他の閲覧方法【
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
全部
最新50
【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
Tweet
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2026/05/25(月) 15:54:36.25 ID:DFbVTMi/o
『松×純×ももすのイブニングDAD部
DRKS with DTNフォーカスミー#5』
▽ダーク&ダーカー
布団ちゃん×すもも(9:59〜)
https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/29(金) 22:43:33.17 ID:baDu9ZbJo
思ったよりこの三人が強い
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 08:22:09.39 ID:O4a8/d230
ノーランドはこの世界におけるワイリーとかクッパ的存在かな。
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 10:02:05.56 ID:rUmOWYgqO
乙
ノーランド戦では珍しくガイがいない状態での戦闘だったな。
450 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 21:00:27.00 ID:RuInqy+/O
>>445
命を奪わないように加減する難しさというものを感じていただけたようで幸いです。ギリギリの戦いというのを今後も感じていただきたいですね。
>>447
イーリンさんは修行を積み重ねた故の強さのため、テルさんはロスチャイルド家の成果物の1人のため、エリザベートさんは育った環境の過酷さのため、実は協力者の中では素の戦闘力が高めの人ばかりだったのでしょう。
>>448
悪役といえば悪役かもしれませんが、その方々とはまた方向が違ったタイプに思います。カリスさんの立ち位置はこちらのスレよりも本家様を見ていただくのが一番かと思います。
>>449
実はガイさんがいない状況での戦闘は(
>>1
の記憶がたしかであれば)初のはずです。戦闘にガイが参加しないことで戦闘中の選択肢は減ってしまうことを頭の片隅にでもいれていただくのがいいかと思われます。
451 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 21:00:56.64 ID:RuInqy+/O
ーークロシュヴァリエ号
大量の空き缶「」ゴロッ……
テル「んぐっ……んぐっ……」ゴクゴク
取り上げられる酒「」パシッ
テル「ちょっと、何するのさ──」
フローディア「先日からずっと見てたけど……あなた、普段より飲み方が乱暴になってるんじゃない?」
テル「……だから、何?」
フローディア「自分から破滅に向かおうとしているのを止める親切心よ。わからないのかしら?」
テル「……訳がわからないよ」
フローディア「素直に受け取ってもらえないと傷つくわね……でもいいわ。今のあなたになら私の考えも理解してもらえそうだし」
テル「……私を仲間に誘ってる?」
フローディア「そうよ。今回の出来事だって、誰もが死ななかったらそもそもノーランドはこの島に来なかったんじゃないかしら?仮に来たとしても、死の結末を迎えることはなかった」
テル「……」
フローディア「死があるから、失う。死そのものがなければ、やり直せた。救えたかもしれない」
テル「……そうかもね。でも、それは正しくないよ」
フローディア「どうして?死んでしまえば、自由も何もないわ」
テル「死ななければ自由になるとも限らないでしょ」
フローディア「……」
テル「あなたの世界は、死なないだけ。苦しみも、後悔も、支配も、全部残ったまま止まるだけに見える」
フローディア「……セーレの姉だから、少し期待していたのに」
テル「期待外れで悪かったね」
フローディア「……本当に残念。あなたなら、喪失の痛みを理解できると思ったのだけれど」
テル「理解してるよ。だから断るの。私は、死ぬのが怖いし、誰かが死ぬのも嫌だ。助けられないのも嫌だ。でも、死を消すために、生き方まで奪う世界はもっと嫌だ」
テル「でも、私は医術士だから。死なせたくないから手を伸ばす。死なない世界を作るために、誰かの自由や心を潰す側には行かない」
フローディア「……強情ね、あなた」
テル「セーレと親戚だからね」
フローディア「ふふ……残念だわ。あなたが来てくれれば、少しは楽しくなりそうだったのに……」
取り上げた酒「」クイッ
フローディア「ん……まずくはないけれど、せっかく飲むなら、こんな安酒じゃなくてもう少しいい酒を飲みなさいよ」
テル「飲むなって言いに来たんじゃないの?」
フローディア「壊れるために飲むなと言っただけよ。味わうなら止めないわ」
テル「……ほんと、訳わかんない」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(11日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 21:02:07.16 ID:O4a8/d230
ガイ、裸でテイルの尻を叩いている(いちゃついている)ヒナを目撃してしまう。
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 21:02:27.14 ID:rUmOWYgqO
ガイ フローディアと会話(
>>357
で「ノーランドと"エンドゲーム"」って言ってたけどもしかしてエンドゲームってあの黒いローブの男の名前なのか等)
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 21:05:48.19 ID:CWCEeXr40
丘周辺を調査中にセイラと遭遇し、一緒に墓参りに行く
455 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 22:58:36.67 ID:ojMjzmx4O
優雅に茶を飲むフローディア「あら、起きたの。おはよう、ガイ」
テル「ぐおーすぴーぐごごご……」
ガイ「……なんだこの状況は」
フローディア「見た通りよ……あなたも飲む?エリザベートが淹れてくれたの。今回はちゃんとイーリン達に許可をとったわ」ズズ……
ガイ「遠慮しておく」
フローディア「そう……他の子たちは島の方に行ったわよ。でもお子ちゃま天使は私に気づかれないようにずっと監視してくるから、休まらないわ」
ガイ「お前、自分の立場を忘れてないだろうな……それより、ベッサラビアとノーランドは退けた。あとはあの黒いローブの男についてだ──」
フローディアを掴みあげるガイ「」グイッ
割れるカップ「」パリンッ
ガイ「お前が知ってることを全部吐け」ギリ……
フローディア「っ!……は、ぁ……もったい、ない……わね……結構、残って……た、のに……!」
ガイ「あいつは何者だ?答えろ」
フローディア「っ、ぐ……以前、に……話した……でしょう……?あの、黒ローブ……は……エンド、ゲーム……」
ガイ「エンドゲーム……それが奴の名か?」
フローディア「せい、かくには……ブラック……エンドゲーム……私たちと、同じ……“エンド”の名を、持つ……魔術師、よ……」
ガイ「奴の目的は?」
フローディア「っ……首を、絞めながら……尋問する、なんて……乱暴……ね……」
ガイ「答えろ」ググッ……
フローディア「っ……終わり、よ……」
ガイ「何?」
フローディア「彼は……人は、みんな……自分の物語を、生きて……いると……考えて、いた……なら……その終わりも……本人が、望む形で……あるべきだ、と……」
フローディア「苦しむ者には……安らかな、終わりを……復讐を、望む者には……復讐の、終わりを……救いを、望む者には……救済の、終わりを……」
フローディア「そうやって……誰かの望む、結末を……支援しようと、した……でも……っ……彼の思想は……姉さんたちに否定されたわ……優しさでは、なく……傲慢だと……救済では、なく……逃避だって……」
ガイ「ラティア・ヘイヴンの擬似星脈を狙う理由は!」
フローディア「力……よ……っ、ここには……世界樹の光の、残滓と……長い年月で、根付いた……擬似星脈が、ある……」
フローディア「彼が、それを……取り込めば……新しい、魔王に……近い存在に、なれる……」
ガイ「魔王だと……?そんなものになって何をするつもりだ」
フローディア「ふふっ、世界中の……人間に……“望む終わり”を……与えるつもり、じゃない……かしらね……」
ガイ「ふざけるな……!」ギリギリギリ
フローディア「っ……ええ……ふざけて、いるわよね……でも……彼は、本気よ……」
フローディア「彼に、とっては……誰かを殺すことも……救うことも……同じ……“結末の提供”なの……」
ガイ「……!」
フローディア「そろ……そろ……手を、離して……くれる……?このままだと……話す前に……声が、潰れるわ……」
ガイ「すぐに治るだろ」パッ
フローディア「けほっ……けほ……っ、はぁ……乱暴ね……そういうところも……嫌いじゃ、ないけれど……」メラメラ……
ガイ「見回りに行く。その空き缶は片付けておけ」
フローディア「……まったく、不死鳥使いが荒いわね」
⭐︎エンドゲームの目的を知りました。
456 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 22:59:53.69 ID:ojMjzmx4O
ーー小さな丘
たくさんの墓「」
王家の墓「」
セイラ「……」
スタスタ……
ガイ「……セイラ。この辺りはもう見回ったか?」
セイラ「あっ、ガイさん……はい。こちらは問題ありませんでした」
ガイ「そうか」チラッ
王家の墓「」
備えられたタンポポの花束「」
ガイ「……これは君が?」
セイラ「はい……この島で咲いていたものを、少しだけ……本当は、この国では綿毛を供えるんですけど……今はまだ、花のままでもいいかなって……」
ガイ「……そうか」
風「」ヒュオオオ……
タンポポの花束「」ユラ……
ガイ「……ここは、静かだな」
セイラ「はい……でも、怖い静けさではないです。ここには……眠っている人たちがいて……見守ってくれているような気がします」
ガイ「そうか」
セイラ「ガイさんも……お祈り、しますか……?」
ガイ「俺がしてもいいのか?」
セイラ「もちろんです……この島を守ろうとしてくれる人なら、きっと……姫様も、ロムリン王様も、嫌がらないと思います」
ガイ「……なら、少しだけ」スッ……
セイラ「……」スッ……
大盾「」フヨ……
風「」ヒュオオオ……
ガイ(ロムリン王……この島を守った人たち……俺は、あなたたちのことを直接は知らない。だが、この島を守りたいと思っている者たちの想いは、確かに残っている……セイラも、ジェミニさんも、ゼーレシルトも……空妖精たちも)
ガイ(だから……まだ終わらせない。エンドゲームの望む“終わり”になど、させてたまるか)パチッ
ガイ「……俺は祈り終わったぞ」
セイラ「何を、祈ったんですか……?」
ガイ「この島を終わらせない、と……これは祈りというより、誓いか」
セイラ「ふふっ……それでも、きっと届いたと思います」
ガイ「そうだといいが」
セイラ「はい……きっと」
風「」ヒュオオオ……
タンポポの綿毛「」フワ……
セイラ「あ……綿毛が……」
ガイ(この綿毛は……一体どこから……?)
空へ舞い上がる綿毛「」フワァ……
セイラ「……空に、還っていくみたいですね」
ガイ「……ああ」
セイラ「ガイさん。わたし……この島を守ります。姫様が守ろうとした場所を……今ここにいるみんなと一緒に、守りたいです」
ガイ「ああ……見回りの続きをしてくる。何かあったら呼んでくれ」
セイラ「はい……!ガイさんも、気をつけて……!」
⭐︎セイラと共に王家の墓へ祈りを捧げました。
457 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 23:00:28.04 ID:ojMjzmx4O
ーー廃都
ガイ(エンドゲーム……奴はノーランドのように潜伏している訳ではないみたいだが……この島で残滓の力はまだ見つけられていない。どうやって力を得るつもりだ?)スタスタ……
ガイ(……いや、方法などどうでもいい。奴がこの島に眠る力を悪用しようとしていることは明らかなのだから……?)
テイル?「〜〜〜っ、〜〜〜っ!」
ヒナ?「〜〜〜!」
ガイ(ん?この声は……テイルとヒナか?何か……揉めている?こっちの方か……?)
◆
崩れた石柱「」
白い小花「」ユラ……
テイル「ちょ、ちょっとヒナ!!!アンタ、何考え──んんっ!」ジタバタ
テイルを押さえつけるヒナ「ぷはっ……そろそろ我慢の限界です! ラティア・ヘイヴンに来てから、テイルちゃん全然構ってくれないじゃないですか!」グググッ……
テイル「だ、だってこの場所は古い王国の跡地でしょう!?お墓もあるし、ジェミニ様たちにとって大切な場所だし……そんな場所でこんなことをするのは──んんっ!?」
ツー……
ヒナ「……場所柄を気にする気持ちは分かります。でも、テイルちゃん不足は私にとって緊急事態です」
テイル「そういう問題じゃないわよ!?」
ヒナ「では、どういう問題ですか?」サワッ……
テイル「……っ、人目とか、場所柄とか、色々あるでしょ……!」ビクッ
ヒナ「今さら人目を気にするんですか?」サワサワ
テイル「っ、節度ってものが必要なのよ!」
ヒナ「節度なら守っています。今のところ、まだかなり控えめです」
テイル「控えめの基準がおかしいわよ!?」
ヒナ「テイルちゃん」
テイル「な、何よ……」
ヒナ「私は、テイルちゃんと一緒にいる時間が好きです。戦っている時も、移動している時も、喧嘩している時も、こうして困らせている時も」
テイル「困らせてる自覚あるならやめなさいよ……」
ヒナ「やめた方がいいですか?嫌なら止めます」
テイル「……嫌じゃないから、困ってるのよ……その……す、少しだけ、なら……///」
ヒナ「──はい!」ニコリ
テイルを包む白黒の翼「」フワ……
白い小花「」ユラ……
◆
ガイ「……」
ガイ(……揉めていると思ったが、違ったらしい。いや、違わないのか?……十年一緒に行動したらあんな仲になるのか)
テイル『……声、抑えなさいよ……!』
ヒナ『そういうテイルちゃんこそ、声は出さないでくださいね?』
ガイ「……」
クルッ スタスタ……
ガイ(異常なし。報告することはない……少なくとも、俺が報告すべきことは何もないな)
白い小花「」ユラ……
⭐︎テイルとヒナが仲良くしている様子を見なかったことにしました。
458 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/30(土) 23:00:57.31 ID:ojMjzmx4O
ーークロシュヴァリエ号
アインズ「……どうした。いつにも増して目のクマが酷いようだが」
ガイ「気にするな。行動に支障はない」ギンギン
アインズ「とは言うが……お前の記憶を失ったといえ、心配にはなる。今日は休んだ方がいいと思うが」
ガイ「……いや、エンドゲームの奴がどう動くかわからない。少しでも人手が多い方がいいだろう……」
アインズ「そ、そうか……」
フローディア「あら、休息なしで動き続けてもいいことはないわよ」
エリザベート「貴女がそれを言うと、妙に説得力があるような、ないような……」
フローディア「少なくとも、私は寝不足で判断を誤るような可愛い身体ではないもの。昨日、何か見てはいけないものでも見たのかしら?」
ガイ「……」
エリザベート「?」
アインズ「……何かあったのか?」
ガイ「……何もなかった。何もな」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(12日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 23:03:12.17 ID:LzQ8h+YfO
イーリン、師匠から新技を伝授される
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 23:09:57.99 ID:sYfTiYszo
ルーはフローディアの姉なのか叔母なのか問題の雑談
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 23:11:55.02 ID:sYfTiYszo
訂正
フローディアにとって姉なのか姪なのか
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 23:15:48.15 ID:vOqb0FE80
ガイ ジェミニに呪いの解呪方法を聞いてみる。(また巻き込まれる可能性もあるのであえて代償の刃は聞かないようにする)
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/30(土) 23:24:33.81 ID:vOqb0FE80
すいません少し訂正
ガイ ジェミニに呪いの解呪方法について何か知ってるか聞いてみる。(また巻き込まれる可能性もあるのであえて代償の刃は聞かないようにする)
464 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 00:37:56.51 ID:1goUcIbLO
ーー廃都
花の香り「」フワッ……
イーリン「──来られたのですね、師匠」スクッ……
ホーリー「もう驚きませんか。良い傾向ですね」スタッ
ホーリー「イーリン……この島で、あなたはこれまで多くを見たようですね。救えたもの、救えなかったもの……その全てが、あなたの目に残っています」
イーリン「……何が言いたいのですか、師匠」
ホーリー「今のあなたになら、教えの本質を伝えることができます」
イーリン「教えの本質……」
ホーリー「イーリン。あなたは、私の教えをどう理解していますか?」
イーリン「……人を救うためのものです。弱き者を守り、理不尽を砕き、苦しむ者へ手を伸ばすための拳だと……そう教わったと認識しています」
ホーリー「間違いではありません。ですが、正解でもないですね……まだ幼かったあなたに、"神へと至る道"だと教えても、正しく受け止めることはできなかったでしょう」
イーリン「神へと、至る道?」
ホーリー「ええ。私があなたに教えたモノの本質は、神格を得て神の"化身"となるための修練です。肉体を鍛え、精神を削ぎ、祈りと行いを一致させて己という輪郭を、世界の理に近づける……人としての迷いを越え、救世の器へ近づくためのものでした」
イーリン「何を……言っているんですか」
ホーリー「救いたいと願うだけでは、救いには届きません。祈りを力へ、肉体を器へ、意志を理へと変えなければならない。人のままでは間に合わない。人のままでは守れない……人で在るままでは、真に何かを救うことはできないのです」
ホーリー「……イーリン、あなたは優しい。だからいずれ限界に苦しむ。届かなかった命を抱え、救えなかった者を悔やみ、自分の手が届かなかったことを責める……ですが、それは当然であってはならないのです。救う側が人と同じように折れていては、救いは誰にも届きません」
ホーリー「私は、その先をあなたに伝えるために来ました」
イーリン「……私も、化身になれと?」
ホーリー「はい。まずは初歩で構いません。拳に祈りを通し、肉体と精神を一時的に神域へ近づける。人であることを少しだけ脇へ置くのです。そうすれば、救いの手は今より遠くへ届きます」
イーリン「……私には、そうは思えませんが」
ホーリー「それで構いません。これは強制ではありませんから……選ぶのはあなたです」
イーリン「師匠は、本当に私の選択を尊重してくれるのですか?」
ホーリー「もちろんです。さあ、選びなさい、イーリン」
◆選択 安価下1〜 先取3票
1.教えを受ける
2.拒絶する
3.その他(自由安価)
465 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 00:39:02.05 ID:1goUcIbLO
本日はここまでです。
次回もお付き合いくださると嬉しいです。
それでは、また。
466 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 00:39:34.42 ID:1goUcIbLO
>>465
とこの安価はずらしてください。
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 00:40:57.08 ID:k+ql/holo
1
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 06:36:42.43 ID:JhCvwTiRO
1
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 07:53:42.34 ID:DsZf4EcNO
怪しい宗教の勧誘
1
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 17:19:57.20 ID:orreZmnoO
乙
今回のガイたけどフローディアの首締めながら会話してたけど今後こういった展開もあるのかな?
471 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:31:58.00 ID:rLXRAd0RO
少々忙しくこんな時間になってしまっていました。翌日の安価を募集したら今日はそのまま終わります。
>>470
流石に毎回はしないとは思いますが、状況によってはフローディアに限らず他のキャラを尋問することになるかもしれません。展開次第です。
472 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:33:14.46 ID:rLXRAd0RO
イーリン「……分かりました」
ホーリー「受け入れるのですね」
イーリン「いいえ。私は、人のままでは真に救えない、という考えには同意できません。ですが……今の私の拳では届かないものがある。それも事実です」
イーリン「……だから、教えてください。でも……私は、人を救うための拳として学びます」
ホーリー「構いません。入口に立つ理由は、人それぞれです」
イーリン「……許してくれるのですか」
ホーリー「はい。今は、それで十分です」
花の香り「」フワ……
ホーリー「では、構えなさい。イーリン」
イーリン「はい……!」ザッ
ホーリー「違います」
イーリン「……?」
ホーリー「拳を構えるのではありません。祈りを構えるのです」
イーリン「祈りを……?」
ホーリー「あなたが救いたいものを、思い浮かべなさい。守りたい者や失いたくない者、届かなかった者……救いたいと思う者は全て」
目を閉じるイーリン「……」
シーン……
ホーリー「感情が揺れましたね」
イーリン「……当然のことでは?」パチ
ホーリー「その揺れを、押し殺してはいけません……神化とは、ただ感情を捨てるだけの技ではありません。初歩においては、感情を祈りへ変換します」
イーリン「感情を……祈りへ……」
ホーリー「怒りも、悲しみも、恐怖も、喜びも……それら全てを相手を救うことへの祈りに変えるのです」
風「」サァァァ……
473 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:33:52.17 ID:rLXRAd0RO
ホーリー「呼吸を整えなさい。身体を器に。拳を祈りに。祈りを理に」
イーリン「……身体を器に。拳を祈りに。祈りを理に……」
ホーリー「貴女の拳は、何のためにありますか」
イーリン「人を……救うために」
ホーリー「誰を救いますか」
イーリン「届く限り、全てを」
ホーリー「届かない時は?」
イーリン「……届かせます」
ホーリー「では、届かせるために何を捧げますか」
イーリン「……っ」
花弁「」ハラ……
ホーリー「答えなさい、イーリン」
イーリン「……私の、迷いを」
ホーリー「足りません」
イーリン「私の……恐れを」
ホーリー「まだ足りません」
イーリン「私の弱さを」
ホーリー「それでよいでしょう」
カッ──
イーリンの腕に纏われる淡い光「」スゥ……
474 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:34:18.82 ID:rLXRAd0RO
ホーリー「……入り口が開きましたね」
イーリン「これは……ただの魔力では、ない……?」
ホーリー「ええ。神聖な気が混じった魔力……神の力の一端です。では、打ちなさい」
イーリン「では──」ダッ
イーリン「はぁっ!」ブンッ!
ホーリー「」スッ……
止められたイーリンの拳「」ピタッ……
イーリン「!」
ホーリー「まだ拳に感情が残っています。救いの力に、誇示は不要です」
イーリン「誇示など……!」
ホーリー「拳に余計なものを混ぜてはいけません。手加減も、次の手も、相手への執着さえも……救うと定めたなら、ただ救いへ通しなさい」
イーリン「……」
ホーリー「もう一度」
イーリン「はい……!」ザッ
イーリン(救うための拳……人を屈服させるためではなく、救いへ導くための……)
イーリンの拳「」スゥ……
ホーリー「……」
神気を纏うイーリン「──」
ゴオオオッ──!
ホーリーの髪「」フワ……
花弁「」ハラハラ……
ホーリー「届きましたね」
神気を纏うイーリン「──」
消えていく神気「」シュウン……
自分の手を見るイーリン「……今の、力は……」
ホーリー「今のが神化の初歩……祈りを拳へ通し、人の輪郭を一瞬だけ神域へ近づける技です。使い続ければ、人としての感情が遠くなり、最終的には神の思考と視点を得られるでしょう」
イーリン「……私は、神の思考も視点も望みません。私は人として、人を救うためにこの拳を使います」
ホーリー「そうですか。貴女らしい答えですね、イーリン」クルッ
花のように散るホーリー「──また会いましょう。次は同じ神の化身として」パラパラ……
散らばる花弁「」フワッ……
イーリン「……ッ」
握られる拳「」ギュッ……
⭐︎イーリンが神化の初歩を教わりました。
475 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:35:00.05 ID:rLXRAd0RO
ーークロシュヴァリエ号
レイセオン「……以前から、少し気になっていたのですが」
アトニス「何だ」
レイセオン「フローディア様とトゥルーエンド様の名前、似ていますよね?」
エリザベート「……ああ、確かに。フローディア・エターナルエンドと、トゥルーエンド……どちらも“エンド”の名を含んでおりますわね」
アトニス「名前が似ているだけじゃないのか?」
レイセオン「私も最初はそう思っていたのですが……大魔女様周辺の情報を整理していると、偶然では片付けにくいのです!」
フローディア「あら、知ってるものだと思ったけど。ようやくそこに気づいたのね」
アトニス「……何だ。その言い方」
エリザベート「では、何か関係が?」
フローディア「ええ。私と姉さん──大魔女は姉妹よ」
レイセオン「姉妹!?」ガタッ
エリザベート「フローディア様と、あの大魔女様が……ですの?」
フローディア「そうよ」
アトニス「待て。大魔女様って……あの大魔女帝国の大魔女か?」
フローディア「他に誰がいるのかしら?」
レイセオン「……」
アトニス「いや、急に言われても混乱するだろ。本当にお前が大魔女の妹なのか?」
フローディア「そうだと言ってるでしょう……ああ、でも今の"大魔女"とはどういう関係になるのかしらね」
エリザベート「???」
レイセオン「……」
アトニス「また訳のわからないことを……昨日ガイにやられてから懲りてないのか?」
フローディア「殺そうとしてくれるのがすごく嬉しかったわ……じゃなくて、今の大魔女の状況を知らないの?」
レイセオン「フローディア様、その件は……」
フローディア「隠されているのよね?あの子も可哀想ね。姉さんが残したものを続かせるためだけに作られて、大魔女として立たされているんだから……」
レイセオン「フローディア様!」
476 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:35:28.43 ID:rLXRAd0RO
エリザベート「作られて……大魔女として、立たされている……?」
フローディア「あら、言い過ぎたかしら」
レイセオン「言い過ぎです!明らかに言い過ぎです!」
エリザベート「レイセオン様?」
レイセオン「……詳細は、私の口から軽々しく話せるものではありません。ですが……今の大魔女様には、複雑な事情があります」
アトニス「複雑な事情、で済む話か?今の言い方だと、まるで……」
フローディア「本物の大魔女クローディア・トゥルーエンドはもういない。今いる大魔女は、姉さんの名と役目を継ぐために作られた存在……そう聞こえた?」
レイセオン「フローディア様!」
フローディア「でも、間違ってはいないでしょう?」
レイセオン「……っ」
エリザベート「……つまり、今の大魔女様は、大魔女クローディア様ご本人ではなく……」
フローディア「姉さんの影、姉さんの遺志。姉さんの残した保険……言い方はいくらでもあるわね」
アトニス「……影武者、みたいなものか」
レイセオン「……トゥルーエンド様は、ただの影武者ではありません!大魔女様として帝国を支え、多くの人を守ってきた方です!」
フローディア「そうね。姉さんが死んでも、大魔女帝国は大魔女を必要とした。だから、あの子は“大魔女”としてそこに置かれた。本人が何を望んだかなんて、誰も深く考えないままね」
アトニス「……お前にしては、ずいぶん同情的だな」
フローディア「一応、身内だもの。多少の情はあるわよ……立場的には、あの子は姪になるのかしらね。姉さんを元に造られた訳だし」
レイセオン「そのことを本人が聞いたら否定しそうですがね!」
フローディア「ええ……きっとまた封印されるわね、私」
⭐︎フローディアとトゥルーエンドの関係を知りました。
477 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:36:59.94 ID:rLXRAd0RO
ーー古城 中庭
ガイ「こんにちは、ジェミニさん」
テル「どうも〜」
アインズ「む……修行中か」
ビビアン「……」ブツブツ
様々な方向に動く複数のつむじ風「」ヒュオオオ──
ジェミニ「おお、ガイ殿にテル殿、アインズ殿か。どうかされたかの?」
ビビアン「むむむ……右、左、上……いや、同時に……!」
つむじ風「」「」「」ヒュオッ! ヒュルルッ!
テル「おお、ビビアンちゃん頑張ってるね〜」
ビビアン「わっ、見られてた!?ちょ、ちょっと待って、今集中が……!」
暴れるつむじ風「」「」「」ビュオッ!
ジェミニ「落ち着くのじゃ。風は掴むものではなく、通すものじゃぞ」スッ
消えていくつむじ風たち「」シュウン……
ビビアン「うぅ……難しい……」
アインズ「複数の風を同時に制御していたのか。なかなか器用だな」
ビビアン「!ま、まあね!師匠の教えが良いから!」
ジェミニ「調子に乗るのは、三つ目の風を制御してからにせい」
ビビアン「はい……」
ガイ「邪魔をしてすみません」
ジェミニ「構わぬ。ちょうど一息入れるところじゃった。して、何用かな?」
ガイ「……ジェミニさんに、見てもらいたいものがあります」
ジェミニ「ふむ?」
テル「フローディアの呪い……というか、祝福というか。その辺りのことです」
ジェミニ「フローディア殿の……?」
ガイ「テラヌス・ウルスでフローディアに仕込まれたものです。回復を促すような力だと聞いている」
アインズ「ガイ自身は便利なものとして扱っているようだが、放置してよいものかは別問題だ」
テル「私も一応診てはいるけど、専門外なので詳しいことは……ジェミニさんなら何か分かるかなって」
478 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:37:27.52 ID:rLXRAd0RO
ジェミニ「なるほどのう……ガイ殿、少し近う寄れ」
ガイ「はい」スッ
ジェミニ「胸元か?」
ガイ「ええ。その辺りにあるらしいんですが」
ジェミニ「では失礼するぞ」スッ
ジェミニの指先「」ボウッ……
淡い魔法陣「」フワ……
ビビアン「師匠、その魔法は?」
ジェミニ「解析用の魔法じゃ。解析するものに影響を与えず調べることができる」
ビビアン「へぇ……」
灰色の炎のような魔力「」ユラ……
アインズ「……見えたな」
ジェミニ「ふむ……これは……呪い、ではある。だが、悪意を込めて害を成す類ではないな……少なくとも、肉体を蝕む、精神を縛る、意思を操る……そういったものではない。むしろ方向性は保護じゃ」
ジェミニ「死へ向かう流れを鈍らせ、傷の回復を促し、致命に近い損傷でも魂が肉体から離れ切るまでの猶予を延ばす。大雑把に言えば、死にかけた者を無理やり引き止める力じゃな」
ビビアン「それ、普通にすごい加護じゃない?」
ジェミニ「加護とも言える。じゃが、無理やり生かす呪いとも呼べる。言葉の問題じゃ」
アインズ「解くことはできるのか?」
ジェミニ「できぬことはないが、外す必要はないと思うのう」
ガイ「本当ですか?」
アインズ「だが、フローディアの力だ。何か仕込まれている可能性は?」
ジェミニ「勿論、疑った。しかし、今読める範囲では、監視、支配、位置特定、精神干渉の類はない。断言しよう」
ビビアン「フローディアって、敵なんだよね?それなのに、そんなものを?」
テル「……たぶん、死んでほしくないんだよ。自分の目的のためにも、感情的にも」
アインズ「……結局、呪いではなく祝福に近いものだったわけか」
ジェミニ「どちらでもある。術者が相手に望まぬ生を押しつけるなら呪い。相手を死から守るなら祝福。今回は、その境目にあるものじゃな」
テル「フローディアらしいね」
ガイ「……ああ。迷惑なほど、らしい」
ビビアン「ねえ師匠、今の解析魔法、私も覚えられる?」
ジェミニ「基礎からじゃな。つむじ風を三つ制御してから言いなさい」
ビビアン「うっ……はい……」
ガイ(フローディアの祝福……死なせないための力、か)
ガイ(目的は相反しているのに助けられているとは……なんていう皮肉なんだか)
⭐︎ジェミニにフローディアの祝福を解析してもらいました。
479 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/05/31(日) 23:38:33.99 ID:rLXRAd0RO
ーー廃都
ごはん屋妖精「はい、ベルちゃん!レモネードお待たせ!」パタパタ
ビリビリレモネード「」ドンッ
ベルトーネ「ありがと〜……」モグモグ
ガイ「……こんな時間に起きてるとは、珍しいな」スタスタ
ベルトーネ「お〜、ガイくんじゃん……徹夜して見回りしてたの〜?」
ガイ「ああ……ここで食事を取ったら寝るつもりだ」
ベルトーネ「うんうん、やっぱり休まないとだよね〜……ところでガイくんはさ〜、代償の刃に食べさせたものを取り戻したいって思ったことはある〜?」
ガイ「……当たり前だろ」
ベルトーネ「ふ〜ん、そっかそっか〜……」
ベルトーネ「……もしも、それを取り戻せるかもって言ったら私と契約する?」
ガイ「何?」
ベルトーネ「ご馳走様〜……興味があったら、私が借りてる部屋に来て。契約するかどうかは、その時に考えればいいよ〜」
ガイ「……今ここで話せないのか」
ベルトーネ「こういう話はね〜、人目がある場所でするものじゃないでしょ〜。妖精ちゃんに聞かせるには、ちょっと重すぎるし」
ごはん屋妖精「内緒話〜?」
ベルトーネ「ごめんね〜」
ガイ「……契約という時点で、嫌な予感しかしないが。代償の刃に食わせたものを……本当に取り戻せるのか?」
ベルトーネ「戻せるかもしれないけど、タダじゃないよ〜。悪魔の契約ってそういうものだし〜」
ガイ「……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(13日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。
何をする?
安価下1〜3
◆エンドゲーム行動判定
コンマ下2
01-10エンドゲーム行動
11-20エンドゲーム接触
21-85黒い魔法陣出現
86-00エンドゲームの痕跡を発見
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 23:39:06.57 ID:tiCL7w5X0
アトニスとヒナ 天使同士の会話する
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 23:39:42.33 ID:KuqRc4OOO
リルル、最強虫モンスター召喚に挑戦
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/05/31(日) 23:39:47.07 ID:orreZmnoO
ジェミニ達と一緒に食事する
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/01(月) 19:30:17.15 ID:I/sHvWRWo
おつ
ベルちゃんから不穏なお誘いが…無害そうに見えてもやはり七大罪の悪魔か
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 13:05:21.45 ID:7u9xQ2EuO
乙
確か今のところ七つの大罪の関係のキャラってベルトーネ(怠惰)とベッサラビア(暴食)の2人しか出てなかったよな
485 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 14:35:42.27 ID:2pKh0uK6O
>>483
開示していただいた裏設定を
>>1
なりに解釈した結果、悪魔らしさというものを表現したいなと感じてこうなりました。人外感を上手く表現できたらな〜と思います。
>>484
その通りです。ベッサラビアさんは元々の設定だと通りすがりの破茶滅茶悪魔さんだったのですが、七大罪の一人だったら面白いかな〜と思いあのような感じにしました。
他の七大罪の方々が出てくることはあるのでしょうか……?
486 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 14:36:15.80 ID:2pKh0uK6O
スタスタ……
アトニス「……おい、いつまでついてくる気だ?」クルッ
ヒナ「無論、戦ってくれるまでです!」パタパタ
アトニス「はぁ……あのなぁ、今の優先順位くらいわかるだろ。模擬戦につきあってる時間はないんだよ」
ヒナ「今、私の優先順位で一番大事なのは、アトニス様の名を騙って、現世にいるクセに堕天していないあなたと戦うことです!」
アトニス「はいはい、気が向いたらやってやるよ。今は忙しいからまた今度な」スタスタ
アトニスの前に出るヒナ「そうは行きません!もう私は堕天した身ですが、上級天使の名を騙るなんて畏れ多い天使を見て見ぬフリなど、私にはできません!」バッ
アトニス「うおっ……あのな、ボクだって好き好んでこの名前を使っているわけじゃないんだぞ?記憶を失っても覚えていた名前だったから使っているだけだ。前々からお前が言っている天界だのなんだのやらは、ボクにはわからないんだよ」
ヒナ「記憶を失って……?それじゃあ、あなたは現世に来た理由がわからないってことですか?」
アトニス「そうだ」
ヒナ「……普通、堕天していない天使が現世に姿を表すときというのは、現世が消える危機を迎えた際に、現世の力だけでは解決できないと上の方々から認められたときだけです」
アトニス「世界めくれがまさしくそれじゃないか?」
ヒナ「はい。世界めくれは間違いなく、それに該当する危機だったと思います。ですが、だからこそおかしいのです」
ヒナ「普通の天使なら、現世の人々を補助します。導き、守り、必要なら力を貸して……ですが、基本は“現世の者たちが解決する”形を崩しません」
アトニス「直接どうこうするわけじゃないのか」
ヒナ「ええ。下手に介入すれば、現世の運命や信仰、魂の流れに余計な歪みが生まれますから。天界は意外とその辺りには面倒くさいのです」
ヒナ「普通の天使は、危機が去れば天界へ戻ります。現世に長く留まり続けることは基本的にありません……ですが、上級天使は違います」
ヒナ「現世の力だけではどうにもならず、補助では足りないと判断された場合……上級天使が現れます。それが意味する所は、現世の問題に天界が直接手を入れるということです」
アトニス「へえ……そうだったのか」
ヒナ「そんな他人事みたいに……仮にもアトニス様の名を使ってるんですから、もう少し危機感を持ってください!上級天使の現世介入なんて、天界でもそう簡単に許可されるものではないんですよ!」
アトニス「と言われても実感がないんだから仕方ないだろう?ボクが天使なのはわかるが、何の目的で現世にいるのかはわからない。そもそも、本当にお前の言う“アトニス様”とボクが同一存在なのかも確証はないんだしな」
ヒナ「神格だけで見るなら、あなたは一般天使とそう変わりません。ですが、一般天使だとしても残っているのはおかしい話です。だから、一戦交えればその謎も解ける筈なんです!」
アトニス「結局それかよ……わかったわかった。気が向いたらやってやるが、今はダメだ。ボクが上級天使かどうかはともかく、エンドゲームがやろうとしてることは見過ごせない。お前も捜索に戻れよ」ヒラヒラ
スタスタ……
ヒナ「……本当に、何者なんですか」ボソッ
⭐︎アトニスがヒナと話しました。
487 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 14:36:45.70 ID:2pKh0uK6O
魔法陣を描くリルル「」カキカキ
地面に描かれた大量の魔法陣「」
ガイ「……この魔法陣は?」
リルル「これはね、私のお友達を呼ぶための魔法陣だよ!少しでも戦える子達が多かったら、助けになるかなって思って」
ガイ「友達……虫のことか。何を喚び出そうとしているんだ?」
リルル「戦いが得意な子!……でも、たまーに言うことを聞いてくれない子が来ちゃったりすることもあるんだよね」
ガイ「待て。言うことを聞かないヤツが来た場合、どうするつもりだ」
リルル「その時は……頑張って説得する!」
ガイ「……説得で済むのか?」
リルル「たぶん!」
ガイ「……不安しかないな」
リルル「それじゃあ……おいで!」
魔法陣「」フォン……
◆コンマ下1
01-10???
11-50普通
51-90頼りになる
91-00???
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 14:46:20.11 ID:hIQKx5dro
ブブブ
489 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:51:15.04 ID:PQ4YQsLdO
大量の虫たち「」ブンブンブン
ニジ丸「」ブーン
ガイ(一瞬、命を危機を感じるような気配がした気がするが……気のせいだったようだ)
リルル「あれー?いつものみんなと変わらないや……でも、来てくれてありがとね!」
大量の虫たち「」ブーン!
ガイ「……?」
黒い魔法陣「」ジジ……
ガイ「リルル、あの魔法陣は召喚に使ったものか?」
リルル「え?使った魔法陣は全部消えたはずだけど……」
黒い魔法陣「」ジジ……ジジジ……
大量の虫たち「」ブブッ……!
リルル「……みんな?」
ニジ丸「」ブブブッ!
