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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 21:47:34.30 ID:wJYO54cw0
- 一大イベントだし緊張感あるからOKOK
- 454 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/12(土) 20:49:09.67 ID:3X7C/Fi5o
-
では少しだけ
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/12(土) 20:55:59.14 ID:qD6Ri7L3O
- ばっちこい
- 456 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/12(土) 21:36:18.08 ID:3X7C/Fi5o
-
天乃「ふくっぅ……うぅぅぅ!」
「いきんじゃダメよ……まだ、落ち着いて」
天乃「うぅぅっ!」
夏凜「ほら……落ち着けって」
いきむなと。
そういわれてもどうしようもなく力が入ってしまう天乃の手を、夏凜が優しく握る
握られれば無意識にでも感覚が繋がる
力を入れたいという衝動は、綺麗に夏凜の手を握った
夏凜「それでいい。それでいいわよ天乃」
天乃「かっ……っ」
夏凜「痛いときは手を握る。落ち着いたら、私を見て……そう」
大丈夫よ。と
夏凜は開いている方の手で、分娩台からわずかに浮いた背中をさする
夏凜「無理に息を飲まないで、のまないようにしっかり吐いて」
妊娠とはという本を読んだ
出産とはという本を読んだ
樹や東郷たちと一緒に、
インターネットで出産に立ち会うときにすべきことを調べこんだ
それでも9割は役に立たない
慌ただしさを見せる看護師たちの立ち回り、苦しむ天乃
自分があまりにも部外者に思えてならない
- 457 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/12(土) 23:03:26.30 ID:3X7C/Fi5o
-
夏凜「……いいわ。その調子」
天乃の瞳が自分を見てくれる
無意識に力が入ってきていた手に、
意識的な緩い力が加わるのを感じる
少しずつ、自分の感覚を取り戻していってくれているのが分かる
夏凜「が……いや、私はここにちゃんといるから安心しなさい」
天乃「はっはっ……ぅっ」
「っ――いきんで! もう少しよ!」
助産師の声に従って、いきむ
天乃の手が、力を入れるために握られる
分娩室全体に響き渡る天乃の絶叫は、
陣痛の苦痛以上に凄まじい
だから、頑張れ。とは言わなかった
天乃なら言わない
自分はその立場にないからと、勝手に言えないと考えるはずだから
夏凜「……天乃」
もう少し。
その思いを、手を握り返すことで伝える
- 458 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/12(土) 23:54:57.24 ID:3X7C/Fi5o
-
分娩室の外、
出入り口の前に置かれたベンチに座る子、
壁に寄り掛かる子
集まる勇者部の面々は、
時折聞こえる大きな声に、目を瞑る
もう日は跨いだ
それでも、誰一人としてあくびの一つもしていない
疲れは感じていても、疲れたとは言葉にならない
風「……あぁ、そういえば、ごめんね樹」
樹「なにが?」
風「誕生日……今日……いや、もう昨日か」
誕生日だったのに。と、繰り返す風に、樹は笑みを浮かべる
樹「誕生日は、明日でも平気、来年だってある。でも、久遠先輩の子供が産まれる瞬間は今しかないよ」
だから、気にしない
悪いと思う必要なんてない
やるべきことをやったのだ
優先すべきことを優先しただけなのだ
それに文句を言うほど、樹だってもう、子供ではなかった
- 459 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 00:08:07.38 ID:t2iC3JIwo
-
東郷「久遠先輩も、誕生日をつぶしちゃったわねって言いそう」
友奈「あはは……」
困ったように、申し訳なさそうに言う姿が目に浮かぶ
でも、妊娠と出産の痛みからは解放され
可愛い子供も……もしかしたら抱くことができているかもしれない
その喜びは隠しきれていないという表情だ
樹「その時は久遠先輩に一つだけ何でもお願叶えて貰えそうなので、アリです」
東郷「!」
園子「狡くないよ?」
東郷「何も言ってないわ」
沙織「それにしても、みんな良く平気だね。休んでてもいいのに」
風「まぁ、天乃はもちろんだけど夏凜にも頑張らせちゃってるからね。悠長に寝ていられるような状況でもないし」
風の言葉に、みんなが頷く
子供は無事か、天乃は無事か
ベッドに横になったところで気が気じゃないだろう
だから、みんなでこうして集まって
天乃の無事を、願っていた
園子「ミノさん……天さんのことを、見守っていてあげてね」
- 460 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 00:21:28.32 ID:t2iC3JIwo
-
では途中ですが、ここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から
恐らく、明日でひと段落つくかと思います
友奈「子供の名前ってどうなるのかな?」
沙織「久遠家の伝統的には、天地創造に由来する言葉が付けられたりするけど」
樹「双子だから二人とも女の子だったよね?」
風「天地創造ねぇ……」
園子「天の次、朝と夕かな?」
東郷「朝潮と夕雲……!」
友奈「それは東郷さんの趣味だよね……?」
- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 00:33:42.48 ID:CxCiDMLnO
- 乙
天、地、海それに陽(太陽?)と久遠家の名前は中々スケール大きいよな
前者三人は募集してたけど双子ちゃんはどんな名前になるんだろうか
- 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 03:29:01.22 ID:GzVLRzwQ0
- 乙
無事に生まれそうでよかった
- 463 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 18:46:09.93 ID:t2iC3JIwo
-
では、遅くなりましたが少しずつ
- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 19:16:27.43 ID:bIulnuyEO
- 来てたか
- 465 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 19:57:54.92 ID:t2iC3JIwo
-
「運がいいわね……」
じっとりとした汗を看護師に拭われながら、
女医はかみしめる様に呟く
まだ子供が産まれているわけでもないのに何が運が良いのか
夏凜の疑問に応えるように、助産師が笑みを浮かべる
「頭が見えてきてる……もう少しだからね。でも、慎重に」
天乃「っ……うぅ」
一人だけなら、頭が見えてきたのなら緊張感とともに安堵感も増すものだが
双子だとそうはいかない
片方は普通に生まれてきても
もう一人は逆子になってしまう可能性も少なくはない
それに、一人目が産まれたらまた、二人目を産むための陣痛が訪れる
傷ついた子宮をさらに傷つける、苦痛が始まる
夏凜「天乃、天乃……軽く、軽く」
天乃「はっはっ、はっはっ」
夏凜「そう、そう。それでいい」
天乃「んっ……っうぐ!」
「まだいきんじゃダメ! もう少し待って、待って……」
今!
