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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅳ
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102 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 00:07:49.94 ID:yYIFLGPeO
第七避難所に辿り着き、ついに聖女と対面したガイ。
世界めくれを止めるために力を貸してほしいと告げるが、十年間、この世界で生きてきた聖女にとって、その言葉はあまりにも突然のものだった。
なぜ世界めくれを止めようとしているのか。なぜ聖女の力を必要としているのか。ホーリー・ハンドレッドの名に反応を見せた聖女を前に、ガイはこれまでの旅と、自らに託された使命について語り始める。
果たして、“聖女”にしかできないこととは何なのか。
そして、世界めくれを止めるというガイの願いに、聖女はどのような答えを返すのだろうか……。
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 00:23:31.65 ID:zIwz1X3jo
乙
いやーガイはいっぱい殺してきたね
特に女の人を
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:13:25.41 ID:3QKjbfKgO
乙
はぐれた3人とも再会しなきゃだけどどうやって生き延びてるんだろうねガイですら不死鳥の力で一週間かけたのに
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:21:58.00 ID:wokTxHwQo
おつ
皆から責められる悪夢かと思ったら結構穏やかだった…
でも生きたまま何度も彼岸に行くのは良くない兆候かもしれん
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 14:24:50.99 ID:MmAV2XoA0
乙
第七避難所に着いたね。ここがガイ達の拠点になるのかな?
107 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:43:18.64 ID:UCIKDsZbO
>>103
負けてはならない戦い故に、その道には屍が積み重なってしまうみたいです。
メタ的には、女性キャラの比率が高いため、対峙する相手も女性が多くなった結果でしょう。ただ、それが女性だろうと子供だろうと大多数を救う為ならば、手をかけてしまえる非情さを持ち合わせてしまった、という描写に繋がったのかもしれません。
>>104
ガイさんは一人で落っこちましたが、サーシャさんたちは竜になったアインズさんが掴んでいたので落下による怪我が比較的浅かったのと、サーシャさんの治療魔法によって応急処置ができたので、ガイさんより早めに動くことができたのだと思われます。
その後の動向は、また後ほど。
>>105
以前見た夢はガイさん自身が見た悪夢でしたが、今回はどういう訳か、彼岸に繋がってしまったみたいです。順調に常人から外れていっています。
>>106
>>1
としては、そのような想定でいますが、展開等によって変わることはあるかと思います。断定はできませんが、セイントレア編における基本的な活動拠点になる予定です。
108 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:43:47.90 ID:UCIKDsZbO
ガイ「……分かりました」
聖女「ありがとうございます」
ガイ「ただ……少し長くなるかもしれません」
聖女「構いません。聞かせてください」
近くの椅子に腰掛ける聖女「」スッ
聖女「ザックさんも、よろしければ」
ザック「……ああ」
椅子に腰掛けるザック「」ストッ
ガイ「……どこから来たのか、でしたね」
聖女「はい」
ガイ「俺は……セイントレアの外から来た」
聖女「外から……?」
ザック「……」
ガイ「仲間と飛空艇に乗って、この街に入った」
聖女「飛空艇?で……あの結界を?」
ガイ「かなり無茶はしましたが。俺一人じゃ、ここまで来ることはできなかった」
聖女「……そうでしたか」
ガイ「それに……俺が世界めくれを止めようとしてるのも、最初からそのために旅を始めたわけじゃない」
聖女「では……?」
ガイ「旅を続ける中で、色んなことを知った。世界樹の光のこと……翡翠の賽のことも」
ガイ「俺も全部を理解してるわけじゃない。ただ……ホーリーから聞いた。このまま放っておけばいいことじゃないってことは分かってる」
聖女「……ホーリー・ハンドレッドから……」
ガイ「ああ」
聖女「それで……あなたは、世界めくれを止めるために?」
ガイ「……はい。世界樹の光の残滓を集めながら、ここまで来た。その途中で……世界めくれを止めるには、“聖女”の力が必要だと聞いた」
聖女「……」
ガイ「だから、セイントレアに聖女がいると聞いて……ここまで探しに来たんです」
聖女「……そう、ですか」
ガイ「……?」
目を伏せる聖女「……」
ガイ「どうしました?」
聖女「いえ……少し……昔のことを、思い出してしまって」
ガイ「昔のこと?」
聖女「……はい。十年前……世界めくれが起きた日のことを」
◆
109 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:44:34.38 ID:UCIKDsZbO
◆
ー 十年前
ーー聖ヴァレリオ教会
扉「」バァンッ!!
「誰か……!誰かいませんか!?」
シーン……
幼女「……だれも、いない?」ギュッ
セイン「……おそらく、みんな避難したんだろう……」フラッ……
「っ、セインくん、そこに座ってください!今、治療道具を……!」
セイン「……待て。誰かいるみたいだ」ググッ……
「え?」
奥から聞こえる声「まだ避難してない人がいるんですか!?」
「……!」
タッタッタッ!!
奥から駆けてくる聖女「──って、お姉ちゃん!?」
僧侶「聖女!」
聖女「よかった……!無事だったんだ……!」
僧侶「それはこっちの台詞です!こんな状況で教会に残って……!何をしてるんですか!?」
聖女「え、えっと……怪我をした人たちがたくさん来てたから……でも、さっき皆さんを避難させて……だから──」
僧侶「もう……!」
聖女「ご、ごめんなさい……」
僧侶「……本当に……心配したんだからね……」
聖女「……ごめんね、お姉ちゃん」
僧侶「……無事で、よかった……」
聖女「……うん」
ギュッ……
幼女「シスターさん、勇者様をたすけて……」
セイン「……僕のことはいい。それより、この子供を避難所まで連れて行かなければ……」
聖女「そんなわけにはいきません!ほら、座ってください!」
セイン「……しかし」
聖女「子供を避難させるのも、セインさんを治すのも、どっちもやります!」
◆
110 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:45:28.66 ID:UCIKDsZbO
ーー避難所
頭上を覆う巨大な結界「」ブゥゥン……
重なり合う七色の光「」キラ……キラ……
ザワザワ……
幼女「あっ!お母さん、お父さん!」
避難民の男女「……!」タタッ
駆け出す幼女「お母さーん!お父さーん!」タッタッタッ!!
抱きしめられる幼女「わっ!」ギュッ!!
母親「よかった……!よかった……!」ギュウッ
父親「無事だったのか……!」
幼女「うん!あのシスターのお姉ちゃんが助けてくれたの!」
僧侶「……」
母親「……ありがとうございます……!本当に……!」ペコリ
僧侶「いえ……無事に会えてよかったです」
幼女「シスターのお姉ちゃん、勇者様も……ありがとう!」
セイン「……ああ」
聖女「もう、お父さんとお母さんから離れちゃ駄目ですよ?」
幼女「うん!」
両親と共に離れていく幼女「」トテトテ……
僧侶「……よかった」
聖女「うん……」
僧侶「そういえば、お父様は……?ここへ避難したんですよね?」
俯く聖女「……」
僧侶「聖女……?」
111 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:45:55.76 ID:UCIKDsZbO
聖女「お父様は……私たちをかばって、影の魔物に……」
僧侶「っ……そんな……」
聖女「……ごめんね、お姉ちゃん」
僧侶「……どうして、あなたが謝るんですか……」
聖女「……」
僧侶「……お父様……」ギュッ……
聖女「……お姉ちゃん、クロシュさんたちを見ませんでしたか?クロシュさんたちは無事なのでしょうか……」
セイン「……伝えておかなければならないことがある」
聖女「何ですか?」
セイン「僕が最後に、王城で見た時……クロシュ以外は全員倒れていた」
聖女「嘘……」
セイン「本当だ」
聖女「……そんな……じゃあ……クロシュさんたちは……」
セイン「……わからない」
聖女「……!」
セイン「死んだところは見ていない。ただ……」
王城の方角を見るセイン「……もう、以前のクロシュではない」
聖女「……え……?それは……どういう……」
ザワッ……
「なんだ、あれ……」
「魔物……?」
「こっちに来るぞ……!」
セイン「……!」
星霊の剣に手をかけるセイン「」グッ
ザッ……ザッ……
人混みの向こうから歩いてくる傷だらけの黒い精霊「……」フラ……
身体から零れ落ちる黒い粒子「」パラ……パラ……
黒い精霊→使徒「……」
聖女「……使徒、様……?」
僧侶「……!」
セイン「使徒……!」
星霊の剣を抜くセイン「」シャキンッ
聖女「セインさん!?」
セイン「……下がるんだ」
聖女「でも……」
セイン「使徒は王城で戦った……敵だ」
聖女「えっ……!」
僧侶「使徒様が?……一体、どうして……?」
膝をつく使徒「」ガクッ……
聖女「……!」ダッ
グイッ
腕を掴むセイン「……待て」
聖女「セインさん……!」
セイン「……さっきまでと、様子が違う」
112 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:46:38.99 ID:UCIKDsZbO
石畳の隙間から滲み出す黒い粘液「」ドロ……
聖女「!?」
避難民「な、なんだこれ……?」
避難民「こっちからも出てきたぞ!」
避難民「なにこれ……スライム……?」
セイン「……!」
聖女「セインさん?」
黒い粘液を見るセイン「……」
セイン「……クロシュの魔力だ」
聖女「え……?」
僧侶「クロシュ様の……?どういう……」
避難所の各所から溢れ出す黒い粘液「」デロデロ……
避難民「う、うわっ!」
避難民「離れろ!!」
避難民「ひいいいいっ!」
黒い粘液「」グニャ……
デロデロデロ……
スライムもどき「」ヌッ
スライムもどき「」ヌッ
スライムもどき「」ヌッ
聖女「!」
僧侶「何、これ……」
星霊の剣を構えるセイン「」スッ
聖女「セインさん、その身体じゃ……!」
セイン「……来るぞ」
避難民「ひっ……!」
飛びかかるスライムもどき「」ブワッ!!
