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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/12(水) 22:28:27.47 ID:7WJzdYlXO
- 乙
弱気な一面を見せる事が多かった分、久々に友奈ちゃんらしい友奈ちゃんを見れた気がする
あととーごーせんせー必死過ぎるw
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/12(水) 22:48:30.12 ID:zomSf7tjo
- 乙
何気若葉様との交流久しぶり……かな?
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 01:29:34.52 ID:wiMIRxV50
- 乙
若葉も嫁なのに最近は嫁らしい絡みがないからな
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 06:57:34.63 ID:m8v1HBAYo
- コンマに恵まれて無かったからなぁ…
それはそうと来週末で4周年とか控えめに言って凄い
開始
1 ◆QhFDI08WfRWv 2014/12/22(月) 22:27:22.35 ID:ujzyfikCO
現行
152 ◆QhFDI08WfRWv saga 2018/12/12(水) 22:18:18.78 ID:ACix+QkZo
- 157 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 20:15:13.80 ID:15SJArMBo
-
では少しだけ
- 158 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 20:41:20.71 ID:15SJArMBo
-
√ 12月4日目 昼(病院) ※木曜日
勇者部のみんながいないお昼時
何を思っているのだろうか
じっと窓から外を眺め続ける天乃を、、若葉は陰の中から見守る
もの言いたげに動く唇
現実との境目たる境界線の上で踏みとどまってしまった足
行くか行かぬか
迷う若葉はふと、息を吐いて一歩踏み出す
天乃たちのいる現実と、若葉たちの潜む精霊の世界
領域の外から出てきた若葉の出現は唐突だったろうし
窓ガラスにその姿は映ったはずだ
けれど、天乃は眉一つ動かすことはなくて。
若葉「……天乃」
天乃「…………」
若葉「その――」
気まずさに忍び足な若葉の声を閉ざすように、天乃が振り向く
天乃「いまさら何よ、馬鹿葉」
若葉「なっ」
見えたのは、不満、聞こえた声は不機嫌だった
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 20:58:45.26 ID:ywRMSmZdO
- 来てたか
- 160 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 21:00:25.27 ID:15SJArMBo
-
若葉「出会い頭にそれはないだろうっ」
天乃「そう?」
そうなの? と
明らかに聞いてはいないトーンで口にした天乃は、
若葉から視線を流して、ため息をつく
何を考えているのか探るのが難しく感じそうなものだが
別段、隠そうとしていないらしい
天乃「精霊の力を使うのに賛同してたからあえて距離を置いたは良いけれど、樹達がみんなやる気になっちゃってどうしようもなくなったわけではないの?」
若葉「それは」
天乃「独りぼっちで寂しく震える子ウサギちゃんを見ていて自分たちは何をしようとしたのかと罪悪感に居た堪れなくなって学校に行かなかったんじゃないの?」
若葉「うっ」
天乃「いざ休んだは良いけれど合わせる顔がないだなんて出てくるのためらってたんじゃないの?」
若葉「せ、精霊のことを感知できるようになったのか!?」
天乃「やっぱりそうだったのね」
誘導された……と、若葉は頭の中で思って半歩退いたが、
天乃は「謀ってない」と断言する
天乃「だから馬鹿葉って言ったのよ。信じられない」
- 161 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 21:07:37.52 ID:15SJArMBo
-
若葉「す、すまない……だ、だが決して天乃に嫌な思いをさせたかったわけじゃないんだ!」
本心から、天乃を思っている
だからこそ、救いたいと思っているわけだし
だからこそ、つらい決断もするべきではないだろうかとも考えた
自分たちのことも残したい、守った世界の平和さを感じてほしい
その気持ちは嬉しいが、やはり、精霊だから
本来生きている人に比べれば、その存在は捧げるに易いと思ったから
けれど。
天乃「そんなこと、知ってるわよ」
若葉「…………」
天乃「みんなそうでしょ。みんな……貴女達も、友奈達も。一緒でしょ」
思う気持ちが強いからこそ
この身を捧げてでも……という考えに走りがちになってしまう
無謀な賭けに出ようとしたりもしてしまう
天乃「だから、質が悪いの」
自分がそういうことをやっていたから、良く分かる
理解ができる、気持ちがわかる
だから、強く否定をすることができない
- 162 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 21:32:31.29 ID:15SJArMBo
-
天乃「でも、何度も言っているけれどそんなことさせるつもりはないわ」
若葉「そう、だな……ここまで来ても私達の力を使うとは言わない以上、どこまで追い込まれても使わないだろう」
困った主人だ
本当に、大変な主人だ
若葉は二度ほど繰り返しながら、苦笑する
その在り方が、
勇者部に無茶をさせることに繋がっていることも理解している―友奈たちはそうと認めないが―から
反論の隙も無い
それが分かっているなら使うべきだと言ったら、
勇者部からも強くバッシングを受けることになるだろう
最終的には、力を使い果たして再び出会うであろうひなたにでさえ
きっと、「あれはさすがにないです。若葉ちゃん」と、呆れられてしまうことだろう
若葉「……天乃」
天乃「なに?」
若葉「もしも世界が元に戻って、でも、私たちが見たあの世界のままだったら……」
- 163 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 21:42:48.58 ID:15SJArMBo
-
少し、ためらう
精霊としての力を使い果たそうというものではない
だが、危険かもしれない、心配させるかもしれない
こんな場面で言うべきではないかもしれない
けれど、最終決戦を前にそれぞれが思いの丈を打ち明けていく中で
自分だけ隠しているというのは、聊か微妙な気分で。
若葉「酷なことを言うかもしれないが……私達西暦の勇者だけで世界を巡らせては貰えないだろうか」
天乃「え?」
若葉「本当なら、みんなで。と言いたいところだが現実問題そうはいかないだろう。だが、かといって、解放された土地を放置はできない」
だから、誰かが見に行く必要がある
そしてそれは、過去の世界を知る者として、自分たちがすべきであると、若葉は言う
若葉「それだけは、許して貰えないだろうか? 沙織を通じて連絡は怠らないし、ちゃんと帰ってくるつもりだ。だから、すべてが終わったら、そうさせて貰えないだろうか?」
平和な世界は土地の開放によって揺らぐだろう
だから出ていくというわけではない
これは、勇者として。若葉がやりたいことなのだ
1、それこそ、勇者部みんなで行けばいいじゃない
2、なによ。まさか歌野が言ってたみたいに国造りする?