ガイ「虫たちが……怯えている?」
リルル「うん……すごく嫌がってる。私が呼んだ魔法陣じゃない。こんな黒くて、冷たい感じの魔力……知らない」
黒い魔法陣「」ジジジ……!
ガイ「下がれ、リルル」
魔導拳銃「」スッ
リルル「う、うん……!」
黒い魔法陣「」ボウッ……
大量の虫たち「」ブワッ!
ガイ「!」
黒い魔法陣の周囲を飛ぶ虫たち「」ブンブンブン!
リルル「待って!近づいたら危ないよ!」
魔法陣に吸い込まれていく虫たち「」シュウン──
リルル「ああっ、そんな!?」
レイセオン「ガイ様ー!!!」タタタッ
ガイ「何かあったのか!?」
レイセオン「えいっ!」バッ
杖「」カァンッ!
消えていく黒い魔法陣「」シュウン──
レイセオン「……ふぅ。お二人とも、ご無事ですか!?」
リルル「えっ?私たちは大丈夫だけど……一体どうしたの?」
レイセオン「島中に先ほどと同様の魔法陣が現れたんです!」
ガイ「……あれに吸い込まれるとどうなる?」
レイセオン「現在、解析していますが……おそらく、吸い込まれた時点でほぼ助かりません!」
リルル「えっ!?それじゃあ、私が呼んだ子たちは……」
レイセオン「安易なことは言えませんが、ただ簡単に殺害するような術ではなく夢魔法や解析魔法など、様々な魔法の組み合わせで構成されたものでして……厳密には生きているとも、死んでいるとも言えないのです!」
ガイ「細かい理論はあとでいい!他にアレに吸い込まれたヤツはいるのか?」
レイセオン「……空妖精と人形がいくらか……現在、ジェミニ様やアインズ様などに対策用の結界を構成してもらっています!」
リルル「そんな……と、とにかくあの魔法陣をなんとかしないと!」
ガイ「リルル!」
リルル「何!?速くしないと他の子が……」
ガイ「……落ち着け。焦って突っ込めば、お前まで吸い込まれる。まだ他の奴らは助けられる可能性がある。冷静に動くんだ」
リルル「……うん!」
◆
490 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:52:57.80 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都
ジェミニ「……よし。これで当面は、黒い魔法陣の発生を抑え込めるはずじゃ」
レイセオン「こちらの補助結界も固定完了です!魔法陣が再出現しても、少なくとも即座に吸い込まれることはないはずです!」
ゼーレシルト「擬似星脈側からの干渉遮断を確認。完全封鎖ではありませんが、発生頻度は大幅に低下すると予測されます」
ガイ「……助かった」
リルル「吸い込まれた子たちは……?」
ゼーレシルト「魔力反応は完全消失していません。黒い魔法陣の奥、もしくは別位相の領域に保持されている可能性があります」
リルル「……じゃあ、まだ助けられるかもしれないんだね」
ジェミニ「うむ。諦める段階ではない」
セイラ「よかった……」
アインズ「だが、結界は応急処置だ。発生源を潰さなければ、いずれまた動き出す」
アトニス「ああ。向こうはもう仕掛けて来た。次はこっちから動く番だ」
ヒナ「では、食事をしてから戦闘ですね!」
テイル「ちょっとヒナ、今はそんな雰囲気じゃ……」
テル「でも、まあ……食べないと動けないのは本当だよ。魔法陣対応でみんな消耗してるし」
イーリン「同意します。今は一度、体力と魔力を回復すべきです」
ベルトーネ「さんせ〜い。飢餓は私の領分じゃないし〜、ご飯を食べずに働くのは労働環境的にアウトでしょ〜」
ビビアン「また訳のわからないことを……ご飯抜きにするわよ?」
ベルトーネ「ひど〜い」
◆
ーー古城 仮設食堂
スープ「」ホカホカ
焼きパン「」ドサッ
果実の盛り合わせ「」ドンッ
ビリビリレモネード「」シュワシュワ……
ごはん屋妖精「はいはい、みんなの分あるから並んでねー!」パタパタ
ポーラー「配膳補助を開始しマス」
セイラ「あ、わたしも……手伝います……」
ミーティア「じゃあ私は飲み物の方やるねー」
ゴライアス「短剣の身なれど、食材の切り分け程度ならば!」
テイル「包丁代わりに使われてる……」
ワイワイガヤガヤ……
491 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:53:40.91 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「……」
フローディア「ふふっ、賑やかね」モグモグ
ガイ「……なんで馴染んでるんだ、お前は」
フローディア「今は協力関係だからでしょ?」
ガイ「協力関係であって、信用したわけじゃない」
フローディア「それにしても、彼……まさかこんな大胆に仕掛けてくるとは思ってなかったわ」
ガイ「今回、ヤツは何を狙っていたかわかるか?」
フローディア「さあ?わかりたくないわ……私は終わりを望まないもの」
ガイ「お前自身は死を望んでいるというのにか」
フローディア「……ええ、そうね。ふふっ、世界から死をなくそうとしている者が、自分の死だけは望んでいるなんて……矛盾そのものね。私は……他人から与えられる終わりを望まない」
ガイ「殺されたくないということか?」
フローディア「ちょっと違うわ……私は死ぬなら、あなたの手によって殺されたいの。その間に誰かの手が加わることを許せないってだけ」
ガイ「……」
ワイワイガヤガヤ……
ヒナ「テイルちゃん、いらないならコレもらいますね!」ヒョイッ パクッ
テイル「ちょっと!?」
ベルトーネ「ヒナ、行儀悪いよ〜?」
ヒナ「下衆悪魔は黙ってスープを飲んでいてください」バチバチ
ベルトーネ「お、喧嘩売ってる〜?」バチバチ
ジェミニ「こんなときにまで何をしておる!」
ワイワイガヤガヤ……
フローディア「……彼は終わりそのものを救いだと思っている。本人が望んだ終わりを肯定する。私はそれを寂しく思うけど……ガイ、あなたはどう思う?」
ガイ「……望んだ終わり方で終わる、というのはある意味一つの正解だとは思うが、それを人為的に起こすのは……何か違う気がする」
フローディア「意外ね。真っ向から否定すると思っていたけれど」
ガイ「俺は、終わりそのものを否定するつもりはない。命には限りがあって、何かを失うこともあるし、思い通りにならないことの方が多い。だが、悲しみだけじゃなく幸せなことも多くある……」
ワイワイガヤガヤ……
リルル「ニジ丸、それは私のパンだよ!」
ニジ丸「」ブーン
ビビアン「わあああ!?なんでこっちに飛んで来るのよ!!!」
ヴァリエール「あははっ!ビビアンは元気だね!」
セイラ「こ、こっちに……まだありますので、落ち着いて……」
ポーラー「追加のパンを配膳しマス」
テル「追加のお酒もお願ーい!」
空いたジョッキ「」カラッ
ミーティア「はいはいただいまー!」
イーリン「テル様、ほどほどに」
テル「分かってるって。今日は味わって飲んでるから」
エリザベート「て、テル様?少々飲むペースが速すぎるのでは……!?」
アインズ「平常運転だ。少なくとも、テルが飲み比べで負けたところは見たことがない」
アトニス「ああ、そうだな……っておい、レイセオン!デザートはボクの分も残しておけよ!」
レイセオン「ふぁひゃひものがひでふ!(早い者勝ちです!)……んぐ!?」
イーリン「レイセオン様!?水です!こちらを──」
ワイワイガヤガヤ……
492 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:54:28.04 ID:PQ4YQsLdO
ガイ「綺麗なだけの世界じゃない。理不尽はあるし、壊れているし、どうしようもないことも多いが……それでも……俺は、このありのままの世界が好きだ」
フローディア「……ありのまま、ね」
ガイ「ああ。だから、エンドゲームのやろうとしていることや、お前がやろうとしていることは認められない」
フローディア「悲しみのない世界の方がよほど素敵だと思うけど」
ガイ「この世界がどういう成り立ちでできたかは知らないが……そこで生きている俺たちが手を加える必要はない。与えられた生を生き抜くのが、俺たちの役目だと考えている」
フローディア「……それなら、永遠に死ねない私の生を真っ当してくれるのは、あなたの役目なのかしら」
ガイ「俺はお前の終わり方を決めるつもりはない。お前が死にたいと思っていることも、お前が死のない世界を望んでいることも……どちらもお前のものだ」
フローディア「……」
ガイ「だが、それを理由に誰かの生き方を歪めるなら止める。お前が自分の死を俺に押しつけるなら、それも止める」
フローディア「殺してはくれないの?」
ガイ「必要なら戦う。だが、お前の望む綺麗な終わりを叶えるために戦うつもりはない」
フローディア「……本当に、あなたは面倒ね」
ガイ「お前ほどじゃない」
フローディア「ふふっ……そうかしら」
ワイワイガヤガヤ……
フローディア「……でも、少し分かった気がするわ。あなたがこの世界を好きだという理由。こんなに騒がしくて、面倒で、放っておくとすぐ壊れそうで……それでも、続いていく」
ガイ「……」
フローディア「エンドゲーム……彼には、きっとこれが見えていないのね。終わりのことばかり考えて、今を蔑ろにしている……」
ガイ「……ああ」
フローディア「彼を止めてあげなきゃね、ガイ」
ガイ「……お前がそう言うのは、少し意外だな」
フローディア「そうかしら? 私は終わりが嫌いなのよ。終わりを配り歩く男を放っておく理由なんてないわ」
ガイ「……そうか」
ワイワイガヤガヤ……
フローディア(終わりばかりを見て、今を蔑ろにしている……か。それは、彼だけの話ではないわね)
フローディア(誰も死ななければ、失わない。誰も消えなければ、残されない。私は置いていかれない)
フローディア(……置いていかれない?何を考えているのかしら、私は)
フローディア(私は死をなくしたいだけ。世界を救いたいだけ。喪失のない、完全な世界を作りたいだけ)
フローディア(そう。それだけのはず)
フローディア(……でも)
フローディア(もし、死をなくした世界を作ったとして)
フローディア(そこに、この騒がしさは残るのかしら)
フローディア(死なないだけの世界。失わないだけの世界。終わらないだけの世界)
フローディア(それは本当に、この子たちが笑って、怒って、騒いで、明日へ続いていく世界なの?)
フローディア(それとも私は……死を消すことばかり見て、今ここにあるものを見ていなかったのかしら)
フローディア(認めない)
フローディア(私が間違っているなんて、認めない。私は救おうとしている。終わりを消そうとしている。失う痛みを、誰にも味わわせないために)
フローディア(……本当に?誰かのため?)
フローディア(それとも……私が、もう二度と残されたくないだけ?)
フローディア(……馬鹿げているわ。ガイの話を聞いたくらいで、そんな子どもみたいな理由に辿り着くなんて)
フローディア(私は、そんな理由でここまで来たわけじゃない)
フローディア「……違う。違う、はずよ」ボソッ……
⭐︎みんなで食事をしました。
493 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:55:15.92 ID:PQ4YQsLdO
ーー廃都
辺りに響く声「こんにちは、皆様。先日のご挨拶は、気に入っていただけましたか?」
ガイ「!」
アインズ「この声……!」
レイセオン「エンドゲーム……!」
辺りに響く声「おや、結界を張ったのですか。流石はラティア・ヘイヴン。滅びた国とはいえ、まだまだ優秀な守り手が残っている」
ジェミニ「……どこから声を飛ばしておる?」
ゼーレシルト「音声発生源、特定不能。複数の黒い魔法陣の残滓を経由して、廃都全域に拡散されています」
辺りに響く声「あの魔法陣について、少し説明しておきましょう。あれはただ殺すためだけの術ではありません。終わりを知るための入口です」
辺りに響く声「吸い込まれた者が何を望み、どのような終わりに惹かれるのか。それを読み、その者に相応しい結末へ導くためのものです」
ガイ「……吸い込まれた奴らは生きているのか」
辺りに響く声「現在進行形で終わりへ向かっていますので安心してください。無意味に苦しめる趣味はありません」
アトニス「よく言う……!」
辺りに響く声「望む結末を与えているのです。憎まれる理由がわかりませんね」
フローディア「……相変わらず、趣味が悪いわね」
辺りに響く声「フローディア。あなたもこちら側に来れば分かりますよ。終わりは残酷なものではない。整えられた終わりは、救いになり得るのです」
フローディア「私は終わりを嫌っているの。あなたの救いなんていらないわ」
辺りに響く声「はぁ……残念ですね。彼女達に封印されたあなたならわかってくれると思っていたのに……」
辺りに響く声「……二日後に星脈の力をいただきます。それまでに、どうぞ悔いのないように。終わりは、準備して迎えるべきものですから」
シーン……
レイセオン「……なぜ、自分から時間を伝えたのでしょうか!?」
アトニス「知るか!……もしかしたら嘘の可能性もあるが」
テル「……とにかく、向こうがどう動いてくるかは今のところわからない。あの期日が嘘だとしても、嘘じゃなかったとしても……やれることをやろうよ」
エリザベート「そうですわね……とりあえず、行動あるのみですわ!」
ガイ「……」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(14日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・エンドゲームの目的を阻止する。
◆16日目に何かが起きます。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 20:56:07.75 ID:a3sdK0JM0
イーリン、新技の試しにテイルと模擬戦したら何故か興奮される
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 20:56:14.31 ID:7u9xQ2EuO
イーリン ガイに習得した神化の初歩を見てもらう
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 20:57:56.09 ID:oZSKbCelo
フローディアから一緒に永遠を生きてくれるなら計画を止めてもいいとからかわれる
497 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 20:59:55.13 ID:PQ4YQsLdO
>>494
と
>>495
を混ぜようと思いますので、
追加で安価下1
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 21:04:39.19 ID:rVpx6ENvo
エンドゲーム捜索ついでにベルちゃんヴァリちゃんを働かせる
499 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 22:38:17.67 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 王族の私室
ベルトーネ「」ダラダラ
ヴァリエール「」ダラダラ
ビビアン「……アンタたち、こんなときに何してるワケ?」ゴゴゴ……
ヴァリエール「うげっ、ビビアン……!」
ベルトーネ「見ての通り怠惰を貪っているの〜。あのエンドゲームって人が言った通り、明後日までは何も起きないって〜」
ビビアン「はぁ?何を根拠に……」
ベルトーネ「ん〜……悪魔としての勘、ってやつかな〜」
ビビアン「その勘、サボる方向にしか働いてないでしょ」
ベルトーネ「失礼だな〜。ちゃんと働くべき時には働くよ〜」
ビビアン「今がその時でしょ!」
ヴァリエール「いや、でもほら……結界はもう張ったし、魔法陣も今は抑え込めてるし、少しくらい休んでも……」
ビビアン「少しくらい?」ピクッ
散らかった菓子袋「」ガサッ
空のビリビリレモネード瓶「」ゴロッ
雑に置かれたクッション「」ボフッ
ビビアン「……これのどこが少しなのよ!」
ヴァリエール「うぐ……で、でも、私はちゃんと働けるよ?必要になったら雷で飛んで行けるし……」
ビビアン「必要になる前に動くのが準備っていうの!ガイたちは見回りをしてくれてるし、ジェミニ様たちは結界の調整……働いてないのはあなた達くらいよ!」
ベルトーネ「みんな偉いね〜」
ビビアン「他人事みたいに言うな!」
ヴァリエール「でも人手が多過ぎてもかえって邪魔じゃないかな?」
ビビアン「そんなことはないわよ。ヴァリエールは空から廃都の外縁を見てきて。アンタなら飛び回るのも早いし、黒い魔法陣が再発生してもすぐ見つけられるでしょ?」
ヴァリエール「うっ……それは、まあ……できるけど」
ベルトーネ「じゃあ私はここで留守番かな〜?ほら、王族の私室を守る重要任務ってやつ〜」
ビビアン「一週間おやつとビリビリレモネード禁止」
ベルトーネ「働きます」スクッ
ヴァリエール「ええっ、ベルちゃん!?」
500 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 22:38:46.99 ID:B2/I/4CcO
ビビアン「ヴァリエールも行く!この悪魔がサボらないように見張って、ついでに外縁の偵察もしてきなさい!」
ヴァリエール「私、見張り役なの!?」
ビビアン「そうよ。アンタまでサボったら、果実茶も禁止にするから」
ヴァリエール「働きます!」ビシッ
ベルトーネ「はいは〜い……」
ヴァリエール「ちょっと、ベルちゃん!ちゃんと行く気ある!?」
ベルトーネ「あるある〜。今、私の中の労働意欲がミジンコくらいには湧いてるから〜」
ビビアン「小さすぎる!」
ベルトーネ「でもゼロじゃないよ〜?」
ビビアン「誇るところじゃない!」
ヴァリエール「ほら、行くよベルちゃん。サボったら私まで果実茶禁止になるんだから!」
ベルトーネ「ヴァリちゃん、現金だな〜」
ヴァリエール「ビリビリレモネードで即起きたベルちゃんに言われたくないよ!」
ベルトーネ「じゃ、行ってきま〜す……」
ヴァリエール「行ってくるね、ビビアン!」
ビビアン「気をつけなさいよ。黒い魔法陣が出たら報告。分かった?」
ヴァリエール「分かってるってー!」
ベルトーネ「はいは〜い……」
スタスタ……
ビビアン「……本当に大丈夫かな、あの二人。さて、私もジェミニ様の手伝いを──」
菓子袋「」ガサッ……
ビビアン「……片付けもしていきなさいよー!」
⭐︎ビビアンによりベルトーネとヴァリエールが働かされることになりました。
501 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 22:39:44.35 ID:B2/I/4CcO
ーー古城 中庭
風「」サァァァ……
イーリン「……テイル様。それでは、手合わせをお願いします」
テイル「もちろんいいけど……私よりヒナの方が適任じゃない?あの子、光速移動も光の剣も使えるし、危ない力の相手には慣れてるわよ」
イーリン「ヒナ様の場合、途中から本気になりかねません」
テイル「否定できないわね……」
遠くから聞こえるヒナの声「何か失礼なことを言われた気がします!」
テイル「……聞こえてないはずよね?」
イーリン「その筈ですが……こほん。テイル様はヒナ様と長く行動されています。速い相手、鋭い相手、常識外れの動きへの対処に慣れていると判断しました」
テイル「……信頼されてるようで悪い気はしないわね。いつでもいいわよ!」
イーリン「では……行きます──」
◆コンマ下1
01-90 勝利
91-00 引き分け
コンマが偶数の場合……
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 23:00:10.58 ID:MbHt3OO4O
あ
503 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 23:54:27.40 ID:UpmyBPL4O
テイル「まずは軽くね……!」
風の剣「」ヒュルルル……!
目を閉じるイーリン「……」スッ……
イーリンを包む神気「」ズズズ……
テイル「?……雰囲気が……」
舞う花弁「」ヒラヒラ……
目を開く神気イーリン「……」パチッ……
テイルに接近する神気イーリン「」ユラァ……
テイル「えっ!?」
テイル(動きがゆっくりなのに、追いつかない!?離れなきゃ──)サッ
風の剣に触れる拳「」
消えていく風の剣「」シュウン──
テイル「嘘でしょ!?」バッ
神気イーリン「」タンッ……
テイル「剣がなくても、浮き上がらせちゃえば……!」
浮き上がるイーリンの服「」グッ……
打ち消されていく魔力「」シュル……
テイル「えっ?魔法が……打ち消された!?」
神気イーリン「」
神気を纏った拳「」スッ……
テイル「まって!降参よ!私の負け!ここまでで十分──」
攻撃を続ける神気イーリン「」ブンッ……
テイル「ちょ、ちょっと待ちなさい!模擬戦は終わり!私は負けを認めたわ!」サッ
神気イーリン「……」
テイル「聞こえてないの……?イーリン、もう終わりにして!」
神気イーリン「すく、う……すくわ、なきゃ……」ブツブツ……
テイル「ちょ、ちょっとこれは私の手には負えないかも……!」
神気イーリン「」タンッ
迫るイーリンの拳「」ユラァ……
テイル「あっ、これ死──」
504 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 23:55:01.90 ID:UpmyBPL4O
シュンッ
キィンッ!!!
テイル「……あれ?」
ガイ「──何をしている、イーリン」スタッ……
テイル「──ガイ!よくわからないけど、イーリンの様子が変なのよ!」
構える神気イーリン「」スッ……
ガイ「……テイル、下がれ。呼吸はできるか?」
テイル「少しきついけど、動けるわ……でも気をつけて。あの力、魔法をほどく。風の剣も、浮かせる魔法も消された」
ガイ「……ただの魔力じゃないな」
神気イーリン「……障害、確認」
ガイ「障害?」
神気イーリン「救済行動を阻害する対象。制圧します」
テイル「ほら!今のイーリン、言葉の選び方からおかしいのよ!」
ガイ「イーリン、模擬戦は終わりだ。テイルは降参したぞ──」
神気イーリン「」シュンッ
ガイ「!」シュンッ
ドガガガガガ!!!
ガイ「」スタッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!
神気イーリン「」スタッ
バッバッバッ!
打ち消される魔力弾「」シュウン──
テイル「あ、あなた今、威力を抑えないで撃たなかった!?」
ガイ「──手加減をして止められる状態じゃない」
魔導拳銃「」スッ
短剣「」スッ
構える神気イーリン「」スッ……
テイル「どうする気!?」
ガイ「やれることをやる……来るぞ!」
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-10痛恨(死亡判定あり)
11-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り2回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ヒナ、ベルトーネ
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 23:57:19.49 ID:a3sdK0JM0
閃光玉
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/06(土) 23:57:57.75 ID:UgfaOr8pO
ヒナ
507 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/06(土) 23:59:28.09 ID:UpmyBPL4O
安価が揃ったので本日はここまでです。
それでは、また。
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 01:33:25.06 ID:KrSxDvJHo
おつ
またしても敵の先手は取れんか…なら出てきた所を全員で囲んで叩くとしよう
考案者としては他の七大罪達も何となく考えていますが、発展させるつもりは無いのでご自由にお使い下さい
元々「ただの怠け者に見えるけど実は凄くてヤバイ」という脚色の為に付けた没設定なのです…
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 10:05:58.93 ID:QlPY/of/o
イーリンなら情もあるし一度は抑制行動とるが確率は無情よね
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 16:06:09.48 ID:kb9i36wtO
イーリンまさかの暴走するとは。
七つの大罪だけどシノノホシではないけれどそういった設定のキャラもありだと思います。ちなみに自分もで七つの大罪に関係するキャラでこんなキャラもいてもいいよなって感じで思い付いています。
511 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/07(日) 20:49:39.38 ID:olWiYIZFO
>>508
これまでも迎え撃ってきたので今回もそうなりそうです。
>>509
全てはコンマと選択肢次第です。コンマには
>>1
も翻弄されてきました……今回はどうなることやら。
>>510
イーリンさんは強大な力を得たようですが、まだ師匠程の領域(感情や意識のベースを完全には失わない状態)までには至っていないようです。
他の七大罪の方々については
>>1
は今の所は全く考えておらず、出す場面があるのならば逐次募集するような形をとろうかなー、といった具合でふわふわしております。全ては未定です。
512 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/07(日) 20:50:40.54 ID:olWiYIZFO
◆49+5=54【優勢!】
ガイ「距離を取れ、テイル!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
テイル「って、言われても……!」
神気イーリン「」トンッ……
かき消される魔力弾「」シュウン──
ガイ「やはり魔法は効かない……それなら!」
短剣「」シャキンッ
短剣「」シャキンッ
ガイ「」シュンッ
打ち合うガイとイーリン「」ドガッ!ガギンッ!
テイル「速っ……ていうかなんで武器相手に渡りあえてるのよ、イーリンは!?」
ガイ(攻撃する隙がない……このままじゃこっちの魔力が切れた瞬間に終わる……!)
手を伸ばす神気イーリン「」スッ
ガイ「ッ……!」バッ
閃光玉「」ピッカァァァン!!!
テイル「眩しっ!?」
神気イーリン「」スタッ……
ガイ「ハァ……ハァ……!」スタッ
テイル「ッ……イーリン!あんたいい加減に目を覚ましなさいよ!こんなことしてる場合じゃないのは、わかってるでしょ!?」
テイルの方を向く神気イーリン「」グルンッ
テイル「……いいわよ、かかってきなさい」ザッ
ガイ「テイル!?やめろ、魔法が効かないんだぞ!?」
神気イーリン「」スタ……スタ……
テイル「これまで生きてきて、いろんなものを見たけれど……あなたみたいな状態の人は初めて見たわ……」
神気イーリン「」ユラァ……
513 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/07(日) 20:51:08.29 ID:olWiYIZFO
飛来する光の剣「「「」」」ヒュンヒュンヒュン!!!
神気イーリン「!」サッ
突き刺さる光の剣「「「」」」ザクザクザクッ!!!
テイル「……この剣は……ヒナ!」
舞い降りる白黒の翼「」ヒラリ……
ヒナ「化身の反応がしたので来てみましたが……すごい面白そうなことになってますね!」スタッ
ガイ「……状況はちっとも面白くないがな」
ヒナ「堕天使ジョークです。テイルちゃん、怪我してませんか?」
テイル「……遅すぎよ!」
ヒナ「このお詫びは後ほどしますね……さて、彼女……イーリンちゃんって言いましたっけ」
光の剣に触れる神気イーリン「」
打ち消される光の剣「」シュウン──
ヒナ「……存在が限りなく神に近くなっていますね」
光の剣「」ヴォンッ
ガイ「元に戻せるのか?」
ヒナ「まだ戻せると思います。でも、長引けば危険です。あそこまで神に近づいてしまったら、人の声が届きにくくなりますから」
テイル「それじゃあ……どうすればいいの?」
ヒナ「テイルちゃん、神話は知ってますよね?たとえ神だろうと、力で屈服させてしまえば万事解決です!」
神気イーリン「」スタ……スタ……
ガイ「簡単に言ってくれる……!」ザッ
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-40劣勢
41-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
◆安価下2
(援軍で来るキャラを以下から1名指定してください)
アインズ、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート、ベルトーネ
514 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 20:55:15.99 ID:BOSv9RA50
抑制行動
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 21:01:37.25 ID:QlPY/of/o
フローディア
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/07(日) 21:04:21.59 ID:d55GMlfkO
99ゾロ目だからマイナスなしで成功確定かな
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/08(月) 07:07:16.24 ID:kUlEOzwm0
コンマ99だけど抑制行動だから−20でコンマ79の優勢になるのでは?【補正・特殊行動】などの他説明文には「コンマ99だからマイナスはなしになる」とか書いてないから成功ではないと思う。それに書いてないルールを急に出してしまうと普通に困る。
518 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:13:19.54 ID:mzCFr8IvO
>>516
>>517
実は
>>1
がやらかしておりまして、
>>513
のコンマ表をミスってしまっているのです。
本来だったら抑制行動を選んでも余程のことがない限りは負けないコンマ表だったのですが、数字を変え忘れてしまいました(´・ω・`)
本当に申し訳ない。
今回は勝利扱いで判定させていただきます……
また、安価の募集で本日の突発的な更新は終わります。よければ、お付き合いください。
519 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:14:10.64 ID:mzCFr8IvO
ヒナ「ガイさん、彼女に呼びかけてください!まだ心が残っているのなら、帰ってきてくれる筈です!」
神気イーリン「」タンッ……
ヒナ「」パヒュンッ
ギュインッ!パヒュンッ!ドガン!ドガン!
ドッゴォォォン!!!
テイル「な、なんて出鱈目なの……」
神気イーリン「」ブンッ……ブォンッ……
ヒナ「あっはっはっはっ!!!やはり、化身なだけありますね!!!楽しくて、楽しくて……身体の奥が疼いてしまいます!!!」
テイル「ヒナのやつ、こんなときに何を言ってるのよ!?」
ガイ(ああは言っているが、一人で抑えるには厳しそうだな……)
ガイ「……加勢してくる。増援を呼んできてくれ」
テイル「でも……大丈夫なの?」
ガイ「……もたせるさ」
テイル「わ、わかったわ……すぐに戻ってくるから!」タッタッタッ……
ガイ「……」
ガイ(イーリン……何が起きたかはわからないが、必ず元に戻してみせる。君だって、こんなことは望んでいない筈だろ)シュンッ
光の剣「」ブンッ
光の剣を掴む神気イーリン「」パシッ
打ち消される光の剣「」シュウン──
ヒナ「!」
溜めの構えをとる神気イーリン「」グッ……
ヒナ(打ち消された……!再生成は間に合わないかも……!)
目を瞑るヒナ「っ、……!」ギュッ
ガイ「──すまない。少し、痛むぞ」シュンッ
短剣「」ズバッ!
短剣「」ズバッ!
十字に斬られる神気イーリン「!」ブシャァッ!
ヒナ「ガイさん!」
神気イーリン「……が、い……?」フラッ……
ヒナ「意識が……」
ガイ「そうだ。俺だ。テイルもヒナも敵じゃない……ここにいるのは仲間だけだ」
神気イーリン「……敵……いない……?」フラッ……
神気イーリン「」ピタッ……
シーン……
ヒナ「……止まった……?」
高速で動き出す神気イーリン「」ギュンッ!
ヒナに肉薄する神気イーリン「」スッ
ヒナ「!」
ガイ『止ま──」バッ
神気イーリンを包む炎「」ゴオオオオオオッ!
大きく後ろへ飛ぶ神気イーリン「!」タンッ……
ガイ(この炎は……)
520 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:15:10.11 ID:mzCFr8IvO
フローディア「──これで死なないなんて……もしかして、あなたも不死鳥だったりするのかしら?」
炎「」メラメラ……
ガイ「フローディア……」
フローディア「テイルに呼ばれて来たの。直に他の子も来るわ」
息を切らしたテイル「ハァ……ハァ……よかった、まだ3人共無事だったみたいね……!」タタッ……
ヒナ「テイルちゃん!イーリンさんを浮遊させてください!」パヒュンッ
テイル「え!?打ち消されるのよ!?」
ヒナ「一瞬でいいんです!浮かせるのではなく、足場を奪うつもりで!」
テイル「足場を……!」
フローディア「私も合わせるわ。燃やせば、嫌でも動きは鈍るでしょう?」
神気イーリン「……障害、増加……制圧、継続……」
ヒナ「ガイさん、もう一度呼んでください!彼女は名前に反応しています!」
ガイ「……ああ!イーリン!聞こえるか!」
神気イーリン「……」
ガイ「俺だ!ガイだ!お前を止めに来た!」
神気イーリン「……止める……?」
ガイ「そうだ!お前は今、何かに呑まれている!だから戻ってこい!」
神気イーリン「……戻る……」
神気「」ジジ……
ヒナ「テイルちゃん!」
テイル「やるわよ!」バッ
浮き上がる神気イーリンの足元「」フワッ……
神気イーリン「……!」
打ち消される浮遊魔法「」シュウン──
テイル「っ、やっぱり消えた!」
フローディア「十分よ」
炎の帯「」シュルッ!
神気イーリンの周囲を囲む炎「」ゴオッ!
炎から抜け出そうとする神気イーリン「」
フローディア「させないわ」
更に強まる炎「」ゴオオオオオオ!!!
ヒナ「神気の流れが乱れました!」
炎の中へ入るガイ「イーリン!」ダッ
ギュッ……
521 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:15:51.25 ID:mzCFr8IvO
ガイに抱きしめられる神気イーリン「……が、い……」
ガイ「テイルもヒナもフローディアも、敵じゃない。ここにいるのは仲間だけだ」
神気イーリン「仲間……」
ガイ「そうだ。お前を傷つけたい奴はいない……お前を止めたいだけだ」
神気イーリン「……止める……どうして……」
ガイ「このままだと、お前が戻れなくなるからだ!」
神気イーリン「戻れ……なく……」
神気「」ジジ……
ガイ「お前が何に苦しんでいるのか、俺には分からない。だが、今のお前が本当のお前じゃないことは分かる」
神気イーリン「本当の……」ジジ……
ガイ「戻ってこい……本当のお前に!」ギュッ……
神気イーリン「……戻る……戻ら、なきゃ……」
消えていく神気「」シュウン──
イーリン「……あれ?私、何して……」
ガイ「イーリン……!」ギュッ
イーリン「え?……ガイ様!?な、なんですこの状況は!?な、なぜ私は抱きしめられているんですか!?///」
テイル「覚えてないの……?」
イーリン「テイル様!たしか模擬戦をしていて、それから……」
ヒナ「戻ってこれたみたいですね。私としてはもう少し戦っていたかったんですが……」
イーリン「戦い……ヒナ様とですか?一体どういう……」
フローディア「元に戻ったならもう離れてもいいでしょう?」ズイッ
ガイ「……押すな」
イーリン「フローディアまで……っ?」
イーリンの胸元から流れる血「」ポタ……ポタ……
イーリン「血……?いつ、このような傷を……」
ガイ「……俺が斬った。詳しい話は、あとで話す。とにかく、テルに見てもらおう」
テイル「ふぅ……ひとまず、一件落着かしらね」
ヒナ「そう言いたいところですが……イーリンちゃんは一度、神に近づいてしまいました。次は今みたいに止めることは……難しいでしょうね」
テイル「……そう……できれば、今みたいのは二度とゴメンだわ……」
⭐︎イーリンが正気に戻りました。
522 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:16:40.15 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 甲板
満月「」
風「」サァァァ……
揺れる雲海「」
甲板に立つガイ「……」
ガイ(イーリンをテルに見てもらったが、肉体的にはとくに問題なかったみたいだ。あの後、アトニスやヒナから話を聞いた……世界には時折、神の化身として産まれて来る存在がいるらしい。大半は力を失うそうだが、力が残る場合もあると……それに加え、化身ではない者が神に近づく方法もいくつかあると……)
ガイ(イーリンのあの力は、その技術の極地に至ったときに現れる変化だというのがアトニス達の意見だった。神に近づけば、強大な力を得られるが心を失う……全てを救うことが、本当に正しいことなのか……)
代償の刃「」シーン……
翡翠の賽「」キラキラ……
ガイ「……どこへ向かっているんだろうな、俺たちは……」
スタスタ……
フローディア「雲が流れている風景をずっと見てて、飽きないの?」
ガイ「……」
フローディア「夜風に当たるにはいい場所だけど、今のあなたは景色を楽しんでいる顔じゃないわね」
ガイ「お前には関係ない」
フローディア「寂しいことを言うのね。慰めにきてあげたのに」
ガイ「必要ない」
甲板の手すりに寄りかかるフローディア「……考えていたのはイーリンのことかしら?」
ガイ「……」
フローディア「沈黙は肯定と受け取るわよ」
ガイ「何をしに来た」
フローディア「あなたを見に来たの」
ガイ「帰れ」
フローディア「嫌ならあなたが離れればいいじゃない?まあ、追いかけるけど」
ガイ「……」
フローディア「そんな顔をされると、もっとからかいたくなるわ……ねえ、ガイ」
フローディア「もし、あなたが私と一緒に永遠を生きてくれるなら……私、計画を止めてもいいわよ?」
523 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:17:08.26 ID:mzCFr8IvO
ガイ「……何?」
フローディア「誰も死なない世界を作る必要なんてない。あなたと私だけが死ななければいい。あなたが私と一緒に居てくれれば、それで」
ガイ「断る。俺は永遠を生きるつもりはない」
フローディア「私と生きるのが嫌?退屈しないわよ。終わらない旅だってできるし」
ガイ「有限だからこそ、今ここにいる時間に意味がある。終わりがあるから、大切にしようと思える……終わらない旅なんて、ただ苦しいだけだ」
フローディア「……」
ガイ「それに今、お前の言葉を聞いてわかったことがある……お前が欲しいのは死のない世界じゃない」
ガイ「お前はただ、置いていかれたくないだけだ」
フローディア「……違う。違うわ!私は、死が嫌いなのよ!消えることも、失うことも、終わることも……全部……全部、嫌いなだけ!」
ガイ「そうか。なら、どうして俺とお前だけが死ななければいいと言った?」
フローディア「……っ」
ガイ「誰も死なない世界を作る必要はない。俺とお前だけが死ななければいい。そう言ったのはお前だ」
フローディア「……それは、あなたをからかっただけよ」
ガイ「お前が本当に死そのものだけを嫌っているなら、俺一人を永遠に引き込む必要はない……お前は死が嫌いなんじゃない。死によって、自分だけが残されることが嫌なんだ。誰かがいなくなるたびに、自分だけが置いていかれる……それが耐えられないんだろ」
ガイ「だから、誰も死ななければいいと考えた。終わりがなければ、誰もお前を置いていかないから」
フローディア「……違うって、言っているでしょう」
夜風「」サァァァ……
フローディア「……先に戻るわ」
スタスタ……
フローディア「……さっきの取引、気が変わったらいつでも言って。おやすみ、ガイ」
スタスタ……
ガイ「……」
⭐︎フローディアと話しました。
524 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:18:09.77 ID:mzCFr8IvO
ーークロシュヴァリエ号 寝室
コンコン……
イーリン「どうぞ」
ガチャッ……
ガイ「……調子はどうだ?」
イーリン「大きな問題はありません。傷も皆様のおかげで治癒しましたし……」
ガイ「そうか」
イーリン「……皆様には、迷惑をかけてしまいました……なんとお詫びすれば……」
イーリン「……ガイ様。止めてくださって、ありがとうございました」
ガイ「礼を言われることじゃない」
腕を伸ばすイーリン「いいえ。言わせてください……少しだけ、失礼します──」スッ
優しく掴まれるガイ「……?」
グイッ
ガイを抱きしめるイーリン「」ギュッ……
ガイ「……イーリン?」
イーリン「……少しだけ、このままで」
ガイ「……」
イーリン「あのときは、ガイから……抱きしめてくれたよな。おかげで戻ってこれた……本当にありがとう、ガイ……」スッ……
ガイ「イーリン、口調が──!?」
チュッ
イーリン「……だから、これは……お礼。戻してくれたことへの、お礼で……それ以上の意味は、ないから」
離れるイーリン「」パッ
イーリン「……少しだけ弱っていましたが……もう大丈夫です」
ガイ「……そうか」
イーリン「ガイ様も、無理はしないでください」
ガイ「……努力する」
イーリン「ふふ……あまり信用できませんね」
ガイ「……お互い様だ」
イーリン「……はい。お互い様です」
ガチャッ……
パタン……
イーリン「……サーシャ様やリーゼリット様には、言えませんね……」
525 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/10(水) 23:18:54.93 ID:mzCFr8IvO
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(15日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。
◆16日目に何かが起きます。
何をする?