113 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:47:19.14 ID:UCIKDsZbO
聖なる光「」パァァァァッ!!
スライムもどき「」ジュゥゥゥゥッ!!!
僧侶「魔法が効く……!皆さん、下がってください!」
使徒「……っ……」
使徒へ近づく黒い粘液「」ズル……ズル……
僧侶「使徒様!」
聖なる光「」パァァァァッ!!
スライムもどき「」ジュゥゥゥゥッ!!!
使徒「……!」
聖女「大丈夫ですか!?」タタッ……
使徒「……にげ……」
聖女「え?」
使徒「……にげ……て……」
聖女「……!」
キラ……
セイン「……?」
キラ……キラ……
頭上に浮かぶ星光「」キラキラ……
避難民「なんだ、結界の光か?」
避難民「それにしてはなんか変じゃないか?」
ザワザワ……
僧侶「……?」
聖女「この光……」
増殖していく光「」キラキラキラキラ……
セイン「……!」
使徒「……!」
頭上を覆う七層結界「」ブゥゥン……
七層結界の一点へ集まっていく光「」キラキラキラ……
セイン「……まずい、みんな離れろ!」
巨大な光「」ギュオオオオオ──
避難民「な、なんだ!?」
七色の光「」バチッ……バチッ……
カッ──
114 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:47:46.14 ID:UCIKDsZbO
七層結界「」バキィィィィンッ!!!
穿たれる結界「」パリィィィン!!!
「結界が破られた!?」
「逃げろ!!」
ワーワーワー……
星霊の剣を握り直すセイン「……」グッ……
光の中から降りてくる人影「……」フワ……
星詠みの魔女「……」スタッ
聖女「……え……?」
星詠みの魔女「……」
聖女「……イリス……さん……?」
セイン「!」
星詠みの魔女「……」
聖女「……どうして……その姿は一体……」
星詠みの魔女の周囲に浮かぶ光「」キラ……キラ……
セイン「……下がれ!」パヒュンッ
聖女「きゃっ──」
地面「」ドゴォォォン!!!
聖女「っ!」ドサッ
セイン「っ……!」
使徒へ向き直る星詠みの魔女「……」クルリ
スタスタ……
聖女「……待って……!イリスさん!何をするつもりなんですか!?」
使徒の前で立ち止まる星詠みの魔女「……」
使徒「……」
使徒を掴む星詠みの魔女「……」グッ
使徒「っ、ぁ……!」ググッ……
聖女「イリスさん!使徒様を離してください!」
浮いていく星詠みの魔女「……」フワッ……
掴まれた使徒「」グッタリ……
結界を張っている眼鏡の少女「……っ、いけない……!今の一撃で、結界が……!」
消えていく七層結界「」シュウン──
大量に現れる黒い影の魔物「──」ヌオッ
大量に現れるスライムもどき「」デロデロ……
115 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:50:02.10 ID:UCIKDsZbO
セイン「!」
僧侶「そ、そんな──」
黒い影の魔物「──」ブワッ!!
スライムもどき「」グニャァッ!!
避難民「うわあああああ!!」
避難民「逃げろ!!」
避難民「助けてくれぇぇぇ!!」
ワーワーワー!!
聖女「……!」
逃げ惑う避難民「」ドドドド……
泣き叫ぶ子供「ママぁぁぁ!!」
倒れた老人「た、助け……」
大量の黒い影の魔物「──」ヌオッ
聖女「……こんなに……」
結界を張っている眼鏡の少女「駄目……!一度壊された術式が繋がらない……!」グググッ……
眼鏡の少女「このままじゃ……結界を張り直せない……!」
空を見上げる聖女「……」
崩れ落ちていく七層結界「」パラ……パラ……
その向こうへ飛んでいく星詠みの魔女「……」フワ……
掴まれた使徒「」グッタリ……
聖女「……イリスさん……」
逃げ惑う人々「」ワーワー!!
迫る影の魔物「──」ズオオオ……
溢れ続ける黒い粘液「」デロデロ……
両手を組む聖女「」スッ……
聖女「……どうか……皆さんを守れる力を……!」
ドクンッ──
聖女?「……!」
聖女の身体から溢れ出す光「」パァ……
眼鏡の少女「これは……?」
聖女?「……っ」ギュッ……
カッ──
避難所全体へ広がっていく光「」ブワッ──!!
消えていく黒い影の魔物「──」ジュゥゥゥゥッ!!
消えていくスライムもどき「」ジュゥゥゥゥッ!!
七色の光「」パァァァァッ!!
116 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:50:59.90 ID:UCIKDsZbO
頭上に再び広がっていく七層結界「」ブゥゥゥゥゥン!!!
避難所全体を覆う七色の光「」キラキラキラ……
避難民「け、結界が……!」
避難民「戻った……!」
避難民「助かったのか……!?」
溶け落ちる黒い粘液「」ベチャ……
聖女?「……ここまで、ですね……」
力なく倒れる聖女「」ガクッ……
僧侶「聖女!」ダッ
聖女「はぁ……はぁ……っ……」
僧侶「大丈夫ですか!?一体何を!?」
聖女「えへへ……正直、わからないんですけど……でも……」
周囲を見渡す聖女「」
泣きながら抱き合う親子「」ギュッ……
傷ついた者を助け起こす避難民「」グッ……
安堵する人々「」ザワザワ……
聖女「……よかった……みんな……無事で……」
僧侶「……もう……」
聖女「ふふ……ごめんね、お姉ちゃん……」
僧侶「本当に……あなたは……」
キラ……
七層結界の外へ上昇していく星詠みの魔女「……」フワ……
掴まれた使徒「」グッタリ……
空を見上げる聖女「……使徒様……」
セイン「──!」
僧侶の背後に現れる影の魔物「──」ヌッ
セイン「僧侶!!!」パヒュンッ
僧侶「え──」
影の魔物の腕「」スッ……
トンッ……
僧侶を押し出す聖女「──」
僧侶「……あ」
聖女「」ニコ
バシュウウウウウン──……
光「」カッ──
消滅する影の魔物「」シュウウウン──
◆
117 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:51:26.90 ID:UCIKDsZbO
ーー第七避難所 聖ヴァレリオ教会
ガイ「……つまり、あなたは本当の聖女ではない、と?」
聖女「はい……私は彼女の姉です。十年前、聖女と呼ばれていたのは……私ではなく、妹でした」
聖女「妹はあの日、私を庇って……影の魔物に触れられ、消えました」
ガイ「……そうだったのか」
聖女「はい。それからです。私が……妹の代わりに、“聖女”と名乗るようになったのは」
ガイ「妹の代わりに……?」
聖女「……最初は、そんな大層な理由ではありませんでした。世界めくれが起きて……国も、教会も、それまで当たり前だったものが、何もかも変わってしまって……」
聖女「それでも、妹に助けられた人たちは生きていました。だから……せめて、あの子が守ろうとしたものを、私も守っていこうと思ったんです」
ガイ「それで、“聖女”の名前を……」
聖女「もちろん、私には妹のような力はありません」
自分の手を見る聖女「……十年前、あの子が見せたような奇跡は……私は、一度だって起こせませんでした」
聖女「ですから……あなたが探している“聖女”が、世界めくれを止めるために必要な力を持つ者だというのなら……残念ですが、それは私ではありません」
ガイ「……」
聖女「本当の聖女は……もう、ここにはいないんです」
ガイ「……それなら、どうしてホーリー・ハンドレッドの名前を知っていたんですか?」
聖女「……」
ガイ「俺がその名前を出した時……あなたは驚いていた。会ったことがあるのでは?」
聖女「はい、一度だけ。十年前……世界めくれが起きてから、何日か経ったあとです」