3、……そっか。そう、それが、若葉のやりたいことなのね
4、平和を実感してほしいから……だったのだけど。貴女はそうしたいのね
↓2
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 21:43:36.33 ID:wiMIRxV50
- 1
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 21:45:47.74 ID:0/Kr/MKuo
- 2
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 21:48:11.67 ID:ywRMSmZdO
- 4
- 167 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/13(木) 21:54:25.11 ID:15SJArMBo
-
ではここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みになるかと思います
再会は明後日、できれば早い時間から
東郷「ウサギって、性欲が強いらしいわ」
夏凜「あっちはまじめな話をしてるんだけど?」
東郷「まじめな話、動物の中でウサギの性欲は随一らしいわ」
東郷「つまり、久遠先輩は兎少女という破廉恥な衣装が似合うと思うの」
東郷「兎は耳が敏感ですけど、久遠先輩はここが敏感なんですね。とか責めてみるのもいいわ」
友奈「すっごくまじめな顔でとってもえっちなこと言う東郷さんが一番似合うと思う」
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 22:02:23.77 ID:wiMIRxV50
- 乙
真面目な話(真面目な話とは言っていない)
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 22:03:24.54 ID:0/Kr/MKuo
- 乙
と、東郷さん的には真面目な話だから…
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 22:16:13.26 ID:BUWUDD6cO
- 乙
破廉恥な衣装…とーごーせんせーにも似合うと思いますハイ
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/14(金) 13:14:09.72 ID:wOu/WgVZO
- 久遠さんはただハレンチなだけって衣装はアンマッチだと思う
- 172 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 20:53:00.19 ID:Qn6v1KkNo
-
では、少しだけ
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 20:57:14.79 ID:lRG4e7p7O
- よっしゃ
- 174 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 21:40:24.50 ID:Qn6v1KkNo
-
天乃「なによ。まさか歌野が言ってたみたいに国造りする?」
若葉「歌野が言ってたのは半分冗談みたいなものだろう……」
国造りなんてそう簡単にできることではないし、
やっていいことでもない
けれど、バーテックスから世界を解放するなんてことを成し遂げたのだ
放棄されてきた広大な地区の一角を戴いてしまう……なんてことも許されるかもしれない
もちろん、過去から今までのすべての勇者や巫女たちの尽力あってこそのものであり、
自分たちだけで取り戻したわけではないのだが。
若葉「出来ても、集落程度で収まるんじゃないか?」
自分たちだけで行くと考えれば、完全にその程度だ
もしも天乃や勇者部が外の世界での生活を呼び掛けたらどうなるだろうか
崩壊した外の世界と、まだ残っているこの世界
どちらを選ぶかはやってみなければ確証はないが、
さすがに、ついていく。という考えはなかなか出ないことだろう
天乃についていきたいと言い出すような若年層はいるかもしれないけれど
親の気持ちを考えれば、まず無理だ
若葉「それに、天乃の場合は国よりも子供を作ることになるんじゃないか?」
天乃「どうしてよ、この子たちを産んだらもう、そういうのを許す気は――」
若葉「東郷は……東郷は天乃が思っている以上に本気でその技術を復活? させようとしているんだが」
- 175 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 21:51:54.04 ID:Qn6v1KkNo
-
ただの研究者魂でなければ
たんなる破廉恥な思惑での本気さではない
それができることによって、
天乃や勇者部の交際やその先に進むことでの批判になりうる理由
その弊害を払拭できるようになるからこそ、本気で取り組もうというのだ
……下心も多少はあるのかもしれないが。
若葉「伊集院家とて、優秀な血を得られるなら文句は言わないだろう」
天乃「ここまで来たら、血筋なんて気にしてられないと思うけど」
若葉「いや、案外無視できなくなるかもしれない」
天乃「なぜ?」
若葉「世界を救った勇者の血。だからだ。私達の血族がいい例になるかもしれない」
崩壊した世界、消えてしまった神樹様
人々はきっと不安になることだろう、恐れを抱くことだろう
そこに、神樹様の御力を借りて世界をすくうことのできる勇者の子孫などが力の一旦を示しでもしたら、
不安をぬぐうために信仰の対象にだってなりかねない
最終的には、世界が元通りになっていくであろう数十、数百の年月の間に、
大赦のような大きなものにだってなることも夢ではないかもしれない
天乃「大赦が残っていれば、そうはならないと思うけれど……でも、そうね。沙織のお父さんはそういう考えも持ちそうだわ」
- 176 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 22:06:22.28 ID:Qn6v1KkNo
-
若葉「そう考えれば、天乃の国造りという歌野の話も冗談にはならないな」
やろうとするのなら。だ
天乃は神樹様の力で勇者になっていた勇者部と違って、
神樹様が力を使い果たしたりしてしまった後の世界でも力を行使できるだろう
そこで力を示したらどうなるか。
生き残るために踏みとどまるのではなく
生きるために前進しようと声をかけ、切り開くことのできる力を示したとしよう
守ることができる力があることを示したとしよう
ついてきてくれる人はきっと……
若葉「いや、やはりそれはダメだな」
天乃「それはそうでしょ」
若葉「そもそも、私は賛同はしてないからな?」
否定するように言う若葉は苦笑いの奥で、再度否定する
それは天乃の負担が大きすぎるのだ
体的にも、精神的にも
だから、国造りなんて言うのは冗談で終わらせてしまったほうが良い
- 177 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 22:48:29.70 ID:Qn6v1KkNo
-
若葉「それはそうと、冗談ではないんだ。私は」
天乃「やっぱり?」
若葉「必要なことだと思う。もちろん、天乃が言いたいだろう別に私達ではなくていいはず。というのも一理あるが……」
なにも、若葉たちが出ていかなくたって、
この世界には勇敢な人もいるし、
国が主導でそういった組織を再編成して何とかしてくれるかもしれない
だが、もしも倒したはずの天の神の力が残っていたら?
