勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」

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205 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:32:28.16 ID:EpMJFFaXo

見慣れない素材、見慣れない肌着をまとった彼女の小さな尻が今、目前にある。
臀部の谷間に股布が食い込み、隠そうともされないそこから、さながら南方のフルーツのように甘酸っぱい香りを振り撒く。
淫魔の放つものとは思えないほど爽やかでも、魅了するのは紛れもなくフェロモンそのものだ。

サキュバスB「触りたいですか? でも、まだダメですよー。先に、癒しちゃいますからね?」

言われなくても、そこまで器用に手は動かせない。
少し動かすだけでも倦怠感が酷く、そうする体力もない。
それを知ってか知らずか、サキュバスBは眼前で小さなヒップを振り立てながら、未だなお屹立するそれに口を寄せた。
206 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:33:10.69 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「えへへっ。……Aちゃんの言ってたとおりだ。弱ってる陛下って、すっごくカワイイんですね」

その時とは意味合いが違う。
しかし、そんな事は些細なものだと言うように、幼気な淫魔は、唇を亀頭へ乗せた。

勇者「……っ!」

罅割れ一つない、暖かな唇での口づけ。
それは、依然として高まっているペニスには、少し刺激が強い。
思わず、たったそれだけの事でびくりと震えて、情けなく鈴口が開くのが分かる。

サキュバスB「あれ、もう“おつゆ”が出てきちゃいましたね? 待ちきれないよーって言ってますね、陛下のおちんちん」

勇者「仕方、ないだろ……! 朝から……そん、な……」

サキュバスB「それじゃ、いただきまーす。……はむっ」

再び、唇を被せられて……そのまま小さな口を割り開き、飲み込まれて行くのが分かる。
ずる、ずる、と半ばまでがサキュバスBの口内へ侵入し、咽頭に差し掛かる寸前で止まる。
行き場を失った舌がペニスの上側に這わされ、すぼめられた頬の粘膜の感触が冷たい。
そして――――“魔法”が、かかる。
207 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:33:37.19 ID:EpMJFFaXo

勇者(んっ、ぐっ、……あ……!)

似た表現を探すのなら、旅の中で見つけた安らぎの泉に浸かった時が最も近い。
マナの祝福を受けて湧き出た暖かな泉は、そこに肌を浸すだけで、体力・魔力を限界まで回復し、疲労感を消し飛ばせた。
そればかりか充実感まで沸き起こり、気力も回復し……全ての悪い感情を忘れる事すらできた。
それほどの安らぎが、今ある。
身体に圧し掛かっていた疲労感は、サキュバスBとの繋がりの部分から吸い出されていく。
関節の痛みも和らぎ、肩の凝りも、首の痛みも淡雪のように消え去る。
堕女神とサキュバスCの間に散っていたものによる心労も、忘れられた。

サキュバスB「んぐっ……! ぶ、ふぇうぅ……はふっ……」

ごく、ごく、と喉を鳴らすサキュバスBは、苦しげに呻きながらも、モノから口を離す意思はない。
全てを飲み込み、吸い出し、癒すようにして……彼女は、“治療”を続ける。

腕にかかっていただるさは消えた。
これまでに無いほど、身体が軽い。
干乾びかけていた身体に、再び生気が戻ってくるのが実感できる。
やがて、治療、搾精の二つを兼ねた口淫が終わる。

サキュバスB「ん、……けぷっ。陛下、どうですか? お体、治っちゃいましたか?」

口の端から垂れた精液の雫を、いたずらっぽくぺろりと舐め取りながら、サキュバスBは振り向いて訊ねた。

208 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:34:50.74 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「えへへへ。それじゃ……もうちょっとだけ、しちゃいましょっか?」

勇者「最初から、それが目的で……んぐっ!?」

サキュバスB「違いまーす。だって、陛下が……したそうなんですもんね」

勇者「っ、ん、ぶ……」

奇妙な肌着を着けたままの尻が下ろされて――文字通り、顔を尻に敷かれた。
吸い込めば甘酸っぱさが肺の奥まで薫り、南国の花園にいるような錯覚にまで囚われた。
顔を押し潰すような事無い、絶妙な塩梅での騎乗。
まるで綿のような軽さと、酸い果実の匂いと、艶めかしい体温、悪戯な腰の振り。
それらが渾然一体となって、一瞬にして術中に落とされた。

サキュバスB「わたしのお尻で……陛下のこと、窒息させちゃうぞー?」

鼻の先が、肌着の股布をなぞる度に……“果汁”が沁み出してくるのが分かる。
蒼とピンク、淫魔の肌と下着の為すその世界に、視界が埋まる。
つるつるとした薄布一枚を隔てて、サキュバスBの秘部から匂いと蜜とが下りてくる。
吸い込めば吸い込むほど正気を蝕まれると分かっているのに、そこから呼吸するしかない。
逃げ場のない淫魔の媚香がぐりぐりとすり込まれ――――息苦しさと相まって、遠くへ連れて行かれるような感覚だった。
209 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:35:39.76 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「きゃっ!?」

勇者(意識、が……くそっ!)

思い切って、唇を突き出し、濡れて透けた秘部の割れ目を押した。
得意げに腰をくねらせていた彼女は一瞬硬直し、見た目相応の幼さを残した声で啼いた。
自由に動くようになった手を持ち上げて、小さな桃を捕まえ、
予想していた通りよく伸びる肌着の股布をずらして直にそこを露出させた。

サキュバスB「あ、あの……陛下? 怒ってます?」

勇者「いや。……怒ってなんかいない」

股布をずらした利き手はそのまま、左手で反対方向にぐっと尻肉を割り開く。
とろりと垂れた蜜と、その源泉。
そして――――柔らかそうな、蕾までも覗けた。

サキュバスB「お、怒ってますよね、これ? 怒ってますよね!?」

人の顔の真上で騒ぐ彼女を戒めるように……舌を突き出し、秘裂を舐る。
ほのかな甘みすら感じる淫魔の蜜が舌を湿らせ、寝起きの清水のように喉を潤した。
210 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:36:19.22 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「やっ! あ、そんな……! 舐め、ないで……くださ……!」

