このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
- 553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 21:43:06.81 ID:yqJEnn2g0
- 2
- 554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 21:45:11.88 ID:lJdWTW9kO
- 2
- 555 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 22:23:44.88 ID:HoTlj3f7o
-
天乃「手短に……お願いできる?」
九尾「うむ、手短に済む」
疲れ切った天乃の反応に、九尾は優しく答える
そこで優しさを見せるのなら
今すぐにでも寝させて欲しいと、思いながら
九尾「主様、奉火祭のことは覚えておるかや?」
天乃「奉火祭……?」
九尾「その反応、寝ぼけているわけではあるまい?」
はっきりとしない頭で、考える
考えて、言葉を飲み込んで
何かにたどり着く前に、九尾の手が頭に触れた
九尾「力を貸すと決めた以上、妾は主様の道を阻むことはせん」
天乃「九尾……?」
九尾「手遅れになるのは好ましくあるまい」
流れ込んでくるのは、九尾の力
神樹様による干渉を打ち消してしまう力
九尾はわずかに苛立ちを感じる声で言うと、
天乃の瞼を閉じさせる
九尾「主様が目を覚ました以上、憂いは断たれた。明日より始めるぞ」
天乃「きゅ――」
流れ込んでくる力に飲み込まれて、
天乃は瞬く間もなく、意識を失った
- 556 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/20(日) 22:33:56.16 ID:HoTlj3f7o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「奉火祭?」
九尾「もうすでに身は投げられた」
九尾「主様が目を覚ました以上、主らが動かぬ理由はあるまいな?」
夏凜「……良く分からないけど、ただ事ではなさそうね」
九尾「いかにも。主様の願いを反故にするような状況じゃな」
九尾「じゃが、妾が主様に加担すると決めたのじゃ。そうはさせぬと知らせてやろう」
- 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 22:46:05.00 ID:lJdWTW9kO
- 乙
次はとうとう奉火祭編に突入か
みんな無事にいてくれ…
- 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 22:56:12.16 ID:mJFiSEJxO
- 乙
風雲急を告げる展開だな
- 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/21(月) 06:56:21.81 ID:zuH2pyoQO
- 乙
久遠さんが起きてから一度も奉火祭に触れなかったのはこれが理由か…
夏凜ちゃんの言うエロさを自覚すべきって話に同意してる場合じゃなかった
- 560 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 20:27:25.00 ID:0t78Mfl3o
-
では、少しだけ
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/21(月) 20:29:28.66 ID:IwYegZHZO
- よっしゃ
- 562 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 20:40:52.14 ID:0t78Mfl3o
-
天乃を昏倒させた―不可抗力ではあるが―九尾は、
目を瞑った天乃をじっと見つめて、息を吐く
九尾「出産を早めおったな……」
幸いにも、体の小ささゆえの未熟さはあれど
危険な状態での出産にならなかったが、
場合によっては赤子だけでなく、天乃にも多大な悪影響があったことだろう
九尾「妾は卑しい女じゃからな。主様に苦労を掛けた分、しっかりと手を出させてもらう」
くつくつと、
電子音と小さな寝息だけが聞こえていた部屋に笑い声が溶けていく
天乃のすぐ傍に居た九尾はその笑い声が消えるよりも前に姿を消す
残された天乃は、静かに眠る
穢れと神樹様の力
二つの力に苦しめられている様子は、なかった
- 563 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 20:56:04.02 ID:0t78Mfl3o
-
九尾「というわけじゃ、お主らにも手を加えさせてもらう」
東郷「というわけ。と、言われても……」
にわかに信じがたい話です。と、東郷は呟く
勇者部にとっては、天乃が最優先事項
その天乃の出産があったせいで他がおろそかになってしまうのも無理はなかったことだろう
だが、巫女を犠牲にする奉火祭のことを完全に忘れてしまっていると言われて、
そうだったんだ。と、頷くのは難しい
友奈「でも、九尾さんが久遠先輩のことで嘘つくとは思えないよ」
風「それには同意ね。色々やらかすけど、天乃のことに関しては本気だし」
良い意味でも悪い意味でも
だが、それはつまり最も心強い味方でもあるということでもある
姉の言葉にしなかった考えをくみ取った樹は、「そうだね」と笑みを浮かべた
樹「九尾さんがそうされたっていうなら、そうなんだと思う」
沙織「えっと、無駄を承知で言うけど、その根拠はあるかな?」
あえて。
沙織は肯定的な意見に逆らって反論を述べる
時間がないということは分かっているはずなのに、
無駄だと言いつつ否定的なことを問う沙織へと、全員の視線が集まった
