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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 III
- 581 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:45:11.17 ID:mEklYV5+O
- ◆25【劣勢】
ヒナ「ここまですれば、魔王といえど無傷ではいられないはずです!」
終焉の魔王「ハァ……ハァ……!どうやら、理性を残したまま魔王になる、というのは無理らしいですね……!」
終焉の魔王「……まダ、マダ、足りナイ……!!!」スッ
地面に腕を突き刺す終焉の魔王「」ズンッ……!
光だす終焉の魔王「」キラキラ……
アインズ「あれは……!?」
ベルトーネ『星脈の力を更に吸ってるみたいだね〜……止めないと魔王化が進行しちゃうよ〜』
ガイ「奴は星脈の力を更に取り込む気だ!全力で阻止しろ!」シュンッ
セイラ「ガイさん!!!」
エリザベート「止めるといっても……とにかく殴ればよろしくて!?」タッ
イーリン「攻撃を続けます!」ダッ
ヒナ「いい加減にしてください!」パヒュンッ
ドガガガガガ!ドゴォン!バゴォン!
ドガァン!
傷だらけの終焉の魔王「マダ……マダァ……!!!」
吸われていく擬似星脈の力「」ギュウウウン……
ガイ「うおおおおお!!!」
短剣「」ズババババ!
イーリン「オラオラオラオラァッ!!!」
拳「」ドゴドゴドゴドゴドゴ!
エリザベート「はああああっ!」
蹴り「」シュババババババ!
アインズ「ふっ……!」
槍「」シュビビビッ!
ヒナ「っ!!!」
光の剣「」ヴォンヴォンヴォンッ!
終焉の魔王「……」ニヤリ
ガイ「みんな、離れろ!!!」バッ
アインズ「!!!結界魔法──」フォンッ……
ガイ達の前に立つセイラ「危ない!!!」バッ
カッ──
黒い光柱「」ゴオオオオオオオオッ!!!!
◆
更に姿が変わった終焉の魔王「終焉ヲ……!終焉ヲォォ……!」ゴゴゴゴゴ……
倒れたガイ「ぐっ……!い、痛みが、ある……?」ググッ……
倒れたアインズ「完全には……間に合わなかったか……!」ググッ……
よろめくイーリン「皆様、早く立ち上がらなければ……!敵の攻撃が来ます……!」フラ……
よろめくエリザベート「セイラ様……?セイラ様はどちらに……?」フラッ……
ヒナ「!!!」
終焉の魔王とガイ達の間に立つセイラと大盾「……」
- 582 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:45:54.05 ID:mEklYV5+O
- ガイ「……セイ、ラ……?」
ヒビが入る大盾「」ピシッ……
ベルトーネ『……そんな……』
ピシッ……ピシピシ……
崩れる大盾「」ガラガラ……
イーリン「あ……」
エリザベート「!」
アインズ「セイラ……!」
ヒナ「セイラちゃん!」
崩れた大盾「」シーン……
地面から腕を抜く終焉の魔王「」ボコッ……
終焉の魔王「オワリヘ……ミチビク……」ユラァッ……
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-40痛恨(死亡判定あり)
41-70劣勢
71-00優勢
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 23:46:43.64 ID:WqKya/nlO
- 抑制行動
- 584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/20(土) 23:47:00.21 ID:t3/xeVIh0
- 怠惰の権能
- 585 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/20(土) 23:49:15.77 ID:mEklYV5+O
- >>584を採用します。
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
- 586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 11:56:50.21 ID:iQ4zs1jto
- おつ
刃が壊れたから支払った代償も戻ったのか
という事は仲間達の記憶も…?
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 12:13:30.97 ID:mnubZI/TO
- 乙
「怠惰の権能」の説明で確認なんだけど戦闘時に一回目が劣勢または痛恨を無効化し+30増えて、二回目以降(別の戦闘)から無効化&−20に減るでいいのかな?
- 588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 15:32:26.10 ID:XVYum5I30
- 乙
連戦だった事もあってセイラが壊れてしまった!
- 589 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 20:14:21.43 ID:JuKFKfRJO
- >>586
お気づきになられましたか。
追々、描写していきたいと思います。
>>587
効果としては、どの状況でも使えます。そのとき、劣勢または痛恨の状態だった場合はそれをリセットして拮抗状態に戻します。
そこから使用時のコンマ表の判定に+30の補正を加えて、その判定も劣勢、痛恨、死亡判定だった場合はそれも無効化し、拮抗状態を保ちます。-20の補正は次のターンに加わることになります。
簡単に言うと、拮抗状態の保証と言えるかもしれません。
現在、文章と能力は調整中です(´・ω・`)
意見等あればお気軽にどうぞ。
>>588
どれだけ頑強でも、魔王の攻撃は強力で耐えきれなかったようです。彼女は身を挺して守りたいものを守ってくれました……
- 590 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 20:14:49.48 ID:JuKFKfRJO
- ◆21+30=51【怠惰の権能により、拮抗状態になります】
立ち上がるガイ「……セイラ……!」ググッ……
ガイ達の方へ向かってくる終焉の魔王「」ユラ……
立ち上がるアインズ「くっ……ガイ!切り替えろ、まだ戦いは終わっていない!」
ガイ「っ、ああ……!」
ベルトーネ『まだ心は折れてないみたいだね〜……』
ガイ(ベルトーネ……この状況を打破したい。力を貸してくれ)
ベルトーネ『おっけ〜。それじゃあ、行くよ〜……』
ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する。抗うな、全てを放棄せよ』
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……
終焉の魔王「!?」ガクッ
アインズ「なんだ……?魔力が……吸われているのか!?」クラッ……
膝をつくイーリン「これは、一体……」ガクッ
エリザベート「な、なんだか私……すごく、疲れて来ましたわ……」ヘナヘナ……
ヒナ「悪魔の権能……!ベル……!」フラッ……
ベルトーネ『活力の強制搾取……遍く全てを衰弱させる我が権能……まあ、見ての通り周囲から敵味方関係なく強制的に搾取しちゃうから、誰かと一緒に居たらちょっと使いづらいかもね〜……でも、威力は凄いでしょ?』
ガイ「すまない、みんな……!」
その場にうずくまる終焉の魔王「ヌゥッ……!」ズンッ……
ガイ「せっかく得た勝機だ……!逃すわけにはいかない!」シュンッ
終焉の魔王「!」
シャキンシャキンシャキンッ!!!
切り刻まれる終焉の魔王「」ブシャアッ!!!
ガイ「──はっ!!!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
終焉の魔王「アアアアアア!!!!」バスッバスッ
アインズ「……この程度で、止まるか……!ガイだけに、任せはせん……!」フラッ……
エリザベート「まだまだ、行けますわ……!」
イーリン「ええ……仕切り直しです!」
ヒナ「ベルのやつ……好き勝手しちゃって……私もまだ、やれます……!」
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
※怠惰の権能の反動により-20
【判定】
01-30痛恨(死亡判定あり)
31-60劣勢
61-95優勢
96-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 20:15:35.07 ID:XVYum5I30
- あ
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 20:16:05.54 ID:HLQs/Els0
- 時間の檻
- 593 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 20:29:08.87 ID:JuKFKfRJO
- ◆コンマ下1
偶数 前衛陣
奇数 後衛陣
◆コンマ下2
前衛陣の場合
01-10アインズ
11-15イーリン
16-30エリザベート
31-50ヒナ
51-00死亡無し
後衛陣の場合
01-10テル
11-15アトニス
16-20レイセオン
21-30ジェミニ
31-40ビビアン
41-50リルル
51-60ミーティア
61-65ポーラー
66-00死亡無し
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 20:33:12.67 ID:iQ4zs1jto
- これはまずい
- 595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 21:08:02.60 ID:o6R45FNM0
- あ
- 596 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 21:46:41.49 ID:XZD3Ydl/O
- ◆7-20=-13【痛恨】
終焉の魔王「ガ、アアアアア……!」
ガイ「押している……! このまま──」
終焉の魔王の背後に開く黒い渦「」ズズズ……!
ベルトーネ『逃げる気だ!』
ヒナ「っ、逃がしません!」パヒュンッ
黒い渦に沈む終焉の魔王「」ズブッ……ズズズ……
黒い渦「」シュウン……
エリザベート「消えた……?」
黒く光る転移魔法陣「」フォンッ……
イーリン「この光り方……転移魔法陣を辿っているんですか!?」
ゴライアス「急いで戻らなくては!」
ヒナ「先に行きます!」パヒュンッ
アインズ「まずいな……!全員、私に乗れ!」
ガイ「間に合ってくれ……!」
◆
- 597 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 21:49:08.10 ID:XZD3Ydl/O
- 足元に浮かび上がる黒い転移魔法陣「」フォンッ……
テル「なっ……こっちに!?」
フローディア「転移術式を解析されたのね……!」
黒い転移魔法陣「」ギィィィン……!
リルル「まずいまずいまずい!出てくるよ!」
アトニス「魔法陣から離れろ!嫌な予感がする!」バッ
黒い転移魔法陣から伸びる終焉の魔王の腕「」ズオッ!!!
ビビアン「きゃあっ!?」
ビビアンに伸びる終焉の魔王の腕「」ズズズ……!
ジェミニ「ビビアン!避けろ!」
レイセオン「くっ……転移を──」
前に飛び出すミーティア「間に合わない!」ザッ!
目を瞑るビビアン「ッ!」ギュッ……
- 598 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 21:50:38.86 ID:XZD3Ydl/O
- ミーティアを掴む終焉の魔王の腕「」ガシッ!
ビビアン「……?」パチッ……
掴まれたミーティア「っ……!よかった、捕まったのか私で……!」ギギギギ……
テル「ミーティアさん!?」
リルル「ミーティアちゃん!」
ビビアン「そんな……!離しなさいよ、ミーティアを、離して!」バッ
風「」ビュオオオ──
無傷の終焉の魔王の腕「」ガッシリ
ジェミニ「き、効いておらぬ……!」
ミーティア「みんな下がって……!この術式、まだ生きてる……!レイセオンさん!術式の外縁を切って!」ギギギギ……
レイセオン「で、ですが、あなたが……!」
ミーティア「いいから!!」
ジェミニ「……っ!やってくれ、レイセオン殿!」
レイセオン「……はい!」
レイセオンの杖「」カァンッ!
黒い転移魔法陣から出てくる終焉の魔王「──終ワリヲ……拒ムナ……」ズズズ……
リルル「うわあああ!出て来たぁ!!!」
ミーティア「拒むよ……」
バキッ……!
ヒビが入るミーティア「この国も、みんなも……まだ、終わらせない……!」バキッ……
ポーラー「ミーティアサン……!」
魔法陣を解除するレイセオン「術を切らないと……!急がないと、ミーティア様が……!」
ミーティア「……ああ、けど私はここまでかぁ……ポーラーくん……もう君達の調整は出来なさそうだ」グシャッ……
ポーラー「……!」
ミーティア「先に……ロムリン王に会ってくるよ。どうか君たちは、長く──」ギギギ……
グシャッ……
崩れ落ちる鎧「」ガラガラ……
レイセオン「あ、ああ……!」ペタン……
ジェミニ「レイセオン殿!手を止めてはならん!攻撃を続けろ!」
ドガァン!ズドォン!ギュィィィン!!!
ブブブブブブ!!!
終焉の魔王「終ワリヲ……迎エヨ……!」スッ……
大量の黒い渦「」ズズズ……!
