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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2

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356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:12:38.41 ID:ImxAf+udo
好戦的
357 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:23:00.72 ID:1m3OiQAO0
3:襲撃準備開始

しばらく考え込んでからキャスターはニヤリと笑う。

「とりあえず、けしかける準備をしてみるかな」
「えっ、最初からやるんですかぁ!?」
「何を言ってるんだか、誰もいない市場を開拓して手に入れるってのが商売の基本だぜ?」
「こ、これは商売じゃなく」
「戦争だってんだろ? 分かってるよ。でも、結局はパイの奪い合い、最初に手に入れた者が有利なのは変わらないさ」

ジャラジャラとどこからともなく宝石を出しながらキャスターは嗤う。
その宝石はどれもが高度の魔力の結晶であり、そのどれもが魔力炉となり得る産物。

「僕たちにはそれを乗せる道もある、案内人もある、そうだろ? マスター、そして歪な怪物」
「カイブツイウナシ」
「それは、そうですけど……」
「なら決まりだ。まあ色々と言ったが正直なところ」

夕陽の一片が地平に消える。反射する光が無くなってなお宝石は光輝く。

「僕は僕の宝石の美しさを英雄共に見せつけてやりたいのさ!」


直下、襲撃対象陣営

1:暗
23:騎
4:狂
56:槍
7:弓
89:剣
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:23:23.20 ID:ImxAf+udo
さて
359 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:28:27.47 ID:1m3OiQAO0

0:特殊判定だぜ

                  ,、__,,,、_,_            ウッ
              ,ィ`'´f ))゙' ノ ソー、          クックックッ クックックッ
             〃゙   ヾ 人'/   ゙'´⌒)          クックッ フヒヒヒ
             {、ー'  ハ ト、,‐ l ,ノ! ' il|(
              {彡, ソノ リ ヽ__レ'゙ヘ'`,_ _ \      フッフッフッ
             f,ー、ト、‐r;-ァ (rュァ'゙|ノ`ー、,ゝ ヽ       ホハハハ フフフフ
            __}lり ; :' ̄u _〉 ul \ 入 `、 {    ヘハハハハ フホホアハハハ
          /´/l。ゞ-i r_-_-_‐_ァ /、,:':.ヽ Y ,l }
     __,, -'´,´く l ゝレ' 、uヽ、__.ノ ,'、∨/.:.} l ソ/      ハハハハ フフフ
,--一''´- ‐  ̄ノ ヽ\ ヘ ヽ、 `;´/ ,' /,..,:. { ノノ´    フハハッ クックックッ
 -一 /-‐´ ̄二ニ ∨`,,     `ー ' /,、.:.:/.:.:;}           ヒヒヒヒヒ ケケケケケ
  _, '´..:.:: , 二 _ー‐-- ゝ、`ー-、_,;;:' (//.:.:/::.,`ヘ、       ノォホホノォホ
/ ..:.::::::/ . ..  `ヽ  、ヽ´ ̄ ゙ ー‐-ソ.:.:,'.:'´.:.:.:..:'´ ̄ヽ
 / .:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:;:''"´ \ヽ,'´...:.:.:.:::.:::..,ヘ::::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:...:..:.\ ヘラヘラ ヘラヘラ アヘ アヘ アヘ

直下

123:ダブルブッキングです
456:そういやブ男の使い魔どうなったの?
789:逆探知されてるんだな
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:29:52.54 ID:S7qac+t10
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:29:57.93 ID:d8BnKhTBo
特殊判定で出てきた鯖が振り回されるのは面白いぜ
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:32:53.07 ID:g6gP/9cc0
アブドゥルがコンマに愛されている
363 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:42:38.38 ID:1m3OiQAO0
4:使い魔共は……?

ズアッと高らかにポーズを決めるキャスターに、馨が恐る恐るという様子で手を挙げる。

「どうした、マスター」
「えっと、襲撃はいいんですけどぉ……、そのぉ……、あの生徒会室に送り込んだ使い魔って今、どうなってますぅ……?」
「……あー、そうだね、いや、なんだ、忘れてたわけじゃないんだ、襲撃しようって思いついた段階で制御は外れてるから」
「……勝手に動いてます?」

馨の質問にキャスターが力強く頷く。

「そういうことになるな!」
「それってダメですよねぇ!?」
「バカジャネーノ?」

二方向からのツッコミにキャスターがやれやれと首を振る。

「やってしまったことは仕方がない、前を向いて進もう」
「いや、そういうことじゃ」
「安心しろよ、生徒会室からは逃がした」
「そういうことでもなく!」
「コリャダメダ」

結局話し合いの結果、まずは使い魔の動向を探りつつ、可能なら襲撃という方向転換を余儀なくされたのだった。

「まあ、明日の朝までには動きを止めると思うんだが……」
「それでもですよぉ!」


【この夜ターンに限り、キャスターの使い魔が学園内をうろつきます。発見すると何かしら遭遇等のイベントが起こるでしょう】

【他陣営の行動描写を終了します……】



【二日目・夜(一ターン目)】

さて、夜も更けました。ここからは戦争の時間です。

「では行くか」
「ステイ、行動方針を確認しましょう」
「……そうか」

放っとくと何するか分かりませんからね……。とりあえず他陣営の情報が全くないこの状態、情報収集は基本です。
とっかかりになりそうなのは、夕方の使い魔。アレを探れば何か分かるかもしれませんが……。

「ただ、なんとなくアレに巻き込まれると面倒なことになりそうでもあるんですよね……」

だからといって行動しないのも、アドバンテージを取られます。
アサシンもうずうずしてますし、何かしら動かねば


直下、何をしますか? 【二日目・夜(一ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:夕方の使い魔を探してみる
5:自由安価
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:43:38.04 ID:d8BnKhTBo
せっかくだし4
365 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:46:55.92 ID:1m3OiQAO0
4:使い魔を探してみよう

……探しますか。

「アサシン、昼の使い魔の話はしましたね?」
「ああ、聞いた」
「とりあえずそれを探してみようと思うのですが」
「分かった」

本当に分かってるんですかね?

「俺は鼻が利くからな」

……本当に分かってるんですかね?


直下、使い魔探し。5以上で発見【一回会った】+1
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:47:48.08 ID:d8BnKhTBo
6割かー
367 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:52:15.70 ID:1m3OiQAO0
8:見つけた!

学園の中を探すこと少し、一瞬隠し持っている頭骨が震えたような感覚が。
こういうときは何かがあります。アサシンに制止を命じ、周囲を探ると、いました。
グラウンドの方向に微妙に人とはズレた動きの影。間違いありません、夕方の使い魔です。

「アサシン、見えますか?」
「マスターには見えないのか」
「あー、いえ、そうではなく。とりあえずその返答なら見えるんですね、もういいです」

目標は発見できました、今はアサシンもいますし、取り押さえる、でいいんですよね……?


直下、使い魔イベント

123:接触
456:遭遇
789:発見
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:52:49.72 ID:S7qac+t10
ほい
369 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/21(金) 23:58:21.65 ID:1m3OiQAO0
2:ブッキング!