安価下1〜3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/11(木) 00:36:43.43 ID:DSUwGhx0o
フローディアと心を通わせてみる
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/11(木) 02:08:27.28 ID:ahehXjlS0
工房屋で武器の強化
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/11(木) 02:10:17.39 ID:ZNX83xiYO
ジェミニからクロシュ達の活躍の話しを聞く
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/11(木) 04:45:05.65 ID:ahehXjlS0
>>527
訂正します
ガイ 工房屋で短剣の強化する
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/13(土) 16:16:11.38 ID:dKc6SNfUO
乙です
質問だけど
>>518
でもしコンマ表をミスしていなかったらやっぱり「コンマ99だからマイナスなしで成功確定」なのかそれとも「確定なしでそのままマイナス20引いてコンマ79」なのかどちらになりましたか?
531 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:37:30.34 ID:A7oDH5Edo
>>530
結果が変わらないため、99(コンマ)-20(抑制行動)=79として判定していたと思います。
以下は
>>513
で使うはずだったコンマ表です。
【判定】
01-10劣勢
11-30優勢
31-00勝利
532 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:37:59.23 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 工房
ガイ「ミーティアさん。居ますか?」
ミーティア「〜♪」
弄られている工房人形「……」ガチャガチャ
ガイ(……作業中だったか。一通り終わってから声をかけ──)
工房人形「……きゃあっ!?///」バッ
ミーティア「うわあっ!急に暴れると危ないよ?」
機械部分を布で隠す工房人形「す、すいません……ミーティアさん、ガイさんが来ています」スス……
ミーティア「え?……ああ、気づかなかった!いらっしゃい、ガイさん」
ガイ(人形にも羞恥心があるのか?まるで普通の人間と変わらないような……とりあえず、目を瞑っておくか……)
目を瞑るガイ「すいません……間が悪かったみたいですね。時間を置いてから来ます」
ミーティア「ああ、大丈夫!すぐ終わるからちょっと待っててくださいね」
ガチャガチャ……
ミーティア「……ほら、終わったよ。調子はどう?」
動きを確かめる工房人形「……うん……大丈夫です。ありがとうございます、ミーティアさん」
ミーティア「お礼はいいよ!また調子悪くなったりしたら言ってね」
工房人形「はい!」
ミーティア「……さて、お待たせしました!ご用件はなんですか?」
ガイ「……武器の強化を頼みたい」
ミーティア「強化?モノによるけど……とりあえず見せてもらえます?」
ガイ「この二振りを」スッ
短剣「」
短剣「」
ミーティア「……これは……何の変哲もない普通の短剣ですね。てっきり業物を使ってると思ってましたが、意外ですね」
ガイ「武器の性能に頼りすぎるなと先輩に教わりまして……その教えには反してしまうんですが、この地では壊れたときの補給が難しい。耐久性を上げてくれれば、嬉しいんですが」
ミーティア「耐久性ですか……それなら出来ると思います!早速、改造しますね!」ガシャン
ガイ「ありがとうございます」
ミーティア「少し、時間がかかるので他の場所で時間を潰しててください!夕方くらいには完成すると思うので!」
⭐︎短剣を強化しました。
533 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:38:27.03 ID:A7oDH5Edo
ガイ(時間を潰すがてら、レイセオンと島を見回り、アインズとテルがカードゲームに興じているのを横目に見たりして過ごした。アトニスは空妖精が作ってくれたデザートを食べながらフローディアとエリザベートを監視している……イーリンもかなり回復したと、テルが言っていた)
ガイ(その後、見回りの結果をジェミニさんに報告し、茶に誘われてしばらく中庭で休むことになった)
ーー古城 中庭
ジェミニ「結界の外縁に大きな乱れはなし……ひとまずは上々じゃな」
ガイ「ただ、黒い魔法陣の前兆らしき歪みは完全には消えていません。レイセオンも、警戒は続けるべきだと」
ジェミニ「うむ。エンドゲームが星脈を狙っておる以上、警戒を完全に解くことはできぬの」
ビビアン「ですが師匠、常に気を張っていても体力を消耗しきってしまいます……休めるときには休むべきじゃないですか?」
ジェミニ「そうじゃな……」
ベルトーネ「そうそう〜構えすぎてもいいことなんてないからね〜」ズズズ……
ヴァリエール「うんうん……ん〜!今日のおやつも美味しいなあ〜」パクパク
ビビアン「アンタたちは変わらないわね……」
セイラ「ふふっ……でも、ビビアンさんの言う通りかもしれません……クロシュちゃんたちみたいに、切り替えをしっかりすれば大丈夫かと」
ガイ「……クロシュみたいに、か……」
セイラ「ガイさん……クロシュちゃんを知ってるんですか?」
ガイ「ああ。直接会ったことはないが、夢の中で話したことはある」
セイラ「夢の中で……?」
ジェミニ「ほほっ、懐かしい名じゃの。テイルから聞いたが、彼女達は下界でダークヒーローと呼ばれておるのだろう?実際の人柄とはかけ離れた呼び名じゃが、英雄として語り継がれておる……彼女達ならば納得じゃ」
ガイ「……もし、よければクロシュ達がここにいた時の話を聞かせてくれませんか?」
ジェミニ「おお、よかろう。この島での出来事は、地上には伝えられておらぬのだろう?」
ヴァリエール「私も聞きたい!大母様がここでどんな感じに過ごしてたか知りたいし!」
ビビアン「たしかに、気になる……教えてください、師匠!」
534 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:38:53.61 ID:A7oDH5Edo
ジェミニ「では、話すとしよう……十年前、世界樹の光が世界に放たれ、この地にもその一つが落ちた……」
ベルトーネ「それで雷霆の魔王が起きちゃったんだよね〜。ジェミニ爺さんも寝坊しちゃってたし〜」
ジェミニ「……それまではロムリン王1人で封印を維持し続けておってな。雷霆の魔王がいつ復活してもおかしくない状況じゃった……だが、そのときにクロシュ達が来てくれたのじゃ」
ジェミニ「彼女等も、世界樹の光を集めるためにこのラティア・ヘイヴンへ訪れたとはいえ……快く、儂等を手伝ってくれての。ポーラーやゴライアスといったゴーレム達の復活に、ロムリン王や儂等にも料理を振る舞ってくれたり……」
セイラ「私も……クロシュちゃんのお陰で、姫様のことを思い出せました……!」
ベルトーネ「クロシュちゃんたちとは別に、テイルちゃんとヒナと……レイン?っていうサキュバスも居たっけ……今思えば、雷霆の魔王は、あのときの誰が欠けてても勝てなかったね〜」
ビビアン「へぇ……実物を見たことがないからわからないけど、やっぱり魔王ってとんでもないのね……」
ヴァリエール「大母様はその時、どんな活躍をされたの?クロシュって子を支えていたんでしょう?」
ジェミニ「妖精殿にはかなり助けられた。雷霆の魔王との戦いにおいて、作戦や対策を共に考えてくれての──」
ワイワイガヤガヤ……
ガイ(……さすが、ダークヒーロー達だな。功績もさることながら、人格や実力も語られる通りの英雄そのものだ……こうして時間が経っても語り継がれるのがその証だろう……)
ガイ(クロシュ……世界には君のような、本物の英雄が求められている。みんなが君を待っている……生きているのなら、現れてやってくれ……)
◇
クロシュ「……暗くて、寒い場所……お空が、近いかも」
◇
ガイ(暗くて……空が、近い?)
ガイ(……まさか……君は……)
彼方を見つめるガイ「……」ジッ……
ガイ(セイントレアに、いるのか?)
⭐︎ダークヒーロー達の活躍を聞きました。
535 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:40:39.69 ID:A7oDH5Edo
ーー廃都 建物の屋根の上
寝転がるガイ「……」
手の中で光る翡翠の賽「」キラキラ……
ガイ(……残る光は、この地に落ちた風の残滓……エンドゲームの件が片付いてから探索をするとして……)
ガイ(全ての光を集めたら、どうすればいい?この賽の本来の持ち主……聖女は未だに見つかっていない)
ガイ(暗黒館で受けた任務は、世界めくれを止めること……そのために、光の力を集めていた……無論それには協力するが……本来の持ち主じゃない俺にこの力を正しく扱えるのか?)
ガイ(……そうだ、アモの話を思い出せ……アモは聖女とも、クロシュとも関わりがあった。クロシュが聖女の居場所を知っている可能性がある)
ガイ(聖女を探すためにも……クロシュに会うためにも……)
ガイ(次に向かうべき場所は、一つだ)グッ……
フローディア「あなた、空を見るのが好きなのね。探したわよ」スタッ……
ガイ「……何をしにきた」
フローディア「明日に襲撃を予告されているのに、姿が見えないから心配をするのは当たり前でしょう?」
ガイ「……」
フローディア「言いたいことはわかるわよ。敵同士なのに、なぜ?……愛する人を心配するのは当たり前のことでしょう?ふふっ……」
ガイ「……」
フローディア「……無視?」
ガイ「相手をする気がないだけだ」
フローディア「ひどいわね。せっかく心配して探しに来たのに」
ガイ「お前が俺を心配する理由はない」
フローディア「あるわ。あなたが死んだら困るもの」
ガイ「お前が俺に殺されるまで死ぬな、という話か」
フローディア「それもあるわね」
ガイ「帰れ」
フローディア「嫌よ」
屋根に腰を下ろすフローディア「」スッ……
ガイ「……隣に座れと言った覚えはない」
フローディア「私も、許可を求めた覚えはないわ」
夜風「」サァァ……
536 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:41:09.38 ID:A7oDH5Edo
フローディア「……何を考えていたの?」
ガイ「……次に向かう場所だ」
フローディア「次?」
ガイ「ああ。エンドゲームを止めて、風の残滓を手に入れたら……セイントレアへ向かう」
フローディア「……世界めくれで、地上から切り離された場所ね」
ガイ「……クロシュがそこにいるかもしれない」
フローディア「ダークヒーローのスライムちゃん?」
ガイ「以前、夢の中でどこにいるかを聞いた。暗くて、寒い場所……空が近い……最初は大山脈にいるのだと思ったが、よく考えたら……セイントレアも条件があてはまる」
フローディア「……なるほどね」
ガイ「確証はないがな」
フローディア「外から近づいた者が、無事に戻ったという話は聞かないわ。それでも行くの?」
ガイ「ああ」
フローディア「……そう」
シーン……
フローディア「それなら……明日、死なないで」
ガイ「……そのつもりはない」
フローディア「あなたには、まだ行かなければならない場所があるのでしょう?なら、生きなさい。誰かのためじゃなくて、あなた自身の目的のために」
ガイ「……お前にそんなことを言われるとはな」
フローディア「ひどいわね」
ガイ「お前ほどじゃない」
フローディア「ふふっ、それはそうかもしれないわ」
夜風「」サァァ……
ガイ「……お前もだ」
フローディア「え?」
ガイ「明日、勝手に死ぬな」
フローディア「……それは、心配?」
ガイ「エンドゲームに対抗できる戦力は多い方がいい」
フローディア「本当に、それだけ?」
ガイ「……今は、それだけだ」
フローディア「今は、ね……ねえ、ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「明日が来るまででいい。少しだけ、隣にいてもいい?」
ガイ「……」
フローディア「永遠じゃなくていい。約束でもなくていい。あなたが私を許す必要もない」
フローディア「だけど、今だけは……どうか……隣に居させて?」
ガイ「……勝手にしろ」
フローディア「〜〜〜っ!!!」ダキッ
ガイ「!?おい、離れろ!抱きついていいとは言ってない!」ジタバタ
赤い空「」
星「」キラキラ……
⭐︎フローディアと話しました。
537 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/13(土) 19:43:38.34 ID:A7oDH5Edo
ーークロシュヴァリエ号
アインズ「遂に……この日が来たか。もう動けるのか、イーリン?」
イーリン「問題ありません……ご迷惑をおかけしました」
アトニス「いいか、イーリン。一度戻れたからと言ってもう一度あの力を使ったら戻れる保証はどこにもない……ボクたちの手でお前を終わせなきゃいけなくなる」
イーリン「……ええ、重々承知しております」
レイセオン「やはり、神の力というのは簡単に使えるようなものではないのですね……」
テル「うん……力は、強ければいいってものじゃない。治すための力でも、使い方を間違えたら……壊す力になっちゃうから」
エリザベート「……それで、エンドゲームとやらはいつ来ますの?来るなら来るで、こちらも準備をしておきたいのですが」
アインズ「予告では今日だ。奴は二日前、星脈の力をいただくと言っていた。時間まで正確に守るかは分からないが……何かを仕掛けてくると見て間違いない」
お茶を飲むフローディア「……彼はこだわる魔術師よ。予告した以上、何もせずに終わるとは思えないわね。むしろ、こちらが最も嫌がる形を選んでくると思った方がいいわ」
ガイ「……単独行動は避けて動け。奴が仕掛けてきても、充分な戦力が集まるまでは戦わないようにしろ……合図は手筈通りに頼む」
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(16日目)
【目標】
・世界樹の光の残滓を手に入れる。
・ラティア・ヘイヴンに迫る脅威への対策をする。
・エンドゲームの目的を阻止する。
◆安価終了後、エンドゲームが動き出します。
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ミーティア、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/13(土) 19:44:33.10 ID:l/tUKPrF0
さりげなくガイ達の食事にホーリーが紛れ込んでくる
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/13(土) 19:48:02.45 ID:LXSS52vQO
ヒナテイル、新合体技を開発
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/13(土) 19:50:02.17 ID:XlfEtDa3o
直前対策会議を開く
541 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 00:21:52.61 ID:/yUUiuIwO
ーー古城 中庭
テイル「……ねえヒナ。話って何?」
ヒナ「テイルちゃん……今日、戦うことになる相手はきっと、相当な手練です。この十年でいろんなものを一緒に相手にしてきましたが……もしかしたら、今回は雷霆の魔王と同じくらいの危険度かもしれません」
テイル「……珍しいわね。あなたがそんな風に言うなんて。これまでの難関の依頼だって"腕がなりますー”って言ってこなしてきたじゃない?」
ヒナ「勿論、今回も腕は鳴りますが……正直、今回ばかりは楽しいだけで済ませてはいけない相手です」
テイル「……」
ヒナ「エンドゲーム。彼は直接戦闘だけではなく、相手の心や終わり方に干渉する魔術師です。普通に斬り合うだけでは、こちらの土俵に乗ってくれるとは限りません」
テイル「つまり、逃げ道を潰す必要があるってこと?」
ヒナ「はい! 流石テイルちゃん、話が早いですね!」
テイル「十年も一緒にいれば、あなたの考えることも少しは分かるわよ」
ヒナ「嬉しいです!」ニコッ
テイル「それで? 私に何をさせたいの?」
ヒナ「嵐を作ります」
テイル「……嵐?」
ヒナ「私は天候を操れます。雷雲を呼び、気圧を乱し、雷を落とすことができます」
テイル「それは知ってるわ」
ヒナ「でも、私一人では精密な制御に限界があります。戦場全体に影響を及ぼしますが、味方にも被害が出てしまいます」
テイル「……それを、私の風魔法で誘導すればいいのね」
ヒナ「その通りです!」
テイル「ヒナが雷雲を呼ぶ。私が風魔法で気流を縛る……嵐の流れを一点に集めて、相手の動きを封じる」
ヒナ「そして私が光速で斬り込み、雷と光の剣を叩き込みます!」
テイル「考えはわかったけど……いきなりそんな大掛かりなこと、ぶっつけ本番でやってもできないと思うんだけど」
ヒナ「なので、今から練習するんです!」
テイル「……今から?」
ヒナ「はい!それじゃあテイルちゃん、あわせてくださいね──」スッ
雷雲「」ゴロゴロ……
テイル「ちょっとぉ!?聞いてないわよおおおお!?」
◆
風「」ゴォッ!!
雷雲「」バヂヂッ!!
ヒナ「うんうん、やっぱりテイルちゃんは十分、強くなりましたね!」
テイル「エンドゲームと戦う前に、結構疲れたんだけど……」ゼェゼェ
ヒナ「でも、できたでしょう?」
テイル「……ええ、そうね。ここまでうまく行くとは思わなかったけど……これなら、きっと通用するわね!」
ヒナ「はい!──さあ、どこからでもかかって来てください!私とテイルちゃんが相手になりますよ!」
テイル「ふふっ……調子のいいヤツね、ホント……」
⭐︎ヒナとテイルが嵐を起こせるようになりました。
542 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 00:22:54.12 ID:/yUUiuIwO
本日はここまでです。
明日は残りの安価を消費してエンドゲームとの決戦を予定しております。よければお付き合いください。
それでは、また。
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 09:00:55.12 ID:ROD7iBo2o
おつ
ラスダンは元王国首都か
人は住んでなさそうだし募集は無いかな?
544 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:21:06.03 ID:2CVHZvhJO
>>543
ネタバレになってしまうかもしれませんが、キャラ募集はします。セイントレアの情報は後に公開するので、もしキャラ案をいただける場合はそれを参考にしていただきたく思います。
545 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:22:36.05 ID:2CVHZvhJO
ーークロシュヴァリエ号 食堂
大量の料理「」ドン!
エリザベート「やはり、戦の前には腹ごしらえですわね!」
アトニス「……お前、仮にも王族だったんだよな?こう、お淑やかさとかさ……無いわけ?」
エリザベート「もう滅びたので今の私はあくまで一般庶民!……それに、王族だったときよりも今の方が気楽でいいですもの!」
テル「あはは……これから力を入れなきゃいけない場面だし、エリザベートちゃんを見習ってみんなもしっかり食べておいた方がいいよ」
レイセオン「テル様がお酒を飲んでないとは、珍しいですね!」
テル「終わったあとの楽しみでとっといてるの!無事に帰ってこれたら、みんなで飲もう?」
アインズ「フッ……それはいい考えだな。私の分も残しておいてくれ」
イーリン「では、私の分も──」
ワイワイガヤガヤ
ガイ(……これが、戦う前に取れる最後の食事になるかもしれない。今日、エンドゲームが来る。星脈の力を奪われれば、被害はこの島だけで済まない)
ガイ(対策は立てた……だが、奴の魔法はまだ分からない部分が多い……)
料理が積まれた皿「」コトッ……
ガイ「……?」
フローディア「あなたも食べなさい。味がしなくても、食事自体は必要でしょう?」
ガイ「……ああ」
フローディア「食事中くらい、戦のことは忘れたら?」
ガイ「忘れられる状況じゃない」
フローディア「……それもそうね」
白い花弁「」フワッ……
ガイ「……花?」
ホーリー「──久々に食事をしました。良い味付けですね」モグモグ
ガイ「……!?」ガタッ
アインズ「どうした、ガイ──!?何者だ、貴様!?」バッ
テル「誰!?」
エリザベート「まあ!いつの間に!」
レイセオン「転移の魔力の気配は感じませんでした!どちら様ですか!?」
アトニス「……」
フローディア「……へえ……」
546 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:23:10.78 ID:2CVHZvhJO
口元を拭くホーリー「お邪魔しています」フキフキ
イーリン「し、師匠……!?」
ホーリー「はい。お久しぶりです、イーリン」
アインズ「師匠だと?」
テル「師匠って……イーリンさんの?」
フローディア「あなた……普通の人じゃないわね?」
ホーリー「私は人の身を離れているので、そう感じられるのでしょう」
ガイ「……何者だ」
ホーリー「ホーリー・ハンドレッドと申します。イーリンの師でした」
イーリン「どうしてここに……?」
ホーリー「皆さんが戦の前に食事をしていたので、ご一緒しようかと」
アトニス「……神に近い気配をした奴が、そんな目的だけで現れるわけがない。本当の目的を話せよ」
ホーリー「……ああ、うまく隠していたので気づきませんでした。あなたは天使だったんですね」
アトニス「話を逸らすな。ボクはお前の目的を聞いている」
ホーリー「イーリンが神に近づいたというのに、彼はイーリンを人へと戻しました。そのことのお礼をしに、ここへ」
ガイ「……お前がイーリンにあの技術を教えたのか?」
ホーリー「はい。神に近づける領域にまで育っていたので、伝えました。喜ばしいことです」
テル「???……その、よくわからないんだけど、ホーリーさんはイーリンさんをどうしたいの?話を聞いてる感じ、神様みたいなものにさせようとしているの?」
ホーリー「私に微かに残った心が、イーリンには人のままで居てほしいと思っています。ですが、イーリンが神になるのはとても喜ばしいことなのです」
アトニス「……こいつはかなり神に近づいている。辛うじて元の人格が多少残って支離滅裂な感じになっているみたいだな。おそらく、イーリンを神にしたいっていうのも、神にしたくないっていうのも……どちらも限りなく本心に近いんだろう」
フローディア「……難儀するわね」
レイセオン「状況はよくわかりませんが、敵ではないのですね!?でしたら、これをお受け取りください!」
名刺「」スッ
ホーリー「……レイセオンさん、というのですね。ご丁寧にどうも。そちらの、代行者の方」チラッ
ガイ「……俺か」
ホーリー「使命をお忘れなく。あなたは世界を救う者ではなく、その賽を正しき者のところへ導く者……この誤った世界をあるべき結末へ戻すために」
ガイ「……あるべき、結末……?」
ホーリー「はい。世界めくれが起きなかった世界へ……あるべき流れへ戻すために」
ガイ「……」
アインズ「世界めくれが起きなかった世界……?」
アトニス「ボクは天界のことを覚えてないが、この世界が誤った世界だと言ったな?仮に、世界めくれが起きなかった世界へ戻したとしたら、この世界はどうなる?」
ホーリー「この世界は存在自体、無かったことになります」
一同「!?」
547 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:24:19.43 ID:2CVHZvhJO
テル「そ、それって……私達の存在も無くなっちゃうってこと……?」
ホーリー「正確には、少し違います。正しき世界へと戻れば、自ずとあなた方も正しい運命を辿ることになりますので」
イーリン「……師匠、それがあなたの救済なのですか?」
ホーリー「はい。この誤った世界を正しき流れに戻すこと……それ自体が救済なのです」
ガイ「正しい運命だと?なら、この世界で生きてきた者たちは何だ?」
ホーリー「誤った流れの中で生じた存在です」
テル「……」
アインズ「……ずいぶんと簡単に言ってくれるな」
ホーリー「簡単ではありません。ですが、そういうものです」
フローディア「……神様らしい言い方ね。嫌になるくらい」
ホーリー「世界が正しい形に戻るなら、失われるものも、歪んだものも、あるべき場所へ戻ります」
ガイ「違う」
ガイ「この世界が誤っているかどうかは知らない……世界めくれが起きなかった方が、本来の流れだったのかもしれない」
ガイ「だが……ここにいる者たちは、今ここで生きている。全部、無かったことにしていいものじゃない」
ガイ「たとえこの世界が誤った世界だとしても……この世界で生きる人たちの想いまで、誤りだとは言わせない」
ホーリー「あなたがどう思おうと、役割は変わりません。世界樹の光を集め、翡翠の賽を正しき持ち主の元へ導く。それがあなたの使命です」
イーリン「師匠……!」
ホーリー「イーリン。人の心で見れば、彼の言葉は正しいのでしょう。ですが、世界の流れで見れば、誤りを正すこともまた必要です」
ガイ「だが、その結末が今を生きる者たちを消すというなら……俺はそれを止める」
ホーリー「……愚かで、人らしい選択ですね」
ガイ「世界を正すために、今ここにいる者たちを無かったことにする。そんな救済を、俺は認めない」
ホーリー「……そうですか。では、時が来たら選んでください」
ホーリー「世界を正すのか、今を守るのか」
ホーリー「どちらが答えでも、あなたは賽を運ばなければなりません。あなたの迷いも、怒りも、否定も、役割も消えはしない」
ホーリー「代行者の方。使命を果たしてください」
白い花弁「」フワ……
イーリン「師匠、待ってください!……私は、この世界で生きています」
ホーリー「はい」
イーリン「この世界で、皆様と出会いました。それを……誤りだとは思いたくありません」
ホーリー「その心を、大切にしてください」
イーリン「……!」
ホーリー「あなたに微かに残る迷いは、人である証です。どうか、手放さないように──」
手を伸ばすイーリン「師匠!!!」バッ
白い花弁「」フワァ……
テル「……消えちゃった」
アインズ「……とんでもない話を残していったな」
アトニス「これから一仕事あるっていうのに……最悪な気分だ」
エリザベート「ですが、やることは変わりませんわ!今は目の前のことを片付けませんと!」
レイセオン「そうですね……まずはエンドゲームを止めましょう!世界めくれを止めるためにも、目に見えてわかる脅威はなくさないといけません!」
ガイ「……ああ。そうだな」
フローディア「……誤った世界、ね。嫌な言葉だわ」ボソッ
⭐︎ホーリーと話しました。
548 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:26:41.74 ID:2CVHZvhJO
ーー古城
ジェミニ「……皆、集まったようじゃな」
ベルトーネ「はいは〜い。私まで招集されるとか、いよいよって感じがするね〜」
ヒナ「戦の前に気を抜くとは、悪魔らしいですね」
ベルトーネ「ヒナちゃんは戦の前じゃなくても常に殺気立ってるでしょ〜」
テイル「二人とも、今はやめなさい」
セイラ「……けんか、だめです」
ポーラー「会議開始前の口論ハ、戦力効率を低下サセマス」
ゴライアス「うむ。今は敵を討ち、この国を守るための話をするべきであろう」
ミーティア「うん。時間もあまりないかもしれないし」
ジェミニ「……では始めるぞ。ゼーレシルト、頼む」
ゼーレシルト「現在、廃都全域に展開中の結界は安定。黒い魔法陣の発生頻度は抑制中。ただし、外部から高密度の干渉が加わった場合、局所的な突破が発生する可能性あり」
ミーティア「つまり、エンドゲームが本気で仕掛けてきたら、また穴が開くかもしれないってことだね?」
ゼーレシルト「はい、その通りです」
ポーラー「疑似星脈周辺の防衛率、現状72パーセント。追加戦力投入ニヨリ、80パーセント以上マデ向上可能デス」
ゴライアス「ならば、私とポーラーは星脈側に布陣致しましょう。正面から来るなら、この身をもって受け止めますぞ!」
セイラ「……私も、守ります」
ジェミニ「セイラには星脈入口付近の防衛を任せる。ゴライアス、ポーラーと共に壁を作れ」
セイラ「……はい」
ポーラー「承知致しまシタ。セイラ、ゴライアス先パイ、連携防衛陣形を構築しまショウ」
ゴライアス「頼むぞ、ポーラー。存分に私を振るい、この国に仇なす者を討ち果たしてくれ!」
ポーラー「ハイ。必ずや敵ヲ倒シ、皆ヲ守りマス」
ベルトーネ「で、黒い魔法陣が出たらどうすればいいの?」
ゼーレシルト「即時接触は禁物です。吸引対象は別位相に保持されている可能性がありますが、無策で侵入すれば捕捉されてしまうでしょう」
リルル「うーん……じゃあ虫を先に入れる?あまり気は進まないし、あとで危険手当はほしいけど……」
ゼーレシルト「小型召喚体による観測は有効です。ただし、損耗率は高いでしょう」
ビビアン「私が送り込んだ虫を小さくしたり、大きくしたりして、穴の反応を見るのは?」
ミーティア「……いいかも。サイズを変えた物体が吸い込まれる速度を見れば、引力の強さとか範囲も測れるかもしれない」
ジェミニ「ならば、リルル、ビビアン、ミーティアは黒い魔法陣への初動解析を頼む。観測と報告を優先せよ」
リルル「はーい!」
ビビアン「了解です、師匠」
ミーティア「オッケー!」
ヴァリエール「私は空から警戒するね。島全体を見張って、助けが必要そうなところに行くよ!」
ベルトーネ「じゃあ私は契約を履行するためにもガイくんの近くに居ようかな〜」
ヒナ「じゃあテイルちゃん!私たちは島中の怪しい所を調べてエンドゲームを叩っ斬りましょう!行きますよ──」ガシッ
テイル「ちょっとヒナ!?私たちだけで行っても──」
パヒュンッ
ジェミニ「……無茶はするでないぞ」
ベルトーネ「……ジェミニじいさん、私も行ってくるね〜」
ジェミニ「……では、各自配置へ」
ジェミニ「ラティア・ヘイヴンを、守るぞ」
◆
549 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 14:31:44.37 ID:2CVHZvhJO
◆安価下1〜3
1レスにつき1人まで以下からキャラを指定してください。(重複した場合は安価をずらします)
選ばれたキャラが、当初ガイと一緒にエンドゲームと戦います。
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、フローディア、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ベルトーネ、セイラ、ポーラー+ゴライアス(1キャラ扱い)、ミーティア、ヒナ+テイル(1キャラ扱い)、ヴァリエール、ビビアン、リルル
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 14:33:18.67 ID:JQfSFGEv0
ヒナ+テイル
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 14:34:45.49 ID:ROD7iBo2o
ベルトーネ
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 15:08:50.43 ID:E+xA1m4t0
セイラ
553 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 18:39:36.52 ID:qmq40dZCO
ーー廃都
鐘のような音「」ゴーン……ゴーン……
古い城へと逃げる空妖精たち「」ワーワー
黒い渦「」ズオオオオオ……
スタッ……
黒いローブの男→ブラック「──さて、あなた方はどう出てくるのでしょうか?」
転移魔法陣「」フォンッ……
シュバッ
ガイ「……」スタッ
ブラック「おや、最初はあなたでしたか。速いですね」
ガイ「……」スッ
短剣「」シャキン……
魔導拳銃「」スチャ……
ブラック「言葉も交わしてくれないとは。私も嫌われたものですね……」ヤレヤレ
ガイ「……無駄だとは思うが、言っておく。擬似星脈を諦めて立ち去れ」
ブラック「ああ、慈悲深いですね……ですが、もうすぐなのです……力が手に入れば、全ての人を終わりへと導ける。その邪魔をするのであれば──」
魔導拳銃「」スチャ……
ブラック「それがあなた方の選んだ終わりだとしても、文句は言わないでいただきたい!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ガイ「!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
ぶつかり合う魔力弾「」バヂィッ!バヂィッ!
ブラック「……いい腕ですね。魔力弾に魔力弾を当てて打ち消す。生半可な使い手には出来ぬ芸当です」
ガイ「……武器の趣味は合いそうだな」
ブラック「おや、意外な共通点ですね。嬉しいですよ」
魔導拳銃「」クルッ……
ブラック「魔力を弾丸として整え、狙い、撃つ……最近造られるようになった武器ですが、終わりへ導く道具としては、なかなか美しい」
ガイ「その美しさを見れるのも今日までだ」
魔導拳銃「」ドギュウン!
ブラック「おっと」スッ
黒い渦「」ズッ……
吸い込まれる魔力弾「」フッ……
ブラック「正面から撃てば吸われる。先日も見たはずですが」
ガイ「──」シュンッ
ブラックに襲いかかるガイ「」バッ
短剣「」ギラン……
ブラック「近接ですか」
装飾が施された剣「」キンッ!
ガイ「っ!」
受け止められた短剣「」ギリッ……
装飾が施された剣「」ギリッ……
ブラック「悪くない判断です。黒渦の展開前に距離を詰める。ですが──」
黒い渦「」ズオッ!
ガイ「!」サッ
ブラック「武器の長さでは、私の方が有利です」
装飾が施された剣「」スッ
ガイ「……!」
ブラック「終わりです」
装飾が施された剣「」
飛来する光の剣「」ザンッ!
光の剣を避けるブラック「!」サッ
554 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 18:40:06.75 ID:qmq40dZCO
ヒナ「終わらせません!ガイさんにはまだまだ強くなってもらって私と戦ってほしいので!」スタッ
テイル「ガイ、大丈夫!?」
ガイ「……ああ。助かった」
ブラック「……なるほど。あなた方が先に来ましたか」
ヒナ「終わりが云々はどうでもいいです!ただ、あなたがこれ以上好き勝手にやってたら私が戦う相手が居なくなってしまいます!」
ブラック「……勇ましいですね。あなたは終わりを恐れていない」
黒い渦「」ズズズ……
ブラック「……あなたは、戦いの果てに何を望みますか?」
ヒナ「勝利です」
ブラック「その後は?」
ヒナ「次の戦いです」
ブラック「その果ては?」
ヒナ「知りません。今、斬る相手がいる。それで十分です」
ブラック「……美しいほど空虚だ」
転移魔法陣「」フォンッ……
スタッ
ベルトーネ「はいは〜い、お待たせ〜……契約に基づいて助けに来たよ〜」
セイラ「……遅れて、ごめんなさい……!」
ガイ「ベルトーネ、セイラ」
テイル「来てくれた!」
ヒナ「ベル、来るのが遅い」
ベルトーネ「はいはい、ごめんね〜。空妖精たちの避難誘導が思ったよりかかってさ〜」
ブラック「数を揃えたとて、私を止められるのですか?」
黒い渦「」ズズズ……
黒い渦「」ズズズ……
黒い渦「」ズズズ……
ブラック「とくに、そちらの小さい方。あなたの守りは立派です。ですが、守るものが多いほど、盾は先に砕ける。無理に前へ出れば、誰よりも早く終わってしまいますよ」
セイラ「……小さくは、ないです……」
ブラック「それは失礼しました」
ベルトーネ「この子を怖がらせたら、お姉さん怒るよ〜?」
ガイ「……黒い渦だけじゃない。奴自身も剣と銃の腕が立つ。注意しろ」
テイル「ええ、わかったわ……!」
ヒナ「ワクワクしますね……それじゃあ、行きますよ!」パヒュンッ
ーー戦闘開始 ブラック・エンドゲームーー
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-20痛恨(死亡判定)
21-45劣勢
46-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『???』劣勢時にのみ使用可
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 18:59:31.21 ID:9+IXeZZnO
連携技
556 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 19:42:12.44 ID:6v3GGT2HO
◆21+15=36【劣勢】
ブラック「光速移動ですか……たしかに、戦闘面では強力な手ですが」スッ
ヒナの進路上に現れる黒い渦「」ズオッ!
ヒナ「っ!」パヒュンッ──
テイル「嘘!?ヒナの移動した先がわかるの!?」
広がる黒渦「」ズオオオオオ──
吸い込まれかけるヒナ「いきなりマズイことになりましたね……!」
テイル「まずい、ヒナが吸い込まれちゃう……!」
セイラ「……だめ……!」バッ
大盾セイラ「」ガシンッ!!
ガイ「セイラ!」
黒い渦に叩きつけられる大盾「」バヂィッ!!
セイラ「……私がいる限り、誰も死なせません……!」
大盾「」ギギギ……ブンッ!
打ち消される黒い渦「」シュウン──
ヒナ「わっ……ありがとうございます、セイラちゃん!お陰で助かりました!」
ブラック「……ほう。まさか私の魔法にも耐えるとは。雷霆の魔王と戦って生き残っただけはありますね。ですが、何度も耐えられるものではないでしょう?」
セイラ「……まだ、やれます……!」
大盾「」ガギィンッ!!
ベルトーネ「おお〜、やるねセイラちゃん。次は私たちも動こうか……」
奔出する闇「」ゴッ!
ガイ「ああ……仕掛けるぞ!」シュンッ
⭐︎セイラの守りにより、劣勢判定を一度無効化しました。
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-20痛恨(死亡判定)
21-45劣勢
46-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り1回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回 現在使用不可)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『???』劣勢時にのみ使用可
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 20:02:43.40 ID:E+xA1m4t0
閃光玉
558 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 21:00:55.74 ID:1fybY5J2O
◆40+5=45【劣勢】
複数の黒い渦「」ズオオオオオ──
セイラ「っ、!!!」
大盾「」ブォンッ!ブォンッ!
ブラック「数を増やしたら流石に厳しいみたいですね。打ち消しきれてませんよ!」
ヒナ「そういうあなたも、私に追いついていないみたいですね!」
光の剣「」ヴォン
装飾が施された剣「」ギギギ……!
テイル「片手でヒナの馬鹿力と鍔迫り合ってる!?」
ブラック「この剣は魔剣の一種でして。剣の才が無い私でも、このように扱えるのです、よ!」スッ
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
肩を撃たれるテイル「きゃあっ!!!」バスッ
ベルトーネ「テイルちゃん!大丈夫!?」
テイル「うぅ……この傷は初めてかもぉ……」ビクンビクン
ヒナ「テイルちゃん!お前よくも……!」ギギギ……!
ブラックへ向かう奔出する闇の塊「」ドドド!!!
ブラック「危ないですね」スッ
黒い渦「」ズッ……
黒い渦に吸い込まれる闇の奔流「」ギュオオオオッ──
ベルトーネ「……やっぱり、抑えられた力じゃ吸い込まれちゃうよね〜」
ブラック「──この闇魔法……この世界のものではありませんね。一体あなたは──」
閃光玉「」ピカッ!!!
ブラック「ぐっ!?」バッ
ガイ「──行くぞ、ヒナ!」シュンッ
短剣「」シャキンッ!
ブラック「!」
装飾が施された剣「」キンッ!
短剣「」ガキンッ!
ヒナ「いいタイミングです、ガイさん!」
光の剣「」ヴォンッ!
装飾が施された剣「」ジジッ!
ブラック「くっ……ぬうううう!!」ガキンガキンッ
光の剣で連続攻撃するヒナ「あはははは!いいですね、そうこなくっちゃ面白くありません!!!」ヴォンッ
短剣で攻撃するガイ「はぁっ!!!」ブォンッ!
ブラック「くっ……流石に、馬鹿正直には付き合っていられませんね……!」スッ
発生する黒い渦「」ズ……!
セイラ「──離れてください!!!二人とも!!!」
ブラック「あなたも他人事ではありませんよ?」
セイラの足元に出現する黒い渦「」フォンッ
渦に引きずりこまれるセイラ「っ!?」
黒い渦「」ズズ……!
