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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】

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302 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 20:47:37.45 ID:PkLSHO2Ho

夏凜「何があっても、私たちがあんたを守る」

天乃「……だからって、無理はして欲しくないわ」

夏凜「死ぬほどの無理はさすがにしないわよ。それじゃ、本末転倒だしね」

そこまでしないといけないようなことがあるかもしれない

けれど、出来得る限りではなく絶対にそんなことはしない

それでは意味がない、守りたいものを守れないし叶えたいことを叶えられないからだ

夏凜「失って悲しい明日を迎えるくらいなら、みんなで傷ついたとしても笑える明日を手に入れる。それが、私たちの在り方よ」

天乃「……なせば大抵なんとかなるじゃないのね」

夏凜「それもあるわよ。というか、それ前提みたいなところがあるわ」

なせば大抵なんとかなるだろう

だから、魂を燃やし尽くしてしまうようなことにまで手を出すのは控える

たとえそれで、みんなで傷を負うことになるのだとしても。

一人の命が、たった数人のけがで賄えるのなら、十分だろう

夏凜「……生きたい。ただ生きたいんじゃなく、一緒に生きたい」

天乃「夏凜……」

夏凜「あんたがそう思うように、みんなだってそう思ってる」

できるのなら、勇者のお役目をしっかりと終えて

ただの一人の少女として、人間として

寄り添いたい人とともに、老いていきたいと思う

夏凜「だから、大丈夫」
303 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 21:04:33.34 ID:PkLSHO2Ho

天乃が不安に思うようなことはない

言い聞かせるように言葉を紡いだ夏凜だったが、

だからと言って、天乃の不安のすべてが拭えるわけではないと分かっているからだろう

苦笑するように笑って、体を起こす

かかっていた布団がズレて、滑り込んでくる冷気に天乃の眉が少し動く

夏凜「大体、私たち全員がお預け食らってるってこと忘れてるわけじゃないでしょ?」

天乃「夏凜だけじゃなく、みんなが?」

多少なりと夏凜もしてくれているとはいえ、

エッチなことを我慢している夏凜が対象であれば、

そうなのだろうとすぐに口にできるが、

みんながお預け食らっているといわれて、逡巡する

けれど、考えてみれば出産が近づいてきたこともあって

みんなもそこまでやれていない

友奈なんて特に触れ合う機会が増えたのに

そういうことは、していない


1、デートのこと?
2、エッチなこと?
3、赤ちゃんのこと?
4、かめやに行くこと?
5、1〜4のどれでもない

↓2
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 21:05:20.32 ID:vm5K1zxiO
1
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 21:05:30.43 ID:At0L/Uz+O
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 21:06:05.57 ID:QWW2sjrc0
2
307 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 21:38:52.14 ID:PkLSHO2Ho

天乃「……エッチなこと?」

夏凜「否定しにくいけど、今回は違う」

確かに、それでお預けを食らっていることは否定しきれることではないので

完全に間違っているというわけではないのだが、

しかし、ここでは違うと夏凜は首を振る

夏凜「結婚式とか、盛大に楽しむことよ」

全部ちゃんと終わらせて、

みんなで、盛大にお祝いをするのだ

一生に一度、そして、女の子ならばきっと夢見る結婚式なんかは、一番だろう

人によっては別にそこまでではないというかもしれない

けれど、様々な苦難を乗り越えてきた勇者部にとっては、

できて当たり前の文化祭を欠けたまま終えることになってしまった勇者部は

日常の積み重ねである人生の中で一際華々しく映える分岐点だけは絶対にしっかりと行いたいと願っている

夏凜「ま、その前のご挨拶とかね。してない人もいるし」

天乃「……あいさつ回りくらいは、終わらせるべきだとは思ってたけど」

夏凜「夏休み前から激化したんだし仕方がないでしょ。だから」

最後に全員でめいいっぱい楽しめたのはいつだったろうか

夏休みの花火大会、文化祭の一日目……思えばまだ、数えるほどだ

夏凜「でも、エロいこともといえば、エロいこともよね……」

天乃「?」

言葉半ばに耳元へと夏凜は近づく

夏凜「まだ、私達は初めてだし」

天乃「っ!」

夏凜「……ね?」

最初こそ否定したけれど、

夏凜も溜まっていることは溜まっているのだとわかる、一言だった
308 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 21:53:01.34 ID:PkLSHO2Ho

天乃「初めてって言われても」

夏凜「なによ怖気づいた?」

天乃「そんなことないわ。ただ……私、夏凜と違って煮干し生えてないから」

夏凜「生えとらんわ!」

天乃「煮干しの食べ過ぎで生えてきたんじゃないの?」

夏凜「んなわけあるかっ」

天乃「私の剣舞見せてやるわとか言って襲うつもりなんでしょ?」

夏凜「健全な意味でなら、いつかのリベンジとして考えてる」

天乃の言葉を拾って、夏凜は優しく笑う

まだ、天乃には勝てていない

ここまで衰えてしまった天乃だけれど

もしも叶うのであれば、

また動けるようになった天乃と

ちゃんとした一騎打ちをしてみたい。そう、夏凜は思う

天乃「……それはいつか。ね」

結婚式を挙げるよりも、エッチなことをするよりも

それはずっと難しいことかもしれない

けれど、そう。いつかできるようになれた時は、と

天乃は頷く

天乃「でも……実際、どうやったらみんなを初めてではなくできるのかしら」

一つ、とても平和的な悩みができた瞬間だった
309 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 21:54:19.96 ID:PkLSHO2Ho

√ 12月6日目 朝(病院) ※土曜日


01〜10 
11〜20  千景
21〜30 
31〜40  陣痛
41〜50  風
51〜60 
61〜70  陣痛
71〜80 
81〜90  東郷
91〜00 

↓1のコンマ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 22:01:52.04 ID:vm5K1zxiO
311 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/26(水) 22:22:48.91 ID:PkLSHO2Ho

ではここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みになるかと思います


東郷「私の出番、ですね」

東郷「さて、同性同士での行い方ですが、様々な方法がありまして」

東郷「やはり道具を使うのが一般的だと思われますが、そんなことはありません」

東郷「やり方次第では久遠先輩の可愛らしいお手てですることもできるのよ」

東郷「そもそも、久遠先輩は意外と手が小さいので簡単です。そう簡単なんです」


風(早口すぎて何言ってるのか聞き取れなかったから何も言ってないってことでいいや)

樹「お姉ちゃん、それはダメだよ」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 22:27:22.39 ID:iyMxGbMPO

知識いっぱい東郷さん
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/26(水) 22:33:12.54 ID:vm5K1zxiO

平常運転のとーごーせんせーはともかく
夏凜ちゃんだと多少ムラムラしてることが分かると何故か安心する
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 02:21:04.67 ID:DYGnaGsgO
とーごーせんせーのネタがあるが、ぽわわはやってくれるんだろうか
久遠さんのぽわわとか絶対エ□い
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 08:22:00.51 ID:C1O9h9yfO
ぽわわって勇者部所属で牛鬼とぼた餅作ってるときのやつだっけ?
久遠さんは味覚無いから…
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 23:15:04.20 ID:ksca3MJUO
珍しく連続休載か
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/29(土) 02:19:27.30 ID:lnP5B8rQO
しばらく平日無理って言ってましたし
まあ年末忙しいからな
318 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/29(土) 22:05:20.87 ID:EZsfBCDeo

では、少しだけ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/29(土) 22:12:27.93 ID:cTCc8k0MO
待ちわびたぞ
320 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/29(土) 22:47:31.62 ID:EZsfBCDeo

√ 12月6日目 朝(病院) ※土曜日


夏凜「んっ……っ……ふぅ……」

いつもと違う、温かい目覚め

すぐ横に目を向けると、愛おしい恋人が穏やかに眠っている

規則正しい生活の夏凜のしっかりと醒めた瞳に映る天乃の姿

夏凜「……ったく」

思わず、ほころぶ。

体だけでなく、心が温まる

このために頑張っているのだと

このために頑張ってきたのだと

夏凜「そういうのでいいのよ。そういうので」

起こさないようにと、優しく指で頬をつく

天乃「ん……」

夏凜「良い夢見てる?」

もう少し見てていいわよ

そうつぶやいて、夏凜は笑みを浮かべる

夏凜「私も、もう少し見てたいから」
321 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/29(土) 23:17:49.06 ID:EZsfBCDeo

夏凜「さて」

昨日の夜に天乃が言っていたように、

12g津に入ってから一週間がたとうとしている

奉火祭を行うことは確実なのに、

いつ実行するのか。それを推測させる程度で断定させない辺り、

用意周到過ぎると夏凜は眉を顰める

もう知られてしまっているとはいえ、

時折沙織が潜り込んでいるというのに、正確な時間が特定できない

防人ならわかるのかもしれないが……残念ながら連絡は取れない

夏凜「まぁ、今日か明日か」

もしくは明後日か

その警戒のために、全員で傍に居てあげることはできない

天乃「ん……凜……?」

夏凜「おはよ」

天乃「ぁ……」

夏凜「そのままでいい。そのままにしておいて」

寝ている間もずっと握り合っていた手

離そうとする天乃を止めて、握る

まだ布団から出ていく気はない

傍に居たいのは、夏凜も一緒なのだ
322 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 00:19:03.11 ID:526W/OKxo

天乃「ずっと握っちゃってたのね」

夏凜「傍に居てって、言うほどだったしね」

天乃「……いちいち言わないの」

抗議をしているのに、きゅっと握る

顔を逸らしているのに、表情が分かる

夏凜「ふっ」

天乃「なに?」

夏凜「いや……」

振り向いて顔を見せてくれた天乃のちょっぴり膨らんだ表情に、笑みを向ける

ほんのりと、紅い

その赤さが自分の想像した顔つきが的中していたことを示してくれる

夏凜「くくっ……あんたって、ほんと」

攻められるのに弱いわよね。

そう、口にはしない

ちょっぴり怒った顔を見られるのは可愛らしいから好きだけれど。

からかいすぎても、あれだから

天乃「?」


1、何よ。はっきりして
2、それで、今日はどうするの?
3、このままだと……いいのにね
4、夏凜は別に一緒じゃなくてもいいんだ
5、イベント判定

↓2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 00:22:56.00 ID:26+9WDWqO
3
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 00:24:13.61 ID:JJO1xwnD0
3
325 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 00:36:24.48 ID:526W/OKxo

では、ここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から


東郷「夏凜ちゃんってホント久遠先輩好きよね」

夏凜「まぁ……」

東郷(単純な好きってものでもない感じだけれど)

夏凜「あいつが嬉しそうだと、こっちまで嬉しいのが、良いのよね」

東郷「ふふっ……そうね」

東郷(満面の笑み浮かべるんだもの。相当ね)
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 00:42:58.63 ID:26+9WDWqO

夏凜ちゃんの久遠さん思いに流石の東郷さんも下心無しで思わずニッコリ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 01:31:33.38 ID:PfJhyqJzO

出産の時が近づいている……
328 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 20:28:42.72 ID:526W/OKxo

おそくなりましたが、少しだけ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 20:46:17.68 ID:gl4DOoNQO
きてたか
330 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 21:51:13.61 ID:526W/OKxo

天乃「このままだと……いいのにね」

夏凜「そうねぇ……ま、多かれ少なかれ変わることはあるだろうけど」

今の平和な環境は必ず壊れる

神樹様の寿命が限界で

その恩恵が受けられなくなってしまう以上、

今まで通りというのは難しい

けれど、夏凜は天乃を見つめて微笑む

夏凜「私達は、いつも通りでいられるといいわよね」

天乃がいて、夏凜がいて、友奈がいて、

風がいて、樹がいて、東郷がいて、園子がいて、沙織がいて、

九尾達精霊がいて……

夏凜「まぁきっと、全部終わったら私たちは勇者じゃなくなると思うけどね」

天乃「そうね……そうでしょうね」

夏凜「そうしたら。いや、そうなったら、天乃も勇者としての資質無くなってくれると嬉しい」

天乃「私の力は久遠家由来のものだから、消えることはないわ」

だからこそ、重宝される

だからこそ、畏怖される

それが、神をも殺すことのできる物であれば、なおさら

天乃「でも、戦いからは……引退。かな」
331 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 22:39:01.74 ID:526W/OKxo