それによって星屑が存在している地域があったら?
それを考えると、やはり自分たちであるべきであるという考えは譲れない
もちろん、安全が確認できたら国に任せるつもりだ
若葉「一応、考えてみてくれないか? 別に深く悩まなくていいからな? ただ……そう……単身赴任するみたいなものだと思ってくれ」
天乃「……それ。結構悩むやつ」
実際にどうなのかはまだ、大人ではない天乃にはわからないけれど
相手をどれだけ思っているのかで変わるだろうが
天乃にとっては、深く悩まなくていいものではない。
残るか、ついていくか真剣に悩むものだ
若葉「すべてが終わったからってすぐにいくわけじゃない。落ち着くまではそばにいるから」
そういって若葉は笑みを見せた
- 178 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 22:49:41.97 ID:Qn6v1KkNo
-
√ 12月4日目 夕(病院) ※木曜日
01〜10 沙織
11〜20
21〜30
31〜40 夏凜
41〜50
51〜60
61〜70 風
71〜80
81〜90 東郷
91〜00
↓1のコンマ
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 22:50:52.98 ID:lRG4e7p7O
- あ
- 180 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/15(土) 23:19:16.60 ID:Qn6v1KkNo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から
若葉「東郷は別に、下心だけでやっているわけじゃないんだ」
風「えっ?」
東郷「何ですかその反応……心外です」
風「てっきり、下心しかないものだと」
東郷「下心じゃありません、本能です」
夏凜「煩悩でしょ」
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 23:37:32.23 ID:lRG4e7p7O
- 乙
本当にIPS的な技術が復活したら今度は久遠さんが孕ませる番になるのだろうか…
天の神との戦い後は勇者の血を巡る物語に発展しそう
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 23:37:59.68 ID:ZBjBl6150
- 乙
久遠さん魅力的だからしょうがないね
- 183 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 13:18:13.15 ID:NDkYgzUco
-
では、少しずつ
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 13:29:12.18 ID:3H5IjlkGO
- かもーん
- 185 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 13:55:39.19 ID:NDkYgzUco
-
√ 12月4日目 夕(病院) ※木曜日
天乃「……今日は、そんなに悪くない」
重い眠気もないし、体のだるさも軽い
布団から出した手を何度か握っては開いて、確かめる
込められる力はまだまだ弱い
悪くない状態でも貧弱なままの自分を実感して、息を吐く
今の自分にできるのは待つことだけ
若葉の望みに対してだってそうだ
二児……しかも双子の赤子の母親が、
壊れた世界に出ていくなど出来るはずがない
連れて行くなんて出来るわけがない
ただでさえ補助が必要なのに、外になんて
天乃「言えるわけ、ないよね」
連れて行ってほしいと。
精霊だけで行くなんて
それこそ、危険だなんて。
天乃を連れていく以上に危険なことはないのだから
- 186 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 14:27:22.15 ID:NDkYgzUco
-
若葉はすべてが終わった後も、落ち着くまでは一緒にいると言っていた
だから、落ち着いた後
問題が無くなったら一緒に行くと言い出すのは、どうだろうか
とっさに。
そう、とっさにうまい返事をすることができなくて、
歌野の言葉を借りての冗談を述べて逃げたけれど
天乃「ダメね、まるで現実味がない」
いまだに、若葉の望みを叶えた上での言葉は見つからない
もっとも、若葉の望みのみを考えれば、
答えることはとても簡単なのに。
天乃「見送って、あげるべきなのかもしれないわね」
若葉達の望みは一度、断ち切った
それも、天乃の望みのためにだ
それにもかかわらず、
救い終えた後の世界での望みまで断ち切るなど
していいことではないのかもしれない
天乃「全部が終わった後のこと……ね」
みんな考えている
すべてが終わった後にどうしていたのか
何をしていたいのか
けれど、自分はまだ何も考えられてはいないのだと
まだ、手元に残っている白紙の進路希望調査票を見つめ、ため息をついた
- 187 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 14:27:51.65 ID:NDkYgzUco
-
1、勇者
2、精霊
3、イベント判定
↓2
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 14:40:25.47 ID:3H5IjlkGO
- 3
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 14:41:59.55 ID:G5gxhuOeO
- 3
- 190 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 14:50:39.15 ID:NDkYgzUco
- √ 12月4日目 夕(病院) ※木曜日
01〜10 夏凜
11〜20 風
21〜30 友奈
31〜40 樹
41〜50 東郷
51〜60 球子
61〜70 沙織
71〜80 園子
81〜90 千景
91〜00 九尾
↓1のコンマ
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 14:52:05.52 ID:G5gxhuOeO
- あ
- 192 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 15:33:34.32 ID:NDkYgzUco
-
√ 12月4日目 夕(病院) ※木曜日
球子「また、若葉に余計なこと言われたのか?」
天乃「球子……」
球子を一瞥した天乃は、