周囲を吸い込み始める大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
◆
- 599 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 21:52:48.61 ID:XZD3Ydl/O
- ーー上空
グライダーを操作するテイル「ま、待って!あれマズいんじゃない!?」
ヴァリエール「でも私たちが行ってどうにかできるの、アレ!?」
テイル「ヒナ……!」グッ……
ラティア・ヘイヴンへ近づいていくテイル「」グォォォ──
ヴァリエール「テイルちゃん!ああ、どうしよう!?どうすればいいの!?こんなとき、大母様なら──」
◆コンマ下1【現在はかなり劣勢です】
【判定】
01-50敗北(多数の死者が出ます)
51-00優勢
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 21:56:04.58 ID:i4VKMmFdO
- はい
- 601 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 22:49:46.04 ID:Fj7lN27GO
- ◆58【優勢】
大量の黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
レイセオン「この量を一気に解体はできません……もう、終わりですね……」
吸い寄せられるリルル「わ、わわわっ……!」ズルッ
ビビアン「リルル!」ガシッ
フローディア「……まったく。魔王になっても趣味が悪いわね……テル。あれ、少しだけ止められる?」
黒い渦「」ギュオオオオオオオ──
テル「止めるって……黒い渦を!?」
フローディア「できるか、できないかで答えなさい」
テル「……完全には無理。でも、魔力の流れを乱すくらいなら!」
フローディア「十分よ。私が餌になるわ」スタスタ……
テル「は……!?」
フローディア「私はそう簡単には死なないもの。こういう時くらい、便利に使いなさい」
黒い渦へ踏み出すフローディア「」スッ……
- 602 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 22:50:53.70 ID:Fj7lN27GO
- レイセオン「フローディア様!?」
黒い渦「」ギュオオオオオッ!
フローディア「──ほら、こっちよ。私を終わらせるんでしょう?」
終焉の魔王「オオオオオ!!!」
フローディアの周辺に現れる大量の黒い渦「」ズズズ……!
フローディア「」ニヤリ
テル(終焉の魔王の周りの渦が消えた!)
ジェミニ「今じゃ!!!魔王に攻撃をしろ!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!
ビビアン「私も!喰らいなさい……!」
風の刃「」ビュオオオ──
テル「みんな!!!ありったけを撃ち込んで!!!」
雷「」バヂヂヂッ!!!
終焉の魔王「グオオオオオ!!!」
簡易結界を味方に張るアトニス「よし、いいぞ……!いいタイミングで来たな、ガイ!」
バサッ!!!
上空から降下するアインズ(竜)「間に合ったか!」
背から飛び降りるガイ「みんな、無事か!」バッ!
テル「遅いよ、ガイくん!」
ガイ「すまない」
ベルトーネ『はいは〜い、後始末いくよ〜』
短剣ゴライアス「参りましょうぞ、ガイ殿!」
ガイ「ああ!」シュンッ
終焉の魔王へ斬り込むガイ「」ザンッ!!!
終焉の魔王「アアアアアア!?」
イーリン「続きます!」
イーリンの拳「」ドゴォッ!
エリザベート「ならば私も!」
エリザベートの拳「」バゴォッ!
アインズ「よくも仲間に手を出したな……!」
竜角の槍「」シュビビビ!
終焉の魔王「ガ……ア……!」ボロボロ
ヒナ「効いてる……!」
光の剣「」ヴォンッ!
グライダーを操るテイル「──ヒナ!これ使って!」スッ
ヒナの手に生成される風の剣「」ヒュルルル──
ヒナ「テイルちゃん!」パシッ
二刀流ヒナ「──これで火力2倍です!」パヒュンッ
ヴォンッ
ビュオオオ──
終焉の魔王「ヌゥ……!」グラッ……
ガイ「」シュンッ
再生するフローディア「もう少しで全滅寸前だったわ……まだやれるみたいね?」メラメラ……
ガイ「……ああ。終わらせるぞ、援護しろ」
フローディア「ええ、勿論よ……合わせるわ。いつでもどうぞ?」スッ
炎「」ゴウッ……
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-30劣勢
31-70優勢
71-00勝利
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 22:51:35.52 ID:HLQs/Els0
- 時間の檻
- 604 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 23:33:29.96 ID:BDD6Aet3O
- ◆52+0=52【優勢】
ガイ「……ゴライアス、力を溜めろ。最大の一撃を叩き込むぞ」
ゴライアス「うむ。任せろ」ギュゥゥゥン……
簡易結界を施すアトニス「ガイ、これで少しはマシな筈だ……死ぬなよ?」
ガイ「ああ……行くぞ……!」シュンッ
黒い渦「」ズオオオオ──
フローディア「ガイの邪魔はさせないわ!」
炎「」ゴウッ!!!
アインズ「!……あの短剣の魔力が上がっている……決める気だな、ガイ!みんな、ガイを魔王に近づけさせろ!!!黒い渦を散らせ!」
テル「!了解、そういうことなら──」
迸る雷「」バヂヂヂッ!!!
散らされる黒い渦「」
終焉の魔王まで開ける道「」シュウン──
雷光ヴァリエール「まだ狭いね……私が広げてあげる!」バヂヂヂッ!
広がる道「」パッ──
リルル「これが私の全力……!レイセオンさん、あとはお願いね……!」
大量に召喚される虫「」ブブブブブブ!!!
レイセオン「ありがとうございます、リルル様!……ガイ様!隙は私たちが作ります!ミーティア様の仇を……とってください!!!」
杖「」カァンッ!
転移魔法陣「」フォンッ──
イーリン「──アインズ様、エリザベート様、ヒナ様。狙う場所は同じ場所です。行けますね?」
エリザベート「勿論ですわ!みんなでボコボコにして、ガイ様に決めていただきましょう!」
ヒナ「それが今は最も火力が高そうですからね……フィニッシュは譲ってあげます」
アインズ「フッ……代償の刃が無くとも、お前は相変わらずだな、ガイ……」ボソッ……
ポーラー「──ジェミニサマ、前衛と転移魔法陣の準備ができまシタ。あとは、お二人次第デス」
ジェミニ「──こちらも今できたところじゃ。ビビアン、恐れる必要はない……儂の流れを追ってこい」
ビビアン「はい、師匠……!」
テイル「ダウンバーストなんて初めてだけど……ぶっつけ本番でどうにかなるのかしら……?」
ジェミニ「二人とも……行くぞい!!!」
ビビアン「いっけええええ!!!」スッ
テイル「任せたわよ、あなたたち!!!」
ダウンバースト「」ドウウウウッ!
前衛を転移魔法陣に投げるポーラー「──ご武運ヲ!!!」ブンッ……
◆
ドウッ!!!!
身体の一部が大きく抉れる終焉の魔王「ガアアアアア!!!!マダ、私ハ、オワラナイイイイ!!!!!」
ガイ(──エンドゲーム。お前がなぜこうまでして、全てを終わりへ導こうとしたのかはわからない)
ガイ(だが、それは間違っていると断言できる……お前には、そう言ってくれる仲間がいなかったんだな……)スッ
振り下ろされるゴライアス「」ヒュンッ
◆コンマ下1【現在はかなり優勢です】
【判定】
01-05劣勢
06-00勝利
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/21(日) 23:35:59.56 ID:cI5MCJO9O
- 連携技
- 606 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/21(日) 23:45:10.78 ID:BDD6Aet3O
- 今回の魔王は長く粘ってくれました。
勝利が確定したため、本日はこれで終わりたいと思います。
また、ある判定をこのレスで行います。
◆このレスのコンマ
偶数 得る
奇数 とくになし
それでは、また。
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/22(月) 00:02:55.52 ID:j8LMMSyM0
- 乙
過酷な魔王との戦いは2人犠牲になってしまったけどなんとか勝てたな。
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/22(月) 00:43:11.81 ID:Flqfc6LZo
- おつ
いや全滅するかと思った…犠牲者も出てしまったし辛勝だな…
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 13:06:56.99 ID:/2rC1xbgO
- 乙
>>604でも言ってたけどエンドゲームに友人や仲間がいたら変わってたかもしれないね。
- 610 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:34:00.93 ID:hf5ZIw4pO
- >>607 >>608
大きな犠牲でしたが、二人で済んだという考え方もできます。全滅を避けられてよかったのかもしれませんが、犠牲は辛いものです。
>>609
エンド組の人たちの思想はどれも理解されないことがあるのでしょう。エンドゲームさんは、他の人の思想と共存できないものであった、というのも理由のひとつかも知れません。
- 611 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:34:37.21 ID:hf5ZIw4pO
- ドガァァァァァァン!!!
終焉の魔王「アアアアアアアッ!?」
黒い渦「」ズズズ……
ベルトーネ『うわっ、アレに吸い込まれたら流石に不味いかも……』
黒い渦に吸い込まれるガイ「!」ズズズ……
ゴライアス「まずい……ガイ殿!私を手放すな!」
アトニス「ガイ!そこから離れろ!」
テル「ガイくん!逃げて!」
レイセオン「転移魔法……今度こそ、間に合ってください……!」
ガイ「ぐっ……う、おおおおおっ!!!」ググッ……
ダンッ!!!
手を伸ばすイーリン「ガイ様!!!手を──」
ガイ「……」
ガイ「……すまない。お前まで連れていかせるわけにはいかない」
ゴライアス「ガイ殿!?」
ベルトーネ『ええ!?私は!?』
パッ
ガイを吸い込む黒い渦「」ズオオオオオオ……
テル「ガイくん!!!」
消えていく黒い渦「」ズズ……
フローディア「……」
◆
- 612 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:35:06.62 ID:hf5ZIw4pO
- ーー???