医師の合図に従い、いきむ
ぐじゅりと、聞けばグロテスクな音が聞こえてくる
本当なら聞かれたくないだろう音だって聞こえてくる
でも、夏凜は顔を背けない、耳をふさがない
これは、しっかりと受け止めるべきことだからだ
- 466 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 20:35:30.69 ID:t2iC3JIwo
-
「いいわ、うん。その調子」
天乃「っ……」
分娩室に入ってからどれだけの時間が経過したのか
少しずつ、本当に少しずつの動きで、
でも、時間は確実に経過していく
子供は確実に出てこようとしてきている
でも、小さな体に二つの命はあまりにも大きくて、難航してしまう
夏凜「天乃……しっかり……」
長引けば長引くほど、天乃は疲弊する
憔悴しきって……
夏凜「っ」
首を振る
考えるな、思うな、想像するな
そう、心に強く杭を打つ
「大丈夫、大丈夫よ。ゆっくり、ゆっくりね」
看護師たちも、疲れの色が目に見える
医師も、助産師も、みんな疲れが見え始めている
「………っ」
勇者部の面々と病室にいた女医は、
設置された時計を横目に見て、唇を噛む
分娩室に入ってからもう、3時間が経とうとしていた
- 467 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 21:01:50.34 ID:t2iC3JIwo
-
「…………」
帝王切開ができたら……と、女医は思う
いや、この場にいる医療関係者の皆が思う
天乃の体に双子はあまりにも負担が大きい
一人が頭からしっかり出てきたとして、もう一人はどうなる
時間がかかりすぎたせいで死産になるリスク
狭い胎内環境によって絡まったへその緒で首を絞められてしまうリスク
度重なる子宮の収縮、押し出そうとする力によって窒息してしまうリスク
だが、ほかでもない天乃たちの要望での自然分娩
であるならば、出来る限りのことは――
天乃「ふくっ……うっっあっあぁぁぁああああああっ!」
「!」
「もういっそ、滑り出てくることができたらいいのだけど」
呼吸は夏凜が導いてくれている
故に、医師である自分たちができることは
子供たちが出て来ようとする動きに合わせていきむようにすること
そのタイミングを確実に合わせていくこと
「久遠さん、いきんで、いきんで! もっと、もっと!」
全力で、声をかける
天乃の意識が途切れないように
少しでも、確実なものとするために
- 468 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 22:31:32.32 ID:t2iC3JIwo
-
「もう少し……そう、そう……我慢して」
少しずつ、少しずつ出てくる赤子
母親である天乃と、出てこようとしている小さな命に、頑張れと祈りながら招く
分娩室に入ってから約4時間
ようやく、その時が来た
天乃「っあぁぁぁぁあああっ!」
夏凜「痛ッ!」
一際強く、手が握りしめられる
台座についていた腰が大きく浮き上がる
打たないようにと手を差し込み、
手助けのために、腰の少し上のあたりを圧迫する
痛みに苦しむ天乃の声も、より大きくて
でも、助産師たちの頑張れ。という励ましの声
表情に見える祈りと、喜びがつい先ほどまでとは違うと物語る
「頑張れ! あとちょっと――そう、そう、良い子、良い子ね!」
「良い子よ、良い子」
それは長かった時間が嘘のように、一瞬だった
これまでが何の苦労もなかったかのように、軽やかだった
- 469 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 22:42:11.11 ID:t2iC3JIwo
-
「ぁ……」
それは、とても小さな声
けれど、それはとても大きな声
いや、これからきっと……とても大きくなっていく命の声
「ぁ……ぁあ……」
「良かった、ちゃんと声をあげられる……お願い!」
医師から助産師へと
血濡れの赤子が手渡される
優しいタオルに包まれて
何度も入れ替えられた人肌ほどのお湯へと触れる
夏凜「っ……」
ドラマのように、いきなり大きな産声は挙げなかった
でも、元気な子供が産まれたのよ。と
夏凜は天乃へと目を向ける
天乃「はっはっ……はぁ……んっ」
夏凜「あと一人……やっちゃいましょう?」
天乃「か……っぁ……」
簡単に言ってくれるわね
そう、文句を言われた気がして、夏凜は満面の笑みを浮かべて頷く
二人目の子が産まれたのは、それから約二時間後のことだった
- 470 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 23:08:17.00 ID:t2iC3JIwo
-
東郷「そのっち! そのっち!」
園子「ふぇ……ふぁっ!?」
東郷「痛っ」
ベンチから飛び起きた園子と起こそうとしていた東郷の額がぶつかり合って鈍い音が響く
自分が眠ってしまっていたことと、打った額とおしりの痛み
戸惑う園子は何度か瞬きをして、目を見開く
園子「てっ、天さんは!」
風「……お疲れ。今はぐっすり眠ってるわよ」
沙織「2人とも……違うか。4人とも今はゆっくり休んでるよ」
風と沙織
年長組二人の安堵した表情に、園子の瞳がゆっくりと開いていく
園子「天さんっ」
東郷「うん……産まれたのよ。ちゃんと」
園子の頭突きで一緒に尻もちをついていた東郷が、園子を抱く
あふれ出ていく感情を抱き合わせるようにして、互いの体に預ける
悲しいからじゃない
嬉しいからこその嗚咽をこぼす二人を風と沙織は見つめ、互いの顔を見合わせて笑った
- 471 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 23:22:41.54 ID:t2iC3JIwo
-
樹「友奈さん、久遠先輩の子供が産まれましたよ」
友奈「はっ、わ、私寝ちゃっ――」
樹「大丈夫です。大丈夫ですよ、友奈さん」
友奈「っ」
眠っていたことに焦った友奈は、
樹の優しい声、嬉しそうな表情に頷く
友奈「良かった! 良かったねっ、樹ちゃん!」
ふいに抱き着かれた樹は、
友奈のことを抱きしめ返そうとして、まだ中身の残るコーヒー缶を握る
樹「はい……良かったです」
無理に無理を積み重ねた夜更かしで痛みさえ伴う中
樹はしっかりと、笑みを見せた
若葉「……流石だな」
樹「若葉さん……」
若葉「すまない。任せてしまって」
樹「私たちが頑張るっていたんですし、仕方がないですよ」
むしろ、大赦がこちら側に何かしてこないかどうか
ずっと警戒していてくれたのだ
それを任せてしまったのだ
樹「若葉さん達こそ、ありがとうございました」
- 472 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 23:27:42.31 ID:t2iC3JIwo
-
コンマ判定経過日数
1 最小 0 最大
↓1のコンマ