- 564 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 21:22:27.07 ID:0t78Mfl3o
-
沙織「九尾さんが久遠さんのためなら本気だって言うことには同意するよ」
それは間違いないからね。と、表情を変えずに続けながら全員を見渡す
沙織の言葉を待つみんなの口はまだ閉じたままだ
沙織「でも、九尾さんは久遠さんに対して本気なのであって、勇者部に関してはその他大勢と変わらないよ」
園子「今は、そうとは思えないんよ」
沙織「そうだね。でも、ある程度の無理難題を押し付けてくることに変わりはない」
天乃が無事でさえいるのならそれでいい
九尾の考え方は基本的にそれだけを追い求めている
勇者部がどれだけ傷つこうと、
大赦や一般人がどれだけ犠牲になろうと
その一点だけが守られていれば良しとする傾向にある
だから、信じていいのかと問いかける沙織に、夏凜が口を開く
夏凜「たとえそれが断ち切られる蜘蛛の糸であるのだとしても、私たちは登らずにはいられないわよ」
沙織「落ちたら痛いよ?」
夏凜「落ちたら落ちたでその時に考えればいいじゃない。そんなこと」
夏凜ははっきりとした拒絶を見せると、
どこか呆れたような笑みを浮かべて沙織を見つめる
夏凜「嘘でも本当でも天乃が嫌がることを見逃せないし、私達に手を出したら誰が一番不幸になると思ってんのよ?」
- 565 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 21:34:57.82 ID:0t78Mfl3o
-
呆れるほどに。
呆れるしかないほどに、天乃が傷つくことになるだろう
それがより明確で、確実なものとなった今、
九尾が勇者部を罠にはめるようなことはあり得ない
もちろん、茨の道ではあるのだろうが。
少なくとも、天乃にとって無意味なことだけはさせないはずだ
沙織「覚悟は、出来てるんだね?」
園子「さーちゃん……もしかして」
沙織「あたしは、九尾と似たような力があるから」
だからね。と、少し申し訳なさそうに呟く
沙織「変わった事だけは分かってた。でも、久遠さんが万全じゃないと手を打てないから何も言わなかった」
それなのに。と、沙織は九尾へと目を向け、
どこか不満気に眉を顰めて、そっぽを向く
風「根拠がどうとか言ってたわよね、沙織」
沙織「うん」
風「天乃を慕ってない人が、いつまでも天乃に付いてくるわけがない。それが、根拠」
良くも悪くも天乃のためを思っている
だからこそ、今の天乃が最も好まないであろう勇者部を失うような結果にはしないという信頼がある
無理難題でも、それこそ、蜘蛛の巣の代わりにしっかりとした九つの尾を垂れてくれるだろうというほどに
友奈「奉火祭……どうなっているかわからないけど、間に合うんだよね? それなら、何とかしよう」
嘘なら嘘で何もなくてよかったと笑えるから
本当なら本当で、救えてよかったと笑えるから
友奈「笑うために、九尾さんを私は信じるよ!」
- 566 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 21:49:33.10 ID:0t78Mfl3o
-
事の重大さを知らずに明るく言う友奈を九尾は、もの言いたげな瞳で見つめてはいたものの、
声のない笑みを浮かべるだけに止めて、息を吐く
九尾「主らを失することで主様が苦しむことなど理解しておる」
それゆえに、
本来ならばこのまま忘れさせていてもよかったのだ
けれど、天乃の望みは違う
勇者部の望みも違う
だからわざわざ、天乃の回復を待ってこうして話を持ち掛けたのだ
九尾「主様の望みを忘れたわけではあるまい?」
東郷「ええ」
九尾「なれば、迷うことはあるまい」
夏凜が言っていたように、
嘘か真かどちらにしても
天乃の望んでいない結果をもたらす可能性があるのならば、動く
九尾の問いに、全員が黙り込む
もちろん、答えられないからではなく、答える必要さえないからだ
九尾「妾が小細工を打ち消してやる。刻限は近いぞ。行動に移せ。愚かなる娘共」
煽りか、意地悪か
九尾の不敵な笑みは病室に木霊して
勇者たちを微睡へと誘っていく
- 567 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 21:53:46.44 ID:0t78Mfl3o
-
√ 12月13日目 朝(病院) ※土曜日
13日の行動パート
1、夏凜達勇者部視点
2、久遠さん視点
↓2
※2の場合、勇者部の命運はコンマ判定にゆだねられます
※1の場合、場合によっては難易度が跳ね上がります
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/21(月) 21:56:13.09 ID:IwYegZHZO
- 1
- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/21(月) 21:57:11.31 ID:vcwcuX6n0
- 1
- 570 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/21(月) 22:11:03.80 ID:0t78Mfl3o
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
千景「いよいよね」
千景「難易度はベリーハード、エクストラ、マニアックから選べるわ」
千景「クリア特典は久遠さんとのエッチなことよ。やる?」
東郷「久遠先輩とのマニアックな性行為ができるって本当?」ガラッ
千景「貴女は耳の編集技術が高すぎると思うわ」
- 571 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/21(月) 22:20:29.32 ID:IwYegZHZO
- 乙
ついに勇者部の巫女救出作戦実行か
出来うる限り被害は最小限に、そして何よりも命大事に…!
- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 00:39:13.24 ID:7YGe7v6a0
- 乙
まあ久遠さんやれることないし無駄にストレスかかりそうだもんなあ
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 07:05:19.05 ID:cNo7dpG1O
- 乙
今回の夏凜ちゃん絶対に頭良いよね
- 574 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 20:30:41.22 ID:Qni/NNkDo
-
では、少しだけ
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 20:35:26.03 ID:FumJAgxqO
- かもん
- 576 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 20:52:53.39 ID:Qni/NNkDo
-
1日のまとめ
・ 乃木園子:交流無()
・ 犬吠埼風:交流無()
・ 犬吠埼樹:交流無()
・ 結城友奈:交流無()
・ 東郷美森:交流無()
・ 三好夏凜:交流有(もう少しエッチなことを)
・ 乃木若葉:交流無()
・ 土居球子:交流無()
・ 白鳥歌野:交流無()
・ 藤森水都:交流無()
・ 郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流有(赤ちゃん)
・ 九尾:交流有(奉火祭)
・ 神樹:交流無()
12月12日目 終了時点
乃木園子との絆 94(高い)
犬吠埼風との絆 114(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 102(とても高い)
結城友奈との絆 129(かなり高い)
東郷美森との絆 133(かなり高い)
三好夏凜との絆 159(最高値)
乃木若葉との絆 104(かなり高い)
土居球子との絆 51(中々良い)
白鳥歌野との絆 49(中々良い)
藤森水都との絆 41(中々良い)
郡千景との絆 51(中々良い)
沙織との絆 135(かなり高い)
九尾との絆 74(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 577 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 21:24:27.77 ID:Qni/NNkDo
-
√ 12月13日目 朝(病院) ※土曜日
友奈「…………」
勇者部の面々は、
示し合わせたわけでも、アラームをかけたわけでもないのに
全員が全く同じ時間に目を覚ました
眠っている間に浸透した九尾の力は、
奪われていた大事な記憶、救うべき人々の命を思い出させて
友奈は昂る感情をぐっと抑え込んで息を吐く
大赦がそうし向けたのか
神様による、厚意なのか
いずれにしても、怒って変えられることなんてないからだ
友奈「奉火祭……止めないと」
東郷「止めるというよりは、終わらせる。になりそう」
沙織や九尾から伝えられた情報が事実なら、
すでに奉火祭は行われていて、
巫女の命も刻一刻と削られて行っていることだろう
止めるんなんて生易しいことではない
完全に、ぶち壊しにする必要がある
そしてそれは、天の神に対しての強い反逆にもなる
- 578 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 21:46:10.83 ID:Qni/NNkDo
-
夏凜「壁の方までは瞳が車で連れて行ってくれるって」
風「理由話したの?」
夏凜「いや……何が起こってるかわからないだろうし」
瞳と連絡を取った夏凜は、
何が起きているのかは言わなかったが、
奉火祭というキーワードだけは使った
だが、それに対する反応は無知そのもので、
瞳が何も知らない状態なのは明白だった
九尾は瞳に対しての力を使うことはできると言っていたが、
勇者と違って一般人に等しいうえに、一応は大赦に勤務しているのだ
協力をしてくれるのなら無理に伝える必要はないというのが夏凜の考えだった
もちろん、場合によっては協力するからこそ真相を伝えるべきだとも思うが。
樹「それなら、ここから勇者の力で頑張らなくてもいいんですね」
九尾「別に、妾が連れて行ってやってもよいがな」
園子「九尾さんが協力的だと……やっぱりちょっと怖いんよ〜」
ニコニコと。
冗談ぽく言った園子は「天さんをお願い」と、言う
園子「私たちは全員で行かないといけないと思う。きっと、外は大変な状況だから」
- 579 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 22:03:58.56 ID:Qni/NNkDo
-
可能なら、若葉達精霊は温存として置いていきたいが、
奉火祭を壊しに行く勇者部はきっと盛大な歓迎をされることだろう
それが分かっていて温存できるほど、今の勇者部に余力はなかった
前のように不死に等しい力があるならば別だが、
それはもう、失われた過去の話
今の勇者は守ってもらえるのにも限りがある
けがを負うようなことはできる限り避けたい
だから、一応は非戦闘員としての立場にある九尾には残ってもらうのだ
もちろん、沙織にも
風「さて、と……それじゃ行きますか」
樹「久遠先輩には何も言わなくてもいいの?」
沙織「アタシが言うのもあれだけどまだお休み中だからね……仕方がないよ」
東郷「起きるのを待って遅れたなんて、口が裂けても言えませんし」
園子「帰ってきたらただいまって言えばいいんよ。ちゃんと、笑顔で」
神罰、神の祟り
それがあると分かっている今、それがどれだけ難しいことかという自覚はある
それでも、みんなが無事ならば言えるから
だから今は、自分たちの欲求よりもすべきことを優先する
- 580 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 22:23:21.99 ID:Qni/NNkDo
-
九尾「ふむ……行くならばこれを連れていくがよい」
夏凜「これ……?」
九尾の手は何かを持っているような形をしているが、
夏凜の目にも、誰の目にもそこには何もない
だが、何かがあるような感じがすると園子は呟く
園子「なに?」
九尾「火明命という主様に仕える精霊の一体じゃ」
友奈「火明命……?」
聞きなじみのない言葉に友奈は府議そうな顔をしたが、
九尾の言い方からして察したのだろう
東郷は「天の神側のですか?」と、口を開いた
九尾「いかにも。天の神……その上位とされている神と同種の力を備えた精霊。主らを確実に導いてくれるはずじゃ」
姿は見えない
でも、確かに感じる力を、夏凜はその手で受け取る
夏凜「頼むわよ。天乃のために」
そして、勇者部は病院を発つ
天乃の望みのため、救われるべき命を救うために
- 581 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/22(火) 22:24:23.28 ID:Qni/NNkDo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
火明命ようやくの出番
- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 22:32:40.52 ID:FumJAgxqO
- 乙
火明命、実は前作からいたけど中々活躍の場がなかったもんなw
その切り札的な力でみんなを守ってやってくれ…!
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 23:16:17.55 ID:OxUV/ELIO
- 乙
そういや沙織と若葉ってどうすんだろ
留守番?