「流石に私自身で向かうわけにも行きません、アサシン、頼めますか?」
「ああ、任せてくれ」

それだけ言うとアサシンは風のように奔り出します。流石に速いもんですね、と感心していると。

「……? あれは?」

使い魔を目掛け走る影がもう一つ。……つまりこれは。

「別の陣営! なんてことでしょう! まさかこんな場面で!?」

これは非常に危険です、こっちは何の準備もしていない状況、しかし、逆に言えば相手側もそうかもしれません。
接触を避けることも考えましたが、この速度ではアサシンへの指示も間に合いませんしそもそも既に見られています。
とにかく今できることは……。

「相手をしっかり見ること、しかありませんね……!」


直下、接触相手

1:魔
23:騎
4:狂
56:槍
7:弓
89:剣
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/21(金) 23:59:57.65 ID:ImxAf+udo
どうだ?
371 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/22(土) 00:10:19.31 ID:Baap97G/0
【槍、決めてなかったのでランダムで決めちゃいますか】

5:ランサー

直下、ランサー

123:勇ましいイイ女
456:ちょっとわがままなイイ女
789:眼鏡の似合うイイ女
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:11:57.08 ID:necbLH16o
373 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/22(土) 00:23:13.71 ID:Baap97G/0
8:眼鏡の似合うイイ女

アサシンの前に走り出したのは、おそらく女性。得物は……。

「誰だ」
「これを見たら分かるでしょ?」

ぶんぶんと振り回す長物。身の丈ほどもある赤黒い槍。つまりは、ランサー!

「槍だな」
「ありゃりゃ、それはそうなんだけどさー」
「? 槍じゃなかったのか?」
「いや、そういうことじゃないんだけどね? ……ま、いっか。ここで出会ったのも何かのご縁、話し合うよりも上手く相手を分かり合うためにさ」

女がギラリと獣のような笑みを浮かべた。

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.   |′ !| .:.:./.:/.:.: ' '.:. /  |:.′!:.:i             /く、___\_W:.:\:.\:.:. \リ
       |:.:./∨:.:.:.j:.:.:./   :|:{ 八{           // Y⌒ヽ ̄ ̄`ヽУV :.:.\:.\:.:.:ヽ
       | :′ V:.:.ハ:.{   ノ\、 \        ,/〈彡へ''ソ    ///  ∨.:∧:\:.丶:.:.\
.      八{   ∨  ',    Y⌒ヽ、、  、{ {  // 、____彡'//    ∨.:∧ : \:.丶
         \ /\'//ハ   {{ ∩Y__辷ー-ミ=く く            /      ∨.:∧:.:.:. \
.         // /////ハ/´ Vソ    `ヽ才ー气_____,, ´     ′  V.: ∧ :/
      ////////〈 く ヽ`ミ===彡'  /`ヽ:.:.:..               /    W.:/
      /////////'/,` \_\    /   j:.:.:..           /}  / : : : : :.才   />
.   / / .:.:.:.://// ////,|    ̄ヽ ̄       ヽ    __彡イ / /: : : :/   く/
. /   ハ.:.:.:.:.:./  ///ハ:!     \    、___彡"´   ,ィ/ /.: :./  />
     i .:.:.:.:.〃  〃//′ ',     `ミ>.、  \YYY^Y^Y^ソ /: : /   //   . : : : : .
     | .:.:.:/    /:.:./     ',    く\ `'<ミ>.、` ー==彡/\:/   ///    . : : : : : : .
     | :.:/    /:.:.:.′    ',     \\  `'<ミミミ>ー‐< `ヽ::i  :|!::|   . : : : : : : : : .
     |.:/    /:.:.:/        \    \\    `'<ミミミ>、\ :}:|  :|!::|  . : : : : : : : : : .

「殺し合おっか! 楽しめたらなお最高だけどね!」


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく日曜日の同じくらい。ランサーとの戦闘に移るか回避するかの選択からでしょうかね】
374 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/22(土) 00:23:50.21 ID:Baap97G/0
【ランサーのステータスを公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ランサー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???              【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:B     【耐久】:C      【敏捷】:A      【魔力】:C      【幸運】:B      【宝具】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                          _  -.:.:.:.:.:.:.:.:.:.- .
                          . -‐ァ'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \
                      / /.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : :/: : :/Vヽ
                      / /.:.:.:./.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:./.:./.:/|:.:.:.:.
                      /.:.:.:.:イ.:.:.:.:/.: //// .:/V/ :.:从.:.:.:.
                       ,' .:.:/ /.:.:.:.://// イ.:.:/   // :.:.:.:.:.
                   i.:「ヽ/.:.:.:.://> 、 //    // :.:.:.:.:.:.:.
                   |.:.}> :.:.:.:./<テ赱メ`\.......,ィ⌒メ/|.:.:.:.:.:.ハ
                   lノ/.:.:.:.:/\V゚ソ /⌒Y/ィテ赱メj|/:.:.:.:ハ}
                    イ.:/.:/:/′  `¨¨´   { \V゚ソ' 片7:./  |
                   / /:∧/:/じ         , 〉  `¨¨´/:.|: /
                  /  /:/:.:.:/|ヘ.ハ   、__      // :.:|/
                    //'|:. / :|.:.:.八        ` ー   イ:.:. /
                /'′|:/  |.:.:.:.:.:|ヽ          //.:.厶、、___
                  /   |′イ才⌒|_\      //:./.:/:.:.:.:.:.:.:.:.\  `ヽ
___  ......   -- −−――=彡.:.:.∧ _jー─- ヽ-=彡イ{ /-气>´ ̄>-=ミ
________  ...... . : : : :.:.:.:.:/  }三三\Y/才彡ヘ/_/´: : : : : :{ー― リ、
___________ . . : : : : .:/   !V´ ̄`ヽ/\j_//⌒Y⌒ヽ 人 `ー=彡ヘ`Y
_____________. .:.://___丿 }ノ/: : jノ:/ /人__...ノ/  ヽ: : ー==彡 \
_____________彡 .:.:.:/  //: : : : /:(: : :{ ........ イ {     ``ミメ................>./: : . .
 / ̄ ̄ ̄         /.:.:.:/ /才⌒ヽ , -=、 ヽ: : : : : : :\厂`ヽ /    /: : : : : : :/: : . .
/⌒ヽ            /. : .:.://Y⌒Y} } /人....丿 ./: : : : : /⌒ヽ j:|\  ,{ : : : : :/: : . .
     \     . : : :.:.:.:イ.:.:/// 人....リ / !`ー=彡 ./´ ̄ ̄ ̄`  、 ヽj }:\圦:○/: : . .
       ー=彡.:.:.//.:./⌒ヽ _....彡′人 .....彡/          \j⌒} }`ヽ/: : . .