ザァーン……ザザァーン……
海を眺めるブラック「……」
ガイ「……」
ザッ……ザッ……
ブラック「……どうやら、私はあなた方に負けたみたいですね」
ガイ「ああ」
ブラック「……なぜ、勝者のあなたが浮かない顔をしているのでしょうか。あなた方は目的を果たしたのですから、喜ぶべきでは?」
ガイ「……どうして、こんなことをしたんだ」
ブラック「……わかりませんね。そんなことをあなたが知ってどうするというのです?」
ガイ「戦っている最中も頭の片隅で、ずっと考えていた……お前がなぜ、魔王になってまで全てを終わらせようとしていたのかを」
ブラック「……魔王になったあの時点で、私の個としての意識は終わらせたつもりでした。こうしてあなたと話すことができるということは……何か……意味があるのかもしれませんね」
ブラック「……今から千年ほど前、この世界に起きる悲しみを哀れんだ者たちがいました。彼女達は、そんな世界を救おうと、それぞれが自分にできることを行いました」
ガイ「……?」
ブラック「ある者は空に楽園を作り、それを救いとした。ある者は夢の中に救いを見出した。ある者は救うこと自体を諦めた。ありのままの世界を生きて死ぬことが救いだと信じた者もいました……」
ブラック「救いというものは、見る者の立場によって形を変えます。ある者にとっての楽園は、別の者から見れば檻になる。夢は安らぎにも逃避にもなりますが、現実を疎かにする危うさがある。ありのまま生きるということは、悲しみや理不尽をそのまま受け入れる……どの方法も、救いを差し出した本人が救われるとは限らない」
ブラック「私はこう思いました。全てが等しく、望んだ終わりを迎えれば救いを与える者も含めて全員が救われると……彼女達には否定されましたがね」
ブラック「ですが、そんなことは私自身が一番わかっていました。それが救いではなく、ただの傲慢にすぎないと……同時に、私には彼女達の考えのどれもが正しく、間違っているように思えた。故に、私は見定めることにしたのです。彼女達のもたらした救いが、どのような結末へ至るのかを」
ガイ「なぜ、今になって行動を……」
- 613 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:35:56.11 ID:hf5ZIw4pO
- ブラック「八つ当たりのようなものです」
ガイ「何?」
ブラック「クローディアとクロシュヴィアは、自らの存在を贄として世界を繋いだ。世界めくれを完全に止めたわけではありませんが……この世界が即座に無へ帰ることだけは防いだ」
ブラック「『立派なことだ』『美しい献身だ』『尊い犠牲だった』そう言えば、きっと多くの者は納得するのでしょうが……私には、できなかった」
ブラック「なぜ、彼女達が消えなければならなかった?なぜ、救おうとした者ばかりが失われる?なぜ、世界は彼女達の消失を当然のように受け入れて、何事もなかったように続いていく?」
ブラック「……私は、彼女達の最期を見ていない。受け入れるための何もかもを持ちあわせていなかった……残ったのは、彼女達がいなくなったという事実だけでした」
ガイ「……」
ブラック「もし仮に、あなたの愛する者が自らを犠牲にして多数を救ったとして……あなたはそれを受容できますか?」
ガイ「……わからない」
ブラック「……私は耐えることができず、答えを急いだ。その結果がこれです。あなた方に阻止されて終わっていく……当然の報いですね」
ガイ「……その想いは間違っていない」
ブラック「?」
ガイ「方法は間違っていた。全てを終わらせようとしたことは、決して許されることじゃないが……失ったものを悼むことは間違いじゃないと、俺は思う」
ブラック「私は、魔王になり、世界を壊そうとしたのですよ?」
ガイ「ああ」
ブラック「それでも、私の想いだけは間違っていないと?」
ガイ「想いだけは、だ」
ブラック「フフフッ……都合のいい切り分けですね……」
ブラック「……もし、彼女達がいたのなら……もっと手酷く罵ってくれたんでしょうか……」
ザァーン……ザザーン……
海を眺めるブラック「……ガイ、と呼ばれていましたね。あなたは、世界樹の光の残滓を求めているのでしょう?……私が取り込んだものの中に、それがあります」
ガイ「世界樹の光の残滓が……?」
ブラック「ええ。疑似星脈に溶け、形を失い、ただの力として漂っていたものです。私は魔王になるために、疑似星脈ごとそれを取り込みました」
ブラック「私を倒せば、魔王となった肉体は崩れる。その時、世界樹の残滓が形となり、回収できるはずです」
ガイ「エンドゲーム……」
ブラック「勘違いしないでください。償いではありません。私は、あなた方に負けた。その結果として、私の終わりの中に残ったものをあなた方が拾うだけなのですから」
ガイ「……」
- 614 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:36:25.71 ID:hf5ZIw4pO
- ザッ……ザッ……
クロシュ「……ガイさん」
ガイ「クロシュ?どうしてここに……」
クロシュ「えと……わたしも、よくわかんない。でも、ガイさんが遠くに行っちゃいそうだったから……呼びに来たの」
ガイ「遠くに……?」
クロシュ「うん」
ガイ「……そうか。助かる」
クロシュ「んへへ……」
ブラック「……なるほど……あなたが、そうなのですね」
クロシュ「……」
ガイ「知ってるのか?」
ブラック「……いえ。知り合いに、よく似ていたので」
クロシュ「……エンドゲームさん……悲しかったのは、少しだけわかる……わたしも……寂しいのは、いやだから……」
ブラック「……あなたは、今も……」
クロシュ「……」
ブラック「……ガイ。あなたがいずれ辿り着くべき場所に、彼女はいます。どうか、進み続けてください」
ガイ「待て、まだ聞きたいことが──」
ブラック「そろそろ、終わりの時間です。都合のいい言葉ではありますが、彼女達が繋いだこの世界を……どうか、繋いでください」
クロシュ「待ってるね……ガイさん……」
カッ──
◆
- 615 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:38:30.72 ID:hf5ZIw4pO
- ーー廃都
倒れた終焉の魔王「」
転移魔法陣「」フォンッ──
ガイ「うおおおっ!?」ドシャッ
ベルトーネ『お、帰ってこれた〜』
イーリン「レイセオン様!ガイ様が戻って来られましたよ!」
レイセオン「……よかった……成功してて、本当に……よかったぁ……!」ポロポロ
テル「ガイ君!怪我してない!?」タタッ
ガイ「……ああ。大丈夫だ。心配をかけたな……」
アトニス「やれやれ……心配ばかりかけやがって。まあ、ボクにはお前が帰ってくるのは分かっていたけどな?」
アインズ「……ガイ」スタスタ
ガイ「アインズ。無事だっ──!?」
ギュッ
アインズ「……すまなかった。お前のことを忘れていたなんて……私は……大馬鹿者だ……!」ギュゥゥゥ……
ガイ「〜〜〜っ!?」ミシミシ……
ベルトーネ『おぉ……人目を憚らず大胆だね〜、この竜の人〜』
テル「ちょっ、アインズさん!嬉しいのはわかるけど、そろそろガイ君が限界そうだよ!?」
アインズ「!す、すまん、ガイ!」バッ
ガイ「ハァ……ハァ……大丈夫だ……アインズ、記憶が戻ったのか……?」
アインズ「ああ……魔王と戦っている最中に少しずつ思い出してな……」
ベルトーネ『竜の愛は重いね〜。物理的に』
ガイ「……黙っていろ」
アインズ「……ガイ?」
ガイ「いや、何でもない」
アインズ「……そうか。なら、話は後でいい。今は、お前が戻ってきた。それだけで十分だ」
フローディア「相変わらずね。まあ、あなたがあの程度で死ぬとは思ってなかったけれど」
ガイ「……フローディア」
フローディア「あなたの中に、私以外の力が入ってるなんて、不愉快ね……まあいいわ。それより、ガイ。終焉の魔王の肉体を見なさい」
消えていく終焉の魔王「」サラサラ……
リルル「消えていってる……魔王を倒したんだ!やったね、ニジ丸!」
ニジ丸「」ブーン!
終焉の魔王から漏れ出る光の粒子「」キラキラ……
ヴァリエール「……!この暖かい光の感覚って、もしかして……!」
ビビアン「嘘……ここに落ちた光は、世界に返された筈じゃ……」
ジェミニ「おお、あの光は……」
ポーラー「十年前に確認サレタ、世界樹の光と同系統の反応デス」
テイル「な、なんで魔王の身体から……?雷霆の魔王みたいに、取り込んでたってこと……?」
ヒナ「なるほど、道理でしぶとかった訳ですね……それにしても、相変わらず綺麗です……」
ガイ「……」スタスタ……
- 616 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:39:05.85 ID:hf5ZIw4pO
- 集まっていく光の粒子→ 星の力[風]「」キラキラ……
ガイ「……これで、最後だな」スッ
翡翠の賽「」キラッ……
星の力[風]ポゥ……スィー……
翡翠の賽「」キランッ!!
レイセオン「……これで、五つの光が集まったのですね……」
ガイ「ああ」
フローディア「さて……ガイ、忘れていないわよね?私達が共闘をしていた理由、覚えているでしょう?」
ガイ「……ああ」
短剣「」シャキンッ
ゴライアス「む……ど、どういうことです!?」
テル「まさか、今しかける気!?」
フローディア「魔王と戦って消耗している今のあなた達なら、人数差があっても私達に利があるわよね?」ニヤリ
イーリン「させると思いますか!」ザッ
アインズ「……フローディア。今この場で敵に回るというなら、容赦はしない」
ヒナ「いいですね。魔王の次は不死鳥ですか。連戦なので少々疲れてますが、戦いをやめる理由にはなりません!」
テイル「いや、よくないでしょ!?みんなボロボロなんだけど!?」
テル「フローディア、本気で言ってるの!?」
フローディア「本気かどうかを、今から確かめてみる?」
炎「」ゴウッ……
ヴァリエール「っ……!」
リルル「う、嘘でしょ!?終わったばっかりだよ!?」
ビビアン「そんな……!」
ジェミニ「……フローディア。お主、ここでこれ以上血を流すつもりか」
フローディア「血ならもう十分流れているわ。今さら一滴二滴増えたところで、何が変わるの?」
ガイ「……」
ベルトーネ『作戦としては正しいね〜……だからあいつ、力を温存してたんだ〜』
ガイ「こうなる可能性は予期していた。奴が来るというなら、戦うまでだ」
フローディア「……誰と話してるのかしら?」
ガイ「気にするな……独り言だからな」
スタスタ……
フローディアの前に立つエリザベート「フローディア様」ザッ
- 617 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:40:03.11 ID:hf5ZIw4pO
- フローディア「……何?」
エリザベート「今は、やめましょう」
フローディア「……あなた、有利な状況なのがわからない訳じゃないでしょう……そこをどきなさい」
エリザベート「確かに、今ならガイ様たちは消耗しています。私たちが仕掛ければ、世界樹の光を奪えるかもしれません」
エリザベート「ですが、それは駄目ですわ」
フローディア「理由は?」
エリザベート「格好悪いからですわ!」
シーン……
テル「えっ……理由そこ?」
エリザベート「そこですわ!皆様は、たった今、命懸けで魔王を倒しました。ミーティア様は、皆を守って壊れました。セイラ様も……その身を削って戦ってくださいました……」
エリザベート「その直後に後ろから殴って奪うなんて、いくら何でも格好悪すぎますわ!」
フローディア「……あなた、いつからそんなことを気にするようになったの?」
エリザベート「今ですわ!」
フローディア「……」
エリザベート「私はフローディア様が戦えと命じるなら、戦います。ですが、できるなら今は戦いたくありません。ガイ様たちは敵かもしれませんが……でも、同じ魔王を倒した仲間ですわ!」
フローディア「……仲間、ね」
エリザベート「はい。少なくとも、私はそう思っています。それに、ガイ様達は悪い人ではありませんから……!だから……!」
フローディア「……はぁ」
消える炎「」シュウン……
エリザベート「フローディア様……!」
フローディア「……勘違いしないで。世界樹の光を諦めたわけではないわ。ただ、今ここで奪うのはやめた。それだけよ」
ガイ「……どういうつもりだ」
フローディア「今のあなたは、魔王との戦いで消耗しきっている。そんな状態のあなたから奪ったところで、面白くも何ともないでしょう?」
ガイ「……」
フローディア「だから、後日にしましょう」
テル「後日って……」
フローディア「ガイ。あなたが万全の状態に戻った後、私と一対一で決闘しなさい」
ガイ「決闘……?」
フローディア「ええ。そこで決めるわ。あなたが勝てば、世界樹の光はそのままあなたに預けてあげる」