- 584 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/23(水) 21:05:06.29 ID:W+GzUTfFo
-
では、少しだけ
- 585 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/23(水) 21:08:45.98 ID:W+GzUTfFo
-
今回の樹海難易度
最低1 最大0(10)
コンマ判定↓1
※デフォルトで+3
※ぞろ目ならデフォルト±0
- 586 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/23(水) 21:10:09.62 ID:3BJo7Xn3O
- あ
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/23(水) 21:10:17.31 ID:R+NLtyLbO
- たのむぞ
- 588 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/23(水) 21:43:36.22 ID:W+GzUTfFo
-
世界を囲う壁の外
煉獄に包まれた世界は吸い込む空気でさえ、
肺を焼き尽くすのではないかと恐ろしくなるほどの暑さだった
漂う無数の星屑たちと、ひと際大きなバーテックスの成り損ない
風化し、崩れ去っていく風貌の亡骸は敵意を感じさせることはないが
その不気味な威圧感は勇者部の皆に息を飲ませる
夏凜「……火明命?」
そんな中、九尾から手渡された力の流れを感じた夏凜が導かれるように顔を上げる
足の踏み場などないかのように燃え盛る獄炎
そのところどころから延びる火柱の終着点に、夏凜の視線は留まった
園子「あれは……なんだろう?」
東郷「率直に言うなら黒い穴ね……」
園子の疑問と、東郷の呟き
見たことのない光景に、さすがの二人もそれ以上のことは言えないのだろう
観察するように眉を顰めたものの、言葉は続かなかった
樹「沙織さん達なら、わかったのかな」
風「九尾くらいは連れてくるべきだったかもね」
- 589 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/23(水) 22:20:57.53 ID:W+GzUTfFo
-
若葉「いや、むしろ連れてこなくてよかったというべきだな」
千景「活路は私達で切り開くわ。勇者部は全力で向かいなさい」
先駆けとして、殿として
勇者部が巫女を取り戻いに行くための礎となることを決めた天乃の精霊である若葉達
その中の一人、球子は自分の武器を手に、悩まし気な表情を浮かべる
球子「本当に良いのか?」
夏凜「なにが?」
球子「帰理のことだ。行きはタマのこれを本気で使えば送り出せる。でも、帰りは……」
園子「えへへ〜たまっちは心配してくれてるんだねぇ」
でも、大丈夫だよ〜と、園子は笑う
巫女を連れて帰ること前提の園子たちは当然ながら―連れていなくてもだが―歩いて帰ってくるなんてことは不可能だ
そのため、向かうために球子の力を借りて力を温存し、
帰りは園子の満開を用いて帰ってくるというのが今回の取り決めだった
だが、満開を使えば園子を守ってくれる力は失われてしまう
それ以降は、本当の意味で命がけの戦いになってしまう
だからこそ、球子は確認をしてくれたのだ
樹「園子さんは私たちの命を守るために力を使ってくれる。そのために消費した力の分……ううん、それ以上に私たちが頑張りますから」
友奈「勇者部五箇条ひとーつ!」
風「なせば大抵ーっ!」
園子「なんとかなーるっ!」
心配と、不安
打ち消すような高らかな声が、地獄に木霊した
- 590 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/23(水) 22:22:29.13 ID:W+GzUTfFo
-
では、短いですがここまでとさせていただきます
明日は所用でお休みとなりますが
可能であれば、本日作成予定だったマップを展開します
- 591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/23(水) 22:34:09.07 ID:R+NLtyLbO
- 乙
原作に比べれば支援に恵まれてるし難易度もある程度は抑えられて今のところは大分ツイてるかもな
あとは生きて帰ってくることだ…頑張れ勇者部
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/23(水) 22:48:04.59 ID:XaoKvSn7O
- 乙
幸先はいいな
- 593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/25(金) 21:46:32.58 ID:C5ac0rLXO
- マダカナー
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 07:11:21.21 ID:x/HaYUjBO
- 昨日も休みだったか
- 595 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 21:01:15.33 ID:BSitUnUzo
-
すみません
昨日は所用でお休みとなりましたが、本日は少しだけ進めていきます
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 21:02:23.38 ID:u5QEXfngO
- 待ってたぞー
- 597 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 21:06:59.75 ID:BSitUnUzo
-
戦闘用
初期値
結界外マップ:https://i.imgur.com/ayOQxSJ.png
- 598 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 22:08:32.52 ID:BSitUnUzo
-
球子「分かった……それなら仕方がないな」
ここまで来たのだから
止めることなんて無駄だと分かってはいたけれど
確かめる必要なんてないと明白だったけれど
球子は改めて覚悟を聞き、強く頷く
球子「だったら、後はもう……頑張れ」
命の大切さを知っていて、
守ることの難しさを知っている
それでも、たった一人の少女のために尽くそうとする意志
その礎となれるのなら、
過去の挫折も、今ここにいることにも
きっと意味があったのだろう
千景「……土居さん、私たちがここで終わる理由にはならないことを忘れないで」
球子「っ」
千景「雇い主の願いだから。守ってあげるわ」
園子「……家に帰るまでが遠足。それを忘れたらダメなんよ」
球子「分かってる」
球子はもう一度頷くと、旋刃盤を振り上げる
球子「こい――輪入道!」
急激に巨大化した武器は周囲にいた星屑を容易く屠った
- 599 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 22:29:10.60 ID:BSitUnUzo