耳を貸すはずもなく、更に舌をねじり込む。
肉の洞穴に這わせた舌をつたって、口の周りまでもべたべたの“果汁”で汚されていく。

サキュバスB「や、だ……元気に、なりすぎ……ですって……!」

ついた膝を必死の支えにしながらも、サキュバスBは離れられない。
立ち上がる事もできず、体重を下ろしてしまう訳にもいかない。
ぷるぷると生まれたての小鹿のように震えて、その姿勢を、時にシーツの上に膝を滑らせ、また元の場所に少しずつ引き戻して。
その繰り返ししかできない。
立つ事も力を抜く事もできず、無防備なそこを舐られ続けるサキュバスBは、いつしか、甘く蕩けた目を虚空に晒していた。

サキュバスB「んっ……あ……なん、で……そんな……上手、なんですかぁ……ひゃうっ!」

勢い余って、後ろの蕾まで舌先がかすめた。
“邪神ダコ”の媚薬成分に中てられて貪った、不浄の孔。
見た目は小さく閉じた、桃色の蕾なのに……する時には、彼女は根元までも銜え込む。
そんな――――“魔性”そのものだ。
211 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:36:49.28 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「や、ぁ、待ってぇ……! そんな、とこ……嗅がないで、くださ……」

蕾を撫でる鼻息に彼女が反応するが、もう鼻腔に感覚は無い。
彼女の放つ、フェロモンを含んだ果実香を嗅ぎ続けた結果だ。
しかしそれが無かったとしても、彼女の身体はどこを嗅ぎ、どこを舐めたとしても穢さはない。

サキュバスB「も、もう……! いたずらばっかりする陛下には、お仕置きしちゃいますよ!?」

勇者「っ!」

やられてばかりでは、いられない――――とでも言うように、サキュバスBも反撃する。
未だ眼下にあるのは、そそりたつモノ。
下肢に力を入れて姿勢を保ちながら、落ちていく身を支えるようにして、小さな両手が掴んだ。
やがて、“落下”の途中で枝を掴めた彼女が、それを扱く。
だかその動きにキレはなく、絶え絶えの息でとりあえずそれを上下にしごく、無様な手淫でしかない。

勇者の舌が止まる事は無く――――更に深く、少女の秘裂を味わった。
212 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:38:16.70 ID:EpMJFFaXo

サキュバスB「んにゃあああぁぁっ!! だめ、そんな……入り口、ちろちろ……しないでください、よぉ……ひっ!」

水音は、更に高まる。
もはやサキュバスBのそこは、泉そのものだ。
口ではそう言い、手では反撃していても……体は、サキュバスBの“女”は快楽を求めて、
勇者の顔に自らの蜜を塗りたくるように腰を前後させていく。

サキュバスB「あひっ、いい……気持ち、いい、からぁ……止まらない、、です……!」

とうとう、彼女の手も止まり――――ずしり、と顔に体重が乗るのが分かる。
踏ん張りの利かなくなった脚は、それでもまだ多少力が残ってはいても、体重の多くを支え切れなくなった。
必然、視界が彼女の股間と、肌と、肌着で埋まり、酸素を求めて伸びた舌が更に深くサキュバスBの股穴を進んだ。

サキュバスB「あ、んっ! い、イくっ……イっちゃいますぅ! 陛下のお顔の上で……あぁぁぁぁんっ!!」

その身体がぶるぶると震え、鼻先に押し付けられた尻穴がひくひくと震え、
手を離したせいで戻る肌着が頬と尻たぶの間を濡れながら割り込み、元の位置に戻ろうとする。

サキュバスB「い、いっちゃい……ましたぁ……陛下のお顔に、乗っかった……ままで……え、えへへ……っ」

彼女がくたりと、こちらの下肢側に倒れて体重を預けた時、ようやく……その小さな桃の圧し掛かりから逃れて……空気を吸えた。

勇者(…………腹、減った……)

何はともあれ、ひとまず……彼女のおかげで、朝の景気は、確かについたのだった。
213 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/01(水) 01:39:07.07 ID:EpMJFFaXo
今日の分投下終了です
ではまた明日
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/01(水) 01:42:19.32 ID:QPm6JqpN0
乙!
サキュBの治療を受けてみたいわ…
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/01(水) 23:16:50.91 ID:sVp0hGUO0

今更だけど就寝中の王のいる部屋に入りやすい環境はわりと危険もありそう、搾り取られる方面で
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 00:25:06.84 ID:SDU+H3HS0
実はサキュBとのシーンが一番好きだったりする
217 : ◆1UOAiS.xYWtC [saga]:2017/02/02(木) 00:51:46.68 ID:ljWscWO/o
こんばんは、今日もやっていきたいと思います


>>212より
218 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:55:01.81 ID:ljWscWO/o
*****

食堂へ行くと、堕女神の他……普段はいないサキュバスCまでが待っており、そればかりか、同じ食卓についていた。
それを対面から制するようにして、堕女神までも。

サキュバスC「……おい、一回分減ってんぞ? なんで?」

勇者「ぶっ!」

堕女神「そのようですね。朝から……まぁ、想像はつきましょう」

勇者(そうだ、回数が丸わかりなんだ……これ!)

結局――サキュバスBの得意技でも、このカウントを全て消し切る事はできなかった。
一回分としてしかカウントされなかったのは、サキュバスAの予想通り。

サキュバスC「まァ、いいんだけどさ。それより朝飯食えよ、冷めんぞ」

堕女神「ええ、今朝は……恐縮ではありますが、私もご一緒いたします」

勇者「……ん、あぁ、でも……珍しいな。何でサキュバスCまで」
219 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:55:32.64 ID:ljWscWO/o

サキュバスC「あ? 作るだけ作らして、食うなっつーのかお前」

勇者「え……作ってくれたのか? 朝」

サキュバスC「オメーら二人がいつまで経っても起きねえからだ。途中から起きたそいつも混ざったけどな」

堕女神「私が止めなければ、朝からリブステーキとワインが並んでいたところでしたけれど」

サキュバスC「いーじゃねーかよ。男は肉を食うモンだ。なぁ?」

勇者「いや……朝からはちょっとな」

サキュバスC「なっさけねェ。そんなんだから尻に敷かれんだよ」

堕女神「……誰が、誰にと?」

勇者「だから、朝からやめないか」
220 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:56:34.84 ID:ljWscWO/o

しかし思ったよりも、緊張感は無い。
昨晩のように火花は散っていない。
一晩やり合い、吐き出すものは吐き出したのか、どちらも落ち着いて、しかし黙ったままではなくやり返す。
敵のようにではなく、憎まれ口を叩き合う仲と言った具合まで落ち着いていた。
それは昨晩を経てなのか――――朝だから互いにスイッチが入っていないのか、分からない。