- 473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 23:29:58.74 ID:bIulnuyEO
- あ
- 474 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/13(日) 23:38:52.02 ID:t2iC3JIwo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から
日を跨ぐ出産から早くも四日後
なお、容態判定で「1」だったので追加判定はありません
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 23:41:01.23 ID:+wc/1bbho
- 容態判定ナイスすぎる おつおつ
- 476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 23:45:54.67 ID:bIulnuyEO
- 乙
ようやく険しい道のりを乗り越えたか…出産おめでとう
四日間じゃ足りないぐらいだけどとりあえず久遠さんはゆっくり休んでくれ…
- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 23:52:07.94 ID:GzVLRzwQ0
- 乙
よかったなあホント
- 478 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 20:46:35.63 ID:yY2VYrXAo
-
では、少しだけ
- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 20:48:14.82 ID:H+0wspV/O
- よっしゃ
- 480 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 21:27:09.05 ID:yY2VYrXAo
-
√ 12月12日目 朝(病院) ※金曜日
天乃「ん……」
ゆっくりと、目を開く
口元につけられたマスクとくぐもった感覚
耳に馴染んだ一定のリズムを刻む電子音
自分がいるのが一般の病室ではないというのはすぐに分かった
天乃「っ」
一日半近くかかった出産
その疲労感に加えて、穢れなどの力が一気に持っていかれた天乃はその後に気を失い、
集中治療室へと運ばれたのだ
天乃「………」
あれからどれだけの時間が経ったのか
ろくに動かすことのできない体を起こすのを諦めて、頭を傾ける
天乃「はぁ……ふぅ……」
誰もいない
当然だ
集中治療室は立ち入りさえも容易じゃない
ずっと一緒にいることなんてできない
- 481 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 21:54:04.91 ID:yY2VYrXAo
-
天乃「っ……」
あと少し
何とか手を動かして、
ギリギリ見える位置にあるナースコールのコードからボタンまで辿り着く
天乃「…………」
ナースコールを押すだけで手が震えるほどの衰弱
でも、意識も記憶もはっきりとしていて
手が動かせるというだけでもまだ運がいい方なのだろうと天乃は思う
最悪の場合、死んでいただろうから
じっと天井を見つめながら、
握りしめていた夏凜の手の感触を思い出す
相当強く握った
死に物狂いで頼った
痛い思いをさせちゃっただろうな。と、
天乃は何を言おうかと、苦笑する
乾ききった喉が、痛む
- 482 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 21:59:16.77 ID:yY2VYrXAo
-
01〜10
11〜20 夏凜
21〜30
31〜40 沙織
41〜50 東郷
51〜60 風
61〜70
71〜80 樹
81〜90 園子
91〜00 友奈
↓1のコンマ
- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:05:34.33 ID:mlobiDV10
- や
- 484 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 22:33:32.81 ID:yY2VYrXAo
-
沙織「おはよう、天さん」
天乃「ぁ……」
沙織「無理に喋らなくていいよ。喉を慣らさないと怪我しちゃう」
天乃「ん……」
看護師に用意して貰った温かい飲み物を口に含む
熱すぎず、冷たすぎず
喉に不用意な刺激を与えない適温
残念ながら、味はないが
沙織「あれから四日間だよ」
小さく切り出した沙織は、
天乃が目を覚ました喜びの滲んだ瞳を向ける
沙織「四日間も、経ったんだよ」
天乃「…………」
沙織「起きてくれて、良かった」
抱きしめたい
でも、今の天乃は幼子よりも傷つきやすくて、
感情のままに触れるなんてことは出来ない
沙織「良かった」
だから、沙織は一杯一杯の嬉しさを込めて、笑顔を見せた
1、ごめんね、心配かけて
2、赤ちゃんは?
3、まだ、子供がいるような違和感があるわ
4、ふふっ、ほんとにね。でも、もう大丈夫よ
↓2
- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:39:02.13 ID:H+0wspV/O
- 1
- 486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:40:10.59 ID:1VnHHPS60
- 2
- 487 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/14(月) 22:46:59.04 ID:yY2VYrXAo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
天乃「赤ちゃんは?」
東郷「……ばぶぅ」
天乃「う、うん?」
東郷「……あの、母乳はまだですかばぶぅ?」
風「だめだ! 一週間近く真面目だったせいで東郷が壊れた!」
友奈「そ、そうですね」チラッ
風「友奈、お前もか!」
- 488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:54:37.14 ID:H+0wspV/O
- 乙
コンマ次第で久遠さん死亡も有り得たかも知れないという恐怖…本当に無事で良かった
あと出産によりついにさおりん待望の母乳久遠さん解禁か
…ゴクリ
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 23:57:14.33 ID:j5lbsrKfO
- 乙
次は種使うのか
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 08:14:22.49 ID:j29M9/g7O
- 乙
ところで最近一日のまとめ見てないけど今どうなってるんだろう?