-
球子「乗れ!」
東郷「お願いします」
友奈「タマちゃん、若葉さん達も、みんなも無理はしないでね」
歌野「ノープロブレムよ、結城さん」
大物もいるには居るが、数は少ない
殆どが何度も戦い、因縁もある今では星屑と呼ばれる小物たち
数が多いのは脅威だが、
歌野達だって一人ではないのだ
そしてなにより、神樹様ではない強い力を借り受けている
慢心はしないが、恐れもしない
樹「行ってきます」
千景「行くならさっさと行きなさい。土居さんの開いた活路が無駄になる前に」
球子「いっくぞーっ!」
巨大な旋刃盤を手にした球子は、
その大きさと小柄さに釣り合わない勢いで旋刃盤を放り投げる
樹たちの驚きは置き去りにされて消えていく
群がる星屑をものともせずにただ突き進んでいく己の武器を眺める球子は、
満足そうに笑う
球子「……頑張れ」
- 600 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 22:52:32.14 ID:BSitUnUzo
-
若葉「さて……どれくらい頑張れる?」
球子「無論、死ぬまで。だな」
千景「死ねないものね」
くすっと笑いながらつぶやいた千景は、
自分の鎌をくるりと回して臨戦体制へと移行する
歌野は自信たっぷりに言っていたけれど、
今と昔では敵の強さだって変わっている
何より、自分たちが強くなっていたとしても、人数的には西暦よりも少ない
もちろん、歌野からしてみれば充実しすぎていると言えるほどなのだろうが。
千景「……白鳥さんは、尊敬に値するわね」
歌野「ホワイ? なぜ今?」
千景「今、そう思ったからよ。他意はないわ」
当然、フラグを立てるつもりもない
若葉「千景! 楽しく話すなら帰ってからだ――来るぞ!」
巫女の救出へと向かった勇者部
そして活路を開き、守らなければならない西暦の勇者たち
それぞれの戦いが始まるのだった
- 601 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/26(土) 23:18:00.11 ID:BSitUnUzo
-
では、短いですがここまでとさせていただきます
明日はできれば通常時間から
勇者部パートに移行
戦闘はオート、勇者部パート終了後に判定
残存敵勢力を全滅するか無視するかは選択
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 23:40:00.00 ID:u5QEXfngO
- 乙
みんながいれば負ける気がしないな
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 00:17:15.66 ID:MvB9UHhj0
- 乙
ここまでは順調
- 604 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 22:05:17.58 ID:fjKH5m4so
-
では少しだけ
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 22:31:48.89 ID:bECBIhhbO
- 来てたか
- 606 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 22:37:35.86 ID:fjKH5m4so
-
勇者部のみんなが入り込んだ黒い穴
所謂ブラックホールの行きつく先は、暗くも明るい不思議な世界だった
風「これ……」
明るく見える粒子のようなものは液体で
液体なのに、水ではない
犠牲になろうとしている巫女たちの記憶らしき断片のようだと、園子は呟く
樹「私たちの中から記憶が消えたのは、これが原因なんでしょうか?」
東郷「記憶と存在の概念を結合し、記憶を抽出することでそもそもの存在を認知させなくした……と?」
風「理屈は良く分かんないけど、あんまり長居するべきじゃないってことだけは分かるわね」
東郷「…………」
ここにある記憶達は、もしかしたら自分のものだったかもしれない
選択肢の一つとして存在していたことを考え、表情を暗くしてしまう東郷の方を、友奈が軽くつかむ
友奈「大丈夫だよ。東郷さん」
東郷「友奈ちゃん……」
園子「そうだよ〜わっし〜」
東郷「そのっちも……」
- 607 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 22:58:10.98 ID:fjKH5m4so
-
友奈と園子
二人とも自分の考えに気付いてるというわけではないかもしれない
けれど、その言葉は確かに東郷を勇気づけてくれるものだった
東郷「そうね、ええ……そうだわ」
自分は何をしにここに来たのか
滅入ってしまいそうな考えを振り払い
持ち込んだ強い意志を再燃させて瞳に力強さを取り戻す
東郷「ごめんね、弱気になって。行こう」
友奈「うんっ」
夏凜「……火明命の力が強くなっていってるわ」
樹「何か変わっているようには、見えないですけど……」
でも、夏凜さんには感じられるんですね。と、樹は続ける
天乃の力に最も近い夏凜だからこその感覚
それを信じない理由はなかった
夏凜「こっから先がやばそうね……みんな、気を引き締めなさいよ」
風「ん……って、そういうのは部長のあたしが――」
園子「早い者勝ちなんよ〜」
気を引き締めて。
でも、極端にはならずにいつも通りの調子で
勇者部は先へと進んでいく
- 608 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 23:24:59.21 ID:fjKH5m4so
-
進んでいった先は、先ほどまで居た空間よりも神聖さに満ち満ちていて
その分の禍々しい独特の雰囲気が感じられて。
夏凜「!」
園子「わっわわわっ! 私が飛んでいく〜っ!」
幽体離脱のような現象が全員に起こっていた
火明命の力による庇護下にあっても
その制約を完全に免れるということはできないらしい
夏凜「……そもそも、導くだけだったはずだしね」
孤立する体は霊体となった夏凜達へと細い糸でつながっており、
断ち切られてしまえば永遠に戻れなくなる可能性がある
夏凜「……時間はない。か」
少しずつだが、霊体の一部にはもうすでに危うげな浸食が始まってきており、
先ほどの空間で守られていた部分が影響を受け始めているのだと感じた夏凜は、
同じく、自分の体に置き始めている異変に目を見開く樹達へと声をかけた
夏凜「時間がないわ。幸い、すぐそこで儀式が行われてるみたいだから、ささっと回収して逃げましょ」
- 609 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 23:35:39.12 ID:fjKH5m4so
-
自分たちに対する影響にばかり目がいっていたが、
奉火祭が行われている現場は今まさに目の前にあった
円盤型の、不可思議な何かにとらわれている六人の巫女
その背後では恐らく霊体の方なのだろう
真っ赤に燃え盛る炎によって、燃やされてしまっている
儀式……生贄