堕女神「それと、陛下。明日には隣女王様がお着きに。早ければ朝にでも」

勇者「ああ、そうだったな。……このオムレツはどっちが? ふわっとしてて……溶けるみたいで。美味しい」

サキュバスC「あ、それアタシだよ」

勇者「え……!?」

サキュバスC「えっ、て何だよ。アタシを何だと思って……」

堕女神「……意外でした。確かにこれは絶品です。まさか……サキュバスCが……とは」

サキュバスC「ホメんなら普通にホメろや!」
221 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:57:14.88 ID:ljWscWO/o

勇者「……それはともかく、今回は何の用事だったか」

堕女神「ちょうど、陛下が即位なされて一年経ちましたので。お祝いの言葉と……数日の滞在を予定し、会いたいと」

サキュバスC「チンコ勃ててるヤツに?」

勇者「うるさいな!」

堕女神「……その事ですが、どうも引っかかるのです」

サキュバスC「確かに、引っかかってて歩きづらそうだよな。早いトコ抜けよ、あと四百回以上」

堕女神「いえ、そうではなく……何故、こんな紋章でわざわざカウントダウンするのでしょう?」

勇者「……分かりやすくするためだろ?」

堕女神「胸騒ぎがするのです。もしそのカウントを使いきれなかったら……何かが起こるのかも、と」
222 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:57:49.92 ID:ljWscWO/o

サキュバスC「一生勃たなくなるとかか?」

堕女神「確かにそれは、困……こほん。んっんっ……、もとい、それ、が維持され通しというのは……何らかの猶予時間なのかもしれません」

勇者「猶予……。確かに、俺も妙な予感はするよ」

堕女神「ひとまず、今日はお好きにお過ごし下さい」

勇者「いいのか?」

堕女神「良くはありませんが……私も、もう一度詳しく調べてみたいと思います。この病、かかった者がどうなるのか」

サキュバスC「オッケーオッケー。よし、そんじゃメシ食ったらアタシと」

堕女神「貴女はお引き取り下さい」

サキュバスC「じゃあ、“おーさま”が帰れっつったら帰るよ」

堕女神「この……!」
223 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:58:37.36 ID:ljWscWO/o

勇者「……気持ちは嬉しいけど、俺は執務室にいるよ」

堕女神「え……?」

勇者「執務室にいる事にする。……それはそうと、サキュバスC。お前はどこで聞きつけた?」

サキュバスC「あ? サキュバスAのヤツだよ。城下で触れ回ってた」

勇者「やっぱりか」

サキュバスC「言いふらしてたもんで、つい……アタシの出番かな、って」

勇者「なんで」

サキュバスC「いいじゃんかよ少しぐらいさ。それとも何だ、五百回全部こいつにブチ込むつもりだったのか?」

勇者「指差すな、指」

堕女神「……わ、私としては……それでも、一向に……」

勇者「俺がもたないんだ!」
224 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 00:59:42.55 ID:ljWscWO/o

サキュバスC「ま、いーや、それでも。じゃ、アタシは一旦家に帰るかな。またあそこに戻る準備もあるしさ」

勇者「戻るのか?」

サキュバスC「あぁ。ちょっとした別邸みてーなカンジかな、今はさ。ま、二週に一ぐらいでこっちには来るしな」

勇者「……そうか」

昨年の夏に訪れた――――というにはいささか語弊がある。
崖から落ちて、その先で見つけて介抱してくれたのが彼女だった。
そこで“ポチ”と出会って連れ帰り、冬になって城下町へしばし移り住んだ彼女と再会し、今がある。

サキュバスC「何だよ、寂しいのかー?」

勇者「少し」

サキュバスC「じゃあ最後にもう一回だけさせてやってもいいぜ?」

堕女神「……せめて朝から、それも朝食の場でそういった話はやめましょう」

サキュバスC「アタシらに取っちゃ、『昼は何食う?』ぐらいの話題だけどな」
225 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/02(木) 01:02:59.79 ID:ljWscWO/o
今日の分終わりです、続きはまた明日
次はサキュAになるかどうなるか、はてさて
実はセキュリティはわざとガバガバにされてる説

それではまた明日会いましょう
エロが書きたくて死にそうなんだ、こっちは
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:05:02.72 ID:Vbs6PjLs0

またサキュCが乙女になりそう
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:05:09.29 ID:bEA6BATMo
乙、
思う存分書けばいいよ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:09:18.40 ID:/l0bYhqu0
乙!
そういや、サキュバスB以外は料理上手だったなー
勇者は勃ちっぱなしで隣国女王と会うのかな…
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:16:02.16 ID:XK6iBhVqO
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:24:04.87 ID:dsj7iP/f0

隣女王覚醒が楽しみだな
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 01:29:11.24 ID:RIZQMyzA0

おーさまの為に!ってAから聞いた国民は行列作んないのかな?
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 08:24:34.51 ID:xvgq8JRIo
相手が変わったからと言って、フツーの人間は連続でできるというわけではないだろうが……


ま、勇者だし、おーさまだしww


長くなりそうで嬉しい
233 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 01:38:15.57 ID:SimPPDOoo
こんばんは
二時〜二時半ごろに今日も投下いたしますー
しばしお待ちを
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 02:23:47.21 ID:9z3aRDKK0
全裸待機
235 : ◆1UOAiS.xYWtC [saga]:2017/02/03(金) 02:42:48.17 ID:SimPPDOoo
全裸投下
>>224から
236 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:43:15.36 ID:SimPPDOoo

朝食を終えてサキュバスCが去ってから、しばらく執務室で過ごしていた。
勃起が治らなくなってから、二日が経つ。
今ではもうベルトの穴はいくつか緩めて、堕女神に頼んで、少し大きめのズボンと緩めの下着を用意させた。
それでも、立ち歩くにはやはり邪魔だった。
何なら自慰で少しでも減らそうかと考えたが、やめる。
サキュバスAがニヤニヤしながら現れそうだし、抜けば左手の紋章が変動する。
それがなんとも、気恥ずかしかったからだ。

勇者(くそっ、何だこの嫌がらせみたいな症状は!)