ガイ「セイラ!」シュンッ
セイラを掴むガイ「」ガシッ
セイラ「ガイさん!離してください!このままじゃガイさんまで……!」
ガイ「くっ……!離すなよ、セイラ……!」ズサ……
タタッ……ガシッ
片腕でセイラを掴むテイル「ハァ……ハァ……片腕しか手伝えないけど、居ないよりはいいでしょ!?」ズサッ……
559 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 21:01:22.90 ID:1fybY5J2O
ベルトーネ「……」
テイル「ちょっと!アンタも見てないで手伝いなさいよ!」ズザザッ……
飛来する光の剣「」ザンッ!ザンッ!
ブラック「おや、そちらの方は終わりを迎える気になったようですね」スッ
ヒナ「よそ見ですか!」パヒュンッ
装飾が施された剣「」ギィンッ!
ブラック「あなた方も、まとめて終わりへと送って差し上げましょう」
ガイ「誰が……!」ズザザ……!
ベルトーネ「……ガイくん、どうする?セイラちゃんを助けたい?自分も助かりたい?それとも、このまま三人まとめて吸い込まれる?」
黒い渦「」ズズズ……!
黒い渦に吸い込まれかけるセイラ「だ、だめ……!ガイさん、テイルさん……!私を離して……!」
ガイ「ベルトーネ!何が望みだ!?」
ベルトーネ「契約だよ。今がすごくいいタイミングだからね……」
ベルトーネ「さあ、どうする?」
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-30痛恨(死亡判定)
31-70劣勢
71-00優勢
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
・『悪魔との契約』劣勢時にのみ使用可/新たな力を得る
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 21:03:01.97 ID:JQfSFGEv0
悪魔との契約
561 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 22:12:30.83 ID:6s0Nly86O
◆97【優勢】
ガイ「……」
テイル「契約……何言ってるのよ、ベル!?」
ベルトーネ「悪魔に助けを求めるなら、契約するのが筋ってものでしょ〜?」
テイル「こ、こんな時に……!」ズズズ……
ベルトーネ「こんな時だからだよ。普段ならガイくん、絶対に首を縦に振らないだろうし」
黒い渦「」ズズズ……!
セイラ「う……っ……!だ、ダメです!ガイさん!」
ガイ「……代償は」
ベルトーネ「命も魂もいらないよ〜。そこまで悪趣味じゃないし〜」
テイル「悪魔の言うことなんて信用できるわけないでしょ!いいから手伝いなさい!!!」
ベルトーネ「正しい反応だね〜。でも今は、信用するか、三人まとめて吸い込まれるかの二択だよ」
ガイ「何を取る気だ」
ベルトーネ「そろそろこの島でダラけるだけにも飽きてきたんだよね〜」
ガイ「……?」
ベルトーネ「地上に降りるのも悪くないかな〜って思ってたんだけど、自分で歩くのは面倒でしょ?」
ベルトーネ「だから、ちょうどいい身体が欲しかったんだよね〜。勝手に歩いて、戦って、面白いところへ連れて行ってくれる身体がさ。ガイくんは代行者だから、おもしろいことに巻き込まれやすそうだし?」
ガイ「……俺を足代わりにする気か」
ベルトーネ「言い方が悪いな〜。有効活用するだけだよ〜」
黒い渦「」ズズズ……!
セイラ「ガイ、さん……!」
ベルトーネ「さあ、ガイくん。契約を……」
ガイ「……わかった。契約をする。だから、力を貸せベルトーネ!!!」
ベルトーネ「」ニヤリ
ベルトーネの足元から伸びる影「」ズズズ……
ブラック「……?」
ヒナ「これ……悪魔の契約の気配!?ベル!?」バッ
562 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 22:13:01.83 ID:6s0Nly86O
ベルトーネ『──怠惰のベルフェゴール、その名において、この者に我が力を貸し与える。この契約は現在より成立し、対価としてその身を我が影の宿り木とする』
ベルトーネ『契約者ガイ。今よりあなたの歩む先は、私の永い退屈を紛らわせる余興にもなると心得なさい……』
ガイの中に入るベルトーネの腕「」ズブ……!
ガイ「ぐっ……!?」
ガイに入っていくベルトーネ「」ズズズ……!
テイル「ちょっ……ガイ!?ベル!?」
ガイ「……ぐっ、おおおおお……!」
カッ──
黒い奔流「」ゴオオオオッ!!!
勢いが弱まる黒い渦「」シュウン──
セイラ「わっ……」ドテッ
テイル「きゃあっ!」ドテッ
ブラック「私の黒渦が……弱まった?」
ヒナ「……ベル……」
迸る闇の中に立つガイ「」スッ……
ガイ「……ベルトーネ……お前の力、使わせてもらうぞ」
片目に浮かぶ紋様「」ギンッ……
ベルトーネ『はいは〜い。この状態なら、召喚体の枠越しじゃなくて、ガイくんを通して権能を使えるよ〜』
ベルトーネ『……雷霆の魔王の時にもこれができてれば、もう少し働けたんだけどね〜』
ガイ(今まで制限されていたのか?)
ベルトーネ『そういうこと。まあ、権能を使えるようになったと言っても、世界への影響を考えたら……今のところは一日に一度が限度かな〜』
ガイ(……十分だ。ここで押し切るぞ)
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
・『代償の刃』使用時、戦闘を強制終了して勝利。ただし代償を支払う
563 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 22:13:18.16 ID:DBcvUrbPO
代償の刃
564 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 22:51:01.96 ID:cOP/tyLzO
ベルトーネ『おっと、大事なことを忘れてた』
代償の刃に伸びる影「」ズズズ……
ガイ(おい、何を──)
代償の刃を掴む影「」ググッ……!
ひびが入る代償の刃「」ピキッ……ピキピキッ……!
砕け散る代償の刃「」パリンッ!!!
ガイ(!)
散らばる刃の破片「」キラ……キラ……
ガイ(代償の刃が……)
『……ようやく砕けたか。退屈しのぎにはなったぞ』
ガイ(誰だ……?)
『かつて、その代償の刃を所有していた者だ。貴様が代償の刃を振るう度に、貴様の感情が流れ込んできて実に不愉快だったぞ』
ガイ(前の、持ち主……?)
『理解が遅いな、人間……貴様が代償の刃を手にしてから、貴様の足掻きは嫌でも見えていた』
『己を削り、痛みを捨て、それでも誰かを守ったつもりでいる。実に滑稽なことだ』
ガイ(……)
『だが、その刃に呑まれきらなかったことだけは認めてやる。凡百の人間なら、とっくに空の器になっていた』
ベルトーネ『ひどい言い方だね〜』
『事実だ。悪魔風情が口を挟むな』
『……人間。覚えておけ。力に価値があるのではない。力を扱う器に価値がある。己の意志で選べぬ者に、強者を名乗る資格はない』
『我が名はフレデリク・ヴァーミリオン。会うことはないだろうが、その名を覚えておけ。貴様の足掻く姿は見ていて面白かったぞ』
代償の刃の欠片「」キラキラ……
ブラック「……?自分で短剣を砕くとは……その得体の知れない力のせいで、気が狂いましたか?」
ヒナ「──」パヒュンッ
光の剣「」ヴォン
ブラック「いい加減、諦めてはいかがですか?」
装飾の施された剣「」キンッ
テイル「諦める訳ないでしょ!それに、もうあんたの黒い渦だけで押し切れる状況じゃないわよ!」
セイラ「そうです……!他の人も……すぐに来ます!諦めるのはあなたの方です!」
ブラック「それはまだわかりませんよ?事実、あなたの仲間は、あれからずっと動いていないでは──」
ガイが立っていた場所「」シーン……
ブラック「?」
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-20劣勢
21-90優勢
91-00勝利
【補正・特殊行動】
・『閃光玉』+5(残り0回)
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-30。(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/14(日) 22:57:25.83 ID:JQfSFGEv0
時間の檻
566 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 23:46:45.00 ID:3L4BZh+pO
◆83+99=182【勝利!】
静止した世界「」ピタッ……
ガイ(……かなり、魔力の制御が楽だ。これもベルトーネと契約した影響だろうか?)
ベルトーネ『へ〜……止まった世界ってこんな感じなんだ〜。それで、ここからどうするの〜?』
ガイ「……氷魔法で刃を生成して──」
生成される氷の刃「」パキパキ……
氷の刃を飛ばすガイ「こうするッ!」
ブラックに飛んでいく氷の刃「」ヒュンッ
ブラックの直前で止まる氷の刃「」ピタッ……
ベルトーネ『おお……これで確実に致命的な部分にあてるんだ。中々えげつないね〜』
ガイ「」スッ
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……
生成される氷の刃「」パキパキ……
ベルトーネ『えっ……まだ作るの……?』
ヒュンッヒュンッヒュンッ……
ブラックを取り囲む無数の氷の刃「「「」」」ピタッ……
ベルトーネ『え、えぐ……ガイくんって実は悪魔だったりしない?』
ガイ「そんな訳ないだろ……」
動き出す世界「」ゴオオオオオオ──
◆
無数の氷の刃に刺されるブラック「かはっ!?」グサグサグサッ!
ヒナ「!?氷魔法!?誰が──」
テイル「な、なにアレ!?」
セイラ「これ……もしかして、ガイさんが……?」
膝から崩れるブラック「……これは……?氷……?いつ、攻撃を……」ドサッ……
短剣を突きつけるガイ「……」スッ
首元に短剣があてられるブラック「うっ……まさか……こんな力を隠していたとは……!なるほど、私の終わりはここでしたか……」
ガイ「違う」
ブラック「……?」
ガイ「お前はまだ終わらせない」
ヒナ「……殺さないんですか?この人、まだ何かしそうですけど」
テイル「……私も、ヒナに賛成。このまま放っておくには危険すぎるわ」
ガイ「……これ以上は戦えないはずだ」
ブラック「……甘いですね。終わりを拒む者は、いつか必ず終わりに追いつかれる。あなた方は、それを理解していない」
ガイ「擬似星脈から手を引け。二度とこの島に手を出すな」
ブラック「それはできません」
黒い渦「」ズ……ズズ……
ガイ「!」
567 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 23:48:37.23 ID:3L4BZh+pO
首元に装飾の施された剣を当てるブラック「あなた方が私を止めようとしている間、ずっと準備を進めていました……」スッ……
テイル「何……?」
ブラック「黒渦は、ただ攻撃するためのものではありません。吸い込み、削り、道を作るものでもあるのです」
セイラ「……まさか……」
ブラック「この廃都に開いた黒い魔法陣。その全てが、すでに疑似星脈へと根を伸ばしている」
ヴァリエールの声『みんな聞こえる!?星脈側の魔力が急に乱れ始めてる!黒い線みたいなのが、地下に向かって伸びてるよ!』
ゼーレシルトの声『疑似星脈への侵食率、急速上昇中。遮断処理を実行中。しかし、黒渦による接続を完全には断てません』
転移魔法陣「」フォンッ……!
レイセオン「皆様!ご無事ですか!?」スタッ
テル「っと……テイルさん!肩を撃たれたの?見せて!」
テイル「大丈夫……って言いたいけど、正直かなり痛い……!」
イーリン「回復は私も手伝います!」
アインズ「……ガイ、状況は?」
フローディア「……あら。ずいぶん最悪なことになっているわね」
エリザベート「ええと、とにかく、あの方を殴ればいいのですわね!?」
アトニス「待て。様子が変だ……」
ジェミニ「遅れたのう……!」
ミーティア「みんな、大丈夫!?」ガシャガシャ
ビビアン「セイラ!テイル!無事!?」
リルル「うわあ!?何これ、どういう状況!?」
ポーラー「対象ノ魔力反応、急上昇中。魔王級反応ニ到達シツツありマス」
ゴライアス「魔王級……だと……!」
ヴァリエール「空の上まで魔力が噴き出してる!このままだと島全体が巻き込まれるよ!」
568 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 23:49:15.99 ID:3L4BZh+pO
フローディア「……疑似星脈を餌にして、自分を魔王に作り替えるつもりね」
テル「そんなの、成功させるわけにはいかないだろ……!」
アインズ「ああ。全員、構えろ」
ジェミニ「エンドゲーム……まさか、初めからこれが狙いじゃったか……!」
ガイ「エンドゲーム……!」
ブラック「言ったでしょう。もうすぐなのです、と……!」
ザシュッ
ブラックの身体に走る黒い亀裂「」ピキ……ピキピキ……
ヒナ「ガイさん!離れてください!」
ブラック「あなた方は私に勝った。確かに、この身体での戦闘は私の敗北です……」フラッ……
黒い魔力「」ゴオオオオッ!!!
ブラック「ですが、時間は稼げた……」
ガイ「くっ……!」
ベルトーネ『まずいことになったね〜……あの感じ、前にも見たことある……』
ブラック「これが、星脈の力……。終わりへ至るための、始まり……ふっ、ははっ……ははははははっ!!!」
テイル「この感じ……嘘でしょ?」
セイラ「魔力が……黒く……まさか……」
ブラックの背後に広がる巨大な黒輪「」キンッ……
ブラック「さあ、始めましょう」
崩れていく黒ローブ「」バサッ……
黒い魔力に包まれるブラック「」ズズズズ……
ブラック「全ての命に、望むべき終わりを」
ガイ「やめろ……!」
ブラック「私ハ今、コノ身ヲモッテ終焉トナル……!」
黒い衝撃波「」ドッ!!!
黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!
カッ……
黒い光柱の中に立つ異形の影「」ユラッ……
ヒナ「魔王……!」
異形の影→終焉の魔王「──名は、そうですね……終焉の魔王、と。そうお呼びください」
ガイ「……」ザッ……
569 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/14(日) 23:49:49.82 ID:3L4BZh+pO
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/15(月) 02:42:00.85 ID:W8y6kDFpO
魔王が出ると最終決戦感を感じる
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/15(月) 16:57:41.67 ID:AoLkzMtCo
おつ
ベルちゃんついに働く!
ちょっと不穏だけど代償の刃よりは対価軽そうだ
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/15(月) 20:42:02.52 ID:7qhsYbgFO
乙
普通に喋ってるあたり本来の魔王とは違う何かっぽそう
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/20(土) 11:51:36.95 ID:iBY7BK2Q0
乙
まさか代償の刃が壊れると思わなかったな。安価で出た時、普通に使うのかと思ってた。
574 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 20:04:07.88 ID:CkdBS3MuO
>>570
魔王が出たからといって必ずしも終わる訳ではないと思いますが、大体終盤くらいに出てくるイメージはありますね。
>>571
実際、代償の刃よりは軽いものだと思われます。ベルトーネさんのは一回買い切り、代償の刃は使用の都度、払うイメージがわかりやすいかもしれません。
>>572
実はまだ完全な魔王にはなりきっておりません。痛恨や劣勢が長引くとあまり良くないことが起きそうです。
>>573
ベルトーネとの契約後、代償の刃を戦闘時に使用するイベントでこのような描写を考えていたのですが、まさかすぐに使うことになるとは思っていませんでした。
実は、代償の刃が砕けたことによる影響があるのですが、それはどちらかというと良いことだと思われます。状況によってはすぐ描写することになると思うのでよろしくお願いします。
575 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 20:04:46.88 ID:Y4VDztVQO
ベルトーネ『面倒なことになったね〜……でも、ある意味チャンスかも?』
ガイ(チャンスだと?)
ベルトーネ『私は雷霆の魔王としか会ったことないからわからないけどさ〜、魔王ってあんな風に普通に話せるものじゃないと思うんだよね〜』
ガイ(……たしかに、絶望の魔王もそういった雰囲気はなかったな)
ベルトーネ『でしょ〜?知性こそあれど、意思疎通はできないのが魔王って存在だけど……目の前の"アレ"には自我があるように見える……魔王としての魔力も雷霆の魔王と比べたら薄いし、まだ完全には魔王になってないのかもね』
ガイ(なるほど。そういった見方があるのか……だが、油断はしない。魔王については分からないことばかりなんだ。例外など、いくらでもあり得る)
ベルトーネ『まぁそうだよね〜……でも今回は私も一回きりとはいえ権能を使えるし、10年前みたいに全員で押さえ込めば、勝ち目くらいは作れると思うよ〜』
ベルトーネ『じゃ、死なないように頑張ってね〜』
ーー戦闘開始 終焉の魔王ーー
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
576 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/20(土) 20:06:54.86 ID:t3/xeVIh0
連携技
577 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:02:02.10 ID:BRzVyIh3O
◆86+15=101【会心!】
終焉の魔王「手始めにあなた方を終わらせる……!その次は、地上の人々です!」
大量の黒い渦「「「」」」ズズズ……
リルル「わああああ!?さっきとは比にならないくらい沢山でてきたぁ!?」
ジェミニ「狼狽えるな!数が増えてもやることは変わらん!終焉の魔王に攻撃を集中するのじゃ!!!」
風の刃「」ビュオオオ──
黒い渦「」ギュオオオオオオ……!
ビビアン「す、吸い込み始めてる……!」
吸い込まれかけるヴァリエール「わっ、ま、待って!ちょっとまずいかも!!!」ググッ……
エリザベート「ヴァリエール様!」ガシッ
フローディア「まずいわね……!レイセオン!!!」
レイセオン「皆様、一時的に距離を取りますよ!!!」
地面に突かれる杖「」カァンッ!!!
仲間の足元に現れる転移魔法陣「」フォンッ──
終焉の魔王「おや……?」
◆
ーー少し離れた位置
出現する転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる一同「」スタッ……
ヴァリエール「あ、危なかったぁ……!」
エリザベート「ふぅ……危うく殴る前に終わってしまうところでしたわ!」
フローディア「お陰で助かったわ、レイセオン……あれで終わりだったら、死んでも死にきれないわ……」
レイセオン「また物騒な物言いですね……今みたいな転移は何度も使えませんので、考慮をお願いします!」
テル「それじゃあ、遠距離から魔法でひたすら攻撃するにしても──」
終焉の魔王を取り囲む複数の黒い渦「」ズズズ……
アインズ「……十中八九、効果はないだろうな。あの黒い渦に阻まれて肝心の魔王に届かん」
アトニス「かといってあの渦に吸い込まれるから近づくこともできない……これ詰んでないか?」
イーリン「……こうなれば、あの力を使います」
テイル「いやいや!?イーリン、そんなことしたらあなた……!」
セイラ「イーリンさん、戻れなくなっちゃう……!」
イーリン「……ですが、有効打はそれしかありません。私が元に戻れなくとも──」
ヒナ「神の力を使う必要などありません!」キッパリ
イーリン「ヒナ様、ですが……」
ヒナ「あの黒い渦は……確かに厄介ですが、攻略できない程のものではありません。相手が魔王といえど、アレは魔力で作られたものなので魔法として解体できる筈です!」
レイセオン「なるほど!」
テル「そっか、その手があったか……!」
アインズ「……やってみる価値はあるか」
フローディア「まあ、それしかないわね……」
エリザベート「魔法として、解体……???どういうことでしょうか……???」
ポーラー「魔力で生成されたモノハ、基本的に必要な用途を果たせば、消えて無くなりマス。完全に残す場合も多々ありマスガ、そういったものに対してハ、解体術式を使用すれバ、解体することができマス」
ゴライアス「うむ……ただ、術そのものも高度なのですが、難があるのは術式の組み込み方でしてな」
エリザベート「組み込み方、ですの……?」
フローディア「石には直接文字を書き込めるけど、水には魔法陣を書き込めないでしょう?だから、代わりに魔法陣を書いた紙を水に沈めるといったように解体する対象に合わせた方法を取ったりするの……あの黒い渦には何が有効かは分からないけどね……」
ミーティア「あの黒い渦に合う解体方法が何かはさっきからずっと解析してるんだけど、中々難しくてね……」
ヒナ「私にいい考えがあります」
テイル「……ヒナ?」
◆
578 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:02:30.37 ID:BRzVyIh3O
転移魔法陣「」フォンッ──
転移魔法陣から出てくる虫たち「」ブブブブブブ!!!
終焉の魔王「戻ってきましたか……ですが、虫では時間稼ぎにもなりませんよ」
黒い渦「」ズオオオオオ!!!
吸い込まれていく虫達「」ギュオオオ──
終焉の魔王「……今のに何の意味が──」
閉じていく虫を吸い込んだ黒い渦「」シュウン──
終焉の魔王「解体術式による解体?一体どうやって──」
虫「」ブーン……
虫に描かれた魔法陣「」
終焉の魔王「……なるほど。考えましたね。黒い渦に吸い込まれる虫に解体術式を組み込むとは……ですが、解体しただけでは何も──」
遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!
終焉の魔王「!」サッ
通り抜ける雷光ヴァリエール「」ギュンッ!!!
終焉の魔王(自分自身が雷となって攻撃する……あれほどの雷属性の使い手がいたとは、少々予想外でした)
遠くから近づいてくる雷光「」バチバチバチッ!!!
終焉の魔王「軌道がわかれば、脅威ではありません」スッ
黒い渦「」ズズズ……
黒い渦に飛んで行く虫「」ブブブブブブ!!!
終焉の魔王「また解体するつもりですか……一つ消すのに大量の虫を使う必要があるのなら、解決策は単純です」
大量の黒い渦「」ズズズ……
終焉の魔王「まずは一人……終わりへと導いてあげましょう」ニヤリ
雷光ヴァリエール「!!!」
大量の転移魔法陣「」フォンッ──
大量の虫たち「「「」」」ブブブブブブ!!!
解体される黒い渦「」シュウン──
転移魔法陣から出てきたヒナ「」バサッ……!
転移魔法陣から出てくる仲間たち「」バッ
テル「準備完了……!いつでもいいよ!」バチッ……
ジェミニ「ビビアン、呼吸を合わせろ!」ビュオオオ──
ビビアン「はい!」ビュオオオ──
テイル「いくわよ……ヒナ、ヴァリエール!!!」
作られた巨大嵐「」ゴゴゴゴゴ……
光速移動するヒナ「はい!!!」パヒュンッ
雷速移動するヴァリエール「突撃だー!」バヂッ
二つの光と共に終焉の魔王に近づいていく嵐「」ゴゴゴゴゴ……
嵐に巻き込まれる終焉の魔王(嵐の中の雷と光に紛れて、攻撃の軌道がわからない……!)
ヒナ「──もらいました!」パヒュンッ
光の剣「」ヴォンッ
雷光ヴァリエール「ビリビリしちゃえ!」バヂッ
ザシュッ!
終焉の魔王「ぐっ!?おの、れぇ……!!!」
◆
579 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:03:11.77 ID:BRzVyIh3O
転移魔法陣「」フォンッ──
投げる姿勢をとるポーラー「──では、いきマス!」グググ……
ブンッ!!!
ヒュウウウ……
投げられるエリザベート「中々楽しいですわね、コレ!!!」
投げられるセイラ「今は楽しんでる場合じゃないと思います!」
投げられるアインズ「ガイ、イーリン。しっかり捕まっておけ」
投げられるイーリン「な、なんてメチャクチャな……!」
投げられるガイ「だが、敵もこうやって接近してくるとは思わない筈だ。そろそろ、攻撃するタイミングだ──ゴライアス、準備はいいか?」
短剣ゴライアス「うむ……ラティア・ヘイヴンを害する者への一太刀として、存分に振るってくれ……!」
ガイ「ああ……!」
◆
飛んで来るガイたち「」ヒューン……
終焉の魔王「くっ……!?な、どうやってここまで──」
ガイ「ゴライアス!!!」ブンッ
短剣ゴライアス「斬り開けぇぇぇっ!!」
ザンッ!!!
セイラの盾「」ガスッ!
アインズの槍「」ドスッ!
イーリンの拳「」ドゴォッ!
エリザベートの拳「」バゴォッ!
終焉の魔王「うああああああああっ!?」
アインズを包む炎「」ゴオッ──
アインズ(竜)「ギャオオオオオオッ!!!」バサッ……
アインズの背に乗るエリザベート「おおっ、これが噂の竜化ですのね!」
アインズの足に捕まるイーリン「確実に入りました!いくら魔王といえど、かなりのダメージの筈です!」
浮遊するセイラ「」フヨ……
盾に乗るガイ「このまま一度離脱するぞ!黒い渦はいつ発生してもおかしくない!」
終焉の魔王「グウウウウ……貴様、等ァ……!!!」ググッ……
◆
フローディア「……どうやら、うまく行ったみたいね。ほら、これを飲みなさい」スッ
マナポーション「」チャポ……
レイセオン「うぅ……あ、ありがとうございます……」ゴクッ……
リルル「こんなに沢山呼んだのは初めてだぁ……頭がフラフラする……」フラフラ
ミーティア「まだ終わってないから気は抜けないよ!回復次第、次の準備をしないと!」
◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】
【判定】
01-30劣勢
31-50優勢
51-00勝利
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)※前のターン使用済み
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/20(土) 23:04:40.25 ID:iBY7BK2Q0
あ
581 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:45:11.17 ID:mEklYV5+O
◆25【劣勢】
ヒナ「ここまですれば、魔王といえど無傷ではいられないはずです!」
終焉の魔王「ハァ……ハァ……!どうやら、理性を残したまま魔王になる、というのは無理らしいですね……!」
終焉の魔王「……まダ、マダ、足りナイ……!!!」スッ
地面に腕を突き刺す終焉の魔王「」ズンッ……!
光だす終焉の魔王「」キラキラ……
アインズ「あれは……!?」
ベルトーネ『星脈の力を更に吸ってるみたいだね〜……止めないと魔王化が進行しちゃうよ〜』
ガイ「奴は星脈の力を更に取り込む気だ!全力で阻止しろ!」シュンッ
セイラ「ガイさん!!!」
エリザベート「止めるといっても……とにかく殴ればよろしくて!?」タッ
イーリン「攻撃を続けます!」ダッ
ヒナ「いい加減にしてください!」パヒュンッ
ドガガガガガ!ドゴォン!バゴォン!
ドガァン!
傷だらけの終焉の魔王「マダ……マダァ……!!!」
吸われていく擬似星脈の力「」ギュウウウン……
ガイ「うおおおおお!!!」
短剣「」ズババババ!
イーリン「オラオラオラオラァッ!!!」
拳「」ドゴドゴドゴドゴドゴ!
エリザベート「はああああっ!」
蹴り「」シュババババババ!
アインズ「ふっ……!」
槍「」シュビビビッ!
ヒナ「っ!!!」
光の剣「」ヴォンヴォンヴォンッ!
終焉の魔王「……」ニヤリ
ガイ「みんな、離れろ!!!」バッ
アインズ「!!!結界魔法──」フォンッ……
ガイ達の前に立つセイラ「危ない!!!」バッ
カッ──
黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!
◆
更に姿が変わった終焉の魔王「終焉ヲ……!終焉ヲォォ……!」ゴゴゴゴゴ……
倒れたガイ「ぐっ……!い、痛みが、ある……?」ググッ……
倒れたアインズ「完全には……間に合わなかったか……!」ググッ……
よろめくイーリン「皆様、早く立ち上がらなければ……!敵の攻撃が来ます……!」フラ……
よろめくエリザベート「セイラ様……?セイラ様はどちらに……?」フラッ……
ヒナ「!!!」
終焉の魔王とガイ達の間に立つセイラと大盾「……」
582 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:45:54.05 ID:mEklYV5+O
ガイ「……セイ、ラ……?」
ヒビが入る大盾「」ピシッ……
ベルトーネ『……そんな……』
ピシッ……ピシピシ……
崩れる大盾「」ガラガラ……
イーリン「あ……」
エリザベート「!」
アインズ「セイラ……!」
ヒナ「セイラちゃん!」
崩れた大盾「」シーン……
地面から腕を抜く終焉の魔王「」ボコッ……
終焉の魔王「オワリヘ……ミチビク……」ユラァッ……
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-40痛恨(死亡判定あり)
41-70劣勢
71-00優勢
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/20(土) 23:46:43.64 ID:WqKya/nlO
抑制行動
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/20(土) 23:47:00.21 ID:t3/xeVIh0
怠惰の権能
585 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/20(土) 23:49:15.77 ID:mEklYV5+O
>>584
を採用します。
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 11:56:50.21 ID:iQ4zs1jto
おつ
刃が壊れたから支払った代償も戻ったのか
という事は仲間達の記憶も…?
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 12:13:30.97 ID:mnubZI/TO
乙
「怠惰の権能」の説明で確認なんだけど戦闘時に一回目が劣勢または痛恨を無効化し+30増えて、二回目以降(別の戦闘)から無効化&−20に減るでいいのかな?
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 15:32:26.10 ID:XVYum5I30
乙
連戦だった事もあってセイラが壊れてしまった!
589 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 20:14:21.43 ID:JuKFKfRJO
>>586
お気づきになられましたか。
追々、描写していきたいと思います。
>>587
効果としては、どの状況でも使えます。そのとき、劣勢または痛恨の状態だった場合はそれをリセットして拮抗状態に戻します。
そこから使用時のコンマ表の判定に+30の補正を加えて、その判定も劣勢、痛恨、死亡判定だった場合はそれも無効化し、拮抗状態を保ちます。-20の補正は次のターンに加わることになります。
簡単に言うと、拮抗状態の保証と言えるかもしれません。
現在、文章と能力は調整中です(´・ω・`)
意見等あればお気軽にどうぞ。
>>588
どれだけ頑強でも、魔王の攻撃は強力で耐えきれなかったようです。彼女は身を挺して守りたいものを守ってくれました……
590 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 20:14:49.48 ID:JuKFKfRJO
◆21+30=51【怠惰の権能により、拮抗状態になります】
立ち上がるガイ「……セイラ……!」ググッ……
ガイ達の方へ向かってくる終焉の魔王「」ユラ……
立ち上がるアインズ「くっ……ガイ!切り替えろ、まだ戦いは終わっていない!」
ガイ「っ、ああ……!」
ベルトーネ『まだ心は折れてないみたいだね〜……』
ガイ(ベルトーネ……この状況を打破したい。力を貸してくれ)
ベルトーネ『おっけ〜。それじゃあ、行くよ〜……』
ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する。抗うな、全てを放棄せよ』
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……
終焉の魔王「!?」ガクッ
アインズ「なんだ……?魔力が……吸われているのか!?」クラッ……
膝をつくイーリン「これは、一体……」ガクッ
エリザベート「な、なんだか私……すごく、疲れて来ましたわ……」ヘナヘナ……
ヒナ「悪魔の権能……!ベル……!」フラッ……
ベルトーネ『活力の強制搾取……遍く全てを衰弱させる我が権能……まあ、見ての通り周囲から敵味方関係なく強制的に搾取しちゃうから、誰かと一緒に居たらちょっと使いづらいかもね〜……でも、威力は凄いでしょ?』
ガイ「すまない、みんな……!」
その場にうずくまる終焉の魔王「ヌゥッ……!」ズンッ……
ガイ「せっかく得た勝機だ……!逃すわけにはいかない!」シュンッ
終焉の魔王「!」
シャキンシャキンシャキンッ!!!
切り刻まれる終焉の魔王「」ブシャアッ!!!
ガイ「──はっ!!!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
終焉の魔王「アアアアアア!!!!」バスッバスッ
アインズ「……この程度で、止まるか……!ガイだけに、任せはせん……!」フラッ……
エリザベート「まだまだ、行けますわ……!」
イーリン「ええ……仕切り直しです!」
ヒナ「ベルのやつ……好き勝手しちゃって……私もまだ、やれます……!」
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
※怠惰の権能の反動により-20
【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 20:15:35.07 ID:XVYum5I30
あ
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 20:16:05.54 ID:HLQs/Els0
時間の檻
593 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 20:29:08.87 ID:JuKFKfRJO
◆コンマ下1
偶数 前衛陣
奇数 後衛陣
◆コンマ下2
前衛陣の場合
01-10アインズ
11-15イーリン
16-30エリザベート
31-50ヒナ
51-00死亡無し
後衛陣の場合
01-10テル
11-15アトニス
16-20レイセオン
21-30ジェミニ
31-40ビビアン
41-50リルル
51-60ミーティア
61-65ポーラー
66-00死亡無し
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 20:33:12.67 ID:iQ4zs1jto
これはまずい
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 21:08:02.60 ID:o6R45FNM0
あ
596 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 21:46:41.49 ID:XZD3Ydl/O
◆7-20=-13【痛恨】
終焉の魔王「ガ、アアアアア……!」
ガイ「押している……! このまま──」
終焉の魔王の背後に開く黒い渦「」ズズズ……!
ベルトーネ『逃げる気だ!』
ヒナ「っ、逃がしません!」パヒュンッ
黒い渦に沈む終焉の魔王「」ズブッ……ズズズ……
黒い渦「」シュウン……
エリザベート「消えた……?」
黒く光る転移魔法陣「」フォンッ……
イーリン「この光り方……転移魔法陣を辿っているんですか!?」
ゴライアス「急いで戻らなくては!」
ヒナ「先に行きます!」パヒュンッ
アインズ「まずいな……!全員、私に乗れ!」
ガイ「間に合ってくれ……!」
◆
597 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 21:49:08.10 ID:XZD3Ydl/O
足元に浮かび上がる黒い転移魔法陣「」フォンッ……
テル「なっ……こっちに!?」
フローディア「転移術式を解析されたのね……!」
黒い転移魔法陣「」ギィィィン……!
リルル「まずいまずいまずい!出てくるよ!」
アトニス「魔法陣から離れろ!嫌な予感がする!」バッ
黒い転移魔法陣から伸びる終焉の魔王の腕「」ズオッ!!!
ビビアン「きゃあっ!?」
ビビアンに伸びる終焉の魔王の腕「」ズズズ……!
ジェミニ「ビビアン!避けろ!」
レイセオン「くっ……転移を──」
前に飛び出すミーティア「間に合わない!」ザッ!
目を瞑るビビアン「ッ!」ギュッ……
598 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 21:50:38.86 ID:XZD3Ydl/O
ミーティアを掴む終焉の魔王の腕「」ガシッ!
ビビアン「……?」パチッ……
掴まれたミーティア「っ……!よかった、捕まったのか私で……!」ギギギギ……
テル「ミーティアさん!?」
リルル「ミーティアちゃん!」
ビビアン「そんな……!離しなさいよ、ミーティアを、離して!」バッ
風「」ビュオオオ──
無傷の終焉の魔王の腕「」ガッシリ
ジェミニ「き、効いておらぬ……!」
ミーティア「みんな下がって……!この術式、まだ生きてる……!レイセオンさん!術式の外縁を切って!」ギギギギ……
レイセオン「で、ですが、あなたが……!」
ミーティア「いいから!!」
ジェミニ「……っ!やってくれ、レイセオン殿!」
レイセオン「……はい!」
レイセオンの杖「」カァンッ!
黒い転移魔法陣から出てくる終焉の魔王「──終ワリヲ……拒ムナ……」ズズズ……
リルル「うわあああ!出て来たぁ!!!」
ミーティア「拒むよ……」
バキッ……!
ヒビが入るミーティア「この国も、みんなも……まだ、終わらせない……!」バキッ……
ポーラー「ミーティアサン……!」
魔法陣を解除するレイセオン「術を切らないと……!急がないと、ミーティア様が……!」
ミーティア「……ああ、けど私はここまでかぁ……ポーラーくん……もう君達の調整は出来なさそうだ」グシャッ……
ポーラー「……!」
ミーティア「先に……ロムリン王に会ってくるよ。どうか君たちは、長く──」ギギギ……
グシャッ……
崩れ落ちる鎧「」ガラガラ……
レイセオン「あ、ああ……!」ペタン……
ジェミニ「レイセオン殿!手を止めてはならん!攻撃を続けろ!」
ドガァン!ズドォン!ギュィィィン!!!
ブブブブブブ!!!
終焉の魔王「終ワリヲ……迎エヨ……!」スッ……
大量の黒い渦「」ズズズ……!
周囲を吸い込み始める大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
◆
599 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 21:52:48.61 ID:XZD3Ydl/O
ーー上空
グライダーを操作するテイル「ま、待って!あれマズいんじゃない!?」
ヴァリエール「でも私たちが行ってどうにかできるの、アレ!?」
テイル「ヒナ……!」グッ……
ラティア・ヘイヴンへ近づいていくテイル「」グォォォ──
ヴァリエール「テイルちゃん!ああ、どうしよう!?どうすればいいの!?こんなとき、大母様なら──」
◆コンマ下1【現在はかなり劣勢です】
【判定】
01-50敗北(多数の死者が出ます)
51-00優勢
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 21:56:04.58 ID:i4VKMmFdO
はい
601 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 22:49:46.04 ID:Fj7lN27GO
◆58【優勢】
大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
レイセオン「この量を一気に解体はできません……もう、終わりですね……」
吸い寄せられるリルル「わ、わわわっ……!」ズルッ
ビビアン「リルル!」ガシッ
フローディア「……まったく。魔王になっても趣味が悪いわね……テル。あれ、少しだけ止められる?」
黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
テル「止めるって……黒い渦を!?」
フローディア「できるか、できないかで答えなさい」
テル「……完全には無理。でも、魔力の流れを乱すくらいなら!」
フローディア「十分よ。私が餌になるわ」スタスタ……
テル「は……!?」
フローディア「私はそう簡単には死なないもの。こういう時くらい、便利に使いなさい」
黒い渦へ踏み出すフローディア「」スッ……
602 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 22:50:53.70 ID:Fj7lN27GO
レイセオン「フローディア様!?」
黒い渦「」ギュオオオオオッ!
フローディア「──ほら、こっちよ。私を終わらせるんでしょう?」
終焉の魔王「オオオオオ!!!」
フローディアの周辺に現れる大量の黒い渦「」ズズズ……!
フローディア「」ニヤリ
テル(終焉の魔王の周りの渦が消えた!)
ジェミニ「今じゃ!!!魔王に攻撃をしろ!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!
ビビアン「私も!喰らいなさい……!」
風の刃「」ビュオオオ──
テル「みんな!!!ありったけを撃ち込んで!!!」
雷「」バヂヂヂッ!!!
終焉の魔王「グオオオオオ!!!」
簡易結界を味方に張るアトニス「よし、いいぞ……!いいタイミングで来たな、ガイ!」
バサッ!!!
上空から降下するアインズ(竜)「間に合ったか!」
背から飛び降りるガイ「みんな、無事か!」バッ!
テル「遅いよ、ガイくん!」
ガイ「すまない」
ベルトーネ『はいは〜い、後始末いくよ〜』
短剣ゴライアス「参りましょうぞ、ガイ殿!」
ガイ「ああ!」シュンッ
終焉の魔王へ斬り込むガイ「」ザンッ!!!
