お嬢様「貴女たちは私の大切な――――」

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7 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/05/08(日) 13:54:56.15 ID:yTIpdHxw0
ご令嬢「……!?」


メイド「屋敷に戻ろう」


ご令嬢「……ちょっ…………」


メイド「私は、お嬢様のことが好き。その気持ちに嘘はない」


ご令嬢「――――――。ボクだって……ボクだってお嬢様に心奪われている。ボク自身も奪って欲しい」


メイド「そうよ。だから、その気持ちを分かって貰えるまで、何度だって愛を伝えよう」


ご令嬢「――――!? ……そう、ですね。屋敷に戻るです。そして、伝えるんです、ボクたちがどれだけ貴女のことを愛しているかを!」


メイド「確かに結婚も子供も出来ないのは当たり前だけど――」

メイド「――私たちがお嬢様のことを好きなのも、当たり前のことだから」


メイド「将来の不安も、愛への不信も、全部、全部ぜんぶっ、お嬢様と共に歩んで改善してくんだ。きっとどうにもならなお壁にぶち当たることがあっても、好きな人となら乗り越えることができる」


メイド「――私は、お嬢様のことが好き! この気持ちに嘘なんてないんだから!」


ご令嬢「ボクだって、お嬢様のことが好きです! それこそ、え……えっちしたいくらいに!」


メイド「……ふ、ふふ――ふふふ」


ご令嬢「は、はは――あはははは」


メイド「ふふふ…………ありがとね」ボソッ
   (あなたがいたから、自分の気持ちを整理できた。きっと感情に任せて電車にのってしまっていたら、後悔していたわ……)


ご令嬢「――? 何か言ったです?」


メイド「別に、公共の場で大声でエッチしたいとか言うのはどうかなのかなって思って」


ご令嬢「な、なっ――」ボッ

ご令嬢「それは……その、勢いに流されてですね」アタフタ


メイド「あらいいじゃない。私もしたいわ、お嬢様と」
   「それに自分の望むことを隠しても、良いことなんて何もないわ。考えが守り腰になってしまうもの」フフッ


メイド「行きましょう、お嬢様のところに」

ご令嬢「言われなくても、です」
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