- 491 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 20:15:07.33 ID:OZ7PMRZpo
-
では、少しだけ
- 492 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 20:36:35.69 ID:OZ7PMRZpo
-
天乃「……ねぇ、赤ちゃんは?」
沙織「二人とも元気だよ」
ただ、ベビールームに預けられることになってしまったと、沙織は答える
天乃の小さな体に収まっていた双子は、
残念ながら、普通の赤子に比べて小さいのだ
もちろん体はしっかりしているけれど、
体重は2kg弱、身長は40cm弱と非常に小さい
天乃の体で考えればそれでも十分に成長したと言える
しかし、念のためにとベビールームにて看護師が常に気を配ってくれているのだ
沙織「抱きたかった?」
天乃「うん……それに、一緒にいるものだと思ってたから」
沙織「でも、ついさっきまで眠ったままだったってことも考えてよね」
天乃「ええ、そうね」
赤ちゃんが居たら親心としては嬉しいだろうけれど
でも、夜泣きなどで身体的には非常に負荷がかかる
そもそも、今は集中治療室
赤ちゃん同室はせめて夏凜達のいる一般病棟レベルにまで落ちつけてからだ
- 493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 20:46:53.25 ID:CoslaPO+O
- きてたー
- 494 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 21:07:21.91 ID:OZ7PMRZpo
-
沙織「女の子の双子、可愛いよぉ」
天乃「嫌味?」
沙織「激励だよ。早く会いたければ早く元気になってねって」
根っからの本心での言葉だろう
沙織はニコニコと満面の笑みを浮かべる
いち早く会うには確かにそう、元気になるしかない
だが……万全の状態になるには大分時間がかかる
天乃「種は、使えないの?」
沙織「流石にそんな超回復機能はないよ」
霊的な回復はできる
でも、体まで完治してくれるかどうかは可能性の話
機能を失った両足なども含めれば可能性は低いと言わざるを得ない
沙織「それに、久遠さんの調子が戻ってからじゃないと神樹様の種は使えないよ。覚えてるよね?」
天乃「…………」
沙織「ここまで、来たんだよ」
あと少しなんだよ
そう声をかけながら、身を寄せる
沙織「もう少し、頑張ろう? もうちょっとだけ、我慢しよう?」
お願いだから。
絞りだされた願いに、天乃は小さく笑みを浮かべて「ごめんね」と、答えた
- 495 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 21:34:12.41 ID:OZ7PMRZpo
-
天乃「我儘、言いすぎちゃったわね」
今はゆっくり休むべきだ
夏凜達がダメなわけではないけれど
専門としている看護師たちが見てくれている
久遠家だからこその部分もあるかもしれないが
手厚く看てくれている
なら、赤ちゃんは安心だ
早く見たい
早く会いたい
早く抱きたい
そう思うなればこそ
今は母親である自分が健康になることを一番に考える
天乃「母乳をあげるにしても、健康な方が絶対に良いものね」
沙織「そうだよ久遠さんっ、健康なお乳が良いと思う。うん、良いと思うっ!」
きらきらと輝く瞳
待っていましたと言わんばかりの、よだれの滴りそうな口
天乃は思わず身を引いて、苦笑いを浮かべた
天乃「沙織のでは……ないからね?」
沙織「それは分かってるよ。でも、知ってる? 母乳って出そうと思って出せるものじゃないらしいよ」
アタシたちが手伝ったほうが良いと思うよ。と
沙織は表情を全く変えることなく言うのだった
- 496 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 21:47:39.55 ID:OZ7PMRZpo
-
√ 12月12日目 昼(病院) ※金曜日
01〜10 風
11〜20 東郷
21〜30
31〜40 夏凜
41〜50
51〜60 友奈
61〜70
71〜80 樹
81〜90
91〜00 園子
↓1のコンマ
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 21:57:51.43 ID:CoslaPO+O
- あ
- 498 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/15(火) 22:07:16.23 ID:OZ7PMRZpo
-
ではここまでとさせていただきます
明日は所用でお休みになるかもしれませんが、
出来れば、1日のまとめの方だけ仕上げられればと思います
1日のまとめに関しては抜けていました、すみません
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:18:39.07 ID:gTzTcTz7O
- 乙
まあ何はともあれゆっくり休憩だな
- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:53:56.56 ID:L/JgVNit0
- 乙乙
まだ全然問題残ってるけど今のところ3周の中で一番良い感じなのでは?
- 501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 13:05:13.17 ID:eWOaDKpEO
- 乙
ここから一気に絶望させにくるんだろ知ってる
- 502 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 20:52:06.36 ID:NNWzvBMBo
- 1日のまとめ
・ 乃木園子:交流有(寂しいの? 今日だけ、陣痛、)
・ 犬吠埼風:交流無()
・ 犬吠埼樹:交流無()
・ 結城友奈:交流無()
・ 東郷美森:交流無()
・ 三好夏凜:交流有(隣にいて、エッチなこと?)
・ 乃木若葉:交流無()
・ 土居球子:交流無()
・ 白鳥歌野:交流無()
・ 藤森水都:交流無()
・ 郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・ 九尾:交流無()
・ 神樹:交流無()
12月05日目 終了時点
乃木園子との絆 89(高い)
犬吠埼風との絆 109(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 97(とても高い)
結城友奈との絆 119(かなり高い)
東郷美森との絆 128(かなり高い)
三好夏凜との絆 152(最高値)
乃木若葉との絆 99(かなり高い)
土居球子との絆 46(中々良い)
白鳥歌野との絆 44(中々良い)
藤森水都との絆 36(中々良い)
郡千景との絆 46(中々良い)
沙織との絆 128(かなり高い)
九尾との絆 69(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 503 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 20:57:11.54 ID:NNWzvBMBo