終焉の魔王「アアアアアア!?」
イーリン「続きます!」
イーリンの拳「」ドゴォッ!
エリザベート「ならば私も!」
エリザベートの拳「」バゴォッ!
アインズ「よくも仲間に手を出したな……!」
竜角の槍「」シュビビビ!
終焉の魔王「ガ……ア……!」ボロボロ
ヒナ「効いてる……!」
光の剣「」ヴォンッ!
グライダーを操るテイル「──ヒナ!これ使って!」スッ
ヒナの手に生成される風の剣「」ヒュルルル──
ヒナ「テイルちゃん!」パシッ
二刀流ヒナ「──これで火力2倍です!」パヒュンッ
ヴォンッ
ビュオオオ──
終焉の魔王「ヌゥ……!」グラッ……
ガイ「」シュンッ
再生するフローディア「もう少しで全滅寸前だったわ……まだやれるみたいね?」メラメラ……
ガイ「……ああ。終わらせるぞ、援護しろ」
フローディア「ええ、勿論よ……合わせるわ。いつでもどうぞ?」スッ
炎「」ゴウッ……
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-30劣勢
31-70優勢
71-00勝利
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 22:51:35.52 ID:HLQs/Els0
時間の檻
604 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 23:33:29.96 ID:BDD6Aet3O
◆52+0=52【優勢】
ガイ「……ゴライアス、力を溜めろ。最大の一撃を叩き込むぞ」
ゴライアス「うむ。任せろ」ギュゥゥゥン……
簡易結界を施すアトニス「ガイ、これで少しはマシな筈だ……死ぬなよ?」
ガイ「ああ……行くぞ……!」シュンッ
黒い渦「」ズオオオオ──
フローディア「ガイの邪魔はさせないわ!」
炎「」ゴウッ!!!
アインズ「!……あの短剣の魔力が上がっている……決める気だな、ガイ!みんな、ガイを魔王に近づけさせろ!!!黒い渦を散らせ!」
テル「!了解、そういうことなら──」
迸る雷「」バヂヂヂッ!!!
散らされる黒い渦「」
終焉の魔王まで開ける道「」シュウン──
雷光ヴァリエール「まだ狭いね……私が広げてあげる!」バヂヂヂッ!
広がる道「」パッ──
リルル「これが私の全力……!レイセオンさん、あとはお願いね……!」
大量に召喚される虫「」ブブブブブブ!!!
レイセオン「ありがとうございます、リルル様!……ガイ様!隙は私たちが作ります!ミーティア様の仇を……とってください!!!」
杖「」カァンッ!
転移魔法陣「」フォンッ──
イーリン「──アインズ様、エリザベート様、ヒナ様。狙う場所は同じ場所です。行けますね?」
エリザベート「勿論ですわ!みんなでボコボコにして、ガイ様に決めていただきましょう!」
ヒナ「それが今は最も火力が高そうですからね……フィニッシュは譲ってあげます」
アインズ「フッ……代償の刃が無くとも、お前は相変わらずだな、ガイ……」ボソッ……
ポーラー「──ジェミニサマ、前衛と転移魔法陣の準備ができまシタ。あとは、お二人次第デス」
ジェミニ「──こちらも今できたところじゃ。ビビアン、恐れる必要はない……儂の流れを追ってこい」
ビビアン「はい、師匠……!」
テイル「ダウンバーストなんて初めてだけど……ぶっつけ本番でどうにかなるのかしら……?」
ジェミニ「二人とも……行くぞい!!!」
ビビアン「いっけええええ!!!」スッ
テイル「任せたわよ、あなたたち!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!
前衛を転移魔法陣に投げるポーラー「──ご武運ヲ!!!」ブンッ……
◆
ドウッ!!!!
身体の一部が大きく抉れる終焉の魔王「ガアアアアア!!!!マダ、私ハ、オワラナイイイイ!!!!!」
ガイ(──エンドゲーム。お前がなぜこうまでして、全てを終わりへ導こうとしたのかはわからない)
ガイ(だが、それは間違っていると断言できる……お前には、そう言ってくれる仲間がいなかったんだな……)スッ
振り下ろされるゴライアス「」ヒュンッ
◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】
【判定】
01-05劣勢
06-00勝利
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/21(日) 23:35:59.56 ID:cI5MCJO9O
連携技
606 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/21(日) 23:45:10.78 ID:BDD6Aet3O
今回の魔王は長く粘ってくれました。
勝利が確定したため、本日はこれで終わりたいと思います。
また、ある判定をこのレスで行います。
◆このレスのコンマ
偶数 得る
奇数 とくになし
それでは、また。
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/22(月) 00:02:55.52 ID:j8LMMSyM0
乙
過酷な魔王との戦いは2人犠牲になってしまったけどなんとか勝てたな。
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/22(月) 00:43:11.81 ID:Flqfc6LZo
おつ
いや全滅するかと思った…犠牲者も出てしまったし辛勝だな…
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 13:06:56.99 ID:/2rC1xbgO
乙
>>604
でも言ってたけどエンドゲームに友人や仲間がいたら変わってたかもしれないね。
610 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:34:00.93 ID:hf5ZIw4pO
>>607
>>608
大きな犠牲でしたが、二人で済んだという考え方もできます。全滅を避けられてよかったのかもしれませんが、犠牲は辛いものです。
>>609
エンド組の人たちの思想はどれも理解されないことがあるのでしょう。エンドゲームさんは、他の人の思想と共存できないものであった、というのも理由のひとつかも知れません。
611 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:34:37.21 ID:hf5ZIw4pO
ドガァァァァァァン!!!
終焉の魔王「アアアアアアアッ!?」
黒い渦「」ズズズ……
ベルトーネ『うわっ、アレに吸い込まれたら流石に不味いかも……』
黒い渦に吸い込まれるガイ「!」ズズズ……
ゴライアス「まずい……ガイ殿!私を手放すな!」
アトニス「ガイ!そこから離れろ!」
テル「ガイくん!逃げて!」
レイセオン「転移魔法……今度こそ、間に合ってください……!」
ガイ「ぐっ……う、おおおおおっ!!!」ググッ……
ダンッ!!!
手を伸ばすイーリン「ガイ様!!!手を──」
ガイ「……」
ガイ「……すまない。お前まで連れていかせるわけにはいかない」
ゴライアス「ガイ殿!?」
ベルトーネ『ええ!?私は!?』
パッ
ガイを吸い込む黒い渦「」ズオオオオオオ……
テル「ガイくん!!!」
消えていく黒い渦「」ズズ……
フローディア「……」
◆
612 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:35:06.62 ID:hf5ZIw4pO
ーー???
ザァーン……ザザァーン……
海を眺めるブラック「……」
ガイ「……」
ザッ……ザッ……
ブラック「……どうやら、私はあなた方に負けたみたいですね」
ガイ「ああ」
ブラック「……なぜ、勝者のあなたが浮かない顔をしているのでしょうか。あなた方は目的を果たしたのですから、喜ぶべきでは?」
ガイ「……どうして、こんなことをしたんだ」
ブラック「……わかりませんね。そんなことをあなたが知ってどうするというのです?」
ガイ「戦っている最中も頭の片隅で、ずっと考えていた……お前がなぜ、魔王になってまで全てを終わらせようとしていたのかを」
ブラック「……魔王になったあの時点で、私の個としての意識は終わらせたつもりでした。こうしてあなたと話すことができるということは……何か……意味があるのかもしれませんね」
ブラック「……今から千年ほど前、この世界に起きる悲しみを哀れんだ者たちがいました。彼女達は、そんな世界を救おうと、それぞれが自分にできることを行いました」
ガイ「……?」
ブラック「ある者は空に楽園を作り、それを救いとした。ある者は夢の中に救いを見出した。ある者は救うこと自体を諦めた。ありのままの世界を生きて死ぬことが救いだと信じた者もいました……」
ブラック「救いというものは、見る者の立場によって形を変えます。ある者にとっての楽園は、別の者から見れば檻になる。夢は安らぎにも逃避にもなりますが、現実を疎かにする危うさがある。ありのまま生きるということは、悲しみや理不尽をそのまま受け入れる……どの方法も、救いを差し出した本人が救われるとは限らない」
ブラック「私はこう思いました。全てが等しく、望んだ終わりを迎えれば救いを与える者も含めて全員が救われると……彼女達には否定されましたがね」
ブラック「ですが、そんなことは私自身が一番わかっていました。それが救いではなく、ただの傲慢にすぎないと……同時に、私には彼女達の考えのどれもが正しく、間違っているように思えた。故に、私は見定めることにしたのです。彼女達のもたらした救いが、どのような結末へ至るのかを」
ガイ「なぜ、今になって行動を……」
613 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:35:56.11 ID:hf5ZIw4pO
ブラック「八つ当たりのようなものです」
ガイ「何?」
ブラック「クローディアとクロシュヴィアは、自らの存在を贄として世界を繋いだ。世界めくれを完全に止めたわけではありませんが……この世界が即座に無へ帰ることだけは防いだ」
ブラック「『立派なことだ』『美しい献身だ』『尊い犠牲だった』そう言えば、きっと多くの者は納得するのでしょうが……私には、できなかった」
ブラック「なぜ、彼女達が消えなければならなかった?なぜ、救おうとした者ばかりが失われる?なぜ、世界は彼女達の消失を当然のように受け入れて、何事もなかったように続いていく?」
ブラック「……私は、彼女達の最期を見ていない。受け入れるための何もかもを持ちあわせていなかった……残ったのは、彼女達がいなくなったという事実だけでした」
ガイ「……」
ブラック「もし仮に、あなたの愛する者が自らを犠牲にして多数を救ったとして……あなたはそれを受容できますか?」
ガイ「……わからない」
ブラック「……私は耐えることができず、答えを急いだ。その結果がこれです。あなた方に阻止されて終わっていく……当然の報いですね」
ガイ「……その想いは間違っていない」
ブラック「?」
ガイ「方法は間違っていた。全てを終わらせようとしたことは、決して許されることじゃないが……失ったものを悼むことは間違いじゃないと、俺は思う」
ブラック「私は、魔王になり、世界を壊そうとしたのですよ?」
ガイ「ああ」
ブラック「それでも、私の想いだけは間違っていないと?」
ガイ「想いだけは、だ」
ブラック「フフフッ……都合のいい切り分けですね……」
ブラック「……もし、彼女達がいたのなら……もっと手酷く罵ってくれたんでしょうか……」
ザァーン……ザザーン……
海を眺めるブラック「……ガイ、と呼ばれていましたね。あなたは、世界樹の光の残滓を求めているのでしょう?……私が取り込んだものの中に、それがあります」
ガイ「世界樹の光の残滓が……?」
ブラック「ええ。疑似星脈に溶け、形を失い、ただの力として漂っていたものです。私は魔王になるために、疑似星脈ごとそれを取り込みました」
ブラック「私を倒せば、魔王となった肉体は崩れる。その時、世界樹の残滓が形となり、回収できるはずです」
ガイ「エンドゲーム……」
ブラック「勘違いしないでください。償いではありません。私は、あなた方に負けた。その結果として、私の終わりの中に残ったものをあなた方が拾うだけなのですから」
ガイ「……」
614 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:36:25.71 ID:hf5ZIw4pO
ザッ……ザッ……
クロシュ「……ガイさん」
ガイ「クロシュ?どうしてここに……」
クロシュ「えと……わたしも、よくわかんない。でも、ガイさんが遠くに行っちゃいそうだったから……呼びに来たの」
ガイ「遠くに……?」
クロシュ「うん」
ガイ「……そうか。助かる」
クロシュ「んへへ……」
ブラック「……なるほど……あなたが、そうなのですね」
クロシュ「……」
ガイ「知ってるのか?」
ブラック「……いえ。知り合いに、よく似ていたので」
クロシュ「……エンドゲームさん……悲しかったのは、少しだけわかる……わたしも……寂しいのは、いやだから……」
ブラック「……あなたは、今も……」
クロシュ「……」
ブラック「……ガイ。あなたがいずれ辿り着くべき場所に、彼女はいます。どうか、進み続けてください」
ガイ「待て、まだ聞きたいことが──」
ブラック「そろそろ、終わりの時間です。都合のいい言葉ではありますが、彼女達が繋いだこの世界を……どうか、繋いでください」
クロシュ「待ってるね……ガイさん……」
カッ──
◆
615 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:38:30.72 ID:hf5ZIw4pO
ーー廃都
倒れた終焉の魔王「」
転移魔法陣「」フォンッ──
ガイ「うおおおっ!?」ドシャッ
ベルトーネ『お、帰ってこれた〜』
イーリン「レイセオン様!ガイ様が戻って来られましたよ!」
レイセオン「……よかった……成功してて、本当に……よかったぁ……!」ポロポロ
テル「ガイ君!怪我してない!?」タタッ
ガイ「……ああ。大丈夫だ。心配をかけたな……」
アトニス「やれやれ……心配ばかりかけやがって。まあ、ボクにはお前が帰ってくるのは分かっていたけどな?」
アインズ「……ガイ」スタスタ
ガイ「アインズ。無事だっ──!?」
ギュッ
アインズ「……すまなかった。お前のことを忘れていたなんて……私は……大馬鹿者だ……!」ギュゥゥゥ……
ガイ「〜〜〜っ!?」ミシミシ……
ベルトーネ『おぉ……人目を憚らず大胆だね〜、この竜の人〜』
テル「ちょっ、アインズさん!嬉しいのはわかるけど、そろそろガイ君が限界そうだよ!?」
アインズ「!す、すまん、ガイ!」バッ
ガイ「ハァ……ハァ……大丈夫だ……アインズ、記憶が戻ったのか……?」
アインズ「ああ……魔王と戦っている最中に少しずつ思い出してな……」
ベルトーネ『竜の愛は重いね〜。物理的に』
ガイ「……黙っていろ」
アインズ「……ガイ?」
ガイ「いや、何でもない」
アインズ「……そうか。なら、話は後でいい。今は、お前が戻ってきた。それだけで十分だ」
フローディア「相変わらずね。まあ、あなたがあの程度で死ぬとは思ってなかったけれど」
ガイ「……フローディア」
フローディア「あなたの中に、私以外の力が入ってるなんて、不愉快ね……まあいいわ。それより、ガイ。終焉の魔王の肉体を見なさい」
消えていく終焉の魔王「」サラサラ……
リルル「消えていってる……魔王を倒したんだ!やったね、ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!
終焉の魔王から漏れ出る光の粒子「」キラキラ……
ヴァリエール「……!この暖かい光の感覚って、もしかして……!」
ビビアン「嘘……ここに落ちた光は、世界に返された筈じゃ……」
ジェミニ「おお、あの光は……」
ポーラー「十年前に確認サレタ、世界樹の光と同系統の反応デス」
テイル「な、なんで魔王の身体から……?雷霆の魔王みたいに、取り込んでたってこと……?」
ヒナ「なるほど、道理でしぶとかった訳ですね……それにしても、相変わらず綺麗です……」
ガイ「……」スタスタ……
616 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:39:05.85 ID:hf5ZIw4pO
集まっていく光の粒子→ 星の力[風]「」キラキラ……
ガイ「……これで、最後だな」スッ
翡翠の賽「」キラッ……
星の力[風]ポゥ……スィー……
翡翠の賽「」キランッ!!
レイセオン「……これで、五つの光が集まったのですね……」
ガイ「ああ」
フローディア「さて……ガイ、忘れていないわよね?私達が共闘をしていた理由、覚えているでしょう?」
ガイ「……ああ」
短剣「」シャキンッ
ゴライアス「む……ど、どういうことです!?」
テル「まさか、今しかける気!?」
フローディア「魔王と戦って消耗している今のあなた達なら、人数差があっても私達に利があるわよね?」ニヤリ
イーリン「させると思いますか!」ザッ
アインズ「……フローディア。今この場で敵に回るというなら、容赦はしない」
ヒナ「いいですね。魔王の次は不死鳥ですか。連戦なので少々疲れてますが、戦いをやめる理由にはなりません!」
テイル「いや、よくないでしょ!?みんなボロボロなんだけど!?」
テル「フローディア、本気で言ってるの!?」
フローディア「本気かどうかを、今から確かめてみる?」
炎「」ゴウッ……
ヴァリエール「っ……!」
リルル「う、嘘でしょ!?終わったばっかりだよ!?」
ビビアン「そんな……!」
ジェミニ「……フローディア。お主、ここでこれ以上血を流すつもりか」
フローディア「血ならもう十分流れているわ。今さら一滴二滴増えたところで、何が変わるの?」
ガイ「……」
ベルトーネ『作戦としては正しいね〜……だからあいつ、力を温存してたんだ〜』
ガイ「こうなる可能性は予期していた。奴が来るというなら、戦うまでだ」
フローディア「……誰と話してるのかしら?」
ガイ「気にするな……独り言だからな」
スタスタ……
フローディアの前に立つエリザベート「フローディア様」ザッ
617 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:40:03.11 ID:hf5ZIw4pO
フローディア「……何?」
エリザベート「今は、やめましょう」
フローディア「……あなた、有利な状況なのがわからない訳じゃないでしょう……そこをどきなさい」
エリザベート「確かに、今ならガイ様たちは消耗しています。私たちが仕掛ければ、世界樹の光を奪えるかもしれません」
エリザベート「ですが、それは駄目ですわ」
フローディア「理由は?」
エリザベート「格好悪いからですわ!」
シーン……
テル「えっ……理由そこ?」
エリザベート「そこですわ!皆様は、たった今、命懸けで魔王を倒しました。ミーティア様は、皆を守って壊れました。セイラ様も……その身を削って戦ってくださいました……」
エリザベート「その直後に後ろから殴って奪うなんて、いくら何でも格好悪すぎますわ!」
フローディア「……あなた、いつからそんなことを気にするようになったの?」
エリザベート「今ですわ!」
フローディア「……」
エリザベート「私はフローディア様が戦えと命じるなら、戦います。ですが、できるなら今は戦いたくありません。ガイ様たちは敵かもしれませんが……でも、同じ魔王を倒した仲間ですわ!」
フローディア「……仲間、ね」
エリザベート「はい。少なくとも、私はそう思っています。それに、ガイ様達は悪い人ではありませんから……!だから……!」
フローディア「……はぁ」
消える炎「」シュウン……
エリザベート「フローディア様……!」
フローディア「……勘違いしないで。世界樹の光を諦めたわけではないわ。ただ、今ここで奪うのはやめた。それだけよ」
ガイ「……どういうつもりだ」
フローディア「今のあなたは、魔王との戦いで消耗しきっている。そんな状態のあなたから奪ったところで、面白くも何ともないでしょう?」
ガイ「……」
フローディア「だから、後日にしましょう」
テル「後日って……」
フローディア「ガイ。あなたが万全の状態に戻った後、私と一対一で決闘しなさい」
ガイ「決闘……?」
フローディア「ええ。そこで決めるわ。あなたが勝てば、世界樹の光はそのままあなたに預けてあげる」
618 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:40:29.94 ID:hf5ZIw4pO
アインズ「預ける、だと?」
フローディア「私の認識では、まだ私が奪う予定のものだもの」
イーリン「随分と勝手な理屈ですね……!」
フローディア「そうよ。私は勝手なの」
ヒナ「その決闘で、あなたが勝った場合は?」
フローディア「当然、五つの光は私が貰うわ」
テイル「結局そうなるんじゃない!」
フローディア「ええ。けれど、少なくとも今この場で、倒れている者や負傷者を巻き込むよりは上品でしょう?」
ジェミニ「……ふん。最もらしい理屈じゃのう」
フローディア「褒め言葉として受け取っておくわ」
ガイ「……分かった」
テル「ガイ君!?」
ガイ「ここで戦うよりはいい。負傷者もいる。ミーティアとセイラのこともある」
フローディア「そう。あなたなら、そう言うと思ったわ」
ガイ「だが、条件がある」
フローディア「言ってみなさい」
ガイ「決闘は俺とお前だけだ。他の誰も巻き込むな」
フローディア「ふふっ……いいわ。もとよりそのつもりよ」
フローディア「それじゃあ、しばらくここから離れるわ……信じられないかもしれないけど、不意打ちはしないであげる……」スッ
イーリン「待ちなさい!」
カッ──
アインズ「……逃がしたか」
エリザベート「……」
アトニス「……まあ、詳しい話は後だ。今は負傷者の確認と撤収が先だろ」
レイセオン「……はい。ミーティア様の回収も、しなければなりません」
イーリン「……セイラ様もですね」
リルル「……うん」
ビビアン「……連れて帰りましょう」
ジェミニ「……ラティア・ヘイヴンを守った者を、このままにしておいてはいけぬ」
ポーラー「ミーティア先パイの残骸、回収準備に移りマス」
エリザベート「……私も手伝いますわ。力仕事は得意ですもの」
ガイ「……」
⭐︎終焉の魔王を倒しました。
619 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 19:41:10.09 ID:hf5ZIw4pO
ーークロシュヴァリエ号
ガイ「……」スッ
サーシャの手作りクッキー「」
サクッ……
ガイ(……甘い。それでいてバターの風味も程よく感じる。生地は硬めだが……それを考慮したような繊細な味付けをされていると理解できる……)モグモグ……
ガイ「……美味い……ッ!」ホロリ……
ベルトーネ『男の人が泣きながらクッキーを食べてる絵面っておもしろ〜。味覚が戻ってよかったね〜』
ガイ「……茶化すな」ゴシゴシ
テル「ガイ君……?泣いてたの?」ヒョコッ
ガイ「……目にゴミが入っただけだ」
テル「……そっか。今日の検診をするから、上着、脱いでくれる?」
ガイ「む……そんなに怪我は酷くないんだが……」
テル「見た目はそうでも、内側が大変なことになってるかもしれないでしょ〜?……フローディアとのこともあるし、しっかり見ておかなきゃ」
ガイ「……ああ、そうだな。他のみんなは?」
テル「お墓参りしたり、被害の規模を見たり、フローディアが奇襲してくるかもって、見回りしてくれてるよ」
ガイ「……そうか。それじゃあ、頼むぞ、テル」ヌギッ……
テル「うん……任されました」ワキワキ
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(17日目)
【目標】
・ フローディアと決着をつける
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 19:41:37.94 ID:my3LcL2G0
キキ、来訪
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 19:43:44.67 ID:/2rC1xbgO
ガイ達 ジェミニから三人の妖精から今度一緒に緑の国に旅行に行こうと誘われたけどどう返事したらいいか相談をうける
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 19:46:11.22 ID:WZ3DBeGP0
セイラとミーティアのお墓参りに参加する
623 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:39:26.18 ID:kuECRYVvO
ーー小さな丘
風「」ヒュオオオ──
たくさんの墓「」
王家の墓「」
新しい二つの墓「」
二つの墓の前で祈るレイセオン「……」
エリザベート「……」
スタスタ……
ガイ「……墓参りか」
レイセオン「……ガイ様……」
エリザベート「ええ。ミーティア様とセイラ様に、きちんとお礼を言いたかったのですわ」
ガイ「……俺も、そのつもりで来た」
レイセオン「……テル様の検診は、もう終わったのですか?」
ガイ「途中で抜けてきた」
レイセオン「……それは、後で怒られますね」
ガイ「明らかに検診とは別目的で身体を触られていたからな……」
レイセオン「ふふ……」
風「」ヒュオオオ……
レイセオン「……すみません。笑ってよい場面ではありませんでしたね」
ガイ「いや……笑えるなら、それでいい。二人もきっと、そう言う筈だ……ミーティアさんとセイラは、ここに?」
レイセオン「はい。ジェミニ様の意向で、ラティア・ヘイヴンを守った者たちの墓と同じ場所に……」
エリザベート「王家の墓の近くに葬られるほどの働きだった、と皆様が仰っていましたわ」
ガイ「……当然だ」
レイセオン「ミーティア様は、後衛全員を守ってくださいました。私が術式を切るまで、あの腕を止め続けて……」
レイセオン「私は……間に合わなかった」
ガイ「レイセオン」
624 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:39:57.69 ID:kuECRYVvO
レイセオン「分かっています。他の方にも、そうではないと言っていただきましたが……それでも……私は、そう思ってしまうのです」
ガイ「……」
エリザベート「レイセオン様。私は、ミーティア様の最期を直接見たわけではありませんが……とても、立派だったと聞いております」
レイセオン「……」
エリザベート「あの方は、自分の役目を果たしたから、あそこに立っていたのです」
レイセオン「役目……」
エリザベート「ええ。だから、あなたがご自分を責めることは、ミーティア様の選択まで否定してしまうことになると思いますわ」
レイセオン「……」
ガイ「……俺も、そう思う。俺たちは、セイラに守られた」
レイセオン「……はい」
ガイ「だから、忘れない」
新しい墓「」……
ガイ「……ミーティアさん、セイラ。二人がいなければ、俺たちは勝てなかった」
エリザベート「……」
ガイ「終焉の魔王は倒した。世界樹の光の残滓も手に入れた……だが、それで終わりじゃない。世界めくれが、まだ残っている。二人が守ったものを、無駄にはしない」
エリザベート「ガイ様……」
ガイ「……そう言いに来た」
エリザベート「私は……少し、羨ましく思いました」
ガイ「羨ましい?」
エリザベート「ええ。ミーティア様も、セイラ様も、ここに眠る方々も……誰かに覚えていてもらえる」
エリザベート「私の国にも、きっと多くの墓があったのでしょう。でも、私はそこへ戻れていない。誰がどこで眠っているのかも、誰に祈ればよいのかも、何も分かりません」
ガイ「……」
エリザベート「だから、せめてここでは祈りたかったのですわ。誰かが守った場所で、誰かが祈れるなら……それは、とても大事なことだと思いました」
レイセオン「……エリザベート様」
エリザベート「なんですの?」
レイセオン「あなたは、本当に強い方ですね」
エリザベート「当然ですわ!私は草を食べて生き延びた女ですもの!」
風「」ヒュオオオ──
ベルトーネ『……二人とも。長い間、お疲れ様』
⭐︎セイラとミーティアのお墓参りをしました。
625 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:40:27.56 ID:kuECRYVvO
ーー廃都
ヒナ「」ガツガツムシャムシャ
ごはん屋妖精「よく食べるね〜、おかわりいる〜?」
ヒナ「ごくん……ください!」スッ
テイル「ヒナ、何をイラついてるのよ?」
ヒナ「……あの不死鳥、決闘をするなら私に挑んでくれればいいのに、ガイさんを指名するから……!」
テイル「ああ、戦いたかったのね……フローディアと……」
ヒナ「……なんだかモヤモヤします!テイルちゃん、こうなったら一戦私と交えてください!」
テイル「ええ!?冗談でしょ!?」
ヒナ「夜の方でもいいですよ?」
テイル「何言ってるのよ!!!///」
バサッ……バサッ……
ごはん屋妖精「あれ〜?この羽音……たまに来るハーピィさんかな?」
ヒナ「……いえ、この気配は……」
ヒュンッ
スタッ
テイル「えっ……?天使?」
キキ「──探しましたよ〜、お姉ちゃん……こんな所にいるとは思いませんでしたが〜」
ヒナ「キキ!?」
テイル「ヒナ、あなた妹いたの!?」
◆
テイル「なるほどね〜……ヒナ、あなた愛されてるじゃない!」
ヒナ「それはたしかに嬉しいですけど……でも、あのまま行けば将来は安泰だったのに、私を追いかけて堕天するなんて……」
キキ「私にとって、お姉ちゃんのいない天界なんて価値の無い場所ですよ〜。というか、テイルさんはお姉ちゃんとどういった関係の人なのでしょうか〜?」ズイッ
テイル「な、なんか圧を感じるわね……ヒナとは十年組んできた最高の相棒よ。もはや日常の風景にいないと落ち着かないくらい」
キキ「……そうなんですか、お姉ちゃん?」
ヒナ「そりゃあもう、身体の隅から隅まで知り尽くした仲──」
テイル「ヒナ!!!///」
キキ「へえ〜……十年組んで、身体の隅から隅まで……」
テイル「キキも変な解釈しない!」
ヒナ「ふふっ、テイルちゃんは面白いですね」
テイル「誰のせいよ!」
キキ「なるほど〜。お姉ちゃんが地上で楽しくやっていた理由が少し分かりました〜……少し妬けますね〜」
テイル「えっ」
626 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:40:56.05 ID:kuECRYVvO
キキ「私が知らない十年を、テイルさんはずっと隣で見てきたんですよね〜。お姉ちゃんが戦って、怪我して、また戦いに行くところを」
テイル「……まあ、そうね」
ヒナ「大体はテイルちゃんも一緒に面倒なことをしていましたけどね」
テイル「巻き込まれてたのよ!」
キキ「ふふ〜……安心しました〜」
テイル「そう?」
キキ「はい〜。お姉ちゃんを一人で放っておいたら、絶対にどこかで大惨事になっていましたから〜」
ヒナ「失礼ですね」
キキ「事実です〜」
テイル「そこは私も否定できないわ」
ヒナ「テイルちゃん?」
キキ「テイルさん」
テイル「何?」
キキ「これからも、お姉ちゃんをよろしくお願いします〜」
テイル「……まあ、任せておいて。もう十年付き合ってるし、今さら放り出すのも後味悪いから」
ヒナ「素直じゃありませんね〜」
テイル「あなたに言われたくない!」
キキ「では、私は妹として確認しなければなりませんね〜」
テイル「確認?」
キキ「テイルさんが、本当にお姉ちゃんの隣に立てる人なのかどうか〜」
テイル「……えっ」
ヒナ「なるほど。では三人で手合わせですね!」
テイル「なんでそうなるのよ!?」
ヒナ「大丈夫です、テイルちゃん。キキはこう見えて、かなり強いですよ」
テイル「それ全然大丈夫じゃない情報なんだけど!?」
キキ「眠りながらでも戦えるように鍛えました〜」
テイル「何その方向性の努力!?」
◆キキがラティア・ヘイヴンに来ました。
627 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:41:23.47 ID:kuECRYVvO
ーー古城
ビビアン「……やはり、どうしても駄目でしょうか?」
ジェミニ「うむ。儂はこの地に身を埋めると決めたのじゃ。申し出は有難いが、地上には降りんぞ」
ヴァリエール「地上には面白いことが沢山あるよ〜?それに、ジェミニさんが本物って分かったら、みんな腰抜かすと思うけどな……」
リルル「そうそう!そうして降りてくれれば、ジェミニさんと関わりがあるということで私は更に大富豪に近づけるかもだし!」
ニジ丸「」ブーン!
ジェミニ「と、言われてものう……」
ガイ「……取り込み中だったか?」スタスタ……
ジェミニ「おお、ガイ殿。ちょうどよい所に来たのう」
ガイ「?」
ヴァリエール「ガイも説得してよ〜。ジェミニさんが地上に降りたら絶対楽しいって!」
リルル「歴史的価値!知名度!講演料!書籍化!大富豪への道!」
ジェミニ「リルルよ、本音が漏れすぎじゃ」
リルル「しまった!」ガーン!
ニジ丸「」ブーン
ガイ「ジェミニさんは、地上に降りないんですか?」
ジェミニ「うむ」
ガイ「理由を聞いても?」
ジェミニ「簡単なことじゃ。この島には、まだ儂の役目が残っておる」
ビビアン「役目……」
ジェミニ「ラティア・ヘイヴンは守られた。ミーティアも、セイラも、この地を守って逝った。ロムリン王も、王家の者たちもこの地に眠っておる。その墓を見守る者が、一人くらい残ってもよかろう」
ビビアン「……でも」
ジェミニ「ビビアン。お主は地上へ帰れ」
ビビアン「……!」
ジェミニ「儂の弟子として、世界を見てこい。地上の風、街、人、魔法……この浮島の中だけでは知れぬものを己の目で見るのじゃ」
ビビアン「……師匠」
ジェミニ「そして、いつか戻ってきて儂に話してくれ。地上はこうだった、空の下にはこんな風が吹いていた、と」
ヴァリエール「……それ、ずるい言い方だね〜」
ジェミニ「年寄りはずるいものじゃ」
リルル「じゃあ、ジェミニさんはここで待ってるってこと?」
ジェミニ「そうじゃな。待つのは得意じゃからの」
ベルトーネ『雷霆の魔王の封印が解けかけたときに寝坊するくらいだもんね〜』
ジェミニ「……なぜか、ベルトーネに馬鹿にされたような気がするのう……」
ベルトーネ『えぇ……もしかして聞こえてるのかな、私の声……』
ガイ「フッ……どうだろうな……」
ビビアン「……師匠、私が地上に降りても……弟子でいていいですか?」
ジェミニ「当然じゃ。儂もまだまだお主には教えたいことがある。いつでも、ここで待っているぞ」
ビビアン「……はい!」
⭐︎ジェミニはラティア・ヘイヴンに残ることを選びました。
628 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/27(土) 22:41:54.42 ID:kuECRYVvO
ーークロシュヴァリエ号
アトニス「……」ジーッ
ガイ「……どうした、アトニス?」
アトニス「何、気にするな。ボクは全然、これっぽっちも、お前が悪魔と契約するような愚か者だとは思っていなかったから、心底呆れている、という訳ではない。気にせず過ごせ」ジーッ
ガイ「……それは呆れているという意味だな」
アトニス「そう聞こえたなら、お前の良心がそう言っているんじゃないか?」
アインズ「あの悪魔のお陰でガイが代償の刃で払ったものは帰ってきた……私も記憶が戻ったとはいえ、悪魔との契約というのは本当に安全なのか?」
レイセオン「大魔女帝国の文献でも幾つか、例があります!契約文の解釈次第で契約者の魂や肉体を持っていかれた例もありますし、そもそも悪魔側が契約内容を都合よく運用する事例も……」
ベルトーネ『みんな好き勝手言ってるな〜……別に、ガイくんから何かを奪ったりとかはしてないし、むしろ感謝されるべきだと思うんだけど〜?』
ガイ「……本人は、何か奪ったつもりはないと言っている」
アインズ「本人?」
レイセオン「今、聞こえているのですか?」
ガイ「ああ。俺にだけだが」
アトニス「ますます最悪じゃないか。契約者の内側に居座って、本人にしか聞こえない声で話しかける悪魔。客観的に聞いてどう思う?」
ガイ「……信用しづらい」
ベルトーネ『ガイくんまでひど〜い』
アインズ「ガイ。契約内容をもう一度確認したい」
ガイ「ああ……契約の対価は、俺の身をベルトーネの影の宿り木とすること。ベルトーネの力を借りる代わりに、俺の中に宿る。少なくとも、俺の認識ではそうだ」
レイセオン「影の宿り木……かなり危険な響きですね……」
ベルトーネ『うわ〜、疑り深〜い。別にガイくんの身体を乗っ取る気はないよ〜。今のところは』
ガイ「……乗っ取る気はないそうだ」
アトニス「今、何か省いただろ」
ガイ「……」
アインズ「……ガイ。無理にその悪魔を庇う必要はない」
ガイ「庇っているつもりはない」
アインズ「ならいい。だが、少しでも異変があればすぐに言え」
ガイ「ああ……」
ベルトーネ『わ〜、監視体制ばっちり〜。契約者のプライバシーはどこへ〜?』
ガイ(諦めろ)
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(18日目)
【目標】
・フローディアと決着をつける
◆コンマ下1
偶数 決闘当日
奇数 決闘は明日
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 22:45:51.92 ID:TBURBLRvO
イーリン、神化制御の方法をホーリーに尋ねる
630 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 22:46:00.92 ID:f0lcM8Sjo
フローディアも救う方法がないか思案
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/27(土) 23:22:24.07 ID:my3LcL2G0
ガイ、堕天使姉妹&テイルとウォーミングアップがてらに模擬戦
632 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 00:11:14.87 ID:ygq6m+GsO
ーー古城 中庭
瞑想するイーリン「……」
イーリン(……師匠は既に、神のごとき存在になってしまった。優しく、正しく、穏やかで……けれど、どこか遠い存在に……)
イーリン(……でも、私は……)
◇
ー 十年前
ーー魔族国
聖女『イーリンさん、世界樹の果実風ゼリーがクロシュさんから届きましたよ。一緒にどうでしょうか?』
幼女アモ『一緒に食べよ?』
少女イーリン『……いらない』プイッ
聖女『あら……甘いものはお嫌いでしたか?』
少女イーリン『嫌いじゃない。ただ、馴れ合うつもりがないだけ』
幼女アモ『ええ……?おいしいよ?』
少女イーリン『うるさい。子供みたいにはしゃいで……』
幼女アモ『アモ、子供だもん』
少女イーリン『私は違うの。構わないで』
聖女『イーリンさん』
少女イーリン『名前で呼ぶな』ギロッ
聖女『……』
少女イーリン『どうせ、あの人みたいに……そのうち捨てるんでしょ』
幼女アモ『……あの人?』
少女イーリン『関係ない。あんたたちには関係ない。優しい顔して近づいて、勝手に拾って、勝手に期待して……最後は勝手にいなくなる。そういう奴の話』
633 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 00:11:44.90 ID:ygq6m+GsO
聖女『イーリンさん──』
少女イーリン『名前を呼ぶなって、言ってるでしょ!』ブンッ
聖女の真横を通り抜ける拳「」ビュンッ!!!
聖女の頬「」ピッ
幼女アモ『わっ……!お、おねーちゃん、大丈夫!?……イーリンさん、おねーちゃんにあやまって!』
少女イーリン『……謝らない』
幼女アモ『なんで!?』
少女イーリン『当ててない』
幼女アモ『でも、血が出てる!』
少女イーリン『かすっただけ。避けなかったそいつが悪い』
幼女アモ『悪くないもん!』
聖女『アモさん、大丈夫ですよ』スッ
幼女アモ『でも……!』
聖女『本当に大丈夫です。ありがとうございます』
少女イーリン『……馬鹿じゃないの』
聖女『そうかもしれませんね』
少女イーリン『は?』
聖女『当てようと思えば、今の拳を私に当てられた筈です。でも、あなたはわざと外しました。私を傷つけたかったのではなく、近づくなと言いたかったのでしょう?』
少女イーリン『……知ったようなこと言わないで』
聖女『はい。知りません。ですから、少しずつ知りたいのです。あなたが何を嫌って、何に怒って、何を怖がっているのか』
少女イーリン『怖がってなんかない』
聖女『では、怒っているのですね』
少女イーリン『……うるさい』
聖女『怒っていても構いません。食べたくないなら、食べなくても構いません……ですが、イーリンさんの分は取っておきます』ニコリ
少女イーリン『……意味わかんない』
聖女『ふふっ……』
◇
イーリン(どうして、あのときのことを思い出したんだろ……)
イーリン(……聖女さんは、私を怖がらなかった)
イーリン(アモも怒って、泣きそうになりながら、それでも私に向き合ってくれた……神のように正しく導いたわけじゃない。ただ、そこにいてくれた)
イーリン(……私は、あの温かさを無くしたくない。救うために心を消すのではなく、怒りも、怖さも、後悔も、全部抱えたまま……それでも手を伸ばす──)
イーリン「……」スー……ハー……
イーリンの背後に集まる光の粒子「」バヂッ……
イーリン「私は……意思を手放した存在になんか、ならない……!私は、私の意思で……救いたいものを救ってみせる!」
一瞬だけ背後に浮かぶ光輪「」バヂッ……バヂヂッ!