首を横に振ってそれを否定する
若葉が余計なことを言ったのではない
自分が余計なことを考えようとしてしまっているだけだ
天乃「若葉は自分が何をしたいのか。それを話してくれただけ」
球子「そっか」
天乃「…………」
球子「こういうとき……」
杏が居れば、何かいい言葉を投げかけられるはずだ
正しい行動を起こせるはずだ
そう考えて止まってしまった口を、堅く結ぶ
球子「だから悩んでるのか?」
天乃「うん」
球子「天乃が嫌だって言えば、若葉はいかないでくれると思うぞ」
天乃「そうね。そうでしょうね」
- 193 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 15:52:24.62 ID:NDkYgzUco
-
若葉は自分の望みを語ったってくれたが
あれは天乃に対しての願いみたいなものだ
こうさせて欲しい、こうする許可が欲しい
そんな願いだ
だから、天乃が一言それはダメだと言ってしまえば、
そうか。と、受け入れてしまうだろう
これは自負ではなく、事実だ
だからこそ、悩む
天乃「でも、全部が終わったらそれこそみんなの自由であるべきだと思うのよ」
球子「…………」
天乃「若葉は私から離れるっていうけど、でも、それは精霊としてってわけじゃない」
以前話したように、
精霊としての力を返し、この世界から消えてしまうようなことは一言も言わなかった
ひなたに会いたい
その思いがあるはずなのに。
天乃「あくまで私の願いを聞いたうえでの願いなのに、付け加えて我儘を言うだなんて、最低だと思わない?」
- 194 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 16:53:47.66 ID:NDkYgzUco
-
自嘲的な笑みを浮かべる天乃に、球子は口を閉ざす
球子にも、
ここで楽観的なことを言うことは間違いであることくらい、わかるからだ
そんな深く考えなくてもいい
そう言ったところで、ではどうしたらいいのか。という言葉は思いつかない
だから、球子も天乃の気持ちに同調して、自虐的な表情を浮かべてしまう
球子「天乃……」
天乃「球子?」
球子「出てきておいて、ごめんな。楽観的過ぎたかもしれない」
天乃「そんなことないわ」
球子「そんなことある。天乃にかけてやれるうまい言葉が、見つからない」
ただ出てきて、茶化して
無駄に深刻な表情をさせてしまっただけ
球子「タマは、ダメだな」
1、上手い言葉なんていらないわ。そばにいてくれるだけでいい
2、ねぇ、球子はどうするの? 若葉の誘いに乗っているの?
3、そんなことないわ。難しく考えないからこそ、浮かぶ答えもあるはずだわ
4、ううん。私も少しは球子みたいな考え方ができるようになるべきかもしれない
↓2
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 16:59:11.74 ID:G5gxhuOeO
- 2
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 17:00:07.52 ID:VxuN/q0e0
- 4
- 197 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 17:40:41.03 ID:NDkYgzUco
-
天乃「ううん、いい加減。私も少しは球子みたいな考え方ができるようになるべきかもしれない」
球子「タマみたいにか?」
天乃「ええ」
球子が常に楽観的な考え方しかしていないとは思っていない
けれど、深く悩むだけではない考え方を
いつかはそうしなければならないと思っていたそれを。
今度こそ。
それこそ、もう、戦いを終えるのだから
少しは子供みたいな考えができるようになっても、良いのではないのだろうか
一言一言に夢を込めて、希望を添えて
理屈や道理を蹴っ飛ばして理想を述べる
でも、それはもうやってるのよね。と、
天乃は苦笑して、球子へと目を向ける
球子のような考え方と、天乃が今やっているような我儘を述べるようなことはイコールではない
天乃「どうしたら、良いのかしらね」
球子「どうしたらって、なにを」
天乃「球子みたいに考える方法」
今まで生きてきた中で、
一度もしたことがないわけではないはずなのに
どうすればそうできるのか、天乃には考えつかなかった
- 198 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 18:17:53.45 ID:NDkYgzUco
-
ただまっすぐに、ポジティブな考え方
かといって、悪い考えをしないわけでもない
そういう点で言えば、
球子の考え方と同じように、友奈の考え方も見習うべきだろう
天乃「私には、無邪気さがないのかもしれないわね。あるいは、無垢さ」
球子「無垢さで言ったら、勇者部はみんななくなりかけてるんじゃないか?」
天乃「……まぁ、そこは大人になっていくんだもの。仕方がないわ」
球子「ずいぶんと早送りだったけどな」
誰かさんのせいで。
そう呟きつつ天乃へと目を向けた球子だが、
そらされた視線は追わずに、笑う
けれど、もしかしたら今の天乃の言葉こそが真実なのではないかと、思う
大人になっていく
だから無邪気さが損なわれ、無垢さがかき消され
そういった考えを持てなくなってしまう
つまり、天乃はそうなってしまったのだ
本人が自覚するよりも先に
そんな考えが持てなくなってしまうほどに
- 199 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 18:37:03.88 ID:NDkYgzUco
-
球子「そんな大人びた天乃がタマと同じ考え方がしたいなら、まずは……そう、元気になることだな!」
天乃「元気にって、今は――」
球子「そこだ、そういうところ」
今は何もできない
今は誰かの手を借りることでしかどうしようもない
足手まとい、迷惑
だからそんなことを考えてなんてられない
球子「そうじゃない」
そうじゃないんだ。と、球子は言う
自分に言えることなんて大した意味もない
もっといい考え、良い言葉
できる人、言える人なんてほかにいくらでもいることだろう
だが、今の天乃に声をかけてやれるのは自分なのだ
球子「だったら元気にならなきゃ。とか、言えばいいんだ」
天乃「…………」
球子「なんもかんも、元気が大事。元気がなければいい考えなんて浮かばない。だろっ?」
球子は笑顔で言う
それがあまりにも笑顔だから、
天乃は「そういうものなのね」と、受け入れたように、微笑んだ
- 200 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 19:05:46.45 ID:NDkYgzUco
-
