命令、遺志、設計目的……なんでもいいでしょ」

エリザベート「よくありませんわ。死んだ者の妄執で、今を生きる者たちを巻き込むなど……!」

ノーランド「今を生きる者も、いつかは死ぬ。だから、今日死んでも大きな違いはない」
431 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 21:59:47.33 ID:nscHwTjwO
テル「……っ」

イーリン「テル様、落ち着いてください」

テル「分かってるけど……!でも、あれは……言わせちゃ駄目なやつだよ」

ノーランド「怒った?」

テル「かなりね……!」

ノーランド「そう。でも、関係ない」
ノーランドの背後の旧砲台跡「」ヴィィィン……

イーリン「まさか、もう完成しているのですか!?」

ノーランド「進陟は40%ぐらい……邪魔してくるあなた達を殺して、また開発を進める」

エリザベート「ノーランド!その機構を止めなさい!」

ノーランド「無理。中央動力室と冷却水路の接続は切られたみたいだけど……予備経路はある」

テル「予備……!?」

ノーランド「あなたたちが来るのは計算内。壊されるのも計算内……戦闘用人形、起動」

影から現れる人形たち「「「」」」シュタタタッ!

イーリン「なっ……魔導人形!?」

ノーランド「ここには性能のいい素体が沢山あるから、精核を組み込むだけで簡単に動くの。あなた達もやればよかったのに」

テル「……精核がどうやって作られているか知ってるでしょ」

ノーランド「知らない技術を使うわけないでしょ?」

雷を纏うテル「そう……今の言葉でわかったよ。あなたは、ここで殺さなきゃいけない……!」バチチッ……

エリザベート「何の話かわかりませんが、許せないことをしているのはわかりますわ!先日の続きをいたしましょう!ノーランド!」グッ

ーー戦闘開始 ノーランドーー

◆コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 22:04:55.29 ID:RLRC1egEO
連携技
433 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 22:47:26.49 ID:/tmVxuwSO
◆29+15=44【劣勢!】

魔導人形A「」ダッ
剣「」ブンッ!

イーリン「オラァッ!」ブンッ
魔導人形A「」バキッ!

砲台を弄るノーランド「ううん……やっぱり回路は繋ぎ直さないとダメかな……」カチャカチャ……

エリザベート「──ずいぶん余裕ですわね?隙だらけでしてよ!!!」ダッ

ノーランドを庇うように現れる魔導人形B「」シュバババ
ノーランドを庇うように現れる魔導人形C「」シュバババ

蹴りを放つエリザベート「邪魔でしてよ!」グルッ!ブォンッ!!!

吹き飛ばされる魔導人形B・C「」ドガァン!

エリザベートを羽交締めする魔導人形D「」ガシッ
エリザベート「!?」

テル「エリザベート!……こんの、離れろッ!」バッ
雷撃「」バシュッ!

魔導人形D「」バチチチッ!
エリザベート「ぐ、っ……!」ビリッ……

拘束を強める魔導人形D「」ギギ……
エリザベート「あっ……!うっ……!」

テル「そんな!?電流が完全に流されてる……絶縁処理されてるの!?」

ノーランド「ここのゴーレムとか人形はなぜか雷属性への対策がされていたから。わざわざその加工を無くす理由も無かったし」

イーリン「テル様、無理に撃てばエリザベートにも通ります!」

テル「分かってる!だから困ってるの!」

エリザベート「わ、わたくしのことは構わず……!」ギチギチ……

イーリン「構います!」

魔導人形A「」ガシャッ!
魔導人形B「」シュバッ!

イーリン「チッ……!」サッ

剣「」ヒュンッ!
拳「」ドゴッ!

魔導人形B「」グラッ……

イーリン(数が多い……!一体ずつは脅威ではありませんが、こちらの動きを止めるために配置されている……!)
434 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 22:47:54.88 ID:/tmVxuwSO
砲台跡「」ヴォン……!

テル「っ、また動いた!」

旧砲台跡に走る魔力線「」バチ……バチチッ!