イーリン「……っ!」
消えていく光輪「」シュウウウ……
イーリン「はぁ……はぁ……!……成功、とは言えないか……維持は一瞬。身体への負荷も大きい。実戦で使えば、隙になる」
自分の手を見るイーリン「でも……」スッ
イーリン「……見えた。師匠のようになるんじゃなくて……私のままでいられる道が……」
◆イーリンが神化の修練を始めました。
634 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 00:12:12.25 ID:ygq6m+GsO
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 00:52:00.93 ID:ATVVu203o
おつ
ベルちゃんがスタンドみたいになってる
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 11:34:11.99 ID:diajLez8o
フローディアは殺さないであげたいが
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 14:18:21.85 ID:EESXwTIC0
乙
ガイとクロシュがしっかり会話したのは以外と初めてかも
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 16:05:39.00 ID:NNgSHhn2O
フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりメンバーですると思ってたよ。
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 16:10:22.23 ID:NNgSHhn2O
>>638
すいませんちょっとコメントの訂正します
フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりフローディア対ガイ達メンバーで戦うと思ってた。
640 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 17:45:47.24 ID:gu/NH9c6O
>>635
契約によってこの世界で存在する形が変わったようです。以前の悪魔族の姿を借りた状態にもなれますが、ガイの中で引きこもっている方が楽なようです。
>>636
>>630
の安価により、ガイのフローディアに対する方針が定まりつつありますが、最終的にはコンマ次第になるのでなんとも言えません。
>>637
前のスレ等でちょくちょく夢の中で話したりはしています。会うのは久しぶりですね。
>>639
フローディアと交流してなければそうしようかと思っていたのですが、ちょくちょく安価で交流していたので決闘という形にさせていただきました。
641 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 17:46:36.86 ID:gu/NH9c6O
ーー廃都
スタスタ……
ガイ「……決闘とは言ったものの、奴はどこで仕掛けてくる気だ?」
ベルトーネ『そういうのって普通は決めておくもんじゃないの〜?』
ガイ「フローディアに普通という尺度があると思うか?」
ベルトーネ『……ないかも〜』
ガイ「……いつ来てもいいように警戒を──」
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
ガイ「誰か戦っている……?騒がしくはないから、襲撃とかではなさそうだが……」
ベルトーネ『どうせヒナが誰かと暴れてるんでしょ〜?暇だし見に行こう〜』
◆
テイル「なんで私まで巻き込まれてるのよ!?」
ヒナ「見ない間に、更に腕を上げましたね、キキ!!!」
光の剣「」ヴォンッ
キキ「そういうお姉ちゃんも、相変わらず強いままでよかったです〜」
風「」ビュオオオッ!
ベルトーネ『うげ……あのヒナと戦ってる娘も堕天使じゃん……見なかったことにして引き返──』
ヒナ「む?ガイさん、それと中にいるベル!」
◆
642 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 17:47:15.08 ID:gu/NH9c6O
キキ「お久しぶりですね〜」
ガイ「……キキ。ラティア・ヘイヴンまで来ていたのか」
キキ「はい。ガイさんに背中を押していただいたおかげで、お姉ちゃんを見つけられました〜」
ガイ「フッ……よかったな」
キキ「ガイさんは見ない間に悪魔さんと契約したんですね〜。面白いことになっています〜」
ガイ「色々あってな」
テイル「色々で済む話なの、それ?」
ガイ「それより、今のは模擬戦か?」
ヒナ「はい!久しぶりにキキと再会したので、まずは手合わせをと思いまして!」
テイル「まずは、じゃないでしょ!?普通は再会を喜ぶとか、近況を話すとか、そういうのが先じゃない!?」
キキ「お姉ちゃんらしくて安心しました〜」
テイル「あなたもそれでいいの!?」
キキ「はい。お姉ちゃんが元気なら、それで〜」
ヒナ「ふふっ、良い妹です」ナデナデ
キキ「えへへ〜」
テイル「この姉妹、基準がおかしい……」
ヒナ「ダメージを受けて喜ぶテイルちゃんには言われたくありません!」
テイル「うぐっ……そ、それはそれよ!今その話は関係ないでしょ!」
ガイ(深く突っ込まない方がいいんだろうな……)
ベルトーネ『スルー安定だね〜』
ヒナ「しかし、ガイさんが来たなら丁度いいですね」
ガイ「何がだ」
ヒナ「決闘前の調整です」
キキ「決闘?」
テイル「ああ、キキはまだ知らないか。ガイはこれから、フローディアと一対一で戦うことになってるのよ」
キキ「フローディア……テラヌス・ウルスで暴れていた方ですね〜」
ヒナ「ええ。私としては是非とも戦いたかった相手ですが、今回はガイさんの戦いです」
ガイ「……」
ヒナ「ですので、せめて決闘前の相手くらいは私たちが務めましょう!」
ガイ「……模擬戦をするということか?」
ヒナ「はい!」
ガイ「……こちらとしても、決闘前に身体を動かしておきたい。相手をしてくれるなら助かる」
ベルトーネ『ちょっとガイくん。ヒナの模擬戦ってほぼ実戦みたいな──』
テイル「それなら、私は観戦に──」ソソクサー
ヒナ「テイルちゃんは私の相棒なので、当然付き合ってもらいます」ガシッ
テイル「なんでよ!?」
キキ「では、三対一ですか〜?」
ヒナ「いえ、ガイさんの中にはベルがいます。実質、三対二です」
ベルトーネ『ああ、もう避けられない流れか〜……うまい具合に手抜いてよ〜?』
ガイ「手を抜ける相手には見えない。諦めろ、ベルトーネ」
◆コンマ下1
01-20敗北
21-70拮抗
71-00勝利
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 18:40:27.41 ID:diajLez8o
あ
644 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 21:39:43.98 ID:YJ1tQJa9O
ビュオオオッ!
パヒュンッパヒュンッ
シュンッ ゴウッ!
テイル「はぁ……はぁ……ちょ、ちょっと……待って……!」ゼェ……
光の剣を構えるヒナ「む……?」
風を纏うキキ「おや、どうしました〜?」
短剣を下げるガイ「……」スッ……
テイル「これ、模擬戦だってこと忘れてないでしょうね……!?」
キキ「あ」
ヒナ「あ」
テイル「やっぱり忘れてたのね……」
ヒナ「い、いえ!忘れていた訳ではありませんよ!あくまで実戦に近い緊張感を保つための訓練です!」アタフタ
テイル「今の間で全部バレてるわよ」
ヒナ「ご、ごほん!……ガイさんはやはり強いです。こちらは三人がかりでしたが、簡単には崩せませんでした」
キキ「お姉ちゃん、話を逸らしましたね〜」
ヒナ「逸らしていません。戦闘分析です」
キキ「まあ、実際、悪魔さんの力で動きが少し重くなるのが厄介でしたね〜。突撃も、何度かタイミングをずらされてしまいました〜」
ガイ(権能は一日に一回までじゃなかったのか?)
ベルトーネ『全力で振るうならね〜。世界に影響が少ないように、さっきみたいに補助的に使う分には大丈夫なの〜。まあ、気休め程度なんだけどね〜』
ガイ(……なるほどな)
テイル「……とにかく、ここまでにしましょう」
ヒナ「まだ動けますよ?」
テイル「あなたたちは動けるでしょうけど、私は疲れたの!それに、そろそろフローディアが来てもおかしくないでしょ?」
ガイ「……」
テイル「決闘前に、ここで余計に消耗するのはまずいわ。身体を動かす目的なら十分すぎるくらい果たしたでしょ」
ヒナ「む……それもそうですね。フローディアとの戦いの前に、ガイさんを削りすぎるのは本意ではありません」
キキ「私も賛成です〜。お姉ちゃんとの手合わせはまた後でできますし〜」
ヒナ「はい。次はもう少し長くやりましょう」
テイル「やらないわよ!?」
キキ「テイルさんも一緒にお願いします〜」
テイル「だから何で当然みたいに混ぜるのよ!」
ガイ「……助かった。三人とも、相手をしてくれて感謝する」
ヒナ「いえ。私も良い運動になりました!」
キキ「ガイさんが無事に勝てるよう、応援しています〜」
⭐︎堕天使姉妹とテイルとの模擬戦で引き分けました。
645 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 21:40:10.35 ID:YJ1tQJa9O
ーークロシュヴァリエ号 甲板
風「」サァァァ……
甲板に立つガイ「……」
翡翠の賽「」キラ……
ベルトーネ『さっきからずっとその賽を眺めてるけど、何か考え事?』
ガイ「……ああ」
ベルトーネ『不死鳥さんのこと〜?』
ガイ「 どうやって止めるかを考えていた」
ベルトーネ『止める?殺すんじゃなくて?』
ガイ「ああ」
ベルトーネ『ふーん……詳しい事情は知らないけど、あの不死鳥さん、かなりガイくんに執着してるよね〜』
ガイ「……」
ベルトーネ『終焉の魔王を倒した直後も、世界樹の光を奪うって言いながら、結局は一対一の決闘に持ち込んだ。消耗したあなたから奪うのは面白くない、なんて言ってたけど〜』
ガイ「……以前、フローディアと話したことがある」
ベルトーネ『聞かせてくれるの?』
ガイ「お前の考えを聞きたい」
ベルトーネ『はいは〜い。相談は聞いてあげるよ〜』
ガイ「あいつは、死の存在しない世界を作ろうとしている。死があるから失う、死があるから残される……だから死をなくせば、喪失はなくなると……そう考えているようだ」
ベルトーネ『不老不死ね〜……ありきたりでつまらない願いだ……』
ガイ「だが、あいつ自身は死を望んでいる」
ベルトーネ『……ん?』
ガイ「自分を殺せる相手を探している。正確には……俺に殺されたいと思っているようだ」
ベルトーネ『ええ……何それ……世界から死を消したい人が、自分だけは死にたがってるなんて……かなり歪んでるね〜』
ガイ「あいつは俺にこうも言った。誰も死なない世界を作る必要はない。俺とあいつだけが死ななければいい、と」
ベルトーネ『……話を聞いた感じ、あの不死鳥さんはただの寂しがり屋なだけだね〜』
ガイ「……お前も、そう思うか」
ベルトーネ『うん。不死鳥なんだから、命に限りがある生き物とはずっと一緒に居られないのが当たり前なのに、そのことに折り合いをつけられないから苦しんでる……超越した側の存在なのに、視点が人に近いから苦労してるんだね〜……ある意味優しいのかも〜?』
ガイ「どうだか……」
ベルトーネ『でも、優しいからって無害とは限らないんだけどね〜。寂しさで世界を巻き込むなら、十分すぎるくらい迷惑だし〜』
ガイ「ああ。だから止める……以前、時間の檻でフローディアを閉じ込めたことがある。そのときは、再生が追いつかずにフローディアは死にかけた。俺も時間魔法の制御が今よりも荒くてな……殺しきることはできなかった」
ベルトーネ『なるほど……それなら、私の権能との相性が良さそうだね〜』
ガイ「ああ……再生を遅らせて、フローディアを追い詰める……だが、殺しはしない」
ベルトーネ『殺せるところまで行って、殺さない。死にたがってる相手には一番残酷な止め方だね〜……それで、そこから先は?』
ガイ「……俺の目には、あいつは迷っているように見えた。説得でもしてみるさ」
ベルトーネ『もし、ダメだったら?』
ガイ「……あいつの望みを叶えることになるだろう」
ベルトーネ『そっか〜……ま、どちらに転んでも力は貸すから頑張ってね、代行者さん』
ガイ「フッ……ずいぶん気の抜けた悪魔だな……」
⭐︎ フローディアを止めるための方針を決めました。
646 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 21:42:16.90 ID:YJ1tQJa9O
ー 夜
ーー小さな丘
アインズ「……始まるか」
テル「ほんとに、見てるだけでいいの……?」
イーリン「……ガイ様が決めたことです。私たちが割り込めば、戦いの意味を壊してしまいます」
アトニス「それに、ここで全員でかかれば、フローディアは決闘を放棄して周囲を巻き込む可能性がある。馬鹿馬鹿しいが、今は一対一の形式を守った方が安全だ」
レイセオン「周辺への被害を抑えるため、結界を構築済みです!更に、もしもに供えて向こう側への直通の転移魔法陣も準備ができています!」
ジェミニ「……本来であれば、墓前で戦うことを良しとはせぬ。じゃが、この戦いは、この地に眠る者たちが守ったものを未来へ繋ぐためのものじゃ。墓守として、儂は見届けよう」
ビビアン「……師匠……」
ヴァリエール「……ベルちゃんが一緒だから、きっと大丈夫だよ」
リルル「うん……ニジ丸、丘の外周を見てて!何かあったらすぐ知らせるんだよ!」
ニジ丸「」ブーン!
リルル「がんばって、ガイ!」
ポーラー「戦闘範囲外にて観測を継続シマス。緊急時は救助行動に移行」
ヒナ「……本当は私も戦いたいのですが」
テイル「駄目よ。今回はガイの戦いでしょ」
キキ「お姉ちゃん、我慢です〜」
ヒナ「分かっています。ですが、ガイさんが殺されそうになったら介入しますよ」
アインズ「それは全員同じだ」
エリザベート「……」
テル「エリザベートちゃん……」
エリザベート「大丈夫です、テル様。私は見届けます。あの方が勝つにせよ、負けるにせよ……どのような結果になろうとも、受け入れます」
◆
647 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 21:42:59.11 ID:YJ1tQJa9O
新しい二つの墓「」
供えられた綿毛「」フワッ……
風「」ビュオオオッ……
ベルトーネ『……来るよ、ガイくん』
ガイ「……ああ」スクッ……
カッ──
不滅の炎「」ゴオオオオオッ!!!
フローディア「──十分に癒えたみたいね。律儀に約束を守ってくれるとは思ってなかったけれど」スタッ……
ガイ「……お前はいい意味でも悪い意味でも、義理堅い。決闘で決着をつけると決めたら、不意打ちをするような真似はしないと思った」
フローディア「あら、そこまで信頼してくれてたのね?嬉しくなるわ」
ガイ「信用ではない。性格の話だ」
フローディア「ふふっ、それでもいいわ……それより、私をこの場所に呼ぶなんて、中々いい趣味をしているじゃない。私を殺してくれるということでしょう?ここに眠る者達のように……」
墓を撫でるフローディア「」ナデナデ……
ガイ「……」スッ
魔導拳銃「」スチャッ……
短剣「」スラッ……
フローディア「そう焦らないで……私は逃げないから──」スッ
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!
フローディア「……さあ、存分に……愛し合い(ころしあい)ましょう?♡」
ーー戦闘開始 フローディアーー
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-02痛恨
03-05劣勢
06-98優勢
99-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を拮抗状態に戻し+30(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 21:45:32.79 ID:vNeAMsflO
た
649 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 22:47:05.52 ID:09mKZNwjO
◆79【優勢】
フローディア「まずは避けてみなさい!」
炎弾「」ドドドドドッ!!!
ガイ「……っ!」シュンッ
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
抉れる地面「」ジュウウウッ……
ベルトーネ『うわっ……洒落にならない火力してるよ〜』
ガイ「はっ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
炎に弾かれる魔力弾「」ジュッ……
フローディア「あら、その程度?」
ガイ「これはどうだ!」シュンッ
フローディア「どこへ──」
後ろに回りこんだガイ「はぁっ!!!」
短剣「」ブンッ
フローディアの首に刺さる短剣「」ザクッ!
フローディア「ごふっ!?……ふふっ……今のは悪くないけれど、その程度で死ねるとは思ってないでしょう?」ガシッ……
ガイ「っ……!」
ベルトーネ『まずい、掴まれた……!』
フローディア「捕まえた♡」
炎を纏う手「」ゴウッ!!!
ガイの腕「」ジュウウウウウッ……
ガイ「ぐ、ああああああああっ!!!」
焼ける皮膚「」ジュウウッ……
フローディア「痛いわよねぇ……私も最初の頃は叫んでたもの。よくわかるわ……」パッ
フローディアから離れるガイ「が、ぁ……っ……!」バッ
フローディア「ああ……いい顔……」
650 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 22:49:04.29 ID:09mKZNwjO
ガイ「……ッ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
フローディアの腹部「」ドシュッ!!!
フローディア「っ……!」
ガイ「ハァ……ハァ……!ぐっ……!」
再生していく腕「」シュウウウウ……
ガイ「っ……あ、が……!」
ベルトーネ『治ってるけど、痛みまで消えるわけじゃないんだ〜。便利なのか拷問なのか分からないね〜』
フローディア「ふふっ……役に立っているようで何よりだわ……」
ガイ「……最悪の気分だ……!」
ガイ(……おかしい)
フローディア「どうしたの?動きが止まっているわよ──」
炎の槍「」ゴウッ!!!
ガイ「っ!」バッ
炎の槍「」ザシュッ……
ガイの脇腹「」ジュウウウッ!!!
ガイ「ぐ、ぅっ……!」
再生する傷口「」シュウウウ……
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
頭の一部が吹き飛ぶフローディア「──っ」パァンッ
不滅の炎「」ゴオオオッ……
フローディア「──気を失ってもおかしくないのに、まだ倒れないのね!!!それでこそ、私が選んだ人!!!」メラメラ
所々燃えているガイ「ハァ……ハァ……」メラメラ
ガイ(やはり……最後の一手が甘い……)
ガイ「……フローディア……お前、本気で勝つつもりがあるのか?」
フローディア「……何を言うのかと思えば……現にこうして、あなたを焼いているでしょう?」
ガイ「ああ……火力は本物だ。今も痛いくらい分かっている」
再生するガイの身体「」シュウウウ……
ガイ「だが、詰めが甘い。いや……わざと甘くしている」
ガイ「殺せる場面で、殺していない」
フローディア「……随分と都合のいい解釈ね」
ガイ「違うなら、今ここで証明してみろ」
フローディア「……」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!
フローディア「……いいわ。なら、もっと痛くしてあげる」スッ
炎の柱「」ドゴォォォォン!!!
炎に包まれるガイ「ああああああああああっ!!!」ゴオオオッ……
再生する肉体「」メラメラ……
全身を焼かれたガイ「……う、ぁ……っ……」
フローディア「ほら。これでもまだ、私は勝つ気がないと思う?」
ベルトーネ『痛みを少し鈍らせてる……意識を無くさないように注意して、ガイくん』
ガイ(助かる……それにしても、今の反応……図星か。やはり、こいつは勝とうとしていない……俺に、殺させる気つもりだ……)
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-02劣勢
03-60優勢
61-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
651 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/28(日) 22:49:31.17 ID:PutaZo150
抑制行動
652 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/06/28(日) 22:52:07.88 ID:09mKZNwjO
劣勢判定が確定したところで、いつもより速いですが本日は終わりたいと思います。
次回は続きから始めていきます。
それでは、また。
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/29(月) 01:12:44.76 ID:63Eg1V4Eo
おつ
抑制の使い所ではあるけどちょっと流れが悪い
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/06/29(月) 19:01:54.13 ID:UgPAZA+Ho
これ敗けたら敗けたで容赦なく殺されるのか
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 12:24:23.75 ID:OaZLcSB/0
乙
フローディアは不死鳥だから普通にしても再生するけど時間の檻とかをすれば倒せるのか。
656 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 17:19:16.85 ID:kgQYM7ATO
フローディアを止める方針だけど今の状況だとガイの方が普通に大ダメージを受ける流れになってるね
657 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 19:52:09.53 ID:TMay57P1O
>>653
今回のコンマはフローディアに対する方針と交流の結果を鑑みて優しめにしたのですが劣勢になるとは……
>>654
ガイは死にません。ですが、敗北はあまりよくないことになりそうです。
>>655
通常の手段では殺しきる前に再生しきってしまうのですが、時間の檻や怠惰の権能といったものを使えば、再生を終える前に殺すことができるようになるみたいです。
>>656
無傷で相手を止めるということは中々難しいことなのかもしれません。この戦いはどう決着がつくのでしょうか?
658 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 19:52:35.87 ID:TMay57P1O
◆17-20=-3【劣勢】
炎の柱「」ドゴォォォォン!!
ガイ「ッ!」シュンッ
フローディア「避けなくてもいいのに──」
周囲に浮かぶ複数の氷の刃「」キラキラ……
フローディア「!」
ガイ「──行け!」バッ
氷の刃「」ヒュンヒュンヒュンッ
フローディア「ぁ──」ザクザクザクッ……
フローディア「」ニタァ
フローディア「……ふふっ、あははははは!!!そうよ、それでいいの!!!もっと、もっと……私を死へと誘って!!!」
◆
テル「……」スタスタ
ガシッ
テルの腕を掴むアインズ「行くな、テル」
テル「アインズさん……離してよ」
イーリン「テル様、お気持ちは分かりますが、今はガイ様に任せる他ありません」
テル「イーリンさんまで何言ってるのさ!?いくら再生してるっていっても、このままじゃガイ君が死んじゃうよ!」
アインズ「私たちが行けば、ガイがやろうとしていることを無駄にすることになる」
テル「……どういうこと?」
エリザベート「ガイ様は……この戦いで幾度もフローディア様を殺す機会があったのに、未だに手をかけておりません。逆に、フローディア様の方もガイ様を殺すタイミングは何回もありましたが、敢えて見逃しているように見えますわ」
テル「どうして、そんなことを……?」
アトニス「考えがあるんだろう……今、仮にボク達が行ったらフローディアにどういう影響があるかわからない。本当にまずくなったときまで堪えろ」
◆
カッ──
再生するガイの身体「」メラメラ……
ガイ(フローディアが近くにいるからか、普段よりも傷が治るのが速い。だが……)
ベルトーネ『再生の速度が落ちてきてる。このまま行けば、治るのが追い付かないよ!』
ガイ「……わかっている……!」
フローディア「……あの悪魔と話してるの?」タンッ
フローディア「……今は、私とあなただけの時間でしょう?他のものに感情を向けないでちょうだい」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ──
ガイ「くっ……」
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-20敗北
21-30劣勢
31-00優勢
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 19:57:17.74 ID:ONGD4eks0
怠惰の権能
660 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 20:28:11.10 ID:6/zk7R42O
◆74+30=104【優勢】
ベルトーネ『とりあえず、仕切り直そうか〜……いくよ、ガイくん』
ガイ(……頼む)
ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する』
ガイ「抗うな、全てを放棄せよ」
ベルトーネ『抗うな、全てを放棄せよ』
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……
膝から崩れるフローディア「!?」ガクッ……
フローディア「これは……私の、力が……吸われている!?いつの間にこんな力を──」ググッ……
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
フローディア「……悪魔の力ね……!」ギリィッ
ベルトーネ『さすが不死鳥。活力がとんでもないね〜……再生どころか、魔力強化の補助にまでなるとは』
魔力が漲るガイ「……」ゴゴゴゴ……
シュンッ
首元が斬られるフローディア「っ!」ズバッ
シュンッ シュンッ
心臓が貫かれるフローディア「」
腹を貫かれるフローディア「」
シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ
全身が切り刻まれるフローディア「──」ブシャッ!!!
ガイ「」スタッ……
フローディア「──ゴホッ、ゴホッ……!ぁ……身体が、再生しな、い……!私、これでようやく……!」
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-02劣勢
03-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 20:29:29.23 ID:OaZLcSB/0
抑制行動
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 20:41:55.64 ID:oDgynN6Lo
辛勝が過ぎる
663 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 20:54:13.44 ID:kgQYM7ATO
あれ?怠惰の権能だから拮抗になって次−20になるのでは?
664 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 22:26:10.06 ID:dcXdbYfYO
>>663
劣勢を無効化して
>>658
のコンマ表で判定し、結果が優勢だったため、大丈夫です。
-20の補正に関してですが、実は、怠惰の権能には隠された効果がありまして、ガイが1人で戦っているときには-20の補正は発生しません。
仲間と一緒に戦えば連携技が使えますが、怠惰の権能の-20の補正が発生し、
1人で戦えば連携技は使えませんが、怠惰の権能の-20の補正は発生する。
という認識でいただければと思います。
665 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 22:27:44.14 ID:dcXdbYfYO
◆23-20=3【勝利】
◆仲間がいないため、怠惰の権能の-20の補正は無し
スタスタ……
フローディアの前に立つガイ「……」
フローディア「さあ……私を、殺して……」
ガイ「……」
短剣「」シャキンッ……
目を閉じるフローディア「……ありがとう」
短剣を納めるガイ「……殺さない」チャキッ……
フローディア「……え?」
ガイ「殺さないと、言ったんだ」
フローディア「そんな……」ググッ……
フローディア「──なんでよ!?あなただけなの!私はもう、あなたに殺される以外に救われないのに!」
ガイ「違う」
フローディア「違わないわ!私は、あなたに殺されたいの!あなたなら、私を終わらせてくれると思った!あなたなら……私を……!」
ガイ「それは終わりじゃない。逃げだ……お前は死にたいんじゃない。置いていかれるのが怖いだけだ」
フローディア「違うって……何度言えば……!」
ガイ「なら、なぜ俺とお前だけが死ななければいいと言った」
フローディア「……」
ガイ「お前は死を無くしたかったんじゃない。自分だけが残されることに耐えられなかったんだ」
フローディア「黙ってよ……!」
炎「」ゴオオオオッ!!!
焼けるガイの腕「」ジュウウウッ……
ガイ「っ……!……お前の望み通りに殺せば、それはお前を救ったことにならない。お前を逃がすことになる」
フローディア「……逃げることの、何が悪いの?」
ガイ「……逃げてもいい。だが、全部を捨てて終わる逃げ方を俺は認めない」
フローディア「……あくまで、私を苦しませるのね」
ガイ「お前が俺にしたことと同じだ。お前には生きてもらう」
フローディア「……嫌よ」
ガイ「死なせない」
フローディア「嫌だって言っているでしょう……!」
ガイ「死のない世界を作ろうとした奴が、自分だけは簡単に終わろうとするな」
フローディア「……私に、どうしろって言うのよ」
ガイ「それを今、考えている」
フローディア「……」
666 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/04(土) 22:28:12.19 ID:dcXdbYfYO
ベルトーネ『……ねえ、ガイくん。ひとつ、方法があるんだけど~』
ガイ(方法?)
ベルトーネ『うん。今、ちょっと出しゃばらせてもらうね~』
ガイの影から現れるベルトーネ「」ズズズ……
フローディア「悪魔……!」
ガイ「……何をするつもりだ」
ベルトーネ「ガイくんは封印魔法が使えるでしょ〜?それの応用っていったところかな〜」
フローディア「……また、封印するの?」
ベルトーネ「ガイくんの中に、ね〜」
ガイ「……俺の中に?」
ベルトーネ「そうそう。ただし、普通の封印じゃなくて、フローディアの命をガイくんの命と結び直すんだよ〜」
フローディア「命と……?」
ベルトーネ「簡単に言えば、命の共有かな〜。フローディアの永遠に燃え続ける力を、ガイくんの命の流れに縛る。そうすれば、彼女は不死ではなくなるってこと〜」
フローディア「……不死では、なくなる……?」
ベルトーネ「うん。ガイくんが生きている限り、あなたもガイくんの中で生きる。ガイくんが終わる時は、あなたも終わる」
フローディア「……本当に、そんなことが?」
ベルトーネ「できるかできないかで言えば、できるよ〜。でも安全かどうかで言えば、ぜんぜん安全じゃないけどね〜」
ガイ「……どういう危険がある」
ベルトーネ「まず、ガイくんの中にフローディアの炎を受け入れることになる。今までみたいな祝福の残り香じゃなくて、彼女そのものをね〜……それから、フローディアの不死性を取り除く代わりに、ガイくんの命に繋げるっていうことは、フローディアが傷つけばガイくんにも影響が出るかもしれないし、ガイくんが死ねばフローディアも死ぬ」
ガイ「……」
ベルトーネ「逆に、フローディアだけが勝手に死ぬこともできない。ガイくんの命から切り離されない限り、終わりたくても終われない」
フローディア「……」
ベルトーネ「死に逃げることも、永遠に逃げることもできない。ガイくんと同じ時間の中で、同じ命に縛られる」
フローディア「……ガイと、同じ命……」
ガイ「……それは封印というより、融合に近いんじゃないのか」
ベルトーネ「そうだね〜。封印魔法の応用だけど、結果だけ見れば融合に近いかな〜」
ガイ「……」
ベルトーネ「でも、これをするのはガイくんさえよければ、だけどね〜」
ガイ「俺が……?」
ベルトーネ「そう。これはフローディアだけの問題じゃないよ〜。器になるのはガイくん。命を共有するのもガイくん。中に彼女を受け入れるのもガイくん」
ベルトーネ「ガイくんが嫌なら、この案は無し。私も無理にはやらないよ〜」
フローディア「……」
◆先取2票
1受け入れる
2受け入れない
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 22:29:03.25 ID:ONGD4eks0
2
668 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 22:34:33.53 ID:oDgynN6Lo
1
669 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/04(土) 22:40:15.11 ID:EpbCNDsIO
1
670 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/05(日) 00:03:41.91 ID:TB+lXmxEO
ガイ「……それで、どうやればいい?」
フローディア「!……それって……」
ガイ「受け入れる」
フローディア「……ガイ……本当に……いいの?」
ガイ「ああ」
フローディア「だって……これは、あなたが私を背負うということでしょう?それに、あなたは私のことを……」
ガイ「そうだな……だが、お前と過ごしている内にお前のことはなんとなくわかった。お前もエンドゲームのように手段や方法は誤っていたが……本質はどこにでもいる寂しがり屋だった」
フローディア「ふふっ……本当に……残酷で優しい人ね」
フローディアの頬を伝う涙「」ツー……
フローディア「……嬉しい。すごく、嬉しいわ……」ポロポロ……
ベルトーネ「はいは〜い。じゃあ、ガイくん。封印魔法を展開して。外に向けるんじゃなくて、自分の内側に向ける形で」
ガイ「……分かった」
◆
671 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/05(日) 00:04:18.16 ID:TB+lXmxEO
ーー???
炎の中に立つフローディア「……不思議な場所ね。熱くて、冷たくて……寂しいけど、怖くないわ」
ガイ「フローディア……」
フローディア「ガイ……私を、独りにしないでくれて……ありがとう」
ガイ「……礼を言われるようなことじゃない」
フローディア「言わせてちょうだい。今言わないと、きっと私はまた誤魔化すから」
ガイ「……」
フローディア「私はずっと、誰かに終わらせてほしかった。でも本当は……終わりたかったんじゃなくて……置いていかないでほしかった」
フローディア「あなたは、私を見抜いた。私が隠していた一番醜いところまで見て、それでも殺さないと言った」
ガイ「醜いとは思わない」
フローディア「……本当に?」
ガイ「ああ。ただ、面倒だとは思うがな」
フローディア「ふふっ……そこは否定してくれないのね」
差し出されるフローディアの手「」スッ……
フローディア「……手を、握ってくれる?」
ガイ「……ああ」
ギュッ
フローディア「……ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「好きよ」
ガイ「……今言うことか」
フローディア「今だから言うのよ」
ガイ「……そうか」
フローディア「あなたは答えなくていいわ。私が勝手に言いたかっただけだから」
ガイ「……フローディア」
フローディア「何?」
ガイ「独りにはしない」
フローディア「……!」
ガイ「だから、俺の中で生きろ」
フローディア「……ええ。喜んで」
カッ──
◆
672 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/05(日) 00:04:59.49 ID:TB+lXmxEO
青い炎「」ボッ──
目を開くガイ「……」
ベルトーネ『……うまく行ったみたいでよかった〜。調子はどう?』
ガイ「……問題ない。お前たちも……大丈夫そうだな」
フローディア『ふふっ、ふふふっ……すごく近くにあなたを感じるわ……こんなに幸せなことがあっていいのかしら?』
ベルトーネ『同居人が増えた〜。退屈しなさそうで何よりだけど〜……よろしくね、不死鳥さん』
フローディア『あら、もう不死ではないんでしょう?それとも悪魔さんは、さっき自分でした説明も忘れてしまったのかしら?』
ベルトーネ『仲良くする気ある〜?』
フローディア『ふふっ、冗談よ。あなたにも感謝してるわ』
ガイ「お前ら……」
転移魔法陣「」フォンッ──
ドサドサドサッ……
テル「ガイくん!青い炎に包まれてたから助けに……ってあれ?」
エリザベート「フローディア様はどちらに……?」
アインズ「ガイ。無事か?」
イーリン「ガイ様!お怪我は……!?」
レイセオン「……ん?んんん???ガイ様、あなた……」
アトニス「お前……また厄介なことになったな?そこまで色々混ざってるヤツを見るのは初めてだ」
テル「……混ざる?」
ガイ「……詳しいことはあとで話す。とにかく、フローディアの脅威はなくなった……一度、みんなで集まろう」
遠くから聞こえるジェミニたちの声「ガイ殿〜!」
⭐︎フローディアと融合しました。
673 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/05(日) 00:12:56.54 ID:VfVtq1wkO
ーークロシュヴァリエ号
テル「……つまり、フローディアはガイくんの中にいるってこと?」
ガイ「そうだ」
エリザベート「フローディア様はご無事なのですか!?」
ガイ「無事だ。不死ではなくなったが、意識はある」
エリザベート「不死ではなくなった……」
レイセオン「観測結果から見ても、フローディア様の独立した不死性は消失しています!現在はガイ様の生命反応に接続され、内側に封印されている状態ですね!」
アトニス「封印というより、融合だろ。まったく……敵だった奴を自分の中に入れるなんて、無茶にも程がある」
アインズ「まったくだ……無茶をするのは今に始まったことじゃないがな」
イーリン「ガイ様らしい選択です。ですが、危険は本当にないのでしょうか?」
レイセオン「危険性は不明です!前例がないので!」
テル「一番困る答えだよ!」
アトニス「つまり、何かあっても対処が後手に回るってことだ」
ガイ「……分かっている」
フローディア『あら、随分と心配されているのね……そうそう、エリザベートには、ありがとうと伝えてちょうだい。止めてくれて、叱ってくれて……最後まで私の従者でいてくれて、嬉しかったと』
ガイ「エリザベート……フローディアがありがとう、と。最後まで従者でいてくれて嬉しかったそうだ」
エリザベート「……っ」
エリザベート「フローディア様……私は……」
フローディア『泣かないで。あなたには、これから自分のために生きてほしいわ』
ガイ「泣くな。これからは自分のために生きてほしい、と」
エリザベート「……そんな……そんなことを急に言われましても……!」
テル「エリザベートちゃん……」
エリザベート「フローディア様は、いつも勝手ですわ……!私を拾って、振り回して……今度は、私に自分のために生きろだなんて……!」
ガイ「……」
エリザベート「ですが……ですが、あなたがそう望むなら……私は、考えてみますわ。王族でも、従者でも、誰かの代わりでもない……エリザベート・ロード・セイントレアとして、どう生きるのかを」
フローディア『……ええ。それでいいわ』
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(滞在最終日)
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 00:14:57.97 ID:tLQRM+AsO
ホーリーが来て飛空艇に相乗りして地上に行きたいと頼んできた
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 00:16:18.28 ID:YjP1GMZdo
エリザベートから王国復活のために星の光欲しいなぁと冗談を言われる
676 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 00:20:47.24 ID:nRjsyYjYO
レイセオンからトゥルーエンド様がいてかなりすけこましですねと笑顔で煽られる
677 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/05(日) 00:23:51.35 ID:VfVtq1wkO
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
678 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 00:25:20.67 ID:nRjsyYjYO
乙
ハッピーエンドですね
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 02:02:19.94 ID:gxIYbCEeo
おつ
ちなみに七つの大罪には悪魔の他にも幻獣が当てはめられたりもするけど、それにおいて怠惰はフェニックスらしいです
仲良く居候できそうね
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 15:13:39.72 ID:P4LpDT+RO
乙
中の住人が増えて人間なのにスライムじみてきたなガイさん
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/05(日) 17:30:03.28 ID:eppp1JT8O
代償の刃が壊れて元に戻ったと思ったら今度は別の意味で人間じゃなくなっているガイさん
682 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 22:55:32.52 ID:kIsmqmsUO
日曜日は少々忙しく、更新ができませんでした。申し訳ありません。今日は少し進めて、自由行動の安価で終わりたいと思います。
>>678
この終わりはガイ達の視点から見ればハッピーエンドなのかもしれませんが、別の視点から見ると新たな問題になっていたり、なっていなかったりするのでしょう。
>>679
七つの大罪に幻獣を当てはめる場合があることを
>>1
は知りませんでした。このような結果になり、なにがしかの運命を感じていますが、おそらく、何もない筈です。思いついたらこじつけます。
>>680
比較対象として、クロシュさんとの違いは夢の中だけじゃなく、平常時でも意思疎通ができるくらいでしょうか。
スライム種のように同化等はできないので、取り込んだ力を十分に引き出すのはスライム種の方々の方が得意です。
>>681
世界を救うためには、普通のままでいてはきっと難しいのでしょう。全てが終わったあとに、ガイさんは人のままでいられるのでしょうか。
683 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 22:56:06.74 ID:kIsmqmsUO
ー 数日後
ーー小さな丘
風「」サァァァ……
ミーティアの墓「」
セイラの墓「」
綿毛を供えるガイ「……二人がいなかったら、この結果も無かった。改めて、礼を言わせてくれ……ありがとう、セイラ、ミーティアさん」
フローディア『……生きている以上、いずれは訪れる終わり……やっぱり好きになれないわね』
ベルトーネ『それじゃあ、まだ誰も死なない世界を目指しちゃう〜?』
フローディア『……いえ、もういいの。嫌いでも見届けるわ。ありのままの、この世界をね……』
ガイ「……」
スタスタ……
アインズ「……ガイ、そろそろ行くぞ。テル達が待っている」
クルッ
ガイ「……ああ。今行く」スクッ
風「」ビュオオオ──
「ガイさん……ありがとうございました」
「まだ一仕事あるんですよね?応援してますよ、頑張ってください!」
ガイ「!」バッ
ミーティアの墓「」
セイラの墓「」
ガイ「……気のせいか」
◆
684 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 22:57:35.02 ID:kIsmqmsUO
ーークロシュヴァリエ号 停泊地
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴウン……
ポーラー「保存食、薬品類、全て積載完了デス。整備も手伝いまシタ」
レイセオン「ありがとうございます、ポーラー様!これで十分に持ちます!」
ポーラー「本来なら、完全整備まで行いたい所でしたガ……時間的制約を考慮シ、最低限以上最大限未満の整備となりマシタ」
テル「それ、結構やってくれてるよね?」
イーリン「本当に助かりました」
ポーラー「ミーティアサンの記録に基づく判断デス。ワタシは、引き継いだ役割を果たしただけデス」
ゴライアス「それが大事なのである。受け継ぐ者がいる限り、働きは途絶えぬ」
ジェミニ「うむ……ラティア・ヘイヴンも、しばらくは後始末じゃ。結界の補修、破損区画の整備、擬似星脈の管理……やることはいくらでもある」
ゼーレシルト「同意します。現在のラティア・ヘイヴンは、結界、擬似星脈、反重力機構、及び残存ゴーレム統括に再調整を要する状態です。ミーティアとセイラが守ったこの島を維持することが、当機の優先任務です」
テル「そっか……ビビアンさんとかリルルちゃんはまだ地上に降りないの?」
ビビアン「もうちょっとしたら降りるわよ。こっちだって、いつまでも空の上で閉じこもってるつもりはないし」
リルル「私もしばらくは他の浮島巡りをするつもりだよ!珍しい虫がいるらしいし!」
ニジ丸「」ブーン!