心の中で毒づいても、それに変化はない。
嘲笑うように依然として剣の柄のように滾っていた。

勇者(……サキュバスAが言いふらしたんなら……街にも行けないぞ、しばらくは)

237 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:43:47.44 ID:SimPPDOoo

状態に加えて、触れ回られた。
さすがに街に下りられるほど、肝は太くない。
とてもではないが、無理な事だった。

勇者「ダメだ、考えがまとまらない。少し歩いて来よう」

考えないようにしても、ムダだ。
いくら考えを逸らそうとしても疼きのせいでまとまらず、引き戻される。
いっそ、城の中を一回りして気分だけでも落ち着かせるしかない。
扉の外に出ようと腰を浮かせた時――――扉が叩かれる。

勇者「……誰だ?」

サキュバスA「陛下、私です。入ってよろしいですか? ズボンをお上げになってくださいな」

勇者「下ろしてない!」

サキュバスA「んふっ。それでは、失礼いたします」
238 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:44:14.67 ID:SimPPDOoo

勇者「……何の用だ、チェスならしないぞ」

サキュバスA「まさか。いくらなんでも執務中ですもの」

勇者「ならいいが……俺の事を触れ回ったそうだな」

サキュバスA「いえ、直接は。ただ、この御病気の治し方を知らないか、とだけ……」

勇者「それ、俺の事を言ってるのが丸わかりじゃないか……!」

もしこれが人間世界の出来事だったら、社会的地位も威厳も吹き飛ぶ事は間違いない。
“勃起の治らぬ国王”など、吟遊詩人の格好のネタだ。
道化師は面白おかしく演じるだろうし、街を歩くたびに、馬車を隔ててさえも忍び笑いが聴こえてきて癇癪の種にもなるだろう。
“淫魔の国”ではそうした物笑いにはならないだろうが……居心地はやはり悪い。

勇者「もう少しうまく言えなかったのか」

サキュバスA「私は可能な限り包んで言いました。ですが……まぁ、こうなりましたわね」
239 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:45:30.38 ID:SimPPDOoo

勇者「お前のせいなんだよ!」

サキュバスA「そんな、怒鳴らないで下さいな。感じてしまうではありませんか」

勇者「……」

サキュバスA「冗談ですわよ。それはそれとして、私も待っておりましたのに」

勇者「待ってた?」

サキュバスA「私が触れ回ったのを知って、陛下がお怒りになって『サキュバスAはどこだ! サキュバスAのバカはどこへ行った!!』
         と、悪鬼の如き形相で現れるのを」

勇者「そこまでするか!」

サキュバスA「終わりを告げた次週の月曜の朝、喪失感に包まれたものです。“ああ、もう会えないのだな”と。
         永遠にそこにいると思った者が去り、不覚にも、最終頁の目次を見ながら涙が……」

勇者「…………もういい」

目頭を押さえながら大仰に振る舞う姿を見ていると、怒鳴りつける気力も薄れた。
触れ回った事については、ともかく――――不問。
やり方はともあれ、彼女もあくまで調べようとしてやった事だ。
それに、こうなる事も半ば予測してはいた。
任せたこちらが悪いのだ。
240 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:46:13.08 ID:SimPPDOoo

サキュバスA「して、陛下。どうでしたか? 板挟みの寝室の寝心地」

勇者「……良い、とも良くない、とも言えないな。意味がいくつかある」

サキュバスA「ふむ。緊張感がおありでしたでしょう」

勇者「ああ、凄くスリルがあったよ。おかげで死にそうだった」

サキュバスA「お礼には及びません。楽しんでいただけて何より」

勇者「……まさか、お前か?」

サキュバスA「ええ。実は街に出て一番最初に出会ったのがサキュバスCで……。いや、これ自体は全くの偶然でしたが。
         つい口を滑らして……“行かないように、絶対行かないように”と」

勇者「ネタ振りだ、それは!」

サキュバスA「結果的には。……ですが陛下、あの子もあの子で、陛下の為にとした事ですのよ。素直に申せないだけで」

――――それも分かっているから、怒る事ができなかった。
241 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:47:16.28 ID:SimPPDOoo

勇者「意外といえば、……いつになく堕女神も強気だったな」

サキュバスA「それは是非、見たかったところですわね」

勇者「あの二人、合わないのは分かっていたが……あんなにか」

サキュバスA「いえいえ、恐らくあの二人も楽しんでいたのでしょう。特に堕女神様」

勇者「楽しんでいた?」

サキュバスA「だって、そうでしょう。本当に腹の立つ相手同士なら、手が出ているはずではありませんか?」

勇者「……あ」

サキュバスA「本当に憎み合っているなら、相手の前で服を脱いだり、掴むでも殴るでもなく身体に触れたり。
         そんな事もしないでしょう。結局、楽しんでいたのでしょう。堕女神様、ああした応酬ができる相手も初めてのはずです。
         あれで仲は良いのかもしれませんわ」

勇者「……なるほどな」
242 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:48:01.15 ID:SimPPDOoo

覚えは、あった。
サキュバスAの言う通り、本当に憎ければどちらかが出ていくか血を見るかだったはずだ。
じゃれあい、茶化しあい、意地悪の言い合い。
それが、発展する事も無く続けられるのは――――結局、仲の良い相手だけなのだ。
言ってはいけない一言、してはいけない事が分かっているから、そうできる。
さして面識もないはずなのに、二人がそうできたのは……正反対の人格だからこそ、なのかもしれないと。

サキュバスA「……まぁ、私どもでは務まらない位置ですわね。破滅的に仲が悪いのなら、口も聞かないはずでしょう」

勇者「なるほど、ありがとう。少し……腑に落ちた」

サキュバスA「それで……陛下、何度?」

勇者「?」

サキュバスA「昨夜から今朝にかけて、何度お出しに?」

勇者「……三十二回だ」

サキュバスA「あら、意外と捗らない御様子。ふふっ。この期に及んで自制されても……お苦しいだけでは?」
243 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:48:49.40 ID:SimPPDOoo

サキュバスAが、虚空にすいっと尻尾をくねらせてから窓辺へ近づく。
窓の外には、よく晴れた空が広がっている。
小鳥の声がして、庭園で剪定する音が聴こえて、そこにいる者達の声も。
もはやさして感慨もない、麗らかな“普通の日”だ。

彼女の今日の服装は、いつにもまして、紐を組み合わせただけのような下着を覗かせる黒い革のスカートが強烈だった。
尻の割れ目に沿って食い込む黒の下着、その横紐が骨盤に引っかかる。
少し下げて穿いたスカートのせいで、尻の切れ込みの始まりが見える。

サキュバスA「それにしても、良いお天気ですこと。思い出されませんか? 陛下と初めて差したあの日――――」

振り返った彼女は、びくりと震え――――その細い肩の横を通り、追い込むように窓枠へ手を当てた。

サキュバスA「え、陛下? え……?」
244 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:49:51.85 ID:SimPPDOoo