- 1日のまとめ
・ 乃木園子:交流無()
・ 犬吠埼風:交流無()
・ 犬吠埼樹:交流無()
・ 結城友奈:交流無()
・ 東郷美森:交流無()
・ 三好夏凜:交流有(このままだといいのにね、神罰への畏れはないの?、大赦について、気を付けて)
・ 乃木若葉:交流無()
・ 土居球子:交流無()
・ 白鳥歌野:交流無()
・ 藤森水都:交流無()
・ 郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・ 九尾:交流無()
・ 神樹:交流無()
12月06日目 終了時点
乃木園子との絆 89(高い)
犬吠埼風との絆 109(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 97(とても高い)
結城友奈との絆 124(かなり高い)
東郷美森との絆 128(かなり高い)
三好夏凜との絆 152(最高値)
乃木若葉との絆 99(かなり高い)
土居球子との絆 46(中々良い)
白鳥歌野との絆 44(中々良い)
藤森水都との絆 36(中々良い)
郡千景との絆 46(中々良い)
沙織との絆 128(かなり高い)
九尾との絆 69(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 21:01:21.72 ID:JZvJmZKuO
- まとめキター
- 505 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 21:01:29.48 ID:NNWzvBMBo
- 1日のまとめ
・ 乃木園子:交流有(陣痛、出産)
・ 犬吠埼風:交流有(陣痛、出産)
・ 犬吠埼樹:交流有(陣痛、出産)
・ 結城友奈:交流有(陣痛、出産)
・ 東郷美森:交流有(陣痛、出産)
・ 三好夏凜:交流有(陣痛、出産)
・ 乃木若葉:交流有(陣痛、出産)
・ 土居球子:交流有(陣痛、出産)
・ 白鳥歌野:交流有(陣痛、出産)
・ 藤森水都:交流有(陣痛、出産)
・ 郡千景:交流有(陣痛、出産)
・ 伊集院沙織:交流有(陣痛、出産)
・ 九尾:交流有(陣痛、出産)
・ 神樹:交流無()
12月07日目 終了時点
※12日目に移行
乃木園子との絆 94(高い)
犬吠埼風との絆 114(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 102(とても高い)
結城友奈との絆 129(かなり高い)
東郷美森との絆 133(かなり高い)
三好夏凜との絆 157(最高値)
乃木若葉との絆 104(かなり高い)
土居球子との絆 51(中々良い)
白鳥歌野との絆 49(中々良い)
藤森水都との絆 41(中々良い)
郡千景との絆 51(中々良い)
沙織との絆 133(かなり高い)
九尾との絆 74(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 506 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 21:38:07.26 ID:NNWzvBMBo
-
√ 12月12日目 昼(病院) ※金曜日
もう12月も半ばに差し掛かろうかという日
お昼であっても、室内であっても
布団の外に出ている肌は、肌寒さをどうしても感じてしまう
ここが一般病棟だったらもっと寒さが厳しかったのか
それとも、暖房はご自由に。として貰えていたのか
天乃はそんな他愛もないことを考えながら目を瞑る
暇なことを退屈に感じられるのは
今が幸せだからこそだろう
子供ができてからは本当につらいことばかりだった
産まれるときも、とても辛くて苦しい思いをさせられた
けれど、だからこそ
こういった時間の尊さを、大切さを、有難みを
より強く感じられるのだ
天乃「……はぁ」
とはいえ、誰も来ないのはいささか寂しかった
- 507 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 21:45:46.08 ID:NNWzvBMBo
-
陣痛に苦しめられているときは、園子がいてくれた
夏凜が傍に居てくれた
その二人以外にも、勇者部のみんながいてくれる病室に居られた
なのに、
子供が産まれてすぐに意識を失って、四日間も眠って
そのせいで集中治療室入院となり、
簡単に会うことは出来なくなってしまった
もっとも、このまま安静にしていて
体調も回復に向かっていくなら、
ほんの二、三日でここから出られるだろう。という話ではあるけれど。
天乃「九尾達なら、呼べるかしら?」
勇者部のみんなはまず無理だが、
精霊である九尾達ならば、
この部屋に出てくることは出来るはずだ
1、精霊を呼ぶ
2、イベント判定
3、母乳が出るかどうか念のため確かめておく
↓2
- 508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 21:50:26.59 ID:OQo8f1cI0
- 3
- 509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 21:51:03.01 ID:JZvJmZKuO
- 3
- 510 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 22:03:03.48 ID:NNWzvBMBo
-
01〜10 勇者
61〜70 見られちゃいけない人に見られる
91〜00 看護師
↓1のコンマ
それ以外は、問題なし
- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 22:04:32.02 ID:JZvJmZKuO
- あ
- 512 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/17(木) 22:18:17.84 ID:NNWzvBMBo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「……はっ!」ガタッ
友奈「どうしたの?」
東郷「久遠先輩のところに行けというお告げがきたわ!」
友奈「沙織さんから話を聞いて夏凜ちゃんが行ってるから大丈夫だよ」
東郷「……ところで友奈ちゃん、久遠先輩の練習としておっぱい揉む?」
友奈「ん〜……今は良いかなぁ」
樹(……今は?)
- 513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 22:26:26.51 ID:JZvJmZKuO
- 乙
久々に久遠さんのちょっとえっちな展開になりそうで期待
あと見られちゃいけない人って誰だったんだろうか…
- 514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/17(木) 22:32:43.07 ID:WH5OpgCiO
- 乙
巫女を救う方で勇者部の方はそのうち忙しくなるのかな?