√ 12月4日目 夜(病院) ※木曜日
01〜10 友奈
11〜20
21〜30
31〜40 風
41〜50
51〜60
61〜70 園子
71〜80
81〜90
91〜00 夏凜
↓1のコンマ
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 19:27:12.78 ID:G5gxhuOeO
- あ
- 202 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 20:15:21.74 ID:NDkYgzUco
-
√ 12月4日目 夜(病院) ※木曜日
天乃「とりあえずは元気になること……確かにそうだわ」
正論だ
出産に備えなければいけないし、
元気がなければ何もできはしない
足が動くとしても、何ができるとしても。
元気の良さがなければ空回り
天乃「……そういう、考え方。かな」
元気があろうがなかろうが、
目の前の問題を何とかすべきだと考えて、猪突猛進
そんな考えしか持てていないから
浮かぶ考えも浮かんではくれない
天乃「まずは元気よく。そうね……元気に……」
ここでなれたらいいな。と、
考えてしまうのはきっと、大人になってしまったからかもしれない
天乃「でも、ここで落ち込んでいたらダメなのよね」
すべては子供のためなのだから
そう考えれば、この苦しみも耐えられるものだろう
- 203 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 20:39:56.37 ID:NDkYgzUco
-
子供としての無邪気さがもう、取り戻せるものではないのなら、
せめて、大人としての無邪気さを手に入れるべきだ
天乃「まぁ、そんなものがどんなものかすらわかっていないのだけど」
またそんなことを言って。と
自分の無意識に呆れた想いを述べる
もはや反射的な考え方ということだろう
自分の意志でどうこうできる話ではない
もっと根本的なところで変えなければいけない
それをしてくれるのは、誰だろうか
天乃「なんて、こんなところまで誰かを頼ろうなんて」
それはさすがに甘えすぎというもの
大人になんてなれていない
でも、子供ではない
天乃「……子供でいられなかった、大人にもなりきれなかった、半端者ね」
1、勇者
2、精霊
3、イベント判定
↓2
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 20:51:08.52 ID:6qumbtLCO
- 3
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 20:52:22.22 ID:VxuN/q0e0
- 3
- 206 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 21:08:29.60 ID:NDkYgzUco
-
01〜10 園子
11〜20 樹
21〜30 水都
31〜40 千景
41〜50 風
51〜60 友奈
61〜70 夏凜
71〜80 東郷
81〜90 九尾
91〜00 沙織
↓1のコンマ
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 21:13:32.52 ID:6qumbtLCO
- あ
- 208 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 21:36:50.06 ID:NDkYgzUco
-
友奈「久遠せんぱーい」
天乃「あら、どうかしたの?」
友奈「えへへ」
照れくさそうに笑う友奈は、
今日も来ちゃいました。と、無邪気な笑顔を浮かべて見せる
昨日の夜には夜這いして
今日の夜には、普通に姿を見せた
昨日の夜もこんな顔をしていたのだろうかと思うと、
淫らな行為を覚えてしまった勇者部にも
まだまだ無邪気さや無垢さが残っているのではないかと思う
いや、昨日の夜這いは決して淫らな思いはなかった。という話だったっけ
天乃「ふふっ」
友奈「な、なんで……顔に何かついてます? あれっ?」
天乃「ううん、そういうわけじゃないの。ただ、可愛くて」
友奈「ふぇっ!?」
天乃「ほんとう、可愛くてね」
- 209 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 21:59:27.44 ID:NDkYgzUco
-
顔を真っ赤にして、じりじりと後退りする
でも、決して天乃の視界からは出ていかない
最後の一歩を後ろに下げることはない
褒められた嬉しさという羞恥心を感じながら、
友奈はきゅっと唇を結んで足早に天乃の領域内へと入り込む
友奈「ずっ、ずるくないですかっ!?」
天乃「なにが狡いのよ」
友奈「だって」
天乃「本当のことを言っただけでしょ?」
友奈「うっ」
ううぅ……と、文句を言おうにも言えない友奈の頑張ったうめき声が零れる
恥ずかしいけれど嬉しくて、嬉しいけれど、恥ずかしい
そんな様子の友奈はやっぱり、可愛らしいのだ
友奈「く、久遠先輩だってかわいいですよ! それに、きれいです!」
天乃「あら、嬉しい」
ふふふっと笑うと友奈は不満だったようで。
友奈「そ、それにっおっぱい大きいです!」
変な方向に全力疾走した
- 210 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 22:12:15.02 ID:NDkYgzUco
-
天乃「友奈は胸も可愛らしいわよね」
友奈「あぅっ」
天乃「でも、私はそんな友奈のことも好きよ」
これからの未来、
成長期がやってきて、身長だけでなく胸が大きくなっても
天乃は友奈を好きだという気持ちに変わりはない
子供であろうと大人であろうと、大きかろうと小さかろうと。
好きになったのは友奈であって、その容姿だけではないのだから
天乃「それに、友奈は脱いだ姿は綺麗よね。筋肉の付き方とか、うどんを食べすぎたちよっぴりの柔らかさとか」
友奈「っ」
天乃「白いから、細いから、だから綺麗じゃなくて。外で遊ぶ活発さに色づいた肌だって、綺麗だと思う」
友奈「な、なんで……なんでこんな話になってるんですか……っ」
ギブアップとでも言いたげに
高ぶった感情からか涙を流しかけている友奈の訴えに、
天乃は「可愛いからでしょ?」と、止めを刺す
1、おいで、一緒に寝ましょ
2、ほんと、貴女が羨ましいわ
3、来てくれて嬉しいわ
4、それで、可愛い可愛い私のお嫁さんはどうしてここに来たの?
↓2
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 22:13:58.52 ID:xO1y4D37o
- 4 なんで来たのかなぁ…?