勇者「……思い出したぞ。二日前の事だ、覚えてないのか?」

サキュバスA「え? ……あの、何が……?」

 二日前、彼女と二人でこっそり飲みに出かけて――――帰り路で、その悲劇は起きた。

勇者「反撃はしないとな」

 泥酔しきっていた彼女は、恐らく覚えていない。
 だが完全に酔いが醒めたこちらは、何もかも覚えていた。
 窓辺まで追い込まれたサキュバスAは不意を打たれたのか、瞳を忙しなく動かし、身体を小刻みに震わせる。
 自分がしでかしてしまった事が何なのかを、必死に思い出そうとしている様子で。

サキュバスA「へ、陛下……?」

勇者「根に持ってなんかいない。謝る事もない。……ただお前にはやり返す。今、ここでだ。倍で済むと思うな」
245 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/03(金) 02:52:02.29 ID:SimPPDOoo
今日の分投下終了でございます
ではまた明日お会いしましょう、さようなら


サキュバスCの得意料理はオムライスだとか
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 02:54:04.86 ID:MtdVOl420
乙した
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 02:55:40.98 ID:xD/z6d370
乙!
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 03:48:10.93 ID:LZS76e770
堕女ちゃんとCって初対面?
Cの足って片足切れてるままだよね?
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 03:58:46.24 ID:opPJKWhKo
インキュバス絡みのゴタゴタで面識はあった気が
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 08:21:51.44 ID:7piiWrCIo
サキュバスAのドM回たのしみ
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 12:04:47.72 ID:7FNjGF100
理不尽なSMもご褒美なんだろうなサキュA・・・
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/03(金) 18:07:01.26 ID:rVUAmY9n0
激しく勇者の棒で突いて上げよう()
253 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 00:45:40.68 ID:LGycXzXqo
こんばんは
今日も昨日と同じ時間ぐらいで始めていきます



サキュバスAは構ってほしいだけなんです
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 02:03:02.19 ID:P8v9w6WQO
何だかんだで無かった事にされてしまったワルキューレとの情事が見たかったのぉ…
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/04(土) 02:18:05.35 ID:c8QE6R6J0
あれは三年後の話だったはずだからこれからきっと出てくるんだよ
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/04(土) 02:25:23.61 ID:QVUIyuxp0
はやくう
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/04(土) 02:26:36.94 ID:W3/nHHctO
ナチュラルに壁ドンしてる勇者、マジ勇者
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 02:35:47.28 ID:rmnFyZnv0
なぜあげる
259 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:52:22.28 ID:LGycXzXqo
>>244から
260 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:52:59.60 ID:LGycXzXqo

サキュバスA「あ、あの……陛下、いったい……うあっ!?」

窓枠に彼女を押し付け、空いた左手を腰へと這わせる。
見えている下着の紐へ指をかけると、そのまま一思いに、続く股を吊り上げるように上に引いた。

サキュバスA「あ、ぐっ……! く、食い……込ん、で……っ!」

全ては見えていなくとも、手応えで分かる。
この下着は、まるで意味など果たしていない。
三又に分かれた紐をただ股間から腰骨に引っかけるだけのような、ただ男を誘うためだけのものだ。
淫魔の淫らな英知が生み出した、夜を羽ばたく蛾の色彩。
娼館の姫君達でさえ頬を染めるような、恥など捨て去る、ひどく退廃的な淫具でしかない。
咎めるように、そのまま吊り上げていると……サキュバスAの踵が浮き、つま先で体重を支え、こちらへ身を預けるように寄りかかってきた。

サキュバスA「くっ……あ、うぅ……い、痛っ……陛下、どうか……」

きりきりと抓みあげた身体は、小刻みに震え始めた。
今スカートの中では、糸のように細く、しかし強靭な繊維が縊り殺すように彼女の秘部へ食い込み、苛んでいる。
傀儡を持ち上げるように、更に引っ張り――――指先を使い、不規則に爪弾くように刺激を与えていく。

サキュバスA「あはぁっ! ひぎ、く、うぅぅっ……! い、やぁっ……! どう、か……御止め……」
261 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:54:59.17 ID:LGycXzXqo

秘裂を更に裂くような、紐下着の愛撫は――――快楽よりは痛みに近いはずだ。
それなのに彼女が苦痛に喘いだのは、最初でしかない。
段々とこなれて――――というには、まだ早すぎる。
くい、くい、と更に傀儡を操っていくと、今勇者が掴んでいる部分まで、しっとりと含まれた水気が上がってきた。

勇者「痛いようには聞こえないな」

サキュバスA「違……ほ、本当に……痛く、て……あんっ!」

更に持ち上げると、彼女の身体が一瞬浮き、靴の爪先がかつかつと音を立てた。
胸の中で熱く悶えるサキュバスAの顔は見えずとも、浮かべている表情は分かる。
恐らくは――――喜悦、快感、充足感。
痛みへの苦悶も間違いなく混ざってはいても、それは打ち消され、塗り重ねられているだろう。

サキュバスA「あ、はっ……痛っ……陛下……陛、下ぁ……」

赦しを乞う声では無い。
鼻にかかった、甘えた媚声。
それはさながら、猫の“盛り”だ。
262 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:55:26.99 ID:LGycXzXqo

勇者「今日はいい天気だな、本当に」

サキュバスA「はっ……あ、あぁ……陛下……? え……?」

勇者「一緒に、――――外でも見ようか」

言って、サキュバスAの体を反転させ――――胸に引っかかっているだけのような上衣を腰まで引き下げ、上半身を丸ごと露出させた。

サキュバスA「あ、あのっ、陛下、きゃあぁぁっ!?」

窓ガラスへ乳房を押し付けるように――――後ろから、その身体を押しやる。
やや厚い窓ガラスは、サキュバスAが体重を預けた程度では割れない。
よく磨かれ、冷えた窓ガラスに乳首を押し付けられ、サキュバスAの体は再び震えた。
眼下には、晴天の空を頂く華やかな庭園がある。
そこには今も行き交う淫魔達の姿があり――――いつその視線が上に向いても、おかしくはない。

サキュバスA「いや、あぁ……! 陛下……やめ、て……! こんな、見られ、たら……あぁ!」

勇者「やめない」
263 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:56:47.58 ID:LGycXzXqo