- 618 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:40:29.94 ID:hf5ZIw4pO
- アインズ「預ける、だと?」
フローディア「私の認識では、まだ私が奪う予定のものだもの」
イーリン「随分と勝手な理屈ですね……!」
フローディア「そうよ。私は勝手なの」
ヒナ「その決闘で、あなたが勝った場合は?」
フローディア「当然、五つの光は私が貰うわ」
テイル「結局そうなるんじゃない!」
フローディア「ええ。けれど、少なくとも今この場で、倒れている者や負傷者を巻き込むよりは上品でしょう?」
ジェミニ「……ふん。最もらしい理屈じゃのう」
フローディア「褒め言葉として受け取っておくわ」
ガイ「……分かった」
テル「ガイ君!?」
ガイ「ここで戦うよりはいい。負傷者もいる。ミーティアとセイラのこともある」
フローディア「そう。あなたなら、そう言うと思ったわ」
ガイ「だが、条件がある」
フローディア「言ってみなさい」
ガイ「決闘は俺とお前だけだ。他の誰も巻き込むな」
フローディア「ふふっ……いいわ。もとよりそのつもりよ」
フローディア「それじゃあ、しばらくここから離れるわ……信じられないかもしれないけど、不意打ちはしないであげる……」スッ
イーリン「待ちなさい!」
カッ──
アインズ「……逃がしたか」
エリザベート「……」
アトニス「……まあ、詳しい話は後だ。今は負傷者の確認と撤収が先だろ」
レイセオン「……はい。ミーティア様の回収も、しなければなりません」
イーリン「……セイラ様もですね」
リルル「……うん」
ビビアン「……連れて帰りましょう」
ジェミニ「……ラティア・ヘイヴンを守った者を、このままにしておいてはいけぬ」
ポーラー「ミーティア先パイの残骸、回収準備に移りマス」
エリザベート「……私も手伝いますわ。力仕事は得意ですもの」
ガイ「……」
⭐︎終焉の魔王を倒しました。
- 619 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 19:41:10.09 ID:hf5ZIw4pO
- ーークロシュヴァリエ号
ガイ「……」スッ
サーシャの手作りクッキー「」
サクッ……
ガイ(……甘い。それでいてバターの風味も程よく感じる。生地は硬めだが……それを考慮したような繊細な味付けをされていると理解できる……)モグモグ……
ガイ「……美味い……ッ!」ホロリ……
ベルトーネ『男の人が泣きながらクッキーを食べてる絵面っておもしろ〜。味覚が戻ってよかったね〜』
ガイ「……茶化すな」ゴシゴシ
テル「ガイ君……?泣いてたの?」ヒョコッ
ガイ「……目にゴミが入っただけだ」
テル「……そっか。今日の検診をするから、上着、脱いでくれる?」
ガイ「む……そんなに怪我は酷くないんだが……」
テル「見た目はそうでも、内側が大変なことになってるかもしれないでしょ〜?……フローディアとのこともあるし、しっかり見ておかなきゃ」
ガイ「……ああ、そうだな。他のみんなは?」
テル「お墓参りしたり、被害の規模を見たり、フローディアが奇襲してくるかもって、見回りしてくれてるよ」
ガイ「……そうか。それじゃあ、頼むぞ、テル」ヌギッ……
テル「うん……任されました」ワキワキ
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(17日目)
【目標】
・ フローディアと決着をつける
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 19:41:37.94 ID:my3LcL2G0
- キキ、来訪
- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 19:43:44.67 ID:/2rC1xbgO
- ガイ達 ジェミニから三人の妖精から今度一緒に緑の国に旅行に行こうと誘われたけどどう返事したらいいか相談をうける
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 19:46:11.22 ID:WZ3DBeGP0
- セイラとミーティアのお墓参りに参加する
- 623 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:39:26.18 ID:kuECRYVvO
- ーー小さな丘
風「」ヒュオオオ──
たくさんの墓「」
王家の墓「」
新しい二つの墓「」
二つの墓の前で祈るレイセオン「……」
エリザベート「……」
スタスタ……
ガイ「……墓参りか」
レイセオン「……ガイ様……」
エリザベート「ええ。ミーティア様とセイラ様に、きちんとお礼を言いたかったのですわ」
ガイ「……俺も、そのつもりで来た」
レイセオン「……テル様の検診は、もう終わったのですか?」
ガイ「途中で抜けてきた」
レイセオン「……それは、後で怒られますね」
ガイ「明らかに検診とは別目的で身体を触られていたからな……」
レイセオン「ふふ……」
風「」ヒュオオオ……
レイセオン「……すみません。笑ってよい場面ではありませんでしたね」
ガイ「いや……笑えるなら、それでいい。二人もきっと、そう言う筈だ……ミーティアさんとセイラは、ここに?」
レイセオン「はい。ジェミニ様の意向で、ラティア・ヘイヴンを守った者たちの墓と同じ場所に……」
エリザベート「王家の墓の近くに葬られるほどの働きだった、と皆様が仰っていましたわ」
ガイ「……当然だ」
レイセオン「ミーティア様は、後衛全員を守ってくださいました。私が術式を切るまで、あの腕を止め続けて……」
レイセオン「私は……間に合わなかった」
ガイ「レイセオン」
- 624 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:39:57.69 ID:kuECRYVvO
- レイセオン「分かっています。他の方にも、そうではないと言っていただきましたが……それでも……私は、そう思ってしまうのです」
ガイ「……」
エリザベート「レイセオン様。私は、ミーティア様の最期を直接見たわけではありませんが……とても、立派だったと聞いております」
レイセオン「……」
エリザベート「あの方は、自分の役目を果たしたから、あそこに立っていたのです」
レイセオン「役目……」
エリザベート「ええ。だから、あなたがご自分を責めることは、ミーティア様の選択まで否定してしまうことになると思いますわ」
レイセオン「……」
ガイ「……俺も、そう思う。俺たちは、セイラに守られた」
レイセオン「……はい」
ガイ「だから、忘れない」
新しい墓「」……
ガイ「……ミーティアさん、セイラ。二人がいなければ、俺たちは勝てなかった」
エリザベート「……」
ガイ「終焉の魔王は倒した。世界樹の光の残滓も手に入れた……だが、それで終わりじゃない。世界めくれが、まだ残っている。二人が守ったものを、無駄にはしない」
エリザベート「ガイ様……」
ガイ「……そう言いに来た」
エリザベート「私は……少し、羨ましく思いました」
ガイ「羨ましい?」
エリザベート「ええ。ミーティア様も、セイラ様も、ここに眠る方々も……誰かに覚えていてもらえる」
エリザベート「私の国にも、きっと多くの墓があったのでしょう。でも、私はそこへ戻れていない。誰がどこで眠っているのかも、誰に祈ればよいのかも、何も分かりません」
ガイ「……」
エリザベート「だから、せめてここでは祈りたかったのですわ。誰かが守った場所で、誰かが祈れるなら……それは、とても大事なことだと思いました」
レイセオン「……エリザベート様」
エリザベート「なんですの?」
レイセオン「あなたは、本当に強い方ですね」
エリザベート「当然ですわ!私は草を食べて生き延びた女ですもの!」
風「」ヒュオオオ──
ベルトーネ『……二人とも。長い間、お疲れ様』
⭐︎セイラとミーティアのお墓参りをしました。
- 625 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:40:27.56 ID:kuECRYVvO
- ーー廃都
ヒナ「」ガツガツムシャムシャ
ごはん屋妖精「よく食べるね〜、おかわりいる〜?」
ヒナ「ごくん……ください!」スッ
テイル「ヒナ、何をイラついてるのよ?」
ヒナ「……あの不死鳥、決闘をするなら私に挑んでくれればいいのに、ガイさんを指名するから……!」
テイル「ああ、戦いたかったのね……フローディアと……」
ヒナ「……なんだかモヤモヤします!テイルちゃん、こうなったら一戦私と交えてください!」
テイル「ええ!?冗談でしょ!?」
ヒナ「夜の方でもいいですよ?」
テイル「何言ってるのよ!!!///」
バサッ……バサッ……
ごはん屋妖精「あれ〜?この羽音……たまに来るハーピィさんかな?」
ヒナ「……いえ、この気配は……」
ヒュンッ
スタッ
テイル「えっ……?天使?」
キキ「──探しましたよ〜、お姉ちゃん……こんな所にいるとは思いませんでしたが〜」
ヒナ「キキ!?」
テイル「ヒナ、あなた妹いたの!?」
◆
テイル「なるほどね〜……ヒナ、あなた愛されてるじゃない!」
ヒナ「それはたしかに嬉しいですけど……でも、あのまま行けば将来は安泰だったのに、私を追いかけて堕天するなんて……」
キキ「私にとって、お姉ちゃんのいない天界なんて価値の無い場所ですよ〜。というか、テイルさんはお姉ちゃんとどういった関係の人なのでしょうか〜?」ズイッ
テイル「な、なんか圧を感じるわね……ヒナとは十年組んできた最高の相棒よ。もはや日常の風景にいないと落ち着かないくらい」
キキ「……そうなんですか、お姉ちゃん?」
ヒナ「そりゃあもう、身体の隅から隅まで知り尽くした仲──」
テイル「ヒナ!!!///」
キキ「へえ〜……十年組んで、身体の隅から隅まで……」
テイル「キキも変な解釈しない!」
ヒナ「ふふっ、テイルちゃんは面白いですね」
テイル「誰のせいよ!」
キキ「なるほど〜。お姉ちゃんが地上で楽しくやっていた理由が少し分かりました〜……少し妬けますね〜」
テイル「えっ」
- 626 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:40:56.05 ID:kuECRYVvO
- キキ「私が知らない十年を、テイルさんはずっと隣で見てきたんですよね〜。お姉ちゃんが戦って、怪我して、また戦いに行くところを」
テイル「……まあ、そうね」
ヒナ「大体はテイルちゃんも一緒に面倒なことをしていましたけどね」
テイル「巻き込まれてたのよ!」
キキ「ふふ〜……安心しました〜」
テイル「そう?」
キキ「はい〜。お姉ちゃんを一人で放っておいたら、絶対にどこかで大惨事になっていましたから〜」
ヒナ「失礼ですね」
キキ「事実です〜」
テイル「そこは私も否定できないわ」
ヒナ「テイルちゃん?」
キキ「テイルさん」
テイル「何?」
キキ「これからも、お姉ちゃんをよろしくお願いします〜」
テイル「……まあ、任せておいて。もう十年付き合ってるし、今さら放り出すのも後味悪いから」
ヒナ「素直じゃありませんね〜」
テイル「あなたに言われたくない!」
キキ「では、私は妹として確認しなければなりませんね〜」
テイル「確認?」
キキ「テイルさんが、本当にお姉ちゃんの隣に立てる人なのかどうか〜」
テイル「……えっ」
ヒナ「なるほど。では三人で手合わせですね!」
テイル「なんでそうなるのよ!?」
ヒナ「大丈夫です、テイルちゃん。キキはこう見えて、かなり強いですよ」
テイル「それ全然大丈夫じゃない情報なんだけど!?」
キキ「眠りながらでも戦えるように鍛えました〜」
テイル「何その方向性の努力!?」
◆キキがラティア・ヘイヴンに来ました。
- 627 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:41:23.47 ID:kuECRYVvO
- ーー古城
ビビアン「……やはり、どうしても駄目でしょうか?」
ジェミニ「うむ。儂はこの地に身を埋めると決めたのじゃ。申し出は有難いが、地上には降りんぞ」
ヴァリエール「地上には面白いことが沢山あるよ〜?それに、ジェミニさんが本物って分かったら、みんな腰抜かすと思うけどな……」
リルル「そうそう!そうして降りてくれれば、ジェミニさんと関わりがあるということで私は更に大富豪に近づけるかもだし!」
ニジ丸「」ブーン!
ジェミニ「と、言われてものう……」
ガイ「……取り込み中だったか?」スタスタ……
ジェミニ「おお、ガイ殿。ちょうどよい所に来たのう」
ガイ「?」
ヴァリエール「ガイも説得してよ〜。ジェミニさんが地上に降りたら絶対楽しいって!」
リルル「歴史的価値!知名度!講演料!書籍化!大富豪への道!」
ジェミニ「リルルよ、本音が漏れすぎじゃ」
リルル「しまった!」ガーン!