◆
118 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:52:03.13 ID:UCIKDsZbO
ー 十年前
ーー第七避難所
呆然と座り込む僧侶「……」ブツブツ……
白い花弁「」フワッ……
僧侶「……?」
ホーリー「……」
僧侶「……誰、ですか……」
ホーリー「ホーリー・ハンドレッドと申します」
僧侶「……ホーリー……ハンドレッド……?」
ホーリー「はい。あなたが、聖女の姉ですね」
僧侶「……だったら、何ですか……」
ホーリー「確認しただけです。あなたは、多くを失いました」
僧侶「……っ」
ホーリー「父親を失い、妹を失い……それでも、あなたは生き残った」
僧侶「……そんなこと……言われなくても分かっています……何なんですか……あなた……」
ホーリー「一つ、伝えるために来ました」
僧侶「……?」
ホーリー「いずれ、あなたを探してここへ来る者が現れます」
僧侶「私を……?」
ホーリー「はい。その者が現れた時、まず話を聞いてください。そして、その後どうするかは……あなた自身で決めればいいでしょう」
僧侶「何を決めるんですか……?」
ホーリー「その時になれば分かります」
僧侶「……随分、勝手ですね……」
ホーリー「そう感じるのは自然です」
僧侶「……」
ホーリー「ですが、あなたに決定を強制するつもりはありません」
僧侶「……本当に、その人は来るんですか……?」
ホーリー「はい。必ず」
僧侶「いつ……?」
ホーリー「それを今知る必要はありません」
僧侶「要領を得ませんね……」
ホーリー「必要なことだけを伝えていますので」
白い花弁「」フワッ……
花のように散り始めるホーリー「忘れないでください」パラパラ……
僧侶「……!」
ホーリー「あなたを必要とする者が、いずれここへ辿り着きます。その時は……あなた自身の答えを選んでください」パラパラ……
僧侶「待って──」
散らばる白い花弁「」フワッ……
僧侶「……ホーリー……ハンドレッド……」
◆
119 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:52:48.98 ID:UCIKDsZbO
聖女「彼女が何者なのかも、どうして私の前に現れたのかも……当時の私には、何も分かりませんでした」
聖女「ですが今日……あなたが現れました。“聖女”を探していると言って……ホーリー・ハンドレッドという名前を口にした」
ガイ「……それで、俺が十年前に言われた奴だと思ったんですか?」
聖女「はい。あの方は、いずれ私を必要とする者がここへ辿り着くと……そう言っていましたから。ですが……あなたが探していたのは、私ではないのでしょう?」
ガイ「……はい。俺が話に聞いていたのは……きっと、あなたじゃない。俺は本物の聖女のことを話でしか知らない。姉がいたことだって、今初めて知ったくらいです」
聖女「……やはり、そうですか」
ガイ「でも……ホーリーが十年前に言ったことが、間違いだったとは思えません。俺がここに来ることを知っていたのか……それとも、別の意味があるのか。それは分からない」
ガイ「ただ……俺は世界めくれを止めるためにここまで来た。そして、あなたに辿り着いた」
聖女「でも……先ほども言った通り、私には何の力もありません」
聖女「妹のような奇跡も起こせません。世界めくれを止める方法だって知らない……私はただ、この十年間……あの子の代わりに“聖女”と名乗ってきただけです」
ガイ「それでも……力を貸してもらいたいです。何ができるのかは、俺にもまだ分かりませんが……」
ガイ「俺と一緒に……世界めくれを止める方法を探してくれませんか?」
聖女「……少しだけ、時間をください。私自身で……ちゃんと考えて、答えを出したいんです」
ガイ「……分かりました」
◆
120 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:53:39.33 ID:UCIKDsZbO
ーー第七避難所
ガイ(その後、第七避難所を回ってサーシャたちのことを探した。話を聞いてみたら、ここに来たのは間違いないらしい。何人かは三人を見たと言っていたし、少なくとも無事に辿り着いてはいるようだ……)
◆
ザワザワ……
ガイ「……」スタスタ……
ベルトーネ『ガイくん、そろそろ休憩しようよ〜。朝からずっと歩きっぱなしだしさ〜』
ガイ(だが、手がかりは目撃情報だけだ。第七にいることは分かっても、今どこにいるのかまでは分からない……)
フローディア『闇雲に歩き回っても仕方ないわ。一度休んだら?向こうだって、ずっと同じ場所にいるとは限らないでしょうし』
ガイ(……それもそうか)
露店「」ワイワイ……
店主「焼きたてだよー!今日はまだ余裕があるから、一人二つまでだ!」
避難民「二つください!」
避難民「こっちも!」
ガイ「……食料の配給か」
ベルトーネ『お〜、ちょうどいいところに。何か貰ってきたら〜?』
ガイ(俺より避難民が先だろ)
店主「おい、そこの兄ちゃん!」
ガイ「……俺か?」
店主「ああ!さっきからそこで突っ立ってる兄ちゃんだよ!遠慮してないで持ってけ!」
ガイ「いや、俺は──」
店主「いいからいいから!余らせたって仕方ねえんだ!」
焼いたパン「」ポイッ
ガイ「っと」パシッ
店主「もう一個!」
焼いたパン「」ポイッ
ガイ「」パシッ
ベルトーネ『あはは〜、押しに負けちゃったね〜』
フローディア『せっかくだし、いただいたら?』
ガイ「……そうするか」
スタスタ……
空いている長椅子「」
ガイ「……ここでいいか」
焼いたパン「」ホカホカ……
ガイ「」パクッ
ガイ「……美味いな。こっちに着いてから初めてマトモな食事を摂った気がする」モグモグ
フローディア『ここの避難所は、かなり余裕があるみたいね……一体どこから調達しているのかしら?』
ベルトーネ『気になるところだけど〜……今は食べられることに感謝しとけばいいんじゃない〜?』
聞き覚えのある声「ちょっと──ゼ、アイン──」
121 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:54:12.04 ID:UCIKDsZbO
ガイ「……ん?」モグモグ
聞き覚えのある声「──だから──」
聞き覚えのある声「私は──」
ガイ「フッ……探し回ってたのが馬鹿らしくなるな……サーシャたちの声に聞こえる」
フローディア『……いや、聞こえるどころじゃなくて、これ……』
ベルトーネ『もしかしなくても、間違いないね〜』
ガイ「……まさかな」クルッ
亜麻色ポニテエルフ「も〜、リーゼもアインズも、こんなところで言い合わないでよ……」
黒ジャケットの少女「言い合ってないって。私は当然のことを言ってるだけ」
灼髪オッドアイ美女「私も当然のことを言っているだけだ」
亜麻色ポニテエルフ「それを言い合いって言うんだけど……」
ガイ「──っ」ダッ
◆
122 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:55:02.66 ID:UCIKDsZbO
灼髪オッドアイ美女「……サーシャ、リーゼ、何者かが近づいてきている」バッ
黒ジャケットの少女「えっ!?どこから!?」キョロキョロ
亜麻色ポニテエルフ「……!」クルッ
タッ……タッ……
ガイ「──夢じゃ、ないよな?」
亜麻色ポニテエルフ「……っ!」ダッ
ピョンッ
抱きつかれるガイ「うおおおおおっ!?」
ドサッ……
亜麻色ポニテエルフ→サーシャ「ガイ……!ガイ、ガイ……!」ギュウウウッ!!