- 515 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/18(金) 22:00:10.05 ID:kwd0Gn1vo
-
遅くなりましたが少しだけ
- 516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/18(金) 22:04:48.12 ID:krpldFZXO
- かもーん
- 517 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/18(金) 22:36:52.95 ID:kwd0Gn1vo
-
天乃「……そういえば、沙織は出そうと思って出せるわけじゃないって言ってたわよね」
とても乗り気な沙織は協力的なところはとても助かるのだが
何をされるのか分からないところが、少し困ったもので。
天乃「悪い子ではないのだけど……」
東郷とは別のベクトルで一生懸命なところがある
そもそもの原因は中に入っている猿猴だけれども……
もしも猿猴がいなくなったら興味が無くなるのだろうか
性的欲求はなくなるが、好意はあるのか
好意さえもなくなってしまうのか
一人で考えると不毛になりそうな考えに流れていく頭を振って、息を吐く
まだ力のそこまで入らない腕を上げて、服の上から胸に触れる
天乃「……確か、揉むと良いのよね」
優しくと意識しなくても優しすぎる手の力では
揉むというよりも摘まむというレベルの貧弱な感覚しかない
加えて、東郷達曰く性的感度の高い部位の一つであるため、
それによって下腹部に熱がこもってしまうのではないかという怖さが、さらにやり辛さを増す
- 518 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/18(金) 22:58:20.34 ID:kwd0Gn1vo
-
天乃「っ……」
脇腹の方で結ばれている紐をほどき、
薄いシャツに包まれた胸を露出させる
子供ができる前からも体つきに対して大きく豊満さのあった胸は
終盤に差し掛かりつつあったとはいえ、胸の成長時期を直撃した妊娠だったためか
二回りかそれ以上に膨らんでしまったようにも見える
もちろん、母乳が抜けきれば小さくなってくれるはずなのだが
成長期にかぶってしまった以上、元通りになることはないだろう
天乃「えっと」
薄いシャツも捲って、素のままの乳房をさらす
空気に触れて肌寒さに固くなった乳頭は母乳を出してくれるような気配はない
出そうと思って出せるものではないという沙織の言葉は嘘ではなかったのだと、
天乃は今更ながらに思って――
夏凜「何してんの?」
天乃「っ!」
誰かが来るかもしれないということを、完全に失念していた
- 519 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/18(金) 23:39:02.95 ID:kwd0Gn1vo
-
天乃「えっ、あっ、これはっ」
慌てて下ろそうとしたシャツは胸につっかえて、落ちない
二度三度ぐいっ、ぐいっと引っ張って
近づいてきた足音に諦めたともいえる落ち着いた心でシャツを下ろしきる
隠したところでもはや弁解の余地はあまりない
天乃「……違うの」
夏凜「別に隠すようなことでもないでしょ。見慣れたもんだし」
天乃「それとこれとは違うのっ」
紅い顔でちょっぴり怒ったように言う
そんな、愛らしく思ってしまう天乃を一瞥した夏凜は
「確かに違うわね」と同意して、天乃の着る患者衣を引く
夏凜「あんた、そこ弱いんだから止めておきなさいよ」
子供を産んでからまだ四日しかたっていない
体の感覚……特に、腹部以降安定していない天乃は、
性的興奮を覚えてしまったら大変なことになってしまう
せめて、カテーテルが必要なくなってから。と、注意する
天乃「でも、母乳が出ないと困るでしょ?」
夏凜「それで体削ってたら元も子もないっての」
- 520 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/18(金) 23:49:49.71 ID:kwd0Gn1vo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から
樹「……妊娠すると大きくなる?」
風「樹、それはちょっと」
東郷「任せて樹ちゃん。1年……いえ、2年で何とかして見せるわ!」グッ
沙織(久遠家の血ってだけならお兄さんでもいいけど)
沙織(それとこれとはまた別の話だしね)
- 521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/18(金) 23:56:58.95 ID:krpldFZXO
- 乙
久遠さんがさらに巨乳化しても動じない夏凜ちゃんマジイケメン
- 522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 01:17:41.16 ID:UT5HTCYfO
- 乙
つっかえて降りないTシャツで笑った
- 523 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 20:23:20.22 ID:/fll5Loso
-
では少しだけ
- 524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 20:25:32.51 ID:42aG6jELO
- あいよ
- 525 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 21:21:15.49 ID:/fll5Loso
-
夏凜「とにかく、暫くは大人しくしておくこと」
天乃「でも、私の子供の場合私の母乳じゃないと危険じゃない?」
夏凜「今のところは大丈夫」
そう言った夏凜は少しだけ眉を顰める
病院であることも幸いして、
生後間もない赤ちゃん用のミルクも用意することはできているし
一応、それを飲んでくれている
だが、それでいいのか悪いかは何ともいえなかった
夏凜「でも、そこは確認しておくべきだったわ。ごめん」
天乃「ううん。九尾は何も言ってないんでしょ?」
夏凜「言われてみれば、最近見てないわ」
何やってんだかね。と夏凜は不思議そうに呟く
天乃「九尾のことだから、私の子供について何か言ってきそうなのに」
夏凜「そう? 九尾の場合あえて何も言わないで何か起きてから干渉してきそうだけど」
天乃「……そうかしら?」
- 526 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 21:48:29.22 ID:/fll5Loso
-
天乃が関わっていなければ傍観者に徹することも解るけれど
天乃が深く関わっている以上、
最初から強く干渉してくる可能性の方が高い
けれど……
天乃「私が寝込んでいたから、九尾は傍に居てくれたのかもしれないわ」
夏凜「……なるほど」
軽く笑った夏凜は、
何もない空間を誰かがいるかのように叩く
夏凜の手は空気を払うだけ
天乃の目にも誰にもいない
でも、何となく、本当にいるような気もした
夏凜「赤ちゃんは看護師も医師もいる。でも、あんたは独りぼっちになるしかなかったし、そりゃそうか」
天乃「私の母乳は普通だと思う?」
夏凜「なにそれ……味見でもして欲しいの?」
天乃「そういうわけじゃないけど」
天乃の膨らんだ乳房
興味を待たざるを得ないものを前にして、
夏凜は「冗談よ」と、頭を振る
夏凜「ま、なんにせよ。私たちにとっては普通なんじゃないの?」
- 527 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 22:09:55.53 ID:/fll5Loso
-
天乃「夏凜ってば、またそういうこと言ってくれるのね」
優しいというべきか、卑怯だというべきか
少なくとも夏凜に謀った考えはないだろうと苦笑する
夏凜が卑怯なら、
自分に好意が向けられることなど……と
今までのほとんどの好意を無碍にしてきた自分は何なのかと。
天乃「双子だから、余らないかもしれないけど余ったら分けてあげてもいいわよ?」
夏凜「何言ってんのよ、ほんと」
欲求不満なの?
困ったというより、
本気で心配そうにする夏凜に、
天乃はそうなのかな。と曖昧に答えて胸に触れる
そうじゃない
きっと不安なのだ
夏凜には酷い姿を見せてしまったから
自分は今もなお、夏凜にとっての女で居られているのかと
天乃「夏凜……」
夏凜「なにそんな変な声出してんのよ、今、不安になるような話してた?」
- 528 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 22:21:53.18 ID:/fll5Loso
-
そんな、変な声が出ていただろうか
不安に見える表情をしてしまっているだろうか
天乃は考えて、苦笑する
天乃「沙織は喜んでたのよ? 母乳が出るって」
夏凜「母乳母乳って、簡単に言うけど簡単じゃないのよ?」
天乃「流石、夏凜も調べてくれてるのね」
夏凜「ついでよ。ついで」
別に下心とかじゃないからね! と、
知ってか知らずか、夏凜は照れくさそうな表情で否定する
でもきっと。
天乃「私のためであることには、変わりなかったり?」
夏凜「あんた……事実じゃなかったら自意識過剰よ。それ」
天乃「ふふっ。沢山いるもの。少しくらいは自信があってもいいでしょ?」
夏凜の好意は変わらない
淫らな思いを抱くことがないのだとしても、そこは変わらない
そう、天乃は思って笑みを浮かべる
1、ねぇ夏凜。今も私のことを女として見れる?