 AA:真希波・マリ・イラストリアス(新世紀エヴァンゲリオン)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:A
  A以下の魔術は全てキャンセル。
  事実上、現代の魔術師ではランサーを傷つけられない。

 ◆騎乗:C
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせる。


以下、詳細不明……
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:26:07.99 ID:Wz0uzKaOo

高水準だな
神話か古代かな?
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:31:14.77 ID:necbLH16o
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:41:59.44 ID:8QxpqP4F0
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:47:21.04 ID:E4ofF5nyo
おつ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 01:02:30.10 ID:enwnhcU0o

AAからして>>197で主人公の鯖選択に出てたランサーか、もしかしたら自鯖になってた相手と敵対するとは運命の悪戯というか
>「これを見たら分かるでしょ?」
エクスカリバーとかは見せただけで真名バレするレベルらしいしそういうレベルの槍?
ランサーだろ? でそういうことじゃないって言い出すあたり真名関連っぽいし
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 01:32:48.33 ID:oZgGvLsqO
単にこれを見たら(ランサーだと)わかるでしょ、ということでは
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 02:04:21.04 ID:enwnhcU0o
単にランサーってわかるでしょ?って意味なら
>ぶんぶんと振り回す長物。身の丈ほどもある赤黒い槍。つまりは、ランサー!
>「槍だな」
>「ありゃりゃ、それはそうなんだけどさー」
このへんの反応が変じゃない? なんか奥歯に物が挟まったような言い方な気がする
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 03:34:02.44 ID:LbjEcRvIo
マスターは槍を見てランサーだとわかってるけどアサシンはアホだから槍だなあとしか思わなかったんでしょ
383 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 22:31:12.06 ID:Nmm/9T+r0
【22:45くらいから再開しますね】
384 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 22:45:38.86 ID:Nmm/9T+r0
【再開】

ランサーはやる気十分、対するアサシンも……。

「ああ、正々堂々戦った方がいいからな」
「いいねいいね、血の気の多い男はタイプだよ」

正面からぶつかる気満々! ど、どうして……。あなたのクラスを忘れてるんですか……。
ランサーのステータスは一線級。加えて宝具やスキルの隠し玉があると考えると、ここで戦うべきかどうかは悩ましいところ。

撤退を命じてもいいですし、なんとか交渉の余地がないかを探ってもいいわけです。
まだ拳を交えてない今なら、選択肢はある、はずですから!

「ただ、メンタル的には殴り飛ばせー、と応援したい自分がいるのも確かなんですよね……」

こればっかりはしょうがないことなんですが……。


直下、どうする?

1:戦闘続行
2:撤退です
3:一旦会話しましょう
4:自由安価
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 22:48:05.28 ID:tMz+UV6go
1
386 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 23:01:02.28 ID:Nmm/9T+r0
1:戦闘続行

悩む私にアサシンが声をかけてきました。

『マスター、異論はないか』
『う、うーん、少し悩んでいます。ここで戦うことに意味は有るのかと』
『意味? あるに決まっている』

予想もしない強い断言に思わず驚きました。何故そんなことを言い切れるのでしょうか。

『意味とは』
『俺がここにいるという証明だ。俺は俺がここにいるということで奇跡を証明する』
『……私がここにいる』
『異論はあるか』

コミュニケーション的に言えば、一方通行にも思えるアサシンとのやり取り。
ですが、なんとなく気持ちがスッとしました。ほんの少しだけですが、ずっと考え続けていた頭の中が軽くなったような。

『ええ、ええ、ええ、いいでしょう。戦闘を許可します、アサシン』
『承知した。──俺の名はレギオン、大勢であるがゆえに』

獣の因子を僅かに開放したのか、アサシンが牙を剥き、ランサーへ向き直ります。
聖杯戦争初めての戦闘が、今、始まろうとしていました。



【戦闘を開始します……】

直下、戦況

12:影が獣を圧倒する
34:ラーニング!
567:獣の一撃を
89:獣による蹂躙
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:01:35.41 ID:ZDRcZ6MYo
有利なのかな
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:18:17.22 ID:OdY50FYT0
ボコられてんじゃねーか!
389 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 23:19:17.97 ID:Nmm/9T+r0
1:宝具使うまでもなく圧倒されております

四足歩行になったアサシンが地面を砕かんばかりに駆け、ランサーの喉元へ牙を振るいます。
しかし、その牙は槍の柄でいなされ、弾き飛ばされました。体勢を立て直すアサシンにランサーが槍を廻して笑います。

「やあやあ、中々獣的な動きじゃないの。魔猪を思い出したよ」
「猪か、なるほど」
「ま、並の英霊ならビックリして一撃貰ったかもしれないけど、残念。私慣れてるんだよね」

ギラギラと獣的な微笑み、アサシンが再度突撃しようと構えたその瞬間、さらに笑みが深くなります。

「じゃあ次はこっちの番、まだ宝具使うほどでもないし、死なないでね」

指が独特の紋章を描きます。あれは……、ルーン!?

「?、地より出でよ、影の槍!」
「ガッ……!?」

同時に走り始めたアサシンの影から。

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..  / ./      / /  〈  _//  .!  ./ /   / ././    /   /
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  ./ /   / /   / ./  / /   / /   / /   / ./  / /  / ./  / /  / ./ / / / ./ / / / /
. // /  ../ /   / ./  / /   / /   / /   / ./  / /  / ./  / /  / ./ / / / ./ / / / /

影で構成された無数の槍が、突き出し、その足を縫い留め、そして、急所を狙い───!


直下、戦況

12:ファンブル
34:結構刺さった
567:【怪力】で無理やり脱出
89:取って返し反撃
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:20:02.23 ID:ZDRcZ6MYo
やばいな…
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:28:14.56 ID:4tJ4lFm0o
ところで使い魔は?
392 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 23:31:02.73 ID:Nmm/9T+r0
3:結構刺さりました

その内の何本かがアサシンの身体を貫きました。
ごぶりと血の塊をアサシンが吐き出し、なんとか槍衾から逃れるもその足取りはふらついていて。

「中々効いたな」
「そりゃあねえ、でももしかして君、即死耐性持ってる? というか……、体質が死人に近いのかな?」
「改めて言われるとそうなのかもしれないか?」
「いやいや、聞かれても困るんだけど。というか、困るって言えばさあ」

槍を弄ぶように肩へかけながらランサーは眉を下げる。
その表情は戦場にはあるまじきそれ。すなわち、退屈の表情。

「ちょっと見込み外れっていうか? 若い時のワンコ君みたいな血気盛んなもの感じたから誘ってみたんだけどー」
「それは困る、俺はちゃんと強いとこを魅せなくてはいけない」
「でしょう? だからそうだなあ、もうちょっと頑張ってほしいんだよね、私としては」
「うむ……、善処したいが……」

血を流しながらも淡々と答えるアサシンに、ランサーが槍の先を向ける。

「うんうん、ちゃんと立ち上がってまだ戦意があるとこはいいね。じゃあこうしよう」


直下、ランサーの提案

123:一回だけ攻撃を受ける
456:逃げていいよ
789:再戦の約束
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:31:57.47 ID:1RdV/cZho
むう
394 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/23(日) 23:49:08.81 ID:Nmm/9T+r0
7:再戦の約束

「今夜はここまでにしておこっか」
「……?」
「うん、疑問に思うのも分かるよ。でもワンコ君だって私と戦ったときは私の弱点を見つけてきたし、そんくらいのハンデはあげた方がいいかなって」

……このまま戦っても敗北濃厚、最悪令呪を切る必要が出てきますからこの話は渡りに船。
ええ、ええ、ええ、まさしく今すぐに飛びつきたい蜘蛛の糸ですが。……舐められてませんかね?