この力は子供たちに引き継がれていく

でも、出来るのならば子供たちが戦う必要のない世界であってほしい

そうなってほしい

それが叶うかどうかは誰にもわからないけれど。

夏凜「そのために、私たちが今頑張ってるのよ」

天乃「えっ?」

夏凜「アンタの顔見てれば、何を考えてるかくらいわかる」

神樹様の寿命の限界を知って

その対策であると知って

それでも、天乃のためにとそれを妨害したのだ

その責任はとると、ちゃんと約束したのだ

夏凜「大丈夫。向こう300年は、こんなことがないようにして見せる」

天乃「300年なんて謙遜せずに、一生って言ってもいいのよ?」

夏凜「一生じゃ、出来て100年でしょ」

天乃「確かに」

夏凜「だから、300年って欲張っておくのよ」

人の一生は100年程度、負える責任も100年程度

だから、300年と欲張ってみる

天乃の分と、自分の分と

そして……この力を振るうはずだった、三ノ輪銀の分だ
332 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 23:25:11.65 ID:526W/OKxo

夏凜「でも、正直な話このままでいるっていうのはさすがに嫌よね」

天乃「どうして? 胸が大きくなりたいとか?」

夏凜「んな願望無いわよ別に」

鍛錬するのに邪魔だし、

あったところで大して役には立たない脂肪の塊だから

そうじゃなくて。と、夏凜は天乃の足に触れる

夏凜「一緒に出掛けたいじゃない。何の気兼ねもなくね」

好きなこと、やりたいこと

足が動かないからとかそんなこと考えずに、

自由に楽しむことができるようになりたい

いや、なってほしい

夏凜「こんだけ頑張ったんだから、神樹様も最後にいいことしてほしいって思わない?」

天乃「……うん」

けれど。

それは副産物で良いと天乃は思う

それよりも、みんなに力を貸してほしい

みんなを守ってほしい

そう思ってしまうこともきっと夏凜には伝わっているのだろう

目を向けてみれば、やっぱり笑顔だった
333 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/30(日) 23:38:33.89 ID:526W/OKxo

√ 12月6日目 昼(病院) ※土曜日


01〜10  千景
11〜20 
21〜30 
31〜40  陣痛
41〜50 
51〜60 
61〜70  友奈
71〜80 
81〜90  陣痛
91〜00  風

↓1のコンマ
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 23:48:06.55 ID:zmyKVGzdo
335 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/31(月) 00:02:09.18 ID:FZfFER+To

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


東郷「久遠先輩の足が動けば、いろいろできるものね」

友奈「手をつないだり」

樹「プールとか!」

風「キッチンで並んで料理とか」

夏凜「……鍛錬とか」

東郷「貝合わ――」

沙織「それもいいけど、壁ドンされたい。押し倒されたいよね」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 00:30:31.30 ID:p7yaO/zvO

陣痛を避けるのいいぞ!
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 03:47:36.54 ID:h5nFfZ0JO

確かに復活して自由に動ける時間もほしいな…
そう考えるとできれば卒業までじっくり見届けたい
338 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/31(月) 22:36:48.61 ID:FZfFER+To

では、今年も少しだけ
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 22:45:47.17 ID:Uife0/sqO
今年ラスト…!
340 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/31(月) 23:33:57.86 ID:FZfFER+To

√ 12月6日目 昼(病院) ※土曜日


夏凜「大丈夫?」

天乃「ええ、大丈夫」

夏凜の気にかけた声に、笑みを返す

朝は順調、でも昼からは体調を崩す……

陣痛に襲われるなんて言うのはあり得る話

だから、片時も目を外すことは出来そうになかった

天乃「友奈達は? 連絡来てる?」

夏凜「特に変わった様子はないって」

天乃「そう……まだ先の話なのかしら」

夏凜「どうだか。そうだとありがたいんだけど……」

きっとそんなことはないという夏凜に、天乃は軽く頷く

神樹様的にもそんな余裕はないし、

さすがに延期することはないはずだ

だったら……

天乃「気づかれないように裏でやっているってことになるわよね」

例えば、夜中。などに
341 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/31(月) 23:54:53.90 ID:FZfFER+To

巫女である沙織達ですら、その情報を掴めないでいるのなら

ただ夜に準備しているというわけでもないはず

少なくとも、天乃やその関係者の誰一人として関わるようなやり方はしていないだろう

そう考えれば、国土亜耶を奉火祭の対象から省きそうなものだけれど

それはそれで動向を察知されかねないからと

省いていない可能性はある

そのうえで、亜耶とつながりのある防人組との連絡を完全に断たせる

そうすれば、情報が伝わってくることはない

天乃「夏凜的には、今日だと思う?」

夏凜「予想がつかないけど、今月中ってのは確実でしょうね」

そんなあいまいなままで放置はできない

だから、友奈と風と東郷

この三人で出かけているのだ

夏凜「兄貴と連絡が取れたらいいんだけどね」

天乃「瞳さんからも連絡は難しいんだっけ?」

夏凜「そっ。前はできたんだけど対策されちゃったらしいわ」

最も、夏凜の兄である以上、

情報が正しく伝わっているのかどうかは怪しいところではあるのだが
342 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/01(火) 00:16:22.39 ID:ADCscLXNo

同じような理由で安芸先生もダメだろうと、天乃は思う

もしかしたら、ずっとかかわり続けているかもしれないが、

東郷たちから聞いた話が事実であるならば、

神樹様の種を奪うことを止めなかったということで、

協力者であるとみなされ、奉火祭からは外されているかもしれない

天乃「……九尾も、さすがに読み切れないらしいし」

夏凜「本当だと思う?」

天乃「協力してくれるって話なんだもの。さすがに嘘はつかないと思うわ」

奉火祭を終えさせてしまえばすんなりいく。のだが、

それでは天乃の望みを叶えられない

それを妥協してしまう九尾ではないはずだ

もちろん、最短で天乃のことだけを考える九尾のことだから

絶対に何もないとは言い切れないのが傷だけれど。

天乃「………」


1、ねぇ、もしも陣痛と奉火祭がかぶったらどうする?
2、ねぇ、夏凜……夏凜も私の力の一部。使えるのよね?
3、常に気を張ってるのって疲れない?
4、神様に呪われるの、本当に怖くないの?