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 22:14:28.10 ID:6qumbtLCO
- 4
- 213 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/16(日) 22:32:15.00 ID:NDkYgzUco
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「あとえっち」
東郷「胸が弱い」
東郷「髪がさらさら」
東郷「エッチよりもキスが好き」
東郷「実は抱きしめながらキスしてあげるともっと感じやすい」
風「まじで!?」
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 22:39:34.18 ID:6qumbtLCO
- 乙
ここの所落ち込みっぱなしな久遠さんだったけどポジティブに考える事で少し元気になったかな
あと久遠さんのおっぱいに興味津々な友奈ちゃんかわいい
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 00:07:43.76 ID:z5FeavhrO
- 乙
毎日でも会いたくなるからねしょうがないね
- 216 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 20:05:46.04 ID:6yinSHbgo
-
では、少しだけ
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 20:13:14.03 ID:+jNxwtg4O
- おk
- 218 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 20:29:49.91 ID:6yinSHbgo
-
天乃「それで、可愛い可愛い私のお嫁さんはどうしてここに来たの?」
友奈「もうっ、またっ」
天乃「言われるの嫌?」
友奈「嫌ではないですけど……」
恥ずかしいです。
ぼそっと呟く愛らしさに天乃は微笑む
弄っているつもりはない
本心で、可愛らしいと思う
だから……
天乃「ふふっ、それで? 本当にどうしたの?」
友奈「あっ、はっはい……」
ポリポリとほほを掻く。
話の前の戯れのせいか、目を合わせてくれない
そんな友奈は「えっとですね」と、切り出す
友奈「さ、寒い……じゃないですか」
天乃「そうね」
友奈「今朝は、あったかかったから……」
天乃「一緒に寝たいって?」
友奈「……はい」
- 219 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 21:07:19.83 ID:6yinSHbgo
-
東郷もいるのに……なんて、言うのは友奈には悪いだろう
東郷がいるのは分かっている
解ったうえでここに来てくれたのだ
それは今朝にも話してくれたことが、理由
天乃「物好きね。今朝の今夜だなんて」
友奈「仕方ないじゃないですか」
仕方がないじゃないですか
そう繰り返しながら向けてきた目は、本気の瞳
照れくささこそ残っているが、
友奈の豊かな表情は心を現して微笑む
友奈「……知っちゃったんだから、仕方がないじゃないですか」
天乃「っ」
友奈「責任、取ってください」
自分で言いながら、だんだんと赤みがかっていく顔色は臨界点を超えて
ぅあぁぁぁっと、うめき声を漏らしながら友奈の体は崩れていく
友奈「なし、なしです! 今のは無しです!」
天乃「責任なら未来永劫取ってあげるわよ?」
- 220 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 21:44:20.92 ID:6yinSHbgo
-
天乃「それとも、私じゃ不満?」
友奈「そ、そんなことないです」
天乃「なら、良いじゃない」
友奈「良いですけど……」
嬉しいですけど。
自分の発言を思い返せば、膨れ上がる恥じらいにどうにかなってしまいそうになる
それを隠せるのなら、
嬉しそうに次から次へと語ってくれる天乃の口をふさいでしまいたくなる
とても、温かくなれる方法で。
それはきっと、
明日かもしれない、明後日かもしれない
もしかしたら、今からかもしれないという緊張感を
解きほぐしてくれることだろう
友奈「あんまり言われると……エッチなことしたくなるので、やっぱり駄目です」
天乃「体的には、もう大人って感じなのね。友奈」
友奈「…………」
- 221 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 22:12:16.03 ID:6yinSHbgo
-
友奈「ま、まだ……子供です」
エッチなことはしたけれど
その味を覚えてしまったけれど
まだ、残しているものがあるから子供だと
友奈は小さな声で否定する
友奈「……久遠先輩が、貰ってくれるまでは、子供です」
天乃「ふふっ、それは責任重大ね」
天乃の手で大人になりたい
そう宣言した友奈の向けられていない顔を見つめて、
天乃は笑みを浮かべる
天乃「そこで立っていたら寒いでしょ? 入ってきなさい」
友奈「えへへっ、お邪魔しますっ」
捲った布団、開けた隙間
入って来る嬉しそうな表情を見せる友奈に、天乃は何も言わなかった
やっぱり駄目です。ついさっきそういった友奈の表情が一瞬陰ったのを認めていたとしても。
そこを突くのは、無意味だ
頼りがいのある、立派に見えた友奈もまだ子供、そう、子供
まだまだ頼り頼られていかなければ、躓いてしまいそうなほどに危なっかしい
天乃「……似た者同士」
友奈「えっ?」
天乃「ふふっ、勇者になった友奈って、髪の色は私と同じよね」
勇者の時とは違う、
愛くるしい表情を見せてくれる友奈の優しさを受けて、天乃はそう、誤魔化した
- 222 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 22:13:05.17 ID:6yinSHbgo
- √ 12月5日目 朝(病院) ※金曜日
01〜10 風
11〜20
21〜30
31〜40 夏凜
41〜50
51〜60
61〜70 沙織
71〜80
81〜90
91〜00 園子
↓1のコンマ
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 22:14:31.96 ID:wU7eFlJN0
- あ
- 224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 22:15:10.46 ID:+jNxwtg4O
- あ
- 225 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/17(月) 22:29:08.31 ID:6yinSHbgo
-
ではここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みをいただくことになるかと思います
所用でしばらく平日は厳しくなるかもしれません
東郷「私の方が大きいわ」
風「天乃はあの身長のくせにあの大きさっていうのが最高なのよ。大きさだけで語れるものじゃない」
東郷「万理あります」
園子「否定しないんだね……」
東郷「久遠先輩の良さを否定することに意味があるの? いえ、ないわ!」
東郷「言えないだけに!」
友奈「という経緯で」
天乃「何やってるのよ、本当に」
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 22:48:13.27 ID:wU7eFlJN0
- 乙
師走は忙しいよね
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 22:54:50.28 ID:+jNxwtg4O
- 乙
言うて勇者としてはよろしくないのかも知れないけど友奈ちゃんレベルのえっちな事であれば年相応だと思うな
あ、とーごーせんせーは自重してください。
- 228 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 20:36:17.41 ID:+hFUsdgYo
-
では少しだけ
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 20:38:04.35 ID:wHwg4c9/O
- やったぜ
- 230 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 20:48:07.52 ID:+hFUsdgYo
- 1日のまとめ
・ 乃木園子:交流無()
・ 犬吠埼風:交流無()
・ 犬吠埼樹:交流無()
・ 結城友奈:交流有(夜這い、嫌だ、可愛いお嫁さんの理由)
・ 東郷美森:交流無()
・ 三好夏凜:交流無()
・ 乃木若葉:交流有(国造り?)