ニジ丸「」ブーン
ガイ「ジェミニさんは、地上に降りないんですか?」
ジェミニ「うむ」
ガイ「理由を聞いても?」
ジェミニ「簡単なことじゃ。この島には、まだ儂の役目が残っておる」
ビビアン「役目……」
ジェミニ「ラティア・ヘイヴンは守られた。ミーティアも、セイラも、この地を守って逝った。ロムリン王も、王家の者たちもこの地に眠っておる。その墓を見守る者が、一人くらい残ってもよかろう」
ビビアン「……でも」
ジェミニ「ビビアン。お主は地上へ帰れ」
ビビアン「……!」
ジェミニ「儂の弟子として、世界を見てこい。地上の風、街、人、魔法……この浮島の中だけでは知れぬものを己の目で見るのじゃ」
ビビアン「……師匠」
ジェミニ「そして、いつか戻ってきて儂に話してくれ。地上はこうだった、空の下にはこんな風が吹いていた、と」
ヴァリエール「……それ、ずるい言い方だね〜」
ジェミニ「年寄りはずるいものじゃ」
リルル「じゃあ、ジェミニさんはここで待ってるってこと?」
ジェミニ「そうじゃな。待つのは得意じゃからの」
ベルトーネ『雷霆の魔王の封印が解けかけたときに寝坊するくらいだもんね〜』
ジェミニ「……なぜか、ベルトーネに馬鹿にされたような気がするのう……」
ベルトーネ『えぇ……もしかして聞こえてるのかな、私の声……』
ガイ「フッ……どうだろうな……」
ビビアン「……師匠、私が地上に降りても……弟子でいていいですか?」
ジェミニ「当然じゃ。儂もまだまだお主には教えたいことがある。いつでも、ここで待っているぞ」
ビビアン「……はい!」
⭐︎ジェミニはラティア・ヘイヴンに残ることを選びました。
- 628 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/27(土) 22:41:54.42 ID:kuECRYVvO
- ーークロシュヴァリエ号
アトニス「……」ジーッ
ガイ「……どうした、アトニス?」
アトニス「何、気にするな。ボクは全然、これっぽっちも、お前が悪魔と契約するような愚か者だとは思っていなかったから、心底呆れている、という訳ではない。気にせず過ごせ」ジーッ
ガイ「……それは呆れているという意味だな」
アトニス「そう聞こえたなら、お前の良心がそう言っているんじゃないか?」
アインズ「あの悪魔のお陰でガイが代償の刃で払ったものは帰ってきた……私も記憶が戻ったとはいえ、悪魔との契約というのは本当に安全なのか?」
レイセオン「大魔女帝国の文献でも幾つか、例があります!契約文の解釈次第で契約者の魂や肉体を持っていかれた例もありますし、そもそも悪魔側が契約内容を都合よく運用する事例も……」
ベルトーネ『みんな好き勝手言ってるな〜……別に、ガイくんから何かを奪ったりとかはしてないし、むしろ感謝されるべきだと思うんだけど〜?』
ガイ「……本人は、何か奪ったつもりはないと言っている」
アインズ「本人?」
レイセオン「今、聞こえているのですか?」
ガイ「ああ。俺にだけだが」
アトニス「ますます最悪じゃないか。契約者の内側に居座って、本人にしか聞こえない声で話しかける悪魔。客観的に聞いてどう思う?」
ガイ「……信用しづらい」
ベルトーネ『ガイくんまでひど〜い』
アインズ「ガイ。契約内容をもう一度確認したい」
ガイ「ああ……契約の対価は、俺の身をベルトーネの影の宿り木とすること。ベルトーネの力を借りる代わりに、俺の中に宿る。少なくとも、俺の認識ではそうだ」
レイセオン「影の宿り木……かなり危険な響きですね……」
ベルトーネ『うわ〜、疑り深〜い。別にガイくんの身体を乗っ取る気はないよ〜。今のところは』
ガイ「……乗っ取る気はないそうだ」
アトニス「今、何か省いただろ」
ガイ「……」
アインズ「……ガイ。無理にその悪魔を庇う必要はない」
ガイ「庇っているつもりはない」
アインズ「ならいい。だが、少しでも異変があればすぐに言え」
ガイ「ああ……」
ベルトーネ『わ〜、監視体制ばっちり〜。契約者のプライバシーはどこへ〜?』
ガイ(諦めろ)
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(18日目)
【目標】
・フローディアと決着をつける
◆コンマ下1
偶数 決闘当日
奇数 決闘は明日
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 22:45:51.92 ID:TBURBLRvO
- イーリン、神化制御の方法をホーリーに尋ねる
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 22:46:00.92 ID:f0lcM8Sjo
- フローディアも救う方法がないか思案
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/27(土) 23:22:24.07 ID:my3LcL2G0
- ガイ、堕天使姉妹&テイルとウォーミングアップがてらに模擬戦
- 632 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 00:11:14.87 ID:ygq6m+GsO
- ーー古城 中庭
瞑想するイーリン「……」
イーリン(……師匠は既に、神のごとき存在になってしまった。優しく、正しく、穏やかで……けれど、どこか遠い存在に……)
イーリン(……でも、私は……)
◇
ー 十年前
ーー魔族国
聖女『イーリンさん、世界樹の果実風ゼリーがクロシュさんから届きましたよ。一緒にどうでしょうか?』
幼女アモ『一緒に食べよ?』
少女イーリン『……いらない』プイッ
聖女『あら……甘いものはお嫌いでしたか?』
少女イーリン『嫌いじゃない。ただ、馴れ合うつもりがないだけ』
幼女アモ『ええ……?おいしいよ?』
少女イーリン『うるさい。子供みたいにはしゃいで……』
幼女アモ『アモ、子供だもん』
少女イーリン『私は違うの。構わないで』
聖女『イーリンさん』
少女イーリン『名前で呼ぶな』ギロッ
聖女『……』
少女イーリン『どうせ、あの人みたいに……そのうち捨てるんでしょ』
幼女アモ『……あの人?』
少女イーリン『関係ない。あんたたちには関係ない。優しい顔して近づいて、勝手に拾って、勝手に期待して……最後は勝手にいなくなる。そういう奴の話』
- 633 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 00:11:44.90 ID:ygq6m+GsO
- 聖女『イーリンさん──』
少女イーリン『名前を呼ぶなって、言ってるでしょ!』ブンッ
聖女の真横を通り抜ける拳「」ビュンッ!!!
聖女の頬「」ピッ
幼女アモ『わっ……!お、おねーちゃん、大丈夫!?……イーリンさん、おねーちゃんにあやまって!』
少女イーリン『……謝らない』
幼女アモ『なんで!?』
少女イーリン『当ててない』
幼女アモ『でも、血が出てる!』
少女イーリン『かすっただけ。避けなかったそいつが悪い』
幼女アモ『悪くないもん!』
聖女『アモさん、大丈夫ですよ』スッ
幼女アモ『でも……!』
聖女『本当に大丈夫です。ありがとうございます』
少女イーリン『……馬鹿じゃないの』
聖女『そうかもしれませんね』
少女イーリン『は?』
聖女『当てようと思えば、今の拳を私に当てられた筈です。でも、あなたはわざと外しました。私を傷つけたかったのではなく、近づくなと言いたかったのでしょう?』
少女イーリン『……知ったようなこと言わないで』
聖女『はい。知りません。ですから、少しずつ知りたいのです。あなたが何を嫌って、何に怒って、何を怖がっているのか』
少女イーリン『怖がってなんかない』
聖女『では、怒っているのですね』
少女イーリン『……うるさい』
聖女『怒っていても構いません。食べたくないなら、食べなくても構いません……ですが、イーリンさんの分は取っておきます』ニコリ
少女イーリン『……意味わかんない』
聖女『ふふっ……』
◇
イーリン(どうして、あのときのことを思い出したんだろ……)
イーリン(……聖女さんは、私を怖がらなかった)
イーリン(アモも怒って、泣きそうになりながら、それでも私に向き合ってくれた……神のように正しく導いたわけじゃない。ただ、そこにいてくれた)
イーリン(……私は、あの温かさを無くしたくない。救うために心を消すのではなく、怒りも、怖さも、後悔も、全部抱えたまま……それでも手を伸ばす──)
イーリン「……」スー……ハー……
イーリンの背後に集まる光の粒子「」バヂッ……
イーリン「私は……意思を手放した存在になんか、ならない……!私は、私の意思で……救いたいものを救ってみせる!」
一瞬だけ背後に浮かぶ光輪「」バヂッ……バヂヂッ!
イーリン「……っ!」
消えていく光輪「」シュウウウ……
イーリン「はぁ……はぁ……!……成功、とは言えないか……維持は一瞬。身体への負荷も大きい。実戦で使えば、隙になる」
自分の手を見るイーリン「でも……」スッ
イーリン「……見えた。師匠のようになるんじゃなくて……私のままでいられる道が……」
◆イーリンが神化の修練を始めました。
- 634 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 00:12:12.25 ID:ygq6m+GsO
- 本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 00:52:00.93 ID:ATVVu203o
- おつ
ベルちゃんがスタンドみたいになってる
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 11:34:11.99 ID:diajLez8o
- フローディアは殺さないであげたいが
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 14:18:21.85 ID:EESXwTIC0
- 乙
ガイとクロシュがしっかり会話したのは以外と初めてかも
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 16:05:39.00 ID:NNgSHhn2O
- フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりメンバーですると思ってたよ。
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 16:10:22.23 ID:NNgSHhn2O
- >>638すいませんちょっとコメントの訂正します
フローディアとは1対1で勝負するのか。てっきりフローディア対ガイ達メンバーで戦うと思ってた。
- 640 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 17:45:47.24 ID:gu/NH9c6O
- >>635
契約によってこの世界で存在する形が変わったようです。以前の悪魔族の姿を借りた状態にもなれますが、ガイの中で引きこもっている方が楽なようです。
>>636
>>630の安価により、ガイのフローディアに対する方針が定まりつつありますが、最終的にはコンマ次第になるのでなんとも言えません。
>>637
前のスレ等でちょくちょく夢の中で話したりはしています。会うのは久しぶりですね。
>>639
フローディアと交流してなければそうしようかと思っていたのですが、ちょくちょく安価で交流していたので決闘という形にさせていただきました。
- 641 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 17:46:36.86 ID:gu/NH9c6O
- ーー廃都
スタスタ……
ガイ「……決闘とは言ったものの、奴はどこで仕掛けてくる気だ?」
ベルトーネ『そういうのって普通は決めておくもんじゃないの〜?』
ガイ「フローディアに普通という尺度があると思うか?」
ベルトーネ『……ないかも〜』
ガイ「……いつ来てもいいように警戒を──」
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
ガイ「誰か戦っている……?騒がしくはないから、襲撃とかではなさそうだが……」
ベルトーネ『どうせヒナが誰かと暴れてるんでしょ〜?暇だし見に行こう〜』
◆
テイル「なんで私まで巻き込まれてるのよ!?」
ヒナ「見ない間に、更に腕を上げましたね、キキ!!!」
光の剣「」ヴォンッ
キキ「そういうお姉ちゃんも、相変わらず強いままでよかったです〜」
風「」ビュオオオッ!