↓2
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 00:19:00.23 ID:L7qRQagUO
2
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 00:20:09.10 ID:r6DhrQ0G0
4
345 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/01(火) 00:27:41.08 ID:ADCscLXNo

では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から

この章に関してはもうしばらく続きますので、
これからもよろしくお願いします
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 00:45:22.87 ID:L7qRQagUO
乙、そしてあけおめですー
この先もまだまだ色々な要素がありそうで楽しみだな
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 00:52:27.66 ID:gx7TQDUTO

あけおめ、今年は勝負の年になりそうだな
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 00:52:34.46 ID:rNMkCFwj0

今年もよろしくお願いします
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 01:22:55.92 ID:8iH4GEy90

まさか久遠さんで年越しするとは
あけおめ
350 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/01(火) 22:06:11.30 ID:ADCscLXNo

すみませんが、本日はお休みとさせていただきます
できれば明日、通常時間から
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 22:12:50.49 ID:DvbOpZx6O
連絡乙です
352 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 21:22:42.02 ID:NEHGwuATo

では、少しだけ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/02(水) 21:49:25.69 ID:nC6lxQkVO
きてたー
354 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 21:52:23.06 ID:NEHGwuATo

天乃「ねぇ、夏凜は神様に呪われるの、本当に怖くないの?」

夏凜「ん? あぁ……そんなこと」

天乃「そんなことじゃないでしょ」

天乃の力を借りれば何とか出来る。と、

九尾による補償がなされているとはいえど、

それが超常的に危険なことであることに変わりはない

同じく神である神樹様の守護があるとは言っても

それと対である神格級の呪いに襲われたら弱った神樹様の守護など軽々く貫いてくることだろう

それで、怖くないはずがない

なのに……夏凜は「そんなこと」と言う

夏凜「怖いか怖くないかだけで言えば、そりゃ、少しは怖い気持ちもあるわよ」

天乃「なら、どうしてそんな」

夏凜「平気そうなのかなんて、聞くまでもないって思わないの? あんた」

神の祟りを前にしてまるで緊張感を感じられない夏凜

その油断にもみられる姿にむっとした表情を天乃は見せるが、

夏凜の態度は変わらない

夏凜「私たちが一番恐れてるのは、アンタを失うことだからよ。あんたの願いが叶わなくなることだからよ」
355 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 22:01:54.64 ID:NEHGwuATo

神様に祟られてしまう

確かに、それ単体で考えれば非常に恐ろしいことかもしれない

しかし、それはあくまで過程なのだ

自分たちが望む、天乃が望む

全員が生き残っている未来に向かうための、困難の一つ

であるならば、畏れて竦む理由などない

慢心しないために恐れを捨てはしない

けれども、決して怯むことはない、緊張に震えることもない

生きていくうえで乗り越えなければならない難関なのだから、当然だ

夏凜「だから、神の祟りがあるからって奉火祭を止めない理由にはならない。私たちが私達であれない理由にはならない」

天乃「どうして……そう」

先んじた考え方をするのかと。

その言葉を言いかけた口を閉じる

そう変えたのは、自分だ

自分の生き方が、自分の存在が、みんなを変えたのだ

夏凜「……」

黙り込んでしまった天乃を一瞥し、夏凜は微笑む

夏凜「そもそも、私たちが自分で選んだ茨の道なのよ? 痛いから、怖いから。そんなことで、引き下がるわけないじゃない」
356 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 22:17:06.50 ID:NEHGwuATo

そんな痛みなど、そんな苦しみなど、そんな辛さなど

すべてを理解したうえでの選択、覚悟をしたうえでの一歩

茨に傷ついた足は血だらけで、道をかき分ける手は痛々しい

けれど。

夏凜「その先に自分たちの望んだものがある。それなら、痛みにも、苦しみにも、辛さにも勝る力が湧いてくるものよ」

天乃「…………」

天乃は無理をした、無茶をした

自分のことなんて全く考えることなく突き進んだ

それだって、そういう思いがあってこそ進める茨の道

夏凜「アンタの疑問にだけ答えるなら怖いものは怖い。でも、それとこれとは話は別ってこと」

天乃「馬鹿ね……ほんと。馬鹿だわ」

夏凜「そうかもね」

天乃のために淫らなことに全力になる勇者部

天乃のために神樹様に逆らうことも辞さない勇者部

バカばっかりだ。と夏凜は同意する

もちろん、自分のことを含めて

夏凜「けど。好きな奴のためにだからこそ、馬鹿になれるのよ」

天乃「っ」

夏凜「そうさせるだけ想われてること慕われてることを、天乃は誇ってりゃいいのよ」

悩んで、苦しむ

そんな天乃に、夏凜ははっきりと考えを打ち明けた
357 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 22:18:03.36 ID:NEHGwuATo

√ 12月6日目 夕(病院) ※土曜日


01〜10  陣痛
11〜20 
21〜30 
31〜40  東郷
41〜50 
51〜60 
61〜70  大赦
71〜80 
81〜90  陣痛
91〜00  樹

↓1のコンマ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/02(水) 22:19:34.49 ID:nC6lxQkVO
359 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/02(水) 22:31:29.15 ID:NEHGwuATo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から


東郷「やだ、夏凜ちゃんったらそんなこと言っちゃって、恥ずかしい」

東郷「でも、そうよね……久遠先輩のためだからこそ、なんだってできる」

友奈「久遠先輩がいなかったらどうなってたのかな……」

風「樹のために大赦壊しに行ってたと思う」

東郷「友奈ちゃんのために壁を壊したりしてたかな」


園子(冗談かなー本気かなー……本気だね〜)
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/02(水) 23:05:30.34 ID:nC6lxQkVO