・ 土居球子:交流有(球子のような考え方を)
・ 白鳥歌野:交流有()
・ 藤森水都:交流有()
・ 郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・ 九尾:交流無()
・ 神樹:交流無()
12月04日目 終了時点
乃木園子との絆 86(高い)
犬吠埼風との絆 109(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 97(とても高い)
結城友奈との絆 119(かなり高い)
東郷美森との絆 128(かなり高い)
三好夏凜との絆 150(最高値)
乃木若葉との絆 99(かなり高い)
土居球子との絆 46(中々良い)
白鳥歌野との絆 44(中々良い)
藤森水都との絆 36(中々良い)
郡千景との絆 46(中々良い)
沙織との絆 128(かなり高い)
九尾との絆 69(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 231 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 21:05:49.80 ID:+hFUsdgYo
-
√ 12月5日目 朝(病院) ※金曜日
園子「天さん……あ、起きてる」
天乃「起きてたらダメだった?」
園子「ううん、そんなことない」
ひょっこりとカーテンの隙間から顔を覗かせた園子は、
天乃のすぐ横でまだ寝息を立てている友奈を一瞥すると、
お邪魔だったかな〜。と、笑みを含んで呟く
天乃「大丈夫よ。そろそろ、起きなくちゃいけない時間だろうし」
園子「……天さん、体の方は問題ない?」
天乃「それも大丈夫」
心配ないと笑みを送る
実際、妊娠中の体の重みや苦しさこそあるが、
それ以外の辛さは感じなくて、嘘のように快調だった
妊娠初期などであればまだそれも普通だったかもしれない
けれど、今は違う
それが分かっているから、それが心配だから
ここ最近の勇者のみんなはよくよく朝から姿を見せるのかもしれない
- 232 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 21:16:23.50 ID:+hFUsdgYo
-
園子「今月だよね? 大丈夫なのかな」
天乃「つわりのように重なったら悲惨なことになるかもしれないわね」
園子「冗談にならないんよ……」
天乃を襲ったつわりの症状は、
その期間を凝縮した殺意さえ感じられるようなものだった
それなのに、
つわりを超えるであろう痛みを与える陣痛の症状まで重なったら
あるいは、経産婦のようにその一つ一つのスパンが短く来てしまったら
初産の天乃にとっては耐え難い苦痛だろう
それはたとえ、勇者を経ていたとしてもだ
園子「わっしー曰く、夜から朝の時間帯が統計的に高いらしいって」
天乃「なるほど……友奈の二日連続の夜這いもそれが理由?」
園子「ゆーゆはまだそれを聞いてないと思うから、違うんじゃないかな〜」
不安そうな表情から一転
ニコニコと、そしてなにより楽しそうな声色で言う園子は、
友奈の幸せそうな寝顔に指を伸ばして、引っ込める
園子「ゆーゆはただ、天さんと一緒にいたいだけだと思う」
寒いし、なにより……安心する
理由を舌の上で転がして、飲み込む
園子「私も夜這いしちゃおうかな〜」
- 233 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 21:38:56.92 ID:+hFUsdgYo
-
天乃「夜這いなんてしなくても、断ったりしないわよ」
園子「のんのん! 夜這いはバレるかもしれない恋のスリルと、されると思ってない無防備な寝顔を楽しむものなのさ〜」
受け入れられるかどうかは二の次なんだぜ!
そう、ビシッと決めて言い放つ園子の高いテンションに置き去りにされて、
天乃は思わず苦笑する
天乃「するって話したら無防備になんてなれないじゃない」
園子「ハッ!?」
天乃「ふふっ、もうすぐクリスマスだしサンタさんを待ってる必要がありそうね」
園子「間違っても脱ぎたてホヤホヤな靴下を置いといたらダメなんよ」
天乃「不衛生だものね」
園子「ちが……いや、そうなんよ。うん、そう」
天乃がサンタを信じていないことはともかくとして
天乃の脱ぎたての靴下など置いてあったら
我先にと手にしそうな人も中には居るから……とは言わずにさらりと流す
園子「それでね、天さん」
天乃「改まってなに? もしかして、誰かそばに置いておこうかって話でも始めるの?」
- 234 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 22:10:55.77 ID:+hFUsdgYo
-
園子「話が早くて助かっちゃうよ〜」
天乃「精霊のみんながいるのに」
それでいて、園子たちには学校がある
在宅ならともかく病院にいるのだから
授業を犠牲にしてまでそばにいる必要はない
もちろん、うれしくはあるけれど。
天乃「陣痛のこととか、奉火祭の件とか色々あって心配してくれてるのは分かるけど、学校があるでしょ」
園子「私は勉強なら十分できてるんだぜ!」
天乃「でも、念願の学校生活。でしょ?」
園子「お願いっ、久遠せんぱ〜いっ」
きらきらとした目で、訴える
ふざけているのか、求めているのか
分かりやすいものも
園子がやっていると不思議と曖昧で分かりにくくなる
1、だ〜め。学校に行きなさい
2、あんまり関われなかったから寂しいの?