ヴァリエール「地上かぁ……ベルちゃんも居なくなっちゃうし、私も久々に降りようかな?」
テイル「私たちも、もう少し残るわ。連戦気味でゆっくりできなかったし」
ヒナ「えー?地上の混沌とした戦場が恋しくなってきた所なのですが……」
キキ「ふふっ、お姉ちゃんらしいですね〜。では、私もしばらく滞在します〜」
リルル「……みんな、行っちゃうんだね」
レイセオン「はい!大魔女帝国に来られれば、会えますよ!また必ずお会いしましょう!」
リルル「うん!その時は、もっと虫たちを紹介するね!」
レイセオン「ぜひ!」
685 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 22:58:46.32 ID:kIsmqmsUO
エリザベート「……」
アトニス「ん?何してるんだ、お前も降りるんだろ?」
エリザベート「え?ですが、私は──」
テル「ここに残りたいんなら無理には連れていかないけど……」
イーリン「……そうですね、エリザベート様がどうされたいかを、まずは決めるべきだと思います」
エリザベート「私が……どうしたいか……」
テル「うん。フローディアのためとか、誰かに言われたからとかじゃなくてさ」
スタスタ……
ガイ「……すまない、待たせたな」
アインズ「そろそろ出発しよう。みんな、乗ってくれ」
エリザベート「……も」ボソッ
ガイ「?」
エリザベート「……私も、皆様と一緒に地上へ降りますわ!構いませんね!?」
ガイ「あ、ああ……それはいいが、お前は……いいのか?」
エリザベート「ええ。ここに残る理由がない、というわけではありません。ですが……今の私は、ここに留まるよりも、自分の足で次の場所へ向かうべきだと思います」
イーリン「エリザベート様……」
エリザベート「フローディア様に、自分のために生きろと言われました。なら、まずは自分で行き先を選びますわ」
ガイ「……そうか」
フローディア『……さすがに元王族なだけあるわね。』
ガイ「……一先ず、ウォーターポートまで向かう。そこから先は自由にしろ」
エリザベート「……はい。ありがとうございます」
アトニス「早く乗れ。人数制限なんて最初から無視してるが、これ以上長話してたら本当に飛べなくなるぞ」
ジェミニ「そろそろ出発のようじゃな……皆の者、この島を守ってくれたこと、改めて礼を言う。お主らにはまだ重大な使命が残っておるのじゃろう?儂はこの地から応援しておる」
ポーラー「地上到着後の安全を祈願シマス」
ゴライアス「勇ある者たちよ。そなたらの旅路に、堅き守りがあらんことを」
ガイ「……世話になった」
ジェミニ「うむ。また会おう、ガイ殿」
◆
クロシュヴァリエ号「」ゴウン……ゴゴゴ……
クロシュヴァリエ号「」ギュオオオオッ!
◆
686 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:00:15.54 ID:kIsmqmsUO
ー夜
ーークロシュヴァリエ号 船室
書類の束「」ドン!
酒瓶「」コロッ……
ペンを走らせるガイ「」スラスラ……
ペンを走らせるイーリン「」サラサラ……
ペンを走らせるレイセオン「」サラサラサラサラッ!
机に突っ伏したテル「ぐおー……すぴー……」
荷物の上で寝るアトニス「zzz」
ベルトーネ『もうこのままテルちゃんとあの天使みたいに寝ちゃおうよ〜。イーリンちゃんと大声外交官さんなら終わらせてくれるって〜』
ガイ(悪魔の誘惑が事務仕事からの逃避なのはどうなんだ……)
ベルトーネ『怠惰の悪魔だからね〜。むしろ本領発揮だよ〜』
フローディア『私は手伝ってあげたいのだけれど……文字を書く身体がないのが残念ね』
ガイ(……意外だな。そういうのとは縁がないものだと)
フローディア『あら?私、事務処理はそれなりに得意よ。姉さんに封印される前は姉さんの研究を手伝ったこともあるんだから』
ベルトーネ『へ〜……じゃあフローディアちゃんが添削して、ガイくんがひたすら直せばいいんじゃないかな〜?』
ガイ(……余計に疲れそうだ)
イーリン「ガイ様、手が止まっています。おやすみになられますか?」
ガイ「いや、大丈夫だ……少し、考え事をしていた」
レイセオン「報告書は考えれば考えるほど増えますよ!特に今回は、ノーランドの擬似星脈改造、ブラック・エンドゲームの魔王化、フローディアとの融合事案……報告しなきゃいけない事項が山盛りですので!」
ガイ「……気が遠くなるな」
コンコン……
扉を開けるエリザベート「失礼いたしますわ」
湯気の立つ茶器「」ホカホカ……
エリザベート「夜分までお疲れ様です。アインズ様に渡してきたついでに、皆様にもお茶を淹れてきましたの。少しでも気が紛れればと思いまして」
イーリン「ありがとうございます、エリザベート様」
レイセオン「助かります!報告書作成中の水分補給は重要です!」
ガイ「……ありがたい」
エリザベート「テル様は……完全にお休みですわね」
テル「ぐおー……すぴー……」
イーリン「書類を少しだけ書いた後、力尽きました」
レイセオン「途中から文字が蛇行していましたね!」
エリザベート「まあ……お疲れだったのでしょう」
ガイ「酒のせいだと思うがな……いただくぞ」ズズ……
フローディア『……少し蒸らしが浅いけれど、悪くないわ』
ベルトーネ『よくわからないけど美味しいのはたしかだね〜』
エリザベート「お口に合いますか?」
ガイ「……ああ」
エリザベート「よかったですわ」
ガイ(……茶はこんなに美味かったのか。味覚が戻ってから新しい発見が多いな……俺が茶を飲めるようになったのを知ったらサーシャたちはどんな反応をするだろうか……)ズズ……
エリザベート「ところで、ガイ様。その翡翠の賽……今は五つの光が揃っているのですわよね?」
ガイ「ああ」
エリザベート「ふむ……」
ガイ「……何だ?」
エリザベート「いえ、もしそれほど凄いものなら、セイントレア復興にも使えたりしないかと思いまして」
ガイ「……」
イーリン「……」ピタッ
レイセオン「……」ピタッ
687 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:01:30.11 ID:kIsmqmsUO
エリザベート「例えば、王城を直したり、農地を復活させたり……あるいは、王国復興資金として売却を──」
ガイ「本気で言ってるのか?」
エリザベート「もちろん、冗談ですわ!」
レイセオン「世界樹の光を内包した翡翠の賽を売却……外交問題では済みませんね!」
ガイ「そもそも売却先があってたまるか……いや、むしろいくら積んでも欲しい国はあるのか……?」
エリザベート「滅びた国を復興するにはお金も力も必要ですもの。私は今こそ元王族として、現実的な視点を持たねばなりませんわ!」
ガイ「……翡翠の賽は渡さないぞ」
エリザベート「先ほども申し上げましたが、本当に欲しいなどとは思っておりませんわ。フローディア様が命を懸けてまで欲しがったもので、ガイ様がここまで集めてきたものですもの」
ガイ「……」
エリザベート「それに、今の私はまだ王国を復興するなどと大声で言えるほど、何かを持っているわけではありません。ただの元王族で、フローディア様に拾われた者で、今は……」
少し俯くエリザベート「……これからどう生きるか、考え始めたばかりなのですから」
イーリン「エリザベート様……」
エリザベート「……いずれは、セイントレアへ向かうのでしょう?」
ガイ「ああ」
エリザベート「なら、そのときは私も行きます」
ガイ「……危険だぞ」
エリザベート「承知していますわ。ですが、あそこは私の故郷です。たとえ魔都と呼ばれる場所になっていたとしても、見ないまま背を向けることはできません」
エリザベート「王族としてではなく……エリザベート・ロード・セイントレアとして、今の故郷を見ておきたいのです」
ガイ「……そうか」
エリザベート「それに、もし本当に復興を考えるのなら、まずは現実を知らなければなりませんもの。綺麗だった頃のセイントレアだけを思い出していても、何も始まりませんわ」
イーリン「立派なお考えです」
エリザベート「ふふっ、ありがとうございます。もっとも、いざ着いたら泣き叫ぶかもしれませんけれど」
ガイ「泣くのは悪いことじゃない」
エリザベート「……そうですわね」
ガイ「だが、無理はするな」
エリザベート「それはガイ様が一番言われるべき言葉ですわ」
イーリン「同感です」
レイセオン「完全同意です!」
ガイ「……」
エリザベート「ふふっ。では、ガイ様。改めてお願いしますわ」
ガイ「何をだ」
エリザベート「セイントレアへ向かう時は、私も連れて行ってくださいませ。王国のため……というより、私自身のために」
ガイ「……分かった」
エリザベート「ありがとうございます!」ダキッ
柔らかな感触「」ムニッ
ガイ「!」
ベルトーネ『お、役得役得〜』
フローディア『……!エリザベート、ガイから離れなさい!』
ベルトーネ『聞こえてないから無駄だよ〜……さあ、部屋に連れ込んじゃえ〜』
フローディア『そんなこと許さないわ!ていうかベル、変なことを吹き込まないでちょうだい!』
ガイ「はぁ……」
⭐︎エリザベートと話しました。
688 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:03:12.99 ID:kIsmqmsUO
ーークロシュヴァリエ号 甲板
アインズ「……む、まだ寝ていなかったのか、ガイ、レイセオン」
ガイ「ああ……作業がひと段落ついてな。休憩がてら様子を見に来た」
レイセオン「同じくです!操縦を任せっきりにしてしまって申し訳ないです!」
アインズ「なに、気にするな……今のところ問題はない」
風「」ビュオオッ──
レイセオン「ところで、ガイ様。報告書を整理していて、ひとつ大きな問題に気づきました!」
ガイ「問題?」
レイセオン「はい!」
レイセオン「大魔女様へ、今回の件をどうご報告すればよろしいのでしょうか!」
ガイ「……普通に報告すればいいだろう」
レイセオン「では、“ガイ様はラティア・ヘイヴンにて、美人の悪魔と契約し、その上、敵対していたフローディアと命を共有し、あまつさえその従者を連れ帰った”と」
ベルトーネ『美人の悪魔って私のこと〜?なんだか照れちゃうな〜』
ガイ「……」
689 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:03:42.10 ID:kIsmqmsUO
アインズ「……すべて事実なのが、厄介だな」
フローディア『いいじゃない。正確に伝えなさい』
レイセオン「……率直に申し上げますが……ガイ様は、かなり"すけこまし"ですね!」
ガイ「……は?」
アインズ「……」
レイセオン「大魔女様という者がありながら、各地で女性との縁を増やし続けています!」
ガイ「何を根拠に──」
レイセオン「イーリン様やテル様からお話は聞いております!パーティのメンバーに飽き足らず、行く先々で女性を助け、口説き、抱きしめ、数多の女性を泣かせてきたと!」
ガイ「……過剰に盛られている気がするんだが」
アインズ「大体は酔っているときのテルだ。私やイーリンは……いや、やっぱりなんでもない」メソラシ
ベルトーネ『おやぁ?何か隠してるね〜……アインズちゃんも何かされた側だったりするのかな〜?』
ガイ(……ベルトーネ。余計なことを言うな)
フローディア『ふふっ。本当に退屈しない人ね、あなた』
ガイ「……」
レイセオン「何か言われましたね?」
ガイ「気にするな」
レイセオン「気にします!現在のガイ様には、外部同行者だけでなく内側の存在からの意見も発生しているのです!この点はとても重要です!」
ガイ「どこがだ!?」
レイセオン「トゥルーエンド様の心労に関わります!」
ガイ「……それは」
レイセオン「自覚はあるのですね!?」
ガイ「……多少は」
レイセオン「ですが、ガイ様。これは冗談だけでは済まない話でもあります……大魔女様は、自分を大魔女としてではなく、一個人として見てくれたあなたのことを大切にしておられます」
ガイ「……」
レイセオン「だからこそ、提案させていただきたいのですが……今回の件は隠さず、正直に話すべきかと!」
ガイ「……ああ。隠すつもりはない。フローディアのことも、エリザベートのことも、ベルトーネのことも……話すべきことは話す」
アインズ「フッ……しかし、大魔女に報告するなら、覚悟はしておいた方がいいかもしれんぞ?」
ガイ「何の覚悟を?」
レイセオン「叱られる覚悟ですね!」
ガイ「……」
ベルトーネ『怒られるガイくん、ちょっと見たいかも〜』
フローディア『私も興味があるわ。あの子があなたをどう叱るのか』
顔に手を当てるガイ「……頭が痛い……」
⭐︎レイセオンと話しました。
690 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:04:36.76 ID:kIsmqmsUO
白い花弁「」フワッ……
ガイ「……!」
ベルトーネ『神気……あの人だね〜』
ホーリー「……こんばんは。代行者に、龍神の末裔よ」
アインズ「……?」
レイセオン「ホーリー様……!」
ガイ「……ホーリー・ハンドレッド」
アインズ「……また、随分と唐突に現れるのだな」
レイセオン「転移反応がありませんでした!前回もそうでしたが、その移動方法は一体どういう原理なのですか!?」
ホーリー「花が散るようなものです」
レイセオン「説明になっていません!」
ホーリー「再現性のない説明に価値はありません。ですから、雰囲気だけお伝えしました」
レイセオン「雰囲気だけで済ませないでください!」
ガイ「何の用だ」
ホーリー「用、というほどのものではありません。少しだけ、今のあなたを見に来ました」
ガイ「俺を?」
ホーリー「はい。複数の魂が入り混じり、変質を果たしても尚、自我を保っているのは珍しいので」
ベルトーネ『あ、私たちのことだね〜』
フローディア『……なんだか、すごく見られている気がするわ』
ガイ「俺を見に来たと言ったな。何を確認したかった」
ホーリー「あなたが、あなたのままでいるかどうか」
ガイ「……」
ホーリー「代償の刃を使った時点で、あなたはかなり変質していました。ですが、今は悪魔と繋がり、不死鳥と混ざり、あなたの輪郭は以前より曖昧になっています」
ホーリー「変わること自体は悪ではありません。人は生きているだけで変わっていきます。ですが、自分の核まで手放してしまえば、それは成長ではなく、別の存在への置換です」
ホーリー「なので、警告です。あなたがあなたでなくなれば、あなたにしか果たせない役目は果たせなくなります。変わることを恐れないでください」
ガイ「……」
ホーリー「ですが、変わりすぎることには気をつけてください。あなたがあなたであること。それは、あなた一人のためだけではありませんので──」
白い花弁「」フワッ……
風に吹かれる白い花弁「」ビュオオオ──
レイセオン「……消えました!相変わらず、現れては重要そうなことだけを残していきますね……」
アインズ「ふむ……全てを鵜呑みにはしないが、一部は共感できる部分もあった……念のため、今の言葉は覚えておこう」
ガイ「ああ……」
⭐︎ホーリーと話しました。
691 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:06:00.60 ID:kIsmqmsUO
ー 数日後
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
ガイ「……」
アインズ「サーシャたちは、まだ依頼から帰ってきていないようだな……会うのが怖いか?」
ガイ「……少しだけな」
アインズ「フッ……私の記憶も戻ったんだ。ならばきっと、サーシャたちも記憶を取り戻した筈だ……何も恐れる必要はない」
ガイ「ああ……」
フローディア『あら、怖いなら手を握っててあげましょうか?』
ベルトーネ『物理的に繋げないでしょ〜』
フローディア『もう……気分の問題よ!』
ガイ(……喧嘩しないでくれよ、二人とも……)
ドア「」バァンッ
息を切らしたサーシャ「ハァッ……ハァッ……!」
ガイ「──サーシャ」
タッタッタッ……
ガバッ!
サーシャに抱きつかれるガイ「うおおおおおっ!?」
サーシャ「ガイ……ガイ……!ごめんね……!私、私っ……!うわああああああん!!!ガイ〜〜〜!!!」ブワッ!!!
ガイ「……記憶が戻ったみたいだな」
サーシャ「うん……!」ズビ……
ザワザワ……
「おい、泣いてるぞ」
「英雄の帰還ってやつか?」
「いや、あれは修羅場だろ」
スタスタ……
リーゼリット「……ガイ……久しぶり、で会ってるかな?」
ガイ「リーゼ……」
ギュッ
リーゼリット「……ただいま。そして、お帰り」
ガイ「……ああ」
サーシャ「ふふっ……なんか、本当のパーティが帰ってきた気がするね……!」ズビビッ……
アインズ「フッ……サーシャ、みっともない顔になってるぞ?」
サーシャ「なっ……しょ、しょうがないでしょ!ガイ達がいなくなる前に、あんな別れ方をしちゃったんだし!」ゴシゴシ
ガイ「……」
サーシャ「……ガイ?」
ガイ「いや……本当に、戻ったんだなと思ってな」
サーシャ「……うん。戻ったよ。ガイのこと、ちゃんと思い出した」
リーゼリット「抜け落ちていた部分が、急に繋がった感じがしてね。旅のことも、戦いのことも……アンタがいた場面だけ、ずっと穴が空いていたみたいで」
サーシャ「思い出した瞬間、なんで忘れてたのか分からなくなって……怖くなって……ガイたちが帰ってきてるって知ってたら、もっと速くに帰ってこれたんだけど……」
リーゼリット「聞いてよ、ガイ、アインズ。サーシャったら、ウォーターポートについてガイが帰って来たってわかった途端──」ニヤニヤ
サーシャ「リーゼ!余計なことは言わないでよ!」
アインズ「ほう、気になる話だな?私達も土産話が沢山ある……泣き顔と逃げ足の話も含めて、奥でゆっくり聞かせてもらおうか」
ガイ「……そうだな」
◆
692 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:06:44.35 ID:kIsmqmsUO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋
ガイ(その後、ラティア・ヘイヴンで起きた出来事を共有し、サーシャ達の話を聞いた。俺たちがいなかった間はフォレスティナや魔族国を拠点にして依頼をこなしていたらしい)
ガイ(代償の刃と、フローディアとベルトーネの件に、エリザベートのことを話したら二人にすごく複雑な顔をされた。まあ、元々の目的が相反するような敵を仲間にしたと言えば、受け入れられないのが普通だろう……ルーはこのことをどう思っているんだろうか……)
ガイ(……ひとまず、仲間との再会と情報共有は済んだ。残滓の光を全て集めた今、次の目的は……暗黒館としては、世界めくれを止めることが目的になる。クロシュからの頼み事でもあるし、俺としても世界めくれは止めたい。だが、引っかかるのは……)
翡翠の賽「」キラッ……
ガイ(……俺が翡翠の賽の本来の持ち主ではないということだ。正規の持ち主ではない俺には、星の力の全てを扱うことはできない。本当に世界めくれを止めることができるのか……?)
ベルトーネ『正しい持ち主探し、だね〜』
ガイ(……ああ)
フローディア『その賽は、あなたに力を貸している。でも、あなたを主として認めきっているわけではない……そんな感じがするわね』
ガイ(分かるのか?)
フローディア『感覚の話よ。力が“馴染んでいない”ことくらいは分かるわ』
ベルトーネ『五つ揃っても沈黙してるなら、足りないのは光じゃなくて、使う人の方ってことかな〜』
ガイ(……聖女)
フローディア『本来の所有者ね』
ガイ(ああ。翡翠の賽を正しく扱える者がいるとすれば、おそらく聖女だ)
ベルトーネ『でも、その聖女がどこにいるか分からないんでしょ〜?』
ガイ(分からない。だが、クロシュなら何か知っているかもしれない。あいつは聖女とも、翡翠の賽とも関わりがあるはずだ)
ベルトーネ『つまり、次は聖女ちゃん探しか、クロシュちゃん探しか……どっちにしても面倒そうだね〜』
ガイ(面倒でもやるしかない)
フローディア『ふふっ。あなたらしい答えね』
ガイ(……)
翡翠の賽「」キラ……
ガイ(ホーリー・ハンドレッドは言っていた。俺は世界を救う者ではなく、この賽を正しき者のところへ導く者だと)
ガイ(なら、俺の役目は……光を集めて終わりじゃない)
ガイ(これを、正しい持ち主へ届けること……)
ベルトーネ『それが本当に正しいかどうかは、まだ分からないけどね〜』
フローディア『正しさなんて、見る場所が変われば簡単に変わるもの。大切なのは、あなたが何を選ぶかじゃない?』
ガイ(俺が、選ぶ……?)
フローディア『ええ。そして、その上で決めればいいわ。賽を渡すのか、自分で使うのか、それともまた別の道を探すのか』
ベルトーネ『まあ、どう転んでも面白そうなことになりそうだし、全てガイくんに委ねま〜す』
ガイ(……目が冴えてきたな。下で何か飲んでこよう……)
◆
693 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:07:51.51 ID:kIsmqmsUO
ーー暗黒館1F 酒場
アトニス「お、珍しいな、ガイ。夜更かしは肌に悪いぞ?」モグモグ
ガイ「……お前こそ、夜の間食は美容によくない気がするんだが」
アトニス「ふふん、ボクの美貌はこの程度じゃ損なわれないんだ!それに見ろよ、このプリンを!こんな艶やかで幸福そうな物が身体に悪いわけないだろ!」
暗黒館名物プリンアラモード「」プルンッ
バーテンダー「」フキフキ
カードで遊ぶイーリン「その、お言葉ですがアトニス様。深夜に糖分を摂りすぎるのは、あまり推奨できないかと……」
カードで遊ぶテル「そうだそうだー!……って、また負け!?イーリンさん、強すぎるよ〜……」ゴクゴク
イーリン「ふふっ、まだ続けますか?」
テル「ぷはっ!まだまだ!もう一戦!」
ガイ「……」
ガイの耳に息を吹きかけるアモ「」フー
ガイ「!」ビクッ
アモ「ふふっ……元気だった、ガイ?」
ガイ「アモ……」
アモ「久しぶり、ちゃんと思い出したよ……あのときは、ごめんね?」
ガイ「いや、いいんだ……思い出してくれて、ありがとう」
アモ「ふふっ……それじゃあ、再会の記念に乾杯しよ?」スッ
ガイ「酒じゃないが……」
グラス「」キンッ
ガイ「ところで、イーリンとテルは何をしているんだ?」
アモ「アレはね、負けた方が強い酒を一気飲みするゲームだよ。ちなみに、テルさんが今のところ連敗中かな。ガイもやる?」
ガイ「……やめておく」
アトニス「懸命な判断だな」
テル「ガイくーん!アモちゃんばっかり構ってないで、こっちも構ってよー!」
イーリン「テル様、勝負中です。手元を見てください」
アモ「!」ニヤリ
アモ「ねぇ……ガイ♡」ススス……
ガイ「……ア、アモ……?」
イーリンに見せつけるように足を絡ませるアモ「せっかく久しぶりに会ったんだし、今日はこのまま一緒に過ごさない?」スリスリ……
ベルトーネ『なんだかやらしい雰囲気だね〜』
フローディア『ちょっと、何をする気なの……
?///』
ベルトーネ『はいはい、私達は邪魔しないでしばらく黙ってようね〜』
ガイの太ももを撫でるアモ「ふふっ……」スリスリ……
ガイ「……近いぞ」
アモ「嫌?」
ガイ「……そういうわけじゃないが……」
アモ「じゃあ、もう少しだけこのままでもいいよね?♡」チラッ
イーリン「……」
テル「イーリンさん、手、止まってるよ?」
イーリン「……失礼しました」
カード「」スッ……
テル「……ふふん、今回はいける気がする!」
イーリン「では、勝負です」
テル「勝負!」
694 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:08:24.67 ID:kIsmqmsUO
カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ
テル「やった!勝ち!」
イーリン「……負けましたか」
テル「はい、一気飲み!」
イーリン「……いただきます」ゴクッ……ゴクッ……ゴクゴク……
テル「よしよし!流れが来てる!」
アトニス「さっきまで連敗してたのにな」
テル「今から巻き返すの!アトニスちゃんはそこで応援しててー!ガイくんとアモちゃんもそのイチャイチャ姿勢のまま応援よろしくー!」
イーリン「……次、お願いします」
テル「お、イーリンさんもやる気だね!」
カードを配るテル「」サッサッ……
イーリン「……」
ガイの肩に頬を寄せるアモ「ん……ちゃんといるね」スリ……
ガイ「……」
イーリン「……」チラッ……
テル「イーリンさん?カード、選ばないの?」
イーリン「……選んでいます」
カード「」スッ……
テル「じゃあ、勝負!」
カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ
テル「あ、また勝った!はい、もう一杯!」
イーリン「……飲みます」
ガイ「イーリン、無理はするな」
イーリン「無理などしておりません」ゴク……ゴク……ゴク……
イーリン「……ふぅ」
アモ(もうそろそろかな……?)
イーリン「……アモ。少し、距離が近すぎるんじゃない?」
アモ「えー?何のー?」
イーリン「……それは……その……」
テル「あ、イーリンさん、また止まったー!」
イーリン「……止まっていません」
カード「」スッ……
テル「勝負!」
カードを出すテル「」パシッ
カードを出すイーリン「」パシッ
テル「三連勝!?さっきまでの連敗はこの伏線だったかー!!!」
イーリン「……また、負け……っ」ゴク……ゴク……
695 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:09:08.64 ID:kIsmqmsUO
イーリン「……ふぅ……」
アモ(あの顔……イーリンさん、出来上がったみたい)
アトニス「いい飲みっぷりだな……さて、そろそろボクは寝るとしよう!歯磨きもしなきゃな!」ソソクサ
バーテンダー「……追加の水を用意してきます」ソソクサ
イーリン「……ガイ。こっち来て」
アモ「ふふっ、ガイ。呼ばれてるよ?」
ガイ(あの状態のイーリンに近づけと?)チラッ
アモ「」ニコニコ
ガイ(助ける気はないらしい……)
ガイ「……イーリン、水を飲んだ方が──」
イーリン「こっち」ゴゴゴ
ガイ「はい」スタスタ
アモ「あーあ、イーリンさんにとられちゃった」
ガシッ グイッ
イーリンに膝枕されるガイ「???」
テル「特等席だー、羨ましいなぁガイくーん♪」ゴグゴク
ガイ(他人事だと思って……!)
イーリン「なんか……アモとあんなに密着してるのを見せつけられるの……嫌だったから」
ガイ「……イーリン?」
イーリン「今はしばらく……私から離れるな」
ガイ「しかしだな……」
イーリン「あ?」
ガイ「はい。離れません」
テル「愛の告白ってやつ〜?サーシャちゃん、リーゼちゃんにアインズさんにアモちゃん……ライバルが増えてきたなぁ、私も負けてられないかも……」ゴクゴク
アモ「ふふっ……まだまだ夜はこれからだよ?♡」
ガイ(……降りてきたのは失敗だったか?)
◆
696 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/07(火) 23:10:45.79 ID:kIsmqmsUO
ー 翌朝
ドルク「ふぁぁ……よく寝たぜ……ってんん!?」
衣服が乱れたイーリン「」zzz
衣服が乱れたテル「ぐおー……すぴー……」
衣服が乱れたアモ「」スヤスヤ
床に横たわった上裸ガイ「……ドルクか。いい朝だな……」ボロッ……
ドルク「お、おお……おはよう。なんていうか……大変そうだな。とりあえず、水飲むか?」
ガイ「頼む……何があったかは聞かないでくれ……」
ドルク「おう……お嬢さん方を運ぶためにリンとか呼んでくるな……」スタスタ……
ガイ(……今日は何をしようか……)
◆現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1~3
⭐︎現在、暗黒館にいるキャラ
アモ、イーリン、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、ドルク、リン、エリザベート
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/07(火) 23:35:06.24 ID:XWKM2yiH0
ガイサーシャリーゼアインズ、またお忍びできたフラナ様にみっちりしごかれる
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/07(火) 23:35:10.48 ID:XQWObzifo
早速大魔女に叱られるを飛び越えて泣かれる浮気者
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/07(火) 23:39:29.25 ID:mEcejcGWO
飛空艇に興味津々なミチルを乗せてみる
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 09:35:07.95 ID:JovviDp1o
ガイとイチャイチャする人はもれなく中の2人に覗かれる悲運
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 12:00:31.28 ID:fu/6mslX0
しばらくウォーターポートで過ごす感じかな?
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 16:31:15.90 ID:kRtFNC8TO
これガイとイチャイチャ(意味深)したら中の2人結構気まずいと思う。
703 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:26:20.24 ID:PjjoA3qEO
>>700
>>702
二人はそういった空気も楽しんで見ているようですが、空気は読むのでそういった場面でも大丈夫かもしれません。ただ、覗かれるというのは避けようがないのですが。
>>701
しばらくウォーターポートで過ごすことになります。遠出はできませんが、しばらくしたら動きがあるはずです。
704 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:26:51.03 ID:PjjoA3qEO
ーーウォーターポート レストラン
ワイワイガヤガヤ
スキュラ店員「お待たせしましたー!お熱いので、お食べになるときはお気をつけてくださいねー!」ニュルニュル
タコ足の丸焼き「」ドン!
シーフードパスタ「」ドン!
エビ入りピザ「」ドン!
サーシャ「わぁぁ……!」キラキラ
アインズ「やはり、港町といえばこれだな……!」ジュルリ
リーゼリット「だいぶ奮発したね……ガイ、アンタ本当に味覚が戻ったんだよね?今日の朝なんか死んだ顔で船旅ビスケットを食べてたけど」
ガイ「あれは色々あったからだ……むしろ以前より味を感じられる。そういった意味では一度、味覚を無くしてよかったのかもしれない」
サーシャ「……そんな言い方、しないで。ガイがどれだけ苦しんでたか知ってるから」
ガイ「……すまない」
アインズ「フッ……サーシャには頭が上がらないか」
リーゼリット「ふふっ……そうそう、"アンタ"たちの声は聞こえないけど、ガイを危ない目に合わせたら容赦しないからね?とくにフローディア」ジト
ベルトーネ『フローディア、言われてるよ〜?』
フローディア『あら、そんなことする訳ないのに……ガイ、私はあなたを守っているのだと説明してあげて?』
ガイ「……本人にその気はないそうだ。それより、せっかくの料理が冷める前に食べるぞ」
アインズ「うむ、腹が減って仕方がない……いただくとしよう」
リーゼリット「はいはい、それじゃあピザ切り分けるね……」
シーフードパスタを食べるガイ「」モグ……
ガイ(……味付けはシンプルで特徴はない。だが、それが新鮮な具材の味を引き立てて、旨みを引き出している……!美味い、美味いぞ……!)モグモグ
ガイを見つめるサーシャ「」ニコニコ
ガイ「んぐ……どうした、サーシャ?」
サーシャ「ううん……その顔、もうしてくれないんじゃないかなって思ってたけど……また、見れたから」
ガイ「……照れるから、あまり見ないでくれ」モグ……
サーシャ「ふふっ……」
リーゼリット「お熱いねぇ……アインズ、はいこれ」スッ
アインズ「ありがとう、リーゼ……ん〜、久々の魚介って美味しいなぁ〜……ハッ!」
リーゼリット「」ニヤニヤ
サーシャ「」ニコニコ
ガイ「フッ……」
アインズ「なっ、み、みるな!!!///今のは忘れてくれ!!!///」
◆
705 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:27:29.60 ID:PjjoA3qEO
リーゼリット「結構食べすぎちゃったかも……」
アインズ「たが……満足だ……」
ガイ「美味かったな」
サーシャ「んー……まだいけるけど、もうデザートにしちゃおうかな?」
ベルトーネ『えっ……あの子、結構食べてたよね……まだいけるの?』
ガイ(……俺はサーシャが本当に満腹になったところを見たことがない)
フローディア『あの身体のどこにそれだけ入るのかしら……』
フードを被ったフラナ「──気持ちのいい食べっぷりだったわね。あなたも、ずいぶん明るくなったみたいじゃない?」
ガイ「!」
口元に手を当てるサーシャ「あっ、フラナさ──!フードを被ってるってことは……」バッ
リーゼリット「……またお忍びで来たんですか?」
フラナ「ええ。といっても、今回はサボりに来た訳じゃなくて仕事で来たんだけど……しばらくぶりね。サーシャ、リーゼリット」
アインズ「……只者ではないな。何者だ?」
サーシャ「アインズ、この人は魔族国の──」ゴニョゴニョ
アインズ「……なるほど。先ほどの態度はすまなかった。非礼を詫びさせてくれ」ペコリ
フラナ「気にしてないわ……それより、クーから聞いた?近いうちに幹部を集めて重要な会議をするって言ってたわよ」
ガイ「いいえ……俺たちが帰ってきてからまだ会えてなくて」
フラナ「あら、そうなの……伝言でも残しておけばよかったのに。よほど慌ててたのかしらね?」
リーゼリット「フラナさん、もしかしてその会議絡みで……?」
フラナ「そういうこと。早めに来て観光してたんだけど……ちょうどいいところであなた達を見かけたから、声をかけさせてもらったの」
サーシャ「ええと……その言い方だと、何か理由があるんですよね……?」
フラナ「ええ……あなた達が次の場所へ行けるかどうか、見定めさせてもらうわ」
◆
706 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:28:20.86 ID:PjjoA3qEO
ーーウォーターポート 港
フラナ「──準備ができたらいつでもいいわよ。手加減なしでかかってきなさい?」
アインズ「フッ……まさかいきなり手合わせとはな」
サーシャ「こんなことになるなんて……」
リーゼリット「四人での協力は久しぶりだね……!みんな、息を合わせていくよ!」
ガイ「ああ……!」
フローディア『相手は吸血鬼……ガイ、知っていると思うけど、由緒正しきヴァンパイアハンターの一族は時間魔法を使っていたらしいわ。あなたなら吸血鬼相手には相性がいいんじゃないかしら?』
ガイ(……初耳だが)
ベルトーネ『まあ、世界樹の光が全て揃った今、すごく強い人とか襲いかかってくるかもしれないし、腕試しには丁度いいんじゃないかな〜』
ガイ(……この万全の状態でどこまでやれるかは知っておく必要があるか。サーシャたちも配置につき始めている。俺も動こう)シュンッ
魔力矢「」ヒュンヒュンヒュン……
跳躍するアインズ「ハァッ!!!」ドッ!!!
フラナ「合図無しに同時攻撃をしかけられる程度には、連携がとれているみたいね?」スッ
生成される魔血の槍「」クルンッ
弾かれる
竜角の槍「」ギィンッ!
魔血の槍「」ギィンッ!
フラナ「っ……!やっぱり竜は馬鹿力ね……!」ギリギリ
アインズ「フッ、手加減してやってもいいぞ?」ギリギリ
フラナ「冗談、言わないでちょうだい!」バッ
アインズに向かうコウモリの幻影「」バササッ!
アインズ「!」サッ
魔力弾「」ジュッ!
魔力矢「」ヒュンッ
魔力弾を受けて消えるコウモリの幻影「」シュウン──
フラナ「すかさず援護……やるわね、二人と──」
ガイ「」シュンッ
短剣「」ブンッ
少し斬られたフラナ「!」ピッ
連続で斬りつけるガイ「はっ!」
二本の短剣「」ズババババ!
フラナ「全ては防ぎきれないわね……!」ピッ!
魔血の槍「」カンカンカンカン!