むしろ久遠さんの存在で勇者部の試練の難易度は原作以上に激増してるというね
それでもこれを乗り越えてこその勇者部だとも思う
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 01:34:14.20 ID:Pfj7AFct0

そういやなんとか頑張るとして待機組って嫁じゃ沙織と若葉だけか?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 11:43:51.85 ID:3vfyaYzjO
呪いで勇者部全員ダウンしたらその二人にがんばって貰うことになるだろうね

そもそも今作での呪い自体原作仕様なのかどうかまだわからないからなぁ
友奈一人でもあれだけ精神ズタズタにされてたのに全員となると…
363 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 19:11:51.42 ID:lYpOYhAPo

では、少しだけ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 19:38:19.89 ID:8sYbGH9rO
かもーん
365 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 19:57:01.00 ID:lYpOYhAPo

√ 12月6日目 夕(病院) ※土曜日


天乃「……あら、夕方なのね」

夏凜「何言ってんのよ。ボケちゃったわけ? 若いのに」

天乃「すぐそうやっていうんだから」

酷い人ね。と

天乃は嫌味っぽく呟いて笑みを浮かべると、夏凜から窓へと目を逸らす

もう、日は暮れて暗く

夜に近づきつつある空には太陽と入れ替わろうとする月が見える

天乃「ずっと見えていたのに、見えていなかったってこと」

夏凜「あんたって、本読むの好きだったっけ?」

天乃「それなりには嗜んでいるつもりよ」

夏凜「そっ」

今のはどういう意味なのか。

聞くのは何か違う気がして、頷く

時間の経過を感じ取れてしまっている自分はきっと、

心の半分が、そこに囚われてしまっているのだろう

夏凜「その感じで、陣痛の痛みも忘れてくれればよかったんだけど」

天乃「幸か不幸か、今日はそう言う日じゃなかったみたい」

もしくは、

せっかく夏凜がいてくれるのだからと、

体が気を使ってくれたのかもしれない

だとしたら、迷惑……だと言いたい気持ちが少しだけわく
366 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 20:17:50.98 ID:lYpOYhAPo

夏凜「幸か不幸か……確かに、どちらとも言い難い話よね」

天乃が陣痛に苦しむことがなかったからこそ、

こうやって他愛もない話をすることが出来ているし、

勇者部の誰も、気を遣わずに済んでいる

だが、天乃が最もいて欲しい時に一緒にいてあげられない可能性が出てきてしまう

いや、出てくることになる

逆に陣痛に苦しむことになってしまった場合、

客観的に見ている事しかできなかった園子からも伝え聞いているが

その時の苦痛は二度目ということもあって、計り知れないものだろうから

それを味わわせたいなどとは口が裂けても言えない

例えその陣痛が子供を産むための物であるとしてもだ

天乃「夏凜には、そのあたりはっきりしてほしいかなって思うんだけどね」

夏凜「なんでよ」

天乃「だって、子供を産むときも辛いって聞くし」

夏凜「そこはあんたが決めるべきでしょ」

子供を産む痛み

それが来たときに幸とするか不幸とするか

二人は顔を見合わせて、苦笑する

それはもちろん、幸というべきだからだ
367 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 20:50:28.33 ID:lYpOYhAPo

夏凜「ま、もしもあんたの子供が産まれるってなったら壁の外であろうと地球の裏側だろうと飛んできてやるわよ」

天乃「軽口で言ったらだめよ? 本気にするから」

にやりと笑って見せる

閉じた瞼の裏にある瞳の本気度は夏凜には見えないけれど

それがただの冗談で言っているだなんて、夏凜は思わない

夏凜「しとけしとけ」

それで、少しでも天乃が安心できるのなら

それを裏切ったことで天乃が少しでも傷つくというのなら

夏凜「約束したら破る気はないわよ」

天乃「…………」

夏凜「どうする?」

まだ一方的な言葉で、約束ではない

けれど、もしも約束する気があるのなら

それを、【三好夏凜の誓い】とするのならば

夏凜は意地でもその約束を果たす

天乃「そうねぇ……」

布団の上、夏凜の手を優しく握って指を絡める

そのまま、流れるように小指だけを結ぶ

天乃「嘘ついたら何が飲みたい?」

夏凜「麻婆豆腐でも一気飲みしてやるわよ」

天乃「千人前だけど……平気?」

夏凜「平気だとでも思ってんの?」
368 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 21:07:26.41 ID:lYpOYhAPo

せめて二人前にしなさいよ

そう言う冗談に付き合う夏凜の優しい表情に

天乃はかつて見た、三ノ輪銀の無茶を思い出して苦笑する

あの時は本当に驚いた

勇者だからって何でもできるわけじゃない

なんでも耐えられるわけじゃない

天乃「冗談よ。分かって……一人前で良いわ。もう半分は私が食べるから」

夏凜「あんた、今の体で辛いものなんて」

天乃「産まれた後の話だもの。一人前くらいなら大丈夫でしょ」

でも。と、呟く

天乃「二人前は流石に体に悪いから、ね」

夏凜「……ん」

結んだ小指が、より強く結ばれる

約束、契約、結束

思いを込めて結んで、夏凜は頷く

夏凜「言い出しっぺの法則。そのお約束は運命レベルの決定事項だから、大丈夫」

天乃「何の保証なんだから」

夏凜「さぁ? でも、そう言うのってよくあるでしょ。じゃんけんで負けたら罰ゲームとかいうとその人がやる羽目になるやつ」

天乃「でも、この場合言い出したのって私じゃないの?」

夏凜「……罰ゲーム決めたのは私だし。ま、何とかなるでしょ」



1、友奈達を呼ぶ(外出組)
2、大赦について
3、夏凜の将来
4、約束だからね? ちゃんと、みんなで帰ってくるの
5、イベント判定

↓2
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 21:10:15.58 ID:aZwnfXms0
4
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 21:11:17.77 ID:8sYbGH9rO
2
371 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 21:33:20.88 ID:lYpOYhAPo