「それは憐憫か?」
「無いと言えば嘘になるよね。ただそれだけじゃない、私は戦士だからさ、あくまで最高に脂の乗った相手を倒したいんだよ」
「……つまり、まだ俺は奇跡を証明するに至らないのか、そうか」
「えっと、勝手に納得しちゃったのかな? あとはまあ、今回は偶然会っただけだしね。どうせならちゃんと殺しあうと決めてから殺しあいたいじゃん?」

その感性はよく分かりませんが……、アサシンも少々落ち込んでいる今、これ以上の継戦は……。

『しょうがない、マスター、ランサーの提案を呑もう』
『私まだ考えてる途中でしたが?』
『俺はまだ戦えるが?』
『なら戦いますか?』
『それはあまりよくないだろう』

ですよね。

「単に逃がすのもアレだしさ、そうだね、二日後の夜にまたこの場所でってどう? ただし一騎打ち、助力はなしで」
「その間に俺がお前の弱点を掴んでいたらどうなる?」
「残念だけど今回はワンコ君の戦法は通じないんだよね、弱点は持ち込んでないからさ」

弱点となる要素はない、ですが、情報を集めることができればまだ対処はできますね……。

「そちらが約束を破ることもあるのでは?」
「大丈夫、一応私魔術も使えるからちゃんと契約を結んであげる」
「……ふむ」
「もちろん、断ってこのまま戦ってもいいよ。でもそのときは本気で殺しにいくから」
「望むところだが……、少しマスターと相談しよう」

すぐに念話が飛んできます。

『どうする?』

舐められているのは癪ですが、またとないチャンス、どうしましょうか……。


【再戦約束した時の契約条件】

・二日後の夜(一ターン目)に再戦

・一対一で他陣営の干渉は禁止。

・再戦までに相手陣営への情報収集は可能とする



再戦約束するか、23:52から多数決。先に二票、入らなかった場合はランダム

1:再戦約束して一旦撤退
2:再戦約束せず戦闘続行
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:52:26.56 ID:ea7F3LqXo
1
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/23(日) 23:53:34.38 ID:OdY50FYT0
1
397 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/24(月) 00:09:15.72 ID:qSKcFzEj0
1:再戦約束を呑む

……私は何としてでも生き延びることを目標にしています。それが如何なる屈辱に満ちていようとも。
その目標で言えば、ここで取れる選択肢は1つですね。カタカタと鳴る頭骨を抑え、アサシンに指示を飛ばします。

『呑みましょう、ここでリソースを切るのは避けたいですから』
『分かった』

私の指示にアサシンは獣化を解き、ランサーへ向き直ります。
それで察したのか、ランサーも槍をしまい、戦闘装束だったのでしょうか、ぴっちりとしたスーツからありふれた姿へと変わりました。

「決まりだね」
「ああ、約束を呑もう。それで、契約とはどうするんだ?」
「そうだったそうだった、いや、さっき提示した文言を一緒に続けてくれればいい」

そう言うとランサーは凛とした声で、何かに聞かせるように約束を読みあげます。
アサシンもそれに従い、少々たどたどしくではありますが宣誓を終えました。

「これで終わり、簡易的なゲッシュを与えたから、お互いに約束を破ったら酷い目に遭う」
「それは避けたいな」
「じゃあ、今夜はこれで、次に戦うときは退屈させないでね?」
「善処しよう」

それだけのやり取りを終え、ランサーの姿が夜の闇に消えます。アサシンを呼び寄せ簡易的な治癒を行いました。

「すっかり相手のペースでしたね」
「ふがいないとこを見せた、次は魅せて見せる」
「……ええ、期待しています」

すっかり舐められましたが、次こそは……。あのすました顔を歪めてやらねば。
そんなことを考えながら、夜は更けていくのでした。

【ランサーとの再戦約束を取り付けました】

【夜行動1ターン目を終了します……】


……そういえばあの男の姿の使い魔は、どうしたのでしたっけ?


直下、追っていたアブドゥル霊装の運命

123:キャスター陣営に回収
456:ランサーが回収
789:別の陣営のイベントに発展
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/24(月) 00:11:40.26 ID:A7cwy7r4o
気になります!
399 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/24(月) 00:16:04.00 ID:qSKcFzEj0
6:ランサーが回収

使い魔の中心核となっていた宝石を眺め透かし、ランサーがうぬぬと唸っている。

「おー、捕まえたはいいけど……、これ、かなりヤバいシロモンじゃないかにゃ……?」

その目が宝石の月光を反射し、僅かに揺らめいていた。

【ランサーがキャスター陣営の情報を入手しました】


直下、他陣営行動

12:魔
34:騎
5:狂
6:槍
7:弓
89:剣
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/24(月) 00:19:16.05 ID:HNi2+4DGo
うーん
401 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/24(月) 00:20:13.80 ID:qSKcFzEj0
5:バーサーカー


【といったところで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく火曜の同じくらいになるかなと】
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/24(月) 00:21:58.20 ID:cbbc1FXzo
おつ
いきなりピンチだが、さて
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/24(月) 00:25:52.04 ID:A7cwy7r4o

行動が制限されるな
他陣営から情報得られるといいがまだまだ序盤だからなあ…
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/24(月) 00:32:48.11 ID:HNi2+4DGo
おつ
ランサーもキャスターもヒントが結構出てるけどさて…?
405 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 22:32:12.19 ID:O3UjmQTE0
【22:45くらいから再開しますね】
406 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 22:45:42.69 ID:O3UjmQTE0
【再開】

大きく伸びをした叶星が片方の頭へ僅かに手をやる。
片頭痛でも起こったのか、一瞬顔をしかめ、学園へと視線を戻す。

「うーん、誰かが学園内の霊脈を傷つけてるのかしら」
「…………」

どこへともなく消えることを前提にした問いだが、バーサーカーは反応し、すらりと腰の業物を抜く。
その様子に叶星は微笑み、そっと柄頭に手を置いた。

「大丈夫よ、今すぐやっつけないといけないわけじゃないから」
「…………」

太刀を鞘へ戻すのを見届け、ゆっくりと蛇にも似た動きでその首に絡みつき、肩に乗る。

「でも誰がやってるのかくらいは知っておきたいわ。バーサーカー、ちょっと付き合ってくれるかしら?」
「…………」
「ふふ、いい人ね、あなたは」

妖精のような女を肩に乗せ、大鎧の武者は夜の校舎を進んでいく…………。


直下、バーサーカー陣営見つけたものは 【???】−2

123:霊装
456:何もなし
789:遭遇
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 22:47:40.23 ID:QM0CsdbWo
何かスキルありか
408 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:03:13.78 ID:O3UjmQTE0
【霊装じゃなく使い魔でしたね】