ベルトーネ『うげ……あのヒナと戦ってる娘も堕天使じゃん……見なかったことにして引き返──』
ヒナ「む?ガイさん、それと中にいるベル!」
◆
- 642 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 17:47:15.08 ID:gu/NH9c6O
- キキ「お久しぶりですね〜」
ガイ「……キキ。ラティア・ヘイヴンまで来ていたのか」
キキ「はい。ガイさんに背中を押していただいたおかげで、お姉ちゃんを見つけられました〜」
ガイ「フッ……よかったな」
キキ「ガイさんは見ない間に悪魔さんと契約したんですね〜。面白いことになっています〜」
ガイ「色々あってな」
テイル「色々で済む話なの、それ?」
ガイ「それより、今のは模擬戦か?」
ヒナ「はい!久しぶりにキキと再会したので、まずは手合わせをと思いまして!」
テイル「まずは、じゃないでしょ!?普通は再会を喜ぶとか、近況を話すとか、そういうのが先じゃない!?」
キキ「お姉ちゃんらしくて安心しました〜」
テイル「あなたもそれでいいの!?」
キキ「はい。お姉ちゃんが元気なら、それで〜」
ヒナ「ふふっ、良い妹です」ナデナデ
キキ「えへへ〜」
テイル「この姉妹、基準がおかしい……」
ヒナ「ダメージを受けて喜ぶテイルちゃんには言われたくありません!」
テイル「うぐっ……そ、それはそれよ!今その話は関係ないでしょ!」
ガイ(深く突っ込まない方がいいんだろうな……)
ベルトーネ『スルー安定だね〜』
ヒナ「しかし、ガイさんが来たなら丁度いいですね」
ガイ「何がだ」
ヒナ「決闘前の調整です」
キキ「決闘?」
テイル「ああ、キキはまだ知らないか。ガイはこれから、フローディアと一対一で戦うことになってるのよ」
キキ「フローディア……テラヌス・ウルスで暴れていた方ですね〜」
ヒナ「ええ。私としては是非とも戦いたかった相手ですが、今回はガイさんの戦いです」
ガイ「……」
ヒナ「ですので、せめて決闘前の相手くらいは私たちが務めましょう!」
ガイ「……模擬戦をするということか?」
ヒナ「はい!」
ガイ「……こちらとしても、決闘前に身体を動かしておきたい。相手をしてくれるなら助かる」
ベルトーネ『ちょっとガイくん。ヒナの模擬戦ってほぼ実戦みたいな──』
テイル「それなら、私は観戦に──」ソソクサー
ヒナ「テイルちゃんは私の相棒なので、当然付き合ってもらいます」ガシッ
テイル「なんでよ!?」
キキ「では、三対一ですか〜?」
ヒナ「いえ、ガイさんの中にはベルがいます。実質、三対二です」
ベルトーネ『ああ、もう避けられない流れか〜……うまい具合に手抜いてよ〜?』
ガイ「手を抜ける相手には見えない。諦めろ、ベルトーネ」
◆コンマ下1
01-20敗北
21-70拮抗
71-00勝利
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 18:40:27.41 ID:diajLez8o
- あ
- 644 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 21:39:43.98 ID:YJ1tQJa9O
- ビュオオオッ!
パヒュンッパヒュンッ
シュンッ ゴウッ!
テイル「はぁ……はぁ……ちょ、ちょっと……待って……!」ゼェ……
光の剣を構えるヒナ「む……?」
風を纏うキキ「おや、どうしました〜?」
短剣を下げるガイ「……」スッ……
テイル「これ、模擬戦だってこと忘れてないでしょうね……!?」
キキ「あ」
ヒナ「あ」
テイル「やっぱり忘れてたのね……」
ヒナ「い、いえ!忘れていた訳ではありませんよ!あくまで実戦に近い緊張感を保つための訓練です!」アタフタ
テイル「今の間で全部バレてるわよ」
ヒナ「ご、ごほん!……ガイさんはやはり強いです。こちらは三人がかりでしたが、簡単には崩せませんでした」
キキ「お姉ちゃん、話を逸らしましたね〜」
ヒナ「逸らしていません。戦闘分析です」
キキ「まあ、実際、悪魔さんの力で動きが少し重くなるのが厄介でしたね〜。突撃も、何度かタイミングをずらされてしまいました〜」
ガイ(権能は一日に一回までじゃなかったのか?)
ベルトーネ『全力で振るうならね〜。世界に影響が少ないように、さっきみたいに補助的に使う分には大丈夫なの〜。まあ、気休め程度なんだけどね〜』
ガイ(……なるほどな)
テイル「……とにかく、ここまでにしましょう」
ヒナ「まだ動けますよ?」
テイル「あなたたちは動けるでしょうけど、私は疲れたの!それに、そろそろフローディアが来てもおかしくないでしょ?」
ガイ「……」
テイル「決闘前に、ここで余計に消耗するのはまずいわ。身体を動かす目的なら十分すぎるくらい果たしたでしょ」
ヒナ「む……それもそうですね。フローディアとの戦いの前に、ガイさんを削りすぎるのは本意ではありません」
キキ「私も賛成です〜。お姉ちゃんとの手合わせはまた後でできますし〜」
ヒナ「はい。次はもう少し長くやりましょう」
テイル「やらないわよ!?」
キキ「テイルさんも一緒にお願いします〜」
テイル「だから何で当然みたいに混ぜるのよ!」
ガイ「……助かった。三人とも、相手をしてくれて感謝する」
ヒナ「いえ。私も良い運動になりました!」
キキ「ガイさんが無事に勝てるよう、応援しています〜」
⭐︎堕天使姉妹とテイルとの模擬戦で引き分けました。
- 645 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 21:40:10.35 ID:YJ1tQJa9O
- ーークロシュヴァリエ号 甲板
風「」サァァァ……
甲板に立つガイ「……」
翡翠の賽「」キラ……
ベルトーネ『さっきからずっとその賽を眺めてるけど、何か考え事?』
ガイ「……ああ」
ベルトーネ『不死鳥さんのこと〜?』
ガイ「 どうやって止めるかを考えていた」
ベルトーネ『止める?殺すんじゃなくて?』
ガイ「ああ」
ベルトーネ『ふーん……詳しい事情は知らないけど、あの不死鳥さん、かなりガイくんに執着してるよね〜』
ガイ「……」
ベルトーネ『終焉の魔王を倒した直後も、世界樹の光を奪うって言いながら、結局は一対一の決闘に持ち込んだ。消耗したあなたから奪うのは面白くない、なんて言ってたけど〜』
ガイ「……以前、フローディアと話したことがある」
ベルトーネ『聞かせてくれるの?』
ガイ「お前の考えを聞きたい」
ベルトーネ『はいは〜い。相談は聞いてあげるよ〜』
ガイ「あいつは、死の存在しない世界を作ろうとしている。死があるから失う、死があるから残される……だから死をなくせば、喪失はなくなると……そう考えているようだ」
ベルトーネ『不老不死ね〜……ありきたりでつまらない願いだ……』
ガイ「だが、あいつ自身は死を望んでいる」
ベルトーネ『……ん?』
ガイ「自分を殺せる相手を探している。正確には……俺に殺されたいと思っているようだ」
ベルトーネ『ええ……何それ……世界から死を消したい人が、自分だけは死にたがってるなんて……かなり歪んでるね〜』
ガイ「あいつは俺にこうも言った。誰も死なない世界を作る必要はない。俺とあいつだけが死ななければいい、と」
ベルトーネ『……話を聞いた感じ、あの不死鳥さんはただの寂しがり屋なだけだね〜』
ガイ「……お前も、そう思うか」
ベルトーネ『うん。不死鳥なんだから、命に限りがある生き物とはずっと一緒に居られないのが当たり前なのに、そのことに折り合いをつけられないから苦しんでる……超越した側の存在なのに、視点が人に近いから苦労してるんだね〜……ある意味優しいのかも〜?』
ガイ「どうだか……」
ベルトーネ『でも、優しいからって無害とは限らないんだけどね〜。寂しさで世界を巻き込むなら、十分すぎるくらい迷惑だし〜』
ガイ「ああ。だから止める……以前、時間の檻でフローディアを閉じ込めたことがある。そのときは、再生が追いつかずにフローディアは死にかけた。俺も時間魔法の制御が今よりも荒くてな……殺しきることはできなかった」
ベルトーネ『なるほど……それなら、私の権能との相性が良さそうだね〜』
ガイ「ああ……再生を遅らせて、フローディアを追い詰める……だが、殺しはしない」
ベルトーネ『殺せるところまで行って、殺さない。死にたがってる相手には一番残酷な止め方だね〜……それで、そこから先は?』
ガイ「……俺の目には、あいつは迷っているように見えた。説得でもしてみるさ」
ベルトーネ『もし、ダメだったら?』
ガイ「……あいつの望みを叶えることになるだろう」
ベルトーネ『そっか〜……ま、どちらに転んでも力は貸すから頑張ってね、代行者さん』
ガイ「フッ……ずいぶん気の抜けた悪魔だな……」
⭐︎ フローディアを止めるための方針を決めました。
- 646 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 21:42:16.90 ID:YJ1tQJa9O
- ー 夜
ーー小さな丘
アインズ「……始まるか」
テル「ほんとに、見てるだけでいいの……?」
イーリン「……ガイ様が決めたことです。私たちが割り込めば、戦いの意味を壊してしまいます」
アトニス「それに、ここで全員でかかれば、フローディアは決闘を放棄して周囲を巻き込む可能性がある。馬鹿馬鹿しいが、今は一対一の形式を守った方が安全だ」
レイセオン「周辺への被害を抑えるため、結界を構築済みです!更に、もしもに供えて向こう側への直通の転移魔法陣も準備ができています!」
ジェミニ「……本来であれば、墓前で戦うことを良しとはせぬ。じゃが、この戦いは、この地に眠る者たちが守ったものを未来へ繋ぐためのものじゃ。墓守として、儂は見届けよう」
ビビアン「……師匠……」
ヴァリエール「……ベルちゃんが一緒だから、きっと大丈夫だよ」
リルル「うん……ニジ丸、丘の外周を見てて!何かあったらすぐ知らせるんだよ!」
ニジ丸「」ブーン!
リルル「がんばって、ガイ!」
ポーラー「戦闘範囲外にて観測を継続シマス。緊急時は救助行動に移行」
ヒナ「……本当は私も戦いたいのですが」
テイル「駄目よ。今回はガイの戦いでしょ」
キキ「お姉ちゃん、我慢です〜」
ヒナ「分かっています。ですが、ガイさんが殺されそうになったら介入しますよ」
アインズ「それは全員同じだ」
エリザベート「……」
テル「エリザベートちゃん……」
エリザベート「大丈夫です、テル様。私は見届けます。あの方が勝つにせよ、負けるにせよ……どのような結果になろうとも、受け入れます」
◆
- 647 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 21:42:59.11 ID:YJ1tQJa9O
- 新しい二つの墓「」
供えられた綿毛「」フワッ……
風「」ビュオオオッ……
ベルトーネ『……来るよ、ガイくん』
ガイ「……ああ」スクッ……
カッ──
不滅の炎「」ゴオオオオオッ!!!
フローディア「──十分に癒えたみたいね。律儀に約束を守ってくれるとは思ってなかったけれど」スタッ……
ガイ「……お前はいい意味でも悪い意味でも、義理堅い。決闘で決着をつけると決めたら、不意打ちをするような真似はしないと思った」
フローディア「あら、そこまで信頼してくれてたのね?嬉しくなるわ」
ガイ「信用ではない。性格の話だ」
フローディア「ふふっ、それでもいいわ……それより、私をこの場所に呼ぶなんて、中々いい趣味をしているじゃない。私を殺してくれるということでしょう?ここに眠る者達のように……」
墓を撫でるフローディア「」ナデナデ……
ガイ「……」スッ
魔導拳銃「」スチャッ……
短剣「」スラッ……
フローディア「そう焦らないで……私は逃げないから──」スッ
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!