ノーランド「中央動力室と冷却水路を潰したのは上手かったね。でも、ここに予備演算機を置いてある。出力は落ちるけど、起動はできる」

テル「そんなもの……!」
雷撃「」ドゴォッ!
魔導人形E「」ジジジ……!

テル「ダメだ、やっぱり効きが浅い……イーリンさん!エリザベートを!」

イーリン「承知しました!」ダッ!

魔導人形A・B「」シュバッ!

イーリン「そこを……退けぇっ!」ドンッ!

魔導人形A・B「」グラッ……

イーリン「エリザベート!」

魔力を貯めるエリザベート「っ……!この程度で……わたくしを抑え込めるとでも……!」グググ……
エリザベートを羽交締めしている魔導人形D「」ググッ……

浮き上がる周囲の瓦礫「」ゴゴゴッ……

魔導人形D「!?」

エリザベート「思い上がりも甚だしいですわよ!!!」

魔導人形Dに飛んでいく瓦礫「」ドガガガッ!

魔導人形D「」バキッ!
拘束が緩む腕「」ギギ……

イーリン「今です!」シュバッ!

イーリンの肘「」ドゴォッ!
魔導人形D「」バギャッ!

イーリン「」スタッ

イーリンに抱えられるエリザベート「はぁ……はぁ……助かりましたわ、イーリン様……」

イーリン「ご無事で何よりです」

テル「二人とも、まだ来るよ!」

魔導人形たち「「「」」」ガシャンッ!

エリザベート「しっつこいですわね……!」

旧砲台跡「」ヴォォォン……

ノーランド「進捗、上昇……まだ世界を壊すほどじゃないけど、試験射の的にしてあげる」

テル「ッ……このままじゃ、まずい……!」

イーリン「ええ……!人形の処理に手間取れば、砲台の起動が進んでしまいます……!」

エリザベート「力任せに突破するしかありませんわね……!」

◆コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-50敗北(死亡判定あり)
51-70劣勢
71-00優勢

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り3回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回前ターン使用済みのため今回は使用不可)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 22:49:00.75 ID:lblaUhllO
閃光玉
436 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 23:15:11.97 ID:2HIjXR/hO
◆75+5=80【優勢!】

イーリン「……あの魔導人形たちに雷属性は効きません。テル様は直接、ノーランドを狙ってください」

テル「わかった……2人はどうするの?」

エリザベート「あの魔導人形をどうにかしますわ。何か弱点とかはありませんの?」

イーリン「……魔導人形の動力源である精核を破壊すれば止まります……おそらく、胸の辺りにある筈です」

テル「イーリンさん、それって……」

イーリン「もとより、精核になったものを元に戻す術はありません……破壊するのが、せめてもの弔いでしょう」

エリザベート「精核……先ほどから話に出ておりますけれど、それは一体何ですの?」

テル「……命を加工して作る、魔導機械の核だよ。妖精や精霊みたいな存在を材料にする、最低最悪の技術」

エリザベート「……」

テル「普通なら、使うこと自体が許されない。知っていて使ってるなら、なおさら許せない」

エリザベート「……なるほど。詳しい理屈は分かりませんが、命を道具として弄んでいるということだけは分かりましたわ……でしたら、止めますわ。あのような形で使われ続けることこそ、あまりにも惨い」

魔導人形たち「「「」」」ガシャンッ!

ノーランド「話してる暇、あるの?」
旧砲台跡「」ヴォォォン……

テル「ないね。イーリンさん!」

イーリン「はい。閃光玉を使います」スッ

エリザベート「目眩ましですの?」

イーリン「ええ。魔導人形の視覚系を一瞬でも潰せれば、胸部の精核を狙う隙ができます」

テル「その間に、私はノーランドを狙う」

イーリン「ええ、お願いします……行きますよ」ポイッ
閃光玉「」コロン……

ノーランド「……?」

閃光玉「」ピッカァァァン!

魔導人形たち「「「!?」」」
437 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 23:15:40.10 ID:2HIjXR/hO
エリザベート「今ですわね!」

浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴッ!

人形達へ飛んでいく瓦礫「」ドガガガッ!