1:アブドゥル

     ‥ __,ィァ..,─、 “,, /::\ィヘ ,,ヾ;:;マ;;’∧.  マ :l:l l;:〉〈:{. 〃.,“
  ;"”;; X:::/ ./::::::」,.-、|:::::_/.|::::〉=_:;\;.ヘ  ∨.Wf./;/ .χ″   .
    __/:::::〉 レ'´,ー'.レ'_,.ィ ̄ ",勹,_;:`゙厶 .マ.|;:;レ:/─レ_   ・
.竺ニ”─一f::::::レ<´|…-_/:::::/;; _」:::::二>l:];:;∧. Y:;:/f :::f :::::::},,"
   ,イ _」::::::::_;>‐'_/:::_::::::::|./´:::::_:::「;:;∨_ ̄二、ヘ .マ/:::| :::! .::::/:}r‐.、
.  /::'<:::_::::::Г __ .「:::::/ .|:::: l.レ'./:/|:::| Zェ、;:;`ー、_,ハ l:__人.:|..:::/:/ .::::::〉_
 /:::::_;.匕..|:::::| .「::::|レ'´  ._」:::::{ /:/ .|://:,∠_“~`…‐.t:;:;:;:;ヽ.}─.、_:: ./..:::ヽ
. レ'´ /::::| |:::::| .|:::/,, ../::::_/ .レ′.´/::f. >ミ>、_ ,'ヌfゞ;:;:;ハ._\ .〉'..::__,ィ′
.   /::::: | |::::::〉レ′_/:: /     _」::/. \{_.ノ`トリ〈ム∠_ \ゝ.`く :::::〉
   |:::/ |:::/   f:::::/     ./、|:;'   ._¨フ´/ ./ゝ>ぇミコ∨ヘ.}」ノ
   レ′  l/    .|/        // ,‐レ ._」j ̄レ{_ノ .〉К_ノ_〕  ハ八
                   ',ヘ..Y,./ ̄   ∨_」 ノ .《    /:l.}.トj
               ,イヱ.ヽ Y l   ,r'二ヽ___   l|   //;十'´   ,,
         ,ィ─   ム{_ノ F.}.ハ |  〈 `ー、ニ 、ヽ  l{  /,.イ~!|ヾ:;.“
        / x-─‐-、{L〉亡〉ソ X.  `ー─、、__У f!/.メ‐'/ jl:;ゞ;:!.  ,
   / '´. ′/ルr┴くY >一イ.;:  ハ r'     ヾ゙   .,イ ,/`ー'イ;:〈`^’=d
  / .,ィ-─¬冖  ̄_ 二二二/.;:  ∧ヽ、_      /_/,フ,ニ´\;lヾ= "
.  ′/    _,ィ.,ニ二ィ一' ̄: :f ;:    ::\:::: ̄ア′/´ /ニ.し'.∧l:;ト,ヾ ~ `
    |   `く /: : : : : : : : : : :.! ;:     ::: `ー一<;:   .Yメ lコ.У}l;:!   ・
   入   \: : : : : : : _,x-┤;:     :::     ;:  _,」>ニ_彡' ├、;   ″
. / く.〉 、   `゛ <_~   l ;    ..::::____,x‐イ~,イr.ァ/ァ、マ .l | ’
/ 〈> /|ヘ \      ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _,ャ-一 .// |.レムン7 | r〈 .ヒニ ̄~`
Yヽf l八  \  -┬─一─-   ̄ ̄_,. -─-.、l ∨O レ/ノ//    .\_
.∨_人 ヽ \       -─一ー-  /、.r'¨フ./) }ニニ´-イノ.入      l


バーサカーの一閃で両断された使い魔を見ながら、叶星はそれに気づく。

「ああ、成程。この核になってる部分が霊脈の傷ついた原因ね? それにしても綺麗だわ、どうかしら、バーサーカー」
「…………」
「ありがとう、お上手ね。でも、この宝石は凄いのよ?」
「…………」
「ええ、だからちょっと、気を付けましょう? 多分、放っておくと大変なことになっちゃうんじゃないかしら」

くるくると手元で弄んだあと、叶星は宝石を高く投げる。バーサーカーが目にもとまらぬ速さでそれを叩き割る。
砕けた宝石は細雨のように散り、月明かりを乱反射しながら降り注いでいる。


【バーサーカー陣営がキャスター陣営を警戒することになりました】

【他陣営の行動描写を終了します……】



【二日目・夜(二ターン目)】

治癒魔術をかけ、アサシンも本調子ではないにしろ、行動可能なところまで持ち直しました。
もっとも、これは私の治癒が優れていたとかではなく、アサシンの体質によるものでしょうが。

「血の量がおそらく元々かなり少ないのでしょうね。サーヴァントがどこまで同じかは分かりませんが、代謝が著しく低いのでしょう」
「なるほど、俺はずっと墓地にいたからな」
「……それが理由になるかは分かりませんが、とにかく不幸中の幸いです」

戦闘まで可能かは分かりませんが、この調子なら偵察は可能でしょうし、戦闘自体も明日の晩までには可能でしょう。
できることならあのランサーの情報を集めたいところでもあります、あの使い魔も気になりますし。

「アサシン、動けますか」
「万全ではないが、できる限りのことはできる」

では、どうしましょうか……。


直下、何をしますか? 【二日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:夕方の使い魔を探してみる
5:自由安価
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:03:57.19 ID:OaPnEBbXo
4
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:05:00.44 ID:Y9X9hhWx0
411 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:08:56.23 ID:O3UjmQTE0
4:使い魔探し

……やはりあの使い魔を探しておきたいところですね。
アレを動かしている陣営としても、回収しておきたい存在ではあるでしょうし、回収できれば何か情報が得られるかもしれません。

「あの使い魔を探そうと思います。可能ですか?」
「大丈夫だ、俺はこれでも獣だから利くんだ」

……獣の因子を持つから鼻や勘が利く、と解釈しました。
そう考えると一回遭遇してますから追うのは簡単かもしれませんね。犬も探すときは匂いを覚えてからが本番と聞きますし。

「……アサシン」
「?」
「お手」
「……?」

流石にそこまではいきませんか。


直下、使い魔探し。5以上で発見【二回会った】+2
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:09:50.72 ID:FLRrPkn90
えい
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:10:37.77 ID:QM0CsdbWo
残念…
414 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:14:29.20 ID:O3UjmQTE0
4:失敗です

「む、匂いがする」
「本当に犬では?」
「どちらかと言うと豚だな」

確かに逸話では悪霊が潜り込んだのは豚だという話でしたが……。
そういえば豚が見つけるのってトリュフではありませんでしたっけ?