フローディア「……さあ、存分に……愛し合い(ころしあい)ましょう?♡」
ーー戦闘開始 フローディアーー
◆コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-02痛恨
03-05劣勢
06-98優勢
99-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を拮抗状態に戻し+30(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 21:45:32.79 ID:vNeAMsflO
- た
- 649 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 22:47:05.52 ID:09mKZNwjO
- ◆79【優勢】
フローディア「まずは避けてみなさい!」
炎弾「」ドドドドドッ!!!
ガイ「……っ!」シュンッ
ドガァン!ドガァン!ドガァン!
抉れる地面「」ジュウウウッ……
ベルトーネ『うわっ……洒落にならない火力してるよ〜』
ガイ「はっ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
炎に弾かれる魔力弾「」ジュッ……
フローディア「あら、その程度?」
ガイ「これはどうだ!」シュンッ
フローディア「どこへ──」
後ろに回りこんだガイ「はぁっ!!!」
短剣「」ブンッ
フローディアの首に刺さる短剣「」ザクッ!
フローディア「ごふっ!?……ふふっ……今のは悪くないけれど、その程度で死ねるとは思ってないでしょう?」ガシッ……
ガイ「っ……!」
ベルトーネ『まずい、掴まれた……!』
フローディア「捕まえた♡」
炎を纏う手「」ゴウッ!!!
ガイの腕「」ジュウウウウウッ……
ガイ「ぐ、ああああああああっ!!!」
焼ける皮膚「」ジュウウッ……
フローディア「痛いわよねぇ……私も最初の頃は叫んでたもの。よくわかるわ……」パッ
フローディアから離れるガイ「が、ぁ……っ……!」バッ
フローディア「ああ……いい顔……」
- 650 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 22:49:04.29 ID:09mKZNwjO
- ガイ「……ッ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
フローディアの腹部「」ドシュッ!!!
フローディア「っ……!」
ガイ「ハァ……ハァ……!ぐっ……!」
再生していく腕「」シュウウウウ……
ガイ「っ……あ、が……!」
ベルトーネ『治ってるけど、痛みまで消えるわけじゃないんだ〜。便利なのか拷問なのか分からないね〜』
フローディア「ふふっ……役に立っているようで何よりだわ……」
ガイ「……最悪の気分だ……!」
ガイ(……おかしい)
フローディア「どうしたの?動きが止まっているわよ──」
炎の槍「」ゴウッ!!!
ガイ「っ!」バッ
炎の槍「」ザシュッ……
ガイの脇腹「」ジュウウウッ!!!
ガイ「ぐ、ぅっ……!」
再生する傷口「」シュウウウ……
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
頭の一部が吹き飛ぶフローディア「──っ」パァンッ
不滅の炎「」ゴオオオッ……
フローディア「──気を失ってもおかしくないのに、まだ倒れないのね!!!それでこそ、私が選んだ人!!!」メラメラ
所々燃えているガイ「ハァ……ハァ……」メラメラ
ガイ(やはり……最後の一手が甘い……)
ガイ「……フローディア……お前、本気で勝つつもりがあるのか?」
フローディア「……何を言うのかと思えば……現にこうして、あなたを焼いているでしょう?」
ガイ「ああ……火力は本物だ。今も痛いくらい分かっている」
再生するガイの身体「」シュウウウ……
ガイ「だが、詰めが甘い。いや……わざと甘くしている」
ガイ「殺せる場面で、殺していない」
フローディア「……随分と都合のいい解釈ね」
ガイ「違うなら、今ここで証明してみろ」
フローディア「……」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ!!!
フローディア「……いいわ。なら、もっと痛くしてあげる」スッ
炎の柱「」ドゴォォォォン!!!
炎に包まれるガイ「ああああああああああっ!!!」ゴオオオッ……
再生する肉体「」メラメラ……
全身を焼かれたガイ「……う、ぁ……っ……」
フローディア「ほら。これでもまだ、私は勝つ気がないと思う?」
ベルトーネ『痛みを少し鈍らせてる……意識を無くさないように注意して、ガイくん』
ガイ(助かる……それにしても、今の反応……図星か。やはり、こいつは勝とうとしていない……俺に、殺させる気つもりだ……)
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-02劣勢
03-60優勢
61-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/28(日) 22:49:31.17 ID:PutaZo150
- 抑制行動
- 652 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/06/28(日) 22:52:07.88 ID:09mKZNwjO
- 劣勢判定が確定したところで、いつもより速いですが本日は終わりたいと思います。
次回は続きから始めていきます。
それでは、また。
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/29(月) 01:12:44.76 ID:63Eg1V4Eo
- おつ
抑制の使い所ではあるけどちょっと流れが悪い
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/06/29(月) 19:01:54.13 ID:UgPAZA+Ho
- これ敗けたら敗けたで容赦なく殺されるのか
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 12:24:23.75 ID:OaZLcSB/0
- 乙
フローディアは不死鳥だから普通にしても再生するけど時間の檻とかをすれば倒せるのか。
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 17:19:16.85 ID:kgQYM7ATO
- フローディアを止める方針だけど今の状況だとガイの方が普通に大ダメージを受ける流れになってるね
- 657 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 19:52:09.53 ID:TMay57P1O
- >>653
今回のコンマはフローディアに対する方針と交流の結果を鑑みて優しめにしたのですが劣勢になるとは……
>>654
ガイは死にません。ですが、敗北はあまりよくないことになりそうです。
>>655
通常の手段では殺しきる前に再生しきってしまうのですが、時間の檻や怠惰の権能といったものを使えば、再生を終える前に殺すことができるようになるみたいです。
>>656
無傷で相手を止めるということは中々難しいことなのかもしれません。この戦いはどう決着がつくのでしょうか?
- 658 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 19:52:35.87 ID:TMay57P1O
- ◆17-20=-3【劣勢】
炎の柱「」ドゴォォォォン!!
ガイ「ッ!」シュンッ
フローディア「避けなくてもいいのに──」
周囲に浮かぶ複数の氷の刃「」キラキラ……
フローディア「!」
ガイ「──行け!」バッ
氷の刃「」ヒュンヒュンヒュンッ
フローディア「ぁ──」ザクザクザクッ……
フローディア「」ニタァ
フローディア「……ふふっ、あははははは!!!そうよ、それでいいの!!!もっと、もっと……私を死へと誘って!!!」
◆
テル「……」スタスタ
ガシッ
テルの腕を掴むアインズ「行くな、テル」
テル「アインズさん……離してよ」
イーリン「テル様、お気持ちは分かりますが、今はガイ様に任せる他ありません」
テル「イーリンさんまで何言ってるのさ!?いくら再生してるっていっても、このままじゃガイ君が死んじゃうよ!」
アインズ「私たちが行けば、ガイがやろうとしていることを無駄にすることになる」
テル「……どういうこと?」
エリザベート「ガイ様は……この戦いで幾度もフローディア様を殺す機会があったのに、未だに手をかけておりません。逆に、フローディア様の方もガイ様を殺すタイミングは何回もありましたが、敢えて見逃しているように見えますわ」
テル「どうして、そんなことを……?」
アトニス「考えがあるんだろう……今、仮にボク達が行ったらフローディアにどういう影響があるかわからない。本当にまずくなったときまで堪えろ」
◆
カッ──
再生するガイの身体「」メラメラ……
ガイ(フローディアが近くにいるからか、普段よりも傷が治るのが速い。だが……)
ベルトーネ『再生の速度が落ちてきてる。このまま行けば、治るのが追い付かないよ!』
ガイ「……わかっている……!」
フローディア「……あの悪魔と話してるの?」タンッ
フローディア「……今は、私とあなただけの時間でしょう?他のものに感情を向けないでちょうだい」
不滅の炎「」ゴオオオオオオッ──
ガイ「くっ……」
◆コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-20敗北
21-30劣勢
31-00優勢
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『怠惰の権能』使用時、現在の劣勢または痛恨を無効化し、+30次々回-20(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 19:57:17.74 ID:ONGD4eks0
- 怠惰の権能
- 660 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 20:28:11.10 ID:6/zk7R42O
- ◆74+30=104【優勢】
ベルトーネ『とりあえず、仕切り直そうか〜……いくよ、ガイくん』
ガイ(……頼む)
ベルトーネ『──怠惰の悪魔、ベルフェゴールの名において、権能を行使する』
ガイ「抗うな、全てを放棄せよ」
ベルトーネ『抗うな、全てを放棄せよ』
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
ガイに吸い込まれていく周囲の魔力「」ギュゥゥゥン……
膝から崩れるフローディア「!?」ガクッ……
フローディア「これは……私の、力が……吸われている!?いつの間にこんな力を──」ググッ……
ガイの目に浮かぶ模様「」ギンッ……
フローディア「……悪魔の力ね……!」ギリィッ
ベルトーネ『さすが不死鳥。活力がとんでもないね〜……再生どころか、魔力強化の補助にまでなるとは』
魔力が漲るガイ「……」ゴゴゴゴ……
シュンッ
首元が斬られるフローディア「っ!」ズバッ
シュンッ シュンッ
心臓が貫かれるフローディア「」
腹を貫かれるフローディア「」
シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ シュンッ
全身が切り刻まれるフローディア「──」ブシャッ!!!
ガイ「」スタッ……
フローディア「──ゴホッ、ゴホッ……!ぁ……身体が、再生しな、い……!私、これでようやく……!」
◆コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-02劣勢
03-00勝利
【補正・特殊行動】
・『時間の檻』使用時、奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『抑制行動』-20 優勢時にのみ使用可/殺さず無力化を狙う
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 20:29:29.23 ID:OaZLcSB/0
- 抑制行動
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 20:41:55.64 ID:oDgynN6Lo
- 辛勝が過ぎる
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 20:54:13.44 ID:kgQYM7ATO
- あれ?怠惰の権能だから拮抗になって次−20になるのでは?
- 664 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 22:26:10.06 ID:dcXdbYfYO
- >>663
劣勢を無効化して>>658のコンマ表で判定し、結果が優勢だったため、大丈夫です。
-20の補正に関してですが、実は、怠惰の権能には隠された効果がありまして、ガイが1人で戦っているときには-20の補正は発生しません。
仲間と一緒に戦えば連携技が使えますが、怠惰の権能の-20の補正が発生し、
1人で戦えば連携技は使えませんが、怠惰の権能の-20の補正は発生する。
という認識でいただければと思います。
- 665 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 22:27:44.14 ID:dcXdbYfYO
- ◆23-20=3【勝利】
◆仲間がいないため、怠惰の権能の-20の補正は無し
スタスタ……
フローディアの前に立つガイ「……」
フローディア「さあ……私を、殺して……」
ガイ「……」
短剣「」シャキンッ……
目を閉じるフローディア「……ありがとう」
短剣を納めるガイ「……殺さない」チャキッ……
フローディア「……え?」
ガイ「殺さないと、言ったんだ」
フローディア「そんな……」ググッ……
フローディア「──なんでよ!?あなただけなの!私はもう、あなたに殺される以外に救われないのに!」
ガイ「違う」
フローディア「違わないわ!私は、あなたに殺されたいの!あなたなら、私を終わらせてくれると思った!あなたなら……私を……!」
ガイ「それは終わりじゃない。逃げだ……お前は死にたいんじゃない。置いていかれるのが怖いだけだ」
フローディア「違うって……何度言えば……!」
ガイ「なら、なぜ俺とお前だけが死ななければいいと言った」
フローディア「……」
ガイ「お前は死を無くしたかったんじゃない。自分だけが残されることに耐えられなかったんだ」
フローディア「黙ってよ……!」
炎「」ゴオオオオッ!!!