軽く押さえつける程度の力しか、与えてはいない。
いくら厚いとはいえ、所詮はガラスだ。
二人分の体重には耐えられるはずもなく、割れてしまえば彼女の肌を傷つけてしまう。
それなのに、サキュバスAは――――裸の胸を窓に押し付けられたまま、離れようとしない。
眼下の使用人を、豊かな緑を、太陽を、遠くに見える山を、観客と捉えた踊り子のように。
受ける視線を快感へ変え、淫らで昏い快楽をじわじわと飲むように。

サキュバスA「あ、あぁん……! み、見られ……ちゃう……見られ、て……しまいます……わ……」

スカートをたくし上げると、サキュバスAのそこは――――想像通りの有り様だった。

勇者「……しかし、酷い下着だな。いや、下着か……これ? 何も意味がないだろう」

手応えで伝わった、“三又の組み紐”という感覚は間違っていない。
何も隠してなどいない。
糸のように食い込んだ秘部からは涎が垂れて内腿を流れ、散々に引っ張って弄んだそれは殊更に食い込み、
存在をすっかりと尻肉の谷間の中に消してしまっていた。
それを詰るように言ってやっても、彼女は何も意に介さない。
264 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 02:57:46.11 ID:LGycXzXqo

サキュバスA「……は、早く……早く……私を……!」

乳房で窓を拭うようにしながら、サキュバスAは身をくねらせる。
吐息で窓は白く曇り、かき始めた汗が逆に窓を濡らし、汚す。
もとより、臨戦態勢は最初から整っている。
彼女を貫く準備は、既に――――できていた。

勇者「このままいくぞ、……脚に力を入れておくんだ」

サキュバスA「そ、そんなのぉ……無理、で……」

ズボンを下ろし、こちらも同じくさらけ出す。
血管の浮いた“それ”は何をするでもなく高まり、鞘を求めて切れ味を増していた。
紐下着にゆとりを持たせるべく、今度は下に若干引き下ろし、秘部に食い込んだ部分を引き離すと、ねっとりと糸が引いていた。
ずらした紐の隙間から、亀頭の先をあてがうと……サキュバスAは震え、
その拍子に乳房を押し当てられたままの窓が揺れて音を立てた。

勇者「音を立てるな。……見られたいのか?」

耳元に息を吹きかけるように囁いてやると、膣口がきゅっと引き締まるのが亀頭から伝わる。
サキュバスAが窓枠に立てていた左手を絡め取り、後ろ手に押さえ込むと、更に。

サキュバスA「あ、あぁぁ……陛下ぁ……お許し、を……」

赦しを乞うとは思えない、その懇願。
答えるように。
もしくは却下するように。
勇者はただ、突き入れた。
265 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/04(土) 03:01:04.17 ID:LGycXzXqo
今日はこれで終わり、いいじゃないか明日も来るんだから!明日も来るんだから!

それではまた明日
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 03:01:35.84 ID:H3rAst59o
なんという生殺し
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 03:02:42.70 ID:DGbP05BA0
なんて良いところで…

乙です

268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 03:04:11.79 ID:L7q+3Yoio

ここで止めるとは………風邪ひいちゃう
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 03:05:55.90 ID:a0288FJG0

これまたサキュAが好きそうな…
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 07:18:18.99 ID:/c+V0K7e0
Mっ気だけじゃなくて露出願望まであるのか...
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ [sage] ]:2017/02/04(土) 08:22:04.49 ID:5KjVwxt2O
ああ、今日一日悶々しながら過ごすかな...
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 12:40:45.07 ID:Kkm9mRHR0
夜毎、待ち遠しい
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 21:57:38.49 ID:kL7wRXHT0
ああ、夜風が肌に刺さるようだ。裸身で冬の夜は寒いものだ
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/04(土) 22:03:02.92 ID:yucdRrqto
>>273
つネクタイ、靴下
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [Sage]:2017/02/05(日) 00:25:03.54 ID:pri6dyrf0
全裸待機
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 02:00:29.85 ID:6GUT1Q9a0
外出全裸待機
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 02:10:11.17 ID:OB2eIPj7o
今日はいつもより体が寒いな
278 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:12:06.35 ID:6UwJA8OXo
こんばんは
あと三十分後に始めるぞ
279 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:49:02.33 ID:6UwJA8OXo
開始します
>>264から
280 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:51:24.54 ID:6UwJA8OXo

サキュバスA「んあぁぁっ、くっ……! は、入……て……!」

ほぼ直立するような姿勢のまま、文字通りに下から突き入れる。
何の抵抗もなく受け入れたサキュバスAの肉窟はぎゅっと締め付けてきて、しかし飲み込む事に抵抗は無い。
突き上げてその中を進んでいくと、必然――――彼女の身体を、“そこ”を支点にして持ち上げる事になる。

サキュバスA「んぐっ、う、うぅぅ……! そん、な……深い、ところ……まで……」

こつんっ、と子宮口に行き当たっても、進むのを止めない。
彼女が震えるたびに、窓が揺れ動く。
べったりと押し付けた乳房がぐにぐにと形を変えながらガラスを拭い、湿らせる。

勇者「窓を揺らすなよ、外にばれるぞ」

サキュバスA「そんなの……無、理……ですわ……あはぁんっ!」

勇者「サキュバスでも……こんな風に見られたら恥ずかしいのか?」

サキュバスA「い、淫魔にだって……恥じらい、というものが……ありましてよ……!?
         こ、こん、な……風、に……い、苛め……られる、顔なんて……見られ、たく……っ!」
281 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:52:17.70 ID:6UwJA8OXo

サキュバスの通念では単なる裸体ならまだしも、責められ、苛まれ、感じている姿を見られるのは恥だという。
相手にだけ見られるのならばともかく、第三者――――それも、同性に見られる事を酷く嫌うのだと聞いた事があった。
サキュバスの沽券、種族の生態上、男に対して上位の態度でなければならない風潮。
そういったものがサキュバスAに対してさえも根深く残り、結果、彼女はこんな難儀な性癖を抱える事となった。

勇者「……サキュバスCもだったな。堕女神に拘束されて、責め返されて……泣いてたぞ」

昨夜のサキュバスCも、思えばそれだ。
堕女神の魔法で手足の自由を奪われ、自慢にしていた胸を嬲られ、やがて――――堰を切ったように。
ちょうど、今……サキュバスAがそうされているように。