「あったぞ、キノコだ」
「……」

キノコですかあ……。

「これは毒があるが食べると美味い」
「……テングダケとかも旨味成分があるんでしたね」


直下、本当にキノコだけ? 5以上で何か発見
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:15:16.08 ID:inapoeNJo
キノコ
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:15:22.85 ID:QM0CsdbWo
キノコ狩り
417 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:21:58.17 ID:O3UjmQTE0
8:発見伝

「マスターもキノコを食べるのか」
「いえ、まあ、それなりに没落してるのでキノコくらいは食べますが、そうではなく。私たちが探してるのはキノコじゃなく」
「それはそうだ、マスターはキノコを探していたのか?」

……ああ、もう!

「そうではなく!」
「俺が見つけたのはあっちなんだが」
「……は?」


直下、見つけたもの

123:なんかデカい砦っぽいの
456:不発弾
789:どうもトンネルっぽい奴
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:23:22.05 ID:QM0CsdbWo
うーんコミュがちぐはぐ
419 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:38:06.46 ID:O3UjmQTE0
5:不発弾

アサシンが指差す先にあったのは拳ほどの小さな何か。微妙に取れない位置にあり、私の手では届きません。
暗がりでよく見えませんが、なんだかどっかで見たような気がするフォルム。

「アサシン、取れますか?」
「いいのか?」
「いいも何も、見なければ分からないじゃないですか」
「……そうか、まあ、いいと言うのなら」

アサシンが不思議そうにそれへ手を伸ばし、私へ投げてきます。
もう、貴重なものだったらどうするのかと慌てて受け取ったそれを月明かりの下で見てみると。

                   l,一一xi
                   li  i,|\
                   _l二二l_ \
              _l、__________l_ ‖         コロン……
                  _| _i._ii_.i_ .|_‖
             l_ _i____i,i____i_ ._l‖
               L _i___i.i____i_ ._l‖
              L i___i.i___i ._l /
                i___ii

「ほあっ!?」

思わず投げ飛ばします。しゅ、しゅ、しゅ、手榴弾!? 咄嗟に対ショック体勢を取りますが……。

「爆発しない……?」
「そうだな。どうも信管が抜かれているようだ」
「……アサシン、それに気づいて」
「いや、今手に持って気が付いた。マスターは度胸があるのだな」

思いっきり脛を蹴とばします。アサシンが「なぜだ」とか言っていますが気にしません。
しかし、なんでこんなところに手榴弾が? 見た感じでは古いものではありません、むしろ、まっさらな新品のような。

「……まさか」

嫌な予感がして少し調べます。そして得られた結果はあまり考えたくないもの。

「これ、魔力で生成されています」
「……どういうことだ?」
「おそらく、魔術師かサーヴァントか、おそらくは後者の作ったもの、ということです」

そんなものが転がっているとなると……、間違いなくここは危険区域。
加えてアサシンは手負い、どういった能力かは分かりませんが、こんなものを生み出せる相手には敵う絵が想像しづらい。

「どうする?」

考えられる手段は……。


23:40より直下、どうするか

1:このまま探索続行
2:アサシンに偵察させる
3:撤退
4:自由安価
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:45:06.93 ID:NUgib9KEo
2
421 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/25(火) 23:52:33.85 ID:O3UjmQTE0
2:偵察

……逆に、これはチャンスです。相手を確認することができればアドバンテージはこちらにある。
しかし、戦闘になることは避けたい、ことここにおいて圧倒的な長所があるのがアサシンのクラス。

ネックは。

「近代の兵器か、示しがいがあるな」

この性格!

「アサシン、偵察を命じます」
「……いいのか?」

ウキウキするんじゃない。

「ですが強く言っておきます、戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退、守れますか?」
「むむむ……」
「ムムムではありません。よく考えなさい、アサシン、貴方が何のために戦ってるかは知りませんが、勝ち残らなければそれは為せないのです」
「……確かにそれはそうだな」
「ですから、今は何をおいても生存を優先しなさい、こんな場面で貴方が負けることは許されません」

根気強い説得、というよりも生き残らなければ示せないというセリフに納得したのか、アサシンが頷きました。

「分かった、そういうことなら約束を守ろう」
「頼みましたよ、アサシン。……重ねて言いますが、戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退」
「戦闘は禁止、何か見たらその時点で撤退、襲撃を受けても撤退。了解した」

念押ししてからアサシンを向かわせます。さて、一方的に情報を抜き取れれば御の字ですが……。


直下、アサシン偵察判定 【気配遮断】+2 【???】−1

123:見つかってしまう
456:成果なし
789:発見!
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/25(火) 23:53:46.07 ID:4uZ6dBoQo
423 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/26(水) 00:00:30.90 ID:rPm5CAwk0
8:発見伝

『……見つけたぞ』

アサシンの言葉に、付き従わせていた霊装を通し視界を共有させます。
隠れ潜んだアサシンの視界からでも分かる圧倒的なその存在感。日に焼けた肌と刻まれた皴。

それよりも何よりも、嗅覚を共有していないにもかかわらず伝わってくるのは。

強烈な。

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \
                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:‖  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦
                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\               【ライダー】
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸
                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
    /     ___      ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/  |  V: :.` <{  {∨∨V/. |::::::::V/  V.  ハ マ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

硝煙と煤と血の匂い───。噎せ返るような、暴虐の匂い───。


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいに。ようやくこのスレを始めた理由を一つこなせましたね】
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 00:02:55.79 ID:A3VmAeNTo
おつ
425 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/26(水) 00:02:57.79 ID:rPm5CAwk0
【ライダーのステータスを(一応)公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:C      【耐】:E       【敏】:C        【魔】:E       【運】:EX      【宝】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                      ___
   _-=二三ミx、         _、<三三三三ミx、
 /⌒>=三三ミx、     /三三ミ三三三三ミx、
.     _  \三三\   /三三彡/^77≠ニハ/ \\
  _/三三\ \三三=彡三三三7 ///   /乂}  \
//⌒>=三三三三三三彡У~゙彡′ー-ミ / _,,彡|l!    }
.   /三三三三三三三三ノ八丶^~「三三|'゛ /rャ笂,|{___
乂―三三三三三三三三三彡へ_,,乂三ソ  {〉`¨¨|廴_
 ー=二三彡⌒三三三三三彡Λ从´ _ __ }/〉  八{ ̄
    /三三三三三三彡ノ / ノ∨ハ广爻zzzz爻7 _))
__彡―く ̄ ̄\⌒\三三彡イニ\ハ ゞ┴‐''~ /=-__
       \     ( ̄ ̄¨ニ彡八ニ\从从从/三三三=-__
.    \     \    \  ̄ ̄)/ _} /三勹广}八三三三三=-__
       \     \      {{  ̄ \_____ ノ  \三三「⌒\三
        \     \  }   \____   \,,, ̄)   ___)\三|  ___}ニ}
      ⌒\__} \     } /     \  \双   ̄   }}  ̄ ̄
         {     \   /    ,     \  \      //
         \       /  /        \  \   {_
.           \   / /  /_________  \  \       __
⌒>ミ、     \    //  /''"゛ ̄       \   }__x<二二二二\
    \    _} ノ /   /            }  |∨ニ二二二二二二二\
=二__>、  ィ/= _彡             |  |. ∨二二二二二二二二\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\{/ ⌒__                 八 | 〉 ∨ 二二二二/二二二}
    __    ∨   {    ̄   ――----       \/ /二二二 /二二二二j
  二三三\  }   乂__                 //ニニ}⌒/二二二二/