ガイ「い、痛い……サーシャ……!」ジタバタ
サーシャ「生きてた……!本当に、生きてた……!」ギュウッ……
ガイ「……ああ……!待て、ちょ……苦し……」ジタバタ
サーシャ「よかった……!もう……ずっと、ずっと心配して……探してたんだから……!」ギュウッ
ガイ「あぁ!……悪、かった……!サーシャ、一回離れ──」ジタバタ
黒ジャケットの少女「……ふふっ。そのままもう少し反省させてあげたら?」ニヤニヤ
灼髪オッドアイ美女「なんだ。存外、大丈夫そうじゃないか?」
ガイ「リーゼ、アインズ……!見てないで助けてくれ……!」
黒ジャケットの少女→リーゼリット「はいはい……ほら、サーシャ。気持ちはわかるけど、そろそろ離してあげな」
サーシャ「──はっ!ご、ごめん!ガイ!」パッ
ガイ「……」
灼髪オッドアイ美女→アインズ「フッ……久しいな、ガイ」
立ち上がるガイ「……ああ」スクッ……
ガイ「……みんな、無事でよかった」
アインズ「当然だ。誰に言っている?」
ガイ「……フッ、そうだったな」
サーシャ「アインズも、そんな余裕そうにしてるけど……ガイのこと、ずっと心配してたじゃん」
アインズ「なっ……!?サーシャ、余計なことを言うな!」
ガイ「そうなのか?」
リーゼリット「そうそう。何かあるたびに『ガイならこの程度では死なん』とか言って」ニヤニヤ
アインズ「……なっ、そういうリーゼだって、夜中にガイの名前を呼びながら泣いていただろう!」
リーゼリット「み、見てたの!?///」
サーシャ「あはは……」
ガイ「……」
言い合うリーゼリットとアインズ「」ギャーギャー
ガイ「……二人とも」
リーゼリット「何!」
アインズ「なんだ!」
ガイ「……心配をかけて、悪かった」
リーゼリット「……!」
アインズ「……」
ガイ「サーシャも。俺を探してくれて、ありがとう」
サーシャ「……うん!」
◆
123 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/30(日) 23:56:35.96 ID:UCIKDsZbO
サーシャ「そうだ……ガイ、これ」スッ
翡翠の賽「」キランッ
ガイ「ありがとう。ちゃんと持っててくれたんだな」
サーシャ「もちろん。大事なものだって言われてたし、肌身離さず持ってたよ」
翡翠の賽を受け取るガイ「……助かった」スッ
リーゼリット「それで……これからどうするの?」
ガイ「聖女と会えた。あとは彼女の返答次第だ」
サーシャ「本当!?」
ガイ「ああ。ただ……少し事情が複雑でな」
リーゼリット「事情?」
ガイ「それは後でちゃんと話す。向こうにも、考える時間が必要みたいだからな」
サーシャ「……そっか」
ガイ「ところで、三人はどうやってここまで?」
アインズ「そうだな……クロシュヴァリエ号が墜落した後、私たちは運良く船の残骸と共に地上へ落ちた」
リーゼリット「アインズがしっかり捕まえてくれてたおかげで、私とサーシャはあんまり怪我しなかったんだ」
ガイ「なるほど……」
サーシャ「アインズはちょっとだけ怪我したんだけど、残骸がクッションになってくれたみたいで致命傷にはならなかったの」
アインズ「もとより、あの程度の高さから落ちたところでついた怪我など、私にとってかすり傷程度のものだ」
サーシャ「強がっちゃって……」
リーゼリット「それで、当てもなく歩いてたら、ちょうど近くを通りがかった勇者連合の人たちに救助してもらって、第七まで連れてきてもらったんだ」
サーシャ「そこからは、勇者連合の人たちを手伝いながら、ガイを探しにいったりしてたんだよ?」
ガイ「……そうだったのか」
リーゼリット「まったく。こっちは第七に着いてから何度も探し回ったのに、影も形もないんだもの」
ガイ「俺がこの辺りに着いたのは昨日だからな。そりゃ見つからない」
サーシャ「昨日!?」
アインズ「……では、墜落してから今日まで、一体どこで何をしていた?」
ガイ「……色々あった」
リーゼリット「色々って……」
ガイ「第四、第五、第六を通って、昨日ようやく第七に着いた。途中で何人かとも会ったし……何度か死にかけた」
サーシャ「何度か死にかけた!?」
ガイ「……まあ、そこも後で話す」
リーゼリット「ちょっと待って。さらっと流していいところじゃないでしょ、それ」
アインズ「まったくだ」
ガイ「全部話してたら長くなる。それに……俺も三人がここに来てから何をしてたのか、ちゃんと聞きたい」
サーシャ「じゃあ、あとで情報交換だね」
ガイ「ああ」
リーゼリット「それまではどうする?」
ガイ「聖女から返事をもらうまでは、少し時間がある。俺はもう少し第七を見て回ろうと思う」
アインズ「必要ならば、案内しよう。私たちもここに来てから日は浅いが、お前よりは詳しいからな」
ガイ「頼んだ」
◆現在はセイントレアです。(9日目)
⭐︎目標
・世界めくれを止める
何をする?
安価下1〜3
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:59:24.18 ID:sp5FN9J4O
前に手に入れた仕込み小手をどう使うか模索しながら練習する
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:59:48.19 ID:Lr0zBVAH0
女性陣、原理派からの戦利品を避難所に渡しに来たマロニーと出会い腕試しされる。(斧使わないハンデあり)
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 00:03:24.76 ID:vEtVW4/zO
サーシャリーゼアインズ、レムを紹介されお礼を言う
127 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/08/31(月) 00:13:13.94 ID:Y6aGYOiaO
聖女との話を終え、サーシャたちと合流したガイ。
聖女からの返答を待つ間、第七避難所を見て回ることに。
以前手に入れた仕込み小手を使いこなすため、試行錯誤しながら練習するガイ。
一方、サーシャ、リーゼリット、アインズたちは、ガイと一緒に行動していたレムと顔を合わせる。
そんな中、原理派から回収した戦利品を避難所へ届けるため、マロニーが第七避難所へ向かっていた……
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 01:27:59.55 ID:LbAxOLxwo
気軽に避難所はでない方がいいのかね
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 02:16:25.88 ID:p6HCX+odo
おつ
皆とも合流できたしここから本番だ
しかし何からやればいいのか…勇者連合に話を聞きに行くのがよいか
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 12:11:18.09 ID:GhwSLLGmO
ミラ、ザックなど生存者がいるけど他にもいるのかな?
131 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 22:05:55.40 ID:ZocqxjxfO
>>128
出ても構いませんが、外には他の避難所くらいしか目ぼしいものがない上に、現状では氷刃の魔女や原理派の勢力、盗賊や影の魔物、スライムもどきといった危険もありますので、オススメはしません。
>>129
進めながらこの先やることを示せればな、と思います。深く知りたい場合は安価等で示していただければ対応しようと思います。
>>130
全員登場させるというのは確約できませんが、前スレの
>>736
の通りです。大半は生きています。
132 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 22:06:25.66 ID:ZocqxjxfO
ガイ「」シュンッ
刃が飛び出す仕込み小手「」ジャキンッ!
ガイ「……間合いは変わるが、短剣のように扱えるな。飛び出す機構を利用して奇襲に使えそうだ」
フローディア『暗殺の用途で作られたものでしょうから、使い方はあっているんじゃないかしら?』
ベルトーネ『小手で敵の攻撃も捌けるし、接近するのが得意なガイくんとは相性がいいのかもね〜』
ガイ(腕に固定されているから、手から離れる心配もないしな)
フローディア『……これの持ち主は、まだ使えたのにどうして捨てたのかしら?』
ベルトーネ『う〜ん……暗殺を生業にしていた人が、使う必要がなくなったとかかな〜。ほら、セイントレアはこんな風になっちゃってるし』
ガイ(理由はどうあれ、問題が無いのならありがたく使わせてもらおう。身を守る術は多い方がいい)
フローディア『そうね。次は魔法と織り交ぜて使ってみましょう』
ベルトーネ『え〜?その前に休もうよ〜』
⭐︎仕込み小手の使い方を練習しました。
133 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 22:06:52.06 ID:ZocqxjxfO
ワイワイガヤガヤ……
サーシャ「ふぅ……それじゃあ、次は炊き出しの方を手伝いに行こっか」
リーゼリット「そうだね。今日は人手が足りないって言ってたし」
タッタッタッ……
レム「……あの!そこの、三人の方!」
サーシャ「……?」クルッ
リーゼリット「私たち?」
レム「はい。あの……もしかして、サーシャさんと、リーゼリットさんと……アインズさん、ですか?」
アインズ「何者だ?」
レム「あっ、突然すみません……私、レム・イナリソウメンといいます」
サーシャ「!」
リーゼリット「じゃあ、あなたが……」
アインズ「……なるほど」
レム「ガイさんから、皆さんのことを聞いていたので……もしかしたらと思って」
サーシャ「レムさん!」ズイッ
レム「は、はい!?」
頭を下げるサーシャ「ガイのこと、ありがとうございました!」ペコリ
レム「えっ!?」
サーシャ「ガイと一緒にここまで来てくれて、本当に……ありがとうございます!」
レム「ま、待ってください!頭を上げてください!」ワタワタ
リーゼリット「……私からも、お礼を言わせて」
レム「え……」
リーゼリット「私たち、ガイと離れてから……ずっとあいつがどうしてるのか分からなかったから……一人じゃなかったって分かっただけでも、少し安心したの」
アインズ「私も同じだ。ガイが世話になった」
レム「そ、そんな……!むしろ、助けてもらったのは私の方なんです!第四避難所で会ってから……何度も助けてもらって……私一人だったら、ここまで辿り着けたかどうか……」
アインズ「フッ……アイツらしいな」
レム「なので……皆さんからお礼を言われるようなことは、何も……」
サーシャ「それでも」
レム「……?」
サーシャ「レムさんが一緒にいてくれたんですよね?だったら……やっぱり、お礼を言いたいです」
リーゼリット「そうそう、素直に受け取ってほしいな?」
レム「……分かりました。じゃあ……その言葉、ありがたく受け取っておきます」ニコッ
⭐︎レムと話しました。
134 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 22:07:25.53 ID:ZocqxjxfO
ザワザワ……
大量の物資が入った袋「」ズル……ズル……
血塗れのマロニー「……」
血が滴る巨大斧「」ポタ……ポタ……
第七勇者連合兵A「ま、マロニーさん……その後ろの荷物は……?」
マロニー「これは原理派の人が持ってたやつから使えそうなのを見繕ったやつ。他の人にもわけてあげて」
第七勇者連合兵A「は、はい……」
大量の物資が入った袋「」ドサッ!!