魔導人形A「」バキッ!
割れる精核「」バリンッ……

魔導人形A「」ガクン……

イーリン「……せめて、安らかに」スッ
拳「」ドゴォッ!

精核「」バギャッ!

魔導人形B「」ガクン……

迸る雷「」バチチチッ!

目をこするノーランド「視覚妨害……!でも、意味はない……!」ゴシゴシ

テル「意味あるよ。あんたが一瞬でも、そっちに意識を向けたなら!」
雷撃「」バシュッ!!

ノーランド「……!」バッ
焼けこげるノーランドの白衣「」バチッ!

テル「入った!」

エリザベート「続きますわ!」

魔導人形C「」ギギッ……!

エリザベート「遅いですわよ!」グルッ!
蹴り「」ドゴォッ!

魔導人形C「」メキッ!
イーリン「胸部、露出!」ゲシッ!
精核「」バキッ!

魔導人形C「」ドサッ……

イーリン「三体停止!」

頭を抑えるノーランド「──私だって、こんなこと……!」ググッ……

テル「……?なにか、様子が……」

◆コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-39劣勢
40-90優勢
91-00勝利

【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 23:20:10.89 ID:cilZXinvO
連携技
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/24(日) 23:20:11.51 ID:YYk74/Oh0
440 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/24(日) 23:54:18.79 ID:kKJJF+KcO
◆89+15=104 【勝利!】

テル(いや……気のせいか。ここで殺さなきゃ、犠牲が増える……!)バチッ……

魔力を貯めるテル「──二人とも、時間稼ぎをお願い」バチッ……バチチッ!バチィッ!
迸る雷「」バチチチチチッ……!
弾ける雷光「」ビリッ……

イーリン「その魔力は……!わかりました。エリザベート、残りの人形の対処をお願いします。私はテル様を守ります」

エリザベート「承りましてよ!雑兵の相手など、わたくし一人で十分ですわ!」ザッ!

魔導人形たち「「「」」」ガシャンッ!

エリザベート「退きなさいな!!!」グッ

浮き上がる瓦礫「」ゴゴゴゴッ!
瓦礫の雨「」ドガガガガッ!!!

魔導人形たち「「「」」」バキッ! メキッ!

イーリン「テル様、集中を!」ドゴォッ!

目を閉じるテル「……」ブツブツ……

ノーランド「詠唱による補助……上級魔法を使うつもりね……砲台出力を前倒しに……」
旧砲台跡「」ヴォォォン……!

イーリン「させません!」ダッ!

魔導人形D「」シュバッ!

イーリン「邪魔です!」ドゴォッ!

魔導人形D「」バギャッ!

頭を押さえるノーランド「っ……また邪魔を……!私は……私は、これを……しないと……」ググッ……

テル「……」ブツブツ……

ノーランド「創造主の命令……世界への報復……それが、私の存在理由……私はそのために造られた……!自我を持つことなど、許されない……!」

雷を纏う杖「」バヂヂヂヂッ!!!
テル「──構成、完了」

エリザベート「道は開けましたわ!!」

倒れた魔導人形たち「」シーン……

イーリン「テル様!」

テル「──目標、補足」スッ……
雷を纏う杖「」バヂヂヂヂッ──!

頭を抑えるノーランド「防御、しないと……!」
ノーランドの周囲に展開する魔法陣「」ギュンッ!
旧砲台跡「」ガコン……ガゴンッ!

テル「──射出」
凝縮された雷の槍「」ピカッ……

ノーランド「……?」

ノーランドの下半身「」ジュッ……
壊れた旧砲台跡「」メギャッ……

雷鳴「」ドギュウウウウウンッ!!!