まさしく人柱と呼ぶにふさわしい惨状を前にして
怖気づく者はこの場には居なかった
樹「目の目にいる巫女さんを連れ帰りましょう!」
風「そうと決まれば一気に行くわよ!」
東郷「確実に天の神による干渉はあるはずですが……久遠先輩とエッチなことができると思えば、無問題です」
園子「変わらないね〜」
友奈「それが東郷さんのいいところでもあると思う」
場の空気、事の重大さ
それらを払拭するような明るさで、友奈たちは最大級の反逆を開始する
人類の存亡をかけた奉火祭という願いを挫き、
天の神へと捧げられるはずだった供物を奪い取る
夏凜「……せーのッ!」
みんなが並び、そして……囚われた巫女の体を掴んだ
- 610 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/27(日) 23:50:39.22 ID:fjKH5m4so
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日は所用でお休みとさせていただきます
再開は明後日、できれば通常時間から
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:30:41.03 ID:C9EDLBf50
- 乙
さてどうなるか
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 00:41:48.44 ID:VSoAgT2zO
- 乙
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 17:56:45.24 ID:CV5qeFFlO
- そういやプリキュアの出産がガチだったけど久遠さんもガチで同じピンク髪だしタイムリーだったわ
あり得ないけどスタッフおるん?って思ってしまった
- 614 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 21:35:12.30 ID:Jmgh7a44o
-
では少しだけ
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 21:43:00.76 ID:bsjjLwvNO
- かもーん
- 616 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 22:14:24.21 ID:Jmgh7a44o
-
夏凜「ッ!」
円盤型のそれに触れた瞬間、凶悪な何かが流れ込んでくるのを感じた
天乃から請け負った穢れ
それと似て非なる毒々しささえ感じる異様な感覚
触れ続ければ確実に害を及ぼすと本能が感じ取り、身を引きそうになる
けれど、夏凜は強く歯噛みして巫女の体を掴む
放すまで放さない
敵対心をむき出しにしての強引な力に対抗するかのように、
霊体となった体を冒す穢れ……神の祟りは凶悪さを増していく
締め付けられるような痛み
吐き気を催す息苦しさ
それでも夏凜達はその手を休めることはない
傷つくことも、苦しむことも
これからとても大変な目に合うことなど承知の上なのだ
自分の体が穢れに冒され、神罰ともいう祟りに見舞われることも覚悟の上なのだ
自分の体に刻まれていく刻印など、気にすることない
風「こぉぉんのぉぉぉぉーっ!」
少し離れたところで聞こえる風の雄たけび
引かれるようにこもった力で夏凜達は勢いよく……囚われていた巫女を引きずり出した
- 617 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 22:42:19.71 ID:Jmgh7a44o
-
友奈「っ……」
霊体であるせいか刻印による影響を強く受ける友奈は、
巫女の少女を抱え上げようとして、よろめく
浮遊している状態でなければ昏倒してしまうような不安定な感覚
目を強く瞑って、深呼吸
それでも治らない不快感を飲み込み、体に力を籠める
友奈「っは……はぁ……」
樹「友奈さん……大丈夫ですか?」
友奈「うん……大丈夫っ」
樹の心配そうな声に、友奈は笑みを浮かべる
大変なのは自分だけではない
目の前にいる樹も隣にいる東郷も
夏凜達だってみんなの胸に同じ刻印が刻まれている
痛みと苦しみは……皆同じだ
園子「はぁ……はふぅ〜」
その中でもひときわつらそうな息を吐く園子は、夏凜の方を見つめる
特段、影響を受けているようなそぶりは見えなかった
- 618 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 22:50:23.70 ID:Jmgh7a44o
-
園子「にぼっしーは、平気?」
夏凜「ん……いや、平気ってわけじゃないけど」
天乃……いや、300年前の陽乃による影響か
思っていたよりは、症状が軽かったのだ
もちろん、その陽乃による加護も永久ではないだろうし
それが失われれば、どれほどか分かったものではない
夏凜「久遠家様様って感じだわほんと」
茶化すように言って、痛む胸に手を当てる
夏凜「とにかく、急いで連れ帰るわよ」
風「そうね……若葉達も心配だし」
東郷「そのっち、本当に良いの?」
園子「うん。ずっと寝てたからね〜その分張り切っていくよ」
東郷の満開でも、移動手段として機能する
それでも園子は自分の力を使いたいと、願い出る
勇者部に殆ど任せてしまったのだから、少し申し訳は貢献したいと
夏凜「霊体が影響を受け始めている以上長居も無駄話もしてられない……まずは体を取り戻してから全速力で撤退」
頼むわよ園子
そう言って信頼をぶつける夏凜に、園子は満面の笑みで頷いた
- 619 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 22:51:56.89 ID:Jmgh7a44o
-
若葉たちの戦況判定 ↓1
最低 1 最高0
※ぞろ目ならボーナス
※0に近いほど、状況は良
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 23:05:03.53 ID:iMu44H/jO
- あ
- 621 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/29(火) 23:10:44.55 ID:Jmgh7a44o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
戦況は少し悪い
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 23:23:22.48 ID:yhtOXYmcO
- 乙
頑張れ精霊組
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 23:31:23.19 ID:bsjjLwvNO
- 乙
あとは撤収するだけだな
- 624 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/30(水) 21:43:21.55 ID:kg48ztdyo
-
では、少しだけ