3、何が目的なの?
↓2
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:11:47.52 ID:wHwg4c9/O
- 3
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:12:29.64 ID:c+3xK2ef0
- 2
- 237 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/19(水) 22:36:04.38 ID:+hFUsdgYo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「久遠先輩の脱ぎたての靴下……?」
東郷「興味はあるけれど、そこまで争うようなことでもないわ」
東郷「純粋な気持ちで脱いだ靴下を性的に弄ぶなんて下劣にも程があると思うの」
東郷「そもそも、久遠先輩は黒タイツかスパッツ派よ」
園子「だからこそ、今の靴下は貴重なんじゃないかな〜」
東郷「……さすがねそのっち。一理あるわ」
風「こら園子! なんで嗾けるかなぁっ」
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:38:27.71 ID:IHUGHH7b0
- 乙
もう産むまで秒読み感あるな
- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:46:43.55 ID:o+57xGa9o
- 乙
お嫁さんの出産には立ち会いたいよな
辛いときそばにいたいってのもあるんだろうが
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:50:47.31 ID:wHwg4c9/O
- 乙
おねだりそのっち可愛い
それはそうとクリスマスも近いのか…産まれるとしたらその辺かな
- 241 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/20(木) 21:12:26.17 ID:FZFjPOGSo
-
では、遅くなりましたが、少しだけ
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 21:30:02.81 ID:rCxfRDlQO
- 来てたか
- 243 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/20(木) 21:34:31.51 ID:FZFjPOGSo
-
天乃「どうしたのよ……あまり関われなかったから寂しいの?」
園子「それは……」
少し、考える
考えてから、首を振った
園子「少しもないと言ったら嘘になる」
つい先日も甘えたばっかりだ
それで否定したって滑稽にしか感じない
やりようによっては……ツンデレの演出もできるだろうけれど。
園子「でも、そうじゃない。それだけじゃない」
天乃「……真剣な顔、するのね」
園子「天さんにとっては、ううん。天さんにとっても私達の学校生活や将来はとても大切なことだと思う」
自分の生活なんかよりよっぽど、大切にしてくれている
進学できるかどうかとかではなく
今、そうすることがどんな影響があるのかだったり、
障害に足を止められたなら進むことができる手助けをしてくれたりだとか。
たとえ自分の足を止めてでも助けようとしてくれる
園子「でも、それと同じくらい……もっと、も〜っと天さんのことが大切なんだ」
- 244 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/20(木) 21:51:15.54 ID:FZFjPOGSo
-
園子「それに、家族として付き合っていく中で子供が産まれる瞬間なんて、私たちにとっては貴重なんよ」
大切にしないわけにはいかない
何よりも優先しないわけにはいかない
いつか、本当に同性であっても子供が作れるようになるかもしれない
けれど、今はまだできない
だから、自分たちにとって唯一無二であるこの瞬間を、
これからも続いていく学校生活を優先して見逃すわけにはいかなかった
それに何より、精霊がいるとはいえ、一番つらいであろう時期にのんびりと学業にいそしむ気にはなれない
園子「だから、傍に居させて」
傍に居たい。ではなく、居させてと園子は求める
目を見ても、園子はそらさない
普段のほんわかとした空気は隠しきれていないけれど、
それでも本気であることだけは伝わってくる
園子「この二年間、頑張ってくれた分を返したい」
天乃「そんなこと言われても」
返してもらうようなことなんてしてはいない
あくまで、自分の責務としてやってきただけ
園子が感じるような恩を売った覚えはない
けれど、それを言ったところで押し問答は避けられないだろう
- 245 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/20(木) 22:03:32.10 ID:FZFjPOGSo
-
天乃「…………」
そこに銀はいないけれど、
また、学校に行くことができるようになった
東郷や友奈、夏凜
樹に風と沙織……そして、ちょっぴり特別にご先祖様である若葉
みんなと一緒に通うことができるようになったのに
それを中断してまで、一緒にいてくれようとする
自分にはそこまでの価値はない……とは、口が裂けても言うことではない
待望の学校よりも、天乃のこと
出産といった特殊なことがあってこそかもしれないが
少なくとも今の園子にとっては揺るがない事実
天乃「どうしても?」
園子「どうしても」
天乃「…………」
ダメと言えば、渋々それを受け入れてくれるだろうけれど……
1、今日だけよ?
2、明日明後日お休みなんだから我慢しなさい
↓2
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 22:07:03.96 ID:rCxfRDlQO
- 1
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 22:09:24.16 ID:hg5GMT510
- 1
- 248 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/20(木) 22:50:20.76 ID:FZFjPOGSo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日はお休みいただくと思います
再開は明後日、通常時間から
天乃「仕方がないわね……今日だけよ?」
園子「やったぜ!」
風(甘い)
樹(明日以降も断らなそう)
東郷(やっぱり、受けね)
友奈(ここで抱き着いたら私も残れるかな……?)
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 23:01:42.64 ID:rCxfRDlQO
- 乙
そのっちと出産直前久遠さんのイチャイチャタイム来るか…?
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 23:24:54.95 ID:bI4mnNhN0
- 乙
押しに弱い久遠さん
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 11:40:06.01 ID:WFeYUx7wO
- 今日でくあゆシリーズ4周年おめー
ここまでずっとほぼ毎日投稿から感じる>>1の原作と久遠さんへの愛が凄いなぁ
- 252 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/22(土) 20:46:17.45 ID:f/ozvoZ4o
-
でh、本日も変わらず進めていきます
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