サキュバスA「あ、あっ……! わ、私の……おっぱい……見られ、て……しまいますぅ……! い、いやあぁぁ……!」

だが、彼女は嫌がらない。
それどころか――――ますます身体をくねらせるように、誰かに気付いてほしい、
見てほしいとでもいうように、窓に押し付け、押し潰させた胸を振り乱す。
その度に膣肉は収縮を繰り返し、剛直との間からしたたる愛液が伝い、こちらの太腿までも濡らした。
282 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:52:44.08 ID:6UwJA8OXo

そんな彼女を“手伝う”ように、こちらも動きを始める。
絡め取っていた左手を離し、彼女の下腹へ回し――――支えるようにして、直角の抽挿を始める。
サキュバスAの体を持ち上げながら身を微かに落とし、今度は逆に――彼女の身体を下ろしながら、こちらは伸び上がる。

サキュバスA「ん、ぶうぅっ!」

一瞬で深くまで打ち抜かれ、震えた喉から獣のような声とともに、唾液が撥ねて窓に散った。
内側に秘めた無数の泡粒が尖り弾けるように、一斉に……モノを刺激し、こちらにも背筋が痺れるような快感が急襲した。
今までに味わった事の無いほどの興奮がサキュバスAの中に渦を巻いていると、それで伝わる。

勇者「っ……! やっ、ぱり……興奮、してる……だろ……!?」

サキュバスA「ち、違……こん、な……見られるの、嫌……あぁぁぁ! ひ、きゃはぁぁっ! み、見られちゃう……見られちゃううぅぅ!!」
283 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:53:16.68 ID:6UwJA8OXo

窓に映った彼女の顔が見えた。
深い紫色の瞳は、まるで水底に投げ込まれたアメジストのように揺れ動いていた。
だらしなく力が抜け、あわあわと開いた口もとからは唾液がいくつもの筋を落とし、
ときおり窓に顔を預ける度に映った唾液の筋が、窓にも雨垂れのように流れる。
淫魔とは思えないほどの蕩け切った表情は、人間の女でさえここまでにならないはずだ。

勇者「……お、い。見えるか? 今、どんな顔をしてると思う?」

サキュバスA「あはっ、あ……こんな……だらしな、い……っ! や、やだ……そ、外……向かせない、で……陛下……!」

自由な右手を使い、彼女の細面の顎を掴み、強引に窓の外、正面をやや俯き気味に向かせる。
もちろん、それは……眼下で働く者達が顔を上げたとき――――サキュバスAのだらしなく緩んだ顔が、よく見えるようにするため。
その間にも腰の動きは止まず、抉るたびに先ほどと同じ刺激がこちらを削り、うねる肉の中で、彼女からも“反撃”を喰らう事になる。

サキュバスA「や、らぁぁ……見ら、れ……ひゃ……うぁ、あうぅぅっ! やめ、ぇ……そこ、ぐりぐり……しない、でぇぇ……!」
284 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:54:11.21 ID:6UwJA8OXo

更に右手を進ませ、力が入らず、呂律すら回らなくなりかけた彼女の口内を指で蹂躙する。
陶器のようにつるつるとした、整然とした歯列は……触っているだけでも、くせになりそうな心地よさがあった。
ぐちゃぐちゃに濡れた口の中は、とめどなく溢れる唾液で満たされ、こぼれ、
原初の海のように熱いそこから放たれるのは濃密な、谷間の薔薇園から直接吸い込むように甘い香り。
突っ込んだ指を、サキュバスAの舌がべろべろと舐め回す様はまるで赤子だ。

サキュバスA「う、ぇっ……!」

指を開いて顎を開かせ、奥歯まで中指を届かせて内側の側面をなぞっているとサキュバスAの喉が震え、苦し気な呻きが涙とともに吐き出された。
あの晩の“狼藉”を思い出すような声色は……日頃飄々とした彼女がそうするだけにどこかいやらしく……そして、嗜虐心に火をつけた。

押し潰された乳房と、口の中を指で犯されて恍惚感と嘔吐感を覚える、堕落の表情を窓の外へ投げかけて。
震えながらの爪先立ちで幾度も勇者を奥の奥まで迎えて。
ごつごつと子宮口を叩かれるたびにカエルのような声が漏れ出て、窓を吐息が曇らせる。
285 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:55:02.41 ID:6UwJA8OXo

勇者「もう、そろそろ……一回目……」

サキュバスA「っ、あぁぁぁぁ! こ、こっひ……向い、れ……やあ、見られ、見られて、うぅっ……!」

視線を追うと、確かに庭園の端にいる誰かが――――こちらを見ていた。
その表情までは見えないが、顔がこちらを向いているのは分かった。
それを認識したサキュバスAが、これまでにないほどギチギチと締め付けてきて、
食いしばりかけた歯が指を噛み締め、歯型を刻むのも分かる。

サキュバスA「あ、ふぅぅうぁぁっ! イ、イく……もう、だめ……ぇ……! 見られて、あ、あぁぁぁひゃあぁぁぁっ!!」

擦り潰すように食い締められて、背筋と脳裏で火花の散るような感覚とともに――――“恐らく”こちらも放った。
ぎっちりと銜え込まれたまま、幾度も脈動してモノを何かが駆け上るのは分かっても、
隙間なくみっちりと熱く飲み込まれたままでは、中に放てたかどうかも分からなかった。
あるのは、ただ――――打ち震えるサキュバスAから伝わる火照った体温。

ぬるっ、と抜け落ちた時、彼女の身体もまた、ゆっくりと……窓から身を隠すように、崩れ落ちた。
286 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/05(日) 02:56:52.61 ID:6UwJA8OXo
それではまた明日

悪魔超人にも友情があるんだから
サキュバスに羞恥心があってもいいじゃないか
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 03:02:43.26 ID:jR8Ywmin0
乙!
いつだか、サキュAが隠し持ってたエロ本の中身が具体化したようで、感慨深い…
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 11:58:39.99 ID:JwCpt9xOO
ドMすぎんだろーいいぞぉー
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 12:17:00.66 ID:ERpzp7/A0
遠くから見ているのはBかな?
まさかの堕女神ならばww
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 14:39:00.58 ID:YJuz4iGvO
隣女王+お供3人+サキュBとか・・・。
うん、正に『天獄』だな。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 00:21:49.17 ID:A6R7o1h50
自分が働いてる最中おっ始められてたらどう思うんだろうか、混ざりたいのか・・・?
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 00:41:57.26 ID:WSdZtPU+O
勇者が町ぐるみの罠に嵌って衆人環視で輪姦されない辺りが勇者の人徳だろうか…乙
293 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:18:18.38 ID:B2odaaINo
明日少し出掛けが早いので、今日は少し早め&量少なめの繋ぎシーンのみで失礼