2、夏凜はもう少し、エッチなことを求めてもいいと思うの
3、調べたなら、何も知らない私を手伝ってくれるのよね?
4、やっぱり……夏凜がいてくれてよかったわ
↓2
- 529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 22:26:34.52 ID:42aG6jELO
- 1
- 530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 22:27:03.21 ID:F1IqvPy50
- 2
- 531 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/19(土) 22:37:03.25 ID:/fll5Loso
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば昼過ぎ位から
東郷「久遠先輩のお誘いよ、夏凜ちゃん!」
友奈「……? 何言ってるの?」
東郷「な、何でもないわ! 気にしないで友奈ちゃん」
樹「……黙っておくので、全部取り外してくださいね?」ボソッ
東郷「……はい」
- 532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/19(土) 22:39:09.19 ID:2CIK/pWD0
- 乙
- 533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 22:43:53.33 ID:1fOY/TElO
- 乙
体力がそれなりに戻ったらすぐ誘い受けしてしまう久遠さん
- 534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 23:02:04.72 ID:42aG6jELO
- 乙
夏凜ちゃん本当に久遠さん大好きだなぁ
- 535 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 15:12:15.61 ID:HoTlj3f7o
-
では少しずつ
- 536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 15:19:09.84 ID:Z+cbnmsmO
- いえす
- 537 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 15:58:12.28 ID:HoTlj3f7o
-
天乃「夏凜はもう少し、エッチなことを求めてもいいと思うの」
夏凜「前にも似たようなこと言ってなかったっけ?」
天乃「子供だって、産まれたのよ?」
夏凜「だからこそ、アンタの時間は子供のためにあるべきなんじゃないの?」
確かにそうだ
新生児には母親が必要だ
母親の時間を一番費やさなければならない時期だ
それは正論なのだけど
天乃「子供の時間が大事なのは分かってる。でも、そうじゃなくて」
夏凜「もっとエロいことしろって?」
天乃「……うん」
夏凜「なら、まずは体を治しなさいよ」
自分が何を求めているのか理解はしているのだろう
目を逸らして頷く天乃に、夏凜は困った笑みを浮かべて言う
目を覚ましたとはいえ、まだまだ体はボロボロなのだ
性的な行為を求められてもやろう。とはならない
- 538 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 16:13:55.16 ID:HoTlj3f7o
-
天乃「体が治ったら、してくれるの?」
夏凜「そういうの、反応に困るから止めて欲しいんだけど……」
体も心も
妊娠と出産でとても傷ついてしまったがゆえの弱気の発言
それは夏凜も良く分かってはいるのだが
天乃「本当は嫌?」
夏凜「ぐっ」
天乃「嫌なの……?」
夏凜「っ」
懇願する瞳、甘える声
見上げてくる表情はたとえその意思がなくともやってしまいそうにさえなる
大丈夫だよ。と
今からでもやりましょう。と
けれど、夏凜はぐっと唇を噛む
夏凜「時と場所をえらべっつってんの」
天乃「……卑しいって、思った?」
夏凜「別に? ただ……あんたはもう少し、自分がエロいってことを自覚したほうが良いと思った」
淫らなことはできないけれど
弱っているから強い力で抱くこともできないけれど
唇を重ねることくらいは、出来た
- 539 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 16:20:29.83 ID:HoTlj3f7o
-
√ 12月12日目 夕(病院) ※金曜日
01〜10 若葉
11〜20
21〜30
31〜40 千景
41〜50 東郷
51〜60
61〜70 樹
71〜80 大赦
81〜90
91〜00 友奈
↓1のコンマ
- 540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 16:26:44.80 ID:Z+cbnmsmO
- あ
- 541 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 17:04:24.08 ID:HoTlj3f7o
-
√ 12月12日目 夕(病院) ※金曜日
いつ以来だろうか
そう考えこむ必要があるほどに姿を見せてこなかった大赦が、天乃のところを訪れた
相も変わらず神官の装束に身を包んだ大赦関係者は、
一緒に来た看護師を下がらせ、天乃の傍で頭を下げる
「久遠様は祝詞を捧げられることはお嫌い、でしたね」
天乃「……ええ。何をしに来たの?」
「無事、ご出産為されたという話を伺いましたので」
本来ならばすぐにでも姿を見せるはずだったと神官は言うが、
やはり、天乃が気を失ってしまったことで延期になっていたらしい
今朝目を覚ましたという一報を受けて、訪ねてきたのだ
「お二人とも、小さいながら元気な赤子でした」
天乃「私がまだ見れていない子供を見るなんて狡いんじゃない?」
「致し方ないことです。久遠様の血が流れているお二人にはその力も受け継がれている。無視することはできません」
天乃「…………」
「現状、力によって蝕まれているご様子はなく、普通の赤子と何も変わりませんでした」
その点はご安心ください。と、
安心できる要素の少ない言葉を、神官は告げた
- 542 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 17:28:03.97 ID:HoTlj3f7o
-
「久遠様も、お変わりがなく――」
天乃「皮肉を言いに来たのなら帰って」
「そのようなことはございません」
天乃「それで? 私の体を検査するの?」
「はい。それも用件の一つになります」
子供を産む前と産んだ後
天乃の体にある霊的な力はどのように変化したのか
大赦から奪った神樹様の種を使うか使わないかという問題もあり、
確実に見ておかなければならないことだった
天乃「大赦は私達が神樹様の種を使うことに肯定的過ぎるんじゃないの?」
「その件に関しては、三好様方にもお話させていただいております」
天乃「私に使うほうが有用だって話でしょう? それでっも、協力的過ぎるんじゃないかと言っているの」
「つまり、我々には裏があると?」
天乃「いつもそうでしょう? 貴方達は」
- 543 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 17:48:57.33 ID:HoTlj3f7o
-
仮面に阻まれて実際に表情をうかがい知ることはできないが、
それでも、図星をかすめるくらいはしたのだろう
天乃の確信を得ている視線を受けて、神官は黙り込む
満開の件を友奈たちに伝えていなかったり、
天乃に対していくつもの手を講じてきたり、
大赦はいろいろと厄介なことをしてくる
もちろん、大赦は大赦で考えあってのことだと分かっている
だからこそ、裏があると言えてしまう
天乃「私の神樹様の力を取り込ませることで何を得られるの?」
「…………」
天乃「せめて、反論するくらいはしたほうが良いと思うわ」
かたくなに答えないというのもまた
ある意味では答えだからね。と、天乃は努めて明るく言う
「……申し訳ありませんが、反論も何も我々。いえ、私にはできることはないのです」
天乃「貴方はただの中継地点ということね」
「久遠様の調査をし、検査結果を伺い報告するのが私の務めですので」
1、お祖母ちゃんは? 何か言ってない?