天乃「……はぁ」

他愛のない話も

愛を囁くような話も

心がとても温かくなれるから

不安を包み込んでくれるから

決して無駄では無いけれど、

これだけの時間があるならと、天乃は息を吐く

天乃「ところで、夏凜は大赦に関してはどう思ってるの?」

夏凜「だんまりな現状? それとも、奉火祭を終えた後のこと?」

天乃「全部ひっくるめて」

夏凜「あんまり広くしすぎるとそれはそれで答えが出しにくくなるっていうか、面倒なんだけど」

天乃「そういう、素直な話が聞きたいの」

素直さなら東郷たちの方が上だろうに

一瞬のうちに浮かんだ本音を押し隠して、素っ気なく返事を返す

もう東郷たちも帰ってきているけれど、

今ここにいるのは自分だし、天乃が効きたいのは夏凜の答え

それに、答えない理由は別にない

夏凜「だんまりな部分に関しては、見逃してあげるからこっちにもちょっかい出すな。的な考えもありそうな気がしなくもない」
372 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 21:50:22.61 ID:lYpOYhAPo

夏凜「考えてみれば、私達を封殺するのなんて向こうには簡単な話でしょ?」

天乃「精霊も――」

夏凜「アンタをとっ捕まえて隔離すりゃいいだけって話」

天乃「っ」

夏凜はわざとらしく両手を広げて肩をすくめて見せる

それでも一応、ちゃんとした医療機関に移されるだけで

決して危害を加えるとかぞんざいな扱いを受けるとかいうわけではないと思うが

夏凜達から隔離し、監禁し、居場所も何も一切の情報を渡さず

ひとたび邪魔をすれば二度と会えないようにする。とでも脅しをかければ

夏凜達は手出しができなくなる

この世界中に大赦の息のかかった場所はいくらでもある、資金もある

ありえないような場所に医療施設を隠し持つことだって不可能じゃない

そうなったら、本当に会うことは不可能になるからだ

もっとも、そうしないというよりもそうするほどの悪心はないだけかもしれないが。

夏凜「満開の件を黙ってたり、ダメと言われても奉火祭を行うってことは必要ならそういうことだって大赦はできるはず」

天乃「じゃぁ、大赦はあえてそうしないって?」

夏凜「学校の暴動があったからかもね。自棄になって大暴れされちゃ堪らないし」

だから、こちらは手を出さないのでそっちも大人しくしていてほしい

と、考えている可能性は無きにしも非ずだと夏凜は答えた
373 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/03(木) 22:00:18.43 ID:lYpOYhAPo

では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


東郷「ですが実際、もしも世界を取り戻した場合大赦はどうなると思いますか?」

風「さぁねぇ……多かれ少なかれ説明責任は問われるんじゃないの?」

樹「状態にもよりますが、西暦時代に襲撃されたままの世界なら滅んでいることは事実なので……」

園子「そもそも、世界を覆う壁が消えることになるのなら人間である大赦だけに責任の追及はされないと思うんよ」

友奈「多分、神樹様に最も近かった人たちだからそう言う意味では変わることはないんじゃないかな」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 22:14:55.18 ID:8sYbGH9rO

久遠さんに何かしようものなら九ちゃんがもれなく神隠ししそう…
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 22:39:52.12 ID:jMHMQTk/O

いろいろ気になることが多いな
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/04(金) 13:17:41.75 ID:l54rEysAO

夏凜ちゃんに夢中で時間が気にならなかった久遠さん可愛い

奉火祭ってたしか全員で行くんじゃなかったか?
樹が残るのはまだ満開が犠牲有りの時だったような…違うっけ
377 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/04(金) 23:38:31.07 ID:3BKVaYHHo

すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日、出来れば17時ころから
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 06:49:38.00 ID:NgE5QI8YO
379 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 18:07:19.54 ID:Vw5JGiYIo

遅くなりましたが、少しずつ
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 18:16:50.11 ID:t3tyRT3WO
あいよー
381 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 18:35:56.51 ID:Vw5JGiYIo

夏凜の考えは、確かにありえない話じゃなかった

いや、むしろそれが正しいのかもしれない

祖母の話が事実なのなら、

その思いを信じてもいいのなら、

奉火祭によって犠牲になる巫女の命も大赦は軽んじているわけではない

これしか現状を打破する道はないのだろうかと考え、

そのうえで下した苦渋の決断であるのならば、

これは、絶対に阻まれるわけにはいかないことだろう

そのためなら、天乃を人質として扱うことも大赦は……祖母は厭わなかったはずだ

なのに、今も天乃はこうしてみんなと、なんの邪魔建もされずに過ごすことができている

考えてみれば余りにも、平和すぎる

天乃「……なるほどね、そうね。そうかしれないわね」

夏凜「ネガティブな考えとは言え、ありえないって一概に言えないのが問題なのよね。こういうのって」

天乃「でしょうね……手が出しにくくなっちゃうものね」

それが大切な者であれば、なおのこと。

考えすぎだと言われても、大事な人のことなら念には念を入れたいと思うのが情だ
382 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 19:21:07.85 ID:Vw5JGiYIo

ただ、さっきも言っていたように

天乃を人質に取ったことで勇者部が敵に回ることは確実なうえに自棄になって反抗してくる可能性があるほか、

それが以前暴動を起こしたクラスメイト達にまで伝わりなんてした暁には

大変なことになりました。なんて一言で片づけるのは難しい事態に陥るだろう

神樹様の寿命が尽きるまであと僅か

天の神による侵攻も行われるかもしれない

そんな状況下での内乱など、馬鹿でもやらない……はずだ

もちろん、本当なら勇者部だって大赦の邪魔をするべきではないのだが

それがだれかを犠牲にするやり方なのだから、止めるしかない

邪魔をするしかない

夏凜「奉火祭の後に関しては、知ったことじゃないわね。やらせるつもりなんてないわけだし」

天乃「阻止された後は?」

夏凜「そりゃ、責任はどうとるんだ。なんて詰め寄ってくるかもね」

後はもう勇者がどうにかするしかない。とか言って

残念ながら、単純な話ならそうなるというだけで

実際にはそうなってくれないだろうけれど

夏凜「もしもそうなったとしても、守るわよ。絶対に」

天乃「うん……」

守って貰えるだろうことは天乃も疑っていない

でも、その結果勇者部に何かがあるのではないかと、天乃は少し眉をひそめた
383 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 19:23:04.12 ID:Vw5JGiYIo