代理AA:織田信長(ドリフターズ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【クラススキル】
  ◆対魔力:D
   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
   魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

  ◆騎乗:B 
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫


【以下、詳細不明……】
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 00:18:00.39 ID:L2UfyeMRo

やっと出せるタイミングが来た感じなんですね!
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 00:30:29.06 ID:Mf222nUVo
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 12:48:30.48 ID:OrarxTqc0
この界隈一の爺専である>>1が惚れ込んたイケ爺だ。面構えからもう違う
429 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 22:39:21.51 ID:z4V61LwO0
【22:45ごろから再開しますね】
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 22:44:55.35 ID:BcqmX4AS0
わぁい
431 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 22:46:26.11 ID:z4V61LwO0
【再開】

禍々しい気配を漂わせる壮年の男。
先ほどの武器はおそらくこのサーヴァントのもの、であれば近くにマスターがいるのかもしれません。

『アサシン、周囲にマスターはいますか?』
『確認する』

直下、マスターいるかどうか。5以上でいる
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 22:51:13.33 ID:fuR5/jTZ0
433 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 22:55:28.65 ID:z4V61LwO0
3:いない

『周囲には見当たらないな』
『そうですか……』

マスターの姿を見れば学園の中で接触することもできるのでしょうけど……。
今のアサシンの状況を考えて、これ以上の深追いは避けるべきですね。
わざわざ虎穴に突っ込むこともありませんし。

『アサシン、帰投を』
『了解した』

……今夜はランサーとライダーの情報を手に入れられただけでもよしとしましょうか。

【夜行動2ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:魔
34:騎
5:狂
6:槍
7:弓
89:剣
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 22:55:48.82 ID:7ZENaNNOo
ぬっ
435 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 23:10:55.79 ID:z4V61LwO0
2:キャスター

学園内を目的無く動き回る使い魔、その一体が絡め取られ、形を失っていく。

「よし、これで四体目、他陣営にどうやら二体ほど回収されてしまったようだがそれはそれで仕方がないな」

やれやれと肩を回しアピールするキャスターへ、引き延ばしたテープのような声が聞こえる。

「ダメダローガ、ソレ」
「……怪物、お前、マスターに付いてったんじゃないのか?」

穴から顔を見せるうさぎにキャスターは露骨に表情を歪め、しっしと追い払う。

「ゴシュジンカラオマエヲミハッテロトタノマレタ」
「信用がないなあ。まずは相手を信用することからがコミュニケーションの肝だぜ?」
「シンヨウサレヨウトシネーノガワルイ」
「それはそうだ」

仕方ないと言わんばかりにうさぎを引き連れキャスターは最後の使い魔を目指す。

「バショハワカッテンノカ?」
「そりゃあ僕の使い魔だぞ? 大方の位置は分かるさ」


直下、キャスター陣営の行動結果

123:無事回収
456:使い魔に迫る影を確認
789:接触
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:11:24.18 ID:Sjtcd6S0o
437 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 23:14:37.16 ID:z4V61LwO0
8:接触

「まあ、問題といえばだ」
「ア?」
「それを狙ってくる相手までは予想できないってことだな」
「ハ?」

使い魔へ向かっていたキャスターの前に、一陣の風が吹き荒れる。


直下、接触陣営

12:槍
34:弓
56:剣
789:狂
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:16:42.57 ID:t0PFWHJH0
さい
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:41:26.16 ID:c9ProYw8o
バサカ
440 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 23:45:07.01 ID:z4V61LwO0
7:バーサーカー

土煙をあげ、大鎧の荒武者が質量そのままに降ってくる。
すらりと抜かれる刀。鎧の下の瞳はギラギラと殺気を放ち、キャスターをその眼光で以って射すくめる。

全身が磔にされるような圧の中、その背後からまるでウィンドウショッピングをするような気軽さで少女、叶星が姿を見せる。
バーサーカーを手で制し、苦笑のまま硬直したキャスター、本能的にか威嚇の表情を浮かべるうさぎへ柔らかく微笑んだ。

「初めまして、私たちはバーサーカー陣営。そちらはキャスター……、でいいのかしら?」
「……おや、何か疑問でも?」
「いいえ? キャスターだというのなら別にいいわ、名乗るのは自由よ」
「それはそれは、で、僕たちに何の用かな? 商談ならアポが欲しいところだが、今回はいいだろう」
「うふふ、ええ、そういう話なら素敵ね。貴方の宝石、私も一つくらい欲しいもの」

叶星がバーサーカーに指を向け、砕いた宝石の一片をキャスターへ向ける。
自分の作品を褒められた喜びと、簡単に破壊された怒りからか、キャスターが微妙な反応を浮かべる。
構うことなく叶星は微笑み返し、艶やかな仕草でキャスターへ持ち掛ける。

「交渉は簡単よ。貴方の宝石作成を減らしてほしいの」
「……ほう、君はこう言ってるわけだ? 僕が、作品を、作るのを、止めろ、と?」
「止めろとは言ってないわ? でも貴方の【大量生産】スキルで宝石を作れば著しく霊脈は傷つけられるの。それは嫌なのよ」
「……なるほど、じゃあ僕からも質問をいいかな? それを断れば?」

叶星は答えず、代わりにバーサーカーが剣先をキャスターへ向けた。
明確な威圧、暴力による制裁の示唆。それを受けてキャスターは顔を覆い。

「……うん、やはり人ってのは変わらない、僕が、心血を捧げた作品を、こうも簡単に」
「……オイ、ゴシュジンハヤメロッテ」
「嫌だね! 僕は作るために生きている! 作ったものは全ての人々の目に映されるべきだ! そしてこう叫ぶ!」

手を大きく広げ、全身でキャスターは叫ぶ。

「ああ、何と美しいのだ! これより美しいものなどないのだ! と! だからこそ!」
「……そう、仕方がないわ。戦争だものね」
「それを否定する輩は、どんな相手だろうと、僕が屈することはない!」

叫び続けるキャスターへバーサーカーの刀が振り下ろされる。

「輝け、誰よりも美しき翠玉よ! これが僕の最高傑作! 【深緑なるは叡智の織】!」

            , -----、
             { (_ノ ノ\_
           / \__ ∨ニ} }
           {===ミ__} }_ノ∧
           {⌒\__    ノー}
          _/⌒}二ニ\ {/iii}
         /人__ノニ(IIIIノノ \}⌒\
       _/  /ニ\\ニニ{    }\  }
.      /´ {   {从从\\_ノ {:  :}从} }
.     /  /{   V从从ニ.\__ノハ-} '
    {  {从\ \从从从从/l} }/ /\
.   /{  ∨从 \ ` <__/  } } /   \
   {.人  \从从`>==ミ  \.ノ 厂}    ‘,
   {  \   ` ー─── \   / ノ、    人__, -- ..         __
   {    `>------ 、   r==彡 /、ニ\_____//从从从> .    / _)\_
  人    } }ニニ/ニニ\人___/.  \ニニニノ{从从从从从ニ> ._ノ_ノ`\_)
  ,'        ノ__ノニニニニノノニニノ      \(   \从从从从./ ( (⌒\ノ
  }   ==イ/}/ ̄ ̄/´ ̄           )===ァー-------人_\(二ノ
  {    .ノニノ===<⌒\             `¨¨´