2、安芸先生……同じ神官の安芸さんはどうしたの?
3、なら、貴方はどう思う? 私に神樹様の力を与えることで得られる情報はどんなこと?
4、じゃぁ、他愛ない話にしましょう。貴方に恋人はいる?
↓2
- 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 17:51:00.96 ID:Z+cbnmsmO
- 3
- 545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 17:52:09.30 ID:yqJEnn2g0
- 1
- 546 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 18:12:34.75 ID:HoTlj3f7o
-
天乃「お祖母ちゃんは? 何か言ってない?」
「いえ、何も伺ってはおりません」
それ以前に、この神官は祖母と会うほどのものではない
ただの報告役
天乃に誑かされようと、何の毒にも外にもならない程度の存在
春信や、瞳、見張りとした芽吹など
次から次へと天乃側についてしまうからこその対応だろう
だから、祖母の言葉は一つも聞いていないのだ
いや……
天乃「興味がない。のかしらね」
久遠家の力を継承する存在としては興味があるが
孫としての興味は抱いていない
そんな愛情も抱いてはいない
無理もない、さんざんなことをしてきたのだから
「神樹様の寿命のこともあり、大赦はあまり余裕がないのです。そのようなことはないと思います」
天乃「そう、励まされてもね」
- 547 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 18:24:27.28 ID:HoTlj3f7o
-
会ってみなければわからない
でも少なくとも、今抱くのはその疑念
確かに子供の意見ではあったが、
歴代の英霊たちが眠るあの場所でのあの言い方は
きつかったと天乃は思う
もちろん、世界を担う大赦の上層にいる人間の意見としては
間違っていたとは言えないけれど
でも、周りに大赦の人間がいないなら
少しくらい、身内としての言葉をくれてもよかったのではと思う
天乃「会わせてもらうことってできる?」
「私には、何も言うことはできません」
天乃「でしょうね。言ってみただけよ」
「…………」
無関心そうに言った天乃だったが、
その呟きにはしっかりと寂しさが込められていて
神官は少し考えて、口を開く
「私はお話を伺い、伝えるのがお役目です。久遠様のその要望もお伝えする程度なら可能ですよ」
- 548 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 18:43:37.27 ID:HoTlj3f7o
-
それが祖母まで伝わるとは言えないが
それでも、心のうちに止めておくだけなのよりはましだろう
なにより、まだ子供でありながら子供を産んだのだ
敵対しているような間柄であっても
何もないというのは、辛い
天乃「そんなこと言って平気なの? クビにならない?」
「お役目から逸脱していなければ、問題ないと思います」
天乃「そうね……」
瞳や春信は今もお役目から外されたりしていない
もっとも、瞳は主としていた天乃の送迎任務はなくなってしまったが、
今も、勇者部の送り迎えなどの対応を行っている
天乃「なら、伝えておいてくれる?」
「お任せください」
天乃「…………」
天乃は愛想笑いを浮かべる
祖母だけではない、久遠家の家族の誰も会いに来ていない
興味がないわけではないと思う。そう信じたいと思う
でも、それなら
こういう時くらいには会いに来てほしいと、思った
- 549 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 18:52:30.55 ID:HoTlj3f7o
-
√ 12月12日目 夜(病院) ※金曜日
01〜10 千景
11〜20
21〜30 東郷
31〜40
41〜50 樹
51〜60
61〜70 園子
71〜80
81〜90 友奈
91〜00
↓1のコンマ
- 550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 19:29:45.33 ID:mJFiSEJxO
- あ
- 551 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 20:22:49.06 ID:HoTlj3f7o
-
√ 12月12日目 夜(病院) ※金曜日
夜になると、朝以上に人気が無くなる集中治療室
聞こえてくる馴染み深い電子音は心地よくさえ思えて
天乃はゆっくりと目を瞑る
四日間も寝ていたということもあって、
丸一日起きているというだけでも疲労感は重く
今すぐにでも、眠ることができそうなほどだった
でも、それを許すほど世界は甘くないらしい
九尾「主様」
天乃「九尾……?」
九尾「うむ。平気そうじゃな」
いつもの女性の姿で現れた九尾は、
眠そうに中途半端な天乃の瞼、覆いそうな前髪をさらりと払う
見せる微笑みは、
本当の肉親のようにも感じられる優しいものだった
- 552 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 21:31:25.21 ID:HoTlj3f7o
-
九尾「主様、一つ聞いておきたいことがあるのじゃが、良いか?」
天乃「……今じゃなければだめなの?」
九尾「ふむ……」
天乃を見れば、ゆっくりとした瞬きをしていて
だんだんと、瞼の開いている間隔が狭くなっていっているように感じる
今すぐにでも眠りたい
いや、意思に関係なく眠ってしまいそうな姿を、九尾はただじっと見つめて
九尾「もう少し頑張ることは出来ぬかや?」
天乃「貴女って……ほんとう……」
無茶を言うわね。と、天乃は小さく呟く
夏凜とも話した、赤ちゃんのことだろうか
それとも、祖母や久遠家のことだろうか
今にでも眠りに落ちそうな頭で、考える
1、お願い、明日でもいい?
2、手短にお願いできる?
3、夏凜に、話しておいてくれない?
4、やっぱり、私の母乳じゃないとダメなの?
↓2
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