>>285より
294 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:19:35.45 ID:B2odaaINo
*****

サキュバスA「……んふっ。それにしても、本当に……萎えないのですね」

勇者「笑いごとじゃないんだぞ」

サキュバスA「そんな事。褒めておりますのに」

勇者「症状を褒められても嬉しくない。……そろそろいいだろ!」

サキュバスA「だって……まだまだ出ますわよ?」

窓辺で今なおむしゃぶりついたままのサキュバスAを諫めても、まるで聞き入れない。
しおらしかったのもほんの少しの間だけで、今はすっかりと戻ってしまった。
時折庭園からこちらに顔を向ける者がいるが、もうそこにはサキュバスAの痴態はない。

サキュバスA「窓に押し付けて責め立てるなんて……誰かに見られてしまったかもしれませんわね」

外からは見えない、窓の下。
彼女はまだ膝をついて、しつこく残りを吸い出そうと唇と舌を遊ばせていた。
“残り”を管の中から吸い取り、飲み込み、糸を引いて口を離す。
サキュバスAはそこで一段落したのか、立ち上がって衣服を整える。
295 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:20:47.86 ID:B2odaaINo

サキュバスA「乱暴なのも好きですけれど……こうしているのも、堪りませんわ」

勇者「……何だか、うまく乗せられてる気もするんだ」

サキュバスA「いえ、そんな滅相も無い。……この間など、浴場で……床にこぼれた精を私に舐め取らせたではありませんか。
         あれもまた……屈辱的で堪らないものが。本気で悔しいのがまた何とも言えず」

勇者「俺は何も命令してないからな!?」

サキュバスA「そこがまた、陛下の気の利かない処でしたけれど」

勇者「何を言ってる、何を」

いつも、いつも――――彼女に口実を作られているようだった。
そうする理由でもなければ、叶えてやれない。
散々におちょくられ、仕置きの理由を作らされ、こうなる。
流石に、酒場の帰り道での惨事はわざとではないと思いたくとも……否定も、できない。

サキュバスA「それでも、まだまだ楽しめそうですわね。今夜はいかがいたしましょうか? 私としては、地下牢で是非していただきたい事が……」

勇者「しない。というか困っているのは俺で……」
296 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:21:19.73 ID:B2odaaINo

サキュバスA「……折角ですから、淫具店にも顔を出せばよろしいのに。色々と楽し気な逸品が揃っておりますわよ?」

勇者「しばらくは下りられない。それに変な薬はもうたくさんだ」

サキュバスA「あら、他に気の利いた物もございますわよ。例えば、これ」

勇者「……それは?」

見ても、まるで何に使う物なのか分からなかった。
口の閉じられた小袋の封を開けて彼女が取り出したのは、細長い形の、何に使うのか分からないよく伸びる袋状の“何か”だった。

サキュバスA「使い方は簡単。まず、なさる前に“あちら”にこれを装着して……そのまま、後は至って普通にするだけ。
         出た精液は、先端部に溜まる構造になっております」

勇者「……つまり妊娠避けか?」

サキュバスA「え――――」
297 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:22:21.40 ID:B2odaaINo

何となしに掴めた用途を口にすると、サキュバスAは目を丸くして動きを止めた。
モノをそれで包み、後は性交するだけとなれば……望まぬ妊娠を避けるための何か、と思った。
が、それは――――。

サキュバスA「……そう、ですわね。なるほど……なるほど、そう使う事もできますわね……これ……まさか……」

しきりに頷く彼女の様子を見る限り、違ったようだ。

勇者「……おい、違うのか? じゃあ何に使うんだ、そんなもの」

サキュバスA「何、って……持ち帰り用の保存袋ですわよ。出された精液の鮮度を落とさないまま持ち運び、いつでも補給できるようにと」

勇者「……え?」

サキュバスA「特に人間界では、いつも殿方のいる場所で過ごせる訳でもありませんもの。
         確かにこの袋からでは味気ないものですが、その惨めさもまた良し。そうですわ、陛下。
         折角ですし、この袋に詰めてお売りになられては?」

勇者「色々と失う気がする、却下だ」

サキュバスA「マージンは私が六割……いえ、何でもございません。それで、次は何にいたしますか?」
298 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:22:49.18 ID:B2odaaINo

勇者「……一応、俺は……今、仕事中だったんだが」

サキュバスA「そんな事お気になさらないで。私も仕事中でしたもの。今頃サキュバスBは私を探しているでしょうね」

勇者「働けよ!」

サキュバスA「だって……陛下が、私を引き留めて……無理やり……」

勇者「結果はそうだけどな……!」

サキュバスA「ほら、そろそろ……」

ノックの音が、今度は低い位置からした。
背丈から判断して、恐らくは。

勇者「……入れ、サキュバスB」

??「っえ? は、入ります!」
299 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:24:30.53 ID:B2odaaINo

おそるおそる扉を開けて、サキュバスBが姿を見せた。

サキュバスB「あの、どうして……分かったんですか?」

勇者「ん、まぁ……色々と」

サキュバスA「仕事してなきゃダメじゃないの、油売ってないで」

サキュバスB「えっ……? Aちゃんこそ何してるの、こんな所で!」

サキュバスA「何って、休憩よ。栄養補給」

サキュバスB「ずるい! 陛下、わたしもっ! Aちゃんだけ……!」

サキュバスA「私はいいのよ。それで、何の用だったの?」

サキュバスB「だから……Aちゃん探してたのっ! そしたらこんな所で……! お仕事中でしょ!?」

サキュバスA「そこがまたいいんじゃないの」

サキュバスB「もーーーーーーーっ!!」
300 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/06(月) 01:25:43.49 ID:B2odaaINo
それではまた明日お会いしましょう

では
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 01:34:15.26 ID:muQDZB/s0

ジェルタイプの補給食にしたら売れそう
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 01:54:04.10 ID:7wbpI81Jo
ジェルタイプなら風邪の日でも飲み易いしな
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/06(月) 03:50:03.23 ID:eVIDF8Jg0
思ったんだけどだめちゃん妊娠はしないんだろうか
精液をエネルギー源にしてるサキュバス達はともかくとして
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 13:04:03.79 ID:VNR+Z5rcO
エロ作品では、そこを考えてはいけない事になっている
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