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 21:44:33.86 ID:h53tc1c6O
- いえす
- 626 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/30(水) 22:21:13.73 ID:kg48ztdyo
-
夏凜達救出組がまだ別の世界から戻ってきていない一方で、
天の神の力に満ち満ちた世界に残った若葉達とバーテックスの戦いはかなり厳しい状況だった
天乃がいない以上、力の一時的な消失による休息なんて言うことは不可能だ
ゆえに、全力での戦闘における持久力は非常に心もとない
それに対してのバーテックスは無尽蔵
名の通り星の数ほど湧き出す星屑と、集合体であるバーテックス
終わりがあるとも知れない戦いは、若葉たちの体だけでなく精神的にも疲弊させていく
若葉「……くっ」
軽く躱すことのできた攻撃が避けきれない
防ぎきれた衝撃に体がよろめく
精霊であっても消耗すれば人間のように衰えていく
若葉「夏凜達は……まだか」
千景「向こうがどうなっているのか分からないけれど……場合によっては私達以上に大変な可能性もあるわ」
いえ……大変ね、と
千景は自分の言葉を訂正して呟く
- 627 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/30(水) 22:42:12.20 ID:kg48ztdyo
-
千景「戦闘力のない巫女を連れてくるのだから、道中の厳しさは防衛するだけの私達より厳しいはずだわ」
若葉「……分かっている」
分かってるさ、千景
若葉は大きく息を吐き、傷ついた体に力を込めて真っ直ぐ立つ
激しい嫌悪感に襲われそうなぶよぶよと太った丸い塊の蠢き
それを一度視界から消し去って、千景を見る
若葉「弱音を吐くなと言いたいんだろう?」
千景「別に、貴女が人に踏まれて散るような【雑草】なら構――」
歌野「ノーット! 郡さんそれは違うわ!」
クスリと笑う千景に対して反応したのは、
若葉ではなく、歌野だっただ
まさかの横やりに身を引く千景に、歌野は余計に詰め寄る
歌野「ウィードこそ根性ある……というより粘り強いわ! 抜いても抜いても生えてくる!」
千景「っ」
歌野「だからこそ、良い意味で使うべき。雑草がただの邪魔な草みたいな考えはノット! OK!?」
千景「お、オーケーよ……分かったわ」
歌野「でも、邪魔なのは事実なのよねぇ」
千景「……どっちなのよ」
- 628 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/30(水) 22:52:36.40 ID:kg48ztdyo
-
球子「悠長に話してる時間はないぞっ!」
若葉「っ……流石に勇者部のようにはいかないか」
千景「あの子たちだって、十分頑張っていてこそだもの」
西暦時代に比べれば、恵まれている部分も多かったことだろう
だがその分の苦労はあった
苦難はあった
それを乗り越えるために力をつけてきたのだ
戦いの合間の気を確かめるような声の掛け合いは、
それがあってこそのものだ
千景「……だからこそ、羨ましく思う」
自分が、愚かだったのだと強く思う
西暦時代、今のような考え方ができていたのなら
きっと、あの時大切だったものは守ることができたはずだからだ
しかし、その後悔は取り消せない
でもだからこそ、今一度その後悔の念に囚われないために
千景はここで、力をふるうのだ
- 629 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/30(水) 22:53:37.18 ID:kg48ztdyo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
夏凜達の帰還と、マップの修正
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 23:13:01.57 ID:h53tc1c6O
- 乙
西暦組も頑張れ…!
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 02:12:44.95 ID:17wYPSPgO
- 乙
早く帰ろう
- 632 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/01/31(木) 22:04:30.69 ID:SY3Tqx20o
-
すみませんが、本日はお休みとさせていただきます
明日、出来れば通常時間から
一応、戦闘中のMAPだけは出しておきます
→【https://i.imgur.com/T0Xy9UG.png】
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 22:10:48.76 ID:jZQ+xQWpO
- 乙
- 634 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/01(金) 22:53:41.24 ID:ENC9oRzao
-
では少しだけ
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/01(金) 23:21:23.74 ID:63VAkNi5O
- あいよ
- 636 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/01(金) 23:44:07.72 ID:ENC9oRzao
-
若葉「全員固まれ! 各個撃破だけはされるなよ!」
千景「乃木さんが一番突っ走りやすいのだから、貴女さえ一緒なら大丈夫よ」
若葉「良く言ってくれる……っ」
トンッ……と、背中がぶつかる
かつて合わせ、対立した仲間の頼もしい感覚に
若葉は場の緊張感と絶望感にそぐわない明るい声で答える
その昔、ひなたと目の当たりにしたこの光景は絶望的で
対抗しようという気力が根こそぎ奪われるような思いだった
けれど今は違う
絶望的であっても絶体絶命ではない
戦うための力はここにある
戦う理由はここにある
だから、若葉は諦めることはない
若葉「天乃に比べればましだろう?」
球子「どっちもどっちだな。特に、最初の頃の若葉だったら若葉がアウトだな」
若葉「ぐっ」
千景「先陣を切っていくあの危なっかしさ。今の私から見ても、あれはないわね」
若葉「今精神に攻撃しないでくれっ!」
- 637 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 00:39:02.17 ID:/PXjAtcXo
-
戦闘中にもかかわらず、
茶目っ気のある会話を繰り広げる若葉達は、
群がりつつある星屑たちの動きが一瞬、止まったのを感じ取った
歌野「……わっと?」
千景「ほんの一瞬、鈍った?」
若葉「私達よりも優先すべき何かがあった。ということだろうな」
近づきつつある一団
その一部が唐突に方向転換を試みるのを視界の端に捉えた若葉は、
確信をもって、笑みを浮かべる
若葉「……ここからが本番だ」