下半身が吹き飛んだノーランド「え……あれ……?」ベチャッ……
壊れた旧砲台跡「」ボロッ……

テル「っ、はぁ……はぁ……!」ガクッ

ノーランド「っ、?……な、なんで動けない、の……どうして、地面に???歩けない、足、どこ……?」モゾ……

立ち上がろうとするテル「……っ、まだ……生きてる……」グググッ……

イーリン「テル様、あとは私に任せてください……」スッ

ノーランド「……命令、まだ……終わってないのに……」モゾ……モゾ……

エリザベート「……」

◆コンマ下1
奇数 プログラム起動
偶数 命令信号途絶
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 00:08:36.74 ID:suhEaeK8o
442 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/25(月) 00:49:36.24 ID:xKKdz6I2O
ノーランド「……命、令……あれ……?」

テル「……?」

ノーランド「静かになった……頭の中が……静か……創造主の声が……聞こえない……報復しろって……壊せって……言わない……」

ノーランド「……私……何を……」

イーリン「……まさか、今の一撃で精神干渉のようなものが途切れたというのですか……」

エリザベート「精神干渉……では、今までの彼女の行動は……自分の意志ではなかったと……?」

テル「っ……ノーランド……」フラッ……

ノーランド「あなた……雷の人……」

ギュッ……

手を握るテル「……ごめん、ごめんねっ……!」ポロポロ……

ノーランド「どうして……謝るの……?私が……悪いこと、したんでしょう……?たくさん……壊そうとして……殺そうとしたんだから……」

エリザベート「……助ける方法は、ありませんの?」

首を振るテル「……」フルフル

イーリン「……この傷では、もう助かりません。無理に延命しても、苦しみを長引かせるだけでしょう」

ノーランド「……じゃあ……私ここで終わるんだ……」

ノーランド「私……命令がないと……何もないと思ってた……でも……静かになったら……少しだけ……」

ノーランド「空を見て……ぼーっとしたいって……思ってた……」

イーリン「……少し、身体を起こします。エリザベート様、支えを」

エリザベート「……承りましたわ」スッ……
443 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/25(月) 00:50:10.38 ID:xKKdz6I2O
瓦礫「」ゴゴ……
ノーランドの身体を支える瓦礫「」スッ……

ノーランド「……空……」

赤い空「」サァァァ──

ノーランド「……青い空、見てみたかったなぁ……」

イーリン「……」

ノーランド「ありがとう……最後に……見せてくれて……」

イーリン「……祈りはありますか」

ノーランド「祈り……?」

イーリン「最期に願うことです」

ノーランド「願いごと……次は……誰かの声じゃなくて……自分で、何をするか……決めてみたい……」

イーリン「いい願いですね……きっと、叶いますよ」
イーリンの拳「」スッ……

ノーランド「……怖い」

イーリン「すぐに終わります」

目を閉じるノーランド「……うん……お願い……」

イーリン「……どうか、安らかに」
イーリンの拳「」トンッ……

ノーランド「」ガクッ……

風「」ヒュオオオ……

エリザベート「……終わった、のですわね」

イーリン「……はい」

テル「……もっと早くに気がついていたら、こんな結末にはならなかったのかな……」

エリザベート「……結果論ですわね。気づけなかったことを悔やむのは当然ですけれど、あの時のあなたは、この島を守るために最善を選んだのですわ」

ノーランドの白衣「」ボロ……

白衣を拾いあげるテル「」スッ……

イーリン「テル様……?」

テル「……これは、私が持っていく」

エリザベート「形見、ですの?」

テル「ううん……罰、かな。忘れないための……」

破れた白衣を肩に羽織るテル「」パサッ……

テル「この子を殺したことも……この子が最後に、自分で何かを決めたいって願ったことも……忘れちゃいけないことだと思うから」

エリザベート「……」

テル「……みんなに報告しなきゃね。このことを……」

イーリン「ええ……戻りましょう……」

風「」ヒュオオオ……

⭐︎ノーランドを倒しました。
444 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/05/25(月) 00:53:49.26 ID:xKKdz6I2O
本日はここまでです。
島に迫る脅威がまた一つ無くなりました。ラティア・ヘイヴンに平和が訪れるのも近いのかもしれません。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/05/25(月) 02:43:17.06 ID:c0/jOXQro
おつ
仕方ないけどコッチも抑制行動選べる余裕無いしな…
475.74 KB Speed:7.9   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行


スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)