√ 12月6日目 夜(病院) ※土曜日


01〜10  風
11〜20 
21〜30  陣痛
31〜40  沙織
41〜50 
51〜60 
61〜70  園子
71〜80 
81〜90 
91〜00  陣痛

↓1のコンマ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 19:32:16.59 ID:t3tyRT3WO
385 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 20:00:34.69 ID:Vw5JGiYIo

√ 12月6日目 夜(病院) ※土曜日


天乃「日曜日……」

気づけばもう、夜になっている

土曜日が終われば日曜日がやってくるのは必然

12月に入って初めての週末、あるいは週初

終わりでありながら始まりであるその日に、大赦は動くのだろうか

天乃は考え、息を吐く

祖母は大人だ

天乃たちよりもはるかに多くのことを経験している

そのうえ、大赦にはほかにも知識が集っている

きっと、天の神に対する対策は考えつかなくとも

子供たちの我儘に対する対策くらいは、何か用意されていることだろう

天乃「普通なら、みんなが出払う平日なのよね」

普通は。

だが、その裏をかいて日曜日に行ってくる可能性もゼロではない

しかし、それを読んだ勇者部の裏をさらに書いてくる可能性もあるわけで。

天乃「後手に回るのは、辛いことが多いわね」

それが有利に働くこともあることにはあるのだが。
386 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 20:37:00.08 ID:Vw5JGiYIo

夏凜「もう21時になのに起きてていいの? あんた」

天乃「そんなに早く寝なくても平気よ」

夏凜「7時間程度寝たほうが良いって話だし、天乃の場合は14時間必要でしょ」

天乃「そんなに寝られるから出してないわよ」

そもそも14時間寝るのならば、

21時に寝ても起きるのは正午手前になってしまう

それはさすがに、体がもたない

天乃「それとも、夏凜が早く私と寝たいの?」

夏凜「言うじゃない、天乃」

ぎしり……と、夏凜の手がベッドをきしませて距離が近づく

天乃の誘うような言葉にも夏凜は余裕の表情で

むしろ、天乃を挑発するように、天乃を見上げるまでに視線を低くする

夏凜「……天乃先輩、そんな余裕がありますか?」

天乃「っ」

びくっと反応する天乃に、夏凜は苦笑する

夏凜「なんて、冗談よ。冗談」

天乃「鳥肌立った」

夏凜「おい」

せめて似合わない。で良いでしょうよ……と、夏凜はぼやく


1、ねぇ夏凜。大赦にはきっと、奉火祭以外の手段がある……気を付けて
2、夏凜は、みんなは私の王子さまだもの。見上げるのは私の役目だわ
3、今日は、一緒に寝てくれるのよね?
4、子供が産まれたら、名前はどうしようかしら

↓2
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 20:41:24.50 ID:t3tyRT3WO
1
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 20:42:17.52 ID:Z1xe1fho0
1
389 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 21:50:20.66 ID:Vw5JGiYIo

むっとした、怒った表情

けれど、本気ではないとわかる優しい雰囲気

失いたくない、大切なもの

天乃は夏凜に気取られないよう、笑みを浮かべる

天乃「ねぇ夏凜。大赦にはきっと、奉火祭以外の手段がある……気を付けて」

夏凜「奉火祭以外の手段……ねぇ。前にも言って無かったっけ。そんな感じのこと」

天乃「ええ。でも、今回は確信があるというか……でも、嫌な予感というか……」

憶測でしか語ることができないのが無念だが、

奉火祭が失敗した場合、大赦は確実にそれを行おうとするだろう

問題は、【それ】が何かわからないという点だ

天乃「ごめんなさい。うまくは言えないけど、嫌なことだとは思う」

夏凜「なにその脅ししかないセリフ」

天乃「…………」

夏凜「……巫女としての勘。みたいなやつ?」

茶化すための言葉にも反応せず黙り込む天乃をじっと見つめ、

夏凜は小さく問いかける

天乃にというより、久遠家には元々巫女としての力が備わっている

それが、天乃によからぬ何かを感じさせている可能性があるのだ
390 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 22:12:56.26 ID:Vw5JGiYIo

夏凜「嫌な予感ね……まぁ、そりゃ……」

奉火祭だって、何人もの巫女を犠牲にしなければならない嫌な手段だ

それでも、奉火祭を選んだということは

もう一つの手段は奉火祭以上に選ぶべきではない何かである可能性が高い

もちろん、奉火祭は何らかの反逆手段の下準備というだけで

その先があるかもしれないけれど。

夏凜「奉火祭が頓挫した場合、取れる手段は強硬手段だけになると思う?」

天乃「多分……勇者の力で押し切るか、神樹様の何かで押し切るか」

あるいは……と

口にした天乃を夏凜は一瞥する

それはない、それはあってはいけない

だが、力さえとりもどせれば勇者のごり押し以上に確実な手段

もしも、神樹様の種の件がその布石だとしたら……

夏凜「ない、それはない」

天乃「でも」

夏凜「無理をしたらアンタが死ぬわ」

天乃「子供が産まれる」

夏凜「っ……でも、それでも、普通……」

産まれたばかりの赤子から母親を奪う

さんざん奪われてきた天乃から命まで奪う

そんなことをさせるような鬼が、いていいわけがない
391 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 22:39:44.79 ID:Vw5JGiYIo