フラナ「……?」クラッ
フラナ「斬られた側から力が抜けてく……?何かしらの魔力は感じたけど……弱体化させる魔法のエンチャントかしら……?」フラフラ……
ベルトーネ『正確にはちょっと違うんだけどね〜。私の力で少し怠けてもらったよ〜』
フローディア『こういう使い方もできるのね……やるじゃない、ベルトーネ』
ベルトーネ『ふふ〜。見直した〜?』
ガイ「……これでもまだ、力は示せていないか?」スタッ
707 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:28:46.45 ID:PjjoA3qEO
フラナ「……ええ……十分よ。ここで終わりにしましょうか」
アインズ「……何?まだ、あなたなら戦えるはずだろう?」
フラナ「私相手にここまでやれるなら、あの場所でも通用する……これ以上やったら、どっちかが本当に死んじゃうわ」
地面に座るサーシャ「ふぅ……終わってよかった〜」ストンッ
リーゼリット「お疲れ様。ガイもアインズも、腕は鈍ってないみたいだね」
アインズ「フッ、リーゼとサーシャも腕を上げたな。安心して背中を任せられる」
ガイ「ああ、そうだな……」
スタスタ
ガイの肩を掴むフラナ「お疲れ様、みんな……ガイ、ちょっと失礼するわね」スッ
ガイ「?」
ガイの首筋に噛み付くフラナ「ん」カプッ
サーシャ「!!!」
リーゼリット「あー!?」
アインズ「む……」
ガイ「フ、フラナさん!?」
ガイの血を吸うフラナ「ん……あなた、ずいぶんいい味するのね……///」チュー……チュー……
サーシャ「フ、フラナさん!?な、何してるんですか!?」ガバッ
フラナにしがみつくサーシャ「は、離れてください!ガイから離れてくださーい!」ググッ
フラナ「んー……も、もう少しだけ……!」ググッ
リーゼリット「もう少しじゃないですよ!?アインズ、そっち持って!」ガシッ
アインズ「ああ……!」ガシッ
フラナ「ちょ、ちょっと!分かったわよ!離れるから引っ張らないでちょうだい!」ズルズル
サーシャ「今すぐですー!!」グイグイ
ガイ「……」
ベルトーネ『人気者だね〜、ガイくん』
ガイ(……そういう話なのか、これ)
フローディア『違うと思うわ』
⭐︎フラナと手合わせしました。
708 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:29:17.36 ID:PjjoA3qEO
ーークロシュヴァリエ号 停泊場
首をさするガイ「……なんだか疲れたな……」サスサス
フローディア『あら、血を吸われてたとき心なしか気持ちよさそうにしてなかった?』
ガイ(そんなわけないだろ)
フローディア(冗談よ……あら、飛空挺は港に他の船と同じように停めてあるのね……誰か乗っているみたいだけど、知り合い?)
ガイ「……何?」
◆
ーークロシュヴァリエ号甲板
ニナ「ふむ……アインズから報告はもらったが、まだまだ改良の余地はあるな……」
ミチル「本当にこの大きさの物が空を飛ぶなんて考えられないよ……!海の上とは違った面白さがありそうだね……!」キラキラ
ガイ「……ニナに、ミチルさん?」
ミチル「やあ、ガイさん。お邪魔してるよ」
ニナ「おお!ガイじゃないか。オノゴロ以来だな!飛空挺はどうだった?」
ガイ「おかげで目的は果たせた……なぜウォーターポートに?オノゴロでの事業はどうした?」
ニナ「それはだな……これを見てくれ」ガサゴソ
文字が沢山書かれた紙「」バンッ!
ガイ「……飛空戦力整備計画?これは一体……」
ニナ「ククッ、お前たちがラティア・ヘイヴンに行っている間にな、オノゴロでは飛空挺で構成された部隊を作る話が一気に進んだんだ」
ガイ「飛空挺の部隊……」
ニナ「海軍が海を守るなら、今度は空を守る連中も必要だろう?……まあ、正式な呼び名はまだ少し揉めているみたいだがな」
ガイ「それで、ニナはその計画に?」
ニナ「ああ。クロシュヴァリエ号を基にした飛空挺の開発責任者の一人として正式に雇われた。今じゃオノゴロ正規の技術官様だよ」
ニナ「ククッ……もっとも、同じ物をそのまま量産する気はないぞ。クロシュヴァリエ号は探索と長距離航行を想定して作った船だ。軍用ならもっと小さく、速く、役割ごとに分けた方がいい」
ガイ「役割ごと?」
ニナ「ああ。偵察用、輸送用、迎撃用……全部一隻でやろうとすると無駄が多い。万能なんて存在しないからな」
ガイ「だが、軍に採用されるということは、人を傷つけて命を奪うために使われる可能性が高い……よく引き受けたな」
ニナ「ククッ……私だって少しは悩んださ。だが、今じゃ食わせなきゃいけない奴等ができた。そいつらのことを考えたら、仕事を選り好みしている場合でもなくてな」
ガイ「そうか……ミチル船長はどうしてここに?」
ミチル「私はニナさんに頼まれてね。飛空挺を“船”として見てほしいと言われたのさ」
ニナ「機械として空を飛ばすことはできる。だが、何隻もの飛空挺を長期間運用するとなれば話は別だ。乗員の交代、物資の積み方、航路の決め方、緊急時の指揮……その辺りは技術者よりも船乗りの方が詳しい」
ミチル「海と空じゃ違うところも多いだろうけど、船を動かす以上、共通する部分はあるからね」
ニナ「そういうことだ。せっかくウォーターポートに来たんだ。クロシュヴァリエ号の点検ついでに、空軍の運用についても意見を聞かせてもらっている」
ミチル「ふふ……まさか豪華客船の船長をしていて、空を飛ぶ船団の相談を受ける日が来るとは思わなかったよ」
ガイ「……楽しそうですね」
ミチル「分かるかい?」
ガイ「かなり」
ニナ「ククッ、さっきからずっとこの調子だ。飛空挺の話を始めると質問が止まらん」
ミチル「仕方ないだろう?海の上には何年もいるけど、空の航路は初めてなんだから!」
フローディア『……随分と気が合っているみたいね』
ベルトーネ『乗り物大好きお姉さん同盟だね〜』
⭐︎ミチル達と話しました。
709 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:30:33.29 ID:PjjoA3qEO
ー 夜
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋
ガイ「さて……今日はもう寝るとするか……」
窓「」コンコン
ガイ「……?」チラッ
箒に乗ったトゥルーエンド「」フワフワ……
ガイ「ルー!?」タタッ
フローディア『まあ……』
窓「」ガチャ
トゥルーエンド「──お邪魔するわね、ガイ」スタッ
ガイ「ああ、構わないが……どうしてここへ?」
トゥルーエンド「暗黒館のオーナーから聞いてないの?……まあ、いいわ。こっちに用があったから来たのよ」
ガイ「……」
トゥルーエンド「何よ」
ガイ「いや……会いに来てくれて嬉しいんだ」
トゥルーエンド「……馬鹿。あなたを叱りに来たのよ」
ガイ「うっ……」
スタスタ……ボフッ
ベッドに座るトゥルーエンド「……レイセオンから、報告を受けたわ」
ガイ「……そうか」
トゥルーエンド「悪魔と契約して、フローディアと行動を共にして、一対一で殺し合った」
ガイ「……ああ」
トゥルーエンド「それで」
トゥルーエンド「フローディアを自分の中に入れた。このことに相違はないわね?」
ガイ「……無い」
シーン……
トゥルーエンド「馬鹿なの?」
ガイ「返す言葉がない」
トゥルーエンド「馬鹿なのね?」
ガイ「否定はしない」
トゥルーエンド「どうして毎回毎回毎回!私が見ていないところで、想像の斜め上を行くのよ!!!」
ガイ「お、大きい声は──」
トゥルーエンド「悪魔と契約!?まだ分かるわよ!分かりたくないけど、戦闘中で仲間を助けるためだったんでしょう!?」
ガイ「あ、ああ……」
トゥルーエンド「でもフローディアは何!?」
フローディア『ふふっ、姉さんと違ってかなり可愛いわね』
◆
ガイ「……以上だ」
壁時計「」カチ……カチ……
トゥルーエンド「……分かるわよ」ボソッ
ガイ「何?」
トゥルーエンド「分かるって言ったの!」
トゥルーエンド「フローディアがどうしてそうなったのかも!あなたがどうして殺せなかったのかも!どうして受け入れたのかも……全部、分かるわよ……!」
ガイ「……」
710 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:31:06.16 ID:PjjoA3qEO
トゥルーエンド「だって……私も、同じようなことをされたもの……」
ガイ「ルー……」
トゥルーエンド「私は大魔女様の代わりでいることしかできないと思ってた……それ以外を望んじゃいけないって……それなのに、あなたが勝手に入ってきて……!」
トゥルーエンド「大魔女でも代理でもなくて、私を見て……ルーなんて名前までつけて……!」
トゥルーエンド「……だから、分かるのよ……フローディアがあなたに縋った理由も……あなたが放っておけなかった理由も……」
トゥルーエンド「分かったら……怒れないじゃない……」
声を震わせるトゥルーエンド「……ちゃんと、怒りたかったのに……」ポロッ……
ガイ「……」
トゥルーエンド「レイセオンから聞いた時……すごく腹が立った……馬鹿じゃないのって……!」
トゥルーエンド「箒を飛ばしながら……会ったら絶対に殴ってやるって思ってた……!」
ガイ「……殴ってもいいぞ」
涙を拭うトゥルーエンド「嫌よ……!今、殴ったら……たぶん、私の方が泣くから……!」ゴシゴシ……
トゥルーエンド「……私ね、大魔女帝国があって……私を必要としている人達がいる。だから、あなたにはついて行けない……あなたが危ない場所へ行くたびに……私は報告を待つしかない」
トゥルーエンド「でも、フローディアは違うでしょう?」
フローディア『……』
トゥルーエンド「ずっと一緒にいるんでしょう……?ガイがどこへ行っても。何を見ても。怖がっても。傷ついても……」
トゥルーエンド「……ずるい」
トゥルーエンド「ずるいわよ……私だって、あなたの傍にいたいのにぃ……!」ポロポロ……
ガイ「……」
トゥルーエンド「私があなたを好きになった理由で……別の女まで救わないでよ……」
ガイ「……すまない」
トゥルーエンド「謝らないで……!謝られたら、私があなたに間違ったことをしたって言ってるみたいじゃない……!」
トゥルーエンド「あなたは……間違ってない……たぶん……」
トゥルーエンド「だから……苦しいのよ……!」
トゥルーエンドを抱きしめるガイ「」ギュッ……
トゥルーエンド「……っ」
711 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:31:35.66 ID:PjjoA3qEO
ガイ「……ルー。俺は、お前に会いたかった。ラティア・ヘイヴンでも、何度も思い出した」
トゥルーエンド「……本当に?」
ガイ「ああ」
ガイ「代償の刃を使おうとした時も、お前の言葉を思い出した……だから、使わなかった」
トゥルーエンド「……!」
ガイ「刃はもう砕けた。俺の痛みも、味覚も戻った」
トゥルーエンド「……そう」
ガイ「ああ」
トゥルーエンド「……痛いの?」
ガイ「何が?」
トゥルーエンド「怪我をしたら」
ガイ「ああ。かなり」
トゥルーエンド「ご飯は?」
ガイ「味がする」
トゥルーエンド「……美味しい?」
ガイ「ああ……そうだ、ドルクに美味しい店を教えてもらったんだ。明日、一緒に食べに行こう」
トゥルーエンド「……行く」ギュッ……
ガイ「……ルー?」
トゥルーエンド「……今日は、ここに泊まるから」
ガイ「……仕事は?」
トゥルーエンド「しばらく、何もないわ」
ガイ「そうか」
トゥルーエンド「……何よ。その顔」
ガイ「いや……」
トゥルーエンド「今さら遠慮するつもり?……なら、もう少し強く抱きしめなさい……今は、私だけ見てて……」
ガイ「……ああ」
唇を重ねるガイとトゥルーエンド「」
ベルトーネ『……私達はしばらく静かにしてるから、ごゆっくり〜』
フローディア『ふふっ……今夜は譲ってあげる。私だって、そこまで無粋じゃないもの……』
⭐︎トゥルーエンドがしばらく滞在します。
712 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:32:09.30 ID:PjjoA3qEO
――幕間
ーー魔都セイントレア
赤黒い空「」ゴゴゴゴ……
崩れ落ちた建物「」ガラッ
砕けた大理石の道「」ボロッ……
黒い粘液に覆われた城壁「」ズルル……
◆
――旧商業区・第七避難所付近
荷車「」ガラガラ……
フードを被った子供「お母さん……いつ、新しいお家に着くの……?」
フードを被った女性「もう少しよ。避難所に着けば、きっと何かもらえるから……それまで、もう少し我慢して?」
フードを被った子供「……昨日も、そう言ってた……」
フードを被った女性「……ごめんね……」
バッ
獣人盗賊「止まれ!殺されたくなかったら、その荷車を置いていけ!」スタッ
フードを被った女性「……っ!」
フードを被った子供「お母さん!」
物陰から現れる盗賊たち「へっへっへっ……」ザッ
獣人盗賊「荷車を置け。水も食い物も全部だ」
フードを被った母親「これは避難所に運ぶもので……私たちの物じゃありません……」
獣人盗賊「だから何だ?」
フードを被った女性「これがないと、避難所の人たちが……」
獣人盗賊「知らねえよ。こっちも今日を越せるか分からねえんだ。それに、その荷の量……お前たちがいた場所は壊滅したんだろ?」
フードを被った子供「お母さん……怖い……」ギュッ
フードを被った女性「大丈夫。後ろにいて……」
獣人盗賊「女か……フードを取れ」
フードを被った女性「……」
713 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:32:38.81 ID:PjjoA3qEO
獣人盗賊「聞こえなかったか?」
短剣「」ギランッ
フードを取る女性「……この子だけは、見逃してください……」スッ……
獣人盗賊「……へえ」ニヤリ
盗賊たち「」ニヤニヤ
盗賊たち「」ヒューヒュー
女性「……何ですか」
獣人盗賊「……俺たちは荷車が欲しい。だが、全部奪う以外の話もできる……お前が"協力"してくれるならな?」
女性「っ……わかりました……せめて、この子の見えない所で……」
フードを被った子供「お母さん……何の話してるの?」
獣人盗賊「お嬢ちゃん?俺たち、これからお母さんと"仲良く"してくるからよォ……すこーしだけ待ってて貰えるかな?」
盗賊たち「」ニヤニヤ
女性「……道を通してもらえるように、お願いするだけよ」
フードを被った子供「……お願い?」
女性「そう。お願い……少し、長くお話しなきゃいけないから……ここで、待っててくれる?」
フードを被った子供「……うん」
女性「偉いねぇ……この前、教えたお歌の練習をして待っててね……」ナデナデ
フードを被った子供「歌ってたら、戻ってくる?」
女性「戻ってくるわ……待ってる間、フードは取らないで。誰かに話しかけられても、答えなくていいからね」ナデナデ
フードを被った子供「……うん」
盗賊「話は済んだか?オラ、行くぞ」グイッ
獣人盗賊「さぁ、来な。みんな待ち兼ねてるぜ」
建物の影へ消えていく女性と盗賊たち「」スタスタ……
荷車に座るフードを被った子供「……」ストン
フードを被った子供「……♪〜♪〜♪〜」
◆
714 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:33:29.95 ID:PjjoA3qEO
◆
――魔都セイントレア 旧居住区
逃げる人々「」ワーワー
逃げる男「はぁっ……はぁっ……!」ダダダッ
黒い粘性の生き物たち「」デロデロデロ……
男「来るな……!来るなぁっ!!」
黒い粘性の生き物「」ビチャッ!
転ぶ男「うわっ!?」ズザァッ……
黒い粘液「」デロ……
男「……っ!」
黒い粘液「」ズル……ズル……
男「や、やめろ……!」
黒い粘液「」ドロッ……
男の足「」ズブズブ……
男「ひっ……!?足が……俺の足が……!」
黒い粘液「」モニョ……モニョ……
男「溶け……っ!?嫌だ……!やめろ!俺はまだ死にたくない!!」
男に集まる黒い粘性の生き物たち「」ズルズル……
男「誰か……!誰か助けてくれ!置いていかないでくれ!!!誰か!!!」
黒い粘液「」ズブズブ……
男「やめろ……!」
黒い粘性の生き物たち「」バックン!!
男「──ッ!!」
デロデロ……
黒い粘液の塊「」モニョ……モニョ……ボコッ……
新たな黒い粘性の生き物「アアアアアア……」
魔族女性「いやああああああっ!!」
黒い粘性の生き物たち「」ピタッ
物陰に隠れる魔族女性「……っ!来ないで……お願い……」ガクガク
黒い粘性の生き物たち「」グルンッ
魔族女性「ひっ……!」
黒い粘性の生き物たち「……」
魔族女性「嫌……嫌……!」
黒い粘性の生き物たち「……アアアアアア……」
魔族女性「嫌ああああああああっ!!」
715 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:33:59.84 ID:PjjoA3qEO
星の斬撃「」ズバアアアアンッ!!!!
弾け飛ぶ黒い粘性の生き物たち「」バシャアアアッ!!
魔族女性「……え?」
白髪の青年「……無事か?」スタッ
魔族女性「ゆ、勇者様……!」
白髪の勇者→サイン?「走れるか?」
魔族女性「は、はい……!」
サイン?「大通りは使うな。三番街を抜けて西から回れ」
魔族女性「勇者様は……?」
黒い粘液「」モニョ……モニョ……
サイン?「……行け」
逃げる魔族女性「……っ!」ダッ
黒い粘液「」ボコボコボコッ……
黒い粘性の生き物たち「」ズルッ……ズルズル……
サイン?「……」
星霊の剣「」チャキッ……
◆
716 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:34:34.71 ID:PjjoA3qEO
ーー暗黒館1F 酒場
ワイワイガヤガヤ
リン「やほやほ、ガイさん」
ガイ「リン……暗黒館には慣れたか?」
リン「うん。いい人たちばかりだし、私の魔法を見ても引く人も比較的少ないしね……ん?」スンスン
ガイ「……どうかしたか?」
リン「……ガイさん、香水とかするようになったの?テラヌス・ウルスで流行ってる香水の匂いがするけど」
ガイ「……あ、ああ。たまには、な……」
ガイ(ルーの匂いが移ったのか……?これで誤魔化せるといいんだが……)
リン「ふーん……オシャレとかそういうのには興味なさそうなタイプだと思ってたけど、意外だねー」
ガイ「そうか……?お前も、こういうのには詳しいんだな」
リン「ああ、私は扱ってるモノがモノだから、エチケットとしてねー……それに、いい匂いがするとテンション上がるし」
ガイ「……そういうものか」
◆現在はウォーターポートです。
何をする?
安価下1~3
⭐︎現在、暗黒館にいるキャラ
トゥルーエンド、アモ、イーリン、サーシャ、リーゼリット、アインズ、テル、アトニス、ドルク、リン、エリザベート、フラナ
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 21:36:17.53 ID:LLhLU08m0
パティと商業都市の人形遣い、フラナに棺の件を聞くためにウォーターポートに来たので接待する。
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 21:40:24.39 ID:vY9IaXpXO
イーリンの会議出席者の名簿整理と食事会の食材発注の手伝い
719 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 21:41:14.90 ID:y5UvRpYwO
もうほんとにルーとイチャイチャする
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 21:42:28.70 ID:kDquFS7v0
ホレスと再会
721 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:48:29.07 ID:PjjoA3qEO
早いですが本日の更新は終了します。
また、急になりますが明日の0時から23時59分までセイントレアに登場するキャラを募集したいと思います。
〈魔都セイントレア〉
■概要
かつて中央大陸の南側を支配し、列強と呼ばれたセイントレアの首都。世界めくれの影響によって地上から切り離され、空に浮かぶ閉鎖都市となった。外へ逃げる道はほぼなく、救援も届かない。
かつて白亜の都と呼ばれた街並みは、赤黒い空と瘴気に照らされ、崩落した都市区画と、黒い粘液に覆われた区画とが入り乱れる異界へと変貌した。中でも目を引くのは、かつてのセイントレア王城であり、人々には魔王城と呼ばれ恐れられている。
■産業
農業、漁業、商業、機械工業、芸能、魔法など、多岐に渡る分野が発達していたが、外界との交流が取れなくなり、その大半は崩壊している。かつて王都を支えた豊かな産業基盤は完全に破綻し、現在は備蓄の奪い合い、闇市、略奪、魔法による食料生成によって人々は辛うじて命を繋いでいる。
■情勢
治安は完全に崩壊している。現在のセイントレアには、統一された支配体制は存在しない。薄まりつつあった種族差別は、最悪の形で再燃した。王家に関連する者や原理派の一部は「世界めくれは異種族と異端が招いた災厄」と喧伝し、人間以外の種族に飽き足らず、穏健派信徒や人権派の市民たちをも弾圧対象とし、昼間でさえ殺人や略奪が起こる。それに加えて黒い影の魔物や形状が定まらない黒い粘液の魔物が蔓延り、現在のセイントレア内には確実に安全だと言える場所はない。
そのような状況の中でも、勇者連合という勢力が各地で抗い続けており、避難所の防衛や物資の輸送、負傷者の治療に魔物の討伐等を行い、生存者たちの命を繋いでいる。
722 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/11(土) 21:48:57.59 ID:PjjoA3qEO
テンプレは以下のものでよろしくお願いします。
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/11(土) 21:53:54.47 ID:y5UvRpYwO
乙
王都生きてる人まだいたのね
ネームドもまだ生きてるのかね
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 00:07:08.84 ID:Q1WFQN0W0
【名前】マロニー・ジュピターヴ
【種族】吸血鬼と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】1915歳
【容姿】白髪ロングヘアの少女。ゴスロリ服着用。
【性格】冷静だが戦いになると興奮する。
【魔法】再生魔法(主に傷ついた自らの体を修復するのに使う)が使えるが魔法は好まず手にした巨大な斧で戦う。怪力で俊敏。
【備考】戦いの神を目指し各地を転々としており、現在は混迷を極めるセイントレアに滞在。とはいえ悪事に手を貸すことはなく主に避難所の護衛などをして暮らしている。勇者連合にも協力的。かつてバイオレット家にも喧嘩を売って引き分けたこともあるとかないとかのうわさもある。その肉体は神に近づきつつあるようで、食事をとる必要もほぼないせいか吸血好意を行うことは稀。
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 00:46:49.24 ID:Y2is04vr0
【名前】ベスト・マーモンス
【種族】悪魔
【性別】男
【年齢】700歳
【容姿】黒髪短髪で背が高い。黒いシルクハットと黒いマント、さらに銀のカラスマスクを付けている。大鎌を背負っている。
【性格】紳士的だがかなり狡猾。前に出るより一歩引く性格。
【魔法】・血液魔法(血液を操り攻撃や捕縛に使える。さらに武器やモンスターに変えて操ることも可能。)
・毒魔法(毒液、毒霧、硫酸など操ることができる。)
【備考】最上位たる七大罪の末席、強欲のマモンでベルトーネやベッサラビアとは知り合い(ガイの中に入っているベルトーネの事はすぐに気付けて話し掛けられる)。元々カリスが人手が欲しいと思い召喚した事がきっかけで2人は出会う。最初はカリスの一番の欲望を貰うつもりだったがカリスのお願いで食欲、睡眠欲、性欲をかわりに貰い契約した。ベストは手先が器用で頭が良い所がカリスに気に入り、気付けばカリスの助手兼相棒になった(カリスから銀のカラスマスク貰い今でも付けている)。カリスと一緒にいるうちにカリスの野望に興味を持つ。そしてカリスがいない現在カリスが残した置き土産達を使ってカリスの野望を実現しようと考えている。現在はカリスとの契約が無効になり別人物と契約をかわしている。戦闘技術も高く七大罪の中でも高い方で大鎌と魔法を駆使して戦う。
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 11:53:32.47 ID:3gNimmeoO
【名前】レム=イナリソウメン
【種族】人間とキツネの獣人のハーフ
【性別】女
【年齢】19
【容姿】紫髪ロングの少女、頭にキツネの耳が生えている。ブレザー服の上から白衣を着ている。
【魔法】治癒魔法·光属性魔法·狂暴化魔法(対象の精神を暴走させる)
【性格】真面目だが怒ると見境なく暴れる。
【備考】オノゴロ出身の医者見習い。カグヤの弟子。カグヤがトコナツに出張後は修行の旅に出て、セイントレアに辿り着き、そこの現状を目の当たりにして現地民の治療に当たることにした。カグヤに師事していた時に彼女の新薬の実験台にされており、時折暴走するのはそのせいだと思っている。それでもカグヤの事は医師として尊敬している。
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 13:48:06.74 ID:2gTj8BrBo
【名前】シュヴァイツェル・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】1500
【容姿】金髪の長髪をたなびかせるスーツ姿の似合うクール美人。会社産の多彩な重武装で闘うスタイル。
【性格】とても好奇心と欲望が強い怪物
喋るととても人当たりの良い朗らかな人だが、そこに慈悲や情は存在しない。
【魔法】複製魔法
【備考】
ロスチャイルド・インダストリーの社長を勤めていたエリートロスチャイルドにして天才技術者。基本は本社のあるリテン・ヘイブンで研究や経営をしていたが、偶々王都にやって来ていた時に世界めくれに巻き込まれた。人間でありながら自分の命を複製することで永い時を生きており常にストックを抱えている。ロスチャイルドの思想である完璧な生命を造り上げることにあんまり興味はなく始祖の命令なので従っていたが、世界めくれを気に勝手気儘に活動を開始。自らの夢である異世界への扉を開くことを目的に世界めくれを利用しようとしている。時空間支配系理論を専門にしており、世界めくれ内部の脆弱になった時空間の壁をぶち破り更にその先の異世界に辿り着こうとしている。時魔法と空間魔法の素養が自らにはないので、その才を持った者を捕獲して異世界跳躍装置のコアにしようとしている。世界めくれを更にぶち破れば世界がどうなるか分かってて、異世界を知りたい見たい体験したいというシンプルな欲に突き動かされているだけの俗物。下界のロスチャイルドたちの指導者、母親的存在であったがもう興味をなくしている。他人も命や感情を持つ尊重すべき存在であることをすっかり忘れている。だって当の私がいくらでも複製できる替えが効く存在なんですもの。今の私がダメなら次の私が目的を達成してくれることでしょう。
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2026/07/12(日) 17:25:17.51 ID:BHgrvE+20
【名前】リディア
【種族】(一応?)人間
【性別】女性
【年齢】16歳
【容姿】 元々は白髮白肌の女の子だったが今は黒髪黒肌になっている。
【性格】 気弱で怖がりだが頑張り屋
【魔法】肉体変化、食料・水生成(見た目は黒い泥団子と黒い泥水。味は問題無い。)
【備考】元々は聖ヴァレリオ教会併設の孤児院で暮らしていたが、世界めくれの際に黒い粘液に覆われたが、外見が変わったものの何故か生還し上述の魔法の力を手に入れ、生き残った孤児院や教会の人達や避難民を守る為に戦っている。性格は変わっていないので本当はとても怖いが、皆が死んでしまうのはもっと怖いため頑張っている。
勇者連合とは基本協力関係だが、一部の勇者連合の人からは本物のリディアを殺して乗っとった魔物ではないかと疑われてしまっている。
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 17:35:51.11 ID:vhAKR1Meo
【名前】アルクス・ユスティネス
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】26
【容姿】白色のストレートロングヘアと翠色の瞳を持つ、黒縁の四角眼鏡を掛けた女史。白色のブラウスと青色のロングスカートの上から、白地に金の刺繍で縁取られたマントローブを羽織っている。魔法行使中は髪色が変化する特殊な性質がある(火→赤、水→青、地→橙、風→緑、雷→紫、光→黄、闇→藍)。併用時はメッシュになるが、七属性全てを使う時は極彩色ではなく金色になる。身長164cm。
【性格】属性は秩序・善。純真で穏和、聡明で柔軟。誰に対しても礼儀正しく何事にも真摯に向き合う、明るく優しい優等生タイプ。少し天然で意外と負けず嫌い。滅多に怒らず、間違いを正す時も叱るより諭す言い方を好む。謙遜し過ぎる癖に加えて、身近に超越者達がいた事もあって自己評価が低いが、偉大な先生方から教わってきた事実に裏打ちされた魔法には強い自信を持っている。常に勉学を怠らず、最新の知識と技術を率先して学び、どんな時でも研鑽を忘れない努力家。
【魔法】火・水・地・風・雷・光・闇の七属性を扱う。七つ全てにおいて随一の才能と実力を持ち、基礎も応用も完璧に熟す魔導の天才。複数の属性を同時に使う事も出来るので、技のバリエーションは極めて豊富。他にも数多くの汎用魔法を習得しており、魔法の改良や独自開発も出来るなど、一般的な魔法使い・魔法研究者の極致にあたる。
【備考】異界と化した旧王都で多くの無力な人々と数少ない安全圏を守護するエデンの神童。七色の魔法を巧みに操る虹霓の魔導師。
出身はオリシン王国。七歳の時に類稀な魔法の適性を見出され、エデン魔法学園の招待を受けて転学。真面目な性格も相まってその才能を遺憾無く発揮し、極めて優秀な成績を収めた事で魔法学会からも注目されるなど大いに躍進した。しかし学園卒業を控えた十年前、セイントレア王国首都で開かれた学会の講演に参加していた時に世界めくれが発生。被害に遭った多くの人達を守る為と、大魔女から伝えられた「来たるべき時」の為に、七属性を駆使して編み上げた固有多重障壁"七層結界"で人々と避難所を守り抜いてきた。勇者連合にも参加しており、結界の維持・管理・範囲拡大や独自の伝達魔法を用いた外界連絡、魔法で一部インフラを代替するといった後方支援を主に行っている。
他人の恋愛事情には非常に興味があるが、自分の恋愛には全く関心が無い。立場上は大魔女の弟子の一人だが、実は毎年の長期休暇中に帰郷した時、星見の魔女に頼み込んで教えを受けていた。
好き:魔法の勉強、頼られる事、お昼寝、苺
苦手:自室の片付け、嘘を付く事、描画(絵心無し)
夢:魔導を究めて先生達に恩返しする
大嫌い:途中で諦める事
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 19:24:31.99 ID:9Ibw9qXoO
【名前】ステラ・マーヴェリック
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20
【容姿】黒フードに全身包んだ露出の少ない見た目
【性格】好かれるためにはいくらでも道化を演じます、怖がり
【魔法】空間魔法
【備考】
10歳からこの地獄の環境を生き残ってきて、それに伴い学んだことは強い奴に付き従うこと。自分一人ではこの環境では生きていけないが強者の側にいれば生存は保障される。強者に好かれるために媚び売りばかりこの10年で上手くなった。勇者連合にも過激派にもその他の勢力にも付き従い、ダメそうになったら見捨てて逃げてきた。そうやってどんどん強い相手を志向してきた結果、付き従う相手がどんどんヤバい奴になっていき、流石に怯え始めている。空間魔法で何でも亜空間に収納できるし、ちょっとした距離なら空間移動してくれる便利な付き人。ただひたすら死にたくない。幸せになりたいだけだったのに。
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 20:00:14.59 ID:Qwozn971O
【名前】ガイン・レプリ
【種族】ホムンクルス
【性別】男性
【年齢】稼働してから10年以上経った
【容姿】金髪碧眼。襟足短め。顔はガイとまるで生き写しな程にそっくり。体型は勇者セインに近い。勇者セインが所持している剣に似た剣とガイと同じ魔導拳銃を持っている。
【性格】無骨で無愛想だが冷静沈着。目的の為なら手段を選ばない。
【魔法】(速度魔法/時間魔法/光魔法/心魔法/洗脳魔法/他にも色々使える)
【備考】カリスがガイと勇者セインの戦闘データとDNAを融合して生まれた存在でありカリスの置き土産(ガイに関してはカリスが作った怪物を使ってガイの戦闘データを取ったり、戦闘での血や日常で出た髪、唾液など少しずつ採取した)。戦闘ではガイとセインを合わせた戦闘術ができる。魔法ではガイと同じ魔法を使えて速度魔法や時間の檻なども使えて、もちろんセインの光魔法も扱える(他にも色々扱える)。初めは、カリスが作った勇者セインよりも強い新しい生命を作ろとした際にガイの噂を聞いて「ガイとセインを混ぜたらもっと強い生命が誕生するのでは!」と閃いた事がきっかけ。ちなみに名前の由来は「ガイ+セイン・レプリカ」という意味。やっと成功し当時のクロシュ達と戦わせようとしたが世界めくれが起きてしまい結果的に起動せず。世界めくれ後にガイン自身が目覚めたが自分は誰なのか、何のために産まれたのか分からなかった。その後、自分そっくりのガイの噂や新聞をみて「なぜ自分は何もないのにあいつには色々持っているのか?」その葛藤の故に自分こそ本当の「ガイ」だと答えに辿り着く。翡翠の賽、仲間、友、栄光など全部取り戻すと決意する。ガイの魔法を調べて自分も同じ魔法を扱えるようになった。さらに使えるようになった心魔法と洗脳魔法を使って全てを取り戻し本物の「ガイ」になってみせる。
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 20:57:43.51 ID:PQ9c+T8h0
>>179
の投稿者ですが、差し支えなければこちらを若干修整して再投稿します。
【名前】ジョン・ホワイトフッド(本名:ヨハン・アウスバッハ)
【種族】自称人間(自身の肉体を改造し、ゴーレムに変化する能力を獲得したいわばハーフゴーレム)
【性別】男
【年齢】24
【容姿】人間時:身長190cmの引き締まった体に、白いロングコートを身にまとっている、白髪のショートカットの整った顔立ちの男。
ゴーレム時:無機的な顔に全身黒いボディ。体格は比較的細身で人間に近いが3mを超える巨躯。
【性格】人間時:礼儀正しい紳士的な人柄。しかしその裏ではロスチャイルドの一族に激しい復讐心を抱いている。
ゴーレム時:かろうじて敵味方の区別はつくが、冷酷無比に敵を抹[
ピーーー
]ることのみに行動する文字通りの殺戮マシン。
【魔法】人間時:磁力魔法
ゴーレム時:電磁魔法(地磁気を利用した索敵や高速移動。レールガンの発射など。レールガンには膨大な魔翌力を消費するため1度しか使用できず、発射後は強制手に人間の姿に戻ってしまう)
【備考】この世界では名の知られた冒険者であり錬金術師。暗黒館とも関わりがあり、薬品の取引や情報効果のため度々訪問している。周囲にはセイントレア王国の辺境の没落貴族の生まれだと称しているが、実は幼いころにロスチャイルドの一族に家族を殺され、復讐のために素性を隠して生きてきた(優先度は低いが、テルやレーティア、フェルメールも復讐の対象)。数年前にとある遺跡で古代ドワーフ帝国にまつわるロストテクノロジーの数々を発見し、そこに残されたゴーレムの製法初め数々の優れた技術を解析し我が物とした末、己の肉体を作り変えてしまった。
人間時の武器は魔鉄製のチェーンウィップに各種薬品や爆発物など。
ゴーレム時は腕を銃や剣などに変形させて戦闘を行う。
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 22:00:27.07 ID:QX9w3q/to
【名前】ヴィクトリア・ロード・セイントレア
【種族】人間
【性別】女
【年齢】29
【容姿】最高位の聖職者服に身を包んだ切れ長金髪オッドアイ美人。
【性格】効率と合理性を追求した感情が見えない人間。一人で抱え込みやすい。
【魔法】時間魔法
特に未来視に長けている
【備考】
王族でありながら原理派枢機卿もしていた過激派の一人。効率厨なので原理派・過激派を統制するのが一番効率的と考え所属しているだけで教え的なものに何の興味もない。
最大多数の最大幸福を是としており、人間や魔族、穏健派や過激派などのべつまくなしに最大多数が助かればいいという思想。グランドマスターとの権力闘争をこなしつつ、未来視を使い自分の行動によって辿る末路を見定め最大幸福の未来に皆を導くために行動している。
そのはずだった。最初のうちは犠牲者は少なく秩序も維持できていたが、いつしかその場その場の最適解を選ぶだけでは不十分になってきた。いつのまにか犠牲者は増えていき、秩序は壊れていき、争いは激化していく。10年という歳月は、誰も救助に来てくれない10年は彼女の未来視ごときではもはや修正不可能なほどの地獄を作ってしまっていた。
自分の責任を痛感し、しかしもはやどうすればいいか分からない毎日。どんな未来も最悪の結末しか写さなくなった。それが周囲に悟られないよう一人で抱え込んで毎夜涙を流す日々。穏健派からの怨嗟の声はその通りと頷くしかない。もはや断罪されるほうが救われるかもしれない。誰か助けて。
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 23:34:26.36 ID:69pKDhq7O
【名前】シャドウリード・アルフェリアス
【種族】魔女
【性別】女
【年齢】1300
【容姿】つば広の黒帽子に帝国公式の魔女服を着る黒髪モノクル美人。
【性格】営業スマイル営業トークに長けたOL宣教師。大魔女を愛し世界を愛し年下を愛する。
【魔法】影魔法
影に潜り込んだり、影で突き刺したり、影分身したり、影縛りしたりと影のエキスパート。
【備考】
大魔女帝国特級魔女四天王の一人。大魔女教を広める宣教師の職務についている。挨拶で取り敢えず入信書を配ってくる、今なら特典も付けてくれる。世界中で活動していたが、当の王国での活動は10年できておらず、大魔女の威光を知らしめることができないと悲しんでいたところ、ガイ一行が遂に王国に乗り込むと聞き、無断でガイの影に潜り込み着いていくことにした。
追い詰められた人たちは改宗しやすいという打算と人助けしたいという親切心で王国での布教活動にきた。影空間に膨大な食糧と膨大な入信書を貯えてからやって来てたし、帝国産魔翌力電池でブーストした結果影空間を拡張しまくりシェルターと化している。
男女異種族人型不定形に関わらず年下は可愛がる。ルーのお気に入りでも構わず口説く。不屈のナンパ力と不落の妄想力を誇る。
入信書!特典!ナンパ!
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/12(日) 23:57:46.34 ID:Qwozn971O
>>731
の安価した者ですがすいません一部少し訂正で
「勇者セインが所持している剣に似た剣とガイと同じ魔導拳銃を持っている。」→「ガイと同じ短剣と魔導拳銃を持っている。」
736 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/07/13(月) 00:20:41.94 ID:1nrykuFBO
皆様、応募ありがとうございました。
場所の特性や辻褄を合わせるために、一部のキャラは設定を改変する可能性が高いです。
可能なかぎり、元の良さを残せるようにしたいとは思っています。
>>723
このレスのコンマの数字が多かったら大半は生きていることにします。低かったら……
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/07/13(月) 01:41:39.35 ID:Y52KH5HWo
おつ
高かった!良かった!
それと私の文章の書き方が悪くて語弊が生まれてしまっていると思ったのでお詫びします。異世界の悪魔達の内、序列最上位七体の総称は「七大罪」です。ベルちゃんはその末席(七大罪の中で最下位)という事なのです。
もし意図的なものならこの件は流してくだされ…
771.16 KB
Speed:6.7
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
スポンサードリンク
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)