マロニー「それじゃ、私はこれで──」
サーシャ「あれ……マロニーさん?」
リーゼリット「やっぱりマロニーさんだ!」
アインズ「ずいぶんな格好だな……」
マロニー「……ああ。代行者さんの仲間か。久しぶり」
サーシャ「はい。お久しぶりです!あのときは助けてくれて、ありがとうございました!」
マロニー「気にしないで。使命の為だから」
アインズ「……何をしにここへ?」
マロニー「原理派から使えそうなものを持ってきただけ。食料とか薬とか、武器とか」
三人を見るマロニー「でも……」ジーッ
サーシャ「……?」
リーゼリット「な、何?」
マロニー「そういえば……三人とも、代行者さんとは会えたんだよね?」
リーゼリット「え?まあ、お陰様で……?」
マロニー「じゃあ、神様らしく、試練を与えてあげる。場所を変えようか」
アインズ「試練……?」
◆
135 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 22:07:55.17 ID:ZocqxjxfO
地面に突き立てられる巨大斧「」ズンッ!!!
マロニー「──ここなら誰の邪魔にもならない。かかってきて」
サーシャ「か、かかってきてって……」
リーゼリット「模擬戦ってことなの……?」
マロニー「ううん、あなたたちは本気で……私を殺す気できて」
アインズ「……どういうことだ。こんなことをしている状況じゃないだろう」
マロニー「龍神の血をひいているあなたなら、わかると思うけど」
アインズ「知らんものは知らん」
マロニー「そう……それなら、それでいいよ。私のことは、ちょっと強い魔物くらいに思ってくれればいい」
アインズ「……」
マロニー「あなたたちは本気でやって。魔法でも武器でも、使えるものは全部使っていいから」
サーシャ「で、でも……それじゃマロニーさんが……」
マロニー「大丈夫。そう簡単には死なないよ」
リーゼリット「そういう問題……?」
マロニー「それに、私も同じ条件じゃ手合わせにならないから。私は斧を使わない。魔法もなし」
サーシャ「……素手で、私たち三人と?」
マロニー「うん」
アインズ「……舐められたものだな」
マロニー「そういうつもりはないよ。ただのハンデ」
アインズ「同じことだ」
アインズ「……後悔するなよ」ザッ
竜角の槍「」ブンッ!
マロニー「しないよ……さあ──どこからでも、かかってきて」
◆反転コンマ下1
01-70 敗北
71-95 引き分け
96-00 勝利
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 22:10:32.92 ID:YG2PCye2O
あ
137 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 23:27:38.57 ID:KxRpsNC5O
アインズ「」ダッ
竜角の槍「」シュバババババッ!!!
マロニー「!」サッ
マロニー「あはっ……♪いいね、あなた……!一つ一つに、私を殺そうとする意思を感じる……!」
アインズ「減らず口を──!」バッ
炎「」ゴウッ!!!
マロニー「」サッ
マロニーのいた場所に降り注ぐ魔力矢の雨「」ドドドドドド……!
マロニー「……びっくりした。面白い弓だね」チラッ
遠くで魔導弓を構えるサーシャ「……!」ギリ……
ドギュウン!
肩を撃ち抜かれるマロニー「!」
ドギュウン!
足を撃ち抜かれるマロニー「」グラッ
ドギュウン!
腹部を撃ち抜かれるマロニー「」
ドギュウン!
腕を撃ち抜かれるマロニー「」
マロニー「──」フラッ……
アインズ「よくやった、サーシャ、リーゼ……!」ダッ
マロニー「」グルンッ
アインズ「!」
振り抜かれるマロニーの脚「」ブオンッ!!!
アインズ「ぐっ──!」ガッ!!
吹き飛ばされるアインズ「」ドゴォッ!!!
サーシャ「アインズ!」
地面を転がるアインズ「ぐっ……!」ザザザッ……
リーゼリット「嘘……あれだけ撃ち込んだのに……!」
撃ち抜かれた傷口「」シュウウウウ……
塞がっていく傷「」グチュ……グチュ……
マロニー「……いい連携だったよ」ニコッ
リーゼリット「……!」
マロニー「ちゃんと三人で戦えてる──でも」
138 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 23:28:06.46 ID:KxRpsNC5O
ドンッ!!!
リーゼリット「──消え……!?」
背後に現れるマロニー「遅いよ」
リーゼリット「っ──!」
マロニーの手刀「」トンッ
リーゼリット「あっ……!?」
ドサッ……
サーシャ「リーゼ!」
背後に現れるマロニー「次」
サーシャ「!?」バッ
サーシャの魔導弓を掴むマロニー「」ガシッ!
サーシャ「っ……!」ググッ
マロニー「捕まえた」
サーシャ「は、離して──!」
魔導弓ごと引き寄せられるサーシャ「わっ!?」グイッ
サーシャの額に当てられる人差し指「」チョンッ
サーシャ「──ぁ……」
ドサッ……
アインズ「サーシャ!リーゼ!」
突き出される竜角の槍「」シュバッ!!
槍を躱すマロニー「」スッ
アインズ「!」
竜角の槍を掴むマロニー「」ガシッ!!
アインズ「なっ──!?」
マロニー「せーの」
槍ごと投げ飛ばされるアインズ「ぐあっ!?」ブオンッ!!
ドガァンッ!!!
地面に投げられるアインズ「がっ……!」ドサッ
マロニー「……」
立ち上がろうとするアインズ「まだだ……!」フラッ……
マロニー「……うん。やっぱりあなたは、とりわけ丈夫みたい。でも、立つのでやっとのはずだよ」
膝をつくアインズ「くっ……!」ガクッ
マロニー「あなた達の敗因は、命をかけなかったこと。心のどこかで、無意識に手加減をしていたから。命をかけていれば、斧を持った私にも勝てる見込みは十分ある」
満足そうに笑うマロニー「思ってたより、ずっと強かったよ。試練は合格にしてあげる」ニコッ
アインズ「……斧も……魔法も使わずに……よく言う……」
◆
⭐︎マロニーに敗北しました。
139 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/05(土) 23:31:32.73 ID:KxRpsNC5O
ーー聖ヴァレリオ教会
祈るガイ「……」
ベルトーネ『まさか、ここを拠点として使わせてもらえるとはね〜』
フローディア『……ところで、ロイエ教って天使を善として悪魔を目の敵にする宗教なのに、こんなところにいて平気なの?』
ベルトーネ『実害があるわけじゃないし、ここに居るからって私が消滅したりとかはしないからね〜。神聖魔法を当てられたら消えちゃうかもだけど。そういえば、ガイくんってロイエ教を信じてるの?』
ガイ(いや……セイントレアに住んでいたが、信じてはいなかったな。うまく言えないんだが……教えが間違っている気がして)
フローディア『ふうん……それにしては、祈りに詳しいじゃない?』
ガイ(……信者として振る舞えば、色々と過ごしやすくてな)
ベルトーネ『ほうほう、悪魔的にはポイント高いよ、それ〜?』
コツ……コツ……
杖をついたクレア「どなたか……お祈りをしているのですか?」
ガイ「……あなたは?」
クレア「私はここの修道女、クレアと申します」
ガイ「……ガイといいます」
クレア「あなたが……サーシャさん達からお話は聞いています」
ガイ「俺のことを?」
クレア「世界めくれを止めるために、ここまで来られた方だと」
ガイ「……はい」
クレア「ですが……聖女さんからのお返事は、まだなのでしょう?」
ガイ「ええ。考える時間が欲しいと言われました」
クレア「そうですか……でしたら、それまではこちらでお過ごしになるんですよね?」
ガイ「そのつもりです。ただ……正直、次に何をすればいいのか、わからなくて。クレアさんは、ずっとここに?」
クレア「はい。長いこと、この教会で暮らしています」
ガイ「だったら……何か知りませんか?」
クレア「何か、とは?」
ガイ「世界めくれのことでも、なんでも……聖女のことでもいい。俺が次に調べるべきことを」
クレア「……そうですね……私から言えることがあるとすれば……」
クレア「この第七避難所には世界めくれが起きた当時から生きている方が何人もいます。十年前のことを知りたいのであれば、そういった方々からお話を聞いてみるといいかもしれません」
クレア「それから、勇者連合の方々は、この十年間ずっと魔物や原理派と戦ってきました。今のセイントレアについてなら、普段は教会にいる私たちより詳しいでしょう。この場所の代表になっているアルクスさんに話を聞くのもいいのではないでしょうか」
クレア「他にも、何か聞きたいことがあれば私でも、ミラくんやザックさんでも、お気軽にどうぞ」
ガイ「……聖女さんは?」
クレア「もちろん、聖女さんでも。昨日のお話についてはまだ考えているようですが……普通にお話をするくらいなら、気にしなくて大丈夫ですよ」
ガイ「そうですか」
クレア「はい。あの方も、ずっと考え込んでいるより……誰かとお話ししていた方が気が紛れるでしょうし」ニコッ
ガイ「……分かりました。色々と聞いてみます」
◆現在はセイントレアです。(10日目)
⭐︎目標
・世界めくれを止める
何をする?