夏凜「ない。あり得ないわよそんなの。考えていいことじゃない」

天乃「だと、良いのだけど……それに私が一番心配してるのは夏凜達なのよ?」

夏凜「私達より、アンタの方が――」

天乃「今回の件で、物は違うとはいえ神様の影響を大きく受けることになるのよ? 分かるでしょう?」

それによって苦しめられることはもちろん、

神の祟りを受け、天乃との誓約を結ぶことになっている

その結果、久遠家の力と神の力

両方に大きく近づくことになる

場合によっては、天乃よりも利用価値があるかもしれないのだ

天乃「死ぬ可能性があるのは、みんなの方よ」

夏凜「だとい……良いわけではないか」

まだ普通に動くことのできる自分たちのほうが良いと、夏凜は思う

しかし、そう単純な話ではない

夏凜「でも、少なくとも確実に死ぬ可能性のある天乃よりはましだわ」

天乃「…………」

夏凜「痛っ! 痛いっ痛いってのっ!」

ふふん。と

すました顔を見せる夏凜の腕を、天乃はぎゅぅぅぅぅっと摘まんだ
392 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 22:40:50.06 ID:Vw5JGiYIo

√ 12月7日目 朝(病院) ※日曜日


01〜10 九尾
11〜20 
21〜30 
31〜40  千景
41〜50 
51〜60  陣痛
61〜70  夕海子
71〜80 
81〜90 
91〜00  陣痛

↓1のコンマ 
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 22:41:44.59 ID:eglGvjc80
394 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/05(土) 22:52:41.39 ID:Vw5JGiYIo

では、ここまでとさせていただきます
明日もできればお昼ごろから


天乃「っ……ぅ……」

夏凜「なるほど……嫌な予感ってのはこういうことか」

夏凜「天乃」ギュッ

夏凜「大丈夫、私が……ここにいてあげるから」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 22:57:25.07 ID:eglGvjc80

しんどそう
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 23:01:26.51 ID:t3tyRT3WO

ここで二回目の陣痛、それも今度はみんなの前で来たか…
そして余裕がないとはいえ大赦は本当に外道と化してしまうのだろうか
397 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/06(日) 15:16:35.07 ID:V4Pm01/eo

では、少しずつ
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 15:46:14.06 ID:Bc2SgvMkO
はいよ
399 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/06(日) 16:27:58.69 ID:V4Pm01/eo

√ 12月7日目 朝(病院) ※日曜日


二度目の陣痛は、まだみんなが寝静まっている早朝に起こった

刺し貫かれるような鋭い痛み

飛び上がりかけた体の強い圧迫感に押し出された吐き気

意志に関係なく目元からあふれる涙と、言葉にならないうめき声

天乃「ぁ……かっ……」

死ぬ。と、思った

体の内側から引き裂かれて、子供だけが残る

そんな、ありえない出産になるのではないかと思うほどに、

陣痛による激痛は異常だった

天乃「い゛っ痛っ!」

夏凜「ッ」

僅かに浮いた体がベッドを揺らし、かろうじて動いた天乃の手が夏凜の腕を鷲掴む

その瞬間、夏凜は飛び起きそうになって半身がベッドから落ちていく

夏凜「看護師ッ!」

滑り落ちた右足から左足へと組み換え、床を踏み飛ばしてナースコールを握るように押してすぐに、

病室内に常駐している看護師へと大声で呼びかける

園子たちが目を覚ますだのなんだのは、関係無かった
400 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/06(日) 16:45:40.35 ID:V4Pm01/eo

天乃「あっあ゛ぅ……うぅぅっ」

夏凜「天乃、大丈夫。大丈夫だか――」

宥めるような夏凜の声を遮るように、天乃の悲鳴が轟く

戦いに明け暮れた天乃でも、耐えがたい痛み

我慢するなんて出来ない苦痛

それを、すぐそばで見守る看護師は腕時計の時間を険しく見つめ、天乃を一瞥する

東郷「何か気になることでもありますか?」

「いえ……今は後にしましょう」

看護師はそういうと、どうしても仰向けになってしまう天乃の体をゆっくりと横向きにさせていく

普通の妊婦なら、腰回りの手当のためにも必要な動作だが、

天乃相手には正しいかどうかわからない

その緊張感からか、看護師の息を飲む音が夏凜の耳に届いた

夏凜「どうすんのよ」

「腰を優しく擦っていてあげてください。それと、仰向けにならないように擦ってあげてください」

ボール状のものでも置いて形作るというのも手ではあるが……

今の体にそれをやってはむしろ悪影響でしかないような気がするので。と、看護師は院内連絡用の端末を手に取る

「久遠さんです……はい、はい……陣痛は……ええ……そうですね」

連絡を取る看護師の表情は、終始険しいままだった
401 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/06(日) 17:09:18.45 ID:V4Pm01/eo

専属としている医師たちが病室へと駆け付けたのを見送った看護師は、

夏凜と東郷を天乃の傍に残し、ほかの勇者部メンバーを連れ出す

念のため、説明する必要があるからだ

「陣痛の時間が長すぎます」

風「双子だからですか?」

「いえ、双子なら本来は……もちろん、これにも特殊な部分はあるのですが……」

まだ中学生の小さな体ということは、子宮もそれに合わせた大きさなはずだ

そこで双子が誕生したとなると、子宮自体の広がりは腹部を見ても明らかに限界を超えている

そうなっている場合、陣痛自体が通常とは異なって微弱なものとなる可能性が高い

むしろ、天乃の場合はそうならざるを得ないようなコンディションだったはずだ

にもかかわらず、陣痛は普通に起こっていて、破水していない

加えて、陣痛の継続時間が数十秒ではなく数分間と非常に長い

稀にみる……なんて話ではなかった

樹「帝王切開……するんですか?」

「それも視野に入れる必要がありますが、何分特殊で……おそらく、麻酔が使えません」

風「麻酔無し!?」

「ええ。久遠さんの場合、麻酔を使うことで急激に衰弱する可能性があります」

そもそも、元々は元気だったという言葉が嘘のように病弱な体質になってしまっている

そこで、帝王切開のためにと麻酔を投与したら子供しか助からない可能性が非常に高い

だが、それはかねてからのみんなの要望にはそぐわない

だから、麻酔が使えない。と、看護師は言う

無論、現代において麻酔なしでの帝王切開など御法度もいいところなのだが。
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