焼けるガイの腕「」ジュウウウッ……
ガイ「っ……!……お前の望み通りに殺せば、それはお前を救ったことにならない。お前を逃がすことになる」
フローディア「……逃げることの、何が悪いの?」
ガイ「……逃げてもいい。だが、全部を捨てて終わる逃げ方を俺は認めない」
フローディア「……あくまで、私を苦しませるのね」
ガイ「お前が俺にしたことと同じだ。お前には生きてもらう」
フローディア「……嫌よ」
ガイ「死なせない」
フローディア「嫌だって言っているでしょう……!」
ガイ「死のない世界を作ろうとした奴が、自分だけは簡単に終わろうとするな」
フローディア「……私に、どうしろって言うのよ」
ガイ「それを今、考えている」
フローディア「……」
- 666 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/04(土) 22:28:12.19 ID:dcXdbYfYO
- ベルトーネ『……ねえ、ガイくん。ひとつ、方法があるんだけど~』
ガイ(方法?)
ベルトーネ『うん。今、ちょっと出しゃばらせてもらうね~』
ガイの影から現れるベルトーネ「」ズズズ……
フローディア「悪魔……!」
ガイ「……何をするつもりだ」
ベルトーネ「ガイくんは封印魔法が使えるでしょ〜?それの応用っていったところかな〜」
フローディア「……また、封印するの?」
ベルトーネ「ガイくんの中に、ね〜」
ガイ「……俺の中に?」
ベルトーネ「そうそう。ただし、普通の封印じゃなくて、フローディアの命をガイくんの命と結び直すんだよ〜」
フローディア「命と……?」
ベルトーネ「簡単に言えば、命の共有かな〜。フローディアの永遠に燃え続ける力を、ガイくんの命の流れに縛る。そうすれば、彼女は不死ではなくなるってこと〜」
フローディア「……不死では、なくなる……?」
ベルトーネ「うん。ガイくんが生きている限り、あなたもガイくんの中で生きる。ガイくんが終わる時は、あなたも終わる」
フローディア「……本当に、そんなことが?」
ベルトーネ「できるかできないかで言えば、できるよ〜。でも安全かどうかで言えば、ぜんぜん安全じゃないけどね〜」
ガイ「……どういう危険がある」
ベルトーネ「まず、ガイくんの中にフローディアの炎を受け入れることになる。今までみたいな祝福の残り香じゃなくて、彼女そのものをね〜……それから、フローディアの不死性を取り除く代わりに、ガイくんの命に繋げるっていうことは、フローディアが傷つけばガイくんにも影響が出るかもしれないし、ガイくんが死ねばフローディアも死ぬ」
ガイ「……」
ベルトーネ「逆に、フローディアだけが勝手に死ぬこともできない。ガイくんの命から切り離されない限り、終わりたくても終われない」
フローディア「……」
ベルトーネ「死に逃げることも、永遠に逃げることもできない。ガイくんと同じ時間の中で、同じ命に縛られる」
フローディア「……ガイと、同じ命……」
ガイ「……それは封印というより、融合に近いんじゃないのか」
ベルトーネ「そうだね〜。封印魔法の応用だけど、結果だけ見れば融合に近いかな〜」
ガイ「……」
ベルトーネ「でも、これをするのはガイくんさえよければ、だけどね〜」
ガイ「俺が……?」
ベルトーネ「そう。これはフローディアだけの問題じゃないよ〜。器になるのはガイくん。命を共有するのもガイくん。中に彼女を受け入れるのもガイくん」
ベルトーネ「ガイくんが嫌なら、この案は無し。私も無理にはやらないよ〜」
フローディア「……」
◆先取2票
1受け入れる
2受け入れない
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 22:29:03.25 ID:ONGD4eks0
- 2
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 22:34:33.53 ID:oDgynN6Lo
- 1
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/04(土) 22:40:15.11 ID:EpbCNDsIO
- 1
- 670 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/05(日) 00:03:41.91 ID:TB+lXmxEO
- ガイ「……それで、どうやればいい?」
フローディア「!……それって……」
ガイ「受け入れる」
フローディア「……ガイ……本当に……いいの?」
ガイ「ああ」
フローディア「だって……これは、あなたが私を背負うということでしょう?それに、あなたは私のことを……」
ガイ「そうだな……だが、お前と過ごしている内にお前のことはなんとなくわかった。お前もエンドゲームのように手段や方法は誤っていたが……本質はどこにでもいる寂しがり屋だった」
フローディア「ふふっ……本当に……残酷で優しい人ね」
フローディアの頬を伝う涙「」ツー……
フローディア「……嬉しい。すごく、嬉しいわ……」ポロポロ……
ベルトーネ「はいは〜い。じゃあ、ガイくん。封印魔法を展開して。外に向けるんじゃなくて、自分の内側に向ける形で」
ガイ「……分かった」
◆
- 671 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/05(日) 00:04:18.16 ID:TB+lXmxEO
- ーー???
炎の中に立つフローディア「……不思議な場所ね。熱くて、冷たくて……寂しいけど、怖くないわ」
ガイ「フローディア……」
フローディア「ガイ……私を、独りにしないでくれて……ありがとう」
ガイ「……礼を言われるようなことじゃない」
フローディア「言わせてちょうだい。今言わないと、きっと私はまた誤魔化すから」
ガイ「……」
フローディア「私はずっと、誰かに終わらせてほしかった。でも本当は……終わりたかったんじゃなくて……置いていかないでほしかった」
フローディア「あなたは、私を見抜いた。私が隠していた一番醜いところまで見て、それでも殺さないと言った」
ガイ「醜いとは思わない」
フローディア「……本当に?」
ガイ「ああ。ただ、面倒だとは思うがな」
フローディア「ふふっ……そこは否定してくれないのね」
差し出されるフローディアの手「」スッ……
フローディア「……手を、握ってくれる?」
ガイ「……ああ」
ギュッ
フローディア「……ガイ」
ガイ「何だ」
フローディア「好きよ」
ガイ「……今言うことか」
フローディア「今だから言うのよ」
ガイ「……そうか」
フローディア「あなたは答えなくていいわ。私が勝手に言いたかっただけだから」
ガイ「……フローディア」
フローディア「何?」
ガイ「独りにはしない」
フローディア「……!」
ガイ「だから、俺の中で生きろ」
フローディア「……ええ。喜んで」
カッ──
◆
- 672 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/05(日) 00:04:59.49 ID:TB+lXmxEO
- 青い炎「」ボッ──
目を開くガイ「……」
ベルトーネ『……うまく行ったみたいでよかった〜。調子はどう?』
ガイ「……問題ない。お前たちも……大丈夫そうだな」
フローディア『ふふっ、ふふふっ……すごく近くにあなたを感じるわ……こんなに幸せなことがあっていいのかしら?』
ベルトーネ『同居人が増えた〜。退屈しなさそうで何よりだけど〜……よろしくね、不死鳥さん』
フローディア『あら、もう不死ではないんでしょう?それとも悪魔さんは、さっき自分でした説明も忘れてしまったのかしら?』
ベルトーネ『仲良くする気ある〜?』
フローディア『ふふっ、冗談よ。あなたにも感謝してるわ』
ガイ「お前ら……」
転移魔法陣「」フォンッ──
ドサドサドサッ……
テル「ガイくん!青い炎に包まれてたから助けに……ってあれ?」
エリザベート「フローディア様はどちらに……?」
アインズ「ガイ。無事か?」
イーリン「ガイ様!お怪我は……!?」
レイセオン「……ん?んんん???ガイ様、あなた……」
アトニス「お前……また厄介なことになったな?そこまで色々混ざってるヤツを見るのは初めてだ」
テル「……混ざる?」
ガイ「……詳しいことはあとで話す。とにかく、フローディアの脅威はなくなった……一度、みんなで集まろう」
遠くから聞こえるジェミニたちの声「ガイ殿〜!」
⭐︎フローディアと融合しました。
- 673 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/05(日) 00:12:56.54 ID:VfVtq1wkO
- ーークロシュヴァリエ号
テル「……つまり、フローディアはガイくんの中にいるってこと?」
ガイ「そうだ」
エリザベート「フローディア様はご無事なのですか!?」
ガイ「無事だ。不死ではなくなったが、意識はある」
エリザベート「不死ではなくなった……」
レイセオン「観測結果から見ても、フローディア様の独立した不死性は消失しています!現在はガイ様の生命反応に接続され、内側に封印されている状態ですね!」
アトニス「封印というより、融合だろ。まったく……敵だった奴を自分の中に入れるなんて、無茶にも程がある」
アインズ「まったくだ……無茶をするのは今に始まったことじゃないがな」
イーリン「ガイ様らしい選択です。ですが、危険は本当にないのでしょうか?」
レイセオン「危険性は不明です!前例がないので!」
テル「一番困る答えだよ!」
アトニス「つまり、何かあっても対処が後手に回るってことだ」
ガイ「……分かっている」
フローディア『あら、随分と心配されているのね……そうそう、エリザベートには、ありがとうと伝えてちょうだい。止めてくれて、叱ってくれて……最後まで私の従者でいてくれて、嬉しかったと』
ガイ「エリザベート……フローディアがありがとう、と。最後まで従者でいてくれて嬉しかったそうだ」
エリザベート「……っ」
エリザベート「フローディア様……私は……」
フローディア『泣かないで。あなたには、これから自分のために生きてほしいわ』
ガイ「泣くな。これからは自分のために生きてほしい、と」
エリザベート「……そんな……そんなことを急に言われましても……!」
テル「エリザベートちゃん……」
エリザベート「フローディア様は、いつも勝手ですわ……!私を拾って、振り回して……今度は、私に自分のために生きろだなんて……!」
ガイ「……」
エリザベート「ですが……ですが、あなたがそう望むなら……私は、考えてみますわ。王族でも、従者でも、誰かの代わりでもない……エリザベート・ロード・セイントレアとして、どう生きるのかを」
フローディア『……ええ。それでいいわ』
◆現在はラティア・ヘイヴンです。(滞在最終日)
何をする?
安価下1~3
⭐︎協力者
・クロシュヴァリエ号
アインズ、イーリン、テル、アトニス、レイセオン、エリザベート
・ラティア・ヘイヴン
ジェミニ、ゼーレシルト、ポーラー、ゴライアス、ヒナ、テイル、ヴァリエール、ビビアン、リルル
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 00:14:57.97 ID:tLQRM+AsO
- ホーリーが来て飛空艇に相乗りして地上に行きたいと頼んできた
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 00:16:18.28 ID:YjP1GMZdo
- エリザベートから王国復活のために星の光欲しいなぁと冗談を言われる
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 00:20:47.24 ID:nRjsyYjYO
- レイセオンからトゥルーエンド様がいてかなりすけこましですねと笑顔で煽られる
- 677 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/07/05(日) 00:23:51.35 ID:VfVtq1wkO
- 本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 00:25:20.67 ID:nRjsyYjYO
- 乙
ハッピーエンドですね
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 02:02:19.94 ID:gxIYbCEeo
- おつ
ちなみに七つの大罪には悪魔の他にも幻獣が当てはめられたりもするけど、それにおいて怠惰はフェニックスらしいです
仲良く居候できそうね
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/07/05(日) 15:13:39.72 ID:P4LpDT+RO
- 乙
中の住人が増えて人間なのにスライムじみてきたなガイさん
1061.07 KB Speed:5.2
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