安価下1〜3
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 23:32:51.66 ID:xWTFV3X50
ガイ ザックに頼まれて軽く模擬戦する
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 23:33:05.54 ID:nwbGjRMB0
女性陣(マロニーレムステラ含む)親交を深めるため一緒にお風呂に入る。
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 23:34:30.25 ID:C8XA7uLtO
ガイ
ここでの臨時墓地の墓参り兼お供え物として壊れた魔導拳銃を置いていく
143 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 00:49:36.86 ID:5R1lWEOCO
ーー臨時墓地
ガイ「……ここにも、あるのか」
フローディア『状況は比較的マシとはいえ、ここも他の避難所と同じような苦難を受けているのでしょうね。気づいてた?ここで出されてた食事は全部、魔法で生成されていたものよ』
ガイ(……まるで大魔女帝国みたいだな)
フローディア『あれと比べたら、レベルは些か落ちるけど……それでも、姉さんの魔法を再現できるだけで凄腕の魔術師がいるのはたしかよ。そのお陰で、この場所は他の所より余裕があるのかも』
ベルトーネ『まあ、その人がどれだけ頑張っても、被害を無くすことはできないってことだよね〜……それで、ここには何をしにきたの?』
ガイ(第四避難所で刀を借りただろ。その代わりに、魔導拳銃を置いていこうと思ってな)
壊れた魔導拳銃「」スッ……
フローディア『……いいの?ずいぶん長く使ってたみたいだけど』
ガイ(ああ。刀もあるし、仕込み小手も手に入れた。それに……借りたままっていうのが、なんとなく気になる)
ベルトーネ『律儀だね〜』
墓前に置かれる壊れた魔導拳銃「」コトッ……
ガイ(……)
「──その拳銃」
ガイ「……?」クルッ
144 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 00:50:02.36 ID:5R1lWEOCO
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「置いていくつもりか?」
ガイ「ああ。別の場所で刀を借りたんだ。その代わりに」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「……そうか」ジッ……
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「……かなり使い込んでいたみたいだな。それほどの使い手は中々見ない」
ガイ「……」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「これからも戦うつもりなら、ちょうど替え時だろう」
ガイ「そう簡単に代わりが手に入れば苦労しないんだが」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「……なら」
取り出される魔導拳銃「」スッ
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「これを使え。私の予備だ」
ガイ「会ったばかりの相手から貰うわけにはいかない」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「使わずに持っているより、必要な人間が使った方がいい」
ガイ「……いいのか?」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「ああ」
魔導拳銃を受け取るガイ「……ありがとう」スッ
ガイ「……大事に使わせてもらう」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「そうしてくれ」
ガイ「俺はガイだ。あなたは?」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「……名は捨てた」
ガイ「捨てた?」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「ああ。今さら、名乗るような名前はない」
ガイ「じゃあ、なんて呼べばいい?」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性「……周りからは」
赤橙ロングの隻腕眼帯女性→イリス「“ダークヒーロー・イリス”……そう呼ばれている」
ガイ「……ダークヒーロー・イリス!?あなたが!?」
イリス「先に言っておくが、私は本物ではない。あの子ほど、強くもなければ立派でもないから……」
ガイ「……?」
イリス「……避難所の連中が、勝手にそう呼んでいるだけだ」
ガイ「どうして、イリスって名前を?」
イリス「……」
ガイ「……言いたくないなら、いいんだが」
イリス「……ここじゃ、明日も生きていられる保証なんてない。そんな場所で……“ダークヒーローが自分たちを守ってくれている”と思えるだけで、救われる者がいる」
イリス「それをわざわざ否定する必要はないだろう……それだけだ」
ガイ「……分かった。じゃあ、俺もイリスって呼べばいいのか?」
イリス「好きにしろ」
ガイ「……改めて、ありがとう。イリス」
イリス「お互い、生き残れるといいな……」
スタスタ……
墓に供えられた花「」
⭐︎新しい魔導拳銃を手に入れました。
145 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 00:51:10.90 ID:5R1lWEOCO
ーー聖ヴァレリオ教会
ベルトーネ『ただいま〜』
フローディア『私たちにしか聞こえてないわよ』
ベルトーネ『も〜、気分の問題だよ〜』
ザック「お、戻ったか」
ガイ「ザック、墓地でイリスって呼ばれてる人に会ったんだが……何か知ってるか?」
ザック「……面識はある」
ガイ「なら、あの人が何者なのか知ってるか?本人は名前を捨てたと言ってたが。それから……どうしてイリスと呼ばれてるのか聞いても、答えなかった」
ザック「……あの人が自分から話さなかったなら、俺から言うことは何もない」
ガイ「……」
ザック「気になるなら、いつか本人に聞け。話す気になったなら、その時は話してくれるだろう」
ガイ「……分かった」
ザック「それより──」
ガイ「?」
ザック「その腰の魔導拳銃は?」
ガイ「ああ。さっき、イリスから貰った。壊れた拳銃を置いていくところを見て、代わりに使えってな」
新しい魔導拳銃を見るザック「……なるほど」
ガイ「何だ?」
ザック「いや。あの人が渡したんなら、物は悪くないだろうと思ってな。もう使ってみたのか?」
ガイ「いや。まだだ」
ザック「なら、少し付き合え」
ガイ「……?」
ザック「教会の裏に、鍛錬に使ってる場所がある。新しい武器なら、実戦で使う前に慣らしておいた方がいい」
ガイ「的でも撃つのか?」
ザック「それでもいいが……せっかくだ。俺が相手してやる」
ガイ「……模擬戦か?」
ザック「ああ」
ガイ「いいのか?」
ザック「昨日、お前がここまで何をしてきたか聞いただろ。少し興味がある」
◆
ーー聖ヴァレリオ教会・裏手
ザッ……
向かい合うガイ「……」
向かい合うザック「……」
腰の新しい魔導拳銃に手を添えるガイ「」スッ
ザック「拳銃だけじゃなくていい。使えるものは好きに使え」
ガイ「……いいのか?」
ザック「ああ。ただし、殺さないでくれよな……さて、準備はいいか?」
ガイ「……ああ」
◆コンマ反転下1
01-30 敗北
31-70 引き分け
71-00 勝利
146 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 01:01:50.90 ID:5R1lWEOCO
ザックと模擬戦をすることになったガイ。
模擬戦を通じて、自身の強さをさらに研鑽していく。
一方、サーシャたちは第七避難所に開設された入浴場で心身を癒し、レムやステラといった人々と交流を深めていた……
本日はここまでです。このレスがコンマをとっていたら、ずらしてください。
それでは、また。
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 01:04:42.52 ID:KSqt+o1CO
ほんと模擬戦すきね
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 01:44:10.82 ID:fTGZhFkUo
おつ
うーむ依然としてコンマが奮わんな…
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 14:55:00.89 ID:eaam6MaYO
乙
魔導拳銃を置いていくつもりが新しいもの拳銃を手に入れることになるとは。
後、星詠みの魔女がいるのにイリスと名乗る人物が登場してまだ謎があるな。
150 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:10:00.37 ID:2woc7p6dO
>>147
戦いたくなるような何かがあるのか、内心では闘争を求めていたりするのかもしれません。ただ、これまでの感覚で見てもらえばお分かりかと思いますが、具体的に何を得られるとかそういったものはありませんので、メタ的には安価で来たから消費している面が大きいですね。
強いて得られるものを挙げるなら、キャラの戦闘描写や、能力・戦い方を掘り下げる機会になるくらいでしょうか。
>>148
体感なのですが、このスレで
>>1
が重要だと思う場面や、意外な場面でのコンマは割といい出目が出ていると思うのですが、通常時のコンマはあまり振るってない気がしますね。
引き続きよろしくお願いします。
>>149
思いついたのでこんな描写にしてみました。
謎というほど難しい謎ではないと思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
151 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:10:53.49 ID:2woc7p6dO
ガイ(早速だが、この魔導拳銃を試してみよう)スッ
魔導拳銃「」チャキッ
ザック「よし来た!」グッ
ガイ「行くぞ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!
ガイ(……これは……!)
外れる魔力弾「」ジュッ……
ザック「ありゃ……?」
フローディア『……今の、狙って撃ったの?』
ガイ(ああ……この魔導拳銃、相当ピーキーだ……!)
ベルトーネ『使いこなせれば強そうだけど〜』
ガイ(反動が強い……それに、今までの拳銃より魔力の出力が桁違いだ──)
ザック「戦いの最中に考えすぎだ」
ガイ「!」
地面を蹴るザック「」ドンッ!!!
ガイ「速──!」
一気に距離を詰めるザック「おおおっ!」ブオッ!!