行けるか? と、若葉は問う
千景「ええ、問題ないわ」
歌野「巫女さんがいるなら一般人を護衛しながらになるわ。戻ってきた勇者部のみんなもどれくらい傷ついているか……」
でも、やるしかない
頑張るしかない
生き延びるのだと、歌野は武器を握る手に力を籠める
園子「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
それとほとんど同時に、園子の全力の叫びが……何かへと繋がる空間から飛び出してきた
- 638 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 00:43:31.47 ID:/PXjAtcXo
-
短いですが、時間も時間なのでここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
可能なら、明日で戦闘区域からの離脱
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 00:52:08.10 ID:4DxCYAQnO
- 乙
これはもう余計な戦闘しない限り勝ち確定か
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 01:08:12.72 ID:1oqKnfrO0
- 乙
まあ戦力は結構なもんだし作戦も練ったからな
- 641 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 20:31:48.78 ID:/PXjAtcXo
-
では少しずつ
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 21:12:31.33 ID:dKjsJwWjO
- きてたー
- 643 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 21:29:09.92 ID:/PXjAtcXo
-
夏凜「樹、踏ん張りなさい!」
樹「だい―――じょうぶっ!」
園子の満開は乗り込むことのできる形にはなっているが、
勇者部6人に加え、6人の巫女というのは当然ながら手狭だった
さらに、巫女の意識は戻っておらず踏ん張りも聞かない
夏凜達もそれぞれ巫女を支えようとしてはいるが、
加わる無意識な少女の重みは辛い
それを補うための、樹の力
張り巡らされたテント上の緑色の光が、浮き上がるみんなの足を引き、抑える
風「バーテックスの数は……園子、このままいける!?」
園子「ちょっと難しいかも」
飛び出した瞬間から群がる星屑
視界を埋め尽くすほどの数に園子は無理を言わずに答える
無茶はするが、慢心はしない
ここで強気に出て折れるのは致命的だからだ
- 644 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 22:15:13.30 ID:/PXjAtcXo
-
東郷「私の迎撃にも限界があります……満開を使えば手は足りますが」
行くべきか、どうか
思案する間にも、時間は流れる
迫る星屑の勢いと数は増し、
突破する難易度も引き上げられていく
若葉たちの力はすぐそこに感じるのに
神樹様の輝きはすぐそばに見えているのに
とても遠い場所のように思えてくる
風「園子、星屑を何とかできれば行ける?」
園子「うん、いける……けど」
風「だったら……ここは、あたしが矛になるッ!」
風は躊躇なく、自分の大きな剣を握る
風の満開は、巨大化するだけであり
東郷や夏凜達と比べれば地味なものだと言えるだろう
だが、それゆえに盾となり、矛となる
園子の満開によって出現した船の全速力に矛が備われば突破できることは確実だ
だが、風を守る精霊の力はなくなってしまう……
1、風の満開で突破する
2、戦闘を行いつつ突破する
3、東郷の満開で突破する
↓2
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 22:31:07.19 ID:dKjsJwWjO
- 1
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 22:35:31.90 ID:Okt+F9FqO
- 3
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 22:35:35.82 ID:iWQtwWOP0
- 3
- 648 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 23:20:23.97 ID:/PXjAtcXo
-
東郷「待ってください!」
風「東郷?」
東郷「満開は、私が担当します」
友奈「東郷さんっ!?」
東郷「………私が、担当します」
東郷が満開をすることによって、移動要塞が増える
一部の巫女と勇者をそちら側に移すことで、
手狭だった空間が広くなり、対策が取りやすくなる
なにより東郷の砲台は無数にいる星屑に対しては非常にいい手だ
だが……と
風は少しだけ渋る様子を見せ、唇をかむ
それは言う意味のない言葉だと、飲み込んだ
風「分かった。考え込んでる時間はない……東郷、いけるわね?」
東郷「もちろんです。風先輩」
東郷は風のことばに頷き、胸元の勇者のマークに手を宛がう
- 649 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 23:31:59.91 ID:/PXjAtcXo
-
風の力は言葉通り切り開くための力
今こそ輝けるときかもしれない
しかし、ここで戦いは終わりではない
まだ、続く
その時に道を切り開くことのできる力は重要だ
みんなを守ることのできる力が必要だ
だから、風にはやらせない
東郷「行きます――満開ッ!」
東郷の力強い声に呼応して集う光は船……否、戦艦を形作る
複数の砲台を持ち、
浮遊する迎撃兵装をも兼ね備えた移動要塞
多勢に無勢を覆す、東郷の力
東郷「全砲門前へッ!」
東郷「うちーかたはじめーッ!」
そのすべてが、目の前に広がる障害を一掃する
- 650 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/02/02(土) 23:38:13.54 ID:/PXjAtcXo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から
予定:明日で戦闘終了、久遠さんとの交流
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 23:40:51.15 ID:dKjsJwWjO
- 乙
わっしーとそのっち大活躍の巻
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/02(土) 23:48:49.04 ID:1oqKnfrO0
- 乙
無事で終わってくれ
461.94 KB Speed:0.3
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)