金剛石すら両断するその一撃を、深い翠の人形が押しとどめる。
形態をくるりくるりと変え続けるそれは、月の光を受け、見たものの心を奪わんほど美しく輝いて。
キャスターに寄り添い、鎧武者へNOを突きつける。

「スマン、ゴシュジン」
『な、な、な、なんでぇ!? なんで、そんな戦うってことにぃ!?』



直下、戦況

12:ひたすら単純に強いバーサーカー
345:まあこの刀は強いんですよ
678:翠玉
9:規格外の輝き
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:47:15.69 ID:TDcn6pJ9o
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:47:28.29 ID:BcqmX4AS0
にゃーん
443 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/28(金) 23:59:12.68 ID:z4V61LwO0
9:この輝きは規格外!

「…………ガァッ!」
「おやおやそんなものかい! その鎧はイミテーションか? 見たところ粗い鉄だな!」

バーサーカーが人を超えた膂力でキャスターへ連撃を加える。
並の防御宝具であれば、その手に握られた宝具もあり打ち砕かれてもおかしくない。
ましてやキャスターの持つ宝具は、本来ならば何の神秘もないただ歴史の浅い宝石に過ぎない。

だがしかし、バーサーカーの攻撃はいずれも防がれ、弾かれ、反動を吸収され。そのどれもが破壊には至らない。
荒ぶる魂をそのままに、苛立ちも含め振り下ろされる一太刀。大振りになったその隙に、キャスターが宝石を投げ込み破裂させる。

「…………ッ!!!」

的確に鎧の隙間へ投げ込まれた炸裂に、バーサーカーがたたらを踏む。
叶星が訝しげにその戦いを見つめ、呟いた。

「まさかとは思ってたけど、キャスター、あなた、本物を作っているの? 人の身で?」

呟きが届いたのか、キャスターが笑う。

「違うね、本物だの偽物だのはどうでもいい、僕はただ美しいものを作ったまで! そこに真贋などないさ!」
「……ふーん、そういう考え方なのね、それなら確かにあなたの作るものは本物かもしれないわ」

呵々と笑うキャスターに頷き、微笑みを絶やさず叶星は手を突き出し、バーサーカーが応えるように立ち上がる。

「…………」
「なら、頑張って倒さないとダメね。頑張って、バーサーカー」
「…………!」


直下、戦況

12:ぶっ砕く
34:心眼
567:まだまだ輝く!
89:伏兵も忍ばせているさ
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/28(金) 23:59:52.31 ID:t0PFWHJH0
負けたー
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:06:17.92 ID:PY44rZwb0
コンマが両極端
446 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/29(土) 00:12:15.50 ID:Tck7rATh0
1:まあ強いので

叶星の声に応えるように、バーサーカーが加速する。
これまでの攻撃よりもさらに速く、重く、多く。骨が砕けんばかりの速度、血を吐かんばかりの威力、目が潰れんほどの連撃。

「…………───────ァッ!!!」

ドガリ、グガリッ、ガゾリ、聞いたことのないような破砕音が振るわれるキャスターの翠玉だけでなく、バーサーカーの体からも響いてくる。
凡そ刃物から響く音ではなく、人の出せる音とも思えない。ただひたすらに破壊を与えんと振るわれるその攻撃は。
人智を超えた巨大な嵐が、あるいは大津波が襲い来るよう。何度目の連撃か、ついにその一撃が飽和した。

「なっ!?」

バキンッ、という音とともにキャスターの翠玉に一部罅が入る。辛うじて他の部分で破損個所を抑えるも、その間も斬撃の暴風は止まず。
キャスターの背後に控えていたうさぎは、自分が思わず後ずさりをしていたことに気付く。
魔術実験用の合成生物として作られたその心にすら畏怖を植え付ける大鎧の怪物。その目はただ眼前の敵を殺しつくさんと向けられ。

「マズイ、マズイゼ、キャスター。コンナンカテッコネエ」
「勝つ負けるの話じゃないが……、このままだと僕の作品が壊されかねん!」


直下、戦況

123456:バーサーカー、勝利
789:キャスター、決死の逃走
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:12:48.50 ID:oHP3Mn3To
さあどうか
448 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/29(土) 00:16:21.79 ID:Tck7rATh0
0:特殊判定

               _
            ,r'"= ニ三`ヽ-=-、)'゙ヽ  r、
           ////,r=三ミヾヽヾ} }'ヽ ノソッ
           /,////,r'" == ミヾヽ 川 l l./ /"リッ
         // /// ///,r三 ミヾ.l リ /ツ/ ノ/ノ ノ
         l l/// /////,r = ミヾ ノノ/ /,r"'"")
     .   .f/// // / //,r`ヾ∨/,,.r''´/,r="ノ ,>、
       ノ// // / /// / /ヾ''""ヾ'、'r''''''r='')).//ヽゝ、
      .ノ// // / ////l/l/     j/ l/ j/ .レソ/
       .////〃 / /.l/-┬==‐-    -┬==ニ |// .リ
      //// / / ノ ,|._⊥-┴‐   { -┴‐┴- lリノ}
.     //// / /,ィl |./{                     .l゙l |
     l 川 / / f{ {l゙|..ハ             '      |,リ
     |川 〃/ハヽヾ|!  、―――――――――..l'ト|、
     |.ll l / / ヾi`゙l   .\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.l l゙ト\
     |ll l l /   'il l'.'、  `  、:::::::::::::::::::::;:: '   ,|.l | ヽo
     |l l l l    l.l.l   .、     ̄ ̄ ̄   / |.l.l  ゙o
     |l l l |     | |  | >     ̄   ´ ...|リ
     | l l ll       l.| ./ニニニ>   イ     .リ
     l l l,リ   _._/ニニ□ニ -ニニ├―--  ____
    //./ . /ニニニニニ\ ニニニニ|\ニニニヽニニニ\
    /.ノ

直下

123:「ちょっと待ってほしいのだけど」
456:第三陣営乱入
789:突然地盤崩落
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:17:11.12 ID:LDX+jjreo
レロレロレロ
450 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/29(土) 00:19:27.21 ID:Tck7rATh0
2:叶星、何かに気付いたみたいですね


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく日曜日の同じくらいに】
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:20:03.24 ID:f/QfFvEIo
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:20:47.66 ID:oHP3Mn3To
おつ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 00:25:02.84 ID:PY44rZwb0
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 08:17:23.78 ID:gw8iZNP/o
キャスター出落ちは避けられたか
特殊に縁があるな
455 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/05/30(日) 22:39:31.88 ID:/IH9Gnim0
【今夜は再開しても23時以降になりそうなのでお休み。明日やります】
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