ガイ「っ!」サッ
振り抜かれるザックの拳「」ブオンッ!!
ガイ「……!」
ザック「よく避けた!」
ガイ(身体強化か……!)
メリケンサック「」ギラッ
ザック「まだまだ行くぞ!」ブンッ!!
ガイ「くっ……!」サッ
ガイ「!」サッ! サッ!
フローディア『見た目通りの力押し……ってわけでもなさそうね』
ガイ(ああ……速いだけじゃない。こっちの動きを見て、逃げ道を潰してる……!ただの速度強化じゃ追いつかれる!)
ザック「どうした!拳銃を試すんじゃなかったのか!」
ガイ「言われなくても……!」シュンッ
魔導拳銃「」チャキッ!
ザック「消えた!?転移したのか!?」
魔導拳銃「」ドギュウン! ドギュウン!
回避するザック「」サッ!
ガイ(やはり狙いがズレる……なら、足元を──!)
魔導拳銃「」ドギュウン!
土煙「」ブワッ!!
土煙に紛れるガイ「」ダッ!
152 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:11:21.47 ID:2woc7p6dO
ザック「……!」
ガイ「はっ!」
仕込み小手「」ジャキンッ!!
ザック「そこか!」ガッ!!
メリケンサックに受け止められる刃「」ギィンッ!!
ガイ「!」
ザック「面白い武器だな!」
ガイ「余裕だな……!」ググッ
ザック「そりゃあ──」
ザックの拳に集まる光「」パァァッ……
ガイ「!」
ザック「この距離が俺の得意分野だからな!」
光を纏った拳「」ブオンッ!!
ガイ「っ!」バッ!
腹を掠める光の拳「」バシュッ!!
ガイ「ぐっ……!」ザザッ
膝をつくガイ(掠っただけでこれか……!)ガクッ……
ベルトーネ『あの人、かなり強いね〜』
フローディア『身体強化に光魔法……それを格闘術に組み込んでる。十年も戦い続けてきたのなら、相当場数も踏んでるでしょうね』
ザック「まだやれるか?」
ガイ「……当然だ」スクッ
ザック「いいねえ!」ニッ
ガイ「……」
魔導拳銃「」スッ
153 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:12:08.24 ID:2woc7p6dO
ガイ(反動が強いなら……最初からそれを織り込んで狙う……リーゼならどう使う?)
魔導拳銃「」ドギュウン!!!
ザックの頬を掠める魔力弾「」ヒュンッ!
ザック「おっ……!」
ガイ(今度は狙い通り……!)
ザック「もう合わせてきたか!」
ガイ「もう一発──!」
ザック「だが──」
身体強化される全身「」バチバチッ!!
一瞬で懐に潜り込むザック「」シュンッ!!
ガイ「なっ──」
魔導拳銃を持つ手を弾くザック「」バシッ!!
ガイ「くっ!」バッ
宙を舞う魔導拳銃「」クルクル……
ベルトーネ『取られた!』
ガイ「まだだ!」ジャキンッ!!
突き出される仕込み刃「」シュバッ!!
仕込み小手を掴むザック「」ガシッ!!
ガイ「!?」
ザック「捕まえたぜ」
体勢を崩されるガイ「」グイッ!!
ガイ(まずい──)
光を纏うザックの拳「」パァァァッ──
ガイ「!」
腹部に叩き込まれるザックの拳「」ドゴッ!!!
ガイ「がっ──!!」
ドサッ!!
ガイ「ぐ……っ……!げほっ……」
起き上がろうとするガイ「まだだ……!」ググッ……
ガイの額に寸止めされる拳「」ピタッ
154 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:12:34.70 ID:2woc7p6dO
ザック「ここまでだ」
力を抜くガイ「くっ……負けだ……」
ザック「よし!」
拳を突き上げるザック「ヒーローの勝利!」ビシッ!
差し出されるザックの手「」スッ
ザック「立てるか?」
ガイ「……ああ」
ザックの手を掴むガイ「」ガシッ
引き起こされるガイ「」グイッ
ザック「……まあ、今回は俺の勝ちだが……殺し合いだったら、こうはいかなかっただろうな。お前、まだ奥の手を残してるだろ?」
ガイ「……まあな。でも、それはザックも同じだろ?」
ザック「さあ、どうだろうな」ニッ
ガイ「それに……何を使わなかったにしても、負けたことに変わりはない」
ザック「……そうか」
ガイ「ああ。次は勝つ」
ザック「ハハッ!いいねえ!その時は、また相手してやるよ!」
ガイ「望むところだ」
地面に落ちた魔導拳銃を拾い上げるガイ「」スッ
ガイ(……反動も、出力も、これまで使っていたものとはまるで違う。だが……少しずつ感覚は掴めてきた)
フローディア『初めて使ったにしては上出来じゃない?最後の方は狙えてたし』
ベルトーネ『うんうん。面倒だけど、練習あるのみだね〜』
ガイ(……あとでリーゼに色々教えてもらおう)
⭐︎ザックに敗北しました。
155 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:13:39.27 ID:2woc7p6dO
ーー第七避難所 浴場
ワイワイガヤガヤ……
サーシャ「遂に……このときが来たぁ!」
リーゼリット「急にどうしたの、サーシャ?」
サーシャ「リーゼ、最後にお風呂に入ったのって、いつ?」ズイッ
リーゼリット「え?セイントレアの突入前だけど……」
サーシャ「そうでしょ!?今日まで、水浴びで済ませたり、身体を拭いたりして過ごしてきたけど……ようやく、お風呂に入れるんだよ!リーゼは嬉しくないの!?」クワッ
リーゼリット「そ、そりゃ嬉しいけど……てか、そんなキャラだっけ……?」
アインズ「フッ……サーシャが浮かれるのも無理はない。この避難所では月に一度、こうして全体に浴場が解放される。そのタイミングが今日で、ついていたな」
ステラ「……」
サーシャ「ステラさん?どうかしました?」
ステラ「あ……ええと……もう二度と、入れないと思ってたから……私、本当に入っていいのかな……」
サーシャ「何言ってるんですか。一緒に入りましょうよ!」
ステラ「でも……」
リーゼリット「ここまで来て遠慮してどうするの。ほら、行きましょう」
ステラ「ちょっと……!引っ張らなくても一人でいけるから……!」
レム「──あっ、皆さんも来てたんですね!」
サーシャ「レムさん!レムさんも入浴しに?」
レム「はい!せっかくなので、クレアさんたちも誘ってきたんです!」
クレア「ふふっ……お誘いいただきました」
聖女「私もご一緒させてもらいます」
サーシャ「聖女さんも!」
聖女「はい。今日は少し時間もできましたから」
レム「人数が多い方が楽しいですし、みんなで入りましょう」
サーシャ「はい!」
聖女「それじゃあ、クレアさん。行きましょうか。足元、気をつけてくださいね」
クレア「ありがとうございます」
◆
156 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:14:49.79 ID:2woc7p6dO
湯気「」モクモク……
サーシャ「はぁぁぁ……」ブクブク……
リーゼリット「沈んでる沈んでる」
アインズ「行儀が悪いぞ、サーシャ。他の避難民も多い。気持ちはわかるが、少しは周りを気にしろ」
サーシャ「はっ!……久々すぎて浮かれちゃってたよ。ごめんなさい……」
リーゼリット「ふふ……気持ちは分かるけどね」
ステラ「……あったかい……」
レム「気持ちいいですね」
ステラ「うん……本当に、こんなことしてていいのかな」
レム「……?」
ステラ「外じゃ、今も戦ってる人がいるのに。食べ物も、薬も……足りないところがいっぱいあって……私だけ、こんなところで……」
レム「いいと思います」
ステラ「え?」
レム「休める時に休むのも、大切なことですから」
ステラ「でも……」
レム「私も世界めくれが起きたばかりの頃は……こんな風に、ゆっくりお風呂に入れる日が来るなんて思ってませんでした」
サーシャ「……レムさん」
レム「だからこそ……こういう時間を大切にしたいんです。生きてるんですから。ご飯を食べたり、お風呂に入ったり……誰かとお話ししたり。そういうことまで我慢しなくてもいいと思います」
ステラ「……生きてるから……」
レム「はい。今日が終わったらまたしばらく入れませんし……今くらいは、ゆっくりしてもいいと思います」
ステラ「……そっか」
ワイワイ……
聖女「……」
クレア「……聖女さん?」
聖女「……え?」
クレア「どうかしましたか?」
聖女「いえ……」
楽しそうに話すサーシャたち「」ワイワイ……
聖女「……賑やかだなって」
クレア「そうですね」
聖女「……こんな声を聞くの、久しぶりな気がします」
クレア「毎日、子供たちが騒いでいるでしょう?」
聖女「ふふっ……それとは少し違います」
クレア「そうですか?」
聖女「はい……皆さん、違う場所から来て……それぞれ、色んなことがあったはずなのに」
聖女「こうして一緒に笑えるんですね」
クレア「……ええ」
聖女「……」
クレア「……混ざってきてはいかがですか?」
聖女「え?」
クレア「先ほどから、ずっと見ているだけでしょう?」
聖女「いえ……私は、いいんです」
157 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:15:20.84 ID:2woc7p6dO
クレア「……頼まれたことを考えているのですか?」
聖女「……分かりますか」
クレア「長い付き合いですから……まだ、迷っていますか?」
聖女「……怖いんです」
クレア「……」
聖女「ガイさんの話を信じていないわけではありません。ホーリーさんが十年前に言っていたことも……きっと、このことだったんだと思います」
聖女「でも……私なんかが行ったところで、本当に何かできるのか……」
自分の手を見る聖女「……」
聖女「あの子みたいな奇跡は起こせない。戦うことだってできない……それなのに、世界めくれを止めるために力を貸してほしいなんて言われても……」
クレア「聖女さん」
聖女「……?」
クレア「ガイさんは、妹さんの代わりになってほしいと言いましたか?」
聖女「……いいえ」
クレア「妹さんと同じ奇跡を起こしてほしいと?」
聖女「……それも、言われていません」
クレア「でしたら……妹さんならどうするかではなく、あなたがどうしたいのかで決めてもいいのではありませんか?」
聖女「私が……」
クレア「はい。ホーリーさんも、そう仰っていたのでしょう?」
聖女「……」
レム「聖女さん!クレアさーん!こっちに来ませんか?」
サーシャ「一緒に話しましょうよ!」
聖女「え……でも……」
クレア「……だそうですよ」
聖女「……」
クレア「聖女さん。連れていっていただけますか?」
聖女「……はい。もちろんです」
聖女の腕に手を添えるクレア「」スッ
クレアの歩幅に合わせて歩く聖女「足元、気をつけてくださいね」
クレア「ありがとうございます」ニコッ
◆
158 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:15:46.21 ID:2woc7p6dO
楽しそうに話す一同「」ワイワイ……
湯気「」モクモク……
聖女(……十年前、あの子は私を守って消えた。それから私は……あの子が守ろうとしたものを忘れないために……“聖女”と名乗ってきた)
聖女(でも……)
サーシャ「それでね、ガイったら──」
レム「えっ、そんなことが?」
リーゼリット「本当に馬鹿だよね……まあ、それだけ無茶してでも誰かを助けようとする奴なんだけど」
ステラ「ふふっ……」
アインズ「笑い事ではないぞ」
聖女「……」
聖女(あの子が大事にしてたものって……)
聖女(きっと、こういうものだったんだ)
聖女「クレアさん……私、決めました」
クレア「……」
聖女「私に何ができるのかは、まだ分かりません。妹のような力もありません。それでも──」
サーシャたちを見る聖女「……この人たちが、こうして笑っていられる世界を……なくしたくありません」
聖女「だから……私も、できることをしてみようと思います」
クレア「……ええ。それが、あなたの答えなのですね」
聖女「……はい」ニコッ
⭐︎みんなでお風呂に入りました。
159 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 21:16:13.68 ID:2woc7p6dO
ーー聖ヴァレリオ教会
聖女「──ガイさん。以前の話の返事をしてもよろしいですか?」
ガイ「……ああ」
聖女「世界めくれを止めるために、私にできることがあるのなら、力を貸します」
ガイ「……ありがとうございます」
聖女「いえ……私自身が、そうしたいと思ったんです。それと……一つ、お話ししておきたいことが」
ガイ「?」
聖女「これは、本当にただの勘なんです。どうしてそう思うのか、自分でもうまく説明できないのですが……」
聖女「世界めくれを止めるためには……魔王城へ向かわなければならない。そんな気がするんです」
ガイ「魔王城……セイントレア王城か」
聖女「はい。それも……できるだけ、奥へ」
ガイ「根拠は?」
聖女「ありません。ですから、本当に私の勘でしかないんです。ガイさんから世界めくれの話を聞いてから、ずっと考えていて……どうしても、そう思えてならないんです」
ガイ「……」
聖女「信じてもらえますか?」
ガイ「ああ。今は他に手掛かりもない。それに、あなたの力が必要だっていう話とも無関係とは思えない。それに、俺だって似たようなものだしな」
聖女「……ありがとうございます」
ガイ「なら、魔王城へ向かおう。ただ、魔王城へ向かうのであれば……“白鋼の騎士”……魔王城の門を守っている奴をどうにかしなければならない」
聖女「白鋼の騎士……これまでにも、勇者連合の方々が魔王城へ近づこうとしたそうですが……あの騎士に阻まれています。セインくんも手が離せないでしょうし……今の戦力だけで挑むのは、危険だと思います」
ガイ「セイン……?……とにかく、いきなり向かうのは無謀だな。まずは戦力を集めよう」
聖女「ええ。それから……原理派にも気をつけてください」
ガイ「原理派……」
聖女「今は大きな動きこそありませんが……私たちが魔王城へ向かうと知られれば、どう動くか分かりません」
ガイ「……なぜだ?原理派がどうして俺たちを邪魔する?」
聖女「……彼らにとって、“聖女”という存在は特別なんです。今の私を聖女と認めているわけではありませんが……私がこの避難所を離れたと知れば、黙って見過ごすとは思えません」
ガイ「……」
聖女「それに……原理派以外にも、何が起こるか分かりません。魔王城へ向かうのであれば、できるだけ慎重に準備した方がいいと思います」
ガイ「……分かった。まずは戦力を集めながら、周囲の動きも調べる。準備ができたら……白鋼の騎士を倒して、魔王城へ向かおう」
聖女「……はい」
◆現在はセイントレアです。(11日目)
⭐︎目標
・世界めくれを止める
・魔王城の奥地を目指す
・白鋼の騎士を倒す
何をする?
安価下1〜3
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 21:17:10.93 ID:f+Bwgyo20
聖女に他に強敵(前作Pの敵版)がいないか聞いてみる
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 21:17:35.61 ID:fTGZhFkUo
勇者連合の定例会議に参加する
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 21:18:35.37 ID:Bcts7X/so
時間魔法を更に鍛え上げて時間の檻以上の技を習得する
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 21:18:46.04 ID:89QWWNDMO
アインズ、斧での戦い方を試してみる
164 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 23:05:08.88 ID:0dfhI4uBO
ガイ「ところで、星詠みの魔女と氷刃の魔女、それに白鋼の騎士……その三体だけは、スライムもどきや影の魔物とは雰囲気がだいぶ異なるようだが……理由を知っているか?」
聖女「詳しいことは私にも……ただ、元になったであろう人たちは知っています……ガイさんはスライムもどきに食べられた人がどうなるかは知っていますか?」
ガイ「?……影の魔物に触れられたように、消えるんじゃないのか」
聖女「……スライムもどきに食べられてしまった生き物は、新たなスライムもどきになってしまうのです」
ガイ「何……?」
聖女「おそらく、星詠みの魔女や氷刃の魔女といった存在は、それと似たような状況で産まれた存在なのでしょう」
ガイ「なぜ、そう思う?」
聖女「……十年前。世界めくれが起きた時に、私は星詠みの魔女を見ています。今とは状況が違いましたが……あの時にはもう、今と同じような姿になっていました」
聖女「そして……妹は、あの方を見てすぐに名前を呼んだんです……イリスさん、と」
ガイ「……!」
聖女「ダークヒーロー・イリス。クロシュ様と一緒に旅をしていた英雄です」
ガイ「……他の二体もか?」
聖女「はい。特徴から考えると、氷刃の魔女はミスティさん。白鋼の騎士は……おそらく、ローガンさんです。みんな、このようなことをする人ではなかったのですが……」
ガイ「知り合いだったのか?」
聖女「はい。短い間でしたけど……皆さんと一緒に過ごしたことがあります。お茶を飲んだり、ご飯を食べたり……買い物に行ったり。妹も皆さんにとてもお世話になっていました」
ガイ「意思の疎通は取れないのか」
聖女「最初の頃は、試す人もいたみたいですが……結果は……」
ガイ「……そうか。教えてくれてありがとう」
聖女「いえ。この程度しか、今のところ協力できませんが……他にも何かあれば申し付けてください」
⭐︎聖女と話しました。
165 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/06(日) 23:06:45.02 ID:0dfhI4uBO
聖女の協力を取りつけ、魔王城を目指すことになったガイ。
しかし、魔王城へ辿り着くためには、その門を守る強敵"白鋼の騎士"を倒さなければならない。
攻略に向けて準備を始めたガイは、その一環として、第七避難所の代表を務める勇者連合の一員、アルクス・ユスティネスと会合する。
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/07(月) 01:31:40.98 ID:Zi/ctgTFo
おつ
まだ目撃されていない推定エバンスは城の中かな?
本格的に城を攻めると星詠みも戻ってきそうだし強敵揃いで相当厳しい攻略になりそうだ…
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